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但馬庸太「暴走衝動 義母と姉と秘書兄嫁」

但馬庸太「暴走衝動 義母と姉と秘書兄嫁」
(フランス書院文庫、2015年9月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

姉の玲奈が強姦されて以来、彼女にも冷淡な態度を取る継母の沙代子や兄夫婦に一樹はやるせない気持ちになり、玲奈を抱いて癒しを与えようとする。しかしそんな関係を継母に知られ、姉もろとも罵る彼女に怒りを覚え衝動的に押し倒し、更には兄嫁の瑞希にも毒牙を向けるのだった。

【登場人物】

古賀一樹
18歳。高校3年生。地元でも有名な「古賀商事」の一族だが優秀な兄姉と何かと比較され、特に継母の沙代子から手酷く扱われていた為に卑屈になっていた。強姦された姉の玲奈に癒しを与えようと、過剰なスキンシップの果てに童貞を失っている。

古賀玲奈
19歳。大学1年生。一樹の実姉で大学進学して間もなく勝手に恋心を抱く同級生のストーカーに強姦され、弟が助けてくれたものの世間に知れ渡る結果となり一族から疎外されるように。継母や兄の顔色を窺いつつ成績優秀な娘でいたが、事件をきっかけに一樹を拠り所とする。容姿端麗でFカップ。

古賀沙代子
36歳。一樹たちの亡き父親の後妻で元々は秘書の立場だったが、結婚して夫が亡くなってからは会長に就き実質的な経営者である。会社ではやり手で通っているが、家庭では実務的な性格で凡庸な一樹に対してはこれまで冷淡な態度を貫いて来た。加えて玲奈に対しても迷惑な存在だと忌避するようになる。Gカップの巨乳。

古賀瑞希
28歳。「古賀商事」の社長である一樹の実兄の妻で、父親が勤めていた縁もあって古賀家の子息たちと家族ぐるみの付き合い。結婚してからは夫や沙代子の顔色ばかり窺うようになり、姉のように慕っていた一樹の疎外感を強める一因となった。Gカップの巨乳。

【展開】

瑞希が強姦されてからトラウマを克服させるという名目で頻繁に彼女を抱いていた一樹だが、ある晩沙代子が離れの部屋を訪ねた事により関係が露呈する。瑞希を口汚く罵る継母に対して我慢の限度を超えた一樹は彼女を拘束すると、自らも冷遇されて来た鬱憤を晴らそうと沙代子には被虐願望があるのだと暗示を掛けるように繰り返し告げながら、正常位で中出しする。

翌日一睡も出来ずに会社を休んだ沙代子だったが、自分を絶頂に導いた愚息の逸物ばかりが頭に浮かび困惑していた。結局一樹が現れても抵抗出来ずに指戯だけで再び絶頂に導かれると、亡き夫の書斎に連れ込まれ夫が生前隠れて愛人を連れ込んでいたという事実を聞かされる。そして四肢を拘束具で繋がれて玩具で弄ばれ、逸物を抜き挿しされながら服従の言葉を吐くよう命じられる。

それでも沙代子がまだ完全に堕ちていないと気付いた一樹は会社から帰って来た継母をダイニングテーブルに押し倒し、同じような屁理屈を繰り返し告げながら中出しする。そして玲奈を呼び寄せると姉が望むように沙代子の目の前でレイプ同然に交わった後、玲奈と沙代子で貝合わせさせた秘所を貫き愛を交わし合うのだった。そして行為を終えた一樹は次に瑞希を仲間に加えると宣言する。

数日後帰宅した瑞希は沙代子にワインを勧められながら夫への不満を吐き出すが酔って連れて行かれた先は一樹の部屋だと知り、一樹と沙代子と瑞希が出来ており自分が標的にされていると聞かされ愕然とする。屁理屈を吐く一樹に指戯で潮を吹かさせられ、正常位で強いストロークを受けた瑞希の脳裏には夫の顔が浮かばなくなっていた。

翌日も一樹の休みない攻めは続き、瑞希は乳頭や秘所に薬を塗られて一時間我慢出来れば自由にすると告げられるが、途中で耐えられずに情交を求める。沙代子の時と同じように服従の言葉を吐かせた一樹だったが、兄への復讐を果たそうと社長室での処女喪失儀式を三人に提案する。

タイミング良く兄が過労でダウンしている間に沙代子の手引きで社長室に侵入した一樹は、始めに継母を窓枠に手を付かせてバックでアナル処女を奪うと、次は社長室のデスクに仰向けになり瑞希に騎乗位で交わるように要求し肛穴に射精する。更に椅子に座って玲奈と対面座位で交わると、唯一精液を注いで貰っていない沙代子と再び交わり儀式を終えるのであった。

【レビュー】

全七章の内、第一章(約30頁)が実姉の玲奈との描写、第二章から第四章までの三章分(約140頁)が継母の沙代子を堕とすまでの描写、第五章と第六章(約60頁)が兄嫁の瑞希を攻略するのに使われ、残る第七章(約50頁)は社長室での服従儀式という構成である。

家庭内で疎外感を味わっていた主人公がある事件をきっかけに、衝動的にヒロインたちを毒牙に掛けていく展開は但馬庸太作品ではお馴染みの流れである。自分と同じように一族から疎外される立場に落とされ心に傷を追った実姉と主人公との過剰なスキンシップがある晩発覚し、継母という絶対的な存在に罵倒され、主人公が反撃に打って出る。
先述の通り継母を堕とすまでに用いられた頁数が最も多く、二章使って完堕ちしたかに見せて更に一章分で同じやり取りを繰り返したのはやや蛇足にも見えなくもないのだが、実姉の登場で変則的な三人プレイになったのでここにもっと焦点を当てても良かったのかもしれない。

次に兄嫁だが攻略プロセス自体は継母とさほど変わりは無く、折角継母と実姉を服従させているのだから二人を活躍させて百合的な展開からの複数プレイもありだったのかなと感じた次第である。親族とは言えあまり会社に出入り出来ない高校生なので止むを得ないが、自宅ではない場所で兄嫁を調教するのもありで継母との際立った差別化は欲しかったように思う。

愛好家Sさんのブログでの紹介記事です。
4105『暴走衝動 義母と姉と秘書兄嫁』但馬庸太、フランス書院/フランス書院文庫、2015/09 発売●あらすじ優秀な家族の中で疎まれてきた少年が、ストーカーにレイプされた実姉を献身的に支えるうちに心身ともに深い仲になり、その関係を知って実姉を侮辱した酷薄な継母を凌辱で好ましくし、遂には兄嫁までもモノにする。●登場人物【古賀一樹】玲奈より一つ年下。高校三年。沙代子の義息。瑞希の夫の弟。古賀義則の第三子となる次男...
4105『暴走衝動 義母と姉と秘書兄嫁』

tag : 高校生主人公 母子相姦

2015年9月刊・10月刊情報

早いもので2015年も残り3分の1となりました。これが来月だと残り4分の1ですから、次第に近付く2016年に向けての準備を整え、やり残しのないようにしたいものですね。

●フランス書院文庫9月刊情報

「これから出る本」(公式ホームページ)

「本が好き!らぼ」近刊情報サーチ

※フランス書院で検索しているので、美少女文庫作品も出て来ます。各書籍ページからAmazonにリンクしています。

天海佑人「【三人の人妻狩り】隣家の夫に居座られて」

(仮)タイトルでは「~に調教され続けて」だった本作品ですが、この辺で変えて来たようです。


但馬庸太「暴走衝動 義母と姉と秘書兄嫁」

『暴』力でねじ伏せられ、操を強奪される未亡人義母!
『走』って逃げても青狼は必ず姉の匂いを嗅ぎつける!
『衝』撃のアナル強奪、兄嫁を襲う終わりなき肛悦地獄!
『動』く女はすべて姦れ。家に響きわたる牝の悲鳴!
ああ、誰か僕を止めてくれ……欲望を抑えられないんだ!!
19 歳、28 歳、36 歳……狂愛の餌食となる三匹の牝。
(公式あらすじより引用)


何だか強引なあらすじではありますが、誘惑的なアプローチを試みた前作からどう転換したのか楽しみです。


河里一伸「女看護師寮【忍び込み】」

すっかり催眠系凌辱作品でお馴染みとなった作者ですが、新作は果たして…。


辻堂楓「独身美母娘【同棲初体験】」

辻堂楓名義でも重版達成した4作品目は「母娘丼」で、タイトルには「シングルははこ」とルビが振られています。因みに表紙は大柴宗平さん小玉英章さんによるイラストです。


天崎僚介「未亡人風呂【濡れ肌】」

デビューして3作品目となる天崎さんの新作はやはり「お風呂」ですね。公式ホームページでの「義母風呂」の電子書籍紹介において西門京作品が好きな方向けとありましたので、西門作品を意識したという私の見立ては合っていたかなと思います。


本城山羊「僕のアパート生活 美母娘と素敵な隣人たち」

美少女文庫でも大活躍の本城山羊さんですが、筆の早さから年内に4作品目までいくかなと思ってはいましたけど、これで3作品目ですね。


小菅薫「姉は女教師」

こちらは復刊シリーズです。因みに10月刊のシリーズの出版は無いようです。


つい先日フランス書院文庫公式より発表になりましたが、伝説の官能作家トー・クンの3部作が9月から1作品ずつ毎月電子書籍化されるとの事です。自分は新書版でワンセットになった『トー・クン全書(ロマンZ図書館)』で読んではいますが、電子書籍化は初めてとなります。

トー・クン作品紹介(公式ホームページ)


DSKさんのブログでお馴染みの「気になる」官能書籍の紹介記事はコチラからどうぞ。随時更新中です。
2015年9月発売予定の官能書籍から「気になる」作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!官能ブログが一目瞭然でチェックできるアンテナサイト新登場!官能ブログ新着アンテナhttp://dsk18.a-antenam.info/貴ブログからのアクセスで「逆アクセスランキング」にチャートインし、貴ブログ(新着3件分の見出し)が自動表示されます。PR効果が発生するのでリンクの設置と定期的なアクセスをおすすめ致します。●フランス書院文庫◆三...
2015年9月の「気になる」官能書籍



■フランス書院文庫10月刊情報

9/24情報更新しました。

10月期 フランス書院 文庫新刊案内(e-hon)

