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2015年3月刊発売情報&4月刊発売予定情報

2015年も3月に入りました。早いものです。今月発売のフランス書院文庫もなかなか良いラインナップですね。

●フランス書院文庫3月刊情報

フランス書院文庫公式ホームページ

榊原澪央「町ぐるみの淫罠【上杉家の悲劇】」

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公式ホームページの紹介では「母子相姦」、「母娘丼」とある事から、高校生の主人公、義母、姉の3人が登場しそうです。

早乙女京一「人妻【示談の代償】」

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ほぼ年1作品ペースで刊行される作家さんですね。交通事故の被害者が示談にする代わりに呈示したもの。示談にする位なら…なんて思ったりもします。

小鳥遊葵「熟女の島 やさしい義母、いじわるな人妻、かわいい兄嫁」

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昨秋の「熟女の海(以下略)」に続く「熟女の~」シリーズ?のようです。私の両親が三陸出身でよく遊びに行っていたので、小鳥遊葵さんの描く舞台って結構好きですね。

宗像倫「息子の担任女教師に耽溺れて」

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2013年2月にデビューされた宗像倫さんが4冊目を刊行、つまり「3冊ルール」をクリアなさったという事です。作品を重ねる毎に描写が良化されているので、今後に期待したいです。

3冊ルール(公式ホームページ)

辻堂楓「四人の淫らな未亡人」

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こちらは昨春デビューから3冊目に到達なさいましたが、実は前の名義から含めてヒロイン4人は初めてではないでしょうか。
元々3人ものの時代から1章で2人×3パターンなどを得意とされていますから、28歳の兄嫁から41歳の叔母までどう描き分けるのか楽しみです。

香坂燈也「隣りの独身美母(シングルマザー)」

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独身美母と書いて「シングルマザー」と読ませますが、公式ホームページの紹介では20代の女教師と10代の女子高生が出ますので母娘と女教師ものでしょうか。2015年2人目の新出作家さんに期待します。


DSKさんがピックアッブなさった3月度の官能作品の記事はこちらです。ご参照下さい。

2015年3月発売予定の官能書籍から「気になる」作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!●フランス書院文庫◆町ぐるみの姦罠-上杉家の悲劇(著:榊原澪央) 2015/3/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「何でもしますから、家族には手を出さないでっ」町長の野太い肉茎をしごき、喉奥まで呑む真梨子。獣たちが見守る中、順繰りに躰を穢される38歳。哀願むなしく娘の純潔を奪われ、息子との強制相...
2015年3月の「気になる」官能書籍



●フランス書院文庫4月刊情報

2015年4月はフランス書院文庫が創刊されて30周年に当たる月で、公式ホームページでも8ヵ月連続で過去の有名な作品をWeb配信するなど様々な企画を行っています。

ラインナップは以下の通りです。

神瀬知巳「幼なじみの母娘vs.熟母【新しい家族】」

綺羅光「肉魔と恋人」

御堂乱「敗戦国の人妻」

弓月誠「おいしい三姉妹【最高の恋人】」

河里一伸「青獣の囁き 今夜、女教師は僕の奴隷になる」

庵乃音人「未亡人兄嫁・三十四歳【蕩けざかり】」

鬼頭龍一「叔母・二十五歳」



これから出る本(フランス書院公式HP)

凌辱作品の人気作家である綺羅光さん、御堂乱さん、誘惑作品の人気作家である神瀬知巳さん、弓月誠さん、美少女文庫でも人気の河里一伸さん、他社レーベルでもご活躍の庵乃音人さんと豪華な顔触れですね。

そして更にもう1冊は伝説の「0001番」である鬼頭龍一さんの「叔母・二十五歳」が再販売となるようです。2003年に「フランス書院文庫センチュリールネッサンス」として出版されていますから、これで2回目でしょうか。

「叔母・二十五歳」

温故知新という点で伝説の作品を出すのも良いのですが、個人的には全員同じ舞台設定で誘惑作品と凌辱作品が競演するアンソロジーなど、何か目新しい事をやってみるのも有りかなと思いました。

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

香坂燈也「隣の独身美母(シングルマザー)」

香坂燈也「隣の独身美母(シングルマザー)」
(フランス書院文庫、2015年3月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

2年前に引っ越して来た康子に興味を抱いていた翔太は、ある日ベッドの買い換えに伴い彼女が使っていたマットレスから放たれる匂いに発情してしまい、それがきっかけで康子と初体験をする。
ところが翔太に興味を抱いていた娘の瑞希や音楽教師の葵にも関係が発覚し、4人で仲良くする事に決めるのだった。

【登場人物】

葉山翔太
高校2年生で小柄で文系の童貞少年。両親と3人暮らし。瑞希とは同級生だが、好意の裏返しとは気付かずに女王様気質の彼女に対しては何処かで一歩退いた反応を示している。康子に対しては密かに思慕を寄せている。

岡野康子
39歳。葉山家の隣人で2年前に引っ越して来た。10年近く前に夫の浮気が原因で離婚。小児科のナースの仕事をしながら女手一つで娘を育てて来た。長い黒髪に垂れ目で和風な印象の顔立ち。巨乳。

岡野瑞希
高校2年生で翔太と同級生。康子のひとり娘で長い黒髪と父親似で目鼻立ちがくっきりした美貌と、長身でスリムな身体付き。吹奏楽部でフルートを担当している。普段は翔太に対してツンツンした態度を取っているが、好意を抱いている。処女

小宮葵
20代後半で翔太と瑞希が通う高校で吹奏楽部顧問と音楽を担当。白人の血が流れているせいか、ブラウン掛かった髪色で爆乳かつモデルのように背が高くスタイルが良い。ほんわかした雰囲気と美貌から男女問わず生徒から人気がある。
学生時代留学先の男と恋に落ち結婚していた過去があり彼の浮気が原因で離婚したが、約1年の夫婦生活において夫に仕込まれ被虐願望に目覚めている。

