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上原稜「癒しづくし 母とふたりの姉」

上原稜「癒しづくし 母とふたりの姉」
(フランス書院文庫、2014年6月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

女3人に囲まれた生活に性欲が溜まっていた信也は義姉の若菜の下着を持ち出そうとして義母の麻紀に疑われて窮地に陥り、逆ギレして彼女と無理矢理関係を持つが、それを実姉の冬美や義姉の若菜に知られ近親相姦を犯してしまう。

【登場人物】

波多野信也
高校1年生。1年前に麻紀と再婚した父親を病気で亡くしたばかり。冬美に対し憧れと共に煩わしさを抱いているが、彼女の下着を頻繁に使ってオナニーしていた事も。厳格な義母と実姉に挟まれ、若菜に癒しを求めている。童貞

波多野麻紀
45歳。信也と冬美の父親と高校時代の同級生で一時期は交際していたが別れ、同窓会を機に再婚にまで至っている。生真面目で融通の利かない面も有るが、信也の父からサディスティックな情交を求められていたせいかややMな部分も持っている。

波多野若菜
24歳。麻紀と前夫との娘。保母の仕事に就いており、童顔で小柄な為か10代の少女に見間違えられる事も。意外な事に同世代の男性と交際しており、セックスは経験済み。信也を実の弟のように溺愛しているが、天然な面が有り突飛な言動に出る事も。

波多野冬美
20歳。女子大生。信也の実姉で間違った道に進まないように日頃から口うるさくしているせいか、信也から煙たがられているが、典型的な弟中毒タイプの姉。165cmEカップとスタイルが良く、男子によくもてるが女王様タイプで扱いにくいと評判に。

【展開】

麻紀や若菜が居る手前下着漁りを止めていた信也だが、我慢の限界に達して若菜の下着を持ち出そうとして麻紀に見咎められてしまう。
翌晩再び若菜の下着を持ち出そうとして今度は張本人に見付かり、やや意地悪くなった彼女の挑発に乗せられ下着にペニスをくるまれながら手コキで射精に導かれる。

ある日父の書斎で高校時代の麻紀との交際を綴った日記や再会してからのハメ録り画像を見付けた信也は、その晩に彼女の乱れた姿で夢精してしまい脱衣所で後始末をしていると、麻紀に見付かり頭ごなしに叱られてしまう。
逆ギレした信也はハメ録りの件を口にし麻紀が怯んだのを見て溜まっていた鬱憤を晴らすかの如く罵倒し、寝室でイラマチオさせた後正常位で彼女を貫き避妊具越しに立て続けに射精するのだった。

姉たちの目を盗み1ヵ月近くも麻紀と関係を続けていた信也だが、ある晩に冬美に部屋に連れ込まれて関係を問い質される。
麻紀より気持ち良くしてあげると口戯されて屈した信也は騎乗位で交わり、避妊具の中の精液まで味わう姉にすっかり魅了されてしまう。

実弟とのセックスに溺れる冬美はある日信也の部屋で若菜から貰った下着を見付け激怒すると翌日に自分が性の面倒を見ると若菜に宣言するが、若菜も負けじと反論し入浴中の信也に奉仕合戦をする羽目になってしまう。
冬美は若菜と2人で1度パイズリ射精させると騎乗位になり避妊具無しで信也と交わるとたちまち膣出しされてしまい、仰向けに横たわっていると若菜がのし掛かり重ね餅状態で2人のセックスを見せ付けられ受け入れざるを得なくなる。

信也から母との関係を聞かされた若菜はある休日に信也に存分に甘えさせてあげようと膝枕したり食事を食べさせたりするが、意外な事に甘えた信也はアナル処女を奪う事に関心を持ってしまい、渋々ながらもアナルセックスを受け入れる。
一方平穏な日々が戻りもの足りなさを覚え寝室で秘所に触れていた麻紀は信也に見付かるが、乱入して来た若菜から自分も関係していると聞かされショックを受けつつも、娘のアナルセックスに当てられ、ハメ録りされながら信也に膣出しされ絶頂する。

二週間後冬美に麻紀との関係が復活したと謝罪した信也だが、冬美は自分も仲間に加えてもらえないのは納得出来ないと麻紀や若菜を巻き込み4P奉仕に発展する。
禁欲のせいかあっという間にトリプルフェラで射精した信也は、若菜や冬美とアナルセックスで、最後に麻紀に膣出しし流石に力尽きるが、物足りない様子の3人にたじろぎつつも幸せを感じるのだった。

