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夏島彩「淫妻三十八歳 午後五時からの私」

夏島彩「淫妻三十八歳 午後五時からの私」
(フランス書院文庫、2004年5月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

専務秘書の美枝子は大学時代の先輩である樋口と取引関係で再会すると、酔った勢いで彼を誘い一夜限りの情事に至る。そう決意した筈の美枝子は次第に樋口との密会を重ねていくが、ある日出張で不在の部屋に彼を招き入れた時に夫が予定を切り上げて帰宅し、眠る夫の脇で荒々しく貫かれてしまい気持ちの変化に気付き別離を決意する。

【登場人物】

深沼美枝子
38歳。ある企業の常務秘書で大学時代には英会話のサークルに所属。取引先の営業マンとして樋口と再会して不倫関係に雪崩れ込む。夫はいるが子供はいない。

樋口俊彦
美枝子の大学時代のサークルの3年上の先輩で、現在はベンチャー系のソフト会社に勤務している。妻子持ちの様子だが、再会した美枝子に次第にのめり込んでいく。精悍な顔立ちと年相応に腹回りがゆったりとした中年男性。

【展開】

樋口の会社の接待に呼ばれ専務に同伴した美枝子は、再会した彼に心惹かれるものを感じて飲み過ぎたとモーションを掛ける。西新宿のシティホテルにチェックインすると、樋口に抱き寄せられて夫より大きな一物に喘ぎ声を挙げてしまう。そして一週間後ソフト導入の正式契約を結んだ後で樋口に誘われホテルに入ると、秘所を舌で愛撫されてから正常位、更に対面座位と体位を変えられて快感を得るのだった。

美枝子は夫と樋口の前では違う顔を平然と使い分けられることに驚くが、関係を始めて2ヵ月後一泊二日の密会旅行に誘われ嬉々として応じる。宿に着くなり家族風呂で身体を重ねると自ら開脚して誘う体勢を取ったり、部屋に戻って口唇奉仕やシックスナインなどいつもより開放的になった美枝子は、騎乗位にさせられて腰を遣わされ絶頂に導かれる。

ある日美枝子は樋口に押し切られ夫が出張で留守にした日に彼を部屋に招き入れると、リビングで美臀をまさぐられてバックで挿入を求める姿勢にさせられ、スパンキングを受けながらペニスを抜き差しされる。独占欲を垣間見せる樋口に危ういものを感じながらも中指で秘肛を蹂躙されてしまうが、いざ夫婦の寝室でとなったその時、出張がキャンセルとなった夫より連絡を受けすぐに帰宅すると告げられる。

樋口をクローゼットに隠し美枝子は出迎えた夫を早く風呂に入れさせようと試みるが、彼女の上気した表情にそそられてか情交を求められる。クローゼットから樋口の視線を浴びながら夫に抱かれ、正常位からバックへと荒々しく貫かれると倒錯した快感を味わってしまう。飲んだビールの酔いが回ったのかぐっすりと眠ってしまった夫を見て、美枝子は身勝手だと思いつつも樋口を逃がすチャンスだとクローゼットを開けて帰るように促す。

しかし夫婦の情交に当てられた樋口が納得する筈もなく、寝室でイラマチオ同然に口唇奉仕を強いられ、更に夫の眠る隣の自分のベッドへ押し倒される。四つん這いで三点責めに遭わさせられた後で、怒張の蹂躙を受けた美枝子は、正常位に変えさせられ敏感なスポットを突かれると初めて潮を吹き中出しされてしまう。

年が明けても美枝子は樋口との不倫関係をズルズルと続けていきつつも、逢う度にアナル拡張に拘る彼に恐怖を抱くようになり、2月に入ると遂に別離を決意する。13日の金曜日の晩に着飾ってホテルの部屋で密会した美枝子は網タイツの脚とスリップを纏った自らの身体を見せ付けると、樋口はローターを取り出して悪戯を始める。秘所を露わにされ張型でアナルを拡げられると、美枝子は痛いと言いながらも彼の剛直を受け入れる。情事を終えて樋口がシャワーを浴びている間に、美枝子は別れの言葉をしたためた手紙を置き部屋を立ち去る。これからは新たな生活が待っていると決意をこめて…。

【レビュー】

凌辱作品を描く女流作家で夏島氏だが、作品を重ねていく度に凌辱だったり誘惑だったりと触れ幅が大きくなっている。本作はその中では誘惑系になるが、38歳のヒロインが大学時代の先輩と再会し、次第に溺れていくものの結局は別れを選択するまでの話である。

淡白な夫に性的な不満を抱く中で再会した先輩のエネルギッシュさに翻弄され、毎週のように密会を重ねていくヒロイン。しかし先輩の独占欲の強さに対して自分は離婚をしてまでの覚悟は無いと気付き、後ろの処女を捧げて別れを告げるのである。展開も情交描写も特筆するものは無いが、ヒロインが眠る夫の隣で交わりを強いられる場面は凌辱作風に通じるものがあって良かったと思う。

tag : 女性主人公 不倫

白石澪「美母と少年・七年相姦」

白石澪「美母と少年・七年相姦」
(フランス書院文庫、2004年12月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

息子の智仁を産んだものの、擦れ違いの生活で離婚を余儀なくされた美和。それから8年が経ち前夫の死去に伴い智仁を引き取ることになるが、継母だった女性とのただならぬ関係を見抜き、嫉妬に駆られて相姦関係に陥ってしまう。

【登場人物】

友崎美和
33歳。音楽短大の助教授だった工藤と結婚、23歳の時にドイツへ音楽留学し、プロとして活動し始めた頃に離婚している。その後帰国して音大の講師として白金に生活し独り身だったが、工藤が亡くなった為に智仁を引き取ることに。

友崎智仁
13歳。美和のひとり息子で5歳の時に両親が離婚、その後再婚して継母となった女性になついていたものの、父の死去と彼女が再婚の意思を見せたため美和に引き取られた。継母とは父が体調を崩し入退院を繰り返していた頃から、肉体関係にあった。

※全11章立てで、二人の年齢は第1章から第6章まで。第7章から第9章はその5年後、最後の2章は更にその2年後の話となります。

【展開】

智仁を引き取ったもののなついてくれず、継母の来訪の際に甘えた素振りを見せたことに対して、美和は距離を縮めようと一緒に風呂に入り更にベッドを共にすることに。翌朝目覚めると智仁の硬くなったモノが太ももに当たっているのに気付き、長らく男に抱かれていない美和は浴室に駆け込み、激しくオナニーしてしまう。中華料理店で夕飯をとった後で美和は老酒の酔いもあって智仁と共に入浴し、スポンジ越しにペニスに触れると瞬く間に勃起させてしまい、手コキで射精に導くのであった。
射精した時の智仁の落ち着きぶりに違和感を抱いていた美和は継母とのただならぬ関係を疑い、帰宅するなり浴室に誘って湯船に入ると勃起を手で扱いて射精させる。そして一緒に寝ようと寝室に移動するが、気持ち良くしてくれたお礼をしてあげると智仁に言われ、30分にも渡って乳房の愛撫を受ける。そしてパンティを脱がされそうになり拒絶したものの、一緒にして欲しいと男上位のシックスナインを求められると、その手慣れた様子に継母との関係を確信して激しく嫉妬し口唇奉仕の末に精液を飲んでしまう。

