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2015年2月刊情報&3月刊情報

早いもので2015年もひと月が経ちました。
フランス書院文庫1月刊はデビューから日が浅い作家さんを中心としたフレッシュなラインナップでしたが、果たして2月刊は…。


【フランス書院文庫2月刊情報】

相馬哲生「力ずくの蜜辱【彼女の母・彼女の妹】」
公式サイト
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お馴染みの「力ずく」シリーズ?ですね。恥ずかしながら最近まで「そうまてつお」さんと読んでいました。


山口陽「僕が管理人のアパートに美熟女が四人も住んでいます」
公式サイト
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2015年早々美少女文庫とバッティングしてご多忙な様子ですが、前作に引き続きヒロイン4人作品のようです。


梶怜紀「兄嫁贈与 雪国の未亡人兄嫁」
公式サイト
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「奴隷相続」(上条麗南さん)、「奴隷譲渡」(麻実克人さん)と凌辱作品の掟?とも言えるよく似た4文字タイトルは健在。丹野忍さんの表紙画はすっかり黒本に定着しましたね。


天海佑人「淫獣の運命 女教師→隣人妻→秘書→兄嫁【調教連鎖】」
公式サイト
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(仮)タイトルは「悪魔電子書籍(仮)」でしたが、ネクロノミコンみたいなものですかね。あらすじを見るとシチュエーションが違うので、魔導書を題材にした短編集にも思えます。


小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」
公式サイト
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ISBN番号を見ると、本作の通し番号は「4061」ではないかと思いますが…。というか、公式サイトで4062が重複しています…。

女子大生の菜央美には甘美で危険な「お仕置き」を命じられ…


どんな「お仕置き」なんでしょうね。楽しみにしています。


本城山羊「人妻くずし 淫らなマッサージ」
公式サイト
近刊検索サイト(近刊検索β)

早くも2作品目を刊行される驚異の新人(苦笑)ですが、近い内に隔月ペースで美少女文庫と黒本を往復するかもしれませんね。


DSKさんがピックアッブなさった2月度の官能作品の記事はこちらです。ご参照下さい。

2015年2月発売予定の官能書籍から「気になる」作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!●フランス書院文庫◆力ずくの蜜辱-彼女の母・彼女の妹(著:相馬哲生) 2015/2/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「だめよ、あの娘が降りてきたら……あっ」ワンピースを捲り、下着に無理やり手指をねじこむと、貞淑な淫裂は湿り気を帯び、瞳の奥には欲情の炎が……二階には勉強中の娘がいるのに青狼の甘言に...
2015年2月の「気になる」官能書籍




【3月刊情報】

フランス書院文庫を含む3月刊文庫情報は下記リンクよりご覧下さい。

フランス書院文庫公式ホームページ

追記:2月23日タイトル確定しました。

榊原澪央「高柳一家の悲劇【町ぐるみの罠】(仮)」→「町ぐるみの淫罠【上杉家の悲劇】」

早乙女京一「示談の代償(仮)」→「人妻【示談の代償】」

小鳥遊葵「熟女の島(仮)」→「熟女の島 やさしい義母、いじわるな人妻、かわいい兄嫁」

宗像倫「息子の担任女教師(仮)」→「息子の担任女教師に耽溺れて」

辻堂楓「四人の未亡人(仮)」→「四人の淫らな未亡人」

香坂燈也「シングルマザー(仮)」→「隣りの独身美母(シングルマザー)」




まずは宗像倫さんが4作品目を刊行予定との事で、独特の視点から貴重な作風と評した 前作のレビューでの個人的な願望が叶ったようです。
本作は凌辱作品らしいですが、過去の傾向から「力ずく」、「強引な和姦」路線でしょうね。

小鳥遊葵さんや辻堂楓さんも順調に作品を重ねていますが、小鳥遊葵さんは4作品目、辻堂楓さんは心機一転の3作品目です。こうしたケースだと「3作ルール」は適用されるのか気になります。

そして香坂燈也さんは新出の作家さんですね。タイトルからすると誘惑作品でしょうか。(HPの作品紹介では誘惑作品です)気になります。

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小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」

小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」
(フランス書院文庫、2015年2月、表紙イラスト:醍醐芳晴)

