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鬼龍凱「高慢令嬢姉妹、堕ちる」

鬼龍凱「高慢令嬢姉妹、堕ちる」
(フランス書院文庫、2015年11月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

妹と二人暮らしの利宏は週末になると、入社したばかりの間垣社長宅を訪れて麗佳や綾香姉妹から使用人同然の扱いを受けていたが、ある日綾香に怪我をさせようとしたと糾弾される。更に実妹に辱しめを与えたと知った利宏は麗佳を犯し、更にその関係に気付いた継母の紗雪、そして綾香にも毒牙を向ける。

【登場人物】

新堂利宏
20代?の会社員。両親を早くに亡くし、高校2年生の妹と二人で苦労しながら暮らして来た。間垣が社長を務める会社に入社したばかりだが、休日には使用人同然に邸宅に呼び付けられ雑用をこなしている。

間垣麗佳
高校3年生。綾香の双子の姉。長い黒髪をストレートに流しており、同年代の少女に比べて成熟した肢体の持ち主で乗馬を趣味としている。典型的なお嬢様気質でプライドが高く、世間知らずで利宏に対しても虫けら同然に扱う。男性経験はない。

間垣綾香
高校3年生。麗佳の双子の妹。長い黒髪で巻き上げを入れてアップにし、眼鏡を掛けて姉より幾分ほっそりとした体型。趣味は読書やヴァイオリン演奏で、男性嫌いで潔癖症の神経質な性格。姉と同じくプライドが高く、ファザコン気味。処女。

間垣紗雪
30代半ば?間垣社長の後妻で嫁いでから2年になる細面の和風美人。元は子会社の社長夫人だったが、夫は経営不振の責を問われて失踪に至り、その代償に間垣が無理矢理モノにしたという経緯がある。娘二人からは財産目当てだと蔑まれ我慢をしている。

【展開】

いつものように休日に間垣邸で雑用をこなす利宏だが廊下で綾香とぶつかりそうになり、それを父親に告げ口され叱責を受ける。紗雪のとりなしで穏便に済ませたが、それで納得のいかない麗佳と綾香はある日利宏の妹に近付き辱しめに遭わせてしまう。
妹の態度に不審を抱いた利宏は翌週末に乗馬クラブに向かい麗佳に問い質すと、全く悪びれる様子もなく所業を告げたのを見て激怒して手近な更衣室に連れ込み押し倒す。後背位で処女を奪い更にイラマチオ同然に口唇で清拭させると、正常位で二度目の中出しを果たすのであった。

翌週末利宏は間垣邸の倉庫で整理をしていると、麗佳が現れ金目当てなら幾ら払えばと凌辱の写真を消してくれるのかと問われる。妹への手出しを止めさせる為だとの言い分に納得出来ない令嬢の反応を見て、それならばと利宏は口唇奉仕で射精した後返礼にクンニリングスで麗佳を淫核絶頂へ導く。
そんな中利宏は乗馬クラブで金持ちのボンボンに口説かれ困った様子の麗佳を助けたものの、邸宅に戻ると礼を言うどころか恩着せがましいと告げる彼女が肉交を求めていると察し、収納スペースで立ちバックにさせて膣内絶頂を与える。

こうして毎週のように脅す者と従う者の関係で麗佳と情交を繰り返していた利宏だったが、ある日の晩に紗雪から社長室に呼び出される。麗佳との関係を止めさせようと手切れ金の話を持ち出した彼女に激怒した利宏はその場で押し倒すと、娘の代わりに性欲処理をするように命じるのだった。
翌週末娘二人が外出中の邸宅で間垣が酔って寝込んでいる間に利宏は汗を流したいからと紗雪に告げて浴室に入ると、程なくして彼女がやって来る。口唇で一度精を放ち股の間を眺めていると、何故かアナルで激しく反応するのを見て、利宏は紗雪が経験者だと見抜き肛内に挿入して絶頂へ導く。
一方麗佳は何だかんだ言いつつもいつしか利宏との肉交を心待ちにしていたが、ある週末に学校から帰宅すると洗面所から男女の睦み合う声を聞き付け利宏や紗雪と鉢合わせになる。すっかり利宏に溺れていた紗雪は麗佳の視線を気にする様子でもなく続きを求めるが、当の麗佳は素直になれず激怒する。紗雪の手で裸にされてこれが女の本性だと愛撫されながら利宏にペニスを挿入され、絶頂を迎えた麗佳は紗雪との和解を受け入れる。

その頃綾香は利宏や紗雪と親しげな態度を見せる麗佳に不審を抱き、その変化が利宏にあると見抜くとその週末に学校の談話室へ彼を連れて来る。綾香は利宏からスマホを借りる振りをして姉とのメール交信を突き付け、再びお前たちを痛い目に遭わせると告げたものの、それが逆効果だったと身体で知る羽目になる。
麗佳とは違い父親に依存しがちな綾香だったが流石に利宏に犯されたとは言い出せず、ならば利宏の妹にも同じ事をしようと企む。しかしその計画は紗雪を通じて彼の知るところとなり、ある日二人にラブホテルへ連れ込まれ身体を洗われながら紗雪に肛穴を舐められて妖しい快感を覚える。そして利宏の目的とする「お仕置き」がアナル性交にあると知って綾香は恐怖を覚えるが、更に利宏の妹に制裁を加えようと用意した性具を継母に使われ二穴責めに遭わされてしまう。

それでも綾香の心は折れる事が無く、ある日利宏は麗佳から間垣が帰宅する週末に全てを打ち明ける気だと知らされ、二人で一芝居打つ事になる。当の綾香は父から突然利宏ごとき人間と付き合うとはと叱られ、更に麗佳が利宏を連れて一生の人だと更に間垣を怒らせる行為に出られて唖然とする。
すっかり消沈した間垣が紗雪に連れられ退出すると麗佳は全てを受け入れなさいと綾香に告げ利宏と共に縛り上げるが、肝心な彼の一物が萎えているのを知って自慢の双乳で挟んで奉仕する。後背位で挿入された綾香はなおも抵抗を試みるが、拠り所としていた父親は力にならず姉や継母も既に堕ちている状況を突き付けられて崩壊し、麗佳によって利宏が新たなご主人様だと上書きされ現実を受け入れる。

数日後兄がワイルドになったと告げる妹がすっかり明るくなったと利宏は安心し間垣邸を訪ねると、裸エプロン姿の美姉妹や社長夫人の歓待を受け一体の大きな魔物に全身をくまなく奉仕されている感覚に陥りながら、何か秘密を隠そうとしている姉妹から良い報せを受ける日を心待ちにするのであった。

【レビュー】

2015年も相次ぐ新人デビューの続くフランス書院文庫から、いかにもストレートで分かりやすい題名の作品が刊行されている。憶測となるが「第14回フランス書院文庫官能大賞」最終選考作品の一つによく似た題名の作品があるので、今年3月デビューの香坂燈也氏同様の経緯を辿っていると思われる。

「高慢令嬢」のタイトル通り、高校3年生の麗佳と綾香の双子美人姉妹は父親の部下である主人公を使用人同然に扱い、更に思い付きで他人を弄ぶといった性質の悪いタイプである。前者は身体付きは大人びており活動的で性格も世間知らずで単純直情型、後者は文学的な趣味で身体付きは姉より幼く(姉と比べてであり、同期生と比べれば寧ろ良い方)、耳年増で男嫌いで性格の悪さは寧ろ妹の方である。

凌辱のきっかけは主人公がうっかりして綾香とぶつかりそうになり、その代償に姉妹が彼の妹に制裁を加えた事である。(世間知らずな姉妹だけに拙いが、それでも妹にしたら兄の名を出されて辱しめを与えられたレベル)事もなげに行状を告げた麗佳に衝動的に手を出したものの、主人公としては自分の妹への手出しをさせない為の防衛でしかない。これがその後の麗佳への凌辱から情交へ変化するポイントである。

そんな麗佳との関係に気付いた30代半ばの継母・紗雪が次のターゲットとなるが、元々今の夫によって失踪した前の夫の会社を乗っ取られて妻にさせられた経緯があるだけに、初めの夫に開発された場所を貫かれてからはあっさりと主人公の側に付いている。後に麗佳や綾香への攻略にも関わる彼女に取っては、金目当ての結婚だと蔑まれ続けた鬱憤を晴らすのもあったのかもしれない。

そしてすっかり人の変わった姉に不審を抱いた妹の綾香がいわゆるラスボスであり、主人公に犯されると彼の妹に復讐を試みて継母と二人で二穴調教されると、今度は父親を使おうとしたりと知的で耳年増なだけに姉の麗佳と違った攻略の困難さに遭遇する。それでも最後には堕ちてしまうが、結論に至る前の「双子」だからこそのある仕掛けには思わず唸らされたものがあった。

一節で一場面ごとに情交描写が盛り込まれていて新人作家らしい詰め込み感も否めなかったが、全体的によく練られた設定で何より「妹を守る為」だと麗佳や紗雪への手出しは最小限に抑え、あとはヒロインの側から求めざるを得なかった流れが自分勝手なだけの典型的な凌辱作品の主人公とは一線を画しており好印象だった。

tag : 社会人主人公 処女 母娘丼 姉妹丼 デビュー作品

高杉圭「熟女は最高! 隣の淫らなおばさまvs.ママ」

高杉圭「熟女は最高! 隣の淫らなおばさまvs.ママ」
(フランス書院文庫、2015年11月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

ある雨の日に帰宅したえり子は隣人の翔太が部屋の鍵を無くしたと知り自室に招くが、義母の沙和を想像するだけで勃起すると戸惑う様子に慰め方をレクチャーする。それは沙和に対する嫉妬から来るものだとは気付かずに…。

【登場人物】

本間翔太
第二次性徴を迎えたばかりでまだ自慰の仕方も知らず、いたいけな雰囲気を醸し出すサッカー少年。去年義母となったえり子に対して甘えたいのと共に、性的な衝動に駆られるのに戸惑いを見せている。

明野沙和
39歳。翔太の隣人で5つ年上の夫は仕事人間で、自分に興味を抱かない事に失望を抱いている。Dカップで均整が取れた身体付きで、年齢より若々しく見える。翔太に対しては実母を亡くして以来気にかけている。娘が1人いるが作中には登場しない。

本間えり子
34歳。昨年翔太の父親と結婚し義母となったが、夫婦仲は週末に機会を持つなど一応は良好な様子。夫も含めてこれまで付き合って来た男からは豊満な身体付きも相まって癒しを求められ、たまには自分も愛されたいと不満を抱いている。

【展開】

秋を迎えたある日雨に濡れて帰宅した沙和は翔太が鍵を持っていないと知り自室に招くが、ブリーフを突き上げんとするペニスが大人顔負けなのを見て興味を抱く。自慰の仕方を教えるもののやって欲しいという少年に従い射精に導くが、流石にそれ以上はと躊躇い夫に抱いて欲しいと我慢するのだった。

数日後の週末に夫婦で法事に出掛けるのでとえり子から翔太を預けられた沙和は大事な試合だからと少年が嘘を付いた事を見抜くが、それでも翔太が涙を浮かべながら求められると拒めずに手や口での奉仕で立て続けに射精させる。衰える事を知らない少年のペニスを見た沙和は衝動を抑えられずに、裸を見せる代償にと対面座位で童貞を奪う。
夕飯の片付けをしていた沙和は、翔太に後ろからアナルを悪戯されながら貫かれ膣内射精されると、その仕返しとばかりに浴室に連れて来ては性感帯を開発しようと全身を舐め回し、最後に尻穴を舐めながら射精に導く。更に夫婦の寝室に移動すると、パイズリ奉仕から騎乗位で繋がり、一晩中身体を重ねるのであった。

数日後翔太の部屋を掃除しようと中に入ったえり子はゴミ箱に性欲処理の痕跡が溜まっているのに気付くが、布団を干そうとしてマットに見慣れない女物のショーツを見付けてしまう。直後に帰宅した翔太に詰問したものの、愛息の泣き顔に刺激され衝動を抑えられずに沙和より気持ち良くしてあげると告げる。口唇奉仕や浴室での洗いっこをしている内に夫が仕事で帰宅しないと知ると、翔太から求められたという言い訳をしながらも本番を受け入れる。

寝室で繋がった後翔太から後ろでの交わりを求められたえり子は準備を終えるとダイニングのテーブルで四つん這いになるが、そこへ運悪く夫からの電話が入り翔太に貫かれたまま会話を続け、新たな愉悦を覚えてしまう。そして一段落すると沙和も悪いようにはしないと約束し、肉交を続けるのだった。

