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小日向諒「体験学習 隣人母娘と年上ナース」

小日向諒「体験学習 隣人母娘と年上ナース」
(フランス書院文庫、2016年8月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

受験を控える直海は隣人お姉ちゃんの雪音の家庭教師を受けながら勉強していたが、ミニから覗き見える美脚に惹かれているのを知られてしまう。直海は巧妙に仕掛けられた罠とは気付かずに雪音に筆下ろししてもらうが、いつしか標的を隣人の母親の遙奈やナースの透子にも向けてしまい…。

【登場人物】

鷲塚直海
通学鞄を両肩に担いで学校へ通い、進学のための受験を控える年頃の少年。三石家の左隣りに両親とともに暮らしている。まだ二次性徴らしきものは見られず、背丈も雪音の胸辺りくらいと小柄だが、彼女をお嫁さんにしたいと可愛らしさを見せている。

三石雪音
18歳でこの春に大学へ進学したばかり。隣人の直海に対して偏執なまでの少年愛を抱き、自らの倒錯した欲望を満たそうとする。肩辺りまで伸ばしたブラウンの髪にEカップの美乳に、スラッとした長い脚が魅力的な美女。直海に捧げるために純潔を貫いている。

三石遙奈
36歳。若い頃に夫を亡くし自ら立ち上げた輸入代理店を経営し、社会的なステータスを築いている。背が高くカリスマ性を備えた知的な美女だが、実は性的にはマゾの資質を持ち、直海に対しては母親のような慈愛に満ちた優しさを見せる。

小野原透子
24歳。6年前に三石家の右隣りに越してきて以来、直海ともども仲良くしているが、スレンダーながらもIカップの爆乳にコンプレックスを抱き、男性恐怖症に陥っている。父親を除いては唯一話ができる男性が直海だが、実は隠れた欲望を秘めていることに気付いていない。市立病院で働くナースで処女。

【展開】

梅雨入りして間もなく雪音の部屋で勉強を教わる直海だったが、ベッドに座っている彼女の美脚が視界に入り思わず見とれていると、雪音から覗きをたしなめられつつも見たいのならショーツを見せてあげると告げられる。その代わり自分のブリーフ姿も披露する羽目になるが、ストッキング越しに秘所に触らせてもらった上に舐めて良いとまで言われ、無我夢中でクンニしていると雪音がエクスタシーを感じてイってしまう。
そのお返しとばかりに雪音は直海のブリーフを脱がすと身体付きには似合わぬ巨根に驚き、ストッキングを穿いた足でペニスを扱き射精に導くと、もう我慢の限界とばかりにセックスしようと誘う。センターシームを破りショーツの股布をずらして正常位で交わるものの、呆気なく果ててしまい泣き出してしまった直海を慰めつつも二回戦に挑むと、美乳を晒し少年と密着しながら膣奥で射精を受け止めるのであった。

直海とセックスを繰り返す雪音は、遙奈にも関係を認めてもらおうとわざと情交に及んでいる場面を母親に見せ付け、更には以前からオナニーしていたのに気付いていたと告げる。あくまでも自分が恋人だから直海を貸してあげるだけという娘の提案に乗ってしまった遙奈は、夏休みを迎えて雪音が不在にしたある日勉強中の直海からセックスをしたいという言葉を引き出し受け入れてしまう。
不意に少年に母性を発露し恥ずかしさのあまり遙奈は寝室には向かうことなく、書棚に手を付いて背後からして欲しいとねだる。背面立位で背の低い少年とアクロバティックな交わりを経た遙奈は、愛情の果てにママと呼んでと求め膣奥で迸りを受け止めると、床に横たわり二度目は正常位で交わるが、直海を手放すことなど頭にはなく情交に溺れていくのであった。

一方その頃雪音は毎年恒例となった透子の実家の所有する別荘へ二人で泊まることになるが、透子がナンパされたのを思い出し陰鬱な表情を浮かべているのを見ると、処女という現実に深刻になりすぎているようだからと直海に抱かれてみてはと提案する。確かに直海なら男とは意識せずに話ができる、そう考えた透子は2ヵ月間迷った末に抱かれることを受け入れる。
自分の部屋に直海を招き入れされるがままに愛撫されていた透子だったが、少年が我慢汁を滲ませながらペニスを背中に押し付けているのに気付くと、爆乳を使ったパイズリでイカせてあげたいからと提案する。快感に顔を歪ませる直海の表情を可愛いと思いながら放精を浴びた透子はベッドに横たわると、正常位で破瓜を迎えて中出しされ更に四つん這いにさせられて二回戦に雪崩れ込む。セフレにしても良いよねという少年の腰遣いに溺れた透子は、その願いにアッサリと応じるのであった。

こうして三者三様の関係を重ねていく直海だったが、クリスマスを迎えて両親が温泉宿へ泊まりにいっている間に三石家のリビングで遙奈や透子を侍らせていた。イラマチオ同然に透子の口腔に射精した後遙奈をバックで貫きスパンキングしながら交わっていた直海は、透子が羨ましそうに遙奈を見て秘所を弄っているのを見てかねてから疑問に思っていたことを問い掛ける。そして三人の乱交をモニターから見守っていた雪音は透子の答えを聞いて満足そうに頷き、部屋に戻ってきた少年にプレゼントを渡しその理由を説明すると、胤付けプレイと称して正常位で直海を受け止めるのであった。


【レビュー】

9作品目となった作者の新刊は、着衣のままでの情交に拘った描写とタフな主人公に支配されるヒロインたちの被虐的な悦びを描いた小日向諒作品としての基本的な線は残しつつも、本作では主人公の設定そのものが倒錯的である。外見上は二次性徴の兆しが見えない主人公が憧れの隣人お姉ちゃんである雪音に筆下ろししてもらうまでが「講習」と題された前半の山場であるが、ミストレスとして雪音が主人公をコントロールしながらも濃密で甘々な情交描写が続いていく。

そして主人公は雪音に教えてもらったテクニックを駆使して彼女の母親で経営者の遙奈と、その隣人で看護師(ナース)の透子の二人を性的な虜にしていくのが後半の流れである。理知的な未亡人の遙奈はやや被虐的な趣向の持ち主で、爆乳という容姿に劣等感を抱き男を遠ざけてきたのが透子であるが、二人とも主人公との交わりを経てそれぞれに秘めた願望を露わにしていくのである。作中では「予習」と「復習」と題されている。

最後に雪音も交えて主人公が美女たちを性的に侍らせる流れとなるならば、始めに述べたようにこれまでの小日向諒作品と同じまとめ方であるが、本作では「真のご主人様」に従うところまで描かれている。そこまで含めた倒錯性がこの作者の意向とするならば、成功だったと言えるのかもしれない。これが「応用」と題された部分である。

ちなみに二次性徴の兆しが見えない(のに性欲旺盛な)主人公の設定は、ここ最近のフランス書院文庫の誘惑系作品である一定の数を占めるようになって来ている。こうした非実在の主人公が出てくるフィクションは読み手の嗜好とも関わってくるため多数の支持を得られるかはともかくとして、自主規制の名の元に画一的で無難な作品ばかりではない黒本の方向性に今後も期待が持てるところである。

※本作とのリンク?