【レビュー】

前作「初体験づくし 義母、叔母、姉と」に続く「づくし」シリーズ第2弾となる本作では、義母、義姉、実姉の3人の年上女性が登場する。

厳格な麻紀と冬美に挟まれ、義姉の若菜に救いを求めようと下着に手を出そうとした所から始まるのは典型的な誘惑官能小説の流れだが、麻紀が幾ら弱味が有るとは言えあっさりと肉交に応じてしまったのはもう少し深みが欲しかった気がする。

実姉の冬美や義姉の若菜との情交や3P奉仕は姉好きの自分のような読者に取ってはたまらないシチュエーションでは有るけれど、やはり何故そうなるというのか、きっかけとしては幾分弱いように思う。

本作では熟女推しという程でもなく冬美≧若菜>麻紀というバランスで、時代の風潮であまり近親相姦の色合いを前面に出しにくいとは言え、深みが欲しいという点、終盤のアナル推しな点は個人的には残念。

tag : 高校生主人公 童貞 処女 姉妹丼 母娘丼

巽飛呂彦「同棲マンション【女三人に僕ひとり】」

巽飛呂彦「同棲マンション【女三人に僕ひとり】」(フランス書院文庫、2014年6月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

独り暮らしを始めようとしていた由宇は、不動産業者の手違いで1ヵ月間ルームシェアをする事になったが、待ち受けていたのは女性3人との悩ましい同居生活だった。

【登場人物】

田上由宇
17歳。今春から高校3年生に上がる。父親の転勤で寮に入る予定だったが、不動産業者の手違いにより女性3人と一緒にルームシェア生活を送る羽目に。童貞。

天龍ゆきみ
27歳。看護師。Cカップ。ショートヘアにガサツな性格で女らしさをあまり感じさせないが、心根は優しい女性。男性経験は久しく無い様子。

乃木榛名
21歳。お嬢様育ちの女子大生。ゆきみの勤める病院に患者としてやって来て以来、色々と世話を焼かれる内に同居するようになった。Fカップ。

霧島沙希子
35歳。由宇の通う高校で今春から臨時教師として赴任する予定だった為、当初は彼の同居に強く反対していたがゆきみと榛名に押し切られる。ゆきみとは幼馴染みで榛名が来る前から同居していた。Hカップの熟れた体付きだが、男性経験は無い。

【展開】

同居生活を始め榛名を意識しながらオナニーしていた由宇はゆきみに見付かり一度は萎えてしまうが、それに傷付いた彼女に口唇奉仕され射精した後、寝室に舞台を移し騎乗位で跨がられ童貞を卒業する。

翌日榛名と一緒にデートへ出掛けた由宇は、帰りに無法者の自転車と接触し怪我をしてしまうが、介抱を口実にホテルへ連れ込まれ、榛名の告白を受けて全身を愛撫した後正常位で結ばれる。

朝帰りした由宇を訝ったゆきみは榛名と一触即発に陥り、事情を知らない沙希子が居る前でこたつの中で由宇のペニスに手を出し取り合いになると、我慢の限界を越えてしまい射精してしまう。
一旦は由宇の機転でやり過ごしたが、その晩に2人に相次いで夜這いを掛けられ3Pで嬌声を上げているのを沙希子に気付かれてしまい同居生活に危機が訪れる。

翌日新学期を迎えた由宇は沙希子が学校の臨時教師で有る事を知り、何とか赦しを得ようとするが取り付く島がない。ゆきみの発案により沙希子を拘束して既成事実を作ろうとするが、由宇はクンニで絶頂に導くも無理矢理犯すのは良くないと躊躇する。
レイプしたいならしなさいと挑発する沙希子に従い由宇は女陰を貫くと、一転してデレに転じた彼女の反応を可愛いと思いながら膣内に精を放つ。

沙希子に対する後ろめたさから由宇を独り占めするのを黙認せざるを得なかった榛名だが、ある日下校時に由宇を待ち伏せてホテルへ連れて来ると、沙希子の処女喪失にあてられたと拘束プレイを求め、自らの被虐性に目覚めるのだった。

沙希子や榛名の暴走に嫉妬したゆきみの提案で再びホテルのセミスイートの部屋へやって来た由宇は浴室で3人とソーププレイを楽しみ剃毛させると、ベッドでそれぞれの秘所を舐め上げて味比べをした後に次々と交わり幸せを感じるのだった。

