FC2ブログ

2015年10月刊・11月刊情報

早いもので2015年も残り4分の1となりました。急激に秋めいた天候で寒暖の差が激しいですが、読書をするのには良い季節になったように思います。風邪をひかないよう身体には気を付けたいものです。


●フランス書院文庫10月刊情報

「これから出る本」(公式ホームページ)

「本が好き!らぼ」近刊情報サーチ

※フランス書院で検索しているので、美少女文庫作品も出て来ます。各書籍ページからAmazonにリンクしています。


御堂乱「女教師【テニス部・奴隷合宿】」

Amazonの紹介ページでは同じ作者の「女教師【林姦学校】」と混同されていますが、登場人物を見る限りは関連性はないようです。

藤崎玲「因襲の家 未亡人兄嫁と若兄嫁と義母」

今月はフランス書院文庫Xで、過去の作品が新装丁で出版になります。

山口陽「押しかけ美母娘【おいしい手ほどき】」

美少女文庫のベテラン作家による新刊は母娘丼ですが、あらすじにない他のヒロインが出て来たりするのでしょうか。

庵乃音人「叔母vs.北欧から来た母娘」

こちらは何と言っても「北欧から来た母娘」でハーフ美少女の(フランソワ)瑠香に注目ですが、期間限定の「四角姦係」というくだりから読み取れる事は…?

榊原澪央「絶対調教 彼女の母、彼女の姉、担任の先生まで」

丹野忍さんによるヒロイン?の表紙イラストがグッドです。個人的には榊原さんは二次元的な要素が強いイマドキな作家さんという印象です。

星悠輝「初体験四重奏 義母、義姉、新任女教師、隣人妻と」

あらすじを見ると甘えん坊な主人公のようですが、果たして4人を相手にどう振る舞うのでしょうね。


◆フランス書院文庫X

結城彩雨「肛虐の紋章【人妻無惨】」

藤崎玲「兄嫁と新妻【脅迫写真】」

フランス書院文庫Xは10/9、フランス書院文庫は10/23が刊行日ですが、金曜日の刊行は下手すると週明けまで未入荷の可能性もあり、また店頭とAmazonの両睨みになりそうです。

※本日10/2にトー・クンの3部作の2作品目である「義母」が電子書籍化されています。

トー・クン作品紹介(公式ホームページ)

DSKさんのブログでお馴染みの「気になる」官能書籍の紹介記事はコチラからどうぞ。随時更新中です。
2015年10月発売予定の官能書籍から「気になる」作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!●フランス書院文庫X◆肛虐の紋章-人妻無惨(著:結城彩雨) 2015/10/13 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。夫の出張を狙って熟妻に襲いかかる悪魔上司。満員電車で双臀を弄られ、貞操を穢される。口を、秘唇を、アナルを嬲られた由季子は、「奴隷契約」を結ばされ、悪夢の肛肉接待へ。那津子、洋子、愛、志...
2015年10月の「気になる」官能書籍



9月末には「第15回フランス書院文庫官能大賞」の結果発表が出ています。(官能大賞の名前に文庫が入っていたりいなかったりと揺らぎがありますが、募集要項には文庫が入っているのでこれを正式とします。)

「第15回フランス書院官能大賞」結果発表(公式ホームページ)

今回は新人賞と特別賞でそれぞれ受賞なさっています。おめでとうございます。新人賞は「凌辱小説の王道と呼ぶにふさわしい作品」、特別賞は「これまでにない圧倒的なパワーを感じた」という事で、近日中の出版が楽しみです。因みに新人賞の方は「500頁近い圧倒的なボリューム」である事から、フランス書院文庫Xからのデビューが濃厚でしょう。

■フランス書院文庫11月刊情報

11月も復刊シリーズの発売はありません。2015年4月~9月にかけて発売されましたが、一定の役割を終えたという事でしょうね。

11月は通常通りフランス書院文庫6冊が発売予定ですが、新出の鬼龍凱さんが登場です。第14回の最終選考に似たタイトルの応募作品がありますが、詳細はいずれアナウンスされるのではと思います。

「第14回フランス書院官能大賞」結果発表(公式ホームページ)

綺羅光「三人の美熟妻【艶愛】」

巽飛呂彦「未亡人寮母・かおり」

相馬哲生「力ずくの秘書室【三匹の専属奴隷】」

高杉圭「熟女は最高! 隣りの淫らなおばさまvs.ママ」

早瀬真人「ハーレム・キャンパス 新入生と人妻女子大生と美人准教授と」

鬼龍凱「高慢令嬢姉妹、堕ちる」



「これから出る本」(フランス書院公式ホームページ)

【10/23追記】

2015年11月発売予定のラインナップが出揃いました。詳細や雑感は11月頭の記事で述べたいと思いますが、タイトルを眺めるとフランス書院文庫らしかったり、らしくなかったりと個性豊かですね。

※11月発売予定のフランス書院文庫は11/24の刊行ですが、都合によりこの週は本の購入は出来ても読めないかもしれません。いつもより記事の更新が大幅に遅れる可能性があります。楽しみになさっている方には申し訳ありませんが、何卒気長にお待ち頂ければと思いますm(__)m

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

星悠輝「初体験四重奏 義母、義姉、新任女教師、隣人妻と」

星悠輝「初体験四重奏 義母、義姉、新任女教師、隣人妻と」
(フランス書院文庫、2015年10月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

義母の美佳子に想いを寄せていた孝治は高校最後の一年間で、兄嫁の詩乃や代用教師の留美子、隣人妻の麗奈と相次いで性の手解きを受ける中で、遂に美佳子とも結ばれる。

【登場人物】

蒲生孝治
高校3年生。父は医者、兄は出世頭で本人も学年トップクラスの優等生で、都内の大学を志している。4年前に義母となった美佳子に想いを寄せており、勉強に手が付かなくなっている。女性経験は無い。

蒲生美佳子
35歳。東京で看護師をしていた際に、医者の応援でやって来た孝治の父親と出会い結婚に至るが、多忙を口実に帰宅しない夫が浮気していると知りギクシャクしている。孝治に対しては母親であろうと試みるが、次第に女として溺れていく。

蒲生詩乃
29歳。孝治の実兄の嫁で東京に暮らしている。実の父親から早く孫の顔が見たいと急かされており、機能不全に至った夫の要望もあり孝治の子を宿そうと試みる。和装が似合う楚々とした雰囲気で夫を立てる古典的なタイプ。

留美子
23歳。事故に遭った孝治の担任の代用教師として、地方の高校で教鞭を取ることになった。これまでも極力生徒のプライベートに触れようとせず、黒眼鏡に地味な服装と目立たぬように腐心して来た。Fカップの巨乳。

武里麗奈
31歳。蒲生家の隣人で少し歳の離れた夫と暮らしているが、子供はいない。モデルのようにスラッとした体型。転勤続きで周囲とは程々の距離を保っているものの、孝治に興味を持ち相姦関係を知って夫婦の営みに巻き込むことに。

【展開】

ある晩美佳子のパンティを洗濯機で見付け何度もオナニーした孝治は、翌朝寝坊してそれを置き忘れたまま登校する。そこへ布団を干そうと部屋にやって来た美佳子がパンティを見付け一旦は見過ごそうとするが、布団を取り込んだ際に衝動的にパンティに放たれた精の臭いを嗅ぎながら指で慰めていて孝治に見付かってしまう。美佳子は気まずい思いをさせまいとこれは夢の中の出来事だと告げ、覗きながら射精したばかりの孝治の汚れたペニスを口で綺麗にしながら再び精を放たせるのだった。

5月の連休に突然兄夫婦の来訪を受けた孝治は兄から自分の代わりに子を宿して欲しいと頼まれ郊外の温泉宿で詩乃を抱くこととなり、清楚な彼女に手解きを受けると一晩で立て続けに胤付けを行うが、教わった技巧を美佳子にも試したいと考える。

孝治の模擬試験の結果が芳しくないのを危惧した留美子は彼と面談を行い、美佳子への欲求を代わりに受け止めようと当面は自分が相手をしてあげようとセックスに及ぶ。そして秋を迎え三者面談の日に美佳子に孝治の為に抱かれて欲しいと目の前でセックスに及ぶ。その帰りの車中で機会を逃がすまいと半ば強引に押し倒した孝治だが、美佳子も先のことはともかく今は彼の女になると受け入れるのだった。

そんなある日孝治は自宅に帰ると夕飯の準備をしていた美佳子に模試で好成績をあげたからと褒美を求めリビングで求めるが、その直前に彼と話をしたばかりの麗奈に目撃される。数日後孝治は相姦をネタに麗奈に脅され夫婦のハメ撮りをする事になるが、二人のプレイに触発され勃起しているのに気付かれセックスしていた彼女の夫の誘いで彼女の後ろの穴に挿入し快感を味わう。
更に何日か経って今度は麗奈が美佳子を巻き込んでレズプレイの撮影や相姦プレイを披露する羽目に陥るが、意外にも美佳子が乗り気だと知り熟女二人に奉仕され、再び麗奈のアナルに挿入しながら前屈姿勢の美佳子のアナルを舌で愛撫するのだった。

留美子や麗奈が去り明くる年を迎えた孝治は、受験を控え上京する前夜に欲求不満にならぬようにと美佳子から誘われアナル処女を捧げられる。そして大学へ進学して間もなくコンパで酔って部屋に帰宅した孝治は美佳子が上京しているのを知って驚くが、そこへ部屋の様子を見に来た詩乃と鉢合わせになる。美佳子は詩乃とも性的な関係にあると知って驚くが、控えめな彼女に奉仕の仕方を教えて孝治を射精に導き寝室で続きを始めようとすると、孝治の携帯に相次いでメールが入り…。

【レビュー】

表面的には主人公をバトンになぞらえてヒロイン4人による性の手ほどきのメドレーであるものの、実際は主人公が思いを寄せる義母と「兄嫁(タイトルでは義姉となっている)⇒新任女教師⇒隣人妻」との対比という形で描かれており、メインは義母でその他3人は引き立て役だと言えよう。
デビュー当時の作者に対し「鬼頭龍一の後継者」という宣伝文句が付けられており、本作の情交描写において作者も「先人」の作風を幾らか意識した場面が見られたように感じられた。