【展開】

ベッドの買い換えで康子からベッドの解体を頼まれた翔太はつい出来心でマットレスの匂いを嗅ぎ、若い性欲に火を付けてしまう。
翔太が勃起しているのに気付いた康子も自分が男を求めていると自覚し、正常位で少年の筆下ろしをするのだった。
瑞希の目を盗んでは情交を繰り返す2人だが、ある日吹奏楽部の演奏会をこっそりと見に来た後に帰宅し、2人の存在を不審に思った瑞希が先回りしてベランダから覗いているのに気付かず、岡野家の寝室で激しい情交をしてしまう。

数日後瑞希から康子との関係を追求された翔太はしらを切る事が出来ず、自分が代わりに性欲の捌け口になってあげると拙い奉仕をする瑞希の本心を知り、応えてあげられないと思いつつも騎乗位で処女を受け入れるのだった。
瑞希の様子から翔太と深い関係になったと察した康子は、自分だけを見て欲しいとの一心からサイズの小さい娘のセーラー服を着て興味を惹き、更に翔太から初めてが欲しいと後ろの穴を求められ独占欲を満たすのだった。

そんなある日瑞希を通じて葵から音楽室に呼び出された翔太だが、穏やかな口調で腕をあげた姿勢でソファーに横になると指先を縛られ拘束される。
事情の飲み込めない翔太に対し、再婚を間近に控えるも相手に問題があり独身最後の相手に翔太を犯したいと歪んだ性癖を告白した葵は、巧みな口戯や前立腺攻めで少年を悶絶させると騎乗位で跨がりあっという間に連続射精させる。
そこに不審に思った瑞希が現れるが翔太は爪先を舐めるように要求され再び勃起すると女王様と化した瑞希に変態と罵られながらも、一方で罰として彼女の秘所を口唇愛撫している葵に被虐願望が有ると知り四つん這いで後ろの穴を貫くのだった。

こうして高飛車な瑞希の気分に合わせ葵と3人で情交を繰り返すがそれが康子に発覚し、翔太が部屋を訪ねると週替わりで交わりシェアすると決めたと女たちから聞かされる。
納得のいかない翔太は自分のしたいようにすると瑞希を四つん這いにして貫き射精すると、それを見守っていた葵からクンニされ昂った康子に寝室へ誘われ、正常位で激しく腰を遣い失禁させるほどの快感を与える。
更に瑞希には康子と相互愛撫させるよう命じながら康子の裏穴に射精すると、自分も対等になりたいという瑞希の願いを聞き入れ、康子と葵に瑞々しい女体を愛撫させながらアナルにぺニスを挿入し射精するのだった。

翔太はセックスをする時は全員でと望み夏休み中なかなかスケジュールが合わずにいたが、ある日岡野家に集合しいつの間にか康子に主導権を奪われているのに気付きつつも、翔太は休む間もなく3人を抱くのだった。

【レビュー】

「官能大賞WC(ワイルドカード)編集部いち押し」と帯に明記された作者のデビュー作品。公式ホームページの記事から推測すると、第13回フランス書院官能大賞(2014年5月締め切り分)の選考落ちの作品をベースにしたようである。

前半部分は母性的な要素を持つ康子と高飛車でツンツンした性格の瑞希と母娘を渡り歩くショタコンめいた主人公を受け入れる展開だが、そこに音楽教師の葵が加わり彼女の秘密が露呈されると話の流れはうって変わり荒ぶる主人公の様相を呈して来る。

当初の応募作品がどういう展開だったかは推測するしか無いのだが、爆乳ほんわか系の葵の歪んだ倒錯に圧倒される主人公の喘ぎぶりは個人的には非常にツボに嵌まっていたし、直後に瑞希から言葉攻めに遭わされるのも良かったと思う。
但しこうした趣向はどうしても商業ベースではマニアックになりがちで 、やはり現実的に売れ線に持っていくとなると、葵の被虐願望を触媒に使って主人公に反撃の機会を与えた上で、ハーレム展開に導いていくのは自然と言えるのかもしれない。
プロセスはともかくとして、昨年デビューした天崎僚介氏や七海優氏のデビュー作品と似た纏め方に落ち着くという点においては、いかにもフランス書院文庫のお得意パターンなのかなと思う。

本作での康子、瑞希、葵の情交場面の割合は3対3対2、複数プレイに2といった比率で、極端な熟女推しでは無いので個人的には加点要素が高い作品である。濃厚な官能描写とそれを繋ぐ話の流れがスッキリ纏まると、完成度はより高くなると思うので今後に期待したい。

tag : 童貞 高校生主人公 処女 母娘丼 デビュー作品

橘真児「女教師ふたり 僕を狂わせた体験実習」

橘真児「女教師ふたり 僕を狂わせた体験実習」
(フランス書院文庫、2002年11月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

恋人と喧嘩別れした真智は部屋に戻ると、ルームメイトのちひろが自分の後輩とイチャイチャしているのを目の当たりにし、嫉妬しながらもひとり遊びに興じてしまうが、ある日彼女の教え子の少年が現れたのを機にペット同然にしてしまう。

【登場人物】

天木真智
28歳。高校教師。気位が高く公私ともに周りから疎んじられる中で、5つ年上の彼氏と別離したばかり。初体験は20歳と遅めだが性的好奇心は人一倍強く、秘唇を鏡に写しながらオナニーするのが習慣になっている。

榊ちひろ
27歳。真智の1つ年下の大学時代の後輩の中学教師で、ルームシェアの生活を送っている。真智と対照的に愛嬌があり周りからチヤホヤされやすいタイプで、それが密かに真智の嫉妬を受ける原因になっている。Fカップの巨乳。

野々宮悠貴
中学3年生でちひろが担任を務めるクラスの教え子。小柄で変声期を迎えておらず、中性的な容姿からクラスメートの香織たちから性的ないじめの標的にされてはいるが、被虐願望を満たされそれなりに納得している。

