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2013年の誘惑作品一覧

2013年にフランス書院文庫より発売された誘惑官能小説のレビュー一覧です。一部抜けが有りますが、私が購入した作品に限りますのでその辺はご了承下さい。

なお作品リンクの後のカッコ内は表紙イラスト担当の方のお名前です。ご参考にして頂ければと思います。

【1月】
山口陽「妻の母・三十九歳」(渡邉康明)
庵乃音人「熟女づくし 兄嫁、叔母、友人の母と7日間」(野中昇)

【2月】
巽飛呂彦「クラスメイトの美母娘」(川島健太郎)
青橋由高「初恋の女(ひと)の娘」(新井田孝)
高杉圭「脅迫動画 女教師【仕組まれた罠】」(村山潤一)
沢里裕二「うれごろ 僕は熟女に溺れてる」(ゴトウヒロシ)

【3月】
本藤悠「彼女の母は先生」(川島健太郎)
芳川葵「ママと叔母は僕を甘やかしすぎる」(新井田孝)
如月蓮「未亡人ざかり 甘く不埒なおもてなし」(野中昇)

【4月】
弓月誠「ママと美人課長は僕の恋人」(新井田孝)

【5月】
上原稜「【初体験指導】四人の女教師」(新井田孝)
山口陽「婚約者の二人の姉 危険な密会」(野中昇)
高杉圭「世界でいちばん甘い休日 兄嫁、叔母、姪と…」(渡邉康明)
星悠輝「罪母【つみはは】」(新井田孝)

【6月】
秋月耕太「クラスメイトの美母娘の家【初めての…】」(川島健太郎)
庵乃音人「熟れごろ三姉妹」(ゴトウヒロシ)
歌川響「二つの個人授業【溺れ母・溺れ姉】」(野中昇)

【7月】
神瀬知巳「彼女の母【別荘で二人きり】」(川島健太郎)
如月蓮「兄嫁と義妹【寝屋のご奉仕】」(阿木彰子)

【8月】
羽沢向一「居候日記【僕と三人の熟女】」(渡邉康明)
本藤悠「三人の女教師と僕」(村山潤一)
小日向諒「【隣りの果実】幼なじみの母娘」(ゴトウヒロシ)

【9月】
弓月誠「寂しがりやの母娘【柔肌バスルーム】」(川島健太郎)
安藤仁「美熟女旅行」(野中昇)

【10月】
村崎忍「両隣の癒し妻」(野中昇)
葉川慎司「僕の家に来た美しすぎる家政婦」(川島健太郎)

【11月】
山口陽「若女将と熟女将 美母娘の宿」(渡邉康明)
高杉圭「いとこの四姉妹が遊びに来た一週間」(川島健太郎)
庵乃音人「美熟女の休日 義母と叔母・柔肌くらべ」(野中昇)

【12月】
秋月耕太「二人の先生は僕の危険な恋人」(川島健太郎)
上原稜「初体験づくし 義母、叔母、姉と」(新井田孝)

2013年の総括

平素は当ブログにお越し頂き、有り難うございます。完全なネタバレにならないように配慮したつもりですが、もしかしたら踏み込み過ぎていた面も否めず、その辺はお詫びしないといけません。

先月の記事「雑感」で大体は纏めていますので、今回はその追記となります。個人的なカウントですが、今年の黒本の総計72作品の内、誘惑作品33に対し凌辱作品39となりました。
よく凌辱作品が売れるのは景気回復局面で、逆に後退局面だと誘惑作品が売れるという話を聞きますが、図らずも景気回復を裏付けているのでしょうか?私自身はあまりそれを実感出来ていませんが…。

【新人作家の増加】(4人→6人)
今年は昨年より多くの新人がデビューしており、誘惑・凌辱半々といった所で、来月2014年1月にも更にお一人久藤貴緒さんがデビューされるようです。

ラインナップ:沢里裕二、宗像倫、星悠輝、歌川響、上条麗南、葉川慎司(以上6人、敬称略)

【広く、薄く】
レーベルの方針なのか、今年は特に様々な作家の方が描かれているという印象です。
昨年デビューした高杉圭さん、他レーベルより参入された庵乃音人さん、美少女文庫を中心に活躍されている山口陽さんが揃って年3冊と最も多く出されており、高杉さんは既に2014年2月のラインナップの予定に入っていますね。
個人的に高杉さんは誘惑第4世代の中心を担う方だと思いますので誘惑路線に戻られたのを嬉しく思いますし、庵乃さんや山口さんは他レーベルで並行してのものですから改めて筆の早さと水準の高さに感心致します。

一方で出せばスマッシュヒットの神瀬知巳さんは残念ながら今年は1冊となり、また2012年に最新作を出してから今年は新作無しの作家の方々も多くいらっしゃいました。
ただリフレッシュ期間として1年新刊無しはよく有る話ですし、機会がごさいましたら来年には新刊と出逢えたらと思います。(有馬童子さんが1月ラインナップに入りましたね。)

基本的に気分屋なのでレビューアップする作品にあまり脈絡が有りませんが、毎日更新は極力続けていきますので宜しくお願い致しますm(__)m

それでは皆さん良いお年をお迎え下さい。

本藤悠「三人の女英語教師と僕【プライベート・レッスン】」

本藤悠「三人の女英語教師と僕【プライベート・レッスン】」(フランス書院文庫、2013年8月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

英語の成績不振に悩む貴史の為に母親の教え子2人の女教師がレッスンする事になったが、重度のマザコンを知った麻美が貴史と関係を持ち、不審に思った早智枝や典子とも相次いで関係を持つ事になる。

【登場人物】

木場貴史
18歳。大学受験に失敗した浪人生。母親の典子に強い憧れを持ち、中学生の頃から下着を使ってオナニーしている。

木場典子
39歳。貴史の実母で公立高校の英語教師。学生結婚したが、恋人を交通事故で失ない1人で息子を育てて来た。ロングヘアで若々しく上品なイメージの女性。Fカップ。

杉下早智枝
30歳。貴史の通う予備校の英語講師。セミロングのストレートヘアに日本人離れした顔立ちで、生徒からも人気が有る。Eカップ。
典子の教え子の1人で、自分を不登校から救い出してくれた恩師の1人息子の為にと貴史の勉強の面倒を見る事になった。

水島麻美
23歳。貴史が高3の時の副担任で英語教師。清純でキュートな印象の知的な女性。トップ86cmのDカップ。処女。
早智枝と同様に典子の教え子という事から、貴史の勉強の面倒を見る事になった。

【展開】

貴史の成績不振で四者面談をした後に彼が自室で母親の下着に何度も精を放つのを見た麻美は、夜の学校に彼を呼び出し悩みを聞くと互いに初体験へ至ります。
翌朝自分の下着に悪戯されていないのを不審に感じた典子は早智枝に依頼し貴史を追わせると、学校で情事に及ぶ麻美を見付けます。
まだ経験の少ない麻美にレクチャーしながら自分も関係を持った早智枝は、2回目の面談の折に典子を挑発し、母子相姦になるように仕掛けます。
相思相愛で貴史と結ばれた典子は、同じ教え「子」だからという理由で麻美や早智枝との関係も認め、3人で貴史に過激なプライベートレッスンを施します。

【レビュー】

貴史と典子の近親相姦をベースにおきながら、典子からすれば麻美や早智枝は可愛い教え「子」で有り、母娘丼のような要素を含ませています。

毎日のように息子が自分の下着を持ち出して精を放つ事を黙認するけれど自分からは仕掛けられない典子、同じように真面目な貴史に取っては、
麻美や早智枝の後押しが無ければ関係を築けなかったのだと思いますし、2人の女教師から見ると「母」や「弟」に当たる母子への愛情が窺えます。

いつもの様にヒロインがやや暴走気味に盛り上がってしまうのはお約束なのですが、根底を支えるストーリー性が作品を重ねる度に良くなって来ているのを感じます。

本藤悠「彼女の母は先生」

本藤悠「彼女の母は先生」(フランス書院文庫、2013年3月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

実の子のように大事に育てていた翔太が、娘の杏香のレオタード姿の動画をオカズにオナニーしていたのを見付けた貴美子。若い2人の想いを理解した彼女は、翔太を個人授業へと誘うが…。

【登場人物】

中山翔太
15歳。高校1年生。母を亡くし、父親は海外赴任の為、瑞沢家に厄介になっている。
杏香と同じ高校に通っているが成績は良いとは言えず、特にこれといった取り柄も無く、完璧超人の彼女と釣り合いが取れないと悩んでいる。

瑞沢貴美子
36歳。翔太の担任を務める英語教師。杏香が所属する新体操部の顧問。夫と学生結婚したが、杏香が幼い時に病死している。
かつては新体操をしていたが、現在は歳なりに成熟した肢体の美女でトップ95cmのHカップ。

瑞沢杏香
18歳。高校3年生。貴美子の長女。成績優秀でセミロングの黒髪に清楚な雰囲気を持ち、新体操部のエースだが、トップ90cmのGカップ。処女。翔太の事を未来の旦那様呼ばわりし、相思相愛の仲。

【展開】

翔太が杏香の動画をオカズにオナニーしているのを見た貴美子は自らの手で射精に導き、翌日監督室に呼び出します。
レオタード姿で待ち受けた彼女は翔太の想いを知ると、まだ若い娘に変わって性欲処理をすると告げて筆下ろししてあげます。
2人の様子を不審に思い関係に気付いた杏香は母親が海外出張で不在の折に自宅へ呼び、告白するとオナニーの見せ合いやペッティングに至ります。
帰国した貴美子は監督室に翔太を呼び出し、マジックミラー越しにレオタード姿の杏香を見させ、娘を抱いているのを想像してと言いながらセックスに溺れます。
杏香との関係が発覚し、誰もいない練習場で母娘2人は翔太にどちらを選ぶのか決断を迫り彼の本音を聞き出すと、母親の手解きを受けた杏香は彼に初めてを捧げます。

【レビュー】

1年2ヵ月のブランクを経た本作は2013年の黒本のトレンドでも有る母娘丼ですが、娘の杏香とはペッティングこそ有れど本番は終盤までお預けになります。
ヒロイン2人との関係は擬似的な母親、姉のようなもので、完璧超人な彼女との関係に悩む辺りも非常にベタな設定で安心感が有ります。

学生結婚の経験が有る貴美子は翔太と杏香が互いに相思相愛の関係に有るのを知りつつ、自らの辛い経験を踏まえ交際はまだ早いと思っていますが、
一方で翔太の性欲の強さに当てられておんなとしての欲望から性欲処理を口実に関係を持ちます。彼女の発情っぷりが早過ぎるのはいつものお約束ですが…。

杏香は翔太と相思相愛なのは言うまでも無いけれど、若くして出産した母親の苦労も知ってか自分を本命にするのを条件に貴美子と関係を続けるのを認めます。
やや残念なのは処女で有る杏香の反応も貴美子とさほど変わらない所で、翔太に徐々に開発されて快感に目覚める展開にして欲しかったです。

母娘とも互いを大事にするあまりに微妙な駆け引きを繰り広げますが、翔太に取っては焦らされてばかりで困惑しただろうし、
杏香との関係が貴美子に発覚した時点でそのまま母娘丼に雪崩れてしまっても良かったかもしれません。

【参考作品】

2013年の黒本のトレンド?で有る誘惑「母娘丼」作品のレビューを何点か挙げますので、参考にして頂けたらと思います。

巽飛呂彦「クラスメイトの美母娘」

歌川響「二つの個人授業【溺れ母・溺れ姉】」

神瀬知巳「【彼女の母】別荘で二人きり」

小日向諒「【隣りの果実】幼なじみの母娘」

弓月誠「寂しがりやの母娘【柔肌バスルーム】」

山口陽「若女将と熟女将」

上原稜「初体験づくし 義母、叔母、姉と」

上原稜「初体験づくし 義母、叔母、姉と」
(フランス書院文庫、2013年12月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

厳格で体面を気にする父の意向で浪人を余儀無くされ受験勉強で疲れた由樹を慰労する為、義母や姉、叔母と共に1週間温泉旅行に行く事になった。宿泊先の旅館の女将がかつて想いを寄せていた継母だと知り、由樹は彼女に次第に甘えるようになる。

