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楠木悠「僕だけの未亡人【宝物】」

楠木悠「僕だけの未亡人【宝物】」(フランス書院文庫、2011年7月、表紙イラスト:長野剛)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

兄嫁の綾奈と相思相愛ながらもなかなか仲が進展しない洋輔は恩人の遥香から誘われ一夜の関係を楽しむが、その裏にはある企みが有ると気付かずに料理教室の生徒にも手を出してしまう。

【登場人物】

篠崎洋輔
28歳。勤務先のホテルが倒産し行き場を無くした為綾奈に頼み同居させてもらい、彼女や遥香の計らいでマダム向けの料理教室を開く事に。料理人を志し兄宅に同居して以来綾奈に強い想いを抱いており、彼女のアプローチにも薄々気付いてはいるが…。

篠崎綾奈
33歳。3年前に洋輔の兄でもある夫を事故で失い食べるのに困る訳では無いが、生活にハリを持たせる為にパートを始めたばかり。着痩せするタイプでEカップのグラマラスな体付き。夫の趣味でSMチックな趣向に目覚めており、義弟の洋輔の同居を認めたのもある目的が…。

宮前遥香
37歳。市内で不動産会社を営む男性の後妻として入って来たが、一回り上の夫との間には子供が居ない。夫同士の仕事の関係から綾奈と親しく、働き口の無い洋輔の世話をしてあげたが、時々出張料理を頼みつつもちゃっかり摘まみ食いしている。

三原瑠美
26歳。洋輔の料理教室にひとり息子と共に通っているが夫とは離婚し、実家で両親と共に暮らしている。いわゆるヤンママタイプで茶髪に派手なメイクだが、洋輔が高校時代に憧れていた先輩に似ているらしく関心を抱いている。170cmと背が高く、スレンダーな体付き。

杉山梨乃
瑠美の友人で洋輔の料理教室の生徒。銀縁メガネを掛けた神経質そうな教育ママタイプで、ややぽっちゃり型の体格。瑠美などのヤンママたちを束ねるボス的な存在で浮気癖が有り、1度は夫に発覚した事で男遊びを自粛していたが…。

【展開】

綾奈は洋輔とのきっかけを作ろうと、泥酔して帰宅したり、裸同然の姿で眠り起こされるのを待ったりしますが失敗し、更に洋輔をデートを誘うも急な仕事が入ったと断られてしまいますが、彼の部屋でオナニーの痕跡を見付け自分への想いを感じて自慰に浸ります。

遥香の来訪を受けた綾奈は思い切って洋輔との仲を進展させたいから心境を探って欲しいと相談しますが、逆に遥香はこれ幸いとばかりに出張料理の機会に洋輔を誘い情事を楽しんだ後、綾奈がその気だと仄めかします。

綾奈からキスをされ関係が前進したと喜ぶ洋輔は、ある水曜日に息子の誕生日会で料理を作って欲しいと瑠美に頼まれキッチンで誘惑され応じるものの、梨乃に目撃されて言いふらすと騒ぎ出し綾奈に秘密が発覚するのを恐れた為1度抱いて欲しいとの口約束をせざるを得なくなります。

その一方で綾奈から料理教室のアシスタントを引き受けると返事を受け結ばれた洋輔は遥香に状況報告すると共に、瑠美や梨乃を上手く宥めるように頼むと、流石に彼女から見返りを求められます。
遥香の求めでレイプまがいに激しく抱いた後、帰宅するなり綾奈の被虐性を開発しようと獣欲のまま前後の穴を犯し尽くした洋輔は初めて自分だけを見てくれたかのように満足します。

次の日曜日に遥香の手筈通りに梨乃の要求を突っぱねた洋輔に対し、意外な事にアナルでして欲しいとおもねる態度に負けホテルで交わるも遥香の罠と知らされ、彼女に同行して来た瑠美も加えた3人を次々に抱く羽目に陥ります。

【レビュー】

タイトル通り未亡人で兄嫁の綾奈がメインに違いないのですが大人向け官能ロマンらしい作風で、据え膳食わぬはと言わんばかりに絶倫の主人公が遥香を始めとした人妻たちと次々に交わる事になります。

序盤で主人公と綾奈が互いに強く惹かれ合っているのに、それぞれの深慮からなかなか前に進まないけど性欲はしっかり発散している場面はなかなか良かったし、遥香をしっかり攻め立てる描写もいやらしさを感じます。

ところが中盤で瑠美や梨乃が出て来ると、流石に彼女たちのしたたかさが妙に鼻に付くようで正直登場させる必要が有ったのか疑問を感じましたし、最後に取って付けた感の4Pも読みたいのは綾奈メインかなと思いますね。

作者の近作はサブヒロインの扱いがはっきりしている一方で、主人公もヒロインたちもあまりに割り切り過ぎていて逆に背徳感が感じられない気もします。やはりメインを巻き込まないととは思いますが、どうでしょうか。

芳川葵「ふたりの母 実母と義母の誘い」

芳川葵「ふたりの母 実母と義母の誘い」(リアルドリーム文庫、2014年3月、イラスト:岬ゆきひろ)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

久々に実母の小夜子と再会した宗介は彼女と1ヵ月間同居する事になり、始めての晩に彼女を女性と意識してしまい射精してしまう。一方宗介と離れがたい想いを抱く義母の映美里は小夜子との一件を知ると自分が筆下ろしをしてあげようと決意する。

【登場人物】

峰村宗介
16歳。高校1年生。義母の映美里に女として魅力を感じており、彼女の下着に悪戯をするのが日課になっているが、ある日再会した実母の小夜子にも心をときめかせる。

峰村小夜子(旧姓・鷹宮)
36歳。宗介の実母。茶道教室を開いており、身長160cm位で着物が似合う純和風の顔立ちの女性。
実家が茶道の宗家で主婦との両立が難しい為、協議の上12年前に宗介の父親と離婚したが、家業が一段落し宗介を手元に引き取りたいと考え同居を提案する。

峰村映美里
31歳。宗介の義母で8年前に勤務先の銀行の上司だった宗介の父親と結婚。彫りの深いエキゾチックなクールビューティーで、宗介に深い愛情を抱いている。優しくしっかり者だが、宗介に対しては甘い部分も。Eカップ。

【展開】

家族で食事に来ていた宗介は久々に小夜子と再会し、宗介を引き取る事を念頭に夏休みの間暫く自分の家で同居しないかとの申し出を受け、早速同居生活を始める事になります。

同居生活初日の晩に宗介は小夜子と一緒に布団で寝ますが、胸に顔を埋める内に彼女に女を感じてしまい乳首に吸い付きながら射精してしまうと、それに気付いた小夜子は後始末をすると再び勃起したペニスを手で慰め放出させます。

自宅を出る前に想い出の品にと下着をあげた映美里は、自宅へ一旦戻って来た宗介から始めての晩の出来事を聞かされると焦燥感に駆られ、筆下ろしをしてあげる事になり1度口で放出させた後正常位で交わります。
鷹宮家に戻って来てからの宗介の態度の異変に気付き浴室に来た小夜子は、映美里を想い彼女の下着でオナニーする宗介の喘ぎ声を耳にすると浴室に踏み込み、パイズリで精を放出させます。

夏休みを迎えた8月のある日小夜子と函館にやって来た宗介はその晩に彼女からセックスを求められ騎乗位で結ばれますが、帰京し土産を届けに自宅に来た際に映美里に見抜かれ対抗心を抱いた彼女とも交わってしまいます。

小夜子から茶道を学ぶ事になった宗介はカルチャースクールで映美里との関係を指摘され誘惑されますが、小夜子の仕事に興味を抱いた映美里がそこに現れ、2人の口で奉仕されます。

宗介は小夜子の元に残る事を決断しますが、彼女の計らいで週に1度プライベートレッスンと称し自宅に映美里を呼び寄せ宗介と逢う機会を設け、映美里との関係を認めます。
ある日小夜子と共に映美里の元を訪れた宗介は、透けたランジェリーで挑発する2人の母の前でお手前を披露した後、ご褒美に2人と立て続けに交わります。

【レビュー】

リアルドリーム文庫での出版が続き、すっかり常連作家の仲間入りを果たした芳川葵さんの通算22作目(RD文庫では10作目)となります。
前作は彼女とその母親を題材にした非相姦作品でしたが、本作は久々に再会した実母の小夜子と義母の映美里という相姦作品ど真ん中の設定で揺れ動く主人公が描かれています。

小夜子は主人公と再会し引き取りたいと考えて取り敢えずお試しとしての同居を提案し実現しましたが、まだ子供だと思っていた主人公が大人の男顔負けの獣欲を抱いている事と共に、男性を断って来た女体の疼きに気付かされます。
とは言え流石に近親同士の関係に踏み込む訳で無く、手コキ、パイズリと段階を踏んで仲を深めていく様はインモラルさも感じさせます。

映美里は小夜子の立場を考えて荒立てないように心慮を見せつつもやはり主人公と過ごした日々を思い出し、自分が先にという想いも有ってか筆下ろしをしてあげますが、その辺りの葛藤がよく描かれていますね。

作者の過去の作品では立場は微妙に違えど2人のヒロインが主人公を取り合う展開になりがちですが、本作ではその辺のドロドロしたものを感じさせない穏やかな作りとなっていて、どちらかと言うと主人公が2人の母親に甘えさせる感じでしょうか。

設定が複雑化したり、様々なシチュエーションで華やかになりつつ有る近年の官能小説の中で、こうしたシンプルな設定でじっくり読ませる作品は貴重な存在ですし、今後もこの作風で頑張って頂きたいと思います。

レビュー公開延期のお知らせ

当ブログへお越し頂き、有り難うございます。
当方の都合により3/28はレビュー公開はせずに、3/29に延期します。
楽しみになさっていた方には誠に申し訳有りませんが、何卒ご了承頂ければと思います。

鏡龍樹「僕だけの熟夫人」

鏡龍樹「僕だけの熟夫人」(フランス書院文庫、2007年12月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

雨宿りの折に隣家のリビングで男に抱かれる史恵を覗き見て惹かれた大輔。娘の恋人に相応しいと大輔と仲良くなった史恵は、いつしか男を感じるようになり結ばれる。ところが週末に娘の美希子を紹介した途端に大輔の関心は彼女に移り嫉妬に駆られる。

【登場人物】

真辺大輔
17歳。高校2年生。母親と2人暮らしだがパートに出ており、日中は不在がち。テニスクラブに通っており引き締まった体つきで、大人ぶりたいのかタバコを吸っている。童貞。

薗部史恵
38歳。数ヵ月前に真辺家の向かいに引っ越して来ており、画廊を経営していた夫を亡くして以来、ひっきりなしに違う男と関係を結んでいる。カールした栗色の長い髪に妖艶な雰囲気を見せたグラマラスな肢体の女性。

薗部美希子
16歳。史恵の娘で女子高に通っており、清楚な雰囲気が漂う美少女。全体的に華奢な体格だが、歳に見合わぬ巨乳の持ち主。史恵を介して大輔と親しくなり、母親が不在の折に処女を捧げようと試みる。

【展開】

斜め向かいの家の物置で雨宿りしていた大輔は、そこから薗部家のリビングに面した窓越しに史恵が男に抱かれている場面に遭遇し、これまで感じた事の無い彼女への想いを意識しながらオナニーします。
情事を終えた後隣家に目をやった史恵は、小降りになり自宅の玄関前に移動し母親の帰宅を待つ大輔を見付け自宅に招きシャワーを浴びさせると、バスローブ姿の少年の瑞々しい体つきに惹かれ今度ドライブに連れて行くから遊びに来るようにと誘います。

次の日に早速史恵を尋ねて来た大輔は衝動に駆られ彼女を抱き寄せてキスをすると、拒むどころか逆に可愛い人と口にし誘う史恵に主導権を奪われ童貞を喪失します。

翌日史恵は愛人がやって来るからと大輔を追い返そうとするも、逆に嫉妬心に火を付ける事になり居留守を使わせると羽目になりつつ、これで良かったのだと納得しドライブに連れて行くと海岸の防風林に紛れてセックスします。

週末は美希子が居るからと頑ななに拒む史恵から土曜日は娘と一緒にスケッチに出掛けると聞いた大輔は偶然を装い母娘と出会いますが、美希子に一目惚れしてしまい彼女を防風林へ連れ出すとキスをしてデートの約束を取り付けます。
一方愛人から別離を言い渡された史恵は2日も大輔と逢わない内に娘に惹かれたのだと察し一人で慰めますが、その晩に彼が尋ねて来ると愛人との仲は終わったのだと告げて積極的に求めると大輔の為に更にアナルを捧げます。

大輔と付き合い始めて1ヵ月経ち母親を箱根の大叔母の元へ外出するように仕向けた美希子は大輔を家に招くと、史恵の事が頭から離れずに躊躇う彼を誘い処女を捧げられると、大輔は史恵との別離を決意します。

外出から帰宅し美希子の自信に溢れた様子に大輔と結ばれたと確信した史恵は翌日彼を呼び出し別れを切り出すも未練がましく最後の情交を求めますが、帰宅した美希子に目撃されます。
弁解しようとした史恵を制した美希子はママには負けないと宣戦布告し大輔と後背位で交わった後、史恵を許し母娘で彼に奉仕します。

【レビュー】

前作まで暫く続いていた「三人もの」から離れた本作は隣りの未亡人の史恵を軸に、途中からは娘の美希子も加わり三角関係に陥ります。古くから使い古された設定とは言え、2000年代前半の作者が得意とする作風で安心感が有ります。

美希子は夫を亡くしてから20代の青年と付き合いその傲慢さに嫌気が差し別れた後で年上の愛人(作中では50代位)から求婚され、結婚生活に良い思い出が無い様で踏ん切りを付けられずにいます。
その割にはワガママな大輔にはあっさり惹かれますが、やはり美希子と1つ違いの少年というのが引っ掛かるのか、大輔が娘と付き合うようになると母親としての立場と女としての欲望の板挟みになり、そうした迷いが窺えて良かったです。

一方タイトルの割には美希子の処女喪失の描写もしっかり描かれており個人的には非常に好ましく思う所ですし、終盤のママには負けないというくだりも過去の作品の王道の言い回しで何処か懐かしさを感じますね。

全体的にしっとりとした雰囲気で情感たっぷりに描かれておりますが、欲を言えば終盤の母娘3Pはもう少し掘り下げて欲しかったし、尻切れになり後は読者の妄想にお任せという終わり方まで何も「当時」を模倣しなくてもなあという気がします。

鏡龍樹「三人の女家庭教師【密室授業】」

鏡龍樹「三人の女家庭教師【密室授業】」(フランス書院文庫、2007年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

ガールフレンドが出来たという教え子の康太に関心を持ってもらおうと自らの身体を触らせる事にした恵は、部屋に招き2泊3日の女体合宿を行う事になる。彼女から得た知識を他の女性にも試したいと考えた康太は、隣人妻や叔母にも関心を向ける。

【登場人物】

山岸康太
17歳。高校2年生。育ちが良く成績優秀で顔立ちの良い少年。テニスが得意で、最近一つ年下のガールフレンドが出来たばかり。童貞。

桂木恵
21歳。大学生。康太に英語を教える家庭教師。自分の美貌に自信を持つと共に、なかなか興味を持たない康太に強い関心を抱き、ガールフレンドの出来た彼に手解きをするのを口実に誘惑する。Gカップ。

遠山沙織
28歳。康太の隣家に住む女性で、夫の仕事の都合でアメリカから日本へ帰国した。仕事人間の夫とは久しくセックスしていない。康太の母親の頼みで急遽英語の家庭教師に就いた。

美紀
38歳。康太の母方の叔母に当たり、資産家の夫と死別した後現在は遺された会社を経営している。康太の数学の成績が伸び悩んでいるのを見て家庭教師を引き受けた。

【展開】

ガールフレンドが出来たと告げる康太の為に女体を触らせ自分に興味を持たせる事に成功した恵は彼の頼みで初デートを見守るも、悪戯心から映画館でガールフレンドと反対側の隣に座り暗闇の中で手コキして射精に導きます。