小日向諒作品ではお馴染みとなった作品間リンクですが、本作も舞台は斎美市となっていることから時系列が同じという前提であれば、以下のリンクが考えられます。

・三石雪音:お嬢様学校として知られる慶徳女子高等学院の出身。
「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」の久瀬菜央美(19歳)も慶徳を卒業したばかりなので、同級生の可能性があります。
「【隣りの果実】幼なじみの母娘」の武藤桃香も慶徳OGなので、二人から見れば1~2学年先輩となります。
他にも他作品で慶徳在学のヒロインは複数いたはずですよね。

・小野原透子:斎美市立病院のナースなので、「女医とナース【淫虜(とりこ)】」の登場人物、中でも同じナースの綾瀬美咲とは同い年ですから、面識があるかもしれませんね。また慶徳のOGでもあります。

tag : 童貞 処女

小日向諒「女医とナース【淫虜(とりこ)】」

小日向諒「女医とナース【淫虜】」
(フランス書院文庫、2012年5月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年8月4日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

女医とナース【淫虜】
小日向 諒
フランス書院
2014-06-20




【あらすじ】

外科医の隼人は同僚で小児科医の澪が泥酔して倒れている所を介抱するが、彼女の事情を聞き懇願されて抱く事に。一人前になるまではと恋心を抑えセックスフレンドに徹していたナースの美咲も2人の関係に気付き参戦する。


【登場人物】

吾川隼人
32歳。市立病院に勤める消化器担当の外科医。兄妹たちがおり、特に優秀な兄2人と比べられる人生を送ってきたせいかやや卑屈な所も有るが、性格は真面目で聞き上手なタイプ。但し性欲は人並み以上で連戦も出来る様子。

小宮澪
29歳。隼人と同じ病院に勤める有能な小児外科医。黒髪で背が高く凛とした風貌は麗人を思わせる。家庭の経済環境が思わしくなく、苦労して医師になった為男に全く縁が無かった。隼人に対しては院長の遠縁に当たる縁故採用との噂を鵜呑みにしたせいか、きつく当たる事が多かった。Gカップの処女。

綾瀬美咲
24歳。バイタリティ溢れる着任2年目の看護師。ツーサイドにした髪型に愛嬌のある風貌と、その幼さに反するFカップの双乳の持ち主。仕事で壁にぶつかり隼人に相談に乗ってもらって以来1年近くセックスフレンドの関係だが、一人前になってからと決意し隼人の告白を断っている。


【展開】

徹夜明けで手術を終えた隼人は病院の屋外のベンチで一服していると、出勤してきた美咲に声を掛けられデートの約束をするが、その後やって来た澪に感情のこもらない口調で喫煙を注意されてしまう。隼人は彼女の言い分はもっともだと承服するが、一方的に嫌われていることに複雑な思いを拭えずにいた。

その晩隼人は宿泊するつもりでホテルのスイートルームを予約し、セパレートストッキングだけ穿いた美咲を抱き、二回戦は背後から貫いて絶頂へ導く。しかし夜の街に繰り出そうとした時に、酔い潰れている澪を見付けて部屋に連れ帰る羽目になる。案の定目覚めた澪は警戒心剥き出しだったが、自分に非があると分かって退出しようとした隼人を呼び止める。自分の経緯を話し自嘲する澪に対し、隼人は矜持を削ぐことは言うなと返すと、ならば女としての魅力があるのなら抱いて欲しいと求められる。
全幅の信頼をおき素直すぎる澪に対し隼人は名前を呼びながら服を一枚ずつ脱がせていくと、彼女が実用性重視でサスペンダーストッキングとローライズのショーツを穿いているのを見て、これはエロいと告げて羞恥を与える。そして正常位で処女を奪うと、よがり狂った姿を見たいと告げて絶頂へ導くのであった。

初夜から1ヵ月が経ち美咲との関係を包み隠さず話した上で澪との付き合いを始めた隼人であったが、一方で美咲には都合が付かないと逢わぬようにしていた。久し振りに院内で隼人と再会した美咲は、澪の態度の軟化と隼人だけには厳しいとのナースたちとの噂話から、二人に何かあると察知する。その頃澪は隼人に手作り弁当を振る舞おうと病院の屋上に連れて来るが、二人ともまだ時間があると分かり、貯水槽の陰に隠れて口唇奉仕や立ちバックでの情交に及んでしまう。

その日の夜特別個室で美咲と逢う約束をしていた隼人は、澪と正式に付き合うため彼女には別れを告げようとやって来る。しかし美咲から彼女に昇格させて欲しいと先手を打たれ、澪へのライバル心を抱きながらもストッキング越しに脚でペニスに刺激を与えて射精させられる。そして美咲はシームを破いて股布をずらすと騎乗位で交わるが、隼人もされてばかりではと腰を突き上げて反撃し膣奥に中出しをするのだった。

その翌日美咲は澪と喫茶店で会う約束をし宣戦布告するが、澪も互いに見ている前で隼人に振られるのなら納得がいくと取り決めを要求し、その二日後の休日に二人が隼人の部屋にやって来て承服させてしまう。そんな三人での関係も年末を迎え、ホテルのスイートルームで隼人は衣装を交換した美咲と澪の姿に興奮すると、まず美咲が前戯の一貫で澪にレズり始めて絶頂へ導く。
隼人はそんな澪の乱れたナース姿を見て馬乗りになるとイラマチオ同然に腰を遣い口内へ射精し、今度は美咲が自慢の巨乳を使ったパイズリフェラで二度目の射精に導く。そして隼人は二人が望むどちらかを恋人にするということは到底無理だと思い、彼女たちをまとめて愛そうと決意すると、二人を交互に貫き中出しする。

そして一年後病院を出てクリニックを開業した澪に隼人と美咲が付いていく形となり、経営も軌道に乗って来たある日、隼人は二人の恋人を孕ませようと禁欲していた性欲を開放する。澪と美咲も隼人の子を身籠ることを夢想し、終わらない性交を重ねるのだった。


【レビュー】

前作「淫蕩る… 隣のおばさん・隣の美娘」がフランス書院文庫らしい隣人との母娘丼を題材にしたのに対し、本作はより大人の登場人物が彩る官能作品である。32歳のこれといって特徴のない医師が、29歳のクールな天才小児科医と24歳の愛らしいナースそれぞれの内面を知り、性的には少々Sっぽい嗜好を交えて絶倫ぶりを発揮している。自ら優秀でないと知っているだけに、主人公は二人の悩みごとに対して特に気の利いたことは告げていないものの、それが却って嫌味にならない部分でもある。

小児科医はこれまで勉学と仕事に打ち込み、お見合いを通じて生真面目過ぎる性格を変えたいと願い、主人公の介抱を受けたのをきっかけに自らの被虐性に気付いていく。情交描写の過半は彼女とのものであるが、先述の通りセックスの時はSっ気が強くなる主人公との相性は抜群と言えるのかもしれない。

一方のナースは職務のつらさを打ち明けて悩みを克服しており、それでも主人公のセックスフレンドでありたいと一旦告白を断ったのは、芯にある真面目さに裏付けされているのかもしれない。その中で憧れの女医が主人公とデキていることを知って自らも主人公の恋人への格上げを宣言するが、その中でバイセクシャルの気も出し始めているところが面白かったと思う。

本作は小日向流の主人公像を踏襲しながらも、それぞれが抱える闇の部分にも焦点を当てたストーリー性の強いものである。本作以降も「その後」を描いて締めており、あえて結論をボカすことの多い中で独自性を出していると思う。