【登場人物】

眞鍋由樹(ゆうき)
18歳。産みの母親は亡くなり、両親や姉と暮らしている。自己本位で体面を気にする大学教授の父が指定する大学に入れず、浪人生活を送る事になった。年齢の割には甘えん坊で幼い印象の少年。童貞

まどか
43歳。由樹の父の2番目の妻だった女性で、由樹が小学3年生の時から6年間一緒に暮らしていた。現在は温泉旅館の若旦那と再婚し、4ヵ月のひとり息子が居る。細面の顔に円らな瞳の優しげな女性。

眞鍋香穂里
35歳。由樹の父の3番目の妻で、由樹や璃子の継母に当たり、夫とは別の大学で准教授を務める。結婚して3年になるが、亭主関白な夫と未だに他人行儀な由樹の態度に心を砕いている。落ち着いた物腰で、4人の中で最もバストが大きくm台に届こうかというJカップ。

眞鍋璃子
由樹より4つ年上の実姉。典型的な弟想いで過保護にも思われる程の世話焼き。かつて付き合っていた彼氏が居たが、受験勉強に苦しむ由樹を見て側に居ようと別れている。意外に着痩せするタイプで巨乳。叔母の鮎美から女のたしなみを教わっているらしい。

岸谷鮎美
32歳。由樹の父の妹で兄とは折り合いが悪く、その結果何かと再婚した香穂里や甥・姪の面倒を見ており、数年前に独立し現在は個人で弁護士活動を行っている。
肩まであるセミロングの髪をひっ詰め、セルフレームの眼鏡を掛けた才媛。知人の紹介で性格の優しい夫と結婚したが、夜の営みはご無沙汰気味。20代の時に一夜限りの火遊びを頻繁にしていたらしく、性に奔放的。

【展開】

旅館の女将がまどかと知り喜ぶ由樹は、夜中に彼女の元を訪れ久しぶりに混浴した時に勃起させたのを恥ずかしがりますが、彼女から立て続けに手で射精させてもらうと想いを強くします。
翌日香穂里たちに正体を明かし、離れの別室に一行をもてなすまどかに子供が居るのを知り嫉妬した由樹は、同じく香穂里の存在を知り複雑な心境のまどかに口でしてもらいますがその様子を璃子に見られ、彼女はまどかとの行為を止める代わりにとアナルでならと進んで身体を差し出します。
次の日まどかに誘われた由樹の後をつけた香穂里は、女風呂で母乳を吸わせながら手や素股で射精させる彼女の痴態を見てしまい、彼に密会をしないように申し付けるも再び深夜に抜け出すのを捕まえた香穂里は、まどかで味わえない事をしてあげると暗い寝室で彼が満足するまで中出しさせます。
翌朝深夜の2人の情交を知った鮎美は由樹に罰を与えると女風呂へ連れ出して前立腺を弄ったり足でしごきながら立て続けに射精させ満足すると、開脚して女性器のレクチャーをし跨がりながら久々の絶頂を味わいます。
由樹は深夜に再びまどかの元を訪ねると間も無く後をつけた香穂里も乱入し継母同士の口論に発展しますが、鮎美に知恵を付けられた彼はどちらかエッチな方を選ぶと無茶な要求をし、2人にレズプレイをさせます。その後由樹に交互に抱かれた2人は公平に愛してもらう事で仲直りします。
旅行の最終日の朝に由樹は璃子に全てを話すと、彼女から受験に合格したらエッチさせるつもりだったと本心を打ち明けられ、彼は年上3人にアシストされながら姉と関係を結んだ後で鮎美、香穂里、まどかの順に抱く事となります。

【レビュー】

作中では主人公が高校を卒業した後の春休みを想定していますが、主人公の癒しを目的に温泉旅館を舞台にしており寒いこの時期にマッチしています。

主人公は体面を気にして口うるさい父親の干渉を受けていて、多分に周囲の女性たちが優秀過ぎて卑屈になっていると見られメンタルは打たれ弱く、言動もやや幼く感じます。
色々制約も有るでしょうが思い切って中学3年生の主人公で受験直前の冬休みを舞台にし、父親の悪い面を抑えた方が読み手としては余計な気を使わず楽しめたように思います。

本作では「義母が二人」というのが鍵で、新たな生活を築きつつ主人公との再会を喜ぶまどかと主人公と上手く付き合えない香穂里の対決で充分話が成立するし、実は描きたかった描写であろうレズシーンにかなりページを割いています。

まどかは旅館の若旦那と再婚し赤ん坊も居るにも関わらず、主人公と再会すると2人をそっちのけで誘惑するのは読んでいて気掛かりでしたね…。恐らく作者が描きたかった母乳設定を無理なく行うのには妥当かもしれません。

香穂里は夫や主人公との関係に悩みを持ち今回の旅行を企画した張本人ですが、まどかの存在の大きさに戸惑いその結果筆下ろしする事になり、その辺の葛藤は感じられました。
穏やかな物腰で「ですます」口調の彼女ですが、気になるのは主人公も彼女との交合場面で丁寧語で会話する為、ぎこちなさを感じいまいち盛り上がりに欠けました。
(彼女とのシーンでまどかと取り違えている部分が複数有り、結構大事な所だっただけに編集や校正の段階で間違いに気付いて頂けなかったのは非常に残念です…。)

この2人の比率が大きかっただけに、実姉の璃子はアナル要員、叔母の鮎美は女王様&掻き回し要員の印象が強く、正直鮎美は要らないかなという印象です。璃子の弟至上主義ぶりは好みだっただけに非処女だったのと出番が少ないのは残念でしたが、最後は膣で交わるので安心しました。

tag : 高校生主人公 童貞 母娘丼

秋月耕太「二人の先生は僕の危険な恋人」

秋月耕太「二人の先生は僕の危険な恋人」(フランス書院文庫、2013年12月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

中学生の時に教育実習生だった麻紀と1度きりのセックスを経験した智輝は、高校生になり食事の面倒を見てくれる静江にオナニーを見られたのをきっかけに頻繁に関係を持つようになり、そこへ赴任して来た麻紀と再会し、彼女との仲が復活するが…。

【登場人物】

桂木智輝
16歳。高校1年生。父親は海外赴任で恋人との仲を優先し、母親は幼い頃に亡くし独り暮らしだが、事情を知った静江が何かと世話を焼いている。14歳の時に教育実習生だった麻紀と初体験を済ませている。

篠山静江
36歳。智輝の通う高校で英語を担当する教師。5年前に性格不一致で離婚している。銀縁のメガネを掛け知性的な美貌と豊満な肉体美に生徒から隠れた人気を得ている。

櫻井麻紀
23歳。智輝の通う高校で2学期から数学担当教師として赴任して来た。2年前教育実習生の際に中学生だった智輝と1度だけ関係した事が有った。抜群のルックスと気さくな性格から、赴任早々生徒から人気を集める。

【展開】

中学生の時の麻紀との初体験を想い出し、ぼぅとする智輝に不審を抱く静江は、ある日彼のオナニーに出会し手で1度は放出させてあげますが、衰えを知らない彼の性欲に求められるまま秘所を弄られて絶頂しそのまま抱かれます。
翌日静江は旧校舎に智輝を呼び出し諌めるつもりが別の教え子たちのエッチな場面を見て興奮した彼となし崩しにセックスしますが、ある日麻紀の下着を見付け彼女との過去を知った静江は自ら積極的に誘うようになります。
2学期に入り海外出張で不在の静江と入れ替わるように赴任して来た麻紀との関係が復活し、事情を知った彼女は帰国した静江を言い負かして智輝と付き合う事を認めさせます。
渋々麻紀に譲る事になった静江は2カ月後に怪我をし連れ帰った智輝に求められ身を委ねますが、すぐさま乱入して来た麻紀は彼に平手を張りつつも苦笑し二人妻になるように静江に迫り、興奮した智輝の激しい腰遣いに絶頂を迎えた静江も受け入れます。
冬に入り2人と温泉旅行に出掛けた智輝は、静江にテニスウェア、麻紀にセーラー服を着させて交互に貫き中出しするのでした。

【レビュー】

フランス書院HP上で静江と初めて結ばれる直前までの100ページ弱が先行公開されており、本作はそれをベースに追加されています。

時系列としては最初に中学生の時の主人公が麻紀と初体験に至りますが、教育実習中の短期間で毎日性処理に至る関係に至るにはちょっと理由付けが弱いように感じます。しかしかつての甘いテイストの片鱗も伺えて良かったです。

主人公が高校に入学してからは静江を中心に展開されますが、彼女との交合に至るまで意外に早く2学期に入るまで同じような流れが続いたので、例えば初体験の想い出に貰った麻紀の下着を発見して嫉妬し初めて関係に至るような捻りが有っても良かったのかもしれません。
しかし堅物な静江が若い獣欲に当てられて戸惑ったり、一旦は言い負かされた麻紀から二人妻を提案されてふっ切れたようにノリノリになるなどなかなか良い味を出しています。

麻紀は新米教師の割には会った事が無いとは言え先輩教師の静江をおばさん呼ばわりしたり、セックスをリードするなど肉食系ですが、主人公と静江の関係が復活すると彼を気遣い自ら悪役に回るなど意外な優しさも垣間見えました。

やや惜しいなと思うのは二人妻になってからのパートが短く、二人にコスプレをさせた等のくだりを彼の回想で4行に留めてしまった事です。他にも主人公は色々と彼女たちに要求したようですが、この当たりもあっさり纏めてしまい残念です。

秋月耕太「美母娘の家【初めての…】」

秋月耕太「美母娘の家【初めての…】」(フランス書院文庫、2013年6月)

【あらすじ】

生徒会長の瀬理奈に告白して恋人になれた修平は交際し始めて1週間が経ち、彼女から筆下ろし好きだという継母の貴美子の相手をして欲しいと頼まれ、肉体関係になるが…。

【登場人物】

杉浦修平
17歳。高校2年生。母を幼い頃に亡くしている。瀬理奈に憧れ生徒会役員になった。真面目で屈託のない性格で精悍な顔立ちの少年。童貞。

伊藤貴美子
36歳。瀬理奈の継母に当たり、亡き夫が遺した会社の形式的な代表。気品に満ちた物腰で、肩まで伸びた黒髪が緩やかに波打っているグラマラスな熟女。

伊藤瀬里奈
17歳。高校3年生で生徒会長を務める。成績優秀でスポーツ万能で生徒から人気が有る。清楚で真面目でプライドが高く、胸元まで伸ばされたしなやかな黒髪の少女。処女。

【展開】

瀬理奈の依頼を受け貴美子の相手をする事になった修平は、外見に似合わぬ彼女の積極的な振る舞いで童貞を失います。
その裏側では亡き母を騙し父と結婚したと思い込んだ瀬理奈が会社の不正をネタに継母を脅しており、遊び慣れた女を演じさせる彼女の指示はエスカレートします。
瀬理奈の思惑通り、貴美子に失望した修平の責めも執拗になりますが、その一方で違和感を抱いた彼は僅かな綻びから彼女の演技を見破ります。
貴美子への愛情と共に瀬理奈への恋愛感情を抱き続ける修平は一計を案じ、瀬理奈の目の前で継母を犯すと見せ掛け本音を引き出す事に成功します。
貴美子の手解きで修平に処女を奪って貰った瀬理奈は、継母と和解し2人で修平を愛する事になります。

【レビュー】

2013年の黒本では「母娘丼」を扱った作品が意外に多く、本作もまたそうした流れです。
同じような設定という事はどうしても展開にひと捻りする必要が有り、作者毎に工夫がかいま見えて読み比べるのも良いかと思います。

本作のベースは、瀬理奈が継母に恨みを抱き恋人を使って罰してやろうとする点で、それなら瀬理奈が修平を騙し貴美子を無理矢理犯すのでも良かったのかもしれません。
貴美子は始めは義娘に脅され仕方なくという割には積極的で、彼女のような貞淑な女性が羞じらいつつという風に見えませんでした。
それでも途中で嘘を見抜かれ修平から愛の有る責めをされ、顕著な反応を見せる当たりはなかなか良かったです。

瀬理奈は貴美子に対する逆恨みから過酷な要求を突き付ける割には性格が優し過ぎて、始めは継母の情交場面を隠し撮りして脅すような徹底的に悪い娘を演じさせ、
後々貴美子と和解して彼女の手解きで処女喪失に至る際には素直になるというギャップをより味わえた気がします。