義母によるお口での奉仕をきっかけとしているが、主人公のムスコに関する描写はまだ「オトナになりきれていない」とされ、とかく誘惑官能作品でありがちな「大人顔負けの逸物を持っていて…」というステレオタイプとは一線を画していると言えよう。この描写は主人公が経験を積んでもあまり変わりはないようで、わざわざ汚れたものを義母がお口で綺麗にするという場面も見られる。

そんな主人公の初体験のお相手は義母ではなく、夫婦間のある事情から「夫が承知した形で」兄嫁と関係を結ぶのだが、チェリーである主人公に貞淑な兄嫁が手ほどきしつつ逆に主人公の性欲の強さに翻弄されたりする。ここでは義母は全く話に絡まない一種独立した話ではあるが、終盤での展開の布石として役立ってはいる。

女教師は代用教師、隣人妻は夫が転勤族という特性を与え、いずれはいなくなる存在として主人公との関わりは一過性のものとし、女教師は成績が落ちた主人公から事情を聞いて義母の代わりとして一時的に慰め、隣人妻は情交を覗き見たのを契機に自分たちの倒錯した趣味に巻き込み、それぞれ母子の関係を深めていく触媒としての役割を与えられている。

ただヒロイン各自に対し凝った設定を用いているのだが、本作で4人登場させている以上何処か性急な感も否めず、兄嫁の部分はもしかすると女教師にまとめても良かったのでは…という気もする。そのツケと言っては言い過ぎかもしれないが、終盤での慌ただしさにより折角の倒錯したプレイの描写を詰め込み過ぎてちょっと勿体ないように感じられた。本作の官能描写の多さからすると、ひょっとしたら3人の方がよりしっくりと来るのかもしれない。

DSKさんのブログにて本作を取り上げています。
2015/10/23 発売初体験四重奏-義母、義姉、新任女教師、隣人妻と著:星悠輝、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「こんなに大きくして……溜まっていたのね」息子のズボンを下ろし、肉茎を優しくしごく美佳子。義母の自慰を覗いた日から始まった禁断の母子姦係。舌を絡めるキス、柔らかなふともも、甘い手コキ……性に溺れる僕に今度は兄嫁が「子作り」の申し出を……四人の年上女性から順繰...
初体験四重奏-義母、義姉、新任女教師、隣人妻と(著:星悠輝、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞

庵乃音人「叔母vs.北欧から来た母娘」

庵乃音人「叔母vs.北欧から来た母娘」
(フランス書院文庫、2015年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

夏休みを利用して亡き母親の墓参りにと佐織と娘でハーフ美女の瑠香が日本にやって来るが、叔母の春子と暮らす隆太は家に二人を泊めた晩に佐織に対して無理矢理関係を迫ってしまう。その翌日瑠香に誘われ初めてを捧げられるも、佐織を再び求めようとした事が春子に発覚してしまう。

【登場人物】

星野隆太
18歳。8年前に父親を亡くして以来、叔母の春子夫妻に引き取られている。現在は浪人生。春子に対しては口うるさい存在でもあり密かな憧れを抱いていたが、佐織が来日してからはより強く意識するようになった。女性経験は無い。

島谷春子
39歳。隆太の父親の妹(叔母)で4年前に夫を失って以来、二人で暮らしている。色白で楚々としたGカップ90cmの肉感的な美人だが、生来の生真面目さもあってか隆太とは微妙な距離を保っている。

高瀬佐織
35歳。早逝した隆太の母親の大学時代の後輩で、隆太の幼い時に力付けてあげた事もあり、彼の想い人になっている。スタイルが良くHカップ95cmの美女。フィンランド人の男性と学生時代に結婚し移住したが、意外に早く結婚生活は破綻し瑠香を育てている。

高瀬瑠香
18歳。ミドルネームはフランソワ。フィンランド人とのハーフで、金髪碧眼でスタイルが良く典型的な美女。幼馴染みの隆太をずっと想い続けており、彼の母親の墓参りで来日した沙織に同伴している。男性にチヤホヤされていそうだが、処女のまま。

【展開】

佐織と瑠香が島谷家にやって来たその晩、若き日の二人のビキニ姿の映像をオカズに部屋でオナニーしていた隆太だが、佐織にうっかり見られてしまう。嫌われまいと彼女の腕を引いて部屋に引きずり込むが、その魅惑的な身体に触れ衝動的にベッドに押し倒し、無理矢理関係を持ってしまう。翌日隆太と瑠香が外出している間に、佐織からホテルに移りたいと申し出を受けた春子は理由が分からず、不審を抱く事に。
一方母と隆太のセックスを見てしまった瑠香は隆太に苛立ちを表情を浮かべながらも長年の想いを打ち明けようと公園の木の陰で彼を連れ込むが、処女である事から次第に隆太のリードに身を委ね立ちバックで受け入れるのだった。

その翌日春子が瑠香を連れ立って買い物へ出掛けたのを見て隆太は何とか佐織の赦しを得ようとするが、揉み合う内に押し倒した所を忘れ物を取りに戻った春子に見付かってしまう。叔父の仏壇の前で春子に叱責された隆太は涙ながらに佐織が好きだと訴えるが、単に欲求不満を解消したいだけだと取り合わない春子と話す内に彼女の身体を使って性欲を発散させるという話になる。
春子は裸体を見せるつもりが隆太に押し切られて夫の仏壇に手を付いた姿勢で挿入され膣内に射精されるが、ひと息付いて夕飯の準備を始めようとした時に再び身体を求められる。佐織と穴比べをするかの如く隆太にサディスティックな言葉で責め立てられ、それでも快楽に溺れる顔だけは見せぬと春子は意地を張るのであった。

二日後隆太はホテルに移った瑠香に呼び出され佐織の元を訪ねると共にフィンランドで暮らさないかと誘われ、一度は外へ出た瑠香も含めて3人での情交に至る。しかし饗宴を終えると佐織は春子に連絡した時の隆太の寂しげな横顔が脳裏から離れず、彼女を呼び出し真意を確かめようとする。
翌日ホテルにやって来た春子は相対した佐織から隆太を引き取る代わりにと金を要求され、その慇懃無礼な態度に戸惑いつつも嘘でも良いから隆太を愛して欲しいと涙を浮かべながら土下座すると、それを見た佐織は春子を試そうとしたと謝罪し一部始終を見守っていた隆太と瑠香も部屋にやって来る。春子がやっと素直になり愛されていると知った隆太は、瑠香の提案でみなで情交に至るのであった。

【レビュー】

タイトルにわざわざ「北欧から来た母娘」と入れているだけに一般的に性的に奔放なお国柄というイメージ(失礼)に訴え掛けつつも、主人公と彼に対して愛情を抱く母娘との物理的な距離を演出する為に用いられているようで、何も北欧でなくても南米でも何処でも良かったりする。あくまでも北欧と聞けば「それ」だと読者に先入観を抱かせながらも、母娘は愛情溢れる何処にでもいるヒロインたちなのだと言える。

前置きが長くなったが、本作も庵乃音人作品らしい「主人公を猫可愛がりするヒロイン(たち)」という命題に沿った手堅い作りであり、主人公を引き取って以来自らの生真面目さが故に甘えさせようとしない「ツン」な39歳の叔母が主人公の幼馴染み母娘の登場により、最後は幾らか「デレ」へと転じていくまでの流れが描かれている。

メインは確かにこの叔母なのだが、主人公の母親の旧友である35歳の熟女とその娘で金髪碧眼と典型的な18歳のハーフ美女の二人の存在の方が個人的には大きかったかなと思われる。
厳しい性格の叔母よりは一時帰国した熟女に寄せる想いの方が強い主人公と、無理矢理関係を結ばれてしまい旧友である母親への義理立てもあり当初は拒んでいた熟女の関係は、日本を離れる直前になり秘めていた感情を爆発させる瞬間が可愛らしく、それでも主人公の本意を見抜き終盤には叔母に対して芝居に打って出るキューピッド役に徹している。
一方のハーフ美女も主人公に寄せる想いを成就させようと純潔を捧げるも、皮肉にも自分の母親への思慕の方が強いと察し、終盤の舞台の引き立て役となっていてもっと見せ場を作って欲しかったなとそれだけ魅力的なヒロインである。

こうしたヒロインたちの想いを知ってか知らずか、主人公は始めの内は熟女に対して無理矢理関係を迫ったり、ハーフ美女には恥ずかしい事を求めたり、叔母には夫の仏壇の前で辱しめを与えたりといかにもフランス書院文庫の主人公らしく、それでもヒロインたちの設定の良さで補っていて読後感は良かったと思う。

tag : 大学生主人公 童貞

山口陽「押しかけ美母娘【おいしい手ほどき】」

山口陽「押しかけ美母娘【おいしい手ほどき】」
(フランス書院文庫、2015年10月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

就職先が内定した大学生の衛は、知人から紹介された後輩の杏樹と付き合い始め1ヵ月目で初エッチに挑むも、童貞と処女で上手くいかず失敗に終わる。翌日杏樹の母親・千尋が部屋を訪ね、娘の為に手解きをしてあげると半ば強引に馬乗りで跨がられて筆下ろしされてしまう。母の性格を知る杏樹は奪われる前に自分から処女を捧げようとして、衛の元へ押し掛けるが…?