※本作でのリンク:吾川隼人の友人は、「姪姉妹【寵愛】」の天海亮二です。冒頭で二人が飲みに行くところまで行ったものの、緊急手術で呼ばれやむなく隼人が病院へ戻るという記述があります。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2012/4/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。院内でもひときわ目立つ黒髪と艶やかな美脚で、男の視線を釘付けにする気高き女医・小宮澪。あどけない容姿と不釣り合いな豊乳がたまらない、瑞々しい若さが魅力の新米ナース・綾瀬美咲。勤務中には見せない僕だけが知っている裏の顔。年下の女医が、小悪魔ナースが、美しき愛獣に!(引用元:Amazon)★★★★★ 単にカラダを重ね...
女医とナース-淫虜〈とりこ〉(著:小日向諒、フランス書院文庫)








2016年8月には9作品目に当たる新刊が刊行されます。




「『おとなのお勉強』の時間はこれからよ」隣家の女子大生にたっぷり施された初体験学習。
キスの仕方、おっぱいの触り方、××の愛し方……セックスの基本から応用まで教わった直海は、
36歳の熟女肉、24歳の処女肉で「実践」しようと……遙奈、雪音、透子――三人の特別な年上家庭教師!
(公式あらすじより)



あらすじから伺えるのは、18歳の遙奈が最初に主人公の手解きをするものと思われます。24歳のナース雪音は処女らしいのですが、ナースといえば「女医とナース【淫虜】」とも繋げやすそうです。果たしてどうでしょうか?

tag : 社会人主人公

小日向諒「淫蕩る… 隣のおばさん・隣の美娘」

小日向諒「淫蕩る…(とろける) 隣のおばさん・隣の美娘」
(フランス書院文庫、2011年9月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年8月3日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

淫蕩る… 隣のおばさん・隣の美娘
小日向 諒
フランス書院
2014-05-23




【あらすじ】

隣人で未亡人の綾音に想いを寄せる優樹。そこへ綾音の義娘の理紗から自分の身体を使って綾音を魅了するようにと告げられ、関係を持つ事に。


【登場人物】

倉橋優樹
16歳。考古学者の父は南米へ発掘、母も寄り添って向かった為独り暮らし。成績は優秀だが、性格は大人しく身長は160cm台と小柄で、中性的な容姿であり理紗からは弟扱いされている。綾音に秘かな想いを抱いているが、口に出せずにいる。童貞。

霧崎綾音
32歳。倉橋家の隣人で6年前に結婚するも2年後に夫を亡くした。純和風の髪型の似合う、年相応にむっちりした身体の女性。国立大卒のトライリンガルで翻訳作家として生計を立てている。理紗の実母の後輩で当初は義娘になつかれずにいたが、夫の死をきっかけに和解している。

霧崎理紗
17歳。先妻の娘の為綾音とは血の繋がりが無いが、綾音の幸せを願っている。綾音が好きなのを知り優樹を応援する一方、秘かな想いを抱いている。ブラウンのセミロングの髪型に鳶色の瞳と165cmの高身長とFカップでモデル並みの体型で、男子の告白を大勢受けているが処女のまま。


【展開】

優樹の部屋に遊びに来た理紗は一向に綾音に告白する気配の無い優樹を見て、いつものようにヘタレだと弄るが、継母の一番のファンを自称する彼女は自分の身体を使って綾音を魅了しなさいと告げ胸の谷間を見せ付けて誘惑する。恋愛感情というより憧れの姉貴として見ていた優樹は踏み台にするみたいだと返すものの、乳房を見せられて抵抗出来る訳もなく、パイズリされて射精に導かれてしまう。体位を入れ換えてスカートとオーバーニーハイソックスを穿いたまま正常位で童貞処女を失った二人だったが、優樹はここぞとばかりに理紗を攻め立てて快感に導く。遅れて中出ししたものの、理紗が逆襲に打って出て騎乗位で求められ、空打ちするまで搾り取られるのであった。

二人の交際は2ヵ月目に入り夏休みを迎えるが、登校日の帰りに理紗は優樹の部屋に入り浸ってはセックスを求める。女子高の制服姿で足コキ奉仕を受けて射精した優樹を見て、本気で好きになってはいけないと思いながらも次第に惹かれていくのを否定出来なくなり、友人からの着信で優樹に悪戯されたのをきっかけに四つん這いになって疑似凌辱プレイを求める。正常位に変えて二回戦に入ると、理紗はこれまで許していなかったキスを求め、幼馴染みの初めてをまた一つ奪いながら想いを封印してしまう。

秋を迎えて32歳のお祝いを受けた綾音は、寝落ちした理紗を寝室まで運び終えた優樹から薔薇の花束とともに告白を受けるが、資産家の後妻という立場から即答出来ずにいた。優樹は答えを急がないが何もしないで待つつもりはないと告げると綾音に口付けをし、スカートをたくしあげて美脚に触れて陶酔すると、ショーツ越しにクンニしてアクメへ導く。
綾音は婚前交渉をして相性を見るのも大事だと遠回しにセックスを求めて寝室に移動すると、口唇奉仕を求めながら雄としての逞しさをアピールする少年に興味を抱き顔面で迸りを受け止める。更に優樹はパンストを穿かせたままシームを破いて股布をずらし正常位で交わると、綾音のことだけは一番になりたいと子宮の中まで到達するほどの快楽を与え一度は射精するが、絶頂へは辿り着かせずに焦らし続ける。そして遂に綾音から本音を引き出すと、二度目の中出しをするのであった。

一方理紗は綾音と結ばれたのかどうか優樹に聞く訳にもいかず毎日のように遅く帰宅するようにしていたが、ある日そんな義娘の気持ちを確かめるかのように綾音から優樹との交際を始めたと告げられる。快く祝福してという言葉に分かりやすい反応を見せ、本心をさらけ出した理紗は姿を見せた優樹に改めて告白すると、綾音の口から三人で仲良くと提案される。寝室で母娘に足コキされて喘いだ優樹だったが一度射精すると、二人の妻たちを四つん這いにして並べて交互に貫き、始めは綾音、次は理紗の順に中出しする。そして三年後…。


【レビュー】

デビュー作品「姪姉妹【寵愛】」のヒットを受けた本作は、フランス書院文庫でお馴染みの母娘と高校に通う主人公が登場する誘惑作品である。10代の少年が身近に若いヒロインがいるのに、歳の離れた未亡人の方に惹かれるのかやや説得力に欠けることもある黒本流誘惑作品だが、本作では継母(綾音)想いの義娘(理紗)が主人公に手解きをしてあげるという導入部が小日向諒作品らしいところだろう。

近過ぎるから恋愛感情を抱かないのはあくまでも主人公の側であり、理紗からすれば振り向いてくれない相手への代償行為として「期間限定」の恋人関係を選択するという理由付けがなされている。一方の綾音としては主人公の想いに気付いてはいるものの、義娘の気持ちや何よりも亡き夫への貞操を考えたら若干堕ちるのが早いのかなという気もしなくはない。個人的には理紗寄りのスタンスなので序盤から続く「疑似姉弟」のシチュエーションは非常に良かったが、想い人のはずの綾音から見ればちょっと物足りないのかもしれない。プレイの一貫ではあるが主人公が足コキを受ける時はMになったり、綾音と交わる時は若干の違和感があるもののSになったりと見せる落差は面白いと思う。