二週間後関係は露呈したと諦めていた沙和の部屋のチャイムが鳴らされ、玄関先に精液で汚された自分のとえり子の下着が入った袋を目にする。更に鉢植えの下に置かれた手紙を見て沙和は本間家を訪ねる。恥じらうことなく情交を続ける母子に挑発されるように加わった沙和は、翔太から望まれた通りえり子と絡み合い、後ろの処女を捧げると二人で少年の成長を見守ろうと誓うのであった。

【レビュー】

ここ暫く四姉妹ものが続いていた作者の新刊は、隣人妻と義母との二人による少年主人公を愛でるショタコン作風となっている。隣人妻による精通、包茎ペニスの皮剥きなど「いかにも」な作品に仕上がっており、これまでとは明らかに違う流れとなっていて興味深い。

少年にしては大人びた一物と無尽蔵とも言える精力の持ち主で、エッチを覚えていくと次第にエロオヤジみたいな言動で可愛い気が無くなったりするが、本作では随所に嬉し恥ずかしな態度を見せている。そうした可愛らしさが二人の愛情を誘うものと言えるのかもしれないが、年齢からするとずる賢さも垣間見せていたりとそのバランスは難しいものの、本作のキャラクター付けは良かったのではないだろうか。

教えてあげるという姿勢から主人公に翻弄される隣人妻、彼女への嫉妬心からなし崩しにされる義母との心理描写の対比も良く、構成はシンプルながらも一つ一つの情交場面はかなり淫猥なものとなっている。

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巽飛呂彦「未亡人寮母・かおり」

巽飛呂彦「未亡人寮母・かおり」
(フランス書院文庫、2015年11月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

大学の老職員の手違いで入る予定だった男子寮が取り壊しになると知り浩一郎は落胆するが、そこへかおりと由香菜母娘が現れる。大学職員のかおりの計らいで当面寮で暮らす事が出来るようになったものの、母娘との共同生活には色々とハプニングが付きまとい…。

【登場人物】

岸谷浩一郎
19歳。この春に大学進学の為、電車に乗り継いで半日ほど掛かる地方からやって来たものの、手違いで取り壊す予定の男子寮を割り当てられ行く当てが無くなる。中高と器械体操を経験していただけに、ほど良く筋肉質な体型。女性経験はなし。

見崎かおり
39歳。大学職員に採用された未亡人だが、やはり手違いで既にない女子寮へ引っ越す手筈となっており掛け合った結果、浩一郎の寮母も兼ねて一緒に暮らす事になった。慈愛に満ち女子大生のように若々しく可憐な印象を与える。Hカップの巨乳。

見崎由香菜
19歳。かおりの夫である父親が1歳の時に死別して以来、二人で暮らしている母親思いの娘。小柄でツインテールが特徴で、中学生にも見えるほど幼い印象を与える。司法試験に向けて現在受験勉強中だが、心理的に不安定な一面も。Cカップの処女。

枩島瞳子(まつしま・とうこ)
27歳。大学講師に採用されたが、やはり手違いで行く当てが無く浩一郎たちの元で一緒に暮らす事になった。ぱっちりした目で眼鏡を掛けた88cmEカップのグラマラスな女性。中高大学と女子ばかりだった為男性と付き合った経験はない。

【展開】

荷物を運び出されてもぬけの殻となった男子寮の前で茫然とする浩一郎の前にかおり母娘が現れ、第一印象で姉妹と勘違いした事で勝ち気な由香菜にあれこれ言われつつも三人で同居生活を始めることになった。
ある日浩一郎は夕食後に寝落ちしてしまい、夜中に目覚め灯りを落とした浴室で風呂に入っていると、そこへかおりが気付かずにやって来る。存在を消そうとする努力も虚しくバレて許しを得るものの、気になっていたHカップの生乳を見て勃起したのを見られてしまう。男性経験が少ない彼女に触れられて一度は射精するものの、再びたぎらせた浩一郎はかおりと立ちバックで結ばれるのだった。

由香菜が普段寮で勉強をしている手前、浩一郎とかおりは大学の空き部屋で情交を繰り返すが、数日後その関係は由香菜に気付かれて汚らわしいと罵られる。寮に戻って来ない彼女を心配し浩一郎は恐らく空き部屋にいる筈だと見当を付け、由香菜を説得しようと少々力付くながらも彼女を押し倒して関係を結ぶ。

浩一郎と付き合っていると由香菜が告白した事でかおりと二人に共有される事となった中、再び手違いにより瞳子を新たな住人として招く。由香菜はエッチが出来ないと彼女を敵視するが、女同士で話をする内に意気投合したのは良かったものの、いきなり瞳子の初めてを貰って欲しいという展開に浩一郎は唖然とする。かおりからの頼みもあり部屋で儀式を終えるが、見守っていた母娘がそれで収まる筈がなく続けて交わる羽目になる。

1ヵ月後瞳子を含め四人で暮らし始めたのを祝おうとコスプレした美女たちの歓待を受けた浩一郎は、浴室に敷いたマットの上でローションまみれになりながら由香菜、瞳子、かおりの順に繋がり幸福を味わうのであった。

【レビュー】

慈愛に満ちおっとりとして主人公を受け入れる母親と、相反するかのように当初はツンツンした態度を見せつつ、主人公と結ばれてデレに転じる娘との母娘丼は巽飛呂彦作品で最も多く使い回されて来た設定で、そこに男性経験が全くなく少し間延びした口調のドジっ娘講師を加えたのが本作の概要である。

フランス書院文庫よりデビューして20年を迎え、同じフランス書院系列の「弟レーベル」の美少女文庫に進出してからも執筆を続けている作者は、言うまでもなく大ベテランである。キャリアに比べると古めかしさを感じさせない文体で綴られる「いつもの母娘丼」は確かに安心・安定の作りなのだが、どうも何かが足りない。例えとして合っているか微妙だが、何処で食べても同じ味の外食チェーン店のような印象を受ける。

ある一定の「お約束」はあって然るべき点なのだが、同じパターンを繰り返し読んでいて先が予測できるのもイマイチ味気ないような気がしてならない。まだ老け込む年齢でも無いと思われるので、もっと尖った官能小説を書いて欲しいと感じた次第である。(例えば凌辱から始まるラブラブな終わり方もあって良いのでは…。)その上で一つ挙げるならば、母娘二人で奉仕する章で母親が娘に対して終始「さん」付けで呼んでいるが、これは後に出て来る講師との情交場面なのではと残念な揺らぎがあったのを指摘しておきたい。

tag : 大学生主人公 童貞 母娘丼 処女

綺羅光「三人の美熟妻【艶愛】」

綺羅光「三人の美熟妻【艶愛】」
(フランス書院文庫、2015年11月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

失恋で落ち込んでいた瑛介は親友に連れて行かれた熟女パブで由璃子と再会して情交へ至り、それまで興味の持てなかった年上女性に対する意識が変わる。何故か営業先の若き女社長の杏奈や課長の妻の美沙季にまで気に入られた瑛介だが、由璃子に別の男の影が迫る。そして…。

【登場人物】

梅本瑛介
24歳。事務機器・OA機器の商社で営業二課に所属する営業マン。線が細くて頼りなさそうな外見で、課長からは埴輪のようだとからかわれている。つい最近一年半に渡り交際していた女性から、別れを切り出された。

尾形由璃子
34歳。身長165cm位のグラマラスな美女。デパートの外商をしていた夫がリストラされても働かず、見栄っ張りで金遣いが荒い為にやむ無く自分が熟女パブで働くことを決意した。以前堂島課長宅で会った時とは印象が変わり、茶色の入った長い髪に妖艶な雰囲気を漂わせている。源氏名はジュン。男の子が一人いる。

堂島美沙季
32歳。身長155cm足らずと小柄だが、90cmを越える豊かなバストと前髪が長めのショートボブの髪形か特徴的な美女。酒豪で男勝りな性格だが、根は女っぽくて可愛らしい。瑛介の所属する営業二課の課長の妻だが、夫が若い娘ばかり追い掛ける事情を知ってか複雑な感情を抱いている。子供はいない。

黒川杏奈
28歳。都内でシェアハウスなどを展開する不動産屋の若き二代目社長。普段は聡明そうながらも大きなメガネを掛けていて冴えない風貌であるが、敢えて自分の性的魅力を隠す為にしている様子。セミロングの黒髪にアニメ声のような高い声質、少女体型の美女。米国留学の折に元恋人の性癖に付き合う内に、若い男の精液を口からいただくのが趣味となってしまっている。二つ年下の妹は秘書で、姉と似て発展的な性格。

【展開】

失恋した瑛介を慰めようと友人に連れられ熟女パブを訪ねると、そこで「ジュン」と名乗る美女と出会い、彼女が課長の友人の妻の由璃子だと知って驚く。意外にもチークタイムで由璃子から口付けを求められてイチコロとなり、瑛介は店が終わりバーを経てラブホテルに雪崩れ込み、熟れた身体に見惚れて情交へ至る。二回戦を求められ口唇奉仕された瑛介だが、くすぐったさを抑えられずに一度は萎え掛けつつも復活し、対面座位で繋がるのだった。

数日後堂島課長より若い営業マンを所望しているからと白羽の矢が立てられた瑛介は、杏奈の会社を訪ねるものの評判通り性格が悪そうだと内心では酷評する。しかし杏奈は瑛介が気に入った様子で、案件を取りたいならばと突然フェラチオのテストを受けることになる。別室で煽情的な服装に着替えた杏奈の奉仕を受けた瑛介だが、やはりくすぐったさを感じながらも何とか克服して1時間余りにも渡るテストをクリアする。

瑛介の頑張りもあって予算のノルマを達成し祝勝会が開かれ、瑛介は課長に連れられて二次会から自宅へとやって来る。絡み上戸な夫を諌めようとして口論になった美沙季は一歩も譲らず、夫が寝室へ引っ込むとサシで付き合う羽目になる。酔った瑛介は流しに立つ美沙季を後ろから抱き締めるが、あえなく反撃を受けながらもそんな瑛介が好きだと情交を求められる。二人は家のあちこちへ移動しながらセックスし、夫の存在など無視して喘ぎ声をあげる美沙季に瑛介は可愛らしいと感じるのであった。

翌朝罪悪感を感じつつ会社で課長と顔を合わせた瑛介は情事に気付かれていないと知って安堵し、こうなったのも由璃子のお陰だと感謝し杏奈の会社に向かう。メイド服に着替えて待ち受けていた杏奈から社長の椅子に座らされて口唇奉仕を受けていた瑛介だが、そこへ女秘書が現れて焦りを抱く。しかし何故か彼女からキスがしたいと積極的に迫られ、デスクの下に隠れていた杏奈からは奉仕を激しくされながら射精に導かれるのであった。

翌週友人に呼び出された瑛介は由璃子が五十代の会社社長から愛人契約を迫られ、彼女も経済事情から応じるのではと聞かされ高級ホテルのバーにて密会の現場を見せられる。嫉妬に駆られた瑛介は翌日由璃子と逢ってラブホテルにやって来るが何故か灯りを消してとせがまれ、情交の最中に社長に付けられたキスマークを見付けてしまう。由璃子から事情を聞かされた瑛介は自分の無力さに悔しがるも、取り敢えずひと月だけという約束だからという話に望みを託す。

そんな中美沙季と外泊しての旅行に出掛けたり、杏奈からは引き抜きの話を受けていた瑛介は性の放浪を続けていたが、1ヵ月半後由璃子と再会し勧められるままに酒を飲み昏倒する。意識を取り戻すと瑛介は椅子に縛られ、目の前で愛人契約を結んでいる仲田に従順となり犯される由璃子のあられもない姿に嫉妬しながらも下着の中で射精してしまう。

仲田に秘密を握られ美沙季を差し出す事を決意した瑛介は彼女には何も告げずに仲田のプレイルームに連れて来ると、プレイの一環だと騙して緊縛したまま部屋を立ち去る。そこで以前から美沙季に想いを寄せていた先輩社員に犯されるのを見届けると、約束した通り一夜だけ由璃子を抱く権利を得る。身も心もすっかり遠い世界に行ってしまった彼女を抱きながら、瑛介はいつか仲田から取り返そうと決意を固めるのであった。

【レビュー】

絹田青児名義の「しっとり濡れ妻 三十路のとりこ」の加筆修正作品で、以下赤字部分が絹田作品からの変更点、追加点と思われる。

プロローグ
第一章  災い転じてめぐり逢い
第二章  人妻が仮面を脱ぐ時
第三章  これが快楽だ
第四章  淫らすぎる白濁まみれの面接
第五章  弾に願いをこめて
第六章  上司の妻は巨乳美女
第七章  女社長のメイド奉仕
第八章  白い肌のいまわしい記憶
第九章  ビキニが天使で、僕は桃色気分
第十章  悪夢は悩ましすぎて
第十一章 緊縛という名の極愛