【参考作品】

2013年の黒本のトレンド?で有る誘惑「母娘丼」作品のレビューを何点か挙げますので、参考にして頂けたらと思います。

巽飛呂彦「クラスメイトの美母娘」

本藤悠「彼女の母は先生」

歌川響「二つの個人授業【溺れ母・溺れ姉】」

神瀬知巳「【彼女の母】別荘で二人きり」

小日向諒「【隣りの果実】幼なじみの母娘」

弓月誠「寂しがりやの母娘【柔肌バスルーム】」

山口陽「若女将と熟女将」

秋月耕太「先輩の妻【タブー】」

秋月耕太「先輩の妻【タブー】」(フランス書院文庫、2012年11月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

大学の先輩で密かに憧れを抱いていた美希に誘われ、伸吾は初体験に至るが夫への当て付けのつもりだった彼女の意に反し獣欲のままに何度も貫かれてしまう。
身も心も伸吾のものになった美希は、夫と死別し失意に有る雪江を抱いて欲しいと依頼する。

【登場人物】

高木伸吾
20歳。大学3年生。映画サークル所属で美希は大学時代の先輩に当たる。中高6年間水泳部だった為大柄で筋肉質の体付き。童貞。

工藤美希
23歳。専業主婦で伸吾の大学の先輩と結婚したばかり。栗色のショートヘアで、勝ち気で明るくさばけた性格。華やかな美貌でグラマーな女性。

大原雪江
34歳。美希の実姉で華道の大原流の家元。夫は既に亡くなっている。心優しく上品で淑やかで長い黒髪を後ろでまとめた、白皙の瓜実顔のグラマーな和服美女。

【展開】

美希に招かれ酒を飲まされた伸吾は、あからさまな彼女の挑発に乗り童貞を失います。
翌朝浮気者の夫への当て付けだったと告白し忘れて欲しいと謝罪する彼女に対し、聞く耳を持たぬとばかりに伸吾は何度も彼女を貫きます。
夫に無い激しいセックスにメロメロになり通い妻状態の美希は、伸吾に夫を喪い失意に有る雪江を抱くように依頼します。
姉妹共々伸吾の虜になり、伸吾の子を身籠った雪江に嫉妬した美希は夫との離婚を決意し、自分も種付けされる事を夢想しながら伸吾に中出しセックスを求めます。

【レビュー】

憧れの女性で人妻のヒロインを寝盗る設定は目先の設定の違いとは言え、偶々同じ時期に他の作者の誘惑作品においても見られるようになります。

美希は浮気者の夫への当て付けもあって始めから積極的過ぎていて、彼女からすれば人妻なのに他の男と交わってしまった背徳感や、
伸吾からすれば憧れの先輩と結ばれた高揚感というのを殆ど感じられませんでした。
性欲の強い伸吾がおサルさん状態で力任せに美希と交わっているような流れが、序盤から第3章まで続いています。
既に第2章で詰みになっているのに同じ流れを引っ張るのは微妙な所で、せめて攻守を入れ替えるとか何か工夫が欲しかったです。

雪江は第4章から降って湧いたかのように登場しますが、貞淑な彼女が伸吾の男らしさに惹かれ徐々に堕ちていく様子が描かれています。
ただ彼女の場合も未亡人なだけで伸吾の攻めや雪江の反応はワンパターンで、同じ流れを2度見てしまうと流石に飽きてしまいます。

敢えて登場人物欄では触れませんでしたが、中盤より母との相姦願望を持つ伸吾の後輩が登場し、終盤ではセックスに至ります。
美希の時には伸吾との交わりを電話口に聞かれているという羞恥心を煽ったり、雪江では母子相姦の場に同席させて欲情させたりと効果は有ったように思えますが、
この当たりは主人公とヒロイン以外の性描写を好まない人に取っては蛇足と思える部分かもしれません。

色々とチャレンジ精神に溢れた作品でそれ自体は評価しますが、個人的には伸吾のキャラクターがどうにも馴染めませんでした。
「コンドーム1ダース使い切る」位一晩でセックスをしたとはいえ、翌朝に熟練者の如く変貌するのは流石にフィクションにしても違和感を拭えません。
それだけ早漏で回数に任せるだけの伸吾が何度か美希のレッスンを受けてテクニックを身に付け、雪江に実践した上で堕としていくならば成長も感じられたのですが…。

上原稜「【初体験指導】四人の女教師」

上原稜「【初体験指導】四人の女教師」
(フランス書院文庫、2013年6月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

付き合い始めたクラスメイトから手コキされただけで、あっという間に果ててしまった修太郎。
部活の顧問教師の純と初体験をした彼は、相次いで兄嫁や新米教師、義母と関係に及ぶ。

【登場人物】

皆川修太郎
17歳。高校2年生で陸上部に所属。母を亡くし、父は亜紀と再婚して間も無く海外赴任した為、彼女とはしっくりいっていない。

倉林純
27歳。体育教師で陸上部の顧問。仁美とは同級生で仲が良い。カマを掛けると直ぐにバレてしまう素直な性格。ショートカットに日焼けした肌、伸びやかな肢体。Fカップ。

皆川仁美
27歳。修太郎の兄の妻だが、仕事人間ですれ違いの生活が続いている。栗色の髪にクールな雰囲気を漂わせる英語教師。気さくで生徒から人気が有る。Gカップ。

金松理恵
22歳。国語教師だが日米のハーフで彫りの深い顔立ちだが、それにコンプレックスを感じ、瞳や髪の色を変えて清楚に見せている。大学生の時に付き合っていた彼が居た。Hカップ。

皆川亜紀
39歳。修太郎の父の後妻で学年主任。公私区別無く自他共に厳しい性格だが、なかなか打ち解けない修太郎の様子に心を砕いている。Iカップ。

【展開】

クラスメイトに告白され手コキだけであっさり終わった修太郎は純に相談すると、ゴム付きながらもセックスレッスンをしてくれます。
修太郎と親しげな純の様子に不審を抱いた仁美は彼女にカマを掛けて事情を知ると、修太郎を保健室に呼び出し純の代わりだと告げ中出しまで許してしまいます。
レッスンをするなら徹底的にと考えた仁美は理恵を標的に定め、傷心の修太郎を慰める口実で彼女にデートをさせてラブホテルで関係を持たせます。
休み時間にイチャイチャする修太郎と教師3人の様子に不審を抱いた亜紀は純を問い詰め、彼を教室に呼び自分が代わりに慰めてあげると告げ結ばれます。
しかし修太郎が部活をサボって一日中純や仁美とセックス三昧なのを知った亜紀は、理恵と組んで母子で面接の練習と言いつつ3Pに及び対抗します。
修太郎がクラスメイトとエッチに及ぶのを知り失恋したと早とちりした4人は純の部屋でやけ酒をあおりますが、彼女とは別れたという修太郎が現れると5Pで乱交に至ります。

【レビュー】

4人の女教師が出るという点で作者の既刊で有る「僕と四人の女教師 未亡人・人妻・独身・新任先生 」をベースにしているのだと思います。

勿論違いも有り、序盤で修太郎に手コキするクラスメイトは相当な遊び人で評判は芳しくないという逆補正を付け、彼にまとわり付く悪い女とさせています。
純と仁美の暴走っぷりはかなりのもので理恵や亜紀を巻き込みますが、相変わらずの主人公の絶倫っぷりにだけ惚れたように見えます。
仁美は兄嫁、亜紀は義母ですが相姦云々の欠片も感じませんし、他の2人に付いても主人公に惹かれるようなエピソードが用意されていません。

本作を年上女性たちの暴走っぷりを描いたラブコメディと捉えるならそれも有りかもしれませんが、個人的には単にエロければそれで良いのかという疑問は有ります。
主人公が絶倫でメリハリも無くひたすら性描写を延々と並べるだけでは、流石に何処が見せ場なのか良く分かりません。

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上原稜「妻の妹【禁忌旅行】」

上原稜「妻の妹【禁忌旅行】」
(フランス書院文庫、2012年12月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

妻の一家と旅行に来た勇作は、夫婦の営みを心配する義母や跳ねっ返りの強い義妹と相次いで関係を結んでしまうが…。

【登場人物】

塚原勇作
20歳台前半?大学を出て小百合と結婚したばかりで、弓枝の経営する輸入家具会社に勤務する。

塚原小百合
20歳台前半?勇作と同級生。勇作と結婚したばかり。セミロングの明るい髪で猫を思わせる二重の瞳に、母親似で愛嬌の有る丸顔。巨乳。

朝比奈弓枝
40歳台半ば?小百合と静佳の母親。輸入家具会社を経営する。娘たちが産まれて間も無く夫を事故で失っている。
旅行前に泥酔した勇作が妻と勘違いし、抱き付かれた甘い記憶が残っている。

朝比奈静佳
19歳。大学2年生。弓枝の次女で小百合の妹。腰まで届く黒髪に銀縁眼鏡を掛けた深窓の令嬢を思わせるが、小百合を慕う一方で勇作を敵視しており、ぞんざいな受け答えになる事も。

【展開】

妻や義母、義妹と温泉旅行に出掛けた勇作は、宿の手違いで4人で2間の部屋に泊まる事に。酔った勢いで弓枝に手を出した勇作は、夫婦間の中を訝る彼女の誘いで関係を持ちます。
一方自分を強姦したとでっち上げてビデオを録り、勇作を追い出そうと姦計を巡らす静佳は、逆に彼の愛撫で絶頂し身体を許してしまいます。
弓枝は静佳が隠し撮りした情交場面の映像を見て咎める所か、自分も深夜の露天風呂で「はめ撮り」を望みます。
静佳は勇作が隠し持っていた大人の玩具を見付け姉に使うなんてと罵倒しますが、逆に勇作に丸め込まれ玩具を使って散歩に連れ出され失禁絶頂に至らされます。
弓枝や静佳との関係に悩み泥酔する勇作に不審を抱いた小百合は、その晩に母娘3Pの現場に踏み込み自ら勇作を誘惑し関係を修復します。
その後深夜の露天風呂に入浴した2人は待ち受けていた弓枝や静佳と合流し4Pになだれ込みます。

【レビュー】

近年流行りになりつつ有る「妻の(彼女の)」の設定ですが、実はタイトルの言い回しを変えただけで昔から有る三姉妹ものや母娘ものと特に変わり有りません。
それでも「妻の」とすると、インモラルな雰囲気になるのですから不思議では有ります。

本作のタイトルは「妻の妹」ですが、実際は「妻の母」で有る弓枝が半分で「妹」の静佳が3割程度のように思われます。
実はフランス書院の公式サイトには弓枝が紹介されておらず、敢えて存在を伏せたように見えます。熟女推しが強い黒本の中でたまには若いヒロインかと期待しましたが…。

温泉旅行という非日常の舞台で羽目を外し過ぎとも言える義母や義妹の反応は苦笑を伴いますが、
実は浮気を知り我慢しつつも絶妙なタイミングで出て来た小百合の弾けっぷりが良かったと思います。

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上原稜「同級生の母娘【初体験の家】」

上原稜「同級生の母娘【初体験の家】」
(フランス書院文庫、2012年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

土砂振りの中公園の四阿に身を寄せる静子母娘を見掛けた高志は、彼女たちを保護する。トラウマから女性に対し斜に構えた態度に出る彼は、次第に母娘を手に掛けていくが…。

【登場人物】

月成高志
高校生。両親を相次いで亡くしている。総合病院を経営していた父の愛人に無理矢理慰み者にされた過去が有り、女と付き合う事に腰が引けている。整った容姿の少年。

鳴沢静子
30代後半?会社経営の夫を亡くし更に夫の親友に会社を乗っ取られ、行く当てが無くなった所を高志に助けられている。腰まで届く髪に母性を感じさせる優しさを持った女性。