御堂乱「女教師【テニス部・奴隷合宿】」

藤崎玲「因襲の家 未亡人兄嫁と若兄嫁と義母」

山口陽「押しかけ美母娘【おいしい手ほどき】」

庵乃音人「叔母vs.北欧から来た母娘」

榊原澪央「絶対調教 彼女の母、彼女の姉、担任の先生まで」

星悠輝「初体験四重奏 義母、義姉、新任女教師、隣人妻と」


タイトルから想像できる通り誘惑作品3、凌辱作品3というラインナップですが、星悠輝さんは前作 「四人の女教師が泊まりに来た七日間」からちょうど12ヵ月振りの新刊となります。4冊目の刊行おめでとうございます。

※カテゴリー星悠輝作品を追加しました。

【フランス書院文庫X】

結城彩雨「肛虐の紋章【人妻無惨】」

藤崎玲「兄嫁と新妻【脅迫写真】」



フランス書院文庫X刊行第三弾となりますが、あれこれと検索したがる管理人の悪い癖で恐らく元はこれかな?と思われる作品を見付けました。(違っていたらすみません…。)

結城彩雨「肛虐のエンブレム(仮)」
1994年発売の「奴隷妻夏子・肛虐の刻印」⇒短編集のようです。

作品紹介(公式ホームページ)

この作品は後に2006年に「結城彩雨文庫」として再販され、2009年には2冊に分けて電子書籍化している根強い人気のようです。

藤崎玲「兄嫁と人妻【脅迫写真】」
⇒※本作は『薔薇と青狼 兄嫁か隣人妻か』(ハードXノベルズ)を大幅に加筆、修正し、刊行した。(公式ホームページより)とのことです。

作品紹介(公式ホームページ)

2008年には電子書籍化されています。10月は偶々フランス書院文庫でも新作を出すようですが、こういう事もあるみたいです。美少女文庫で活躍する作家さんが、フランス書院文庫でも同月に出版される事もありますよね。これは相乗効果を幾らかは狙っているとは思います。

フランス書院文庫Xは10/9、フランス書院文庫は10/23といずれも配本日は金曜日です。地元の書店だと翌日が土曜日の場合に入荷しない場合があるので、店に着くまでのドキドキ感があります(苦笑)確実に入荷しますと分かると良いのですが、流石に店に取り置きしてもらおうとは考えていないので、仕方が無いですね。

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

本城山羊「僕のアパート生活 美母娘と素敵な隣人たち」

本城山羊「僕のアパート生活 美母娘と素敵な隣人たち」
(フランス書院文庫、2015年9月、表紙イラスト:川島健太郎、白表紙版:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

大学進学を機に、風俗チェーンを営む父親の指定するアパートに転居して来た隼斗。そこは父親が借金を肩代わりした訳ありの美女たちが暮らし、帝王教育を受けた隼斗によって泡姫としての実践教育を行いデビューさせる事が目的だと知らされる。父親に反発しつつも彼女たちに早く借金を返済させたいと考えを切り替えた隼斗は、持てる知識を美女たちに教え込むのだった。

【登場人物】

黒井隼斗
18歳。大学1年生。父親は有名な風俗チェーンの代表で、跡継ぎになるべく帝王教育を受けており、性体験はそこそこある様子。進学を機に父親の指定するアパートに転居したが、そこは泡姫として採用された女性たちの住まいでもあり、彼女たちを店にデビューさせる為彼が教育する事になる。

※同作者のデビュー作品「母娘風呂【初体験づくし】」の主人公も「黒井隼斗」で、父親の名前や職業も一緒ですが、作中に後日談を窺わせる記述はないので拙ブログでは別作品と扱います。

参考作品:本城山羊「母娘風呂【初体験づくし】」

草薙乙葉
39歳。見た目はまだ20代後半から30代前半を窺わせる若々しさと、背中の中ほどまで伸ばしたカール掛かった髪型の美女。肉付きはほど良くEカップ。中小企業の社長だった夫が借金返済に追われ、1年前に過労死して以来隼斗の父親を頼りに今のアパートに転居して来た。

草薙莉子
19歳。乙葉の娘で隼斗と同じ大学に通う1年上の先輩。肩までのショートヘアで負けず嫌いで健気な性格、均整の取れた身体付きでDカップの美女。男性経験は無い。

加納怜香
草薙母娘とは反対側の隼斗の隣室に住んでおり、夫と二人暮らし。見た目は30歳前後でロングストレートの黒髪にスレンダーな身体付きながらもCカップの美女。学生結婚した夫が知人に騙されて借金を抱えるも、自分が働いて返済すると強い意志を持っている。

【展開】

転居を済ませ乙葉や怜香に挨拶を済ませた隼斗は帰宅した莉子に誘われ、草薙家で夕飯をご馳走になる。その晩自室で眠っていた隼斗は乙葉に夜這いを掛けられ困惑するも、沸き上がる性欲に勝てずに不馴れな彼女に奉仕の仕方を教えながら正常位で膣内へ射精する。乙葉から父親の真意を聞かされた隼斗は苦々しく思いながらも、彼女たちの為に立派な泡姫に仕立てようと決意する。

講習と称して自室の浴室で乙葉に泡姫プレイを教えていく隼斗だが、娘の莉子は何も知らずにいたので一週間後に再び母娘のもてなしを受ける事に。莉子がバイトに出掛けたのを幸いに、乙葉の恥じらいを克服させる為亡き夫の遺影の前で講習を始めるが、忘れ物をして戻って来た莉子に知られてしまう。

数日後無理がたたって病床に伏した乙葉を見た隼斗はやり過ぎたかと後悔するが、そこへ莉子がやって来て母親だけに苦労を味わせたくは無いからと泡姫になりたいと志願される。莉子の処女を貰い講習を続けていた隼斗だが、三日目にアナルプレイをレクチャーしようと思い付くと、浣腸から洗浄まで一連の行為を済ませ後ろの処女も奪うのだった。

乙葉の体調が回復し莉子の一件を話せずにいたある日隼斗は怜香の来訪を受け、順番を待つ間に決意が揺らぎそうだから早く講習を始めて欲しいと求められる。生憎隼斗の部屋の風呂が壊れていた為に乙葉の部屋で講習を始めるが、恥じらう怜香にお手本として乙葉の奉仕を見させた後で彼女に実践させるものの、夫への裏切りから来る躊躇いを引き摺ったままだと気付き隼斗は一計を案じる事に。

一週間後隼斗は怜香の部屋に夫が居る状況下で初めは浴室で口唇奉仕や情交に及び、更には寝室で夫に見られながら交わるように命じると、怜香が自分を解放し倒錯に快感を得られるようになった時点で役目は終わったと気付き、彼女を働かせるように父親に推薦すると告げる。

怜香を送り出した数日後、残った乙葉と莉子が母娘という好機を生かさぬ手は無いと気付いた隼斗は、乙葉との情交を莉子に覗かせた後で母娘丼プレイを提案する。莉子が見知らぬ男に抱かれる位なら母娘の方が一安心と説得された乙葉は隼斗が莉子のアナルに中出ししたのを見届けると、隼斗に指示された通り浣腸や洗浄を済ませた後でアナルにペニスを受け入れ卒業試験を終える。

1ヵ月後母娘が借金を完済し転居するとお礼を言われた隼斗はいつか彼女たちの家に遊びに行こうと考えるが、そんな彼の前に講習を待ち望む新たな住人が現れ忙しい日々はまだまだ続きそうである。

【レビュー】

フランス書院文庫の弟レーベル・美少女文庫の人気作家の「ほんじょう山羊」氏が「本城山羊」と表記を変えて黒本デビューして3作品目となる。この作者の意図する作風はこれまでとあまり変わりはなく、主人公により女として再開花させられる「逆回春もの」としてのポジションを意識しているのかなと思われる。美少女文庫では割とハードな調教もの(凌辱作品ではない)を書いていただけに、落ち着いた作風だと感じなくもない。

金になれば何でもやる父親は風俗チェーンの経営者でそのやり方には内心反発している主人公だが、学費や生活費の面倒を見て貰っている以上は従わない訳にはいかず、転居先で女性たちに泡姫としての教育を行うのも抵抗を抱く描写があるものの、持っている知識を生かしたいと前向きな性格である。

ヒロインは事業を営んでいた夫の借金を返そうとする未亡人と大学生の娘、あとは友人に騙されて借金をこさえた夫の為に気丈に振る舞う人妻の3人で、因みに未亡人は父親から、主人公の生活の面倒を見るように頼まれている。但し人妻との情交描写には文体はソフトながらも「寝盗り」要素があるので、そこは注意が必要かもしれない。

tag : 大学生主人公 母娘丼 処女

辻堂楓「独身美母娘【同棲初体験】」

辻堂楓「独身美母娘(シングルははこ)【同棲初体験】」
(フランス書院文庫、2015年9月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

幼馴染み隣人の怜奈に想いを抱く優太は両親の不在により彼女の家で同居生活を始めるが、巨乳母娘の魅力に触発され性欲処理していた所を彼女の母親である美奈子に目撃され奉仕を受ける。彼女との関係はやがて長女の沙羅の知るところとなり、更に想い人の怜奈にまで気付かれてしまう。

【登場人物】

岸本優太
18歳。大学1年生。夏休み明けから父親の海外赴任で母親も付いて行った為、沙羅の提案で同居生活を始める事に。高校の吹奏楽部の先輩だった怜奈に幾度となく告白しては撃沈を繰り返しているが、好きな気持ちに変わりはない。童貞。

神崎美奈子
42歳。10年以上前に夫と離婚し、女手一つで娘二人を育てて来た。栗色の長い髪で優しげな印象を与えるEカップの巨乳熟女。行政書士事務所で働き始めたばかりで、怜奈の就職活動の面倒を見たりと何かと忙しい様子。親しくしている男性はいない。

神崎沙羅
22歳。美奈子の長女で長い黒髪に、メリハリの付いたFカップの巨乳美女。会社では比較的責任ある立場にあって忙しくしており、元より興味のあった優太と同居を始めて以来癒しの存在としていたが、美奈子との関係を知って怜奈の為と言いつつ積極的に誘惑を仕掛ける。

神崎怜奈
20歳。美奈子の次女で就職活動中の大学3年生。母や姉には負けるものの、平均よりは巨乳と呼べるレベルで可愛らしい声を放つ美女。幼馴染みで後輩の優太の事を好ましく思ってはいるが、初体験を恐れるあまりに素直になれずにいる。処女。