そのお礼に秘所を舐めるように恵は康太に命令しますが、ガールフレンドとは先に進めずにいた為更に彼に自信を付ける為自らの部屋に招き、2泊3日で女体を駆使しキスや女性の愛し方を教え十数回も交わります。

家庭教師に加わった沙織の可憐さに興味を抱いた康太はその晩に窓越しに彼女の部屋を覗きますが、それに気付かれテレフォンセックスを要求しされた後部屋に招かれ、康太は恵に教わったテクニックで沙織の身体を求め絶頂へ導きます。

互いの家族が不在なのを良い事に康太を自宅に招いた沙織は呼び捨てにするように求めて疑似夫婦生活を楽しみ、裸エプロンになったり終いには受胎願望を口にする程3日間若い身体に溺れます。

久々に再会した美紀に初めてのキスの体験を思い出した康太は積極的にキスを求め告白し、その晩に部屋を尋ねて来た彼女と結ばれ、彼女も含めて週5回のプライベートレッスンを行うようになり、更に恵や沙織とはアナルでの交わりをさせてもらいます。

漸くガールフレンドを抱く決心を固めた康太は、歪んだ性知識を彼女に駆使しようとして逆に嫌われ傷心に浸ります。事情を聞き他の女の存在に不安を抱きつつ、美紀はポリネシアンセックスで康太と深く結び付いたまま今までに無い幸せを感じます。

【レビュー】

今までの鏡龍樹作品の「三人もの」とは異なり、恵、沙織、美紀とはそれぞれ独立した物語のような構成になっています。
プライドの高い恵が主人公を振り向かせようとする内に自分がのめり込んでしまい自宅に招いて連日ヤりたい放題になったり、可憐さが前面に出た沙織がいつしか受胎願望を口にするまでになる過程はなかなか面白いなと感じました。

叔母の美紀に対しては他の2人より更に大事な人扱いをしている為か叔母に甘える主人公という切り口でじわじわ迫って行きますが、中盤に脈絡も無く出て来たせいかややぎこちなく敢えてハーレムエンドを避けようとした為か、
ヒロイン同士は他の女の存在を気に掛けつつもそれ以上追及しないでいるのも都合が良すぎる気がするし、主人公も次々に女性たちに手を出す割にガールフレンドの存在を気に掛けたりと甲斐性の無さを感じました。

主人公の女体遍歴と成長物語を描いている作風で2000年代前半の誘惑作品によく有りがちなパターンですが、作者本人がここに回帰して来たというのは「三人もの」を続ける事に飽きてしまったのかなと感じさせる面も見られましたね。

鏡龍樹「【スウィート・レッスン】僕と三人の教育実習生」

鏡龍樹「【スウィート・レッスン】僕と三人の教育実習生」(フランス書院文庫、2007年4月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

慶太が通う高校へ卒業生に当たるさゆり、杏奈、希美佳の3人が教育実習生としてやって来た。慶太がさゆりに一目惚れしたのを見て何か思う節のある3人の様子に違和感を抱きつつ、杏奈や希美佳の2人に相次いで誘惑される。

【登場人物】

藤川慶太
17歳。図書委員を務める高校2年生で、クラスの悪友たちとつるむ事が多い。両親が離婚し、義母となった女性とは折り合いが悪い。

小嶺さゆり
21歳。国語担当の教育実習生。歴代の卒業生の中でも際立った秀才で読書好きで、黒髪が似合う清楚な女性。在学時に杏奈や希美佳と同じ少年を好きになり取り合いになった事もあるが、基本的には他の2人と仲が良い。

本城杏奈
21歳。英語担当の教育実習生。日仏のハーフで、茶色くウェーブの掛かった髪に蒼眼で色白な美女。学業の傍らモデルをしており、気さくな性格で生徒から人気がある。性に奔放に見えるが、慶太の意を汲んでセックスは自重する優しい一面も有る。

瀬尾希美佳
21歳。美術担当の教育実習生。在学中にコンクールで賞を獲る等絵のセンスが高く、セルフレームのメガネと短い髪型が知性を窺わせる。見た目に反して性に対してはかなりの発展家で、杏奈と吊るんで複数プレイに興じた事も。

【展開】

さゆりを連れて図書室へ案内する事になった慶太はそこで涙を浮かべる彼女の姿や、いつの間にか待ち受けていた杏奈や希美佳とのやりとりに疑問を抱きます。

悪友たちに唆され杏奈の着替えを覗く事になった慶太は彼女に見付かるも、口止めの代償に彼氏の浮気を突き止める為一緒に尾行して欲しいとホテルへ連れ込まれます。
シャワーを浴びバスタオルを巻いた自らの肢体に慶太が欲情したのに気付いた杏奈は誘惑するも、慶太の思わぬ抵抗に合うと本当は慶太を誘惑するのが目的だったと素直に打ち明けセックスはせずに素股で射精します。

慶太の目を盗み交合した様子を撮影した杏奈は希美佳に写真を送り付け先に慶太を奪ったと勝ち誇りますが、一方の希美佳も美術のデッサンを口実に呼び出して言葉巧みに誘惑し、慶太が未経験だと知ると騎乗位で童貞を奪います。

2人との関係を知ったさゆりから冷たくされ落ち込んだ慶太は希美佳から彼女の住みかを聞き出そうとすると、さゆりが付き合っていた少年が慶太に似ていて3人で取り合いになったのだと過去のいきさつを聞かされます。
さゆりの部屋を尋ね謝罪した慶太に対し、さゆりは自分が亡くなった恋人に慶太を重ねていて巻き込んだのが悪かったと謝り彼の告白を受け入れ、時間をかけて濃密なセックスに至ります。

体育祭を目前にしたある日更衣室で慶太を待ち構えるチア姿の杏奈は、女医姿に扮した希美佳と共にさゆりとのいきさつを意地悪く聞き出しながら劣情を煽り、前回は挿入出来なかった杏奈や更に新しい事を教えると言う希美佳に翻弄され前後の穴で交わります。

口止めと引き換えに杏奈や希美佳との関係を継続させられた慶太は、さゆりに対してもアナルで交わりたいと求め腸内で精を放ちます。実習期間を終えた後、翌春から3人共赴任する予定と聞かされた慶太はヒヤヒヤしつつも新しい日々を心待ちにします。

【レビュー】

本作では3人共教育実習生という設定で、同級生だからこその共通する過去の出来事や確執も盛り込まれています。

亡くなった恋人に似ているという理由でさゆりが主人公に惹かれてしまうのはありがちな話で納得出来ますが、杏奈や希美佳の行動の理由付けとしては単にさゆりに対抗する為だと些か無理が有るのかなという気がします。

同じように性に奔放なヒロインである杏奈と希美佳に関しては、主人公の「初めては愛し合った人と」という意志を尊重するか否かで区別していますので、個人的には始めは素股に留めた杏奈の方がより好ましく感じます。

さゆりに関しては清楚で性体験が少ないように見えますが、亡くなった少年と初体験を済ませた上、大学時代には不倫を経験しており、意外な設定だったのかなと思いますし、折角教育実習生にしたなら彼女は処女でも良かったかなという気がします。

鏡龍樹さんは過去の作品でもやや倒錯めいた少年狩りの作品が有りましたが、本作も何となくそういった趣を感じましたね。

鏡龍樹「三人の継母【禁忌】」

鏡龍樹「三人の継母【禁忌】」(フランス書院文庫、2006年11月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

半年前に離れ離れになった麻由美を思う昌太郎は新しい継母の香那に馴染めずにいたが、ある日倒錯染みた誘惑を仕掛ける彼女に屈してしまう。彼女の焦らしに憔悴した昌太郎から事情を打ち明けられ、嫉妬に駆られた麻由美は女体授業を決心する。

【登場人物】

坂本昌太郎
20歳。医大に通う1年生。病院を経営する父親は女癖が悪く、昌太郎の産みの母親が亡くなると麻由美、香那、瑞希と相次いで結婚している。麻由美が離婚、香那が継母になった事で気に病み大学受験に2度失敗している。童貞。

麻由美
36歳。昌太郎の1人目の継母で、慈愛に満ちた穏やかな笑顔が似合う女性。1年半前に香那と再婚する為に昌太郎の父親から離婚を申し付けられた。ワインに造詣が深く、いずれは知識を生かした仕事に就きたいと思っている。

香那
27歳。昌太郎の2人目の継母で資産目当てに麻由美を追い出し昌太郎の父親と結婚したが、1年と持たずに離婚に至るも愛人としての関係は続いている。貧しい家庭の育ちで美貌を生かし、水商売の世界でナンバーワンに上り詰めている。

上原瑞希
19歳。2浪した昌太郎の為に1年前に家庭教師に就いた現役医大生で、テニス部に所属している。後に昌太郎が同じ大学へ入学すると共に、昌太郎の父親と結婚。身寄りが無く家庭の温もりに憧れている面が有り、結婚するまで男性経験が全く無かった。

【展開】

麻由美に想いを寄せる昌太郎を振り向かせようと香那は想い出の品を焼却しようとしますが逆に彼を怒らせる結果になり、その晩見計らったかのように昌太郎の部屋を訪れ色仕掛けをしながら昼間の行状を謝罪させると、手で射精に導きます。

模試で良績を納めたご褒美に口で1度だけ射精させて以来散々お預けを食らい憔悴した昌太郎はある日、瑞希の手筈で音信不通だった麻由美と半年振りに再会します。
2人で夜祭りを楽しんだ後泊まりたいとねだる昌太郎の異変を察知し事情を知った麻由美は、部屋に連れ帰ると香那に取られまいと嫉妬心を抱きながら女体授業を行い口で1度精を放出させると、童貞を卒業させます。

麻由美と関係を持つ事で女性の扱いに自信を持ち殊勝になった昌太郎に対し、香那は夫に構ってもらえない不満から昌太郎の名を口にしながらオナニーすると、弱味を握ったとばかりに昌太郎が部屋へ押し掛け、立場が逆転したのを複雑に思いつつ夫に無い逞しさを感じセックスに溺れます。

1年後大学生活を始めた昌太郎は自分が香那に手を出している間に父親が瑞希と深い仲になり再婚した事を知らされ周囲には義理の母子の関係を隠しますが、一方で麻由美との逢瀬を続けアナルセックスまで体験します。

ある日サークルの部長に酒を飲まされ泥酔した瑞希を自宅に連れ帰る羽目になり、彼女と距離を置いていた昌太郎は夫と香那の関係が続いていると聞かされて同情して関係を結び、父親が家に居る最中でも交わるようになります。

3ヵ月後久々に麻由美の訪問を受けた昌太郎は彼女から仕事の為に渡仏する事、瑞希には昌太郎を喜ばせる愛し方を教えると聞かされ3Pへ雪崩れ込み、2人がかりのフェラチオから瑞希と騎乗位で交わった後、仕上げに2人を重ねて前後の穴に挿入し絶頂に導きます。

【レビュー】

3人の共通する属性を持ったヒロインという事で本作では「継母」を題材にしておりアイディア自体は非常に面白いなと思いますが、香那は居なくても良かったのではと感じます。

作中の人となりを見る限り彼女に感情移入出来る余地はあまり無いし、前半で麻由美の手解きを受けた昌太郎が香那のオナニーを見て逆襲に出て溜飲を下げる場面も有りますが、その後は数行で触れられるだけなら別に瑞希でも良かった気がします。

瑞希は逆に香那が居なくなってから昌太郎とイチャイチャする場面が多くなるものの、折角大学生同士にしたならサークルの合宿先で人目を忍んでという禁断の関係を楽しませる展開も出来たような気もしますし、テニス云々の絡みを数行で纏めたのは勿体無かったですね。

前半と後半で違う継母の展開を繋ぐ役割が麻由美で、前戯も含めて情交描写が多いのは彼女とは言え、他の2人の存在が却って掘り下げた描写を難しくしたようにも見えますし、主人公に対する慈愛だけで片付けるにはややチクハグな感じも窺えます。

鏡龍樹「女教師三姉妹 黒い下着の贈りもの」

鏡龍樹「女教師三姉妹 黒い下着の贈りもの」(フランス書院文庫、2005年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

中学生の時の担任だった芙美が結婚して退職すると知った直之は告白するもあえなく撃沈させられつつ、想いを抱いたままピアノの練習を続ける。ある日ナンパした由衣が教育実習生で、音楽教師の麗奈の妹と知り驚くが、更に芙美が2人の姉だと聞かされ燻っていた想いが再燃する。

【登場人物】

杉崎直之
17歳。高校2年生で音大への推薦を得る為、ピアノコンクールに向け麗奈の指導の元で練習している。顔立ちの良さから女子の受けは良いが中学生の時の担任だった芙美を一途に想っていた為、女性経験は無い。

小早川芙美
31歳。直之が中学1年生の時の担任教師で結婚を機に一旦退職したが、2年前に夫を事故で失い主人公の住む街に戻って来た。妹の麗奈と2人暮らしで、現在は他の中学校で臨時教師を務めている。

前島麗奈
26歳。三姉妹の次女で、直之のピアノレッスンを担当している音楽教諭。普段はひっつめ髪に銀縁メガネを掛けている為か生徒たちには厳格な印象を与えている。男性経験は有る様子。

前島由衣
21歳。三姉妹の三女。直之の通う高校で英語担当の教育実習を行う為一時帰省した。社交的でサバサバした性格から男性によくモテるらしく、仲間と吊るんでナンパして来た直之を気に入りデートに誘う。

【展開】

悪友にせがまれ由衣をナンパした直之は彼女に気に入られ海辺でデートをしますが、彼女に積極的にキスをされ股間に触られる内に緊張のあまり逃げ出してしまいます。

数日後に由衣が教育実習でやって来たと知り、レッスンで麗奈を彼女の姉だと意識した直之は疲労でうたた寝する寝顔にキスをしようとして彼女に頬を叩かれレッスンをさぼるようになります。
姉から話を聞いた由衣は、帰宅しようとしていた直之を待ち構え、テニスで脚を挫いたのを口実に自転車の後ろに乗り自宅へ連れて来ると、デートの続きをしようと告げて童貞を奪います。

そこへ丁度帰宅して来た麗奈は、由衣が見せ付けるように直之にキスをするのを見て2人が関係に有るのではと疑い、芙美の夫の法要の日に由衣を問い詰めるとあっさりと認められ危機感を抱きます。
礼服のままで直之を呼び出し車に乗せた麗奈は海辺に連れて来ると、セックスは未体験という彼の言葉を信じ初体験させてあげると車内で跨がりますが、興奮した直之に体位を変えさせられバックで貫かれるとこれまでに無い愉悦を味わいます。

いつの間にか麗奈が直之と仲直りしているのを校内で見掛けた由衣は誕生会に誘い麗奈の隣に座る彼の股間を足で愛撫し挑発しますが、そこへ帰宅した芙美と再会し2人の姉で未亡人だと知った直之は麗奈や由衣はそっちのけで芙美と談笑します。
直之の想いに気付いた麗奈はバス停まで送ると言い外へ連れ出すと、自分に振り向かせようと酔いの勢いを借りて公園のベンチで彼を押し倒します。

麗奈が修学旅行の下見とピアノリサイタルの観賞を口実に直之を京都へ連れ出そうと知った由衣は芙美を巻き込み結局4人で旅行に行く事になり、直之は当てが外れつつも芙美も一緒に来てくれたと素直に喜びます。
ところが運転席の麗奈の死角の後部座席で由衣に散々焦らされ燻ったままの直之は、女湯だと失念して温泉に入り後から来た芙美の裸を見て興奮しますが、他の女客に見付かるまいと彼女の背中に隠れて長湯する内に湯あたりします。
目を覚ました直之は介抱した芙美の浴衣からのぞく黒い下着姿を見て綺麗だと誉めると、彼女は亡き夫を思い出し温もりが欲しいと抱き付きますが、妹たちが部屋にやって来た為深夜に出直すと、直之から告白され一夜を共にします。

数週間後コンクールで第1席を取った直之は麗奈や由衣から祝福され、その後ろで微笑む芙美から自宅で取り敢えず祝賀会を開こうと提案され喜びます。

【レビュー】

中学生の時の担任だった芙美に憧れを抱きつつ、ナンパした由衣や音楽教師の麗奈が彼女の妹だと知って、2人に教わった事を芙美にしてあげるというドラマはよく出来ているし、個々のヒロインのキャラクター性も魅力的です。