【レビュー】

1993年にデビューし当時は凌辱作家として活躍していた作者は2000年代前半辺りから「明るく、楽しい」誘惑官能小説へ作風転換を果たしており、現在のフランス書院文庫の誘惑作品の作風を築いた1人である。
デビュー20周年に当たる昨年に出版した「魔獄弓道場 引き裂かれた胴衣 」では久々の凌辱作品に回帰するも、それ以来11ヵ月振りで48作品目となる本作ではいつもの巽誘惑ワールドが炸裂。

巽作品に親しんでいる人にはいつもの作風だとお分かりかと思うし、初めて読む人に取っては読みやすいけど少々もの足りない印象を与えるのかもしれないが、
本作の肝となる部分はヒロインの名前から容易に推測出来るであろうこの作品からインスパイアされている点である。

大半の誘惑作品では最年長ヒロインは母性と寛容の象徴とされる事が多いが、本作の沙希子では未通女で主人公にツンであるのが特徴的で、初体験も緊縛されている所がなかなか良かったように思う。
ゆきみはガサツで男勝りのヒロイン、榛名はお嬢様で天然ヒロインというのはいつも通りなので、特に目新しさは感じなかったが、近年美少女文庫へ進出されて以来やや勢いの衰えを感じさせる状況だっただけに、今回の復活には素直に喜ばしいと感じる。

【参考記事】

巽飛呂彦さんは同じ2014年6月に美少女文庫でも新刊を発売しているが、その作品に付いてはみきりっちさんのブログ「美少女文庫 レビューブログ」にてご紹介されていますので、下記のリンクより参照願います。

美少女文庫 神聖ワルキューレ学院戦記 至尊の生徒会長と四天王 レビュー

如月蓮「隣の女は三度、僕を誘う 熟れごろの母・としごろの娘」

如月蓮「隣の女は三度、僕を誘う 熟れごろの母・としごろの娘」(フランス書院文庫、2010年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

有紗と再会したのをきっかけに隣家の彩子・真理奈母娘と交流を深める直彦は次々と彼女たちと関係を持ってしまうが、互いに関係が露呈した挙げ句に精を搾り取られてしまう。

【登場人物】

沢口直彦
20歳の大学生。幼い頃に母親を亡くし、父親は長期出張で不在の為1人で居る事が多い。童貞。

伊藤有紗
27歳。彩子の姪で両親が転勤で不在の為、彼女の元に身を寄せている。商社の営業企画部に勤めるキャリアウーマン。Fカップ。幼い頃の直彦と一緒に遊んだ事が有り、15年振りに再会したらしい。

伊藤彩子
38歳。沢口家の隣人で夫を亡くしている。父子家庭の直彦を思いやり、一緒に夕食を共にした時期も有ったが、現在はあまり行き来が無い。有紗の転居により直彦との交流を深めている。

伊藤真理奈
18歳。彩子の長女で歳の近い直彦を兄のように慕っているが、最近はあまり顔を会わせる機会が無く残念に思っている。テニス部で活躍しポニーテールが似合うEカップの美少女。処女。

【展開】

有紗と再会した直彦はその晩に自宅で彼女と共にワインを口にするが緊張の余りワインを溢し服を脱がされて勃起していたのがバレるが、積極的な彼女から口唇奉仕を受け口内に発射してしまう。
数日後有紗と食事に出掛けた直彦は何故か女性ものの下着をプレゼントされるがそれを誘いの合図と悟り彼女に下着を穿くように求め、帰宅した後彼女に筆下ろしをしてもらうのだった。

有紗から直彦の様子を聞いて夕飯を届けるようになった彩子は真理奈が彼に好意を抱くのを気にする一方で、ある日の夕方にスーパーで直彦を見掛け夕飯に誘うと母親のように甘える彼の求めに応じ、秘所を弄られながら口唇奉仕に浸るのだった。
数日後直彦を想ってひとり遊びに興じていた彩子は強風で自分の下着が飛ばされたのに気付き沢口家を訪れるが、目敏く先に見付けた直彦に奪われてしまった上、直前にオナニーをしていた痕跡を指摘されると抵抗出来ずにバックで貫かれてしまう。

有紗や彩子が直彦に秋波を送っているのを知り負けたくない一心の真理奈は帰りの電車の中で直彦を見付けさりげなく尻を股間に密着させると、厚かましく秘所を弄られて痴漢され困惑しながらも勇気を振り絞り宿題を見て欲しいと告げる。
直彦と2人きりになった真理奈は彼が自分の身体に見とれているのを知り、勃起を口に含み奉仕した後でシックスナインになり相互絶頂に至るが、処女喪失の心構えが出来ずに週末のテニス大会の後でヴァージンをあげると約束する。
テニス大会の後でフェンス越しに直彦と話しながら秘所を弄られ感じてしまった真理奈は直彦の部屋でうんとして欲しいとせがみ、正常位で処女喪失するとバックに体位を変えられて膣中で精を受け止めるのだった。

