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美原春人「お世話します【未亡人母娘と僕】」

美原春人「お世話します【未亡人母娘と僕】」
(フランス書院文庫、2017年2月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

一人暮らしの洋太は友達とサッカーをしていて左腕を骨折してしまい、離れて暮らす父親に不自由な生活を訴えると、本家から千登世がやって来る。小さい時からお姉ちゃんと慕う巨乳未亡人が三十路を迎えて、更に熟れた身体付きとなっており、洋太も性的なものを意識し始めるが…。


【登場人物】

七里洋太
18歳。進学の際に母親を亡くし、父親も仕事で多忙なせいか一人暮らし同然の生活を送っている。友人とサッカーで遊んでいて左腕を骨折してしまい、夏休みに入ったばかりなのに不自由な暮らしとなっていたが、千登世がやって来てあれこれと世話してもらうことに。優しい性格とテニス部所属でほどよく日焼けした引き締まった身体付きの爽やかな少年で、女性にモテそうだが現在まで童貞。

千登世
35歳。洋太の父の実家である七里本家の親戚筋で、高校卒業後に嫁ぎ友里香を授かったものの、夫が亡くなってからは本家のある瀬戸内海の島で暮らしていた。背中まで伸ばした髪を後頭部で結わえ、90cmを超える豊かなバストやヒップを隠すようにふんわりとした服装を好んでいる。小さい頃から洋太のことが好きで、成長した姿を写真で送ってもらっては、再会出来る日を楽しみにしていたらしい。

友里香
15歳。高校進学を控える中学3年生で、母親に似て豊かなバストの持ち主で既にFカップまで成長し、好奇の目で見られるせいか男子が苦手で女子校を志望している。幼い時に海で溺れそうになったのを洋太に助けてもらってから、既に片想いの状態であるが、一方で家事そっちのけで上京した母親の気持ちも理解している。男性経験は無い。


【展開】

夏休みに入って早々に左腕を骨折してしまい、洋太は父親に不自由な生活だから何とかしてとメールで訴えると、本家に連絡して誰かに来てもらうから安心しろと返される。そして家にやって来たのは父の実家で家事手伝いをしていた遠縁の親戚に当たる千登世で、中学進学までは毎年帰省する度にお姉ちゃんと呼んで親しんでいた憧れの女性だった。昔からバストが大きいことは分かっていたが、30代になった熟女の肉感的な肢体に欲情を覚えながら入浴を始めると、当の千登世が背中を流してあげるからと入ってくる。視線を意識し顔を赤らめた彼女に勃起していることに気付かれてしまうが、千登世からずっと洋太に会いたかったと告白されて口付けを交わすと、口唇奉仕を受けて射精してしまう。そして洋太が湯冷めするからと浴槽へ誘うと女性上位で跨がられて童貞を失い、精力をみなぎらせたまま乳頭を摘まみ快感を与えながら連続中出しに及ぶのであった。

舞台を寝室に変えて千登世を迎えるなり、洋太は秘所を見せてとねだって指や舌を駆使しながら絶頂へ導くと、我慢できないと正常位になりせっかちなほどに腰を遣い四度目の射精に達する。交合を離し一休みすると今度は千登世からぺニスを舐め清めされてしまい、どうやら口でのご奉仕が好きなようだと分かる。再び男根が力付くのを見るや今度は千登世の方から騎乗位で跨がり射精を終えると、洋太は先ほど強く捻り赤くなった彼女の乳頭を舐めて愛撫し、夜が明けるまでイチャイチャを繰り返す。

そして翌日の午後に予備校での勉強を終えて帰宅した洋太を迎えたのは、何とエプロン姿の千登世だったが流石に裸は恥ずかしいらしく下着の上から着用していた。そんな彼女の気持ちを嬉しく思い豊満な身体を揉みまくると、四つん這いにして交わり失神させるほどの快楽を与える。千登世を介抱しようとソファーに横たわらせたが、目を覚ました彼女は洋太が後処理もせずにズボンをはいていたのが気に入らないようで、ぺニスを露わにすると舐め清めを始めてしまう。しかし夕食が先とお預けを食らい入浴をすると前夜以上に千登世の反応が激しくなり、交合を始めて中出しされただけでお漏らしする始末。それでも洋太は年齢を気にする千登世に卑屈になるなと告げ、彼女は名前を呼び捨てにしてと返し愛情を確かめ合うのだった。

再び寝室に舞台を移すと洋太は千登世にスマホで熟れた肉体を撮りたいと頼み撮影を始めるが、どうやら撮られても快感を得られるようで、千登世は次第に息を乱しながら汗だくとなり遂には絶頂を迎えてしまう。ごめん、やり過ぎたとは言いながらも洋太は再び乳房に甘えながら挿入し、乳頭を押し潰すと締め付けの強まった膣内に射精する。後戯のつもりでのし掛かった千登世の乳頭をいたわるように舌で愛撫するが、絶頂したばかりの彼女はまたも呆気なく果て失神してしまう。

こうして千登世とのイチャイチャ同居生活も1週間が過ぎたある日、友里香が七里家を訪ねて来る。洋太の一大事だと慌てて本家を発ったこともあって、本来しなくてはならない夏祭りの祭事などが滞っていると娘から聞かされ、千登世は一旦本家に戻ることを余儀なくされる。一方の友里香は自分が代わりに家事をやるから大丈夫だと母に告げると、見送ったその日の晩に入浴中の洋太を訪ねる。母親に負けぬほどの巨乳を見せられて洋太が反応しない訳もなく、涙ながらに友里香に告白されては誘惑を撥ね付けることも出来ずに洋太はキスを交わしながら対面座位で受け入れてしまう。それでも残っていた理性を振り絞り、達する直前に剛直を抜いて下腹部に精を吐き出すのであった。