小日向諒作品らしくヒロインの着衣を全て脱がさないというのはお約束であり、理紗はガーターで吊ったセパレートストッキング、綾音は直接パンストを穿いてシームを破くなど趣向を凝らしている。足だけに性戯に長けた理紗が綾音に対し、果物を使って足コキをレクチャーする場面はありそうで無かったような描写で、そのシュールさに主人公が身震いする場面がある。

※本作でのリンク:本作の霧崎理紗の友人は、「姪姉妹【寵愛】」の天海沙羅(姪妹)です。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2011/9/22 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。「憧れだった綾音さんとセックスしているなんて」ずっと想い続けた隣家の熟女と蜜事を交わす高校生。膣内にみっちりと埋め込まれた男根を抜き差しすれば、32歳の潤んだ身体は甘い快楽に貫かれてしまう。未亡人は知らない。恍惚を甦らせてくれた若茎が、愛する義娘・理紗の純潔を散らしていたこ...
淫蕩る…-隣のおばさん・隣りの美娘(著:小日向諒、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞 母娘丼 処女

小日向諒「喪服母娘【ひとりみ】」

小日向諒「喪服母娘【ひとりみ】」
(フランス書院文庫、2016年3月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

作者本人による自著解説




【あらすじ】

8年前のある朝に出勤途中の千沙子に自転車を貸してあげたのをきっかけに、彼女と結婚間近まで漕ぎ着けた寛人だったが、自慢の精力が災いして一人で性欲処理をしようとアダルトDVDを借りるところを彼女の娘の真梨奈に見付かり詰問される。そんな彼女も実は寛人のことが好きで、満たされぬ片想いを奉仕に置き換えて彼に迫るが…。

【登場人物】

宗田寛人
28歳の会社員。8年前出勤途中の千沙子に自転車を貸してあげたのをきっかけに真梨奈の家庭教師となり、現在は千沙子の婚約者として付き合っている。女性経験は豊富で精力に満ち溢れた巨根の持ち主。

樋口千沙子
38歳。通信会社で課長職に就くキャリアウーマン。黒髪のミディアムロングヘアに理知的な双眸が特徴的。170cmを超える長身でGカップ。10年前に自ら運転する車で事故に遭い、同乗していた夫を失っている。シングルマザーとして真梨奈の良き母親であろうと努力していたが…。

樋口真梨奈
18歳の大学1年生。千沙子と亡き前夫との間に産まれたひとり娘。母親と同じような背格好の美女だが、唯一バストはDカップと控えめなのを気にしている。寛人に対しては小悪魔な態度で弄ることもあるが好意の裏返しであり、母が好きなのを知り良き娘であろうと振る舞う。

【展開】

千沙子の夫の命日に法事を終えて樋口家に帰宅した寛人は、真梨奈が外出したのを見るとリビングで千沙子をバックで抱くものの、いつもより回数が少ないのもあって欲求不満に陥る。そしてレンタル店でアダルトDVDを借りようとした所を真梨奈に見咎められ、自宅のリビングで詰問責めに合う。偶々とは言え若い娘にも興味があると真梨奈に納得され、突然自分が性欲処理をしてあげるからと提案される。手や口を使って一度精を抜き取られてもまだ勃起したままの寛人は、義娘の足を使って倒錯した感情を抱くのだった。

頻繁に寛人の自宅に押し掛けては真梨奈は性欲処理を口実に奉仕を繰り返すが、セクシーなスリップを身に付けて素股で行為を終えると義父への愛情を抑えることが出来ず泣き出してしまう。真梨奈の告白に応じ口付けを交わした寛人だったが、そこへ千沙子の呼び出しを受け樋口家に向かう。生真面目な彼女は寛人の女にはなれないと謝罪し身を退こうとするが、真梨奈は自分が恋人で母を愛人にすれば良いと提案し千沙子もそれを受け入れる。

外食を終えて自分は飲みに行くからと千沙子が夜のネオン街へ消え、先に樋口家に戻った真梨奈は濃厚な口付けだけで済ませようとした寛人を引き止め、母が居ない間に処女を奪って欲しいと訴える。寛人は真梨奈の寝室に移動し自ら跨がろうと気丈に振る舞う彼女を制し、正常位とバックで立て続けに中出しすると、酔った千沙子を迎えに行く。改めて母娘で愛したいという彼女のプロポーズを受けホテルに移動する。これまでは娘への引け目もあって立て続けの情交にあまり応じていなかった千沙子だったが、タフな寛人に翻弄されてあられもない姿を晒け出してしまう。

秋を迎え樋口家に移った寛人はある日の夕方に駅前で待ち合わせし、恋人と愛人が夕食を何にするかやり取りしているのを微笑ましく見つめ食事を済ませるとホテルに向かう。ノーパンでストッキングを直履きした千沙子に高校の制服を着た真梨奈の秘裂を口唇愛撫させ、自らは千沙子の秘所を舐めてどちらが先に達するか競わせると、寛人は言葉責めにしながら先に千沙子を貫き孕ませ願望を口にする。次に達した振りをして二人の情交を見ていた真梨奈にもお仕置きと称し、寛人は濃厚な子胤を注ぎ込むのであった。

【レビュー】

本作の主人公は28歳の社会人【寛人】であり、長年に渡り親しく付き合って来た38歳のキャリアウーマンの【千沙子】とその娘の【真梨奈】18歳がメインヒロインとなる。題名が「喪服母娘」なのでいかにもな印象を与えるが、実際に喪服姿の情交場面は序盤の千沙子のみである。ヒロインとは完全には服を脱がさずに交わる描写が主なのは、小日向諒作品に触れている読者ならばもう承知のことであろう。本作での情交場面は千沙子が2回、真梨奈が1回、母娘で1回ではあるものの、一つ一つの場面はいずれも濃厚である。

本作の主旨は「義娘もの」であり、主人公と母娘それぞれの年齢を等しく10歳差としていて、母と娘それぞれの立場から主人公への愛情の向け方が微妙に異なっているのがポイントなのかもしれない。娘が主人公に好意を抱いているのを知っていて苦しみながらも恋人であろうとする母親、母の為に小悪魔な態度で明るく振る舞おうとする娘。小日向諒作品ではヒロインたちは「いい人」過ぎて互いに遠慮し、素直に主人公に想いをぶつけられずにいる部分と、想いが報われてからの乱れっぷりとのギャップが妙味と言えるだろう。

母娘丼は官能小説では近年ありがちなパターンの一つではあるが、本作はまた一味違った切り口から攻めており独自性を発揮していると思う。

tag : 社会人主人公 母娘丼 処女

小日向諒「姪姉妹【寵愛】」

小日向諒「姪姉妹【寵愛】」
(フランス書院文庫、2010年10月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。2016年3月7日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

姪姉妹【寵愛】 (フランス書院文庫)
小日向 諒
フランス書院
2012-08-17




【あらすじ】

姉の忘れ形見で有る2人の姪を手塩にかけて育てて来た亮二。ある晩姪姉の涼香に告白され、叔父としての枷を外し関係した亮二。しかし匂いに敏感な姪妹の沙羅が2人の関係を察してしまう。

【登場人物】

天海亮二
32歳。年の離れた姉が居たが、12年前に白人の夫と共に飛行機事故に遇い亡くなっている。忘れ形見の2人の姪を引き取り育てる為、公務員になった。2人を育てる余り女経ちをしてから久しい。