特に当初はお堅いと言われていた麗奈が由衣の挑発や主人公と芙美の過去を知るのに伴い、次第に人目も憚らずに淫らになってしまうギャップの度合いはなかなかなものでしたね。

ただ麗奈から見ると芙美が出て来た事で随分と割を食ってしまったかなという気がするし、結末では三姉妹とは関係が続いていると窺わせるものの、そこを読み手の空想で補うだけはやや足りない部分が有るのではと思います。

ここは中学生の時の憧れの女教師の役割を麗奈に担わせて、由衣の誘惑にやきもきさせつつも終盤に主人公を祝福するように3Pに導いても良かったのかな…と思います。
私自身ハーレム描写は無くても気になりませんが、ハーレム好きの読者の方からすると未消化に感じるかもしれませんね。

鏡龍樹「兄嫁姉妹」

鏡龍樹「兄嫁姉妹」(フランス書院文庫、2005年4月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

年末を控え2人の兄嫁の帰省を楽しみにしていた慎也は、ある晩美弥の入浴を覗き見していたのを彼女に知られ手で放出させてもらい関心を抱くようになるが、翌晩に一時帰宅した長兄がセックスしていたのが亜希と知り愕然とする。

【登場人物】

八重樫慎也
大学浪人中の19歳。高学歴でそれぞれ弁護士、官僚になった2人の兄に劣等感を抱きつつも、次兄と出逢ったばかりの頃から亜希に対し想いを寄せている。童貞。

八重樫美弥
26歳。慎也の長兄の妻で亜希の実姉。豊麗で大人の魅力溢れる女性。自信家で甲斐性の無い弁護士の夫が亜希に手を出したと知り、荒立てる事なく関係を解消させようと慎也を使ってある事を企むが…。

八重樫亜希
22歳。慎也の次兄の妻で美弥の実妹。姉や義兄を介して夫と知り合い結婚した。まだ少女のように可憐な魅力を振り撒いている。妖艶な姉に嫉妬したのがきっかけで義兄の誘いを断り切れず、不倫関係が続いているのを思い悩んでいる。

【展開】

夫に先駆けて帰省した兄嫁たちの買い物に付き合った慎也は美弥の不注意でズボンにコーヒーをこぼされ、やたらにハンカチ越しに股間を拭く彼女に関心を抱きその夜に入浴姿を覗きながらオナニーしますが、覗きに気付いた美弥は自分の裸を見たのだからと慎也にオナニーを見せるように求めます。

慎也は翌日の夕方に突然帰省した長兄に畏れを抱きつつ部屋から妖しい声を耳にした為ベランダから部屋を覗くと、拒みつつも長兄に愛撫され声を上げる亜希を見て劣情を抱きながらもぺニスをしごきます。
寝静まった頃を見計らって亜希の寝室に入った慎也は目覚めた彼女と目が合うと不倫の事は見逃せないと告げますが、亜希は口外しない代わりに何でもしてあげると告げ、慎也に求められるままに身体を開き関係を持ちます。

翌朝慎也と亜希の間によそよそしい雰囲気を感じた美弥は彼を連れ出し、自分を選んでくれればと告げながら車中でぺニスを口に含み射精に導くと、関心を持たせる事に成功します。
帰宅した2人の親密な様子に嫉妬した亜希は一時帰省した夫が疲れて床に就いたのを見計らい慎也の部屋に向かうと、2人がセックスをしているのを目撃し彼を奪い返そうと決意します。

翌日慎也をテニスへ誘い久々に汗を流した亜希は女子更衣室へ彼を連れ込むと積極的になり口で奉仕し後背位で交わりますが、帰宅するとマッサージしてあげると誘う美弥に奪われます。

嫉妬した亜希は部屋を覗こうとすると待ち構えていた姉に中へ引き込まれ彼女の挑発に乗り、自分も姉に負けない位積極的になりたいと告げると、美弥の手解きを受けて慎也に奉仕したり、逆に2人から愛撫されながら真の快感に目覚めます。

帰京する美弥は慎也に受験で上京する折には自宅に泊らせるから亜希と一緒に楽しもうと誘い、義兄との関係を解消した亜希からも姉より気持ち良くさせてあげるからと聞かされ、慎也は受験を心待ちにします。

【レビュー】

割とトリプルヒロインが多かった鏡龍樹さんの作品の中ではダブルヒロインとなった本作では、美弥と亜希は単に兄嫁同士なだけでなく実姉妹という設定にしています。

これで元々近い関係で互いに嫉妬し合う背景も成立させており、妖艶な姉に対抗して義兄と関係を結んだ亜希と、主人公が一途に想いを寄せているのを知り妹に先んじて誘惑しようとする美弥の取り合いが本作でのキーポイントになっています。

主人公が長兄と亜希の情交場面を目にして、罪悪感や羨望の想いを抱きながらオナニーしてしまうというのは当時の作風の特徴の一つですが、現在だと余計な竿は極力出したがらないだろうしそれがウケるのかなという気がします。

鏡龍樹「三人の義姉」

鏡龍樹「三人の義姉」(フランス書院文庫、2006年4月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

大学進学を機に義理の末姉の薗美に告白し、恋人関係になった翔太。ある晩に酔って妹の部屋に眠っていた次姉の彩花と間違えてセックスした翔太だが、長姉の麗奈にも気付かれてしまい次第に淫らになる姉たちから交互にセックスを求められてしまう。

【登場人物】

望月翔太
19歳。医大に通う1年生。母親が三姉妹の父親と再婚した為同居生活を始めた。大学進学を機に薗美へ告白し、付き合い出してから3ヵ月が経つ。薗美が初めての女性経験だが、経験豊富な麗奈や彩花が惚れ惚れするような18cmの巨根。

望月薗美
20歳。保母志望の大学2年生。貿易商の父親が翔太の母親と再婚し翔太が義理の弟になったが、彼の事を初めから意識しており告白を受け入れた。翔太が初めての男性経験で、Eカップと三姉妹の中で最もスタイルが良い。

望月彩花
24歳。出版関係に勤務と言いつつ、実はキャバクラ嬢で夜遅くまで働いている。肩まであるウェーブ掛かった髪でボーイッシュな印象を与え、ややがさつな性格。翔太の事を舎弟のように扱っているが、薗美との関係を知り自分の気持ちを知る。

望月麗奈
29歳。大学病院勤務の産婦人科医。ひっつめ髪に縁無しメガネを掛け冷たい印象を与えプライドが高そうだが、家族思いで優しい一面を持つ。翔太が薗美と付き合っていると知り、医師としての知的好奇心から翔太を誘うが…。

【展開】

麗奈が出勤したのを見計らい翔太は朝から薗美を求め彼女の部屋へ来ますが、普段は目覚めない彩花が部屋へやって来た為お預けになります。
その晩に酔って帰宅した彩花を介抱するのに薗美が起きていると知るとムラムラしていた翔太は彼女の部屋にやって来ますが、彩花だと気付かずにセックスし正体に気付き慌てるも抑え切れずに中出ししてしまいます。

罪悪感を抱いた翔太は友人に誘われコンパに渋々参加しますが、二次会に向かう途中で彩花と出会い彼女がキャバクラ嬢だと知ります。
悪酔いした彼をホテルに連れて来た彩花は妹に隠し立て出来ないと意地悪な事を言いながら爪先で翔太の股間を愛撫しつつ、お仕置きだと騎乗位で交わり散々焦らしながら背徳のセックスに溺れます。

お節介半分で薗美にハウツー物のビデオを見せセックスのレッスンをしてあげた彩花は、妹から教わった事を実践したいと何故か女同士で愛撫する事になり戸惑いつつもエクスタシーを味わいます。
彩花の企みを聞いてクローゼットに隠れていた翔太は目の前で繰り広げる蜜戯に我慢出来なくなり飛び出すと、恥ずかしそうに退散した彩花をよそに薗美のテクニックに翻弄されます。

ある晩麗奈が知り合いの赤ん坊を預かる事になり、保母志望の薗美が赤ん坊をあやす様子に嫉妬した翔太は彼女の部屋に押し掛けると、セックス無しを条件にオッパイで赤ん坊プレイをさせてもらいます。

その様子を聞いてしまった麗奈は翌日の夕方に翔太を呼びセックス体験を聞き出すと勃起を見せるように告げ、心得たように手コキされた翔太は前立腺を刺激して欲しいと求め、麗奈は寸留めを繰り返しながら翔太を仰向けにして股がり自ら腰を振って絶頂に至ります。

薗美の誕生会で酒に酔った彩花から誘惑された翔太は他の2人を気に掛けながらも身体を求めますが、途中で目を覚ました薗美や麗奈が気付き三股を咎められる所か積極的に合流し、姉たちに代わる代わる精を搾り取られます。

まるで逆レイプのようだと憤った翔太は精力ドリンクを飲んだ後部屋に引き上げた3人に復讐しようと思い付き、始めに彩花のアナルを犯して手懐け、次に麗奈を縛ってアナルに挿入した後ペニバンを装着した彩花と交わりを強要します。
最後に薗美のバックヴァージンも奪った翔太はやはり彼女だけは違うと愛情を込めて腸内に射精しますが、結果的に他の2人を惚れさせてしまい却って悩ましい日々を過ごす事となります。

【レビュー】

やはりと言うか、典型的な「しょうた」作品ですね(誉め言葉です)。

近親相姦云々の迷いもそれほど無く主人公と末姉の薗美は始めから恋人関係になっている為か、各人攻略からハーレムというパターン化を回避しつつ彩花のレクチャーを受け次第に淫らになる薗美の弾けっぷりは良かったです。

サブヒロインの麗奈や彩花と交わる際はどちらかというとマゾ受けに近い主人公の反応は寧ろこれで終盤まで押し切って欲しい気もしましたが、一応逆襲の機会も与えられてはいます。だからアナルというのは、お約束なんでしょうけどね…。

結局姉たちの力に勝てる筈も無く主人公が他に彼女を作らないと抜け出せなさそうですが、麗奈と彩花のキャラクター性にそれほど違いを感じなかったので、血の繋がりの無い姉妹と他人の女医という対抗図式にしても良かったかなとは思います。

鏡龍樹「ダブル禁忌 妻の親友・妻の妹」

鏡龍樹「ダブル禁忌 妻の親友・妻の妹」(フランス書院文庫、2008年8月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

妻の沙織の依頼で妹の亜弓の勤めるキャバクラを訪れた拓也は、酔った振りをした彼女に部屋へ連れ込まれ関係を持ってしまい、更に沙織の先輩である美紀子とも一夜を共にしてしまい窮地に陥るが…。

【登場人物】

遠野拓也
28歳。中堅の食品会社に勤めている平凡な男性で、同じ職場に勤めていた沙織と4年間付き合った後、半年前に結婚した。

亜弓
21歳。沙織の実妹で父親と対立し勘当同然だが、キャバクラで働きながら学業を両立させるバイタリティー溢れる大学生。連絡が付かないのを心配した沙織の頼みで店にやって来た拓也と再会し、それをきっかけに一夜限りの関係に陥るが…。

柏原美紀子
30歳。沙織の大学時代の先輩に当たり、外資系金融機関でファンドマネージャーをしている。外人モデルばりの整った肢体のキャリアウーマン。夫が不妊症と知ってセックスレスに陥り、拓也にある相談を持ち掛ける。

遠野沙織
27歳。拓也の妻で結婚してからは専業主婦。厳格な父親に育てられたお嬢様育ちで、人を疑う事を知らなさそうなほんわかした性格。その人の良さから亜弓や美紀子にスキを付かれる事に。

【展開】

沙織に頼まれ亜弓が勤めるキャバクラへやって来た拓也は泥酔した彼女をマンションに連れ帰る羽目になり妻の許しを得て部屋に泊まりますが、見計らったように誘惑する亜弓の魅力に抗しきれずに関係を持ってしまいます。
亜弓がしつこく電話を掛けて来るのを拓也は無視しますが、ある日浴室のシャワーの具合が悪いからと彼女が押し掛け、存在を意識しながら沙織とセックスすると、挑発的な視線で夫婦の営みを覗く亜弓に気付き寝室へ誘われ再び関係に至ります。

数日後沙織の頼みで美紀子の相談を受けた拓也は、夫の不妊から何故か彼の精子が欲しいという話にすり代えられホテルでセックスする事になりますが、フィニッシュの寸前で美紀子にゴムを外され騎乗位で中出しさせられてしまいます。
美紀子は執拗に連絡をしようと試みるも拓也に無視された為、ある日夫が不在しなのを口実に拓也宅へ押し掛け夕食を共にします。
沙織が居るにも関わらずテーブルの下で拓也の股間に脚を伸ばし誘惑する美紀子に対し拓也も応戦する内に沙織が眠ってしまい、2人は駅弁スタイルで繋がったままリビングから寝室へ移動した後、激しい絶頂に至ります。
そこへ帰宅した亜弓は美紀子を見送った後で拓也が彼女とセックスしたと気付いて対抗心を燃やし、拓也が勃たないのを見ると前立腺を刺激して精を搾り取ります。

美紀子が指を怪我したのを口実に拓也を誘い出し沙織を連れて3人で温泉旅行に行く筈が、それを聞き付けた亜弓も図々しく同伴し気が重い拓也は、早速PAで亜弓と2人きりになった車内で立て続けに精を搾り取られます。
宿に着くと言葉巧みに皆に酒を呑ませた亜弓は、美紀子の介抱を拓也に頼み二人きりで部屋に残して沙織と共に風呂へ向かい、姉から自分が居候し出してから満足に抱かれていないと聞かされると微かに罪悪感を抱きつつもある考えを思い付きます。

思惑通り拓也が美紀子も抱いたけれどあまり良くなかったと知った亜弓は、姉の為にローテーションで拓也をシェアしようと提案し、どうしても子宝を授かりたい美紀子も同意し拓也を呼び出します。
折角沙織が積極的になったのに役立たずの自分に情けなさを感じている中、図々しく呼び出した女たちに我慢の限界を感じた拓也は2人の尻を叩きながら罵りアナルを奪うも、荒々しい彼も素敵と惚れさせてしまい泥沼に嵌まります…。

【レビュー】

本作は1990年代からフランス書院文庫で多数の作品を出し続けていた鏡龍樹さんの39作品目(全41作品)となりますが、
担当編集が変わる度に凌辱作品→倒錯含みの誘惑作品→三人ヒロインの誘惑作品と変幻自在に作風を変えてきており、本作では3回目の路線転換に伴い試行錯誤されていた時期です。

新堂麗太さんの作品でも良く似たタイトルが有りましたね。

参考作品:新堂麗太「妻の妹、妻の親友」(2009年11月)

取り扱う題材は妻とその妹、友人(親友)とまでは一緒ですが、終盤で主人公と妻に愛の結晶を授かったと知った女性たちの行動は真逆になりますので、両作品を比較するなら個人的にはベタな展開かなと思いつつも新堂さんの方が好みです。

亜弓は父親と対立して働きながら学業を両立させているだけに強かで、姉の夫という事から沙織に対する後ろめたさを感じさせる描写も有りますが、個人的には計算高くはしたない印象を強く抱いたせいか感情移入出来ませんでした。

美紀子は実家の母親が病床にあって孫の顔を見せてあげたいという必死さは理解できるけれど突拍子も無い事に思えるし、作中に沙織へ申し訳なく思う描写も有る一方で亜弓同様に利己的な面が強く前面に出ていたように思います。

主人公の拓也は鏡作品でお馴染みの翻弄されやすい優男タイプですが、結末を見る限り身重の妻が居ても纏めて面倒を見てやると思う辺りは不甲斐ない訳でもなさそうですが、個人的にはきっちりケジメを付けて欲しかったです。

ヒロイン2人の利己的な面と主人公のひ弱さから何となく良い印象を持てなかったのですが、高校生主人公が多いフランス書院の誘惑作品の中では新たな方向性を示した作品として良かったのではと思います。