千登世の時と同じく続きは寝室で行われるが、友里香は何故かキツキツの体操服とスパッツ姿で現れる。そして胸が大きいことを気にする彼女を労りながらも、次第に汗だくになりスパッツ越しの秘所もぐしょ濡れになっているのを見て、今度は直に指や舌で淫核を愛撫してイカせてしまう。剛直で貫かれ友里香は今度こそ中で出して欲しいとねだるが洋太の決意が変わらぬのを見て、あらかじめ用意したローションを見せて後ろの穴でしてとお願いする。浴室での交わりの最中に後ろの穴に指を出し入れされて感じたのを思い出しながらも、やはりぺニスとの太さの差は歴然で痛みを堪えつつも腸内で果てたのを知り悦びに浸ってしまう。

こうして友里香と二人きりの生活も一週間が過ぎたある日千登世が戻ってくるが、手荷物一つ無いのを子どもたちが不審がると、彼女は洋太にこれからはずっと住まわせて欲しいと懇願する。洋太もそれを言うのはこっちだとラブラブな雰囲気を漂わせたのを見て、負けず嫌いの友里香も決意を固めた様子である。昼食を取った後に友里香が部屋に引きこもったのを見るや、千登世は暫く抱かれていなかったからと洋太を誘惑し対面座位で交わるが、膣内射精をされたところで友里香が現れる。洋太の自宅近くの女子校を受験し合格したら一緒に住まわせてと美少女に懇願され、洋太は受け入れたものの今にも白昼のリビングで続きを始めかねない状況に待ったを掛ける。客間に移動すると母親をライバル視する友里香に対し、千登世は好きな者同士仲良くしましょうと仲直りを提案すると洋太も意図を理解したようで自分は秘所を、千登世には乳房を愛撫してと言って快感へ導く。そしてぺニスを受け入れながら母親に弄られて喘ぐ美少女を見て、洋太も早々と我慢の限界を迎え千登世の口内へ射精すると、今度は彼女を抱くのであった。


【レビュー】

第17回フランス書院文庫官能大賞新人賞受賞作品。ここ3回は凌辱作品が続いていただけに、久々の誘惑作品ということもあるし、選評において高い評価を得ていたことから発売前より期待の高まっていた作品である。官能小説の応募自体が初めてだという作家としては、確かに現時点での完成度は極めて高いと思うし、そこを加味しての星5つという評価としたい。

本作は一人暮らしの主人公【洋太】(18歳)が腕を怪我してしまい不自由な生活を余儀なくされたところから始まり、遠縁に当たる未亡人が上京して家事などのお世話をするとともに、彼女の娘も押し掛けて来て…という舞台設定となっている。

・主人公がお姉ちゃんと慕う遠縁の未亡人・【千登世】(36歳)

幼い頃は毎年のように父と実家に帰り、千登世を「お姉ちゃん」と呼んで慕っていた主人公だが家庭の事情で顔を見せなくなり、彼女は送ってもらっていた写真を見ては彼の成長を感じ更に想いを募らせていく。主人公の怪我という思わぬ話に家事そっちのけで上京するなど天然なところもあるが、基本的には家事もバッチリ出来てしっかりとした大人の女性である。

そんな主人公との再会に高ぶった面もあるかもしれないが、意外なほど二人が結ばれるのは早く29頁にして彼女から告白され、腕が不自由なのもあって女性上位な交わりで童貞を奪う展開である。90cm超えのバストを誇るだけに主人公が甘えながらも、乳房を重点的に責めては絶頂へ導く描写もある。普段は貞淑だけどエッチになると淫らになるという、そのギャップの大きさに可愛らしいと思えるから不思議ではある。ここから中盤までは二人のラブラブな情交一辺倒となる。

・主人公を白馬の王子と慕う美少女・【友里香】(15歳)

主人公より3つ年下で中学3年生の友里香は早くも母親並の巨乳でFカップのお嬢様な美少女で、周囲からの好奇の目もあってか女子校への進学を希望している。そんな彼女も唯一の男性として気を許せるのが主人公であり、幼い時のエピソードからお兄ちゃんではなくて「洋太さん」と呼んで慕うほどである。千登世とは何でも話をするようで、意外なことに上京したばかりの友里香は早々と洋太との関係を聞かされ、彼との二人きりという状況で淡い想いが昇華してしまい純潔を捧げてしまう。

血は争えないのか処女な割には愛撫に感じてしまう様は、千登世とはあまり変わりがないようだが、美少女らしい健気さもあって良いと思う。そして先に述べたように既に母親との関係を知るだけに、いざその現場を目の当たりにしても修羅場もなくハーレムエンドを迎えるのは、近年のフランス書院文庫の誘惑作品らしい王道の作りであろう。新人さんなだけに書けるだけ書いた、そんな詰め込み感も否めないものの、やはり現時点でのレベルの高さを称賛すべきところで、今後も安定的な良作を願いたい。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2017/2/25 発売お世話します-未亡人母娘と僕著:美原春人、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(こんなに熱くて太い×××、入るのかしら……)千登世が唯一知っている亡夫のそれとは違う大きさ。35歳は頬を朱に染めて肉茎を優しく受け入れる。親戚の少年を世話するはずが、欲情を抑えきれず、昼は裸エプロンで挑発し、夜は裸で添い寝……自分の淫らさを恥じながら、疼く身体は暴走し……(引用...
お世話します-未亡人母娘と僕(著:美原春人、フランス書院文庫)