【展開】

仕事を終えて帰宅した美奈子を労おうとマッサージを提案した優太だが、熟れた身体に触れて勃起したまま部屋に戻りオナニーしている所を彼女に見られてしまう。美奈子も直前に一人遊びの余韻を引き摺っており、服を脱いで裸体を見せながら手や口で奉仕する。その時は本番を避けたものの数日後性欲を抑え切れないと優太に訴えられると、彼女はチャンスをあげると正常位でレクチャーするのであった。

ある日優太は娘二人がいない昼間にベランダで美奈子の身体を密着させてエッチがしたいとせがみ、寝室に移動して騎乗位で交わる。次は避妊具の使い方を教えるからと約束を取り付けた優太は、別の晩に美奈子が入浴している所に乱入しソープ嬢のような奉仕を受けたり対面座位で交わったりするが、そこへ酔って帰宅した沙羅が入って来てヒヤリとする。

数日後沙羅と二人きりになった優太は美奈子との関係を問われ素直に白状すると、沙羅から家庭を壊して欲しくないし自分の身体なら好きにして良いと裸エプロンで誘惑される。一度関係を持つと沙羅は甘えるかのように口実を作っては優太を外に呼び出し、ある時はラブホテル、別の日には営業者の中、更には誰もいない夜のオフィスと情交を繰り返す。

そんなある週末の夜中に優太の部屋へ夜這いした沙羅は正常位で奥深く繋がるが、声を聞いた怜奈に知られてしまう。一方美奈子は娘たちが外出している間に優太に問い質し沙羅との関係を知るが、それでも彼が怜奈に一途だと聞いて安心し、彼女と結ばれるまでは沙羅の代わりになると正常位で三度目の交わりを持つ。
ところがその晩に自分が入浴している隙を付いて沙羅が優太の部屋を訪れていると知った美奈子は、娘と繋がったばかりのペニスに跨がり我を忘れて彼の精を搾り取るものの、全てが終わると沙羅に優太の本心を聞かせ怜奈に譲るべきだと諭すのだった。

数日後優太の19歳の誕生日を迎え母娘から祝福を受けるが、沙羅と親密な関係だと知っている怜奈は自棄になりその場で酔っぱらってしまう。すかさず美奈子は優太に介抱するように命じると、沙羅を連れてこれから外出すると告げる。お膳立てが揃った所で怜奈から処女を貰って欲しいと愛の告白を受けた優太は、美奈子や沙羅に教わった性戯を駆使して恋人を破瓜に導くのだった。

怜奈が公務員試験に合格するまでの間、二人は図書館や優太の自宅でデートを重ねていくが、夢のような同居生活は優太の母親の突然の帰国によって終わりを迎える。6年後怜奈一筋を貫いた優太は久し振りに神崎家を訪れ、テンパるあまりにみんなを養いますと力強く宣言するものの、母娘三人から頼もしいと微笑まれるのであった。

【レビュー】

前作「四人の淫らな未亡人」ではヒロイン4人の割に性格や役割付けがはっきりせずに、終盤で「1人だけ」に纏めた点も含め違和感を拭い切れずにいたのだが、本作では作者の得意とするヒロイン3人と主人公の構図に戻し幼馴染み母娘との同居生活を描いている。
「独身美母娘(シングルははこ)」というタイトルやいかにもなあらすじを見ると女性主体の誘惑に感じられるが、主人公が次女を本命にし続けている事と、母親や姉に付いては主人公の意思を尊重しつつちゃっかり摘まみ食いするかのような展開であり、作者なりのヒロイン描写により下品になり過ぎない程度の奔放さ、したたかな女性像が描かれていて興味深い。

とは言え潔癖な生娘の次女がいる以上は情交描写の大半は母親と長女に委ねる他にはなく、母親は主人公に迫られて色々な体位に変えて交わったり、泡姫のような事までしてみせたりするし、長女は次女に気を遣ってと言う割には外に呼び出しては車の中やホテルや更にはオフィスでも関係してしまうほどである。次女は長女との情交を覗き見てしまうものの、何だかんだと躊躇している間に母親の深慮により主人公との「初めて」をお膳立てされ、終盤で少しだけ見せ場を与えられている。

主人公の性格付けもこの作者らしく魅力的なヒロインに刺激を受けて「こんなになっちゃった」と甘え倒すタイプだが、先述の通り性欲に振り回されつつも次女を本命にし続ける一途さと、いつもよりはヒロインの身体や行動を窃視するような描写が少ない分だけ個人的には好印象だった。あとは見せ場を繋ぐストーリーのぎこちなさを改善出来れば、他の作者とは違う切り口での「独自性」をよりアピール出来るのではと思われる。

tag : 大学生主人公 童貞 母娘丼 処女

天崎僚介「未亡人風呂【濡れ肌】」

天崎僚介「未亡人風呂【濡れ肌】」
(フランス書院文庫、2015年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

未亡人風呂【濡れ肌】
天崎 僚介
フランス書院
2016-04-08



【あらすじ】

約2年振りに母校に呼び戻された航平は恩師の三回忌で夫人の美和子と再会した晩に離れにある浴室で情交に至るものの、かつて一度だけ結んだ関係の真意が理解出来ずにいた。しかし翌日恩師の妹から兄嫁との情交を問い質され、ハプニングから彼女とも親密な仲になり三角関係に陥る。

【登場人物】

神崎航平
27歳。郷土史を研究する恩師の元で従事していたが、美和子との一夜をきっかけに九州の大学で非常勤講師の職に就いていた。今春より美和子の計らいもあり、恩師の論文を引き継いで完成させる事を条件に母校の専任講師の候補として呼び戻された。身長180cm台の痩身で、優柔不断かつ気弱な性格。

高遠美和子
34歳。8歳歳上で航平の恩師である夫と6年前に結婚したものの、2年前に死別した。性欲の強い夫の歪んだ性癖からの懇願に負けて航平を誘惑し、左遷に追いやった責任を感じ母校に呼び戻させている。身長160cm台で適度に肉感的な身体の和風美人。

沙耶香
27歳。航平の恩師である教授の実妹でかねてから航平に想いを寄せていたが、彼の左遷をきっかけに親の縁談を承諾し結婚するも夫が事故に遭い1年で死別している。美和子より少し背が高く、均整の取れた肢体の若奥様風の美女。

【展開】

母校に呼び戻されたばかりで恩師の三回忌に参列した航平は美和子と何とか話をしようと試みるが避けられてしまい、帰宅する際に裏口から離れの浴室に侵入し彼女の入浴を待ち伏せる。二年半前の誘惑の真相を問い質そうとして美和子にはぐらかされ、強く迫っても形だけの抵抗しか見せない彼女の態度に違和感を覚えつつも、航平は洗い場で正常位になり彼女を抱くのだった。

翌日航平は論文の資料を探す為に高遠家を訪ねると、応対した沙耶香の態度の異変に気付く。沙耶香から前夜の美和子との情事を見たと口論を続ける内に押し倒してしまうものの、乳房や下着越しの愛撫を仕掛けると恥じらいながらも浴室でという返事を引き出し、航平は美和子の時と同じように洗い場で彼女を抱き絶頂へ導く。

その次の日の夜に再び恩師宅にやって来た航平は好奇心に駆られて引き出しを探ると、美和子のヌードや交わりを撮影したDVDを見付け夫妻の意外な一面を知る。すかさず美和子が入浴したタイミングを狙って乱入した航平は収めた写真を彼女に見せ、同じように口唇や乳房を使った奉仕をさせ、湯の中で交わった後で肛穴でも繋がるのだった。

沙耶香を抱いてから5日後彼女の部屋に招かれた航平だが美和子との関係が途切れていないと見抜かれ、兄嫁を意識した言動を繰り返し奉仕してあげると告げられて浴室で同じプレイを求める。更に寝室に移動すると後ろでもして良いからと沙耶香に告げられ、それが美和子と別れて欲しいというアピールだと知り迷いながらも応諾する。

週末に再び恩師の家を訪ねた航平は美和子に別れを切り出せずにいたが、ふと目にした本棚の中に二年半前の彼女との情事を収めたDVDの存在を知る。美和子を問い質すものの、自分を抱いてからにして欲しいと返され、寝室で恩師の遺影の前で襦袢姿に着替えた彼女と情交に及ぶ。
その直後にやって来た沙耶香も交え、美和子の口から夫より寝盗られプレイを懇願され航平を誘惑したものの結果として彼を左遷させる結果になったと真相を聞かされ、更に三回忌を機に新たな人生を踏み出そうと考えていたと別れを切り出される。航平は沙耶香と共に慰留しようとするが、彼女の決意は固く最後の情交に相応しい場所を考える。

1ヵ月後航平と沙耶香の婚約と美和子の転居先が決まったのを機に高級旅館の離れの部屋を予約すると、航平は恩師が収めた写真通りに二人にドレスの裾を捲ったノーパンの秘所を披露させたり、月明かりに照らされた浴室で並べてバックで貫いたりと自分のしたい事をさせる。寝室に移動すると沙耶香に一緒に美和子を気持ち良くさせてあげようと提案し、正常位からバックに体位を変えてアナルを貫き絶頂へ導くのだった。

【レビュー】

前作「義母風呂」同様タイトル通りに「風呂での情交」に焦点を当てた作風で、主人公が想いを寄せる恩師の熟未亡人と、恩師の妹で主人公に淡い想いを抱く若未亡人のヒロイン2人による展開である。フランス文庫では「熟vs.若」という構図はこれまでにも多数出されており、誘惑作品の古典的な王道路線である。

熟未亡人と言ってもまだ34歳は熟女と呼ぶには早い年齢に違いないのだが、主人公の恩師でもある夫の変態性は次第にエスカレートしていき、遂には主人公との寝盗られプレイまで求められる。流石に恩師はプレイに徹し切れずに主人公を左遷させてしまうが、彼女としては端から好ましくない人間に抱かれる気もないという伏線が張られている。

一方の若未亡人は元々主人公に好意を抱いていて左遷を機に別の男と結婚をしたものの早くに夫を失っていて営みも淡白だった事もあり、主人公に抱かれて思わぬ偉容に翻弄されるし兄嫁への対抗心からいやらしいプレイに応じたりもする健気さも感じられ、それが兄嫁でもある熟未亡人の決断に導く事に繋がると言えるだろう。