参考作品2:有馬童子「世界で一番身近な禁忌 妻の妹・妻の友人」

有馬さんの作品でも主人公やヒロインたちは散々楽しんではいるものの、最後は主人公の妻のコンプレックスを解消しようと試みていますし、個人的にはこういう終わり方の方が好きですね。

新堂麗太「個人授業【女家庭教師と未亡人ママ】」

新堂麗太「個人授業【女家庭教師と未亡人ママ】」(フランス書院文庫、2007年8月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

父親を亡くし義母の留美子と同居する優治は、日々過剰なスキンシップを仕掛ける彼女に性的な欲望を抱き悩んでいる中遂に関係を結んでしまうが、それに気付いた晴香も積極的に求め三角関係に陥る。

【登場人物】

佐伯優治
17歳。産みの母親は出産間も無くして亡くなり、父親は留美子と再婚したが1年前に事故で亡くなっている。距離が近過ぎる留美子と晴香の誘惑の板挟みにされて悩んでいる。童貞。

佐伯留美子
31歳。優治の父親と3年前に結婚し、亡くなってからは優治と2人で暮らしているが、経済的に豊かな為夫を想い飲んだくれる生活をしがち。結婚するまでは男性にチヤホヤされる生活を送っていた為か、欲望に忠実で優治に過剰なスキンシップを取る。

桜井晴香
19歳。有名私立大学に通う2年生で、幼馴染みの優治の家庭教師をしている。高校時代にフェンシングの経験が有り、体育会系を具現化したような猪突猛進の性格。男子にモテるが幼い頃から優治に関心がある為、他の男と付き合った事は無い。処女。

【展開】

毎日のように過剰なスキンシップを取りたがる留美子は泥酔した振りをして優治を寝室に連れ込み誘惑しますが、踏みとどまった彼は自室に籠りオナニーで性欲を発散します。

翌日姉弟のように晴香と接する優治を想って白昼からオナニーする留美子はその晩に入浴中の優治に体を洗ってあげると迫り、素直に想いを口にした彼に感激しながら女体を見せて童貞を卒業させます。

次の日帰宅するなり玄関からリビングまで移動しながらセックスする母子を偶々届け物で屋敷にやって来て目撃した晴香は、近親相姦を止めさせようと留美子が不在の折に優治を誘惑し、浴室で汚れを洗い流した後に純真を捧げます。

晴香の言い付けを守った優治の命で関係を断たれた留美子はオナニーしますが、それを見掛けた優治はセックスしようとを晴香の自宅に向かうと、送り届けてくれた男子大学生と彼女が親密そうにしていると勘違いし、留美子の誘惑に応じてしまいます。

翌日優治の怒った態度を見た晴香が問い質すと昨晩の事は彼の勘違いだと納得させるも、留美子と再びセックスしたと聞くと自分を信用してくれないのかと逆上し、それを聞き付けた留美子にも二股が発覚し口論になった後優治に別れを突き付けます。

晴香と共に優治との関係を断った留美子は3ヵ月後の彼の誕生日を機に籍を外し家を出る事になり、晴香と示し合わせて誕生パーティーを開きますが、2人からそれぞれ誘惑された優治は他方に悪いからとセックスを拒みます。
その回答に満足した留美子は今日から3人で愛し合う日々が始まるのだと優治に告げると、屋敷を引き払う前の最後の晩餐とばかりにマヨネーズやケチャップで互いの体をデコレーションしたり、苦瓜を留美子に挿入させたりと3Pプレイに興じます。

【レビュー】

主人公の義母の留美子は夫である主人公の父親の意向を踏まえて保護者としての役割を果たそうとする一方で、飲んだくれてばかりで働くでもないし年頃の息子を誘惑したりとらしくない部分がクローズアップされ単にしたいだけに見える気がします。
終盤になってから籍を外し、18になった主人公に父親の遺産を譲ろうという心遣いは分かるのですが、インモラルな関係を続けるならそうする必要を感じないし、主人公も屋敷を引き払う事はしなくて良かったのかなと思いますね。

幼馴染み兼家庭教師の晴香は、猪突猛進型で事を起こしてから後悔するタイプで主人公の姉に近い存在です。一見男子にモテそうだけど、主人公以外の存在は眼中に無くウブなのはお約束です。
ウブな故に主人公が主導権を握る形でセックスをする事に恥じらいを見せつつ次第に快感に溺れるのは良いですが、留美子と再び関係を持ったのを知った彼女が逆ギレしたのは流石に彼女に隙が有ったからだろうとあまり良い感じはしませんでした。

主人公が優柔不断なのは毎作お馴染みの事ですが、本作の優治の場合は始めは多少関係に躊躇する面も窺えるし、先に挙げたように2人のヒロインの身勝手さが目に付くだけにあまり不誠実さを感じなかったです。
終盤2人にフラレてその3ヵ月間も関係を持たずにいるというのもお互いに随分と我慢したものだなと感心しますが、片方を選ぶと他方が傷付くからどちらも選ばないという考え方は意外性が有りました。
ラストで食玩めいたプレイを盛り込んだりしていますが(フランクフルトに赤と白の調味料とはベタです)、色々工夫した割にごった煮状態で空回りしたのではという感を抱きました。

2012年以来暫く新刊が途切れている新堂さんですが、果たして今年は復活されるのかどうか気になる所です。

新堂麗太「二人の新任女教師 教え子・危険な奪い合い」

新堂麗太「二人の新任女教師 教え子・危険な奪い合い」(フランス書院文庫、2007年2月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

母親の再婚で義理の姉となった那美子の魅力の虜になり成績が下がった拓也は数学教師の沙織に呼び出され事情を話すと、口で慰めてあげるから義姉の事は意識しないでと言われるが、結局那美子に知られ関係を結んでしまう。

【登場人物】

沢口拓也
17歳。高校2年生。母親が1年前に那美子の父と再婚し、義理の姉弟になった。2人きりになると挑発的な服装になる那美子に悩ましい想いを抱いている。童貞。

沢口那美子
22歳。大学を出て進学予備校へ就職して早々、カリスマ講師として注目されるようになった。茶色の長い髪を縦巻きにした派手な容姿に、欧米人を思わせるナイスバディの女性。前の恋人へは素直にセックスの快感を口に出来ずに喧嘩別れしている。

白石沙織
22歳。拓也が通う高校へ数学担当で赴任した新人教師。肩までの黒髪に清楚な印象を与える一方で、スレンダーながらもEカップとスタイルは良い。セックスに対して潔癖な所が有り、前の恋人とは就職を機に別れている。

【展開】

成績低下を気に掛けた沙織は拓也を面談室へ呼び出すと義姉が色っぽくて集中出来ないと告白した為、那美子の事は意識しないようアドバイスし口で奉仕します。しかし沙織は後日成績が低下した生徒に性的に慰めるのは流石に冗談だと先輩に聞かされ、拓也に淫乱教師と思われたのではと悩みます。

帰宅した拓也が妙によそよそしい態度を取るのに気付いた那美子はバスタオル1枚を巻いた姿で挑発し、拓也が我慢出来ずに部屋に逃げ込みオナニーする所へ踏み込み沙織の存在を聞き出すと自分がスッキリさせてあげるからと交わり童貞を卒業させます。

一週間後沙織は相変わらず授業に集中出来ない様子の拓也を放課後に呼び止めると義姉とセックスしてしまったと聞かされ、再び面談室に連れ込み那美子が頑なに拒否するクンニでも何でもさせてあげるから近親相姦は止めてと告げてセックスします。

再び那美子に誘惑されて沙織との約束を反故にし次第に調子に乗った拓也は、授業中の沙織にリモコンバイブを使った後で保健室で交わったり、那美子に対しては一方的に快楽を得ると放置したりする内に沙織とのメールのやり取りを知られます。

二股を掛けたのを知り学校に乗り込んだ那美子を見掛けた拓也は沙織と3人で屋上で話し合いますが、どちらかを選べないという返事しか出来ないのを聞いた那美子と沙織は呆れ果て別れを告げられてしまいます。

数日後拓也は酔った那美子が何故か沙織を連れて帰宅したのを疑問に感じつつ、寝室から睦み合う声が聞こえると覗きながらオナニーしますが、2人から気持ちを試されたのだと知ると3人で愛し合うのを受け入れられます。

【レビュー】

いかにも新堂麗太作品らしいヒロインの嫉妬の応酬でまさに「奪い合い」そのもので、主人公に想いを抱く余り好きなようにさせてしまう沙織や那美子の暴走ぶりは微笑ましい気がしますが、またかというマンネリ感が有ります。

「ヒロインが2人」という設定は、同時期に活躍されていた巽飛呂彦さんは4人、鏡龍樹さんが3人と、恐らく編集サイドの意向で住み分けさせていたのだと思いますが、先のお2人の作品に比べ作品間の類似点が顕著なのは流石に疑問を抱きます。

例えば高校生主人公の通う学校は「仏蘭西高校」(学園の時もある)で女教師ばかりなら、敢えて作品毎に微妙な関連性を付ければ似たような作品の裏付けにもなり違った方向性になったかもしれませんね…。

新堂麗太「二人の同居人 新任女教師と女子高生」

新堂麗太「二人の同居人 新任女教師と女子高生」(フランス書院文庫、2006年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

両親と離れて暮らす達也は家を貸す事になるがマンション会社の不手際で行く先が無くなり、貸す相手が弥生と明日香だと知ると居候扱いされながらも同居を始める。弥生と弾みで関係を結んだ達也は、更に明日香とも結ばれ苦悩するが…。

【登場人物】

松村達也
17歳。高校2年生。両親が仕事の都合で転勤し水嶋姉妹に家を貸す事になったが、引越先の手違いで行き場が無くなり姉妹と暫く同居する事に。元々明日香に片想いしていたが、弥生が赴任して来た事で彼女も好きになってしまう。

水嶋弥生
26歳。明日香の姉で今春から赴任して来た英語教師。優しげな大きな瞳と少し厚めの唇が特徴の凛とした美しさの女性で、男女問わずに生徒の憧れの対象になっている。付き合っていた恋人が居たが、セックスに消極的な彼女に愛想が尽きて別れてしまう。

水嶋明日香
17歳。弥生の姉で達也のクラスメイト。姉の赴任に併せて寮を出て松村家に移る予定。ショートカットで中性的な美少女だが、クールでツンツンした性格が仇となっている部分も。優しげで安心感を与える達也に好意を抱くも素直になれない。処女。

【展開】

引越先のマンション会社の不手際で行き場が無くなった達也は引っ越して来た水嶋姉妹に同居させてもらうよう頼み弥生の一存で許してもらいますが、嫌がる明日香とは風呂場で裸を見られたと毛嫌いされてしまいます。

ある晩婚約寸前だった恋人と別れやけ酒を煽る弥生は達也を誘惑し童貞を奪いますが明日香に気付かれてしまい3人の仲はギクシャクしつつ、達也にセックスの良さを教えてもらった弥生は学園内でも求めるようになります。

再び現場を見てしまった明日香はある日大事な話が有ると達也を部屋へ呼び出し抱いて欲しいと処女を捧げますが、相次いで姉妹と関係したのを後悔した達也は弥生を避けるようになります。

1週間も放置された弥生がリビングですりこぎを挿入しながら自慰に浸っている頃、達也の部屋を訪れた明日香は積極的に誘うも姉が気になり乗り気で無い態度にキレて出て行ってしまいます。

二股を掛けた罰だと落ち込む達也は2人に黙って引っ越しを決めその前夜に弥生のワインでやけ酒を喰らい気を失いますが、目を覚ますと姉妹仲良く奉仕する姿に驚きます。
マンション会社の書類を見て引っ越しに気付いた2人から黙って居なくなろうなんて水臭いと言われ、このまま同居を続けて欲しいと頼まれた達也は2人で指でイカせた後交互に交わります。

【レビュー】

新堂麗太作品で初めての姉妹ヒロインで学園ラブコメ風味の作りで随所に主人公の高校生活も盛り込まれていますが、これまで年上ばかりだった事もあり新鮮さを感じさせます。

主人公にセックスの快感を開眼させられる弥生はいつもの新堂作品のヒロインで特に新味は無い一方で、明日香はいわゆる「ツンデレ」で主人公に素直になれないのはお約束の内では有ります。
姉妹揃って巨乳ですが新堂作品ではあまりパイズリ等といったプレイは無いし、せっかくのナイスバディぶりがあまり意味を為していないですね…。

本作は姉妹という事もありお馴染みのレズプレイは割愛し1章まるまる使って3P描写をしたのは良かったのですが、この設定をこなすのに苦労したのか進行はややギクシャクしたものを感じました。

新堂麗太「義母と新任女教師 二つの青い体験」

新堂麗太「義母と新任女教師 二つの青い体験」(フランス書院文庫、2006年2月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

毎晩激しい嬌声を挙げる義母の怜奈に欲情し、性欲を持て余す貴史。ある日入浴中の義母に抱き付き、居たたまれなくなった貴史は、担任教師の真結美の元へ押し掛け結ばれてしまう。

【登場人物】

深田貴史
16歳。高校2年生。産みの母親は小学生の時に離婚している。父親と再婚した怜奈のあの声が激しい為に勉強に集中出来ず、有り余った性欲に悩まされている。童貞。

深田怜奈
34歳。半年前に貴史の父と再婚した。明るい茶色の長い髪を肉巻きにした肉感的で男好きのするタイプ。夫が1ヵ月間出張する事になったが、その晩から貴史を誘惑するような態度を見せるようになる。

朝倉真結美
25歳。今春から貴史の通う高校で英語教師として赴任し、クラス担任も兼任している。艶やかな黒髪と縁なしメガネが知性的な雰囲気を醸し出し、スレンダーな割に肉感的な身体付き。高校生の時に同級生と付き合った事があるだけで肉体経験は無い。

【展開】

放課後教室に残るように告げた真結美は、貴史の成績低下の一因が怜奈の嬌声だと知るも相談に乗れずに追い返しつつ、高校時代の恋人に似た彼を想い生徒が校内に残る中でオナニーし快感を得ます。

帰宅した貴史はまだ明るい内からシャワーを浴びる怜奈の裸を覗き見て劣情に駆られ抱き付きますが、自分のした事に気付き真結美の家へ押し掛けたその晩に性欲を持て余しオナニーしたのを彼女に知られ女体授業を口実に初体験を迎えます。

一晩だけのつもりが連日真結美の部屋でセックスするようになった貴史は、3日後の朝に彼女に電車内で悪戯して調子に乗った後下車駅で待ち構えていた怜奈と出会し今日は必ず帰宅するように釘を刺されます。

帰宅した貴史から毎夜挙げる自分の嬌声が原因だと詰られた怜奈は真結美から奪い返そうと決意するも、フェラチオに留めた彼女は我慢出来ずに寝室に籠って四つん這いでバイブを挿入しオナニーします。
その現場を目撃した貴史は怜奈から夫とセックスレスだと聞きフェラチオのお礼にとクンニさせてもらいますが、真結美はさせてもらえなかったので初めてだと喜ぶ貴史の反応に満足した怜奈は関係を結びます。

翌日から態度を変え避け続ける貴史に不審を抱いた真結美は彼の家を訪れると、帰宅するなり玄関で交わる母子の姿を見て激怒し怜奈と口論になり、原因が自分だと悟った貴史はもう2人とセックスしないと宣言し、そのまま半月後の3者面談を迎えます。

やっと2人きりになれたと下着を穿かずに誘惑する真結美に我慢出来なくなった貴史は潮吹き絶頂に導きますが、そこへやって来た怜奈と鉢合わせになり自分か真結美のどちらを選ぶのかと迫られますが、どちらも選べないと返答すると期待した通りだと満足げな2人から愛撫され3Pに雪崩れ込みます。

【レビュー】

前作から丁度2年のブランクを経た本作も結論からすれば「いつもの」新堂麗太作品で、敵対するヒロイン同士が高校生主人公を取り合いつつ最後は和解して共有を選ぶという流れです。

これまでの作品のように主人公が優柔不断なのは相変わらずですが、一応はどっちも選ばない選択を取るし多少は意志がしっかりしているのかなと感じさせます。

真結美や怜奈とのセックス描写もそこまでのプロセスを丁寧に描こうという工夫が見られていますが、やはり前戯重視のせいか本番は1回きりであっという間というのはやや残念ではありますね。

