FC2ブログ

宮坂景斗「専属、奴隷メイド 女教師と同級生」

宮坂景斗「専属、奴隷メイド 女教師と同級生」
(フランス書院文庫、2018年3月、表紙イラスト:赤尾真代)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

夫がギャンブルにのめり込んだ果てに蒸発し、残された遼子は娘の美沙ともども教え子の晃によって借金の肩代わりとして専属メイドとして屋敷で働かされることになる。高校教師の遼子は教え子として、美沙は好きになれない同級生として晃を見ていただけに立場の変化に戸惑いつつも、次第に晃によって快楽を教え込まれていき…。


【登場人物】

藤倉晃
私立高校に通う少年。両親は既に他界しているが、残された資産を元手に投資で稼ぎ悠々自適な生活を送っている。容姿も良く学年トップの成績を収めているものの、性的には歪んだ趣向の持ち主で遠野母娘を手中にせんと策略を練り、蒸発した夫の借金を肩代わりする代わりに二人をメイドとして屋敷に住まわせることに。性的経験豊富で巨根、精力溢れるハイスペックな持ち主。

遠野遼子
38歳。娘の美沙や晃が通う私立高校の英語教師。会社員で真面目な夫がギャンブルにのめり込み蒸発してしまい、晃によって性的なメイドとなることと代償に屋敷で暮らすことになる。セミロングの艶やかな黒髪でいかにも女教師然とした美女で、Hカップのバストと欲情をそそる身体付き。

遠野美沙
晃と同学年の女子高生で成績優秀だがいつも晃の二番手というポジション。10代前半から成長し続けているGカップの胸やスタイルの良さは自他とも認めるところで、サッカー部のエースと付き合っているが、性的な経験はない。独特の雰囲気を持つ晃とは基本的にそりが合わず、当初は犯されるという立場を貫こうとする。


【展開】

仕事を終えて藤倉家の別棟に宛がわれた部屋に戻った遼子は、シャワーを浴びる間も与えられず「ご主人様」である晃の好みであるロングスカートのメイド服に着替えると、タイミングの悪いことに娘の美沙が帰宅して来たばかりであった。娘の言わんとすることが分かるだけに早々に晃の部屋に向かうと、いつものようにガーターベルトを着けたストッキングの脚を誉められた後で「奉仕しろ」と命じられる。竿だけでなく肉珠まで舐めてあげると少年は嬉しそうで、騎乗位で跨がるものの遼子自身経験不足なのもあり、一応は射精してくれるが…。物足りないようで晃が腰を繰り出すと言葉で散々なぶられながらも、絶頂に達して濃厚な子胤を子宮まで吐き出されてしまう。

荒淫で疲れ気味の母に代わり今日は美沙が乳間奉仕するが、同好の少年とのマトモではないやり取りにおぞましいものを感じる。仮に父親の借金のカタで愚連隊に拉致されていたとしたら、こんなものでは済まなかっただろうと晃に恩着せがましく言われては、パイズリ射精も甘受する他に無い。しかし晃は奉仕が下手だと言わんばかりでならば遼子を呼ぶまでだとにべもなく、美沙は母を楽にしたい一心で処女をあげるからと告げる。催淫ローションを使われ陰核舐め絶頂すると、巨根を挿入され中出しを受けるが、底無しの晃の性欲は想像以上で日が暮れる頃まで犯され続ける。晃は美沙の恋人に嫉妬しているようで、執拗に寝取ることを繰り返し告げるのだった。

遼子の夫の借金を肩代わりした分だけ専属メイドとして働く契約だったが、契約期限も近付いたある日晃は授業をサボらせて遼子に視聴覚室に来るように告げると、午前中に溜まった精を処理するように命じる。シックスナインで直穿きにしていたストッキングを破り秘所をクンニされては遼子が先に達してしまい、ならば着衣したままでと騎乗位で交わるが、晃から契約に関して告げられると遼子はもう晃の巨根無しでは耐えられないと本音を打ち明けてしまう。今までは避妊薬を飲んでの性交だったが自分の子を孕んでくれと言われて、遼子はもう蒸発した夫のことなど忘れたかのように性悦に溺れていく。

一方美沙は当初から彼氏との付き合いを容認されており、今晩は彼氏との初夜でホテルにやって来たが、自分が処女のはずなのに気遣うでもなくおざなりな愛撫にせっかちな挿入に不満を抱く。挙げ句に晃より二回り小さいぺニスに挿入感も快楽も無いままで愕然とし、既に自分は晃に慣らされたのだと気付くが、そんななか晃は一向に自分へ手を出そうとはしない。オナニーで慰めているとやっと晃の呼び出しを受けるが、見られると遼子が感じるからとギャラリー扱いされ、とうとう美沙から挿入を求めてしまう。母娘ともども晃の専属奴隷メイドに堕ちた瞬間であった。


【レビュー】

ギャンブルにのめり込み蒸発した男が残した借金を肩代わりするのと引き換えに、資産家の主人公がその妻である【遼子】(38歳の高校教師)と娘の【美沙】(主人公と同い年で遼子が務める高校の生徒)をメイドとして屋敷に住まわせることを提案する。(母娘とも平均を遥かに上回る豊かな胸乳の持ち主である)元より母娘を手元に置きたいと用意周到に家庭を崩壊させ、牡として優れた持ち主の主人公がメロメロにさせていくという展開自体は、近年のフランス書院文庫で「凌辱作風」と謳う売れ筋の作品と特に違いはない。独特の硬質な文体で綴られているのはこの作者特有のもので、読んでいてやや回りくどさを感じさせるものの、「嫌だと思っていた男にメイドとして躾けられる」という設定は割とTL作品に近いように思われる。

真面目な夫に裏切られ身売りされかねない状況を救ってくれたのもあり、始めから主人公に性的なメイドとして躾けられていくのが遼子で、娘の純潔を守るためという建前もあって性交に溺れていってしまう。女教師なだけに学校の授業を抜け出しての交わりもある。同時進行で娘の美沙も主人公への奉仕を強制されるが、普段の生活は保証され付き合っている恋人もいるし、美沙の提案で毎夜「犯される」母の負担を減らすために自ら純潔を捧げる展開である。(彼氏との初夜で主人公とを比較し物足りない…と思わせる場面もお約束である)

母娘でアプローチこそ異なるものの、主人公からすれば歪んだ形ながらも愛情を示しており、本作では母娘を縛ったり叩いたりするなどの暴虐性は皆無である。後ろの穴にすら興味を持たないのも近年では珍しいかもしれない。一応文中では「犯す」などの凌辱的な表現が多用されているが、全体的に見れば甘いテイストの印象の方が強い。ならばいっそのこと誘惑作風にチャレンジしても…とは思うが、デビュー当時からの作者の趣向からすればあくまでも凌辱的な路線でいくということなのかもしれない。

続きを読む

小日向諒氏からのお知らせ

昨日6月9日に衝撃的なお知らせがございました。

フランス書院側との取引停止ということで、残念ですの一言しかありません。

これまで小日向諒さんとして、更に本日始めて知りましたが宮坂景斗さんとしても、数々の良作を提供していただきました。
全作品持っているだけに、これからも手元に残し読み続けたいと思います。

黒本の愛読者の一人として、ありがとうございましたと述べさせていただきます。










※本日より「小日向諒(宮坂景斗)作品」とカテゴリー変更させていただきます。3月発売であった宮坂さんの新刊に付いては、Amazonレビューのみですが、近日中に完成版を出したいと考えています。

※小日向諒さんよりブログのリンクをいただきました。ありがとうございます。こちらも相互リンクさせていただきます。

こひなた日和(官能小説家・小日向諒さん)

続きを読む

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」

小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」
(フランス書院文庫、2015年2月、表紙イラスト:醍醐芳晴)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年11月15日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

僕の新生活 おばさまと二人の美娘と
小日向 諒
フランス書院
2015-08-25




【あらすじ】

高校に通う薫は両親の海外赴任に伴い、母親の友人である沙苗が管理するマンションで独り暮らしを始める事になった。母娘が自分に好意を抱く理由が自らの中性的な容姿にあると知りつつも、次第に獣欲を隠し切れなくなり沙苗と関係を持ってしまう。


【登場人物】

如月薫
斎美市立高校2年生の16歳。父親の海外転勤で母親も付き添って行った為、沙苗の管理するマンションで独り暮らしを始めて間もない。身長は165㎝を越える程度で華奢な体格な上に、一見すると少女と見紛うような愛らしい容貌のために、女子に間違えられることもしばしば。生徒会の会計を務める真面目な少年だが、中学の時に告白された少女二人と性体験を果たしているが、持ち前の精力旺盛で巨根なのが裏目に出て上手くいかずそれ以来彼女はいない。

久瀬沙苗
38歳。薫の母親の旧友で薫より頭一つ背が低くほんわかした雰囲気を持つ女性。巨乳。大地主である久瀬家に嫁いだものの、10年前に夫と死別し女手一つで娘2人を育てて来た。性的には渇望しているが、社会的立場もあり他に男を作る訳にいかず悶々とする日々を送る。見た目が非常に若く20代後半を思わせる。

久瀬菜央美
今春大学に入学したばかりの19歳。地元で名門とされるお嬢様学校の慶徳女子学院出身。可愛いものに目がなく同性を含め性交渉もあったが、薫に対しても同じように愛玩し、ある事件をきっかけに倒錯した趣味を剥き出しにする。170㎝近い長身だが母親と同様に巨乳で、そのスタイルの良さに嫌みのないほどの自信を持ち、モデルのバイトをしている。

久瀬結花
高校3年生の17歳。薫が通う高校で生徒会長に就き、幼馴染みである副会長の東堂龍成(建設会社の御曹司)と表面上は恋人関係だと公言するが…。薫に対してはほのかに恋心を抱くも、彼が龍成に片想いしているのでは誤解し素直に口に出せずにいる。(龍成は同姓愛者だが女子に告白されて辟易し、その隠れ蓑として結花に頼んで偽装してもらっている。)Cカップで母姉にコンプレックスを抱く処女。