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tag : 高校生主人公 童貞 母娘丼 処女 デビュー作品

鳴沢巧「人妻【暴虐】牝狂い」

鳴沢巧「人妻【暴虐】牝狂い」
(フランス書院文庫、2017年1月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

ある日運転する車が故障した曜子は偶然通り掛かった元上司の若狭に親切にしてもらうが、そのお礼にと食事に付き合ったところ睡眠薬を盛られる。目覚めた時には若狭の車の助手席に縛られており、眠っている間に快楽を掘り起こされていたと知る間もなく犯されてしまう。こうして恥辱にまみれた曜子の調教生活が始まる…。


【登場人物】

石井曜子
29歳。旧姓は小笠原。高校時代に水泳部に所属していてスタイルが良く、スリーサイズは87-60-91。会社員で優しい夫・明と結婚しているが、仕事の都合上月の半分以上は会社にいないことが多い。

若狭修平
40代半ば?曜子が結婚するまで勤めていた職場の上司。背はあまり高くないが筋肉質で、スポーツ刈りにした短髪の中年男性。独身のようで1LDKの部屋に住んでいる。曜子だけでなく女子社員全員に粘り付くような視線を向けていたらしく、曜子本人は執拗な誘いを袖にして来た様子。


【展開】

車が故障して困っていた曜子だったが、偶然にも若狭が通り掛かり応急処置を施してくれただけでなく、修理工場まで付き添ってくれる。相変わらず不躾な視線を向けられ不快に感じながら夕食に誘われて、目の前で夫に連絡を取り暗に結婚していると仄めかすが、夫から行ってきたらと言われ渋々誘いに応じてしまう。しかし食事の途中で電話に出た隙に飲み物に睡眠薬を盛られ、意識を失っている間に若狭の車の助手席に拘束されており、更に何かをしたらしく秘所が濡れていることに羞恥する。自信に満ちた若狭から凌辱されたと夫に告げ口したところで、親密そうに見える画像を撮ったのだから無駄だと告げられ曜子は受け入れると、一度目の性交では口に射精してと言って難を逃れる。しかしその後でラブホテルに移動して二度目に及ぶと、凌辱した画像を収めた以上はもう従う他に選択肢は無いと言われ中出しを強要される。

次の日クリニックでアフターピルを貰った帰りの電車のなかで、曜子は後ろからチカン紛いにお尻を撫で回されて怒りを覚えながら振り向くと若狭が立っており、ニヤニヤしながら凌辱を収めた動画をバラまかれたくないだろうと脅かしてくる。そして目的地に着くまでに達しなければ良いだけだと一方的な条件を突き付けられるが、若狭の巧みな指戯は秘所だけでなく菊穴にまで及んで達してしまい、途中下車した駅の男子トイレの個室での口戯を強いられる。そして向かったラブホテルで玩具を使った悪戯の後で再び中出し性交を求められ、帰りは途中で立ち寄ったアダルトショップで購入したボディコンの服に着替えさせられると、電車の車内で若狭が周りの乗客を煽るように悪戯を始め快楽地獄へ堕ちていく。

ある日元勤務先の応接室に呼び付けられた曜子はアナルを指で解されながら口戯で飲精させられるが、終業時間を迎えて若狭の部下たちとの飲み会に付き合わされる。若狭が今晩は無礼講だと場の緩んだ雰囲気に女子社員からセクハラではないかと指摘の声も挙がるものの、曜子は執拗な若狭の悪戯に感じていることを誤魔化すかのようにビールを飲むピッチを上げていく。それが災いして飲み会が終わると酔い潰れ思うように身体が動かせずに、若狭の車の中でアナルを犯されてしまい快哉を上げる男の部屋に連れ込まれ、浴室や部屋でも立て続けに肛姦を迫られる。

数日後カラオケ店に呼び出された曜子だったが下着を着けずに来るように命じられたことに反抗したために、受付に店員がいる前で頬を張られストリップ同然に脱がざるを得なくなる。そしてワイヤレスマイクの持ち手部分を膣穴に突っ込まれての口唇奉仕を別の店員に見られながら本番には至らない焦らしを受け、若狭の要求に従いとうとう自宅に招いてしまう。
リビングで避妊具を着けた若狭に挿入されるが、生での快楽を覚えているだけに物足りないと感じ、命じられるままピルの服用を止めるから生でして欲しいとおねだりする。そして手押し車のように繋がったまま夫婦の寝室に移動すると、夫の写真の前で騎乗位になり遮二無二腰を遣って性交に溺れた末に、遂に合鍵を渡す約束をしてしまう。

その二日後若狭に合鍵を渡すと身体を抱き寄せられ乱暴は止めてと曜子が告げるとあっさりと引き下がられるが、被虐の悦びを覚えた身には切なさを感じてしまう。そんな時夫が出張から戻りその夜にセックスを求めるが、いけないと分かっていても若狭の剛直と比較してしまい、一度の性交で満足できずに夫が寝たのを確認すると浴室に向かい、若狭から与えられた玩具でオナニーを始めてしまう。
次の日の夜若狭は夫が戻って来たのを知っていたらしく、偶然を装い夫と知り合ったようで厚かましく家にやって来ると、キッチンカウンターの影で曜子を手伝う振りをしながら指で秘所への悪戯を始める。睡眠薬を渡された曜子はビールに混ぜて夫に飲ませると、お預けとなっていたせいもあって眠る彼の側で若狭を受け入れると、次は駅弁で繋がったまま浴室に移る。ところがバック姦の最中に夫が目を覚ましたようでドア越しに一緒に入ろうと告げられるが、見られたくないからとあまりに拒んでしまいその会話の最中に二度目の中出しをされて悦楽に浸るものの、若狭が帰った後で夫から情交を求められてももう出来るはずもない…。