真結美は清楚、怜奈は妖艶とキャラ設定を対比させており、特に真結美に関しては清楚から変貌させるのが早い気がしますし、変化の度合いが怜奈と同じだと最後の3Pの楽しみが薄れるので、両極端のままで良かったように思います。

新堂麗太「女体授業【二人の家庭教師】」

新堂麗太「女体授業【二人の家庭教師】」(フランス書院文庫、2004年2月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

数学の試験で満点を取った明夫は高嶺の華である兄の恋人で家庭教師の仁美に約束通りフェラチオして貰い有頂天になるが、 それを覗き見た義母の裕美子から誘われ関係を結ぶ事に。

【登場人物】

市川明夫
17歳。高校2年生。出張の多い父親は不在、兄は裕美子を嫌ってアメリカへ語学留学し、精力的な父親や兄に反感と羨望を抱き卑屈になっている。童貞。

野崎仁美
20歳。明夫の兄の恋人で、両親の頼みで週2回明夫の数学の家庭教師を頼まれている。精力的で自分本位な恋人に疑心暗鬼になり、明夫に関心を抱く。ショートカットにメガネが似合う理知的な女性で、一応男性経験も有る。

市川裕美子
31歳。1年前に明夫の父親と再婚したが、すれ違い気味の生活に不満を抱いている。茶色掛かった長い髪に妖艶な雰囲気で熟れた身体付きの女性。自分を毛嫌いし家を出た長男と違い、素直に甘えて来る明夫に何か出来ないかと思い悩んでいる。

【展開】

数学の試験で満点を取った明夫は以前から約束して通り仁美にフェラチオしてもらい顔面に向けて放出しますが、その場面を覗き見た裕美子は指で自らを慰めてしまい自分が明夫に出来る事は何かと考え付きます。

翌晩裕美子は肩が凝ったから揉んで欲しいと明夫に頼むと思惑通り勃起を隠すように部屋へ駆け込んだ為、後を追い掛けて仁美との関係を断ち切る代わりに何でもしてあげると告げると、明夫に身体を触らせた後に結ばれます。

週明けの授業で仁美は明夫を挑発しようと彼女なりに大胆な格好で誘いますが、裕美子との約束に拘る明夫に無視されます。しかし後悔した明夫が帰宅する際に追い掛けて来ると、夜の公園の木の陰で彼の求めるまま携帯カメラで秘所を撮影させ、立ちバックで交わります。

明夫の変貌に疑問を抱いた仁美は裕美子を罰しようとリモコンバイブを明夫に渡し、自分の居る前で裕美子に使わせた後夜の公園で再び彼と交わりますが、偶々裕美子が明夫の携帯を覗いた事で企みが発覚し、明夫は裕美子から仁美と関係を清算するように迫られます。

別れ話をしようと仁美のマンションへ向かった明夫は裸エプロン姿の仁美に出迎えられ、アナルセックスさえ受け入れられると逆に裕美子と関係を切るように迫られ、嘘を付きながら二股を続け有頂天になります。

ところが一時帰宅した夫に笑顔で話す裕美子や恋人からのエアメールに嬉しそうな表情を浮かべる仁美に、居場所が無く焦った明夫は仁美を力付くで押し倒そうとして裕美子に見付かり、もう終わりだと早合点してしまいます。

呆れた裕美子は仁美を呼び寄せ明夫の本意を聞こうと疑似レズプレイで誘うと、思惑通り嫉妬した明夫は2人共大好きだから仕方がないだろうと開き直り、それを聞いた裕美子と仁美は彼を許し3Pへ発展します。

【レビュー】

新堂麗太作品の6作目でこの頃になると得意パターンも確立されて来ており、ヒロイン同士の嫉妬の応酬と双方と何とか付き合おうという下心を持ち嘘を付く優柔不断な主人公のダメっぷりが目に付くようになります。

主人公と淫らな行為を約束してしまった仁美は責任感な強い故にフェラチオをする羽目になりますが元々好意が有ってのものですし、本来恋人である筈の主人公の兄が良く言えば意欲的、悪く言えば自己本位の逆補正を付けて主人公への恋慕を正当化しています。

裕美子の場合も仁美と同じような立場で、2人とも元は主人公に手を出したのは自分達なのに、何時しか主人公の不甲斐なさに腹を立てるのもどうなのかなと思いますが、主人公も相当卑屈になっているのも一因ですしね。

一応最後はハーレムが確立されはしますが肝心な描写は中途半端で、繰り返しになりますが頁数が明らかに少ないのが原因かもしれません。

本作で一旦区切りとなった新堂さんは次作までに2年間の休養に入る事となり、その間に弓月誠さんなどの誘惑作家がいつの間にかフランス書院からデビューする事になり、競合相手も増える事になります…。

新堂麗太 「僕だけの未亡人叔母」

新堂麗太「僕だけの未亡人叔母」(フランス書院文庫、2003年8月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

夏期講習を口実に上京して来た諒一は、姉の真菜美や叔母の麗子の住む亡き叔父の家にやって来た。叔母の色気に翻弄されながらも、女らしくなった真菜美の身体に欲情した諒一はある晩姉の入浴姿を覗いてしまう。

【登場人物】

菅野諒一
17歳。高校3年生で予備校通いを口実に仙台から上京して来た。5歳の時に真菜美と引き離され、後継ぎがいない伯父夫婦の元へ養子に引き取られた。童貞。

菅野真菜美
19歳。諒一の実姉(戸籍上は従姉)。産みの母を亡くし麗子が後に収まったものの、父親も肝臓を悪くし亡くなっている。ショートカットでボーイッシュな魅力を醸し出すが、華奢な体の割に後から付け足したようなEカップの身体。

菅野麗子
諒一の実父である男性が経営していた会社で秘書を務め、親戚からは財産目当ての結婚だと疎まれている。妖艶さを醸し出し、毎晩のように外出し遊んでいるように見えるが、夫の遺言を守り真菜美が成人するまで見守るなど、意外に身持ちの堅い面も。

【展開】

上京して来た諒一は受験勉強に集中する内に日付が変わっていたのに気付き、泥酔して男に送ってもらう麗子を目にすると寝室まで連れて行きますが、抱いて欲しいと妖艶な姿で誘う彼女の服を脱がそうとした所で理性を取り戻します。

麗子の一件から真菜美にも欲情した諒一は彼女の入浴を覗き見てオナニーしますが、覗きに気付いた真菜美は一緒に入浴しようと誘い、勃起したぺニスを手や口で慰め顔面で精を受け止めます。

姉弟が相次いで浴室から出て来るのを目の当たりにした麗子は、翌晩に散歩していた諒一を食事に誘いビールを飲ませて真菜美と関係したのを聞き出すと、自宅へ戻って相姦を犯させまいと自分の身体を差し出します。

やはり気まずい思いで外出し帰宅した真菜美はタイミング悪く二人が抱き合っている所を目の当たりにし、朝まで街を歩き家に戻ると夫の書斎で遺影に向かい諒一に夫の面影を感じたと嬉しそうに話す真菜美を見て嫉妬し弟を奪い返そうと決意します。

その晩に麗子の外出を見届けた真菜美は諒一の部屋を訪れて誘惑し結ばれますが、いつしか麗子が自分との関係を知り身を退いたと聞かされると、あの女が捨てた男に抱かれるのは嫌だと弟を突き放してしまいます。

2人から突き放された諒一は実家に戻る前日に麗子に想い出を作って欲しいと求められ、後に合流した真菜美と共に一夜限りの3Pをします。翌春第1志望の大学に合格し同居生活を心待ちにする諒一は、姉の20歳の誕生日でもあるこの日に麗子から意外な申し出を聞かされます…。

【レビュー】

タイトルからだと「未亡人叔母」をメインに据えているように感じますが、作中の展開や(ある程度推測は付くでしょうが)結末を見ると実は実姉の真菜美に力点を置いている事が分かります。

前作よりはドラマ性を重視した内容から非常に読後感は良かったのですが、その分肝心の官能描写はあっさりしてしまっていたのが気になる点では有りますね。

亡き夫の面影を感じ主人公に抱かれるも保護者としての意識も忘れず、姉弟が結ばれたのを知って身を退いた麗子は実は性格の良さを感じさせますが、真菜美との対比も有ってか毎晩遊びに出ているなど悪く描き過ぎている気がします。

真菜美は麗子の本意を知ってか知らずか弟を取られまいと嫉妬に駆られ奪い返しますが、途中で麗子のお下がりは嫌だと言って放り出すのはあまり弟想いで無いし、理屈があまりよく分からない部分でワガママさを感じさせて残念です。

本作の設定を見るとデビュー作を感じさせる作風でデビュー当初に比べるとすっきり纏まっているのを感じさせますが、やはり250頁弱というのはボリューム不足の感は否めませんね。

新堂麗太「熟母と家庭教師」

新堂麗太「熟母と家庭教師」(フランス書院文庫、2003年3月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

女性に対し免疫が無い明彦は、家庭教師の教え子の瑠美の母親である佐和子から娘の貞操を守るとの口実で個人授業をして貰い童貞を卒業するが、瑠美からも告白され処女を捧げられる事に。

【登場人物】

柴田明彦
19歳。大学に入りたての青年で、高校時代は男子校に通っていた為か女性に免疫があまり無い。地方から上京し瑠美の家庭教師のアルバイトをしている。童貞。

矢口瑠美
17歳。高校2年生で明彦に家庭教師をしてもらっている。少女らしい清純さを持つ可愛らしい少女だが、バストは佐和子に負けない程大きい。処女。

矢口佐和子
37歳。瑠美の母親で短大生の時に今の夫と知り合い結婚、出産を経験し、現在夫は海外赴任で留守にしている。茶色掛かった肩まで伸ばした髪に、成熟した身体つきの色っぽい女性。性豪の夫に性感を開発され、熟れた身体を持て余している。

【展開】

成り行きで階上にいた瑠美のパンチラを目撃した明彦は洗面所を借りコンタクトのズレを直しますが、乾燥機に入っていた母娘の下着を目にして興奮し佐和子のをオカズにオナニーしている所を彼女に見られ逃げ出します。

翌日佐和子に自宅へ来るよう呼び出された明彦はボディコン姿の彼女から娘の貞操を守る口実で誘われ、口内射精した後寝室へ移動し性の個人授業を受けた後初体験に至ります。

佐和子に対する明彦の態度に変化を感じた瑠美はテストで満点を取ったのを口実に彼をデートに誘い告白するも断られ、諦めきれずに深夜に明彦の部屋に押し掛け処女を捧げます。

何処か自信ありげな娘の態度に疑問を抱いた佐和子から問い詰められた明彦は、あっさり関係を結んだ事を認めると、彼女から関係は終わりだと一方的に言い付けられ、瑠美と付き合うようになります。

ところがある日授業中にも関わらず一時帰宅した夫に抱かれ嬌声を挙げる佐和子に嫉妬した明彦は、帰宅前にガレージへ彼女を連れ込んで貫き関係を復活させます。

何時しか母親が明彦と関係している事を知った瑠美は佐和子との関係を許し、彼女に負けない位淫らになりたいと頼んで媚薬を貰い早速効果を試すと、散歩中に発情してしまい明彦を路地裏へ誘って立ちバックで貫かれます。

明彦が試験の為1週間不在にしたある晩瑠美から漂う淫靡な雰囲気に誘われた佐和子は、娘の寝室に来て発情し自分の寝室に戻ってオナニーする所を瑠美に見られ、明彦を取り合う事は無いと納得し仲直りします。

久しぶりに矢口家を訪れた明彦は瑠美に手を出そうとしますが拒まれる内に部屋へ入って来た佐和子が娘と愛し始め唖然としますが、二人が和解したと知ると寝室で3Pに発展します。

【レビュー】

デビュー作からヒロイン2人が登場する作品は続いていますが、ハーレム含みでヒロイン同士が主人公を取り合う展開は本作から確立されて来ます。もう一つの特徴は、文体がよりライトな方向に転換し割と読みやすくなっている事です。

細かく章を区切り佐和子と瑠美の立場から主人公に迫る様子はそれぞれにいやらしさが有って良かったのですが、官能描写は短めでややボリューム不足の感じはします。

当時のスタンダードな量が300頁弱なのに対し本作は250頁位なので1章分不足しているようですし、以前よりライトな作風に転換したばかりだと考えると仕方の無い所かもしれません。

新堂麗太「僕の継母 三十三歳の淫血」

新堂麗太「僕の継母 三十三歳の淫血」(フランス書院文庫、2002年12月、表紙イラスト:西村春海)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

再婚したばかりの美和子が際どい服装で熟れた身体を見せ付けられ劣情を覚える直樹は、階下の夫婦の寝室で彼女の喘ぎ声を聞きオナニーしてしまう。しかし美和子の誘惑は父親によって仕組まれていたものだった…。

【登場人物】

小野寺直樹
18歳。大学受験を控えた高校3年生。母親を亡くし父親は仕事人間で不在がちだったが、お見合いで再婚した美和子が来てからは母子として割と仲良く暮らしている。童貞。

小野寺美和子
33歳。かつて好き合った男と結婚していたが暴力に耐えかねて離婚し、両親の勧めで直樹の父親と再婚したばかり。
貞淑な印象を与える女性なのに、何故か直樹と共に居る時は際どい服装の事が多く彼を悩ませているが、実は性機能が衰えた父親が他の男と浮気する位ならと直樹を誘惑し彼女を結ばせようと仕組んだものである。

紺野由香理
18歳。直樹と中学生の時からの顔馴染みだが、高校に上がった頃から素行が悪くなり、複数の男子に口唇奉仕していると噂になっているがセックスはしていない。母親の再婚相手である義父と折り合いが悪く、与えられたマンションに独りで住んでいる。

【展開】

受験勉強の夜に真下の寝室で父親からバイブで愛撫されている美和子の嬌声を聞いて興奮した直樹は、彼女が乱れる姿を見てオナニーするも、日毎に過激になる美和子から関心を逸らそうと由香理を呼び出し理科準備室でフェラチオしてもらいますが、教師に見付かり停学になります。
事情を聞き激怒した美和子に対し自分を欲情させる服装をしておいてと逆ギレした直樹は彼女を抱こうとしますが、涙を流して抵抗されると理性を取り戻し部屋に逃げ込みます。

翌朝部屋を訪れた美和子に謝罪した直樹は元の母子に戻ろうとしますが、数日後直樹の悪戯でホースの水を浴びて服越しに透けてしまった彼女の身体を目にすると我慢出来ずに部屋に籠ってしまい、
真上の部屋からベッドの軋む音が聞こえた美和子は直樹がオナニーしていると想像し我慢出来なくなり彼の部屋に向かうと、フェラチオだけならと奉仕して精を口で受け止めます。
ところがその晩に夫から自分の代わりに直樹に抱かれてはどうかと浮気を勧められ、今後は自分からは一切愛撫しないと宣言された美和子は追い詰められた挙げ句数日後に直樹を求め関係を結びます。

毎日のように美和子を抱くようになった直樹は下校途中で義母と合流し帰宅するなり玄関から交わりながら寝室へ連れて行きますが、レコーダーを見付け会話を父親に盗聴されていると知ると激怒して由香理の家へ向かいます。

由香理から告白され処女を捧げられてから1週間後直樹の行方を掴んだ美和子は由香理の部屋を訪れ夜の公園へ向かうと、連れ戻したい一心で彼の言いなりになり服を脱ぎ放尿シーンをさらけ出すと、観念した直樹は東屋で交わり家に戻ると告げます。

以前とは違う意味で仲良くなった母子の関係を黙認しつつ渋い表情を浮かべる直樹の父親が出張の話をすると、美和子は直樹に今日は真っ直ぐ帰宅するようにと告げ仲の良さを見せ付けます。

【レビュー】

「(前略)父がいない夜、口唇愛撫からはじまった童貞狩り。性悦に溺れる直樹は、誘惑が秘めた企みをまだ知らない。」
(本作裏面のあらすじより引用)