天海涼香
22歳。亮二の姪に当たる。公立大学を卒業し、今春から社会人になったばかり。母親似の為か長く艶やかな黒髪にスラッとしたスタイルでFカップ。子猫のような天真爛漫さな性格。亮二のことは「お兄さん」と呼んでいるが、密かに想いを寄せる。処女。

天海沙羅
17歳。亮二の姪で涼香の妹に当たり、私立の名門女子校で生徒会副会長を務める。未成熟な体付きで父親の影響からか、亜麻色の髪に琥珀色の双眸、透き通るような白い肌の持ち主。幼い外見と人並み外れた嗅覚から子犬を思わせる可愛らしさ。処女。

【展開】

ある日上司の愚痴に付き合わされ自宅のリビングで飲み直していた亮二だったが、そこへ同窓会を終えて鈴香が帰宅する。浮いた話の一つも無いと質問するとそれがきっかけで鈴香からキスをされ、亮二は長年彼女が募らせていた想いに応えるべく、寝室に移動するとストッキングを破り下着をずらして正常位で処女を奪う。犯して欲しいと健気な鈴香の態度に気付くと、四つん這いにさせて思う存分蹂躙し膣内へ射精する。

数日後亮二は鈴香とのデートの最中に飲食店に寄り奥座敷で食事を取っていると、彼女の口元に付いた米粒を取ってやろうと唇を近付け濃厚なキスへ発展し、発情を抑えられずに足コキで射精させるように命じる。そしてラブホテルでチャイナドレスに着替えSっ気を見せて積極的に口唇奉仕を行い飲精した鈴香に対し、亮二はお仕置きとばかりに四つん這いにして猛烈なピストンで愉悦を与え膣内射精する。

一方嗅覚の鋭い沙羅は二人の情事に気付き勉強に集中出来ずにいたが、窓を閉めようと浴室に向かうと亮二の服を見付け部屋に持って来る。その服に袖を通し体臭を感じながらアナルオナニーで達し叔父の名前を呼ぶが、丁度帰宅して違和感を覚えた亮二がその声を発作か何かと勘違いして部屋に入って来て恥ずかしい様を見られてしまう。
亮二に抱き寄せられ気持ちが落ち着いた沙羅は、同じように愛して欲しいという意向を聞かされ鈴香の優しさに感謝するが、どうしても確約が欲しくて亮二を試すかのように誘い本番を迎えるまでに至る。しかしあまりに小さい処女穴に亮二の巨根は収まらず、ならばと沙羅は解して来た後ろの処女を捧げたいと告げ、叔父が未体験と知ると喜ぶのであった。

沙羅と結ばれると最早隠す必要も無くなり亮二は姪姉妹を毎晩抱いていたが、秋を迎えた沙羅の学校の学園祭の当日に忘れ物を取りに戻った姉をよそに、メイド服を纏った沙羅は亮二を視聴覚室に連れ込む。彼の性臭を嗅ぎながらの濃厚な口唇奉仕で精を飲み下すと、着衣のまま後背位で尻穴を貫かれて打擲を受けながら絶頂してしまう。

そしてクリスマスイブの夜、黒猫に扮した鈴香と白い犬に扮した沙羅と絡み合い射精した亮二は、沙羅と約束した通り処女喪失の儀式を行う。沙羅を抱き止め儀式を見守っていた鈴香は、今日は危険日だけど膣内で感じたいと求めると濃厚な子種を受け止めるのだった。

【レビュー】

本作でデビューした作者はヒロインに着衣させたままでの情交描写が多く、本作でも姪姉にはスーツ姿やチャイナドレスなどスタイルの良さを強調させ、姪妹には発育の遅さに焦点を置き校内でのメイド服を着させた情交とセールスポイントを前面に押し出したところに妙味があると言えるだろう。躾けるなどの文言もともすれば凌辱作品に使われがちだが、硬質な文体が甘々過ぎないようにアクセントが付けていて好印象である。

社会人になり立ての姪姉が意外にも純情型で恥じらう流れや、学園生活を送る姪妹が姉と同時に愛されるようになってから淫らになっていく様など、個人的には嵌まる要素が多かった。それにしても着衣描写が多い点も含めて、現在美少女文庫を中心に活躍されている青橋由高氏の影響を少なからず受けているのではないかと推察するが、いかがであろう。作品同士のリンクも含め遊び要素も含まれているのは、小日向諒作品とも共通するところである。

※本作でのリンク…主人公の亮二の旧友は、市立病院で執刀する医師です。

tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女 デビュー作品

小日向諒「二十八歳の義姉【初夜】」

小日向諒「二十八歳の義姉【初夜】」
(フランス書院文庫、2015年8月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

高校時代からの恋人である沙耶花となかなか本番までには至らず苛立ちをを募らせる駿一だが、ある晩義姉の由香菜の無防備な寝姿に挑発されて無抵抗な彼女を犯してしまい罪悪感を抱くのだが…。

【登場人物】

折原駿一
19歳。斎美市内の大学に通っている。幼くして母親を亡くし、父親は由香菜の母親と再婚し現在は地方で暮らしている。由香菜と二人暮らしだが、かつては叶わぬ想いを抱いていた。高校時代から沙耶花と付き合っていて手や口では慰めてくれるものの、何故か本番だけは成人するまでと拒否され性欲を持て余している。童貞。

折原由香菜
28歳。駿一の義理の姉で建設会社「東堂建設」に勤めている。腰まである栗色の髪に優しい幼顔なのに対し、170cm近くある身長とIカップの爆乳、安産型の腰付きと微妙なバランスで成り立っている美女。大の酒好きで相手の男性にも酒豪を求めている為か、忌避に近い反応を取られている。男性経験は無い。

新堂沙耶花
19歳の大学生で駿一の恋人だがある秘密を抱えており、本番だけは頑なに拒否している。目力の強さと笑顔とギャップが愛らしく、高校時代にはテニス部で活躍していた事もあり、スラッとした美脚が自慢。最近は身体付きも女らしくなって来ており、Dカップまで成長した。処女。

【展開】

酔って帰宅した由香菜から無防備にもパンチラを見せられ興奮した駿一は何とか入浴している間に一旦は欲望を抑えるが、由香菜が部屋で寝落ちしており起きないと分かるといきり立った剛直をパンストを履いた足に擦り付ける。そして下着越しに秘所が濡れているのに気付いてパンティを脱がせ指を挿入するが、純潔の証に阻まれると汚してしまいたいと独占欲に駆られて犯してしまう。

沙耶花とのデートの最中も上の空で姉弟喧嘩だと勘違いされた駿一だが、明らかに凌辱の痕跡を残したにも関わらず由香菜が全く触れようとしないだけでなく、部屋に呼び付ける割にはいつも寝落ちしていて「睡姦」を唆しているようだと違和感を抱く。
一方由香菜は駿一の想いに気付いていながらも姉として一線を引こうと恋心を踏みにじる事をして来たのに、それでも自らの身体付きで無意識に挑発していたと悔やみ、沙耶花にも気遣いながら駿一本人が浮気をしていると罪悪感を持たないようわざと眠っていた振りをしていた。
そんな姉の真意を見抜いた駿一は、わざわざ会社の制服姿に着替えて眠った振りをする由香菜の乳房を剥き出しにしてパイズリフェラ、更に素股同然の格好で立て続けにマーキングしながら愛の言葉を囁くと、彼女は目を見開きようやく駿一の想いを受け止めるのであった。