ネタバレ有り。御注意下さい。

公式HPの作品紹介はコチラからどうぞ。

【あらすじ】

高校生の薫は両親の海外赴任に伴い、母親の友人である沙苗が管理するマンションで独り暮らしを始める事になった。母娘が自分に好意を抱く理由が自らの中性的な容姿にあると知りつつも、次第に獣欲を隠し切れなくなり沙苗と関係を持ってしまう。

【登場人物】

如月薫
斎美市立高校2年生で16歳。父親の海外転勤で母親も付き添って行った為、沙苗の管理するマンションで独り暮らしを始めて間もない。
小柄で華奢な体格で、一見すると少女と見紛うような愛らしい容貌。生徒会の会計を務める真面目な少年だが、中学生の時に告白された少女と性体験を果たしている。

久瀬沙苗
38歳。薫の母親の旧友で薫より頭一つ背が低くほんわかした雰囲気を持つ女性。巨乳。大地主である久瀬家に嫁いだものの、10年前に夫と死別し女手一つで娘2人を育てて来た。
性的には渇望しているが、社会的立場もあり他に男を作る訳にいかず悶々とする日々を送る。

久瀬菜央美
今春大学に入学したばかりの19歳。読者モデルを務めるほどスタイルが良く、薫より背が高い。地元で名門とされるお嬢様学校の出身。
可愛いものに目がなく同性を含め性交渉も有るが、薫に対しても同じように愛玩し、ある事件をきっかけに倒錯した趣味を剥き出しにする。母親と同様に巨乳。

久瀬結花
高校3年生の17歳。薫が通う高校で生徒会長に就き、幼馴染みである副会長(建設会社の御曹司)と表面上は恋人関係だと公言するが…。
薫に対してはほのかに恋心を抱くも、ある誤解もあり素直に口に出せずにいる。Cカップで母姉にコンプレックスを抱く処女。

【展開】

如月家にやって来た沙苗から葛餅を食べさせてもらっていた薫だが、少年を愛でるあまりに身体が密着させ過ぎている事に気付いてもらえず、いつしか彼女に欲情を覚え股間をたぎらせてしまう。
ふとした事から勃起に気付いた沙苗は自分が慰めてあげると手淫を施し射精に導くが、その偉容に圧倒され自らの性的渇望を満たそうと言葉巧みに薫を誘う。彼の手慣れた様子に戸惑いつつも、沙苗は休まずに情交を繰り返す少年に溺れていくのだった。

沙苗と毎日のように関係に浸る薫だが、ある初夏の日に手伝いを終え一汗流そうと久瀬家の浴室に入ると菜央美が入っているのを失念し裸を見てしまう。
辱しめを与える為女装を命じられるが、薫は女ものの下着の窮屈さに巨根を締め付けられ危うい快感を覚える。そこへ部屋に入って来た菜央美はモジモジする薫に対して、意地悪く言葉なぶりにしながら背後から密着し手コキで射精に導く。
一度の放精だけで萎える様子が無い薫を見て自分を犯して欲しいと菜央美は積極的に騎乗位で受け入れるが、休まずに2回目を求める女装少年に体位を入れ替えられ屈服させられてしまうのだった。

勘の鋭い菜央美からあっさりと沙苗との関係を看破された薫は母娘での三角関係を受け入れ、ある日留守なのを良い事に久瀬家で菜央美と情交に及んでいた所を早く帰宅した結花に目撃され、もう母娘と逢わないで欲しいと叱られてしまう。
それを聞いて乱入した菜央美から素直になりなさいと頬を張られる結花だが、実は両想いだったと知り処女を奪って欲しいと薫に求める。彼女が犯され願望を抱いていると知り、普段は見せないエスな一面を剥き出しにして生徒会長と交わるのだった。

こうして結花と公然と付き合う事が出来るようになった薫だが、沙苗や菜央美の気持ちを考えると関係を清算する訳にはいかず母娘3人の関係を続けていたが、ある日菜央美にバッチリメイクされ女装させられて久瀬家のリビングで母娘3人と交わる。
そんな中かねてから母親や姉を差し置いて薫と付き合う事に悩んでいた結花から恋人関係を解消したいと告げられるが、同時に母娘3人を公平に愛して欲しいからという真意を聞かされ、結花にお仕置きしながら倒錯した情交に溺れるのだった。