鳴沢沙織
高校生。静子の長女で高志のクラスメイト。跳ねっ返りの強い性格で、斜に構えた高志に嫌悪感を持つ一方で優しさに惹かれ素直になれずにいる。処女

鳴沢美遥(みはる)
高校生。静子の次女で高志や沙織と同じ高校に通う。静子に似て優しげな印象だが、病弱な事も有り華奢で色白な少女。処女

【展開】

梅雨の土砂振りの中で公園の四阿で身を寄せる母娘3人を見付けた高志は、静子と沙織を自宅に保護し熱を出していた美遥を入院させます。
高志にお礼を言う為部屋を訪れた静子は反応してしまった彼に手解きし、生い立ちを聞かされると母のような慈愛を見せ彼の求めるままに関係を持ちます。
高校に入学した高志に憧れを持つ美遥は見舞いに来た彼に告白し、言いなりになる喜びを感じつつ処女を捧げます。
母や妹が高志と関係を持っているのを知り、彼が無理矢理迫っていると勘違いした沙織は、2人の身代わりになると申し出て処女を失います。
高志の事情を知りいつしか恋愛感情を抱いた沙織は母との情交場面に現れて想いを打ち明け、高志も退院した美遥も加え3人を家族として受け入れます。

【レビュー】

2012年の黒本の誘惑作品では、「やさぐれ」や「荒ぶる」主人公が出て来る機会が増えました。
本作の高志もかつて父の愛人に慰み者にされ両親を失っており、それが原因で人間不信となり斜に構えた態度が見え隠れします。
本文中では彼の逸物の逞しさや絶倫ぶりを表すかのように色々な修辞を用いてますが、そこに文を割かずにヒロインの描写に使って欲しかったです。

前半はヒロイン3人に横柄な態度を見せながら関係を迫る様子に好感を持つ余地は無いかなと思いましたが、
所々に静子に母性を求めて甘えたり、美遥にアナルを弄られて喘いだりする描写も有り少年らしい部分も感じられました。

因みに出だしの高志と母娘の出逢いの場面やその後の展開は、青橋由高さんの黒本デビュー作品「僕とメイド母娘 ご奉仕します」にインスパイアされた面も有ると思いますがどうでしょうか。

【参考記事】

DSKさんのブログDSKの官能レビュー整理箱より、「荒ぶる」主人公に関してご考察された記事を2点ご紹介します。

DSKの官能レビュー整理箱 恋人は友達の母と姉-ひと夏の秘密体験(著:芳川葵、リアルドリーム文庫)

DSKの官能レビュー整理箱 先輩の妻-タブー(著:秋月耕太、フランス書院文庫)

tag : 母娘丼 姉妹丼 処女

上原稜「僕の宝物【新しい母】」

上原稜「僕の宝物【新しい母】」
(フランス書院文庫、2012年2月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

父のパートナーだった美貴に想いを寄せる修は彼女に告白し初体験に至る。彼女を満足させられなかったと思った彼は隣人の真由美に相談し関係を持ってしまう。

【登場人物】
片倉修
17歳。高校2年生。産みの母親は幼い頃、弁護士の父親は1年前に死別した。父と内縁関係に有った美貴に密かに想いを抱いている。童貞

美貴
30歳代半ば?修の父と公私に渡るパートナーで、遺された弁護士事務所の代表を務めるが、籍は入れていない。165cmと背が高く、年齢の割に引き締まった体の割にFカップの巨乳。

松井真由美
40歳近く?修の隣家に住む女性。綾の母親で産婦人科医。夫は3年前に死別している。歳なりに熟れた体つきでバストは美貴より豊満。

松井綾
17歳。修のクラスメイトで幼馴染み。勝ち気な瞳とアンバランスな丸顔で、華奢な体つき。処女

【展開】

父の1周忌を迎え密かに嗚咽する美貴を慰めようと遊園地に誘い告白した修は、その晩に結ばれるも若さの余りあっという間に果ててしまいます。
それを苦に美貴と気まずくなった彼は真由美の元を訪れ、相談を受けた彼女はカウンセリングと称しゴム付きで繋がります。
一旦は美貴との関係修復に成功するも真由美や綾と関係した事を知られ却って美貴と気まずくなった修は、母娘に別離を切り出し最後の3Pとなります。
仕事を終え美貴に全てを話し謝罪した修はプロポーズし、互いに呼び捨てにしたラブラブなセックスに至ります。

【レビュー】

確か本作が出た際に本格官能に挑戦との触れ込みだったように思いますが、これまで美少女文庫寄りだったファンタジー要素を抑えた作りとなっています。

想い人の美貴とは早くも第1章で結ばれる為、隣の母娘に流される修に焼きもちを焼く美貴の心理描写が軸となり、
彼女は綾との情交後に遭遇するも修に怒りをぶつけるだけで母娘とは対峙する事は無く、自らが不在の間に修が決着を付けています。
真由美は初めはカウンセリングと割り切り避妊していたのが、快感を忘れられずに2回目は中出しを許してしまう心の揺れが上手く表現されていましたが、
娘の綾は単に真由美との母娘丼要員の為か非常にあっさりとし過ぎていた為居なくても成立した話だったと思います。

優柔不断な主人公が多い誘惑作品にしては主体的で好感が持てる一方で、美貴とじっくり関係を構築していく単独ヒロインものでも良かったかなという気もします。

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本藤悠「コスプレ女教師」

本藤悠「コスプレ女教師」(フランス書院文庫、2012年1月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

姉の可奈子に想いを寄せ自慰に浸る康太郎。そこに可奈子を心の拠り所にする由佳が現れ、相姦に悩む彼の為に筆下ろしをしてあげる事に。
弟の初めてを奪われ、由佳を口撃する可奈子に思わず康太郎も逆上し、気まずくなってしまう。

【登場人物】

伊藤康太郎
15歳。高校1年生。大人しい性格で姉の可奈子に強い想いを抱いている。

伊藤可奈子
28歳。康太郎の実姉で英語教師。ショートヘアに硬質なメガネを掛けた真面目なイメージの女性。Eカップ。

武田由佳
22歳。新米の国語教師。セミロングの髪型にお嬢様の雰囲気が窺える清楚な女性。大学時代には奇術サークルに所属し手品が得意。Gカップ。

【展開】

文化祭の出し物でコスプレで手品をする可奈子と由佳の身体に欲情した康太郎は、自宅で姉を想いオナニーしますが、偶々伊藤家を訪れた由佳に現場を見られてしまいます。
姉への想いを告白した康太郎に対し由佳は姉の代わりにと筆下ろしをしてあげますが、それが可奈子に知られ口喧嘩になった康太郎は気まずい雰囲気となります。
保健室で康太郎が由佳とセックスしているのを覗き見た可奈子は相姦を決意し、その晩に浴室で彼と結ばれます。
姉と結ばれ1度は由佳に別れを告げた康太郎。しかし由佳の想いを知った可奈子は彼女を妹として迎えると告げて3人で交わります。

【レビュー】

タイトルにコスプレと付くだけ有って、かなり凝ったコスプレになっています。
序盤は手品をする由佳がバニーガール、助手の可奈子はチャイナドレス、その後は由佳が可奈子のチャイナドレスを着て筆下ろし、保健室ではナース服、
一方の可奈子は康太郎と初めての夜は捨て身のスクール水着、翌朝には裸エプロン、最後の3Pでは二人揃ってセーラー服と頑張っています。
かと言ってそれほどコスプレに拘るでも無く、ヒロイン二人が先に盛り上がって盛大に潮を吹きながら絶頂しているのはいつも通りで変わり有りません。

物語の構成は近親相姦の意識を持ちつつ関係に踏み切れない姉弟が由佳の登場により踏ん切りを付けるもので、ベタですが個人的には好きな展開です。
純粋に姉弟ものと考えればなかなか楽しめる要素が有り、良かったと思います。

秋月耕太「セレブハーレム 最高の未亡人と最高の娘姉妹」

秋月耕太「セレブハーレム 最高の未亡人と最高の娘姉妹」(フランス書院文庫、2011年10月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

高校に通う為に叔母の文恵の家に居候する事になった洋平は、入学前の春休みに叔母達と別荘へ向かう。
傲慢な紗耶香にペットにされながらも文恵に手解きされ、彼に想いを寄せる美穂や、素直になれない紗耶香も巻き込み、3人と恋人関係を築く。

【登場人物】

大宮洋平
15歳。母を幼少の頃に亡くし、SEの父親の仕事の都合で米国で育った。高校進学を機に帰国し、叔母の文恵の元で暮らす事に。紗耶香と美穂は従姉妹。小柄で中性的な外見の少年。童貞。

篠原文恵
38歳。一部上場の有名企業の社長。洋平の母親の妹で紗耶香と美穂の母。夫は美穂が思春期を迎える前に亡くなった。
性的に奔放な性格で、長い黒髪で純日本風の瓜実顔の気品溢れるグラマラスな熟女。

篠原紗耶香
19歳。ファッション雑誌の読者モデルを務める大学生。文恵の長女。プライドが高く傲慢ですらりと背が高く、スタイル抜群の栗色の髪の華やかな女性。処女。

篠原美穂
15歳。今春から高校進学を控えている。文恵の次女。引っ込み思案で大人しい性格で、ショートヘアーの可憐で清純な少女。処女。

【展開】

文恵の別荘にやって来た洋平は、初日から紗耶香に足でペニスを踏み付けられ、彼女にペット宣言されてしまいます。
その関係を美穂に知られ気落ちする洋平を慰めようと沖縄市内へ連れ出した文恵は事情を聞くと、自信有りげに娘たちは何とかなると告げ筆下ろしをしてあげます。
帰宅した2人は自宅で交わっているとブルマ服姿の美穂が乱入し、彼女の精一杯の告白を受け入れた洋平は文恵の手解きで美穂の処女喪失へと至ります。
母親だけでなく妹も洋平と関係を持った事を知り激昂した紗耶香は文恵の計らいで幾分素直になり、洋平も受け入れて4人で盛大に交わります。

【レビュー】

文恵は性に奔放で夫を亡くしてから複数の男と関係を持ったとの節が有りますが、上場企業の社長がこんなに軽くて良いのかという非現実感が出て来ます。
単に経営者の設定で良かった訳ですが、あまりの奔放ぷりに違和感が拭えませんでした。

紗耶香は秋月作品でも度々出て来るS系ヒロインですが、言葉で責めたり、服越しにペニスを足で踏み付けたりする程度で、根は母親に比べて常識的な考え方なので弾けっぷりが中途半端でした。

彼女に加えて美穂と娘が2人居る事で互いに割りを食ってしまった感が強く、紗耶香の時には初心だった美穂が母親の時にはブルマ服姿で出て来て告白するのは唐突な感じがします。

母娘丼にしても文恵が処女の紗耶香や美穂の2人に手解きするというのは良かったのですが、紗耶香の場合は2度目で新鮮味が薄れてしまい彼女は非処女で良かったと思います。

叔母の別荘で相次いで母娘3人と仲良くなるという非日常を扱うのは面白いのですが、タイトルに有る「セレブ」たる舞台設定はあまり無く必然性は感じませんでした。
セレブの別荘でなら例えば大きな浴室でソーププレイや、プライベートビーチで屋外の4Pというのも一興でしたが…。

全体的に欲張り過ぎてちくはぐな印象も有りますが、官能描写のいやらしさは相変わらずで楽しんで読む事が出来ました。

本藤悠「極・秘・授・業 女教師トリプル誘惑 」

本藤悠「極・秘・授・業 女教師トリプル誘惑 」(フランス書院文庫、2011年8月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

憧れの女教師・麻理子と結ばれた良介。それを知った優奈や恵里香の2人の女教師も乱入し、トリプル誘惑合戦になる。

【登場人物】

安部良介
中学3年生。成績優秀だが、他は至って平凡で内気で大人しい少年。母親を亡くし父親は仕事で不在がちの為、1人暮らしを特例で認められている。

青井麻理子
24歳。英語教師。清楚な出で立ちで生徒の間ではアイドル視されている。男性経験は1人しかない。トップ87cmのEカップ。

長谷川優奈
27歳。国語教師で良介の担任。生真面目でですます口調で話し、度の強いメガネを掛けた小柄で暗い印象の女性。
お嬢様育ちで男性に縁が無く、目立たないようにダボダボの服を着ているが、100cmを超える豊かなバストの持ち主。Fカップの処女。

落合恵里香
30歳。数学教師で学年主任。年下の男が好きで大学生相手に遊び派手な服装を好むが、学校ではセクシー振りを抑えて仕事ぶりは真面目な為周囲からの信頼は厚い。