数日後駿一は由香菜と恋人同士だと告白し、沙耶花から鉄拳制裁を受け痛みを感じながら雨の中帰宅するが、彼女が家の前で待っているのを見付け中に招くと今まで本番を拒否していた「理由」を明かし謝罪されて拒む事が出来ずに抱きしめる。そして沙耶花が上になって相互愛撫で口腔に一度、更に四つん這いにさせて後ろから処女を奪い立て続けに精を放つ事に。

由香菜に謝罪した沙耶花は二人で一緒に奉仕したら良いのではと切り返され駿一の負担にならないのならと承諾するものの、それでも三人で交わるとどうしても恥じらいを拭い去る事が出来ずにいた。ある冬の日に合鍵を使って折原家に入った沙耶花は朝から盛んな姉弟を見て密かにオナニーしていたのを由香菜に看破され、手錠を掛けられ目隠しされてしまう。
駿一から事前に沙耶花と打ち解けられるようにと相談を受けていた由香菜は剥き出しにした彼女の秘唇に酒を塗り、弟との情交で開放的になった彼女に悪戯を仕掛け絶頂に導くと、これまで以上に駿一に甘えながら種付けして欲しいと誘うのであった。

【レビュー】

一度眠ってしまうと目を覚まさない姉に欲情し情交に及んでしまいしかも相手はその事実すら知らないという「睡姦」プレイだが、合意の無いままに関係を持てば本来は「凌辱」そのものである。但し弟の気持ちを汲んで義姉が「寝た振り」をしていたら…。それが本作のポイントである。
周りよりいち早く女として成熟した身体付きになり弟を挑発していたと気付いた義姉は姉弟としての「線引き」をしようと試みるが、同級生の恋人が出来て寂しさを覚えていた中である晩に酔って寝落ちしていた所を犯される。幾ら目を覚まさないからとは言え、凌辱の痕跡を残した弟の意志を汲み取った義姉も毎晩のように夜這いされるのを待ち受けるので本作は「凌辱作品」では無い。

着衣のままの情交、ストッキングに包まれたヒロインの太ももに対する描写に拘りを持つ小日向諒作品の基本的なテイストは継承しつつ、自ら夜這いを待つ甘々な義姉と大人びたクールビューティなのに唯一子供っぽい「秘密」を抱え主人公との情交を頑ななに拒む同級生とヒロインの設定には一癖あるし、倒錯的な描写にも一層拍車が掛かっていて興味深い。
小日向諒作品はやや硬質的で、文中で「?」が付くような難しい表現も用いられている。官能小説というジャンルや本来の目的からすれば、ともすれば辞書を引かないといけない表現は避けた方が良いかもしれない。それでも作者の意図する所を理解した上で再読してみると、改めてその世界の深さを感じられるのではと思うので、出来れば二度読む事をお勧めしたい。

DSKさんのブログでの紹介記事です。
2015/8/24 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(駿君が私を女として見ていること、知ってたのよ)寝たふりをして最愛の弟の到来を待つ義姉・由香菜。Iカップの美乳、豊かに実った腰回り、愛汁の香り……28歳のフェロモンを独占し貪る禁断の時がついに!(お願い早く、カチカチになってる××で私を貫いて)許されない関係だから激しく燃えあがる、淫獣の初夜!(引用元:Amazon)★★★★☆ 非凌辱路線に持...
二十八歳の義姉-初夜(著:小日向諒、フランス書院文庫)



【おまけ】

作者の小日向諒さんによる作品紹介記事(ブログにて)「こひなた日和」

創作世界でリンクさせている小日向諒作品ですが、本作では折原由香菜の親友が「女医とナース【淫虜(とりこ)】」の小児科医の小宮澪で、文中でも由香菜が沙耶花との三角関係に悩み彼女に相談を持ち掛ける描写があります。もう一つは折原由香菜の勤務先「東堂建設」の御曹司東堂龍成は、「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」で生徒会副会長を務めていました。ヒロインの一人である久瀬結花の「表面上の恋人」でしたが、ある事情を抱えていましたね。

tag : 大学生主人公 童貞 姉弟相姦 処女

小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」

小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」
(フランス書院文庫、2015年2月、表紙イラスト:醍醐芳晴)

ネタバレ有り。御注意下さい。

公式HPの作品紹介はコチラからどうぞ。

【あらすじ】

高校生の薫は両親の海外赴任に伴い、母親の友人である沙苗が管理するマンションで独り暮らしを始める事になった。母娘が自分に好意を抱く理由が自らの中性的な容姿にあると知りつつも、次第に獣欲を隠し切れなくなり沙苗と関係を持ってしまう。

【登場人物】

如月薫
斎美市立高校2年生で16歳。父親の海外転勤で母親も付き添って行った為、沙苗の管理するマンションで独り暮らしを始めて間もない。
小柄で華奢な体格で、一見すると少女と見紛うような愛らしい容貌。生徒会の会計を務める真面目な少年だが、中学生の時に告白された少女と性体験を果たしている。

久瀬沙苗
38歳。薫の母親の旧友で薫より頭一つ背が低くほんわかした雰囲気を持つ女性。巨乳。大地主である久瀬家に嫁いだものの、10年前に夫と死別し女手一つで娘2人を育てて来た。
性的には渇望しているが、社会的立場もあり他に男を作る訳にいかず悶々とする日々を送る。

久瀬菜央美
今春大学に入学したばかりの19歳。読者モデルを務めるほどスタイルが良く、薫より背が高い。地元で名門とされるお嬢様学校の出身。
可愛いものに目がなく同性を含め性交渉も有るが、薫に対しても同じように愛玩し、ある事件をきっかけに倒錯した趣味を剥き出しにする。母親と同様に巨乳。

久瀬結花
高校3年生の17歳。薫が通う高校で生徒会長に就き、幼馴染みである副会長(建設会社の御曹司)と表面上は恋人関係だと公言するが…。
薫に対してはほのかに恋心を抱くも、ある誤解もあり素直に口に出せずにいる。Cカップで母姉にコンプレックスを抱く処女。

【展開】

如月家にやって来た沙苗から葛餅を食べさせてもらっていた薫だが、少年を愛でるあまりに身体が密着させ過ぎている事に気付いてもらえず、いつしか彼女に欲情を覚え股間をたぎらせてしまう。
ふとした事から勃起に気付いた沙苗は自分が慰めてあげると手淫を施し射精に導くが、その偉容に圧倒され自らの性的渇望を満たそうと言葉巧みに薫を誘う。彼の手慣れた様子に戸惑いつつも、沙苗は休まずに情交を繰り返す少年に溺れていくのだった。

沙苗と毎日のように関係に浸る薫だが、ある初夏の日に手伝いを終え一汗流そうと久瀬家の浴室に入ると菜央美が入っているのを失念し裸を見てしまう。
辱しめを与える為女装を命じられるが、薫は女ものの下着の窮屈さに巨根を締め付けられ危うい快感を覚える。そこへ部屋に入って来た菜央美はモジモジする薫に対して、意地悪く言葉なぶりにしながら背後から密着し手コキで射精に導く。
一度の放精だけで萎える様子が無い薫を見て自分を犯して欲しいと菜央美は積極的に騎乗位で受け入れるが、休まずに2回目を求める女装少年に体位を入れ替えられ屈服させられてしまうのだった。