【登場人物】

小野衛
21歳。大学4年生で大手電子機器メーカーへの採用が内定している。平均よりやや高い身長で華奢な体格の青年。残りの大学生活を謳歌しようと知人の紹介で杏樹と知り合った。これまで女性経験は全く無い。独り暮らし。

水無瀬千尋
38歳。杏樹の母親で8年前に夫と死別し、女手一つで娘を育てて来た。肩まで伸ばした黒髪に巨乳で母性的な魅力を感じさせる美女だが、明け透けな言動からしばしば娘を呆れさせている一面も。ショップの店員として働いているらしい。

水無瀬杏樹
18歳。衛と同じ大学に通う後輩で、母の千尋と苦労しながらも進学している。衛と付き合ってからまだ1ヵ月ながらも人柄に惹かれて抱かれる覚悟はあるものの、聞いただけの拙い知識に惑わされて受け入れられずに初エッチに失敗する。

【展開】

就職先が内定した衛は、知人から紹介された後輩の杏樹と付き合い始め1ヵ月目で初エッチに挑むも、童貞と処女で上手くいかず失敗に終わる。翌日杏樹の母親・千尋が部屋を訪ね、娘の為に手解きをしてあげると半ば強引に馬乗りで跨がられて筆下ろしされてしまう。
そんないきさつを知らない杏樹はその晩に千尋の思わせ振りな態度に挑発され、母親に奪われる前に自分から処女を捧げようと次の日に衛の元へ押し掛けてセックスに至るが、鍵を掛け忘れた部屋にタイミング良く千尋が現れて母娘共々押し掛け状態に。

こうして始まった千尋と杏樹母娘との同居生活。朝っぱらからお目覚めフェラで精を搾り取る母親に苛立つ杏樹は講義を終えると、衛をラブホテルに誘ってソーププレイから馬乗りになっては自分の虜にしようと試みる。一方千尋は杏樹が恋人で自分はおこぼれに預かるだけだと言いながらも誘惑に弱い衛を他の女に奪わぬよう、自分たちに夢中にさせようと口実を付けてデートに誘い映画館で官能的なムービーを見ながら手コキで、公衆トイレでは対面座位で交わるのであった。

そこに杏樹から何度も不在着信が入っていたのに気付き衛は焦りつつアパートに戻ると、案の定杏樹はかなり立腹した様子で待ち受けていた。二人に罰を与えようと意気込んだ杏樹は千尋に尻を付き出す格好になるように命じて手首を拘束し、アナルバイブを使いながらアクメに導いていく。そんな千尋の乱れた姿に勃起を隠せない衛も杏樹に押し倒され、罵倒されながら足でペニスを踏み付けられたまま射精した後、更に馬乗りで跨がられて精を搾り取られる。
同時絶頂で衛に覆い被さるように抱き付く杏樹だったが、そこへ拘束を解きペニスバンドを装着した千尋に逆襲とばかりにアナル処女を奪われ、膜越しにペニスに刺激を受けた衛も再び勃起しては杏樹の膣内に射精する。

夏休みに千尋の目を盗んで海岸にデートにやって来た衛と杏樹だったが、目の前に千尋が現れ抜け駆けは許さぬとばかりに微笑まれると、彼女にはどうやっても敵わぬと諦め主導権を奪われてしまうのであった。

【レビュー】

タイトル通りこの作者らしい奔放な性格の母親と、彼女に煽られ次第にエッチに積極的になる娘との母娘丼作品である。主人公は娘との恋人関係を望むが、母親は大手企業に内定が決まり将来が有望な彼を逃すまいと身体だけの関係で良いと言いつつ主導権を握っていく。そこには娘の恋人を奪うという背徳感は無く、ひたすら快楽に溺れていくのみである。

ここは読み手の取りようによるとは思うのだが、作者の記述から判断すると極めて打算的であり、40歳近い女性にしては肉食で節操が無さ過ぎて下品な印象が拭えないのである。これはフランス書院文庫での山口陽作品の大半に共通する事であり、ヒロインの性格の底の浅さばかりが目に付き、後付けで独り身の淋しさ云々と述べられても白けてしまう。

一方の娘も終始母親の存在を意識しては何とか自分に振り向かせようと懸命になるが、生娘のレベルでは到底敵うはずもなく、当初の可憐さは何処へやらで僅か数日間にしてはあまりの肉食系への変貌振りに唖然としてしまう。同じ傾向のヒロインが二人いると締まりが無いように感じられるし、終盤までに何か一工夫欲しかったのかなと思う。

作者の美少女文庫での近作ではリベンジものの凌辱テイストの作品を多数見受けられるが、フランス書院文庫ではその路線での需要が少なくないと思われるし、何も激しい調教プレイだけに拘る必要はないから一度方向性を広げるべくトライしてみてはと僭越ながらも申し上げるが、いかかであろうか。

tag : 大学生主人公 童貞 母娘丼 処女

響由布子「欲望の試着室」

響由布子「欲望の試着室」
(竹書房ラブロマン文庫、2015年10月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。

欲望の試着室(Amazonサイト)


【あらすじ】

再就職に伴い勇はスーツを購入しようと紳士服店を訪れるが、試着室で美しい店員の弘子に突然口唇奉仕を受けて射精に導かれる。彼女は何故そんなことをしているのか、謎を解くために勇は店に通い始めるが、妖艶な店長の佐保子など淫靡な店員たちに次々に誘惑される。しかしある日弘子に呼び出され淫戯の真相を知り、勇は新たな世界を知ることとなる。

【登場人物】

望月勇
29歳。ブラック企業を辞め再就職に向けて活動中。スーツを買おうと偶々訪れた郊外の紳士服店で甘美な体験をした事から一方的に弘子に想いを寄せ、店に通いつめる。母親を除いた女性全般に苦手意識を持ち、性体験は無いままで来た。寧々子と同い年の妹がいる。

田中弘子
24歳。郊外の紳士服チェーンのある店で採寸担当の仕事に就いている。実は夫はそのチェーンの著名な経営者で、後妻に迎えられて夫好みの女に仕立てられた経緯がある。しかし加齢に伴って男性としての自信を失ないつつある夫の欲求を満たそうと若い男を探しており、勇がプレイの相手として相応しいと照準を定める事に。

牧瀬佐保子
30代で弘子が勤める紳士服店の店長。元は田中社長の行きつけのスナックのママで愛人関係にあったらしい。夫妻の事情を知って弘子の男漁りを容認しているだけに留まらず、自らも勇を誘惑して初物を頂くなど性的に奔放な一面がある。

赤塚セイラ
29歳で勇の中学時代の同級生。中学時代はいわゆるヤマンバメイクで不良たちと釣るんでいたが、何故か勇だけは怯む事なく彼女と接していたらしい。現在は年子で小学校高学年になる二人の子供の母親で夫とも一応円満な様子。結婚を機に勇の住む街に引っ越し、紳士服店の礼服売り場を担当する。

久保寺真紀
35歳。紳士服売り場を担当する店員の一人。夫はいるが浮気に走っており、自らが不感症なのが原因だと思い詰めていた。佐保子とセイラが勇の取り合いになっていると聞き、催眠治療のパートナーに彼を選ぶ事になる。

友成寧々子
21歳の女子大生で、父親同士が知り合いという関係から田中社長と懇意にしており、その縁で勇を紹介される。女としての自らの価値に拘りを持ちマニアックなオナニーもしているという少々風変わりな面もあるものの、男性経験は全く無い。

【展開】

偶然入った紳士服の店でスラックスの裾上げをしてもらおうと試着室に案内された勇だが、担当の弘子の色香に誘われ勃起しているのを見破られて、何故かペニスを取り出され口唇奉仕を受ける。次の日から店で弘子を監視し始めたものの、すぐさま佐保子に捕らえられた勇は店長室で弘子とは違った熟女の魅力に圧倒され、口唇奉仕された後で対面座位で童貞を奪われると更に彼女の積極さに負けて二回戦まで経験する。

数日後勇は別のスーツを購入すると見せて弘子を試着室まで連れ込み、はしたない真似は止めるように説得を試みるも失敗するもののセイラと再会する。彼女と居酒屋で思いで話に花を咲かせていたものの予感通りにラブホテルへ直行した勇だが、彼女から仕事柄服の上からでも逸物のサイズは見当が付くと聞かされて弘子がサイズに興味を抱いたのではと落胆しつつも、セイラと立て続けに三回交えた後で弘子と連絡を取りたいからと仲介を頼む事に。

その翌晩弘子と逢った勇だが、何故か彼女から愛の巣に来るように誘われ抱いて欲しいと迫られて、立て続けに膣内に射精したものの、はぐらかされた感が否めずにいた。翌日勇は紳士服売り場でセイラからの追及をかわすが、そこへ現れた真紀からの頼みで催眠治療に付き合わされる羽目になる。
治療で羞恥心を取り去り積極的になった真紀に対し催眠術に半信半疑でいた勇もテクニシャンになると誘導され彼女を指や舌で愛撫して絶頂へ導くと、前でしたばかりなのに立て続けに後ろの穴までも求められ少しだけ自信を付ける。

そんなある日の晩に弘子に呼び出された勇はそこに田中社長がいて夫だと知ると共に、二人の関係に気付いていながらも寛容な態度でいる事に不審を抱く。実は男としての自信を失ない寝盗られプレイに興奮するという社長から目の前で彼女を抱いて欲しいと言われて勇は唖然とするが、夫に秘所を攻められ喘ぐ彼女に触発されて一度は交わるものの、二度目となると怖じ気付き慌てて逃げ去ってしまう。

その直後社長の紹介で寧々子と逢った勇は、彼女が抱いて欲しいというサインを出しているのにとダメ出しを食らって反省しつつも、見掛けに反して性的な被虐願望があるのに驚く。勇が主人となって彼女にオナニーを命じると、玩具を使って激しい行為を見せられその後破瓜へ導くと、彼女は弘子を想っていても良いから自分を第二の恋人にして欲しいと求められ応諾する。

寧々子との情交で幾分自信を取り戻した勇は再び社長の目の前で弘子を抱くようになるが、ある日社長の提案で寧々子を交えたスワッピングプレイを求められる。勇は社長を興奮させる為に寧々子と弘子のレズビアンプレイから弘子との情交、ベッドでの寧々子との情交と立て続けに射精するが、社長はまだ物足りぬと弘子に奉仕させながら二人に悪戯させて絶頂へ導くと騎乗位で弘子と交わるように命じる。
寧々子が弘子の後ろの穴にバイブを挿しながら攻めていると、やる気に満ちた社長はバイブと入れ替わりにペニスを孔穴に挿入し薄い膜越しに勇の逸物と擦り合わせながら久し振りの快感を味わうと、自信を取り戻して今度は佐保子を仲間に加えようと勇に提案する。勇は機会があればこれから何度でも女性たちを試着してみたいと新たな世界に思いを馳せるのであった。

【レビュー】

採寸の仕事に就いていると大体の服のサイズが分かってしまうという作者の知人談に基づき、スラックスの膨らみで逸物の大きさも分かるなら…というややファンタジーめいた前提で展開される作品。童貞の主人公が紳士服店を訪ねると美人の女性店員にいきなり口唇奉仕を受けてしまい、これがきっかけで次々と奔放な店長や店員たちに誘惑を受けるラッキーぶりを見せるのが前半の流れである。

同級生店員のツテで美人店員とも関係を持った主人公は人妻だと聞かされても諦め切れずにいたものの、ある日彼女と歳の離れた紳士服店の社長でもある夫により仕掛けられていたと知り、本能的に一度目は彼女を抱くものの自信を失ってしまう。しかし性的に倒錯した女子大生との出逢いをきっかけに主人公も別の変態性に気付き、終盤では社長の目の前で二人と交わるまでに成長している。

