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小鳥遊葵「熟女のやさしい筆下ろし」

小鳥遊葵「熟女のやさしい筆下ろし」
(フランス書院文庫、2015年8月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

ある島で夏祭りに成人間近の若者に対して筆おろしを行う風習が残っており、18歳になった義理の息子・健太が筆おろしの対象として選出され、未亡人で貞淑な留美子と奔放な咲枝の二人がその役目に名乗り出たのを知った義母の由美子は複雑な思いを抱きながらも、息子の帰りを待つのであった。

【登場人物】

伊東健太
18歳。東北地方のある島で育った高校3年生。サッカー部で活躍し島の中でも人気を集めており、今回の夏祭りで筆下ろしの儀式に一番で選出されており、本人は義母の由美子を含めた熟女にしか興味を抱かないので儀式自体は嬉しく思ってはいるが、義母にしてもらいたいと考えてはいる。産みの母親は幼い時に亡くしている。童貞。

伊東由美子
35歳。遠洋漁業で不在がちな健太の父親の後妻で島の外から嫁いで来たのもあり、祭りの風習で息子が選出されて戸惑いを感じている。子供はいない。母性を感じさせメロンのような巨乳の美女。彼の気持ちに気付いてはいるが、応えてあげられないと考えている。

浅野留美子
35歳。年の離れたマグロ漁船の機関長を夫としていたが、6年前漁業に出ている際に急病に掛かり還らぬ人となった。同じ漁船にのり同じ時期に夫を失った咲枝とは仲良しだが奔放な彼女とは違い男とは遊んではいないものの、その代わり島の風習を口実に健太を指名し思う存分抱かれたいと願望を抱いている。子供はいない。お椀型の巨乳美女。

小野寺咲枝
35歳。留美子と同じマグロ漁船の船長が夫だったが、6年前に船が嵐に遭った際に誤って海へ転落し死別している。亡き夫は咲枝と結婚する前から島の外に愛人を作り、彼女との間に香蓮がいる。島を出て男漁りをしていると有名。子供はいない。砲弾型でスタイルの良い巨乳美女。

佐伯香蓮
20歳。咲枝の夫と愛人である女性との間に産まれた。咲枝との仲は概ね良いが彼女の男漁りには少々複雑な思いを抱いており、健太と初めて会った時に「若いツバメ」と勘違いし、誑かしてやろうと積極的に誘惑する。熟女3人に劣らないほどのスタイルの良い巨乳美女で鼻っ柱が強いが性的な経験は言動に反して拙く、健太に翻弄され夢中になる。

【展開】

夏祭りの夜に神輿の担ぎ手に選ばれた健太を巡って法被に赤いふんどしを着けた留美子や咲枝たちが指名するが、結局留美子が筆下ろしを担う事に。留美子は自宅の浴室で少年と絡み合う内に口で迸りを受け止めると、すぐに回復したのを頼もしく思いながら後背位で受け入れ、更に寝室に移動すると朝まで何度も身体を重ねるのであった。

翌朝帰宅途中で咲枝に待ち伏せされた健太は、祭りの中日の今晩か明晩に海で泳ごうと暗に自宅に来るように誘われ承諾し家に着くと、ノーブラの由美が一睡もせずにいた。気まずい雰囲気を感じた健太はこれを機に、今まで着替えを覗いたり下着に悪戯した事を謝罪し、本当に好きなのは由美だと告白すると、本番は出来ないと告げられるも相互愛撫は許され夜も朝も繰り返し行為に及ぶ。

三日目に健太が浜に向かうと咲枝から今夜こそはと誘われ夕刻に自宅を訪ねると、朱色のビキニ姿の彼女から暗がりに紛れて口唇奉仕を受け射精する。浴室での濃厚な奉仕の後寝室では騎乗位で、夜の浜辺に打ち捨てられた廃船の中で二回戦、更に海に入り立ちバックで三回戦を挑むものの自宅に戻ると香蓮が帰省すると知りお預けとなる。

健太は咲枝宅からの一本道を歩いていると逆方向から香蓮が運転する車に道を塞がれ、鼻っ柱の強い彼女から咲枝との関係をばらされたくなかったらと山の頂上へ連れて行かれる。唐突に若い身体で熟女好きの性癖を治してあげると情交を求められた健太は騎乗位で香蓮を受け入れると、一転して優位に立ち奥深くへ射精するのだった。

日付が変わる頃まで遊んでいて由美が怒っていると気付いた健太は寝室へ夜這いすると浴衣の裾から秘所を露わにし、本番以外なら何でもしてあげるという言質を逆手に取ってバイブを使おうと言って羞恥させる。指や舌で快感を引き出した健太はバイブを挿入すると嘘をついて剛直を挿入すると、由美も我慢できずに交合を求め祭りの最終日の夜に後ろの穴での交わりを約束する。

明けて氏子の一人として祭りに参加せざるを得なかった由美が外出すると、入れ違うかのように見知らぬ若い女が自宅へ向かうのを目撃する。会場へやって来てすっかりその気の留美子をよそに、咲枝から香蓮が島に来ていると聞かされた由美は胸騒ぎを感じ自宅へ戻る。
予想通り健太の部屋で香蓮が馬乗りになって快感に満ちた表情を目撃した由美は同じ男を愛した者同士で邪険に扱う訳にもいかず、彼女の目の前で息子のぺニスを受け入れるのだった。

【レビュー】

昨年春よりフランス書院文庫での活動を再開した作者は東北地方の出身であり、地方色豊かな舞台設定と「自分ならこうしたい」という価値観がはっきりと作品に表されており、これまでにも義母をメインヒロインに据えた作品を数多く出している。その流れを踏まえた上で本作でも主人公の想い人は同居する義母であり、父親が遠洋漁業に出ているために2人きりの生活で彼女の入浴を覗いたり下着に悪戯したりと官能小説において前提もベタなものとなっている。

遠洋漁業で成り立ち、男と言えば未成年の子供かもう漁に出る事はない老人という環境で、義母は島の外から嫁いで来たので性に奔放な一面を持つ島の風習に戸惑いを感じている。その最たるものは女性たちが主体となって行う夏祭りで、「未亡人たち独身女性が、選出された成人間近の若者の筆おろしを行う」、「祭りの最終日の晩には若者が指名した女性は情交を拒めない」というものである。夫の意向もあって息子を祭りに選出せざるを得ず、「筆おろし」の相手は知り合いの貞淑な未亡人(留美子)だと知って幾分は安心するものの、朝帰りした主人公を見て彼女への嫉妬が生まれ主人公に奉仕するというまでが前半の流れである。
義母は手や口での奉仕は許すものの、それでも本番はできないと拒否してしまう。それが伏線となり夕方に家を出た主人公は好色で奔放な別の未亡人(咲枝)と彼女の家や浜辺に漂着した船の中、遠浅の海の中と場所を変えながら情交を交わし、更にその晩に島にやって来た彼女の夫の愛人の娘(香蓮・20歳)とも住人の信仰の対象の山の頂上で関係を持ってしまう。ここまでで充分爛れた情交を交わし過ぎだという印象が否めないが、そんな主人公に腹を立てた義母が寝付いているのを発見すると「夜這い」に近い形で彼女に悪戯を仕掛けて遂には本番に至り、義母との関係さえあればと決意した主人公は祭りの最終日の儀式は断ろうとするが、20歳の娘ヒロインに迫られ…という所で話が終わる。

物語で祭りの初夜は独身熟女から指名を受けて男子を筆おろし、最終日の晩は逆に男子から指名を受けるという前提があるので、貞淑な未亡人は初夜以降の見せ場がなくやや勿体ない扱いではあるのかもしれず、もっとスムーズな進行もあったのではと気になった点である。更に本作では熟女3人だけでなく、あらすじなどでは全く触れられていない20歳の娘ヒロイン(香蓮)が後半で登場する。
序盤の貞淑な未亡人による「筆おろし」、嫉妬した義母による奉仕、中盤での奔放な未亡人と場所を変えながらの終わりのない情交とそれぞれの熟女たちとの関係は淫猥で良かったのだが、この娘ヒロインは登場の仕方、情交への導き方、終盤での再登場といずれも唐突といえる流れである。島を出て男漁りに繰り出す未亡人(咲枝)に対し快く思っていなかった節もあり、「若いツバメ」である主人公を誑かしてやろうという気持ちで誘惑したのは分かるが、若い娘にしては言動が蓮っ葉なのもありやや強引だった流れなのかもしれない。
義母が性欲旺盛な主人公との情交を経験し、二人の熟女も離れがたいのだろうからといつかは全員でと考えて伏線を張っておきながら、いきなりその日に彼女に喰われてしまうのも拙速過ぎたかなという印象である。そう考えるとこの作者の場合は「母娘丼」などの流行りを追うのではなく、得意とするであろう熟女だからこそのいやらしさ、ずるさを描写する方が良いのかなと思われる。

【参考記事】

DSKさんによる本作の紹介記事です。
熟女のやさしい筆おろし(著:小鳥遊葵、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞 熟女限定

鷹羽真「別荘の未亡人兄嫁【濃密な七日間】」

鷹羽真「別荘の未亡人兄嫁【濃密な七日間】」
(フランス書院文庫、2015年8月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

夫を亡くし沈みがちだった兄嫁の涼音を元気づけようと早太は旅行を企画するが、逆に涼音から心配を掛けさせてしまったと実家が所有する避暑地の別荘に一週間過ごそうと提案される。しかし憧れの人が酔って眠ってしまったのを見て、早太は我慢できずに手を出してしまう。

【登場人物】

原島早太
大学1年生の19歳。一回り以上歳の離れた兄・良太を交通事故で亡くして以来、何とか兄嫁の鈴音に元気になってもらいたいと心を痛めている内にバイトで貯めたお金で旅行に誘おうと計画する。女性経験は無い。

原島鈴音
32歳。早太の兄良太と学生時代の同級生で、結婚したものの僅か5年で死別している。実家は割と裕福な方でお嬢様育ちの清楚な印象。早太に対しては義理の弟という認識でしか無かったが、別荘で一緒に暮らす内に惹かれていく。


【展開】

鈴音と共に避暑地に到着した早太だが、兄嫁の帽子が飛ばされたのを見てキャッチしたものの小川に転落してしまう。心配そうな表情の鈴音を安心させようとわざと水をかけ二人でじゃれ合うものの、着替える為に茂みに隠れた鈴音を追い裸体を覗いて興奮しオナニーに及ぶ。
別荘に到着し早太はワインを飲む内に酔って眠った鈴音を寝室に運んだのは良いが、夢を見て嗚咽する彼女を見て慰めようと背中から抱き締める。しかし牡の部分は反応しお尻に擦り付ける格好となり、兄嫁が目を覚まし告白しながら手で触れられただけで射精すると、心変わりする前にと正常位で求め立て続けに絶頂へ導くのだった。

二日目昼前に起床した早太は先手を打とうと愛読する官能小説を蔵書の中に潜ませ、読書するように勧める。彼が散歩へ出ている間に屋外のウッドデッキで小説を読み進めた鈴音は身体の昂りを抑えられずに敏感な箇所に触れていると、タイミング良く帰宅した早太に見付かってしまう。
早太は兄嫁に帽子と手袋を着けた清楚な格好ちあで口唇奉仕させ飲精させると椅子の手すりに両脚を乗せて開脚した状態で交わり、日が暮れるまで情交に及び更に寝室でも休みなく続きを行う。

三日目鈴音の提案で早太は貸切状態のコートでテニスを教えてもらい、最後にラリー勝負で油断し負けた兄嫁に罰ゲームとして白昼堂々とパイズリ口唇奉仕を要求する。それで収まる筈の無い早太を早く落ち着かせようと仕方無く情交に応じた鈴音は、コートの管理人に見付かりそうになりながらも危うく難を逃れるのだった。

四日目鈴音は亡き夫への想いに一区切り付けようと洋装の礼服に着替え、早太と共に墓参りに訪れる。まだ兄に未練があると苛立ちを感じた彼は墓地の脇道に鈴音を引き込み、黒いグローブで手コキさせながら顔面に精を放つ。そして大木を背に対面立位で貫くが、他の墓参りの客が近くを通る中でスリルを味わう。行為を終えた鈴音は恥ずかしさの余り早太の頬を叩くものの、義弟を男として意識し始めるのだった。

その日の夕方早太はエナメルレオタードをプレイで使えればと通販で取り寄せるが、実家との電話で鈴音の縁談が進められていると知って焦りを感じ、酔った兄嫁をレオタードに着替えさせて地下室に監禁する。
目隠しされ四つん這いで拘束されて目覚めた鈴音は早太の仕業と知って安心するが、時間の感覚が無いままに立て続けにバックで貫かれ次第にセックスの行為そのものに溺れ、口移しで食事を与えられる内に義弟の情熱を受け入れる。

六日目鈴音は早太と共に夫との思い出の場所までサイクリングに出掛け湖のほとりに到着すると、二人きりの状況で告白し濃厚なキスをしながらウェア越しにたぎったペニスに触れ射精に導く。そして口唇で清めた後自ら義弟の身体に跨がり、夕刻まで愛を交わし合う。

最終日帰宅の途につくローカル列車の中で、鈴音は早太に一緒に暮らそうと提案し、先日の監禁プレイの代償として早太を赤ちゃんに見立てたプレイがしたいと求める。大胆にも車内でオッパイを与えながら、手コキと口唇奉仕で立て続けに義弟を射精に導いた鈴音は来年も別荘へ来ようと約束し微笑むのだった。

【レビュー】

弟レーベルの美少女文庫やPCゲームの脚本などマルチな活躍を続ける作者は、フランス書院文庫でのデビュー以来単独ヒロインの作品を多数書いており、昨年は複数のヒロインが登場する作品が続いていただけに「原点回帰」を思わせる。作風の際立った特徴として「手袋を用いた手コキプレイ」や、カタカナを多用したオノマトペなどが挙げられるが、勿論本作でも健在である。前者はともすれば不自然な状況で手袋が出て来た事もあったが、本作では1日ずつ場面や設定を区切る事で一応は回避出来ている。擬音語の多用もこれまでに比べれば少なめである。こうした点を踏まえた上で本作では五日目に主人公が兄嫁をボンテージ姿にして拘束し、一日中肉の交わりを求める描写があり「荒ぶる主人公」の一面も見せるが、兄嫁を散々羞恥させても基本的には嫌がる事はしないので誘惑作品としては及第点と言えよう。