2回目の逢瀬の晩に直彦とテレフォンセックスを楽しむ真理奈を見て愕然とした彩子は翌日直彦を訪ねて関係を断つように懇願するが、アナルセックスを求められ初めての肛内射精を受けて絶頂に至る。
ところが直彦の部屋のドアが開いているのを不審に感じた真理奈に見付かって口論になり、自分の肛内に挿していたぺニスを口に含み誘惑する真理奈に茫然とし膣内射精を見守らざるを得なくなる。
そこに腕組みをして3人を見下ろす有紗の姿が。不敵な笑みを浮かべ自分にも欲しいと訴える彼女に動揺しつつ、騎乗位で跨がられ精を搾られる直彦を見て彩子は彼に顔面騎乗し自分にも挿れて欲しいとねだるのだった。

【レビュー】

積極的なお姉さんキャラの有紗が序盤の2章、母性溢れる彩子が中2章、お兄ちゃん攻撃で甘える真理奈が終盤2章とヒロインの性格付けは平均的だがバランスの良い設定では有る。
一方の主人公は如月作品らしくひたすら甘え口調だが、肝心な主人公側の心理描写が殆ど無い為かどうしてもヒロイン側の唐突な誘惑に終始している感が否めない。

有紗は如月作品では珍しく主人公に対し優位に立つヒロインで、筆下ろしに至るまでに下着を見せて挑発するなどなかなか舞台設定は良かったが、途中からは母娘の誘惑の合間に密会する描写が有るのみ。
彩子や真理奈に関しても前後の流れは多少大事にしてはいるが、どちらかというと各ヒロイン2章ずつのオムニバスのような趣で、終盤で強引にハーレムに纏めてしまい描写が少ないのも残念で有る。

この当時の如月作品はヒロインたちが結託して主人公を手玉に取る初期作品のテイストをほんの少し残してはいるが、不誠実な主人公にこの位のお灸を据えた方が読後感はスッキリするとは個人的に感じる所で有る。

如月蓮「癒し母・癒し娘」

如月蓮「癒し母・癒し娘」(フランス書院文庫、2011年3月、表紙イラスト:静子)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

両親が地方転勤で家を空けるのをきっかけに和馬は久しぶりに姉の優奈と再会し彼女や彼女の娘2人と同居生活を始めるが、女ばかりの環境に放り込まれた和馬は我慢出来ずに次々と彼女たちと関係を持つ事に。

【登場人物】

田口和馬
22歳。夏美の通う高校にほど近い場所にある同じ系列大学に通っている。両親が地方赴任で家を離れ、入れ替わりで優奈たち母娘と一緒に暮らし始める事になった。童貞。

森下優奈
38歳。和馬と歳の離れた実姉で彼が幼い時に既に嫁いでいた為、他人に近い存在。夫を亡くしたのを機に、両親が不在で実家で独り暮らしになった和馬と一緒に暮らす事に。
茶道の心得が有り、月2回教室を開いている。ミディアムレングスの黒髪に家庭的で女らしい所作が似合う身長158cmでDカップの熟れた肢体の美女。

森下遥
19歳。優奈の長女でOLとして社会に出たばかりだが、学生で幼く見える和馬に対しお姉さんぶった態度に出る事が多い。身長162cmにトップ90cmに近いEカップと男たちの目を惹くスラッとした魅力的な肢体。

森下夏美
17歳。高校2年生。優奈の次女で母や姉に似たのか身長155cmでDカップとグラマーな美少女で、チアリーディング部に所属。和馬に対しては歳の近い兄という認識で、同居を始めて間もなく積極的にアプローチを掛けている。処女。

藤井美羽
夏美の担任教師でチアリーディング部の顧問。20代後半の魅力的で熟れたEカップの肢体で和馬を始め男子生徒の憧れの対象にされている。生物学を教えており、普段は白衣を身に付けている事が多い。

【展開】

遥の入浴姿を目にした和馬は衝動的に彼女の下着を持ち出し深夜にこっそりオナニーしていたが、寝付けずにいた彼女に見付かると手コキからフェラチオを要求し、彼女の口内に精を放ってしまう。