フランス書院文庫(黒本)に限らず、多くの官能小説の表紙裏面にはあらすじ紹介が書かれていますが、内容を的確に抽出したものもあれば、逆に意図して的を外したのでは?と邪推したくなるものも有ります。勿論本作は前者のパターンです。

「継母」や「淫血」が指すようにタイトルからある程度内容が推測しやすく、本作のメインは美和子、対抗は由香理という配置だけれどもまだ両者は「公平」な扱いでないしハーレムや3Pにならないのは当時の方針によるものです。

仕組まれた相姦とは言え、いくら夫から許されても自分からは仕掛けられない美和子が結局性的飢餓に追い込まれ、関係を求めざるを得なくなるまでの葛藤が描かれていてなかなか良かったと思います。

一方の直樹はこの年頃特有の父親への反発も有り、美和子の本意で無いにせよ誘惑が仕組まれたものと知って家出するのでも良いですが、どうせなら据え膳というのを逆手に取って父親の女を寝盗る位開き直る展開だったらどうだったかなと思います。

まあ黒本で寝盗り(寝盗られ)が本格化するのはもう少し後の時代の事ですから、当時はそういう流れになりにくいというのも頷ける話ですね。

新堂麗太「熟女教師・三十二歳の魔性」

新堂麗太「熟女教師・三十二歳の魔性」(フランス書院文庫、2002年8月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

気に入った男子生徒をペットにするのが趣味の奈々子は自ら描いたストーリーを実行すべく、教え子の真紀や彼女の兄である達也と相姦関係を結ばせ、その挙げ句に達也を奪ってしまう。

【登場人物】

及川真紀
17歳。高校2年生で兄の達也が理想の男性だという少女。ショートカットの髪型に小柄な体格から、幼く見える。処女。

安倍奈々子
32歳。真紀のクラス担任で英語を教えている。スラッとした長身で華やかな印象を与える女性。今春から今の高校に赴任したが、前の高校で男子生徒を誘惑しペット同然にしていたのが発覚して免職になった過去がある。

及川達也
18歳。真紀の兄で両親がパブを経営している為不在がちて、普段は真紀と2人で暮らしている。硬派で真面目な少年だが、奈々子に目をつけられ徐々に隷属させられる事に。

黒木竜一
18歳。達也の同級生でバンドのヴォーカルをやっていて、長髪で女子生徒から人気の有る少年。奈々子に目をつけられセックスを経験するが、移り気な彼女の歓心を得ようとして手先になり真紀に近付く。

【展開】

黒木から兄が奈々子に痴漢しているのを目撃したと聞かされた真紀は、口外されたくなかったらパンティを目の前で脱いで渡すように要求されて応じますが、帰宅時の電車内で黒木に馴れ馴れしく身体に触られるうちに感じてしまい絶頂に導かれます。

翌朝真紀は達也に一緒に登校しようと誘い電車に乗りますが混雑で兄とはぐれてしまい、遠くから達也が傍にいた奈々子に手を出す瞬間を目撃します。駅に着き彼女を追い掛け兄の行為を謝罪した真紀は、奈々子の奸計に気付かずに思い詰めてしまいます。

翌朝兄とはぐれまいと達也に密着する真紀は兄が自分に欲情しているのを知ると、自分の身体だったら痴漢しても良いと告げ、ズボン越しに彼の勃起を扱き射精に導きます。

黒木から真紀が処女を捨てたがっていて他の生徒が狙っていると嘘の噂を聞かされた達也は、帰宅して風呂に押し掛けフェラチオ奉仕する真紀に複雑な想いを抱きますが、放課後に奈々子に呼び出され近親相姦を犯す位なら自分が代わりになるという申し出に釣られ童貞を奪われます。

兄が奈々子と同じ教室に入るのを見掛けた真紀は、程なくして出て来た奈々子から達也にレイプされそうになったという嘘を信じて思い詰め、兄に処女を捧げようと決意しその晩に結ばれます。

罪悪感を抱いた達也は翌日奈々子に約束を破って妹を抱いてしまったと懺悔すると、思い通りになったとほくそ笑み態度を豹変させた奈々子から罰を与えると言われ顔騎奉仕や足で射精に導かれ、真紀と別れる事を誓わされます。

態度が豹変しても兄を思い続ける真紀は電車内で中年男に痴漢され兄の指に置き換えて想像し、離れた所で奈々子に痴漢する達也を熱い眼差しで見つめもっと淫らになり兄を取り返そうと決意します。

【レビュー】

デビュー作品が当時の王道だった相姦含みの誘惑作品なら、2作目の本作は痴漢を題材にした官能ロマンス作品で、こういう作品は現在のように誘惑か凌辱かとは分けづらい点が有ります。

近年のフランス書院文庫ではあまり見掛けなくなった悪女による少年狩りですが、本作の場合はメインを真紀に置くと兄をダシに使われた調教ものと受け取る事も出来るだけに黒木の存在も含めて蛇足な面が目に付き、どっち付かずの印象は否めません。

次作以降は2人のヒロインの嫉妬の応酬と共に優柔不断な主人公が翻弄されるという作者の王道展開に変化しているだけに、デビュー間もない内だからこそ出来るトライアルの一貫かなと思います。

奈々子は歪んだ形で少年を愛する性癖の持ち主で前の高校では実質免職された前歴が有りますが、今度は自分の魅力を駆使して黒木を落とし、次は真紀と達也に相姦関係を結ばせてから達也を落とすという底意地の悪さを見せています。

ただ真紀が達也に相姦を迫る過程で事情を話していれば奈々子の嘘に気付いただろうと思いますし、奸計が稚拙なだけに終盤で真紀が兄や黒木を利用して奈々子へ逆襲する展開にしても良かったかなと思います。

【おまけ】

本作の初版だけだと思いますが、タイトルが誤字のまま印刷されています。どの字かは分かりますよね。

新堂麗太「若未亡人の寝室」

新堂麗太「若未亡人の寝室」(フランス書院文庫、2002年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

姉の瑞穂と2人で暮らす真悟は、ある晩隣人の麻里奈の裸体を窓越しに目撃して虜になり、彼女と関係を結び頻繁に家を抜け出すのを知った瑞穂は自分へ目を向けさせようと大胆な誘いを仕掛ける。

【登場人物】

安達真悟
17歳。高校2年生。両親を失い姉の瑞穂と2人で暮らしている。姉に関心を抱いているが、近親相姦を犯すまいと意識している。

安達瑞穂
22歳。真悟の実姉。大学で史学を専攻しており、将来は大学院へ進学しようと考えている。スレンダーな身体の割に胸は付いていてグラビアアイドルを思わせる。近所で評判が芳しくない麻里奈に対しては、嫌悪感というよりは彼女が放つ妖艶さに警戒ている様子。

麻里奈
安達家の隣に住む30過ぎの未亡人。2ヵ月前に財産目当てで企業の部長職に当たる初老の男と結婚したがすぐに亡くなり、彼女に貢ぐ為に会社の金を使い込んだという負債が残され立ち退きを迫られている。肉付きの良い体で妖艶な雰囲気を漂わせており、真悟の視線に気付き巧みに誘惑する。

【展開】

ある晩眠れずに窓から隣家を覗いた真悟は麻里奈の裸体を目撃してオナニーしてしまい、翌晩様子が気になり彼女の家の庭へ忍び込むと、借金の肩代わりを申し出た男に馬乗りされている所を目撃し、慌てて部屋に飛び込み追い出そうと掴み掛かります。

真悟の必死な様子に関心を抱き男を追い返した麻里奈は、淫蕩な笑みを浮かべながら自分に興味が有るならセックスさせてあげると真悟に告げ、一度手や口を使って精を放出させると馬乗りで交わり童貞を奪います。

真悟が麻里奈の家に頻繁に通うようになってから暫くして近所で真悟の噂を耳にした瑞穂は、ある晩に真悟の後を付け麻里奈の家に向かうと、2人が激しくセックスするのを目の当たりにします。
激怒した瑞穂が部屋へ乗り込み、真悟との関係を問い質されると麻里奈は追求をかわしつつ、彼女の秘所に触れ濡れているのは何故と逆襲し指使いで絶頂させ追い返します。

数日後目を盗み麻里奈の家に向かおうとする弟に気付いた瑞穂は引き留めに成功するも、今度は浴室で自分のパンティを使い自慰に浸る姿を目撃し、麻里奈の代わりにと口で精を放出させてあげます。

麻里奈を避けるようになった真悟はある日彼女から電話で呼び出され玄関で交わるも姉への想いが頭をよぎり外へ出してしまい、真悟の変化に気付いた麻里奈はもう逢うのは止めようと告げ、姉弟で好き合っているならやってしまえば良いと焚き付けます。

数日後雷雨の中互いの距離が近付いた姉弟はこれまでの想いを打ち明け遂に一線を越える事を決意し結ばれますが、一方麻里奈は差し押さえの期日が迫り退出せざるを得なくなります。
姉弟は麻里奈が退出する前夜に自宅を訪れ感謝の念を述べると共に、瑞穂の許しを得た真悟は麻里奈と最後のセックスをしますが、高まった麻里奈は瑞穂を誘い3Pに発展していきます。

【レビュー】

牧村僚さんの推奨を得たデビュー作品である本作は当時の誘惑作品の型通りの展開と言ってよく、これがデビュー作品とは思えない出来の良い仕上がりになっています。

個人的には姉弟相姦作品が好きなだけに、本作のように隣の未亡人という対抗ヒロインがいる中で姉の瑞穂が嫉妬に駆られ、禁忌を破るまでの心理描写がきっちり描かれているので良かったと思います。

麻里奈は瑞穂との対比も有り敢えて悪い女のように描写されていますが、主人公や瑞穂とそれぞれ接する内にお節介を焼き姉弟をくっ付けてしまう当たり実は良い人で有り、当時の傾向としては退出させられるサブヒロインに徹しています。

以降の新堂麗太作品でお馴染みとなるレズ描写もほんの少しだけ描かれており、ヒロイン同士の嫉妬の応酬と共に重要なエッセンスとなっていきます。

新堂麗太「最高の贈り物 姉・叔母・義母」

新堂麗太「最高の贈り物 姉・叔母・義母」(フランス書院文庫、2008年4月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

父親と義母が渡豪し新生活を始めるのに伴い、姉の美咲か叔母の江里奈のどちらかに預けられる事になった翔太は、日替わりで互いの部屋を往き来する内に2人から関係を迫られいつしか3人で同居生活を始める事になるが、そこへ義母の祐里子が帰国し…。

【登場人物】

永峰翔太
17歳の高校2年生。父親が脱サラしてオーストラリアで日本料理店を開く為日本に残る事になり、姉や叔母の元を訪ねて上京した。祐里子に好意を抱く一方、姉の美咲にも強い興味を抱いている。童貞。

永峰美咲
22歳。翔太の実姉だが、義母となった祐里子を嫌って上京し苦労して看護婦になっただけに、遊んでいる印象を受ける江里奈も毛嫌いしている。
ボーイッシュな魅力を持つ美女で付き合っている男性が居るが、セックスにあまり快感を抱けずに気持ちにズレが生じ、翔太と交わってからは関心を持たなくなり振ってしまう。

永峰江里奈
38歳。翔太の父方の叔母で都内に住んでおり、元スチュワーデスで会社経営者の男性と結婚したが、3年前に亡くなって以来保険金で悠々自適の生活をしている。
華やかな印象で遊び慣れているように見えるがプライドが高く、夫を失ってからは他の男性には抱かれていない。高校生の時に翔太や美咲の父親でもある兄と相姦直前まで至った事が有り、燻った想いを抱いている。

永峰祐里子
31歳。翔太の父親と5年前に再婚した。エアロビクスのインストラクターの経験が有るだけにスタイルが良く、翔太の見立てではEカップ。再婚して間も無く翔太が自分に性的関心を抱くのを好ましく思っていたが、夫に付き添い渡豪し生活する内に彼が気になり一時帰国した。

【展開】

上京し美咲の部屋を訪ねた翔太は一段と綺麗になった姉を意識しベッドの脇に敷いた布団で眠れずにいると、寝相の悪い美咲がベッドから転がり落ちて来ます。姉の身体と密着した翔太は罪悪感を抱きながらも、姉の手を借りてオナニーします。

翌日部屋を訪ねて来た翔太を見て高校生の時の兄と瓜二つの姿に想いを馳せた江里奈は酔った勢いで自慰に浸り、翔太が覗いているのを知るとバイブを用いて挑発し絶頂します。

叔母のオナニーを見て燻ったままの翔太は浴室で美咲の下着を使いこっそり処理しようとすると、翔太の態度に叔母と何か有ったと勘づいた美咲が入って来て童貞を奪われた後、叔母の誘惑に乗らないようにと陰毛を剃られます。

次の日江里奈に連れられ外で夕食を済ませた翔太は剃毛された股間がむず痒くモジモジしているのを彼女に見咎められ逃げようとして公園で捕まり、美咲と一線を越えた事を白状させられると我慢出来ずに誘惑する江里奈と立ちバックで交わります。

美咲の元へ戻り部屋で留守番していた翔太は、姉の恋人からの伝言を伝える為に勤め先の病院に向かうと、ナース服姿の姉と出会い特別病室に連れて来られます。
セックスの快感を知ったのは翔太が好きだから恋人の事はもう良いと話す美咲は翔太から江里奈と関係を持ったと正直に打ち明けられると、弟の願いを受け入れて痴毛を剃らせた後2度目の性交で潮を吹きながら激しく絶頂します。

姉との約束を守ろうと部屋に引き籠る翔太を見た江里奈はエクササイズしながら激しくオナニーをして挑発し、スチュワーデス服に着替えた彼女の姿に興奮した翔太にシックスナインでイカされ失禁してしまいます。
失禁して動揺する江里奈に可愛らしいと感じ調子に乗った翔太は浴室で彼女のアナル処女が欲しいと要求し結ばれるものの、その後湯冷めして熱を出してしまいます。

江里奈が美咲を呼び寄せた事で二股が発覚し落ち込んだ翔太は両親の元へ行くと言い一旦眠りについて再び目を覚ますと、翔太が居なくなるなら2人で仲良く暮らそうと寝室で睦み合う姉と叔母の姿を目の当たりにします。
自分が居るのに2人で愛し合うなんてと渡豪を撤回した翔太は、美咲と江里奈を交互に抱いて満足させ、部屋を引き払った姉と一緒に叔母の部屋で暮らす事となります。

3ヵ月後翔太が気になり江里奈の元を訪れた祐里子はその晩に3人の親密過ぎる様子を覗き見て愕然としつつも、翌日翔太が自分の下着に悪戯していた事を知っていたと打ち明け、昨晩のような事は良くないと咎め、自分が代わりになると翔太に告げます。
性の熟練者のような愛撫と駅弁スタイルで貫く翔太の逞しさに翻弄された祐里子は様子を伺っていた美咲と江里奈に浅ましい姿を見られ動揺しますが、これからは帰国する度に翔太の成長を確かめさせてもらうと口にし、3人の同居生活を認めつつ4Pに雪崩れ込みます。

【レビュー】

新堂麗太さんがデビューしてからの10作品は一貫してヒロイン2人の作品が続いていましたが、本作からは1人増やした3人ものが多くなります。
(新堂さんと前後するように、3人もの作品の常連だった鏡龍樹さんが作風を転換しているのは偶然でしょうか…?)