そこまでの成長がやや早いし、店長や店員二人の内いずれかは不要だったのかもと思わせる節も感じられるのだが、人妻店員とは催眠要素、美人店員の夫には「寝盗られ」趣味が有ったりと「ラブロマン」らしい程々のファンタジー要素が見られていて非常に興味深いところである。

tag : 社会人主人公 童貞 処女

高竜也「【美熟】三姉妹 トリプルタブー」

高竜也「【美熟】三姉妹 トリプルタブー」
(フランス書院文庫、2007年11月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

夏休みを利用して母の郷里の金沢にやって来た晋平は仕事で母が不在がちなのを良いことに奔放な叔母の遥香と肉体関係を結ぶが、ある日伯母の綾子に関係が発覚しその代わりを求めようとして親しくなる。しかしそんな日々も母の帰宅により終わりを告げることに。

【登場人物】

香坂晋平
16歳。友穂の息子で母と離れ横浜の進学校へ通っている。父は二年前に遥香の夫と同乗していた際に事故に遭って亡くなっている。夏休みの前から同級生のハーフの美少女と付き合っているが、まだ本番を経験しておらず負い目に感じていた節も。

香坂綾子
39歳。三姉妹の長女で金沢にある老舗旅館で妹二人と共に切り盛りしており婿を迎えたものの、早くに病気に掛かって亡くなっており再婚せずに独身を貫いている。

香坂遥香
31歳。綾子と友穂の妹で上京し結婚していたが、二年前に友穂の夫と同じく事故死している。子供はいない事から早々に金沢に戻り一人身の気楽な立場だと周囲から見られているが、酒を口にして深酔いしている場面も多く悲しみを底に秘めている。

香坂友穂
37歳。晋平の実母で三姉妹の次女。晋平が高校に上がってから帰郷し、語学に堪能な事から海外向けの営業や外国人観光客に対してガイドを務めており不在がち。晋平に旅館の後継ぎになって欲しいと願う一方で、叔母からしきりに再婚話を持ち掛けられその気はないと断っている。

【展開】

観光客を見送り酔って帰宅した遥香を介抱しようと寝室に運んだ晋平は彼女の服を脱がせるが、裸体に挑発され勃起してしまう。知ってか知らずか遥香は寂しいから一緒に寝てと晋平を誘い偶然を装ってブリーフの膨らみに触れるが、それだけで射精させてしまう。後始末をと浴室に誘い洗ってあげる振りをしながら二回目の射精に導いた遥香は晋平が部屋に戻った後でオナニーに浸り、勃起を思い浮かべながら絶頂する。

遥香との甘美な一夜を意識した晋平はそれが遥香の仕掛けた誘いとは気付かずに次の日の晩に彼女の部屋に忍び込んでオナニーを覗くが、明くる日に彼女の日記に情交願望が記されているのを知り、彼女も性欲を抱いていると確信しその晩に酔って寝入っているのを確認してから夜這いを決行する。
ベッドに横たわる遥香の全身を観察していた晋平によって晒け出された秘所を舌で愛撫され、遥香は今気付いたとばかりに目覚める。晋平に口唇奉仕をし飲精した後で晋平にクンニされて潮を吹いてしまった遥香は、仕切り直しに浴室で再び晋平を射精に導いて寝室に戻り、馬乗りで交わって腰を遣う内に彼と共に絶頂を迎えるのだった。

晋平の夏休みの間だけと割り切り情交を重ねる遥香はある日休みを取り、能登半島に彼を連れて宿泊先で爛れた一夜を送る。しかしその逢瀬を人づてに聞いた綾子は晋平に自分の寝室の隣室で寝るように命じ、二人が接する時間を少なくしても夜遅く部屋を抜け出して交わりを持っているのを知り、それを盗み聞きしながら秘所を濡らしてしまった綾子は自分もまだ女だと意識するのだった。

翌日から夕食後に晋平に手伝いをさせた綾子は大胆になろうと酒の力を借りてマッサージをして欲しいと告げて狸寝入りしていると、予想通り晋平が彼女の身体に興味を持ち勃起を露出してオナニーしようとする。そこで目覚めた綾子は厳しく叱った後で慰めてあげると告げるが、性的な知識が足りず晋平の言うままに手コキやお掃除フェラをさせられる。遥香にガイドの仕事を与え二人を引き離す事に成功するが、その晩に晋平に押し倒され久し振りの情交の喜びを味わうのだった。

しかしその二日後に友穂が戻って来ると流石に綾子と同じ部屋に寝る訳にもいかず晋平は不満を見せるが、ある日母の見合い話を聞いて再婚するのだと早合点して不機嫌になり酒を口にして泥酔する。それを見付けた友穂は甘えたいのだと勘違いし抱き寄せて眠るが、その間に女体を悪戯されたのに気付き、更に我慢できずに遥香の部屋へ夜這いをしていたのを知る。
翌日晋平の日記を見て自分を罵る言葉が並べられているのを知った友穂は、夕方にワインを部屋に持ち込み酔いの力を借りて晋平の好きなようにさせようとして一夜限りの関係を結び、彼の母親でいようと見合い話は断ることを決意するのだった。

【レビュー】

帰郷した主人公によるひと時の性体験と実母を含めた近親相姦を絡めており、いかにも高竜也作品らしい作風である。上記【展開】にて省いているが、横浜在住の主人公が母の郷里でのひと夏の性体験を振り返り、終盤では同年代のガールフレンドから処女を捧げられるという流れである。やや硬質な作風だけに三姉妹と言えど複数でのプレイや、ハーレムという結末は望めないのは仕方のないところである。

ヒロインは三姉妹で未亡人という設定でメインは三女に当たる主人公の叔母であるが、最年少というのもあって奔放に見せている反面で、その裏に見え隠れする影の部分もまた深いものであろう。とは言え近親である故に情交を重ねていってものめり込む事は無く、ひと夏を楽しもうという割り切り感もあってこその淫らさなのかもしれない。本番までが長いのはやむを得ないところである。

主人公の伯母は二人の妹を思って苦悩し、何とか主人公と三女を引き離そうと試みるが、主人公の性欲の強さに負けて受け身一方だった彼女が花開くまでを描きたかったのかもしれない。しかしページ数が限られているだけに、その直前で終わったのは残念である。実母に付いても同じように、終盤に無理矢理着地させようとするばかりに物足りない描写に終わっている。個人的には夏休みに叔母姉妹の元を訪ねるという形で、二人を対峙させれば良かったかなと思うのだが…。

tag : 高校生主人公 童貞 母娘丼

庵乃音人「妻の姉【二週間の秘園】」

庵乃音人「妻の姉【二週間の秘園】」
(フランス書院文庫、2012年6月、表紙イラスト:野中昇)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2015年10月18日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

失業中の篤志は新婚早々妻が海外出張で不在となって彼女の姉の綾子の元で居候し、就職活動の合間に綾子と関係を持ち疑似姉弟生活を送るが、情交を結んだ事からギクシャクし始める。ところが求職中に後輩の沙耶と偶然知り合い一夜限りで関係を持ったものの、翌日彼女が押し掛けて来て新たな展開を迎える。

【登場人物】

佐倉篤志
26歳。静香と結婚して間も無いが、勤務先が倒産し失業しており求職中。住む家が無く静香の姉の綾子の元に居候させてもらっている。6歳上の実姉を亡くして以来面影の似た女性を探していたが、諦めて静香と交際し始めた時に綾子と出逢いショックを受ける。

鈴森綾子
35歳。篤志の妻の静香の実姉。母性的で柔和な美貌と肉感的な身体をした女性。90cm以上有る巨乳。15歳も年上の大学教授の夫を3年前に亡くし邸宅に一人で暮らしていたが、妹夫婦が住む所がないと知り同居に応じる。篤志の亡き姉と良く似た雰囲気を持っている。

多岐川沙耶
23歳。篤志と静香の大学時代の後輩で薬剤系商社の受付嬢を務める。可愛らしい容貌に反して豊満なボディの持ち主。後に篤志の再就職先になる会社に年上の婚約者がいて結婚を間近に控えているが、初めては憧れの篤志に貰って欲しいと積極的にアプローチする。

佐倉静香
26歳。篤志の妻で社長秘書を務めているが、新婚早々に2週間北米へ社長と同行出張する事になった。すらりとスタイルの良いクール系の美女。姉の綾子と同様に彼女の亡き夫の教え子の1人であり、彼女には言えない過去の秘密を抱えている。

【展開】

綾子と同居生活を始めた篤志は入浴中の義姉の裸体を覗き見てしまい、オナニーしている所を彼女に気付かれる。翌朝篤志は謝罪し綾子に亡き姉の面影を感じると伝えると、意外にも本番以外ならと疑似姉弟プレイを受け入れられ一緒に風呂に入るが、それだけで収まるはずがなく巨乳を駆使した奉仕をしてもらい射精する。更に翌日綾子に裸エプロンをリクエストし就職活動から戻った篤志は手出ししないという事前の約束を破り、シンクに押し倒して後背位で貫いてしまう。

翌週罪悪感を抱いたまま面接を終えた篤志だったが、そんな折に沙耶に声を掛けられて彼女の勤めている会社だと知り夕食を共にするが、何故か結婚前の彼女にセックスを教えてあげる流れになる。綾子とはまた違ったダイナマイトボディに感嘆するものの本番になって痛みを訴えられ、沙耶が初めての情交だと知って自分に寄せる想いを知ったものの一夜限りだとケジメを付けようとする。

しかし翌日外出から戻ると沙耶が押し掛けているのに唖然としつつ、綾子と二人きりになる時間が無くなると篤志は焦りを抱く。沙耶が入浴している間に綾子をトイレに引き摺り込み後背位で再び関係を持つものの、当の綾子は妹への罪悪感を拭い切れずに姉弟ごっこは止めにしようと告げる。しかしその直後タイミング良く現れた沙耶から二人の関係を知っていると告げられ、自分も篤志に抱かれたと挑発され綾子は更に悩みを深める。