夏目淳
25歳。真智と同じ高校の教師で、彼女の紹介でちひろと付き合うようになった。ちひろが彼を部屋に連れ込み情交に浸っていた所を帰宅した真智に覗き見られ、その巨根ぶりに目を付けられて執拗に真智から誘惑を受ける羽目に。

【展開】

恋人と喧嘩別れして部屋に戻って来た真智はルール違反だと憤慨しつつ、ちひろと淳の情交を覗き見た後、二人の喘ぎ声をテープに録音しそれをオカズにしながら秘唇に指を這わせるのだった。

そんなある日真智は悠貴が部屋の前でちひろを待っていたのを見掛け部屋に誘い相談に乗るが、少年の話ぶりから被虐願望を持ち合わせているのを見抜き、悠貴を言葉責めに遭わせながら四つん這いで受け入れペット同然にしてしまう。
真智の歪んだ性癖は次第にエスカレートし、悠貴に女装させて街を連れ回して散々いたぶり、車内で手コキ射精させた後初めての騎乗位での倒錯的な情交に溺れるのだった。

一方真智を絶頂に導くほどテクニックを上げた悠貴は放課後香織と二人きりの状況で、初心な彼女の反応に味をしめイラマチオさせている所をちひろに見付かるものの、真智が持っていたテープを持ち出し強引にちひろと関係を結んでしまう。
初めは脅迫を受けて仕方無くといったちひろだったが、悠貴の可愛らしい反応に背徳感を抱きながら情交に嵌まり次第に淳と距離をおくが、そんな中淳から相談を受けた真智はここぞとばかりに泥酔させて既成事実を作り頻繁に関係を持つようになる。

真智の高圧的な態度に辟易した悠貴は関係を清算しようとするが、逆ギレした彼女が脅しの材料に使おうと情交場面を収めたビデオを送り付けて来るとその画像を加工し、真智の勤め先の高校に送り付けて彼女が淫乱教師だと告発し手を打とうとする。
ちひろに彼氏がいるものの頻繁にセックスをしてくれるから大丈夫だと信じ込む悠貴だが、その裏ではちひろが香織と接触しているとは気付く筈も無かった。
ある日放課後の教室でちひろと睦み合っているとそこに香織が乱入し突然の告白をされるが、更にちひろから別れの宣告を受けなりゆきで香織を抱く羽目になるのだった。

【レビュー】

出版当時美少女ヒロインを題材にした作風で、マドンナメイト文庫やグリーンドア文庫(廃刊)を主戦場としていた橘真児氏のフランス書院文庫でのデビュー作品である。
本レーベルではもう1作品出版した後、美少女文庫の立ち上げに伴って活動の場を移し、2010年以降から現在まで複数のレーベルに渡って精力的な出版を続けている。

本作では帯にもあるように高飛車で直情的なあまり空回り気味の真智と、穏やかで計算高く世渡り上手なちひろの相反する二人の女教師を題材に、中性的な少年美を絡めた倒錯的な要素が強い作風である。
主人公を悠貴とするならちひろの恋人の淳が彼女や真智との情交描写は控え目にした方が良さそうだが、本作では女教師2人がメインと考えるのが自然なので淳の存在は良いアクセントとなっている。

勿論悠貴が未成熟な香織に顔面騎乗されたり、真智には女装させられたり、ちひろには後ろの快感を引き出されたりと、少年美をふんだんに引き出していてテキスト量の割には充実した内容で、ショタコン趣味をお持ちの読者に是非お薦めしたい。

tag : 中学生主人公 童貞 処女

鏡龍樹「嫉妬 美母と少女と高校生」

鏡龍樹「嫉妬 美母と少女と高校生」
(フランス書院文庫、2003年5月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

公式ホームページの内容紹介

【あらすじ】

学校一と噂される美少女クラスメイトの深雪に告白された一樹は彼女と付き合い始めるが、一方で息子の変化に気付いた母親の香里からも淫らな奉仕を受け2人の間で気持ちが行ったり来たりと悩みを抱く事に。

【登場人物】

緒沢一樹
16歳の高校1年生。母親の香里と父親の3人暮らし。これといって取り柄のない大人しい少年。童貞。

緒沢香里
42歳。一樹の実母で専業主婦?夫は2ヵ月前から海外出張中で不在。一樹に対しては普通の優しい母親だったが、自慰を覗き見たのをきっかけに溺愛振りに拍車が掛かる。

松原深雪
16歳の高校1年生。一樹のクラスメイトで校内一人気を集める美少女。普段は一樹と程々に距離を置いていたが、ある日一樹に告白し付き合う事に。ストレートの長い髪にパッチリした瞳が特徴的で、純真なようで小悪魔のような振る舞いに一樹は翻弄される。

【展開】

ある日の放課後に音楽室に呼び出された一樹は深雪に告白され何でもして良いよと告げられるが、ズボン越しに勃起に触れられ恥ずかしさの余りにトイレに逃げ込み自慰をするも強い罪悪感に抱く。

そんな一樹が帰宅して不審に感じた香里は部屋に向かうと深雪の名前を呼びながら手淫に浸るのを覗き見て、まだ見ぬ息子の恋人に微かに嫉妬を抱きながら自らも欲求不満だと意識してひとり遊びに浸ってしまう。

翌日の放課後公園で待ち合わせた一樹は深雪に逃げ出した事を謝るが、どれだけ自分が好きなのか証明して欲しいと求められ、人通りのない所でペニスを見せて扱きながら最後は彼女の手を借りて射精を見せ付けるのだった。

帰宅しても何処か惚けた様子の一樹の態度に深雪への嫉妬を募らせた香里は、一樹が風呂に入るなり体を洗ってあげると誘い、未成熟な息子の若勃起の包皮を剥いて綺麗にしながら射精に導いてしまう。