ヒロイン3人と言ってもメインは主人公の実姉の美咲と叔母の江里奈で有り、義母の祐里子は主人公の急激なテクニックの向上を裏付けるかの扱いで付け足した印象を感じます。

物語の大半は主人公の日替り同居生活と併せて美咲と江里奈の嫉妬の応酬で、セックスに馴染めない美咲が快感に目覚めたり、相姦未遂に終わった兄にその息子である主人公を重ね淫らになる江里奈のそれぞれの気持ちの変化を上手く引き出しています。

本作の主人公は「翔太」ですが、姉の美咲に陰毛を剃られたり、叔母の江里奈に何かと坊や扱いされたりとまさに名前が示す通りのショタコン気味な愛情表現も出て来ますが、「しょうた」と呼ばれる主人公の作品には結構このパターンが多い気がします。

この頃のフランス書院文庫の作品は誘惑作品≒相姦ものという色合いが残っていて個人的には好きな作風だったりしますが、いつしか方向性が変わってしまったように思います。
今の時代は主人公やヒロインの年齢を17歳以上に上げたり、近親ものでも極力血の繋がりが薄いものにしようと苦慮しているのが窺える気がします。

新堂麗太「兄嫁、実妹、そして新任女教師と…」

新堂麗太「兄嫁、実妹、そして新任女教師と…」(フランス書院文庫、2008年10月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

泥酔して帰宅した兄嫁の亜也子から誘惑を受けた秀之は親しい関係に陥るが、実妹の瑠奈に関係を知られ二股を掛けてしまう。ある日二股が発覚し家出した秀之は、想いを寄せる真央美の家へ押し掛け関係を結んでしまうが…。

【登場人物】

沢本秀之
17歳。高校2年生。10数年前に両親を亡くし、瑠奈と共に年の離れた兄と暮らしていた。高校に入学して以来成績が下がり気味で真央美に気に掛けられている。童貞。

沢本亜也子
33歳。秀之の兄嫁で1年前に結婚したが、事故で夫を失っている。夫が遺した化粧品会社を引き継ぎ、社長として夜遅くまで接待で飲まされる事が多い。夫の面影を残す秀之を密かに想っている。

沢本瑠奈
15歳。秀之の妹で同じ高校に通う1年生。父親代わりだった兄の妻となった亜也子に対しては元々良い感情を持っていないが、想いを寄せる兄を盗られるのではと更に警戒している。

桂木真央美
23歳。今春から秀之の通う高校に赴任したばかりで、古文を担当している新米教師。男性経験は有るが、セックス自体に馴染めず不感症だと思い悩んでいる。銀縁メガネを掛け真面目そうな印象を与える。

【展開】

入浴する前に瑠奈の下着を見付けオナニーしようとした秀之は帰宅した亜也子に見付かるまいと一旦中断し、彼女を先に入浴させて裸を覗こうとしますが瑠奈に見付かり、自分だけを見て欲しいと口で奉仕されます。

顔射されて慌てて部屋を飛び出した瑠奈を見掛けた亜也子は兄妹が相姦に至ったのではと危惧し、泥酔した振りをして秀之に介抱してもらいながら誘惑して、それでも躊躇する秀之にストレートに抱いて欲しいとねだり関係を結びます。

亜也子と毎日セックスする関係になった秀之は通学中の電車に乗り合わせた真央美に欲情し、兄嫁に教わったテクニックを他の女性にも試したいと考え痴漢行為に及び指だけで彼女を絶頂に導きます。

一方秀之と亜也子が夜遅くセックスに興じているのを知った瑠奈は体操服姿で兄を挑発し、自分だけの兄になって亜也子との関係を断ち切ってくれたら何でもすると告げて処女を捧げます。

瑠奈の視線が厳しくなり警戒していた亜也子は彼女が外出中に、以前秀之からリクエストされて断った裸エプロンに着替えて誘惑すると、秀之はアナルでならしても良いと要求されて応じてしまい初めての快感を味わいます。
ところが予め2人が関係するのを察知していた瑠奈は隠しカメラの画像を証拠に亜也子を詰りますが、二股が発覚し気まずくなった秀之は家出して真央美の部屋へやって来ます。

秀之が傍で寝ているのを意識し、先日電車の中で初めての絶頂を味わせた痴漢犯が秀之だと察知した真央美はオナニーに浸り、秀之が興奮しているのを知ると自分が性欲を発散させてあげると告げ、セックスで初めての快感に夢中になります。

真央美の部屋に転がり込んで来てから2週間後校内で瑠奈と再会した秀之は、彼女から亜也子と上手くやっているという意外な話を聞き確かめようとその晩に自宅へ戻ると、仲良く寝室で睦み合う2人の姿を目にします。
公平に愛してくれるか試すという2人に応え3Pで満足させた秀之は真央美に自宅へ戻ると告げると、拗ねた彼女は元の教師と生徒の関係に戻れば良いと切り返します。

一旦は別離を切り出したものの、秀之が引っ越すという噂を耳にし落ち着かない真央美は、面談で2人きりになった彼から教室でしたいと求められると最後の願いを叶えてあげようと体を開きますが、
そこへ亜也子と瑠奈が入って来るのと共に引っ越しの話は振り向かせる為の嘘だという秀之の身勝手な言い分に呆れつつも、真央美は亜也子たちに諭されて3人で愛する事に納得し教室で盛大な4者面談へと発展します。

【レビュー】

ヒロイン同士の嫉妬で自分だけと付き合って欲しいと各々から迫られ、その場しのぎの口約束を繰り返した揚げ句に窮地に追い込まれるというダメな主人公の物語の大枠は殆ど変わりませんが、3人ヒロインものの新堂作品の中で本作は割と進行がスムーズな方です。

一応本作も作者お馴染みの調教や百合描写は有るものの他の作品よりはほど良く抑えたせいか、元々前戯重視の作風とは言え本番描写にも頁を割いているように感じますし、
この後の作品だとヒロイン3人を「公平に」扱おうとしてお得意の描写も盛り込もうとする余りに後半に向かうほどパターンが似てしまい、読んでいて結末が分かるような傾向が強まった気がします。
(新堂作品に限らず黒本の目次は一目で分かるようなタイトルを付ける場合も有ったり、逆に何処がとツッコミを入れたくなる程解離していたりしますが、これは編集側の意図した事ですよね…。)

兄嫁の亜也子や実妹の瑠奈はそれぞれ近親同士で関係する苦悩より互いへの嫉妬が先行し、裸エプロンや体操服になるなどの暴走ぶりは面白いなと感じましたし、真央美に関しては痴漢されて初めて愉悦を感じるというのがアクセントになっていて良かったと思います。

新堂麗太「ふたりの人妻女教師【40日間レッスン】」

新堂麗太「ふたりの人妻女教師【40日間レッスン】」(フランス書院文庫、2009年3月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

ある日美術教師の京香からヌードモデルを申し出された慎次は嬉々としてデッサンをするが、少年のギラギラした視線に耐えかねた彼女は逃げ出してしまう。残された慎次は一人で性欲を発散させるが、その現場を担任の由希子に見られてしまう。

【登場人物】

瀬尾慎次
17歳。男子校に通う高校2年生で美術部に所属している。年頃の少年らしく性欲に悩まされる内に成績が下がり、由希子から気に掛けられている。童貞。

君島由希子
38歳。英語教師で慎次の担任。結婚しており小学生の2児の母親。真面目な性格で京香が赴任するまでは校内のマドンナ的な存在だった為か、奔放な性格の京香に対してライバル意識を持っている。

小金沢京香
34歳。美術教師で美術部の顧問を務める。美術商の夫は頻繁に日仏を往き来する為、不在にする事が多い。気さくで奔放な性格から生徒たちの人気を集めている。芸術家らしく常識とややずれた行動を取る事から、慎次は自分を誘惑していると思い込む。

【展開】

放課後に美術室でデッサンをしていた慎次は京香からヌードモデルになろうかと誘われ絵を描きますが、露骨な視線に耐えかねて京香が逃げ出すと慎次も我慢出来ずにオナニーします。

その姿を見た由希子は折角の家庭訪問が中止になったのを利用し、慎次の部屋で他の女の誘惑に乗らないように口で性欲処理してあげると提案し、自らの顔面に精を浴びせると、帰宅途中で募る性欲を抑えられずに駅のトイレでオナニーに浸ります。

数日後京香からモデルを依頼された慎次は美術室へ向かうと何故か勃起したぺニスが描きたいと告げられそれに応じ、逆に彼も女性の美しい場所をデッサンしたいと切り返します。迷いつつも開脚した京香は調子に乗った慎次から絵筆や舌で敏感な部分を愛撫され、一緒に絶頂へ向かいます。

英語の授業中相変わらず集中力を欠いたままの慎次が気になった由希子は彼の席へ向かうと熱心に京香の秘所を描く姿を目の当たりにし、放課後の教室で自分が最後までさせてあげるから京香の誘いに乗らないように告げ、彼の童貞を奪います。

しかし翌日から美術室に顔を出さなくなったのを不自然に感じた京香は何でもしてあげるからと慎次を週末自宅へ来るように誘うと、彼に求められるままに絵筆を下の口でくわえて絵を描き、そのご褒美とばかりにセックスへ発展します。

慎次が突然自分を求めなくなったのを不審に思った由希子は彼を問い質すと、リモコンローターを挿入したまま授業をするように切り返され、命令に従った彼女は焦らされて我慢出来ずに体調不良を口実に慎次に連れられ保健室に向かいます。
激しく求め合う2人は保健室に鍵を掛けるのを忘れた為様子に気付いた京香が乱入し、口論になった女教師たちは慎次が互いに自分だけと嘘を付いて羞恥プレイをさせたと気付くと、いたたまれなくなった慎次は逃げ出してしまいます。

次の日から2人と口をきいてもらえなくなり途方に暮れた慎次は、やけに親密な雰囲気を漂わせながら帰宅する女教師たちを見掛け後を追い京香の家に着くと、京香の寝室の窓から2人が睦み合い絶頂する姿を目にします。
衝動的に窓の外からどちらかを選べないし2人とも愛してると大声で叫んだ慎次に対し、由希子と京香は仕方ないという態度を見せつつも告白を受け入れ、可愛がってあげるからと寝室へ導きます。

【レビュー】

本作も典型的な新堂麗太作品で有り、主人公が高校生なのを考えれば致し方無いですが、その流されようにあまり同情の余地は無いような気もします。
主人公に見せ付けるかの如く展開されるレズシーンも元々ヒロインたちが主人公に惚れた弱味も有ってか、主人公との駆け引きに使うのには甘くどうしても毎回のお約束的なポジションに終始しています。

ヒロインは2人とも人妻で教師という設定でそれぞれに主人公と深い仲になるのをためらい迷う点は描かれていますし、主人公を想い駅のトイレでオナニーする由希子や絵筆を下の口でくわえ絵を描く京香の描写はなかなかエロかったのかなと思います。
それでも2人とも人妻としての必然性に乏しく、美術教師の京香は独身でも良かっただろうし、キャラクター付けとしてはその方が由希子との対比がしやすかったのではないでしょうか。

先に触れたレズシーンですが、恐らくは同時期に活躍した巽飛呂彦さんの作品を意識したものでしょうが、巽さんは主人公が命じてプレイさせるのに対し、新堂さんはヒロインたちが主人公と駆け引きする為にすすんで繰り広げており、対比するのも一興かもしれません。
それにしてもこの時期の新堂作品のレズシーンって毎回計ったかの如く大体20頁分描かれておりますが、これは果たして意図したものか気になります。

新堂麗太「押しかけ同居人 2LDKのハーレム生活」

新堂麗太「押しかけ同居人 2LDKのハーレム生活」(フランス書院文庫、2010年5月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

妻が臨月を迎え実家に帰ったのを機に俊之の世話をする為に妻の姉妹の奈生美と有希恵が同居するが、2人の色気に我慢出来ずに俊之は再会した妻の友人の夕香と浮気してしまう。それを知った妻の姉妹2人も俊之を誘惑する。

【登場人物】

北原俊之
25歳。名門女学院で現代国語を担当する教師で有希恵の担任。妻の沙代子が臨月を迎えて出産する為実家に帰省し独り暮らしを満喫しようとするが、密かに彼に想いを寄せる奈生美と有希恵が押し掛けてしまう。

河野奈生美
29歳。沙代子の姉で化粧品会社に勤める。俊之夫妻と離れて暮らしているが、妹の頼みで身の回りの世話をする為に同居する事に。

河野有希恵
高校3年生。沙代子の妹で俊之の教え子。奈生美と同居中だが、彼女と一緒に俊之の世話をする事に。バドミントン部に所属している。処女。

江上夕香
25歳。通販会社で働いていた沙代子の同僚で仲が良く、妻との結婚式で逢って以来俊之が気になっている女性。夫は北海道へ長期出張中。一時期奈生美と百合の関係に有った事も。

【展開】

妻の姉妹との同居生活で奈生美の裸体を目撃したりともやもやする中で、久々に夕香と再会した俊之は食事を共にした後弾みでキスされ、帰宅すると香水の香りに気付き密かに嫉妬した奈生美から性欲処理を口実に口で奉仕されます。

義兄と姉の痴態を見てしまい寝不足の有希恵は授業中に体調が悪くなり保健室に向かい俊之を想いながら指戯に浸りますが、様子を見に来て性欲を押さえられなくなった俊之は夕香と連絡を取り自宅を訪れます。
夫は嫉妬深いが結婚して半年でセックスレスだと話す夕香は飲み物をこぼし下着が透けた姿で挑発すると、俊之は誘っているのだと納得し途中で彼女の夫から入った電話を利用して羞恥心を煽りながら結ばれます。

俊之が夕香のマンションから出て来たのを見た奈生美はフェラチオで留めた自分が悪いと早合点し、帰宅した俊之に何でもしてあげるから夕香と別れて欲しいと切り出します。
「何でも」の部分を都合良く解釈し外で密会した奈生美にリモコンバイブで遊びたいと手渡した俊之は調子に乗り公衆の面前で彼女を絶頂に導き、収まりがつかなくなるとホテルに連れ込み交わります。

奈生美と親密な雰囲気の俊之を振り向かせようとある朝一緒に登校した有希恵は、電車の中で奈生美との関係を断つ代わりに自分を好きなように痴漢しても構わないと切り出します。
痴漢願望を持っていた俊之は誘惑に勝てずに義妹に手を出すも、昼休みに性欲が燻ったままで職員室へやって来た有希恵と旧体育倉庫で交わり、破瓜に至ります。

奈生美や有希恵に気付かれぬように外で2人と密会し三角関係を続ける俊之は、ある日駅で待ち伏せしていた夕香の口から奈生美の名前が出ると動揺します。俊之の妻が危惧した通りだと皮肉めいた笑みを浮かべた夕香は自宅に彼を誘います。
ところが俊之の行動に気付いた奈生美が乱入すると夕香と口論を始めてしまい、一旦は逃げ出した俊之は再び部屋に戻ると妙に親密な奈生美と夕香が睦み合う姿を目にします。

折角自分がいるのにと憤る俊之は2人とも公平に愛すると告げ激しい3Pに至りますが、一方で有希恵とは関係を清算しようとして逆に彼女から他の2人との関係を掴まれ公表すると脅される羽目になり失敗します。
そこで有希恵をホテルに連れて来た俊之はアナルセックスを求め反応を伺うと、彼女は躊躇しながらもアナルを受け入れ俊之は自分のものだと勝ち誇りますが、それも計算付くで有ったかのように奈生美と夕香が乱入し3人公平に愛する事を認めさせます。

【レビュー】

新堂麗太さんの15作品目は前作にヒロイン1人を足しただけで、良く似た作品だと断じざるを得ません。
同じ作家の作品を連読し続けるのは、何かとあら探しになってしまいがちなのであまりお勧め出来ない読み方ですが、それを考慮してももう少し工夫の余地は有ったのではと感じてしまいます。

本作も主人公には妻がおりますが出産を間近に控えており、個人的には主人公はここでそんな事をしている場合では無くもう少し妻を裏切っているという苦悩を掘り下げて欲しかったですし、
また独占欲が強過ぎるヒロインからは主人公の言いなりになりながらも自分だけと迫られつつ、主人公は関係を引きずる優柔不断ぶりを1人多く繰り返した分駄目っぷりが際立って見えてしまいあまり良い印象を抱きませんでした。

奈生美と有希恵の2人は半ば押し掛けの如く主人公の家に押し掛けますが、互いに牽制し合う為か外で関係を結ぶ事が多く、折角の「押し掛け」があまり生かされておらず、
例えば奈生美が先に来てから関係を結び、有希恵が後から押し掛けて来たので目を盗んで交わる内に…という展開など何か変化を加えられればと思います。

新堂麗太「妻の妹、妻の親友」

新堂麗太「妻の妹、妻の親友」(フランス書院文庫、2009年11月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