それでも沙耶の口添えもあって再就職が決まった篤志の為に彼女の手配で高級旅館の離れで泊まりのお祝いをしようと同伴する事になった綾子だが、彼女と一緒に部屋の貸し切り風呂に入っていると熟れた身体に悪戯され、篤志が覗き見していたのに動揺を覚える。更に沙耶のペースに巻き込まれて二人に全身を洗われながら前後の穴を弄られ、潮を吹きながら彼の迸りを全身に浴びて快感を得るのだった。
辱しめを受け寝床に入っても悶々とする綾子は、側で挑発するかのように四つん這いになり篤志を受け入れる沙耶の喘ぎ声を聞いてしまい、二人が寝静まった頃合いを見計らい浴室で慰めてしまう。そこへタイミング良く現れた二人から妹を説得するから一緒に愛して欲しいと求められ、綾子の中で抑えていた想いが弾けて今までとは打って変わって積極的になり嫌がっていたアナルでの交わりを受け入れる。

数日後帰国した静香は篤志の再就職を喜び久し振りに抱かれるが、今までとは違って自信満々な態度に違和感を覚える。情交を終えると綾子と沙耶が寝室に乱入し、篤志と関係を持ったと聞かされて混乱し、更に篤志に後ろを貫かれた静香は激しく抵抗する。それでも目の前で綾子が肛穴を晒け出して篤志に犯されているのを見た静香は嫉妬のあまりに興奮し、更に姉から「切り札」を使われると三人の無茶な要求を受け入れアナルで絶頂を迎えるのだった。

【レビュー】

リアルドリーム文庫から次第に他社レーベルへ活躍の場を広げていた作者のフランス書院文庫でのデビュー作品は、このレーベルを意識した作風で誘惑作品の割には終盤への流れを見ると意外にもハードだなという印象である。次の作品以降は暫く「(少年)主人公をショタコン気味に愛する熟女たち」とリアルドリーム文庫での作風を進化させた流れに変わっているので、まずは作風の深さを披露する場として良いきっかけになったと思われる。

始めは主人公から妻の姉への一方的なアプローチでありともすれば調子に乗り過ぎな感じもしなくはないが、姉弟ごっこに思った以上に乗り気な妻の姉が一回り歳の違う主人公を可愛いと思ったり、後ろの穴へのタッチは嫌がったりと後々への伏線が張られている。主人公と妹の後輩に責められて陥落してからの彼女は思った以上に淫らで、妹へのちょっとしたわだかまりが終盤の「切り札」に使われているのは面白いと感じた。

妻の後輩だが意外にも男性経験は初めてで、だからこその猪突猛進さなのか翌日から押し掛けては二人の関係を見抜き、更には自ら主導して妻の姉、終いには妻をも説得して主人公に望ましい環境を作り上げるような逞しさを持っている。このように道化に徹するヒロインが居て、主人公と貞淑で踏ん切りの付かないメインヒロインの後押しをするという展開は庵乃作品ではこれ以後も用いられており、それがハートウォーミングな作風に役立っている。

主人公の妻は全てが自分の居ないところで話が纏まっており、正妻としての立場も何もあったものではないのだが、狂気とも言える快楽責めと過去の自分がしたことの「復讐」を姉にされてあっさりと堕ちてしまったのはちょっと早いかなと思いつつも、終盤の一章でしか出番が無いなら仕方のないところかもしれない。駆け足になり過ぎて他の二人と違った魅力を感じにくく、それを出せればなお良かったと思う。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
Junpei F. さんのブログ『人妻官能小説の紹介・感想・レビュー!』にトラックバックさせていただいております~。ありがとうございます~。m(_ _;)m妻の姉【二週間の秘園】 (フランス書院文庫)(2012/06/22)庵乃 音人商品詳細を見る★★★★☆ 許されない関係への懊悩と解放のギャップ, 2012/8/31社長秘書な妻が海外出張する2週間に、その姉と訳あって同居した主人公が秘めた想いから関係を結ぶ話。まぁ、タイトル通りと言えよ...
妻の姉-二週間の秘園(著:庵乃音人、フランス書院文庫)

tag : デビュー作品 社会人主人公 姉妹丼 処女

楠木悠「最高の隣人妻」

楠木悠「最高の隣人妻」
(フランス書院文庫、2004年12月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

アパートの向かいにある邸宅に住む祐子に好意を抱いている涼一は、ある日ママさんバレーのコーチをしている折りに祐子の義妹に当たる寛子に誘惑される。更に彼女の妹である真純にも誘われるが、自分たちを好きにする代わりに祐子を誘惑し、離婚に追い込んで欲しいと頼まれる。利害は一致するものの、訳ありな要求に涼一は悪企みを思い付く。

【登場人物】

谷口涼一
26歳。中堅食品メーカーに勤めており、かつては日本代表候補に挙げられたほどの実力を持ったバレーボールの元選手。祐子の勧めでママさんバレーのコーチに就いている。祐子に想いを寄せてはいるが、世話になっている手前口に出しては告白していない。190cm近いガタイの良い体躯とそれに見合った20cm超の巨根の持ち主。独身。

石崎祐子
33歳。涼一の住むアパートの大家。母子家庭で苦労して来たが、母親が大地主である石崎家当主の愛人で自分にもよくしてくれたと恩義を感じ、長男に見初められて結婚したものの夫婦生活は破綻している。涼一の好意に気付いてはいるが、先の短い義父の看病をしたいとの想いが強い。

北島寛子
36歳。祐子の夫の実妹に当たり、バレークラブ随一の巨乳の持ち主で身長は160cm位でややクールな顔立ちの熟女。夫と子供がいる。いち早く涼一が祐子に好意を抱いていると見抜き、わざと不倫関係にして追い出そうという計算高い一面も持っている。

石崎真純
30歳。寛子や祐子の夫の妹に当たり、一応頭数としてバレークラブに所属してはいるが、婚約者に付いて米国で暮らしていた。結婚に合わせて帰国したものの、父親の遺産の半分が祐子に渡ると知り姉と組んで涼一を唆して彼女と結ばせようと企む。

南桂子
20代後半でボブカットにし170cm超と上背の高い、メガネを掛けると教育ママ風の風貌の美女。大学を卒業して間もなく結婚して男児をもうけたが、数年前に夫の浮気が発覚してから自分も開き直ったかのように男漁りに走っている。

笠井美知恵
寛子と祐子の間くらいの年齢でおかっぱ頭にし、貞淑そうな雰囲気を漂わせる人妻。見掛けによらず出会い系に嵌まり男性との噂が絶えないらしい。

【展開】

クラブの練習中に足を挫いたという寛子を車で医院へ連れて行く途中で自宅に誘われた涼一は脈ありだと求めに応じると、久し振りの交合の気持ち良さに任せて彼女と立て続けに三回も行為に及ぶ。その後祐子との仲を取り持つからというその態度に対して疑問を抱きつつも、涼一は他の人妻たちとの関係の進展を願う。

数日後家賃を納めにアパートの向かいの石崎家を訊ねた涼一は祐子が夫と上手くいっていないと知り、ストレートに告白して撃沈するが、帰った後で彼を想いながらオナニーしているとは知る由もなかった。そんな中バレーの練習後寛子を誘ったものの、何故か真純に弱味を握られたからと代わりに相手になって欲しいと頼まれ、郊外のラブホテルで前だけでなく後ろの穴でも交わるのだった。

真純の話で石崎が祐子と離婚の口実に自分を利用しようと知った涼一だが、故郷の父親が倒れたと聞き残された時間で彼女を口説こうと決意し土曜日の晩遅く隣家を訪ねるものの、義父を看取りたいからと返される。翌日寛子と一戦交えた涼一は遺言状の存在を聞かされ再び祐子を説得すると、離婚を前提に涼一の告白を受け入れるが情交はまだ待って欲しいと求められる。

計算高い石崎兄妹たちに一泡吹かせようと祐子と練ったシナリオ通りに離婚届の署名をわざと遅らせつつ、涼一は寛子と真純姉妹を一緒に抱く機会を得る。水曜日のバレーの練習でわざと祐子とのイチャイチャ振りを見せ付けると、姉妹を連れてラブホテルに向かい玩具も駆使してご主人様と呼ばせてプレイに興じる。それでも物足りぬと今度は自分に興味を抱く桂子や美知恵にもアプローチを掛け、同じ日の昼夜で別々に抱くのだった。

祐子から離婚届を手に入れた涼一は姉妹に渡す前に桂子と美知恵を含めた多人数プレイを要求し、翌土曜日に小学校の体育館を貸し切りバレーの練習さながらに淫具を秘所に仕込みながら人妻たちをよがらせ思うがままにするが、焦らされ続けた熟女たちの反撃に遭い精力が尽きるまで逆に犯され続けてしまう。

数日後祐子の義父を見舞った涼一は病に倒れた父親と姿を重ねるが、祐子を頼むと告げられ決意を固める。離婚が成立して相続権を手放し義父が亡くなって石崎家を出た祐子を仮の住まいに呼び寄せると、涼一は結婚を前提に実家に付いて来て欲しいと告白する。祐子はすぐに返事は出来なかったが、義父がかつて母親が亡くなる前に荒々しく情交に及ぶのを覗き見ていた光景を思い出し、涼一に同じように乱暴に扱って欲しいと求めるのだった。

【レビュー】

本作でも熟女たちの装いに拘りつつ、倒錯系ロマンス作家としてSっ気の強い主人公と被虐性が見られるヒロインたちによる濃厚な情交描写は相変わらずである。メインヒロインは隣人妻で大家さん、主人公の想い人だが、他の熟女たちとの情交の合間に少しずつ主人公との仲が進展していくように描かれている。彼女の生い立ちを振り返る内に実母が義父の愛人だったことが明かされ、それが彼の息子の妻になってからの彼女の振る舞いにも繋がってくる。終盤まで彼女との情交は焦らしに焦らされているのは、それが理由である。

官能面では隣人妻の夫の妹二人が補っているが、主人公を誘惑して義理の姉と不倫させて離婚に追い込もうと試みるし、姉は人妻で子供がおり、妹も婚約者の為に海外に付いて行く位なのにそっちのけで誘惑に荷担したりと金欲と性欲に従順すぎてあまり人妻や婚約中の設定の必要は感じなかったが、奔放であるが故の淫らさは感じられた。姉妹に加えて他の若妻たちも加えた多人数プレイは男の夢と言われればその通りかもしれないが、終盤で描かれた隣人妻が義父が実母にしたように乱暴に扱って欲しいとのくだりと同様に些か蛇足な描写であり、どうせなら奔放な姉妹と自由になった隣人妻を加えた乱交でスッキリ纏めた方がこれまでの彼女との情交描写不足も補えて良かったかもしれない。

tag : 社会人主人公 熟女限定

西門京「若義母と隣の熟妻」

西門京「若義母と隣の熟妻」
(フランス書院文庫、2001年3月、表紙イラスト:西村春海)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