美和は執拗にセックスを求める智仁をいなし相互愛撫や素股で留め毎晩のように癒しを得ていたが、ある日買い物の帰りに智仁が継母と一緒にいるのを見掛け、その後に連絡があったものの一向に帰って来ない。苛立つ美和は浴室で冷水を浴びて怒りを鎮めていると、帰宅した智仁が現れたので勢いに任せて口唇奉仕してしまう。寝室に移ると智仁から求めさせようと積極的に振る舞い、包茎ペニスの先端を少しだけ露出させて再び口で射精を受け止めると、言外に継母とはもうしないように約束させて正常位で受け入れるのだった。
数日後美和は智仁の部屋を掃除しているとベッドの下から継母との「性愛日記」を見付け、これを切り札に会うのを止めさせようと彼女の部屋を訪ねるが、既に再婚の為に渡米したと知る。かねてから智仁との関係に終止符を打とうとしていただけに、自分が我慢すればと清算を決意する。美和は智仁を言いくるめて寝室を別にし扉に鍵を掛けて突き放そうとするが、ある日の朝に部屋の前で毛布にくるまって眠っている彼を見てショックを受け、また捨てられるかもという言葉が決め手となり再び関係を復活させてしまう。

5年の月日が経ち美和は母が亡くなって以来父の認知症が進行して自宅に引き取らざるを得なくなり、次第に情交は智仁の一方的なものとなっていく。ある晩久し振りに情交に浸っているが、美和は父に呼び出され介護疲れもあって長椅子で眠ってしまい、暫くして智仁が部屋にやって来る。父が起きるかもしれないという状況で四つん這いにさせられ、美和は声も出せず智仁に後ろから貫かれてしまい、快感のあまり意識を失ってしまう。
数日後外出から戻った美和は智仁が同じくらいの歳の少女を部屋に招いているのに気付くが、二人に漂う雰囲気から既に経験済みではないかと訝る。彼女が帰宅すると美和は嫉妬のあまりに智仁の服を脱がすと、情交の痕跡が残るペニスを口唇奉仕し騎乗位で跨がる。息子のふてぶてしい態度に苛立ちながらも、美和は与えられる快感に溺れていく。そんな中美和の父が事故に遭い亡くなるが、智仁が法事の合間に抜け出して少女と密会していたのに気付くと、彼が帰宅するなり慰めてと迫る。父の遺影の前で喪服を裾を捲られて指ピストンでイカされた後、寝室に移動すると騎乗位を要求され交わるのだった。

智仁の成人式を終えて美和はお見合いで知り合った男性との再婚話を切り出すと、もうこれで相姦関係は終わりだと言外に匂わせるが、その晩に寝室を訪れた智仁から再婚相手と会うまでの1週間だけ好きにさせてと求める。意外なまでに智仁が潔く身を退くと告げたことに美和は安堵し後ろの処女を捧げるが、しかし…。

【レビュー】

「七年相姦」の題名通りに物語は展開するのだが、出だしからの四分の三が母子が同居を始めた1年目で、残りの殆どはその5年目、最後に少しだけ7年目の話という配分になる。本作も前作「淫母相姦 麗子三十八歳の独白」と同じ母子相姦なのだが、こちらは第三者目線のスタンダードな作りなのが大きな違いで、とは言え大半が母の美和の心理描写で占めているのが特徴的である。

本作の中心となる1年目は、継母だった女性とのただならぬ関係に気付いた美和が息子の智仁を手なづけようと始めは手による奉仕、次第に口唇から肉体といき過ぎた相姦関係に陥っていくまでの話である。13歳という年齢の割にはそうした体験にあまり興奮した様子を見せないことに不審を抱く訳だが、長大な割には大人になりきれていない一物に対して、包皮を剥いてあげる描写が多めである。(個人的にはこうした描写は好みなのだが、完全露出させる場面は省かれて18歳に移ったのは残念かな…。)
美和は相姦に関して抵抗はあるものの、継母だった女性から奪うためには手段を選ばないという決意が勝っており、性欲旺盛な息子に付き合わされて延々と前戯に付き合わされる描写は良かったと思う。但し挿入してからは短めである点は指摘しておきたい。

それから5年後の話は母子の関係は変わらないものの、美和の父の介護や智仁に彼女が出来たりと取り巻く環境は変わって来ている。智仁はもう平均的な大人を凌駕するレベルで複数の女性と関係を持つほどなのに対して、美和自身は介護と仕事の両立で疲れていて智仁の要求に全て応じられる訳でもない。そんな母子の対比の描写に妙味が感じられたと思う。

最後の智仁が20歳になった時の話はページ数に限界があったのか、かなり駆け足になってしまったのが勿体ないと言うよりも、その終わり方からすると蛇足気味ではないかと思われる。後ろの処女を捧げる描写なら、18歳の時に纏めても良かったかもしれない。先にあげた少年の包茎ペニスを剥いてあげる場面や、終盤で暗転する終わり方など随所に高竜也作品からの影響を色濃く反映させており、もしかして…と思わせるほどの類似性が窺えたくらいである。

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tag : 女性主人公 母子相姦 童貞

白石澪「淫母相姦 麗子・三十八歳の独白」

白石澪「淫母相姦 麗子・三十八歳の独白」
(フランス書院文庫、2004年6月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

息子の洋一に彼女がいると知り、麗子は姿形の知らぬ女性に嫉妬心を抱きつつも、自らも同時に取引先の二人の男性に求婚され息子との二者択一に悩む。そんな中で洋一と肉体関係を結んでしまい、離れたくても離れられずに悩みを深めていくのだった。

【登場人物】

浅沼麗子
38歳。夫を亡くし宝石の訪問販売で生計を立てているが、宝石商の外国人男性と上得意の男性客の二人から同時に求愛されており、神経質な年頃の息子のこともあって返事を留保している。

浅沼洋一
17歳。麗子のひとり息子で高校に通う少年。成績優秀で母親想いの優しい性格だが、甘やかされて育ったせいか麗子のことになると、聞き分けが無くわがままな一面も。母にプレゼントしようと居酒屋の開店前の清掃のアルバイトを始めたが、そこでセックスフレンドの女子と付き合い始めている。

【展開】

夫の命日にも関わらず上得意の客と打ち合わせし、しかも求愛を受けた麗子は洋一との約束の時間を過ぎて帰宅し彼の部屋を訪ねると、自分の洗濯物の下着に白濁を浴びせ見せ付けるように放置しふて寝しているのを目にする。ごめんねと言いながら添い寝しふと股間に触れるとペニスはたぎったままなのを知り、仰向けにしてズボンを脱がし手で射精に導こうとするが、放出の寸前に口唇で受け止めることに。仏間に移動し夫の遺影に非礼を詫びながら麗子はオナニーに浸るが、絶頂を迎える瞬間に洋一を思い浮かべてしまう。

ある日曜日なかなか起きて来ない洋一を気に掛けていた麗子だったが、息子の携帯に女性からの着信が立て続けに入っていることに気付き、息子をたぶらかす悪い女だと思い込み嫉妬に駆られる。その晩停電に遭い洋一が寒いからとブリーフ一枚で寝室に訪ねて来たのを滑稽に思いつつも同じベッドに寝ると、今晩は恋人になってあげると告げて手コキで射精に導く。決して自分からはセックスしたいとは言い出せない麗子は洋一から迫るように仕向けるが、挿入に手間取るのをみて自ら跨がり精を受け止めるのだった。