性欲が有り余っている10代末の青年が思い付く限りのプレイを考え、初めは貞淑で清楚な筈の兄嫁も六日目以降積極的に主人公を求めていくまでの心理的な葛藤もそれなりに描かれている。但しオノマトペは幾分控えめとは言え、兄嫁の反応は前後でさほど違いは見られないのでそこは描き分ける必要が有るのではと思う。

単独ヒロインの作品が少なくなって来た理由として、章を追いながら「初めは手で、次は女体に触れ、そして口唇奉仕、更に相互愛撫、最後に本番」という「出し惜しみ」は受け入れられにくいというイマドキの事情が考えられる。各章で一度の山場を見せなくてはならず、その山場がいつも「本番」だとしたらどうしても別荘や屋外と場面転換する必要もあるし、作者の趣向からすると章ごとに様々なコスチュームプレイも盛り込みたいと考えたであろう。よく練られた展開ではあるが、それでも「ごっこ遊び」の範疇を抜け出すには至らないのが残念である。物語性か、即物的な官能か、悩ましい所である。

tag : 大学生主人公 童貞 単独ヒロイン

小日向諒「二十八歳の義姉【初夜】」

小日向諒「二十八歳の義姉【初夜】」
(フランス書院文庫、2015年8月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

高校時代からの恋人である沙耶花となかなか本番までには至らず苛立ちをを募らせる駿一だが、ある晩義姉の由香菜の無防備な寝姿に挑発されて無抵抗な彼女を犯してしまい罪悪感を抱くのだが…。

【登場人物】

折原駿一
19歳。斎美市内の大学に通っている。幼くして母親を亡くし、父親は由香菜の母親と再婚し現在は地方で暮らしている。由香菜と二人暮らしだが、かつては叶わぬ想いを抱いていた。高校時代から沙耶花と付き合っていて手や口では慰めてくれるものの、何故か本番だけは成人するまでと拒否され性欲を持て余している。童貞。

折原由香菜
28歳。駿一の義理の姉で建設会社「東堂建設」に勤めている。腰まである栗色の髪に優しい幼顔なのに対し、170cm近くある身長とIカップの爆乳、安産型の腰付きと微妙なバランスで成り立っている美女。大の酒好きで相手の男性にも酒豪を求めている為か、忌避に近い反応を取られている。男性経験は無い。

新堂沙耶花
19歳の大学生で駿一の恋人だがある秘密を抱えており、本番だけは頑なに拒否している。目力の強さと笑顔とギャップが愛らしく、高校時代にはテニス部で活躍していた事もあり、スラッとした美脚が自慢。最近は身体付きも女らしくなって来ており、Dカップまで成長した。処女。

【展開】

酔って帰宅した由香菜から無防備にもパンチラを見せられ興奮した駿一は何とか入浴している間に一旦は欲望を抑えるが、由香菜が部屋で寝落ちしており起きないと分かるといきり立った剛直をパンストを履いた足に擦り付ける。そして下着越しに秘所が濡れているのに気付いてパンティを脱がせ指を挿入するが、純潔の証に阻まれると汚してしまいたいと独占欲に駆られて犯してしまう。

沙耶花とのデートの最中も上の空で姉弟喧嘩だと勘違いされた駿一だが、明らかに凌辱の痕跡を残したにも関わらず由香菜が全く触れようとしないだけでなく、部屋に呼び付ける割にはいつも寝落ちしていて「睡姦」を唆しているようだと違和感を抱く。
一方由香菜は駿一の想いに気付いていながらも姉として一線を引こうと恋心を踏みにじる事をして来たのに、それでも自らの身体付きで無意識に挑発していたと悔やみ、沙耶花にも気遣いながら駿一本人が浮気をしていると罪悪感を持たないようわざと眠っていた振りをしていた。
そんな姉の真意を見抜いた駿一は、わざわざ会社の制服姿に着替えて眠った振りをする由香菜の乳房を剥き出しにしてパイズリフェラ、更に素股同然の格好で立て続けにマーキングしながら愛の言葉を囁くと、彼女は目を見開きようやく駿一の想いを受け止めるのであった。

数日後駿一は由香菜と恋人同士だと告白し、沙耶花から鉄拳制裁を受け痛みを感じながら雨の中帰宅するが、彼女が家の前で待っているのを見付け中に招くと今まで本番を拒否していた「理由」を明かし謝罪されて拒む事が出来ずに抱きしめる。そして沙耶花が上になって相互愛撫で口腔に一度、更に四つん這いにさせて後ろから処女を奪い立て続けに精を放つ事に。

由香菜に謝罪した沙耶花は二人で一緒に奉仕したら良いのではと切り返され駿一の負担にならないのならと承諾するものの、それでも三人で交わるとどうしても恥じらいを拭い去る事が出来ずにいた。ある冬の日に合鍵を使って折原家に入った沙耶花は朝から盛んな姉弟を見て密かにオナニーしていたのを由香菜に看破され、手錠を掛けられ目隠しされてしまう。
駿一から事前に沙耶花と打ち解けられるようにと相談を受けていた由香菜は剥き出しにした彼女の秘唇に酒を塗り、弟との情交で開放的になった彼女に悪戯を仕掛け絶頂に導くと、これまで以上に駿一に甘えながら種付けして欲しいと誘うのであった。

【レビュー】

一度眠ってしまうと目を覚まさない姉に欲情し情交に及んでしまいしかも相手はその事実すら知らないという「睡姦」プレイだが、合意の無いままに関係を持てば本来は「凌辱」そのものである。但し弟の気持ちを汲んで義姉が「寝た振り」をしていたら…。それが本作のポイントである。
周りよりいち早く女として成熟した身体付きになり弟を挑発していたと気付いた義姉は姉弟としての「線引き」をしようと試みるが、同級生の恋人が出来て寂しさを覚えていた中である晩に酔って寝落ちしていた所を犯される。幾ら目を覚まさないからとは言え、凌辱の痕跡を残した弟の意志を汲み取った義姉も毎晩のように夜這いされるのを待ち受けるので本作は「凌辱作品」では無い。

着衣のままの情交、ストッキングに包まれたヒロインの太ももに対する描写に拘りを持つ小日向諒作品の基本的なテイストは継承しつつ、自ら夜這いを待つ甘々な義姉と大人びたクールビューティなのに唯一子供っぽい「秘密」を抱え主人公との情交を頑ななに拒む同級生とヒロインの設定には一癖あるし、倒錯的な描写にも一層拍車が掛かっていて興味深い。
小日向諒作品はやや硬質的で、文中で「?」が付くような難しい表現も用いられている。官能小説というジャンルや本来の目的からすれば、ともすれば辞書を引かないといけない表現は避けた方が良いかもしれない。それでも作者の意図する所を理解した上で再読してみると、改めてその世界の深さを感じられるのではと思うので、出来れば二度読む事をお勧めしたい。

DSKさんのブログでの紹介記事です。
2015/8/24 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(駿君が私を女として見ていること、知ってたのよ)寝たふりをして最愛の弟の到来を待つ義姉・由香菜。Iカップの美乳、豊かに実った腰回り、愛汁の香り……28歳のフェロモンを独占し貪る禁断の時がついに!(お願い早く、カチカチになってる××で私を貫いて)許されない関係だから激しく燃えあがる、淫獣の初夜!(引用元:Amazon)★★★★☆ 非凌辱路線に持...
二十八歳の義姉-初夜(著:小日向諒、フランス書院文庫)



【おまけ】

作者の小日向諒さんによる作品紹介記事(ブログにて)「こひなた日和」

創作世界でリンクさせている小日向諒作品ですが、本作では折原由香菜の親友が「女医とナース【淫虜(とりこ)】」の小児科医の小宮澪で、文中でも由香菜が沙耶花との三角関係に悩み彼女に相談を持ち掛ける描写があります。もう一つは折原由香菜の勤務先「東堂建設」の御曹司東堂龍成は、「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」で生徒会副会長を務めていました。ヒロインの一人である久瀬結花の「表面上の恋人」でしたが、ある事情を抱えていましたね。

tag : 大学生主人公 童貞 姉弟相姦 処女

弓月誠「僕のひとり暮らし 隣の未亡人vs.義母」

弓月誠「僕のひとり暮らし 隣の未亡人vs.義母」
(フランス書院文庫、2015年8月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

義母の真知子に叶わぬ想いを抱いていた圭一は東京の大学に進学し諦めようと決意し、隣人の友美に看病されたのをきっかけに交際を始めるが、毎週のように訪ねて来ては世話を焼く真知子への恋心を捨て切れずにある日関係を持ってしまう。しかし二股の関係も長くは続かず…。

【登場人物】

京本圭一
19歳。8月末ともなると夜は暖房が必要になるような寒い地方で真知子と暮らしていたが、女として意識し始めてしまいわざわざ一浪してまでも都内の大学に進学した。高校生の時に千里と付き合っていたが、女性経験はない。

京本真知子
36歳。圭一の父親の後妻だが、10年以上前に死別している。三桁にも迫る巨乳の持ち主。圭一の想いを理解し上京には反対だったが、彼を心配して週に一度上京しては世話を焼いている。友美の存在を知って嫉妬し本心を打ち明ける。

佐々木友美
33歳。圭一の隣人。夫を3年前に亡くし、一人で暮らしている。圭一が夏風邪をこじらせて看病してあげたのをきっかけに、男女の付き合いを始める。甲斐甲斐しく世話をする家庭的な女性。真知子の存在を知り一度は引っ越すが…。

小林千里
21歳。圭一の高校時代の先輩で東京の料理学校に通い、現在は都内のレストランでシェフ見習いの立場。高校時代は陸上部キャプテンと生徒会長を務めたほどの文武両道タイプの美女で、当時一年生だった圭一と付き合っていたが、卒業を機に別離を申し出ている。男性経験はあるらしい。

【展開】

ある晩高熱でうなされていた圭一が目を覚ますと、隣人の友美が看病しているのに気付く。呻き声を聞いたからと鍵が掛かっていない部屋に慌てて入って来たという彼女のベビードール姿に、欲情の印を見せてしまった圭一は気後れする。しかし前から気になっていたと友美から告白され、立て続けに口で射精した後で対面座位から正常位へと体位を変えて一晩中交わるのだった。

定期的に通い妻状態になった友美と関係を続ける圭一だが、その一方で義母に対する思いを引き摺ったままでなかなか紹介出来ずにいた。真知子も週一で圭一の部屋にやって来るものの、部屋が片付き過ぎているのを見て恋人がいると確信し、嫉妬の余り嫌みを言ってしまう。真知子の本心を知った圭一は彼女を抱き寄せベッドに連れていくと、指愛撫で絶頂する彼女を可愛いと思いながら正常位で繋がる。

半月後友美に主導され真知子を紹介する羽目に陥った圭一だが、予想通り熟女二人が嫉妬剥き出しで対峙していたたまれなくなる。立ち上がった際に股間にコーヒーを溢したのをきっかけに二人で取り合いになり風呂場へ連れて行かれるが、先手を取った友美が圭一に跨がり疑似性交から本番に至る。それを見た真知子は義母の立場から自ら身を退こうと決意し、最後にしようと3Pに雪崩れ込むのだった。

真知子だけでなく友美も身を退いて転居し自らの優柔不断さを嘆く圭一だが、夏を過ぎた9月半ばのある日近所のスーパーで千里と再会して近況を知る。料理の修行に付きあって欲しいと誘われその晩にレストランを訪れた圭一は、二人きりの状況で千里から高校時代に手ひどく振ってしまった事を謝罪され、一晩だけで良いからと後背位で彼女を抱く事に。

千里との再会をきっかけにもう一度二人と有って話をしようと決心した圭一は実家に戻ると真知子を説得し、義母から友美に連絡を取ってもらい一旦は関係を復活させる。しかし圭一はけじめを付けたいと二人に謝罪し、友美の提案で海辺のホテルを最後の舞台に一晩中三人で激しい情交を繰り広げる。そして四年後に大学を卒業した圭一は、思い人に告白しようと連絡を取るのだった。

【レビュー】

ここ数作品の流れと同様に最小限の舞台設定で誘惑のきっかけに頁数を割く事もなく、タイトル通りに「隣の未亡人vs.義母」という構図で物語を進行させている。どちらかというと前戯に重きを置いた濃厚な官能描写に加え、歳に似合わずに可愛らしく拗ねてみせたりする熟女ヒロインの性格付けも相変わらずである。

個人的には隣の未亡人と義母の二人による主人公の奪い合いというシンプルな構図で良かったのかなと思われるが、いざ対峙してみると互いに譲り合って一度は身を退く上に主人公もイジイジと悩むばかりである。そこで現れたのが先に上京した先輩なのだが、触媒としての役割に終始してしまい実に勿体ない限りと言えよう。せめて熟女二人を挑発し、そこから乱れた一夜という展開も見たかったように思える。

熟女二人が対峙する二度の情交描写は確かに互いに嫉妬したり、同じ想いを抱く者同士の共感も有ったりとヒロイン側の性格は申し分ない。しかしこちらも相変わらずなのだが、主人公はとことん優柔不断でかつ「精力旺盛だが堪え性が全く無い」という点、結局数でこなしてしまっている点でほぼ相殺してしまっている。

分かりやすい構図で官能描写も濃厚、ラブコメめいた部分と「最後は一人を選ぶ」という作者の拘りとのバランスの取り方が難しいと思われるのだが、本作に関しては前作同様に主人公が誰を選ぶのかを読者に委ねてしまう流れに疑問を抱いてしまい、結局いつもの終わり方かという寂しさを感じたのは残念である。

【管理人より】

平素は拙ブログにお越し頂き、誠にありがとうございます。ブログ開設から2周年だからと特にこれといった気の利いた事が出来ませんが、これからもいつも通りにマイペースにやっていくつもりです。