庭先に落ちていたパンティを拾った直人は思わずそれを部屋に持ち帰るが、持ち主の隣人の美波に見付かり誘惑を受ける。ふしだらな関係に気付いた義母の志津子から隣人に惑わされないようにと奉仕を受けるようになったが、美波も執拗に直人を誘い遂に関係を持ってしまう。そして彼女から義母と結ばれる為のアドバイスを受け、志津子との関係もエスカレートしていくが…。

【登場人物】

滝川直人
16歳。高校1年生。産みの母親は小学生の時に亡くなった。父親は単身赴任中で志津子と二人で暮らしているが、かねてから志津子に対し欲望を抱くようになり苦悩している童貞少年。

滝川志津子
29歳。直人の父親の後妻で5年前に結婚。肩の辺りでカットしウェーブ掛かった髪型に、長身で流れるようなプロポーションの持ち主。直人を可愛がっているあまりに、美波に対抗して大胆な行動を取ってしまう。

須田美波
24歳。滝川家の隣に2ヵ月前に引っ越して来た新婚の女性。夫は生真面目な公務員。ショートカットにした現代風の美人。直人に関心を持ち、貞淑であり続けようとする志津子には反感を抱きつつもいつか目の前で恥ずかしがるさまを見てみたいと考えている。

【展開】

夏休みのある日直人は庭先に落ちていたパンティを拾い咄嗟に部屋へ持ち帰るが、直後に美波が訪ねて来て全てを見抜かれ、勃起したペニスをしごかれて射精に導かれる。その日の夕方に直人は志津子との外食を終えて帰宅するなり部屋で美波のパンティを使ってオナニーしていると、彼の様子に不審を抱き部屋にやって来た志津子に見付かり経緯を話すと、志津子からもう美波とは関わりを持たないよう懇願され、手で射精させてもらう。

しかし翌日直人は志津子から一度きりと告げられ荒んだ気持ちでいると、庭越しに美波に声を掛けられ義母の目を盗んで隣家に向かいペッティングまで行き着くが、志津子に気付かれ自宅に連れ戻される。直人は美波の家には行かない代わりに、志津子に対し彼女にしてもらった通りに乳房を見せながら性欲処理を行わせると約束させるのだった。

明くる日の登校日の帰りに直人は美波に声を掛けられ義母に一大事あったと騙され、車に乗せられてラブホテルに連れて来られる。志津子への想いを隠しつつも抵抗を試みるものの執拗なまでの誘惑に抗し切れずにセックスに応じた直人に対し、美波は全てお見通しだと言わんばかりに志津子としたいなら自分がレクチャーするからと言う通りにアタックなさいと告げる。

その日の晩美波の筋書き通り、直人は隣人に誘惑されたが我慢したからと志津子に褒美を求める。彼女の乳房や敏感な先端に触れ、更に秘所を露わにしてクンニリングスするところまで辿り着くものの、そこで直人がせっかちに本番を求めようとして志津子にレイプするつもりかと強く拒絶されてしまい、仕方なくフェラチオで妥協せざるを得なくなる。

翌日直人は成果を美波に報告すると志津子から求めさせるようにと新たなレッスンを受け、早速その夜から浴室での濃厚なソーププレイやアナル責め、素股プレイで志津子を高めさせるが、わざと本番はせずに焦らし続ける。そんな日々が続く中突然志津子から縛って欲しいと言われた直人は、美波が話していたことと同じ状況になったことに驚く。
それでもいつものように秘所や裏穴を舐めていると、父親から電話があり本社復帰となり近々家に戻るからと報せを受ける。今更ながらに動揺し始めた志津子に対し焦燥感を抱いた直人は今の内だと正常位で貫くと志津子は陥落し、夫が帰宅してからも目を盗むかのように朝から晩まで彼を受け入れてくれるのであった。

【レビュー】

29歳の義母に対して24歳の新婚隣人妻が24歳と思わず設定が逆なのでは?と突っ込みを入れたくなるタイトルだが、義母に対して男としての欲望を抱く主人公が対抗的な存在のヒロイン(本作なら隣人)との関係をきっかけに、義母に対しても羞恥心を煽りつつも爛れた関係に踏み込むという流れは西門京作品お馴染みの展開である。

義母は主人公を可愛がるあまりに隣人妻に対して対抗意識を強く持ち、それに固執するあまりに主人公の求めるまま手や口での奉仕を行うが、流石に本番だけは強く抵抗する。しかし隣人妻のレクチャーを受けテクニシャンになった主人公に翻弄され、ひと波乱ありつつも結ばれてからは寛容になっていくまでのプロセスは楽しめたと思う。

隣人妻は新婚という前置きはあるものの、一貫して彼女の心理には細かく触れられていない。そこまで主人公に対して執拗に誘惑したり、義母に対抗意識を抱いたりと動機が掴み切れないままだったのか少々残念でもあり、終盤で義母を交えていつか三人でというフラグを立てておきながら回収されないまま未消化で残念だったなという気がする。

主人公は西門京作品の主人公らしく最初は義母に対して直視出来ないほどの憧れを抱いているが、隣人妻の手解きを受けてからは魔少年に近い変わり振りが少々鼻につくところもあったりと、本作に関しては義母に対する愛情よりは征服欲を満たす玩具みたいな心理が見え隠れしていたので、イマイチ馴染めなかったタイプだった。

山口陽「僕の居候生活 兄嫁・姪・親戚のお姉さんと…」

山口陽「僕の居候生活 兄嫁・姪・親戚のお姉さんと…」
(フランス書院文庫、2010年3月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2015年10月9日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

大学入学をきっかけに兄夫婦の家に居候する事になった学だが、欲求不満の兄嫁・京子と関係してしまい、更に押し掛け同居を始めた叔母の真奈美や京子の娘の沙耶とも結ばれる。

【登場人物】

市原学
18歳。本人の大学進学と海外赴任で長期間家を留守にする兄の事情も相まって京子や沙耶と同居を始める。童貞。

市原京子
32歳。高校生の時に学の兄と「出来ちゃった婚」している。おっとりして温和でお淑やかな性格だが、性欲には割と従順なタイプ。

遠藤真奈美
27歳。京子の実妹で駆け落ち同然の恋人と別れ、行き場を失って京子の元へ押し掛けた。後先を顧みず行動的で、学に取ってはいじめっ娘の印象が強い。

市原沙耶
14歳。京子の実娘で中学2年生。水泳部に所属し小柄で凹凸の少ない身体だが、京子に似た顔立ちをしている。叔父の学に憧れを抱き、積極的にアプローチを掛ける。

【展開】

学との同居生活を始めたものの彼のブリーフの臭いを嗅ぎながらで自慰に浸るほど欲求不満だった京子はある晩酔った勢いで彼の部屋へ押し掛けると、自分なら兄嫁に寂しい思いはさせないという独り言を真に受けて筆下ろししてあげる事となり、立て続けに正常位で交わり膣外に精液をかけられその熱さに陶酔する。

兄嫁の淫らさに驚きつつ関係を続けていたものの膣内射精は避けていた学だが、数日後沙耶が手料理をご馳走するからとダイニングで待っていると、対面に座った京子から大胆にも足を使って勃起をまさぐっては散々焦らされ終いには素っ気ない態度に出られる。その夜遅く沙耶の目を盗み部屋で京子を四つん這いにして鬱憤を晴らすかのように情交に及び、途中で沙耶に気付かれそうになり肝を冷やしながらも京子の求めに応じ初めて膣内射精するのだった。

数日後講義が休講になり早々と帰宅した学は白昼から京子に口唇奉仕を受けた後、いざ合体という所で真奈美の来訪を受け中断せざるを得なくなり強引な彼女の押し掛け同居が始まったものの、悪戯好きで勘の鋭い真奈美に京子との関係を見抜かれる。ベッドに移動すると真奈美に奉仕する暇も無いほどにたぎっていた学は、激しい腰使いで圧倒し絶頂へ導くと膣内に射精する。

ある日沙耶の勉強を見ていた学は彼女から友人とのAV鑑賞の話を聞かされ、更に勃起したペニスが見たいと胸や足をチラ付かせて誘惑される。そこに京子からお茶にしてはと呼ばれリビングに向かうが、今度は兄嫁から今の内に迫られ相互愛撫から射精した所を早退した真奈美に見られてしまう。
真奈美はあっけらかんと学と京子の関係や自分も学に抱かれていると暴露し言葉巧みに3Pしようと二人を浴室に誘うと、初めは京子と、次は真奈美、再び京子と休みなく学の精を搾り取らんとするが、長く放置されたままの沙耶に全てを知られてしまう。

そんな中真奈美が帰宅していない沙耶の勉強の合間に騎乗位で京子に精を搾り取られた学は、鉢合わせになった真奈美を取りなす間に沙耶の部屋に戻るように促されるが、沙耶から突然下着姿でペニスを見せてとしつこく求められる。そこへ聞き耳を立てていた京子と真奈美が乱入し、沙耶を抱くように勧められ学は混乱しつつも応諾すると、二人のサポートを受けながら破瓜に導くのだった。

こうして憚ることなく三人の女性と関係する日々を送ることとなった学だが、日曜の朝からトイレに入るなり京子にセックスしてと求められ、更にはセーラー服の真奈美、スクール水着姿の沙耶、二人に対抗して裸エプロンになった京子からは後ろの処女まで捧げられ、結局は全員同じタイミングで後ろでも交わる羽目に陥る。

季節は変わり兄に対しての罪悪感を抱いていた学は兄へ連絡すると現地の女性とお盛んだと知って唖然とするが、京子に受話器を奪われると彼女は分かっていたかのように通話を切るなり学を寝室に引きずり込んで再び乱交に浸るのだった。

【レビュー】

第3回美少女文庫新人賞の編集長特別賞を受賞し2008年に「メイド イン バトル!」でデビューした山口陽氏は、現在も第一線で活躍する人気作家でコンスタントに作品を重ねている。