【展開】

沙苗の管理するマンションに引っ越して来た翌朝、久瀬家の前で結花を待っていた薫は当主の沙苗の可憐さに目を奪われていると、そこへ菜央美が車を唸らせて近付いて来て少年を抱き寄せ愛玩し始める。時間ではと沙苗に促され菜央美が慌ただしく立ち去るとそこへ結花がやって来て、姉に何かされなかったかと訝しげな表情を浮かべながら問われるが、結花に畏敬の念を抱く薫はひたすら彼女の挙動に見とれるだけである。結花は新しい通学路を教える為に薫を学校まで連れていってくれることになったのだが、その途中で龍成とバッタリ出会し何故制服姿で二人でいるんだと問われる。そんな結花と龍成のカップルはお似合いで、薫は相手が相手だけに敵わないと思うしかない。

梅雨も明けたある日薫は沙苗に自炊のために料理を教えて欲しいと請うと、ならば慣れた場所が良いだろうと如月家にやって来るが、教えてもらったお礼は何と沙苗から葛餅を食べさせてもらうことだった。薫が頬張る姿を可愛いと愛玩する余りに沙苗が身体が密着させ過ぎている事に気付いてもらえず、いつしか彼女に欲情を覚え股間をたぎらせるが、ふとした事から勃起に気付かれてしまう。沙苗は自分が慰めてあげると手淫を施し射精に導くが、その偉容に圧倒され自らの性的渇望を満たそうと言葉巧みに薫を誘うものの、彼の手慣れた様子に戸惑いつつ休まずに情交を繰り返す少年に溺れていくのだった。

ある初夏の日に薫は庭仕事の手伝いを終え一汗流そうと久瀬家の浴室に入ると、菜央美が入っているのを失念し裸を見てしまい、その罰として自室で女装するように命じられる。菜央美が待つ間に薫は女ものの下着の窮屈さに巨根を締め付けられ危うい快感を覚え始めオナニーしそうになるが、そこへ部屋に入って来た菜央美から意地悪く言葉なぶりにされながら背後から密着されてしまう。菜央美は不釣り合いな屹立を目にするとまるで新しい玩具でも手に入れたかのように目を輝かせ、鏡に映った女装美少年にぶっかけてしまえと囁き手コキで射精に導くと、今度は自分を犯して欲しいと積極的に騎乗位で受け入れる。元々奉仕することに慣れていない菜央美は一旦休息を取るが、薫にストッキング越しの足指を咥えられると快感を感じてしまい、後は性欲の塊である女装美少年にされるがまま連続絶頂へ導かれてしまう。

勘の鋭い菜央美は薫にカマを掛け沙苗との関係を自白させると母娘での三角関係を受け入れ、ある日留守なのを良い事に久瀬家で情交に及んでいたがたまたま早く帰宅した結花に目撃されてしまう。結花が薫を好きなことを知っているだけに、もう母娘と逢わないで欲しいと無理難題を言っているのを聞いて、菜央美は部屋に乱入し頬を張り素直になりなさいと諭す。姉が立ち去ると結花は事情を打ち明け龍成とはただの幼なじみでしかなく、寧ろ薫が想いを寄せているのではと問うと勘違いだと気付き、両想いだったと知って処女を奪ってと薫に求める。二人とは話をして別れを告げるからという薫に対して、結花は母や姉の気持ちは分かっているから自分もその中に入れてと告げるが、経験者である薫にリードされ倒錯した願望を白状させられる。生徒会長でお嬢様らしくない被虐願望を抱く結花の性癖を見抜いた薫は、やっと想い人と交合出来たことに歓喜し処女相手だからという労りを見せながらも、エス性を露わにし中出しするのであった。

こうして結花と公然と付き合う事が出来るようになった薫だが、沙苗や菜央美の気持ちを考えると関係を清算する訳にはいかず母娘3人の関係を続けていたが、ある日菜央美にバッチリメイクされ女装させられて久瀬家のリビングで母娘3人と交わる。菜央美によって開花させられた倒錯性に目覚めつつも、母娘の中で最も嬉しそうに女装美少年に接するのは結花であった。裸エプロンの沙苗や高校時代のブレザーを着用する母姉が薫を愛していると、一足遅れて帰宅した結花もペニス剥き出しで女装した彼を見ると制服姿のままで我を忘れたかのように撮影に没頭し始める。
四人での乱交は初めてではないものの、沙苗は娘二人にじっくり見られての性交は初めてで、倒錯した状況下において孕ませ願望を口にしてしまう。沙苗に中出しした後で薫に抱かれた菜央美もまた同じことを口にする中、かねてから母や姉を差し置いて薫と付き合う事に悩んでいた結花から恋人関係を解消したいと告げられるが、同時に母娘3人を公平に愛して欲しいからという真意を聞かされる。そんな結花にお仕置きしながら薫は現役女子高生を孕ませるという欲望には抗えず、彼女にも濃い胤汁を注ぎ込むのであった。


【レビュー】

昨年からフランス書院文庫でやけに多くなった主人公の「新生活」や「独り暮らし」という舞台設定に沿った作者の新刊の裏のテーマは、「男の娘を愛でる母娘たちとの倒錯的な情交」であろう。

38歳の母親の友人・沙苗は当然のように母性の象徴であるのだが、それを上回るほどの可憐さを併せ持ち、小柄なのに巨乳というアンバランスさもあって全般的には可愛らしい面が浮き彫りとなっている。見掛けに反して巨根で性体験もある主人公も熟れた女性との初の生での情交に可愛らしく喘ぎつつも、二回目からは大人ぶった余裕を見せたりとインモラルな雰囲気を醸し出している。

そこに長女の菜央美が参戦し、主人公に対しストレートに「男の娘にさせたい」という歪んだ性癖を剥き出しにして女装させてしまう。ここで主人公が女性もののパンティやストッキングを履かされていく内にゾクゾクするような背徳感を味わうのだが、これを彼の目線で描き切っているのが興味深いところである。その後の互いに着衣したままの情交はいつもの小日向諒作品のお約束だが、個人的には菜央美にもう一段階踏み込んだタチとしての主人公への「責め」が見せられるとなお良かったのかなと思うのだが、欲張り過ぎなのかもしれない。

主人公の想い人である1つ上の先輩の結花に関しては、とある事情から幼馴染みの御曹司と付き合っているが、密かに想いを寄せる主人公も彼に「片想い」だと勘違いして回り道している点が多少蛇足な描写にも思えなくもない。それでも品行方正な少女が主人公に対して母姉とはまた違った屈折した願望を抱いているのは非常に分かりやすく、終盤では2人より弾けた面を見せていて良かったと思う。

全般的に小日向諒作品特有の登場人物同士のドロドロした嫉妬の応酬を控え目にした作風は読んでいて心地好く、それでいて濃密な情交描写にも拍車を掛けられており、本作の趣向が個人的な好みにマッチしていたので大満足である。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。

2015/2/23 発売僕の新生活-おばさまと二人の美娘と著:小日向諒、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(すごい、薫君の××、信じられないくらい気持ち良い)未亡人の空閨にみっちりと埋められていく張り詰めた亀頭。突き込まれ引き抜かれるごとに38歳の躯は悦楽の頂点へ。女子大生の菜央美には甘美で危険な「お仕置き」を命じられ、生徒会長の結花からは獣の体位での処女喪失をお願いさ...
僕の新生活-おばさまと二人の美娘と(著:小日向諒、フランス書院文庫)

続きを読む

tag : 高校生主人公 母娘丼 姉妹丼 処女 おねショタ

小日向諒「母娘休暇 てほどきは義母と美姉妹から」

小日向諒「母娘休暇 てほどきは義母と美姉妹から」
(フランス書院文庫、2017年10月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

鈴笠家の養子として育てられて来た康太郎だったが、男として成長するにつれて美しい義母・弥生や美姉妹の摩耶と花蓮に対して性欲を抱くことに自己嫌悪を感じ、大学進学を機に一人暮らしを始める。鈴笠家の女たちも康太郎を苦しめてしまったのは承知しており、まずは弥生が親しい関係になると、康太郎が帰省する度に摩耶や花蓮もそれぞれに愛情を見せていく。


【登場人物】

鈴笠康太郎
19歳の大学生で、幼い頃に両親を亡くし鈴笠家に養子として引き取られている。身長170㎝くらいで大人しく優しい性格の青年だが、第二次性徴を迎えた頃から弥生などに性欲を覚え始めたことを強く諌め、大学進学を機に隣県にある大学へ通うために実家を出ることにした。女性経験はないが平均男子を凌駕するほどの巨根の持ち主。

鈴笠弥生
38歳。康太郎たちの義母に当たるが、亡き夫の恭平との実の子は花蓮だけである。小柄で女らしい丸みを帯びた身体付きに伸ばした黒髪が実年齢よりも若々しく見せており、癒し系なボイスを請われて地元FM局のラジオパーソナリティとして活躍している。Gカップの豊満な身体と、恭平に仕込まれた性戯もあって康太郎が関係に溺れていくが…。

鈴笠摩耶
26歳のOLで恭平と前の妻との間に産まれた子で花蓮の腹違いの姉である。170㎝近い長身にFカップというモデル並みの恵まれたスタイルに、セミショートにした黒髪がその聡明さを引き立てている。いかにも自信に満ちたように見えるが恋愛には奥手で、康太郎に惹かれているために全く男性経験がない。

鈴笠花蓮
19歳と康太郎と同い年だが数日ほど産まれが早いため実質的には彼女が姉である。高校時代には水泳部のエースだったので中性的な容姿だったが、大学進学を控え女らしくしたことで弥生の実娘らしく可憐な美女に変貌している。母姉たちに似ずCカップと控えめなのが気掛かりで、ずっと好きだった康太郎には素直になれず八つ当たりすることも。処女。


【展開】

大学に進学して以来初めて康太郎が帰郷することになり、玄関先で待ち切れぬとばかりに弥生に抱き付かれるが、熟れた身体に密着されて沸き上がる性欲を抑えようと試みる。そこへ摩耶が風呂上がりのラフな格好で現れ更にムラムラし始めたところに花蓮が現れ、康太郎を指差して帰りが遅くなるのなら何故連絡しないの?と一喝されるが摩耶に上手くあしらわれ、実は康太郎を待っていたのは花蓮だと告白する羽目になり赤面しながら部屋にこもってしまう。この騒がしさで性欲が一掃されたと康太郎は安堵し、いつものような家族団らんを楽しむことに。

