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八神淳一『蜜濡れカフェの秘密』

八神淳一『蜜濡れカフェの秘密』
(竹書房ラブロマン文庫、2018年7月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

50歳を過ぎて妻を失った喫茶店のマスターの健吾だったが、ある日試供品と称する謎のコーヒー豆を手に入れる。そのコーヒーを飲むと女性客たちは何故か健吾の言いなりになってしまい、欲求不満の30代人妻たちや保育士、中華料理屋の看板娘が相次いで健吾を求めてくる。


【登場人物】

田島健吾
55歳。ある街で喫茶店「道草」を一人で営んでいる。10年前に脱サラして3年前に妻に先立たれてから失意の日々を過ごしていたが、常連客の忠利の陽気な性格もあってか元気を取り戻した。ある日仕入れたコーヒー豆に謎の商品が紛れ込んでいて、忠利に飲ませたところ「言いなり」になる効果があると知り、彼に唆されて女性客に飲ませてしまい…。

成田沙織
30代半ばで夫は製薬会社の社長でいわゆるセレブ妻。常連客のひとりである日健吾に勧められるままに謎のコーヒーを飲んでしまい…。夫との性生活自体は上手くいっているが、やはり年の差もあってED気味なのか常に欲求不満で健吾の言いなりに。

高崎恵理
30歳くらいの人妻で沙織のヨガ友達。夫はジャカルタに長期出張中。浮気を心配してか秘毛をツルツルにさせているらしく、彼女もテレビ電話で処理するところを披露させられて悦びを感じているようである。沙織に負けず劣らずの巨乳。

愛美
27歳。近所の保育園で保育士として働いており、ショートカットの似合う愛らしさで父兄からも人気があるが、かなりの巨乳なこともあり忠利が秘かに想いを寄せている。実は5年前に付き合っていた過去の彼氏の借金返済のために一時的に風俗で働いていたことがあり、引っ越して来た彼に弱味を握られゆすられている。

川島瑞季
20歳。健吾の店の近所で実家が営む中華料理屋の看板娘。溌剌とした笑顔の似合う娘で、手足が長く巨乳とスタイル抜群。息抜きと称して店の昼休みにちょくちょく健吾の店を訪ねている。最近付き合い始めた2つ上の彼氏に純潔を捧げたが、巨根すぎていまいち馴染めないと悩みを抱えている。

村岡忠利
30歳の独身で健吾の店の常連客。無類の巨乳好きだが恋人はいない。業務用マットの販売会社の営業マンで、何かにつけて毎日のように健吾の元を訪ねており、妻を亡くし消沈していた彼を軽口で励ますなど意気投合している。


【展開】

健吾はいつも仕入れているコーヒー豆の他に試供品らしい別のコーヒー豆が紛れていたのを知り、忠利に飲ませてみたところ健吾が発した強い言葉に言いなりになっていることに気付く。夜になって忠利を呼び付けると本人はそのことを全く覚えていないようで、ズル賢い忠利から成田夫人に飲ませてみようという提案に健吾も思わず乗ってしまう。そして翌日沙織に飲ませてみるとどうやら健吾の命令には羞じらいながらも応じるようで、バックヤードへ連れ込みストリップまでさせたが、愛美が訪ねて来た上に忠利も仕事の時間だと慌ただしく出ていってしまう。愛美が帰り暗示が効いているようで健吾は沙織の秘所を指で探り、勃起を口唇奉仕させるとかなりのテクニシャンらしく、そのまま口内で暴発し飲精させてしまう。

忠利にことの顛末を話すとそのままヤっちゃえば良いのにと残念がったが、当の健吾としてはやり過ぎたと怯える日々を過ごしたものの、一週間後に沙織が恵理を連れて店を訪ねてきて、忠利の言われるままに例のコーヒーを勧める。やはり忠利では反応がないようで健吾が胸を見せるよう恵理に命じると、沙織以上に羞じらいながらもバストを露わにし、それに煽られたのか沙織までストリップに応じる。再びバックヤードに連れていき恵理のパンティを忠利に脱がさせると、何と旦那の趣味らしく飾り毛が全くなく、しかし忠利も仕事にいかないとと悔しがりながら立ち去ってしまう。
二人に口唇奉仕させいよいよ挿入といった段に今度は瑞季が訪ねて来て何か言いたそうだったが、そそくさと立ち去るとバックヤードに戻りソファーで抱き合って待っていた人妻たちを犯す覚悟を決める。開脚した沙織に入れると隣で待つ恵理にも挿入し、更に恵理が後ろも経験者だと聞いて床に四つん這いにさせてアナルセックスを始める。沙織も嫉妬深くその姿を見て私もとおねだりするが、尻穴は未経験で躊躇っている内に健吾が我慢できず腸内へ射精してしまう。抜いたぺニスに沙織が食らい付いて来て瞬く間に復活した健吾は、沙織を対面座位にして犯すのであった。

店で開かれたパーティーの応援で瑞季がメイド姿で手伝ってくれたのもあり、健吾は労いのつもりで言いなりコーヒーを差し出す。かねてより言いたそうで言わない瑞季の本音を引き出そうと考えてのことだったが、実は悩みが彼氏が巨根過ぎて…と聞かされもう処女じゃないのかと残念がりながらも、慣れたいんですと頼まれてセックスを望んでいると知る。確かに口には出来ない訳だと納得し秘所を弄ってあげると可愛い反応を見せ始め、バックヤードに向かうと恥ずかしがる瑞季のクリトリスを重点的に攻め立て、シックスナインにさせて十分に濡れさせる。やはり瑞季の彼氏よりは小さいと言われるもオヤジのエッチの良さを教えると気を取り直し、正常位にした瑞季を哭かせて甘えられて中出ししてしまう。
翌日言いなりコーヒーの効力はとうに切れているのに、店を訪ねて来た瑞季はすっかり健吾の虜になっているようで、キスをせがまれて唇を重ねる。そこへ沙織もやって来て瑞季がいなくなると恵理を見ると後ろが疼いてと求められ、バックヤードで少しずつほぐしてやるからと告げ、二穴を指で弄った後にぺニスを蜜壷へ挿入する。言いなりコーヒーは飲ませていないのに、この積極性に健吾も溺れていくのであった。

数日後健吾は店を閉めて自宅へ戻る途中、愛美が柄の悪い男にゆすられているのを見てしまい、道で泣いている愛美に声を掛け店に連れていくと言いなりコーヒーを振る舞う。元カレである男の子供を保育園に預ける際にうっかり再会し、風俗でバイトしていた過去をネタにゆすられていると聞き、健吾はコーヒーのことは伏せ話をつけてあげると提案する。ありがとうと抱き付かれ健吾もムラムラし始め、男に叩き付けられた22歳の愛美の裸体の写真と、目の前の身体を見比べて今の愛美の方がエロいと褒めてあげる。翌日男にコーヒーを飲ませ愛美の画像データを全て破棄させると、愛美はそのカラクリには気付かずお礼がしたいと身体で感謝の気持ちを示すようで、店の中でパイズリ奉仕をしてくれる。健吾はカウンターに手をつかせバックで嵌めるのが夢だったと迫り、愛美が想像した以上にスケベだと知ってセックスを始める。
沙織のアナル開発は毎日のように続き今日もバックヤードで弄っていると忠利がやって来て、ならば忠利に開発してもらおうと頼み、二穴責めの果てに沙織が潮を吹くほど感じさせる。ところが瑞季もやって来て沙織の存在に気付かれてしまい、驚く瑞季の前で忠利に嵌めてもらえと沙織に告げると、沙織はマスターのが欲しいと求めてくる。他人のセックスを見て濡れたのを知られたくない瑞季も沙織の積極性に煽られたのか、彼女の隣で四つん這いになり激しく突いてと健吾に抱かれる。

4Pを終えて女2人を帰した健吾は忠利と話をしていると、そこへ愛美が差出人のマットが届き、早速その晩に愛美がやって来て最高のお礼がしたいとマットプレイを提案される。元マット嬢なだけに男を喜ばせる術を知っており、四つん這いで尻穴を舐められヌルヌルする女体でぺニスを擦られ、健吾は女のように声をあげ暴発しそうになる。風俗ではこんなことはしないのよと騎乗位でぺニスを受け入れた愛美は既に経験すみらしく、好きな穴を使ってと四つん這いでアナルセックスまで受け入れてしまう。
忠利の頼みで一回だけの約束で健吾は四人を店に集め言いなりコーヒーを飲ませると、尻を突き出した格好で並ばせてまずは壷比べとばかりに一人ずつぺニスを挿入していく。他の三人とは違い経験が少ない瑞季だけはまだ痛がる様子を見せたため、忠利が愛美の膣穴、健吾は恵理の尻穴に挿入すると、未体験の沙織も入れてと欲しがり始める。沙織のアナルヴァージンを奪った健吾は忠利のフィニッシュに合わせるように射精すると、ひとり置き去りにされた瑞季もお尻に欲しいと懇願するが、健吾は大事にしたいと思い時間を掛けてほぐしてからと告げ、再び恵理の尻穴に挿入する。しかし瑞季はまたも取り残されたと挿入をねだり、尻穴に入っていたにもかかわらず健吾のぺニスを加えると、自ら四つん這いになり剛直を受け入れてしまう。