数日後麗子は上客の男性との商談を予定していたが、それを見透かしたかのように洋一が体調が悪いから学校を休むと言い張りキャンセルせざるを得なくなる。してくれとばかりにペニスをむき出しにしオナニーを始めた息子に応じて口唇奉仕し、四つん這いにされて挿入を受け入れると、家事をするのも許さぬとばかりに洋一に立て続けにセックスを求められ愛欲にまみれた一日を過ごす。

麗子は上客の男性との結婚を決意し洋一との関係を絶たねばと悩み一度は断ち切ろうとするが、ヤらせてくれる彼女がいるからと切り札を出されてなし崩しに関係を続けてしまう。そんなある日曜日に勉強に励む息子に昼食を持っていくと部屋で押し倒されるが、そこへ突然上客の男性が訪ねて来る。洋一が再婚は認めぬと仕組んだことだと気付くものの、息子の剛直に打ち付けられ彼の見ている前であられもない声をあげるしかなかった。

再婚話がふいになった麗子は同業の女性も母子相姦の経験があると聞かされ、のめり込む前に関係を終わらせようと洋一に告げるが、全く聞く耳を持たずにその晩に夜這いを掛けられる。寝た振りを続けようとするものの、息子に与えられる快感にいつまでも耐えられるはずもなく、正常位で受け入れてしまう。それでも麗子は洋一の18歳の誕生日祝いに出雲へ旅行した際に一夜妻となり、今晩で関係は終わりだと示唆するかのように延々と交わりを受け入れる。

洋一と関係を絶ってから六日後地方の宝石展に出掛けていて予定を切り上げ帰宅した麗子だったが、息子が部屋に彼女を連れ込んでいるを覗き見てしまう。嫉妬に駆られる中で洋一がアナルセックスをしようとしているのを見て麗子は無我夢中で彼女を追い返し、自ら服を脱いで四つん這いになり後ろを貫いてとせがむ。情交を終えて目覚めると、自分を変えたいからと暫くひとり旅に出るとの洋一の書き置きを発見する。かねてより宝石商の男性からも求愛を受けていた麗子は自分も変わらなくてはと決意し、帰宅した洋一にその話を伝えるのだった。

【レビュー】

題名に「独白」とあるように、38歳の未亡人麗子が息子の洋一との母子相姦のきっかけから終わりまでが綴られており、意欲的な作品と言えるだろう。マドンナメイト文庫やその他告白系の雑誌などで「告白(独白)」は一つのジャンルとして成り立っているが、第三者目線の多い印象のフランス書院文庫では珍しい手法であろう。麗子の母親としての心情と女としての本音が垣間見えており、女流作家の本領がいかんなく発揮されていると思う。

麗子は息子を手放したくないから彼女が出来たと知って自らの身体を差し出すが、他に求愛されている男性が二人いるとは言え、夫を失ってからはこれまで情交をしていないだけに洋一の剛直に快感を覚えてしまっている。子離れしなくてはという悩みと同時に、女としてまだ枯れたくないという思いもある。しかし与えられる快感には逆らえずにわがままな洋一と付かず離れずで関係を続けていくが、彼が大人になりつつあったということかもしれない。自ら変わりたいと旅に出てしまうが、麗子も良い話が舞い込んでいただけに、踏ん切りを付けて新たな幸せを得ようとする終わり方である。

フランス書院文庫での母子相姦と言えば高竜也氏の名前があげられるが、作者が本作を書くのに当たり恐らく高竜也作品を参考にしたのではなかろうかと推察する。彼女がいるのに麗子を独占したいとわがままな洋一の性格付けや、自らは相姦を仕掛けられずに息子が迫るように仕向ける流れ、情交描写そのものにも類似する場面がいくつか見られる。従って個人的には、変化球的な高竜也作品を読んだ印象を受けた次第である。

tag : 告白(独白)系 女性主人公 童貞 母子相姦

倉田稼頭鬼「女教師の白い指 痴 漢保健室」

倉田稼頭鬼「女教師の白い指 痴 漢保健室」
(フランス書院文庫、2004年5月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。
※NGワード対策で一部タイトルを変えています。ご了承ください。

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【あらすじ】

自分の熟れた身体のせいで通勤電車の中で痴 漢被害に遭ってウンザリしていた愛理紗だったが、ある日初心で中性的な顔立ちの美少年・龍一と出逢い、思わず痴女のように射精に導いてしまう。龍一は部屋にまで付いて来たので罰を与えていたが、ある日彼が転入生としてやって来たのを見て距離を置こうと考えるが…。

【登場人物】

立花愛理紗
25歳で高校の養護教諭を務めている。スリーサイズは90-58-88cmのナイスボディだが、その反面で毎朝通う電車の中での痴 漢被害が絶えず、周囲に過剰なまでのバリアを張っている。付き合っている彼氏はいたが長続きせず、現在はフリー。

龍一
17歳の高校2年生。母親を亡くして引きこもりがちになり、愛理沙の務める学校に引っ越して来たばかり。中性的な顔立ちの美少年で、同級生にも比較的モテそうなタイプ。女性経験は無い。

【展開】

出勤途中の愛理紗は電車内で変態親父の悪戯を撃退した後で身体の向きを変えると、少年の股間が膝に当たっていて与えられる刺激に顔を赤らめているのを知り可愛いと思ってしまう。その翌朝も少年が自分の身体に密着させているのに気付くと、愛理紗は偶然を装いながらズボンの膨らみに触れ、更には前開きからトランクスの中に指を忍ばせて直にペニスに触り、呆気なく果ててしまった少年の精の臭いに陶酔しながら倒錯した快感を得る。

数日後最寄り駅で降り立った愛理紗は少年が後を付け回しているのに気付き、虚を付いて叱り付けると自宅マンションの部屋に連れて来る。龍一と名乗った少年がヤりたい一心で経験者だと見栄を張っているのを見透かし、言葉なぶりにしながら愛理紗は少年のペニスを見たいとの好奇心から服を脱いでオナニーするように命じる。しかし焦らしが過ぎて龍一に押し倒されると彼女は失望したとばかりに往復ビンタを食らわせて彼を後ろ手に縛ると、下着姿を見せ付けながらペン先で剛直をいたぶった末にヤりたかったら我慢しなさいと口唇奉仕で焦らすが、耐えられずに射精してしまう。

翌日夕刻に迫った頃高校の転入生として来たばかりの龍一が、貧血を起こしたと顧問教師に連れられ保健室に運ばれて来る。まさかの対面に愛理紗も距離を置くべきと考えるが、図に乗った龍一から誘われたことを暴露しようかなと切り返されてしまう。その場は冷徹な眼差しで反撃したものの、愛理紗はクールダウンしようと校内のプールで一泳ぎして更衣室に向かうと、龍一が覗きをしようとしているのに気付く。ひとまずバスタオルを身体に巻き付けた姿で応対するが、龍一は彼女が痴女を演じた姿を夢見心地で妄想しながら語り、ペニスを扱き出すと避ける間もなく精を浴びせられてしまう。

これでスイッチが入った愛理紗は髪ゴムで龍一のペニスの根元を縛り、精液で汚された身体を舐めて綺麗にするように命じると、少年が嬉しそうに奉仕を始めたために次第に高ぶりを感じて秘裂を見せてしまう。ペニスを受け入れる寸前に龍一が果てるもののまだ十分な硬度を保っていると跨がった瞬間、巡回の警備員の声が掛かりお預けとなる。龍一は命じられるままに愛理紗のパンティを履き、帰りの電車の中で彼女の指戯に身を委ねていたが、降りる駅が近付くとこれっきりで終わらせたくないと秘所に指を差し向ける。また今度、と上気した表情の愛理紗を見て、脈ありと喜ぶのだった。