優奈の浴室掃除を手伝っている内に不覚にも勃起してしまった和馬は彼女に口唇奉仕されるが、身体の火照りが収まらない優奈が深夜のリビングでオナニーしているのを見るや、セックスしたいと迫り姉弟で関係を持つ事に。

和馬に好意を抱いていた夏美は宿題を見て欲しいと部屋に誘うと、身体を寄せ合う内に勃起してしまった和馬から手コキを求められて射精に導き、テストの結果が良かったらバージンをあげると告げる。

高校の体育館倉庫でチアコス姿を披露した夏美を抱いた和馬は数日後美羽と再会し、夏美との関係が噂になっていると問い質されるが、前から美羽が好きだったと告白するとあっさりと受け入れてくれてシックスナインで彼女の口内に精を放つ。

遥と2人きりになり料理を手伝うのを口実にして台所で関係を持った和馬だが羽目を外し過ぎて風邪をひいてしまい、茶道教室に出掛ける為和服姿の優奈から甲斐甲斐しく看病される。
しかしその姿は和馬の劣情を煽り、優奈は夏美との関係を清算するのを条件に着衣のままバックで貫かれるが、和馬はあっさりと約束を反故にしその晩に夏美を再び抱いてしまう。

発熱で学校を休んだ夏美を心配して田口家にやって来た美羽は彼女が大した事がなく予備校に出掛けたと知り安堵しつつ、和馬が優奈や遥とも関係を持っているのを聞かされ近親での関係を清算するように諭しながら和馬に抱かれてしまう。

優奈から再び夏美との関係を清算するように求められた和馬は約束を守る代わりに買ったバイブを試したいと図に乗り後背位で中出しするが、そこへ出張から帰って来た遥と出会し修羅場になる。
騎乗位で股がり見せ付ける遥を見て堪らなくなった優奈は和馬に顔面騎乗するが、体調を崩した夏美と連れ帰って来た美羽の2人に痴態を見られてしまう。
約束が違うと詰り自分へ振り向かせようと美羽が誘うと和馬はバックで彼女を貫くが、泣き叫ぶ夏美がアピールし遥にバイブを挿入されて悶えさせられるのを見て和馬は気が変わり今度は彼女を抱くのだった。

【レビュー】

「そうだわ、夏美ちゃんはそれになさい、和君とはだめなの、わかって」
(遥の悪戯でバイブを挿入され悶える夏美に告げた優奈の台詞)

タイトル通りに「母と娘」が出る作品だが、厳密には末姪の夏美の担任で主人公の恩師でもある女教師の美羽も登場する。公式のあらすじや登場人物において彼女の存在に触れられていないのは何だか騙し討ちに遭わされたような印象を受ける。

正直母娘3人でも作中でこなし切れていないのに更に1人増やしたのは流石に蛇足でも有り、主人公に対しお姉さん的なアプローチに迫る遥の情交描写が他と比較して減らされてしまっている。
甘え口調の主人公と非常に寛大なヒロインとのやり取りが繰り返されるのが作者の黄金パターンだが、ヒロインを4人も出しておきながらも展開はほぼ同じで、これなら1人減らして母娘丼に専念しては…と感じざるを得ない。

優奈は主人公と歳が離れているとはいえ実弟であるがあまり近親相姦を冒す背徳感が感じられないし、次女の夏美の貞操を守ると言う割には長女の遥は良いの?という突っ込み所が見られるのが、先に挙げた彼女の台詞である。

主人公の不義理振りにヒロインが愛想を尽かしたり、ヒロインが結託して躾けようとしたりするのは他の作者の作品で使い尽くしているからだろうか。いつもヒロインが受け身なだけに、終盤で何かしらの逆襲に出ても良いのでは?と感じてならない。

官能描写は優奈とは和服、遥とはキッチン、夏美とは学校でチアコスとバリエーションが豊富だが全般的にあっさりし過ぎていているし、個人的には折角全員巨乳にしているのにパイズリを含めその設定を活かし切れていないのも勿体無いと思う。

如月蓮「306号室の美母娘 世界で一番不埒で淫らな隣人」

如月蓮「306号室の美母娘 世界で一番不埒で淫らな隣人」(フランス書院文庫、2011年10月、表紙イラスト:サトウ貴之)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

隣人の貴和子の喪服姿を見て彼女を女として意識し始めた準は、ある日彼女の夫の形見の整理を手伝う内に貴和子と親しい仲になってしまうが、準に恋心を抱く美桜から積極的にアプローチを受けてしまい関係を持つ事に。