香里を女と意識し出し戸惑う一樹は再び深雪に誘われて彼女の自宅で初体験を迎えるものの、頻繁に連絡を取り合う深雪に対する苛立ちが頂点に達した香里とある晩に一樹の部屋で騎乗位で関係を結んでしまう。

どっち付かずの自分の態度に気付き冷たい反応を見せる深雪に対し恋人を失いたくないと一樹は香里に関係を終わりにしたいと告げて最後の情交を結び、翌日自分から深雪を学校の屋上へ誘い改めて告白すると後背位で愛情を交わすのだった。

【レビュー】

タイトルの通り主人公の恋人である深雪と母親の香里との嫉妬の応酬を描いた作品で、どちらも自分に向いて欲しいと次第に淫らになっていく様はなかなか良かったと思う。

ただヒロインの人物描写がややぎこちなく、深雪はコケティッシュな面と可憐さとのバランスが取れておらず、処女にしては破瓜に至る描写がなく、性的に進んでいる訳でもないのでちぐはぐな印象を受ける。
母親の香里も息子と相姦に至るほどの溺愛っぷりという訳でもなく夫が2ヵ月不在というのも一つのきっかけとは言え、恋人が出来た息子を誘惑するのは拙速過ぎるし、逆に惑わせてしまっては母親として矛盾した言動に感じる。

早い段階で主人公と深雪で関係を結ばせて、何らかのきっかけで香里に気付かれ母子相姦に至るも、最後は主人公の意志で恋人に戻っていくという流れで整理した方が嫉妬という題材によりフィットするのではと思うがいかがだろう。

tag : 童貞 高校生主人公 処女

櫻木充「八人の美熟女」

櫻木充「八人の美熟女」
(フランス書院文庫、2012年1月、表紙イラスト:渡邊康明)

ネタバレ有り。御注意下さい。本作は短編集である事から、登場人物や展開は省略します。章題でおおよその見当は付くかと思います。

作品紹介(公式ホームページ)

Amazonでの作品紹介
八人の美熟女 (フランス書院文庫)

【章題】

第1話:魅せつけて 妻の継母・三十九歳
第2話:手くせ足くせ 人妻Gメン・三十八歳
第3話:合鍵 彼女の母・三十八歳
第4話:十年ぶりの再会 隣の若妻・四十歳
第5話:口止め 養護教諭・三十二歳
第6話:美尻の光景 人妻女医・三十六歳
第7話:いい汗かいて インストラクター・四十二歳
第8話:無垢な目撃者 独身女教師・二十七歳

【レビュー】

前作「教え子狩り ふたりの女教師【秘密生活】」から暫く間を置いた本作は、これまでに「特選小説」誌などで描かれた短編8編を加筆改題した短編集である。
熟女とガードルなどの補整下着、フレグランスという櫻木充作品の基本的なパターンはいつもの通りで、高校生から社会人まで多少の年齢の幅はあるものの主人公に対して好意を抱く熟女ヒロインが姦計を巡らし親密な仲に至るまでを描いている。

1話40頁程度の短編とは言え、これまでの櫻木充作品同様に一筋縄ではいかない捻った展開、1人のヒロインが主人公を落とすのに時には回りの人物を巻き込み、笑いを誘う流れは流石ベテラン作家の筆によるものだと唸らされる。
但しどの話にも共通する点として、情交描写そのものは割とあっさり目な上に、各話の最後においてヒロインが主人公にどう好意を抱いているか、それが今回の姦計に至ったのだというネタバレ要素で締めてしまうのは好みが分かれるかもしれないと思う。

個人的なお気に入りは、養護教諭が姦計を巡らせる第5話で、従妹の英語教師と自作自演の濡れ場を主人公に覗かせ、その口止めにと養護教諭が誘惑する場面を従妹に覗かせて弱味を握らせるという回りくどいシナリオである。
英語教師が誘惑しても乗り気で無い主人公の様子に不審を抱いた事から、実は2人とも相思相愛だったと発覚し結果オーライとなるが、本命がいるからエッチは出来ない、でも本当はしたいという少年主人公の葛藤が見られて面白いと思う。

tag : 短編集

如月蓮「三つの熟女体験 人妻同窓会」

如月蓮「三つの熟女体験【人妻同窓会】」
(フランス書院文庫、2007年3月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

公式HPの作品紹介はコチラからどうぞ。

【あらすじ】

高校時代の同窓会で結衣や江梨子と再会した初音は、隣人の息子である卓に息子の家庭教師を依頼するが、ある日青年から性欲処理を迫られ言われるままに奉仕してしまうが…。その裏側では熟女たちのしたたかな打算と計略が渦巻いていたのだった。

【登場人物】

佐藤卓
理学部に通い体育系のクラブに所属の大学2年生。両親は共働きで不在がち。秋山家の隣人で、初音の息子の家庭教師を引き受ける事になった。彼女の母校の後輩という事もあり、初対面の時から高い信頼を得ている。

秋山初音
33歳。小学生の息子がおり、夫は海外赴任中で不在。可憐な印象と150cm台と小柄な割りに、出るところは出たスタイルの持ち主。結衣や江梨子とは高校時代の同級生で再会したのをきっかけに、互いに連絡を取り合うようになった。

増村結衣
33歳。小学生の息子がおり、夫は長期出張中。自治会のバレー部に加わっているが、コーチが卓の母親という事もあり親近感を抱いている。スラッとした長身で活動的な印象を与える女性。

坂井江梨子
33歳。卓が通う理学部の講師で、小柄ながらもグラマラスな肢体から男子学生の間で人気がある。年上の夫とは久しく性交渉を持っていない。中学受験を控えひとり娘がいるが、微妙な年頃で反抗期を迎え手を手を焼いている。

【展開】

卓に息子の家庭教師を依頼した初音は、ある日訪ねる直前に車に泥を掛けられ汚れた彼にシャワーを貸してあげるが、自分と2人きりという状況で勃起に気付いてしまい、手や口での奉仕を迫られる。