今後とも宜しくお願い致します。

tag : 大学生主人公 童貞 母子相姦

2015年8月刊情報&9月刊情報

8月を迎えたこの時期は出版業界ではよく「お盆進行」と呼ばれますが、この言葉の由来はお盆休暇で印刷所が閉まる前に入稿せねばならず、いつもの月より作家側や出版社側は前倒しで段取りを進めるので忙しい事を示した言葉だそうです。

フランス書院文庫8月刊情報

これから出る本(公式ホームページ)

近刊検索β@フランス書院

8月はフランス書院文庫創刊30周年企画の一環である「復刊シリーズ」の第五弾、そして「フランス書院文庫X」の第二弾が発売になります。

▼復刊シリーズ

雨宮慶「女秘書・二十六歳 魔の痴姦体験」

◆フランス書院文庫X

杉村春也「英語教師・景子」

御堂乱「人妻肛虐授業参観」

隔月10日発売の「フランス書院文庫X」第二弾です。杉村さんは1986年に上下巻で出された作品、御堂さんは2007年にハードXノベルズで出された作品で、ハード凌辱版復刊シリーズの位置付けになっているようです。
凌辱復刊でダブってしまうのなら、個人的には是非高竜也さんや西門京さん、鏡龍樹さんの作品を復刊シリーズで出して欲しいと願っていますがいかがでしょうか。

創刊30周年企画はまだまだ続くそうで、今度はかつてフランス書院で手掛けていたコミック作品の「銀竜の黎明」(向正義氏原作)が御堂乱氏によりノベライズ化されるそうです。御堂さんのバイタリティやいかに。感心致します。

7/28付け「編集部発」

●フランス書院文庫

個人的には新刊ラインナップが確定してから、公式ホームページで作品紹介が出るまでの間が色々と妄想出来る時期です。大概は私の妄想よりも実際の作品の方が斜め上をいく展開だったりしますが…(苦笑)

昨春に創刊から2000冊を達成しましたが、100冊増えるのも本当にあっという間です。私は少なくともその内の半分は購入しているので、道理で本棚に本が入り切れなくなる訳ですね(笑)

弓月誠「僕のひとり暮らし 隣の未亡人VS.義母」

タイトルでは未亡人と義母の1対1の構図に見えますが、公式の作品紹介だと「母娘丼」とありますから、隣人母娘と上京して来た心配性の義母による取り合いになりそうです。

小日向諒「二十八歳の義姉【初夜】」

「義姉」と言えば両親の再婚に伴う戸籍上の姉弟、「兄嫁」と言えばまさに兄の妻を指すわけで、そそられるものが有ります。因みに19歳ヒロインも登場しますが、どうやら主人公の恋人のようです。

7/31には作者ご本人により、ブログにて紹介記事が書かれています。
こひなた日和

鷹羽真「別荘の未亡人兄嫁【濃密な七日間】」

美少女文庫での近作はハーレム調教要素が見え隠れする作風になっていますが、作品紹介では単独ヒロイン作品を示す「1vs.1」のシチュエーション表記が付いています。実は過去6作品中3作品で単独ヒロイン作品を出している作者なだけに、得意分野に戻って来たという言い方が正しいかもしれませんし、お馴染みの「手袋フェチ」も健在でしょう。

綺羅光「母娘奴隷 絶対支配の蜜度」

今風に言うならば「レジェンド」のお一人である綺羅光さんだけに、キリ番である4100を飾るのは必然だと言えます。タイトルで分かりますが、8月は「母娘丼」が多いですね。

小鳥遊葵「熟女のやさしい筆おろし」

東北地方を舞台に熟女ヒロインによる競演描写が得意な作者で、義母も含めてヒロイン3人はみな35歳なので友人関係と見られますが、作品紹介だと「母娘丼」とあるので熟女だけではないと想像は付きます。表紙画像が近刊検索サイトなどで出ましたが、丹野忍さんの描くイラストは非常に素敵です。

香坂燈也「調教旅行中 新人女教師、熟女教師、兄嫁教師と」

3月に「ワイルドカード枠」からデビューしたルーキー作家の2作品目は、悪ぶってみたい主人公による女教師の調教旅行もののようです。
デビュー作品では主人公が他のヒロインに唆されて調教してみたり、逆に調教されたりという描写が有りましたので、私は後者に期待したいと思います。新井田孝さんの描く表紙イラストにあるヒロインの笑みを見ると、果たして「凌辱」と呼べるハードな展開なのか。邪推し過ぎかもしれませんが…。

DSKさんのブログにて8月発売予定の官能小説、コミックを紹介なさっています。
2015年8月発売予定の官能書籍から「気になる」作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!官能ブログが一目瞭然でチェックできるアンテナサイト新登場!官能ブログ新着アンテナhttp://dsk18.a-antenam.info/貴ブログからのアクセスで「逆アクセスランキング」にチャートインし、貴ブログ(新着3件分の見出し)が自動表示されます。PR効果が発生するのでリンクの設置と定期的なアクセスをおすすめ致します。●フランス書院文庫X◆...
2015年8月の「気になる」官能書籍



■フランス書院文庫9月刊情報

天海佑人「【三人の人妻狩り】隣家の夫に居座られて」

但馬庸太「暴走衝動 義母と姉と秘書兄嫁」

河里一伸「女看護師寮【忍び込み】」

辻堂楓「独身美母娘【同棲初体験】」

天崎僚介「未亡人風呂【濡れ肌】」

本城山羊「僕のアパート生活 美母娘と素敵な隣人たち」

小菅薫「姉は女教師」


文庫新刊案内(e-hon)

8月のラインナップがかなりの誘惑寄りだったので9月は反動で凌辱に偏るかと危惧しましたが、一応は半々と見て良さそうです。

天海さんのこのタイトル、(仮)段階ではまた「調教されつづけて」?と思いましたが、変えましたね。
前作「喪服奴隷 三匹の未亡人」が誘惑的アプローチの導入だった但馬さんは、本作ではどうなりますか。楽しみです。
河里さんは催眠ものが続いた事から、この辺りで視点を変えた凌辱作品になるのではと思います。

辻堂さんは昨春にデビューされて本作で4作品目となりますから、「3冊ルール」は達成なさったと考えて良さそうです。これまでの創作観は揺るがないと思いますね。
そして天崎さんは3冊目ですが、デビュー作品から評判は良かったという事らしいので、ここは通過点かもしれません。
美少女文庫の刺客・本城さんも3冊目になりますがこうして見ると、段々と黒本の顔触れが変わって来ているのを実感しますね。

※カテゴリ「辻堂楓作品」を追加しました。

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ジャンル : アダルト

楠木悠「叔母と三人の熟夫人 いたずらな午後」

楠木悠「叔母と三人の熟夫人」
(フランス書院文庫、2003年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

恋人がいながらも亡くなった叔母の清子の面影を探し結婚に踏み切れずにいた俊弘は、ある日清子の妹の涼子から宝飾店の上客の接客係のアルバイトをして欲しいと頼まれ、何故かその上客たちが自分を誘惑するのに違和感を抱きつつも関係を結んでいくのだった。

【登場人物】

萩原俊弘
27歳。広告代理店を辞めて現在は無職。2つ年下のモデルと結婚前提の付き合いをしてはいるが、イマイチ踏み出せずにいる。高校生の時に叔母の清子と初体験を果たしたが、直後に病で帰らぬ人となり今も似た女性を見てはアプローチしている。

吾妻涼子
33歳。宝飾デザイナーである俊弘の叔父の後妻で清子の実の妹でもあり、髪を伸ばしていたがショートにすると姉とよく似た美貌の女性。銀座で名の知れた宝飾店のオーナーで、得意客の芳美の依頼でやむ無く俊弘をアルバイトとして雇い、上客の接客係とする。

山村芳美
35歳。ほっそりした顔に切れ長の目、明るいブラウンに染めたセミロングの髪型の豪奢な印象を与える美女。夫は政界にも影響を及ぼす程の財界の有名人だが用心深く、浮気を防ぐ為芳美に金を持たせずにいたので涼子を通じて若い男を紹介して欲しいと依頼する。

坂尾和代
31歳。夫はIT関連企業のオーナーで、財界活動を通じて芳美と親しくなり宝飾店の上客の一人。細面で銀縁メガネを掛けた神経質そうな美女だが、その反動もあってか被虐願望があり俊弘に痴漢しなさいと命じる。

塚本美弥子
35歳。芳美の同級生で同じ地区に住んでいたが、夫を亡くし悲嘆にくれていたのを彼女が知り、俊弘を紹介する。実はかなりの被虐願望の持ち主で乱暴に扱われるのを望んでいる。外見は生前の清子を思わせるものがあり俊弘も一度は興味を抱くが、内面は全く違うと失望する。

【展開】

恋人に清子の形見の補整下着を履かせて激しいセックスを済ませたばかりの俊弘に連絡した涼子は自宅に来させると、芳美と男娼紛いの事をしてとは言い出せず用心棒として接客のアルバイトをして欲しいと頼む。ショートボブにした涼子に清子の面影を見た俊弘は引き受けるのだった。

数日後芳美に引き合わされた俊弘は彼女の自宅に送り届けた後、イブニングドレス姿の彼女に宝石を試着させる。芳美がそれとなく誘惑していると気付いた俊弘は望み通り口腔を犯した後で、正常位から騎乗位と体位を変え失神するほどに攻め立てる。

ある日和代が店に来訪し居丈高に芳美と同じようにしなさいと俊弘を担当にさせるが、神経質そうにあれこれと難癖を付けられ辟易し始めていた俊弘は電車に乗るなり和代から痴漢しなさいと言われ耳を疑う。周囲に気付かれるほど車内で激しくヨガった和代を途中の駅で降ろすと駅前のホテルに雪崩れ込むが、輪姦されたと俊弘が嘘をつくと更に濡れた瞳で虐めて欲しいと求めアナル処女を奪い乱暴な腰遣いで絶頂に導く。

数日後芳美の紹介で来店した美弥子に清子の面影を感じた俊弘は自宅に送ると申し出るが、彼女はラブホテルしか無いような場所に車を止めさせて自分の願いを叶えて欲しいと求められる。ホテルに入り俊弘は乱暴にして欲しいと言われ尻を叩くが、想像した以上の求めに次第に荒々しいプレイをして美弥子を失神させるのだった。

ある秋の日に和代とも関係を結んでいると知った芳美は、前には激しく嫌悪感を見せていた筈と彼女の抜け駆けを知り仕返ししようと俊弘を使って和代に玩具と貞操帯を付けさせデパートに来させると、偶然を装って芳美が通り掛かり関係を始めて知ったとばかりに口撃する。芳美宅に舞台を移した俊弘は彼女と和代をかしづかせて前後の穴を犯し3Pに興じた後、示し合わせた通り美弥子の来訪を受ける。2人の熟女に乱暴されヨガる美弥子の反応を見た俊弘は狂乱に身を任せ3人を代わる代わる犯すが、事を終えると興が覚めてしまいそろそろ関係を清算せねばと考える。

甥の恋人が店を訪ねステディな存在がいると知った涼子はある日俊弘を呼び出し、全ては店の利益の為に自分が仕掛けた事、かつて姉の夫を奪おうと姉に隠れて誘惑した事、今の俊弘の行動を見て姉への一途な気持ちを知り償いたいから抱いて欲しいと関係を求める。寝室に導かれた俊弘は部屋の調度品や涼子の着装が清子の形見の品だと知り、感傷に浸りながら彼女と情交に至る。週末を迎え全てを清算し恋人との結婚を決意した俊弘は、思い出の再現に付き合ってくれる事になった涼子と共にかつて清子と一緒にやって来たホテルを訪れると、プールで泳いだ後部屋に行こうとした所で意識が朦朧となり夢の中で清子との「その後」を描いたシナリオ通り彼女を抱くが…。目が覚めると全裸の涼子とベッドを共にしていたが情交の痕跡は何処にも見当たらず、果たして夢か現実だったのか分からないままだが、涼子も清子から伝言を聞いたと知って前を向いて生きていこうと決意する。

【レビュー】

本作はシティ派倒錯系ロマンス作家としての立ち位置を固めた作品で、3作品目にして2003年の売り上げ第1位を挙げた事でも知られている。

亡くなった叔母に対する拘りから恋人がいるのにイマイチ踏み切れない主人公だが、その割には女性遍歴は豊富と見えてテクニックには自信を持つ点は楠木悠作品に共通するものであるし、恋人も熟女3人も叔母の妹も(やはり叔母なのだが)Sっ気が強い主人公に翻弄されてしまい、特にお堅い熟女と未亡人熟女はややイキ過ぎとも言える位の被虐性を見せる。展開では触れていないが最後に恋人の母親に主人公が挨拶をしに行った折に、自分も宝飾店をよく訪れていて名前は聞いていた…と種明かしされ新たなロマンスが芽生えてはいるので、主人公は何かと女難の相があるのかもしれない。

主人公の手解きをした叔母・清子は作中で重要な役割を果たしており、終盤で叔母の妹・涼子と主人公が思い出を辿る旅に出た際やや幻想めいた関わり方をするのである。甥との許されぬ相姦関係と妹と夫を奪い合う状況に終止符を打とうとして先に病に倒れてしまったが故、情念として形に現れたのかもという展開は官能小説の枠に留まらないよく練られたものだと思う。


【トラックバック】

DSKさんのブログにおいて、本作を紹介なさっています。
2003/9/25 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>「買いたいのは宝石じゃない。あなたよ……」 かすれ声で囁く人妻が、男のチャックをさげる。 剛直をしごく手つきは、優しく、そして激しい。 芳美、和代、美弥子……青年は誘われるまま、 熟夫人たちの濡壺を舐め、裏穴へ肉茎を埋める。 だが彼の想う女性はただ一人、叔母だった……。★★★★★ 官能と愛情のバランスに優...
叔母と三人の熟夫人-いたずらな午後(著:楠木悠、フランス書院文庫)

tag : 社会人主人公 熟女限定

西門京「熟母・三十一歳の美乳」

西門京「熟母・三十一歳の美乳」
(フランス書院文庫、2001年12月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