店の定休日に妻の墓前で健吾はあの言いなりコーヒーはお前が寄越したものだろうと感謝の言葉を述べると、駐車場に停めた車のなかで待っていた瑞季にもうアレは要らないと告げたと話す。沙織や恵理は人妻だし、愛美は忠利と付き合い始めている。そして自分は…。瑞季とは年が離れているが、出来る限り一緒にいたいんだと車中で対面座位で交ろうと筒先を向けた先は…。


【レビュー】

官能描写のみならず物語にも熟達したところを見せる作者の最新作は『言いなり喫茶(仮)』という仮タイトルの通り、妻に先立たれた喫茶店を営む五十代の主人公による誘惑路線に寄った官能作品である。作品の登場人物にやらせたいことを盛り込み過ぎて散漫になるきらいもあるが、本作では割とシンプルに纏められていて、回春ものとしても良い仕上がりになったのではないかと感じられた。

喫茶店を営む主人公はある日試供品らしい別のコーヒー豆が納入され、常連客である営業マンに振るまったところ、飲んだ者を「言いなり」にさせる効果を得られると知る。とはいえ主人公は実直な男であり、これを女性客に…と思い付いたのは営業マンである。狙いを付けたのは常連のセレブ妻【沙織】とその友人の【恵理】で、年上夫と長期出張中の夫というのもあり、欲求不満だという素地が醸成されている。何だかよく分からないけどマスターの言いなりに…という流れで、営業マンに唆されたとは言え主人公もその状況に乗ってしまい関係を持つ。

その間に保育士の【愛美】や中華料理屋の看板娘【瑞季】も攻略対象に挙げられるが、この頃になると「言いなりコーヒー」の効果はそれぞれの悩みを吐かせるためのものとなり、リベンジポルノに苦しむ愛美と巨根の彼氏に応えられずにいる瑞季という構図である。主人公とは親子の差ほど離れており、流石にコーヒーを飲ませて身体を好きなようにとは考えなかったようで、事件を解決したり悩み相談に身体で教えたりと三十代人妻との対比を見せている。

本作では後ろでの交わりもかなりあり、未体験の沙織へはじっくりと開発していき、恵理とは初めから、愛美とは彼女の過去の経験を踏まえたマットプレイと工夫を凝らしている。ただ最年少の瑞季だけはいきなりとはならず、次第に関係を重ねていくなかで最後に…というもので、これは竹書房ラブロマン文庫らしく「ハーレムに見せておきながらも、最後は本命彼女」という作風に纏められている。全体的に小気味良く纏まっており、「言いなり喫茶(仮)」から題名を変えたのも誘惑的アプローチを意識したからではないかと思う。

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

tag : 壮年主人公 二竿

鷹澤フブキ「濡れる女官能小説家」

鷹澤フブキ「濡れる女官能小説家」
(竹書房ラブロマン文庫、2018年5月、表紙イラスト:東克美)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

中堅出版社に勤める編集者の悠生はベテラン女流作家の玲に誘われ会社のトイレで情交に至るが、他にも純文学から転向した瑠海やコスプレ好きな友里の面倒を見ることになり、やや手荒なプレイで著作のヒントを与えるカウンセラーのようになっていく。そんななか玲にライバル意識を持つ売れっ子作家の穂乃香からも誘われ…。


【登場人物】

井上悠生(はるき)
29歳で中堅出版社の「文虎社」で主に文芸作品を取り扱う第三編集部で編集に携わっており、玲など複数の官能作家を担当する。2年前に営業部から転属しやりたい仕事に就けて精力的にこなす。独身で付き合っている女性はいない。

緋山玲
40歳。短大を出て執筆歴20年近くになるベテラン女流作家。肩口より長く伸ばした黒髪に、一重まぶたと鼻筋の通ったくっきりとした顔立ちで、Cカップくらいのバランスの良い身体付き。常に若い才能に怯えており、アドバイスと称して後輩作家にケチを付け、潰すことも厭わないようである。生真面目な会社員の夫がいるがセックスレスで、ゴルフのコーチと不倫関係にある。

皆坂瑠海
25歳。大学生の時に文芸誌で新人賞を取ったものの、その後はパッとせずに官能小説に転向しようとしている。肩先で切り揃えた黒髪にくりくりした目と長い睫毛が愛らしく、また小柄なために年若く見える。しかしバストはDカップ程度と身体に比べると豊かに見えるものの男性経験自体は少なく、それが官能小説を描くのに当たりネックとなっていた。

嵯峨野友里
32歳。元劇団員で知り合った役者の卵と結婚しており、メイドカフェでバイトに励む一方で、他社で2冊官能小説を刊行したことがある。今回悠生が担当する男性作家の紹介もあって会うことになるが、身長150cm程度と小柄で茶色く染めた髪に童顔なために若く見えてしまう。研究熱心でアダルトグッズやコスプレ的な衣装を集めている。

土岐穂乃香
38歳。元ホステスの経歴があるデビュー8年目の売れっ子官能作家。ホステス時代はチヤホヤされる女王様タイプだったようだが、男心を巧みに突いて来る気遣いにもソツがない。独身だが愛猫家でもあり、背中まで伸ばしたブラウンの長い髪に目鼻立ちの整った美貌に、自称Gカップという巨乳が自慢のようである。かつて玲のイビりに遭ったことがあり、きっかけがあれば反撃してやろうと企みを抱いている。


【展開】

仕事中の悠生の元に玲がゲラを持って出版社を訪ねて来たので会議室に通すが、一日中エッチなことを考えていて…とムラムラしているようで、ご褒美が欲しいとセックスを求められる。幸い会議室のあるフロアはひと気がないからと悠生は男子トイレの個室へと誘い、もの欲しそうにしている玲を抱き何度も精を抜かれてしまう。
それから一週間が経ち編集長から瑠海を紹介されるが、豊かなバストに魅とれつつもセックスの経験が少ないせいか、書き上げた作品を読んで直しを要求せざるを得ないほどだった。こうして電話やメールでのやり取りだけでは済まずに彼女の住むマンションの近くの居酒屋で話をするが、酔いの勢いもあってか瑠海から抱いて欲しいと求められ、淫核を攻めて快感を与えると正常位で交わるのであった。

玲と関係を持ってからひと月が経ったがどうやら彼女はスランプに陥ったらしく、短編の締め切りに間に合わなそうと連絡が入り、結局玲の自宅を訪ねることとなった。スタミナドリンクを差し出して来た編集長が示唆するように、作家のために編集者が癒すと考えれば夫のいる女を抱くのも気が軽くなり、一度抜いておこうと口内射精させてもらう。玲の書く官能小説に出て来るヒロインの心情こそ彼女の願望なのだと悠生は意地の悪いことを次々に要求し、合体すると今夜は何度でもイカせてやると決意してセックスに励む。

その翌週担当する稼ぎ頭の作家からの紹介もあり悠生は友里に連絡し自宅を訪ねると、創作のヒントになるかもと作家より聞いたメイド衣装が気になると水を向けてみる。着替えて来た友里はやはり元劇団員なだけにメイドさんになりきったのを見て、悠生はいつしか創作の話よりもご主人様となって思うがままにしたいという願望に駆られ、エッチな命令を次々に要求し始める。押し入れにあった手枷を使いプレイを始めると、今度は自分のぺニスを咥えるように命じ、バイブも駆使して淫裂に刺激を与えると四つん這いにさせて貫く。更にアヌスがひくつくのを見てアナルセックスを思い付き中出ししてしまうが、友里に取っては良いきっかけになったようで作品を書いてみると後日連絡が入るのであった。

数日後今度は穂乃香より連絡があり悠生はまたしても女性の自宅を訪ねることになるが、どうやら穂乃香は玲がスランプに陥っていると知り「オバサン」呼ばわりして近況を探りたい様子。それでも原稿を書き上げた解放感からなのかしどけなく誘惑されては拒むことなど出来ず、穂乃香の豊かなバストにぺニスを挟んでもらい、女性上位のシックスナインで悠生は追い込まれる。更には指での前立腺弄りでドライオーガズムを初体験すると、穂乃香が跨がって来てとことん精を絞り取られてしまう。そしてある日玲の呼び出しを受けた悠生はホテルに向かうが、着物で飾った玲に違和感を覚えつつ最上階のバーラウンジに行くと、そこには穂乃香と玲の愛人がおり女同士のいさかいを始めてしまう…。

悠生は玲が穂乃香の仕返しに遭い落ち込んでいると別の作家から聞かされるが、その一件で女同士のことには関わりを持たないと仕事に没頭し、友里の移籍デビュー作品が好調で次回作に取り掛かっていることを聞いて喜ぶ。一方瑠海は淫核絶頂こそ知ったものの雌イキの感覚はまだ知らず、やはり官能は無理だろうか…と相談を受けて居酒屋で会うことになるが、性交を望んでいるのが見て取るように分かるくらいである。そこで玲や友里にしたように少々手荒なプレイの方が良いと判断し、イラマチオ同然に扱ったり指ピストンで敏感なスポットを刺激したりした末に、中出しセックスをしてしまう。それがきっかけで一皮剥けたようで瑠海も悠生が担当することとなり、お祝いにとバーで祝杯をあげると、こうなった責任は取ってくださいね…と告げられこの後に期待するのであった。