(参考作品)
「メイド イン バトル!」

本作は2010年にフランス書院文庫に進出したデビュー作品である。美少女文庫で母娘丼や姉妹丼実績を挙げているだけに単なる新人ではないし、全体的によく纏まっていて「明るくライトな」官能作品に仕上がっている。

奔放で積極的な「肉食系」ヒロインは山口陽作品全般に共通する要素だが、本作では兄嫁も叔母も姪も全員がそうである。兄嫁が貞淑なのはほんの始めの内で、後はなし崩しというか「旦那がいるのに何やっているの」という印象で、終盤に主人公の兄でもある夫が浮気を示唆する描写もあってか、始めからそうなるように仕組まれていたのかなとまで感じられた。

叔母と姪もやはり肉食系で、前者はともかくとして後者は中学生でそんなタイプなのもやや違和感を抱く始末である。「明るくライトな」官能作品として見れば納得できるとは言え、同じ属性を並べてしまうとちょっとくどくも感じる。せめて処女ヒロイン位は恥じらいの一つもあっても良かったのかなと思われる。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2010/3/24 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。大学生活のため、兄嫁・京子の家で居候をはじめた青年。朝は媚声で起こされ、夜はノーブラ谷間で悩殺され、32歳のむっちり美肉で果たした最高すぎる初体験。二人の秘密を知った親戚のお姉さんとまで姦係を結び、好奇心旺盛なキュートな姪・沙耶に授ける性感レッスン。ひとつ屋根の下で昼夜なく...
僕の居候生活-兄嫁・姪・親戚のお姉さんと…(著:山口陽、フランス書院文庫)

tag : 大学生主人公 童貞 母娘丼 姉妹丼 処女

観月淳一郎「叔母と美魔女 背徳のヨガレッスン」

観月淳一郎「叔母と美魔女 背徳のヨガレッスン」
(マドンナメイト文庫、2015年9月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

大学進学を機に叔父が海外勤務で不在の間憧れの叔母・由希子と暮らす事になった秀幸だが、夫の浮気に腹を立て家出した叔母の友人の麗華が押し掛けて来てしまい、二人の美熟女との艶めいた生活に性欲を刺激されるのだった。

【登場人物】

小池秀幸
18歳。理系の学部に通う大学1年生。中性的な顔立ちで、どちらかといえば華奢な体つきをしている純情で内気な青年。高校は男子校の為女性と話をするのが苦手。童貞。

小池由希子
39歳。10年前に秀幸の叔父と結婚したが、海外赴任で1年間不在にしている。夫の浮気に気付いているが、あえて問い質さずに控え目な妻でいようとする。真面目な性格で、長い髪に色白で清楚な顔立ちのむっちりとした体型の美女。麗華のヨガ教室に通っていたが体が固いからと3ヵ月で断念している。Fカップの巨乳。

沖田麗華
37歳。ヨガ教室のインストラクターで、夫は広告代理店の経営者だが浮気が原因でしょっちゅう喧嘩している。由希子が一時期教室に通って以来の友人。奔放な性格で色気があり、背が高くて全体的にはスレンダーなのに日本人離れしたスタイル抜群の長い髪で派手な顔立ちの美女。

【展開】

大学のコンパで慣れない酒を飲み酔って帰宅した秀幸は、よく確かめもせずに全裸で浴室に入ろうとして入浴中の由希子と鉢合わせになる。思わぬ事態に硬直したペニスを見せ付けた秀幸は謝罪すると部屋に逃げ込んで性欲を発散させるが、由希子も久しぶりに見た勃起に触発されてひとり遊びに興じ彼を男性として意識し始める。

翌朝気まずい雰囲気のまま朝食をとる秀幸と由希子だったが、そこへ夫と喧嘩した麗華がいつものように由希子の家に転がり込んで来る。彼女が危惧した通り麗華の魅力に当てられた秀幸は一週間後の夜、由希子がコンサートに出掛けて不在にしている間に麗華に誘われ口唇奉仕を受け入れるのだった。

帰宅して部屋に漂う精液の臭いと秀幸の態度に疑問を抱いた由希子は翌日麗華を問い質すと彼女はあっけらかんと口唇奉仕を認め、由希子が素直にならないのなら自分が童貞を奪うと挑発される。三日後の晩麗華がレッスンで不在にしたのをみてアルコールの助けを借りた由希子は秀幸の部屋に押し掛け、寂しいからと一緒に寝て欲しいと暗に自分を抱くように求めると愛撫の仕方をレクチャーし正常位からバックに変え膣内射精を受け入れる。

由希子から秀幸と結ばれたと報告され、自分がけしかけたとは言え嫉妬を抱いた麗華はその日の夕方に駅前で待ち伏せして秀幸に嘘をつき、由希子は急用で不在だから外食しようと提案する。ワインを飲んで足元が覚束ない秀幸をレッスン教室に連れて来た麗華はヨガのポーズで挑発し、自分が上位の相互愛撫から正常位で繋がり立て続けに精を受け止めるのだった。

朝帰りして夕方まで眠っていた秀幸は由希子に求められ身体を合わせた後背中の爪痕に気付かれて、その後で由希子が麗華と口論するのを聞いてしまい、もうここにはいられないと密かに引っ越しを決意するものの由希子や麗華の知るところとなる。
二人の美熟女はどっちが好きなのと迫るが秀幸が決断できないと知り、いなくなる位なら三人で仲良くしようと考えを改める。秀幸のベッドで女体を並べた二人は指での愛撫でアクメを迎えると、麗華が上になって由希子と身体を合わせて交互に秀幸を受け入れて迸りを受け、二回目を求めるのであった。

【レビュー】

愛好家SさんとDSKさんのブログにある本作の紹介記事を読み、お二人が推すのならと購入を決めました(^^)

叔母の家に期間限定で居候する事になった主人公がふとしたハプニングから叔母の裸を見てしまい、互いに異性を意識する中で彼女の友人の強引なまでのお節介により結ばれ、更にその友人も今までの男とは違う主人公の性格(とその逸物)にのめり込み、最後は仲良くという流れは誘惑作品の直球路線と言えるだろう。

夫の浮気を知っていながら貞淑であり続けようとする叔母と同じような立場の人妻ながらも男を漁るような奔放さを持ちつつお節介な友人との嫉妬の応酬や、優柔不断で二人まとめて自分のモノにしようとするだけの度胸まではない青年がウジウジと悩むさまはフランス書院文庫のあの作家の作品に通じるものがあって興味深い。

マドンナメイト文庫というと個人的にはややフェティッシュな趣向が強い印象だが、こうしたシンプルな作風も受け入れる余地があるのだなと感じた次第である。出だしの二章までで本番なしというのは今のフランス書院文庫の方針ならまず無いように思えるし、だからこそのマドンナメイト文庫への応募と相成ったのかもしれない。二作品目の刊行があるかどうかは分からないけれど、機会があるのならこの路線で続けて頂きたいと思う。

愛好家Sさんが始めに本作を紹介なさっています。
み12-1『叔母と美魔女 背徳のヨガレッスン』観月淳一郎、二見書房/マドンナメイト文庫、2015/09 発売●あらすじこの春から大学に進学する青年が、叔父が海外勤務で不在の一年間限定で憧れの叔母と暮らす事になるも、夫の浮気に腹を立てて家出してきた叔母の友人も転がり込んで来て、二人の美熟女との艶めいた生活がはじまる。●登場人物【小池秀幸】18歳。童貞。大学一年。理系。小池弘太郎の甥。中性的な顔立ちでどちらかといえば...
み12-1『叔母と美魔女 背徳のヨガレッスン』


DSKさんのブログにおいても本作を紹介なさっています。
2015/9/11 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。美人の叔母とその友人である人妻と僕。奇妙な同居生活は刺激が強すぎて…… 春から大学に通うことになった秀幸は、叔父の海外出張を機に、叔母と暮らすことになる。美熟女・由希子との魅惑の同居生活が始まるが、そこに叔母の友人でヨガインストラクターの麗華が現れ、三人の関係は艶めいたものになる。やがて……。(引用元:Amazon)★★★★☆ 極めてシンプ...
叔母と美魔女-背徳のヨガレッスン(著:観月淳一郎、マドンナメイト文庫)

tag : 大学生主人公 童貞 デビュー作品

星悠輝「罪母【つみはは】」

星悠輝「罪母【つみはは】」
(フランス書院文庫、2013年5月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2015年10月7日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

罪母【つみはは】
星 悠輝
フランス書院
2014-08-15




【あらすじ】

中学校へ入学し性に目覚めた弘樹は養母の和恵に筆下ろししてもらうが、翌朝に書き置きを残し出奔してしまう。彼女と入れ替わるように現れた慶子は自分がママだと弘樹に告げ、歪んだ情愛で少年を支配しようとする。

【登場人物】

弘樹
13歳?中学へ進級したばかり。和恵と2人暮らしだが生活は裕福とは言えず、成績優秀であるにも関わらず家計の助けになろうと進学を諦めようとしている。まだオナニーすら知らない童貞少年。

和恵
33歳。弘樹の養母。パート勤めで生計を立てており、丸みが有る体躯は柔和な雰囲気を醸し出している。かつて慶子宅で女中として働いていたが、彼女の祖父の深慮により産まれたばかりの弘樹を連れて出る事になり、男と付き合う事も無く女手一つで彼を育てた為処女のまま。

慶子
31歳。良家育ちで凛とした顔立ちにショートボブで快活な印象。弘樹は高校生の時に家庭教師との間に産まれた子だが祖父により仲を引き裂かれ、別の男と結婚させられる。祖父の死に伴い離婚したのを機に弘樹を探し出し、和恵の元を訪れる。典型的なお嬢様気質でSっ気が有り、弘樹に対し歪んだ情愛で支配しようとする。

【展開】

中学へ上がったばかりの弘樹がある晩勃起が収まらないと訴えたのを見て和恵は自分に欲情するなんてと怒りと当惑を見せるが、単に性的な知識がないのだと安堵し微笑みを浮かべるとオナニーのやり方を教えてあげる。何かにつけてご褒美を求める弘樹が可愛いと感じながらも口唇奉仕や相互愛撫とエスカレートさせていくが、慶子と再会し弘樹との別れが近いと悟った和恵は誕生日を迎えた晩に処女を捧げ翌日に行方をくらましてしまう。