【レビュー】

昨年からフランス書院文庫でやけに多くなった主人公の「新生活」、「独り暮らし」という舞台設定に沿った作者の新刊の裏のテーマは「男の娘を愛でる母娘たちとの倒錯的な情交」であろう。

38歳の母親の友人・沙苗は当然のように母性の象徴であるのだが、それを上回るほどの可憐さを併せ持ち、小柄なのに巨乳というアンバランスさもあって全般的には可愛らしい面が浮き彫りとなっている。
見掛けに反して巨根で性体験もある主人公も熟れた女性との初の生での情交に可愛らしく喘いぎつつも、2回目からは大人ぶった余裕を見せたりとインモラルな雰囲気を醸し出している。

そこに長女の菜央美が参戦し、ストレートに主人公に「男の娘」としての歪んだ性癖を剥き出しにして女装させてしまう。
ここで主人公が女性もののパンティやストッキングを履かされていく内にゾクゾクするような背徳感を味わうのだが、これを彼の目線で描き切っているのが興味深いところである。
その後の互いに着衣したままの情交はいつもの小日向諒作品のお約束だが、個人的には菜央美にもう一段階踏み込んだタチとしての主人公への「責め」が見せられるとなお良かったのかなと思うのだが、欲張り過ぎなのかもしれない。

主人公の想い人である1つ上の先輩の結花に関しては、とある事情から幼馴染みの御曹司と付き合っているが、密かに想いを寄せる主人公も彼に「片想い」だと勘違いして回り道している点が多少蛇足な描写にも思えなくも無い。
それでも品行方正な少女が主人公に対して母姉とはまた違った屈折した願望を抱いているのは非常に分かりやすく、終盤では2人より弾けた面を見せていて良かったと思う。

全般的に小日向諒作品特有の登場人物同士のドロドロした嫉妬の応酬を控え目にした作風は読んでいて心地好く、それでいて濃密な情交描写にも拍車を掛けられており、本作の趣向が個人的な好みにマッチしていたので大満足である。

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tag : 高校生主人公 母娘丼 姉妹丼 処女

西門京「熟未亡人教師 秘密生活の始まり」

西門京「熟未亡人教師 秘密生活の始まり」
(フランス書院文庫、2002年12月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

公式HPの作品紹介はコチラからどうぞ。

【あらすじ】

真夏の満員電車の中で中学時代の恩師である貴和子と再会した良樹。薄着で魅力的な彼女の肢体に惹かれ偶然を装いつつも身体に触れてしまい、それを彼女に見咎められるも自宅に連れ込まれ美乳に触らせてもらう機会を得るのだが…。

【登場人物】

山岸良樹
高校3年生。公立高校に通っており、ある日夏休みの補習で満員電車に乗っていた時に貴和子と再会する。乳房に拘りがあるらしく、彼女の豊かな胸に釘付けになる。童貞。

早川貴和子
33歳。良樹が中学3年生の時の担任教師だったが、直後に年上の夫と結婚。1年前に病気で亡くなった事から復職を決意し、来春から別の中学校の教壇に立つ予定。夫とは控え目なセックスしか経験が無いので年齢よりウブな面も。巨乳。

【展開】

貴和子と満員電車の中で再会した良樹だが、薄着で豊かに盛り上がる彼女の胸に釘付けになり、偶然を装って身体にタッチしてしまう。そんな教え子を諌めようと自宅に連れて来た貴和子は服の上から胸を触らせるが、良樹が自失し逃げ出してしまう。

翌朝良樹に胸を触られ不思議な感覚に捕らわれた貴和子は駅にやって来て電車に乗ると、満員電車の中で若い女に誘惑され必死に我慢する良樹を見付ける。誘惑に打ち勝ったのを見届けた貴和子は良樹を誉めてあげると、再び自宅に連れて来る事に。
前日に自失したのを恥じらう良樹にノーブラで胸を触らせてあげると提案する貴和子だが、少年の欲求がエスカレートして乳房を露わにされてしまう。勃起に触れてその場を凌いだ貴和子はお詫びにと手コキで射精に導き迸りを乳房で受け止めるのだった。