主人公に付いては同じように誘惑作品の古典的王道路線をいく弓月誠氏の作品と似ており、極めて優柔不断で情交の最中にデリカシーの無い事を言ったりと頼りない雰囲気を出しており、何故にこんな男に良い女性が…という読者の羨望を集めるキャラクター振りを発揮している。勿論その言動も作者の意図したものだと思われるのだが…。

次作が4作品目であるが何でもハーレム、ヒロインの立場から言い換えるとシェアしようという結末ばかりではなく、最終的には一人に導く為のプロセスとして複数プレイもあるだろうし、主人公が主導権を奪われてヒロインに翻弄されるという展開もありで、要は多様性においてこうした古典的な作風を得意とする作家にも是非頑張って頂きたいと思う次第である。

DSKさんのブログでの紹介記事です。
2015/9/24 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。お湯のなかで紅潮する柔肌、濡れそぼつ下腹の茂み……三回忌の夜、入浴する美和子の熟れきった女体が、ずっと抑圧していた航平の邪欲を呼び覚まさせ、昂らせた!「美和子さんの濡れ肌、色っぽすぎる。もう我慢できない」浴室で狂ったように性悦を貪り、絡み合う牡と牝。その痴態をもう一人の未亡人・沙耶香に目撃されて…… (引用元:Amazon)★★★★☆ 「未...
未亡人風呂-濡れ肌(著:天崎僚介、フランス書院文庫)


愛好家Sさんのブログでの紹介記事です。
4108『未亡人風呂【濡れ肌】』天崎僚介、フランス書院/フランス書院文庫、2015/09 発売●あらすじ大学に専任講師として呼び戻された青年が、熟未亡人となった恩師の妻や若未亡人となった恩師の妹と再会し、恩師の妻が二年半前になぜ自分を誘惑したのか疑問を解消できないながらも、それぞれと深い仲になっていく。●登場人物【神崎航平】27歳。二年半前まで高遠教授の下で研究助手をしていたが、その後は九州の大学で非常勤講師をし...
4108『未亡人風呂【濡れ肌】』

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星野聖「絶対禁忌 妻の友人と…」

星野聖「絶対禁忌 妻の友人と…」
(フランス書院文庫、2004年3月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

三枝は妻の友人である里佳が上京して来たその晩に書斎を訪ねて来た彼女の誘惑に乗り、その後上京した時は妻の目を盗んだりしながら関係を続ける。ところが短期で上京が決まった里佳と逢う約束をしていたその晩にキャンセルされるが、マンションの住人である一葉と関係を結んでしまい…。

【登場人物】

三枝昭充
40代半ばの中年男性。浄水器の製造販売を行う中堅企業に勤めている。妻との仲は特に悪くもないが、子供はなく夫婦間でもそれほど気にしている様子でもない。

篠原里佳
33歳。三枝の妻の後輩に当たり、現在は和歌山で塾講師をしながら年に数回上京しては、泊まり掛けで逢いにやって来ている。両親と同居しているが未婚。薄い茶色に染めたウェーブ掛かった髪型に、卵形の顔と目鼻立ちのくっきりした美女。

倉田一葉
23歳。三枝と住むマンションの別の部屋で両親と暮らしている。エレベーターで一緒になると挨拶を交わす程度だったが、彼女の方は三枝の絡み付く視線を意識していた。付き合っていた彼氏と別れた直後に三枝と出逢い関係を持つも、後日別の男と結婚しようと決意する。外資系生保会社に勤めている。

【展開】

三枝は自分の家に泊まり掛けでやって来た里佳に関心を抱きつつも書斎で本を読んでいると、妻が入浴している隙に彼女が訪ねて来て蠱惑的な視線でモーションを掛けられ、対面立位でキスを交わしながら抱き合うのであった。
2週間後里佳から1日だけならと上京の知らせを受けた三枝は金曜の晩に妻に内緒でホテルで密会するが、何故か里佳は縛って欲しいと求めたので後ろ手に拘束すると松葉崩しのような体位で交わり次第にのめり込んでいく。

逢えない時には妻の目を盗んではテレフォンセックスに興じていたが、2ヵ月後再び上京した里佳から短期で東京で働く予定だと聞かされ、三枝は逢う機会が増えると期待しつつ彼女の誘惑に抗し切れずにリビングで抱くと膣内に射精する。そんな中大阪に出張する事になった三枝は彼女を呼び出すと、差し出された麻縄とローターを使いサディスティックな気持ちに駆られながら再び膣内に出してしまう。

漸く里佳が上京するもある日約束をドタキャンされた三枝の前に一葉が現れ、ダメ元でホテルに誘うとあっさりと承諾を得ると里佳とはまた違う瑞々しい豊満なバストに感心しながら、里佳への疑念を打ち消すが如く一葉を抱くのであった。その3日後にやっと里佳が借りている部屋で逢う機会を設けるが、独占したいという思いを強くした三枝は彼女を四つん這いにしてアナル処女を奪う。

それから1ヵ月間で里佳と3回しか逢えず代わりに一葉と逢瀬を重ねていた三枝は、ある日里佳が見知らぬ男と歩いているのを見掛ける。嫉妬に駆られながら一葉を手荒く扱うものの、情交を終えた彼女から結婚の話を切り出され若い娘の考える事は分からぬと感じつつ、里佳と逢って話をしようと決める。
3日後に再び里佳の部屋を訪ねた三枝は我慢出来ずに男の存在を尋ねるが、彼女はあっさりと大学時代の知人だと答える。それでも疑念が晴れない三枝は里佳に荒々しく腰を遣うものの、奔放な女性に憧れると言った彼女の言葉を想い出し、これで最後にしようと告げる。今度は友人として自宅を訪ねると明るく笑う里佳の表情を見て、三枝は妻への罪滅ぼしはこれからだと決意して家路へ向かうのだった。

【レビュー】

星野聖名義での最初の3作品は非常に似た作風で、当時期間限定で展開していた「マスターズ文庫」を思い起こさせるような大人の情交を書こうと試みていた節が感じられる。青年とは違って何度も情交に及ぶ訳でもなく、中年男性らしくねちっこい愛撫や言葉遣いで羞恥を煽るものの、精力では特段取り柄がある訳ではない主人公像は読者層に最も近いものだと思う。

しかしデビュー3作品目という事から来る「慣れ」が全体的に穏やかな展開をより淡白に見せているように感じられるし、基本的な作りが同じと分かってしまうと情交場面が多い割には冗長過ぎて山場が有るような、無いような微妙な印象になってしまう。

ヒロインの心中が伺い知れないというのもこれまでと同じでミステリアスな雰囲気を感じさせる反面で、この展開だからこうさせようという「予定調和」な言動が若いヒロイン(一葉)に見られたのが残念である。小悪魔なオヤジキラーの性格付けでメインヒロイン(里佳)を挑発したり、妻に告げ口しようとしたりともう少し波の荒い展開でも良かったのになと思う。

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星野聖「人妻派遣社員」

星野聖「人妻派遣社員」
(フランス書院文庫、2003年6月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

妻と二人で暮らす濱中はかつて前の会社の部下だった真由とある晩に関係を持ち、次第に深みに嵌まっていくものの、離婚するまでの覚悟は無いままにやがて別離を決断するのだった。

【登場人物】

濱中英昭
都内の小さな商事会社に勤める企画営業課の課長で40代半ばの中年男性。結婚15年目になるが4年前に妻は病気にかかり、子供の産めない体になっているものの夫婦仲は良好。彼女の為に前の会社を辞めたが、真由に慕われていると気付かずにいた。

川原真由
32歳。2週間前に濱中の勤める会社へ派遣社員として入社した。5年前に寿退社していたが、彼の消息を知って再就職する。20代と言っても通用する位の若々しさと、清楚で可憐な美貌の持ち主。

小町小百合
26歳。濱中の所属する企画営業課部下で彼を慕っている。寿退社間近で真由との不適切な関係を知り、思い出作りにと濱中に抱いて欲しいと迫る。


【展開】

営業先から直帰する予定だった濱中は真由の連絡を受けて有楽町で落ち合うが、彼女は同じ会社に再就職したのは自分を追ってだと聞かされホテルに連れて行く。濱中は真由の秘所をねぶり指を挿入して快感を与えると、正常位で交わり下腹部に射精する。

4日後の日曜日に濱中は妻に微かな罪悪感を抱きつつも真由を海辺のホテルへ真由を誘うと、大胆にもベランダで身体をまさぐった後ベッドに移り対面座位から騎乗位と体位を変えて、最後はバックで貫き寸前でぺニスを抜いて美尻に精を放つ。

真由と会瀬を重ねていく濱中はある日会議室で彼女を抱くものの妻と離婚するつもりはなく、今後を考えると次第に不安を募らせていく。そこで伊豆へ温泉旅行に誘い列車のトイレで抱いた後で旅館に到着するが、一人になった時に小百合に遭遇する。会議室での情交をネタに健気に脅す彼女の願いを聞き入れ、濱中は別のモーテルで抱くのだった。

宿に戻ると何も聞かない真由に安堵しつつも、彼女も結婚生活を終わらせる気が無いと知った濱中は再び彼女と交わるが、衝動的にアナル処女を奪い離れがたい想いを強くする。しかし二週間後に突然真由から夫の海外赴任に付いていくからと退社すると報告を受け、初めての時と同じホテルで最後の情交に至り別れを告げるのだった。

【レビュー】

デビュー作品、本作、次の「絶対禁忌 妻の友人と…」と作者の初期の3作品は妻のいる男が人妻となった女性と逢瀬を重ね、やがて別離を迎えるという大まかな流れはほぼ同じである。いわゆる不倫ものであるが、あくまでも官能小説の体を成す為にヒロインの心理描写や、彼女の生活描写は極力排した作りとなっているのは興味深い点である。

あくまでも主人公の側から見たヒロイン像に留めた事で人妻の心の中は伺えないし、不倫ものにありがちなドロドロな展開も無いので正直物足りなさを感じてしまうのは止むを得ないかもしれないが、当時も今もフランス書院文庫のラインナップではあまり見られない作風であると思う。

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星野ぴあす「金曜日の相姦 未亡人ママ・禁姉・美妹」

星野ぴあす「金曜日の相姦 未亡人ママ・禁姉・美妹」
(フランス書院文庫、2012年10月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年9月14日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