実家に帰って数日後友人たちとタイミングが合わず暇を持て余していた康太郎は、ちょうど弥生がパーソナリティを務める放送の時間だとラジオの音声に耳を傾けるが、いつの間にか昼寝してしまい目覚めると仕事着のままの弥生に膝枕されているのに気付く。しかし甘い体臭と下から見上げるとボリューム満点の巨乳の誘惑に抗うことなど出来ず、ショートパンツを押し上げるほど勃起したのを弥生に見付かり、泣きたくなるほどの羞恥を感じずにはいられない。
しかし弥生は怒るどころか男子の生理は分かっていると微笑み、手扱きで抜いてあげると提案すると、乳房も露わにしてまるで授乳するかのようにして康太郎に甘えさせながら射精へ導く。精臭に惹かれた弥生は康太郎がまだ臨戦体勢にあると知るとパイズリフェラで飲精し、更にストッキングのシームを破かせパンティの股布をずらして騎乗位で童貞を奪う。繋がっただけで余裕のなかった二人は呆気なくフィニッシュするが、康太郎はまだまだだと体位を入れ替え、遮二無二腰を遣い二度目の中出しを果たすのであった。

冬休みを迎えた康太郎は斎美駅に着くと事前に連絡があった通り摩耶と待ち合わせしたが、何故かシティホテルに連れて行かれ部屋に入るなり、ベッドに押し倒され馬乗りにされて困惑を隠せない。どうやら摩耶は弥生との関係を把握しており裏付けも済ませていたようで、康太郎の言い分に嘘がないと知ると責任ある者同士だからと肉体関係自体は許してくれるのだが、リビングでことに及んだのは罰を受けてもらうと告げられる。すっかり萎えたペニスを見られただけで済まされず、パンストの爪先で陰部に刺激を与え屹立したのを確かめると、摩耶はストッキング着用のままストリングショーツだけ脱ぎ去る。ショーツを顔面に乗せられた康太郎としてはたまったものではなく、脚扱きによりストッキングの足指に白濁を吐き出してしまう。
摩耶はその勢いのままに騎乗位で処女喪失しようとしたが、経験がない故に痛みに耐えられずに康太郎に未通だと見抜かれてしまい、膝に抱き抱えられ労るかのように露わにされた乳房を揉まれる。更に生地越しに陰核を責められてアクメに達すると背面座位で初体験を迎え、まるでオナホを使うように上下運動を強いられて中出しされてしまう。二度目の放精で満足していない康太郎は摩耶の疲労を気にして身体をベッドに横たわらせると、まだ萎えない逸物を挿入してピストンで牝啼きさせた末に胤付けするのであった。

弥生とともに康太郎のセフレになった摩耶は、義弟が家を出るきっかけになったのはどうやら花蓮が女らしくなったことに原因があると知り、ならばと春休みに康太郎が帰省した折に関係を暴露しショック療法に打って出る。花蓮は常識はずれだと怒るが摩耶にやり込められ、自室で壁越しに聞こえて来た嬌声に煽られオナニーをしていると、摩耶が康太郎を連れて部屋にやって来てしまう。きっかけさえ作ればという摩耶の計画は成功し、二時間だけ外出するからと気を利かせていなくなると、花蓮は純潔を奪って欲しいと康太郎に委ねることに。意外にも自分の偉容を見ても花蓮が怯える様子もなく、破瓜もスムーズに済んだことで康太郎はこれまで両想いだとは気付かなかったと慰めるように正常位で交わり絶頂を迎えていく。

そして二年後の春。康太郎と花蓮が大学4年生を迎えようとしたある日四人でラブホテルにやって来ると、すっかり巨根に誑し込まれた女たちが口唇奉仕で射精させた後に康太郎が摩耶を犯し、花蓮は康太郎のペニスを型どったディルドを装着して弥生と交わる。根が男っぽい花蓮はすっかり仕切り上手になり、疑似男根で母や姉を貫くのも好きな様子だが、実は一番最初に孕ませるのは摩耶という取り決めがあり他の二人は避妊薬を飲んでいた。
危険日での中出しセックスを終えると次は花蓮に犯されてすっかり受け入れ態勢の整った弥生と交わるが、どうやら義母も受精願望があるらしく、次からは薬なしだと弥生に中出しを決める。流石に花蓮に迫られても三発目はすぐ出来ないとインターバルを取り、暫くして部屋に付いているプールで花蓮が競泳水着で泳いでいるのを見付けると、康太郎は水中で激しく貫き美しい背中に白濁を浴びせたが、これが花蓮の怒りを買い自己本意の射精は許さぬとエアマットへ押し倒される。馬乗りで逆凌辱の如く強制射精させられた康太郎が謝罪すると素直になった花蓮から受精願望はあるけど、他に性欲発散させる相手がいなくなるからと告げられ、その健気さに感動し再び精液を注ぎ込むのであった。


【レビュー】

やや小難しい単語と少々大仰な言い回しが特徴である小日向諒作品も大台の10を越え、11作品目となり非常に喜ばしい限りである。小日向作品のお約束である着衣のままで、かつパンストを着用させたフェティシズム全開の情交が主人公の義母と義姉妹の三人三様な形で描写されているのは、本作も同じである。

(余談であるがフランス書院文庫ではデビュー3作品目と10作品目が一つの壁のようで、3作品目はデビューから伸び悩んでの壁で、10作品目というのは年2~3冊ペースの刊行で大体3~5年目で転機を迎えるからと推察する)

主人公【康太郎】(19歳)は両親を小学時代に亡くしヒロイン一家に引き取られた経緯があり、義母と義姉妹と思っていた彼女たちに女としての性欲を抱き始めたことを戒め、大学進学を機に隣県に移り住んでいる。夏休み、冬休み、春休みを利用して帰郷する度に、ヒロインの歳の順に肉体関係へと陥っていく。小日向作品の登場人物の特徴としてお互いに思慮深いところがあり、得てして相手を気遣うあまりに気持ちのズレが生じ、情交に至るところで秘めていた想いが発露して…という展開が多いのである。

・夏休み・義母【弥生】(38歳)
主人公を引き取った亡き義父の後妻で、年齢の割には天然でほんわかとしているが、包容力のある可愛らしい熟女である。性的にはその天然さと打って変わって技巧に長けており、身内に発情してと自省する主人公を上手くリードし手解きをしてあげるが、終盤には主従逆転し主人公が弥生を攻め立てる描写も見られる。

・冬休み・義長姉【摩耶】(26歳)
先妻との娘ということから弥生との血の繋がりは無いが聡明でスタイルが良く、主人公が初めて性の対象と見たのが彼女であり当の本人も悪からず思っていたところに弥生との行為を知り、理詰めで問い主人公が自白せざるを得ない状況に追い込みながらも実は…というのが摩耶のポイントである。摩耶が主人公を問い詰める際に、パンストを最大限に活かした倒錯的な性行為も含まれている。

・春休み・義次姉【花蓮】(19歳)
摩耶の腹違いの妹(母は弥生)で主人公とは10日ほど早く誕生しているので一応は姉だが、互いに呼び捨てにし合うほどの仲である。体育会系で弥生に似ない体格と男勝りな性格にコンプレックスを抱き、好意を抱いていた義弟の為に女らしく変身するが、これが裏目に出て彼が家を離れるきっかけとなるから皮肉なものかもしれない。先の二人との性行為を知って常識はずれだと罵倒してはみたものの、摩耶に論破されお膳立てをしてもらうことに。

一人一章という形で展開された物語は第四章で母娘ハーレムとなり主人公がヒロインたちを従える展開…と思いきや、ちょっと違うのがこの作者の持つ倒錯性である。とは言えそもそも戸籍上の関係で血の繋がりは無いという主人公と母娘たちなので、終章ではヒロイン皆が同じことを望むのは官能ファンタジーらしいところだと言えようか。






小日向諒作品の特徴としてやや小難しい単語と少々大仰な言い回しを毎回のように取り上げていますが、これがどういうことかを以前Twitterにて小日向さんから問われたことがあります。こうですとなかなか的確な返答はしずらいのですが、実際に作品から引用した方が分かりやすいかと思います。

本書87ページより引用(康太郎が弥生のパイズリフェラで二度目の射精をする場面)

 二度目の射精とは思えないほどの濃精が鈴口を割り、口蓋に勢い良く浴びせかけられる。口の粘膜を灼き焦がすような灼熱を孕んだ胤汁が、ぽたぽたと舌に落ちた。
(止まらない……何度も何度も、こんなに濃い精液が……)
 一度だけでなく、火山が噴煙を巻き上げるが如く巨大な卑柱は何度となく牡の欲望を吐き出す。その都度口蓋に浴びせかけられた白い粘汁がいくつもの層となり、無数の滴りが湯気を立てて零れた。



端的に言うならば「二度目とは思えないほど大量で濃厚な精液を口内へ射精した」ということなのですが、これを複数の単語で言い換えるというのが「大仰な言い回し」ということだと伝われば良いかと思います。実際に本作での小日向諒作品での情交回数は、第一章~第三章まで一回ずつで、第四章だけ弥生や摩耶とは一回ずつ、花蓮だけ三回とこれを加えても少ない方になります。但し一回に掛ける濃厚さでは言うまでもなく、これが小日向諒作品らしいと思う次第です。

さて小日向諒作品でお馴染みの作品間リンクですが、私が読んで分かったのは主人公・鈴笠康太郎の同級生が「二十八歳の義姉【初夜】」の主人公・折原駿一で、後輩が「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」に登場する東堂建設の御曹司・東堂龍成ということです。

小日向諒作品では舞台となる斎美市にてほぼ同世界、同時間ということから、登場する人物の年齢が同じであれば同級生であり、年齢差によって先輩同士、後輩同士という関係でも繋がります。19歳の主人公は康太郎だけではないし、同い年の花蓮も市内の大学に通っているということは、顔見知りかどうかはさておき他の作品のヒロインと何処かで接しているとも考えられます。本筋は官能小説ですが、こうしたリンクを意識しながら読むと別の楽しみも見付かるかもしれません。