メインヒロインの由璃子が仲田社長との愛人契約を破棄して主人公の元に…というくだりが、主人公が仲田に取り込まれて美沙季を生け贄に差し出すという点が綺羅光作品としての大きな違いである。
キモヲタと侮蔑する夫の部下に犯されるのは、主人公目線での「寝盗られ」としてのツボなのかもしれない。個人的には彼女のような姉御肌(かつ巨乳)なヒロインの方が由璃子より好みだったので、そういった意味でのアナザーエンドならば、試みは成功だったのかな…と思われる。

tag : 社会人主人公 熟女限定

絹田青児「しっとり濡れ妻 三十路のとりこ」

絹田青児「しっとり濡れ妻 三十路のとりこ」
(竹書房ラブロマン文庫、2011年4月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

失恋で落ち込んでいた瑛介は親友に連れて行かれた熟女パブで由璃子と再会して情交へ至り、それまで興味の持てなかった年上女性に対する意識が変わる。何故か営業先の若き女社長の杏奈や課長の妻の美沙季にまで気に入られた瑛介だが、由璃子に別の男の影が迫る。

【登場人物】

梅本瑛介
24歳。事務機器・OA機器の商社で営業二課に所属する営業マン。線が細くて頼りなさそうな外見で、課長からは埴輪のようだとからかわれている。つい最近一年半に渡り交際していた女性から、別れを切り出された。

尾形由璃子
34歳。身長165cm位のグラマラスな美女。デパートの外商をしていた夫がリストラされても働かず、見栄っ張りで金遣いが荒い為にやむ無く自分が熟女パブで働くことを決意した。以前堂島課長宅で会った時とは印象が変わり、茶色の入った長い髪に妖艶な雰囲気を漂わせている。源氏名はジュン。男の子が一人いる。

堂島美沙季
32歳。身長155cm足らずと小柄だが、90cmを越える豊かなバストと前髪が長めのショートボブの髪形か特徴的な美女。酒豪で男勝りな性格だが、根は女っぽくて可愛らしい。瑛介の所属する営業二課の課長の妻だが、夫が若い娘ばかり追い掛ける事情を知ってか複雑な感情を抱いている。子供はいない。

黒川杏奈
28歳。都内でシェアハウスなどを展開する不動産屋の若き二代目社長。普段は聡明そうながらも大きなメガネを掛けていて冴えない風貌であるが、敢えて自分の性的魅力を隠す為にしている様子。セミロングの黒髪にアニメ声のような高い声質、少女体型の美女。米国留学の折に元恋人の性癖に付き合う内に、若い男の精液を口からいただくのが趣味となってしまっている。二つ年下の妹は秘書で、姉と似て発展的な性格。

【展開】

失恋した瑛介を慰めようと友人に連れられ熟女パブを訪ねると、そこで「ジュン」と名乗る美女と出会い、彼女が課長の友人の妻の由璃子だと知って驚く。意外にもチークタイムで由璃子から口付けを求められてイチコロとなり、瑛介は店が終わりバーを経てラブホテルに雪崩れ込み、熟れた身体に見惚れて情交へ至る。二回戦を求められ口唇奉仕された瑛介だが、くすぐったさを抑えられずに一度は萎え掛けつつも復活し、対面座位で繋がるのだった。

数日後堂島課長より若い営業マンを所望しているからと白羽の矢が立てられた瑛介は、杏奈の会社を訪ねるものの評判通り性格が悪そうだと内心では酷評する。しかし杏奈は瑛介が気に入った様子で、案件を取りたいならばと突然フェラチオのテストを受けることになる。別室で煽情的な服装に着替えた杏奈の奉仕を受けた瑛介だが、やはりくすぐったさを感じながらも何とか克服して1時間余りにも渡るテストをクリアする。

瑛介の頑張りもあって予算のノルマを達成し祝勝会が開かれ、瑛介は課長に連れられて二次会から自宅へとやって来る。絡み上戸な夫を諌めようとして口論になった美沙季は一歩も譲らず、夫が寝室へ引っ込むとサシで付き合う羽目になる。酔った瑛介は流しに立つ美沙季を後ろから抱き締めるが、あえなく反撃を受けながらもそんな瑛介が好きだと情交を求められる。二人は家のあちこちへ移動しながらセックスし、夫の存在など無視して喘ぎ声をあげる美沙季に瑛介は可愛らしいと感じるのであった。

翌朝罪悪感を感じつつ会社で課長と顔を合わせた瑛介は情事に気付かれていないと知って安堵し、こうなったのも由璃子のお陰だと感謝し杏奈の会社に向かう。メイド服に着替えて待ち受けていた杏奈から社長の椅子に座らされて口唇奉仕を受けていた瑛介だが、そこへ女秘書が現れて焦りを抱く。しかし何故か彼女からキスがしたいと積極的に迫られ、デスクの下に隠れていた杏奈からは奉仕を激しくされながら射精に導かれるのであった。

翌週友人に呼び出された瑛介は由璃子が五十代の会社社長から愛人契約を迫られ、彼女も経済事情から応じるのではと聞かされ高級ホテルのバーにて密会の現場を見せられる。嫉妬に駆られた瑛介は翌日由璃子と逢ってラブホテルにやって来るが何故か灯りを消してとせがまれ、情交の最中に社長に付けられたキスマークを見付けてしまう。由璃子から事情を聞かされた瑛介は自分の無力さに悔しがるも、取り敢えずひと月だけという約束だからという話に望みを託す。

そんな中美沙季と外泊しての旅行に出掛けたり、杏奈からは引き抜きの話を受けていた瑛介は性の放浪を続けていたが、1ヵ月半後由璃子から呼び出しを受ける。社長との愛人契約を解消し尾形とも離婚したという彼女は同僚と新たに店を開こうかと考えていると聞かされ、瑛介は二人が初めて出逢った日からもう一度やり直そうと決意を固めるのであった。

【レビュー】

絹田青児名義の二作品目は何処か弱腰の青年がパブで出逢った熟女と出逢ったその晩にベッドインし、それをきっかけに年上女性の魅力に惹かれて女社長や上司の妻とまで親しい関係に陥る過程を描いた誘惑官能作品である。
デビュー作品では主人公が幼い時に姉との近親相姦が発覚して記憶を操作され、姉は忌み嫌う存在だと書き換えられてしまうという要素があったように、本作では女社長の奇妙な性癖や着替えたら魅力的だという点でフィクション性の高い要素を持つ。その斜め上をいくかのような性格(性癖)に思わず失笑してしまいそうな彼女には妹もおり、後の誘惑展開のスパイスとなっている。

人妻二人の話では主人公と結ばれるのに当たり、決して綺麗事だけでは済まされないような事情が語られている。見栄っ張りで働かない夫のせいでホステスになった熟れ妻と、男勝りで表面的には漫才の掛け合いを見せるものの夫が浮気性で寂しさを抱く上司の妻とそれぞれが魅力的だった。

熟れ妻が本線と言えども他の女性たちに誘惑を受ける主人公は、終盤のどんでん返しがページ不足な為にイマイチ纏め切れていない点が見られたのは残念だが、全体的な流れはしっかりとしていて読後感は良かったと思う。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2011/4/11 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。恋人にフラれ、失意のどん底にいた梅本瑛介は、気分転換に訪れた熟女パブで顔見知りの人妻・由璃子と意外な再会を果たす。戸惑いながらも、誘われるままに夢のような一夜を過ごした瑛介は、それをきっかけに三十路女の新たな魅力に惹かれはじめる。冷え切った夫婦関係に悩みながらも立ち上がろうとする由璃子。妖女と女社長、二つの顔を見せる杏奈。グ...
しっとり濡れ妻-三十路のとりこ(著:絹田青児、竹書房ラブロマン文庫)


愛好家Sさんの紹介記事はこちらです。
き4-2『しっとり濡れ妻 -三十路のとりこ-』絹田青児、竹書房/竹書房ラブロマン文庫、2011/04 発売●あらすじ失恋で落ち込んでいた男が、親友に連れて行かれた熟女パブで顔見知りの人妻と再会して深い仲になり、それまで興味の持てなかった三十路女性に対する認識が変わり、取引先の女社長、上司の妻とも関係を持つに至る。●登場人物【梅本瑛介】24歳。事務機器・OA機器の商社『一ツ橋商会』営業二課の営業マン。線が細くて頼り...
き4-2『しっとり濡れ妻 -三十路のとりこ-』

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綾野晃士「Love Letter【隣りの熟婦人】」

綾野晃士「Love Letter【隣りの熟婦人】」
(フランス書院文庫、2003年8月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

マンション建設の反対運動を主導する正邦と美沙子は互いに惹かれ、電子メールで卑猥なラブレターを交わし合う。始めは美沙子が主導して関係を結ぶが、温泉旅行をきっかけに正邦が荒々しく貫く情交にも次第に順応していく。しかし…。

【登場人物】

坂崎正邦
50歳を過ぎて建設会社を早期退職し、たまたま地域のマンション建設の反対運動に興味を抱いた。持てる知見の高さから反対運動の代表に就き、その人柄に惹かれた美沙子から告白され不倫関係を持つ。妻との間に娘が一人いる。

長谷美沙子
32歳。正邦の隣人で結婚3年目で夫を病気で失い、彼との思い出が残る自宅を守ろうとマンション建設の反対運動に関わる。未亡人である故に周囲から失礼な事を言われたらしく男性不審に陥っていたが、正邦の優しさに次第に関係を深めていく。結婚する前は高校教師だった。

【展開】

地上げ屋紛いの行為を繰り返すマンション建設業者の悪評を知り、今度は自分の元にやって来ると怯えた美沙子は正邦に同席してもらいその場をしのぐが、執拗に訪問する業者への対応を見て次第に惹かれ電子メールでやり取りを繰り返す。ある日気疲れのあまり正邦宅で酔い潰れるが、介抱しただけで衝動を抑えたという彼に優しさと物足りなさを抱くのだった。

1ヵ月後昂る気持ちを抑えられなくなった美沙子は正邦の気持ちを確かめようと自宅に呼び、シースルーの下着姿で現れる。正邦に荒々しく身体を求められ関係を結んだ美沙子は、徐々に淫らな本性を見せ始めて正邦を教え子に見立て女教師プレイをしたり、ベランダ越しに正邦の妻と会話している最中に目を盗んで交わったりと関係を楽しむ。

ある日美沙子と二人で温泉旅行に出掛けた正邦は凌辱願望を叶えたいと、彼女を後ろ手に縛ってバイブレーターで快感を与えながら後背位で貫き絶頂に導く。一方の美沙子も緊縛の快感が忘れられず夏祭りの晩に打ち合わせと称して正邦を自宅に招くと、麻縄で縛って欲しいと求めアナル処女を捧げる。そんな爛れた関係はこれからも続くと思われたが…。

【レビュー】

「中高年の星」と称する芸能人や、今なら人気俳優の名前をもじったかのような綾野晃士名義の刊行も本作のみとなっている。タイトル通り中年男と未亡人との「ラブレター」のやり取りで終始した意欲作であり、文中には第三者の俯瞰視点での描写は一切無いのが特徴的で、更に時代を象徴するかのようにやり取りは全て電子メールである。

メールのやり取りだけで全てを描写しきれる訳でもなく文中に舞台設定を述べる場面もあるが、却って抜け落ちている設定の部分を読み手が楽しむという点でなかなか面白い試みだと思う。ただ本作で気になったのは、50代男と30代女の情交にしては実に描写が幼いという点で、これなら(本名義で頻繁に使われる)20代男を老けさせただけのようである。その構想や意欲は評価したいが…。

tag : 社会人主人公 熟女限定 デビュー作品

2015年11月刊・12月刊情報

早いもので2015年も今月と来月の2ヵ月となりました。ここからはあっという間なんですね…。急激に寒くなる季節でもありますので、体調管理には気を付けたいものです。

●フランス書院文庫11月刊情報

「これから出る本」(公式ホームページ)

「本が好き!らぼ」近刊情報サーチ

※フランス書院で検索しているので、美少女文庫作品も出て来ます。各書籍ページからAmazonにリンクしています。

11月は通常通りフランス書院文庫6冊が発売予定ですが、新出の鬼龍凱(きりゅう・がい)さんが登場です。第14回の最終選考に似たタイトルの応募作品がありますが、詳細はいずれアナウンスされるのではと思います。

「第14回フランス書院官能大賞」結果発表(公式ホームページ)


綺羅光「三人の美熟妻【艶愛】」

▼登場人物:ゆりこ(34歳)人妻 、みさき(32歳)人妻 、あんな(28歳)社長 (公式ホームページから引用)