翌日実力試験前にも関わらず龍一が保健室にやって来てペニスを露わにしてヤりたいと息を荒らげているのを見て、愛理紗は勉強しなさいと言いながら暗に自宅へ来るように誘うが、幾ら待っても少年は部屋を訪ねて来る気配が無かった。三日後帰宅途中の駅で龍一を見付けると、弁解めいたことを喚きながら付いてくるのを知りつつ、踵を返して裏口から保健室に戻って来る。
生意気にも自分を焦らそうだなんてと憤怒に駆られた愛理紗はベッドへ四つん這いにさせると、尻穴を弄りながら脱いだパンティで怒張の先端をくるんで焦らしプレイを始める。そして背もたれ付きの椅子に座ると奉仕なさいと白衣の前を広げて秘所を舐めるように命じる。淫核舐めと指ピストンで高ぶった愛理沙は自分が上だと対面座位で交わり、早々と果てた龍一を追うように腰を遣うと、二度目の中出しを受け止める。
こうして毎朝毎夕と電車の中で龍一と触りっこをし合う日々を送る愛理紗は今朝も満員の中で相互絶頂を迎えると、痴態に目もくれず急ぐ周囲の人々を馬鹿みたいと蔑みながらも新しいことを教えてあげると少年を誘うのであった。

【レビュー】

痴 漢と美少女を題材にした作品が多い印象の作者であるが、著作の中には痴女ものと言うべき作品も刊行している。こうしたシチュエーションはいわばエロ漫画の方が(視覚的な効果もあって)より適性が高いのではと思うのだが、ベテラン作家らしく文語体の地の文と会話調のパートとのバランスが良く読みやすい印象である。(個人的にはもっと少年を苛めて欲しいなという願望はあったものの、まぁこれは好みの差ということで…。)

綺麗なお姉さんに悪戯されたいというのは男性読者ならほぼ全員が抱く願望なのではと思うが、「1対1」のシンプルな構図をこの作者が書いたからという物珍しさもあったかもしれない。少なくとも本作より後の作者の黒本作品では残念ながら登場せず、元の作風に戻ってしまっている。時が経てば経つほど似た作風で無難に纏めがちな黒本の中で、たまにはこうした意欲的な作品を出していってもらえればと思うのだが…。

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澪田貴「熟痴女」

澪田貴「熟痴女」
(フランス書院文庫、2004年10月、表紙イラスト:西村春海)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

熟痴女 (フランス書院文庫)
澪田 貴
フランス書院
2012-08-17



【あらすじ】

友人の房代が甥に抱かれたいと願望を持っているのを知り、千鶴子は開放的にさせようと試練を与えるが、その裏では自分が息子の純と相姦を冒すことに躊躇いをみせる。しかし純が友人の母親・陽子と関係を結んでいたと知り…。

【登場人物】

槙田純
16歳。母親の千鶴子と二人暮らしで、5年前に貿易会社の代表だった父親を失っている。千鶴子のグラマラスな身体に関心を抱き、既に手や口での射精を許してもらっている。童貞。

槙田千鶴子
38歳。栗色のソバージュヘアーに、メートル超えのFカップでグラマラスな肢体が魅力的な熟女。純に抱かれたいと願望を持つが言い出せず、代わりに通い詰めのジムの若いインストラクターと肉体関係にある。

氏家房代
36歳。旅行会社の経理で働く独身熟女。数人の男と付き合って来たが、元来のお堅い性格の為に縁がないままでいる。Dカップ。甥に当たる俊行が予備校に通う為に上京予定で、ハプニングがないか期待している。

川野孝則
16歳。純のクラスメイトで実母に興味を持つ者同士で、ホテルのプールに向かっては熟女ウォッチングをしている仲。実は母親の陽子とは既に肉体関係にあり、アナルでの行為にも精通し彼女をメロメロにさせている。

川野陽子
38歳。孝則の母親で夫は海外赴任で不在。夫の命で良き母親であるように求められ教育ママでいようとするが、ある日孝則に告白されたのをきっかけに恋人同士となった。色白で肉感的な身体付き。

【展開】

近くのジムで二人組の痴女が出没するという噂話を聞いた孝則は友人の純の勧めで学校の帰りに訪ねるが、そこに仮面で目元を隠した二人の痴女が現れて濃密な腋臭で悩殺されながら立て続けに精を搾り取られて失神してしまう。実は二人組は純の母親の千鶴子と友人の房代であった…。

学校が夏休みを迎える数日前、房代は姉から俊行を1ヵ月間予備校に通わせる為に預かって欲しいと連絡を受ける。かねてから欲求不満を抱えていた彼女は甥との同居生活に期待を抱くが、元来のお堅い性格もあって踏ん切りが付かず、同じジムに通う千鶴子に相談する。アドバイス通りに俊行に性的な関心を向けさせることは出来たものの、あと一歩が踏み出せずに再び千鶴子に話すと、大学生のインストラクターに抱かれてみなさいと告げられる。

房代はどうにか俊行に手や口を使って毎日精を放出させるまでにはなったが、最後の一押しが欲しいとインストラクターに抱かれる決心を固める。更に千鶴子から別の高校生を誘惑してみなさいと試練を与えられてクリアすると、今度は俊行の番だと週末にデートへ誘い汗をかいてから部屋に戻り、生え揃った腋の下の秘毛で蒸れたフェロモンを嗅がせながら童貞を卒業させるのであった。

一方千鶴子は夏休みの前に息子の純と二人で水着を買いに行きグラマラスな試着姿を披露するが、純が嫉妬混じりに誰にも見せたくないと怒るのを見て愛しさを感じ、手や口で精を放出させる日々を送っていた。やはり相姦を冒す勇気が無く、そんな中でインストラクターと出逢い肉体関係を続けていたが、あくまでも純の代償に過ぎなかった。
そして純の方はというと孝則に誘われ熟女ウォッチングと称して高級ホテルのプールにやって来たが、そこへ陽子が現れ既に肉体関係にあると知って羨望を抱く。しかし純は自分が母子のダシに使われたと知って孝則と暫く会わずにいると、ある日陽子と街で偶然に出逢い自宅へ連れ込まれて、プールでの一件のお詫びをさせて欲しいと騎乗位で跨がられて筆下ろしされる。

千鶴子の代わりに陽子との情交に溺れる純だったが、母親の浮気を知った孝則は復讐すべく千鶴子へ接近する。既に陽子とはアナルで体験している彼は、千鶴子に恥辱を与えようと純が興味を抱いていると嘘を付き、プレイを収めたビデオを彼女に見せて関心を持たせる。そして週末新たな快感を得て帰宅したものの、千鶴子は純が陽子と連絡を取り合っており、肉体関係にあると知って愕然とする。

取り乱した様子の千鶴子の知らせを受け房代は恩返しをする番だと陽子より純を奪い返すが、千鶴子がなかなか本番を許してくれないと聞くと自分から迫らないと駄目と告げ、純に抱かれ自信を付けさせる。そして翌日ダブルデートと称して千鶴子や純、俊行を連れてプライベートビーチへ出掛けると、房代が一芝居を打った後で母子は結ばれ、翌朝千鶴子は全てを見て欲しいと後ろでの行為で乱れた姿を晒け出す。そして1年後すっかり後ろでの性交に溺れた房代とともに、千鶴子はパートナーだけでは物足りぬとジムに繰り出すのであった。

