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2014年を終えるに当たってのご挨拶

平素は当ブログにお越し頂き、有り難うございます。今年は最初の4ヵ月までは飛ばして、後は随分と間隔を空けながらの更新となってしまいました。

フランス書院文庫の誘惑作品と言えば本来は櫻木充さんや楠木悠さん、如月蓮さんの作品にも触れねばなりませんが、一時期離れていたのもあって旧刊は手元にあるけれど読むきっかけがなかなか無かったのがあります。

2005年以降では大体の誘惑作品は取り上げたはずなのでこれ以上手の付けようも無いのですが、初期のレビューの拙さを見ると早く手直ししたいのですが…。

来年も新刊を中心に細々と更新して参りますので、気が向きましたら覗いてみて下さい。

まだ2014年も2日残っていますが、皆様に良い新年が訪れますよう祈念致します。




【2014年のデビュー作家】

新人不作と言われた2012年、2013年と打って変わり、2014年は新人作家のデビューが7人(美少女文庫組除く)と多かったですね。その中には戦略的な新人も含まれますが、それでも増加したのは間違いないでしょう。

久藤貴緒「クラスメイトの美母は未亡人奴隷」

辻堂楓「ホテル ハレム 彼女の母と義母が獣になった夜」

天崎僚介「音楽室の女教師 放課後の甘く危険な旋律」

七海優「僕の下宿生活 美母娘vs.女教師」

南野佑人「僕だけの年上ヘルパー」

喜多川亮「溺れ熟女 妻の母・妻の従妹・義母の友人」

※九鬼響介さんの作品のレビューは有りません。

【2014年の作品の傾向】

近年規制云々が言われている中で、フランス書院文庫の誘惑作品では近親ものの占める割合は下がって来ており、来年もこの傾向は続くでしょうね。

今年も母娘丼は増えているのは相変わらずで、前ならば父親の再婚で義母と連れ子の娘(義姉や義妹)というパターンから、下宿先、幼馴染みなど血縁関係を薄めた作品が目立ちます。

櫻木充「独身熟女(シングル)【おいしい寝室】」

山口陽「最高に危険で淫らな『ズル休み』 叔母、伯母、そして従妹と」

小鳥遊葵「あじわい美母娘」

星悠輝「義母vs.同級生の母娘」

本城山羊「母娘風呂【初体験づくし】」

宗像倫「幼なじみの継母娘(ははこ)」

鷹羽真「居候先の美母娘【最高の浪人生活】」

巽飛呂彦「美しすぎる大家さん もてなし母娘下宿」

※辻堂楓さんや七海優さん、南野佑人さんのデビュー作品も同様のコンセプトですが、割愛致します。

来年も1月から特別賞受賞作など、いきなり新人作家のデビューを2人控えています。引き続き世代交代の流れは止まらないのでしょうね。

巽飛呂彦「美しすぎる大家さん もてなし母娘下宿」

巽飛呂彦「美しすぎる大家さん もてなし母娘下宿」(フランス書院文庫、2014年12月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

地方都市に赴任となった裕樹は会社の手違いで半ば休眠中の古びた下宿に住む事になるが、そこで出会った江莉子とゆきみの母娘と次々に親しい仲になる。互いの関係が露呈した母娘は一時は裕樹を取り合うものの和解し、2人妻として奉仕する事に。

【登場人物】

森裕樹(ゆうき)
25歳。営業マンだが出世コースから外れ、郷里の地方都市の支店に赴任する事に。一時は左遷されたと腐るものの江莉子やゆきみと関係する内に自信を取り戻す。女性経験はあり。

間宮江莉子
38歳。亡き母親から受け継いだ下宿の勇黎(ゆうれい)荘を営んでいる。夫とは10年以上前に離婚している。割烹着が似合い、おっとり天然系の92㎝Fカップ。

間宮ゆきみ
17歳。高校2年生で江莉子の娘。お下げにした髪形の似合う83㎝Cカップ。江莉子とは姉妹のように仲良くしていたが、裕樹と関係していたのを知り奪い返そうと積極的に誘惑を仕掛ける。処女