竹書房公式ホームページ

【内容紹介】

恋人にフラれ、失意のドン底にいた梅本瑛介は、気分転換に訪れた熟女パブで顔見知りの人妻・由璃子と意外な再会を果たす。
戸惑いながらも、誘われるままに夢のような一夜を過ごした瑛介は、それをきっかけに三十路女の新たな魅力に惹かれはじめる。
冷え切った夫婦関係に悩みながらも立ち上がろうとする由璃子
妖女と女社長、二つの顔を見せる杏奈
グラマーで頼れる姉さん女房だが、心に隙間を抱える美沙季
時にはかはく、時に強かな女たちの熟れた美肉を味わう瑛介だが、思いを寄せる由璃子の影に別の男が現れて……!?
(公式ホームページから引用)

回りくどいかもしれませんが、本作は絹田青児名義で出版された「しっとり濡れ妻-三十路のとりこ-」の改題作品です。そうなると前作「姉さんにあまい口づけを」改め、「美姉弟・艶獄」のように綺羅光作品らしいアナザーエンドを迎えるかも…。怖いもの見たさと言っては失礼ですが、気になります。


巽飛呂彦「未亡人寮母・かおり」

川島健太郎さんが描く表紙イラストがナイスです。しかし公式ホームページの登場人物の所で「しょうこ(27歳)女子高生」とありますが、これは間違い?と言えないのが巽作品らしいですよね…。


相馬哲生「力ずくの秘書室【三匹の専属奴隷】」

前作「力ずくの蜜辱【彼女の母・彼女の妹】」では青年主人公による「力ずく」でしたが、恐らく本作はこれまでの相馬作品同様の中年主人公による凌辱作品ではないかと思われます。


高杉圭「熟女は最高! 隣りの淫らなおばさまvs.ママ」

これまでの作品で見られたティーン主体のヒロインではなく、熟女主体の誘惑作品になりそうです。もしかしたら今回は主人公がローティーンなのかもしれませんね。


早瀬真人「ハーレム・キャンパス 新入生と人妻女子大生と美人准教授と」

フランス書院文庫進出から早くも第二弾の作品です。早瀬さんはこれから他社レーベルでも出版ラッシュのようで、旬な作家さんの一人と言っても過言ではないかと思います。


鬼龍凱「高慢令嬢姉妹、堕ちる」

凛々しいヒロインでインパクトの強い表紙イラストは、丹野忍さんの手によるものです。(左下にサインがあります)公式ホームページの登場人物の所を見ると、娘ヒロイン2人に35歳の母親?が出るようですが…?
(因みに最終選考に残った作品は、「逆襲~高慢双子嬢の陥落~」です)


※11月発売予定のフランス書院文庫は11/24の刊行ですが、都合によりこの週は本の購入は出来ても読めないかもしれません。いつもより記事の更新が大幅に遅れる可能性があります。楽しみになさっている方には申し訳ありませんが、何卒気長にお待ち頂ければと思いますm(__)m

DSKさんのブログでお馴染みの「気になる」官能書籍の紹介記事はコチラからどうぞ。随時更新中です。
2015年11月発売予定の官能書籍から「気になる」作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!●フランス書院文庫 2015/11/26 発売三人の美熟妻-艶愛(著:綺羅光)→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。熟妻・由璃子との再会が梅本瑛介の人生を変えた!深い母性をたたえる柔乳、窮屈に締めつける蜜部……交合を重ねるごとに三十路女の淫蕩な美肉に狂わされる。欲望の矛先は女社長・杏奈、上司の妻・美沙季にまで...
2015年11月の「気になる」官能書籍



◆フランス書院文庫12月刊情報

【11/24更新】

神瀬知巳「初めてづくしの家 二人のママと妹」

御堂乱「銀竜の黎明 女剣士&女戦隊長、完墜る」

宗像倫「てほどき先生 予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…」

香坂燈也「故郷の若未亡人vs.幼なじみの姉妹」

絢瀬簾「人妻温泉ホテル【ふたりきり】」

冬木弦堂「四姉妹【奴隷相続】」

▼フランス書院文庫X

綺羅光「助教授・沙織【完全版】」

田沼淳一「【暗黒版】性獣家庭教師」



約8ヵ月振りの神瀬知巳さんは年末年始商戦に向けた刊行でしょうか、去年に続いてこの時期の出版となりました。
本作の登場人物名を見て気になりましたが、

まりこ(39歳)義母 、きょうこ(-歳)実母 、みずき(18歳)妹

これは「幼なじみの母娘vs.熟母【新しい家族】」とヒロインの名前が一緒です。果たして続編?それとも完全版でしょうか。(単に誤植だったり…?)近刊情報を待ちたいところです。

10月に新刊を出したばかりの御堂乱さんの新作は、以前から告知のあった「銀竜の黎明」のノベライズ化です。表紙イラストは原作の向正義さんが描かれると思いますが、折角のことなので挿絵も何枚かあると原作のファンの方は喜ぶでしょうね。

「銀竜の黎明」ノベライズ フランス書院文庫・創刊30周年記念(公式ホームページ)

今年はないかなと思った2013年デビューの宗像倫さんは5作品目にして誘惑作品の模様ですし、香坂燈也さんは今年3月デビューでもう3作品目と精力的な出版ですね。(こちらも誘惑作品ですかね?)記憶する限り新人さんでこれだけペースの早い刊行は、近年では無いと思われます。(早くても1年は掛かります)

絢瀬簾さんはデビュー作品の「マンツーマンレッスン 熟妻と青年家庭教師」以来5年4ヵ月振りの新刊です。何故今になって…?という疑問点(別の新人として出した方が良さそう)もありますが、本作も「1vs.1」の設定で期待しています。因みにこの方は、「第8回フランス書院文庫官能大賞」のファイナリストのお一人です。

12月もまた新人さんのデビューを控えていますがタイトルに「四姉妹」が入っているので、もしかすると「第15回フランス書院文庫官能大賞」の新人賞受賞作品かもしれませんね。(受賞作品は「名門旅館四姉妹【贅沢奴隷】」です)

「第15回フランス書院官能大賞」結果発表(公式ホームページ)

隔月刊行の「フランス書院文庫X」からは綺羅光さんの人気作品と、田沼淳一さんの「黒い」作風の人気作品がチョイスされています。
余談ですが田沼淳一さんの「美姉弟【狂った絆】」を入手して日が経ちますけど、未だに積み本の状態です。見付ける時はあんなに必死だったのに、手に入れると安心してしまうのですよね。電子書籍もディスカウントされた時に纏めて購入しますが、やはり後回し…。こちらは積み本にしていてもダウンロードをしていない分だけまだましですが、リアルな積み本は何とかしたいですね。



ここまでお付き合いいただき、ありがとうございますm(__)m
今月もレビュー再編集を含め、マイペースで更新していきますので、宜しくお願いします。

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

桐野武士「黒い下着の隣人【危険な熟女】」

桐野武士「黒い下着の隣人【危険な熟女】」
(フランス書院文庫、2004年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

恋人の雅美との結婚を控えプレッシャーを感じていた隆之は、ある日ウェディングプランナーの担当者の元へ相談に訪れる。何とその担当者は隆之が度々覗きの対象にしていた隣人熟女の美由紀だと知り、覗きに気付いていない筈と確信を持てずにいたが、美由紀は…。

【登場人物】

布施隆之
22歳。学生時代から付き合っている雅美との結婚を控えてプレッシャーを抱え、華奢で頼りなさげな雰囲気の会社員。1LDKのボロアパートに住んでおり、隣のマンションに住む美由紀の着替えをトイレの高窓から覗き見るのが趣味だった。

藤田美由紀
42歳。ウェディング・プランナーを務める独身美女。ゴージャスな雰囲気を漂わせ、男性経験も豊富に見える。隆之の隣の高級マンションの二階に住んでおり、以前から彼の覗き行為には気付いていた模様。

榊原雅美
22歳。恋人の隆之との結婚式を行うのに当たり、美由紀に色々と相談してもらっている。家業の後継ぎとして彼を婿に取る予定。スレンダーながらも胸や腰回りはそれなりに肉付きの良い身体だが、男性経験は隆之一人だけで受け身がち。

【展開】

部屋で着替える隣人熟女の姿を度々双眼鏡で覗き見ていた隆之は、ある日恋人の雅美と共に結婚式のプランを相談しに訪れると、担当の美由紀が覗きの対象の隣人だと知り動揺を隠せずにいた。
隆之は雅美を抱いていても美由紀の存在が気になり、数日後彼女を呼び出しこれまでの所業を謝罪して一旦は帰宅するが、その直後に美由紀から電話が入り窓越しに下着姿で挑発されこれ以上を見たかったら全裸で部屋に来るようにと誘われる。愚かなほどに命令に従い部屋に着いた隆之は、ストリップショーのように裸体を披露する美由紀に圧倒され馬乗りになられて関係を結ぶのだった。

隆之は美由紀ともう一度関係を結びたいと馴染みのバーに5日間通い詰めていると、やっと彼女が現れる。自分も過去に男性関係で色々とあったし自分もただしたいだけではと言われ隆之は立腹して店を出ると、美由紀が後から追い付き割り切った関係ならと告げられ自分の部屋へ招く。口唇奉仕だけで圧倒された隆之は、布団の上で彼女を組み敷いて二度目の関係に至り、繋がったまま眠りにつく。

結婚式の最終契約で雅美と共に再び美由紀のオフィスを訪ねた隆之だが、契約を終えて雅美とのデートを楽しもうとした時に美由紀から誘いの電話を受けてオフィスに戻る。呼び付けておきながら仕事の電話をしながらパンチラで挑発する美由紀に、我慢出来ずに悪戯を仕掛ける隆之。美由紀は電話を置くとお預けを食らった犬のように求める隆之を楽しませようとアナル舐めをし、自分にもして欲しいと秘肛を晒して奉仕を受けた後でペニスを受け入れる。

隆之は美由紀の部屋に入り浸りになる一方で雅美とは役立たずになってしまい、ある日その悩みを雅美から相談されて明日カウンセリングを行うからと美由紀に告げられる。隆之は仕方無しに雅美と共に相談に訪れるものの、口唇奉仕を教えて欲しいと迫る恋人に動揺して奉仕を受けても全く勃たずにいたが、美由紀に交替するとあっと言う間に完全勃起に至る。そのまま美由紀の見守る前で隆之は雅美を抱く羽目になるが、彼女に肛門を舐められながら絶頂に向かうのだった。

【レビュー】

主人公の覗きの対象がウェディングプランナーの担当者でしかも美熟女、別に聞かなくても良かった筈なのに覗きに気付いているかと尋ねてしまい、後は彼女の手練手管のままに身体に溺れていってしまう…というだけならば90年代のような作風になるのかもしれない。
本作ではヒロインの淫らさを前面に押し出しつつも最後にはウェディングプランナーとして縁結びの役割も悪くないと彼女の気持ちを纏めており、別に主人公と恋人との関係を破綻させる気もないし自分も楽しむだけという割り切り感は2000年代らしいような気がする。

本作のみの刊行である桐野武士名義は、恐らく他の作家による別名義なのではないかと思われる。当時は楠木悠氏が描く熟女系誘惑官能小説が人気を博していた時代であり、同じ方向を模索する作家がいたとしても不思議ではないし、何せ一作品だけの刊行というのも何とも不可解な点が見られる。作中の主人公の喘ぎ声は時に女性を思わせるものもあり読んでいて気になったが、逆に新人に見せようと敢えて描いたのかもしれないと思うのだが…。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2004/04/28 発売→ Kindle版はコチラから。輝く雪肌、煙る陰毛、股間から香る熟女フェロモン。 黒い下着に彩られた美由紀の女体は最高すぎた。 覗きだけでは我慢できない。手で触れて、 舌で味わって、その蜜壺に滾る欲望を捧げたい。 熟肉だけが持つ甘美は、青年の身も心をも狂わせる。 隣人の寝室──そこは性悦が支配する男の楽園。★★★★☆ 登場人物とストーリーと官能の三位一体が楽しめる, 2012/8/16本作の他に「桐野武士」名義の...
黒い下着の隣人-危険な熟女(著:桐野武士、フランス書院文庫)

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西門京「同級生の美母」

西門京「同級生の美母」
(フランス書院文庫、2000年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

義娘の百合が恋人の康彦となかなか上手くエッチに至らないのを見た麗子は、彼に性の手解きをしてあげるが、意に反して本番まで受け入れてしまう。次第に技巧を高めていく康彦に翻弄された麗子は百合とも結ばれたと聞いて喜ぶものの、その関係は義娘の知る所になる。

【登場人物】

小笠原康彦
17歳。高校2年生。恋人として付き合っている百合と早くエッチがしたいが為に暴走気味で、なかなか上手く行かずに焦りを抱いている。

松本麗子
27歳。百合の父親の後妻で、為さぬ間柄ながらも友達のように仲良くしている。仕事人間で亭主関白な夫とはセックスレスになって久しく、百合を凌ぐ豊かなバストと熟れた身体付きを持て余している美女。