勘の鋭い菜央美からあっさりと沙苗との関係を看破された薫は母娘での三角関係を受け入れ、ある日留守なのを良い事に久瀬家で菜央美と情交に及んでいた所を早く帰宅した結花に目撃され、もう母娘と逢わないで欲しいと叱られてしまう。
それを聞いて乱入した菜央美から素直になりなさいと頬を張られる結花だが、実は両想いだったと知り処女を奪って欲しいと薫に求める。彼女が犯され願望を抱いていると知り、普段は見せないエスな一面を剥き出しにして生徒会長と交わるのだった。

こうして結花と公然と付き合う事が出来るようになった薫だが、沙苗や菜央美の気持ちを考えると関係を清算する訳にはいかず母娘3人の関係を続けていたが、ある日菜央美にバッチリメイクされ女装させられて久瀬家のリビングで母娘3人と交わる。
そんな中かねてから母親や姉を差し置いて薫と付き合う事に悩んでいた結花から恋人関係を解消したいと告げられるが、同時に母娘3人を公平に愛して欲しいからという真意を聞かされ、結花にお仕置きしながら倒錯した情交に溺れるのだった。

【レビュー】

昨年からフランス書院文庫でやけに多くなった主人公の「新生活」、「独り暮らし」という舞台設定に沿った作者の新刊の裏のテーマは「男の娘を愛でる母娘たちとの倒錯的な情交」であろう。

38歳の母親の友人・沙苗は当然のように母性の象徴であるのだが、それを上回るほどの可憐さを併せ持ち、小柄なのに巨乳というアンバランスさもあって全般的には可愛らしい面が浮き彫りとなっている。
見掛けに反して巨根で性体験もある主人公も熟れた女性との初の生での情交に可愛らしく喘いぎつつも、2回目からは大人ぶった余裕を見せたりとインモラルな雰囲気を醸し出している。

そこに長女の菜央美が参戦し、ストレートに主人公に「男の娘」としての歪んだ性癖を剥き出しにして女装させてしまう。
ここで主人公が女性もののパンティやストッキングを履かされていく内にゾクゾクするような背徳感を味わうのだが、これを彼の目線で描き切っているのが興味深いところである。
その後の互いに着衣したままの情交はいつもの小日向諒作品のお約束だが、個人的には菜央美にもう一段階踏み込んだタチとしての主人公への「責め」が見せられるとなお良かったのかなと思うのだが、欲張り過ぎなのかもしれない。

主人公の想い人である1つ上の先輩の結花に関しては、とある事情から幼馴染みの御曹司と付き合っているが、密かに想いを寄せる主人公も彼に「片想い」だと勘違いして回り道している点が多少蛇足な描写にも思えなくも無い。
それでも品行方正な少女が主人公に対して母姉とはまた違った屈折した願望を抱いているのは非常に分かりやすく、終盤では2人より弾けた面を見せていて良かったと思う。

全般的に小日向諒作品特有の登場人物同士のドロドロした嫉妬の応酬を控え目にした作風は読んでいて心地好く、それでいて濃密な情交描写にも拍車を掛けられており、本作の趣向が個人的な好みにマッチしていたので大満足である。

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小日向諒「【隣りの果実】幼なじみの母娘」

小日向諒「【隣りの果実】幼馴染みの母娘」
(フランス書院文庫、2013年8月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年2月14日レビュー再編集。

公式HPの作品紹介はコチラからどうぞ。

【あらすじ】

幼なじみの真奈美と表面的にはセックスフレンドの関係に有ったが、実は気になっている彼女に想いを打ち明けられずにいた洋一。ふとした事から真奈美の母の響子や姉の桃香とも関係してしまう。

【登場人物】

滝川洋一
17歳。高校2年生。父親は昨年独立し、母親も仕事をサポートする為不在がち。体育会系の部活に所属しており、身長は175cmを超える等ガタイは良い方。普段は大人しいが、情交となると自慢の逸物でドSに変貌する。真奈美を女だと意識しているが…。

武藤真奈美
17歳。高校2年生。滝川家の隣人で響子の次女で、洋一とはセックスフレンドで「偽彼」と言いつつも想いを寄せており、女の子らしく髪を伸ばすなど彼好みの女になろうと努力する。スタイルが良く学業優秀で凛としたクールビューティ。

武藤響子
38歳。真奈美と桃香の母で二人を生んで間も無く夫とは性格の不一致で離婚。女手一つで子供を育て課長職に就いている。スーツスタイルが似合うGカップの熟女。洋一と真奈美の想いを知り避妊するように命じつつ、セックスを容認している。

武藤桃香
20歳。真奈美の姉に当たる学業優秀な大学生。小柄で幼く見える上に少女趣味の服装といわゆるロリの割には豊乳の持ち主。快楽に従順でストレートに口に出す性格で、それが災いしこれまでに付き合った男とは長続きしていない。

【展開】

2学期の中間テストを終えて部屋で一息付いていた洋一は乱入して来た真奈美からセックスを迫られ避妊具が無いからと切り返すが、予備を隠し持っていた彼女の用意周到さに感心しつつ、いつものようにSっ気たっぷりに攻め立てるのだった。

ある日響子の秘密を知ってしまった洋一はホテルに連れて行かれると、同じように恥ずかしい思いをさせようと自慰を強要されるが、反応の悪さから尻を向ける形で跨がられ手伝ってもらい着衣のままの彼女に精を浴びせてしまう。
収まりが付かない洋一はセックスを求めると、自分は安全日だからと娘との時には禁じていた生での挿入を認められ響子を絶頂に導くが、更に強欲さを剥き出しにして屈服させると、何と自分もセフレにして欲しいと迫られ複雑な思いを抱くのであった。

真奈美が三角関係を認めると直ぐにその話は桃香の知る所となり、ラブホテルにやって来た洋一は彼女が意外にも口唇奉仕の経験が無いと知り、汗臭い逸物を咥えさせて飲精させると、2人にしたようにSっ気を剥き出しにして言いなりにしてしまう。

洋一の重荷になるまいと敢えて都合の良い女を演じて来た真奈美は、相次いで母や姉と関係する洋一に複雑な思いを抱きながらも帰宅を遅くしようと図書館で時間を潰す。
しかしそれが裏目に出てしまい、帰宅するなり全裸同然の洋一と桃香の2人が自分は許した事の無いキスを交わしているのに嫉妬すると、洋一を部屋に連れ込みながらも素直になれず涙を見せる。
洋一は桃香から本意を聞かされて自分が悪かったと謝罪し初めて避妊具無しのセックスをしながら口付けを交わすのだが、その現場を帰宅した響子に見られてしまい約束を破ったと叱られ、結局響子や桃香も洋一の愛人として容認せざるを得なくなる。
それでも前より素直になった恋人が母や姉に負けじと甘える様子に、洋一は満足気に主人として振る舞い大量の精を真奈美の膣内に放つのだった。

【レビュー】

デビューから4作品目を迎え、セックスフレンドとして中学生の時から割り切っている歪な関係の17歳の主人公と隣人で幼馴染みの真奈美という切り出し方は誘惑作品としてはあまり無いような形である。
また主人公が体育会系でいわゆる「肉食系」丸出しのS気質というのも、丁度本作と前後して複数の作家による誘惑作品で試みた「荒ぶる主人公」を体現したものでもあると言えようか。