息子の郁也の匂いを好ましく感じる母・美和子は娘姉妹が不在の週末に禁断の相姦を結んでしまうが、郁也を想う気持ちでは母に負けないと愛里と舞華姉妹は、母が不在の次の週末に行動に打って出る。

【登場人物】

瀧村郁也
17歳。高校2年生。華やかな印象の母や姉妹と比べ、地味で成績も中くらい。童貞。

瀧村美和子
43歳。郁也の実母。若い頃はモデルをしていたが結婚を機に引退、夫とブティックを興すも結婚6年目で死別。以降は女手ひとつで3人の子供を育てて来た。年相応に熟れた肉体だが日頃のトレーニングの成果も有り、娘たちと姉妹に見られるような若々しい美貌の持ち主。郁也から兄に似た好ましい匂いを発しているのに戸惑いを感じている。

瀧村愛里
22歳。郁也の実姉で現役大学生。舞華と共にモデルの仕事をしている。語尾が伸びるおっとり癒し系の性格だが、いざとなると弟と妹が戦慄を抱くほど雰囲気が豹変する一面も。母親より豊麗なバストの持ち主。勿論郁也が一番好きだがバイセクシャルの気も。

瀧村舞華
16歳。郁也の実妹で同じ学校に通う高校1年生。思春期を迎え普段は兄と思わないような辛辣な言動を見せる一方で、実はお兄ちゃん娘で素直になれないだけ。母姉に比べるとスレンダーだが、十分魅力的な肢体の持ち主。半年前に業界関係者に抱かれ処女を失っている。

【展開】

娘たちが仕事で不在になるのを良い事にいやらしい素振りで郁也を挑発しキスする美和子だが、息子がそれだけでブリーフの中に射精したのを知り後始末だと口唇奉仕と騎乗位で三度目の射精に導く。寝室に舞台を移すと、逆に郁也の愛撫を受けた後で正常位で交わる。
翌朝も口移しで朝食を食べさせてもらっただけで勃起した愛息の為にパイズリ射精に導いた美和子は、汚れた服を脱いで裸エプロンになり洗い物を片付けていると、背後から郁也に抱き付かれて悪戯され四つん這いになり受け入れる。
一方自分たちが不在の間に美和子と郁也の仲が親密になっているのに気付いた愛里と舞華姉妹は、月曜日の夜にシャワーを浴びていると見せ掛けて動向を伺い、郁也がキッチンで母親のアナルで交わっているのを鬼の形相で睨み付けるのだった。

翌金曜日の晩に母親が急遽泊まりで仕事に向かったのに乗じ、姉妹はリビングで即席のファッションショーを開き際どい服装で郁也にアピールすると、更に愛里は辛辣な口調の舞華を懲らしめようとレズ紛いの行為で睦み合う。堪らずに部屋に逃げ出した郁也は丁度美和子から電話が入りテレフォンセックスをしていたが、その後で姉妹が部屋に乗り込む。
愛里に母親との親密な関係を詰られた郁也は舞華の蹴りを受けてベッドに倒れ込むが、愛里の一言で舞華は再び女同士で愛し合う。それを見ながら勃起を擦り立てる郁也の頃合いを見計らい、愛里は舞華と共にダブルフェラで射精に導くと、母親が帰るまでの24時間に渡って郁也の精を搾り取り続けると宣告する。
姉妹に爪先で愛撫されながら母親とのいきさつを告白させられた郁也は舞華にぺニスを強く踏まれて射精するが、姉の命令で舞華を激しく貫きデレに転じさせた後で愛里とバックで交わり主導権を奪うと、母親が帰宅するまで情交を繰り返すのだった。

美和子は土曜日に仕事を終えて郁也に連絡すると、子供たちが関係を隠そうともせずに情交に浸っていると知り慌てて帰宅する。彼女は過去に実兄と関係を持っており、近親の匂いに触発される自分の特異体質が子供たちに遺伝しているのだと打ち明けるものの、自分も仲間に加わると開き直り娘たちに見せ付けるようにスーツ姿のまま郁也に抱かれる。
本番は週末だけと休戦協定を結んだ母娘たちにより月曜から射精を禁じられた郁也は、土曜日に帰宅するなり舞華や愛里、美和子の3人が競うようにセーラー服に着替えて誘惑し、再び快感の余り幼児退行した舞華を絶頂へ導く。続いて姉と母でダブルパイズリ、更には姉妹のアナル処女を奪うが、まだ物足りぬと浴室に押し掛け第2ラウンドが始まるのだった。

【レビュー】

漫画家としてデビューし作家に転向してからも作品を重ねている作者はどちらかと言えば調教要素の強い凌辱作品を多く出しているが、本作では近年珍しくなった100%実同士の相姦誘惑作品である。特に実ものの相姦は凌辱作品ではあまり珍しくはないが、近年の諸事情?もあってか誘惑作品では避ける傾向にあり、作者の豊富な経験を踏まえてこそのトライアルと言えるのかもしれない。

ベタ甘母の美和子、腹黒天然系姉の愛里、ツンデレお兄ちゃん娘の舞華とヒロインの人物設定は割とありがちだが、作中で触れているように同族だから忌避する筈の「匂い」を頻繁に用いて独特の雰囲気を出しているし、先述したようにやたら熟女推しの面が強いフランス書院文庫の中では姉妹に対する描写の分量もたっぷり有って好印象だったと思う。

プレイとしては美和子と愛里のWパイズリや舞華の脚コキなど愛欲にまみれた前戯の割合が若干多いのかなと感じたものの、「匂い」描写の多用による相乗効果が得られており、ともすれば重くなりがちな流れを良い意味でライトに転じさせていると感じた。次作の機会が有れば是非楽しみにしたいところである。

【参考記事】

DSKさんによる本作の紹介記事です。
金曜日の相姦: 未亡人ママ・禁姉・美妹 (フランス書院文庫)(2012/10/23)星野 ぴあす商品詳細を見る★★★★★  「匂い」を効果的に用いた王道誘惑作品, 2013/2/6少なくとも「黒本」では『熟臀母交換-親友の母と継母』で母子交姦を取り扱ったのを除けば凌辱作品が多かった印象の作者にとって初めて本格的な誘惑作品と思われる。妖艶な熟女の母に未亡人の属性を加味し、これに年上お姉さん的な余裕と落ち着きのある姉と、いわゆるツンデ...
金曜日の相姦-未亡人ママ・禁姉・美妹(著:星野ぴあす、フランス書院文庫)

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柏木薫「熟女授業 叔母と未亡人と淫妻」

柏木薫「熟女授業 叔母と未亡人と淫妻」
(フランス書院文庫、2005年8月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

童貞喪失に失敗した浩介は絵描きで生計を立てる沙耶と知り合い、優しく筆下ろししてもらう。その後隣人妻の理奈子や大学の先輩の遥香とそれぞれ付き合うようになるが、実は長年叔母の麻美に想いを抱いており、一度だけの情交に及ぶ事になる。

【登場人物】

池脇浩介
15歳。中学3年生。友人と共に先輩の姉にセックスの手解きを受けようとして怖じ気付き失敗するが、沙耶などの美女たちと次々に出会う。天体観察が趣味だが、後にこれが違う意味で役立つ事に。

※第2章までは主人公が中学3年生、第4章までは高校1年生、後は大学4年生の時の話です。

平原沙耶
36歳。デザイナーを志して夫と出逢い結婚したが、5年前に事故で亡くしている。現在はイラストの仕事に就いているものの、久しく男性との関係を持っていない。長い黒髪とグラマラスな身体の美女。

徳永理奈子
31歳。引っ越した浩介の家の向かいのマンションに夫と共に暮らしている。外国人並みの整った身体付きで始めは遊び半分だったが、次第に浩介との関係に嵌まっていく。

萩原麻美
34歳。浩介の母親の妹(叔母)で彼が通う大学で社会学の助教授に就いているが、過去に付き合っていた男性に手酷く振られて以来男性不信に陥っている。

矢島遥香
25歳。麻美の教え子の大学院生。眼鏡を掛けて生真面目そうに見えるが、男性経験はそこそこある模様。浩介を紹介されて以来興味を持ち、恋人として付き合うように。

【展開】

友人から模擬試験を終えたら先輩の姉に筆下ろしして貰う手筈が付いたからと聞かされ、退くに退けなくなった浩介は友人と彼女の部屋にやって来る。先にセックスする事になった友人が気になった浩介は襖の隙間から様子を覗くと、生々しい情交を目の当たりにして怖じ気付いて逃げ出してしまう。
学校をサボりタバコをふかしていた浩介は沙耶に声を掛けられ部屋に招かれると、絵に興味を持ち頻繁に訪ねるようになる。数ヵ月後いきさつを話した浩介に対し、沙耶は背伸びせずに自分が教えてあげると誘い、一緒に入浴した後で避妊具を付け正常位で導かれる。後始末をしてもらう内に再び臨戦態勢に入ると、騎乗位やバックなど体位を変えながら生の情交に至る。

高校1年の終わり頃に父親の転勤に伴い沙耶と別れた浩介は、新居のベランダから望遠鏡で天体観察をするつもりが偶然にも理奈子が部屋で一人遊びに興じているのを見てしまい、それに合わせてオナニーしてしまう。そんな習慣が続くなかである日理奈子に覗きを気付かれ、テレフォンセックスの後で部屋に呼び出され騎乗位で関係を結ぶ。
その数日後の週末に浩介は理奈子に誘われ部屋を訪ねると夫がいると知り肝を冷やすものの、夫が酔って寝入ったのを見るや理奈子の誘惑を受ける。浮気者の夫に仕返しがしたいと聞かされた浩介はそれを逆手に取り強い口調で理奈子を責め立てるが、彼女がプレイの一環だと楽しんでいるのを見て、隣のベッドで四つん這いにして後ろから貫くのだった。

大学へ進学し4年生になった浩介は内定が貰えず麻美に相談するが、教官室を訪ねた遥香の方が適任だからと話を聞いてもらう内に意気投合し飲みに行く。そして浩介は酔った彼女を部屋へ送るが、彼氏と別れたばかりと泣くのを放っておけず抱き寄せる。意外にも積極的な彼女に跨がられると、休まずに二回目は正常位から側位に変えて朝まで交わる事に。
浩介は内定が決まったと麻美の部屋でお祝いしてもらうが、遥香から彼と恋人として付き合うと報告を受けた麻美から一度でいいから抱いて欲しいと求められる。長年男性不信に苦しんでいた叔母の為に浩介は正常位で抱くもあっさり果ててしまい、自分の想いはこんなものではないと奮い立たせると、そのまま抜かずの二回戦に突入するのだった。