【展開】

ある晩寝苦しさから夜中に起きた裕樹は汗を流そうと入浴するがそこへ江莉子が入って来てしまい、やり過ごそうとするが湯あたりして気を失う。江莉子の介抱で目を覚ますと勃起に気付かれて口唇奉仕をされて射精するが、裕樹は我慢出来ずに彼女を押し倒し関係を持ってしまう。

翌日から裕樹はゆきみの目を盗んで江莉子と交わる日々を送るも、ある晩ゆきみに見付かってしまう。たちまち口論になり江莉子に頬を張られたゆきみはプチ家出するも、結局家に戻って来た所を裕樹に発見され事なきを得る。

母親に恋人が出来たのを素直に祝福出来ない様子のゆきみからセックスをしてみたいとせがまれた裕樹は自分の言う事を聞くのを条件にホテルで処女を奪い、数日後ゆきみと車中で交わっていた所を今度は江莉子に見付かり修羅場に陥る。

母娘に押し切られる形でホテルにやって来た裕樹は2人と交互に交わるが、形勢不利とみたゆきみがしきりに母親が年増だと揶揄すると、流石に江莉子が凹んでしまう。ゆきみが本心で言ったのではないと気付いた裕樹は仲直りに母娘でレズプレイを提案するが、金欠で時間切れになり射精出来ずに終わる。

翌日お詫びの印にとセーラー服に着替えた母娘と交えた裕樹は、裸エプロンやバニーガール、更に浴室でビキニに着替えたり、マットプレイで癒しを与えられたりと仲睦まじい日々を送るのだが、そんな中でWオメデタを迎えてしまう…。

【レビュー】

2014年のフランス書院文庫も母娘丼作品が多く、そのフォーマットに従った安定の作風だと言えよう。

かつてのフランス書院文庫で誘惑作品と言えば相姦や倒錯を題材にした作品が過半を占める中で、2次元作品から着想を得た「ライトで楽しい」ハーレム作品を生み続けていたが、ここ数年の巽作品は生みの苦しみからか目先の変化に捕らわれ過ぎてイマイチぱっとしない状況である。

本作は割烹着の似合う間宮さんという辺り「あの艦娘作品」からの着想だと思われるが、浴室で鉢合わせから母親と、母親との情交に気付いた娘とも関係を結び、それが母親にも露呈して…という流れはいつも通り。
中盤からは母娘で主人公を取り合いになり娘から年増だと揶揄される内に母親が一度はへそを曲げてしまうも、主人公の命に従い百合要素を交えて和解、その後は母娘で様々なシチュエーションで楽しませてくれるが、その題材はワンパターンである。

巽飛呂彦作品の母娘作品はこれまでにも何作品も出しており、先に母親で次に生娘という順番や、母娘でいがみ合うも和解は百合要素で、母娘で主人公を歓待する際は裸エプロンやセーラー服などのコスプレ要素やマットプレイなのも実はほぼ同じパターンである。
どの場面設定も興味を抱かせるのには充分なのだが、あくまでも深入りし過ぎずにアッサリという作風を堅持する限りは、いずれかに特化した描写を得意とする後進作家と比べて何処か物足りないという感想が先行してしまう。

これはあくまでもフランス書院文庫での巽飛呂彦作品を読み続けて来たからこその個人的な意見であり、もしあまり作者の作品に触れた事のない読者であれば違った印象を受けるかもしれない。

【参考作品】

巽飛呂彦「巫女母と巫女娘と僕」

巽飛呂彦「クラスメイトの美母娘」

【トラックバック】



DSKさんのレビューブログにおいて、本作をご紹介なさっています。

2014/12/22 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(あの割烹着の下にこんな淫らな躯があったなんて)ずっしりした乳房、くびれた腰、下腹部の黒い翳り……昼は清楚で優しい大家さんが夜はどん欲な美獣に!泡まみれの手コキ、深すぎるフェラ、激しい騎乗位……仕事で疲れた僕を励ます38歳の「おもてなし」床技。母親への対抗心から美娘まで大胆な行動を……(引用元:公式サイト)★★★★☆ ヒロインを母娘の2...
美しすぎる大家さん-もてなし母娘下宿(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

tag : 社会人主人公 母娘丼 処女

庵乃音人「熟れ華めぐり 未亡人に魅せられ、独身熟女に酔わされ、人妻に迫られ」

庵乃音人「熟れ華めぐり 未亡人に魅せられ、独身熟女に酔わされ、人妻に迫られ」
(フランス書院文庫、2014年12月、表紙イラスト:野中昇)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