一方自宅に書類を届けてもらい卓と知り合った結衣は、数日後バレー部の練習に訪ねた事でコーチの息子だと知る。散らかったボールを拾おうと結衣が無防備な姿勢になると卓から性欲処理を迫られ、場を取り繕う振りをしつつ口で若い性を貪るのだった。

数日後初音はシャワーの具合が悪いと卓に点検してもらうが結局ずぶ濡れになってしまい、予想通り身体を迫って来た卓を彼女は巧みにいなしつつ本番を迎えるが、来客が入り直前でお預けとなる。
2週間後初音が一人遊びに興じていると、そこへ卓が呼び鈴を鳴らし鍵を忘れ微熱で体が怠いからと言葉巧みに部屋に入って来る。窓の桟越しにオナニーを見ていたと青年に迫られた初音は寝室で押し倒されてしまうのだった。

娘の中学受験対策で卓に相談を持ち掛けた江梨子は自宅に呼び寄せると、厚かましく股の間を視姦する教え子に困惑しつつも、数日後卓の返事を聞こうと下校時に自分の車に乗せる事に。
卓が車内で図々しく自分の脚にタッチするのに辟易した江梨子は大学の別の学部のキャンパスに連れ出すが、ベンチに座るなり夕闇に紛れて大胆にも秘所に触れ更に本番を迫る教え子に翻弄されながらクンニ絶頂を迎えるのであった。
その次の機会の講義を終えた江梨子は、平然とした態度で近付いて来た卓から受験資料を渡したいから2人きりで逢いたいと告げられる。
彼女は予感を抱きつつ卓を教授室に連れて行くが、中に入るなり狼に変貌した青年に押し倒され翻弄された振りをしながら後背位で貫かれ快感を得る。

江梨子から顛末をメールで知らされた結衣も初音と同じく挿入寸前で終わった卓との逢瀬を思い出しながら朝の通勤電車に揺られていると、そこへ何食わぬ顔で卓が現れ痴漢行為をされながら絶頂へ導かれてしまう。
駅のトイレで卓を思いながら始めてのひとり遊びに浸った結衣は体育館へ向かうと、更衣室で着替えようとしていた時に卓の乱入に遭い、濡れた秘所の痕跡を指摘されて羞じらいつつも、彼を正常位で迎えるのだった。

【レビュー】

女流作家によるデビュー2作品目だが、3人ヒロインと青年という得意なパターンに持ち込んでおり、1人1章ずつと言うのではなく舞台を交互に切り換え、3人のヒロインたちが徐々に貞淑な仮面を脱ぎ捨てていく様子を効果的に描こうと試みている。

例えば初音は壊れたシャワーにより主人公もろともずぶ濡れになった浴室の中で、結衣とは朝の通勤電車の中で痴漢行為、江梨子とは夕闇に紛れて大学構内の屋外でと本番ではないがそれぞれの舞台設定は悪くない。
しかし3人とも主人公に迫られて奉仕→本番直前で邪魔が入り中断→嫌よと言いつつ主人公を受け入れるの基本的な流れは一緒で、しかも細かく章を区切っているので折角盛り上がって来た所で3セット分お預けを味わわせる印象が残りテンポの悪さを感じた。

如月作品に見られる結構図々しい面が伺える青年主人公像だが、本作の卓の場合は意図してか心情描写を控え目にしたせいか、初音のオナニーを覗いたり、先回りして更衣室のロッカーに潜んで結衣を襲ったりとその段取りの良さは却って付きまとい犯のような気味の悪さを感じた位である。
ひょっとすると凌辱風味を志向したトライアル?と伺える節もありそうでそれならばと納得できるが、ヒロインたちも嫌よダメよと言いながらも裏では女同士で主人公との交わりを自慢し合ったりとチグハグな面が拭えなかったのが残念である。

ヒロインたちを自分のモノにしたと有頂天になる主人公に対し、実は手玉に取っていたのはヒロインたちだったというオチが付くのは初期の如月作品のお約束と言える。
貞淑な熟女たちが次のターゲットを漁るべく明け透けな会話を繰り広げるのは、本作以前の時代の相姦作品で禁断の果実を味わった代償に、相応の痛手を被るというオチと何処か似ていて、盛り上がった後の現実を見せられているようで複雑な気分である。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2007/3/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。家庭教師先で隣人妻の熟臀に魅せられ、悩ましいブルマー姿の人妻に酔い、人妻講師の煽情的な黒下着に色めき立つ。大学生が溺れた初音、結衣、江里子は33歳の同級生。一夜だけの約束だったのに、青い匂いが忘れられない......人妻という名の三つの熟れた林檎には、甘く危険な毒が!★★★★☆ 描写が秀逸, 2008/9/14主人公に3人のヒロインという如月作品の基本パターン。...
三つの熟女体験-人妻同窓会(著:如月蓮、フランス書院文庫)

tag : 大学生主人公 童貞 熟女限定

宗像倫「年下の兄嫁【強引な和姦】」

宗像倫「年下の兄嫁【強引な和姦】」
(フランス書院文庫、2013年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年3月7日レビュー再編集。
公式HPの紹介記事はコチラからどうぞ。

【あらすじ】

兄に紹介された美香を見初めた雅之は、力づくで兄嫁となった彼女をモノにする。更に雅之は彼女の妹の穂佳が密かに彼に想いを寄せている事に気付かずに毒牙を向けるが…。

【登場人物】

大谷雅之
27歳。5つ離れた兄・隆明に比べて成績の劣る地方の国立大に進学し、凡庸で頭が上がらないでいる。現在は大学のある地方都市の調査会社に勤務。隆明から婚約者の美香を紹介され、一目惚れする。

大谷美香
24歳。隆明の妻で同じ会社の地方支社で秘書として働いている。旧姓は久松。幼顔に相まった小柄な体格で無邪気な性格の為年齢より更に若々しく見える。結婚して間もないのに、孝明が仕事人間で休日も出勤しているのを不満に感じている。