すっかり若狭との肉交の虜となった曜子は命令に従って多忙な夫との情交を避けるようになり、言われるままに互いの自宅に出入りしては中出しを繰り返し、更には露出プレイにも口では拒むものの結局は応じてしまう。そんな曜子に遂に運命の日が訪れ妊娠したことを告げるが、若狭は旦那との子だと言って育てろ、従わなければ関係はこれきりだとにべもない。こうして女児を産んだ曜子は夫への罪悪感を抱きつつも若狭には別格の愛情を寄せるようになり、今日も夫が出勤したのを見送って午後を迎えて若狭がやって来ると玄関で情交を始める。夫を同居人などと罵倒する言葉を吐き、繋がったままリビングに移動し娘の前で快楽を貪る曜子だったが、そこへ玄関のドアが開く音がして…。


【レビュー】

ネット投稿小説サイトの「ノクターンノベルズ」にて、驚異の240万ヒットを挙げたという『人妻凌辱牝狂い』が本作のベースとなっているらしく、第15回フランス書院文庫官能大賞の二次選考通過作品に同じ題名の作品が挙がっている。(現在は権利の関係か、「ノクターン」及び鳴海氏個人のWebサイトでの作品公開は行われていない。)

紹介記事(編集部発、2017年1月23日)


編集部発(2015年8月31日)

これが鳴海氏の応募作品かは不明だが、恐らくはこのルートから書き直しを経てのデビューとなったものと思われる。因みに鳴海氏はアダルトゲームのシナリオライターとして複数の作品の脚本を手掛けているようで、本人のWebサイトでの経歴記事を拝見する限りでは本作と同様にヒロインの牝狂いぶりを題材にした作品が多いようである。

本作は抜群のスタイルを誇る人妻の曜子がかつての上司である若狭と再会し、睡眠薬で意識を失っている間に自由を奪われて凌辱を自ら受け入れざるを得なくなる状況から話はスタートする。中年男で露悪な言葉を平気で使う若狭の責めはねちっこいものがあり、ラブホテルだけでなく電車のなかでのチカン紛いの行為や、第三者のいる公共の場所での露出プレイがやや多めとなっている。嫌悪していた男に強いられての性交が繰り返される前半は同じような言い回しを用いられており、第三章の若狭の部屋での肛姦の辺りで飽き始めてしまい、第四章でのカラオケ店での恥辱プレイは正直蛇足な印象である。夫が帰宅しての第五章から「寝取られ」を意識した展開となり、眠る夫の側やドア越しでの官能描写はなかなか良かったとは思うので、もう少し早い段階から始めても良かったのかもしれない。

ゲームシナリオライターで「ノクターン」でも投稿をしていることもあってか、比較的若い年齢層を意識した言い回しが多かったように思う。それが個人的に合うところも合わないところもほぼ半々なのだが、凌辱作風のお約束と言うのか大半が曜子の視点からの描写なので、ひたすら露悪な言葉を吐き続ける若狭の独り善がりな面にウンザリしたのも否めない。第三章辺りは若狭の視点でアナルヴァージンを奪うまでのプロセスを描ければ、ひたすら押せ押せな展開に緩みを生むこともできたであろう。結局彼が何を考えているかも分からないし、露出プレイで第三者がいるのに果たしてこうも都合良くいくものなのか、その完璧過ぎる展開なのが却って興を削がれるような気がした。






2017年1月はたまたま追い掛けている作家さんと興味を持った作家さんの両方がダブっていたのもあって、発売された六冊とも購入しました。六冊のなかで凌辱作風が四冊で独特のスタイルを貫く相馬哲生さんは除き、他の榊原澪央さん・上条麗南さん・鳴海巧さんの作品に付いては、私が元々こうした作品が苦手なのもあるとは言え「どれも似たり寄ったり」という印象を抱きました。こう感じてしまったのは現状の私の読み取る力が足りないからかなと思いましたし、実際のところは『フランス書院文庫』というレーベルカラーを維持するためにある程度同じ方向へ持っていきたいのだというのは理解します。

要するに合わないと思う作品を勝手に読んだあげくに、悪口と受け取られかねないレビューをこれからもAmazonでアップする必要はあるのか?と考えた結果、一旦ここで見送ろうと思いました。他の方からすれば好きな作家さんの作品を悪く言われて、決して気分の良いものではないでしょう。私自身も好きではないけどな…と分かっているのに読んでみて「合わなかった」と書く労力を割くくらいなら、「良かった」と思う作品を勧める方に使いたい。

このブログでは今後も読んだ官能小説のレビューを挙げてはいきますが、Amazonへの投稿は数を絞ってあげていきたいと思います。私が管理人であるこのブログならば(わざわざ見に来ていただけている訳なので)ルールを理解していただけても、不特定多数が閲覧するAmazonではちょっと「大人しめ」にしていきたいと考えています。決して誰からか何かを言われた訳でもないし、ましてAmazonから注意を受けた訳でも無いですから、その辺は断っておきます。他人からよく見られたいなんて思ってもいないし、意見を変える気はありませんので、今後とも宜しくお付き合いのほどお願いいたしますm(_ _)m

tag : 女性主人公 デビュー作品

榊原澪央「四泊五日の修学旅行で襲われた三人の女教師」

榊原澪央「四泊五日の修学旅行で襲われた三人の女教師」
(フランス書院文庫、2017年1月、表紙イラスト:赤尾真代)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