【展開】

麻理子を偶然書店で見掛け後を付けた良介は、彼女に見付かり自宅に連れ込まれます。良介に告白され、彼女は弟のように大事に想っていたと返事し2人は結ばれます。
昼休みに学校の地下倉庫で痴戯を繰り広げる2人の様子を偶々覗き聞いてしまった優奈は良介を女子トイレに誘い、フェラチオをしてあげます。
大胆になった優奈は放課後に良介をラブホテルへ連れて行き処女を失いますが、ホテルを出た所を恵里香に気付かれ、良介の自宅まで尾行されます。
恵里香から優奈との関係を聞かされ、仲間に加えるよう要求された麻理子は、良介からの謝罪を受け入れ優奈との関係を続ける事を認めます。
良介は麻理子との同居生活を続けながら、学校内や放課後は優奈や恵里香と関係を続けますが、麻理子の妊娠をきっかけに結婚する事を決意します。
2人を祝福しつつ最後のエッチを求める優奈や恵里香を見ている内に3人妻でも構わないと許す麻理子の提案で4Pへと流れ込みます。

【レビュー】

いきなり本命の麻理子と結ばれ、出歯亀的に優奈や恵里香とも関係する展開で、本作ではヒロインの暴走が序盤からフルスロットルに至る訳でも無く、割と常識的な反応に落ち着いています。

麻理子は母性愛が強く、優奈はヤンデレ気味と色合いの違いが有るも、本藤作品お馴染みの一方的に盛り上がるタイプの少年愛に対し、恵里香は理性的で好色な少年愛と好みが別れています。
個人的には恵里香を先にしてエッチを教える展開も良かったかなと思いますし、他の2人に比べると出番が少ないのは残念でした。

上原稜「世界でいちばん甘い同居人」

上原稜「世界でいちばん甘い同居人」
(フランス書院文庫、2011年8月、表紙イラスト:山本重也)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

過保護な姉、叔母、兄嫁の近親者3人と同居する健児。友人の相談に乗っていたのを女と付き合っていると勘違いされ、相次いで3人と関係を結ぶ事に。

【登場人物】

伊原健児
16歳。両親や兄を相次いで失っており、やや過保護な3人の近親者と暮らしており、バラバラになりかけた家族を纏めてくれた希和子に密かに想いを抱いている。

伊原潤
21歳。健児の姉。大学3年生で読者モデルを務めている。サイドポニーに結った黒髪に男好きのする派手な顔立ち。

八神希和子
30歳代半ば?健児や潤の母親の妹。健児が通う学校の国語教師で担任。水泳部の顧問も務める。腰に届く程伸ばした亜麻色の髪に卵形の顔立ちで可愛らしい女性。

伊原温子
27歳。健児や潤の兄嫁だが、同級生の夫は過労死し遺されたアパレルメーカーの代表を務める。アシンメトリーのセミロングヘアにシャープな顔立ち。

【展開】

水泳部に所属する女子の恋愛相談に乗っていた健児の様子を勘違いした潤は希和子や温子に報告し、潤、温子、希和子の順に誘惑して健児を振り向かせようとします。
半ば強引に希和子と結ばれた健児は告白しますが、自分が彼の童貞をもらったと思い込んでいた事に気付き、叔母として接するようになります。
希和子は温子から健児が密かにバイトを始めたと聞かされ彼女に連れられてバイト先に押し掛け、又も勘違いと知るとウエイトレス姿で彼に謝罪し奉仕します。
酔って階段から転落した温子を庇って腕を骨折した健児を希和子が不在の折にナース服姿で慰めた潤と温子は、彼の為に修学旅行先の沖縄で希和子との仲を取り持ちつつ4人で交わります。

【レビュー】

本作の直前に美少女文庫で初恋の姉妹によるメイド服、ナース服、バニーなどのコスプレ主体の作品を出しており、恐らく3Pシーンはそこからの着想と思われます。

主人公を過保護気味に愛する余りそれぞれが彼を誘惑し、他の女からの魔手から守ろうと暴走するヒロインたちの行動力には、いささか引きつつも納得出来ます。

今までとはアプローチを少し変えてサブに当たる潤と温子が動き、一旦仲が拗れた希和子との仲を取り持とうとする展開になります。最後は自分たちも楽しもうとするのは変わり有りませんが…。

3人の年上に迫られる主人公は果報者でしょうが、本人が作中で述べる通り自分の言う事を信じてもらえないのかという気持ちにもなりそうです。

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本藤悠「家庭訪問 僕の部屋に三人の女教師が…」

本藤悠「家庭訪問 僕の部屋に三人の女教師が…」(フランス書院文庫、2011年3月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

クラスの女子から変態呼ばわりされ、不登校になった颯真。彼を大事に想う3人の女教師が相次いで颯真の元を訪れ慰める事に。

【登場人物】

安藤颯真
15歳。非常に内向的でクラスの女子からイジメに有っており、不登校になっている。母親は愛人を作って出ていっている。成績優秀で数学オリンピックの出場を目前に控えている。

木下麻理奈
28歳。国語教師で颯真の担任。ショートヘアで優しげな瞳をしており母性を感じさせる。身長165cmのグラマラスな肢体で90cmのDカップ。

祐天寺晶子
35歳。数学教師兼学年主任で颯真の。ロングヘアで優雅さを感じさせる、身長170cmのスタイルの良い女性。バスト100cmのFカップ。

南佑香
22歳。新米の英語教師で颯真の副担任。ストレートのセミロングヘアで可憐なお嬢様タイプだが、密かに過激な下着を着て楽しんでいる。
身長158cmと小柄だが、バスト90cmのEカップとグラマラスな女性。

【展開】

クラスメイトから変態となじられ、佑香の下着を盗んで自己嫌悪に陥り、不登校に陥った颯真を慰めようと教師3人は、交代で家庭訪問をする事になります。
最初に訪れた麻理奈は佑香のパンティを見付け、怒る所か自分の下着もあげると優しく微笑み、初体験に至ります。
登校するも再び口撃を受け保健室に引き籠る颯真は麻理奈とエッチしますが、その様子を盗撮した晶子が自宅を訪れ、後から合流した麻理奈と共に3Pへ至ります。
晶子の助言で颯真宅を訪れた佑香は乱入して来た麻理奈と晶子に事情を話し颯真に処女を奪ってもらうと、4Pに雪崩れ込みます。

【レビュー】

前作の青年主人公から再び少年主人公に軸を戻していますが、本作の颯真はメンタルが非常に弱く、とても性豪のように思えません。
このキャラクターに馴染めるか否かも含めて、教師3人がそれぞれの事情で少年愛に溺れていきますが、彼女たちが暴走する様をコメディとして楽しめるかどうかで印象が変わると思います。

上原稜「トリプルインモラル 彼女の母、彼女の姉妹と同居中」

上原稜「トリプルインモラル 彼女の母、彼女の姉妹と同居中」
(フランス書院文庫、2010年12月、表紙イラスト:山本重也)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

親公認の仲のさやかの家に同居する俊は、ある晩に彼女の姉の誘いに乗り関係を結んでしまう。なし崩しに妹や母とも出来てしまい、遂に異常な関係をさやかに知られてしまう。

【登場人物】

速水俊
17歳?の高校生。水泳部の主将を務めている。両親を無くし保護者の叔父夫婦が海外移住するのに当たり、国内に残り付き合っているさやかの家に同居する事に決めた。

長谷川敦子
25歳。さやかの姉。上場企業で秘書を務める。和風な母親とは異なり、彫りが深い顔立ち。大玉スイカ程の巨乳。早熟で中学生の時に処女喪失した。

長谷川美夏
15歳?高校1年生。さやかの妹。ツインテールの似合う猫を思わせるような可愛らしい容貌。敦子からの影響で妙におませな面が有る。処女。

長谷川純恵
3人の娘の母親で国語教師。大学を出て間もなく夫と結婚したが、美夏が産まれた直後に事故死した。40代半ばと思えない若々しい容貌でIカップ。

長谷川さやか
17歳?俊と付き合っているが、まだキスすらしていない。吹奏楽部に所属し、ロングヘアの似合う華奢な少女。寝起きが悪く俊の不貞行為を見ても気付かない程。処女。

【展開】

敦子の挑発に乗りさやかの眠る側で関係を結んだ俊は、それに気付いた美夏とプールの更衣室で情交に及びます。
相次いで2人と結ばれさやかへの罪悪感から疲れている俊の様子を見た純恵は、彼が性欲で溜まっているのだと勘違いし勢いで関係してしまいます。
徐々にさやかとすれ違いになる一方で俊への愛情から母娘3人は徐々に異常な交わりを求め、停電した夜にさやかに関係が露呈してしまいます。
開き直りとも取れる3人と俊の様子に、仲間外れにされまいと必死になるさやかは、相次いで前後の処女を捧げる事となります。

【レビュー】

主人公は自分のものと思っているヒロイン(本作でのさやか)が周りの女性に盗られた事に気付いて動揺し、最後には巻き返しに打って出るのが「彼女の○○」作品の王道と言えます。
しかし本作はタイトルに「トリプル」と付くだけにさやかに挽回の機会は殆ど与えられませんし、敢えて彼女の描写は没個性化させたのではと思います。

試着室で姉が隣に居るのに迫る妹、妹に扮して学校に忍び込み疑似さやかプレイを楽しむ姉、深夜に浴室に押し掛けてソーププレイを楽しむ母と3人の暴走ぶりには苦笑いしか有りません…。

デビュー作品からスポーツマンで20cm級の逸物の主人公とそれに惹かれるヒロインの妊娠願望など、美少女文庫寄りの突飛な作風が続いておりそろそろ発想の転換が望まれる所です。

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秋月耕太「【はじめての女】 隣人妻と女子大生」

秋月耕太「【はじめての女】 隣人妻と女子大生」(フランス書院文庫、2010年11月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

圭輔はバイト先で憧れの理彩と初体験させてもらったが、その後よそよそしい態度を取る彼女の様子に失恋したと思い込む。
傷心のまま風邪で寝込んだ彼は、介抱してくれた隣家の真由美に淫らなお願いをするのだった。

【登場人物】

高村圭輔
16歳。高校1年生。母は幼い頃に他界し、父は大型建築専門の建築家で海外赴任しており、2週間前から喫茶店でアルバイトしている。

伊藤真由美
28歳。4年前に見合い結婚した夫は不在がちで上手くいっていない。栗色のセミロングヘアで清楚かつ柔和な雰囲気を持った、若奥様然とした、グラマラスな女性。

西野理彩(りさ)
19歳。圭輔と同じ喫茶店でアルバイトしている大学生。漆黒のロングヘアーで、性に奔放的なイメージの女性だが秘密が有る。真由美と何処となく似た印象。

【展開】

理彩を口説こうとバイト先に押し掛けた大学生を撃退した亮太は、彼女から良い印象を持たれ誘われるままに初体験を迎えます。
ところが次の日に会った彼女は何処かよそよそしい態度になり、亮太は自分が振られたものとがっかりし風邪をひきます。
彼の様子に気付き心配した真由美は看病しますが、清拭されて勃起したペニスを見た彼女の初々しい反応に亮太は獣欲のままに貫き、関係を結ばさせます。
真由美と相思相愛の仲になった亮太は久々に話をする機会があった理彩に弄ばれるのは嫌だと告げますが、そこで彼女の意外な秘密を知る事となります。
亮太と仲直りエッチをした後真由美の存在を聞かされた理彩は彼女と話を付けると意気込み、亮太の自宅に行き彼女と鉢合わせになります。
理彩の挑発に乗った真由美は3Pで決着を付けようと切り出しますが、結局どちらにも絞りきれない亮太の提案で3人仲良く暮らす事となります。

【レビュー】

出だしで理彩に跨がられて初体験を迎える当たりはいつもの甘々路線という印象も、真由美には人格が変わったように強気一辺倒の攻めとなり、
童貞だった亮太のあまりの変貌ぶりにいささか違和感も感じつつも味わいの違う2人を攻略する楽しみが有って良かったです。

理彩は見た目と彼女の抱えている現実にギャップが有り、遊び馴れている筈の彼女が突然よそよそしくなるのは、秘密を知ってからだと納得出来る反応に思えます。
彼女が再登場するのは真由美が「完堕ち」してからで、これまでSだった亮太が一転してM受けに回る所は流れを絶ち切った感もしなくは無いですが、個人的には好みの部分です。