久松穂佳(ほのか)
18歳。清楚な雰囲気漂う美香の実妹で、ミッション系の高校に通い、翌春に義兄と同じ大学への進学が決まっている。腰まである黒髪をハーフアップにして纏めており、何処か快活さも見せる美少女。男性経験はない。

【レビュー】

隆明から美香を紹介され一目惚れした雅之は、2人が結婚して暫くしたある晩秋の休日にPCの不具合を見て欲しいと頼まれるが、兄嫁の無防備な様子に思わず女体に触れ激しい抵抗を受けてしまう。
二週間後再び美香を尋ねた雅之は遊びに来ていた穂香と親密になり駅まで送り届けるが、すぐさま引き返して中に入れてもらうなり美香をリビングの隣の和室に押し倒して交わり、流石に膣内射精は躊躇いつつ外に出してしまう。

翌週外で美香と待ち合わせていた雅之は兄が自宅にいると聞いて予定を変更し、穂香の名前を口にして言葉巧みに自分の部屋へ連れ込むと、正常位で繋がりながら散々言葉で美香の羞恥を誘い、先に絶頂したのを確かめて膣内に精を吐き出すのだった。

ある晩お決まりのように隆明に抱かれる美香は、荒々しい義弟と違ったソフトな愛撫に何処かもの足りなさを感じつつ、次の週末に夫婦の寝室で雅之と抱き合い体位を変えられながら絶頂に導かれるが、終いに美貌に射精されて思わず嗚咽してしまう。

一方穂香と逢い引きするようになった雅之は週末に彼女をドライブへ誘い、山頂の展望台で人気の少ない駐車場に車を停めて唇を奪うが流石にその先は抵抗され、約束を取り付けながら少女に奉仕させた挙げ句口内射精する。
翌週末両親が外出中の久松家を尋ねた雅之は穂香の部屋で処女を卒業させてあげるが、その不審な様子に気が付き穂香に尋ねると大学に合格したから良い思い出にしたいと別離を求められる。それでも経験を沢山積んでおいた方が良いと何とか説得に成功する。

新年を迎え久松家に一堂が会した際、穂香の指輪を見て雅之と付き合っていると知った美香の慌てた態度から、雅之が言う付き合っているが言えない人物が姉だと勘付く。
週末に再び久松家に呼び出された雅之は穂香の追及を言葉巧みに切り抜けつつ、リビングで彼女を立ちバックで貫いて絶頂に導き残り少ない日々を大切にしようと囁くのだった。

翌週末兄が自宅で仕事をしていると知った雅之は美香を呼び出し自室に連れ込み、穂香に告げ口した罰だとして手首を縛り後背位で貫く。すっかり雅之に抱かれるのを望むようになった美香は、彼の荒々しい仕打ちに悦びを感じてしまう。
更に二週間後、雅之は穂香を部屋に連れ込んで入浴させている間に美香を呼び出し、妹の目の前でアナルセックスやスパンキングに及び、マゾに開花した姉の姿を見せ穂香に関係を認めさせてしまう。

数週間後兄の寝室で美香と穂香からリップ奉仕を受け愉悦に浸る雅之は交互に姉妹を貫くが、その頃出張を切り上げわざと連絡もせずに帰宅した隆明が寝室の外から情交を覗き見ていたのだった…。

数年後東京の関連企業に出向となった雅之は本命がいる穂香との関係を続けながらも、美香に娘が産まれたと知り兄夫婦の部屋を訪ねる。幸せそうな美香だが、夫が煙草を買いに中座した隙に口でならと誘われ、兄に仕込まれた口戯に喜ぶのだった。

【レビュー】

「強引な和姦」という作風は相馬哲生氏の「力ずく」と何処か重なる点もあるものの、作品数を重ねていく内に独自の作風として認知されるまでに至っている。

そんな作者のデビュー作品だが、やはりデビュー作品らしく展開やヒロインの美香や穂香の言動に何処かぎこちないものを感じさせる。
特に情交描写の過半を占める美香の反応は「いやっ」、「ダメっ」が交互に繰り返されており、ボリュームのある中でこればかりなのは流石にもう少し工夫の余地が有ったのかなと思う。
もう一人のヒロインである穂香に付いても清楚で知的な割りには、蓮っ葉な面が強く出て来たりと人物設定にちょっとしたブレが見られ、大学進学を前に期間限定でという考え方も説得力に欠けたので、丁寧な説明を要したのかもしれない。

終盤において兄の隆明が3Pプレイを覗き見て興奮を味わう描写もあり、イマドキの「寝盗られ」風味を見せつつもズコズコと引っ込めてしまったのには些か残念で中途半端に思える。
取り立てて優れた所が無い主人公なんだからここぞとばかりに活躍させるも良し、逆に隆明が部屋に乗り込み美香との和姦を見せ付けて、「快楽は与えられても、心は奪えない」と主人公に敗北感を与えるのもまた有りだったかなと。
後は早々と主人公と兄の血液型が違うと述べてしまったのも余計で、産まれた姪が主人公の子かもしれないと思わせ振りにしておくと更に奥深さも増したかもしれない。

色々と注文を付けてばかりになってしまったが、この辺のぎこちなさも作品を重ねる毎に解消されて来るのだろうし、誘惑にも凌辱にも転じられるハイブリッドな作風も現代らしく今後に期待したい。

tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女

山口陽「僕が管理人のアパートに美熟女が四人も住んでいます」

山口陽「僕が管理人のアパートに美熟女が四人住んでいます」
(フランス書院文庫、2015年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

公式HPの作品紹介はコチラからどうぞ。

【あらすじ】

就職活動に失敗した総司の為に祖母からアパートの管理人を任される事になるが、独身熟女が多く住む環境で様々なハプニングが起こり、巻き込まれるかのように次々と彼女たちと性的な関係を結んでしまう。