レトロな下宿に住む大学生の研児は管理人の真由子に想いを抱いていたが、そんな中遊びに来た華菜に自慰の現場を見られ親密な関係に。ところが華菜が吹聴して回った話を彼女と犬猿の仲である樹里が聞き付け、思わぬ展開へ。

【登場人物】

松浦研児
18歳。ある地方の国立大学に通う為実家を出て、真由子が営む学生下宿で暮らしている。管理人である真由子に強い想いを抱いているが、彼女は研児に庇護欲を掻き立てられるのか恋愛対象として見てもらえずにいる。童貞

三上真由子
35歳。肩まで届くストレートの髪に肉厚の唇が魅力的な未亡人。清風館という学生向け下宿を亡き夫から受け継いでいるが、現在は研児1人だけを預かっている。全体的にふっくらとして熟れた体格だが、バストとヒップは他の2人にひけを取らない。

梅原華菜
32歳。清風館の近くにある家業の老舗和菓子店の後取り娘だが独身のまま。おっとりとした癒し系の外見と相反して、姉御肌で面倒見の良い性格。商店街の先頭に立って大型SCの出店に反対した経緯もあり、樹里とは現在も犬猿の仲。

篠原樹里
39歳。大型SCを手掛ける実業家の夫と5年前に舞台になるこの街へ引っ越して来た。中学受験を控えたひとり息子がおり、週2回研児に家庭教師を依頼している。栗色でカールの掛かった髪形で西洋人を思わせる手足の長い抜群のプロポーションを持つ。

【展開】

講義を終えて下宿に戻った研児を待ち受けていたのは、同級生の男に騙されたと泥酔しながら真由子に愚痴をこぼす華菜だった。彼女の豊かなバストが揺れるのを脳裏に焼き付け自慰に浸る研児だが、そこへ華菜が現れる。
彼女の口唇愛撫を受けながら熟れたヒップとその合間を見せてもらった研児は菊穴を味わいながら彼女の口内に精を放つが、本番は自分と恋人関係になってくれてからだとお預けに。

数日後篠原家を訪れた研児は家庭教師を終えた後樹里から華菜と結ばれたのは本当かと問い質され、自分なら体だけの関係でもと誘惑を受けてパイズリフェラで射精に追い込まれ、彼女の顔面に精を浴びせてしまう。

一方華菜は真由子にも認めてもらおうと関係にある事を打ち明け、真由子は複雑な想いを抱きつつ応援しようと帰宅した研児に探りを入れる。本心を告白され裸を見たいと研児から頼まれた真由子は暗がりでならと恥じらいながらも熟れた身体を披露する。
真由子の部屋で裸体を見るだけでは我慢できなくなった研児は約束を破って秘所に喰らい付いて舌で愛撫すると、夫の仏壇の前だからと抵抗する彼女の懇願を聞き入れずに交わり、膣内に迸りを放ってしまう。

真由子と満足に口を聞いてもらえなくなった研児は数日後華菜と再会するなりラブホテルへ連れ込まれるが、その拙速なまでの行動の裏に樹里も関係を吹聴して回っていると知り、何でもするという華菜に放尿を見たいと頼み後背位で交わるのだった。

一方、華菜に焚き付けられた樹里も高級ホテルに研児を呼び出すなり、辱しめて欲しいと要求し足を縛られて激しいプレイを行うが、研児の初体験の相手は真由子だと見抜き自分達が仲直りさせようと考える。