松本百合
康彦と同い年の名門女子高に通う美少女で、麗子の公認で彼と付き合っている。同学年の少女たちに比べてバストは実っており康彦も気に入っているが、エッチの方は互いに童貞処女のせいもあって上手くいっていない。

【展開】

今日も康彦と百合の初エッチが上手くいかず、そのやり取りに聞き耳を立てていた麗子はある日彼を呼び出すと、本番は出来ないがその直前までなら教えてあげると寝室へ誘う。乳房への愛撫に執着する康宏を秘所へ誘い指や舌での愛撫にアクメを迎えるものの、少年に本番もと懇願されると自ら股を開き受け入れてしまう。

百合をそっちのけにして麗子と密会を重ねていく康彦は次第に彼女を翻弄する位に技巧を高めていくが、ある日百合の強引なまでの誘いに自宅に連れて来ると麗子に教わったテクニックを駆使して破瓜に導く。しかしその上達振りに百合は疑問を抱き、康彦と関係を深めつつ母親と逢っていると証拠を掴む。

義理とはいえ母親に対して残酷な笑みを見せる百合は外出したと見せ掛けて康彦に麗子を誘惑させ、情交の最中にわざと電話が掛けて喘ぎ声を我慢する彼女に辱しめを与える。更にその晩康彦を自宅に引き留めると、深夜に交わっているタイミングを狙って寝室に踏み込み麗子に不貞行為だと突き付ける。

康彦が時折見せる仕草で麗子への嫉妬心を募らせた百合は翌日麗子をキャミソール姿にさせ三人で一緒に買い物へ出掛け、アダルトショップで購入した玩具を装着させたまま街を連れ回し、続きを楽しもうと自宅に戻る。そこで居ないはずの父親が待ち構えていて肝を冷やすが、麗子の機転で若い二人のデートに付き添っていただけだとその場を切り抜ける。

数週間後百合の呼び出しを受けた康彦は松本家を訪ねると、母娘が仲睦まじく絡み合いもう用済みだからと百合に冷たく宣告されショックを受けるが、麗子から母娘のよりが戻ったことだし二人で康彦を愛していきたいと提案される。麗子は百合にレクチャーしながら口唇奉仕で射精に導くとそろそろ本番をと促し、今日は精のつく食事を用意したからと楽しげに話すのであった。

【レビュー】

タイトル通り本作のメインは同級生の義母である。最後の一線を踏み越えられない娘と恋人の主人公の為に自らの身体を使ってレクチャーするつもりが、主人公と結ばれてからは逆に女としての性感を開発され、そこに情事に気付いた義娘から罰を与えられて…という流れは基本に忠実だと言えよう。

義母が恋人と不適切な関係を持っていることに気付いた娘の変貌ぶりが著しく、義母を誘惑する主人公に逆ギレして包丁をちら付かせたり、義母に下着を付けさせずに街中で調教させたりと、仲の良い母娘の関係から変わり過ぎたのではという唐突さが窺えた。そして娘の暴走を止める役割として父親が出て来たのは西門京作品でよく使われるとはいえ、物語上の神のような存在でもあり、出すタイミングと使い方を間違えたようにも思える。

母娘で今は仲良しだから用済みだと睦み合う姿を優柔不断な主人公に見せ付けて灸を据え、そこから複数プレイに雪崩れ込む展開は、この後デビューする新堂麗太氏が更に後の時代になってからよく使われるもので実に興味深いものがある。もっとも本作では義母に対する娘のおしおきの方がメインでもあるので、百合展開はほんの彩り程度に過ぎないのだが…。

DSKさんのブログでも本作を紹介されています。
2000/09/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>百合とおばさん、どっちのほうが気持ちいい?…… 義娘の知らないところで少年に姦技を教授する麗子。 青い肉茎から白濁液を啜り、童貞まで奪う姿には 母親としての理性もたしなみも感じられない。 ただひたすらに求め合う許されない背徳の禁悦。 恋人のママは、彼女より綺麗ではるかに淫らがましい。★★★☆☆ 誘惑マ...
同級生の美母(著:西門京、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞 処女 母娘丼

鏡龍樹「未亡人熟母の寝室【Secret Lesson】」

鏡龍樹「未亡人熟母の寝室 【Secret Lesson】」
(フランス書院文庫、2002年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

家庭教師の康宏は教え子の菜摘の家でその母親の佳美のバスタオル姿を目にして、衝動的に関係を持ってしまう。繰り返し佳美を抱く内に、その関係は娘にも知られるところとなるが…。

【登場人物】

阿部康宏
21歳の大学生。菜摘の家庭教師に就いたが、母親の佳美の事が気になり出している。女性経験はある様子。

都倉佳美
42歳。菜摘の母親で、夫は娘が小学生の時に死別して以来二人で暮らしている。年相応に熟れた身体の持ち主。

都倉菜摘
16歳の高校1年生。大学受験に備えて、康宏に家庭教師をお願いしている。密かに彼に憧れを抱いていたが…。男性経験は無い。

【展開】

授業の最中に疲れて眠ってしまった菜摘を起こす前に用を足そうと一階のトイレに向かった康宏だが、浴室から出たばかりでバスタオルを巻いた佳美と遭遇する。衝動的に彼女に抱き付きあまり抵抗を見せないのを知って、康宏は彼女の秘所を触ったりねぶったりしている内に興奮しペニスを挿入し射精してしまう。

数日後罪悪感から康宏は授業を休みにするつもりで電話すると、意外にも佳美が明るい様子で娘の成績が上がったと喜んでいるのを知り一応は安堵する。まだ菜摘が帰るまで1時間余りあるのに家を訪ねた康宏は、リビングで佳美にもう一度したいと求め口唇奉仕をしてもらうと騎乗位にさせる。こうして菜摘が帰る前に密会を繰り返していた康宏は、ある時仕事場である菜摘の部屋で結ばれればと考えて佳美を四つん這いにして交わるのであった。

その日帰宅した菜摘は部屋に漂う淫靡な雰囲気に身体が熱くなるのを感じ、更に康宏の顔を見るとその感覚は一層強まり、彼が帰宅するとオナニーをしてしまう。次の授業の日に菜摘は胸騒ぎを覚え真っ直ぐ帰宅するが、リビングで康宏と母親が情交に及んでいるのを見付け部屋に逃げ込む。それでも好奇心には勝てずに再びリビングに近寄ると、二人の行為を覗き見ながら思わずオナニーしてアクメを迎えてしまう。
覗かれていたと知らずにいつも通りに授業を進めようとする康宏だが、突然菜摘からオナニーの話を切り出され動揺する。更に自分が正しく出来ているかとオナニーを見せられ勃起に触れられると、康宏は手が汚れるからと自分でペニスをしごいて射精を披露するのであった。

菜摘の事が気になり佳美への愛情は本物なのか自信を失い始めた康宏は荒々しく佳美を抱くが、それで納得出来ずに菜摘の部屋に連れていくと娘の服を着て欲しいと懇願する。若返った佳美に菜摘を重ねて見た康宏は再び彼女を抱くものの、菜摘に迫られたら理性が保てないと自己嫌悪に陥る。

次の授業で懸念していた通り菜摘から抱いて欲しいと求められた康宏は既に彼女が母親との関係を知っており、一度だけの想い出にしたいと健気な様子なのを見てくよくよ悩んでいた自分が間違っていたと気付き、佳美にしたように菜摘の秘所を指や舌で愛撫した後で正常位で抱く。そして数日後次の授業を始める前に、康宏は母娘の前で…。

【レビュー】

教え子の母親42歳に対して恋愛感情を抱いた主人公は21歳と、年齢は倍ほども離れている。初めての情交は主人公から迫ったもので、母親の方はあまり抵抗を見せていないし、本作では母親の視点での描写が全く無いので真意が見えにくいと感じられた。

一方の教え子16歳は主人公に対して年上男性としての憧れを持ち授業中にはそれなりにアピールしていた様子だが、結局報われない役割になってしまっているのが非常に残念である。普通に考えて母親が退くべきかなという流れは全く逆方向であり、「ちょっと異色」な作品に仕上がっている。

本作の結論は書かなくても想像が付くように、どちらか一方を選ぶという古典的なものである。母娘が主人公を取り合う訳でもなく、娘が一歩退いた形で収束するのは分かるとはいえ、今なら母娘丼で二人とも愛するという流れが否定されている点でやはりその当時らしいということなのかもしれない。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2002/9/24 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。「困ります……もうすぐ、菜摘が帰ってきて……あっ」ソファに押し倒され、家庭教師に美唇を貪られると口をつく艶っぽい吐息。未亡人の秘所は濡れていた。母として生きてきた佳美の身体を最高の愉悦が……。玄関先で、寝室で過ごす姦淫の時間、秘密のレッスン。未亡人熟母の嬌声が響く、娘には知られたくない素顔。★★★★★ 心も美しい娘が貞淑で妖艶な未亡人母を思いやる愛...
未亡人熟母の寝室-Secret Lesson(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

tag : 大学生主人公 処女

相馬哲生「隣りの妻・隣りの娘【力ずくの情交】」

相馬哲生「隣りの妻・隣りの娘【力ずくの情交】」
(フランス書院文庫、2007年11月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

フリーカメラマンの加賀はある日隣人の由佳が雨でずぶ濡れになっているのを見て車に乗せるが、女らしい身体付きにモノにしたいと衝動が沸き上がり、関係を持ってしまう。更にその関係にある気付いたもう一人の隣人である美菜子には、媚薬を使って親密な関係となるが…。

【登場人物】

加賀隆一
30代?フリーランスのカメラマン。5年前まで出版社に所属していたが、独立したとは言え実質的には保険会社に勤める妻の収入をあてにしている。子供はいない。20cm近い巨根だが、何処にでもいる中年男性。

新木由佳
17歳。加賀の隣の部屋で厳格な父親と母親と3人で暮らしているが、両親が共働きで寂しさを感じており、加賀をおじさまと呼んで慕っている。吹奏楽部に所属する高校生で、バストは意外にもEかFはありそうな女らしい身体付きの美少女。押しに弱くOBの青年に付き纏われていて悩んでいる。処女

間宮美菜子
28歳。新木家とは逆方向の加賀の隣人。元客室乗務員で、Fカップはありそうな豊かなバストを持つスタイル抜群の美女。3年前に夫と結婚して専業主婦となり、子供は欲しいと願ってはいるがセックスレスが続いている。

【展開】

突然の土砂降りに遭いなす術もなく佇む由佳を見掛け車で送り届けた加賀は、マンションで待ち伏せしている青年を見て彼氏だと嘘を付き、両親が帰宅するまでと部屋に招きシャワーを浴びるように勧める。女らしい身体で気の弱い由佳に隙があると見抜いた加賀は衝動的にモノにしたいと思い付き、自分が所有する美少女の裸体の写真集を見せると、警戒しながらも上気した表情を浮かべたのを見てまずは上々だと喜ぶ。

数日後街中でストーカーの青年にいきなり殴られた加賀はわざと周囲に分かるように大袈裟に倒れて、警察沙汰にすると脅し示談にする代わりに二度と近付かないように確約させる。そして大した怪我でもないのに仕事にならないと由佳に恩着せがましく告げると、写真を撮らせることを了承させる。被写体に映えるからと麻縄で後ろ手に縛って自由を奪うと、加賀は少女が秘所を濡らしていると言いながらねぶり、正常位で純潔を奪ってしまう。

関係を持ってから毎日のように送り迎えをし、帰りはラブホテルに雪崩れ込む日々を繰り返していた加賀は、ある日由佳に用事があるからと告げられ後をつける。電車の中で男子の先輩と親しげに話す由佳に怒りを覚えそっと背後に近付き痴漢の如く指で絶頂へ導くと、降車した駅のホームで抵抗した由佳の頬を張りラブホテルに連れていく。拘束具のある部屋で由佳を呼び捨てにした加賀はお仕置きだと立て続けに羞恥を与え、妊娠して両親に関係をばらされたくないだろうと屁理屈をこねながら中出しして服従させる。

数日後元気が無さそうな由佳を見掛けた美菜子は部屋に招き話をするが、豊富な性体験を聞かされ自分の過去を想像しながら、アナルセックスを求められていると知り憤りを覚えて加賀がまさか張本人だと知らずに相談する。加賀は由佳の勝手な行動に怒りを感じつつも美菜子の夫が交際相手であるかのように罠を仕掛けると、予想した通り美菜子は動揺を見せ部屋に連れ込む事に成功する。コーヒーに媚薬を仕込み発情し始めたのを見た加賀は、強気に出て美菜子から身体を開かせるように仕向け関係を結んでしまう。