【登場人物】

須山総司
23歳。就職活動に失敗し祖母の計らいで、所有する8部屋構成で2階建てのアパート「如月荘」の管理人として住み込みで働く事に。場の雰囲気に流されやすく、優柔不断な青年。童貞。

錦乃真衣
35歳。201号室の住人で5歳になる娘を一人で育てており、近くの会社の事務員として働いている。元夫の浮気が原因で2年前に離婚。総司が赴任した初日に裸を見られてしまい、意識している。

羽島弥生
38歳。102号室の住人で駅前の病院のナース。仕事は出来るタイプだが、その反動からか部屋にいる時は下着姿でいる事が多い。自らの性的魅力を理解しており、総司をからかいウブな反応を見て楽しんでいる節がある。

堂島治美
36歳。202号室の住人で会社員。生真面目で男性と付き合った事もなく、結婚に必死なあまりお見合いにも失敗し続けていた。控えめなバストにコンプレックスを抱いており、それも男性にモテない理由と結論付けている。処女。

七海貴美江
40歳。103号室の住人で会社員。母性を感じさせる穏やかな物腰に、豊かなバストが特徴的な美女。結婚3年目で夫を失い、それ以降は再婚せずにいる。隣人の弥生の男遊びの激しさで壁越しに声が聞こえる事に辟易してはいるが、基本的には仲は良い。

【展開】

管理人として赴任して数日後、お泊まり教育で娘が不在の晩に真衣に食事に誘われた総司。良い雰囲気になり真衣が風呂を沸かそうとすると蛇口が壊れてしまい、やむ無く総司の部屋に移動することに。
今夜だけでも抱いて欲しいと湯上がりの火照った肌を見せる真衣に誘われた総司は手コキから口内へ射精した後、妊娠を避けようと後背位で裏穴に導かれ童貞を卒業するのであった。

翌朝夜勤明けで帰宅した弥生からトイレの具合を見て欲しいと依頼された総司は、嫌な予感を抱きつつ夕刻に部屋を訪ねる。弥生はいつものように総司をからかうが、真衣と関係した事からか動揺を見せないため即座に彼が童貞を卒業したと見抜く。
執拗に誰と関係したかという弥生の追及をかわした総司だが、奔放な彼女から身体だけの関係で良いからと押し切られ、ナース姿で馬乗りにされて膣内に射精するのだった。

弥生との関係を続けていた総司だが、2週間経ったある晩治美の呼び出しを受けパソコンの接続不良の手当てをする。復旧したモニターに映る婚活サイトの一覧を見られてしまったと動揺を隠せず、あれこれ言い訳がましく迫る治美。
その反応に重いと感じつつも彼女に魅力があると身体で証明させられる事になった総司は正常位で交わり、処女の治美に悦びを与えるのであった。

ある晩残業で遅く帰宅した貴美江は隣人の弥生が総司を部屋に連れ込む所を目撃し、自室に入るなり思わず壁越しに聞き耳を立てながら総司との情交に妄想し一人遊びに浸る。
翌日40歳の誕生日祝いで部屋を訪ねて来た総司に、嬉しさとオナニーのオカズにした気恥ずかしさを感じる貴美江だが、酒が進むと弥生との関係を仄めかし自分も抱いて欲しいと迫り、総司もそれに応えて正常位で交わってしまう。

数日後朝から管理人室で弥生に迫られへばる総司だが、部屋の鍵を掛け忘れた事で来訪した真衣に関係が発覚、挑発する弥生に乗せられ真衣も加わりダブル奉仕を受けていると、治美と貴美江も部屋を訪ねて来て…。

これといった修羅場にならず4人に搾り取られる総司だが、他人に見られる方が興奮する、独身女性はアパートにあと2人いるから仲間にと言う3人に対し、自分の出番が少なくなるからという理由で弥生が反対したのには少なからず安堵するのだった。

【レビュー】

長いタイトルが内容を端的に表している通り、管理人となった22歳の主人公がアパートに住む30代の4人の熟女たちに迫られてハーレムを形成する官能ラノベである。
草食系の主人公からは基本的に手を出さず、管理人としての日常を過ごす内にハプニングに巻き込まれ情交に至るラッキースケベな作風は、フランス書院文庫の山口陽作品ではお約束通りの展開と言えよう。

出だしでシングルマザーの真衣と結ばれたのが後ろだった点を除けば、奔放な弥生、婚活で必死な処女の治美、母性を感じさせる貴美江(巨乳を生かした性戯もある)と基本的な組み合わせは 前作 とそれほど変わりは無い。

因みに今回は山口陽作品で見られがちな妊娠エンドは無いがヒロインたちはみなフリーな立場なので妊娠描写は別に有っても構わないが、イマイチその辺の説得力が不足がちなのを理解し敢えて避けたのであれば納得のいく所である。

【参考記事】

みきりっちさんのレビューブログ「美少女文庫 レビュー」において、作者のもう1冊の新刊を紹介されています。
任務は子づくり!? 後宮騎士団 (美少女文庫)posted with amazlet at 15.02.21山口 陽 フランス書院 Amazon.co.jpで詳細を見る2月発売の美少女文庫の新刊です。読み終わったので、レビューです。主人公は、国王の息子で第一王位継承権を持つ王子です。しかし、政治などには興味は薄く、興味のあることと言えば、女性の事ばかりという問題児でもあります。そんな彼の行動に、遂に堪忍袋の緒が切れた国王。鍛え直すために主人公は、王...
美少女文庫 任務は子づくり!? 後宮騎士団 レビュー


美少女文庫と発売が被ってしまい何かとご多忙なようですが…。その辺も含めて追記にて感想を付け足していますので、宜しかったらお付き合い下さい。

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本城山羊「人妻くずし 淫らなマッサージ」

本城山羊「人妻くずし 淫らなマッサージ」
(フランス書院文庫、2015年2月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