密かに華菜と手打ちを済ませた樹里は一芝居打とうと真由子と研児を含めた4人で別荘へやって来るなり、互いの関係を暴露した上でわざと真由子の目の前で華菜と2人で研児を誘惑し焼き餅を焼かせようとする。
樹里が研児を跨ごうとした瞬間、予想通り喚きながら止めに入った真由子から本心を聞かされた樹里と華菜は研児と真由子の意思を尊重する代わりに、目の前で2人が交わるのを見たいと求めるのだった。

【レビュー】

近年は官能専門のレーベルだけでなく、一般官能にまで幅広く進出し続ける作者の最新刊である。
単なる誘惑作品の枠に捕らわれずハードな作風まで幅広い作品を手掛ける中で、フランス書院文庫での立ち位置は「青少年をショタコン気味に可愛がる熟女たちの暴走っぷり」であろう。

確かに序盤では貞淑な未亡人、奔放な独身、気高い人妻と三者三様のアプローチで主人公を導いていくのは興味深く、特に華菜とはシックスナインだけ、樹里とはパイズリフェラのみと、ややコメディめいた流れを孕みながら展開していくのは良かったと思う。

そんな中で主人公は本命の未亡人と半ば強引に関係を結ぶものの、彼女の身体の反応と心は別物で冷たい態度に出られ思い悩む割に他の2人とはやや趣向を凝らしたエッチを続けていく優柔不断さも目に付くが、樹里とのハードな交わりの後で童貞を捧げたのが真由子だと露呈してしまい、そこから思わぬ流れを経て2人のアシストを受けつつ、どんでん返しの結末に導かれていく。

熟女らしく剛毛などの身体的描写や、華菜や樹里との本番では調教要素を盛り込んだ展開、終盤で彼女たちが一肌脱いで仲直りに一芝居打つ辺りは庵乃作品らしいし、彼女たちのお人好し振りから違う流れだったらと思わせる作風も好印象である。

tag : 童貞 熟女限定

喜多川亮「溺れ熟女 妻の母・妻の従妹・義母の友人」

喜多川亮「溺れ熟女 妻の母・妻の従妹・義母の友人」(フランス書院文庫、2014年11月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

義父の地方赴任に伴い妻の実家で義母の志乃と同居を余儀無くされた昭雄だが、それに反発して外で遊びがちな娘をよそに志乃と関係を持ってしまう。更に妻の従妹の陽子や義母の友人の七海とも結ばれた昭雄は志乃に不貞が発覚し…。

【登場人物】

藤林昭雄
26歳。中堅の事務機器販売会社に勤めている。2年前に6歳年下の亜矢子と結婚した。義父が地方赴任するのに当たり、志乃の面倒を見て欲しいと同居するように頼まれ転居して来たばかりだが、彼女に秘かな想いを抱いている為これ幸いと喜んでいる。

朝川志乃
38歳。亜矢子の母親で、自らも当時担任だった男性と若くして結婚している。昭雄と娘の結婚には当初から好意的だった。たおやかな和風美人で、Gカップのバストに熟れた美臀とグラマラスで魅力的な女性。娘の奔放さに呆れているが実は…。

新藤陽子
30歳。亜矢子の従弟に当たる4つ下の夫と結婚しており、夫婦仲は良好。外見は楚々とした婦人然としているが、性的には奔放で結婚する前は乱交を経験した事もある様子。

黒澤七海
38歳。志乃の同級生でかつては担任だった彼女の夫と取り合いになったり、乱交に及んだ事も有った。キャリアウーマン然として自信満々そうに見せていて、現在も独身を貫いている。

【展開】

引っ越して間も無く荷物を片付けずに外出した妻の荷物を片付けようと昭雄は志乃に手伝って貰うが、踏み台から転落した彼女を受け止めた際に互いの秘所が触れ合いむらむらとする内に志乃から誘われ騎乗位で関係を持つに至る。