継母となった美保子が甥にお乳をあげるのを目撃した雅彦は胸乳への憧れを抑え切れなくなり、数日後うたた寝をする彼女に触れようとして気付かれてしまう。単にオッパイへの憧れだと知った美保子は雅彦を受け入れるが、次第に性の疼きを抑えられずに淫らな要求を出すのであった。

【登場人物】

矢木雅彦
15歳。私立の進学中学に通うが、厳格で気難しい公務員の父親が転勤で単身赴任となり、憧れを抱く美保子と2人きりの生活を楽しんでいる。年の離れた既婚者の姉がいる。童貞。

矢木美保子
31歳。ふっくらとした丸みを帯びた顔の巨乳美人。雅彦の父親の後妻となったが、雅彦の面倒を見ていれば良いという態度に愛情を失ないつつあり、血の為さぬ仲の雅彦に惹かれていく。

【展開】

姉が預けていった甥っ子をあやそうと雅彦は美保子にお乳をあげてみてはと提案するが、彼女が目の前で下着姿を晒しブラジャーのカップをずらして乳頭を出すのを目の当たりにして自分も甘えてみたいと欲望を抱く。
数日後ソファに横たわりうたた寝をしていた美保子の胸に触れようとした瞬間に目を覚まし訝られるが、雅彦が甘えたかったと言い訳すると彼女は乳房に頬擦りしたり服の上からのタッチを許してしまい感じて我を見失う前に中断させる。

翌日服の上から下着を付けないでシャツ越しに胸に触りたいと要求する雅彦に対し美保子も身体の疼きを感じて応じるものの、太ももに擦られただけで雅彦が暴発してしまい精液の臭いを嗅ぎ取ると、自ら若勃起の後始末を申し出るのだった。

3日目の朝寝不足で遅く起きた美保子だが雅彦が待っていたと知り先に抜いてはどうかと提案し射精に導くが、怖じ気付いた少年に対し直に胸に触って良いからと告げる。雅彦が乳頭を吸い立てながら勃起を擦り付け射精したのを知った美保子も体裁を保つ事が出来ずに、パンティ越しに秘所や敏感な突起にも触らせる内に絶頂してしまう。

我を取り戻した美保子は浴室に逃げ込むが、雅彦も付いて来たので本番だけは駄目だと拒絶する。それでも自分のぺニスを見たのにという屁理屈には言い返せず秘所を見せる羽目になるが、見るだけでなく触ったり指を入れられたりする内に再び絶頂を迎えるのだった。

その次の日も朝から雅彦の指戯を受け入れた美保子は直に秘所へキスしてと求め、指の出し入れと突起への攻撃で陥落してしまう。その返礼にと口唇奉仕や相互愛撫に応じた美保子は、本番を求めようとしたその時に夫からの電話で明日から自宅に戻ると知りショックを受ける。
美保子から父の帰宅を聞かされ美保子に触れてはいけないと落ち込む雅彦だが、最後の夜は好きなだけ抱いて良いからと彼女からセックスを受け入れられると、稚拙ながらも立て続けに精を吐き出すのだった。

父親のいる前ではよそよそしい態度の母子だったが、ある日甥が美保子の乳頭に吸い付いているのを見た雅彦は我慢出来ないと抱き付くと、美保子も同じ気持ちだと知り喜ぶのだった。

【レビュー】

タイトル自体が作品の内容そのものを指しており、幼くして母親を亡くした少年主人公は初めは乳房への憧れで継母を求めるが身体は既に男としての能力を備えていて、継母も久しく夫に抱かれていない苛立ちが発露して関係に応じてしまう所までが話の主体である。僅か4日間、されど2人きりで連日の如く身体に触れ合ってもいれば起こりえそうなシチュエーションであり、西門京作品らしく穏やかながらも淫靡な世界が描かれている。

出来ればセックスを受け入れた後父親の目を盗んでは情交を繰り返す母子の乱れっぷりも見たかったが、当時の母子相姦ものというとクライマックスでの初体験というのもお約束だったから、多くを望むのは欲張りかもしれない。ただ情交描写自体は控え目でも、淫靡さを感じさせるのは流石だと思う。

tag : 中学生主人公 童貞 母子相姦

鮫島次郎「おいしい熟女」

鮫島次郎「おいしい熟女」
(フランス書院文庫、2008年5月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

※公式ホームページでの紹介記事は無くなりました。(2015年8月現在)

おいしい熟女 (フランス書院文庫)
鮫島 次郎
フランス書院
2008-05-23



Amazon Kindle ストアで作者本人による改題、再編集の作品はコチラから。




【あらすじ】

叔母の由紀恵と初体験をした龍平は成長するにつれて、クラスメイトの母親、茶道の師範、車掌、教授の秘書、看護師長、外科医といった熟女たちと関係を結んでいく。

【登場人物】

青井龍平
主人公。熟女たちに好かれるような気遣いが出来る青年。

※由紀恵と奈津美と芙美江は主人公の高校時代、以降は大学生時代の話です。

由紀恵
龍平の母親の妹(叔母)で婦人警官。結婚はしているが子供はいない。

伊吹奈津美
補整下着の訪問販売の会社に勤める契約社員。龍平と同級生の娘がいる。170cm近い身長と90cm近い豊満なバストが魅力的な女性。

竹中芙美江
青井家の隣りに住む未亡人で茶道の師範をしている。京都出身で着物が似合うはんなりとした物腰で、お淑やかな印象の女性。

金剛ハルエ
新幹線の車掌を務めている。耳たぶ辺りで切り揃えた短い栗色の髪に男好きのしそうな美貌で身長160cm位。龍平が新幹線に乗った時に機転を利かせ、親切にしてもらって以来一目惚れしてしまう。独身。

藤沢紀香
龍平の指導教官の秘書を務めており、艶やかな黒髪を肩の辺りまで伸ばした身長160cm強で腰の位置が高く、スタイル抜群の美女。剣道の有段者。独身。

伊藤葵
市内の総合病院の看護師長で、パーマ掛かった短い黒髪で肉付きの良い美女。10歳近く年上の夫との夜の営みはご無沙汰の様子。

川端良枝
市内の総合病院の外科医で、クールな印象を与える美貌に腰が高くスタイルの良い美女。葵と同じく夫とはご無沙汰の様子。

【展開】

甥の龍平に着替えを覗かれたり電車内でチカン紛いの行為をされたりした由紀恵は、ある日知人の法事を終えて龍平宅に戻ると制服やパンストが精液で汚されているのに気付き、甥の性欲の強さを知り女の全てを見せてあげると告げ童貞喪失に導くのだった。

甥との関係に嵌まっていく由紀恵は白昼に制服を着たままホテルに向かい逢瀬を重ねるが、そんな中会社の昼食会で2人を見掛けた奈津美は後日龍平から付き合っている女性がいるから付き合えないと手酷く振られたと娘から話を聞き、由紀恵と気付く。
2ヵ月後奈津美は補整下着を見たいと龍平に頼まれると、娘の代わりに仕返しをしようと思い付き下着姿を披露して誘惑するが、由紀恵との関係を思い浮かべる内に自分に惚れさせようと情交を受け入れる。

高校3年生になった龍平は芙美江と顔見知りになり、数日後芙美江から土砂降りの中軒先に立つ彼を呼び止めて自宅に招かれシャワーを浴びると、タオルから覗いたペニスを見られたのをきっかけに肉体関係に陥ると、上品な彼女にいやらしい言葉を口にさせるのだった。

大学へ進学した龍平は旅行帰りの新幹線の車内で機転を利かせ酔客からハルエを助けると、東京に着く直前にお礼がしたいと食事に誘われる。彼女が酔い潰れホテルの部屋まで送り退出しようとするが「意気地無し」とハルエに呼び止められ、「据え膳」だと気付き正常位で結ばれる。翌月テニス大会で上京したハルエを応援しに来た龍平は、目の前で彼女のアンスコを拝めて満足すると優勝したご褒美にホテルで後ろから抱くのであった。

熟女たちと逢瀬を繰り返し学生生活を楽しんでいた龍平はある日指導教官に呼ばれ紀香と共に研究室の片付けを手伝うが、あからさまな誘惑に乗せられ彼女をデスクに仰向けにすると立て続けに情交に至る。数日後剣道の奉納試合にやって来た龍平は彼女の強さに感動したと何か出来る事はと尋ねると、望み通り人気の無い試合会場で剣道衣の彼女を組み伏せるようにして抱くのだった。

進級した龍平はある朝自転車で通学している途中で良枝のスタイルの良さに目を奪われ、葵が運転する車と接触して頭を打ち入院を余儀無くされるが、葵は龍平が熟女趣味だと若いナースから聞かされるとその晩に病室を訪れて事故に巻き込んだ「償い」をさせて欲しいと騎乗位での交わりを求める。2日後関係に気付いた良枝とも結ばれた龍平は看護師長と外科医が病室にやって来た競い合うように奉仕され思いがけぬ幸運に喜ぶのだった。

【レビュー】

熟女に特化した作品を描く作者の通算3作品目で、本作のテーマは「制服熟女」とまさにKindle版に命名した作者自身のタイトルネーミングの方が的確である。

叔母:婦人警官でチカン描写あり、喪服での情交
クラスメイトの母親:補整下着を付けたり、娘のセーラー服を着たままで情交
隣の未亡人:和服での情交、尼僧に扮したコスチュームプレイ
新幹線の車掌:テニスプレーヤーでもありユニフォームプレイ、新幹線の個室での情交
教授秘書:スーツ姿の情交、剣道有段者なので道衣を来たままのプレイ
看護師長と女医:入院先の病室にて白衣での3Pプレイ

1人に2つのプレイが命題だったのか、目まぐるしく変わるコスチュームプレイ自体読み応えは有るのだが、作者の描くヒロイン像が熟女の割りに羞じらいがあまり無く軽い言動に感じられる事、ヒロインが好意を抱いていてそれとなく誘っているのを主人公が呆気なく看破してしまい「据え膳」を楽しんでいる事が出来レースに思えて、却って興を削いでしまっていて残念である。

悪戯な熟女たちによるラブコメディーめいた作風はイラストを付けたコミックなら別の楽しみ方があるのだが、文字で想像させる官能小説では命取りなのかもしれない。1度で2度美味しいコスチュームプレイも、これだけヒロインが多いと描写量が少なくて呆気無く物足りない。色々な面で勿体無いと思わせる作品である。

tag : 高校生主人公 大学生主人公 熟女限定

相馬哲生「両隣りの新妻【力づくの情辱】」

相馬哲生「両隣りの新妻【力づくの情辱】」
(フランス書院文庫、2014年4月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

しがない会社員の孝治は毎晩アパートの隣人夫妻で繰り広げる情事の声に悩ましい思いを抱いていたが、ある日隣人の若妻と親しくなった事から性癖を見抜き力づくで関係を結ぶが、反対側の隣室の熟妻に見破られ同じように強引に犯してしまう。更には熟妻の妹も巻き込まれ…。

【登場人物】

高森孝治
30前後の会社員で借上社宅としてアパートの302号室に住んでおり、隣室の小日向夫妻の情事の声に悩まされる。恋人はおらずひたすら会社と部屋を往復するだけの寂しい独身生活を送っていたが、麻里と関係を持ってから溜まっていた年休を消化しようと長い休みを取得した。女性経験はそれなりにある。20cmの巨根。

小日向麻里
25歳。小柄でぱっちりとした目に卵形の顔、肩の辺りで切り揃えた髪型で清楚で人懐っこい雰囲気の女性。3ヵ月前に夫と職場結婚し孝治の隣の303号室に越して来た。現在は弁当屋でパートをしている。夫の趣味に合わせ頻繁にイメージプレイをしており、わざと孝治に聞かせようとしているようにも見える。Dカップ。

安西美樹
32歳。巻き髪のようにカールさせた栗色の髪、ふっくらした唇と唇の右端にあるほくろがセクシーさを醸し出している。1年前に夫と結婚し関係は円満だが、密かに欲求不満が溜まっており、孝治と麻里の情交を知り興味を抱く。キャバクラでバイトした事があり、孝治のハッタリに騙され夫に口外されたくなければと弱味を握られてしまう。

北条綾乃
18歳の高校3年生。美樹の実妹で受験を控え1週間前から姉夫婦の部屋に居候させて貰っている。美樹との間にもう一人姉がおり末っ子だが、二人に比べて身体も性格も女らしくないと悩んでいる。身長162、3cm位でスレンダーながらも女らしい身体付きの気の強い美少女。男性経験は無い。

【展開】

四晩続けて情交に及び壁越しに悩ましい声を聞かされていた高森は翌朝ゴミ出しのついでに麻里と会い自分の好み通りだと喜ぶが、数日後雨の日に部屋の鍵を忘れドアの前で途方に暮れる彼女を見付け部屋に誘う。
301号室の物音がする事を知り自分たちのアノ声も通っていると気付いた麻里は高森に謝るが、彼はその様子から自分を挑発していると感じ勃起を握らせる。麻里が強く拒まないのを見ると口唇奉仕に導くが、夫が帰宅した音を聞いて正気に戻ってしまいお預けを食らう羽目に。

翌日弁当屋に寄って麻里にアプローチを掛ける高森にチャンスが訪れ、彼女が隣室に入ってすぐに停電に見舞われ怖いから彼の部屋にあげて欲しいと訪ねて来る。再び麻里に迫った高森は初めはベランダに面した薄暗い部屋の窓際で、次は隣室に面した壁際でバックで貫きながら夫の存在を口にして羞恥を煽り、最後はベッドで騎乗位にさせ好きなように動かせた後口内射精する。

一方美樹は隣室から漏れる2人の声にまだ見ぬ高森の逸物を想像しひとり遊びに興じていたが、ある日スーパーで妙に自信に満ちた彼にトイレに引き込まれ、夫のより遥かに大きいぺニスに引き寄せられ口唇奉仕した後バックで犯され、膣内に射精させられてしまう。

姉夫婦の住むアパートの部屋で受験勉強をしていた綾乃は帰宅した姉が自分に気付かずに義兄とセックスを始めたと思い込み聞き耳を立てていたが、聞き慣れぬ男の声を聞いて強姦されていると思いドアを開ける。
開き直る高森の口車に乗せられた綾乃は姉の身代わりを申し出るが、妹を守ろうと美樹が口唇奉仕して四つん這いで受け入れるのを見て自分が変わると処女を差し出し、全く悪びれる様子の無い高森に犯されるのだった。

数日後暫く関係が途切れていた麻里だが高森から夫に告げ口すると脅され、更に美樹の存在を知って密かに嫉妬を覚え関心を向けさせようと夫の眠る寝室に招き、高森だけでなく美樹の存在に驚く間も無く女同士で絡み合う羽目に。高森は目論み通りに女2人が身体を重ねた折りを見て、交互に挿入すると美樹の膣内に射精する。

数日後美樹夫婦に食事に招かれ夫婦と偽り高森と共に訪ねた麻里は高校生の綾乃まで引き込まれていると知って焦りを感じるが、美樹の夫の前で自分だけでなく美樹にもリモコンを使い足で綾乃の秘所を弄ぐるのを見て激しく興奮し、美樹の介抱で寝室に運ばれる。
しかし麻里はリビングから声がして不審に思い覗き込むと、美樹の夫が薬で眠らされた傍で姉妹が競い合うように高森に奉仕しているのを見て仲間に加わる。綾乃を制するように女同士で絡み合う麻里の前で高森は美樹の前後の穴を貫いて肛内へ射精すると、次は麻里、更に綾乃と交わり自分の子を孕めと叫び愉悦に浸るのだった。

【レビュー】

「力づくの○○」というタイトルの多い作者の2014年の作品で、ここ数年は年1作品ペースで刊行を続けている。
草食系に見えて取り柄の無い青年が一人、二人と隣室の人妻に手を出し、最後には孕ませ願望を口にするような典型的な凌辱作品の主人公なのに対し、気位はそこそこ高そうだが意外にあっさりと堕ちてしまう10代~30代のヒロイン3人の関係を見ると、「力づく」作品は読み手次第では誘惑でも凌辱でもどちらにも取れるのかもしれない。

最初の隣人若妻は通信会社に勤める夫がおり、新婚ホヤホヤなだけに主人公から屁理屈を並べられ身体を奪われても、夫に対する気持ちは終盤までは保っている。イメージプレイやM性は夫に仕込まれただけに身体が堕ちるのが早いと言えばそれまでだが、もう一工夫欲しい気はする。

次の隣人熟妻の夫は信金に勤めるお堅い職業だが寧ろここでの要素としては妹の存在であり互いに身代わりになると言いながらも結局は妹の処女を奪われてしまうのだが、この前から唐突とも言える主人公の厚かましさや姉妹とのあまり頭の良さを感じさせないやり取りが逆に興覚めな印象を与えたように思われる。

いずれのヒロインも人妻で各所に夫への後悔を述べてはいるが、積極的に主人公との交わりを望んでいるようにも受け取れる。それならば誘惑的なアプローチでも構わないのではと感じた次第である。

tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女

星野聖「この夜が終わるまで 彼女は友人の妻」

星野聖「この夜が終わるまで 彼女は友人の妻」
(フランス書院文庫、2003年6月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

学生時代に告白出来ずに友人の妻になってしまった操と久し振りに再会した渡辺だが、ある日上京した彼女から事情は聞かずに抱いて欲しいと求められ情交に至る。操と逢瀬を重ねる内に友人が入院していると噂を聞くと、真相を確かめに病院へ向かう。

【登場人物】

渡辺智雄
41歳。小さな不動産屋に勤めているしがない会社員。妻子はいる。大学時代の写真サークルで操に一目惚れしたものの、女性の扱いに長けた友人の後藤に奪われて以来連絡を取っていない。

後藤操
37歳。旧姓・二階堂。静岡の名家で生まれ育った清楚な雰囲気を湛えた美女。渡辺に好意を抱いていたが口に出せず、後藤のごり押しに負けて結婚に至ったが、彼の女遊びに辟易していた。数ヵ月前に後藤が脳梗塞で倒れ寝たきりになり、彼の実家に近い病院に転院し週に数回通っている。

【展開】

ある日渡辺は不動産屋を訪ねて来た操に対し、複雑な思いを抱きながらも物件を案内するが、部屋に入るなり彼女から理由は聞かずに抱いて欲しいと求められ、生で繋がるものの膣外に射精する。数日後再び同じ物件で自らを辱しめるようにオナニーを披露して挑発する操にかつて抱いていた清廉な印象とは違うと思いつつも、渡辺は膣内の奥深く精を吐き出すのだった。

三度目の夜に渡辺はホテルの一室で操から用意された麻縄で好きなように縛って欲しいと求められるが、彼には後ろ手に彼女を縛る事しか思い付かずにいつもより激しい口調で責め立てる。こうして操と逢瀬を重ねていく渡辺だが、ある日妻から後藤が脳梗塞で入院しているらしいと友人から電話があった事を告げられ衝撃を受ける。

操と逢う約束をしていたある日夜を待てずに連絡を取った渡辺は、後藤の入院している病院を聞き出し病室を訪ねる。生気を感じられない旧友の姿にいたたまれなくなり操に誘われてリネン室で情交を交わすが、彼女が別れるつもりはなくだからこそ自分を求めたのだと知りけじめを付けようと考える。
週末に彼女の郷里にある夫婦が暮らすマンションを訪ねた渡辺は学生時代に叶わなかった彼女の写真を撮り、生まれたままの姿も収める。そしてベランダに面した窓に彼女の身体を押し付け、外から見られるかもしれないと羞恥を与えながら最後の交わりを終えるのだった。

【レビュー】

本作で「第1回フランス書院文庫官能大賞特別賞」を受賞された「星野聖」名義でのデビュー作品だが、因みにこの第1回は現役教師で女流作家の白石澪さんが「官能大賞」を受賞なさっているメモリアルな回でもある。

白石澪『人妻・同窓会の夜に』(マスターズ文庫)
作品紹介(公式ホームページ)

大賞作品が同窓会での再会、特別賞作品が友人の妻といずれも男性側、ヒロイン側のいずれの年齢も高めに設定している点はいずれにも共通するところであり、恐らくはレーベル側の意図する形での出発となったのではと推測する。

「1vs.1」のシンプルな設定と43歳と38歳の既婚者同士が静かに燃え上がるかのような情交を繰り返すのは即物的なエロを求める層とは違うだろうし、そもそもこの時代のフランス書院文庫は端的に表すと、「ハードな調教凌辱」か「倒錯的な近親相姦」のいずれかという時期でもある。従って本作はレーベルの活性化を企図したものではないかと思う。

本作でのデビュー以降12作品を刊行した作者だが、色々と試行錯誤の繰り返しであるのが伺える。誘惑作風に転じてからは特に年1作品ペースに落ちていたが、何処かで心機一転を図りたかったのかもしれない。星野聖名義での刊行が途絶えて早くも4年となるが、その後に付いては確たる証拠が無いので恐らくは…という指摘に留めておきたいと思う。

・中年男と既婚者ヒロインによるラブロマンス路線
本作~「絶対禁忌 妻の友人と…」まで(2003年から2004年)

・短編集主体(凌辱作品含む)
「最高の秘姦【タブー】 六人の人妻」~「六人の隣人 白昼の背徳」(2004年から2006年まで)

・試行錯誤期
誘惑作風の「【三人の美乳】黒い下着の熟妻」、凌辱短編集の「制服秘書室【四人の美囚】」(2007年)

・活動再開・誘惑作風へ
「【人妻初体験】先生の奥さん」(2009年)
「年下の義姉」(2010年)
「四人の女高校教師【ご褒美】」(2011年)

tag : 社会人主人公 熟女限定 デビュー作品 1vs.1

梶怜紀「調教旅行【義母と叔母と姉】」

梶怜紀「調教旅行【義母と叔母と姉】」
(フランス書院文庫、2014年8月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

父親の一周忌を前に叔母の悠里に筆下ろしされた忍は継母の裕美子に関係を迫り親しい仲となるが旅行中に互いに関係を隠せる筈も無く、更に同行した実姉の亜里沙とも情交に至り3人を自分の女にしてしまう。

【登場人物】

原藤忍
18歳。童顔で小柄なせいか年上の女性の受けが良く、本人も裕美子が一番とはいえ熟女趣味な所がある。巨根で旺盛な性欲の持ち主で、学業は優秀なものの欲望のままに行動し子供じみた一面も。一周忌法要を兼ねて3人の美女と共に父親の郷里である南洋の島を訪ねる。

原藤裕美子
33歳。3年前に勤務先の日本法人の社長を務めていた忍の父親と結婚したが、昨年事故死した。彼の秘書に就く前は何人かの男性と付き合いをしていたらしい。Gカップのグラマラスな肢体。

原藤悠里
33歳。忍の父親の一番下の妹で、彼を猫可愛がりし先月筆下ろしに導いたばかり。大手の海外航空会社のキャビンアテンダントでチーフパーサー。Fカップのクールビューティで男性経験もそれなりにある様子。

原藤亜里沙
20歳の大学生。忍の実姉で弟とは対照的に大人びて見える。頭の良い忍に感心しつつ、他の2人の美女と同じく可愛いと思っている。身長165cm、スリーサイズ86-58-85のEカップ。男性経験は無い。

【展開】

1ヵ月前に誕生日を迎えた忍を筆下ろしに導いた悠里は仕事の関係でなかなか逢えず専らチャットで淫猥な内容のやり取りをしていたが、ある日彼の求めに応じてフライト中にローターを使ったオナニー動画を送り、逢いたいと媚びるのだった。

夏休み前のある日夫の郷里での法要が近付きダイニングで物思いに耽る裕美子に対し、忍は突然継母の額にキスをして驚かせる。すかさず欲求不満なのではと切り出す義理の息子に戸惑いを見せる裕美子だが、あれこれ屁理屈を並べられ対面座位で関係を結ぶと更に寝室に移動して休みなく交わりを求められる。

こうして毎日3回膣内射精を受け入れるようになった裕美子は夫の郷里の島へ向かう途中車内でノーパンになると、後部座席で悠里や亜里沙の目を盗んで忍の悪戯に応じ更に空港のトイレで口唇奉仕を申し出て精を飲み下す。
一方悠里も忍の悪戯に付き合わされフライトの最中に後輩の目の前でリモコンローターで散々焦らされると、島に着き裕美子たちが法要の打ち合わせに出掛けた折りに忍のペニスを求めるが、甥の言動から裕美子とも経験済みだと知り軽い嫉妬を覚えつつ彼に奉仕したいと想いを強める。

翌日事前に父親の郷里のしきたりを調べていた忍は古式に従い山に登り塔婆を祠に納めたいと3人に告げ、特に女体は穢れているからと言葉巧みに彼女たちの身体を塩で擦り込み冷水で清めさせる。特に成長した弟の勃起を見て触る羽目になった亜里沙は、いつしか嫌悪感が弱くなった事に気付かずにいた。
お清めが女体愛撫の効果をもたらし高ぶっていた3人は祠に着くと情交を奉納する必要があるという忍の口車に乗せられ、結局裕美子が悠里や亜里沙の見守る中で抱かれる事に。情交を終えた忍はなお意地悪く膣出しされた裕美子の秘所を改めるように2人に命じ、彼女は触れられただけで我慢出来なくなりオナニーを披露してしまう。

その晩別荘に戻った亜里沙は弟の勃起を思い浮かべながらひとり遊びに浸っていると、鍵の掛からない部屋に忍が乱入し我慢出来ないなら抱いてあげると告げられ、元より好意を抱いているだけに抵抗はそこそこに弟を受け入れるとあまりの逞しさに説明出来ない充足感を得るのだった。
一方忍の来訪を待ちわびていた悠里も忍を思いながらオナニーしていると彼がニヤつきながら現れ、亜里沙の処女血の付いた勃起を清めるように命じられると口唇奉仕から騎乗位で跨がり一晩中快楽を求め続ける。

翌日プライベートビーチで3人に際どい水着を着せた忍はまずマイクロビキニを着けた亜里沙を連れ出すが、波でブラが流されたのを見て自分もパンツを脱いで勃起を見せ付けると岩陰で口唇奉仕させ対面座位で交わる。更に様子を見に来たGストリングス姿の悠里も交えて、亜里沙に奉仕の仕方を教え込む。
そんな中うたた寝して目を覚ました裕美子は、3人が全裸で岩陰から戻るのを不審に思う間もなく日焼け止めを塗ってあげると全身をローションまみれにされながら愛撫され、更に後ろ向きの騎乗位で2人と乳首を擦り合わせながらアクメを迎える。
別荘に戻った忍は3人に服従の証だと首輪を授け全員の陰毛を剃り落とすと、女体を並べて四つん這いにさせてバックで代わる代わる貫くと亜里沙の膣内に射精し、残る2人にダブルパイズリをするように求める。更に亜里沙も加わり女体でかごめかごめのように囲まれた忍は幸せを感じ、悠里に一緒に住むように命じるのだった。

【レビュー】

2011年デビュー、2015年8月現在で既に9冊刊行されている中堅クラスに属する作者による8冊目が本作で、作品タイトルやあらすじから受ける「調教」の個人的なイメージと作中での展開とを比較すると、やはりと言うべきなのか「愛のある調教」だが「凌辱というには生ぬるい」という印象である。

作中ではヒロイン3人共に主人公に対する想いは「小柄で可愛らしい」事からややショタコンめいた愛情であり、それと相矛盾するかの如く主人公のいかつい巨根にあっさりとメロメロにされてしまっている感じである。きっかけは継母と実姉に対しては荒ぶる一面も見せる主人公だが、とかく叩いたり自由を奪ったり嫌がる場所を攻めたりという事はしない優しい男子なのも一因と思われる。

作者の他作品の書評を見ると、極力アナル描写を避ける傾向にあり、これもあってか本作もひたすら作中では口と膣内を交互に…という展開で、本作では父親への供養で祠で継母を犯す描写がメインテーマ、後は実姉の破瓜を経てビーチでの乱交へ雪崩れ込んでいく流れである。
こうしてみると作者の作風は「凌辱」というジャンル分けはされているがラブラブ調教もので、例えるなら「アナル描写が無い森一太朗作品」の趣と言えようか。近年のフランス書院文庫の凌辱作品は個人的には甘めであり、もしかすると趣向に合致した作品も有るかもしれない。食わず嫌いはせずに色々と読んでみても良いかなと感じた次第である。

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麻田龍太郎「少年」

麻田龍太郎「少年」
(フランス書院文庫、2000年12月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

父親の死去に伴い母方の叔母である真佐子に引き取られた雅也だが、何かと事情の多い彼女や義姉の美沙子に性的な興味を持つようになり、義姉の手解きを受けている内にクラスメイトの彩弥香や写真部の顧問の冴子にも誘惑される。

【登場人物】

雅也
15歳。6歳の時に母親と死別し、著名な陶芸家の父親と山奥で二人で暮らしていたがひと月前に病死した為、母親の妹の真佐子に引き取られた。女っ気の無い生活をして来た為に、性的な知識は皆無に近く純真だが、父の手伝いで鍛えられた身体や大人顔負けの逸物との不釣り合いな点が女性たちには魅力を感じさせるらしい。童貞。

真佐子
32歳。化学薬品を扱う会社の部長である年上の夫と結婚するも、現在海外赴任中。母性を感じさせるグラマラスな美女だが、性的にはレズっ気とショタめいた倒錯癖の持ち主。幼い翔太郎や美沙子と添い寝している内に秘所を押し付け、二人の性の目覚めのきっかけを作った。雅也を甲斐甲斐しく世話し、養子に引き取る予定。

美沙子
17歳。雅也の義理の姉。真佐子は父の後妻に当たる為、血の繋がりは無い。窃視癖があり翔太郎や真佐子のオナニーを見て、性に興味を持つようになった。真佐子の倒錯した趣味に感化され、女同士での交わりを持つ事も。過去に暴漢たちに襲われて以来男性不審に陥っていたが、雅也が来てからは積極的に性知識を教える事に。

彩弥香(さやか)
15歳。雅也が転校した先の中学校のクラスメイト。身長160cm弱でほっそりとした体型の美少女。父親が茶道の宗匠で雅也の父親と親交があった事から積極的にアプローチを掛ける。田舎育ちは性体験も早いと思い込んでいる節もあり、いつか雅也に抱かれたいと一目惚れ同然に。処女。

幸田冴子
30歳。カメラに興味を持つようになった雅也の才能を見い出し、写真部顧問として親密に個人指導するように。かつて翔太郎の担任を務めていた時に、家庭訪問で真佐子や美沙子と意気投合し女同士で楽しんでいた所を彼に見られ、傷付けてしまったのを気にしている。170cm近い長身。

翔太郎
18歳の大学生で雅也の義兄。父親が不在がちで義母になった真佐子に甘え性的な目覚めのきっかけにもなるが、恋人と慕っていた冴子との一件で女性に対して蔑むようになり現在は真佐子や美沙子に対しては横暴な態度を取る事が多い。

【展開】

翔太郎の企みで美沙子の汚れた下着を味わわさせられ興味を持った雅也は、彼女が自室で湯上がりの姿でオナニーに浸るのを覗き暴発してしまう。直後に部屋を訪ねた美沙子に覗きを指摘されるも、自分も窃視癖があるからと告白される。そして雅也は汚れた下半身を洗おうと浴室に向かうと着替え中の真佐子の裸体を覗き見て慌てて部屋に戻るが、勃起に気付いた美沙子から女体の扱い方をレクチャーしてあげると告げられ彼女の秘所に触れたり舐めたりした後口唇奉仕を受ける。

雅也はある日の放課後に彩弥香から父親と会って欲しいと自宅へ誘われ、彼女の部屋に移るなり腰巻きの紐をほどいてと頼まれるが、際どい部分に触れて勃起する。雅也が経験者だと思い込みいつかは抱いて欲しいという彼女の頼みで秘所を見せ合った後、手コキでうっかり顔射してしまうも彩弥香の表情を見て可愛いと興味を抱くのだった。

ある日部活で遅い帰宅となった雅也は美沙子に誘われ空き部屋の欄間から翔太郎の部屋を覗く事になるが、連れ込んだ女に圧倒されサディスティックに二穴に出し入れする義兄の様子に二人とも当てられて部屋に戻るなり相互愛撫に浸る。数日後酔った翔太郎が真佐子に暴力を振るっているのを目撃した雅也は拳術で制すると、介抱するから寝室の襖の隙間から覗いてみなさいと美沙子よりサインを送られる。初めは指で秘所を愛撫するだけだったのがエスカレートし、双頭バイブを持ち出して繋がる母娘に覗いていた雅也も一緒に射精するのだった。

翌日冴子の個人指導を受けていた雅也だが、そこに現れた彩弥香が彼女の過去の教え子との不祥事を暴露してしまい、前夜に義姉から聞かされた翔太郎の事だと察知する。そして次の日に部室で冴子から露骨に誘惑され口唇奉仕を受けるが、義兄の二の舞にはならぬと本番はキッパリと断る。その晩自分がけし掛けておきながら嫉妬したのは本気で好きになったからだと美沙子から告白を受けた雅也は童貞を卒業するが、その後で彼女の悲惨な過去を聞かされ好きな人と初めてを迎える事がいかに大事なのかと諭されるのであった。

雅也の部屋に出入りするようになり美沙子と仲良くなった彩弥香は真佐子が不在のある晩に姉弟に一緒に愛して欲しいと求め、美沙子に抱き抱えられながら雅也を受け入れ処女を捧げる。そして週末の連休を使い山奥の生家に泊まりにやって来た雅也は、彩弥香が真佐子や美沙子と仲睦まじく一緒に露天風呂で絡み合うのを見て興奮し、勃起を手や口で奉仕してもらう。その晩雅也は作務衣に着替え作業場で思いに耽っていると真佐子が現れ、雅也が亡き父親と重なって見えると秘めた想いを打ち明ける。雅也も真佐子に実母の面影を感じ、一夜だけでも良いから抱いてという申し出を受け入れるのだった。

【レビュー】

本作の帯には「トー・クンを凌ぐ倒錯ロマンス」とあるように、「和製トー・クン」を志向した作者の最新刊である。作品が出版された時期からも分かるように新世紀を迎える直前であり、もしかするとここで一区切りという心境もあったのかもしれないと推測する。これまでに発売された8作品中5作品で「禁忌(タブー)」と名が付くように少年と少女、或いは少女同士という題材であり、公式ホームページではいかにも母子相姦が主体のように取り扱ってはいるが、実際は15歳の主人公と17歳の義姉がメインである。

窃視癖があり継母や兄の自慰も見て知っており、しかも暴漢たちに凌辱された過去を持つ義姉自身はかなりのオマセさんであり、義弟である主人公に興味を持ち性の手解きをしてあげる流れは硬質ながらも説明主体の文章で女体の神秘が綴られておりそれがいやらしさをそそられ好印象である。継母は夫の連れ子二人に手を出したり、息子の担任とレズ行為に及んだりと文中でかなりの淫猥さを見せてはいるが、章を重ねる毎にその一面が伺い知られる上に本番は終盤というのもあり、ややもの足りない印象は感じられる。その他に主人公の義兄やその元恋人だった女教師、主人公に想いを寄せるクラスメイトと人数が多く登場するもののごった煮という印象は拭えず、正直これで一区切りという作者の心境がそうさせたのかなとも取れて、個人的にはどの男女の組み合わせも興味深いだけにやや勿体無い作りかなと感じた次第である。

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牧村僚「年上の淑女 柔肌フルコース」

牧村僚「年上の淑女 柔肌フルコース」
(フランス書院文庫、2006年6月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

大学受験に失敗した祐一郎は上京して芸術系大学の全寮制予備校に通い出したが、義母の敬子への想いを胸に秘めたまま次々にセクシーな女講師や寮母に誘われる。一方敬子も祐一郎の幼馴染みから本心を聞かされ、抱かれる覚悟を決めるのであった。

【登場人物】

佐伯祐一郎
18歳。地元大学の芸術学部の受験に失敗し、都内の全寮制予備校で浪人生活を贈る。敬子に対する想いは強いが、告白して嫌われる位ならと口に出せずにいた。童貞。

佐伯敬子
34歳。7年前に祐一郎の父親の後妻となったが、夫婦の営みが途絶えてから久しく、現在は祐一郎に対する想いを抱き彼も同じだと知り嬉しく思う反面、夫婦生活にいつかけじめを付けなくてはと覚悟も決めている。

藤村澄江
30代の国語担当講師。予備校の方針でパンチラが拝めるような際どい服装をする事が多く、補習ビデオを通じて予備校生たちのオナペットの一人として注目を浴びている。予備校生の中からお気に入りを見付けるなり、摘まみ食いする面も。

川澄幸子(ゆきこ)
30代で予備校の専属寮の寮母で、近くにある自宅から通っている。夫との仲はまずまずだが、中学生のひとり息子が自分をオナペットとしているのを知り毎晩性欲処理をしているが、本番は高校進学まで取っておこうと決めている。

田代朱美
19歳で双子の弟がおり共に一浪していたが、先に弟が合格した事から今年は予備校に入学した。祐一郎に弟を重ね合わせている節が見られ、デッサンの授業でヌードモデルになってから積極的にアプローチを掛けて来る。

岩瀬理恵
38歳。祐一郎の友人の敏也の実母で、テニスを趣味としたグラマラスな熟女。夫がいる立場ながら、テニス講師の大学生と数回火遊びを楽しむ悪い母親でもある。息子同士オナペットを交換して近親相姦を避けようとしていたと息子を通じて敬子に聞かされ、敏也に抱かれる事を決める。

真田正義
26歳。既に八浪している予備校の先輩格だが浪人生活を楽しんでおり、「職業浪人生」と呼ばれる予備校のムードメーカー的な存在。後に美術講師の政美に好意を抱き関係を結び、司法試験を受けようと進路変更を決意する。

【展開】

祐一郎は予備校に進学する前夜に敬子に告白しようと決意するが思うようにいかず、身体の線の透けたネグリジェ姿をデッサンのモデルにしたいからと写真を撮らせてもらう。

祐一郎は仲良くなった真田から、予備校の方針で講師が際どい格好で授業を行い性欲解消の一助になっていると聞かされる。半信半疑ながらも授業に臨むと澄江のふとももに目を奪われ、補習ビデオでパンチラを拝めてしまいオナニーしてしまう。そこにタイミング良く部屋に現れた澄江に驚きつつも真田の言う通りだと納得した祐一郎は、本番は拒みつつも口での奉仕を求める。

数日後敬子の画像をオカズにしていた祐一郎の元に幸子が現れオナニーの最中だと気付かれるも、彼女から毎晩息子の性欲発散の手伝いをしていると聞かされ羨望を抱く。そして敬子への想いを打ち明けると、継母もきっと同じ気持ちだからと励まされシックスナインで慰められるのだった。

ある日のデッサンの授業でヌードモデルに立候補した朱美の裸体に目を奪われる祐一郎だが、授業を終えて部屋に誘われ互いにモデルになるも、勃起をしごいて射精を見せて欲しいと頼まれる。弟と関係にあると聞かされた祐一郎は朱美からセックスをしても良いと求められるが、敬子への想いを貫きたいと断りシックスナインに留める。

一方祐一郎がなかなか帰省せず寂しく思っていた敬子の元に、息子の友人の敏也が訪ねて来る。敏也から祐一郎との経緯を聞かされ改めて彼への想いを強めた敬子は、敏也の願いも叶えてあげようと母親の理恵への口添えを約束し、彼に息子の姿を重ねてオナニーを見せて欲しいと下着姿になり誘惑する。

その頃テニスの講師でやって来た大学生とお楽しみの最中だった理恵は敬子からの電話に初めは不審を抱きつつも、息子同士が互いにオナペットにしていたと聞かされ敏也に抱かれようと決意し、初心な大学生を息子に見立てて積極的に腰を遣うのであった。

数日後理恵の呼び出しで都内のホテルのロビーにやって来た祐一郎は部屋に誘われるも、彼女の誘惑を撥ね付ける。合格だと笑みを浮かべる彼女に疑問を抱くが、そこに敬子が現れて仕組まれていたと気付き納得する。やっと想いが通じたと愛撫を受ける敬子だが、童貞の割りに手慣れた様子に不審を感じる。
祐一郎は敬子を想って美人講師たちの誘惑を断り続けレッスンに励んでいたと必死に話すのを見た敬子は謝罪すると、こうして結ばれたのだからもう家を出るしかないと決意を打ち明け、2人での新たな生活に期待を寄せるのだった。

【レビュー】

熟女とふとももに対する拘りから、「ふともも作家」との呼び名で有名な作者にとってはフランス書院文庫での最新の作品である。丁度この2006年という年はフランス書院文庫での誘惑作品にカテゴライズされる作家が次々と現れ、他方では1990年代から活躍して来た作家陣が示し合わせたかのように去っていき、まさに世代交代を印象づける年と言えよう。

芸術系の予備校を舞台に牧村作品特有の寛大で優しい熟女ヒロインが次々登場する作品で、男子も主人公だけでなく幼馴染みや予備校の先輩、幼馴染みの母親の不倫相手と過多ではないかと思われる位である。全般的に本番よりは前戯重視、物語の流れ重視な作風のせいか、読み手からすると些か物足りない心境であるかもしれない。

※2011年11月に『憧れの淑女』と改題され、双葉文庫から出版されています。

芳川葵さんのブログにて、本記事を紹介して頂きました。ありがとうございます。
『芳川葵の徒然記』 「一昔前は……」

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高竜也「五人の淫母」

高竜也「五人の淫母」
(フランス書院文庫、2008年4月)

ネタバレ有り。御注意下さい。
本作は短編集の為、レビュー形式を変更します。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】※公式ホームページより引用

空閨の女陰を16歳の若牡で埋めてほしいと願う恭子。 夫の留守中、寝室を覗く熱視線に女を疼かせる亜希子。 少年のベッドに添い寝し肉茎を優しくしごく由里絵。
息子の担任教師と蜜色のタブーを冒してしまう美帆。 夫への貞節も霧散し年下の獣と情事に溺れる乃梨子。 成熟した身体の奥底に美母は激しい淫性を隠している。

【展開&レビュー】

一 実母【渇望】 三十路未亡人と高校生

父親を亡くし母親の恭子と二人暮らしの哲哉はある日童貞喪失の思い出を残してくれた年上女から、誰でも女には性欲はあるのだと教えられ母だけは違うと反発する。しかしある日恭子がパート先の店長に口説かれ、更に夜中の秘め事を目の当たりにしてしまい…。

二 継母【懊悩】 もろくも破れた約束

夫が出張する前に激しく交わった亜希子だが、義理の息子の貴志がカーテンの隙間から行為を覗いていると気付く。数日後初めて貴志が居ない折りに部屋に入ると自慰の痕跡を発見し、その晩に彼を意識して飲み過ぎて風呂場で転倒し介抱を受けるが…。

三 義母【挑発】 30歳と18歳・相姦日記

地味な父親が由里絵と再婚し、二人の情交を覗き見てしまった浩太。年齢の離れた者同士なのにと納得がいかなかったが、彼女に浮気相手がいると知りそれとなく仄めかすと、思わぬ交換条件を切り出されて…。

四 罪母【悲哀】 息子の進学に捧げた貞操

夫が結核で入院し留守を預かる美帆は、寮生活を送る息子の進学に有利になるようにと担任の山井を巧みに誘い抱かれてしまう。山井から本当は寂しかったのだろうと本心を見抜かれ後ろの穴も捧げるが、ある日息子が予定を変更して帰省し…。

五 禁母【秘密】 まさか僕の親友とママが…

華道一門の跡取りである慎一郎は、ある日父のお手付きの息子である祐通が継母の乃梨子と密通しているのを知る。イジメの対象にされていた慎一郎は祐通に強く言い出す事が出来ず、2人が逢い引きしている間に彼の母親の元を訪ねる…。

作者のフランス書院文庫での出版末期に当たる時期に出された本作はこれまでとは違い、「淫らな母親」を題材にした短編集で、典型的な高竜也作品らしい近親相姦ものである前3作品、「寝盗られ」風味の後2作品という組み合わせである。
高竜也作品全体を見ると必ずしも誘惑一辺倒という訳でもなく、あくまでも近親相姦を題材にした凌辱ものであったり、その中の1パターンとして「寝盗られ」や「パートナー交換」ものが有ったりする。

思えばフランス書院文庫での誘惑ものというカテゴリーの仕方は2000年代中盤になってからであり、今も活躍する弓月誠氏や神瀬知巳氏、或いは秋月耕太氏から上原稜氏に至るまで当初は「甘過ぎて…」と言われる中でヒットを続けている。
そんな中で凌辱ものというのは「非誘惑」であるという位置付けになって来たのかなと感じるが、近年のそれも悪漢ものの完全勝利、圧倒的な調教という流れに徹しているのは一部の作家に留まっているように思われる。

理想は誘惑ものも凌辱ものも同じように書ける事とはいえ、これだけ好みが多様化している現在、両方を巧みに書き分けて対応なさるのは少々リスクのいる事なのかなと実感するところである。

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沢里裕二「うれごろ 僕は熟女に溺れてる」

沢里裕二「うれごろ 僕は熟女に溺れてる」
(フランス書院文庫、2013年2月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年8月9日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

オナニークラブで出会った純子に一目惚れし遂には結ばれた雄三だが、同好会の顧問に就いた小百合が倒錯的な趣味の持ち主でしかも彼女の妹とは知らずに情交を求める。ある事件をきっかけに雄三は純子との仲がギクシャクしてしまい、小百合からある提案を受ける。

【登場人物】

香川雄三
高校3年生の18歳。「映画研究会」とは名ばかりのAV観賞をしている。半年前に信夫と共に風俗で童貞を卒業している。

若林純子
36歳。会社人間の夫が居る。セミロングのブラウンの髪にムッチリとした大人の身体付き。オナニーを見せ付けたり、痴漢されたりと大の露出癖の持ち主。雄三とはオナニークラブで出逢ったのをきっかけに思慕を寄せる一方で、自身の変態的な趣味を受け入れてくれるか不安に感じている。

富岡小百合
34歳。純子の妹で独身。国語を担当する教師で、映画研究会の裏の顔を知り顧問に立候補する。姉が所属していた大学時代のサークルをきっかけに、オナニーに嵌まる事に。性に寛容でいわゆる両刀使い。男性経験もある。

東野美奈
高校2年生の17歳。ショートカットで小柄だが、胸と脚は不釣り合いなほどにムッチリとしている。研究会に入って間も無いが、実は大のオナニーマニア。初めは雄三と関係を持つが、小百合が顧問に就いてからは男嫌いが加速化し、次第に露出狂という形で開眼?させられていく。男性経験有り。

佐田信夫
高校3年生の18歳で雄三と共に、研究会とは名ばかりのAV観賞をしている。一時期は美奈と付き合っていたが、あまりの変わりように付いていけずに別れてしまう。

【展開】

雄三は研究会でAV観賞中に美奈とのオナニーを披露し更には口唇奉仕され意気投合すると、連れ立って行ったオナニークラブで純子と出会う。彼女に素人童貞の筆下ろしをしてもらえると喜ぶも傍に居た女子大生に対面座位で跨がられ、不本意ながらも美奈と純子に乳首を舐められながら果てるのだった。

ある日雄三は電車の中で多数の男に取り囲まれ見知らぬ男の指で痴漢される純子を見掛けるが、嫉妬に駆られながらも前後の穴に男たちの指を受け入れるのを間近で見せてもらい飛沫を浴びてしまう。その流れでカラオケボックスに連れ込まれ、エレベーターや部屋で立て続けに射精に導かれた後でバックで繋がる事に。

三ヵ月後小百合が顧問に就き隠し持っていたAVが見付かりピンチに陥る雄三たちだが、彼女はオナニーが好きだととんでもない告白を聞かされ、机の角を用いて見せ合いになる。更に信夫と美奈が繋がっているのを見て雄三も小百合に本番を求めるが口戯だけだと留められ、何故か信夫のぺニスを受け入れるのを複雑な気分で見つめる。

年が明けて神社の境内で純子夫妻と出会った雄三一家は意気投合して宴会を開き、両親や彼女の夫の目の前で互いの秘所を弄り合う。そして上司に挨拶に向かうという夫と別れ純子の家に招かれるが、夫の兄の来訪でクローゼットに隠れていると、ハプニングで股の間を見せてしまった純子がレイプ同然に義兄に抱かれるのを見て落胆する。

新学期を迎え雄三は授業中に小百合から誘惑され放課後に部室に向かうと、美奈と貝合わせしているのを目撃して興奮するも本番だけは女同士の仁義だからと拒否される。それでも美奈の男嫌いを改善させる為に覗きスポットで青姦する事を交換条件に出され遂行するが、小百合が純子を連れて来たのを見て二人が姉妹だと知るのだった。

姉が一時の感情で激怒しただけだと小百合から慰められ情交を結んだ雄三は、数日後再び痴漢されようとホームに立つ純子を見付け仲直りする。ホテルに場所を移すと乳首を弄られただけで射精してしまった雄三はお返しにアナルに挿入するが、強い締まりに呆気なく果ててしまう。

受験勉強に専念し見事合格した雄三は純子と共に郊外の温泉旅館に出掛けるが、風呂に入っていると女将に体を洗われながら手で射精させられる。その後宴会場で小百合がストリップ紛いのバイトをしていると知って雄三は唖然とするが、純子が加わりオナニーを披露し、女将が大学の先輩だと聞かされてももう驚く事は無かった。
部屋に戻った雄三は純子を貫きながら小百合の膣内に挿入する指の本数を増やしていくが、遂には拳まで受け入れるのを見て圧倒されながらも満足に浸るのだった。

【レビュー】

再読して一度目とは違う印象を抱く作品は少なからず有るのだが、本作は作者の他の作品を読了してからだとかなり異なる感想となったので、レビューを再編集、展開を大幅に修正しての公開としたいと思う。

『淫府再興』(講談社)にて「第2回団鬼六賞」優秀作を受賞し執筆を再開した作者が次に目指したのは、官能小説の大手であるフランス書院文庫でのデビューであろうか。その後「淫道作家」などの呼び名で人気を博す事になるが、出版したという実績が作者のキャリアにプラスになったのではと思われる。

主人公の名前からして有名人をもじったと分かるようなユーモアのセンス、斜め上をいきジェットコースターのような早い展開、それでいて官能要素は満開だという作者の特徴がハッキリと窺える。

・【雄三】主人公。高校3年生だけに性欲の固まりだとは言え、純子を初めとする個性的なヒロインたちに振り回される。

・【純子】メインヒロイン。36歳の人妻で大学生の時に倒錯的な趣味に目覚め、被虐的な扱いを受けても悦びを感じてしまう淫乱体質。雄三に惹かれるが、目の前で義兄に犯されたのをきっかけに負い目を感じてしまう。

・【小百合】純子の妹に当たる34歳の国語教師で、雄三たちの同好会の顧問。姉と同じく倒錯的な趣味の持ち主。雄三には思わせ振りな言動を繰り返すが、姉との約束で本番だけはなかなか受け入れない。独身。

・【美奈】雄三の一つ下の後輩。オナニーに興味を持ち初めは雄三に関心を持っていたが、小百合が赴任してからは男性嫌いになり、彼女によりショック療法を与えられる羽目になる。

主人公の情交の相手はヒロイン3人で情交場面は濃厚であり一応は純子や美奈に対しては荒ぶる描写も見られるが、何故か乳首を弄られて喘ぎ射精させられる場面も多い事からどちらかと言えばMタイプであろう。

純子は自ら痴漢されるのを受け入れたり、エレベーターの中で局部露出をしたり、主人公に見られていると知りながら義兄に犯されたりと淫乱要素満載であり、清楚(かつ可愛らしい)のが売りのフランス書院文庫でのメインヒロイン像とは異なる点がポイントである。一方サブに当たる小百合や美奈も要素は異なるが淫乱なのに違いはなく、主人公の性格とのバランスからするとどちらかは清楚な方が良かったのかもしれない。

本作を足掛かりにハイペースな出版を続ける作者であるが、フランス書院文庫での基本路線である「高校生主人公の誘惑三昧」のフォーマットに合わせようとすると、高校生の割りには非現実な側面が伺えて些か不完全燃焼だった印象である。他社では青年主人公による作品を出しており、作を重ねてより完成度の増した今だからこそのフランス書院文庫での作品も拝見したいと思うのだが、いかがであろう。

DSKさんのブログにて、沢里裕二氏の特集記事を取り上げています。
2015年に入ってから急速に勢いを増している作家先生がおられます。沢里裕二先生独自の「笑える」作風で今や飛ぶ鳥を落とす勢いかと。まぁ、それなりに紆余曲折はあったものと推察致しますが、今では「金脈を見つけた」と申し上げてもよろしいでしょう。官能小説の世界に抱腹絶倒という新機軸を生み出しつつある作品を幾つかご紹介したいと思います。●満願シリーズ双葉文庫から出ている沢里作品には今のところタイトルに「満願」の...
特集:沢里裕二 ~官能小説のラノベ化という新潮流?~

tag : 高校生主人公 デビュー作品

高竜也「母子相姦旅行」

高竜也「母子相姦旅行」
(フランス書院文庫、2009年3月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

父親に愛人がいると知り当て付けの如く継母の祥子と共に旅行に出掛けた裕太は、その晩に男女の仲になり家族の目を盗んでは関係を結ぶが、ある日叔母の美穂子に見抜かれ情交に至る。裕太の暴走は止まらず、やがて妹の歩美の知る所となる。

【登場人物】

仁科裕太
18歳になったばかりの高校3年生。4年前に実母を病気で亡くしており、父親が祥子と付き合っていると知って初めの内は敵意を抱いていたが、父親が秘書を愛人にしているのを知り女として関心を抱くようになった。性体験は無い。

仁科祥子
36歳。和歌山県出身で付き合っていた恋人がフランスでの留学中に別の女性と共に事故死したと知って男性不振に陥り、3年前まで独身を貫いていた。実家の旅館で働いていた所を裕太の父親に見初められて結婚したものの、性生活が無いのを不満に思っている。163cm、50kgのDカップで熟れた身体付きの美女。

仁科歩美
16歳。高校1年生。典型的なお兄ちゃん娘で裕太にはなつく一方で、母親を亡くして間も無く継母になった祥子に対しては複雑な心情を抱く。性に興味を持っているが、特にこれといって付き合っている男性はいない。

鮎川美帆子
34歳。裕太兄妹の母親の妹(叔母)に当たる。精密機械メーカーを営む会社の後継者である男性と結婚したが彼に子種が無く、また義父が自分に関心を持っているのを知り、ある計画を思い付く。祥子とは距離を置いている。

【展開】

父親が出張と称して愛人の秘書と旅行から戻って来たのを知った裕太は、祥子を誘い旅行に出掛けると宣言する。母子睦まじく過ごすものの、酔った勢いから一緒に入浴すると勃起したぺニスを擦ってもらい、翌朝セックスを知りたいと女体の神秘を学びながら一線を越える。
成城の自宅に戻り用心深く推移を見守っていた裕太だが、ある日下校すると祥子が自分の名前を口にしながらオナニーしているのを知り、形だけの拒絶だと気付き更に関係を深めていく。

ある日銀座で恋人のように仲良くする母子を見掛けた美帆子は違和感を抱き一緒に食事に誘い、歩美から聞いた通り不自然な仲だと気付く。その週末に裕太を沖縄へ連れて行くと彼女は開放的な気分になったのに乗じて身体を差し出すが、それ以来自分に溺れるようになったと安堵する。

一方沖縄旅行から戻った兄が祥子と距離を置く代わりに美帆子に関心を持っている事を知らない歩美は、自分に振り向かせようと過剰なスキンシップを取るが失敗し再び継母と情交に及んでいると知って逆上する。
歩美は美帆子に行状を報告し、裕太の父親に告げ口してもらい祥子を和歌山の実家へ追い出す事となるが、裕太が後を追ったと知り自分の短絡的な行動に後悔し何とか兄を連れ戻さねばと現地に向かうのだった。

そんな妹の決意をよそに、祥子の実家の離れで朝から晩まで彼女の身体を求め続ける日々を送る裕太だが、数日後歩美が来訪し自らの処女を犠牲にした説得に応じざるを得なくなる。
父親から祥子の実家の不利益にならぬよう配慮すると言質を引き出した裕太は離婚を受け入れ美帆子や歩美と帰京するが、その帰路の最中に叔母から新たな命を授かったと暗に関係の解消を仄めかされ、これから歩美と兄妹のままでいられるのかどうか不安を抱くのだった。

【レビュー】

作者のフランス書院文庫でのキャリア晩年の作品で直球の母子相姦作品であるが、女癖の悪い父親に反発し継母に関心を抱く主人公と一回り年上の夫との性生活が少ない事に寂しさを覚える継母がひと度関係を結ぶと堰を切ったかのように雪崩れ込むというお約束とも言える流れである。

叔母に当たる美帆子、実妹の歩美との関係の持ち方も高竜也作品としてはお馴染みの流れであり特に目新しいものは無いのだが、終盤で美帆子から切り出されたある告白は一昔前ならもう少しバイオレンスな方向にも向かっていたのかなと「相姦の語り部」らしいダークな一面も窺える。

主人公を中心に継母、叔母、実妹が仲良くし、最も都合の良いハーレムを形成するのが2009年時点のフランス書院文庫の誘惑作品での王道であり、逆に「異質な」存在としての貴重な立ち位置になりつつあったのかなと推測するがいかがであろう。

tag : 高校生主人公 童貞 母子相姦 処女

橘真児「誘惑ヘアサロン 美人理容師と少年」

橘真児「誘惑ヘアサロン 美人理容師と少年」
(フランス書院文庫、2003年9月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

かつて弟と秘めやかな関係を持っており、今は夫と別居生活をして悩んでいた知絵里だが、ある日客である中性的な少年に興味を抱き筆下ろしに至る。更に少年の幼馴染みだという女子高生が現れ性の手解きをしていると、その現場を帰省した弟に見られてしまう。

【登場人物】

三橋知絵里
25歳。家業の理髪店で働く理容師。常連客で10歳歳上で婿入りした銀行員の夫とは仕事の関係で、離れて暮らしている。

佐々木純
中学2年生。小柄で長髪、中性的な容姿の為同級生の女子から性的なイジメを受け、半ば登校拒否の状態に。

目黒洋子
高校3年生。純の隣人で幼馴染みだが、ホルモンの分泌が良いのか毛深いのを気にする多感な少女。性の話題には耳年増な面があり、間違った情報を知識としている面も。付き合っていた彼氏とはエッチ寸前まで行ったが、失敗して別れている。

三橋智志
22歳。大学4年生で来春から高校教師になる予定。小学5年生の時に姉と秘所を見せ合うのを楽しみにしていたが、分別が付くようになって怖じ気付いてしまう。シスコン気味でその時の記憶を引き摺り、女性経験で失敗したまま成人。

【展開】

ある日知絵里は客として来た純を見て思わず女子のような髪型にしてしまい、身体を密着させ仰向けで洗髪している内に少年の勃起に触れる。呆気なく射精したのを見て夢精だと誤魔化した知絵里は、オナニーをやり方を教える筈が口唇で射精に導いてしまう。

その晩かつての弟との妖しい一時を思い出し恥毛を剃り一人で慰めていた知絵里だが、翌日の午後に純が訪ねて来たのを見て理容椅子に座らせ、彼の陰毛を剃り上げる。その流れで相互愛撫して絶頂を味わうと対面座位で交わろうとするが、少年があっさりと果ててしまい未遂に終わる。

次の日知絵里は中年客に欲求不満だと見抜かれてセクハラ紛いの悪戯をされ、そこへ訪れた純の目の前で絶頂させられる。男が帰るなり態度を豹変させた純に押し倒され開脚させられるが、知絵里は我慢出来ずにバックに体位を変えると情交を求め2回も膣出しを受け入れる。

ある日純の紹介で学校をサボり来店した洋子に顔剃りを頼まれた知絵里だが、毛深いのが原因でエッチに失敗したと少女の見掛けによらない大胆な告白に当てられ、秘所のムダ毛処理を提案する。
剃られながら洋子が感じているのに気付いた知絵里は、タイミング良く店に現れた純に少女の姫割れを見せ興奮したペニスをしごいて射精させる。更に洋子の秘所を口で愛撫するよう命じ、知絵里は2人の行為に妖しい興奮を覚える。

前日の体験で授業に集中出来ないと早退した洋子に対し知絵里はセックスを経験してはと提案し、一通り事を済ませると増長した洋子に従い知絵里は2回戦を求めるが、そこへ智志が姉に内緒で家に入って来て全てを見られてしまう。

分別臭く説教を続ける智志に対し、洋子は涙を浮かべながら自分たちを変えてくれたのは知絵里だと洋子が抗議する。そこで知絵里は弟と2人きりになり真相を打ち明け智志も同じ気持ちだと知ると、小学生の時より倍ほどに成長したペニスに口唇奉仕して精を受け止める。
数日後若い2人と共に智志と4人でホテルに入った知絵里は姉弟相姦だからと深刻にならぬようにと気を遣い、姉弟と純・洋子でそれぞれ情交を済ませた後、男を交換して2回戦へ挑む事に。

数ヵ月後両親の再婚で純が義理の弟となった知絵里は、久し振りに登校したらいじめっ子の少女がしおらしくなり自分に告白したと聞かされ、彼を甘やかしながらも自分も含めて周りも変わっていく事を実感する。そして純に息子が生まれて大きくなったら…と、いけない妄想に浸るのだった。

【レビュー】

当時も現在も複数のレーベルで作品を重ねる人気作家による、数少ないフランス書院文庫での著作の2作目となる。「倒錯」を題材にした内容で人妻理容師が中性的な中学生少年を誘惑するまでは、 前作 と同じく人妻が情交の優位に立っている。
ところが彼女がある日常連客の手によりセクハラ紛いの事をされ、それを目にして荒ぶった少年に主導権を奪われるのだが、更に少年の幼馴染みの女子高生や人妻の弟も加わり4人での交わりという着地点である。

基本的に章ごとに1日ずつ経過していき、ストーリーとしてはイジメに悩む少年と毛深いのを気にする多感な少女が人妻による剃毛をきっかけに、前向きに生きるようになる話と人妻と弟の秘めやかな過去の話が交錯し、出来の良さを伺わせる。
しかし官能的なパートは、あっさりし過ぎているのかなと消化不良の感は否めないように思う。本作では剃毛が頻繁に用いられ、確かに妖しい行為に興奮を覚えるのかもしれないが、何かもの足りないような気がする。

本作以降の作者の著作は同じフランス書院でも2003年に創刊された美少女文庫の方に軸を移し、更にストーリー性を重視した他社の官能レーベルに重点を置いているのを見る限り、作者の描きたい路線はぶれていないが、変わったのは黒本や美少女文庫の読者や、それに合わせた編集部の意向なのかなと思うところである。

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tag : 童貞 中学生主人公 処女 姉弟相姦

櫻木充「【年上研修】オフィスのお姉さまと僕」

櫻木充「【年上研修】オフィスのお姉さまと僕」
(フランス書院文庫、2008年2月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

義姉の奈々美に想いを寄せる昌希の裏の仕事は彼女のストレス発散の為、慰み者扱いされる事で役得と感じていたが、一方で離婚し出戻って来た実姉の梓からアプローチされ奈々美への愛情を貫こうと苦悩する。

【登場人物】

宮原昌希
19歳。大学2年生。シスコン気味で女性の蒸れた汗の匂いに興味を抱く。元々は梓に強い想いを寄せていたが、結婚を機に奈々美に対象が変わった。両親は豪州で隠居生活を楽しんでおり、奈々美と暮らす中で梓が出戻り複雑な心境に。童貞。

姫岡奈々美
29歳。8年前に実母と昌希の父親が再婚したが、姓は変えず実父姓を名乗っており、自らブライダルプランの会社を設立し社長に就いている。スレンダーでスタイルの良い美女だが、男性とは縁が無く処女のまま。昌希に好意を抱く。

宮原梓
26歳。昌希の実の姉。父親の再婚に納得出来ずに家出し5年前に一度結婚するも、昌希を諦め切れずに半年前に離婚して実家に戻って来ている。昌希に対して小さい頃から性的な接触を許し、特に一人暮らしの時はオナニーの手解きをしていた。Eカップの巨乳。

日向優衣
23歳。奈々美の会社の有能な社長秘書。幼児体型で年齢より幼く見えるのを気にしている。レズっ気があり奈々美を目標としているが、やや陶酔と信仰に過ぎる面も見られる。奈々美が昌希と結ばれたのを知り、梓に寝返るが…。

【展開】

素性を隠し奈々美の会社で画像編集のアルバイトとして働く昌希だが、その裏では奈々美のストレス解消の慰み者としての役目が与えられ自らも楽しんでいた。
昌希は義姉に言葉責めに遭いながら射精に導かれた上に生下着をゲットしていたが、出戻りの梓からも誘惑され拒めずにいた。そんな中梓が奈々美の会社で働きたいと言い出し、大株主の義父の意向もあり奈々美は渋々受け入れる。

知見に乏しいのにいきなり役職に就き社内でやりたい放題の梓に優衣は立腹するが、奈々美は裏で彼女が昌希を部屋に連れ込み蜜戯を交わしているのを重々承知しつつも表面上は無関心を装い、事態を見守るように命じるのであった。
そんな中処女でいる事に重荷を感じた奈々美は立場を利用し梓を会議で社内に拘束している間に昌希を帰宅させ、梓が弟に迫っていた時のような際どいレオタードを穿いて挑発し襲わせようとするも梓の足止めに失敗し未遂に終わる。

ある日社内で残業していた昌希は出張先から戻った奈々美からいつに無く激しく弄ばれ、あまつさえ犯しなさいと迫られる。セックスは遊び半分では無く本気だからと拒まれ、奈々美は焦りを見せ今まで経験者の振りをしていたと謝罪する。
やっと両想いだと気付いた二人は正常位で立て続けに愛を交わすが、無理を言って昌希に残業を押し付けたからせめて差し入れでもとオフィスに戻って来た優衣に見付かり、驚きの表情を浮かべている事に気付かずにいた。

数日後優衣が寝返り協力を得られた梓は奈々美に扮すると書き置きを残してアフター5に昌希をホテルへ呼び出し、気に入りそうなレザースーツで待ち受けるが、訪ねて来た弟は奈々美が本命だからとにべもなく拒否され立ち去られる。
その直後昌希と同じように誘い出されホテルの部屋にやって来た奈々美は梓が自分を嵌めようとした事を知るが、断固として昌希は譲れぬと切り返すと梓は敗北を認め事の真相を自白し優衣の裏切りを知る事に。

帰宅した奈々美は梓から全てを聞いたと昌希に打ち明け徹夜でセックスに溺れるが、翌日の午後に出社すると優衣から退職願を差し出される。引き止める為一度だけ彼女とレズ行為を受け入れる代わりに、奈々美は昌希の同席を求める事に。
優衣の部屋にやって来るなり早速行為を始めた2人を撮影していた昌希だが奈々美の心得たような責めを見て興奮し、ダウンした優衣の側で濃密な情交を見せ付け更には優衣とも一度限りの約束で交わるのだった。

夏期休暇を迎えたある日奈々美の知人の別荘にやって来た昌希だが、ED薬を飲まされプレイだと偽り手足を拘束され立ち去られてしまう。入れ替わりに現れた梓を見て拒絶の意志を示す弟に対し梓は当初の予定を変え、戒めを解くなり好きにしてと逆に縛るように要求する。
拘束された梓に興奮し立て続けに交わった昌希だが薬の影響で萎える事は無く浴室に舞台を移すと姉の恥毛を剃ったり、黄金聖水を浴びたりした後で後ろの処女を奪い、再び寝室に戻って梓が主導権を握り朝まで抱き合う。

迎えに来た奈々美に少しだけ怒りを覚えた昌希は罰を与えようと、ある日の社内会議の場で玩具を仕込み、社員たちの目の前で恥辱を与える。昌希は介抱する振りをして奈々美を1階の店舗へ連れていくと、花嫁姿の義姉と激しく交わり愛を誓いあいいつかはアナルも貫こうと企むのだった。

【レビュー】

現時点において作者の著作における最大量を誇る本作だがお馴染みの「フェティシュ」、「倒錯情交」は健在であり、主人公は二人の姉から加えられる手コキや口戯に喘ぐ一方で、自慢の逸物を使ったポルチオ性感を与え激しい責めを繰り広げている。

情交描写のバランスとしては社長の義姉5:実姉3:社長秘書2という割合で、相変わらずではあるが主人公の態度に反映させてメインとサブ2人との扱いに差を付けるよう配慮しているのが窺える。
義姉の奈々美はストレス発散で義弟の主人公を言葉や手コキで責め、下着越しに3点責めに口唇愛撫されて悦びを感じているが、その一方で性に奥手なのに義弟に気に入られようと性戯を覚える乙女な一面も持っている。
実姉の梓は主人公と性的なスキンシップを受け入れても流石に情交に踏み切る度胸は無く、それでも奈々美に惹かれるのを阻止しようと無理矢理縁故入社するなど、こちらも何処かに可愛らしい一面を持っていて興味深い。
社長秘書の優衣は幼児体型であくまでも情交に彩りを添える程度の扱いで、奈々美とのレズ描写に比べると主人公との交わりは控え目なのは致し方無いのかもしれない。

櫻木作品の特徴の一つだが「3Pは極力描かない」という拘りが見られ、優衣を交えた奈々美との場面では変則的にあるものの、肝心な奈々美と梓との3Pは最後まで見られない。折角の大増量なのだから、敢えて「型」を崩す展開もアリだったのではないか。魅力的な二人の姉キャラなだけに勿体無い気がしてならない。

tag : 大学生主人公 童貞 姉弟相姦 処女

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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