翌日昨夜の事を思い返す貴和子の元に補習を終えた良樹がやって来る。朝から勃起が止まらないという彼の為に手コキを始めると、今回は違った快感を与えようと口唇奉仕して精を受け止めるが、良樹に欲求不満だと見抜かれなすがままになる。
初めは乳房の愛撫だったのが次第に秘所へと大胆に弄られると不本意にもアクメを迎えてしまい、貴和子は力が入らないまま良樹の剛直を受け入れるが、童貞少年がいち早く弾けてしまい、置き去りにされた屈辱から頬を張り追い返してしまうのだった。

1週間毎朝のように同じ時間帯の電車に乗り良樹を探す貴和子だが、ある朝自らの身体にタッチする手を少年のものと勘違いした事から痴漢の為すがままにされていた所を良樹に見付かり難を逃れる。
嫉妬を交えながらも汚れた身体を愛撫する良樹の技巧の上達に他の女の存在が一瞬よぎるものの、与えられた快感に逆らえずに受け入れた貴和子は良樹から臨時講師を頼まれ応諾する。

良樹の自宅で母親の目を盗みながら慌ただしく口唇奉仕するも、意地悪な良樹に散々焦らされる貴和子だが、週に1回の自宅での授業でもわざと遅刻していると知りつつも、少年の顔を見るなり年上の矜持をかなぐり捨てて身を委ねるのだった。

【レビュー】

女教師と主人公の少年という至ってシンプルな構図だが、真夏の満員電車という舞台設定から痴漢をスパイスにした倒錯的な作風となっている。

巨乳のヒロインに憧れる童貞少年が次第に彼女を指や舌で愛撫し、遂には彼女を快感に導く事が出来たと感激するまでの前半と、
次第に少年に翻弄され遂にはプライドや慎みをかなぐり捨てて甘えて来るヒロインが堕ちるまでを描いた後半の展開は西門京作品らしい作りであろう。

主人公も女教師もそれぞれ別の相手に翻弄され快感に顔を歪めた場面を相手に見られてしまい、それまでの関係から一歩踏み出して…というのは倒錯作品のお約束だが、意外にも主人公が女教師に痴漢する場面は序盤だけである。
終盤主人公の言いなりになった彼女が満員電車で彼のされるがままというのは流石に他の痴漢作品と混同されるのか、敢えて作者らしい終着点に至ったのかもしれない。

tag : 高校生主人公 童貞

鮫島次郎「熟女【独占】」

鮫島次郎「熟女【独占】」
(フランス書院文庫、2008年1月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

熟女“独占” (フランス書院文庫)
鮫島 次郎
フランス書院
2008-01-23



【あらすじ】

隣家の久仁子に想いを寄せ続ける浩也は自分の誕生日に彼女に筆下ろししてもらおうと意気込むが、それに気付いた叔母の三重子の計略により彼女と初体験を迎え、更に母親の友人の由美子とも関係を持ってしまう。出遅れた久仁子は計略に気付き、浩也を取り戻そうと逆襲に打って出る事に。

【登場人物】

百々地浩也
今年大学に入学したばかりの青年。中学の時に隣家の久仁子に連れられて海水浴へ行った際に、目にした彼女の水着姿に悩殺されて以来、ずっと秘めやかな想いを抱いている。久仁子の息子とは幼馴染み。童貞。

平松久仁子
浩也の隣に住み、夫と息子との3人暮らし。夫婦仲は決して悪くは無いが、仕事の都合で離れて暮らしており、月に1回の逢瀬を楽しみにしている。噂話に余念のない主婦たちからは別の男と逢っていると誤解され、浩也は快く思っていない。

百々地三重子
浩也の父方の叔母で久仁子の友人。7年前に夫を亡くして以来、独りで暮らしている。占いを趣味としており、気が向いた時には路地で占い師として商売をしている。甥の浩也に対しては「ボク」呼ばわりし、可愛がっている様子。

片山由美子
浩也の母親の友人だが、浩也自身は大した面識がない。ある日浩也が久仁子夫妻を付け回している途中で先輩と路上で話している際に、由美子が不倫相手とホテルに入る所を見られたと早合点し、口封じに誘惑しようと試みる。