【レビュー】

「気鋭の女流作家が虚実おり混ぜて描く誘惑ロマン長編!」とのあらすじにあるように、本作の作者もまた現役の女流作家でご自身のご経験も踏まえてなのか、「これならありえそう」と思わせるようなエピソードが随所に散りばめられている。

主人公は中堅出版社で働く30歳間近の編集者で官能小説を中心に複数の官能作家を担当しているが、ベテラン作家の【緋山玲】(40歳)がスランプに陥り、身体も心も癒してあげたことをきっかけに次々と女流作家たちと関係を持つ流れとなっている。他に登場するのは純文学で現役女子大生作家として注目を浴びたことがあり官能作家への転身を試みる【皆坂瑠海】(25歳)、他社で刊行していたコスプレ人妻作家の【嵯峨野友里】(32歳)、メディアにも頻繁に露出する売れっ子で独身生活を謳歌する【土岐穂乃香】(38歳)の3人。玲は生真面目な会社員の夫がおり、友里は売れない役者の卵のためにメイド喫茶で働く人妻という設定で、瑠海と穂乃香と主人公は独身である。

玲はベテランであるが故に若い才能に怯え後輩にマウンティングを取る一面があり、主人公もその性格を承知しつつもあくまでも編集者として適度な距離感を置くように振る舞うが、マウンティングされた側の穂乃香としてはそれを忘れるはずもない。終盤で二人の鞘当ても描写されてはいるのだが、あくまでも本作の一節に過ぎず基本的には主人公がカウンセラーも兼ねて瑠海や友里の才能を引き出し、デビューさせていく流れが本筋である。初心な瑠海には身体で快楽を教え込み、作品のために研究熱心な友里にはコスプレ経験を糧にして著作に結び付ける流れとなっている。

玲はその情緒不安定なところから主人公に対してSにもなるし、Mとして開発される描写があるが、穂乃香に関しては彼女の負けん気の強さから女王様的なプレイの方が多めである。現実世界では作家と編集者とでこうした関係があるのか、そこまでは無いのではとは思うが、「ありえるのかもしれない」と思わせるようなさじ加減がほどよい読後感を与える官能作品である。

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tag : 社会人主人公 4人以上ヒロイン

梶怜紀「ふしだら嫁一族」

梶怜紀「ふしだら嫁一族」
(竹書房ラブロマン文庫、2018年5月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

男やもめの寛之は息子の嫁の美咲から「お義父様」と慕われ、嫁の妹のはづきには「おじさま」と甘えられる実直な男。だが彼女たちの母親の冴子から誘惑されたのをキッカケに、嫁の一族は淫らな素顔をあらわし…。

※公式あらすじより一部抜粋


【登場人物】

山本寛之
52歳。税理士でマンションの二部屋を購入し、一部屋を事務所として使っており、長男の亮一(28歳)と嫁の美咲を最上階の部屋に住まわせている。妻は既に亡くなり男やもめの状況だが、多少の女遊びの経験はあるものの、再婚するつもりはない。

山本美咲
20歳後半?大学のサークルの先輩だった亮一と結婚したが、子どもはいない。亮一は海外出張で不在。冴子の長女で母親譲りの巨乳でFカップはありそうだが、母や妹とは違いやや豊満な身体付き。現在は寛之の事務所の手伝いをしているが、早くに父親と離れたために重度のファザコンで、亮一というよりも寛之を恋愛対象として見ている節が窺える。

冴子
45歳。美咲とはづきの母親で市内の一軒家ではづきと暮らしている。夫と別れてからは恋人がいた時期もあったようだが、再婚には踏み切れずにいた様子。交通の便のよい場所にあるビルにダンススタジオを構えているが、景気は思わしくないようで借金を重ねている。Gカップのグラマラスボディで30代に見えるほど若々しい。

はづき
21歳の女子大生で現在就職活動中だが、思うように上手くいっていない。冴子の次女で美咲の妹らしく、バスト86cmのE~Fカップと抜群のスタイルで正統派の美女。美咲と同じく父親への愛情に飢えており、一目惚れ同然に寛之を好きになってしまう。母の苦境を見て生活費のためにキャバクラで働いている。


【展開】

息子夫妻の部屋で花火大会を見て楽しんだ寛之は、同席した冴子からダイエットしたいのならダンスでもと誘われ、その数日後に彼女が経営するスタジオを訪ねる。流石に知識があるだけに汗だくになりつつも適度な疲れを感じる程度のレッスンを受けると、冴子の勧めるままシャワーを浴びるのだが、何と冴子まで一緒に入って来て恥じらいを隠せない。Gカップのグラマラスボディに触発され寛之が勃起したのを見て冴子はペニスに触れ、続きはスタジオでと誘いソファーベッドに横たわり、愛撫を受けエクスタシーを感じてしまう。そして正常位で受け入れると中出ししてとせがみ、久し振りの情交に溺れてしまう。

翌月亮一がインドへ向かい美咲と二人きりになることが増えたが、そんなある日勤務時間が過ぎても美咲は自室に帰る素振りも見せず、料理を作ってくれた上に晩酌にまで付き合ってくれることになる。亡くなった妻の話をする内につい涙を流した寛之を見て、美咲は実は亮一よりも寛之のことが好きだったとカミングアウトし、自らキスを迫ってしまう。寛之は息子の嫁だと諭し理性で抑えようとするが、背中を流すと一緒に入浴されては我慢の限界で、秘所の洗いっこから口唇奉仕に至り精液の嚥下までしてくれる。

ひとまずその日はフェラチオまでだったものの、美咲はまるで押し掛け女房よろしく甘えてきた上に、亮一が堅物なのは寛之の育て方に責任があると言わんがばかりにセックスを求めてくる。冴子と同じように乳房や秘所への愛撫だけでイキやすい体質らしく、寛之はそのイキ姿を見届けるとお姫様抱っこしてリビングから寝室へ移動し、シックスナインから正常位で交わり中出ししてしまう。しかし美咲からネットリとした口唇奉仕を施されるとペニスは復活し、騎乗位で跨がらせての二度目へ発展し果てるのであった。

美咲からの誘いはこれだけで寛之は安堵し、冴子とも距離を置いていたものの、ある日冴子からはづきが就職活動で苦戦しているようで相談に乗って欲しいと連絡を受ける。ちょうどその時にはづきからメールを受け取っていただけに、寛之は隣町のホテルのレストランで会う約束をし、東京出張の前に向かうこととした。はづきから愛人にして欲しいと単刀直入に切り出され、寛之は今流行りの「パパ活」かと醒めた気持ちになり、今からバイトがあるはづきに東京で落ち合おうと難題を突き付ける。自分が好きだなんてとあり得ないと期待もしていなかったが、はづきは約束した通り予約したホテルにやって来ていた。部屋に入るなり抱いて欲しいとせがむはづきに、寛之は愛人になるのならとストリップをさせたり、恥ずかしい言葉を言わせたりと羞恥を与えた後に正常位で交わる。流石に若者のようにはいかないが寛之はピストンを繰り出すと立ちバックに変えて中出しし、はづきのお掃除フェラで復活すると騎乗位で交わる。

はづきから冴子の借金の話を聞いて寛之は債務整理の目処を付け、彼女はスポーツクラブのインストラクターとして再出発することになり、その話をしようと彼女の家を訪ねると何とノーブラノーパンで着衣だけという格好である。話を聞けば美咲やはづきも裸族で家では下着を着けないらしく、そんな冴子から身体でお返ししたいと誘われ、身体を重ねる内にお互いに好きだという気持ちを確かめ合う。そして膣奥深く発射した時にちょうど帰宅したはづきと鉢合わせになるが、当然のことながらはづきは激昂したあげくに出ていってしまう。取り敢えず帰宅すると待っていた美咲も裸族らしく裸エプロンでいて、有無を言わさずに口唇奉仕で射精させられるが、ママに負けないと聞かされ隠し通せないと諦める。情交を求める美咲に自棄気味にもう一度勃たせられたらと返すが、精のつく夕飯のせいか早くもシンクに立つ美咲にムラムラと来て交わる始末であった。

寛之ははづきと連絡を取り冴子と再婚することを伝えようと自宅を訪ねるが、そこには美咲もいて二人は再婚の条件として時々で良いから気持ち良くさせて欲しいと関係の継続を提示してくる。美咲とはづきの口唇奉仕からオッパイ揉み、開脚して並ぶ二人を指ピストンで潮を吹かせるほどの快感を与えると、まずは美咲と対面座位で交わる。美咲が絶頂すると今度ははづきと正常位で繋がり、大汗をかきながらフィニッシュに向かおうとした瞬間、いないはずの冴子が現れる。娘たちは冴子を別の部屋に監禁し寛之のいやらしさをカメラで撮影して見せていたようだが、冴子も翻意する訳がなく寛之は自分の身体が持つだろうかと心配しつつ、淫らな雰囲気に身を委ねていく…。