公式HPの作品紹介はコチラからどうぞ。

【あらすじ】

大学卒業を前に就職活動に失敗し続ける貴久は、藁にもすがる思いで紗千が営むマッサージ店の面接を受ける。貴久が女性恐怖症だと見抜いた紗千は、自分の身体を使って恐怖心を克服させようとするが、不本意にも性感を開発され戸惑いを覚える。

【登場人物】

志垣貴久
大学卒業を前に就職活動でことごとく失敗を続けている青年。3人の姉たちに手酷く扱われて来た為、女性恐怖症で奥手な面も。遠く離れた実家には戻りたくないと紗千の店の面接を受ける事になるが、マッサージの心得は全く無い。童貞

鹿島紗千(さち)
34歳。リラクゼーションマッサージ店の「愛泉堂」の店主。5年前に今の夫と結婚したものの、現在は冷えきった関係に。黒髪を後ろで束ねたスタイルの良い美女。事務員が辞めてしまい、誰でも良いと思っていたが貴久の才能を見出だす。Dカップ。

水菜良子
紗千の2つ下に当たる大学の後輩で、現在は高校教師を務めている。2年前に夫と結婚したが性交渉から遠ざかり、学校では子供が言う事を聞かないと悩みを抱える。背中まで伸ばしたカール掛かった髪にグラマラスな肢体を持つ美女。Fカップ。

雨宮陽子
39歳。娘ののどかがマッサージ店の常連客で、彼女が悩みを打ち明けた事をきっかけに店に招かれる。営業課の係長で夫とは上手くいかず、半ば別居状態が続いている。気になる20代の部下がいるが、逆に叱ってばかりだと悩みを抱える。

染島静乃
36歳。25歳の時にドラマで主演を務め国民的女優と称されたが、近年は精彩を欠き脇役に甘んじている。ドラマで共演した年上の俳優と直後に結婚生活を始めたが、彼が同性愛者であり彼女に指一本触れずにいる為不満を抱え仕事に影響を及ぼしている。

篠崎怜香
27歳。女子短距離走における第一人者で、五輪でも銅メダルを獲得。期待に応えるべくプレッシャーと上手く付き合って来たが、5年前に結婚したコーチ兼夫の方がより重圧を感じて勃起不全に陥って性交渉から遠ざかり、それが成績に影響を及ぼす事に。

【展開】

紗千の面接を受けた貴久だが、女性恐怖症の彼に対し客商売なんだから慣れて欲しいと告げられ、マッサージする機会を得る。指圧されて愉悦の声をあげる紗千に誘われた貴久は、口内に精を放った後で騎乗位で跨がられ童貞を卒業するのだった。

アルバイトとして採用された貴久は、ある日紗千の思い付きで常連になり悩みを抱える良子に対してマッサージを行う事に。彼女の豊かなバストを重点的に触れ発情させると、良子からお礼にとパイズリ奉仕され、更に馬乗りで跨がられて精を放出する。

のどかから陽子が意地になって離婚せず気を張ってばかりで悩んでいると聞かされた紗千は彼女を店に招き貴久の施術を受けさせて発情させるが、プライドが高過ぎて本番行為は拒絶されてしまう。
そこで紗千は貴久に出勤途中の陽子を待ち伏せし電車の中で痴漢行為を働くように命じると、予想通り発情した陽子が我慢出来ずに貴久をホテルに誘って情交へ導き、悩みを解消させる事に成功する。

結果オーライとはいえ貴久は痴漢をさせた紗千を問い詰めるが、自分にはマッサージしただけで女性を発情させる能力があるのだと知らされ、紗千に協力し訪れた女性客やのどかまで次々に施術と逸物を駆使して絶頂に導き癒しを与えていく。
そんなある日噂を聞き付けた映画監督の依頼で、撮影所にある静乃の楽屋を訪れた2人。気位の高い静乃を大人しくさせようと紗千が手際よく亀甲縛りにすると、貴久は彼女の口内や秘肛に痼りを解そうと逸物を挿入し迸りを放つのだった。

数日後怜香の夫から施術の依頼を受けた貴久は来店した彼女にマッサージし発情させるも、逆に彼女の自制心を働かせる事となり拒絶される。怜香は発情させられ帰宅するなり夫にセックスを求めるも、やはり上手くいかず却って不満を募らせる。
そんな中で週末の予選会で不本意な成績を出した怜香は、控え室で待ち受けていた貴久と再会する。今度は欲情に素直になろうと決意した怜香は、貴久に開発され四つん這いで情交を受け入れるのだった。

怜香が大会で記録更新の成績を挙げて優勝したのをテレビで見届け安堵する貴久だが、紗千から今度は人気アイドルグループのセンターがターゲットだと聞かされるが…。

【レビュー】

2014年秋にフランス書院文庫でデビューした作者は、弟レーベルの美少女文庫を主戦場としており人気がある。デビュー作品が母娘のソーププレイを題材にアレンジを加えた母娘丼だったのに対し、本作では逆回春ものと言える軽快な作風である。

店主の紗千を除けば他のヒロインたちはみな店の客であり、そして彼女も含めて全員人妻である。良子や怜香のように夫婦のよりを取り戻す者、陽子や静乃のように働く女性として生きていく覚悟を示す者と不倫とはいえハッピーな結末を導いている。
そうした中で単に身体の関係だけという潔さや、ヒロインたちを欲情させるまでのプロセスを重視し、ある者には乳戯、別の者には痴漢プレイ、更にはお尻でなどとバラエティ溢れているが、逆に散漫すぎてイマイチ深みに欠けるとも言えようか。

官能小説に進出し試行錯誤する中で、どちらかと言うと官能ラノベの域で考えた方が良いのかもしれない。意外にも現在のフランス書院文庫の中ではこうした作風は手薄であり、仮に作者がそうした方向付けならば今後どうなるのか楽しみである。

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

tag : 大学生主人公 童貞 熟女限定

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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