男子校の修学旅行で南洋の島にやって来た達郎たち。しかしそのプランはお金持ちの息子らしく、皆を彼の父親が経営するホテルに泊まらせて、四泊五日の日程の間に女教師三人を自らの巨根で溺れさせてやろうと企むが…。


【登場人物】

大野達郎
進学率の高い男子校に通う少年。校内でトップクラスの成績を収める優等生を装いながらも、裏では複数の女性と付き合っている。父親は上場企業を複数抱えるグループを経営しているが、達郎のいる手前愛人とは再婚せずに彼女の家に入り浸りの状態。そのせいもあってか甘やかされて育ち、多額の寄付金を入れていることから校内では職員から特別扱いをされている。巨根で性欲が極めて強い。

佐山由紀枝
38歳の国語教師。4年前に夫を亡くし、中学へ通う娘がいる。長いストレートの黒髪にIカップと熟れた身体付き。娘のいじめ問題に遭遇して心労を重ねていた折りに真嗣から告白され、肉体関係へ発展している。

武田澄香
23歳の新任英語教師。お嬢様育ちで気が弱いためか、生徒たちからからかいの対象とされている。大学時代から付き合っている男性がいるものの、セックスの経験自体はやや控えめ。Eカップ。

天野真知子
32歳。真嗣の母方の叔母でもあり、風紀担当の教師を務めている。60歳近い大学教授を結婚こそしたものの、お互いに多忙で擦れ違いが多いためにセックスレスの状態。腰高で西洋人のようにスタイルが良く、スレンダーな割にはHカップの巨乳。風紀担当なだけに生真面目で厳しく、唯一と言えるくらい達郎の本性を見抜いている節がある。

村田小夜子
33歳。今回達郎たちが泊まることになった大野家が所有する南洋のホテルの支配人で、父の元秘書。達郎の希望もあって筆下ろしの相手を務めて以来、男女の関係にある。宿泊旅行では達郎の手足となり、女教師たちの部屋の盗撮や媚薬を仕込むなどの悪事にも関わっている。

清水真嗣
達郎の幼馴染みでクラスメイトの少年。外見の良さと優しく人の良い性格もあってか年上女性に好かれやすく、由紀枝に告白して以来肉体関係へ至っている。しかし二人の関係を察知した達郎が弱味を握り、由紀枝が凌辱されるきっかけを作ってしまう。


【展開】

四泊五日の修学旅行で女教師たちをモノにしたいと達郎は自分の父親が経営するリゾートホテルでの宿泊を提案し、いざ到着するなり部屋の空調が故障したとでっち上げて教師たちが泊まる別館へ泊まることに。早速小夜子から情交を求められ、達郎は命じた通りに女教師たちの部屋に隠しカメラを仕掛けたのかと念押ししてから行為を始める。
その晩達郎は由紀枝の部屋を訪ねると伝えたいことがあると告げ、放課後の教室で真嗣と情事に及んでいる動画を見せる。遠回しに娘のことまで持ち出されては由紀枝も観念せざるを得なくなり、しかも達郎から修学旅行の間だけで良いと言われて身体を差し出す覚悟を決める。しかし少年の華奢な身体には似つかわしくないほどの巨根を見せ付けられ、更に敏感なIカップの乳房を執拗に揉みしだかれた後、股を押し広げられて挿入される。容赦のないピストンに呆気なく気を遣った罰として中出しをされるが、アフターピルを飲ませるからと二度目を求められバックで再び犯されてしまう。

翌日の朝に達郎は別館の屋上にある露天風呂に由紀枝を呼び出すと、用意したエアマットの上でローションを使ったマットプレイや口唇奉仕を強いられ、更には竹垣の側の岩に手を付いてバックで貫かれてしまう。昼間には布地の少ない水着を着用して海辺で生徒たちの監視をするつもりが逆に注目を集めることとなり、恥ずかしさのあまりに達郎に呼び出された岩陰に向かうと、見られて濡れるマゾだと蔑まされながら犯される。そして夜になって少年の関心はアナルに向けられるが、タイミングの悪いことに真嗣からメールの着信があり、達郎から部屋に呼ぶように命じられる。達郎が隠れてはいるものの真嗣を誘惑しなくてはならず、しかも自ら騎乗位になってのセックスに羞恥を覚えるが、その一方で物足りなさを感じて激しく腰を遣う。そして真嗣が帰るとまるで心中を見透かしたかのような達郎の物言いに、反論することも出来ぬままアナルを犯される。

翌朝澄香に標的を定めた達郎は朝食の場で、サラダの大皿を持った小夜子が澄香にぶつかるのを目にする。服を汚したお詫びにと小夜子がエステを提案すると、澄香も断り続ける訳にもいかずに応じるが、お香の香りや小夜子にローションを塗られて性感帯を触れられる内にうっとりとした気持ちになる。そこへ示し合わせた通りに達郎が現れ、小夜子に腕を押さえられながら問答無用とばかりに剛直を突き立てられる。催淫作用のあるお香やローションとの相乗効果もあって絶頂に導かれると、容赦なく達郎の中出しを受けるのであった。
三日目は水族館へ生徒たちを引率していくのだが、性交場面を撮られた澄香は達郎に言われるままに二穴責め用のバイブの付いた下着を穿かされ、ひたすら快感に耐えようとする。しかしドクターフィッシュの水槽に足を入れた途端に下半身を襲う衝撃のあまりに気を遣ってしまい、達郎が場を取り繕うと屋上に連れていくと、すっかり発情し切ったことを確かめてからアナルを襲い中出ししてしまう。