【展開】

久仁子の水着姿に魅了され想いを寄せ続ける浩也は、ある日彼女から平松家の鍵を預かる事に。ちょっとした出来心から留守の家に上がり込み、久仁子の下着を見付け牝臭に惹かれた浩也は堪らず精を放出してしまう。
一方帰宅した久仁子も部屋の違和感に気付き、数日後有りもしない用事で留守にして浩也に鍵を預けてクローゼットに潜んでいると、予想通り浩也が悪戯するのを目の当たりにし、その晩に彼を想いながら一人遊びに耽るのであった。

数日後百々地家を尋ねようとした三重子は出会った甥の値踏みするかのような視線を感じ、ここ最近街で見掛ける浩也の不審な行動と義姉の言動から久仁子と何かあると嗅ぎ付け、機先を制して彼女に浩也と親密にならぬように釘を差すのだった。
三重子の発言に動揺した久仁子は浩也とのデートをドタキャンするが、事情を知らない浩也は失望して暴言を吐き、街で知り合った占い師(三重子)の勧めに従い叔父の七回忌の後に泊まりに行くと、三重子の手解きで童貞を卒業する。

久仁子を出し抜いた自責の念から、三重子は不倫の口封じにと頻繁に浩也と逢う由美子も巻き込もうと占う振りをして二人を接近させようと目論む。秘密の共有を口実に浩也に抱かれた由美子は自分の被虐性に目覚め、若者の言いなりになるのだった。

ドタキャンの一件からすっかり浩也と縁遠くなってしまった久仁子だが、息子から浩也が他の女と付き合っていると聞かされる。数日後喫茶店で待ち伏せしていると、相次いで由美子や三重子と逢っているのを知り浩也を取り戻そうと一計を案じる。
半月後浩也に機先を制され家にやって来たのを機会に、久仁子は2人の女性の存在を口に出し若者を詰る。あくまでも久仁子が一番だと涙ながらに告白する浩也を受け入れた久仁子は、全てが欲しいと言う彼に従い3つの口に精を浴びせられるのだった。

こうしてベランダに干された下着を合図に品番に逢瀬を重ねるようになった浩也だが、ある日平松家を訪ねると全裸で拘束された三重子の姿を目にする。久仁子に迫られるまま情交を見せ付けるが、三重子も罪の意識を抱いていたと知り3Pに興じる。
すっかりいたぶられる事に快感を覚えた由美子にも「お仕置き」をしようと目論む浩也は、ある日由美子の自宅で和服姿のまま縛り付けると久仁子を招き情交を披露した後で、久仁子におさねを舐めさせながら後背位で由美子を貫くのだった。

1年後20歳の誕生日を迎えた浩也は、それぞれに着飾った熟女たちを独占出来る喜びに浸りながら、彼女たちの「悪巧み」に乗せられ幸せを感じるのであった。

【レビュー】

投稿生小説、アンソロジーの短編を経て、長編はこれが初めてとなる作者は現在までにフランス書院文庫では本作を含め7作品を刊行しているが、残念ながら公式サイトから電子書籍としての発売は無い状況である。
但し電子書籍としては、フランス書院文庫時代の作品を再編成して個人出版の形でKindleで発売している上新作も出しているので、興味のある方は作者の名前で検索してみると宜しいだろう。作者の拘る部分に触れられると思う。




本作に話を戻すと、既に2作品を出した実績から自分の型をはっきり主張しており、作者の描く熟女のしたたかさ、それに伴う行き過ぎた滑稽さがツボに嵌まれば楽しめる作風に違いない。
個人的には熟女だからこその奥深さ、人妻や未亡人の慎みからもたらされる羞じらいを求めるといま一つもの足りないような気がするし、主人公の若さから来るやりたがりな上に早射ちで駆け足気味の情交描写と何処かで醒めた感のある計算高い人物像はイマイチちぐはぐだと思う。

とは言え、当時のフランス書院文庫の「熟女路線」の一翼を担う貴重な存在であり、本作以降も基本的なスタンスは変わらないでいた事から、こうした作風に根強いファンもいたのだろうと推察される。

tag : 大学生主人公 童貞 熟女限定

小日向諒「【隣りの果実】幼なじみの母娘」

小日向諒「【隣りの果実】幼馴染みの母娘」
(フランス書院文庫、2013年8月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年2月14日レビュー再編集。