その晩美菜子は夫から由佳と飲食店で相談に乗っただけだと聞かされて不貞を働いた事を強く後悔するが、次の日から平然と部屋へやって来る加賀の厚かましさに嫌気を覚えこれで最後にして欲しいと懇願する。事前に2発抜いている加賀の余裕に気付かずに、いつの間にか美菜子が先に達したら言いなりになると条件を付与されており、なかなか射精しない加賀に2時間近くも翻弄された彼女はアナルを奪われて絶頂に導かれるのであった。

その頃由佳に「お預け」を食らわせていた加賀は数日振りに部屋を訪ねると、裸エプロンでおさな妻プレイの口唇奉仕やキッチンでの後背位、ベランダでの駅弁と楽しむ一方で、美菜子にはセーラー服を着させて奉仕させていた。それだけで物足りなくなり加賀は三人でしようと目論む。部屋で由佳に口唇奉仕させているところに美菜子が訪れたのから逃れるように、加賀はトイレに隠れ対面座位で交わっているとドアが開き、美菜子が嫉妬剥き出しの表情を見せて現れる。

加賀に命令されてバックで受け入れ中出しされた美菜子を見て由佳は諦念を抱きつつも、四つん這いでアナル処女を捧げると次第に快感が沸き上がり、美菜子より先にアナルアクメを経験する。そして立て続けに射精して一休みしようとした加賀は、少女の腸内に挿していたペニスを美菜子の口に含まれ勃起させられ、女たちの飽くなき性欲に苦笑いを浮かべるのであった。

【レビュー】

相馬哲生名義の初期の頃の作品は短編中心だったが、五作品目からは一冊で完結する作品も刊行するようになった。以後の作品でも頻繁に用いられる「力ずくの××」は、今や作者の代名詞と言えるだろう。

その「力ずく」とは何ぞやという話だが、端的に言うと誘惑作品ほど甘い展開ではなく、凌辱作品ほど暴力や調教などハードなプレイを伴うものではないということであろうか。まだ前者が近親相姦や背徳を、後者が暴力や調教のイメージが色濃く残っていた時期でもある。「力ずく」は新しいイメージでどちらにも受け入れやすい状況だったのかもしれない。

そんな「力ずく」第一作品目は、主人公の部屋を挟んで両隣りの部屋に住む17歳の女子高生と、28歳の人妻が標的にされる。女子高生は主人公がストーカーを追い払ったのをきっかけとして処女を奪われ、人妻は女子高生から交際の相談を受けて主人公に悪用されて身体を開かざるを得ない状況に追い込まれている。こうしたストーリーの組み立ては良かったと思うのだが、肝心な情交場面やヒロインの心理描写はイマイチだった。

例えば凌辱者の逸物がずば抜けて大きかったり、精力に長けていたりとそれはお約束ということは承知しているのだが、文中で「20センチほどの巨根」を多用されている。本作の情交場面は割と口唇奉仕をさせることが多く、ことある度に「20センチ」が出て来ると、大きいことは分かったので他に何か無いのかというのが正直な感想である。奉仕を強制させられるだけでなく、ヒロインが優位に立っての射精をコントロールするような駆け引きが欲しかった。

ヒロインの心理描写に付いては女子高生の方は都合良く馴致されてしまったのに対し、人妻は不貞の事実を写真に撮られて弱味を握られたから仕方なく好きでもない男に抱かれているので、最後まで心を開いてはいない。早々と身体は開かせても心は閉ざしているのに「堕ちた」と言い切る主人公もそうだが、ヒロインもあまり頭が良くなさそうな印象で薄っぺらく見えるのが残念だった。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2007/11/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。見違えるほど美しくなった隣家の少女を見た時、平凡な毎日を送る男に、危険な衝動が生まれた!妻の留守中、甘言で誘った生娘を部屋に招き、セーラー服を剥いで、力ずくで破瓜を散らす。秘密に気づいた若妻にも巧妙な不貞の罠を......17歳と28歳、二人の美牝が堕ちる情交の檻!★★★☆☆ 隣人物として無難な内容, 2009/2/5確かに...
隣りの妻・隣りの娘-力ずくの情交(著:相馬哲生、フランス書院文庫)

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楠木悠「人妻ロマンス 汗蜜のフィットクラブ」

楠木悠「人妻ロマンス 汗蜜のフィットクラブ」
(フランス書院文庫、2006年4月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

大阪で人妻上司の美那子に想いを寄せていた研一は実家を継ぐべく東京に戻って来るが、高校時代に筆下ろしをしてくれた先輩の香奈との不倫関係が始まる。彼女は本気になってはいけないと別の熟女を宛がうものの、そこに美那子が東京に単身赴任でやって来て両想いだと知ると、反撃に打って出る。

【登場人物】

柴崎研一
27歳。1年前までは大手スポーツ用品メーカーの大阪支店に勤めていたが、父の急死により都内に戻り実家のスポーツ用品会社を受け継いでいる。競泳の経験者で母校にも度々顔を出していたが、かつての上司だった美那子と香奈との間で板挟みとなる。20cmの巨砲を持つ精力絶倫の青年。

田辺香奈
33歳。研一の母校の先輩でかつては地方の高校に赴任し、夫との結婚を機に教職を辞して都内に戻り水泳部コーチに就いていたが、折りしの成績不振によりインストラクターに転身。ボーイッシュな容姿で元選手にしてはスレンダーな割に肉感的な魅力を併せ持つ。研一との再会をきっかけに、焼けぼっくいに火が付き不倫関係へ。

奥寺美那子
34歳。研一が前に勤めていたスポーツ用品メーカーの営業課長で、大阪から東京に戻って来た。現在は夫と性格の不一致により別居中。自分にアプローチし続けた研一に気持ちが傾きつつある。

林里江子
32歳。2ヵ月前に香奈の勤めるクラブの水泳会員となった。ショートボブにしたスタイル抜群で品の良さを感じさせる美女。香奈に頼んで研一との逢瀬をセッティングしてもらう。亡くなった夫の趣味なのか少々被虐的な趣向の持ち主。

宮原幸恵
33歳。2年前に夫と離婚し、現在は小学生の娘と2人で暮らし所帯染みた雰囲気を漂わせており、親友の里江子と百合の関係にある。

【展開】

母校のコーチを務めていた香奈に競泳水着を着させて情事を重ねていた研一は、彼女が職を失うと聞いて取引先のフィットネスクラブを紹介する。ある日香奈と食事に出掛けようとしてドタキャンとなり、本番の代わりに口でと女子更衣室に連れ込まれ奉仕を受けるが、そこへかねてから話題にしていた里江子が現れる。彼女から誘われた研一は香奈と釣るんでいるのではと薄々は感じつつも、シティホテルのスイートルームに連れていく。イラマチオ同然の被虐的な行為を望む里江子ならばと研一はアナルセックスを要求する。

里江子から幸恵の話を聞かされ3Pへの興味を研一は前日に美那子が店を訪れていたと聞いて連絡を取り逢う約束を取り付けるが、ブッキングしてしまった約束を変えざるを得なくなる。そこへ店に幸恵が客の振りをして顔を見に来たと知り、これから里江子も交え3人でと話を付け日程を変更する。週末の日中ではスイートが空く筈もなく狭い部屋で乱交に及ぶ研一だが、情交を終えると里江子と幸恵が更に別の友人を紹介しようと話すのをみて美那子との再会の方が気になると内心では冷めた気持ちに至るのであった。

翌水曜の晩に美那子と再会したものの、タイミング悪く香奈と遭遇しどうにか誤魔化した研一。美那子が自分を追って転勤して来たと聞き、別れる前に遊んであげるという約束を果たして欲しいと遠回しな告白をすると、ホテルのセミスイートへやって来る。自慢のテクニックで美那子の可愛らしい一面を覗き見た研一は彼女の離婚成立まで時間が掛かると知り、その間に香奈や他の女性たちとの関係を清算しようと考える。

一方美那子の存在を知った香奈はこれまで付かず離れずの態度を取り続けていた事を反省し今すぐ結論は出す必要はないからと後ろの処女を捧げるが、それでも研一が美那子を選ぼうとするのをみて彼女にも自分たちの関係を知ってもらった上でフェアな戦いに持ち込もうと画策する。里江子を使って研一を夜のフィットネスクラブに呼び出すと、自分たちをここで抱かないと美那子に全てを暴露すると告げるが、研一はそれも罠だと知りつつもED薬を飲み香奈や里江子、幸恵たちを次々に抱くのであった。

【レビュー】

誘惑作品だけに限らず官能小説で多用されるハーレムエンドや複数プレイではあるが、時には男の都合ではなく女の企みによって成立する時もあるだろうし、大人同士の情交描写を中心に描く作者ならではの駆け引きも交えた官能ロマンス作品と言えるだろう。

大阪で人妻上司に想いを寄せていたが実家を継ぐべく東京に戻って来た主人公は、高校時代に筆下ろしをしてくれた先輩との不倫関係が始まる。彼女は本気になってはいけないと別の熟女を宛がうものの、そこに上司が東京に単身赴任でやって来て主人公を奪われそうになり、先輩が逆襲に出るまでが大まかな流れである。

情交描写は濃密で特に未亡人の被虐性を引き出すまでの流れは淫猥だったが、途中でもう一人増えて来る辺りからは欲張りな展開になっており、先輩との情交描写もやはり密度の高いものである。終盤に彼女が逆襲に打って出るのに当たっては、更に人妻を二人増やして「4P+α」にまで拡げている分、人妻上司との描写は割りを食う形になったのは残念と言えるのかもしれない。正直なところ四人目以降は不要で、「先輩+未亡人vs.上司」の構図で良かったのではと思われる。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2006/4/24 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>美乳にはりつく薄布、33歳の柔肌から滴る水滴。完熟ボディに食いこむ競泳水着が今日も青年を惑わせる。更衣室フェラに、生乳マッサージ、更に裏穴挿入まで!人妻インストラクター・香奈との蜜戯に溺れる研一に、憧れていた元上司・美那子との淫らな再会が……。本当に抱きたい女は誰?誘惑に満ちたトライアングル。★...
人妻ロマンス-汗蜜のフィットネスクラブ(著:楠木悠、フランス書院文庫)

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高杉圭「年上三姉妹【癒し旅行】」

高杉圭「年上三姉妹【癒し旅行】」
(フランス書院文庫、2012年1月、表紙イラスト:二見敬之)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2015年11月9日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

隣家の三姉妹から温泉旅行の誘いを受けた伸治。しかしこの旅行は伸治を好きでいる次女の彩の想いを成就させ、夫を亡くした長女の柚里を慰めるべく三女の真凛が企てたものだった。

【登場人物】

持永伸治
高校3年生の18歳。隣家の姫野三姉妹の誘いで温泉旅行へやって来た。柚里に強い想いを抱いているが口に出せずにいる。童貞。

姫野柚里(ゆずり)
32歳。夫を昨年亡くし世界的デザイナーの母親と妹2人で暮らす。艶やかな髪に豊満な乳房と年相応の色っぽさを醸し出している。Gカップ。密かに伸治に対してショタコンめいた愛情を抱いていたが、年齢差を考えて引っ込み思案になっている。

姫野彩
21歳の女子大生。流麗なポニーテールにスレンダーな肢体と魅力的な女性。伸治より年上でも互いに呼び捨てに出来るほど気心の知れた関係だが、本人は今回の旅行をきっかけに一歩前に踏み出したいと思っている。Bカップの処女。

姫野真凛(まりん)
18歳で伸治より2ヵ月早生まれ。ツインテールに年不相応なFカップの巨乳で、脱毛の施術を受けていたりとアンバランスな魅力の持ち主。幼い時に伸治に助けてもらって以来、お兄ちゃん扱いし口癖になっている。今回の旅行プランを練り、母親に資金を出させている。16歳の時に付き合っていた男性と初体験を済ませている。

【展開】

冬休みを迎えて間もなく伸治は三姉妹に誘われ、山口県の温泉地を巡る旅に出ることになった。彩はこの旅行で伸治に想いを伝えようと積極的に振る舞うものの、恥ずかしさのあまり言い出せずにいた。その晩真凛に騙されて伸治が女湯に入って来てしまい、直後に来た他の女性客から身を隠そうと岩陰に逃げ込む。裸体を合わせる内に衝動を抑えられなくなった彩が告白し、そのまま岩に身体を預ける形で結ばれる。

翌朝早くホテルの土産物を見ていた伸治の元に真凛が現れ、カマを掛けられ彩との関係を自白する。そこで真凛は外は大雪で足留めを食らったのを好機と捉え、夕方に姉たちをエステルームへ行かせると伸治を部屋に呼び寄せ、今回の旅行の目的を打ち明ける。柚里を慰める資格があるか試すと告げた真凛だが、伸治の思わぬ偉容に翻弄されて疑似兄妹プレイで快感を得る。翌日柚里が運転する車の後部座席に伸治を呼び付けた真凛は、彩に宣戦布告するかのように彼を誘惑し二人で射精に導くのであった。