書き置きを見て事情が分からぬまま悲しみに浸っていた弘樹だが、ある日アパートの隣人として慶子が現れる。買い物に付き合わされた弘樹は慶子の生活レベルに圧倒されながらも自分がママだと告げられ、ホテルのスイートルームで射精に導かれる。慶子の部屋で毎晩睦み合うようになった弘樹は、土曜の夜に仕事で帰って来ない慶子を待ちうたた寝していて目を覚ますと、全裸で拘束されたまま騎乗位で犯され服従なさいと慶子に誓わされる。

和恵は出奔したものの通学する弘樹をアパートの前でこっそり見守った後で残した私物を整理しようと部屋に忍び込むが、そこで忘れ物を取りに戻った弘樹と鉢合わせになる。自分と慶子との過去の経緯を話した後でやはり離れがたいと本音を話した和恵だが、弘樹の口から慶子と肉体関係にあると聞かされ嫉妬のあまり自分を犯して欲しいと告げ四つん這いにさせられて弘樹を受け入れる。

帰宅した慶子と和恵が罵り合うのを見ていたたまれなくなり家出すると出ていった弘樹は野宿を繰り返す内に体調を崩し病院に運ばれるが、目を覚ますと二人の母を見た弘樹は和解したのだと知り安心する。数日後退院で迎えに来た和恵により慶子の部屋に連れて来られると弘樹は彼女が四肢を拘束されているのを目にし、贖罪の儀式だからと慶子の望み通り玩具を使って絶頂へ導くと荒々しく正常位で貫くのだった。
慶子が浴室で身体を洗っている内に和恵は自分も変わりたいと弘樹を縛り騎乗位で焦らしていると、戻って来た慶子も加わって悪戯され膣内射精を受け入れる。それで収まらない二人の母は先に達した罰だと意味ありげな笑みを浮かべて弘樹を屈曲位にすると、全身をくまなく愛撫しながら再び射精に導く。

こうして新しい生活を始めた弘樹だが、慶子からバイト先で他の娘に色目を使っていたと言い掛かりを付けられ、罰としてアパートの狭い浴室で和恵と三人で密着しながら洗いっこすると慶子と交わり、次に和恵の部屋に移動して布団の上で彼女を抱く。再び四つん這いの慶子と愛を交わすと、暫く海外出張で不在にするからと慶子の提案で二人の母を並べてアナル処女を奪うのだった。

【レビュー】

母子相姦とフェティッシュな趣向の強い鬼頭龍一氏の【後継者】という触れ込みでデビューし、その触れ込みに沿った形で倒錯した母子相姦が描かれている。34歳の養母はかつて「女中(メイド)」の立場から主人公を引き取らざるを得なくなり、31歳の実母は祖父の意向で主人公と引き離されて意に沿わない相手と結婚させられと一見重そうな設定だが、まだ中学に通う主人公だけに可愛らしさが先行しショタコンめいた愛情の応酬を繰り返すライトな作りは「今時な」印象を受ける。

養母と実母の駆け引きは意外にもあっさりと終わる流れから先に実母の部屋で、次は養母の部屋やアパートの共同浴室で延々と繰り返される情交描写は濃厚だし、終盤に後ろの処女まで捧げられる展開、やや欲張り過ぎる位の分量は新人らしい好ましさである。その次の作品も母子相姦に拘り、現代らしいライトさを持ってどう導くのか期待したい。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2013/5/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「私の奥まで入ってきて。あなたをずっと感じたいの」13年間一緒に暮らした弘樹の証を、体内で受けとめる和恵。「あなたを捨てたママを許して。好きなようにしていいわ」再会した息子への償いを込め、股間を開いて迎える慶子。母性愛を競い合うように蜜戯に溺れる罪深き33歳と31歳。禁忌と喜悦の狭間で二人の母が織りなす相姦...
罪母【つみはは】(著:星悠輝、フランス書院文庫)


続きを読む

tag : 中学生主人公 童貞 母子相姦 処女 デビュー作品

河里一伸「女看護師寮【忍び込み】」

河里一伸「女看護師寮【忍び込み】」
(フランス書院文庫、2015年9月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

冴えない30代童貞男の裕吾は夏風邪にかかり近くの病院に向かったが、そこで見回り先の一つである看護師寮の住人三人と挨拶を交わし名前を覚える。数日後寮を見回ると新人ナースの詩織里がオナニーしているのを発見し、写真を撮ったと嘘をつき処女を奪うが、彼女の方が裕吾の虜になり他の二人を巻き込んでいく。

【登場人物】

黒木裕吾
31歳。警備会社でアルバイトを始めて2年になる。特にこれと言った取り柄も無く、地味で存在感の薄い青年。人並み以上には巨根の持ち主。童貞。

野宮詩織里
23歳。肩甲骨辺りまで髪を伸ばしており、清楚な雰囲気を漂わせる私立病院勤務の新米ナース。実家は近年で業績を伸ばしている大会社の経営者一族で、看護士になるのを反対する両親を納得させる為に2年間古びた寮に入る事となった。世間知らずで男性経験はない。

笹原朱乃
29歳。肩先に掛かる位の髪型で、さばけた性格でスタイル抜群のナース。前任の病院で内科医と不倫関係に有ったが妊娠が発覚した際に喧嘩別れし、現在は実家に娘を預けながら経済的な負担の軽い古びた寮に暮らしている。

望月圭子
35歳。私立病院の看護師長で、腰まで伸ばした髪と母性溢れる優しさを感じさせる。この病院の外科医と結婚したものの、2年前に交通事故死して以来、寮母的な役割も兼ねて掃除をしたり料理を作ったりと世話を焼いている。子供はいない。巨乳。

【展開】

夏風邪をかかり私立病院で診察を受けていた裕吾だが、そこで見回り先である看護師寮の住人3人と顔を合わせて始めて名前を知る。数日後病み上がりで急遽夜勤に回った裕吾が寮を見回っていると、詩織里がオナニーしている声を聞き付けて覗き見しようと合鍵で室内に侵入する。
裕吾と鉢合わせになった詩織里は咄嗟の事で、彼の嘘を見抜けずに撮られてもいない写真をばらまくと脅されて口唇奉仕の後で処女を奪われるが、数日後の晩に再びオナニーしている現場を裕吾に見られセックスを強要されるが、二回目で早くも従順になり膣内に立て続けに中出しされる。

ある日他の二人の不在を確認し日勤から戻った詩織里と交わっていた裕吾だが物音に気付いて廊下に出ると、側で朱乃が座り込んでいるのを見付ける。服のシワや呼吸の乱れから覗きながらオナニーしていたのを見抜くと、詩織里との関係を黙っていてもらう代わりに朱乃の欲求不満を解消してやると言葉巧みに告げる。
詩織里も仲間に加わっての裕吾とのセックスの快感のあまりに娘の父親である男との性体験とすっかり上書きされ虜になっていた朱乃は、ある日帰宅途中で裕吾と会うと彼の部屋に押し掛けて口唇奉仕をすると防音が万全でないからと口にハンカチを詰められて、正常位で受け入れ激しい呻き声を上げながら中出しされて満足する。

最後に圭子を仲間にしようと目論む裕吾は詩織里が撮ったオナニー写真を手に彼女を脅そうとするが、夫の後を追う方がましだと拒否される。先の二人で己の巨根ぶりに自信を付けた裕吾は一度だけの交わりでと巧みに話を切り替え了承を得ると、きっと巨根の虜になるだろうと確信を持ちわざとバックで挿入しても腰を遣わずにいると彼女から動き出したのを見てほくそ笑む。
素っ気ない態度を見せていた裕吾の狙い通り、数日後の晩に圭子の口から抱いて欲しいと言わせる事に成功すると、屈曲位で奥深くまで貫きながら亡き夫に操を立てていても良いから肉体的な疼きを癒してやると言葉巧みに誘導し自分の女になると宣言させるのだった。

数日後圭子との関係を知らされた詩織里と朱乃は堂々とセックス出来ると喜び、裕吾はある時は寮のリビングで朱乃と圭子に奉仕を競わせ、別の時には病院に侵入して空いた診察室で圭子が詩織里に奉仕の仕方をレクチャーしたり、更には寮の浴室で三人まとめて情交に浸ったりとハーレム状態を楽しむ。
そして圭子の口から寮を維持するにはあと二人いないと取り壊しになると聞かされて候補となる看護師の資料を渡されると、裕吾は三人に奉仕を受けながら新たな相手を誰にするか吟味するのであった。

【レビュー】

ここ数作品は催眠術やアロマ、アプリや電話など様々な「飛び道具」を使ったマインドコントロール要素の凌辱作品を出していた作者だが本作ではこれを排し、看護師寮でナースたちのオナニーを覗いた警備員の主人公がそれをネタに脅してモノにするという純粋な凌辱作品となっている。

新人ナース(23):素性を隠して働くお嬢様。偶々オナニーしていた現場を主人公に見られ処女を奪われるが、始めての体験で絶頂を味わい虜になる。

シングルマザーのナース(29):前の職場で不倫関係にあり、ひとり娘をもうけている。新人ナースと主人公との情交を見てオナニーしていて弱味を握られ、母親である事を捨てずに快楽に溺れれば良いと唆される。

未亡人ナース(35):主人公の憧れの女性。ガードが固く脅迫写真だけでは拒むものの、「一度きり」の情交で主人公の逸物に嵌まってしまい、「自分から求める分には約束を破っていない」と積極的に。

始めに処女ヒロイン、後は年齢順(年長者が主人公の憧れの人である)というお約束を踏まえつつ、今回は特にシングルマザーと未亡人に対してはそれぞれの立場を認めながらも端的に言えば「ヤらせてもらえば自分を愛さなくても良い」という刹那的で分かりやすい構図になっている。いわゆる「巨根なら誰でもイチコロ」という事か、男根崇拝主義のような印象である。

この二人は29歳と35歳で別に上品ぶったり分別ぶったりする必要はないと思うが、主人公を受け入れた時の反応が新人ナースと同じに見えるので工夫が必要だったであろう。後の4Pプレイで誰が話しているか分かりずらい部分があったのは指摘しておきたい。「飛び道具」無しだと凌辱ぶった誘惑作品というのが本作の印象で、誘惑作品を書くのなら凌辱要素が荒く見えるし、逆もまた然りである。個人的にはそろそろ直球の誘惑作品を書いてみてはという時期に来たのでは思うのだが、いかがであろうか。

【参考記事】

作者本人による著作解説記事です。

女看護師寮【忍び込み】

tag : 社会人主人公 童貞 処女

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR