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楠木悠「三人の未亡人」

楠木悠「三人の未亡人」
(フランス書院文庫、2003年4月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

職場の上司である有美に想いを寄せる隆義は、以前から身体だけの関係だと割り切っていた叔母の智子の紹介で知り合った彼女の隣人の希美子ともセックスフレンドの関係に。しかし希美子は有美とも知り合いで、隆義との関係を知った有美からデートに誘われるが…。

【登場人物】

谷原隆義
26歳。中堅商社の営業三課に勤めるサラリーマンだが、着々と成績を上げ来春にはプロジェクトチームへの栄転が取り沙汰されている。大学進学を機に上京し、現在は智子の家の近くのマンションに住んでいる。熟女好きの青年。

白金智子
37歳。隆義の母方の叔母で3年ほど前に夫を飛行機事故で亡くし、現在は1人で暮らしている。夫の死後に良くしてくれたイタリア在住の日本人男性と結婚を前提に付き合っており、いずれは日本を離れる予定。Fカップ。

樋口希美子
31歳。智子の隣人で亡き夫との間に息子が1人いる。夫の財産分与を巡り前妻や子供たちと揉めているが、現在は手中に収めている。元モデルで細面にソバージュ掛かった髪型の美人。智子が趣味で始めたランジェリーショップを譲受する予定。

河本有美
34歳。隆義の勤める会社の課長で、全体的には女狐を思わせる理知的で鋭い容貌に、銀縁眼鏡を掛けている。数年前に夫を亡くして以来男性との付き合いは無いが、隆義に目を掛け異動になる前にきっかけを作りたいと願っている。Fカップ。

【展開】

隆義はある週末に智子を訪ね隣人の希美子がオペラグラスで覗いているとも知らずに、智子と激しい情交に及ぶ。その後来訪した希美子から今度テニスを教えて欲しいと誘われるが、当の隆義は有美が気になりその場は素っ気ない返事をする。

月曜の夕方に隆義を呼び付けた有美はデートに誘えず仕事の相談に乗って欲しいと彼に誤魔化されてしまうが、彼女はそんな隆義の態度に微笑ましさを感じつつ帰宅時に痴漢されて発情し部屋に帰ると彼を思いながらオナニーする。
一方智子からランジェリーショップの荷物の片付けを手伝って欲しいと頼まれた隆義だが、そこに際どい格好の希美子が待っており、仕組まれたものと知ると少々荒ぶった態度で彼女を貫く。
そして智子が様子を見に来たと気付くと情交に誘い絶頂に導くが、前から欲しいと思っていたアナルに続けて挿入すると、希美子も同じように裏穴を求め3Pに興じるのだった。

その週末に希美子と一緒に出掛けた有美はディナーの場でセックスフレンドがいると隆義の写真を見せられて衝撃を受けるが、彼女から聞いた彼の好みそうなガードルを購入して身に付け、週明けの仕事の帰りに隆義を食事に誘う。
見計らったように気分が悪いから部屋を取って欲しいという有美の態度から全てを察した隆義だが、キスを交わしても逸物は反応せずに脱兎の如く逃げ出してしまう。元々希美子と逢う約束だった隆義は怒りをぶつけるかの如く、彼女を手荒に貫き失神させるのだった。

ある日希美子と共に別荘地でテニスを楽しんでいた隆義は青姦を求め通行人の視線もスパイスにしながら激しい情交に及ぶが、突然彼女から次の土曜に知り合いの「ユウ」という女性との3Pがしたいと約束させられてしまう。
約束の土曜日に希美子宅を訪ねた隆義は「ユウ」が覗いているのに気付き見せ付けるように希美子を抱いた後、レザーマスクをした「ユウ」と対面する。希美子を交えて激しい3Pに興じた隆義はそろそろ良い頃合いだとマスクを外す。
「ユウ」が有美だと知り一旦は驚く隆義だが、場を察して希美子が居なくなったのを見てまだ有美は抱いていないと告白し、続きがしたいとアナルセックスに興じるのだった。

数日後智子と希美子に呼び出された有美は隆義から突然の別離を告げられたと納得のいかない様子で懸命に謝罪し涙を流すが、慌てた2人から隆義が愛情を確かめようと出来レースの4Pを仕組もうとしたと打ち明けられやり返そうと決意する。
一方そうとは知らない隆義は智子と希美子の手により手枷を嵌められ、手加減して有美まで持たせる筈が容赦なく手や裏穴で立て続けに射精に導かれて肝心な時には役立たずになり、勝負に負けたと有美はホテルの部屋から立ち去ってしまう。
あくる朝目覚めた隆義は自分が罰を受けたと気付き改めて有美に告白するが、智子や希美子から伸ばしていた脇毛を剃って欲しいとせがまれ、魅力的な2人との別れに感慨を抱くのだった。

【レビュー】

「最先端熟女系倒錯すぎるロマンス」と銘打たれた作者の2作品目だが、既に作者の得意とする「熟女・倒錯ロマンス・補正下着フェチ」の三点セットが作中で用いられている。
情交は大人同士の遊びの一環としての立ち位置ながらも、やや荒ぶった性格の主人公には本命ヒロインがいて、彼女に対してはウブさが出てしまい…という展開は本作以降もお約束となっている。

初めは叔母の智子に想いを寄せていた主人公だが彼女とは結ばれぬ間柄でもあり、本命の上司である有美と成就するまでにも希美子との倒錯プレイも有り、全体的にコメディタッチの流れである。
昨今のフランス書院文庫では押し並べて高校生位の青少年がある者は母性の象徴として、別の者は気高く汚す対象として30代の「熟女」との情交を求める作品が多くなって来ており、たまには楠木悠作品のような大人のラブコメディも有っても良いのではと思うが、いかがであろうか。

DSKさんによる本作の紹介記事はこちらです。
2003/4/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>飢えて、疼いて、たまらないの!…… 青年を見つめる熟女の瞳は蜜戯への期待で潤んでいた! 麗しの叔母・智子と、挑発的な美貌の隣人・希美子。 完熟の肉体を持て余す二人の未亡人を次々と味わい、 憧れの未亡人課長・有美への叶わぬ想いを紛らすが……。 肉欲と切ない真実が交錯する大人たちのロマンスの行方。★★★☆☆...
三人の未亡人(著:楠木悠、フランス書院文庫)

tag : 社会人主人公 熟女限定

花邑薫「熟女の沼 未亡人義母と兄嫁と独身伯母」

花邑薫「熟女の沼 未亡人義母と兄嫁と独身伯母」
(フランス書院文庫、2015年7月、表紙イラスト:丹野忍、白表紙版:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

夫の三回忌の晩、義理の息子の至といつか間違いを起こしてしまうと危惧し、大学進学を機に籍を抜く事を告げるが、それは至の凌辱計画を早める結果となり、自分だけでなく兄嫁の瑛子や姉の由結子まで巻き添えにしてしまう。

【登場人物】


19歳。大学受験に失敗し現在浪人中。一回り歳上の兄と折り合いが悪く、現状に苛立ちを募らせる一方で、瑠璃子に対する思いを募らせている。新宿で声を掛けた行きずりの女と性交を済ませている。世田谷の自宅に瑠璃子と2人暮らしで、兄は再婚を機に横浜に移り住んでいる。

瑠璃子
36歳。8年前に至兄弟の父親と結婚したが、3年前に死別している。瓜実顔の美貌と熟れた身体付き。夫の亡き後に至が自分を見る目に底知れぬ恐怖を抱き、夫の三回忌の晩に彼が大学へ進学したら籍を抜く事を告げるが…。

瑛子
29歳。至の兄の妻で完璧超人で冷たい印象を与える夫とは違い、神経質で線の細い義弟の至に対して好意的に可愛らしいと見ている。日本人離れした彫りの深い美貌とムチムチとしたスタイル抜群の肢体。Dカップ。

由結子(ゆうこ)
38歳。瑠璃子の実姉で石川県で実家の小料理屋を営んでいる。妹が上京し一人で母親の看病をしていた為か、男とは浮いた話の一つも無い模様。背が高くスラッとした細身の肢体と、淑やかな瓜実顔の美人。Cカップ。

【展開】

夫の三回忌を終えて帰宅した瑠璃子だが音も立てずに背後から近寄って来た至に恐怖を抱き、大学進学を機に籍を抜く事を告げる。ところがそれは至の凌辱計画を早める結果を招き、喪服姿のまま後背位で犯されてしまう。
三日三晩至に犯された瑠璃子は更に後ろの穴も開発されて、彼が予備校へ通っている間は拘束され自由を奪われる。更に失禁させたりや剃毛したりするなど次第に狂気じみた事を強要され、表面上は恭順を示しつつも瑠璃子はある日隙を見て逃げ出すのだった。

横浜の自宅にやって来た至から瑠璃子の失踪を聞かされた瑛子は彼女の実家を教えてあげるが、至の様子が気になり金曜日に世田谷に向かうとオナニー三昧の義弟を目の当たりにして階下のキッチンへ逃げ込む。
そこへ薄ら笑いを浮かべた至が現れ抱き寄せられるが、元より彼に好意を抱いていた瑛子だけに表面上は抵抗しつつも優しく受け入れる。繋がったまま二階の至の寝室に移動した瑛子は、何度射精しても衰えない義弟に逞しさを感じながら、一晩中後背位や騎乗位と体位を変え交わるのだった。

一方瑠璃子から事情を聞かされていた由結子は週末に至が訪ねて来るのを予測してはいたが、想像した以上に美形で繊細そうな外見に突き放す事が出来ず、その虚を突かれて拘束され刃物を持ち出され脅されてしまう。
馴れ馴れしく呼び捨てにする至に恐怖を抱く由結子は徹底的に口や秘所を犯され、あまつさえ中出しされ屈辱を味わうが、至が自分の携帯電話を使って妹を誘い出すのを受け入れる。
観念したように至に抱かれる瑠璃子を見た由結子は次第に理性が崩壊し、縛られた妹を見てカラカラと笑い声をあげるまでに変貌するが、瑠璃子はこの先の世田谷での生活に不安を覚えつつ至には逆らえないと諦念するのだった。

【レビュー】

「第14回フランス書院文庫官能大賞」新人賞受賞作品で、373頁にも渡る大質量である。作者は長年に渡り「官能大賞」に応募し続けており、裏を返せば熱烈な愛読家でもあるのだろうから、本レーベルの凌辱作品好きに取っての「ツボ」が何処であるかを熟知なされているのではと感じられる。

本作は典型的な悪魔少年による義母との連日に渡る調教を描いた初盤の3章、兄嫁側の誘惑的なアプローチ主体の一夜を描いた中盤3章、場面転換で地の文主体の1章、終盤2章は義母の姉(伯母)の元を訪ねた主人公が再び暴君となり、義母も加えて狂気の乱交という纏め方である。

義母との凌辱調教では主人公と義母の心理描写が交互に描かれており、凌辱というからにはやはり双方の思惑がなかなか一致しない中で、それでも義母の心に次第に諦めの思いが増幅されていく過程には興味深いものはあったと思う。
兄嫁との一夜は先とは違ってヒロイン側の思惑が強調されており、義弟である主人公が表面的にはペラペラと意気がっているだけと見抜き、自らの性的渇望を満たそうと言いなりになっているのが窺えて個人的には一番良かった場面である。
伯母とのパートでは先の1章で主人公の歪んだ性格の一端を説明した上でも、あまり面識が無いはずの年上女性を呼び捨てにする傲岸さにイマイチ付いていけず、これまでの描写量から鑑みれば蛇足ではという印象が拭い切れなかった。
個人的には出奔した義母が自宅に戻ると兄嫁と変態紛いの事をしているのを見掛け自ら身体を差し出して…という方が、作品全体で述べられている兄や兄を偏愛した父親への復讐という題材にフィットした纏め方になったのではと思う。

会話文を主体にした近年の作品とは逆で割と地の文が中心でかつてのフランス書院文庫の王道的な作風を思い起こさせるし、調教凌辱でも誘惑でも両方バランス良く描けているだけに作者のこれからの動向に注目していきたい。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2015/7/23 発売熟女の沼-未亡人義母と兄嫁と独身伯母著:花邑薫、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(引きずり込まれていく……底なしのどろ沼に)夫が亡くなり、浪人生の息子と二人だけの暮らし。欲望を暴走させた少年は熟母の肉体を求めた!互いの秘所を舐め合い、昼夜を問わず繋がる日々。禁忌を犯す爛れた関係に義母は別離を決意するが、それは兄嫁や伯母を巻き込む悲劇の始まりだ...
熟女の沼-未亡人義母と兄嫁と独身伯母(著:花邑薫、フランス書院文庫)

tag : デビュー作品 母子相姦 姉妹丼 熟女限定

犬飼龍司「両隣のいいなり妻 34歳と28歳」

犬飼龍司「両隣のいいなり妻 34歳と28歳」
(フランス書院文庫、2015年7月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

かつては億ションとされたマンションに引っ越して来た芹沢夫妻と篠崎夫妻だが、管理組合の理事長である松永の悪巧みによりスワッピングに応じさるを得なくなり、いつしか2人の妻たちは松永に陶酔してしまう。

【登場人物】

松永哲弘
50代の初老の男。資産家でいわゆる億ションと呼ばれる集合住宅の管理組合の理事長。42歳の妻・玲子と釣るんで新たな住人をスワッピングに巻き込み、夫婦生活を破綻させる事に悦びを覚える歪んだ性格の持ち主。

芹沢遙香
34歳。役所に勤める2つ歳上の夫・純平と結婚して7年目。なかなか子供が出来ずに子作りを目的とした性生活にマンネリを感じている。切れ長の瞳にスッとした鼻梁、ぼってりとした肉厚の唇、綺麗な卵形の輪郭の顔と肩の所で切り揃えた艶やかな髪の美女。Fカップ。松永の隣室の307号室に住んでいる。

篠崎絵里奈
28歳。おっとりとした性格を具現化したような垂れ目がちの瞳に優しい笑みをたたえ、肩の所で切り揃えられた美貌に、スレンダーで清楚な印象を与える。同級生の夫・陽介はお調子者で、老獪な松永に足元を掬われてしまう。

【展開】

組合の会合に参加した純平は松永からのスワッピングを提案を受け遙香に話をするが、敢えなく一蹴される。マンネリ化した性生活の刺激になればと純平は提案に乗り、まずは松永夫妻と3Pを経験する。
断り切れない純平は妻を松永家に誘い歓待を受けるが遙香が睡眠薬を飲まされて松永に犯されてしまい、立て続けに気を遣る妻に複雑な思いを抱くのであった。

2日後の白昼に松永の来訪を受けた遙香は前の住人も同じように追い出したと開き直る彼の脅しに屈して家にあげるが、口移しで飲まされたワインに仕込まれた薬の影響で意に反して寝室で交わり、更には浴室でアナルを奪われ松永に服従を誓う羽目に陥る。

数日後芹沢家と反対側の隣の部屋に引っ越して来た篠崎夫妻だが、松永に招かれた食事の場で遙香との不穏な雰囲気に疑問を抱く。そんな中松永に誘われ遙香を抱いた陽介は、その代償として絵里奈を差し出す羽目になる。
スワッピングが公認となっても絵里奈だけは理性を保とうとするが、ある日松永の来訪を受け自分も陽介と同じようにする権利があると屁理屈を押し付けられ、ベランダや寝室と場所を変えながら立て続けに絶頂に導かれると遙香と同様にアナルを犯されてしまう。

数日後マンションの外壁工事で住人が集まる中松永にバイブを差し込まれたまま参加させられた絵里奈は我慢し切れずに物陰に逃げ込むが、すかさず後を追って来た松永はそれを許すまじと非常階段に連れ込み白昼堂々と青姦に興じる。
更にその声を聞き付けた遙香も清楚な絵里奈が松永に惚れていると知って驚くも、彼の誘いに乗り2人で並んで貫かれ膣内への射精を受け入れるのだった。

既に松永に逆らえなくなり妻を差し出さざるを得なくなった純平と陽介だが、ある晩電話越しに妻がアナルまで捧げていると知り愕然とする。松永は夫婦関係の破綻も近いだろうとほくそ笑み、他人の妻を寝盗る快感に浸るのだった。

【レビュー】

一時期は誘惑路線に転じた作者は昨年に執筆を再開して以来元の凌辱路線に舵を切り直しており、クラシカルな悪魔少年ものの前々作、学園を舞台に催眠を題材にした 前作と続き、本作はスワッピングと寝盗られ要素を前面に押し出したチャレンジ精神溢れる作品である。

昔は億ションと呼ばれ高値で部屋を購入した古来の住人と、値下がりしてからやって来た若い住人とのいさかいが色濃く差別が見られる中で、後者が理事長である初老の理事長夫妻に翻弄されてしまうのが本作の主な流れである。
他人の夫婦仲を裂くのに快感を覚えるというのは悪趣味だと突っ込むのは野暮なのだが、何故新たな住人を招くのかという疑問は否めない所でもあり、個人的には新入りを追い出す為というよりはスワッピングを餌に次々に蟻地獄に引き込む方がシックリ来るように思う。
そういった根本的な面も含めて作中には端しょり過ぎていて逆に分かりづらい所が度々見られるので、作者にはもう少し丁寧に物語を進めて頂ければと蛇足ながら申し上げたい所である。

全体的には30代の人妻と20代の人妻が理事長の手により堕とされる流れにさほどの違いは見られないものの、前者が割と早く従順になる一方で、若い後者が理性を保ち夫への操を立てようとするのでこちらの方が感情移入しやすい印象を受けた。
そう考えるとメインは若妻であり、熟妻の方が触媒のようだと感じられるが、個人的には理事長の妻の出番を増やして男の側の堕ち方ももう少し読んでみたかった気がする。ただこれでは纏めにくいだろうから、理事長と妻2人の方に主眼が置かれるのは致し方無いのかもしれない。

tag : 壮年主人公 熟女限定

葉川慎司「ジョギング奥さん【艶尻】」

葉川慎司「ジョギング奥さん【艶尻】」
(フランス書院文庫、2015年7月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

ジョギング奥さん【艶尻】
葉川 慎司
フランス書院
2016-03-11



【あらすじ】

同窓会の帰りに恩師の家に遊びに来た蒼太は3年振りに恩師の妻であるまどかと再会し、変わらぬ美しさに惹かれ告白するが取りなされてしまう。そこで恩師にコーチを依頼して自宅に出入りし、幾度となくまどかにアプローチするが…。

【登場人物】

加賀美蒼太
21歳。大学3年生で駅伝の名門と呼ばれる工業大学へ通っている。母子家庭で恩師である前島家の近所に住んでおり、高校時代は陸上部の顧問だった彼の家によく泊まり込み勉強や食事の面倒を見てもらっていた。女性経験は無い。

前島まどか
42歳。蒼太の恩師であり1回り年上の高校教師と結婚。結婚する前は現役のランナーだったらしいが、現在は年相応に胸やお尻の肉付きが良くなっている。ウェーブ掛かった肩までの黒髪と大きな目が特徴で若々しく見える。Eカップ。

前島紗奈美
19歳。まどかの娘で都内の大学に進学し一人暮らしを始めた。ホッケーの代表候補の一人だが、細身の割にFカップと女らしい身体付き。男性経験はある模様だが、前から蒼太に興味を持っていた。ポニーテールで負けず嫌いな性格。

【展開】

同窓会の帰りに酔った恩師を家に送り届けた蒼太だが、まどかにお酌してもらっている内に秘めた想いを打ち明け力付くで熟れた身体に触れるが、すかさずまどかから本番を避けようと口唇奉仕されて射精に導かれかわされたのだと気付く。翌週の朝蒼太は公園でジョギング中のまどかに声を掛けた後わざと躓き東屋で介抱してもらおうと仕向け、彼女を抱き寄せて熟れた身体を執拗に愛撫する内に抵抗が弱くなったのに乗じて正常位、続けて対面座位で交わるのだった。

2人きりで逢うのはこれっきりと態度を硬化させたまどかに近付こうと、蒼太は恩師に無理を言って個人レッスンをお願いし前島家への出入りに成功するが、ある週末に紗奈美が帰宅した折に溜まっていた欲望を処理しようと脱衣所にあった下着でオナニーしてしまう。すかさずしたり顔で現れた紗奈美に見付かってしまった蒼太はオナニーを披露する羽目になるが、おあいこだからと彼女の秘所を見せてもらうよう要求し濡れているのが分かると、相互愛撫から立ちバックで交わる事になるのであった。

1ヵ月後娘が頻繁に帰宅するのに不審を抱いたまどかは2人で逢いたいという蒼太を自宅に招くと、予想通り若い者同士で付き合っていると知る事になるが、蒼太からどっちも本気で好きだと迫られ最後のつもりで寝室へ移動すると愉悦を味わう。そんな中蒼太は合宿も兼ねて前島家の旅行に同伴させてもらう事になり、練習後の疲れた身体にも関わらず情交を求める紗奈美と貸し切り風呂で乱れた一夜を明かすが、異変に気付いたまどかが隣の風呂で聞き耳を立てていると気付けなかった。
翌晩更に疲労を重ね早々に横になった蒼太だが、そこへまどかが夜這い同然に部屋へやって来て情交を求められる。そして身体を重ねる2人に気付き部屋にやって来た紗奈美から、ありのままで良いからと3人での関係を容認され、蒼太は恩師には結果を出して報いるしかないと決意するのだった。

【レビュー】

デビュー作品が家政婦、2作品目が生保レディとヒロインの職業的なアイコンを全面に押し出して来た作者の最新作は、「恩師の妻と娘」(母娘丼)であろうか。主人公も含めアスリートの3人によるねっとりとした休み無い情交描写に作者の技巧の高さを感じさせる。それと同時にやはりこの作者は90年代から00年代に掛けてフランス書院文庫で活躍し、禁忌(タブー)を主題としたあの人気作家の系譜を色濃く受け継いでいるのではと、個人的には確信を強めている次第である。

それはさておき本作のタイトルは『ジョギング奥さん』となってはいるが、序盤の東屋での恩師の妻との絡みを除いてはそれほどタイトルとは関連性が無いし、サブヒロインかと思われた恩師の娘も母親とほぼ同じ分量である。単なる「母娘丼」では芸も無いし、何かインパクトのある題名を付けねばという編集側の苦慮が伺えて、川島健太郎氏の描くイラストも含めて総じて掴みは良かったと思える。

恩師の妻を求めたり、娘から求められたりと忙しい主人公は初心な割には2人をあっさりと絶頂へ導く事となりつつも、ともすれば鼻に付くようなしつこさが伺えるとは言え、優柔不断な面も含めて作者による微妙な匙加減により好印象を与えていると言えよう。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2015/7/24 発売ジョギング奥さん-艶尻著:葉川慎司、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。むっちり張り詰めたふともも、弾むEカップのおっぱい、ランニング中の男たちを釘付けにする「誘い尻」……悩ましすぎるフェロモンを漂わせる熟妻・まどか。彼女は蒼太が高校生の時から憧れていた「先生の奥さん」。成熟した美肉のすべてを手に入れたい、独占したい!清楚で優しい奥さんは、豊満女...
ジョギング奥さん-艶尻(著:葉川慎司、フランス書院文庫)

愛好家Sさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
4095『ジョギング奥さん【艶尻】』葉川慎司、フランス書院/フランス書院文庫、2015/07 発売●あらすじ高校時代から恩師の妻に恋心を抱いていた青年が、三年ぶりに再会した恩師の妻に想いを打ち明け情を通ずるも、その後の逢瀬には応じてもらえない中で、妹のように可愛がってきた恩師の娘とも深い仲になってしまう。●登場人物【加賀美蒼太】21歳。かつての駅伝の名門校、S工業大学四年? 大学駅伝の予選が三カ月後に控えている。...
4095『ジョギング奥さん【艶尻】』

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巽飛呂彦「母娘づくし【女系家族】」

巽飛呂彦「母娘づくし【女系家族】」
(フランス書院文庫、2015年7月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

父親の再婚に伴い義理の佐和子の実家に引っ越す事になった公則だが、そこで一族のしきたりだからと祖母の志乃に半ば強引に筆下ろしされ、彼に興味を抱く義妹のゆきみだけでなく、志乃の計らいで佐和子とも関係を持ち仲良く暮らす事に。

【登場人物】

高野公則
高校3年生。生物学者の父親が佐和子と再婚したが研究で海外に出掛けて不在がちな上棲みかを引き払った為に、彼女の実家である「凌雲館」に引っ越す事に。転校続きで彼女を作った事も無く、童貞のまま。

適菜志乃
55歳。佐和子の実母でゆきみの祖母に当たる。20代と見紛うような若々しさだが、「わらわは~じゃ」という古めかしい言葉遣いが特徴。代々婿を取っており性の手解きをする習慣があったが、佐和子から拒否され仲がギクシャクし旅館の離れで暮らしている。

高野佐和子
36歳。かつて高校時代の恩師だった公則の父親と再婚し籍を入れているが、ある事情で男女の営みは無い様子。温泉旅館の「凌雲館」は開店休業状態になって久しく、自身がアルバイトに出て生計を立てている状態。前の夫はゆきみが産まれて間もなく亡くなっている。Fカップ。

適菜ゆきみ
高校生で公則の義理の妹。佐和子の前の夫との間に産まれた。ツインテールで気の強い美少女。初めは公則を警戒しつつすぐに仲良くなるが、その一端には都会への憧憬があり、彼が都会から来たというのもある様子。男性経験は無い。

【展開】

ある寂れた地方に父親の再婚相手の佐和子を訪ねてやって来た公則だが、露天風呂に入浴中の志乃の裸を見て崖から落ちそうになった所をゆきみに見付かる。彼女に連れられリビングで話しているとそこへ志乃が現れ、年齢を聞いて愕然とする。
佐和子とも挨拶を済ませた公則が温泉に入っているとそこへ志乃が現れ、祖母とは思えない裸体を見て勃起する。からかい半分に志乃に勃起をしごかれ呆気なく射精した公則は思わず涙を流すと、彼女から筆下ろししてあげると提案され洗い場で対面座位で交わるのだった。

翌日ゆきみの頼みで旅館内の掃除を済ませすっかり仲良くなった公則はデートに誘われるが、そこで志乃と関係を結んだ事に気付かれた上、自らもセックスを経験してみたいと求められる。その晩寝静まったのを確かめたゆきみが部屋にやって来ると、正常位で交わろうとしてなかなか上手く挿入に至らないものの、処女だと知り安心する。

数日後下校して制服姿のゆきみと自分の部屋で立ちバックで交わっていた公則は、志乃の乱入を受け避妊もせずにと叱られるが、何時しか若いおなごの方が良いのかと泣かれて話は変な方向に。
2人の孫は何とか志乃を説得するがゆきみと服を交換して交わる事になり、公則が制服姿の志乃が可愛いと考えているのをゆきみに気付かれてしまう。そこで志乃はゆきみに口唇奉仕のやり方を教えると、目の前で孫たちの営みを見守る事に。

そして志乃の口から佐和子が長らくセックスをしていないと聞かされ、女としての悦びを与えてやって欲しいと頼まれた公則は、早速その晩遅く入浴中の佐和子を訪ねて単刀直入に情交を求める。
元々一族の方針でおなごは男に付き従うものと教え込まれ、更に夕食の場で志乃から公則が一家の主だと聞かされていたのもあり、佐和子は全く抵抗する事無く正常位で義理の息子になったばかりの公則を受け入れるのだった。

翌朝佐和子と仲良く再戦を挑もうとしていた公則だが、志乃とゆきみの乱入を受け母娘三代でいさかいになりかける。そこで公則が全員が好きだと叫び自分の言う通りにして欲しいと求める。
露天風呂に移動しマットを持ち込むと三人の奉仕を受けた公則は、初めは志乃の口内、次にゆきみ、最後に佐和子の膣内に射精し仲直りさせるのだった。

【レビュー】

ゴトウヒロシ氏の描く母娘三代を配した大胆な表紙イラストの通り、祖母、義母、義妹の三人は全員血の繋がりのある関係である。祖母が55歳、娘世代の義母が36歳、孫世代の義妹が高校生であり、物語の設定上は成立するのだが…。
本作の最大のポイントは母娘三代ものとは言え、外見上はまるで三姉妹のような間柄でもあり、作者の基本的な描写のスタイルから見ても、三姉妹ものだと見て読んでみるとさほどの違和感も無いだろう。

田舎の温泉旅館なので入浴を覗いてしまったり、気の強い少女の義妹と祖母の年齢差を越えたやり取り、一番淑やかな義母の初々しさと巽飛呂彦作品ではお馴染みと言えるコメディ要素満載の作品である。
古めかしい言葉遣いと相反する若々しさの祖母、都会に憧れを抱く義妹、久しく男性経験が無い義母とそれぞれにスパイスが用いられているが、後ろの穴での交わりや主人公が荒ぶったり、ヒロイン同士が嫉妬の応酬を繰り返したりとそういう要素を排したのが巽作品の特徴である。
チャレンジ精神溢れる作風だが纏まりの良さもあって巽作品をよく読んでいる読者に取っては腹八分目位、それ以外の読者に取っては非常に大胆で興味を持つか否かの境目にあるように感じる。

tag : 童貞 高校生主人公 母娘丼 処女 母子相姦

犬飼龍司「破戒と悦虐 隣人三姉妹と狼」

犬飼龍司「破戒と悦虐 隣人三姉妹と狼」
(フランス書院文庫、2008年10月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

隣人三姉妹の三女・岬の家庭教師を引き受けた大村は、ある朝彼女を痴漢して写真を撮り、それを元に脅して処女を奪い、正義感の強い次女の真帆や結婚間近の長女・和泉も追い込んで凌辱し、三姉妹を性奴に堕とす。

【登場人物】

大村靖彦
20歳。国立大学の2年生。隣人一家の三女の岬の家庭教師を始めたばかり。一見すると真面目で理知的な細面で好印象を与えるが、本性は強欲で狡猾な青年。女性経験はある模様。

谷口岬
17歳。谷口家の三女で高校2年生。文芸部に所属し、背中の辺りまで伸ばしたストレートの黒髪で、清楚な顔立ちをしとスレンダーながらもDカップとスタイルの良い美少女。学年でトップクラスの成績を誇るが、性的にはウブな面も。処女

谷口真帆
20歳。谷口家の次女で大村と同じ大学に通っている。栗色のショートヘアで明るくハキハキとして、勝ち気で正義感が強い美女。健康的で日焼けしたEカップの魅力的な肢体の持ち主。恋人はいるが、性的な経験はそれほど多くない。

谷口和泉
26歳。谷口家の長女で一流商社の社長秘書を務める。両親は遠方で暮らしており、実質的に家長の立場。漆黒のミディアムヘアで、セルフレームの眼鏡を掛けている。Fカップのグラマラスな美女だが婚約者が初めてで、結婚を間近に控えている。

【展開】

岬に関心を抱いた大村はある朝登校途中の彼女を電車の中で見掛け痴漢行為に及ぶが、ウブな故に抵抗しないと見るや1週間に渡り痴漢を繰り返す。そして家庭教師の授業の折に彼女が痴漢されて上気した姿を収めた写真をネタに関係を迫り、処女を奪うのだった。

岬と痴漢行為に及んでいたある朝、公衆の面前で痴漢だと真帆に訴えられた大村。岬と示し合わせていた通り冤罪だと追及を逃れるも恥をかかされたと逆上し、謝罪させようと真帆の正義感の強さを逆手に取って屁理屈で追い込むと大学の空き教室で口唇奉仕させわざと顔射する。数日後大村は真帆をエレベーター内で抱き寄せた際に落とした携帯を手にすると、夕方に部屋を尋ねてフェラ写真を皆に送り付けると迫り、彼氏が居るという真帆に対して正常位と後背位で犯し抜き徹底的に恥辱を与えてしまう。

そんなある日大村は妹2人の態度に違和感を抱いた和泉の訪問を受けるが、彼女たちの恥ずかしい写真を元に手を出さない条件で和泉に身代わりになるよう要求し、乳間奉仕の後でベランダで拘束して人目を気にする彼女をよそに立ちバックで貫く。数日後大村は3Pプレイを思い付き谷口家に押し掛け和泉を犯し、頃合いを見計らって岬と鉢合わせにする。和泉と岬は大村に騙されたと気付くが、最早退くに退けず3Pを受け入れる。更に帰宅した真帆もそれを見て激昂するが、弱味を握られ渋々行為に参加し姉がアナル処女を奪われるのを見守るのだった。

2週間後大村は仕上げとばかりに妹2人に狙いを定め、気丈な態度を崩さない真帆、脅える岬と相次いでアナル処女を奪いながら、3人をかしづかせながらの毎日に薔薇色の将来を夢想するのだった。

【レビュー】

当時年1作品ペースで出版していた作者の2作品目は、隣人三姉妹の調教凌辱ものである。主人公と三姉妹は隣人と言えど三女の家庭教師以上の関係でも無く、次女に至っては同級生だが当初から警戒される位である。例えば家庭環境の格差、または次女には学業で勝てずにいてプライドを傷付けられた、或いは幼馴染み同然で付き合っていた長女が結婚すると知って独占欲がわいたのか。逆に主人公の進学を機に単に隣人となっただけの親しいとは言えない関係ならば、なおさら三姉妹を毒牙に掛けようとしたのかの説明はもう少し欲しかった。

三姉妹を年齢の若い順に攻略していく中で、個人的には次女が嫌々ながらも堕ちていく過程が最も良かった。ただ姉や妹にも言える事だが高学歴な割に言動が伴わない所があり、「高嶺の華を汚す」というのとは少々違う気がする。三女を痴漢しながらどうやって電車内で写真を撮ったのか、また次女へも奉仕中の写真に収めたという描写は全く無く、いきなり画像が出て来るというのは不自然で工夫が欲しかったなと思う。とにかく主人公の非道ぶりとこちらも高学歴な割に稚拙で根拠の無い自信が一体何処から来るのか掴めず薄気味悪く感じられた事、ヒロインたちの抵抗があまりに弱くご都合主義に感じられた点が本作の減点ポイントである。

愛好家Sさんの本作の紹介記事はこちらです。
1605『破戒と悦虐 隣人三姉妹と狼』犬飼龍司、フランス書院/フランス書院文庫、2008/10 発売●あらすじ隣に住む三姉妹の三女の家庭教師を引き受けた、何の取り柄もない青年が、痴漢されている写真をネタに三女の処女を奪い、正義感の強い次女や結婚間近の長女をも追い込んで凌辱し、三姉妹を性奴に堕とす。●登場人物【大村靖彦】和泉より六歳年下。一流の国立M大学二年。二週間前から岬の家庭教師をしている。真面目で理知的な細...
1605『破戒と悦虐 隣人三姉妹と狼』

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犬飼龍司「【誘惑三重奏】私立高校生徒会」

犬飼龍司「【誘惑三重奏】私立高校生徒会」
(フランス書院文庫、2012年8月、表紙イラスト:山本重也)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

少し頼りない生徒会副会長の良介は、見合い結婚して恋愛経験のない女教師の智子や、完璧に見えて実は劣等感を抱いている美少女生徒会長の春菜、恋心を抱きながらも引っ込み思案な書記の七海と深い仲になっていく。

【登場人物】

後藤良介
17歳。高校3年生。上流家庭出身の子息が多い進学校の生徒会副会長。平凡で冴えないが真面目で優しい少年。童貞。

坂崎智子
27歳。良介が通う高校の英語教師で生徒会の顧問を務め、良介と春菜のクラス担任。
父の会社の出世頭で5歳年上の男性と結婚している。知的で優しく、艶のある長い髪で純和風の清純な容姿の女性。Fカップ。

川原春菜
17歳。高校3年生で良介のクラスメイト。県内でも指折りの素封家の娘。生徒会長を務め、成績優秀で気が強く几帳面な性格。
ツインテールの黒髪で凛々しい美貌のスタイル抜群な少女。Gカップの処女。

北沢七海
16歳。高校2年生で生徒会書記を務める。良介は中学時代の吹奏楽部の先輩で、ある事件で庇ってくれた彼に想いを寄せる。
優しく穏やかで内気な性格で、肩まである黒髪で柔和な童顔で小柄な肢体。Eカップの処女。

【展開】

生徒会室で狸寝入りした智子の体に悪戯を仕掛ける良介の反応に好ましさを感じた彼女は、手や口でしてあげると後日に筆下ろしをしてあげます。
その翌日から冷たい態度になった彼女に戸惑った良介は春菜に相談すると、罵倒されつつも自分も普通の女の子として見て欲しいと彼を誘惑します。
夏休みが終わり文化祭の準備に励む良介と春菜は生徒会室で結ばれますが、買い出しから戻って来た智子や七海に目撃されます。
父親の転勤に伴い転校する日が近付いた七海は勇気を出して良介に告白しますが、一方で彼と春菜の関係も続いています。
学園祭の後良介を呼び出した智子はもう一度と誘惑し関係が復活すると、転校を控えたある日に生徒会室で春菜や七海を交えて4Pへと至ります。

【レビュー】

生徒会を舞台とした学園もので、人妻教師、ツンデレ生徒会長、甘えん坊な後輩と舞台や人物設定にバランスの良さを感じます。

智子は童貞の主人公の筆下ろし役て有り、お嬢様で有るが故の男性経験の少なさによる戸惑いや夫の有る身での背徳感がよく出ていました。

春菜は描かれている割合の大きさからもメインの扱いで有り、品行方正を求められる立場と普通の女の子と見られたいという感情の揺れが見えて可愛らしかったです。

七海は必然的に割合が少なくなるのは致し方ないですが、春菜に負けじと想いを伝え必死に奉仕する姿に意地らしさを感じます。

犬飼作品はどちらかと言うと若年ヒロインの描写に重きを置いている感も有り、黒本という事でどうしても熟女を出す必要も有るでしょうけど、春菜と七海の競演でも良かったと思います。

本作がなかなか難産だったのかなと窺えるのは、春菜の初体験は秋に入ってから生徒会室だったのに、ある部分では夏休みの間に図書館でとなっていたり、夏休みに校内の至る所で交わったと食い違いが見られましたし、その他にも気になる矛盾が有ります。その辺はもう少し整合性が必要だったと思います。

【参考記事】

DSKさんによる本作の紹介記事はこちらです。
【誘惑三重奏】私立高校生徒会 (フランス書院文庫)(2012/08/27)犬飼 龍司商品詳細を見る★★★★☆ 内容としてはほぼ完璧と言えるのだが……, 2012/8/26前半ツンで後半からツンデレとなる勝気な生徒会長&おっとりさんな書記がヒロインで主人公は副会長。舞台は当然ながら高校(主に生徒会室)。ほとんどライトノベルな設定であり、官能要素があるからほとんどジュブナイルポルノと言える作風だが、これに女教師が加わることで学園官能小...
誘惑三重奏-私立高校生徒会(著:犬飼龍司、フランス書院文庫)

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犬飼龍司「癒し三姉妹 100日禁断生活」

犬飼龍司「癒し三姉妹 100日禁断生活」
(フランス書院文庫、2011年7月、表紙イラスト:野中昇)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

故郷に左遷された博明は隣家だった3姉妹の三女の由佳に慰められて付き合うようになる。由佳の恋人に相応しいかを香澄に品定めされ、更には初恋相手だった詩織とも両想いになる。

【登場人物】

多田博明
25歳。商社の営業担当社員だが、成績が振るわず故郷の支店に左遷された。高校時代に詩織に告白し撃沈している。素直で真面目だが優柔不断。

遠藤香澄
32歳。詩織と由佳の姉で博明の元隣人。40歳代の会社経営者を夫に持つが夜の営みはご無沙汰。セミロングの黒髪で知的な印象を与えるグラマラスな美女。Hカップ。

相原詩織
25歳。香澄の妹で由佳の姉。市役所に勤務し、清楚で人一倍潔癖で、気品に溢れた深窓の令嬢を思わせる雰囲気が漂う女性。
高校時代は生徒会長を務め学園のアイドル的存在だったが、幼馴染みの博明の告白を断っている。処女。

相原由佳
18歳。香澄と詩織の妹。詩織と同居している。高校3年生でバスケットボール部の主将を務める。黒髪のポニーテールで勝ち気な顔つきの、学園一の美少女。Fカップ。

【展開】

田舎で故郷の支店に左遷された博明は再会した由佳に誘われ、彼の部屋に向かい処女を捧げられます。
由佳から彼と付き合い始めた事を聞いた香澄は、偶々訪問営業で自宅にやって来た博明を品定めしようと関係を持ちます。
しかしやって来た詩織に現場を見られ激怒されるも、夏祭りに誘われ自分だけを見て欲しいと告白され神社の御神木の元で結ばれます。
想い人の詩織と結ばれるも由佳との関係を続けていた博明は本社に戻る事を告げられずにいますが、香澄の発案で3人仲良く送り出そうと提案し4Pに至ります。

【レビュー】

人妻の香澄、清純な詩織、行動派の由佳とそれぞれのヒロインは魅力的ですし、左遷されて気落ちしていた博明を慰めようと積極的に奉仕する情交場面は良いと思います。ただ各々2章ずつ攻略し最後に4Pとなる流れはテキスト通りに思われますし、例えば詩織と由佳が同居している設定を利用するとか工夫が欲しかったです。
また各ヒロインとセックスに至る背景が浅過ぎて単に淫乱なだけにも見えてしまいますので、もう少し掘り下げても良かったと思います。あとは個人の好き嫌いの問題ですが、犬飼作品の主人公は関係を持ち始めてからやたらにアナルに拘りを持つ点は、あまり好ましい流れだとは思えません。

【参考記事】

DSKさんによる本作の紹介記事はこちらです。
2011/7/22 発売→ Amazonはコチラから。「遠慮しないで。私の中にいっぱい出していいのよ……」 騎乗位で繋がりながら、妖艶に囁きかける香澄32歳。 人妻ならではの甘くとろけるような感触に、僕は我れを忘れた。 帰郷した博明の元へ、幼馴染みの次女と三女も押しかけて…… 嫉妬心も隠さず、日替わりで淫らな素顔を見せる三姉妹。 癒しを超えた癒しに狂わされる、100日間の楽園生活!★★★★☆ 求められる要素はほぼ網羅されながら突き...
癒し三姉妹-100日禁断生活(著:犬飼龍司、フランス書院文庫)

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2015年7月刊情報&8月刊情報

【7/22に7月刊情報公開、8月刊タイトル確定です。】

早いもので2015年も7月を迎え、後半戦となりました。前半のフランス書院文庫の作品を振り返ると、「誘惑」、「凌辱」の境目が段々と無くなりつつあるように感じましたが、いかがでしょう。その内に「ガチ凌辱」、「ニュートラル」、「ベタ甘」の3種類に分かれるような気もしなくはないのですが…。

●フランス書院文庫7月刊情報

これから出る本(公式ホームページ)

近刊検索β@フランス書院

復刊シリーズは一旦6月発売だったのが、7月に延期となっていた作品です。
嶋悦史「兄嫁」

そして月例で発売の6作品です。

巽飛呂彦「母娘づくし【女系家族】」
母娘三代もので、祖母・志乃(55歳)、義母・佐和子(36歳)、妹・ゆきみ(19歳)という布陣になりそうです。
リアルで考えると、トレンディドラマで人気を博した女優さんや、某歌劇団ご出身の女優さんなどが55歳(1960年生まれ)になります。義母という立場からすれば妹との年齢も納得のいく所ですが、主人公たちの母親は早逝なさったと考えると良いのでしょうね。

夢野乱月「人妻獄」
人妻4人とボリュームたっぷりです。

風吹望「華と狂犬 未亡人、そして三姉妹を」
今年でデビュー14年目、22ヵ月振りの登場になります。タイトルの通りヒロイン4人の作品ですが、未亡人が38歳、三姉妹の長女が28歳ですから、母娘だとしたら義理の関係でしょうね。

犬飼龍司「両隣のいいなり妻 34歳と28歳」
昨年復活なさってから凌辱作品にシフトなさった作者の新刊は、「いいなり」系とこれまでと同じ流れを踏襲なさりそうです。タイトル通り両隣の人妻(遥香と絵里奈)の他に「れいこ(42歳)」が登場し、あらすじには「夫婦交換の罠に堕ち…」とありますから、主人公は既婚者で中年かもしれませんね。

葉川慎司「ジョギング奥さん【艶尻】」
年1作品ペースを堅持なさっている作者の3作品目の題材は「先生の奥さん」。「高校生の時からの憧れ」ですから、主人公は大学生でしょう。女子大生で女教師の19歳の娘も登場します。
川島健太郎さんの描く「ランニングしながらの見返り美人」のイラストは、相変わらずナイスです。

花邑薫「熟女の沼 義母と兄嫁と独身伯母」
今年も新人ラッシュのフランス書院文庫から、6人目のデビューですね。義母と兄嫁と伯母とこれは凌辱作品では鉄板のパターンですが…。あらすじには主人公は浪人生と明記され、義母が関係を持った事に苦しみ、逃げ回った先で兄嫁や伯母を巻き込むようです。全9章と特盛です。

DSKさんがピックアッブなさった7月度の官能作品の記事はこちらです。ご参照下さい。
2015年7月発売予定の官能書籍から「気になる」作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!官能ブログが一目瞭然でチェックできるアンテナサイト新登場!官能ブログ新着アンテナhttp://dsk18.a-antenam.info/貴ブログからのアクセスで「逆アクセスランキング」にチャートインし、貴ブログ(新着3件分の見出し)が自動表示されます。PR効果が発生するのでリンクの設置と定期的なアクセスをおすすめ致します。●フランス書院文庫◆母...
2015年7月の「気になる」官能書籍



●フランス書院文庫8月刊情報

弓月誠「僕のひとり暮らし 隣の未亡人VS.義母」

小日向諒「二十八歳の義姉【初夜】」

鷹羽真「別荘の未亡人兄嫁【濃密な七日間】」

綺羅光「母娘奴隷 絶対支配の蜜度」

小鳥遊葵「熟女のやさしい筆おろし」

香坂燈也「調教旅行中 新人女教師、熟女教師、兄嫁教師と」

雨宮慶「女秘書・二十六歳 魔の痴姦体験」


8月刊情報(e-hon)
個人的には非常に楽しみな8月となりました。
まずは誘惑作品が4作品で、特に鷹羽さんは単独ヒロイン作品です。またタイトルを見ると明らかにデビュー作品とは毛色が違う香坂さんは凌辱作品ですが、勿論買いたいラインナップの一つで嬉しい限りです。
因みに綺羅光さんの作品の通し番号は「4100」とキリ番ですから、4000の時の配慮もあってか敢えてキャリア別序列を変えたものと思われます。
復刊シリーズは雨宮慶さんの1990年の作品で、「魔の痴漢体験」のサブタイトルが付いています。

◆フランス書院文庫X

杉村春也「英語教師・景子」

御堂乱「人妻肛虐授業参観」



隔月10日発売の「フランス書院文庫X」第二弾です。杉村さんは1986年に上下巻で出された作品、御堂さんは2007年にハードXノベルズで出された作品で、ハードな凌辱復刊シリーズの位置付けになっているようですね。
それならば復刊シリーズで是非高竜也さんや西門京さん、鏡龍樹さんの誘惑作品を復刊シリーズで出して欲しいですよね(苦笑)

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

犬飼龍司「姉と弟・狂愛相姦」

犬飼龍司「姉と弟・狂愛相姦」
(フランス書院文庫、2007年10月、表紙イラスト:阿木彰子)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

義姉の樹里に性的な欲望を募らせていた慎司は、彼女に恋人がいると知り欲望を抑え切れなくなり無理矢理関係を持つが、隣家の幼馴染みである琴葉に咎められ口封じにと凌辱し、二人を性奴に堕とすのだった。

【登場人物】

楠木慎司
17歳。高校2年生。3年前に父親が樹里の母親と結婚し義理の姉弟となった。大人しい性格だが、サッカー部でエースストライカーを務める。樹里に女性としての欲望を抱く。童貞

楠木樹里
27歳。慎司の義理の姉で一流総合商社の事務員。ボブカットの黒髪に清楚で優しい性格で、淑やかな容姿とは裏腹に細身で均整の取れたグラマラスな美女。Eカップ。恋人がいる。

兵藤琴葉
17歳。慎司の隣家の幼馴染みでクラスメイト。テニス部所属で勝ち気で明るい性格で、男女問わず人気が高い。ポニーテールの黒髪で、釣り目気味の瞳が特徴的な顔立ちの美少女。Cカップ。慎司は仲の良い友人と見ている。処女

【展開】

樹里の着替えを覗き見て欲望を募らせた慎司は、12月のある晩に酔って帰宅しソファーで寝ていた彼女の乳房に服越しに触れ、キスをしようとした所で気付かれる。あくまでも姉として振る舞おうとする樹里と話し彼氏が居ると知った慎司は衝動的に襲い掛かるが、何とか本番だけは避けようとする義姉の懇願を取り敢えず受け入れて口唇奉仕させ強制的に口内へ精を放ってしまう。
翌晩続きをしようと迫った慎司は理屈を述べ姉弟だからと頑ななに抵抗する樹里の腕に手錠を掛けると正常位で犯し、膣内に射精されて嗚咽する彼女をよそに無邪気な笑顔を見せながら満足するのだった。

翌朝慎司は義姉の沈んだ気持ちを思いやる事なく、情交場面を収めた写真をネタに媚薬を塗り込めた下着を穿いて仕事をするようにけしかける。そうと知らず身体を火照らせ、職場で嘲笑を受けたと思い込む樹里は堪らずトイレで自らを慰めるが、それでも収まらぬまま帰宅すると意地悪くニヤ付く慎司から種明かしされ愕然とし、逆らえぬと後背位で貫かれてしまう。

一方偶々隣家のリビングで姉弟の情交を覗き見てオナニーしてしまった琴葉は翌日慎司を問い詰めるが、自宅で話をすると誘い込まれ同じ居間で無理矢理処女を奪われてしまい、更に浴室で背面座位で抱えられて絶頂に導かれる。

出張から戻って来た樹里は自分が不在にしている間に義弟が琴葉にも毒牙を向け調教を受けていたと知るが、美少女と妖しい蜜戯を交わす内に高まりを覚えると琴葉と並べられて犯され、慎司からクリスマスプレゼントの代わりにと後ろの処女を捧げて欲しいと求められると、義弟の狂気に戦きながらも諦めの気持ちでアナルセックスを受け入れるのだった。

【レビュー】

作者のデビュー作品は、義理の弟に犯される姉とその姉に憧れを抱く幼馴染み隣人が姉弟の情交を除き見て咎めようとして、逆に凌辱を受けるという内容である。全体的には完成度は高く纏まりの良さを感じられる仕上がりとなっており、以降に続く犬飼凌辱作品のヒロインに共通する「堕ちそうで堕ちない気位の高い」人物像も確立されている。

義姉の樹里は当初主人公を可愛い義弟として見ており、幾ら「姉と弟」の道理を解こうと試みても義弟は聞き入れる耳は持たないし、何度も羞恥を味わせて侵食していく様は、読んでいて主人公が一人相撲を取っているように感じられた。
もう一人のヒロインである琴葉は主人公の隣人で幼馴染みという絶好のポジションだが恋愛感情は持ち合わせていないし、寧ろ樹里に対する憧れの感情が先行している。やはりサブ的な扱いのせいか、樹里に比べれば堕ちるのは早い気はする。

先述したように主人公に対してヒロインたちはそれぞれ可愛い義弟、友人と恋愛とは異なる感情を抱いている為、肉体関係が先行しても心までは許すのには至らない…というのは、犬飼凌辱作品の共通したヒロイン像である。
本作では姉の着替えを覗いて自失してしまう序盤では主人公の心情は描かれているものの、暴君に転じてからは全くといってよいほど触れられておらず、変わり身の早さに疑問を抱いた。
敢えて主人公の心理に触れないのは作者が意図していたものと推察されるが、個人的にはもう少し奥深くまで描けば何故主人公が姉を独り占めしたかったのかが分かりやすいのではと感じられなくもない。

樹里に関してはオナニー未体験の割に初めてエクスタシーを感じたというのはまだしも、何故主人公が彼女が自分たちの情交を覗き見ながら一人遊びしていたと確信して言い切れるのか、樹里に付いても初の凌辱の翌日なのに「この間の続きをしよう」など、物語としては見逃せない瑕疵が散見されるのは残念である。

愛好家Sさんの本作の紹介記事はコチラです。
1533『姉と弟・狂愛相姦』犬飼龍司、フランス書院/フランス書院文庫、2007/10 発売●あらすじ義姉に憧れを抱き性的欲望を募らせている少年が、義姉に恋人がいる事を知って欲望を抑えられなくなり凌辱し、その関係を知って咎めた学園一とも噂される幼馴染みの美少女をも凌辱して、二人を性奴へと堕とす。●登場人物【楠木慎司】17歳。童貞。高校二年。サッカー部のエースストライカー。樹里の義弟。琴葉の隣家の十年来の幼馴染みでク...
1533『姉と弟・狂愛相姦』

tag : 童貞 高校生主人公 処女 デビュー作品

高竜也「家庭教師と美母」

高竜也「家庭教師と美母」
(フランス書院文庫、2008年5月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

有能で多忙な外科医とすれ違いの生活を送る梨絵は、ある日息子の家庭教師の彰彦が自分の下着をオカズにオナニーするのを目撃する。自分からは求められない彼女は彰彦から襲い掛かるように仕向けようとあれこれ策を打つのだが…。

【登場人物】

片桐梨絵
34歳。一回り年上の外科医との間に小学5年生の息子がいる。多忙な夫は不在がちで性的な欲求不満を抱えている。

宮沢彰彦
18歳。高校3年生。母親同士のつてで梨絵の息子の家庭教師を引き受ける。中性的で顔立ちが良く性欲も人並み以上に強いが、実は女装に興味を抱いており、ゲイバーでアルバイトをしている。同級生の少女と付き合ってはいたが、性体験は無い。

宮沢正太郎
彰彦の父親で将来は勤務先の製薬会社の幹部候補だと期待されている。梨絵の先輩の女性と結婚したが、若い女と不倫関係にある。梨絵と息子の不適切な関係を知り、力付くで関係を迫る。学生時代にはラグビーの経験があり、ごつい体格。

【展開】

外出から戻った梨絵は彰彦が寝室でオナニーをしているのを覗き見るが、射精を目の当たりにしてよろめいた拍子に音を立て気付かれてしまう。
手で彼を射精に導いた梨絵は一層挿入願望を強くし、帰宅した彰彦に電話を掛け自ら秘所をまさぐりながら、テレフォンセックスでアクメに達するのだった。

彰彦の合格祝いにと息子と3人で食卓を囲む事になった梨絵は酔いもあり、再び手コキで射精に導く。数日後久し振りに早く帰宅した夫に情交を求めるも、その気が無いと分かり失望すると、再び彰彦とテレフォンセックスに興じてしまう。

ある日二泊三日の旅に出た梨絵は息子に薬を飲ませたという彰彦の手際の良さに感心しつつ、彼の求めるままにシックスナインまで至り挿入寸前の所で寝惚けて起きてきた息子の邪魔が入って中断せざるを得なくなる。
翌晩今度こそはと意気込む梨絵は前戯の後に彰彦に跨がりインサートを果たすも、あまりの早さに置いていかれまいとサディスティックな気分になり彼を苛めるが、嬉々として受け入れるのを見て何処か違和感を抱くのだった。

彰彦が大学に通うまでの間若い性を貪った梨絵だが、ある日彰彦が交通事故に遭って入院したと知り空虚を覚える。そんなある日正太郎の来訪を受けるなり、息子をたぶらかした罰だと押し倒され無理矢理関係を結ばされてしまう。
一度しか出来ないがねちっこい中年男のプレイに溺れる梨絵はすっかり慣らされてしまうが、ある日正太郎から海外赴任の話があるから終わりにしようと告げられ肛姦を経験させられる。
しかしその後妙になよなよし出した正太郎がペニバンを差し出しアナルを貫いて欲しいと求められ、ガタイの良い男が女のような喘ぎ声をあげトコロテンで射精するのを目にして驚くのだった。

数日後正太郎が愛人と心中したと聞かされ、学業に専念した彰彦とも疎遠になって寂しさを覚えた梨絵。ある日彰彦が勤めているゲイバーを訪ねるが、そこで女装した彼が中年男と腕を組んでラブホテルに入るのを目撃しショックを受けた梨絵は、声を掛けてきたいきずりの男に身を委ねるのだった。

【レビュー】

「相姦の語り部」の愛称を持つ高竜也氏が描く非相姦作品は、フランス書院文庫ではない他社の官能レーベルでは頻繁に見られる作風である。
こうした作品には男性側に何らかの事情があったり、突然とも言える場面転換が付き物で、ヒロインが息子の家庭教師と誘惑タッチで進んでいた筈なのに、
中盤ではいきなりその父親とはきっかけこそ凌辱風味とは言えその後は和姦、更に終盤では父子の意外な一面を目にして彼女が衝撃を受ける流れとなっている。

前半部でヒロインが巧みに家庭教師を誘い情交へ導こうとするし、本人も女体に興味を抱きはするがしきりにアナルに関心を持ったり、ぺニスを指で弾かれ甘い喘ぎ声をあげて苛めて欲しそうにしたりと伏線は張られている。
そして中盤では父親の言葉を借りて家庭教師である息子がかつて化粧に目覚めた時期もあったが、ヒロインと情交に及んでいるのだから女性に興味を持ったようで良かったと述べている。
その父親も妻を調教していると自慢気に話したり、父娘ほども歳の離れた愛人と付き合っている筈なのに、実は調教しているのではなく「される」方にも目覚めていたりとどちらも一癖も二癖もある男性陣である。

個人的にはMとSが同居している男性陣の描写には特に抵抗は無いのだが、やはり終盤の展開は高竜也作品らしいというか、着地点が些か強引なのかなとは感じさせる。
元はスポーツ紙の連載なのかもしれないが、12章に細かく区切られ各章に見せ場を作っている。その纏まりの良さは流石ベテラン作家だなと思う。

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犬飼龍司「【姦通】 三十路妻・六つの過ち」

犬飼龍司「【姦通】 三十路妻・六つの過ち」
(フランス書院文庫、2009年9月)

ネタバレ有り。ご注意下さい。本作は短編集に付き、レビューの形式をアレンジしています。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

夫の教え子達に犯される人妻、スワッピングに引き込まれる夫婦、平凡な男達に犯されるセレブ夫人、生徒の父に犯される人妻女教師、元恋人に犯される人妻OL、隣家の高校生に犯される未亡人の6作の短編集。

【登場人物&概要】

Ⅰ のぞかれた私生活 可憐な新妻~沙希・三十歳

高校教師で教育熱心な夫から教え子で隣人の少年たちに勉強を教える為、自宅に越させると連絡を受けた沙希。純朴そうな少年が友人2人を連れてやって来るが、夫が戻るまでの間に代わる代わるに犯されてしまい…。

Ⅱ 隣・人・妻・交・換 奥手の人妻~琴美・三十一歳

隣人夫妻と旅行に出掛けた主人公は妻と隣人夫が親しげにしているのを横目に、奔放な隣人妻から欲求不満を訴えられ関係を結んでしまうが、そこへ隣人夫が妻を連れてやって来て手を出した代償として妻を捧げる羽目になるが…。

Ⅲ 理不尽な復讐 重役夫人~悦子・三十五歳

ある日主人公はスポーツクラブで上司夫人が公衆の面前で男性職員を罵倒している場面を目撃すると、彼を仲間にして復讐を果たそうと持ち掛ける。数日後夫人の着替えの盗撮動画をネタにバラ巻くと脅し、力付くでモノにしてしまう。

Ⅳ 放課後奴隷面談 人妻女教師~麻由美・三十二歳

中学教師の麻由美は二者面談の場で保護者にしては野卑な印象の中年男に一方的な無理難題を持ち掛けられ拒絶するが、リストラされたばかりの男は彼女の態度と幸せそうに見える振る舞いに立腹し要求を飲ませようと押し倒す。

Ⅴ 人事異動の淫罠 働く人妻~祥子・三十三歳

冴えない主人公はある日人事異動で本社に戻って来た元恋人の祥子と再会しやり直そうと誘うが、既婚者だからとにべもなく断られた処かあろう事にセクハラされたと訴えられ、口封じをしようと残業で2人きりなのを利用して押し倒すが…。

Ⅵ 失われた五年間 囚われの未亡人~京香・三十八歳

夫の命日に供養する京香だが、そこにやって来た隣人少年がいつになく思い詰めた表情だと気付くも夫の遺影の前で押し倒され、まだ童貞でウブな少年の様子に思わず身体を受け入れてしまう。

【レビュー】

2008年にデビューし年1作品ペースで作品を出して来た作者の3作品目は、三十路妻を題材にした短編集である。
本作の前後にもフランス書院文庫のアンソロジーで短編作品を書いているのだが、次の長編で誘惑作品に舵を切っており、その試行錯誤もあっての短編集なのではと推測するところである。

こうして一通り6つの作品を読んでみると、犬飼作品の特徴は「プライドが高く、力付くで犯されても心はなかなか許さない」ヒロインの心理描写に重きを置いているのが窺える。
近年のフランス書院文庫の凌辱作品は切り口は力付くでも堕ちるのは割と早かったり、終盤ではいつの間にかヒロインから情交を求めたりと誘惑作品のエッセンスを盛り込む傾向にある中で、しっかりと凌辱を描き切ろうという作者の気概が感じられる。

短編集なだけにどうしても展開は早くなりがちで、ピークアウトしたその先は読者の想像に委ねざるを得ないところだが、全般的には程よく纏まっているのではと思う。

【参考記事】

愛好家Sさんのブログでの紹介記事はこちらからです。
1670『【姦通】 三十路妻・六つの過ち』犬飼龍司、フランス書院/フランス書院文庫、2009/09 発売●あらすじ夫の教え子達に犯される人妻、スワッピングに引き込まれる夫婦、平凡な男達に犯されるセレブ夫人、生徒の父に犯される人妻女教師、元恋人に犯される人妻OL、隣家の高校生に犯される未亡人の6作の短編集。●登場人物《のぞかれた私生活 可憐な新妻~沙希・三十歳》【小早川沙希(さき)】30歳。身長は女性としてはそれほど...
1670『【姦通】 三十路妻・六つの過ち』



※あらすじなど記事の一部において、引用させて頂きました。ありがとうございました。

tag : 熟女限定

伏見一輝「水着美姉妹【二人は危険な誘惑者】」

伏見一輝「水着美姉妹【二人は危険な誘惑者】」
(フランス書院文庫、2005年2月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年7月9日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

優秀なスイマーだった素子に憧れる直太だが、彼女の妹であるまどかから積極的に誘われる。それを知った素子も競泳水着のまま直太を誘う。しかし素子には他人には言えない不適切な関係を強いられており、抜け出せずにいるのだった。

【登場人物】

水瀬直太
16歳。現役時代の素子のスポーツ記事を見て憧れ、彼女が居るクラブで指導を受けている。好色な女性コーチ陣から人気が有る一方で、記録会に出場する程の実力の持ち主。童貞。
真面目な一方で素子の肢体を注視して後先考えず直情的な行動を取ってしまう面も。父親はパン屋を営んでいたが亡くなり、母親が勤めに出て生計を立てている。

鮎貝素子
26歳。直太が通うスイミングクラブのコーチ。ショートヘアに意志の強さを感じさせる顔立ちの女性で、スイマーとして不釣り合いな程の豊かなバストの持ち主。
かつては五輪強化選手候補とされる程の実力だったが交通事故により怪我を負って夢を絶たれ、一方でクラブのオーナーで現役時のスポンサーだった坂上と10代の時から肉体関係を結ばされる。

鮎貝まどか
22歳。姉と同じクラブで働く初心者クラス担当のインストラクター。ポニーテールが似合う健康的で人懐こい性格から来る丁寧な指導から、生徒たちの間で人気者になっている。
直太が素子に強い思慕を寄せているのを知り慰める一方で、自分に振り向かせようと姉に負けない程魅力的な身体を駆使して誘惑する。

【展開】

素子に才能を見出だされ時にシゴキとも受け取れるような猛特訓を受けさせられた直太だが、ある日サウナでまどかと出くわすとマッサージだと称して過剰なスキンシップを繰り返す内に勃起に気付かれて手で射精に導かれる。
数日後更衣室に忍び込み素子の水着の股布の匂いを嗅いでいた直太はまどかに見付かり、貪るように口唇奉仕を受けながら尻穴を触られて得体の知れない快感に溺れてしまう。

妹と教え子の親密な様子に素子も心中穏やかでは無いものの、帰宅するなり坂上に凌辱されながら直太の助けを求めているのに気付き、離れがたい想いに気付くのあった。
数日後素子は練習を早々に切り上げもっと楽しいことをしようと直太を休憩室に誘うと、喉が乾いただろうとわざと股の間に水を溢して飲むように命じる。次第にサディスティックな気持ちになった彼女は直太にオナニーを強制し、更には自らの小水を飲みたがる教え子にされるがままに。

素子との楽しい一時を終えた直太だが、新オーナーになった坂上の呼び出しを受けて部屋へ向かうと、そこで坂上に凌辱される素子を目にする。自棄になった直太の目の前にまどかが現れ、部屋に泊まりに来ないかと誘われる。
わざと茶化した態度で焦らすまどかに腹を立てた直太に対して、急にしおらしくなった彼女から再び尻穴を弄られながらの口唇奉仕で意識を失うが、反撃とばかりにクンニリングスで絶頂へ導くと正常位で童貞を卒業するのだった。

直太の態度の変化に戸惑う素子はまどかに頭を下げ真相を聞き出すと、直太の自宅に向かい自分との事は諦めるように説得を試みる。しかし直太は聞き入れずに素子を押し倒し、膣内は駄目という懇願を無視して胤付けを行ってしまう。

それでも何事も無かったかのように振る舞う素子の為に大会の決勝まで昇り詰めた直太だが、その晩まどかの訪問を受けかつて素子が坂上との関係で週刊紙沙汰になっていた事を聞かされる。
翌日見事1位を取った直太はここぞとばかりに坂上に鉄拳を振るうと、まどかの手引きで何も無いまま彼女の部屋で一夜を明かすのだった。

翌日クラブに向かった直太は、自分の不始末で疲労を滲ませる素子と再会する。不祥事の発覚を恐れた坂上がクラブの経営権と素子を手放すと聞かされ、最早遮るものは何も無いと喜び素子を求めようとする。
愛撫でたちまち素子を絶頂に導き一思いに交わろうとする直太だがどうしてもシャワーを浴びてからと代わりにパイズリ奉仕してあげると誘われ、大量の精を吐き出し放心した直太はそこで素子の様子が変だと気付く。
まさかと体調を気遣う教え子を制した素子は、直太が幼少の頃から自分に憧れを抱いていたと聞かされ嬉しく思うが、年齢差と妹の事を考えて一夜限りの妻として彼を受け止め静かに身を退く覚悟を決めるのだった。

【レビュー】

高校生である主人公が憧れの年上ヒロインに一途なまでの想いを寄せるが、その彼女には他人には言えない傷を負っていて…という基本的な形は前作と同じであり、本作ではパトロンである男に肉体関係を強いられてという凌辱風味のスパイスが施されている。
前作のような甘酸っぱさを打ち出した作風だと思って読んでしまうととんだ肩透かしに遭った気もするが、後々の展開を見るならばほんの味付け程度と思っても良いのかもしれない。

ヒロインの素子は目標であった水泳選手への道が閉ざされ、かつてはアイドル的な扱いも受けつつもパトロンとの醜聞もあってとやや重い設定ではあるが、自分を一途に慕う直太に甘えたいと思いながらも最後は身を退く覚悟を決めてしまう。
今まで他人の意に添い、妹であるまどかとの軋轢も避けようと我慢し続けていた一方で、主人公を犬扱いにして奉仕させたり、逆に犯されて挿入願望を抱きながらも生での交わりに怯えたりとやや複雑な性格の持ち主でもある。

一方のまどかは常に自分との比較対照に姉の素子がいて、好意を抱いていた主人公も自分を見てくれていないと気付き、時には生々しいやりとりを行いつつも結局は姉に思うように生きて欲しいという思慮に富んだ優しい一面も窺える。

それでも素子の決意は堅く将来に期待されている主人公の重荷になるまいと潔く身を退かせてしまうのは、やはり安易な複数プレイにはしない、ストーリー重視でハーレムエンドには導かないという作者の決意なのかなと思われる。
折角の競泳水着の姉妹競演ならそんな展開もアリだったかなという気もしなくはないが、フランス書院文庫の作品においてはまだまだ少数派の時代だから致し方無しという面も無くはないだろう。

前作に比べて官能面での濃度はだいぶ増しており、特にまとかとのシーンは大半が彼女が主導権を握るし、素子との場面でも主人公のM性を引き出す描写も見られる。(競泳⇒引き締まった男子のお尻⇒アナル責めという発想?)
基本的には交わるまでの前戯に行を割き、本番は主人公の堪え性が無いのもあり比較的アッサリ目である。これが素子が凌辱される場面ではプラスに転じているという一面もあって、少々皮肉なだとも言えなくは無いが…。

tag : 高校生主人公 童貞

伏見一輝「悪魔女教師・個人指導室」

伏見一輝「悪魔女教師・個人指導室」
(フランス書院文庫、2004年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年7月8日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

3年間担当した教え子の涼平の成績がダウンしたのを気に掛けた律子。突然の涼平からの告白に心がときめくものの、感情を殺し仕事と割り切り彼の性欲処理をする。一方涼平に片想いしている美沙は彼の想いを知りつつも、必死の告白をするが…。

【登場人物】

鷹村涼平
高校3年生。3年間担任を勤めた律子に強い片想いを抱き学年トップの成績を挙げる一方、美沙には憧れと劣等感の両方を持ちつつも友達付き合いをしている。童貞。

三島律子
28歳。3年前に前任校で教え子との交際が発覚して転任を余儀なくされ、親族が理事長を務める高校に引き取られた。スレンダーながらも胸やお尻は外人モデル並みの美しさを持つ女性。

神崎美沙
高校3年生。ポニーテールの似合う健康的な魅力を放つ少女。陸上部のキャプテンで、学校内のアイドル的な存在。涼平に片想いを抱いているが、だからこそ涼平の律子への想いにも理解している。

成瀬淑美
34歳。ランジェリーショップを営むグラマラスな女性。16歳になる娘が居る。年相応に恋愛に悩む美沙や涼平、律子の相談に乗り後押しをしてくれる優しい女性。

【展開】

模擬試験で成績を落とした涼平を進路相談室に呼び出した律子は唐突な告白に一瞬は驚くが、成績維持の為にと心を鬼にして事務的に手で教え子の性欲処理を行う事に。
それでも帰宅するなりかつての教え子だった少年と涼平を重ね合わせてしまい、精を受け止めたハンカチから漂う青臭さをオカズにしながら自分を辱しめる言葉を呟き、絶頂を味わうのだった。

一方面談を終えてからの涼平の態度に不審を抱いた美沙は進路相談室に向かうと、律子が涼平に卑猥な言葉を投げ掛け誘惑しているのを盗み聞きしてしまう。雨に濡れていこうと帰宅するが、あまりの雨足の強さに淑美の店で雨宿りをする。
片想いが成就しなかったと告白した美沙だが、淑美のアドバイスでセクシーランジェリーを着させられ、女同士ならではの心得た指遣いで快感に導かれると、彼女から意味ありげに律子の過去の行状を聞かされ逆上する。
律子と対峙し涼平とはあくまでも仕事だという言質を聞き出した美沙は、ある夏の日に涼平を県大会の結果を見た後でラブホテルに誘い、あくまでも自分は二番目でも構わないからと健気にも身体を差し出して告白し処女を捧げるのだった。

律子の奉仕の甲斐もあり期末試験でトップに返り咲く確証を得た涼平は美沙の口添えもあり淑美の店を訪ねると、全てお見通しとばかりに彼女から手解きを受けて力付けられ、割安な価格でランジェリーを入手する。
涼平の試験結果に満足した律子はその頑張りに応えようとクリスマスイブの夜にデートに誘い、高級ランジェリーを差し出す涼平の真摯な態度に心を打たれ抱かれる事を決意するが、いざ本番を迎え涼平が勘違いし失敗に終わってしまう。

律子と関係を修復出来ないまま卒業を迎えたある日、涼平は美沙からまだ脈はあると勇気付けられ教室に向かうと律子とバッタリ出会い、今ならもう大丈夫だからと告白を受け騎乗位で受け入れるのだった。

【レビュー】

本作が出版された2004年という時期において「悪魔女教師」というタイトルから推測出来るのは、教え子を次々に誘惑する女教師、逆凌辱ものという印象であったものの、それを良い意味で裏切る内容であったと言えよう。
2002年に当時の流行りでもあったアンソロジー短編集にてデビューし、長編は初となる割には各章にお約束の官能シーンを盛り込みつつ、登場人物を活かしたシナリオ設定が出来るのはかなりのレベルにあると思われる。
恐らくは本名義とは別に執筆に何らかの形で携わっている方ではないかと推測されるが、フランス書院文庫においては先述の短編と本作、次の作品の3作品に終わっている。残念ながらその先における商業作品はだいぶ先の話である。

リアルドリーム文庫アンソロジー『堕ちた人妻 抗えぬ未亡人』

成績の伸び悩んだ教え子に対して、女教師が何らかの性的な見返りを与えるという展開自体は今も昔も変わらないスタンダードなものだが、
過去に傷を負った女教師の律子は再び失うのを恐れ、主人公も本当に好きだから力付くでは迫れないというもどかしさから互いに先には進まずにすれ違いは続くので成就するのは終盤である。

主人公の同級生の美沙は主人公の最大の理解者であり、本当に好きだからこそ「自分は二番目でも良いからケリは付けたい」という健気さ、未練を残しながらも主人公を応援する立ち位置であり、読んでいて何とかしてあげたいタイプのヒロインである。

主人公、律子、美沙という三角関係を見守るのがランジェリーショップを営む淑美であり、彼らの背中を押してあげるいい人振りを見せるが、ミステリアスな一面も時折窺える。彼女のようなポジションは牧村僚作品でも登場するので、多分に影響を受けたのではないかと思われるが…。

やはり「最後は一人」と結論の導き方は当時のフランス書院文庫の流行りとでもいう作り方なのだが、本作をリメイクするというのならば、恐らくは淑美の手解きを受けた主人公が美沙や律子を攻略し、4人でハーレムとなるかもしれない。
ハーレムは非現実的でヒロインからすれば甲斐性が無いとなるし、本作のようにストーリー性を重視したほろ苦い終わり方もあって良いのではと思うが、けれども商業的にはというのが現在の流れなのかなと感じるところである。

DSKさんのブログでの紹介記事はこちらです。
2004/2/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。生徒とこんなことするなんて、女教師失格……。放課後の進路指導室――律子の繊細な指が、艶光る唇が、涼平の想いを象徴する剛直を、狂おしく愛撫する。すべては、受験に成功させ、立派に卒業させるため……。だが、とめられない流れを招いた罪深さに懺悔しながら、教え子に身体を捧げるその美貌には、悪魔のような微笑が!!★★★★★ 水準を遥かに越えた感動作, 2008/10/15星...
悪魔女教師-個人指導室(著:伏見一輝、フランス書院文庫)



またいつもの事ですが、DSKさんが引用なされているフランス書院文庫の公式ホームページの作品紹介文では、随分内容と掛け離れていますね…。私もこの紹介文に騙されたクチですが、良い方向に転んだレアなケースです(苦笑)

tag : デビュー作品 童貞 高校生主人公 処女

櫻木充「隣の未亡人【最高の初体験】」

櫻木充「隣の未亡人【最高の初体験】」
(フランス書院文庫、2008年4月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

内容紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

隣に住む若き未亡人の智代に惹かれた佳之だが、彼女の自宅を訪ねた折りに日記を覗き見て自分が誘われていたのだと知り、望み通りに情交を結び関係をエスカレートさせていく。しかしクラスメートの里奈の本心を知って…。

【登場人物】

賀川佳之
16歳で高校2年生。帰宅部だが成績も良く、外見も背が高く美少年と言える容貌。性欲が強く智代に対して恋心と性欲発散とを混同している節が見られる。童貞

岸田智代
25歳。二回り近く歳上の夫を不慮の事故で亡くしている。現在は賀川家の隣で独りで暮らしている。生活に張り合いを持たせようと英会話講師になろうと決意する。
おっとりとした立ち振る舞いと柔和で清楚な顔立ちと、男心をそそる官能的な美しさを併せ持っている。Fカップの巨乳。

笠原里奈
16歳。佳之のクラスメートで女子生徒たちのリーダー的な存在の美少女。陸上競技に熱心で頭は良いとは言えないが気さくで性格が良く、傍目から見ても佳之に気があるが、本人は多少意識はしつつも恋心には至っていない。処女

金田淳司
佳之のクラスメートで報道部に所属しているのを悪用して、女子生徒の際どい写真を盗撮している。佳之とは10年以上にも渡る無二の親友。叔父もカメラで生計を立ててはいるが、アダルト趣味に偏っている。エッチシーンは無い。

中尾珠乃
佳之のクラスメートで金田に想いを寄せている。肉付きが良く、校内でトップクラスの巨乳。黒縁メガネで地味な印象だが、秋葉原でメイド喫茶のバイトやコスプレをするなど見た目とはかけ離れた趣味の持ち主。エッチシーンは無い。

【展開】

英会話講師の研修で智代がバスで通うと知った佳之は、ある日の朝一緒に口実を作ってバスに乗りハプニングの振りをして女体に触れる機会を得ると、智代から週末に甥の面倒を見て欲しいと自宅に誘われる。

日曜日に智代の自宅を訪れた佳之は外出した彼女の寝室に忍び込み、パンティの媚臭を嗅ぎながら自慰をした後で彼女の日記を覗き見ると、彼女の一連の行動が全て自分を誘う為のものだと知る事となる。
そして予定通り早く戻って来た智代に佳之は期待を抱き、彼女の甥の悪戯でパンチラやカンチョーされるなど予期せぬ彼女のハプニングを見せられ蛇の生殺し状態に置かれるが何とか理性を保ち、次の逢瀬の約束を取り付ける事に成功する。

デートの当日に交互にカラオケを歌い間違う度に相手の好きなようにして良いとの約束で、智代に勃起を触られただけであえなく自失してしまった佳之。傷付いた少年を慰めようと智代はラブホテルへ誘うと、騎乗位でリードするのだった。

一方夏休みの大会で優勝し佳之に告白しようと意気込む里奈は帰宅すると彼を想いながらオナニーするが、金田の好みの女になりたいからブルマが欲しいという珠乃の話を思い出し、二人のキューピッドになる代わりに協力を得ようと目論む。

毎朝のジョギングを口実に逢瀬を重ねていた佳之はある晩智代に誘われて抜かずの三連発で交わるが、彼女がシャワーを浴びている内にこれ見よがしに置かれた日記を覗き見て、ノーマルの交わりではもの足りないと本心を知る。
金田から叔父の仕事の手伝いにとサンプルで貰った競泳水着を早速智代に着せ、彼女の望むように後背位にしてアナルで交わり更に腸内に小水を放つと、愉悦の表情を浮かべる彼女の本質が知りたいと更にのめり込むのであった。

8月を迎え里奈は佳之が大会に来ない事を残念に思いつつ、写真を撮りまくる金田に珠乃がその気になっていると餌で釣り、佳之が智代と付き合っていると聞かされ、数日後智代を尾行し想い人との不適切な関係を知る事に。
その3日後に里奈は智代の前に現れ、人目も憚らず泣きながら佳之と別れて欲しいと懇願する。初めは小娘ごときと相手にしなかった智代だが、ただ佳之を傷付けているだけではないかとの指摘に大人としての責任が頭をよぎる。

高校を辞めて一緒に遠くへ行きたいという少年が性欲に溺れているだけと気付いた智代は、里奈を呼び出すと佳之好みの女になりたいならと密かにレッスンを積ませ、ある日佳之を自宅に呼ぶと自分は外出し里奈と2人きりの状況を作り出す。
里奈の全力の告白に屈した佳之は少女を破瓜に導くが、何とか智代と両天秤で付き合えないかとあがこうとする。それを知った智代はある日少年を呼び出し、金田の叔父に頼まれた「仕事」を見せて諦めさせようと試みるのだった…。

【レビュー】

2008年に出版された本作と1作品前の「【年上研修】オフィスのお姉さまと僕」は、作者のキャリアの中でも非常にページ数の多い作品で、350ページを軽く超える大作である。
当時の編集方針もあってかこの位の分量の作品も決して少なくなく、書き手に取っては本来書きたい分量に肉付けさぜるを得ないとみるか、逆にシェイプアップさせ過ぎずに書きたいだけ書けるとみるかの違いはあるのかもしれない。

やや勿体付けた言い方ではあるが本作の場合は前者であり、基本的な話の流れとしては亡き夫に性感を開発され生前には主人公による「寝盗られ願望」すら示唆された未亡人の智代と、ガサツで女の子らしさがあまり見られないクラスメートの里奈による主人公の奪い合いである。
そこに主人公の親友やコスプレ趣味のクラスメートが話に関わるとは言え情交描写は無いから、ここはもう少しシェイプアップしても良かったかもしれない。
話中で智代と結ばれた主人公が朝のジョギングを兼ねて逢瀬を重ねる描写があっさりと数行で纏められてしまっており、ここをきっちり書いて未亡人の被虐性を開発するように見せたら意図した展開をより分かりやすく出来たのではと思われる。

最後の唐突とも言える智代との現実的な別れは他作者による「最後は一人」を思い起こさせるし、数作品読んだ限りではあるが櫻木氏の基本的な作風もこれであるし、複数ヒロインとの同時プレイも特殊なものとの捉え方だと思われるので、やむを得ないかもしれない。
個人的な意見だが、主人公と里奈が1学年上で卒業まであと半年の18歳で、未亡人の智代が24歳のままだったらあまり年齢の差を意識させず、たぶらかしているとの謗りは受けないのではと考えてしまうから、年齢の設定とは不思議なものである。

tag : 高校生主人公 童貞 処女

柊諒馬「ひとつ屋根の下の青獣 義母と兄嫁と義妹」

柊諒馬「ひとつ屋根の下の青獣 義母と兄嫁と義妹」
(フランス書院文庫、2015年6月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

交通事故に遭い妻が入院、自らも足を怪我した修二の為に義母の麻里子が毎日通い詰めで家事をこなすが、長年募らせていた想いから力付くで彼女と関係を持つ。ところが修二の元に兄嫁の千佳やその妹の理沙まで押し掛け…。

【登場人物】

塚本修二
24歳のサラリーマン。妻の運転する車で交通事故に遭い妻は入院、自らも足を怪我して自宅療養を余儀なくされる。父の後妻になった麻里子に並々ならぬ想いを抱いており、環境を変えようと実家にほど近い場所に自宅を購入し別居に至る。

塚本麻里子
42歳の看護師。修二の父親の後妻として嫁いで来たが、6年前に死別している。子供は授からなかったが、次男の修二を実の子のように溺愛している。Fカップの熟れた身体に肩までで切り揃えた黒髪で、和服が似合う淑やかな美女。

塚本千佳
30歳。修二と歳の離れた兄の妻で、大手企業の秘書に就いている。子供はいない。スーツの似合うクール系の美女。修二に対しては好意を抱いており、今回夫の浮気で家出するなり彼の元に押し掛ける。義母の麻里子とはまだ他人行儀な所が見られる。

愛田理沙
19歳。千佳の実妹で両親と暮らしている。ショートヘアの美少女だが、オタクかつ乙女趣味な所があり、周囲からはそれさえ無ければモテる筈だと残念がられている。修二と初めて逢って以来意識していたが、姉との関係を知り家出同然に彼の元に押し掛ける。処女。

【展開】

事故に遭って不自由な生活をしていた修二だが、雨に打たれて薄着に着替えて家事をこなす麻里子の無防備な様子に発情し、長年抱いていた想いを打ち明ける。初めは見せるだけのつもりがエスカレートし貫かれた麻里子だったが、元よりほのかな思慕もあってか思いもよらない絶頂に導かれて複雑な思いを抱くのだった。

翌朝気まずい雰囲気の2人の元に千佳が訪れ、夫と喧嘩したから暫く泊めて欲しいと告げる。麻里子は千佳と修二に何かあってはと反対するが、さりとて千佳を実家に受け入れるほど打ち解けてはいない為、結局2人に押し切られる。
その晩早いピッチで酒を煽り泥酔してしまった千佳は修二に抱かれて寝室に向かうが、寝惚けた勢いでスーツに着替え直して縛ってみなさいと挑発する。意識が戻った時には退くに退けない状況となり、後背位で義弟を受け入れる。

数日後足のリハビリにと修二は理沙を呼び、麻里子や千佳と四人でスパリゾート施設にやって来る。ジャグジーに入るなり千佳に悪戯した修二は収まりが付かなくなり、ウッドデッキへ移動し人目も憚らずに情交に及び絶頂に導く。
麻里子の元に戻った修二は関係を訝られ、誤魔化すかのように温水プールの中で秘所に指を這わせると、姉を探す理沙の目を盗みながら交合してしまうが、理沙は二人の間に漂う妖しい雰囲気から全てを察するのだった。

翌日理沙が修二の元に訪れ、親と喧嘩したから泊めて欲しいとやって来る。取り敢えずは千佳の承諾を得るものの、理沙はやけに積極的で遂には麻里子との不適切な関係を切り出し、抱いて欲しいと迫られる。処女と知り修二は慎重に指や舌で時間を掛けて解そうとするがそれが仇となり、予定を切り上げ早めに帰宅した千佳に見付かってしまう。
言い争いになる姉妹だが互いに誤解していたと分かり和解すると、千佳は妹の為に喪失儀式に加わり2回ずつ交わる。翌朝千佳は酔った勢いで姉妹丼なんてやってしまったと後悔しながらも修二を起こしにいくと、早くも朝勃ちしていた彼の逸物を口唇奉仕するが、その晩に嫉妬を剥き出しにした理沙も加わり浴室で3Pに興じるのであった。

数日後父親の七回忌に備え喪服姿で書斎にいた麻里子は部屋を訪れた修二に手を拘束されて半ば無理矢理に抱かれるが、息子に与えられる快感には逆らえず、妻が退院するまでは好きなようにして良いと受け入れる。
その晩に修二宅に戻って来て麻里子を二穴責めに遭わせていた修二だが、そこへ居ないはずの千佳や理沙が現れて愕然とするも、知らぬは本人のみだと千佳にからかわれながら麻里子の愛撫に加わる。
夫も愛しているが修二との関係も続けたいから彼の妻が退院したら全てを話すと言う千佳に押し切られ、修二は奔放な妻ならきっと受け入れるに違いないと新たな生活の始まりに期待するのだった。

【レビュー】

昨年から続く相次ぐ新出の作家の登場で、本作でデビューした作者は取り敢えず「凌辱」ジャンルに属している。
ここで「誘惑」と「凌辱」のジャンル分けは何で決まるのかという話になるのだが、個人的には前者はヒロインが主人公を挑発し情交の主導権を握るもの、後者は主人公がヒロインの意向を踏まえずに自分のしたいようにする作風だと考える。
300ページ近い作品でこのいずれかに特化した作品になるとあまりにも極端な甘々路線か、逆に救いようの無いダークな作風に偏るだろうから、本作でも「凌辱」作品と言いつつもヒロインの挑発も内包されたバランス重視の仕上がりである。

物語は妻が運転する車で交通事故に遭い妻が入院、自身も怪我で不自由な生活を余儀なくされるが、義理の母親に手を出し、兄嫁やその妹からは迫られてという流れで、主人公が妻帯者で成人で無くても成立した内容である。
強いて言えば主人公が家を所有する事で押し掛け要素を演出してはいるのだが、それなら別に実家でも構わないようにも感じるし、主人公の受け答えを見る限りはもう少し若くすればヒロインの年齢もより下げられたかとは思う。

あくまでも設定に関しては疑問を抱くものの、作品としては義母→兄嫁→兄嫁と義母→義妹→兄嫁と義妹→全員という流れがスムーズに描かれており、特に複数プレイでは百合要素も盛り込まれていて興味深い。
但し本番よりは前戯にページを費やしている為、情交場面に重きを置く読者に取っては物足りないかもしれない。

tag : 社会人主人公 母子相姦 姉妹丼 処女 デビュー作品

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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