すっかり巨根の虜になった澄香はホテルに着くと日本に戻っても…と口にしたのを達郎が聞き返そうとするが、その時途中合流した真知子に見咎められ注意を受ける。あまりのしつこさに真嗣が一緒に勉強するからと助け船を出してくれたが、気付かれる前に先手を打とうと考えて、小夜子に依頼して真知子に遅効性の薬を飲ませてから頃合いを見てマスターキーを使って部屋に侵入する。真知子にも真嗣と由紀枝の情事の動画を見せて弱味を握るが、プライドの高い彼女が必死に快感を堪えようとするのを見て嗜虐心をそそられる。薬の影響もあって真知子は教え子にされるままに正常位からバックへと体位を変えられながら何度もイカされ、しかも一度イク度に卑猥な質問に答えねばならず、羞恥の果てに二度の中出しを受けてしまう。

翌日達郎は真知子にも恥ずかしい水着を着用させて生徒たちに披露するが、その晩に真知子が由紀枝の部屋に行って真嗣と別れるように説得しようと部屋を出るところでタイミング良く現れる。それならば自分の部屋に来ることになっているからと達郎が告げると、ベランダに隠れさせて由紀枝との性交を見せ付ける。前だけでなく後ろの穴までの犯されているのを見て、真知子は怒りではない別の感情が沸き上がって来てオナニーしてしまうが行為を終えて由紀枝が帰ると、達郎に全てお見通しだとばかりに蔑まれる。指や玩具ではない本物が欲しいと真知子が内心で望んでいた通り、剛直でアナルを貫かれ中出しされる。

最終日帰路に向かう機内でアテンダントの格好をさせられた真知子は達郎に呼ばれて上階のファーストクラスの座席に向かうと、由紀枝や澄香が双頭バイブで二穴繋がりをして尻を付き合わせているのを目にする。真知子は前夜に甥の心を傷付けぬために自分の身体を好きにして良いと交換条件を差し出し、あくまでも犠牲を前面に出して強調する。しかしそれを嘲笑うかのように達郎は巨根が欲しいと言わせるまでだと膣に剛直を挿入すると、バイブを装着した由紀枝には尻穴を犯すように命じる。二穴責めの快感に真知子は中出しの予感を抱きながら、激しく達するのであった。


【レビュー】

榊原作品のデビュー作品や近年の著作を数冊読んできたが、本作でも凌辱者である主人公・達郎が自慢の巨根を用いてヒロインを犯し、彼女たちに取引を持ち出しては最後には性豪な主人公の虜になってしまうという基本的な展開に他とはさほどの違いはない。修学旅行での四泊五日という限られた時間と、南洋のリゾートホテルという日常からかけ離れた空間だからこその設定を生かしたアイディア自体は面白いと思ったのだが…。

・未亡人国語教師・由紀枝(38歳)
達郎がまず標的にしたのは担任でもある由紀枝で、中学へ通う娘がいる。娘がいじめに遭っていて心労を重ねていた時期に生徒から告白を受け、遂には校内で肉体関係を重ねるまでに至る。その生徒は達郎の親友でもあり、彼の言動から二人の関係を察知した達郎は情事を盗撮しておき、修学旅行の初日に部屋にやって来て脅迫材料として切り出す。自らの巨根に自信があるだけに達郎は「修学旅行の間だけ」と言いながらも、彼女の反応を見て自分のペニスから離れられないはずと確信する。

・新人英語教師・澄香(23歳)
次のターゲットにされたのは気が弱くお嬢様育ちの澄香だが、由紀枝とは違ってこれといって凌辱に及ぶ理由はないようである。ここでは達郎の父親の元秘書でホテル支配人の小夜子(34歳)による性感マッサージがきっかけとなるが、由紀枝は初めの二章なのに対して、澄香は一章で纏めているだけにやや駆け足気味である。バック姦⇒お口⇒肛姦へ至る流れはほぼ同じで、やはり「修学旅行の間だけ」を切り札として、彼氏のいる澄香にエクスキューズを与える。

・人妻風紀担当教師・真知子(32歳)
生徒たちの前で澄香を二穴での玩具責めに遭わせた達郎だが、彼の本性に薄々気付いていたのが真知子である。目を付けられたこともあって先手を打った達郎によって、セックスレスから解かれた真知子が思わず達郎が一番と言ってしまうほど落差の大きいヒロインである。「一度達したら質問に答えねばならない」と取引を持ち掛け、彼女の性癖を暴いていく。

第四章は達郎一人での真知子への調教だが、第五章では生徒たちの前での露出プレイから由紀枝も交えた3Pもどきへ発展し二人の攻略が完了、第六章では帰りの機内でファーストクラスでのCAコスプレでの全員プレイで幕を閉じる。金持ちの息子で巨根、しかも絶倫といわゆる「チート」な主人公像はイマドキであるし、暴力などに訴える極端な恥辱を与える訳もなく、ヒロイン自身も媚薬を仕込まれて…という言い訳もある。凌辱作品と言っても、全体的にユルい雰囲気の官能ファンタジーと言えるのかもしれない。近年デビューしたフランス書院文庫の凌辱作家の作品は実はどれを読んでも似た作りであり、自主的な縛りがもたらす没個性化がちょっと心配である。






最近になって2000年代後半以降にデビューした凌辱作品の作家さんの作品を読むことが多くなりましたが、どなたがオリジナルなのか分からないくらいよく似た設定と展開が見られますね。