【レビュー】

フランス書院文庫にて『飼育中 義母、叔母、そして秘書を…』(2011年)でデビューした作者は甘々凌辱路線で作品を重ねており、縄による緊縛やスパンキングなどの調教色の強い作風であった。今回竹書房ラブロマン文庫に進出するのに当たり純誘惑路線を手掛けているが、ここ1年の同レーベルの志向するところとマッチングさせたものと言えるのかもしれない。

主人公は妻を亡くし息子夫妻が同じマンションの最上階で暮らす50代の実直な男で、嫁の【美咲】(20代後半)とその母の【冴子】(45歳)からの誘惑をきっかけに、美咲や彼女の妹である【はづき】(21歳)から相次いで誘われ、最後には全員一緒という流れである。主人公としては美咲は息子の嫁であり、冴子はその母ではづきは嫁の妹という立場なだけに、常識人として安易に誘いに乗ってはいけないと葛藤を見せてもいる。(でも抱いてしまうのは官能作品なだけにお約束とも言える)

ダンススタジオを経営する冴子(元人妻)との恋愛も匂わせつつ本作のメインは美咲であり、「お義父さま」と呼んで慕うさまはなかなか面白いものがある。はづきは主人公を「おじさま」と呼ぶだけに自ら愛人志望するほどだが、あらすじにあるような小悪魔というよりは、ソフトに恥じらいを与えて教えていくところに妙味があったと思う。一度放出すると二度目は…と躊躇う主人公だが、終盤に向かうに連れて連戦で「搾り取られる」のにはちょっと同情したくもなるが、それだけ魅力的な母娘とも言える。作者の今後の方向性が誘惑路線であるならば、是非期待したいところである。

tag : 壮年主人公 母娘丼 姉妹丼

絹田青児「みだらな肉筆ー誘惑の色彩ー」

絹田青児「みだらな肉筆ー誘惑の色彩ー」
(竹書房ラブロマン文庫、2012年12月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





フランス書院eブックス版
(2017年5月発売、表紙イラスト:村山潤一)

みだらな肉筆 誘惑の色彩 (フランス書院eブックス)
絹田 青児(綺羅光)
フランス書院
2017-09-21



蕩ける入社面接が、駿太の獣性を暴走させた!
潤んだ膣襞で硬直を甘美に締め付ける、
肉感的な美熟女総務・亜也子の女膣を堪能し、
茎胴をしごきつつ舌腹を裏筋へねばっこく沿わせる、
上流夫人・佑里の絶品口唇愛撫を味わい、
青狼の標的は、32歳の美人社長・智景へ……


綺羅光が絹田青児名義で紡いだハーレムロマン!

フランス書院公式ホームページより引用)




【あらすじ】

元アナウンサーで画家に転向した智景の描く茜富士に惹かれ、上京した駿太は彼女が経営する会社に就職したが、営業成績はイマイチパッとせずに伸び悩む。実は採用時に面接してくれた亜也子が智景の手掛けた絵を前にして淫らになってしまい、駿太は無自覚なまま彼女に誘われてメロメロにした経緯があり、どうやら絵から放たれるパワーの加護を受けていると知る。ならばと亜也子の友人である祐里に絵の売り込みを図ったところ、彼女も催淫状態に陥ったようで…。


【登場人物】

町山駿太
26歳。中国地方の三流大学を出てディスカウントストアーに就職したが嫌気が差し一年半で辞め、コンビニと居酒屋のアルバイトをかけもちしていた。智景の絵画などの販売や講演活動などのマネージメントを行う会社の営業社員に応募したが、本来は一次選考で落とされるはずが手違いで面接まで進んでしまう。これといった取り柄もなく、面長で浅黒くとてもイケメンとは呼べないが、楽天的な性格で智景の絵を誰よりも理解しているという自負だけはある。

小田亜也子
30歳。駿太の勤め先である「ツシマニーク」の総務部長で、歳の近い智景とは友人として接している。男っぽくてさばさばした性格で、レイアードの入ったショートヘアーは軽めの茶髪で清潔感に溢れている、身長155cmと小柄な割には、バスト90cmを超えるFカップとグラマラスな肢体の凜々しい美女。

東山祐里
35歳。フランス在住で一回り以上年上の夫はレストランを経営している。亜也子の友人でアートに興味を示すが、智景の絵には理解を示していない。自由奔放でわがままな令夫人という印象で、背中まで届く長い黒髪に華やかな容貌の背が高くてスタイルがいい美女。

津島智景
32歳。かつて民放の花形アナウンサーだった。結婚を機に26歳で引退したが翌年に離婚し、独身に戻ってからは画家に転身を遂げている。肩にかかる長さの黒髪をサイドパーツにし、もの静かにふるまい相手への思いやりも決して忘れない心優しさの持ち主。亜也子が言うのには、芸術家らしく普段とは全く違う一面も持ち合わせているらしい。


【展開】

仕事を辞め就職活動中の駿太は智景の描く茜富士に惹かれて彼女の経営する会社の営業マンの採用に応募したが、二次選考で面接に訪れると総務部長の亜也子が応対し手違いだったから帰ってくれと慇懃な対応を取られてしまう。何とか面接だけでもと無理を言った甲斐もあって応接室に通されるが、明らかに亜也子の態度は冷たく何とか熱意だけでもとアピールしているうちに、どうも彼女の様子が妖しくなり採用するよう根回しするから抱いてと迫られる。思わぬ僥倖に駿太は喜び彼女を抱いたものの、智景の描いた15号サイズの茜富士が立体的に見えてならず、亜也子もそれに引き込まれるように誘惑してきたのではないかと疑問を拭えない。

いざ働き始めたものの同期で元ホストのチャラ男とは営業成績で差を付けられ、社内でもあからさまに冷遇され始めているのが丸分かりで、自分を推してくれた亜也子からも発破を掛けられる。そこで駿太は亜也子との経緯を思い出し、友人でセレブの祐里と商談させてもらえないかと懇願し彼女を応接室に招くが、やはり予想通りすげない態度で時間の無駄だと退出しようとする。その高慢さに駿太は立ち去ろうとする祐里に思わず念気を送るつもりで睨むと、彼女も茜富士の絵に引き込まれたようになり即決で買ってあげると返され嬉しさを隠せない。

15号サイズの大作は本来幹部クラスしか扱えないものらしく、駿太は特別に祐里の部屋に直接届けに伺ったものの、どうやら彼女は駿太自身にも興味がある様子。汚れたペニスの臭いが良いのと実は意外な趣味の持ち主らしく、祐里は肉棒や玉袋だけでなくアニリングスまでした末に白濁を嚥下してくれる。今度は私の番と奉仕を求められるが、夫の趣味で無毛にしている上にピアッシングしている秘所を見られるのは恥ずかしいようである。それでも正常位で繋がると駿太の巨根が堪らないとあられもない声をあげ、フィニッシュは対面座位にされ絶頂に至ってしまう。

祐里の紹介で別の老婦人にも15号サイズを売ることが出来て駿太の立場は一気に逆転したものの、亜也子は駿太が彼女を抱いたこと自体は黙認したとは言え、祐里の趣味を知るだけに精液を呑んでもらったのねと思わぬところで嫉妬を剥き出しにしてくる。そんな亜也子を可愛いと思いつつ、彼女が高校時代の制服をクローゼットに大事にしまっているのを見て、JKコスプレエッチをしませんかと提案する。彼女も何だかんだ言いながらも興味はあるようでそれならばと高校時代の憧れの男教師に扮してとねだってきて、それが思わぬ効果をもたらしたようで後ろ手に縛られた亜也子をバックにして犯すと、激しく乱れてエクスタシーに達したようである。

駿太の活躍を耳にして社長の智景から会いたいと声が掛かり、駿太は展覧会が開かれている京都に向かうと、女子アナ時代の面影の残る彼女との初対面で思わず緊張してしまう。大作を扱っても良いと許可を得られたが、ホテルのバーで飲んでいる内に気を失ったらしく、駿太が目を覚ますと全裸で拘束されていて驚きを隠せない。しかも智景は蝙蝠マスクを着けた姿で現れ、まるでSMプレイの女王様さながらに駿太をいたぶり始める。どうやら智景は過去に初老の画商と一時期男女の関係にあったらしく、亜也子の助言もあり縁を切ったものの、駿太をスパイとして送り込んだと勘違いしている様子。とんだ言い掛かりを付けられ駿太は抗うが、智景は白状しないと乱暴されたって警察に突き出すと聞く耳を持たず、駿太は開き直って快感に身を委ねると何と智景がペニスを咥え飲精してしまう。

どうやら駿太の色気にほだされたようで智景は拘束を解くと、自らがカーネリアンというパワーストーンに魅了される体質であり、茜富士に使われる顔料にもそれが含まれていること、それは画商の企みによって陶酔し性的な関係を持っていたことを告白する。駿太に逢って彼が黒瑠璃の魔力を持つ者と知り、それで画商が腹いせにスパイを送り込んだと勘違いしたようで、睡眠薬を仕込んで部屋に連れて来たようである。黒瑠璃は茜富士の絵画にワンポイントとして描かれている黒雲に使われており、駿太が立体的な絵に見えると言ったのはその力が働いたせいで、女性たちへの催淫効果に繋がったらしい。とにかくスパイの容疑は誤解だと分かり、土下座して謝る智景に駿太はとんでもないと返すと、お詫びを求めるならばと後ろ手に拘束すると恋人さながらに甘えつつも、言葉責めにして彼女の痴情を煽り続け中出しする。