【レビュー】

2004年に「妻交換【のぞく夫】」で鮮烈なデビューを果たし、寝盗られとスワッピングを題材にしていたが、2作品目の本作はその要素を内包しつつも誘惑作風に転じている。因みにその後は元の凌辱要素を強めた短編2編を出すに留まっている。

主人公が中学生で筆下ろし、高校生で不倫、大学生で先輩と恋人関係に陥り、最後は叔母と甥の関係を意識して一度だけの情交に及ぶという流れだが、作風の関係でどうしても小間切れの構成になるのは仕方のない所だが、逆にその時しかないという情交の激しさ、淫隈さはよく出ていたと思う。

作品を重ねられずにいたのは思うような仕上がりにならなかったのか、執筆以外の事が多忙な故なのかは分からないが、こうした誘惑作風にフィットしていたと感じさせる作品なだけに残念だなという気がする。

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松田佳人「【妖精と小悪魔】二人の制服美女」

松田佳人「【妖精と小悪魔】二人の制服美女」
(フランス書院文庫、2006年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

下校途中の邸宅に住む双葉と知り合った慎一はキスを求められ、戸惑いつつも恋心を抱く。一方クラスメイトの麻衣からもエッチな事をして欲しいとねだられいよいよ本番となるものの、英語教師の留美や双葉の家庭教師の美津子などの邪魔が入り上手くいかずにいるのだった。

【登場人物】

津山慎一
15歳の高校1年生。成績は優秀だが真面目という訳でも無い普通の少年だが、双葉や麻衣と仲良くなり何故か女性にモテモテとなってしまう。童貞。

水野麻衣
慎一のクラスメイトで席は隣同士で、校内トップクラスの美少女。慎一に恋心を抱いていたがなかなか振り向いてもらえず、ある日下校時に積極的にアプローチを掛ける。平均よりやや大きめのバストでスタイルも良い。処女。

三村双葉
慎一と同い年だが生まれ付き身体が弱く、最近まで療養所で入院していた。現在は外界に慣れようと自宅に戻っている。通り掛かりの慎一を見て優しそうと興味を抱き、自宅に招き友達にと誘う。華奢な割に女らしい身体付き。処女。

中井美津子
20代後半の大学院生で将来は渡米して研究に励みたいと考えている。学校に行けない麻衣に勉強を教えているが、彼女の体調を気遣いつつも慎一にも関心を持ち代わりに性欲処理をするからという口実でエッチな事を繰り返す。

横井留美
28歳。慎一たちの学校で英語を教えている美人教師。夫はいるものの興味のある男子生徒を次々につまみ食いしており、慎一も標的にされるものの麻衣を庇おうと最初は本番は拒否する。グラマラスボディで女王様然としているが、実は被虐的な趣味の持ち主。

近藤麗子
慎一の1つ上の先輩で常に首席を取り続けている。校内でトップの美貌と大人顔負けのボディの持ち主。気位が高い為か男子から見ると近寄り難い雰囲気を感じさせているが、性体験はある様子。留美を崇拝しており、彼女の誘惑を撥ね付ける慎一に興味を抱く。

【展開】

ある日麻衣と一緒に帰宅する事になった慎一は両親が不在なのを承知で家に上がらせてという彼女の積極性に圧倒されるが、更にキスを求められ妖しい雰囲気になった所で勃起を見せ、口唇奉仕までさせてしまい後ろめたさを感じる。
実はその二週間前に慎一は双葉と知り合い、ある日寝入っている彼女の身体に触れたのを美津子に見咎められ、別室で双葉の代わりだと裸体を見せられて口唇奉仕やパイズリをしてもらっていた。

慎一は2人には存在を秘密にしたまま双葉や麻衣と関係を深めて行くが、ある日授業中に留美から不純異性交遊だと糾弾される。口論の末教室を出ていった麻衣を庇えなかった慎一は放課後に進路相談室で対峙するが、留美はいきなり誘惑し始めて性欲には勝てないだろうと勃起を取り出しては口唇奉仕する。
そんな留美の態度に苛立ちを感じた慎一はイラマチオ同然に射精すると、彼女の持ち物であるバイブを挿入させて職員室一周を命じる。焦らされた留美は職員室を出るなり相談室に慎一を引き込むが、後を追った教頭が好色な表情を見せると慎一に言われるまま上司に犯されて悦びを感じるのだった。

学校へ顔を出さずサボっていた慎一はある日双葉の家にやって来ると、デートに行きたいと誘われ遊園地へ向かい、その帰り道にラブホテルを指差して中に入りたいと求められる。いきなり勃起を見せてという彼女の積極性に戸惑いつつも、慎一も双葉の裸を見せてもらい相互愛撫を行う。
その後容態が急変した双葉を連れ帰ったものの、厳しい表情を浮かべる美津子に自宅まで送って貰うが、途中で慎一は彼女の部屋に行きたいと要求する。自分が焦らしたからだと犠牲を口にする割には実は単にセックスをしたいだけと、わざと挿入を遅らせて彼女の本音を言わせると童貞を卒業する。

数日後麻衣と仲直りし学校帰りに公園でデートをする事になるが、夕闇に乗じ悪戯を仕掛けていると女子中学生たちが冷やかしにやって来る。そこで慎一は彼女たちに麻衣の秘所を舐めさせるように命じると、自分は高みの見物とばかりに眺めていたが、やり過ぎたせいか麻衣が学校へ来なくなる。
そんな中留美の呼び出された慎一は再び進路相談室にやって来ると麗子までいるのを見て疑問に思うが、留美の意図を汲み取り麗子を抱いた後に留美を四つん這いにし一度限りの情交に及ぶのであった。

双葉の容態が気になった慎一は邸宅を訪ねると、彼女は待ちかねていたかのように窓から顔を出し部屋に招かれる。このまま何も知らずにいたくはないと抱いて欲しいと求められた慎一は、彼女の体調を気遣い正常位で破瓜へ導く。
後にこれが双葉と逢うのが最後だと美津子から聞かされた慎一は、一年後に麻衣をバイクに乗せて双葉の邸宅を訪ねるも既に取り壊された後だった。麻衣は大事にしないとという思いを強くした慎一は高原にやって来ると麻衣を抱きたいと求め、雨が降り出す中で裸になり情交に及ぶのであった。

【レビュー】

学園を舞台にし制服少女や女教師を登場させた作品を出して来た作者の最新の作品で、時に凌辱的な作風を試みたり、美少女文庫で出版したりと現在の巽飛呂彦氏のアプローチに近いと言えるだろうか。ただ他の著作での読者レビューで拝見したのを見る限り、章が変わると脈絡もなく話が展開するのがこの作者らしく、「章間が気になる」のである。

当時は「エロライトノベル」よりは「ジュベナイルポルノ」という呼ばれ方が主流だったかなと記憶しているが、エロゲーから移植したノベライズみたいに各章にエッチな場面を展開している割には、本作の場合には読み終わって何も残らないのが正直な印象である。話の組み立て一つでかなり良くなるはずなのだが、勿体ないなという気がしてならない。

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天乃渉「美人歯科医 時間外診察」

天乃渉「美人歯科医 時間外診察」
(フランス書院文庫、2005年3月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

歯科医を務める叔母の理津子と従妹の加奈母娘との同居を始めた亮介だが、ある日歯の痛みを訴えて治療を受けていると叔母がやたらに身体を擦り付け誘惑を仕掛けている事に気付く。一方母親との距離が近過ぎると危惧した加奈も、亮介の部屋に押し掛けては健気な誘惑を繰り返すのだった。

【登場人物】

日野亮介
18歳。高校3年生。父親の転勤で引っ越しとなったが、受験を控えた亮介は父の妹に当たる理津子の元に引き取られている。女性経験はない。

青柳理津子
36歳。20歳の時に学生結婚して加奈を産んでいるが、6年前に夫を亡くした。自宅の隣に歯科クリニックを開いており、知的で整った顔付きで肉感的な唇などが女としての情感を彩っている。初めは亮介をからかっている節が見えたが、加奈が本気だと知りいつしか嫉妬の念を滲ませるように。

青柳加奈
16歳。亮介の従妹に当たり、現在は高校の体操部でレギュラー入りを目指している。スレンダーながらも胸やお尻の肉付きは良く、手足の長い肢体で人なつっこい性格の美少女。亮介にあからさまな恋心を抱いている。男性経験はない。

【展開】

叔母母娘と夕食を取っていた亮介は左上奥の臼歯の痛みを感じ理津子の治療を受けるが、白衣を着ない無防備な薄着で乳房と接触したり服越しに勃起を触られたりするものの軽くいなされ、自室に戻るとオナニーを始める。そこに加奈が現れて気まずい思いをするものの、背伸びした彼女に口唇奉仕を求めるとあっさりと受け入れられ射精してしまう。

二日後理津子の治療を受けた亮介は加奈ともう少し距離を置くように諭され、彼女から一度きりと積極的に迫られて勃起したぺニスを晒け出して口唇奉仕し飲精されて妖しい笑みを浮かべられる。部屋に戻るとレギュラーに選ばれたと嬉しそうに競技用のレオタードを身に付けた加奈に迫られ、スレンダーな割に肉の付いた胸やお尻に触れると理性を抑え切れなくなり、正常位で処女を奪うのだった。

翌晩理津子の忠告に加奈が反抗的な態度を見せ肉体関係の露呈を恐れた亮介が止めに入るが、加奈は子供扱いされたとヘソを曲げて部屋に籠ってしまう。理津子の意味ありげな視線に耐えられなくなり後を追った亮介は加奈の部屋に入ると、抱いて欲しいと四つん這いになった従妹に対して後ろから貫き中に射精するのだった。

土曜日の午後理津子に頼まれクリニックの受付の手伝いをしていた亮介は衝立の向こうから聞こえる男性患者とのやり取りに苛立ちを感じるが、夕飯後に自分の治療を始めるなり彼女から意地悪く加奈との関係を聞かれ、叔母を想ってオナニーしていたと言わされる。
パイズリフェラで度重なる寸止めに遭わされ口内射精した亮介は全裸に前掛けを付けて治療を受けさせられると、手を使わずに舐めて絶頂へ導くように命じられる。うっかり乳房に手を出してしまうと理津子から罰としてガーゼで後ろ手に縛られて椅子に寝かされると、騎乗位でのし掛かられて何度も射精を強制されるのだった。