次の宿泊先に着いたその晩柚里は混浴の露天風呂に入っていると伸治がやって来るが、自分の裸体を見て勃起しているのに気付き、豊乳で挟み込み口唇で射精させる。更に妹たちが気を利かせて部屋を空けたのを知り伸治を誘惑するが、休まずに体位を変えて攻め立てられ失神してしまう。気が付くと既に妹たちが戻って来ており柚里は部屋の露天風呂で女子会さながらに酒宴を開くと、自分も伸治が好きだと打ち明け妹たちに負けないと宣戦布告する。

翌日二日酔いでダウンしている妹たちをよそに助手席に座った柚里は、運転中の伸治を誘惑して射精に導き先手を打つ。一方彩は旅館に付くと下着を着けずに浴衣に着替えて誘惑しようとするが、真凛が目ざとくそれに気付いて入浴する前に遊技場に寄って卓球をしようと提案する。柚里と彩が白熱したラリーの応酬を繰り返すのを見て真凛は出し抜けに伸治に悪戯するが、姉たちもそれに負けじと参戦して結局セックス三昧で時間を使ってしまう。

露天風呂の貸し切り時間があと1時間という中で、まずは真凛が後ろの処女を捧げると姉たちを挑発しながら挿入を求める。続いて彩、柚里のアナルにも中出しした伸治は、結局三人の内の一人を決めることなく全員を幸せにすると宣言し、旅の最終日に更に他の温泉地にも行こうと旅の続きを提案するのであった。

【レビュー】

本作でフランス書院文庫のデビューを果たしたとは言え、作者はそれ以前から自分のブログで著作を発表しており、「新人」といっても実にソツがなく淀みのない流れになっている。「三姉妹もの」は誘惑官能小説ではお馴染みの設定だが、本作では終始旅行先で繰り広げられているのが特徴である。「旅の恥はかき捨て」とはよく言ったもので、主人公一行は人目に付きそうなところでも平然と乱れた行為をしていて、その辺は実に淫猥で良かったと思う。

この旅行を企画したのは三女の真凛であり、序盤で三姉妹の母親がスポンサーになっていると示されており、ひょっとしたらこの結末を予測した親公認のものかなと考えたがいかがであろう。官能小説としてはその部分は不要と編集段階で判断したのか、はっきりと示されてはいないのだが…。
本作では主人公一行を追うように「先生+双子姉妹+その母親」の四人組が登場するが、デビュー作品らしい詰め込み感というか正直彼らの物語にも興味を抱かせる結果になったのは皮肉なもので、記述が無くても物語は成立したのだから少々余計だった気がする。

主人公の本命である長女の柚里は未亡人だが、夫婦生活はあまり上手くいっていなかったようで、亡き夫は主人公よりやや下の扱いとなっている。念願叶ってからの彼女は真凛と同じく積極的に振る舞うようになり、その弾けっぷりはなかなかのものである。そして真凛はいわゆる小悪魔系ヒロインであり、姉たちのキューピッド役であるのだが、場面によっては少し弁えては…という面も窺えた。個人的には次女の彩の位置付けが好みなので、もう少し活躍させてあげられればなと思った次第である。

DSKさんのブログでも本作を取り上げています。
年上三姉妹【癒し旅行】 (フランス書院文庫)(2012/01/23)高杉 圭商品詳細を見る★★★★☆ 三姉妹の旺盛な肉欲が花開く破廉恥道中, 2012/10/30いわゆる誘惑系と呼ばれる官能小説では大体において自室内が舞台になりがちだが、本作では全てが旅行先というところに妙味がある。もっと言ってしまえば、結末に至るもまだ旅の途中である。幾つか転々とする温泉旅館が舞台なので、王道の露天風呂はもちろん、お土産コーナーでの戯れや遊技場...
年上三姉妹-癒し旅行(著:高杉圭、フランス書院文庫)

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巽飛呂彦「二人の熟夫人 狂った寝室」

巽飛呂彦「二人の熟夫人 狂った寝室」
(フランス書院文庫、2005年7月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

エアコンの修理で和季子の部屋を訪れた一樹は汚れた服を洗濯してもらっている内にシャワーを浴びていると、何と和季子の方から関係を求められ親密になっていく。しかし次第に自分を縛り付けようとする彼女に苛立ちを覚え、過激な要求を出すようになる。

【登場人物】

伊達一樹
19歳。大学生で先輩の勧めで、エアコン修理などを行う空調設備会社でアルバイトしている。実家は米屋で力仕事を手伝っているのもあり、ナチュラルな筋肉質の身体付き。女性経験はない。

大谷和季子
36歳。6歳上の夫と結婚して10年になるが、現在は単身赴任中で週末になると自宅に戻っている。身長160cm位で身体付きはむちっとしており、特にバストは90cmFカップと豊満。

高輪ひとみ
32歳。和季子の隣室の住人で、夫は海外赴任で暫く帰っていない。モデル体型でバストはCカップ。生活水準では和季子の方が少し上だが、一樹と不倫関係にあると知り強烈なライバル意識を抱くように。

【展開】

バイトに慣れた一樹はある日セレブ夫人の依頼でエアコンの取り付けを頼まれるが目的が自分にあると知り、まるで男娼であるかのような物言いに腹を立て逃げ帰ってしまう。

数日後和季子にエアコンの修理を頼まれ寝室に入った一樹は、彼女が薄着で胸の谷間がちらつくのが目に入る。一方和季子も汗をかいた一樹に男を意識しつつ、飲み物を差し出した際に彼の作業着を汚してしまう。和季子は一樹に体を洗うように勧めその間に洗濯しようとしてブリーフを見付け、その男臭さから発情を抑えられず浴室に乱入すると、口唇奉仕で射精させる。

寝室に移動して初体験を終えた一樹は、先輩がバイトを勧めた理由に納得しつつ和季子と関係を深めていくが、始めは和季子に教えられる立場だったのが次第にテクニックを身に付けていき和季子を絶頂へ導くようになる。
一方の和季子は一樹なしでの生活は成り立たぬとばかりにのめり込み、ある日一樹が異性の同級生と一緒にいるのを目撃すると浮気だと早合点し頬を張ってしまう。誤解と分かり謝罪した和季子だが、一樹に身体を縛られて交わったり、秘所を露わにして写真を撮られたりと要求はエスカレートしていく。

普通に外でデートがしたいと言う和季子に対し、一樹は身体の線がはっきり分かる薄着で出るように求め、人目に付く所で胸と秘所を晒して写真を撮られてしまう。更に喉が渇いたからと全裸でコンビニまで買いに行かされた和季子は羞恥の極みに達しつつ、身体の昂りを抑えられずに歩道橋の上で一樹と駅弁スタイルで交わるのであった。

一方和季子と親しくなったひとみは彼女の部屋で話をしていると、一樹が連絡もなく部屋に入って来て慌てて追い返すのを見て二人が親しい関係だと勘づき、ある日彼が情事を終えて部屋を出たのを見計らい誘いを掛ける。既に和季子で女の扱いを知った一樹は動じる事もなくひとみに対し、和季子以上に厚かましく奉仕を求め遂にアナルセックスへ至る。
いつかは3Pがしたいと目論んだ一樹は、和季子が気付くようにわざとひとみとの逢瀬を繰り返し女同士が喧嘩するように仕向けた後で、和季子を慰める振りをしてひとみと仲良くするならば抱いてやると関係を認めさせ、3Pへ雪崩れ込むのであった。

【レビュー】

ハードな凌辱路線から誘惑路線へのソフトランディングを目指していた2000年代前半は、巽飛呂彦としての刊行は年1作品ペースと名前を変える位の覚悟でないと生み出せないのかなと思われた時期であった。
しかし本作の3ヵ月後に出された「隣りの果実 熟未亡人と娘姉妹」以降は安定的な量産体制に入り、今に至るフランス書院文庫での誘惑作品の基礎を築いた作者の一人だと言えるだろう。

本作はエアコンの修理のバイトをする大学生で、作品全体を通じて私生活の部分はあまり見えて来ない。基本的に主人公からヒロインの部屋に向かうという流れで纏められているが、始めはチェリーだった主人公がヒロインに教えられてテクニシャンになっていくのはお約束であるものの、その方向は露出調教である。

人目に付きそうな所でヒロインに羞恥を与えたり、屋外で交わったりというのは他にも幾らでもあるのだが、流石に全裸でコンビニに買い物…のくだりはやり過ぎの気がする。というよりここまで主人公の為にやってしまう人妻に対し、ちょっと引くものを感じたのも事実である。

隣人同士の嫉妬を上手く利用して二人とも自分の女に手なづけた主人公ではあるが、元々は奥手だったのが獰猛になるまでのプロセスはやや端しょり過ぎているし、隣人妻の描写も含めて後半は急ぎ過ぎで前半が冗長とバランスの悪さを感じてしまった。

【参考記事】

DSKさんのブログでも本作を取り上げています。
2005/7/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。「初めての相手が、わたしでもいいの?」Fカップの乳房を両腕で隠し、大学生に囁く和季子。「わたしを彼女だと思って、好きにしていいのよ」柔尻をくねらせ、硬い肉茎を優しく包むひとみ。32歳と36歳、同じマンションの熟夫人と重ねる密会。夫のいない昼下がり、隣りの奥さまは美獣になる!★★★★★ 翻弄され嫉妬に狂う夫人, 2009/2/10う~ん、何とも悩ましい。ストー...
二人の熟夫人-狂った寝室(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

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神楽稜「おんな武士道 さむらい母娘」

神楽稜「おんな武士道 さむらい母娘」
(フランス書院時代艶文庫、2011年10月、表紙イラスト:浅野隆広)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

隣家の滝田道場を営む美枝に憧れを抱く慎次郎、彼女の娘の碧との何気ない日々は、ある日松波藩で跡目を巡るお家騒動に発展し、彼ら三人もその巻き添えを食らうのであった。

【登場人物】

井口慎次郎
17歳。諱は高広。家石30石の松波藩の藩士の跡取り息子。現在は父親の元で藩の職務を手伝っている。幼馴染みの碧だけでなく、母親の美枝に対しても想いを寄せている。まだ女性経験はない。

喜多村美枝
35歳。実家は藩武塾の滝田道場を営んでおり、師範代に相当する剣術の持ち主。家石50石の喜多村家に嫁ぐものの、5つ歳上の夫が藩のお家騒動の真相を嗅ぎ付けた為に辻斬りと見せ掛け主馬に殺害されている。夫と藩家老の坂木との間でかつて美枝の取り合いになっていた事も殺害の一因。

喜多村碧
17歳。美枝の娘で剣術では慎次郎を上回っている。馬鹿呼ばわりしているものの、幼馴染みの慎次郎の事を好いている。長い髪を後ろで束ね、気が強い性格の生娘。父の無念を晴らそうとして坂木一味を探っていた所、捕らえられてしまう。

坂木大膳
42歳。松波藩家老で字は喜平次。病に臥せった藩主の後継者で養子に迎えた大学頭を廃嫡し、病弱で幼い藩主の嫡男の鶴丸を据えようと画策。喜多村が真相を知り、幕府に謀反の疑いありと直訴状を出す算段になったのをみて、主馬を使い殺害させている。

佐々木主馬
見た目は30代に見える若々しく脂ぎった太男。坂木の私的な部下で、田舎から女を買い漁り御用商人などに払い下げていたりと影の仕事を請け負っている。

【展開】

城務めが始まり滝田道場を訪ねた慎次郎は1年振りに碧と手合わせするが、美枝に見取れているのを見抜かれて籠手を打たれ手当てを受ける。その晩美枝は夫に抱かれるが、その後の寝話で家老の坂木が良からぬ企みを抱いていると聞き不安を抱くのであった。

数日後喜多村が辻斬りに遭い殺害されたと聞いた慎次郎は、前夜に血の付いた服を着たのを不審に感じて後を付け、坂木邸に入っていった男こそが下手人だと察し主馬を尾行する。しかしある日慎次郎の元に男装をした碧が現れ、仇討ちの機会だと主馬を追い掛けるものの、なす術もなく碧は捕らえられてしまう。

その頃坂木の一味から言伝てを受けた美枝は碧が捕らえられたと知るが、苛立ちを見せる慎次郎には落ち着くように伝えると翌朝一人で坂木邸に乗り込む。坂木と話をした後に地下牢に向かうと、そこで主馬に愛撫されただけで失禁絶頂した碧を目にするも純潔は奪われていないと知り、自分が身代わりになると申し出る。