そして入社3ヵ月間の試用期間が過ぎ晴れて駿太は営業二課の主任となったが、目下の悩みは亜也子と智景と二股のつもりはないものの、お互いにきちんと話をしていないのでいつ発覚するかであった。そして十月に入り智景の新作発表会の前夜に駿太は智景から今夜はSの気分と誘われホテルに向かうと、予想した通り全裸にさせられ後ろ手に拘束されるが、どうやら亜也子との二股に気付いた様子。しかも亜也子まで加わり厳しく詰問されると、駿太は一人だけと求めるならば会社を辞めますと謝罪するが、二人は薬が効きすぎたようだと笑い端から許すつもりでいたらしい。美女たちが交替してのパイズリですっかり焦らされた駿太は、二人の口唇奉仕で喘ぎ激しく射精してしまう。そして発表会が終わった夜、駿太と智景は力を与えてくれる茜富士の作品に囲まれ、獣の体位で激しく愛を交わすのであった。


【レビュー】

絹田青児名義での第四作目はそれまでに増してコメディタッチで、田舎の青年の上京サクセスストーリーを描いている。綺羅光氏の暴虐作品(今は凌辱と表立って言いにくいようで、暴虐が代わりに使われるようになった印象)自体管理人はあまり読んだことがないが、主人公がMっ気たっぷりにいたぶられたり、逆にサドっ気を見せてヒロインをヒイヒイ言わせたりと何となく「らしさ」は感じられる作品である。

亜也子とJKコスプレエッチをする際に主人公が一物を「ジュニア」と呼ぶところは90年代の言い回しで時代性を感じさせる部分だが、これはこれで面白いと思った描写である。初めはツンツンしていた亜也子が惚れてしまい、成績の伸び悩む主人公に私の立場もあるのだからと叱咤激励し、でもすることはきちんとする辺りは可愛らしいと感じさせた。智景もパワーストーンに魅了される特殊性癖の持ち主で、女子アナ時代には巨乳なだけと見られたくないからとサラシを胸に巻いていたと告白させられる辺り、亜也子と負けず劣らず可愛らしいヒロインである。一度きりの登場とはいえ高慢な祐里もまた意外なところで恥じらいを見せるなど、本作の美女たちはいずれも魅力的であり、やはりベテランらしい丁寧な書き方に大満足の誘惑作品だったと思う。

仮に本作を綺羅光名義で書き直したとしたら智景と結ばれた後に、主人公の部下である同期社員に裏切られ、画商も出て来ての調教描写になったのかもしれない。個人的には一つの誘惑作品として仕上がったものを(書いたご本人に)手折られるというのはなかなか受け入れがたく、だからこそフランス書院eブックス化ではそのままの形にしたのかもしれない。機会があればまた別のお名前で誘惑作品を書いて欲しいと願うところである。


DSKさんと愛好家Sさんのブログにて本作を紹介されています。

2012/12/3 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。やる気と行動力はあるが、空回りしがちな青年の町山駿太。彼は憧れの女流画家・遠山智景の会社を志望するが不採用になりかける。ところがなぜか美人部長の小田亜也子は彼にメロメロに魅了されてしまい、駿太に抱かれて奇跡的に採用が決まってしまうのだった。駿太自身にも理由の分からない、瞬時に女を骨抜きにしてしまうパワ...
みだらな肉筆-誘惑の色彩(著:絹田青児、竹書房ラブロマン文庫)

き4-4『みだらな肉筆 -誘惑の色彩-』絹田青児、竹書房/竹書房ラブロマン文庫、2012/12 発売●あらすじ取り柄は何もないが意欲だけはある男が、入社面接時には美人総務部長と、営業時には紹介された美人妻と、なぜか女社長の描いた絵の力で肉体関係になれ、遂には秘密の鍵を握る憧れの女社長と対面の時がやって来る。●登場人物【町山駿太】26歳。三流以下の××大学を出て二部上場企業に就職したが、嫌気がさして一年半で辞め、現在...
き4-4『みだらな肉筆 -誘惑の色彩-』



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tag : 社会人主人公

美野晶「みだら和服の義母」

美野晶「みだら和服の義母」
(竹書房ラブロマン文庫、2018年4月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

大学からの帰りに苦手な犬に追いかけられた冬弥は、自宅に着くと汗を流してからキッチンで全裸になりビールをぐい飲みしていると、華道家で義母の美織や三人の教え子たちに立派な一物を見られ恥ずかしさのあまりに部屋に逃げ込む。人妻の千晶を始め周りの女性たちからは冬弥と美織の仲はバレバレで、浮気OKで奔放な千晶の手解きにより童貞を失い、更に梨沙や芽依までも積極的に関係を迫ってくるが…?


【登場人物】

佐々岡冬弥
20歳の大学生。幼いころに生母を亡くし中学の時に美織を義母に迎えたが、美織の見せる可愛らしさにいつしか女性として意識し始める。痩身で色白と頼りなさそうだが、一物だけは人並み外れており、梨沙曰く「アナコンダ」らしい。女性経験はない。

佐々岡美織
35歳。冬弥の父親の後妻で二年前に夫と死別したが、冬弥が社会人になるまでは実家に戻る気はないようで、彼と二人で暮らしている。結婚する前から華道家として活躍するが、感情が高ぶると性格が幼くなるらしく、千晶を始めとした教え子たちからは愛されキャラとして慕われている。Hカップで和装の似合う身体付き。

江藤千晶
38歳。美織の教え子で冬弥とも仲良くしている専業主婦。夫に寝取らせの性癖があり、浮気を大っぴらに容認されているせいか、偶然冬弥の巨根を目にしたのをきっかけに大胆に迫ってくる。Iカップと四人の中で最もバストが大きいが、ふくよか過ぎる訳でもなくメリハリの付いた身体付きとショートボブの似合う美女。

真田メアリー梨沙
22歳でコロンビア人の母を持つ褐色の肌が眩しいグラマラスな美女。市長の通訳係を担当するなど交際範囲は広く、本業のモデルもこなすなど華やかな印象を与える。付き合っている男性はいないようで、千晶の話を聞いて積極的に関係を求めるが、「アナコンダ」と連呼するように身体だけと割り切っているようである。Gカップ。

三崎芽依
19歳。市内でも著名な旧家の一人娘で、既に結婚相手は決められていて花嫁修業の一環で美織に教わっている様子。お嬢様然としているが意外にもセックスの体験はあるようで、父親からもタフな男なら別の男と付き合っても構わないと容認されている。他の三人よりは慎ましやかとは言え、Eカップと巨乳の分類に入る。


【展開】

子どものころから犬が苦手な冬弥は大学からの帰り道で大型犬に追い掛けられ振り切ったものの、すっかり汗だくになって帰宅すると、華道教室で美織がいないことを知り汗を流してキッチンで全裸のまま覚え始めたビールを味わう。しかしそこへ美織や教え子三人と出くわし、梨沙に「アナコンダ」と揶揄されて気恥ずかしさを覚え慌てて自室に逃げ込むが、ほどなくして千晶がやって来て今から部屋の片付けを手伝って欲しいと頼まれる。片付けなどただの口実に過ぎず千晶は冬弥を寝室に連れて来ると、大胆に迫りながら夫が寝取らせの性癖があって浮気は容認されているからとあっけらかんと告げる。初めての口唇奉仕で呆気なく果てたものの、冬弥は千晶に教えられた通りに合体し自慢の一物で貫き中出しするが、実は海外赴任中の千晶の旦那に実況中継されていると知り逃げ出してしまう。

一度千晶と関係を結んでしまっただけに冬弥は美織にバラすと脅されては情交に応じるしかなく、今日は千晶の自宅の和室でセックスしようとするが、隠しカメラが仕込まれていることに気付く。こうなったら開き直るまでだと冬弥はビデオカメラを抜き取り、もっと近付けて嵌め録りした方が良いでしょと告げ、長襦袢姿の千晶を四つん這いにして交わりアフターピルがあるから大丈夫だと言われて中出ししてしまう。そして千晶宅から出た時に偶然通りかがった美織に気付かず、キスを迫られ玄関先で千晶と口付けを交わすのであった。

美織に見られたとは知らない冬弥は何故義母が怒っているのか見当も付かぬまま大学に向かうが、その帰りに梨沙に待ち伏せされてドライブに付き合わされ、市の郊外にある温泉リゾートホテルに連れて来られる。梨沙は生地の少ない真っ赤なビキニを身にまとい、ひとしきりプールで恋人同士のようにはしゃぐと、部屋に繋がる個室プールに戻り胸の谷間に飲み物を注ぎおっぱいグラスで召し上がれと誘う。仕切りがあるとは言え身体を求められ冬弥は躊躇するが、バックスタイルになった梨沙に抗うことは出来ず交わり中出しすると、繋がったまま二度目はスローセックスで精を搾り取られてしまう。