真由美は世間知らずのお嬢様で見合い結婚した夫にもある秘密が有りますが、これは流石に都合が良すぎる感がします。
ウブな反応を見せる彼女に対し亮太は強気に責め立て、夫への操を口にする彼女も徐々に調教され、開発される様がねっちりと描写しており良かったです。

第2章で真奈美が亮太にひたすら責め立てられる場面の終わりで、「2時間近く何度も中出しされ、犯され続けた…」のくだりが有りますが、
以降の秋月作品でも「コンドーム1ダース使い切るまで交わった」などの表現が有り、個人的には取って付けた感がして馴染めない所です。
主人公の性豪ぶりを表現するなら数行で纏めずに、情交描写に散りばめた方が読んでいてエロさを感じられる気がします。

上原稜「隣の女子寮 お嬢様ハーレム」

上原稜「隣の女子寮 お嬢様ハーレム」
(フランス書院文庫、2010年7月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

幼馴染みの美里が上京間近の筈なのに連絡が取れず、その虚を突かれ貴子と初体験をした武彦。
ハプニングで寮母の雪江や貴子の妹の都とも関係し悩みつつも、いよいよ美里ともエッチをする機会が巡って来る。

【登場人物】

葉室武彦
15歳。大学の女子寮の隣に住む高校1年生で陸上部に所属。父親の仕事の都合で東京へ引っ越した。隣人の管理人と顔見知りという事も有り、力仕事など雑用に駆り出されている。

桜町美里
18歳。武彦と幼馴染みで彼が引っ越しする前に告白を受け入れている。大学進学の為女子寮に越して来たが、何かとちやほやされる武彦にやきもきさせられている。

赤羽貴子
24歳。都の実姉で京都出身。陸上経験者だが怪我によりトレーナーを志し、スポーツ医学を学ぶ大学院生。人懐っこい性格でスレンダーな割に豊かなバストの持ち主。

赤羽都
21歳。保母を志し児童心理学を学ぶ大学生。貴子の実妹だが京都出身による周りからの偏見を嫌い、普段は標準語で話す。
スタイルが良くセルフレームの眼鏡を掛けた知的でやや冷たい印象だが、子供に対しては母性的な優しさも見せる女性。

村瀬雪江
34歳。女子寮の寮母を務める未亡人。夫を事故で失っている。年齢に相応しい熟れた体つき。同窓会で知り合った男にしつこく言い寄られており困っている。

【展開】

美里と連絡が取れず悩む武彦はお構い無しに誘惑する貴子に負けて童貞を喪失しますが、直後に美里が進学し寮に入るのを知り罪悪感にさい悩まされます。
雪江や都ともハプニングで関係を持った武彦は久々に出逢った美里にも求めますが、彼女は純愛主義でセックスはおろかキスすら許してもらえません。
悩みを相談され武彦を女装させた貴子はパジャマトークの場で美里の本音を探ろうとしますが、女装がバレつつも2人を結び付ける事に成功します。
その後も貴子・都姉妹と自宅で、雪江・美里とも関係が続き、一応は美里を本妻としつつも関係を清算出来ず5Pとなります。

【レビュー】

ハーレム的な結末を迎えるも、一応は本命を早めに立てて捻った展開を見せる上原作品の得意パターンです。
隣の女子寮と言っても基本的に出入り自由な主人公だと女の園にいる緊張感が薄く、寧ろ寮に住み込みにして日常でのヒロインとのドキドキ感を持たせても良かったのではと思います。

メインの美里は純愛主義の考えを持っていて、当初はキスすら許さない所から一転して積極的になり過ぎた感も有り、熟女要員の雪江と共に今一ピントがずれていたように思います。

相反する性格の貴子と都姉妹は2人揃っての押し掛けエッチの場面がお約束とは言え、京訛りがふんだんに用いられていてバランスも良かったです。

本作はこれまで行き過ぎと思われるヒロインの受精願望描写を抑えており、貴子・都姉妹の掛け合いも程良く個人的には好みに合った作品でした。

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本藤悠「故郷の分校にいた悩ましすぎる女教師」

本藤悠「故郷の分校にいた悩ましすぎる女教師」(フランス書院文庫、2010年6月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

姉の美咲と相思相愛の慎哉は教職を続ける事に自信を無くすが、身体を使った美咲の励ましを受け、教え子の真奈や先輩教師の佑里子の愛情を受け入れ結ばれる。

【登場人物】

高村慎哉
22歳。幼い頃に相次いで両親を失なっており、村長の桐島家で一時期育てられ大学を卒業。文科省のモデル校指定を受けた故郷の分校配属で教鞭を取る事に。
同居中の姉の美咲に対しシスコンじみた愛情を持つ一方で、幼い頃から親しく接して来る真奈に対しては庇護欲を抱いている。

杉山佑里子
27歳。慎哉が勤める分校の先輩教師。ストレートのロングヘアのクールビューティーだが、成績優秀で生真面目な性格の為、男との縁はあまり無かった。
慎哉に興味を持っており表面上は厳しく接する一方で、Hカップの巨乳を寄せてさりげなく誘惑するなど気に掛けている。

桐島真奈
18歳。高校3年生。祖父が村長、父親が国会議員と実力者の家系で、性格優秀で清楚な美少女。
幼い頃に同居していた慎哉に強い思慕を寄せていて、年の差を気にしている彼に苛立ちを感じて突拍子も無い行動に出る事も。Bカップ。処女。

高村美咲
32歳。慎哉の実姉で、分校で美術担当の嘱託教員を勤める陶芸家。独身で処女。周囲に弟への愛情を隠そうとしていないブラコンだが、真奈や佑里子の気持ちを知り弟とくっ付けようとする。処女。

【展開】

真奈の挑発に乗り思わず抱き付き、それを佑里子に見られて叱責され消沈した慎哉は、その晩に美咲に慰められて互いに童貞処女を失ないます。
翌朝美咲から真奈の本意を聞き、放課後の補修で彼女の言いなりになった慎哉は相互オナニーに至るも、乱入して来た佑里子も混ざり高まった2人の潮吹き合戦になります。
真奈の強い想いに敗北を悟り豪雨の中飛び出した佑里子を保護した慎哉は姉の工房に向かい、そこに有る露天風呂や寝室で真奈も加わり4Pに至ります。
夏も近付き花火大会の晩に学校の屋上で3人と仲を深め合った慎哉はある晩に美術室でプロポーズし、1人危険日の佑里子だけアナルに中出しするのでした。

【レビュー】

色々と実験的だった前作と比べ、本作は青年主人公でショタコン作風を弱めており、田舎の分校で彼に想いを寄せる3人のヒロインもバランス良く配置されています。

美咲は相姦に至るまでの苦悩があまり無かったように見えますが、互いに相思相愛で童貞処女を失なう展開は黒本では割と珍しく、それなりに楽しめました。

真奈は清楚な割に、序盤で慎哉にスカートの中を見せながら秘所を弄って挑発したりと突拍子も無い行動を取る事も多く、そのギャップが不自然であまり感情移入出来ませんでした。

佑里子はタイトルからするとメイン格で真奈と一緒のシーンだとややインパクトに欠けますが、真面目な故慎哉との関係を失なうまいと必死になる辺りは呆れつつも笑える部分でした。

如月蓮「未亡人ざかり 甘く不埒なおもてなし」

如月蓮「未亡人ざかり 甘く不埒なおもてなし」(フランス書院文庫、2013年3月、表紙イラスト:野中昇)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

父の四十九日法要を終えた後、裕人は継母の美月に自慰の手伝いをしてもらい更には関係を持つ事に。それを知った叔母の真穂は、自分が美月の代わりになると告げるが…。

【登場人物】

沢井裕人
17歳。受験を控えた高校3年生。2年前に実母を、父を2ヵ月前に亡くしている。成績は中くらいの大人しく繊細な少年。

沢井美月
33歳。裕人の父と結婚して間も無く事故で失なっている。茶道教室を営んでおり、身長158cmの肉付きの良い和服美人。Fカップ。

伊東真穂
38歳。裕人の亡き母の妹で沢井家の隣に住む。7年前に夫を病気で亡くしている。身長155cmと小柄でくっきりした二重の瞳にツンとした鼻でコケティッシュな魅力を感じさせる。Gカップ。

【展開】

裕人が自分のパンティで自慰をしていたのを見付けた美月は彼の求めで手で放出させますが、別の日に体調を崩した彼の求めで裸になりオナニーを見せられます。
昂った美月は思わず浴室で指戯に浸りますがそれを裕人に見られ、1度きりの約束で交わり彼は童貞喪失します。
商店街で所在無さげに佇む裕人を見掛けた真穂は彼の口から事情を聞くと、自分が代わりにと告げ自宅やフィットネスクラブで慰めてあげます。
2人の関係を知った美月は真穂とは逢わない事を条件に秋の推薦受験まで彼に抱かれますが、合格すると我慢出来ずに真穂と関係を再開させます。
真穂との逢瀬に気付いた美月は彼女の家に乱入し見せ付けるようにセックスするも、裕人が真穂との関係を断ち切るまでに至らずに互いの目を盗んで往き来する生活が続きます。

【レビュー】

根強い人気で多数の作品をコンスタントに出し続ける如月蓮さんは黒本では希少な女流作家で、
既に14作品目となると「自分の型」を持っていて、久しぶりに作品を読みましたが極めて現実的で堅実な作りだなというのが個人的な印象です。
例えば主人公を取り上げるなら特別性豪だという訳では無く、1回の情交場面で射精は2~3回程度に纏めています。
誘惑作品を読んでいて一体何回目の射精だよと突っ込みを入れてしまう作品がたまに有りますから、2~3回は常識の範囲内でしょう。
後はヒロインが複数出て来ますが互いの「嫉妬」をしっかりと動機に盛り込み描写していますが、この辺りは女性らしい細やかな心配りだと思います。
地味な作りだけど、コスプレと言えば裸エプロン、台所なら食材を使った責めを盛り込んだりと、展開がベタなのも特徴的です。

美月は結婚して日も浅い内に敏感な年頃の裕人と2人きりにされ彼の対応に苦慮していて、1度きりと約束しつつ次第に手コキ、セックスとエスカレートし、
真穂との関係を知った後で踏ん切りを付けるまでの心理的な変化が良く描けています。

真穂は美月への嫉妬から自分が代わりにと言いつつ、初めから全て許す訳では無く段階を踏んでいる点が如月ヒロインらしい所で、
それでもフィットネスクラブで互いに汗まみれになった後の情交描写などお約束的な一工夫がなされています。

上原稜「お姉さんvs.未亡人母娘 世界でいちばん淫らな隣人」

上原稜「お姉さんvs.未亡人母娘 世界でいちばん淫らな隣人」
(フランス書院文庫、2010年3月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

隣家の志穂子に強く惹かれる総一郎は酔った勢いも有り、彼女と結ばれる。その関係に気付いた実姉の京香や、総一郎に片想いしていた理英も加わり三つ巴の奪い合いとなる。

【登場人物】

真田総一郎
16歳。高校1年生。翻訳家の父親は海外に住んでおり、京香と2人暮らし。剣道部で全国トップの成績をあげている。

真田京香
24歳。総一郎の実姉。ワインの輸入販売会社に勤めている。日本人離れした顔立ちとグラマラスな体つきの女性。

一宮志穂子
37歳。総一郎の隣室に住むマンションのオーナーで酒屋を営んでいる。夫は理英が生まれて間も無く事故死している。清楚で程よく熟れた体つき。若い男の匂いに反応しやすい体質。

一宮理英
17歳。高校2年生。志穂子の娘。お嬢様学校に通い、シャープな顔立ちで一見深窓のお嬢様然とした近寄りがたい雰囲気だが、素顔は男っぽく大らかな性格。

【展開】

志穂子の誘いで一緒に食事し泥酔した総一郎は、彼の匂いに堪らなくなった彼女に誘惑されそのまま関係に至ります。
総一郎は彼女と公園のトイレで逢瀬を重ねるも京香に知られ、志穂子と別れる代わりに姉と関係を持つ事になります。
京香の不在の折に志穂子に実家への旅行に誘われた総一郎は同行した理英とも結ばれますが、それも京香に知られて結局三つ巴の取り合いになります。
総一郎の志穂子への想いの強さを知った京香や理英は、取り敢えず祝福しつつも4人での関係を続けます。