【レビュー】

「熟女+痴女」で「熟痴女」と分かりやすいネーミングであり、先に千鶴子と房代がサキュバスのように少年の精を搾り取る場面を見せてから、彼女たちが淫らになっていく過程を描く展開の面白さを見せている。

メインの千鶴子と純、彼女の友人の房代と甥、純の友人母子と三組のカップルが相姦に至るまでを始めは房代の視点で、後半は千鶴子と純の目線で描かれている点は物語としての完成度は高いと思う。しかし関係を複雑にし過ぎて終盤での纏まりの弱さに繋がっているように見えるし、官能描写で多用される「みさくら語」的な喘ぎが熟女らしさを失わせているように思えてならない。その分アナルへの調教という重苦しさは感じさせず、カラッとした独特な雰囲気を漂わせている。

tag : 高校生主人公 童貞 熟女限定

秋川泉「運命の熟女 二人だけの同窓会」

秋川泉「運命の熟女 二人だけの同窓会」
(フランス書院文庫、2004年5月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

一年間札幌に単身赴任する事になった岩田だったが、怪我の介抱をした女子大生の奈美に関係を迫られ抱いてしまう。そんな中生保レディの陽子が気掛かりで助けたのをきっかけに彼女とも肉体関係となるが、何と岩田の中学時代からの憧れの人だと知り関係を深めていく。しかしそこへ部下の里香からも一方的に求められ、事態は思わぬ方向へ進んでいく。

【登場人物】

岩田
37歳。化学メーカーの技術者で、新設工場に技術指導の為単身赴任で一年間札幌にやって来た。妻と娘は東京に残しているが、期間限定の独り暮らしだと喜んでいる。中学時代に一時期母校に在籍していた美術部の先輩の陽子に一目惚れし、今もその面影を求めている。

高島陽子
38歳。生命保険会社のセールスレディ。かつて岩田と同じ中学校にいたが、父親の仕事の関係で転校を繰り返す学校生活だった。高校生の時からは札幌市在住。19歳の時に初婚し娘をもうけたが夫は3年で死別、教職に就いて3年前に再婚したが間もなく性格の不一致で離婚している。

高島奈美
19歳。陽子と親同士が従兄弟の間柄で、教職時代の彼女の教え子でもある。通学中に岩田のアパートの前で通り掛かりの自転車と接触し、怪我をしたところを彼に介抱されたのをきっかけに親しい関係に。男性経験はある様子。

松井里香
23歳。岩田の転勤先の職場の部下にあたるOLだが、思い込みが激しくマイペース、しかもコケティッシュな性的魅力に溢れている。突然岩田に接近し押しの強さで破滅に導いていくが、本人は意図してやっている訳ではなく欲望に忠実なだけである。

【展開】

怪我をした奈美を部屋に連れ込み介抱してあげた事から親しい関係になった岩田は、ある日彼女から抱いて欲しいと告げられ一度は躊躇うが、瑞々しい身体に魅了され肉体関係を結ぶ事になる。
そんな折営業で度々職場を訪ねていた陽子が押しの弱さから苦戦しているのを気に掛けていた岩田だったが、その晩偶々夕食をとっていた飲食店で上司に関係を迫られ困っている彼女を見掛けると、その男を殴って彼女を連れ出す。ホテルに向かおうとする岩田に対し、意外にも拒む素振りを見せない陽子を見て奈美に何処か似ているなと感じながらも抱くのであった。

数日後の昼休みに里香から突然手作り弁当を手渡された岩田は困惑しつつも、用事があるから後で食べると断り奈美と会っていたが、暫く会うのを避けていた負い目から会社を早退してデートに付き合わされる羽目になる。その週末突然部屋に押し掛けて来た里香から赤いロープを渡された岩田は、縛って犯して欲しいと言われ蠱惑的な魅力に抗し切れずに彼女とも関係を結んでしまう。
ある日陽子から次の就職先が決まったと連絡を受けた岩田は、逢う約束を取り付けると夕食を共にした後彼女の部屋に招かれる。何気なしに彼女のアルバムを見て初恋の人が陽子だとやっと気付いた岩田に対し、陽子もあの時に好きだったと打ち明けられ身体を合わせるが、情事を終えて再びアルバムを見ると奈美が別の写真に写っているのを発見し母娘だと早合点し罪悪感を抱くのであった。

翌朝部屋を訪ねて来た奈美に誘われ会社をズル休みして遊園地でデートをした岩田は彼女の部屋まで送って行くが、自分を避けているようだと痛いところを付かれる。更に会社では里香が露骨に態度を露わにし始めた事で危機感を抱きつつも、就業中に屋上で交わる事に拒めずにいるのであった。
奈美や里香の誘惑に抗し切れずにいた岩田はある日陽子と公園で逢っていると奈美と鉢合わせになり、更に数日後には部屋に押し掛けて来た里香の口唇奉仕を受けていた現場も奈美に見られてしまう。追い返そうと取り繕う岩田をよそに、里香に挑発された奈美は女同士のまぐわいや口唇奉仕を競わされる羽目になる。

里香との関係が職場で持ち切りになり立場が危うくなった岩田はトイレに行こうとすると、里香に迫られて女子トイレで交わる事になるが、他の女子社員が来ても彼女の喘ぎ声を抑えられずに行為を続けてしまう。最早これまでだと会社を抜け出した岩田は奈美と陽子の二人と出会うが、恐れていた通り奈美が告げ口し関係を陽子に知られる。
奈美を送る途中で岩田のアパートの前を通り過ぎようとした時彼女からもう一度だけと求められ、岩田はこれで奈美とは最後にしようと決意する。そして1ヵ月後本社に戻ることになった岩田は、陽子に対して家庭を捨ててでもと賭けに出るが、穏やかな口調でたしなめられてしまい失敗に終わってしまう。

東京に戻り元の生活を送る筈だった岩田だったが、休暇を取った里香に押し掛けられてしまい、妻に嘘をつき連日のように外泊を繰り返し彼女との情交に溺れるのであった…。

【レビュー】

秋川泉名義としては本作のみの刊行であるが、話の組み立ては綿密な割りには肝心の情交描写は前戯も本番もあっさりとし過ぎている事から、個人的には他の作家の別名義というよりは燃え尽き型のワンポイントなのではないかと感じた次第である。この「あっさり感」は2004年という時期を見れば及第点ながらも、頁数を考えるとヒロイン三人が多過ぎた面も否めない。

「運命の熟女」である陽子との再会で主人公が不倫関係に溺れていくという大筋の流れは間違っていないのだが、女子大生の奈美や職場の部下である里香にも関係を迫られ同時進行な訳なので、題名の通りには話が進まないのである。そのモヤモヤ感が個人的には読後のイマイチさに繋がっているような気がする。