妻と子作りをするセックスに倦怠感を感じた明夫はある晩、泥酔した妻の友人の亜矢子を部屋に送ると彼女に誘惑され口で奉仕されてしまう。一方同居している妻の妹の麻季からも積極的に誘われ理性を保つものの、捌け口を求めた明夫は亜矢子の部屋へやって来る。

【登場人物】

仲村明夫
28歳。2つ下の妻と結婚して3年目になるが、子作り願望が強く潔癖症な彼女とのセックスに義務感を感じておりやや倦怠ぎみ。

麻季
19歳。明夫の妻と7つ離れた妹で今春から短大へ通う事になり、姉夫婦と同居を始めている。トランジスタグラマーで男性によくもてそうな可愛らしい容貌だが、基本的には奥手で経験は無い。メイド喫茶でアルバイトをしている。

折原亜矢子
29歳。マンションの4階に住む麻季の友人。夫婦共に互いに部屋を往き来する親しい関係で、趣味のヨガで明夫の妻に教える位の上達者。夫は商社勤めで不在がち。背が高くハリウッド女優のようなスタイルの良い女性。Eカップ。

【展開】

ヨガのレッスンで明夫宅を訪れていた亜矢子は泥酔したのを口実に明夫に部屋まで送ってもらうと、巧みに誘惑しフェラチオ奉仕します。
射精して自室に逃げ帰った明夫は罪悪感から逃れるように妻を抱きますが、起きていた麻季は姉夫婦の営みに聞き耳を立てながらオナニーに浸ります。

翌日明夫が帰宅し入浴したのを見計らって麻季は背中を流すと言って体を洗い一緒に狭い湯船に入りますが、彼女の体に反応した明夫の勃起に股がり素股の形で射精させたのに驚き慌てて浴室から逃げ出します。
麻季の誘惑に我慢出来なくなった明夫は次の日の仕事帰りに亜矢子の部屋を訪れ、妻がしてくれなかった裸エプロン姿で挑発する彼女とキッチンで背後から貫き満足しますが、上の階から降りて帰宅した所を麻季に目撃されます。

亜矢子と浮気していると確信した麻季はある晩姉が寝静まったのを見計らい、亜矢子との関係をネタに自分を抱くように明夫に求め破瓜を迎えると、亜矢子と逢うのを禁ずるだけでなく姉と関係を結ぶのも認めず独り占めします。

亜矢子を避け続ける明夫は彼女の執拗な電話に耐えかね食事の約束をし、彼女を失望させ別れようと山芋スティックを膣内に入れさせて欲情させビルの外の非常階段で交わりますが、彼女の逆襲にあって寸止めを食らって密会を続けざるを得なくなります。

帰宅した明夫は麻季から亜矢子と密会したのではと訝られつつ巧みにかわすもメイド服姿を見せるからと休日の喫茶店に誘われ、麻季に嫌われようと亜矢子はさせてくれたと嘘を付きアナルセックスを要求します。
しかし麻季は先回りして亜矢子に現場を目撃させようと手を打ち目論見通りになりますが、亜矢子からアナルは未経験だと返され嘘が発覚し2人が口論になると、いたたまれなくなった明夫はその場から逃げ出します。

ある日麻季から亜矢子の部屋に来るように告げられた明夫は2人に詰られ薬の入ったお茶を飲んでしまい、目を覚ますと両手を拘束されている事に気付きます。
決断出来ない明夫に嘆息した2人は痴態を見せ付けながら射精へ導くがもの足りなくなり、明夫の妻と3人でシェアするように提案します。
開き直った明夫は拘束を解いてもらい、亜矢子と麻季を交互に貫き絶頂させると2人を公平に愛せたのだと満足し、歪な関係は暫く続くものと誰もが考えますが…。

【レビュー】

新堂麗太作品ではお決まりのように決断出来ない主人公がヒロインに翻弄され、その場しのぎで他の女性たちとは逢わないと嘘を付き続け、ある時に全てが発覚しヒロインたちに逆襲され最後は全員仲良くという黄金展開が繰り返されています。

本作では主人公の妻を含めればヒロイン3人の作品とはいえ終始夫の不貞に気付く事は無いのでまさにタイトル通りと言えますが、最後に歪な関係に終止符を打つ要因は彼女にまつわるある出来事なので至って現実的でおいしいポジションでも有りますね。

主人公はいつもの新堂作品の主人公ですが、流される割にはやる事はちゃっかりやっていたりしていますし、ヒロイン2人が喧嘩しているのを諌めずに逃げ出すなどあまり感心出来る所は無いですが、人間らしいとも言えます。

麻季はこの年頃のヒロインらしく、ワガママで独占欲は強く計算高い所も有りますが、序盤で主人公の射精を見て生娘らしく動揺して逃げ出したり、主人公が大好きだと待ち伏せたりと妹キャラの一途な面が見えてなかなか良かったです。

亜矢子は主人公に積極的に仕掛ける面も有るけれど基本的には待ちの姿勢でも有りしたたかな面を持つと同時に、麻季に焚き付けられるまでは主人公の妻に対する遠慮も多少有ったのか、発覚してからの豹変ぶりもインパクトが有りましたね。

話は変わりますが、この時期のフランス書院は官能小説をマンガ化する「メディアミックス」を志向していたようで、本作もマンガ化されています。
現在は携帯電話、スマホ用の配信サイトの「めちゃコミック」で読む事が出来ますので、興味の有る方は下記タイトルで検索し、覗いてみてはいかがでしょうか。

「危険な同居生活 姉の夫と…」(原作:新堂麗太、イラスト:安斉マリア)

ジャンルはメンズコミックですが、麻季を中心に組み立てられており、画風も個人的にはレディースを思わせるので男性向けとちょっと違う気もします。

※リンクがうまく貼り付け出来なかったので申し訳有りませんが、公式サイトより検索して下さい。

小日向諒「喪服の未亡人兄嫁【三十二歳】」

小日向諒「喪服の未亡人兄嫁【三十二歳】」(フランス書院文庫、2014年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

兄の一周忌の晩に兄嫁の千紗のしどけない喪服姿に欲情した智也は、酔いの勢いも有り力付くで関係を結んでしまう。翌朝千紗と顔を合わせた智也は謝罪し長年の想いを告白するが、彼女は自分に性欲を抱いているだけで発散させれば解消するだろうとセックスを受け入れるが…。

【登場人物】

原田智也
19歳。地元の大学に通う1年生で成績優秀で顔立ちの良い青年。幼い頃に母親を亡くし、智也の兄が千紗と結婚した後で父親を失って以来兄夫婦に引き取られ、現在まで同居している。中学を卒業した春休みに玲奈と初体験を済ませて以来、人並み以上の逸物で豊富な性体験を積んでいる。

原田千紗
32歳。7年前に智也の兄と結婚したが、夫は昨年に脳梗塞で死別した。実家は料亭を営む名家で、千紗も和風美人でおしとやかな性格で料理教室を開いている。智也が地元の大学に進学したのは自分のせいだと思い込み告白を受け入れられずにいる一方で、夫同様に強精な彼に抱かれる事を望んでいる。

小河原玲奈
25歳。千紗の実妹で姉と対照的にセミロングヘアで可愛らしい顔立ちとモデルのようなスラッとした美脚の女性。喜怒哀楽が激しく、実父から一時期勘当されたのを智也の兄の尽力で解決してくれた事が有り、恩に報おうと智也と千紗との間に入る。智也には庇護欲と共に処女を捧げる位愛情を抱いている。

【展開】

兄の一周忌の晩に小河原家の縁者に飲まされ、同じく泥酔した千紗と共に玲奈に車でマンションまで送ってもらった智也は、寝室まで抱っこして千紗を運ぶ内に理性を保てなくなり、酔って抵抗出来ない千紗と無理矢理関係を結んでしまいます。

翌朝記憶が無い振りをして取り繕う千紗の嘘に気付いた智也は謝罪し長年の想いを告白しますが、彼女は異性への性欲と愛情を混同していると告げて進んで交わり、智也は愉悦の表情を浮かべても頑として告白を受け入れない兄嫁に愕然とします。

千紗がセックスだけを望んでいるのではと疑念を抱いた智也は、ある日兄の眠る墓地で洋喪服姿の玲奈と再会します。玲奈は過去の勘当騒ぎを智也の兄に仲裁してもらったのだと経緯を話すと、智也が姉と関係を持ったと見抜き真意が知りたいのならとラブホテルへ誘います。
3年前の約束通り女を満足させられる男になったと自信を持った智也は前戯で玲奈を絶頂に導きますが彼女の逆襲に合い、挿入して程なく射精へ導かれます。互いに弱味を見せた2人は、出直すかの如く正常位で激しく抱き合い相互絶頂へ至ります。

智也に第一志望でなく地元の大学へ通わせてしまったのを気に病み悔恨に浸る千紗の前に、ある日突然玲奈が訪ねて来て智也を引き取りたいと切り出すと、同席していた彼を誘惑しストッキング越しに素股で射精させます。
挑発に乗った千紗は本心を打ち明けると、智也は自分の進路より彼女の側に居る事が大事だったから気にしないで欲しいと返され、玲奈の真意にも気付き孕ませてもらう事を決意します。2人の姿にいつしか涙を見せた玲奈に気付いた智也は、彼女へも同じように愛してると告げて続けて抱く事になります。

5年後社会人になり新たな生活を始めた智也は、休日の朝から千紗と玲奈の2人の妻とダイニングで交互に交わり、2人とも満足させるのだと意気込みます。

【レビュー】

本作は「2014年ブレイク候補No.1」とオビに銘打たれており、期待の大きさが窺えます小日向諒さんの5作品目となります。
前作は初めてのヒロイン3人の作品でしたが本作は2人に戻し、シンプルに言い換えると「姉妹丼」に纏めています。

作中では完璧超人とも言える主人公の兄に対する主人公、兄嫁の千紗、義姉の玲奈の3人の思いが実は大きなウエイトを占めており、その辺りのドラマ性が良く描かれているのは小日向作品の特長でも有ると言えます。
勿論夫を失い悲嘆に暮れる千紗を慰めようとして進路を選んだ主人公、それを勘違いして思い悩み主人公の想いを歪な形で受け入れる千紗、2人のお節介をする内に自分も主人公に恋心を抱いてしまう玲奈の3人のドラマ性も骨太です。

全4章+終章の5章立てで先2章が千紗、3章が玲奈、後2章が3Pとなりますが、回数より濃度重視の官能描写で、個人的には主人公にイカされて義姉の矜持を見せようと可愛らしく怒る玲奈と、自信満々な主人公が彼女の極上の締まりに思わず自失してしまう2人の関係性が実に微笑ましく感じました。

全体的に硬質で文語体の平文が多いのは味が有って良いのですが、個人的にはもう少し柔らかい文体の方がエロに集中させるのには良いかなと思うのと、セックスになると「孕ませる」等取りようによっては凌辱と見紛うような口調を頻発するのは19歳の主人公にはフィットしないようにも感じますが…。
小日向さんと並んで期待している作家さんは高杉圭さんですが、高杉さんの作品でもこうした口調は出て来ますし、今流行りの表現なんでしょうね。現代的なファンタジーの言葉のようですが、あまり好きにはなれません。

レビュー公開延期のお知らせ

当ブログへお越し頂き、有り難うございます。
当方の都合により3/2はレビュー公開はせずに、3/3に延期します。
楽しみになさっていた方には誠に申し訳有りませんが、何卒ご了承頂ければと思います。

高杉圭「おさな妻」

高杉圭「おさな妻」(フランス書院文庫、2014年2月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

高校時代の担任教師の京子の娘で教え子のすみれと結婚した亮輔は結婚の事実をひた隠しにするが、約束を破って密かに関係を結んでいたのを京子に知られ、娘の為と言いながら関係を持ってしまう。

【登場人物】

平岡亮輔
24歳。英語担当で陸上部顧問の高校教師。すみれとの関係を秘密にし、彼女が高校生で有る内はセックスを禁止だと京子から申し付けられているが、既に肉体関係を済ませている。すみれとの結婚を認める代わりに、京子の自宅に同居させられている。

二階堂すみれ
18歳。亮輔の妻で現役の高校生で教え子。黒髪のツインテールの童顔で可愛らしい印象を与える一方で、小柄な身体に不釣り合いな程豊かな乳房とお尻を持つ少女。夫が顧問を務める陸上部に所属している。京子からは在学中のセックスは禁じられているが、代わりに週2回ほど口で奉仕している。

二階堂京子
38歳。亮輔が高校生の時の担任で、現在は同じ3年生を受け持つ先輩教師。すみれの母親だが、父親で有る夫を8年前に亡くしている。漆黒のセミロングの髪形のクール美人でお堅いイメージを与える一方、密かに亮輔に好意を抱いている。

熊田花帆
16歳。すみれの後輩で陸上部に所属している。家同士の風習により彼女が16歳になったのを機に、醤油会社のひとり息子で亮輔の後輩に当たる男性と入籍しているが、数ヶ月間セックスを求められずに自分が下手なせいだと悩んでいる。

【展開】

京子に隠れてすみれにフェラチオしてもらっている亮輔は、ある晩に京子が泥酔したのを良い事にすみれから浴室で奉仕されアナルで交わります。
ある日亮輔は自宅に招いた花帆にエッチな奉仕の仕方を教える事になりすみれと花帆から2人がかりで口で奉仕されて精を放った後、すみれとアナルセックスをしそれに触発された花帆ともアナルでする羽目になります。

ある休日に陸上大会の帰りに部室ですみれから求められた亮輔は後ろで交わった後、校内を巡回していた京子に見付かりそうになり肝を冷やします。
ところがそれに気付いていた京子は娘が外泊し亮輔と2人きりになったのを機に泥酔した振りをして、教頭から女らしくないとからかわれたが自分に女を感じるのなら抱いて欲しいと誘惑し、亮輔もずっと憧れだったと返し関係を結びます。

数日後花帆から呼び出された亮輔は自分を慕う後輩である彼女の夫から子供が出来にくい体質の自分に代わって跡継ぎを孕ませて欲しいと頼まれ、ホテルで花帆の膣内に精を注ぎます。
人づてに亮輔が他の女とホテルから出て来たのを知った京子は、すみれとのセックスを禁じたから浮気に走ったのだと早合点し娘の代わりになるからと亮輔とセックスしますが、帰宅したすみれに見られ関係がばれてしまいます。

家を飛び出し職員室に逃げ込んだすみれは、後を追って来た京子に亮輔とのセックスを解禁すれば許すと条件を出し、京子と一緒に来た亮輔は彼女の目の前で交わりますが、ひょんな事から花帆との密会が発覚し母娘から平手打ちされます。

追い詰められた亮輔から呼び出され二階堂家を訪れた花帆は、これからは自分の居る所でセックスするなら許すとすみれに言われ、娘の命令で巻き添えとなった京子を含めた3人で交互に亮輔へ奉仕する事になります。

【レビュー】

幼な妻作品はこれまでに他の作家の作品でも刊行されていますが、本作では主人公と妻のすみれは母親の京子から在学中のセックスを禁じられる前に既に婚前交渉を済ませているのが大きな違いです。

〈参考作品〉

巽飛呂彦「【密会】妻の母、妻の姉と」

河里一伸「奥様は18歳」

高杉圭作品ではこれまでも主人公に代わって主導権を握る小悪魔系のサブヒロインが必ずと言って良いほど登場しますが、本作ではメインであるすみれがその立場です。
初めの内は健気な雰囲気も感じられた一方、唐突にアナルセックスを求めるのは少々違和感を感じましたが、終盤に至って母の京子や花帆を巻き込み、正妻としての寛大さを見せる当たりはなかなか良かったと思います。

京子は他の作者での「妻の母」作品で頻繁に見られるような方向性を感じさせつつ、主人公への想いと回りから堅く見られる事へのコンプレックスを上手く絡めていて、最後は娘に諭されて仲間に加わってしまうような可愛らしさが有ります。

花帆はすみれの後輩でいわば「妹」のような立場ですが、既に人妻でセックスレスに悩む部分が描かれています。
展開の補足として、主人公の後輩でもある彼女の夫は主人公に孕ませて欲しいと依頼した後ホテルに向かった後で立ち去っており流石に「二竿」で無いものの、この設定に対しては蛇足感を感じずにはいられませんでした。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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