千晶との逢瀬を知って美織は意識せずにはおれず華道教室の場で冬弥を弄ばないでと注意するが、そこに梨沙も加わり肉体関係にあると開き直られてしまう。冬弥は千晶からのメールで美織に知られたと気落ちするが、影で美織が地団駄を踏むほど悔しがっているのも知らず、次第に義母との仲はギクシャクし始める。そんなある週末に今度は芽依から自宅で花火大会を観ませんかと誘われて屋敷に向かうと、浴衣姿の彼女が出迎えてくれて庭のベンチで鑑賞していたが、ふと芽依の父親が現れていかにも性にタフそうだと豪快に笑われて違和感を抱き始める。しかも離れの客間での芽依と二人きりになっての会話は妖しいものとなり、今夜は旦那さまになって欲しいと求められては断ることなど出来ず、清純な芽依がエッチになっていくのを楽しむのであった。

相変わらず美織とはギクシャクしたままの冬弥だったが、千晶に温泉旅行に誘われ部屋で一戦交えてから露天風呂に入っていると、どうやら梨沙と芽依も招かれたようで冬弥も自棄気味になり二人と相次いでアナル性交に及んでしまう。その数日後千晶宅で4Pに及んでいた冬弥は、美織と上手くいかない苛立ちをぶつけるように対面座位で芽依の後ろの穴を犯していたが、千晶が突然庭に面した窓のカーテンを開けると何と美織が立っていて何も言わずに逃げ出す。千晶に促され冬弥は後を追って自宅に帰り教室に使っている和室へ向かうと、泣き崩れている美織を顔向かせて好きなんだと告白し、美織もまるで子どものように喚きながらも受け入れる。

そんな美織が可愛いとエッチでは冬弥が主導権を握り、バカップル同然にイチャイチャする毎日を過ごしていたが、ある日温泉でエッチするための予行練習と称して空き部屋にブルーシートを敷いてローションをぶちまける。そこへ千晶から貰ったスクール水着の上にシースルーの浴衣を着た美織を招き、ローションまみれになりながら背面座位で絶頂を与え、更にアナル性交で激しく喘ぐのを楽しみながら中出ししてしまう。美織一人だけだと甘い言葉を吐き出そうとしたその時、ベランダのないはずの部屋の外側から乱暴にノックする音が聞こえ、黒ずくめの衣装を来た千晶たち三人が侵入してくる。母子の性交を隠し撮りして弱味を握り皆で冬弥を共有しようとする企みのようで、カメラを奪い返そうとぬるぬるしながらも必死な美織を見て、冬弥は当分こんな生活が続くのだろうなと溜め息をつくのであった。


【レビュー】

美野晶作品の中では流行りとなっているのか、本作でも20歳の大学生主人公は見た目が頼りなく中性的とも思わせるような記述があり、子どもの握り拳くらいの先端に負けず劣らずに太い竿(いわゆる巨根)とのギャップを引き立たせようということなのかもしれない。こうした巨砲主義に乗っ取ってか、偶然にも彼の一物を目にした三人のサブヒロインたちから誘惑されそれを返り討ちにするものの、本命である義母の【美織】(35歳の華道家でHカップ)にバレてしまうのではないかと悩む描写が本作の前半を占めている。

主人公は寝取らせ趣味の夫を持つ人妻の【千晶】(39歳の専業主婦でIカップ)との初性交をきっかけとして、ラテン系のハーフモデルの【梨沙】(23歳のGカップ)、旧家の一人娘【芽依】(19歳のEカップ)と次々に関係を迫られる。千晶とは海外赴任中の夫に情交中の動画を見せ付けたり、梨沙とは温泉リゾートでイチャイチャしたり、お嬢様の芽依とはしっとりとしたエッチを体験したりと一応の工夫は凝らされている。ただシチュエーションを変えても意外なまでに官能場面としての手数は多くなく、ヒロインが全員巨乳なのもあって似たり寄ったりの印象も拭えないのだが…。

義理の母子というのもあり美織に対してはぎこちないやり取りの続く主人公だが、心はともかく一物によってメロメロにされた千晶が姦計を巡らし、二人をくっ付けようと試みるのが後半である。美織も表向きは母親だと口にするものの主人公が気になってしょうがなく、企みに嵌められて相姦に至ってしまう訳だが、感情が高ぶると子どものように拗ねてみせる点でギャップ萌えするならば破壊力満点であろう。ただ和装の似合うヒロインの割には、あまりそこを生かせていないのはちょっと残念で、終盤のコスプレ的な情交場面も個人的にはそこまで捻らなくても良かったのかな…と思うところである。


tag : 大学生主人公 童貞 近親相姦(義) 4人以上ヒロイン

美野晶「人妻恋慕ー魅惑のフルコースー」

美野晶「人妻恋慕ー魅惑のフルコースー」
(竹書房ラブロマン文庫、2009年8月、表紙イラスト:藤井祐二)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

※リンク先は新装版の方です。





同・新装版
(竹書房ラブロマン文庫、2018年2月、表紙イラスト:大柴宗平)





【あらすじ】

叔父の頼みで経営しているレストランのウエイターのアルバイトをすることとなった友貴は、かつての憧れの人で嫁いたはずの従姉の実咲が離婚したと知って想いを再燃させる。しかしレストランで働く人妻ウエイトレスの美奈子に誘惑されたのをきっかけに、姉御肌でコックの桜、ウエイトレスで年下女子大生の鈴菜と相次いで関係を結び、ようやく実咲に告白したまでは良かったが…。


【登場人物】

朝井友貴(ゆうき)
20歳の大学生。ファミリーレストランの店長を務める叔父に頼まれ、ウエイターのアルバイトを始めることになる。従姉の実咲にほのかな想いを抱いていて結婚を機に諦めていたものの、離婚したと知って想いを再燃し始める。レストランで働くヒロインたちに何故かモテモテで次々と関係を重ねていくが…?男子校出身で童貞だが、人並み外れた巨根の持ち主。

朝井実咲
24歳で叔父の達夫のひとり娘。一度は結婚したものの夫が浮気相手を身籠らせてしまい、離婚を機に実家のレストランでウエイトレスの手伝いをしている。Gカップの巨乳。

優木美奈子
33歳の人妻。レストランでウエイトレスのアルバイトをしている。切れ長の瞳に色白で少し茶色いウェーブヘアで色気たっぷりな美人。夫婦間で互いに浮気を容認しており、子どもを作るつもりも無いので避妊薬を常用している。Iカップの熟乳。

室井桜
28歳の社員でレストランでは厨房担当。小麦色に焼けた肌に長い髪を束ね、アスリートのように引き締まった身体付き。Fカップ。ワンルームマンションに一人で暮らしている。普段は姉御肌でキビキビとしているが、性的な臭いに発情しやすく初心で、マゾ性も秘めているなどギャップが大きい。

梁村鈴菜
19歳。レストランでウエイトレスのアルバイトをしている。顎の辺りまで伸ばしたショートボブの黒髪に、黒目がちな大きな瞳をした色白美人。あるセレブ一家のひとり娘だが愛情に飢えており、近付いてくる相手も父親の財産目的だと知っているために、男に対して冷淡な態度を取り続けている。従って男性経験もない。


【展開】

友貴は叔父の依頼で二年ぶりにファミリーレストランで再び働くことになるが、憧れの従姉の実咲が一層女らしく成熟しているのを見てウットリとし、離婚したと聞いて密かに心をときめかせる。個性派揃いの店員と一通り顔合わせを済ませてから次の日より働き始めるが、忙しいランチタイムを過ぎて休憩室にいると美奈子から大胆に誘われ、友貴の巨乳好きを見抜いていたかのように乳谷を見せ付けられる。その谷間に欲情しペニスを滾らせているのを知られると、逆凌辱ばりに美奈子によって一方的な口唇奉仕で射精へ導かれてしまう。

その余韻を引きずったままバイトを終えた友貴はちょうど帰ろうとしていた美奈子に声を掛けられ車に乗せてもらうと、夫婦間で浮気は容認されていて別に友貴をどうしようと考えてもいないし、避妊薬を常用しているから気楽にと告げられてラブホテルにやって来る。シャワーを浴びるのも惜しむかのように秘所を舐めて愛撫し正常位で一発放つと、浴室に舞台を移しIカップの熟乳での奉仕を受けバッグで繋がり、フィニッシュは対面座位で密着して中に三度目の精を放つのであった。

美奈子にレクチャーを受けながら情交を重ねていく友貴はある日休憩時間に慌ただしく一戦交えると、精液の付いたティッシュをゴミ箱に捨てようとして躓き、あろうことか近くにいた桜の顔に投げてしまう。ところが桜は怒るどころかモジモジし始め、友貴は不審に思いながらバイトを終えると、桜に声を掛けられワンルームマンションに連れていかれる。実は桜は精液の臭いに発情しやすく友貴に抱いてと迫るが、実咲にこれ以上の浮気を知られることを恐れ、桜にどれだけ発情しているか見せてと告げ指だけでイカせようと考える。Gスポットを刺激され盛大に潮を吹いた桜はまるで少女のように泣き出して恥じらい、友貴もそれを目にしては理性で抑え切れずに寝室に移動し正常位で交わり中出しすると、お掃除フェラで再び発情した桜をベランダへ連れ出し立ちバックで攻め抜いてしまう。