陽子と奈美は遠縁の関係であるが、どうせなら年齢差からして母娘丼という流れも出来ただろうし、何より里香に関しては緊縛や奈美との百合プレイ、社内の女子トイレでの情交といった賑やかな描写に比べても二人を押し出すような出しゃばり感が鼻に付いてしまったのは残念である。母娘で主人公を巡る嫉妬の応酬を挟みながらの流れの方がスッキリと纏まり、一回の描写に掛けられる頁数も多く出来たのではと思う。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
運命の熟女 (フランス書院文庫)(2004/05/31)秋川 泉商品詳細を見る★★★★☆ 単身赴任中に勃発したモテ期は女性陣が一枚上手, 2012/9/24目下のところ「秋川泉」名義で唯一の作品。サブタイトルの『二人だけの同窓会』から主人公とヒロインの1対1をイメージするが、実際は1人ではなく、冒頭から女子大生が出てきたり、中盤からは勤務先の若い女子社員も出てきたりと賑やかである。そして、37歳の会社員主人公が長年想いを募らせて...
運命の熟女-二人だけの同窓会(著:秋川泉、フランス書院文庫)

tag : 社会人主人公 熟女限定

桐野武士「黒い下着の隣人【危険な熟女】」

桐野武士「黒い下着の隣人【危険な熟女】」
(フランス書院文庫、2004年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

恋人の雅美との結婚を控えプレッシャーを感じていた隆之は、ある日ウェディングプランナーの担当者の元へ相談に訪れる。何とその担当者は隆之が度々覗きの対象にしていた隣人熟女の美由紀だと知り、覗きに気付いていない筈と確信を持てずにいたが、美由紀は…。

【登場人物】

布施隆之
22歳。学生時代から付き合っている雅美との結婚を控えてプレッシャーを抱え、華奢で頼りなさげな雰囲気の会社員。1LDKのボロアパートに住んでおり、隣のマンションに住む美由紀の着替えをトイレの高窓から覗き見るのが趣味だった。

藤田美由紀
42歳。ウェディング・プランナーを務める独身美女。ゴージャスな雰囲気を漂わせ、男性経験も豊富に見える。隆之の隣の高級マンションの二階に住んでおり、以前から彼の覗き行為には気付いていた模様。

榊原雅美
22歳。恋人の隆之との結婚式を行うのに当たり、美由紀に色々と相談してもらっている。家業の後継ぎとして彼を婿に取る予定。スレンダーながらも胸や腰回りはそれなりに肉付きの良い身体だが、男性経験は隆之一人だけで受け身がち。

【展開】

部屋で着替える隣人熟女の姿を度々双眼鏡で覗き見ていた隆之は、ある日恋人の雅美と共に結婚式のプランを相談しに訪れると、担当の美由紀が覗きの対象の隣人だと知り動揺を隠せずにいた。
隆之は雅美を抱いていても美由紀の存在が気になり、数日後彼女を呼び出しこれまでの所業を謝罪して一旦は帰宅するが、その直後に美由紀から電話が入り窓越しに下着姿で挑発されこれ以上を見たかったら全裸で部屋に来るようにと誘われる。愚かなほどに命令に従い部屋に着いた隆之は、ストリップショーのように裸体を披露する美由紀に圧倒され馬乗りになられて関係を結ぶのだった。

隆之は美由紀ともう一度関係を結びたいと馴染みのバーに5日間通い詰めていると、やっと彼女が現れる。自分も過去に男性関係で色々とあったし自分もただしたいだけではと言われ隆之は立腹して店を出ると、美由紀が後から追い付き割り切った関係ならと告げられ自分の部屋へ招く。口唇奉仕だけで圧倒された隆之は、布団の上で彼女を組み敷いて二度目の関係に至り、繋がったまま眠りにつく。

結婚式の最終契約で雅美と共に再び美由紀のオフィスを訪ねた隆之だが、契約を終えて雅美とのデートを楽しもうとした時に美由紀から誘いの電話を受けてオフィスに戻る。呼び付けておきながら仕事の電話をしながらパンチラで挑発する美由紀に、我慢出来ずに悪戯を仕掛ける隆之。美由紀は電話を置くとお預けを食らった犬のように求める隆之を楽しませようとアナル舐めをし、自分にもして欲しいと秘肛を晒して奉仕を受けた後でペニスを受け入れる。

隆之は美由紀の部屋に入り浸りになる一方で雅美とは役立たずになってしまい、ある日その悩みを雅美から相談されて明日カウンセリングを行うからと美由紀に告げられる。隆之は仕方無しに雅美と共に相談に訪れるものの、口唇奉仕を教えて欲しいと迫る恋人に動揺して奉仕を受けても全く勃たずにいたが、美由紀に交替するとあっと言う間に完全勃起に至る。そのまま美由紀の見守る前で隆之は雅美を抱く羽目になるが、彼女に肛門を舐められながら絶頂に向かうのだった。

【レビュー】

主人公の覗きの対象がウェディングプランナーの担当者でしかも美熟女、別に聞かなくても良かった筈なのに覗きに気付いているかと尋ねてしまい、後は彼女の手練手管のままに身体に溺れていってしまう…というだけならば90年代のような作風になるのかもしれない。
本作ではヒロインの淫らさを前面に押し出しつつも最後にはウェディングプランナーとして縁結びの役割も悪くないと彼女の気持ちを纏めており、別に主人公と恋人との関係を破綻させる気もないし自分も楽しむだけという割り切り感は2000年代らしいような気がする。

本作のみの刊行である桐野武士名義は、恐らく他の作家による別名義なのではないかと思われる。当時は楠木悠氏が描く熟女系誘惑官能小説が人気を博していた時代であり、同じ方向を模索する作家がいたとしても不思議ではないし、何せ一作品だけの刊行というのも何とも不可解な点が見られる。作中の主人公の喘ぎ声は時に女性を思わせるものもあり読んでいて気になったが、逆に新人に見せようと敢えて描いたのかもしれないと思うのだが…。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2004/04/28 発売→ Kindle版はコチラから。輝く雪肌、煙る陰毛、股間から香る熟女フェロモン。 黒い下着に彩られた美由紀の女体は最高すぎた。 覗きだけでは我慢できない。手で触れて、 舌で味わって、その蜜壺に滾る欲望を捧げたい。 熟肉だけが持つ甘美は、青年の身も心をも狂わせる。 隣人の寝室──そこは性悦が支配する男の楽園。★★★★☆ 登場人物とストーリーと官能の三位一体が楽しめる, 2012/8/16本作の他に「桐野武士」名義の...
黒い下着の隣人-危険な熟女(著:桐野武士、フランス書院文庫)

tag : 社会人主人公 デビュー作品

伏見一輝「悪魔女教師・個人指導室」

伏見一輝「悪魔女教師・個人指導室」
(フランス書院文庫、2004年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年7月8日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

3年間担当した教え子の涼平の成績がダウンしたのを気に掛けた律子。突然の涼平からの告白に心がときめくものの、感情を殺し仕事と割り切り彼の性欲処理をする。一方涼平に片想いしている美沙は彼の想いを知りつつも、必死の告白をするが…。

【登場人物】

鷹村涼平
高校3年生。3年間担任を勤めた律子に強い片想いを抱き学年トップの成績を挙げる一方、美沙には憧れと劣等感の両方を持ちつつも友達付き合いをしている。童貞。

三島律子
28歳。3年前に前任校で教え子との交際が発覚して転任を余儀なくされ、親族が理事長を務める高校に引き取られた。スレンダーながらも胸やお尻は外人モデル並みの美しさを持つ女性。

神崎美沙
高校3年生。ポニーテールの似合う健康的な魅力を放つ少女。陸上部のキャプテンで、学校内のアイドル的な存在。涼平に片想いを抱いているが、だからこそ涼平の律子への想いにも理解している。