「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」に付いては、近日中にレビュー再編集によりアップし直します。

tag : 大学生主人公 童貞 近親相姦(義) 姉弟相姦

小日向諒「てほどき初体験 女教師未亡人と隣りの未亡人」

小日向諒「てほどき初体験 女教師未亡人と隣りの未亡人」
(フランス書院文庫、2017年6月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

中学時代の恩師である春奈と付き合い始めた悠斗だったが、いよいよ初体験…という折りに失敗してしまい意気消沈して帰宅する。偶々両親が不在で隣人の未亡人である瑠美に面倒を見てもらうこととなるが、これまでも恋愛のアドバイスを受けてきただけに失敗したことが露呈してしまい、しかしながらそんな瑠美から自分が教えてあげると告げられ…。


【登場人物】

小林悠斗
斎美市立高校の3年生。両親と三人で暮らしているが、父親も母親も不在がちで隣人の瑠美のお世話になることも多い。中学時代の恩師である春奈とバイト先で再会し、未亡人となった彼女を慰めてあげている内に恋人として付き合うようになった。同世代はおろか大人を凌ぐほどの巨根だが女性経験がなく、しかも初体験に失敗してしまう。

八重樫瑠美
38歳。小林家の隣りに一人で暮らしており、複数の料理店を経営している。ヒールを履くと170㎝を超えるほど背が高く、母性を感じさせるIカップの熟れた肢体の持ち主。度々悠斗の面倒を見てあげているが、家事全般はあまり得意ではない。10年前に夫を亡くしており、悠斗が春奈と付き合うようになったのを知って応援してあげたいと思っていたものの、悠斗が初体験に失敗したと聞いて自らの身体を使ってレッスンしてあげると提案する。

久城春奈
28歳。中学教師で悠斗は教え子の一人である。夫を亡くしたばかりで傷心していたところ、偶々常連として通っていた店で悠斗がアルバイトをしていたのがきっかけで再会し恋人関係になる。しかし教職という立場もあって、表に出来ない関係だと気遣い悠斗に余計なプレッシャーを掛けていたのが原因で初体験に失敗し傷付けてしまう。小柄ながらもFカップとスタイルは良い。


【展開】

春奈の部屋で入浴中の彼女を待つ悠斗は自分がリードしなくてはとガチガチに緊張していたが、いざ彼女を目の前にするとヤりたいという気持ちが先走ってしまい、いよいよ…というところで貧血を起こして倒れ病院で診察を受ける羽目になる。

春奈と気まずい雰囲気のまま別れて帰宅した悠斗を待ち受けていたのが瑠美で自ら経営する中華料理店の炒め物などを用意するが、少年の態度を見ておおよその察しはついたらしく絶対笑ったりなんてしないからと約束しながらも、話を聞くとテーブルを叩きながら大爆笑してしまう。より一層ションボリとした姿を見せながらも、少年の股間は現金なことに密着した瑠美の薫りに刺激されたのか大きく膨らませているのを見付けてしまう。
すかさずリビングのソファーに悠斗を押し倒し顔面騎乗さながらに跨がるとシームに透けたパンティ越しの秘所を見せたり、Iカップの爆乳を露わにして乳房や頂点の尖りを触らせたりすると、今度は着衣のままのクンニリングスと発展していく。エスカレートしていくレッスンに今日はまだ未放出の悠斗も流石に我慢できなくなり、瑠美がペニスを露わにしてあげるその偉容ぶりを誉めるしかなく、避妊具を付けさせて正常位で筆下ろしをしてあげることに。腕立てをするように不自然な格好をしているのにも限界があり悠斗が瑠美に抱き付きながらキスを仕掛けると、丁度いい具合に嵌まったようで次第にピストンを早めながら避妊具の中に夥しい精液を吐き出してしまう。瑠美は少年の剛直からゴムを取り外すとザーメンの多さに感心しながら逆さにして白濁を口内へ流し込み飲み下すと、満足しきるまで教えてあげると淫蕩な笑みを浮かべるのであった。

瑠美のレッスンを受けながらも少しずつ春奈との仲を修復し始めた悠斗は、ある夏の日に斎美市から離れた街でアミューズメント施設でのデートを楽しむとその帰りにラブホテルへと誘う。ここは瑠美とも来たことがあるホテルだと感慨に耽っていると春奈から何だか変わったみたいと指摘されどぎまぎしながらも、今度こそはとキスの段階からリードして乳房や秘所への愛撫、更には手マンで潮を吹かせるほどの快楽を刻んでいく。そしていざ合体となった時に春奈から男の子が悦ぶことをしたいからとあの日以来ピルの継続飲用を打ち明けられ、好きなだけ生中出しして良いということでこれまで避妊具越しに感じていた膣の中の嵌め具合を堪能することに。亡き夫に替わって快感を上書きしているのだと思うとついサディスティックな言葉も吐き出すが、一度目の中出しを終えると春奈が四つん這いになりセックスを求められては二度目に突入するのは必然と言えるかもしれず、休憩時間を二回延長して女教師の身体を堪能してしまう。

秋を迎えて瑠美はすっかり性戯が上達した悠斗から離れたくないと性的な関係を続けていたが、その気持ちは悠斗も同じようで両親がいない日に瑠美とドライブデートへ出掛けると、紅葉の景色が一望できる特別な部屋に泊まることに。春奈と比べて口唇奉仕が上手だと悠斗に誉められた瑠美は改めて自分が単なるセックスレッスンの相手に過ぎないのだと実感し、ならばせめて「ママ」と呼んでと頼むと、悠斗も実母より「ママ」らしいよと返し暫しの相姦ごっこを始める。剛直に穿たれてアクメを迎えた瑠美は駅弁スタイルで景色が見渡せる窓ガラスまで繋がったまま連れて来られ、まるで怒り狂ったかのように見せ付けてやろうよと繰り返す少年の意図にやっと気付く。二回りも歳の違うカップルなだけにオープンに出来ない関係に苛立っているのだと知って悠斗に謝ると、ますます激しくなる突き上げにお漏らしするほどの快感を得るのであった。

冬を迎えたある晩にラブホテルに春奈とやって来た悠斗だったが、瑠美とのいやらしいSNSでのやり取りを見られてしまい鉄拳制裁を受けてしまう。春奈も殴って出ていったまでは良かったが別れを切り出せる訳もなく、次第に心身に支障をきたすようになってきたある晩、瑠美の訪問を受けて彼女が経営するレストランで話をすることに。瑠美の素性を知らない春奈は彼女が悠斗とやり取りをしていた熟女だと気付くが、着ているものから立ち居振舞い、何もかもが自分の方が劣っていると思い別れるよう迫られるかと覚悟する。しかし実際は悠斗のためにもう一度やり直して欲しいと懇願され、春奈は何故そんなに自分たちのためにしてくれるのかと問うと、瑠美は同じ未亡人なだけに他人事とは思えず隣家の少年の喜ぶ顔が見たかったからと告げる。ならば自分と一緒に悠斗に愛されて欲しいと春奈が返し、こうして三人での淫らな関係が始まるのである。翌春進学を機に自宅を出た悠斗は春奈や瑠美が揃っての情交を始めようとするが、いつも決まって女同士が仲良く絡み合うことに嫉妬しながらも、自分を求める未亡人たちを大事にしようと固く誓うのであった。


【レビュー】

2011年に『姪姉妹【寵愛】』でデビューなさって以来本作で10作品目を数えることとなったのだが、情交場面では着衣(特にストッキング着用の美脚)に拘りを持ち、描写自体の回数は他の作者に比べて少ないものの濃密さでカバーしている。基本的にハーレムな終わり方だが、ヒロインたちの惚れた弱みというかいがみ合うことなく併存を選択するのも小日向作品の特徴であり、本作では二人の未亡人が高校に通う少年を好きになりタフな主人公に翻弄されていくこととなる。

主人公【悠斗】はバイト先の飲食店で中学時代の恩師である【春奈】(28歳)と再会したものの、かつてとは違い何処か憂いのある表情を浮かべがちで、実は若くして既に未亡人になっていたことを知る。これまで抱いていた気持ちが昇華して恋愛関係へと発展していくが、そんな彼にアドバイスをしていたのが隣人で未亡人の【瑠美】(38歳)である。教師という立場から常に受け身な春奈を主人公が終始リードし遂にベッドイン…となったところで失敗してしまうが、意気消沈している少年に対して瑠美が自らがレクチャーしてあげると告げ、瞬く間に上達していく主人公に溺れてしまうまでが前半である。

ここまで情交場面は瑠美とのたったの一度であり元々その描写の密度の高さを重視していたとはいえ、これはある意味で賭けに出たのかもしれないと思われる。しかも第三章の春奈との初めてまで進行しても既に全体の三分の二まで到達していて、「起承」に大きく偏った構成であるのは否めないが、そのシンプルさ故に情交場面の濃密さを際立たせているのは言うまでもない。

後半に入り瑠美と二股を掛けていたのが春奈にバレてしまい、そこから瑠美がどう行動するのかが終盤に向けての山場であり、主人公だけでなく未亡人としては後輩に当たる春奈までまとめて愛情で包み込もうとする。小日向作品でほぼ毎回登場する思慮深く面倒見の良いヒロインがまさに瑠美そのものであり、主人公がいかに春奈を好きなのか、年上である春奈はどう応えてあげれば良いかを優しく諭し望むべき結末に導いていくのである。情交場面の節々でSっ気の強い主人公とは言え、終わってみれば瑠美の掌で転がされているのに過ぎず、三人で暮らすちょっと先の未来の場面はやはりらしい終わり方だと思う。

※他作品とのリンクが小日向諒作品のお楽しみ要素であるが、本作の舞台はこれまでと同じ斎美市。ヒロイン瑠美が38歳、春奈が28歳で同い年のヒロインが他の作品にも登場すること、主人公は市立高校の三年生でありやはり同級の少年少女がいるので面識があるかもしれませんね。