公式HPの作品紹介はコチラからどうぞ。

【あらすじ】

幼なじみの真奈美と表面的にはセックスフレンドの関係に有ったが、実は気になっている彼女に想いを打ち明けられずにいた洋一。ふとした事から真奈美の母の響子や姉の桃香とも関係してしまう。

【登場人物】

滝川洋一
17歳。高校2年生。父親は昨年独立し、母親も仕事をサポートする為不在がち。体育会系の部活に所属しており、身長は175cmを超える等ガタイは良い方。普段は大人しいが、情交となると自慢の逸物でドSに変貌する。真奈美を女だと意識しているが…。

武藤真奈美
17歳。高校2年生。滝川家の隣人で響子の次女で、洋一とはセックスフレンドで「偽彼」と言いつつも想いを寄せており、女の子らしく髪を伸ばすなど彼好みの女になろうと努力する。スタイルが良く学業優秀で凛としたクールビューティ。

武藤響子
38歳。真奈美と桃香の母で二人を生んで間も無く夫とは性格の不一致で離婚。女手一つで子供を育て課長職に就いている。スーツスタイルが似合うGカップの熟女。洋一と真奈美の想いを知り避妊するように命じつつ、セックスを容認している。

武藤桃香
20歳。真奈美の姉に当たる学業優秀な大学生。小柄で幼く見える上に少女趣味の服装といわゆるロリの割には豊乳の持ち主。快楽に従順でストレートに口に出す性格で、それが災いしこれまでに付き合った男とは長続きしていない。

【展開】

2学期の中間テストを終えて部屋で一息付いていた洋一は乱入して来た真奈美からセックスを迫られ避妊具が無いからと切り返すが、予備を隠し持っていた彼女の用意周到さに感心しつつ、いつものようにSっ気たっぷりに攻め立てるのだった。

ある日響子の秘密を知ってしまった洋一はホテルに連れて行かれると、同じように恥ずかしい思いをさせようと自慰を強要されるが、反応の悪さから尻を向ける形で跨がられ手伝ってもらい着衣のままの彼女に精を浴びせてしまう。
収まりが付かない洋一はセックスを求めると、自分は安全日だからと娘との時には禁じていた生での挿入を認められ響子を絶頂に導くが、更に強欲さを剥き出しにして屈服させると、何と自分もセフレにして欲しいと迫られ複雑な思いを抱くのであった。

真奈美が三角関係を認めると直ぐにその話は桃香の知る所となり、ラブホテルにやって来た洋一は彼女が意外にも口唇奉仕の経験が無いと知り、汗臭い逸物を咥えさせて飲精させると、2人にしたようにSっ気を剥き出しにして言いなりにしてしまう。

洋一の重荷になるまいと敢えて都合の良い女を演じて来た真奈美は、相次いで母や姉と関係する洋一に複雑な思いを抱きながらも帰宅を遅くしようと図書館で時間を潰す。
しかしそれが裏目に出てしまい、帰宅するなり全裸同然の洋一と桃香の2人が自分は許した事の無いキスを交わしているのに嫉妬すると、洋一を部屋に連れ込みながらも素直になれず涙を見せる。
洋一は桃香から本意を聞かされて自分が悪かったと謝罪し初めて避妊具無しのセックスをしながら口付けを交わすのだが、その現場を帰宅した響子に見られてしまい約束を破ったと叱られ、結局響子や桃香も洋一の愛人として容認せざるを得なくなる。
それでも前より素直になった恋人が母や姉に負けじと甘える様子に、洋一は満足気に主人として振る舞い大量の精を真奈美の膣内に放つのだった。

【レビュー】

デビューから4作品目を迎え、セックスフレンドとして中学生の時から割り切っている歪な関係の17歳の主人公と隣人で幼馴染みの真奈美という切り出し方は誘惑作品としてはあまり無いような形である。
また主人公が体育会系でいわゆる「肉食系」丸出しのS気質というのも、丁度本作と前後して複数の作家による誘惑作品で試みた「荒ぶる主人公」を体現したものでもあると言えようか。