その晩続きをする前に加奈が帰宅し母親との関係を訝った為再び関係を持った亮介だが、逆に理津子とは二週間も関係を絶たれる。最後の治療を終えた亮介は甥と叔母に戻るのは嫌だと告げると、理津子から亮介に恋人が出来ても自分のペットでい続けるのならと服従を求められる。
今晩も加奈と部屋で逢う約束があるものの、理津子に拘束されてストリップ同然に裸体を見せ付けられながら誘惑され休み無くセックスを求められると、理津子が既に加奈との関係に気付いていると知りペットでい続けると宣言するのだった。

【レビュー】

1999年デビューの作者の4作品目で、現状は最新の作品である。タイトルの通り美人歯科医である叔母だけでなく、16歳の娘も登場して主人公に対して好意をあからさまにして誘惑する。まさに母娘誘惑ものではあるが、共に3Pとはならずに彼女たちから交互にアプローチを受ける流れである。

主人公ラブな娘ヒロインは母親に対抗して大胆にも処女を捧げるし、その後も目を盗んでは部屋の中で情交に及んでいる。それが母親に気付かれぬ訳がなく、彼女は終盤で主人公に対してお兄ちゃんぶるより私のペットになる方が似合うとまで言わせてしまうほどで、端から娘には勝てると絶対的な自信を持っている。それでも娘の大胆さに焦りや嫉妬を感じて、主人公の治療を行う度に焦らしては次第に自分の好みに仕立てていくしたたかさも感じられる。

当時の基準である250頁という量からするとヒロイン2人の設定がフィットしており母娘いずれの側からの情交描写が書けていて良いのだが、欲を言えば終盤で娘が乱入して母親が娘と仲直りし、若い2人をペットにする展開だったらより倒錯的なプレイになったのかなと感じた。

tag : 高校生主人公 童貞 処女

如月蓮「兄嫁と義妹【寝夜のご奉仕】」

如月蓮「兄嫁と義妹【寝夜のご奉仕】」
(フランス書院文庫、2013年7月、表紙イラスト:阿木彰子)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年9月6日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

兄の頼みで1ヵ月間兄嫁の詩織と同居する事になった翔。彼女の手解きを受け疑似夫婦生活を続けていた2人の元に、詩織の妹の彩夏が現れ深い関係に陥る。

【登場人物】

村上翔
23歳。新社会人になったばかりの青年。結婚したばかりの兄が1ヵ月間海外出張する為、用心棒として詩織と同居する事になった。

村上詩織
28歳。翔の兄と結婚したが、仕事で多忙の為か夜の営みは途切れがちの様子。翔に対しては実の弟のようだと好意的に感じ、同居を承諾した。身長153cmと小柄で、腰まで有る長い黒髪に程々に熟れたグラマラスな女性。Fカップ。

彩夏
18歳。詩織の実妹で高校のチアリーディング部に所属し、早朝合宿の為1週間姉と同居する予定。身長158cmでポニーテールの似合う快活な少女だがEカップとスタイルが良く、姉から翔を紹介されて以来外見的な大人の魅力を感じている。処女。

【展開】

同居を始めたその晩に詩織の下着を持ち出して自慰をしていた所を見付かった翔は1度きりと頼み手や口で慰めてもらうが、翌日体調不良で早退した際に彼女が浴室でオナニーしていたのと知り、二十歳を過ぎて童貞なのは恥ずかしいからセックスを教えて欲しいと迫ると、昂っていた彼女もそれに応じ正常位で受け入れる。

翔は詩織に兄が戻るまで疑似新婚生活を経験させて欲しいと頼み、翌夕仕事を早く切り上げるなり玄関先で図々しく詩織を求め、四つん這いで情交に及ぶ。詩織との交わりに味を占めた翔はある日は裸エプロンの兄嫁に食べさせてもらったり、別の日は浴室で泡奉仕を受けたり、更には夜這い同然で寝室を訪ねたりと毎日のように関係を続けていた。

そんなある日彩夏の来訪で詩織とエッチ出来ず溜まった性欲を発散しようと翔は深夜に動画をおかずに自慰をしていると、目覚めた彩夏に見付かり私がしてあげると手コキで慰めてもらう。それでも翌晩に我慢出来なくなった翔は目を盗んで自室で詩織を抱くが、彩夏が目を覚まし覗いているとは知る由も無い。

土曜日に詩織が買い物で居ない隙に彩夏は勉強を教えて欲しいと翔を部屋に招くと、義兄に不貞を告げ口すると可愛らしく脅し初めてをもらって欲しいと迫る。椅子に座ったまま秘所を愛撫されて軽いアクメを感じた彩夏はお返しに口唇奉仕した後で翔を受け入れ、処女血の混ざった精液を腹の上に出され大人になったと実感を抱く。
翌日詩織が外出したのを知った彩夏はまだ寝ている翔を起こすが姉と勘違いしていると気付き積極的に口唇奉仕し、翔の求めに応じてチアリーダーの格好で騎乗位になるが、その現場を忘れ物を取りに戻った詩織に見られてしまう。

次の日彩夏が塾で帰りが遅いタイミングで詩織から関係を問い詰められた翔はなかなかエッチする機会が無かったからと答えると彼女とリビングで交わるが、その晩夜這いを掛けて来た彩夏を拒める筈もなく受け入れるが、トイレに起きた詩織に発覚する。
翌週末再び翔を問い詰めた詩織だが、ムラムラして堪らないと言う義弟の表情を見て自分が幾らでも変わりになるからと「ご主人様プレイ」を受け入れるが、そこに部活が中止になったと帰宅した彩夏と鉢合わせになる。制止も聞かずに騎乗位で射精を受けた彩夏に嫉妬した詩織は、淫らに義弟を誘うと対面座位からバックに変えて二度目の中出しへ導くのだった。

【レビュー】

「如月蓮」の名義で出版された最新の作品であり、これまでの作品と同じく主人公やヒロインたちの性格付けに大きな変化はない。年齢は高校生から社会人まで何パターンかあれど甘え口調で迫る主人公に対し、ヒロインの側も嫌よと言いながらも主人公の押しに負けて意外にあっさりと情交を受け入れたりする。この構図にもう少し変化を付けてはと思ったのだが…。

如月作品が得意とするのはヒロイン3人の作品で、途中から主人公が他のヒロインとも関係を続けていると知り、嫉妬を滲ませながら自分に振り向いて欲しいと淫らになるのが情交描写の主となる部分である。複数プレイは終盤で出歯亀的に1人ずつ合流しては乱れた一時をというものであり、男性主体ならハーレムだが女性主体なのでシェアが適切な表現かもしれない。

主人公は性欲旺盛でとことん優柔不断、ヒロインたちは美女なのだが何処かに隙があっていわゆる「ご都合主義」の感もしなくはないのだが、本作ではヒロイン2人にした事で他作品に見られた嫉妬の応酬による複雑な場面転換は抑えており、その分兄嫁と義妹との情交描写に専念出来ていて好印象である。

tag : 大学生主人公 童貞 姉妹丼 処女

黒沢淳「熟妻フェロモン 誘惑テニス倶楽部」

黒沢淳「熟妻フェロモン 誘惑テニス倶楽部」
(フランス書院文庫、2006年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

人気テニスコーチの玲司は秘書的な存在の貴和子と愛人関係にあったが、ある日彼女から結婚した義姉の面影に似た亜紗美が入部したいと紹介を受ける。ミセストーナメントを前に亜紗美を含む四人と相次いで関係を持つ玲司だが、それを彼女に知られてしまう。

【登場人物】

西城玲司
35歳。元プロテニスプレーヤーで、現在は母方の親戚がオーナーを務めるスポーツクラブのチーフコーチとして女性相手にテニスを教えている。若々しく精悍で女性受けの良い色男。義父の連れ子で義姉の由美子に強い想いを抱いており、人妻を抱く事に悦びを感じている。

桑島貴和子
31歳。資産家の娘で人妻だが、テニスを教えたい一心でアシスタントコーチとなった才媛。Eカップ、H96と熟れてはいるが、長身でスラッとしておりスタイル抜群。玲司と恋人兼秘書の関係にあり、後ろの穴も開発済み。

山口香織
29歳。ショートヘアと長身で引き締まった体躯の元モデル。Dカップ。4年前にIT企業の若き経営者と結婚。自信に満ち溢れており、周囲の男性会員に積極的に脚線美を見せ付けている。

篠田雅代
36歳。夫との間に娘が一人いるが、若い男との浮気が発覚し、現在は実家に戻っている。被虐性が強く、更衣室に仕掛けた隠しカメラで縄痕を見付けた玲司にそれを見抜かれる。バストとヒップは3桁に達しているが、括れたウエストから太めには感じさせない抜群の肢体。Jカップ。

安藤美里
24歳。夫は名門女子校の理事長の息子。小柄で内向的な性格で他の人妻たちと協調性に欠ける面がある。セレブ夫人にしては身体を小麦色に焼いていたりとちくはぐな点も。

水原亜紗美
30歳。夫は大手電機メーカーの会長の親戚筋に当たり、技術者として現在は海外赴任中。由美子の面影に似ており、玲司が一目惚れしてしまう。実は彼女も彼を街で見掛けて以来、同じ気持ちだと後に知るが…。Dカップ。

【展開】

貴和子の紹介で亜紗美と逢った玲司は義姉の由美子に似ていると思い浮かべ、熟妻たちを集めて選手権に向けたトレーニング初日の晩に貴和子をクラブのプールサイドに呼び付けると、義姉を思いながら前後の穴を攻め立てるのだった。

翌日亜紗美が正式にクラブに加入したと知って玲司は喜ぶが、香織が個人コーチを頼むなど積極的に迫って来るのが気掛かりであった。そんなある日足を挫いた振りをして誘惑する香織に抗し切れず、手当てをする口実で部屋に連れて行くとオイルを塗りながら彼女の性感を引き出し、後ろ手に拘束して貫き愛人契約を結ぶのだった。