作者による自著解説

DSKさんのブログにて公開されている本作の紹介記事です。
2017/6/26 発売てほどき初体験-女教師未亡人と隣りの未亡人著:小日向諒、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「初めてだからって、恥ずかしがらなくていいのよ」悠斗の耳元で優しくささやく隣家の未亡人・瑠美。おっぱいの触り方、女陰の味わい方、荒腰の使い方……濃厚レッスンを経て未亡人女教師・春奈との性交に挑む悠斗。祝福してあげるべき立場の瑠美の心...
てほどき初体験-女教師未亡人と隣りの未亡人(著:小日向諒、フランス書院文庫)



tag : 高校生主人公 童貞

小日向諒「喪服の未亡人兄嫁【三十二歳】」

小日向諒「喪服の未亡人兄嫁【三十二歳】」
(フランス書院文庫、2014年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年6月25日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

喪服の未亡人兄嫁【三十二歳】
小日向 諒
フランス書院
2014-12-26




【あらすじ】

兄の一周忌法要を終えた晩に智也は同居する兄嫁の千紗のしどけない喪服姿に欲情し、酔いの勢いに任せて力ずく同然に関係を結んでしまう。翌朝何事も無かったかのように振る舞う千紗を見て、智也は謝罪するとともに長年の想いを告白するが、彼女は自分に性欲を抱いているだけで発散させれば解消するだろうからとセックスだけを受け入れると告げるのだが…。


【登場人物】

原田智也
19歳。地元の大学に通う1年生で成績優秀で顔立ちの良い青年。幼い頃に母親を亡くし、智也の兄が千紗と結婚した後で父親を失って以来兄夫婦に引き取られ、現在まで同居している。中学を卒業した春休みに玲奈と初体験を済ませて以来、人並み以上の逸物を駆使し豊富な性体験を積んでいる。

原田千紗
32歳。7年前に智也の兄と結婚したが、夫は昨年に脳梗塞で死別した。実家は料亭を営む名家で、千紗も和風美人でおしとやかな性格で料理教室を開いている。智也が地元の大学に進学したのは自分のせいだと思い込み告白を受け入れられずにいる一方で、夫同様に性豪な義弟に抱かれる事を望んでいる。

小河原玲奈
25歳。千紗の実妹で姉と対照的にセミロングヘアで可愛らしい顔立ちとモデルのようなスラッとした美脚の女性。喜怒哀楽が激しく、実父から一時期勘当されたのを智也の兄の尽力で解決してくれた事が有り、恩に報おうと智也と千紗との間に入る。智也には庇護欲と共に処女を捧げる位愛情を抱いている。


【展開】

兄の一周忌法要を終えた後に智也は小河原家の縁者たちに飲まされ、同じく泥酔した千紗と共に玲奈に車でマンションまで送ってもらうと、寝室までおんぶして運ばざるを得なくなり何とか性欲の高ぶりを抑えようとしていた。眠りにつく前に一風呂浴びようと階下へ降りたところ千紗が喪服を着たまま廊下でうずくまっているのを見付けて介抱するが、酔っているのか兄嫁は抱っこして運んでと求めてきて寝室に向かったものの、ベッドの側まで来たところで押し倒す形となり衝動的にキスをしてしまう。喪服をはだけさせて巨乳を愛撫した後に秘所に指を忍ばせると異常なほどに濡らしているのが分かり、智也は剛直を剥き出しにすると躊躇なく兄嫁を貫き、サディスティックな言葉を吐きながら膣奥へ何度も子胤を注ぎ込むのであった。

翌日昼近くになって目覚めた智也は朝まで繰り返した凌辱を思い出し暗澹たる気持ちを抱きながらも、謝罪しなくてはと階下に降りて千紗に謝罪しようと決意するが、当の本人は酔っていてよく覚えていないらしく謝るきっかけを失ってしまう。ところが千紗がふと智也の着ていた服を洗濯に出してと口にしたことで昨夜の狼藉を隠そうとしているのに気付き、智也はここぞとばかりに長年抱いてきた愛情を告げたものの、千紗は全く聞く耳を持たずに性欲が溜まっているだけだからと自ら股間に手を差し伸べる始末である。ペニスを露わにさせられ手扱きで射精させられると、智也もお返しとばかりに千紗を押し倒し秘所を濡らしているなんてと辱しめを与えながらも、組み敷いてストッキングのシームを引き裂き正常位で中出しすると休むことなく二回戦に突入し分かってくれるまで抱くつもりだとセックスを繰り返す。

朝から晩まで千紗を抱きその度に兄嫁から同じ拒絶を返されていた智也は次第に彼女が何か隠しているのではと訝り、兄に懺悔を求めるように街を見下ろせる場所に立つ墓地にやって来ると、玲奈が洋装の喪服を身に纏い先に墓参しているのを見付ける。彼女の車に乗せてもらい学生だった時に亡き兄の尽力もあって実家の勘当を解かれたのだと経緯を聞かされて納得したが、逆に智也自身が一人で来たことを突っ込まれ、カマを掛けられて千紗との性的な関係を白状させられる羽目になる。三年前に筆下ろしをしてくれた時に交わした約束を果たしたら千紗の秘密を教えてあげると玲奈に言われ、智也は初めて性体験をしたラブホテルの部屋にやって来るが、いざ身体に触れると敏感な反応を見せたことに他の男に開発されたのだと嫉妬してシーム越しに秘所を愛撫して潮吹き絶頂へ導いてしまう。実は智也に処女を捧げてから一切男に抱かれていなかっただけに、玲奈に取っては成長した智也の巨根はかなりキツく、やっと秘穴の緊張が解けた時には智也の方が我慢できず暴発してしまう。消沈する義弟を見て玲奈は自分にできることがあればと慰め、互いに呼び捨てにしながら恋人同士のように二度目の交合で絶頂へ上りつめていく。

その頃千紗は毎日与えられる快感に身を委ねつつも、精神的には智也に愛される資格などないと責め続けていた。というのは夫を亡くし心を病んでいた時に玲奈や智也に迷惑を掛けた挙げ句、智也と離れたくないがばかりに遠方に第一志望の受験に落ちてくれればと願い、その結果として智也の進路選択に大きな影響を与えたからだと思い込んでいたからである。料理教室を終えて千紗が帰宅すると玲奈が待ち受けており、智也がこのままセックス漬けの自堕落な生活を送るなら私が引き取ると言われ、しかも童貞処女を捧げた関係だと知らされて目の前で立ち素股のように智也を射精に導くところを見せ付けられる。せめて智也が出ていく前に真実を告げようとした時、彼の口から自分が選んだ進路だからと聞かされると、千紗は抑えていた感情を露わにしてリビングに横たわり智也を受け入れる。それを見届けた玲奈は祝福しなくてはいけないのに涙が止まらず、姉からは今度は私が助けてあげる番だからと、智也からは恋人になって欲しいと告げられると姉と二人妻として胤付け性交を求めるのであった。


【レビュー】

題名の通りメインヒロインが主人公の兄嫁である千紗(32歳)であり、対抗するヒロインが彼女の実の妹(主人公に取っては義理の姉)の玲奈(25歳)である。小日向諒作品では情交場面でヒロインの服や下着を全て脱がせるという描写は探してみないと分からないくらい頻度が少なく、本作でもグラマラスな千紗や美脚な玲奈に対して用いられていて興味深い。章立てが四章+終章という組み合わせで、第一章と第二章は千紗、第三章は玲奈、第四章は大団円という流れだが、姉妹で主人公を取り合いとはならずに穏やかなまとめ方である。

本作では前年に亡くなった主人公の兄の存在がクローズアップされており、主人公からすれば全能の兄で千紗には最愛の人であるのだが、玲奈に取っては学生時代に勘当状態にあったのを修復してくれた大恩人である。この恩に報いようと玲奈は主人公の筆下ろしをしながらも良き義姉でいようとその後は距離を保ち、姉との不適切な関係を知っても現実的な解決法を導き出そうと一芝居打って出るだけの健気さがあって、最後にこういうヒロインが報われる終わり方にはほっとするもの。千紗は妹とは別の意味で良き義姉であろうとして結局妹や主人公に助けられるのだが、無理しなくて良いんだよ、甘えて良いんだよというところが今の時代のハーレムに必要な要素なのかもしれない。一昔なら姉妹がいがみ合って別離を選んだり、それ以上に悲惨な結末が訪れるのが官能小説でいうところの「背徳」の決着の付け方であったのだから…。


DSKさんのブログで取り上げられている本作の紹介記事です。
2014/2/26 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。喪服の襟もとから覗くうなじ、色香を放つ白いふともも。僕を妖しく惑わせつづける千紗は美しすぎる兄嫁。兄の一周忌の夜、酔いのまわった千紗を抱きしめた時に垣間見えた女の貌が、封印していた智也の牡欲を甦らせた!もっと義姉さんを味わいたい、あの身体を貪りたい!許されないと知りつつ二人は獣に――最高の禁愛生活!★★★★★ 背徳のジレンマに憂い揺...
喪服の未亡人兄嫁-三十二歳(著:小日向諒、フランス書院文庫)


続きを読む

tag : 大学生主人公 姉妹丼 未亡人

宮坂景斗「三姉妹が完全征服された刻」

宮坂景斗「三姉妹が完全征服された刻」
(フランス書院文庫、2017年2月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

兄嫁となった梨夏に並々ならぬ欲望を抱く綾人。夫が1年間海外へ赴任することとなり、梨夏は悪魔義弟の手出しを恐れて実家での同居を思い付くが、妹の汐璃が綾人に恋心を抱いていたのを知るはずもなく彼の術中に落ちてしまう。更に姉の琴美まで誑し込んでいたと知る由もなく、ある日梨夏は自宅に監禁され、綾人に犯されていく。そのうちに梨夏の心中にある変化が…。


【登場人物】

都築綾人
高校に通う容姿の整った美少年で、大学進学で推薦を得られるほど頭が良く複数の体育会系の部活を掛け持ちしていて引き締まった体格の持ち主。ローティーンの時から既にセックスを体験しており、自慢の巨根と旺盛な精力を武器に次々と女性たちを抱いている。本命は同居する兄嫁の梨夏で、彼女を堕とすために汐璃や琴美を攻略していくが…。