このS気質な主人公は真奈美だけでなく、日常生活では優位に立たされていた筈の彼女の母親の響子や姉の桃香に対しても如何なく発揮されているのだが、文中ではまあよくも…と思うほど淫語丸出しでぺらぺらと喋るものだと少々気障りに感じた位である。
それでも主人公が真奈美に対して、逆に真奈美が主人公に向けて、本当は相思相愛なのにも関わらずそれが伝わらないもどかしさ、終盤で想いが通じた時に良かったねと安堵させるような心温まる世界観はやはり小日向諒作品らしいだろう。

個人的にはメインに据えた真奈美の対抗馬としては、主人公との情交で大人の矜持を見せようと快感を堪え、一度堰を切るなり自分も愛人にして欲しいとデレに転じる響子も良かったし、
自由奔放で小悪魔ながらも実は意外な所は奥手で理知的な面も見え隠れする桃香でも甲乙つけ難いのだが、真奈美からの一連の流れからするとやはりどちらかにした方がスッキリしたのかなと思われる。

【トラックバック】

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
【隣りの果実】幼なじみの母娘 (フランス書院文庫)(2013/08/26)小日向 諒商品詳細を見る★★★★☆ 設定良し官能良しだけに希薄なドラマ性が勿体ない, 2013/10/2チェリーではないどころか既に経験豊富な高校生主人公(17歳)というのは、最近では少し珍しい気がする。隣に住む同級生にして優等生な幼馴染みヒロインと初期設定で肉欲的にデキているのもなかなか斬新。一見クールで『凛とした美少女』との表記も作中に見られるヒロイン...
隣りの果実-幼なじみの母娘(著:小日向諒、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 母娘丼

【番外編】兄弟レーベルの人事交流

近年のフランス書院文庫のラインナップに欠かせない存在と言えば、同レーベルの「弟」の立場に当たる美少女文庫出身の作家ではないでしょうか。
昨年発売された内11作品で美少女文庫で活躍されている方が書いていますが、フランス書院文庫の誘惑作品に占める割合で考えるなら決して少なくはないでしょう。

【美少女文庫とは】
その名の通り、美少女がヒロインのジュベナイルポルノ。20代以上も登場するが、下は流石に現状を察した年齢まで。
キャッチコピーは「LOVE宣言」。ジャンルとしては18禁に近く、書店での取り扱いもそれに準じた扱い。(余談ですが私の地元の書店では見本をレジに持っていって、現物と交換して購入可となっています)
フランス書院文庫の編集も兼ねていた現編集長が一人で担当しており、総作品数は300を越えている。過去10回の新人賞、昨年からは新人王に衣替えし作品を募集中。
現在は美少女文庫と2009年に誕生した「えすかれ」の2レーベル体制で、後者では近年凌辱要素を強めた作品を増やしている。


詳しくは「美少女文庫 レビューブログ」(管理人:みきりっちさん)をご覧下さい。



【概要】

美少女文庫の初期の段階にフランス書院文庫の作家が美少女文庫に作品を提供していたなかで、2007年12月に上原稜さんがフランス書院文庫に進出したのがきっかけのようです。

2007年12月1日付け「編集部発」

2007年12月21日付け「編集部発」

逆にフランス書院文庫からは2000年代に誘惑作品に転向した巽飛呂彦さんが美少女文庫に進出し、一時期は両レーベル合わせて年7作品を出すまでに至りました。

上原稜さんの作品がセールス的に成功をおさめた事から、翌年には河里一伸さん、2010年には山口陽さんや青橋由高さん、鷹羽真さんなどが進出、現在はローテーションの一角を占めています。

2010年12月28日付け「編集部発」

両レーベルの人事交流と言えども闇雲にピックアップされているのではなく、やはり現状のフランス書院文庫がハーレム主体で癒しを与える趣旨の誘惑作品に合った作家を抽出しているようです。
今年も山口陽さんや巽飛呂彦さんの相互乗り入れは続きますし、何より昨年は美少女文庫の「黒船」的な存在の本城山羊さんの本格進出により、美少女文庫同様にハイペースで刊行された時には状況が変わるかもしれません。
フランス書院文庫の誘惑路線が新人による群雄割拠で飽和に近い状態により、美少女文庫に活路を見出だす作家も出て来るのでは無いかと思われますし、その逆も然りでしょう。
創刊30周年を迎えたフランス書院文庫は恐らく何らかの大胆な施策を打って出ると私は見ていますので、今後の動向に注視して行きたいと思います。