2人を愛人にしおぼろ気にハーレムを意識し始めた玲司だが、ある日雅代から夫との別居を機にクラブを退会したいと告げられ、強引な手を使ってでも慰留しようと考える。その晩彼女をクラブに呼び出すと東屋の柱を抱えるように手を縛って熟尻を楽しむかのようにバックで貫き、更に拘束を解くと言葉で責めながらパイズリから正常位で犯し退会を撤回させる事に成功する。

二週間後のある日貴和子と共に準備体操の場に現れた玲司は美里が他の3人といさかいを起こし、怒って帰った彼女をよそに練習を終えてクラブに戻ると、亜紗美がやって来て今まで玲司に興味を持っていたと告白される。強引に唇を奪い抵抗する亜紗美のスカートを下ろすが、涙を流し一時の過ちで済ませてと拒絶され断念する。
その晩ダンススタジオに美里を呼び付けた玲司は自分のタオルを使ってオナニーする夫人の映像をネタに亜紗美と上手くやるように命じ、慎ましい秘所に相反して淫核が大きいと言葉責めに遭わせながら四つん這いや駅弁スタイルで失神に導くが、彼女を横抱きにしながら移動する際に亜紗美と遭遇する。

屋内コートに移動し貴和子の密告で玲司の本性を知らされ確かめようとやって来たと亜紗美から聞いた玲司だが、情事を見ても立ち去らないのは好意の現れだと見抜くと脱がせたワンピースで拘束して倉庫へ引き摺り込み休むことなく逸物を叩き付けて絶頂へ導くが…。
想像した以上に意思の固い亜紗美を屈服させようと玲司はマネージャー室奥の浴室に連れ込み、彼女の四肢を拘束すると全身を隈無く愛撫してアナル処女を奪うと、亜紗美もようやく観念して他の女たちと共に玲司に従うと約束する。

トーナメントも無事終えてクラブの新築ビルでの祝賀パーティーでエキシビションマッチを繰り広げた5人の女性たちは居残りと称して夜遅くに尻を並べると、順番に玲司から前後の穴に百回ずつ抽送される。最後は亜紗美と決めていた玲司は彼女の裏穴から前に移ると、熱い想いを抱きながら膣内に射精するのだった。

【レビュー】

本作でデビューした作者は以降に3作品を出版している。タイトルからすると直球の誘惑作品と受け取れるが、主人公の嗜虐性が強くヒロインたちも押し並べてマゾ性を持っている為、物語性としてはご都合主義の感が否めない。後々の作品が調教要素の強い凌辱作風へと転化していくのを見ると、そういう作家の誘惑的アプローチはこうだと窺わせるものがあり面白いと思う。

本作では「熟妻」と言いつつも24歳の若妻から36歳のセレブ妻まで幅広い年齢設定になっているが、一応ヒロイン同士でペアを組んだダブルスの描写もあるとは言え秘書的な熟妻(貴和子)も含めれば流石に5人は多かったのかなという気もしなくはない。特に脚線美の香織とガン黒系若妻の美里はどちらかにすれば、終盤の多人数プレイにも行を割けたのかなと思われる。

デビュー作品とは言え5人を書き分けて途中でヒロイン2人との3Pも盛り込み、各章各ヒロイン撃破のワンパターンに持っていかなかったのはこの時点での作者の完成度は非常に高いと言える。休みなく続く情交描写も正比例して淫らで、頁数の割には密度が高かった。

tag : 社会人主人公 熟女限定

香坂燈也「調教旅行中 新人女教師、熟女教師、兄嫁教師と」

香坂燈也「調教旅行中 新人女教師、熟女教師、兄嫁教師と」
(フランス書院文庫、2015年8月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

大学を出て旅行会社に勤めた英志は、会社から母校の修学旅行を担当するよう指示を受けるが、下見と称した古都へのプレゼン旅行で対応する3人の教師がかつての同級生や担任教師、兄嫁だと知り、自分の女にしようと目論む。

【登場人物】

桐英志
23歳。旅行代理店に勤める新入社員。出身校というコネを使用し、修学旅行を担当しようと目論んでいる。高校時代は金髪に染め素行の悪さで有名だったが、大学進学へ至っている。初恋相手の利恵が兄と付き合い淫らな一面を知ってから性格が悪くなり、女とはただ姦っては捨てるだけという歪んだ性癖を持つようになった。

深見千佳
23歳。主人公と同級生で今春から母校で1年生の副担任兼日本史の教師。高校時代は主人公とクラスメートで、「言いなり千佳」と揶揄されイジメの対象になっていた。大学生活で見掛けはガラッと変化したものの気弱な性格は相変わらずで、教え子たちからも舐められている。幼児体型でまだ高校生といっても通用するような外見。主人公に乱暴な扱いを受け男性恐怖症に陥り経験は無い。

沢田早苗
33歳。2年生の学年主任を務める国語教師。6年前の修学旅行の直後に大学時代の先輩と「できちゃった婚」しており、現在幼稚園児の娘がいる。夫との性生活は年数回ペースだが、男性経験が彼だけの為それが当たり前と思っている節も。「早苗ちゃん」と生徒から呼ばれているように、職務の割には巻き髪天然おっとり系の性格。今回の修学旅行の決定権を握る。3人の中で一番の巨乳。

桐利恵
28歳。主人公の3つ年上の兄の妻で、当時大学受験を控えた兄の家庭教師を務めていた。主人公の初恋の女性だが、性的な視線で見られていると知って嫌悪感を抱く。男性経験は夫のみで姉さん女房の為大胆な一面も。表面的にはクールで厳格な為、生徒からは「キリリ先生」と呼ばれている。Cカップ。

【展開】

修学旅行の下見で案内役を務める英志は古都へ向かう新幹線の中で、前の席に座る2人から見えないのを利用し横に座った千佳に過去の写真をネタに脅して口唇奉仕を要求し精を吐き出すと、トイレに逃げた彼女を追って後背位で彼女を犯してしまう。その夜利恵の機転で千佳と相部屋になるも、千佳が仕切りから覗いているのに気付き、秘毛を剃って言葉責めに遭わせながら騎乗位で貫く。

翌日毎年使っている旅館に泊まった一行だが、ここでも利恵の発案で教師たちは大部屋、英志は別室と決められてしまう。英志は高校時代を思い出し女風呂に乱入すると早苗を後ろ手に拘束してイラマチオ、正常位で中出しすると、腰紐を衣装代わりにして酔客の前で露出散歩させ、自室に入り四つん這いで交わる。

三日目も利恵の意見で宿坊に泊まる事になるが、電波が届かないからと利恵が英志のいる事務所にやって来る。不意に巡って来た僥倖を逃さんと夫婦のチャットを盗み聞きした英志は兄嫁を拘束すると、学生時代の鬱憤を晴らそうと彼女にイラマチオ、強制中出しする。一転して恭順したかに見えた利恵に求められ英志は縛られるが、すかさず反撃に遭い顔を殴られる。

利恵の意向で英志が担当から外されたとは知らず逢えないのを寂しく感じていた千佳だが、ある休日メールで学校へ呼ばれ職員室まで全裸で歩くよう命令される。そこで早苗も英志の奴隷になったと知り、アナル処女を奪われるのを目の当たりにする。同じ願望を抱いた千佳は担当する1年の教室に移動して、早苗に秘所を舐められながらアナルを貫かれるのだった。

数日後修学旅行の最後の晩に女子会と称して宿坊に泊まる事になった女教師たちだが、利恵は他の2人から放たれる妖しい雰囲気に飲まれ和装に着替えると暗がりでレズ行為を受け入れると、突然英志のぺニスを挿入され愕然とする。一度味わった奥まで届く偉容を思い出して身体の疼きに抗し切れず、屈辱的な言葉を吐かされた利恵は義弟を受け入れ朝まで犯される。
意識を取り戻した利恵は英志の運転するワゴン車の後部座席に乗せられ市街地に着くと、英志が買い物をしている間に帰国間近の夫と再びチャットをするが、義弟の知るところとなり路上駐車した車の中で犯され、更に生徒を引率した千佳にカーテンの隙間から覗かれながらアナルを奪われてしまうのだった。

【レビュー】

今春にデビューした新人の2作品目は、デビュー作品「隣りの独身美母(シングルマザー)」が典型的な誘惑路線であったのに対して、調教要素の極めて強い凌辱路線である。ここで指摘しておきたいのは、あらすじから見ると教え子の修学旅行の引率の合間かと思わせる節があるが、在校生だった主人公が下見に同伴し、同級生(千佳)、かつての担任(早苗)、兄嫁(利恵)と順番に関係を持つまでが前半を占め、肝心な修学旅行の描写は兄嫁を籠絡する仕上げに使われているだけに過ぎない点である。

いずれは誘惑も凌辱の両方が書けるようにとの思惑が有ったのか、2作品目にして誘惑から凌辱へ真逆の方向へ向かっているように見える。しかしデビュー作品の中においてもSっ気の強い娘ヒロインに唆されたとは言え、女教師に調教されていた主人公が一転して反撃に出て彼女がひた隠しにしてきた被虐性を目覚めさせる描写もあり、そうした作風自体はこの作者の得意とする所で単に切り口が誘惑なのか、凌辱なのかの違いとも言えるのかもしれない。

近年のフランス書院文庫らしく本作においても出だしから情交までが早い展開で、「言いなりで気の弱い」同級生、「天然おっとりで男性を知らない」担任の二人のヒロインの性格付けがあるとは言え、序盤は若干強引過ぎる感が否めない。しかしメインは「夫の影響でややマゾっ気がある」兄嫁であり、同居していた主人公は初恋の人であった彼女の別の一面を見て失望し、自ら発したもので汚した洗濯物を使わせるという執着ぶりを伺わせる過去も語られる。
そんな主人公に嫌悪感を抱き一度犯されただけでは堕ちる事も無く逆襲にさえ出た兄嫁は、終盤に先輩と後輩の二人の女教師の手引きで主人公に「身体の面では」従属せざるを得なくなる。但し心までは最後まで夫である主人公の兄への愛を貫き、主人公を嫌悪し続けている点は一貫しており、考え方によっては「嫌いな筈の男に孕ませられる」という寝盗り的な雰囲気とも言えるが結局尻切れに感じられた終わり方だった。

今後は誘惑路線回帰となるか凌辱路線継続なのか判断が付きかねるが、いずれの作風においてもまだまだ掘り下げる余地があるだけに、次の作品にも期待したいところである。

tag : 社会人主人公 処女

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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