2人きりになると誘う様子を見せながらも撥ね付ける志乃に苛立ちを募らせる昭雄はある日義祖父の法事の場で陽子と出会う。無邪気な妻が従弟と親しげに話している様子に触発された2人は松の気の陰で対面立位で激しく交わり合う。
奔放な妻がカラオケに出掛けたのを見送った昭雄は志乃と共にタクシーで帰宅する中で鬱憤を晴らそうと喪服の中に手を忍ばせて女体を愛撫した後、帰宅するなり志乃と駅弁スタイルで繋がったまま義父の部屋に入り背徳感を得ながら絶頂に導くのだった。

ある週末志乃と朝から交わろうと朝勃ちしたまま階下に降りて来た昭雄は七海が遊びに来ている事にがっかりするが、志乃と淫猥な会話をしたり、トイレでオナニーしているのを覗かせたりする彼女に違和感を抱く。
帰宅した妻が機嫌を悪そうにして八つ当たりするのを見かねた志乃から七海を送るついでにドライブでもして来たらと唆され、昭雄は駅に向かう途中で七海からホテルに誘われるとやはりと感じつつも関係に至るのだった。

年末年始を義父の一時帰省で情交の機会が無く悶々とする志乃と昭雄だが、亜矢子が外泊したある日志乃から七海との不貞を質され、当て付けに娘のベッドでの情交を提案されると、昭雄は自棄気味になりながらも亜矢子のバイブを使って絶頂に導く。
昭雄は情交を始めて間も無く陽子からの電話が入り志乃に不貞が発覚するが、一層淫らになった志乃は陽子とテレフォンセックスをするように要求しながら交わると、わざと彼女に聞こえるように喘ぐのだった。

翌朝会社を休んだ昭雄は志乃のわがままに付き合わされ呼び付けた七海との3P合戦を余儀無くされるが、七海から志乃が義父を交えて3Pに興じた過去を聞かされ、遅れて合流した陽子からも志乃に誘われたと知ると義母の淫らな本性には敵わぬと悟る。
年上2人に後ろの穴は未経験だと告白した陽子に志乃からアナルセックスをするよう唆された昭雄は、半ば自棄になりつつも流れに身を委ねるのだった。

【レビュー】

2014年にフランス書院文庫からデビューした作家はこれで9人目となる。
「だから熟女はすばらしい」という帯のキャッチコピーの通り、30代の熟女たちが26歳の主人公に関心を持ち、やや暴走気味に誘惑する様は少々コメディめいた雰囲気である。

本命の志乃は序盤ではお淑やかな雰囲気を見せつつも、主人公と些細なきっかけで秘所に触れてしまうと、途端に服の上から主人公の乳首を弄って挑発したり、騎乗位で連続膣出しを求めたりとかなりいやらしい雰囲気を出している。
ただ終盤に掛けては母親や人妻としての恥じらいが次第に失われ、七海や陽子とのあけすけ過ぎる会話を繰り広げる位の豹変っぷりの早さには、主人公が終始困惑するのと同様にちょっと付いていけない感じもした。

陽子は夫と従姉に当たる主人公の妻との親密さに当て付けるが如く、法事を抜け出して木陰で関係を持ったり、電話で疑似性交に至ったりとこちらも官能要素はバッチリだがきっかけとしては短絡的で、楚々とさせるのならもう少し練り込んだ設定が欲しい。

七海は3人の中では独身者なだけに慎みが無いのは当然かもしれないが、あけすけな会話も含め志乃に終始主導権を奪われっ放しで影が薄かったような気がする。一人位は味付けの違うヒロインでも良かったかもしれない。

主人公の妻(20歳)があまりに言動が幼くワガママな設定にしたのはともかく、外出してばかりで主人公と母親の情交に疑問を抱いたり、焼き餅を焼くような描写が全く無いので、主人公を既婚者にする必要性が弱くなっている。
物語をスムーズに進めるのには若妻は居るだけの存在でも良いが、逆に都合が良さ過ぎる舞台設定には少々もの足りなさも否めない。但し最初に書いたように暴走気味の熟女たちの言動には面白さを感じたので、後は恥じらいや慎みとのバランスが取れればと思う。

tag : デビュー作品 社会人主人公 熟女限定

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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