<悪魔主人公の定義>
①大人を凌ぎ、何度射精しても萎えない巨根。
②とにかく振る舞いがパーフェクト。手品のように色々な玩具が用意されていて、的確に使いこなすことができる。
③ヒロインの考えていることが手に取るように分かり、先回りが上手。
④まるで性の熟練者であるかのようにねちっこい。少年というよりも、中年のオヤジみたい。



これは榊原作品に限ったことではないですが…。①~④の項目が満たされればまさに官能世界では完璧なのでしょうけど、いかにわざとらしく表現しないようにするかは、個々の作家さんの気持ち一つではないかと思います。同じ方が書かれる以上は、作品同士で似た言い回しが使われるのはまあまああるでしょう。本作を読んでいて気になったのはヒロインの喘ぎ方が皆同じというところであり、他社で誘惑作品を書かれている作家さんの変名なのか、それとも単に真似ているだけなのかは判断はしにくいですが。三人いたら皆が「あああん」や「イクうううう」じゃないですよね?これが読んでいて繰り返されるため、単調に思わせる点です。

官能ファンタジーで良い作品もあるし、そうではない作品もあるはず。ラノベやエロゲーから影響を受けることもあるでしょう。本来は同じ月に発売された複数の作品でその両方が存在すれば良いのですが、どうもここ数年のフランス書院文庫の場合は、売れ筋だと一方向に寄せすぎる傾向にあるのではと懸念してなりません。

tag : 高校生主人公

鷹山倫太郎「てほどき未亡人兄嫁【独り身】」

鷹山倫太郎「てほどき未亡人兄嫁【独り身】」
(フランス書院文庫、2017年1月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

兄嫁の梓と同居生活を始めて半年が経ち、兄の三回忌の晩に博之は偶然兄嫁の着替えを覗き見てしまい、衝動的に抱き付いたことで梓に叱られる。梓の許しを得て一度だけの手淫をしてもらったが、かねてから彼に気のあったバイト先のカフェオーナーの志津子や、隣人若妻の理沙に気付かれエッチな関係に陥ってしまう。


【登場人物】

瀬川博之
高校2年生。二年前に兄を亡くし実家で暮らしていたが、半年前に通学もしやすいからと提案され彼女の部屋で同居生活を送っている。理沙の紹介もあって志津子のカフェでバイトをしている。童貞。

瀬川梓
29歳。博之の実兄の妻で会社勤めをしている様子。夫を亡くし面影の似た義弟の博之を招いて同居を続けているが、周囲からは再婚の勧めも受けている。推定Eカップと思われるバストに、細く括れた腰付きと熟れ掛かり寸前の女らしい身体付き。

三島志津子
39歳。博之のバイト先であるマダム向けのカフェを開いており、常連客である理沙の勧めで博之を雇っている。Hカップの爆乳と熟れていながらも、まだまだ30前後で通じるくらいの若々しさ。10年ほど前に夫を亡くしており、子供はいない。

浅川理沙
23歳。梓の隣室に住む若妻で、3年前に当時会社の上司だった夫に口説かれて結婚した。現在夫は単身赴任中で、暇を持て余しているようで志津子のカフェにちょくちょく顔を出している。子供はいない。Cカップ。


【展開】

兄の三回忌法要を済ませた博之は梓とともに帰宅するが、部屋で喪服を脱ぎ徐々に露わになる兄嫁の白肌をドアの隙間から覗き見ていた。そんな時に梓の実家との電話のやり取りを聞いて彼女が再婚を考えていると早とちりし、博之は抑えていた情動をぶつけ梓に抱き付くが、当然のことながら頬を張られ部屋に逃げ込んでしまう。義弟との気まずい関係が数日続くなか梓はある晩に博之の部屋を訪ねると、自分の名前を呼びながらオナニーしている姿を見て、嬉しさとともに性的な衝動を抑えられずにいた。次の日の晩に梓は再び博之の部屋を訪ね、頬を張ったお詫びにとオナニーの手伝いをしてあげると提案する。手扱きで大量射精に導いた梓はこれで終わりにしたくないと思い、口唇奉仕を始めいやらしい音を発するくらい激しい口戯で二度目へ導くのだった。

数日後志津子のカフェでバイト中の博之は兄嫁との一夜きりの思い出に浸っていると、理沙に何かあったのと詮索される。志津子はそんな博之は独り身の女には毒ねと相槌を打ち理沙を帰した後、博之に梓との関係を根掘り葉掘り聞き出す。恋愛感情とエッチしたいという気持ちは違うのだと言い聞かせるように誘惑し、客のいない時間とはいえまだ開店中のカフェのキッチンでブラウスを脱ぐと、パイズリフェラで射精に導いてしまう。
志津子の突然の行動に博之は兄嫁が好きだというよりも単にシたいだけじゃないかと悩み始めるが、その次の日にどしゃ降りの中でカフェにやって来ると、志津子からこんな天気では客は来ないからと店を閉められセックスしたい?と問い掛けられる。梓が本当に好きなのかどうかはともかく、せめて女を先に知っておいても良いのではと諭され、博之は正常位で交わるが呆気なく果ててしまう。次は後ろからしてという未亡人の淫らさに触発され、バックでの繋がりに興奮しながら二度目の中出しに至るのであった。

数日後梓が二泊三日の出張で家を空けることになり、博之は理沙の部屋に招かれて夕飯をご馳走になるが、突然志津子との関係を切り出されてしまう。わざとらしくコップの中のお茶を溢されズボンが汚れたからと浴室に押し込まれて困惑するなか、理沙がやって来て背中に美乳を密着させながらの手扱きや口唇奉仕にろくに抵抗も出来ず、博之は彼女の口内へ精を迸らせる。そしてここなら浮気にならないからとアナルセックスを求められ、二度も中出ししてしまう。