【レビュー】

メインは志穂子ですが京香や理英も負けじと総一郎への想いをアピールするかのように、明け透けとも思える程淫語を連発しています。

志穂子は特異な体質で総一郎の匂いに反応して淫らになりますが、幼い頃から彼の面倒を見て来た年上女性としての描写に乏しく、単に駄々っ娘のように感じました。

京香はワインの酔いを利用した初めての誘惑描写は彼女のS性を見せた責めも有り楽しめましたが、他の2人との奪い合いでのリアクションは他者との変化があまり感じられませんでした。

理英はお嬢様学校に通いつつ男っぽい性格と有りますが、初体験が母親の手解きを受けながらのものだったので、関係を持った後に女らしくなるギャップを味わう機会が少なかったです。

上原作品の特徴で有るややファンタジーめいた登場人物の言動とそれに伴う軽さは人気だとは思いますが、そろそろ深みの有る表現も見てみたい気がします。

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秋月耕太「ママの妹・ママの友達」

秋月耕太「ママの妹・ママの友達」(フランス書院文庫、2009年10月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

両親を亡くした亮太は同居している叔母の理央に告白するが、相姦を犯す事に躊躇した彼女はそれを拒絶する。
失意の余り家出した彼は亡き母の親友で有る美恵子の元へ飛び込み、筆下ろししてもらう。それを知った理央は甥との関係を決意する。

【登場人物】

小宮亮太
16歳。高校1年生。4年前に両親を事故で失い、叔母の理央に引き取られた。小柄で童顔で童貞。

杉原理央
27歳。亮太の母の妹。一流企業に勤めるキャリアウーマン。スタイル抜群で、栗色のショートヘアーの人目を引く美女。

飯田恵美子
36歳。亮太の亡き母の親友。3年前から単身赴任中の夫とは実質離婚状態に有る。デザイン会社の社長。母性的な柔らかな雰囲気を身にまとったグラマラスな美女。

【展開】

酔った理央は亮太に介抱をしてもらう内に悪戯心から彼のペニスを慰めてあげますが、本気になり告白した亮太には夢の中の事だから忘れるように告げます。
亮太は恵美子の家で理央との事情を話し手や口で慰めてもらいますが、理央から恋人の存在を仄めかされるといたたまれずに家出します。
恵美子は自分の元へやって来た亮太の傷心を知り、筆下ろしをし朝まで彼の性欲に身を任せます。
一方亮太と距離を置いた理央は偶然覗いた彼の携帯のメール履歴から恵美子との関係を知り逆上し、亮太を問い詰め騎乗位でのし掛かります。
彼が自分に無い母性を美恵子に求めていると知った理央は一計を案じ亮太を使い彼女を呼び出し、関係を続けるよう説得すると美恵子も加え3Pとなります。

【レビュー】

前作から休養期間を置いた本作では今までの甘々テイストは残しつつも、ヒロイン同士の嫉妬など心理描写を随所に盛り込んでおり良い方向に進化したと思います。

例えば理央なら相姦の罪を犯すまいと恋人が出来たと嘘をついたり、逆に亮太が恵美子と付き合っていると知って逆上したりと葛藤する様子が描かれ、
恵美子に付いては初めはゴム付きで交わっていたのに彼の獣欲に流され中出しを許したりと効果的に心理描写を用いています。
従来だとメインヒロインは最初エッチは出来ないの一点ばりで、対抗ヒロインとの関係を知ってエッチし、
何となく3人でという違和感の有る展開で済ませていた所が改善されたように思います。

官能描写は相変わらず濃厚で、逆上した理央がSになり亮太を言葉責めにするシーンや、仮性のペニスの初剥きに拘ったりするなどショタコン的なお約束の描写も有ります。

上原稜「隣家(となり)の四姉妹 」

上原稜「隣家(となり)の四姉妹」
(フランス書院文庫、2009年7月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

隣に住む1つ上の夏実を想いつつ、その姉の涼子と隷属的な関係を続ける優弥。いずみや夏実、更には長姉の真弓とも関係を持った優弥が下した決断とは…。

【登場人物】

水野優弥
17歳。高校2年生。考古学者の両親は遺跡発掘の為、彼ひとり国内に残したまま海外に住んでいる。小学6年生の時に涼子の主導で童貞喪失した。

西園真弓
36歳。西園家の長女。家事手伝い。両親は2年前に事故死しており、その頃に丁度子供が出来ないのを苦に前夫と離婚している。

西園涼子
28歳。西園家の次女。173cmと長身で背中まで有る長い髪に大人びた顔立ちの女性。外資系企業で課長職に就いている。幼い頃から優弥に隷属的な愛情を押し付けている。Gカップ。

西園いずみ
21歳。西園家の三女。ファッションモデルも務める大学3年生。やや甘ったれた口調が特徴。Eカップ。

西園夏実
18歳。西園家の四女で高校3年生。優弥と1つ違いで最も強く想いを寄せている。美人だが真面目で周囲からは近寄りがたいと見られている。処女。

【展開】

いずみは優弥を使いレズっ気の有る友人から逃れようと恋人に扮した勢いで関係を結ぶも、優弥はこれをきっかけに夏実への想いを強くします。
涼子に関係の終わりを告げるも、たちまち自堕落に陥った彼女を優弥は見捨てられず、一転して甘える態度を見せる涼子と再び結ばれます。
杓子定規な女の子から脱皮しようと髪を染めて化粧しイメチェンをした夏実は学校で風紀担当の教師に目を付けられ、それを助けてくれた優弥と結ばれます。
更に前夫と子供が出来ず離婚に追い込まれた真弓から女として機能するか確かめて欲しいと頼まれた優弥は彼女と関係を持つも、四姉妹が集まった場で夏実と付き合う事を宣言します。
しかし全員と関係した事を知った四姉妹は、優弥の妻になる事を誓い、聖夜にウェディング姿で5Pとなります。

【レビュー】

本作は四姉妹が隣家に住むという点を除けばデビュー作とよく似た設定と感じさせますが、展開は一歩踏み込んで作者の美少女文庫での作品に近付けています。

各ヒロインの攻略に1章ずつ割いておりそれぞれに個性的なドラマ要素を盛り込んでいますが、その為か序盤で出て来たいずみは最後まで放ったらかしになります。
このドラマ要素もやややり過ぎの感が強く、涼子の女王様ぶりがデレに転じたのは効果的と感じた位で他は馴染めませんでした。

終盤での聖夜の5P、優弥が大学進学を果たした時のエピローグは又かと思うような展開ですが、読んでいて気になった点が有ります。
私自身の読み落としかもしれませんが、聖夜の5Pでは涼子が妊娠していた筈が、エピローグでは妊娠しているのは真弓だけとなっています。
優弥が大学生になるまでの1年余りの間で涼子が出産しているにしては、子供に関する描写も無いのは却って不自然に思えるのですが…。

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上原稜「トリプル個人教授 兄嫁、姉、そして新任女教師と…」

上原稜「トリプル個人教授 兄嫁、姉、そして新任女教師と…」
(フランス書院文庫、2009年4月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

兄の死去に伴い老舗旅館を営む実家に戻って来た亮介。旅館の後継者に相応しい教育をと考えた姉の朝香と兄嫁の紗奈江は、体を張った個人授業を行う事に。

【登場人物】

神谷亮介
16歳。高校1年生。兄の死去に伴い、老舗旅館を営む実家に朝香と共に戻って来た。

神谷紗奈江
36歳。亮介の兄嫁に当たる、気品を感じさせる女性。夫は半年前に事故死している。100cmを超えるHカップ。

神谷朝香
28歳。亮介の実姉。エキゾチックな顔立ちに肩に掛かるセミロングの髪。亮介の将来を思い東京で2人で暮らしていたが、兄の死去に伴い実家に戻って来た。亮介に関してやや過保護な面が見られる。

榊水穂
23歳。亮介の担任で数学を担当する教師。王子様のようなサバサバした性格と、ショートヘアに中性的な顔立ちにそれに反したグラマラスで女性らしい肢体。処女。

【展開】

亮介を思う余りに性教育を提案して来た朝香の話に乗った紗奈江は、深夜に部屋を訪れた亮介を女に慣れる為の合宿だと誘惑し素股で絶頂に追い込みます。
紗奈江の性合宿は7日目で筆下ろしという結末を迎えるも、同じように自分が筆下ろししようと考えていた朝香がそれを知り押し倒すように弟と関係を結びます。
一旦は関係の終わりを告げた紗奈江とも関係が復活し、毎晩2人に搾られ悩む亮介の相談に乗った水穂は初めてのエッチに緊張しつつも処女を捧げます。
暫くして2人の関係は紗奈江と朝香に露呈し、3人揃って亮介を愛する事を誓います。

【レビュー】

田舎の老舗旅館を舞台にタイトルの通り、年上ヒロインが主人公に手解きをしてあげるという展開ですが、その企みを知った時点から流れに馴染めませんでした。

主人公には作中に兄嫁や実姉と関係を続ける事に戸惑いを感じる描写が有り、これが水穂との関係に至るきっかけにもなりますが、
ヒロイン2人にはそうした描写が有っても言葉が上滑りしているようにしか見えず、感情移入出来ませんでした。

水穂は王子様と呼ばれる凛々しい女性が年下の主人公に恋愛感情を覚え、少女のように恥じらいつつも貪欲に性を求めるギャップが良かったです。

最終章で3人同時に「ある事」を迎える事になり、同様の結末となった山口陽さんの別の作品でも述べましたが、こういう手法は個人的には好きでは有りません。
エロゲーでは有りがちなテイストをそのまま持って来たように思いますが、果たして黒本の読者層にはどう映ったのでしょうか…?

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上原稜「僕と四人の女教師 未亡人・人妻・独身・新任先生 」

上原稜「僕と四人の女教師 未亡人・人妻・独身・新任先生」
(フランス書院文庫、2008年12月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

隣人の桜子に想いを寄せる一樹は彼女の弱い面を知り関係を結ぶが、彼の周辺にいた他の女教師とも相次いで関係を持つ事に。

【登場人物】

篠原一樹
16歳。高校1年生だが、陸上部で短距離走の有力選手に挙げられている。両親は海外赴任により独り暮らし。童貞。

樋口桜子
27歳。一樹の隣に住む現代文担当の教師。女子大生を思わせる若々しさに慈愛に満ちた美貌を持つ。3年前に夫と結婚したが、単身赴任の為別居生活が続いている。100cmを超えるバストの持ち主。

立花夏紀
27歳。女子陸上部の顧問教師。一樹より背が高く、ショートカットが似合うシャープな体型の女性。桜子とは幼馴染み。独身で男性経験は有る。

遠野紫織
36歳。学年主任。セミロングの髪に銀縁眼鏡をしていて厳格な性格の女性。一樹の母親の妹で夫を病気で亡くしている。小玉スイカ位の豊かなバストの持ち主。

吉野阿耶香
24歳。中途採用で赴任して来た新任教師。日英のハーフで瑠璃色の瞳に金髪と目立つ容貌。一樹と幼馴染み。処女。

【展開】

一樹の汗の臭いが染み付いたウェアをオカズに自慰に浸る桜子の様子を覗いて興奮し寝不足の一樹は、異変に気付いた夏紀に倉庫でフェラチオされ立て続けに射精に導かれます。
その帰りに電話で夫と口論する桜子と出会い彼女の部屋に連れ込まれ結ばれますが、彼女は初体験で熱を上げているだけだと諭し彼の告白を拒絶します。
彼女にフラれたと誤解した一樹は押し掛け同居生活を始めた亜耶香や、叔母の紫織、2人との3Pを知った夏紀から相次いで誘惑され関係を結びます。
一樹を見かねた夏紀はラブホテルに連れ込むと見せかけて後を追って来た桜子に本音を言わせる事に成功し、2人で代わる代わる一樹に貫かれます。
一樹に想いを寄せる4人は彼の自宅に集まり、桜子との純愛を貫けるか試すという口実で5Pに至ります。

【レビュー】

人妻で隣人、独身の顧問教師、未亡人叔母、幼馴染みの処女とそれぞれに年齢や趣向も違う4人の女教師が、主人公との複雑な関係を踏まえつつ結ばれます。

夏紀は桜子と幼馴染みという関係を踏まえて自ら積極的に動く役割を演じ、主人公や他のヒロインのお尻に手を出すなどノリノリな一方で、
いざ自分が一樹を受け入れる時になると柄にも無く恥じるリアクションが可愛らしく感じました。