このS気質な主人公は真奈美だけでなく、日常生活では優位に立たされていた筈の彼女の母親の響子や姉の桃香に対しても如何なく発揮されているのだが、文中ではまあよくも…と思うほど淫語丸出しでぺらぺらと喋るものだと少々気障りに感じた位である。
それでも主人公が真奈美に対して、逆に真奈美が主人公に向けて、本当は相思相愛なのにも関わらずそれが伝わらないもどかしさ、終盤で想いが通じた時に良かったねと安堵させるような心温まる世界観はやはり小日向諒作品らしいだろう。

個人的にはメインに据えた真奈美の対抗馬としては、主人公との情交で大人の矜持を見せようと快感を堪え、一度堰を切るなり自分も愛人にして欲しいとデレに転じる響子も良かったし、
自由奔放で小悪魔ながらも実は意外な所は奥手で理知的な面も見え隠れする桃香でも甲乙つけ難いのだが、真奈美からの一連の流れからするとやはりどちらかにした方がスッキリしたのかなと思われる。

【トラックバック】

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
【隣りの果実】幼なじみの母娘 (フランス書院文庫)(2013/08/26)小日向 諒商品詳細を見る★★★★☆ 設定良し官能良しだけに希薄なドラマ性が勿体ない, 2013/10/2チェリーではないどころか既に経験豊富な高校生主人公(17歳)というのは、最近では少し珍しい気がする。隣に住む同級生にして優等生な幼馴染みヒロインと初期設定で肉欲的にデキているのもなかなか斬新。一見クールで『凛とした美少女』との表記も作中に見られるヒロイン...
隣りの果実-幼なじみの母娘(著:小日向諒、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 母娘丼

小日向諒「喪服の未亡人兄嫁【三十二歳】」

小日向諒「喪服の未亡人兄嫁【三十二歳】」(フランス書院文庫、2014年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

兄の一周忌の晩に兄嫁の千紗のしどけない喪服姿に欲情した智也は、酔いの勢いも有り力付くで関係を結んでしまう。翌朝千紗と顔を合わせた智也は謝罪し長年の想いを告白するが、彼女は自分に性欲を抱いているだけで発散させれば解消するだろうとセックスを受け入れるが…。

【登場人物】

原田智也
19歳。地元の大学に通う1年生で成績優秀で顔立ちの良い青年。幼い頃に母親を亡くし、智也の兄が千紗と結婚した後で父親を失って以来兄夫婦に引き取られ、現在まで同居している。中学を卒業した春休みに玲奈と初体験を済ませて以来、人並み以上の逸物で豊富な性体験を積んでいる。

原田千紗
32歳。7年前に智也の兄と結婚したが、夫は昨年に脳梗塞で死別した。実家は料亭を営む名家で、千紗も和風美人でおしとやかな性格で料理教室を開いている。智也が地元の大学に進学したのは自分のせいだと思い込み告白を受け入れられずにいる一方で、夫同様に強精な彼に抱かれる事を望んでいる。

小河原玲奈
25歳。千紗の実妹で姉と対照的にセミロングヘアで可愛らしい顔立ちとモデルのようなスラッとした美脚の女性。喜怒哀楽が激しく、実父から一時期勘当されたのを智也の兄の尽力で解決してくれた事が有り、恩に報おうと智也と千紗との間に入る。智也には庇護欲と共に処女を捧げる位愛情を抱いている。

【展開】

兄の一周忌の晩に小河原家の縁者に飲まされ、同じく泥酔した千紗と共に玲奈に車でマンションまで送ってもらった智也は、寝室まで抱っこして千紗を運ぶ内に理性を保てなくなり、酔って抵抗出来ない千紗と無理矢理関係を結んでしまいます。

翌朝記憶が無い振りをして取り繕う千紗の嘘に気付いた智也は謝罪し長年の想いを告白しますが、彼女は異性への性欲と愛情を混同していると告げて進んで交わり、智也は愉悦の表情を浮かべても頑として告白を受け入れない兄嫁に愕然とします。

千紗がセックスだけを望んでいるのではと疑念を抱いた智也は、ある日兄の眠る墓地で洋喪服姿の玲奈と再会します。玲奈は過去の勘当騒ぎを智也の兄に仲裁してもらったのだと経緯を話すと、智也が姉と関係を持ったと見抜き真意が知りたいのならとラブホテルへ誘います。
3年前の約束通り女を満足させられる男になったと自信を持った智也は前戯で玲奈を絶頂に導きますが彼女の逆襲に合い、挿入して程なく射精へ導かれます。互いに弱味を見せた2人は、出直すかの如く正常位で激しく抱き合い相互絶頂へ至ります。

智也に第一志望でなく地元の大学へ通わせてしまったのを気に病み悔恨に浸る千紗の前に、ある日突然玲奈が訪ねて来て智也を引き取りたいと切り出すと、同席していた彼を誘惑しストッキング越しに素股で射精させます。
挑発に乗った千紗は本心を打ち明けると、智也は自分の進路より彼女の側に居る事が大事だったから気にしないで欲しいと返され、玲奈の真意にも気付き孕ませてもらう事を決意します。2人の姿にいつしか涙を見せた玲奈に気付いた智也は、彼女へも同じように愛してると告げて続けて抱く事になります。

5年後社会人になり新たな生活を始めた智也は、休日の朝から千紗と玲奈の2人の妻とダイニングで交互に交わり、2人とも満足させるのだと意気込みます。

【レビュー】

本作は「2014年ブレイク候補No.1」とオビに銘打たれており、期待の大きさが窺えます小日向諒さんの5作品目となります。
前作は初めてのヒロイン3人の作品でしたが本作は2人に戻し、シンプルに言い換えると「姉妹丼」に纏めています。

作中では完璧超人とも言える主人公の兄に対する主人公、兄嫁の千紗、義姉の玲奈の3人の思いが実は大きなウエイトを占めており、その辺りのドラマ性が良く描かれているのは小日向作品の特長でも有ると言えます。
勿論夫を失い悲嘆に暮れる千紗を慰めようとして進路を選んだ主人公、それを勘違いして思い悩み主人公の想いを歪な形で受け入れる千紗、2人のお節介をする内に自分も主人公に恋心を抱いてしまう玲奈の3人のドラマ性も骨太です。

全4章+終章の5章立てで先2章が千紗、3章が玲奈、後2章が3Pとなりますが、回数より濃度重視の官能描写で、個人的には主人公にイカされて義姉の矜持を見せようと可愛らしく怒る玲奈と、自信満々な主人公が彼女の極上の締まりに思わず自失してしまう2人の関係性が実に微笑ましく感じました。

全体的に硬質で文語体の平文が多いのは味が有って良いのですが、個人的にはもう少し柔らかい文体の方がエロに集中させるのには良いかなと思うのと、セックスになると「孕ませる」等取りようによっては凌辱と見紛うような口調を頻発するのは19歳の主人公にはフィットしないようにも感じますが…。
小日向さんと並んで期待している作家さんは高杉圭さんですが、高杉さんの作品でもこうした口調は出て来ますし、今流行りの表現なんでしょうね。現代的なファンタジーの言葉のようですが、あまり好きにはなれません。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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