成瀬淑美
34歳。ランジェリーショップを営むグラマラスな女性。16歳になる娘が居る。年相応に恋愛に悩む美沙や涼平、律子の相談に乗り後押しをしてくれる優しい女性。

【展開】

模擬試験で成績を落とした涼平を進路相談室に呼び出した律子は唐突な告白に一瞬は驚くが、成績維持の為にと心を鬼にして事務的に手で教え子の性欲処理を行う事に。
それでも帰宅するなりかつての教え子だった少年と涼平を重ね合わせてしまい、精を受け止めたハンカチから漂う青臭さをオカズにしながら自分を辱しめる言葉を呟き、絶頂を味わうのだった。

一方面談を終えてからの涼平の態度に不審を抱いた美沙は進路相談室に向かうと、律子が涼平に卑猥な言葉を投げ掛け誘惑しているのを盗み聞きしてしまう。雨に濡れていこうと帰宅するが、あまりの雨足の強さに淑美の店で雨宿りをする。
片想いが成就しなかったと告白した美沙だが、淑美のアドバイスでセクシーランジェリーを着させられ、女同士ならではの心得た指遣いで快感に導かれると、彼女から意味ありげに律子の過去の行状を聞かされ逆上する。
律子と対峙し涼平とはあくまでも仕事だという言質を聞き出した美沙は、ある夏の日に涼平を県大会の結果を見た後でラブホテルに誘い、あくまでも自分は二番目でも構わないからと健気にも身体を差し出して告白し処女を捧げるのだった。

律子の奉仕の甲斐もあり期末試験でトップに返り咲く確証を得た涼平は美沙の口添えもあり淑美の店を訪ねると、全てお見通しとばかりに彼女から手解きを受けて力付けられ、割安な価格でランジェリーを入手する。
涼平の試験結果に満足した律子はその頑張りに応えようとクリスマスイブの夜にデートに誘い、高級ランジェリーを差し出す涼平の真摯な態度に心を打たれ抱かれる事を決意するが、いざ本番を迎え涼平が勘違いし失敗に終わってしまう。

律子と関係を修復出来ないまま卒業を迎えたある日、涼平は美沙からまだ脈はあると勇気付けられ教室に向かうと律子とバッタリ出会い、今ならもう大丈夫だからと告白を受け騎乗位で受け入れるのだった。

【レビュー】

本作が出版された2004年という時期において「悪魔女教師」というタイトルから推測出来るのは、教え子を次々に誘惑する女教師、逆凌辱ものという印象であったものの、それを良い意味で裏切る内容であったと言えよう。
2002年に当時の流行りでもあったアンソロジー短編集にてデビューし、長編は初となる割には各章にお約束の官能シーンを盛り込みつつ、登場人物を活かしたシナリオ設定が出来るのはかなりのレベルにあると思われる。
恐らくは本名義とは別に執筆に何らかの形で携わっている方ではないかと推測されるが、フランス書院文庫においては先述の短編と本作、次の作品の3作品に終わっている。残念ながらその先における商業作品はだいぶ先の話である。

リアルドリーム文庫アンソロジー『堕ちた人妻 抗えぬ未亡人』

成績の伸び悩んだ教え子に対して、女教師が何らかの性的な見返りを与えるという展開自体は今も昔も変わらないスタンダードなものだが、
過去に傷を負った女教師の律子は再び失うのを恐れ、主人公も本当に好きだから力付くでは迫れないというもどかしさから互いに先には進まずにすれ違いは続くので成就するのは終盤である。

主人公の同級生の美沙は主人公の最大の理解者であり、本当に好きだからこそ「自分は二番目でも良いからケリは付けたい」という健気さ、未練を残しながらも主人公を応援する立ち位置であり、読んでいて何とかしてあげたいタイプのヒロインである。

主人公、律子、美沙という三角関係を見守るのがランジェリーショップを営む淑美であり、彼らの背中を押してあげるいい人振りを見せるが、ミステリアスな一面も時折窺える。彼女のようなポジションは牧村僚作品でも登場するので、多分に影響を受けたのではないかと思われるが…。

やはり「最後は一人」と結論の導き方は当時のフランス書院文庫の流行りとでもいう作り方なのだが、本作をリメイクするというのならば、恐らくは淑美の手解きを受けた主人公が美沙や律子を攻略し、4人でハーレムとなるかもしれない。
ハーレムは非現実的でヒロインからすれば甲斐性が無いとなるし、本作のようにストーリー性を重視したほろ苦い終わり方もあって良いのではと思うが、けれども商業的にはというのが現在の流れなのかなと感じるところである。

DSKさんのブログでの紹介記事はこちらです。
2004/2/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。生徒とこんなことするなんて、女教師失格……。放課後の進路指導室――律子の繊細な指が、艶光る唇が、涼平の想いを象徴する剛直を、狂おしく愛撫する。すべては、受験に成功させ、立派に卒業させるため……。だが、とめられない流れを招いた罪深さに懺悔しながら、教え子に身体を捧げるその美貌には、悪魔のような微笑が!!★★★★★ 水準を遥かに越えた感動作, 2008/10/15星...
悪魔女教師-個人指導室(著:伏見一輝、フランス書院文庫)



またいつもの事ですが、DSKさんが引用なされているフランス書院文庫の公式ホームページの作品紹介文では、随分内容と掛け離れていますね…。私もこの紹介文に騙されたクチですが、良い方向に転んだレアなケースです(苦笑)

tag : デビュー作品 童貞 高校生主人公 処女

内藤みか「三人の美人課長 新入社員は私のペット」

内藤みか「三人の美人課長 新入社員は私のペット」(フランス書院文庫、2004年1月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

新入社員の健一は上司の美和に叱責を受けてばかりの生活を送っていたが、ある晩に彼女と同じ部屋に泊まったのをきっかけに他の部署の課長である千香や比呂子からも誘惑されてしまう。

【登場人物】

安藤健一
大学を卒業して間も無く輸入下着の販売会社に勤め始めたばかり。女心に疎く鈍臭いが処世術は人並み以上で、女社会の職場の為皆にちやほやされている。学生時代には剣道をしており、スリムながらも男らしい体付き。童貞。

樋川美和
営業三課の課長で試用期間の健一の教育係。バリバリのキャリアウーマンで、公私共に常に尖った印象を与えており既に夫婦生活は破綻を来たしている。健一に気を掛けており、何かとモテる彼に苛立ちを覚えつつ次第に惹かれていく。

松原千香
27歳。社長の信頼を受けている秘書課の課長。強かな性格で大手広告会社の御曹司に上手く近付き、半年後に結婚する予定。男性経験が無いのを引け目を感じており、健一の面倒を見る内に気に入り後腐れの無い彼に処女を捧げようと考える。

飯塚比呂子
30歳。営業一課の課長。華やかでプロポーションに自信を持っており、破天荒な性格からライバルも少なくない。一人だけの男子新入社員の健一に関心を持っており、事ある度に誘惑し童貞を貰おうと狙っている。タイプが真逆の美和とは折り合いが悪い。

【展開】

健一を同行させた出張の晩に手違いで同じ部屋に泊まる事になった美和だが、緊張続きですぐ床に就いた彼を見て女としてのプライドが傷付き、思わず彼のぺニスに手を出して射精に導いてしまう。

数日後健一の扱いを巡り一触即発の美和と比呂子を見かねた千香は機転を利かせて彼を連れ出し、社内報の記事にするからと食事の約束を取り付ける。ワインを飲み交わす内に彼に対して婚約者には無い感情を抱いた千香は、帰宅前に思わずキスをする。