出張から戻った梓は頬を張ってしまった時の義弟のよそよそしさがまた見られると悩むとともに、逞しい若竿と勢いのある迸りを思い出し一人遊びに浸るが、ある日の夕方帰宅した際に博之が隣室の若妻と親しげな様子で立ち話をしているのを目の当たりにしてショックを受ける。そして数日後梓は志津子のカフェに呼び出され、まるで焚き付けるかのように博之との関係を切り出される。常識人の梓は反論するが、志津子はいつまでも博之を籠の鳥にして過保護にするだけでは成長しないと諭そうとする。志津子なりの気遣いだったが梓はその事に気付けず、博之が二人の女性と二股を掛けていることにショックを受けながら帰路を急ぐと、実家からの連絡が入り見合い話を打診され思わず受け入れてしまう。

そんな梓の心境の変化に気付かぬままひと月が経ちバイトの最終日を迎えた博之は、仕事を終えて理沙も合流し志津子と三人でラブホテルに向かう。博之が辞めるのを機に関係を断つつもりでいた志津子は浴室でぺニスに奉仕し、ただの隣人に戻ることに決めた理沙も少年の顔に跨がり三人で快感を味わう。彼女たちの決意に気付かずにいた博之はいずれまた逢うつもりで代わる代わる二人と交わった後で帰宅するが、帰りを待っていた梓の口から実家に帰りお見合いをしようと思うと告げられ、全てを知られてしまったのだと気付き激しく後悔する。

博之は梓とよそよそしい関係を改善できぬまま同居生活最後の晩を迎えるが、兄嫁から一緒に寝ようと寝室に誘われる。突然今晩は貴方の女になるからと梓に求められ、博之は華奢な身体には不釣り合いなほどの巨乳や慎ましげな秘所を愛してあげるとまずは正常位で交わる。生での情交は初めてと告白する兄嫁が可愛いと思いながら射精すると、今度は梓が上になりたいと申し出る。志津子や理沙と逢っていたお仕置きだからと騎乗位で攻め立てる梓は、悶え泣く義弟を可愛いと思いながら二度目の射精を受け止め、あの時素直に甘えさせてあげれば違う展開になったのかもと感傷に浸りながらも後ろからしてと求める。流石に三度の射精を終えてグッタリとした義弟を胸に抱き寄せ、梓も眠りに就くのであった。

梓と別れて1年後志望大学の合格発表を見た博之は、感傷に浸りながら実家に電話しようとスマホの画面をタップしようとすると、消せずにいた「義姉さん」のアドレスを目にする。消すかどうか迷った挙げ句、彼女が兄嫁だったことに違いないと気を取り直す電話を掛けようとすると、そこへ思わぬ着信が入る。新生活を送るための苦い報せではあったが、博之はその相手と時間が経つのも忘れいつまでも話し込んでしまうのだった。


【レビュー】

これまでに刊行された二作品がハイテンション気味に高まるヒロインの淫らぶりを描いているのに対し、本作では若干の方向転換を試みたようで同居する兄嫁との感情の擦れ違いや、切ない別れに伴う一夜限りの情交場面をメインに描かれている。2年前に兄を亡くした主人公博之が兄嫁の梓に招かれて同居生活を始めたものの、兄の三回忌の晩にある事件を起こし、ギクシャクとした関係に陥るところから話は始まる。

義弟の性欲に気付いた梓もこれまで抑えていた女として欲情に駆られ、一度きりの条件で本番なしの癒しを与えてしまう。そんな主人公が感傷に浸っていると、バイト先のカフェの女店長で未亡人の志津子と、バイト先を紹介した隣人若妻の理沙に見破られて誘惑される。志津子は兄嫁への恋愛感情と性欲を混同しているのではないかと迷う主人公を誘い、理沙も結婚してまだ数年ではあるものの夫と離れて暮らしていることもあって積極的に求めていく。二人とも主人公の気持ちを察しているだけに、遠回しに積極的に迫りなさいと応援してはいるのだが、淫らな関係に溺れていくうちに梓との距離は離れていくばかり。

梓が義弟の性的な関係に気付くのも時間の問題であり、受験勉強に専念するために主人公がバイトを辞め二人から関係の清算を告げられて想いを告白しようとするが、時既に遅く梓から第二の人生を選択することを告げられる。主人公と梓の擦れ違う気持ちにヤキモキさせられるのだが、最後の晩にやっと赤の他人となるのだからと一夜限りの情交を結ぶ。

10代で相次いで三人の年上美女と関係し、そして別れを経験していく。そんなほろ苦さを内包した儚い官能作品である。官能描写の大半は志津子や理沙との場面で占められ、特に後者では浮気にならないからと別な場所での交わりに特化していて、やはりテンションは高めである。梓との情交描写はたった一夜なだけに、尺を取った上でじっくりと落ち着いた描写と対照的なのが興味深い。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2017/1/23 発売てほどき未亡人兄嫁-独り身著:鷹山倫太郎、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(!!……とうとう義姉さんが裸になって、僕の目の前に)予想以上に豊満な美乳、肉感に満ちみちた腰まわり。汗ばんだ太ももの狭間には夢にまで見た鮮紅色の秘唇が……真夜中の寝室で施してくれた甘い手しごきと濃厚フェラ。結婚指輪をはずし、憧れの兄嫁がついに一匹の牝に!僕を大人にしてくれ...
てほどき未亡人兄嫁-独り身(著:鷹山倫太郎、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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