ある日美奈子の部屋で朝まで情交に及び寝不足の友貴はいつものように鈴菜にきつく当たられていたが、突然クレーマーらしき客が怒声をあげて鈴菜が服を汚したとイチャモンを付け始める。客泣かせの無愛想で応対する鈴菜に客の怒りは更にヒートアップし、見ておられぬと友貴が仲裁に入ったものの、殴られる寸前のところで張り込んでいた警察官が恐喝の現行犯だと男を取り押さえ事なきを得る。友貴は恐怖のあまりに腰を抜かし格好悪い姿を見せたが、その日以来鈴菜の態度が軟化したようで土曜日にデートに誘われる。プライベートビーチで見せる鈴菜の笑顔に友貴は可愛いと感じ、今日だけで良いから好きになってくれませんかと告げられ、夕闇の浜辺の東屋で初性交に及んでしまう。しかしこれで店の女性と関係するのは三人目で、友貴は実咲へどう顔を合わせたら良いのかと悩むのであった。

ある日実咲の買い物の荷物持ちに付き合わされた友貴は叔父からの連絡で急遽深夜の店の清掃を頼まれ店に行くが、嫌な予感が的中し桜と二人で片付けをすることになる。仕事を終えてノーブラなのに気付いた?と桜にモーションを掛けられ、友貴はこの間と同じようにサディスティックな言葉を告げながら指戯で盛大に潮を吹かせてしまう。そして店の灯りをつけて桜の羞恥心を煽りながら立ちバックで交わり、背中に大量の精液を浴びせてフィニッシュするが、何と差し入れを持って来た鈴菜が立っていて修羅場になると覚悟する。立ち去れと怒る桜に対して鈴菜は友貴の本命は桜ではないから絶対に負けないと退く様子もなく、一緒にお掃除フェラに加わるといつしか女同士で口付けを始め、仲直りに二人で愛してもらおうと横臥した桜の上に身体を重ねる。友貴は二人の膣穴へ交互に剛直を挿入していたが、ふとした拍子に密着した姫割れに入ってしまい、二つの陰核と亀頭が擦れ合う快感に腰を早め大量射精する。しかしこれ以上絡まれるのはゴメンだと、絶頂の余韻に浸る二人を残し逃げ出してしまう。

店の女性たちの誘惑攻勢から逃げ回り結局美奈子に捕まってアナル性交をした友貴だったが、間の悪いことに叔父が結婚式のくじ引きで当てたペア旅行券をあげると渡して来て、誰を選ぶの?と期待する女性たちの好奇の目に晒される。そこへ現れた実咲に叔母と二人で行って欲しいと期待しつつ旅行券を渡すと、実咲は友貴に誘われたと誤解し他の女性たちの冷たい視線を浴びながら思わぬことになったと冷や汗を流すしかない。それでも実咲と二人きりの旅行で宿に着き入浴を済ませると、酔った実咲が結婚生活を後悔しながら涙を流しているのを見るや好きだと告白し、朝まで繰り返し激しい性欲をぶつけ何度も情交を繰り返す。

翌朝友貴が起床すると既に実咲専用の露天風呂に入っており、昨日何度も目にしたのにと恥じらう実咲からGカップだと聞き出すまでイチャイチャしていた。そして帰りの電車で途中下車しラブホテルへと連れ込むと、実咲も初めてするのと言う割にはパイズリ奉仕で射精に導き白濁を盛大に浴びてしまう。そしてティッシュを取ろうと四つん這いになったのを見て友貴はイくところが見たいと指ピストンで潮を吹かせてしまい、恥ずかしさの余りに実咲がしくしくと泣き出したのを見てもっとイジメたいと加虐心が沸いて来る。密着しての交合に何処が気持ちいい?と繰り返し尋ね、遂に実咲の口から四文字の秘所を言わせてから中出しすると、浴室で後ろの処女も求め指で解し再びベッドに戻ってアナル性交を果たすのであった。店に戻ると桜や美奈子、更には鈴菜からも積極的にモーションを掛けられるが、それを見た実咲から私が離婚した理由は分かっているよね?と釘を差されて、友貴は冷や汗をかきながらも突然訪れたパラダイスに顔をにやつかせてしまう。


【レビュー】

今ではすっかり竹書房ラブロマン文庫の主力作家となった美野晶氏のデビュー作品で、約7年半が経ち新装版として再発売されている。本レビューはオリジナルを読了したもので、恐らく加筆修正がなければ新装版もほぼ同一なため通ずるものと思われる。

叔父が店長を務めるファミレスで再びウエイターのバイトを始めることになった大学生の主人公は、当初から積極的にモーションを掛ける【美奈子】(33歳の人妻ウエイトレス)の主導により童貞を失うが、本人としては想い人の【実咲】(24歳の元人妻で従姉)がいる。浮気という罪悪感を抱えたままで他の女性たちからも誘惑を受ける展開で、きっかけは受け身であるとは言え美奈子に鍛えられ、コックの【桜】(28歳の独身)や【鈴菜】(19歳の女子大生)に対しては自らが動く形での情交に及んでいる。見た目は姉御肌なのにマゾ性の強い桜、お嬢様タイプの処女で当初は尖っていたけれどデレに転じる鈴菜とそれぞれの場面は単独攻略型となっているが、その合間にお互いの浮気には干渉しないという美奈子との爛れた関係を挟むことで、淡々とした流れにならぬよう工夫がされている。

主人公の本命である実咲は最後の2章で登場するが、離婚に至る原因が自分にあると悩む彼女を励まし告白して結ばれ、旅行に出たその晩のみならず帰路に至る途中で下車してラブホテルでも交わるというイチャイチャぶりである。他の三人との関係をどう清算するかと悩む主人公に対して、そうはさせじとヒロインたちがアプローチを掛けたところで話が終わるが、これはデビュー当時から現在に至るまで美野晶作品の得意パターンである。無意識ながらも性欲が強く、ヒロインたちを屈服させるほどの自慢の一物の持ち主の主人公像もまたこの作者がよく描く形である。現在は竹書房ラブロマン文庫の主力作家として安定した誘惑作品を刊行し続けているが、いま一度原点を読み直すのもありだと思う。

DSKさんのブログにて本作を紹介なさっています。
2009/8/5 発売人妻恋慕-誘惑のフルコース著:美野晶、竹書房ラブロマン文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。ごく平凡な青年の朝井友貴は、叔父の経営するファミリーレストランのアルバイトを始めることになった。しかし、同僚のお姉さまたちはアノ手コノ手で友貴を誘惑し...
人妻恋慕-誘惑のフルコース(著:美野晶、竹書房ラブロマン文庫)








2009年デビューの美野晶さんですが一部では「美野晶(藤隆生)」と紹介されていたようで、当時の某巨大掲示板のスレでも話題になっていたようです。コツコツと書き上げていった作品も2018年現在では既に20を超えるほどで、元の藤隆生さんとは全く別の作風で新たなファン層を確立なさっているのは間違いないでしょう。一時期は廣済堂文庫にも進出しましたが、2015年に実質的な撤退に伴い竹書房ラブロマン文庫に専念されているのが現状です。美野晶名義が増えれば当然のことながら藤隆生名義の方はやや手薄にもなっていて、年一度くらいでマドンナメイト文庫で刊行なさっている程度です。

ここからは私の憶測となりますが以前に述べていたところで、フランス書院文庫でご活躍の凌辱系作家さんと美野晶さんの文体がよく似ているなと感じたのです。

相姦四重奏 (フランス書院文庫)
榊原 澪央
フランス書院
2012-08-17




【レビュー記事】榊原澪央「相姦四重奏」


実は管理人は先にこちらを読んでいて後から美野さんの作品を読み始めたのですが、榊原さんの最近の作品を読んだ時に美野さんとの類似性に気付き、最近になればなるほど文体を寄せて来ているような印象を受けます。

例えば絶頂に近付きつつあるヒロインの喘ぎだと、

「あああん、いい、奥が、あああん、たまらない、はああああん」
「ああっ、イク、イクうううううううう」



といったように、「あああん」や「イクう」(話が進むに連れて「う」の数が段々増えていきます)を多用されているのが大きな特徴です。主人公が巨根なのと大の巨乳好きなのは官能小説のお約束とは言え、設定はともかく文体がここまで似るものなのかな?実は…と考えた次第です。いかがでしょう?別名義云々を追及したところでどうにかしようという訳ではなく、このアプローチはあの作家さんによるものかな?などと私自身考えるのが好きなだけです。

フランス書院文庫やマドンナメイト文庫はポルノ小説に沿ったアプローチで情交場面がメインであり、一般官能と呼ばれる作品は話が先に出来ていてその一部に官能描写があるというもので、全くの別物であるという話を聞いたことがあります。たまにAmazonなどでポルノ小説と一般官能を比較するような意見を見掛けるのですが、私はどちらに優劣を付けられるものでもなく、同じ書き手でもアプローチが違うというのを楽しむというのもアリではないのかな?と考えています。

tag : 大学生主人公 童貞 誘惑作品 デビュー作品

絹田青児「秘蜜夫人 天上の雪肌」

絹田青児「秘蜜夫人 天上の雪肌」
(竹書房ラブロマン文庫、2011年12月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。
※2017年10月11日一部記事を追加、修正しています。