娘の目の前で坂木に犯され失神した美枝は翌朝なおも反抗的な態度を見せるが、碧を解放するには坂木の子を孕んでからと約束を反故にされ、娘と相舐めさせられた後で再び坂木に犯される。更に碧にも毒牙が向けられようとした瞬間銃声が響き、滝田師の助けを借りた慎次郎が剣士たちを引き連れて邸宅に乗り込む。丸裸で抵抗も出来ず降伏した坂木をよそに主馬は逃亡を図ろうとするが、美枝に切り付けられ見事仇討ちを果たすのであった。

お家騒動も収束し慎次郎と碧の祝言が執り行われようとしたある日、碧は主馬に口や指で犯されたものの純潔は守ったと告げ、慎次郎に抱いて欲しいと求める。無事情交を済ませた碧は坂木に犯された美枝を慰めてあげて欲しいと案に三角関係を認めるが、幼馴染みの嬉しそうな表情に本妻は自分だと主張し彼の体をつねるのだった。

【レビュー】

「フランス書院文庫パラダイス」のみの出番だと思われた本名義での約5年振りの作品は、時代小説に官能小説のエッセンスを詰め込んだ「時代艶文庫」である。2015年現在は全18冊中15冊が電子書籍化されているが、本作を含めた3作品は未だに電子化されていない。
神楽稜名義の他の作品も含めて巽飛呂彦氏が書いたものと見立てると、確かに「縄で縛り上げる(吊し上げる)」点は2000年以前の凌辱作風に見られたし、「終盤で母娘がレズ行為に及ぶ」点は今も使われる誘惑作品での重要な要素の一つであり共通点は多い。(最も分かりやすいのはオノマトペであるが…。)

本作に関する他の読者レビューを見ると、「あの人気作品」の主人公とヒロインの一人とのやり取りを思い起こさせるとあり、なかなか鋭い所を突いているなと思う。(本文で「馬鹿慎次郎」と多用されているので分かると思うが…。)

確かに母娘が悪漢たちに凌辱されても武士の妻、娘たらんと気高くあろうとする描写には物足りなさを感じざるを得ないが、本作のメインが娘の碧でそしかも童貞の主人公との情交描写が最後になる以上、母親の美枝が家老に二度犯される部分で補うしかない。但し官能描写に傾倒するあまり藩主の嫡男が妾に逆凌辱されたり、悪漢たちが村娘を手荒く扱う描写はやや蛇足に過ぎた感も否めないし、またお家騒動云々は別に無くても成立したので中途半端な印象が残った。

tag : 童貞 処女 母娘丼

神楽稜「年上トライアングル 人妻誘惑カフェ」

神楽稜「年上トライアングル 人妻誘惑カフェ」
(フランス書院文庫パラダイス、2006年7月、表紙イラスト:廣瀬龍)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2015年11月3日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

さやかが営む喫茶店に出入りし彼女に憧れる俊也。喫茶店の常連で彼を愛する瑠衣や菜々子の提案でコスプレカフェにリニューアルする事になり、コスプレ姿の3人に代わる代わる誘惑される事に。

【登場人物】

佐東俊也
19歳。大学生で配送のアルバイトをしていた。喫茶店のリニューアルを提案し厨房を担当する事に。

見崎さやか
31歳。元恋人の間で1度きりのセックス経験が有り、その時に授かった5歳になる娘が居る。翻訳作家の片手間に喫茶店を営んでいるが赤字続きで店を畳もうかと考えていた。セミロングの髪でEカップ。

黒崎瑠衣
40歳。栗色の長い髪を縦ロールにしている。病気で子供を産めない体である事を口実に夫は外に愛人を作っている。メートル近くあるGカップで、趣味の一環で多数のコスプレ衣装を収集している。

木村菜々子
25歳。会社役員で2人の年頃の子供のいる歳の離れた男性と結婚している。暇を持て余し瑠衣と共に喫茶店によく出入りしている。やや甘えた口調で、あまり頭が良いとは言えない言動が多い。ショートヘアでスレンダーな体躯のCカップ。

【展開】

俊也がなかなか誘惑になびかないのを見て、瑠衣は菜々子と手を組んで荷物の配達を口実に自宅へ招くと、彼をチャイナドレス姿で挑発しながら無理難題を押し付けて菜々子と共に肉体関係を結ぶ。しかし俊也の口からさやかが店を畳もうとしていると聞かされると愛する男の為に何とかしようと考え、最終的に俊也の提案に乗り喫茶店をコスプレ風カフェにする事を思い付き、さやかを説得する。

早速カフェを開店すると近年にない売上を出した事もあり宴会に雪崩れ込む一同だが、そこで酔い潰れた俊也はさやかの家の二階で淫夢を見ていて翌朝目覚めると、タイミング悪く風呂から出て来たさやかと遭遇し夢と混同したまま彼女を押し倒そうとして激しい抵抗に遭う。落ち込んだ俊也は部屋に逃げ帰り引き籠るが、数日後フライトアテンダント姿で訪ねて来た瑠衣を抱いて力付けられ、さやかと逢って謝罪しようと決意する。

あからさまに俊也に好意を抱いているのを隠そうとしないさやかを見て、ある日瑠衣と菜々子は店が終わると早々に帰宅し二人きりにしようとする。片付けが終わるとさやかは俊也にこれまでの経緯を話し、自分を変える為に抱いて欲しいと告げる。俊也はさやかの処女膜が再生されていて窮屈なのに感慨を覚えつつ、立て続けに膣内へ射精するのだった。

さやかと結ばれて以来すっかり放置され不機嫌な態度を見せる菜々子は、ある日仕事の帰りに俊也を車に乗せるとスーパーの駐車場に車を停めて体操服とブルマ姿になり挑発する。俊也はさやかと同じように瑠衣や菜々子も好きだと謝罪し一戦交えて帰宅したものの、娘の運動会の帰りだというさやかまで同じ格好で現れ身体を求められて肝を冷やす。浮気に寛容なさやかの態度に安堵し情交を済ませたものの、そこに瑠衣が現れ修羅場となる。

数日後ラブホテルへ連れられた俊也は、さやかにうつつを抜かすようなら菜々子ともども店を辞めると瑠衣に言われ全員好きなんだと返答するが、それでも自分が先だと争う二人に業を煮やし自分の言う通りにして欲しいと求める。瑠衣や菜々子と同じようにさやかの秘所も剃毛した俊也は、毎日続く彼女たちとのプレイに圧倒されつつも、明日はどんなコスプレにしようかと考えるのであった。

【レビュー】

パラダイスシリーズ7作品目の本作は、神楽稜名義の2作品目でもあり、喫茶店の再生物語というよりは20代~40代までの3人とコスプレでセックスする事に重きが置かれていて、メイド服、バニーガール、フライトアテンダント、チャイナドレス、体操服+ブルマなどが登場する。

さやかをメインに置きつつも他の2人との情交場面の方が若干多いように感じられ、主人公は他の2人に筆下ろしされた時は言いなりだったものの、瑠衣を一度言葉責めで貫き絶頂に至らせると肉食系になるのはやはり巽飛呂彦作品お馴染みの展開であろう。終盤2章でコスチュームのパターンを変えてはいるものの、コスプレ熟女3人vs.主人公の構図に違いはなく、ややダレてしまったような印象も拭えなかった。

tag : 大学生主人公 童貞 熟女限定

神楽稜「熟・女・接・待 最高のリゾートホテル」

神楽稜「熟・女・接・待 最高のリゾートホテル」
(フランス書院文庫パラダイス、2005年12月、表紙イラスト:廣瀬龍)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2015年11月2日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)


【あらすじ】

瀬戸内海に面したリゾートホテルに投資ファンドの担当者としてやって来た康祐。ホテルを乗っ取られると勘違いした女性たちにより、次々と思わぬ肉体での歓待を受ける事になる。

【登場人物】

久米田康祐
23歳。投資ファンドの担当として、日名子の経営するホテルへやって来た。性格は真面目で女性にもてはするが、性体験は無い。高校時代は水泳部に所属しており、引き締まった筋肉質の体型で馬鹿が付くほど生真面目な性格。

向井日名子
38歳。10年前に亡くなった夫の跡を継いでホテルを経営しているものの、おっとりした性格からか周りからは頼りなく、また年齢よりも若く見える。

向井なつき
20歳。女子大生。普段は東京の大学に通う為に一人暮らしをしているが、じゃじゃ馬娘で康祐の事を端から乗っ取り屋と勘違いしており、必要以上に毛嫌いしている。

村瀬志津
40歳。地元で缶詰工場を営む夫とは20歳以上離れているが、夫婦仲は順調。元は水商売に就いていて和服の似合う女性。ホテルの上客の1人でなつきの言われるままに勘違いし、色仕掛けで康祐を撹乱しようとする。

樹里(佐藤清子)
30歳。3年前に漁師だった夫を亡くしているものの、保険金で生活には困らないらしく趣味の範囲で海女の真似事をしている。かつては伝説のソープ嬢・樹里として名を知られていた。志津とは顔馴染みで、彼女の依頼で康祐を誘惑する事に。2歳になる娘がいる。

藤堂八千代
27歳。龍印神社の神主で巫女。康祐が偶々滝修行をしていた所を通り掛かって飛び込みと勘違いし知り合う。神社一帯を観光地化したいという彼の熱弁に惹かれ、自らも変化したいと関係を望む。パイパンで秘かに被虐願望が有る様子。

【展開】

康祐がやって来ると聞いて早合点したなつきに説き伏せられ、日名子は志津の協力を受けて彼を色仕掛けで丸め込もうとする。予想していたのとは違い好青年の雰囲気を漂わせる康祐を一目見て気に入った志津はシナリオ通り話を聞く振りをしながらも、飲み物に催淫薬を仕込み気絶させる。気が付いた時には康祐に襲われたと言う筈だった志津だが、彼が童貞と知ると騎乗位で跨がり彼の真面目さを気に入り一人前の男にしようと樹里を紹介するのだった。

翌日海辺で樹里と出逢いホテルへ戻って来た康祐は、彼女からかつてソープ嬢であった事や彼を一目見て気に入ったのだと聞かされる。初めは自慢の技巧で樹里に一方的にされるがままだった康祐だが、再チャレンジを求めると一度射精した余裕もあって今度は樹里を絶頂に導く事に成功する。

ホテルと島の方々を出回る康祐は龍印神社にやって来るが、滝行中の八千代を見て飛び込みと勘違いしてしまい、反撃を受けて意識を失う。康祐が目を覚ますと八千代は服が乾いたら出て行って欲しいと素っ気ない態度を見せるが、町の観光と神社を組み合わせたプランを熱心に説明する。すると八千代から自分を変える為に抱いて欲しいと迫られ、意外にも被虐願望を持つ彼女を後ろ手に縛ってスパンキングしながら四つん這いで交わるのだった。

一方康祐を尾行していたなつきは八千代の家に泊まっていたと知り、自分が誘惑してでも彼の所業を暴こうと息巻く。しかし日名子は自分が康祐を誘惑するからそれをビデオに収めようと身代わりを提案するものの、いざとなると娘が見ているのを忘れて肉欲に溺れてしまう。最早母親ですら役に立たないと気付いたなつきは自ら康祐を誘惑するが、雰囲気に流され処女を失い帰京すると息巻く。

入れ替わりに女性たちを部屋に招く女たらしだと激怒するなつきに対し志津と樹里は惚れた男のことを信じなさいと諭し、康祐は一堂を前にホテルの再建プランを説明する。誤解していた自分を責め部屋に籠ったなつきは二日後に日名子に付き添われて謝罪すると、康祐の部屋でもう一度抱いて欲しいと告げる。謝罪の印だと秘所の翳りを剃り落とした母娘を前に康祐は一緒に奉仕させたり、母娘で愛し合わせたりした後で、二人を並べて交わり愛情を深めるのだった。

【レビュー】

2005年に試験的に導入されたレーベルである「フランス書院文庫パラダイス」はラブコメディーを意識した程々の軽さ、読み手に癒しを与えようとの趣旨で全部で8作品刊行されている。作者の名前を見ると本レーベルの為に用意されたようであり、全ては分からないものの、本作を担当した「神楽稜」氏は当時誘惑作品にシフトし始めていた巽飛呂彦氏の可能性が高いと思われる。

ホテルを経営する未亡人とその娘、有閑マダム、元ソープ嬢の海女、巫女と現実的な路線とコスプレ的な要素を織り混ぜており、独特なオノマトペが多用されているのはまさに氏の特徴を表しているように感じられる。現在は美少女文庫にも進出しており黒本での刊行ペースは落ちてはいるが、年7作品出していた時期もあるから掛け持ちは充分可能だったと思う。

tag : 社会人主人公 童貞 母娘丼 処女

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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