幼馴染みで主人公に処女を捧げる亜耶香と叔母の紫織に付いては後付けの印象が強く、夏紀の存在も含めてメインの桜子は喰われてしまった感が有ります。

ヒロイン多数の作品は、個別に攻略→3P→全員でハーレムとなってしまうお約束の展開になるのは否めませんが、
それでも主人公が本命の桜子を選ぶという結論に導いたのは好感が持てます。

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秋月耕太「二人のお姉さん【甘く危険なお願い】」

秋月耕太「二人のお姉さん【甘く危険なお願い】」(フランス書院文庫、2007年8月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

密かに相思相愛ながらもなかなか一歩踏み出せずにいる和宏と万里の姉弟。
悩みを打ち明けた和宏は、舞に性の手解きをしてもらい勇気付けてくれる。
その甲斐も有り姉弟は結ばれる一方、和宏が好きだった舞は身を退こうとするが…。

【登場人物】

藤原和宏
16歳。万里の弟で高校1年生。図書委員を務める。万里に強い想いを抱いている。童貞。

藤原万里
21歳。和宏の姉で総合病院の看護婦を務める。漆黒のロングヘアーで、優しい雰囲気を身にまとった清楚な美女。バストは90cmを超える。
10年前に両親を交通事故で失い、持ち家と保険金により金銭的な心配は無かったが、頼れる親戚が居ない為姉弟で生きて来た。

北条舞
27歳。和宏の担任で英語教師、図書委員会の顧問を務める。面倒見が良く栗色のショートヘアで、かっこいいお姉さん風の女性。身長は170cm近くでバストは90cmは有る巨乳。

【展開】

眠る和宏の部屋へ夜這いを掛けシックスナインで絶頂する万里。一方の和宏も毎日彼女の下着を盗みそこへたぎる想いを吐き出していました。
ある日舞の頼みで図書室の整理を手伝っていた和宏は彼女に姉への想いを相談すると、舞は勇気付けにと手や口で射精させます。
その晩万里に告白した和宏は本番以外ならと毎晩口や胸を使って射精させてくれるようになりますが、それを聞いた舞は彼をデートに連れ出しセックスへ誘います。
翌朝車に轢かれ万里の勤める病院に入院した和宏は万里に告白され、夜の病室でナース姿の彼女と結ばれますがそれを知った舞は自らの境遇を話し身を引こうとします。
和宏から舞の話を聞いた万里は姉同士感じる所が有ったのか、彼女を呼び出すと彼の恋人として一緒に愛して欲しいと話し、舞も承諾して3人で交わります。

【レビュー】

初期の秋月耕太作品は主人公が割と幼く、ややショタコン気味の愛し方をするヒロインが主導権を取る展開が多く見られます。
本作では女教師の舞がその役割を担い、主人公に淫語を囁きながらローションで手コキをしたり、四つん這いにさせて後ろの穴を舐めながら弄ったりします。
単にこれだけだと舞は淫乱なだけになりますが、彼女もかつて和宏や万里と同じ境遇に有り、それを成就させたいという背景を知れば見方が変わって来ます。

一方万里は出だしから和宏に夜這いを掛けたり、本番以外ならと口や胸でしてあげたりとあまり禁忌を感じさせませんが、彼が事故に遭う事で積極的になり、
終盤に掛けて舞を仲間に引き込もうとしたり、より淫らになっていく当たりは良かったです。

4作品目を出してこの作風が板に付いて来たなと思ったのですが、この後暫く作者の新刊は出されなくなります。
今思えば次のステップに上がる為の充電期間という事だったのでしょうか。2年2ヵ月の沈黙の後に新作が出る事になります。

芳川葵「隣の美母娘 ~女子高生彼女と禁断のカノ母~」

芳川葵「隣の美母娘 ~女子高生彼女と禁断のカノ母~」(リアルドリーム文庫、2013年11月、イラスト:阿川椋)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

直樹は隣人で憧れの幼なじみの美穂子に告白し付き合う事になったが、彼女の母の祥子より受験生の彼女の為にエッチは控えてもらう代わりに甘い提案をされるが…。

【登場人物】

笠原直樹
図書委員を務める高校1年生。母親を亡くし、父は海外出張中で不在。真面目で受け身的な性格の少年で幼い頃から隣人の美穂子に好意を持っている。

山室美穂子
高校3年生。直樹の家の隣に住む幼なじみで、卵形で清楚な顔立ちと抜群のスタイルを持つ。Fカップ。明るく心優しいが、気心の知れた直樹に対しては悪戯っぽくからかう事も。処女。

山室祥子
38歳。美穂子の母親で直樹とは家族ぐるみの付き合い。夫は単身赴任中で不在。丸みを帯びた瓜実顔でHカップでグラマラスな女性。母性的な優しさを持ち、娘と直樹の交際を温かく見守る。

【展開】

美穂子と一緒に下校した直樹は彼女の挑発的な発言に思わず告白する事となり、
週末に始めてのデートの後、自宅で直樹は美穂子とキスを交わし、彼女の魅力的な下着姿を見ながら口で慰めてもらいます。
彼女の不在の日に山室家へ呼ばれた直樹は、祥子から交際は認めるがエッチは求めないよう釘を刺されつつ、彼女の代わりにと祥子に筆下ろしされます。
美穂子に誘われ、祥子の言い付けを守ろうと葛藤する直樹ですが、次のデートの帰りに山室家で美穂子に求められ純潔を捧げられます。
美穂子と関係した事を素直に祥子に告白した後浴室でエッチする直樹ですが、美穂子に見られてしまい気まずい雰囲気になります。
四日後美穂子に謝罪してデートに誘った直樹は仲直りし、翌日美穂子の提案で彼女の前で祥子とけじめのセックスをする事になりますが、それにあてられた彼女も参戦し3Pとなります。

【レビュー】

前作から僅か2ヵ月の間隔で出版された本作は、タイトルの通り母娘丼で情交描写は母娘ともほぼ同じ割合ですが、
展開を見ると分かる通り主人公と美穂子の高校生カップルに祥子が絡む流れで、美穂子に重きを置かれていると思います。

美穂子は成績優秀で弟のような主人公との関係が恋人へ変わりつつ、性に興味津々な様子で次第にエッチになっていくのは良かったと思います。

祥子は従来の芳川作品なら主人公を思いっきり甘えさせてあげるタイプでしょうが、本作では娘を思い主人公を手解きしてあげる存在に留まっています。

全体的に至ってシンプルで堅実な作風で、母娘ともに巨乳で有る事から芳川作品お馴染みのパイズリ描写もしっかり盛り込まれており、納得の安心感が有ります。

秋月耕太「最高の年上誘惑レッスン ママと叔母とピアノの先生」

秋月耕太「最高の年上誘惑レッスン ママと叔母とピアノの先生」(フランス書院文庫、2007年3月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

母でピアニストの詩織が海外公演で1ヵ月留守にする事となり、悠人は慶子の家で暮らす事になった。
元気のない悠人を弥生が慰め、不審に思った慶子も対抗し、帰国した慶子とも一線を越える。

【登場人物】

早坂悠人
14歳。中学2年生。詩織の息子。華奢で幼げな容貌で、ピアニストを目指して詩織や弥生からレッスンを受けている。精通を迎えたばかり。童貞。

早坂詩織
36歳。悠人の母親。結婚して2年目で夫を亡くした。育児の為休業していたピアニストの仕事を再開した。全体的にうっすらと脂の乗った女盛りのグラマラスな美女。

倉橋弥生
28歳。詩織の友人でピアニスト。音大卒業後に年上の教授と結婚したが、翌年に夫が病死した。母性本能が強く、常に穏やかな面持ちの瓜実顔の清楚な美女。

慶子
32歳。詩織の妹でファッションデザイナー。栗色のウェーブヘアーで彫りの深い容貌をした、妖艶な色香を漂わせている。バスト95cmを超える巨乳。

【展開】

出国前夜に詩織に求められ一緒にベッドに寝た悠人は彼女に反応し、それを知った詩織が手コキしてあげます。
母の代わりにと手や口で慰めてくれた弥生に想いを寄せる悠人の様子に不審を抱いた慶子は、弥生への嫉妬から彼と結ばれる事を決心ます。
翌朝理性を取り戻し忘れるようにと慶子に告げられ消沈した悠人を見た弥生は、浴室でソーププレイに誘い関係を結びます。
慶子の部屋を訪れ、彼女の前で挑発的な態度を取る弥生の真意を知った慶子は再び悠人を受け入れ、帰国した詩織を説得して悠人に抱かれる事を決心させます。

【レビュー】

序盤と終わりで実母の詩織も出て来てはいますが、主軸は慶子と弥生の2人です。

慶子は弥生への嫉妬から一旦は関係したものの相姦を犯した意識から突き放すも、彼女から挑発されて再び関係を受け入れるまでの葛藤がよく描かれています。
特徴的なのは主人公の事を一貫して「坊や」呼ばわりしますが、名前で呼ばれないのもある種の背徳感も有るでしょうが、好みによると思います。

一方の弥生は「です」「ます」の口調で清楚なイメージを保ちつつ、慶子に対しての嫉妬から浴室でマットプレイに至る大胆さに少々戸惑いも有りましたが、
悠人に「お仕置き」と称し、シックスナインから変型し彼の後ろの穴を舐めながら豊乳で挟み絶頂に追い込む暴走っぷりは非常に楽しめました。

弥生のインパクトの強さからすると詩織は取って付けた感が有り、相姦に至る葛藤などは慶子とダブってしまうので、どちらか1人に纏めて弥生との3Pを充実させても良かったのかなと思います。

秋月耕太「危険な訪問者 未亡人叔母の部屋」

秋月耕太「危険な訪問者 未亡人叔母の部屋」(フランス書院文庫、2006年10月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

母の優子に毎日何回も性処理してもらう関係に有る恵太。そこへ夫を亡くし塞ぎ込んだ生活を送っていた雪乃が同居する事になり、彼女と結ばれた恵太を祝福しつつ優子もその関係に加わる。

【登場人物】

朝倉恵太
15歳。中学3年生。優子の息子。童顔で未発達な体躯で小学生にしか見えないが、精力はずば抜けている。かつては病弱で療養も兼ねて田舎に移り住んだ。

朝倉優子
35歳。恵太の母親。夫は10年前に事故死し、保険金で生活している。きめ細かい白い肌で、大人の色香を滲ませており、98cmのHカップ。

間宮雪乃
28歳。優子の実妹で恵太の叔母。夫は1年前に過労死した。かつては小学校の教員だったが、恵太の通う分校に勤める予定。気品が有って穏やかな雰囲気で、優しい瓜実顔の女性。Hカップ。

【展開】

優子に毎日何回も性処理してもらう仲になっている恵太は、叔母の雪乃と同居生活を始めると聞き喜びますが、彼女の目を気にしつつも関係を続けます。
普段から母子の親密過ぎる関係を疑いながらも、恵太に求められた雪乃は手や口で射精させてあげますが、
ある日母子と海水浴へ出掛けた彼女は岩陰で素股をする2人を見て本番に及んでいると誤解します。
翌日学校の保健室で関係を問い詰めた雪乃に対し、恵太は彼女への想いを告白し結ばれます。夕方帰宅した2人を見て優子は満足し、その晩に恵太と結ばれます。
翌日セックス中に姉に関係を知られた雪乃は謝罪しますが、優子は怒るどころか3人での関係を提案し、浴室に向かい風俗プレイに及びます。

【レビュー】

恵太は精神的に幼く独り善がりな言動が見られる反面、精力は絶倫というアンバランスな所が少々不気味さを感じましたが、女性陣の魅力でカバー出来ています。

雪乃は常識的とは言い難いほど親密な母子の関係に感化され、無垢な恵太の告白を受け入れます。貞淑な彼女が彼の為に過激になっていく様はなかなか良かったです。

優子は1年前まではエッチな事はしなかったというのが信じられない程出だしから暴走しており、タイトルの「危険な」は彼女に付けた方が良さそうです。

良くも悪くも前作を順進化させた作品ですが、始めから優子とは親密な関係にしてプロセスを省略した分最後の3P描写に割くだけの量が味わえたのは良かったです。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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