ある日会社で扱う下着の選考で遅くまで残業していた比呂子はエレベーターで健一と鉢合わせになり自分の職場に連れて行くと、Gカップ95cmのバストを見せ付けてパイズリで射精に導くのだった。

健一が入社して2ヵ月後千香や比呂子に誘惑されがらも美和と出張した際に再び同じ部屋に泊まると、彼女の手コキ奉仕を受けながらも自分に出来る事が有ればと告白するが、すげなく突き放される。

そんな中徹夜明けで社内の会議室で眠っていた健一は、美和と同じ部屋に泊まったと聞き付けた千香から口唇奉仕された後、比呂子とは社内で童貞を奪われ、嫉妬に狂った美和からは詰られながらもフェラチオされてしまう。

数日後処女喪失の舞台を整えた千香は社長に書類を渡して欲しいと健一をホテルへ来させて一晩の逢瀬を楽しむが、すぐさま美和の知る所となる。嫉妬に駆られた彼女は同行出張にかこつけて健一を誘惑し、社内公認の仲となる。
研修を終え正式に三課に配属された健一は千香や比呂子との関係を清算出来ずにずるずると関係を続けつつ、やはり美和が一番と彼女に秘密が発覚しないように上手く立ち回り逢瀬を続けるのだった。

【レビュー】

グリーンドア文庫やマドンナメイト文庫で実績を積んだ作者は、活躍の舞台を増やそうとフランス書院文庫や更には美少女文庫へ進出、直後にはケータイ小説で大ヒットを収め、現在はエッセイストという一面も見せている。過渡期の作品と言えるだろう。

デビュー作「美乳三姉妹」は元々スポーツ新聞での連載をベースにしており本作もこれに類似した作風で有るせいか、良く言えば代わる代わる誘惑するヒロインのせめぎ合いを楽しめるし、悪く言えばごちゃ混ぜになっているとも思える。

三者三様に課長にまでのし上がったキャリアウーマンなだけに仕事上で反目したり、或いは主人公を取られまいとそこに居ない相手を嫉妬したりとこういうやり取りはなかなか良かったが、
主人公は先に千香や比呂子と関係しているのに美和には最後までそれを否定し隠し通している。チェリーボーイな割には実際は世渡り上手で強かな面が見えていて、美和が一番と言いつつもそこは少々戴けないかなと感じてしまった。

町村月「美人課長・誘惑残業中 午後五時半からの江梨子」

町村月「美人課長・誘惑残業中 午後五時半からの江梨子」
(フランス書院文庫、2004年8月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

入社二年目の史彦は初の大口契約のご褒美にと課長の江梨子から誘われるが、セックスを餌に散々倒錯的なプレイを要求されてしまう。

【登場人物】

中野史彦
24歳。入社二年目の外資系保険会社に勤めている。直属の上司の江梨子に対し、憧憬に近い感情を抱いている。意外に女性にモテるタイプで性体験はある模様。

小島江梨子
36歳。史彦の働く会社の営業二課課長。結婚はしているようだが、生活感を感じさせないバリバリのキャリアウーマン。スタイルが良く美人だが、何処か冷たい印象を与える。実は倒錯的なセックスが好みらしい。

【展開】

初の大口契約を結んだ史彦はその晩に江梨子にバーへ連れて来てもらい打ち解ける内に彼女のような美人と付き合いたいと口にすると、意外にも彼女から「試してみる?」という返答が。ホテルへやって来た江梨子は事も無げに史彦が服を脱いでオナニーを披露するように告げ自分を抱きたかったらペットになるよう要求し、史彦は抵抗を覚えながらもオナニーしていると今日は特別と言い手で射精に導かれる。

2件目の契約を取った史彦は江梨子との2人きりで残業時間のオフィスで彼女の手をオナホ代わりにして快楽を得ようとするが、一方的に楽しむのは許さないと江梨子は脱いだパンティを見せ付ける。史彦はパンティの股布の匂いを嗅ぎながらオナニーしぺニスに巻き付けて射精するが、江梨子は意地悪く微笑むと自分で舐めてパンティを綺麗にしなさいと要求し史彦は屈伏するのだった。

ある日取引先に同行するタクシーの中で江梨子に下着越しで射精に導かれた史彦はトイレに連れ込まれ彼女に口で清拭してもらい口内に射精するが、やはり一筋縄にはいかず口移しに自分の精液を飲まされる羽目になる。江梨子との倒錯的な要求は更に続き、ようやく彼女の秘所をクンニする機会を得るも手を縛られたまま下着越しに足コキ射精させられたり、顔面騎乗されて飲尿させられたり、パイズリで汚れた双乳を舐めさせられる事に。

江梨子を抱きたい余り過労により入院してしまった史彦は自棄になり看護婦を口説いて一夜の情交に浸るが、翌朝見舞いに来た江梨子は全てお見通しとばかりに笑みを浮かべながら経血の付いたタンポンを史彦に味わせ支配を続けるのだった。

退院した史彦は約束通りホテルの一室で江梨子を抱く機会を得るが、何故か彼女は今までとは態度を一変させ史彦の好きなようにして欲しいと言う。史彦は江梨子に窓際でストリップの真似事をさせたり縛り上げてアナルを犯したりと辱しめを与えると、彼女は本質的にはマゾでだと見抜き腸内から抜いたぺニスを口で綺麗にするよう要求するのだった。


【レビュー】

2004年と言えば10年前の話であり、同じ月のラインナップには「相姦の語り部」の高竜也氏、母子相姦でお馴染みの鬼頭龍一氏、「ふともも作家」の牧村僚氏、痴 漢作品のベテラン倉田稼頭鬼氏が並んでいた時代である。

本作のみの刊行となった町村月(まちむらゆい)名義は一応誘惑小説のホープ扱いをされているとは言え、一読すればこのベテラン作家だと気付くのではなかろうか。別のペンネームだと断定するのはネタバレに近いものを感じるが、女体の描写、主人公の喘ぎ等を始め文体から判断すると最早ご本人が隠すつもりは無かったのではと推測しこうしてあげてみたがいかがであろうか。既にこの頃は大分ソフトな路線に転じてはいたが、2000年代初頭は「倒錯」、「背徳(インモラル)」を主題にしていた事も有るので、久々にそうした路線も書いてみようとたまたま新人戦略に乗ったのかもしれない。

作品の大半は主人公が江梨子から散々精液を飲まされ倒錯的な描写に終始しひたすらお預けを食らわされる訳だが、意図した事とは言え江梨子側からの心理的アプローチが一切無いので分かりにくさも内包している。その為に終盤に江梨子から好きにしてと求められても読んでいて面食らうだろうし、それにいち早く順応する主人公の豹変振りにも付いていけないものを感じた。どうせなら最後まで江梨子に隷属的でも良かったかもしれない。

自分が読んだ中では倒錯的なアプローチの誘惑作品は以降のフランス書院文庫ではあまり目にしていないように記憶しているが、近年似たような作風ばかりだしたまには少年狩りのような逆からのアプローチの作品があっても良いのではないかと思う。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2004/8/23 発売美人課長・誘惑残業中-午後五時半からの江梨子著:町村月、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「こんなに硬くしてどういうつもり?」妖しく微笑みながらストッキングの太腿を見せつけ、脈打つ若茎をからかうように弄ぶ美人課長・江梨子。甘く...
美人課長・誘惑残業中-午後五時半からの江梨子(著:町村月、フランス書院文庫)

tag : 社会人主人公 童貞

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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