【作家紹介】※敬称略

上原稜(美少女文庫では「上原りょう」名義)

第1回美少女文庫特別賞を受賞し、2006年「あねあねハーレム お姉ちゃんはふたご先生」でデビュー。現在までに美少女文庫で28作品、フランス書院文庫で15作品を刊行。
「ハーレム王子」の異名の通り、作風はハーレムを題材にした多人数ヒロインものを得意とする。デビュー当時は現役大学生との触れ込みだった。

上原稜作品のレビュー

河里一伸

2003年美少女文庫創設時からのベテラン作家で、デビュー作品は「LOVERS ~恋に落ちたら…~」。現在までに美少女文庫で32作品、フランス書院文庫で13作品を刊行。
2009年にフランス書院文庫に進出し誘惑作品を出していたが、2012年の「三姉妹【あやつる】」以降は催眠要素を交えた凌辱風味の作品に転じている。

河里一伸作品のレビュー

青橋由高(あおはしゆたか)

2003年美少女文庫創設メンバーの一人として、「微熱~彼女は水泳部!~」でデビュー、現在までに美少女文庫では40作品を刊行する人気作家。
フランス書院文庫では2008年に凌辱作品のアンソロジー作品集に名を連ねたが、2010年に「僕とメイド母娘」で長編デビューするなり翌月には早くも重版と若い読者層を中心に人気を博している。
黒本では年1作品ペースで5作品と寡作ではあるものの、「特選小説」誌で出していた短編を集めた昨年発売の作品では、登場人物をリンクさせるお得意の手法を駆使して読者を楽しませようと試みている。

青橋由高作品のレビュー

重版のお知らせ(2010年3月5日付け「編集部発」)

山口陽(やまぐちあきら)

第3回美少女文庫特別賞を受賞し、2008年「メイド イン バトル!」でデビュー、現在までに美少女文庫では20作品を刊行。タイトルに「子づくり」が付く作品が多く、孕ませ描写を得意とする。
フランス書院文庫では2010年にデビュー、2月発売の作品で12作品目に到達、既にローテーションの1人としての地位を固めている。

山口陽作品のレビュー

山口陽さんの記事(2010年3月26日付け「編集部発」)

鷹羽真(美少女文庫では鷹羽シン)

第4回美少女文庫新人賞を受賞し、2009年「妹ChuChu(ハート)」でデビュー。濃厚な濡れ場の描写が独特で、擬音に3行を要する事も。
フランス書院文庫では早くも翌年の2010年にデビューし、既に6作品を刊行。特に昨年の「ホームステイ【青い目の留学生】」では、金髪碧眼で可憐な留学生ヒロインを描き好評を得た。

鷹羽真作品のレビュー

本城山羊(美少女文庫ではほんじょう山羊)

第8回美少女文庫新人賞を受賞し、2012年に「サムライ・凛は0勝7敗!?」でデビュー。年3~4作品とハイペースな刊行を続けている。
フランス書院文庫では2014年にデビュー。美少女文庫では調教要素の強い「えすかれ」で作品を重ねて来たが、フランス書院文庫では今の所はソフトな誘惑路線。2月に2作品目を刊行した。

デビュー作品「母娘風呂【初体験づくし】」

巽飛呂彦

言わずと知れたフランス書院文庫の大ベテラン。1994年「レイプ教室 狙われた女教師」でデビューしたが、2000年に凌辱作品からは一線を退き、徐々に誘惑作品に転化。
現在までに派生レーベルも含め48作品を刊行するが、その一方で根強い愛読家である事から2007年に美少女文庫でもデビュー、2月発売の新作で22作品目に到達した。

巽飛呂彦作品のレビュー

巽飛呂彦さんにまつわる逸話
2007年9月14日付け「編集部発」

公式サイトのブログ「編集部発」の記事です。
「誘惑第○世代」の分け方にも触れられていますが今や第3世代も安定期(年2作品)と落ち着いて来ましたから、ここで抜け出す第4世代が現れるのか、それとも「みんな仲良く」シェアするのでしょうか…。

(管理人注:3月発売分を追加しました)

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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