【登場人物】

瀬川準
20歳。大学2年生。幼い頃に母親を亡くし多忙な父親は不在がちな為、隣に越して来た中山家に頻繁に出入りし食事に同伴する等色々と面倒を見てもらっていた時期が有った。童貞。

中山貴和子
38歳。瀬川家の隣室の306号室に住んでおり、病弱な夫を失ったばかり。身長163cmでFカップの熟れた肢体と華やかで艶かしい雰囲気を持った美女で、夫以外の男性を知らず久しく性交渉を持っていない。

中山美桜
18歳。高校3年生で水泳部に所属しており、身長155cmでEカップと魅力的な肢体を持った童顔で可愛らしい美少女。小さい時から準を兄のように慕っており淡い恋心を抱いているが、父親の死去に伴いその傾向に拍車が掛かっている。処女。

【展開】

中山家で貴和子の手伝いをしていた準は汗を流そうと浴室に向かうと先に帰宅していた美桜がシャワーを使っており、彼女の魅力的な裸体を見てムラムラしてリビングに戻って貴和子に迫り手淫から口戯に発展し射精してしまう。

数日後準は美桜の裸体を覗き見た際に衝動的に持ち出した彼女のパンティをオカズにオナニーするが、程なく貴和子が尋ねて来て夕食を作ってもらう内にエプロン姿の彼女に再び勃起してセックスを迫り後背位で貫いてしまう。

一方貴和子の雰囲気の変化に気付いた美桜は彼女が準の部屋から出て来たのを見ると、入れ替わりに準を尋ねて2人きりの部屋の中や、ある日は準の車の中で彼に求められるままに手や口で射精の手伝いをしていく内に距離を急速に縮めていく。

その晩中山家に準を泊める事になった貴和子は入浴中に迫られ情交に至るも美桜の知る所となり、その後準が娘を抱いているのを知り動揺しつつも荒立てる事はせずに自室に戻り、壁越しに娘の喘ぎ声を聞きつつ一人遊びに興じてしまう。

早くも恋人気分の美桜は翌朝準に求められるままに電車内で痴 漢プレイから素股で射精を受け入れたり、帰宅すると彼の部屋の中で初めての騎乗位を体験したりするが、2人が親密になるのを見て快く思わない貴和子は翌日に準を自宅へ呼び出す。

娘の貞操を口実に関係を持つのは自分だけにして欲しいと求める貴和子に対し、調子に乗った準は彼女のヨガり声を携帯電話で録音したりテレフォンセックスを要求したりするが、あっさりと約束を反故にし自宅を尋ねて来た美桜と再びセックスをしてしまう。

四十九日法要を終えたある日約束通り喪服姿の貴和子を抱く機会を得た準だが、出掛けた筈の美桜が忘れ物を取りに戻って来て鉢合わせになり修羅場を迎える。準に迫った美桜が騎乗位で跨がるのを茫然と見守る貴和子だが、娘が中出しされるのを目にするや否や自分も搾り取ってあげると準に告げ射精したばかりの逸物を口に含むのだった。

【レビュー】

如月蓮作品は意外に母娘丼を題材にしたものが多く、本作以前の3作品はヒロインの人数に違いは有るが基本的に主人公が甘え性で、ヒロインは主人公をあっさりと受け入れ過ぎていて端的に言えばご都合主義な色合いが強い。
同じ作家の作品を続けて読み進めていくとよく陥りがちだと思うが、ここまで主人公とヒロインの構図や物語の進行にさほど違いが無いのもある意味で潔さを感じるし、癖が無いという点で万人向けの官能小説と言えるのかもしれない。

本作では主人公の隣人で夫を失ったばかりの未亡人・貴和子が主人公に男を感じトキメキを覚える一方、久々に再会した主人公にストレートにお兄ちゃん大好きと迫る貴和子の娘・美桜との三角関係がメインで、
貴和子に関しては未亡人らしく喪服姿での情交場面や定番の流し台での後背位でのセックスが有り、一方の美桜は現役高校生らしく制服姿で主人公に痴漢プレイをされたり、初めての騎乗位で恥じらいを見せたりとバリエーションは豊富である。

それぞれに見せ場は沢山有るのだが、やはり主人公の甘え口調での迫り方やあまり根拠の無い増長ぶりが鼻に付き又かと思わせるし、
ヒロインも基本的に求められてイヤよイヤよと言いつつ応じるのが空々しく感じてしまい、双方に深みを感じさせないのが残念と言える。

tag : 大学生主人公 母娘丼 処女 童貞

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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