藤宮汐璃
19歳。藤宮家の三女で高校時代に二つ下の後輩だった綾人が気になっていたものの、元来引っ込み思案なこともあって告白できずにいた。大学進学とともに姉の梨夏のアドバイスで外見は華やかになったことで自信がつき綾人に告白するが、彼に良いように利用されてしまう。Eカップの処女。

藤宮琴美
28歳。藤宮家の長女で夫を亡くしてからは実家に戻って来ている。子供はいない。スタイルが良く安産型の大きな美臀の持ち主だが、本人は逆にコンプレックスとしている。綾人と汐璃が繰り返し情交を重ねているのを羨ましいと思いながらも自らもひとり遊びしていたが、それを綾人に見抜かれ骨抜きにされてしまう。

都築梨夏
24歳。藤宮家の次女で綾人の実兄と結婚したものの、早々に夫が海外へ長期出張となってしまう。弟を可愛がる夫の意向で同居を始めたがすぐに綾人の本性を見抜き、敢えて実家での生活を選ぶことにするが…。Fカップのクールビューティー。


【展開】

高校時代に文芸部に入部した綾人に対して想いを寄せていた汐璃は梨夏のおかげで同居できることに喜び、夏休みを迎えたばかりのある日綾人を自分の部屋に招きロマンティックな映画を見てデートを盛り上げようとする。しかし綾人は言葉巧みに唇を奪い初心な汐璃を口説き落とすと、ストリングショーツだけ脱がせてパンストを穿かせたままで秘所へ快感を与えると、シームを引き裂いて処女を奪う。正常位で中出しを決めた後綾人は、好きだけど自分は浮気症だから恋人にしたいなんて高望みはしないとまるで汐璃を試すかのように告げるが、うぶな彼女はその言葉を受け入れ少年の巨根によって与えられる法悦に理性を呑み込まれていってしまう。

数日後綾人は琴美と二人きりとなった日を好機と捉え、以前から彼女が自分と汐璃との情交を覗き見ているのを承知の上で、琴美がそのことに触れるタイミングを待ち受けていた。案の定琴美がダイニングキッチンであの声がと言った瞬間に抱き付くと、熟臀を撫で回しながら琴美は身体だけの愛人にしたいと誑かし、パンスト越しに指や舌を駆使しながら愛撫して連続絶頂を与える。しかし避妊具が無いと知って綾人は太ももの間に剛直を挟み込んで射精し、生でも良いからして欲しいと琴美が口にするように仕向けると、立ちバックで熟臀をスパンキングしながら犯していく。こうして立て続けに中出しをキメられた琴美も、一回り以上離れた綾人にのめり込んでいくのだった。

秋が過ぎ師走を迎えたある日綾人は学校から帰宅するなり自室で即尺を求める琴美をスケベだと蔑みながらも、足指で秘所を弄りつつイラマチオ同然にして口内射精すると、クローゼットに潜ませていた汐璃が姿を見せ姉妹対面を演出する。予想したより琴美が愕然とした表情を浮かべたことには詫びつつも、綾人は目の前で汐璃を抱くと、琴美も待ち切れないとばかりに少年にキスを求めて来る。いつの間にかその指から結婚指輪が抜かれていたことを目にすると、綾人はここぞとばかりに亡き夫と比べて自分が牡としていかに優位にあるかを喧伝し琴美を陥落させると、性欲のまま十数回にも渡り姉妹を犯し続けるとスマホで汚された被虐美を写真に収める。しかし綾人は隠し撮りしていた梨夏の画像に切り替えると、いよいよ犯す時が来たと呟きほくそ笑む。

その週末に汐璃の口から綾人と付き合うことを聞かされ、梨夏は複数のセフレがいるような軽薄な少年となんて駄目だと口喧嘩した挙げ句都筑家にやって来るが、それこそ綾人が待ち望んでいた筋書き通りの流れであった。少年から渡された琴美の手作り弁当には薬が盛られており意識を取り戻すと、梨夏は仰向けで両手をベッドに縛られているのを知り綾人を散々貶すものの、汐璃と琴美が現れ一度犯されてみればきっと虜になるはずだからと言われてしまう。二人が立ち去った後に正常位で嵌められ生中出しだけは避けられたものの、馬乗りで射精したばかりの剛直を突っ込まれて口腔まで犯されて飲精させられる。
それからひと月にも渡り綾人の愛人の女医による嘘の診断書により休務させられた梨夏は、都筑家での監禁生活を余儀無くされ少年が汐璃や琴美を抱く時には口付けや中出しをするのに、何故か自分の時にはそれが無いことに焦燥感を抱くようになる。綾人の術中に嵌まりつつあった梨夏は、単に凌辱したいだけにしてはあまりにも用意周到だと気付くのも時間の問題で、タイミングを見計らって求愛した義弟を素直に受け入れ中出しを求めるのであった。

そしてある日避妊薬で三姉妹の排卵周期が同じようになるように調整した綾人は、華やかな下着に身を包んだ彼女たちを孕ませようと興奮を抑えられずにいた。あれだけ自分を毛嫌いしていたはずの兄嫁・梨夏も、何だかんだ言いながらすっかり虜となっているのを可笑しく感じながら受精儀式を始めていく…。


【レビュー】

前作「禁忌交姦 僕の母は友人のもの、友人の姉は僕のもの」から約2年半振りの新作であり、これまでの作品群にあったローティーンな少年主人公による「ごっこ」的な要素は薄くはなっている。本作での主人公・綾人は成績優秀で容姿も良く巨根でタフネスといういかにも「チート」な要素を持ち合わせており、兄嫁の実家に同居を始めたばかりで、彼女の姉や妹を籠絡していき最後は兄嫁自身も虜にする流れである。綾人自身は言動が軽薄で成績優秀とは思えないチャラさが逆に読んでいて気になるくらいだったが、もしかすると彼のような凌辱者はレディースもの(ロマンス系)と想定すると、意外にも女性読者向けを意識したのかな?とも思えてくる。

対するヒロインたちは主人公を毛嫌いする兄嫁で三姉妹の次女である梨夏がラスボス的な扱いではあるものの、一度犯されてからいきなりひと月後に話が飛んでおり、気高いヒロインが堕ちるという醍醐味としてはやや不足気味である。また汐璃や琴美に至ってはほぼ和姦と言える流れで、タフネスな主人公に翻弄されて淫らにこそなるが、こちらも割と控え目である。女性器や女体の美しさに関する描写よりも、主人公の巨根ぶりやボクサーブリーフに包まれた臭いに関する部分が多いのも特徴的である。どちらかと言えば女性読者を意識した作りと言われると納得もいくところで、そうした読み方であれば主人公のチャラさも含めて受け入れられるのかもしれない。

但し気になるのが孕ませようとする最終章の流れはやや性急で、取って付けた感が否めなかったので、何か一工夫があっても良かったとは思う。孕ませもの全般に言えるのだが孕ませてどうしたいのか、読み手にその理由を委ねたいという理屈も分かるものの、こうも似たまとめ方だと「またか」ともなってくる。一時期に比べると孕ませハーレム的な誘惑作品は減っては来たものの、個人的には納得できる理由さえあればまぁ多くても良いのかなとは感じる次第である。

tag : 高校生主人公 処女 姉妹丼

小日向諒「体験学習 隣人母娘と年上ナース」

小日向諒「体験学習 隣人母娘と年上ナース」
(フランス書院文庫、2016年8月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

受験を控える直海は隣人お姉ちゃんの雪音の家庭教師を受けながら勉強していたが、ミニから覗き見える美脚に惹かれているのを知られてしまう。直海は巧妙に仕掛けられた罠とは気付かずに雪音に筆下ろししてもらうが、いつしか標的を隣人の母親の遙奈やナースの透子にも向けてしまい…。

【登場人物】

鷲塚直海
通学鞄を両肩に担いで学校へ通い、進学のための受験を控える年頃の少年。三石家の左隣りに両親とともに暮らしている。まだ二次性徴らしきものは見られず、背丈も雪音の胸辺りくらいと小柄だが、彼女をお嫁さんにしたいと可愛らしさを見せている。

三石雪音
18歳でこの春に大学へ進学したばかり。隣人の直海に対して偏執なまでの少年愛を抱き、自らの倒錯した欲望を満たそうとする。肩辺りまで伸ばしたブラウンの髪にEカップの美乳に、スラッとした長い脚が魅力的な美女。直海に捧げるために純潔を貫いている。

三石遙奈
36歳。若い頃に夫を亡くし自ら立ち上げた輸入代理店を経営し、社会的なステータスを築いている。背が高くカリスマ性を備えた知的な美女だが、実は性的にはマゾの資質を持ち、直海に対しては母親のような慈愛に満ちた優しさを見せる。

小野原透子
24歳。6年前に三石家の右隣りに越してきて以来、直海ともども仲良くしているが、スレンダーながらもIカップの爆乳にコンプレックスを抱き、男性恐怖症に陥っている。父親を除いては唯一話ができる男性が直海だが、実は隠れた欲望を秘めていることに気付いていない。市立病院で働くナースで処女。

【展開】

梅雨入りして間もなく雪音の部屋で勉強を教わる直海だったが、ベッドに座っている彼女の美脚が視界に入り思わず見とれていると、雪音から覗きをたしなめられつつも見たいのならショーツを見せてあげると告げられる。その代わり自分のブリーフ姿も披露する羽目になるが、ストッキング越しに秘所に触らせてもらった上に舐めて良いとまで言われ、無我夢中でクンニしていると雪音がエクスタシーを感じてイってしまう。
そのお返しとばかりに雪音は直海のブリーフを脱がすと身体付きには似合わぬ巨根に驚き、ストッキングを穿いた足でペニスを扱き射精に導くと、もう我慢の限界とばかりにセックスしようと誘う。センターシームを破りショーツの股布をずらして正常位で交わるものの、呆気なく果ててしまい泣き出してしまった直海を慰めつつも二回戦に挑むと、美乳を晒し少年と密着しながら膣奥で射精を受け止めるのであった。

直海とセックスを繰り返す雪音は、遙奈にも関係を認めてもらおうとわざと情交に及んでいる場面を母親に見せ付け、更には以前からオナニーしていたのに気付いていたと告げる。あくまでも自分が恋人だから直海を貸してあげるだけという娘の提案に乗ってしまった遙奈は、夏休みを迎えて雪音が不在にしたある日勉強中の直海からセックスをしたいという言葉を引き出し受け入れてしまう。
不意に少年に母性を発露し恥ずかしさのあまり遙奈は寝室には向かうことなく、書棚に手を付いて背後からして欲しいとねだる。背面立位で背の低い少年とアクロバティックな交わりを経た遙奈は、愛情の果てにママと呼んでと求め膣奥で迸りを受け止めると、床に横たわり二度目は正常位で交わるが、直海を手放すことなど頭にはなく情交に溺れていくのであった。

一方その頃雪音は毎年恒例となった透子の実家の所有する別荘へ二人で泊まることになるが、透子がナンパされたのを思い出し陰鬱な表情を浮かべているのを見ると、処女という現実に深刻になりすぎているようだからと直海に抱かれてみてはと提案する。確かに直海なら男とは意識せずに話ができる、そう考えた透子は2ヵ月間迷った末に抱かれることを受け入れる。
自分の部屋に直海を招き入れされるがままに愛撫されていた透子だったが、少年が我慢汁を滲ませながらペニスを背中に押し付けているのに気付くと、爆乳を使ったパイズリでイカせてあげたいからと提案する。快感に顔を歪ませる直海の表情を可愛いと思いながら放精を浴びた透子はベッドに横たわると、正常位で破瓜を迎えて中出しされ更に四つん這いにさせられて二回戦に雪崩れ込む。セフレにしても良いよねという少年の腰遣いに溺れた透子は、その願いにアッサリと応じるのであった。

こうして三者三様の関係を重ねていく直海だったが、クリスマスを迎えて両親が温泉宿へ泊まりにいっている間に三石家のリビングで遙奈や透子を侍らせていた。イラマチオ同然に透子の口腔に射精した後遙奈をバックで貫きスパンキングしながら交わっていた直海は、透子が羨ましそうに遙奈を見て秘所を弄っているのを見てかねてから疑問に思っていたことを問い掛ける。そして三人の乱交をモニターから見守っていた雪音は透子の答えを聞いて満足そうに頷き、部屋に戻ってきた少年にプレゼントを渡しその理由を説明すると、胤付けプレイと称して正常位で直海を受け止めるのであった。


【レビュー】

9作品目となった作者の新刊は、着衣のままでの情交に拘った描写とタフな主人公に支配されるヒロインたちの被虐的な悦びを描いた小日向諒作品としての基本的な線は残しつつも、本作では主人公の設定そのものが倒錯的である。外見上は二次性徴の兆しが見えない主人公が憧れの隣人お姉ちゃんである雪音に筆下ろししてもらうまでが「講習」と題された前半の山場であるが、ミストレスとして雪音が主人公をコントロールしながらも濃密で甘々な情交描写が続いていく。

そして主人公は雪音に教えてもらったテクニックを駆使して彼女の母親で経営者の遙奈と、その隣人で看護師(ナース)の透子の二人を性的な虜にしていくのが後半の流れである。理知的な未亡人の遙奈はやや被虐的な趣向の持ち主で、爆乳という容姿に劣等感を抱き男を遠ざけてきたのが透子であるが、二人とも主人公との交わりを経てそれぞれに秘めた願望を露わにしていくのである。作中では「予習」と「復習」と題されている。

最後に雪音も交えて主人公が美女たちを性的に侍らせる流れとなるならば、始めに述べたようにこれまでの小日向諒作品と同じまとめ方であるが、本作では「真のご主人様」に従うところまで描かれている。そこまで含めた倒錯性がこの作者の意向とするならば、成功だったと言えるのかもしれない。これが「応用」と題された部分である。

ちなみに二次性徴の兆しが見えない(のに性欲旺盛な)主人公の設定は、ここ最近のフランス書院文庫の誘惑系作品である一定の数を占めるようになって来ている。こうした非実在の主人公が出てくるフィクションは読み手の嗜好とも関わってくるため多数の支持を得られるかはともかくとして、自主規制の名の元に画一的で無難な作品ばかりではない黒本の方向性に今後も期待が持てるところである。

※本作とのリンク?

小日向諒作品ではお馴染みとなった作品間リンクですが、本作も舞台は斎美市となっていることから時系列が同じという前提であれば、以下のリンクが考えられます。

・三石雪音:お嬢様学校として知られる慶徳女子高等学院の出身。
「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」の久瀬菜央美(19歳)も慶徳を卒業したばかりなので、同級生の可能性があります。
「【隣りの果実】幼なじみの母娘」の武藤桃香も慶徳OGなので、二人から見れば1~2学年先輩となります。
他にも他作品で慶徳在学のヒロインは複数いたはずですよね。

・小野原透子:斎美市立病院のナースなので、「女医とナース【淫虜(とりこ)】」の登場人物、中でも同じナースの綾瀬美咲とは同い年ですから、面識があるかもしれませんね。また慶徳のOGでもあります。

tag : 童貞 処女

小日向諒「女医とナース【淫虜(とりこ)】」

小日向諒「女医とナース【淫虜】」
(フランス書院文庫、2012年5月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年8月4日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

女医とナース【淫虜】
小日向 諒
フランス書院
2014-06-20




【あらすじ】

外科医の隼人は同僚で小児科医の澪が泥酔して倒れている所を介抱するが、彼女の事情を聞き懇願されて抱く事に。一人前になるまではと恋心を抑えセックスフレンドに徹していたナースの美咲も2人の関係に気付き参戦する。


【登場人物】

吾川隼人
32歳。市立病院に勤める消化器担当の外科医。兄妹たちがおり、特に優秀な兄2人と比べられる人生を送ってきたせいかやや卑屈な所も有るが、性格は真面目で聞き上手なタイプ。但し性欲は人並み以上で連戦も出来る様子。

小宮澪
29歳。隼人と同じ病院に勤める有能な小児外科医。黒髪で背が高く凛とした風貌は麗人を思わせる。家庭の経済環境が思わしくなく、苦労して医師になった為男に全く縁が無かった。隼人に対しては院長の遠縁に当たる縁故採用との噂を鵜呑みにしたせいか、きつく当たる事が多かった。Gカップの処女。

綾瀬美咲
24歳。バイタリティ溢れる着任2年目の看護師。ツーサイドにした髪型に愛嬌のある風貌と、その幼さに反するFカップの双乳の持ち主。仕事で壁にぶつかり隼人に相談に乗ってもらって以来1年近くセックスフレンドの関係だが、一人前になってからと決意し隼人の告白を断っている。


【展開】

徹夜明けで手術を終えた隼人は病院の屋外のベンチで一服していると、出勤してきた美咲に声を掛けられデートの約束をするが、その後やって来た澪に感情のこもらない口調で喫煙を注意されてしまう。隼人は彼女の言い分はもっともだと承服するが、一方的に嫌われていることに複雑な思いを拭えずにいた。

その晩隼人は宿泊するつもりでホテルのスイートルームを予約し、セパレートストッキングだけ穿いた美咲を抱き、二回戦は背後から貫いて絶頂へ導く。しかし夜の街に繰り出そうとした時に、酔い潰れている澪を見付けて部屋に連れ帰る羽目になる。案の定目覚めた澪は警戒心剥き出しだったが、自分に非があると分かって退出しようとした隼人を呼び止める。自分の経緯を話し自嘲する澪に対し、隼人は矜持を削ぐことは言うなと返すと、ならば女としての魅力があるのなら抱いて欲しいと求められる。
全幅の信頼をおき素直すぎる澪に対し隼人は名前を呼びながら服を一枚ずつ脱がせていくと、彼女が実用性重視でサスペンダーストッキングとローライズのショーツを穿いているのを見て、これはエロいと告げて羞恥を与える。そして正常位で処女を奪うと、よがり狂った姿を見たいと告げて絶頂へ導くのであった。

初夜から1ヵ月が経ち美咲との関係を包み隠さず話した上で澪との付き合いを始めた隼人であったが、一方で美咲には都合が付かないと逢わぬようにしていた。久し振りに院内で隼人と再会した美咲は、澪の態度の軟化と隼人だけには厳しいとのナースたちとの噂話から、二人に何かあると察知する。その頃澪は隼人に手作り弁当を振る舞おうと病院の屋上に連れて来るが、二人ともまだ時間があると分かり、貯水槽の陰に隠れて口唇奉仕や立ちバックでの情交に及んでしまう。

その日の夜特別個室で美咲と逢う約束をしていた隼人は、澪と正式に付き合うため彼女には別れを告げようとやって来る。しかし美咲から彼女に昇格させて欲しいと先手を打たれ、澪へのライバル心を抱きながらもストッキング越しに脚でペニスに刺激を与えて射精させられる。そして美咲はシームを破いて股布をずらすと騎乗位で交わるが、隼人もされてばかりではと腰を突き上げて反撃し膣奥に中出しをするのだった。

その翌日美咲は澪と喫茶店で会う約束をし宣戦布告するが、澪も互いに見ている前で隼人に振られるのなら納得がいくと取り決めを要求し、その二日後の休日に二人が隼人の部屋にやって来て承服させてしまう。そんな三人での関係も年末を迎え、ホテルのスイートルームで隼人は衣装を交換した美咲と澪の姿に興奮すると、まず美咲が前戯の一貫で澪にレズり始めて絶頂へ導く。
隼人はそんな澪の乱れたナース姿を見て馬乗りになるとイラマチオ同然に腰を遣い口内へ射精し、今度は美咲が自慢の巨乳を使ったパイズリフェラで二度目の射精に導く。そして隼人は二人が望むどちらかを恋人にするということは到底無理だと思い、彼女たちをまとめて愛そうと決意すると、二人を交互に貫き中出しする。

そして一年後病院を出てクリニックを開業した澪に隼人と美咲が付いていく形となり、経営も軌道に乗って来たある日、隼人は二人の恋人を孕ませようと禁欲していた性欲を開放する。澪と美咲も隼人の子を身籠ることを夢想し、終わらない性交を重ねるのだった。


【レビュー】

前作「淫蕩る… 隣のおばさん・隣の美娘」がフランス書院文庫らしい隣人との母娘丼を題材にしたのに対し、本作はより大人の登場人物が彩る官能作品である。32歳のこれといって特徴のない医師が、29歳のクールな天才小児科医と24歳の愛らしいナースそれぞれの内面を知り、性的には少々Sっぽい嗜好を交えて絶倫ぶりを発揮している。自ら優秀でないと知っているだけに、主人公は二人の悩みごとに対して特に気の利いたことは告げていないものの、それが却って嫌味にならない部分でもある。

小児科医はこれまで勉学と仕事に打ち込み、お見合いを通じて生真面目過ぎる性格を変えたいと願い、主人公の介抱を受けたのをきっかけに自らの被虐性に気付いていく。情交描写の過半は彼女とのものであるが、先述の通りセックスの時はSっ気が強くなる主人公との相性は抜群と言えるのかもしれない。

一方のナースは職務のつらさを打ち明けて悩みを克服しており、それでも主人公のセックスフレンドでありたいと一旦告白を断ったのは、芯にある真面目さに裏付けされているのかもしれない。その中で憧れの女医が主人公とデキていることを知って自らも主人公の恋人への格上げを宣言するが、その中でバイセクシャルの気も出し始めているところが面白かったと思う。

本作は小日向流の主人公像を踏襲しながらも、それぞれが抱える闇の部分にも焦点を当てたストーリー性の強いものである。本作以降も「その後」を描いて締めており、あえて結論をボカすことの多い中で独自性を出していると思う。


※本作でのリンク:吾川隼人の友人は、「姪姉妹【寵愛】」の天海亮二です。冒頭で二人が飲みに行くところまで行ったものの、緊急手術で呼ばれやむなく隼人が病院へ戻るという記述があります。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2012/4/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。院内でもひときわ目立つ黒髪と艶やかな美脚で、男の視線を釘付けにする気高き女医・小宮澪。あどけない容姿と不釣り合いな豊乳がたまらない、瑞々しい若さが魅力の新米ナース・綾瀬美咲。勤務中には見せない僕だけが知っている裏の顔。年下の女医が、小悪魔ナースが、美しき愛獣に!(引用元:Amazon)★★★★★ 単にカラダを重ね...
女医とナース-淫虜〈とりこ〉(著:小日向諒、フランス書院文庫)








2016年8月には9作品目に当たる新刊が刊行されます。




「『おとなのお勉強』の時間はこれからよ」隣家の女子大生にたっぷり施された初体験学習。
キスの仕方、おっぱいの触り方、××の愛し方……セックスの基本から応用まで教わった直海は、
36歳の熟女肉、24歳の処女肉で「実践」しようと……遙奈、雪音、透子――三人の特別な年上家庭教師!
(公式あらすじより)



あらすじから伺えるのは、18歳の遙奈が最初に主人公の手解きをするものと思われます。24歳のナース雪音は処女らしいのですが、ナースといえば「女医とナース【淫虜】」とも繋げやすそうです。果たしてどうでしょうか?

tag : 社会人主人公

小日向諒「淫蕩る… 隣のおばさん・隣の美娘」

小日向諒「淫蕩る…(とろける) 隣のおばさん・隣の美娘」
(フランス書院文庫、2011年9月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年8月3日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

淫蕩る… 隣のおばさん・隣の美娘
小日向 諒
フランス書院
2014-05-23




【あらすじ】

隣人で未亡人の綾音に想いを寄せる優樹。そこへ綾音の義娘の理紗から自分の身体を使って綾音を魅了するようにと告げられ、関係を持つ事に。


【登場人物】

倉橋優樹
16歳。考古学者の父は南米へ発掘、母も寄り添って向かった為独り暮らし。成績は優秀だが、性格は大人しく身長は160cm台と小柄で、中性的な容姿であり理紗からは弟扱いされている。綾音に秘かな想いを抱いているが、口に出せずにいる。童貞。

霧崎綾音
32歳。倉橋家の隣人で6年前に結婚するも2年後に夫を亡くした。純和風の髪型の似合う、年相応にむっちりした身体の女性。国立大卒のトライリンガルで翻訳作家として生計を立てている。理紗の実母の後輩で当初は義娘になつかれずにいたが、夫の死をきっかけに和解している。

霧崎理紗
17歳。先妻の娘の為綾音とは血の繋がりが無いが、綾音の幸せを願っている。綾音が好きなのを知り優樹を応援する一方、秘かな想いを抱いている。ブラウンのセミロングの髪型に鳶色の瞳と165cmの高身長とFカップでモデル並みの体型で、男子の告白を大勢受けているが処女のまま。


【展開】

優樹の部屋に遊びに来た理紗は一向に綾音に告白する気配の無い優樹を見て、いつものようにヘタレだと弄るが、継母の一番のファンを自称する彼女は自分の身体を使って綾音を魅了しなさいと告げ胸の谷間を見せ付けて誘惑する。恋愛感情というより憧れの姉貴として見ていた優樹は踏み台にするみたいだと返すものの、乳房を見せられて抵抗出来る訳もなく、パイズリされて射精に導かれてしまう。体位を入れ換えてスカートとオーバーニーハイソックスを穿いたまま正常位で童貞処女を失った二人だったが、優樹はここぞとばかりに理紗を攻め立てて快感に導く。遅れて中出ししたものの、理紗が逆襲に打って出て騎乗位で求められ、空打ちするまで搾り取られるのであった。

二人の交際は2ヵ月目に入り夏休みを迎えるが、登校日の帰りに理紗は優樹の部屋に入り浸ってはセックスを求める。女子高の制服姿で足コキ奉仕を受けて射精した優樹を見て、本気で好きになってはいけないと思いながらも次第に惹かれていくのを否定出来なくなり、友人からの着信で優樹に悪戯されたのをきっかけに四つん這いになって疑似凌辱プレイを求める。正常位に変えて二回戦に入ると、理紗はこれまで許していなかったキスを求め、幼馴染みの初めてをまた一つ奪いながら想いを封印してしまう。

秋を迎えて32歳のお祝いを受けた綾音は、寝落ちした理紗を寝室まで運び終えた優樹から薔薇の花束とともに告白を受けるが、資産家の後妻という立場から即答出来ずにいた。優樹は答えを急がないが何もしないで待つつもりはないと告げると綾音に口付けをし、スカートをたくしあげて美脚に触れて陶酔すると、ショーツ越しにクンニしてアクメへ導く。
綾音は婚前交渉をして相性を見るのも大事だと遠回しにセックスを求めて寝室に移動すると、口唇奉仕を求めながら雄としての逞しさをアピールする少年に興味を抱き顔面で迸りを受け止める。更に優樹はパンストを穿かせたままシームを破いて股布をずらし正常位で交わると、綾音のことだけは一番になりたいと子宮の中まで到達するほどの快楽を与え一度は射精するが、絶頂へは辿り着かせずに焦らし続ける。そして遂に綾音から本音を引き出すと、二度目の中出しをするのであった。

一方理紗は綾音と結ばれたのかどうか優樹に聞く訳にもいかず毎日のように遅く帰宅するようにしていたが、ある日そんな義娘の気持ちを確かめるかのように綾音から優樹との交際を始めたと告げられる。快く祝福してという言葉に分かりやすい反応を見せ、本心をさらけ出した理紗は姿を見せた優樹に改めて告白すると、綾音の口から三人で仲良くと提案される。寝室で母娘に足コキされて喘いだ優樹だったが一度射精すると、二人の妻たちを四つん這いにして並べて交互に貫き、始めは綾音、次は理紗の順に中出しする。そして三年後…。


【レビュー】

デビュー作品「姪姉妹【寵愛】」のヒットを受けた本作は、フランス書院文庫でお馴染みの母娘と高校に通う主人公が登場する誘惑作品である。10代の少年が身近に若いヒロインがいるのに、歳の離れた未亡人の方に惹かれるのかやや説得力に欠けることもある黒本流誘惑作品だが、本作では継母(綾音)想いの義娘(理紗)が主人公に手解きをしてあげるという導入部が小日向諒作品らしいところだろう。

近過ぎるから恋愛感情を抱かないのはあくまでも主人公の側であり、理紗からすれば振り向いてくれない相手への代償行為として「期間限定」の恋人関係を選択するという理由付けがなされている。一方の綾音としては主人公の想いに気付いてはいるものの、義娘の気持ちや何よりも亡き夫への貞操を考えたら若干堕ちるのが早いのかなという気もしなくはない。個人的には理紗寄りのスタンスなので序盤から続く「疑似姉弟」のシチュエーションは非常に良かったが、想い人のはずの綾音から見ればちょっと物足りないのかもしれない。プレイの一貫ではあるが主人公が足コキを受ける時はMになったり、綾音と交わる時は若干の違和感があるもののSになったりと見せる落差は面白いと思う。

小日向諒作品らしくヒロインの着衣を全て脱がさないというのはお約束であり、理紗はガーターで吊ったセパレートストッキング、綾音は直接パンストを穿いてシームを破くなど趣向を凝らしている。足だけに性戯に長けた理紗が綾音に対し、果物を使って足コキをレクチャーする場面はありそうで無かったような描写で、そのシュールさに主人公が身震いする場面がある。

※本作でのリンク:本作の霧崎理紗の友人は、「姪姉妹【寵愛】」の天海沙羅(姪妹)です。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2011/9/22 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。「憧れだった綾音さんとセックスしているなんて」ずっと想い続けた隣家の熟女と蜜事を交わす高校生。膣内にみっちりと埋め込まれた男根を抜き差しすれば、32歳の潤んだ身体は甘い快楽に貫かれてしまう。未亡人は知らない。恍惚を甦らせてくれた若茎が、愛する義娘・理紗の純潔を散らしていたこ...
淫蕩る…-隣のおばさん・隣りの美娘(著:小日向諒、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞 母娘丼 処女

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
管理人のTwitter