作品紹介(公式ホームページ)




※電子書籍での販売は無く、在庫限りとなっています。






【フランス書院eブックス版】
(2017年5月、表紙イラスト:新井田孝)

作品紹介(公式ホームページ)


秘蜜夫人 天上の雪肌 (フランス書院eブックス)
絹田 青児(綺羅光)
フランス書院
2017-09-21




【あらすじ】

サバティカル休暇中で一人旅をしていた聖彦は旅先で失恋した直後次の町へ向かい、そこで美人妻の遥香に魅了され夢のような一夜を過ごす。しかし彼女の良からぬ噂や不可解な出来事に翻弄され、彼女のことは忘れようと町を出た折に自分を振った郁実から連絡が入る。

【登場人物】

隈田聖彦
27歳。女性向け合弁アパレルメーカー商品企画部の社員で、現在サバティカル休暇中で方々を旅している。婦人服の企画とデザインが専門で、職業柄風景画を描くのが得意。髪を伸ばし平均的な顔立ちの気の弱い男。一年半前に二つ年上の看護師の恋人と別れた。

篠宮遥香
33歳。身長167cm。DカップかEカップはある。B88W61H86。ブティックのオーナーで、町会議員で不動産業を営む夫がいるが子供はいない。優雅で聡明で喜怒哀楽が豊かな、ストレートロングの黒髪が似合う凜とした都会的な風貌と、手足のすらりとしたスレンダーな絶世の美女。

高崎郁実
30歳。身長160cmちょっとでお嬢様っぽい愛らしい顔立ちに、適度に肉付きがあって伸びやかな肢体の美女。上品で美しさと態度に隙がなく独特の雰囲気があり、セミロングのさらさらの髪をレイヤードにして前髪を垂らしている。郷里の二階堂町でカフェのオーナーを務めている。


【展開】

二階堂町に暫くいた聖彦は郁実に惚れて求愛したものの、色好い返事がもらえずに傷心のあまりに町を出てしまう。特に行き先も決めていなかったものの、途中で立ち寄った食堂がピンクなサービスをするところだと知ってショックを受けるが、店を出ると自分を見てニヤニヤしていた客の男に沖山町まで送ってくれと厚かましく頼まれる。町に着いて男が遥香に声を掛けたために挨拶をするが、取り敢えず彼女に興味を持ちホテルに泊まることにする。

遥香の店が会社の取引先で一度挨拶はしておくように指示されて聖彦はブティックを訪ねると、彼女は聖彦の描く絵に興味を持ち一度モデルになりたいと連絡先を教えてくれる。その四日後に遥香から連絡があり待ち合わせのレストランに向かうが、連絡も無くキャンセルされる。更に翌日店の売り子を通じてアポイントが取れたものの、あっさりとすっぽかされてしまう。深夜に非通知の電話が入り、遥香に似た女がSMチックに責められ喘ぐ声を聞かされて、聖彦はそれをオカズに劣情を発散させてしまう。

翌日沖山町を出るつもりでいた聖彦の元に、夜遅くなってから遥香が突然訪ねて来ると、約束を反故にした罰を受けねばと上着を脱いでブラジャーだけの姿で謝罪される。ふくよかなバストに挑発された聖彦はキスや口唇奉仕、膨らみへのタッチと要求をエスカレートさせるが、彼女の被虐性に気付き全裸にすると正常位で交わり、更にはバックにして立て続けに絶頂を与えるのだった。

その翌晩デッサンをしていた聖彦の元にブティックの売り子が現れ、遥香の本性は淫乱だから深みに嵌まらない方が良いと忠告され、バーを営む男に真相を聞いてみたらと勧められる。バーにやって来ると予想した以上に彼女の男好き振りを聞かされ、更に店にいた男性客の顔を見て彼の言う調教師が先日遥香らしき女性と一緒にいたのを思い出す。

再び遥香と連絡が付かなくなった聖彦は町を出て車を走らせていると、久し振りに郁実からメールが入りもう一度チャンスが欲しいと連絡が入り二階堂町に戻るが、驚かせようと郁実の店に入った途端に遥香がいて逆にびっくりする羽目に。叔父の見舞いでやって来たと店を立ち去った遥香も二階堂町出身だったのを思い出すが、郁実から勧められた酒を飲む内に眠ってしまう。そして目を覚ますと何故か全裸で縛られており、郁実から過去に恋人からDV被害を受けていたと聞かされて、自信が無いから縛ったままでと頼まれて情交に及ぶのであった。

翌朝聖彦が起きるとベッドの下のフロアから遥香と郁実が睦み合う声が聞こえ、見に行くと卍型で愛しているのを目にする。二人がレズビアンだと知って思わぬ形での3Pとなった聖彦は、遥香と繋がりながら郁実が遥香の淫核を弄り快楽を共有する。その日の深夜、二人の過去や篠宮から受けた仕打ちを遥香から聞いた聖彦は疑問が氷解したのを感じ、泣きそうになりながらも二人を大事にしようと決心する。

その二日後のカフェの定休日に前夜に種付け牛のように搾り取られた聖彦は、お返しとばかりに二人にコスプレを要求し、店でエロいことを命じて並べてバックから交互に貫いて楽しむ。しかし地方の町で見知らぬ流れ者や出戻りの遥香が郁実の店を出入りしていると瞬く間に評判となり、サバティカル休暇なのに居着く訳にもいかぬと聖彦は町を出ることに。弁護士と会うからと遥香が不在なのを残念がるが、彼女が荷物を持って現れ思わぬサプライズに歓喜する。明日には合流するからと取り敢えずは郁実を残し、聖彦はこれからの旅路が華やかになると期待するのだった。


【レビュー】

休暇中の青年が旅先で好きになった女性にフラレて、別の町で知り合った遥香のミステリアスな部分に触れて興味を持ちのめり込んだ主人公だったが、彼女の悪い評判を聞いて再び傷心し町を出た際に一度は振られた郁実とやり直す機会を得られるがそこで遥香と再会して三人で…というのが主な流れである。

聡明そうなのに約束を反故にしたり、優雅な人妻そうに見えて奉仕が上手で被虐性を持つ遥香の「秘蜜」がまさに本作の肝であり、嫉妬深い夫によって仕込まれたエロさだと判明する。その彼女にはレズビアン癖があり、その相手が主人公を一度は振った郁実ということだが、彼女にもやはり「秘蜜」が存在し男を怖がる理由が存在する。二人に対してご主人様になったり、逆に搾り取られたりという主人公の扱いも面白さを感じた次第である。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2011/12/5 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。サラリーマンの隈田聖彦は、思いがけず得た長期間の休暇で国内を一人旅している青年。その間に恋人を見つけようといきまいたものの、ほれ込んだカフェの美人オーナーの郁実にはフられしまい、休暇は半分を過ぎてしまった。そんな中、傷心の聖彦はとある町で不思議な人妻に心を奪われる。遥香という名のその女は、ある時は淫ら...
秘蜜夫人-天上の雪肌(著:絹田青児、竹書房ラブロマン文庫)

綺羅光作品と言えば、ブログ「官能小説★綺羅光テイスト」でお馴染みの愛好家Sさんの紹介記事です。
き4『秘蜜夫人 -天上の雪肌-』絹田青児、竹書房/竹書房ラブロマン文庫、2011/12 発売●あらすじサバティカル休暇中に一人旅をしている男が、旅先で失恋した直後に美人妻と出会い魅了され、夢のような一夜を過ごすも、彼女の良からぬ噂や不可解な出来事に翻弄される。そんな折に自分を振った美女から連絡が…。●登場人物【隈田聖彦】27歳。アパレルメーカー『クンデュラ』商品企画部の社員。婦人服の企画とデザインが専門。平均...
き4-3『秘蜜夫人 -天上の雪肌-』







絹田青児名義は綺羅光氏の別名義であることは、既に知られている話です。5作品ある絹田青児作品の3作目に当たる本作で、これまでのような綺羅光としてのリメイクを断念なさったのか詳細は不明ながらも、フランス書院eブックスとして電子書籍限定での配信が始まっています。(Kindleは2017年9月中旬より)


【絹田青児版】







【綺羅光版】

美姉弟・艶獄 (フランス書院文庫)
綺羅 光
フランス書院
2014-09-25



三人の美熟妻【艶愛】
綺羅 光
フランス書院
2016-04-22



絹田青児名義の残り2作品に付いては、また折りを見て紹介したいと思います。

tag : 社会人主人公

美野晶「ふしだらコスプレ熟女」

美野晶「ふしだらコスプレ熟女」
(竹書房ラブロマン文庫、2017年9月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

大学の友人に誘われイベント会場のコスプレ姿の撮影にやって来た凉太だったが、そこに付き合い始めた恋人の母親の美奈代が熟れた身体を見せたコスプレをしていて驚きを隠せない。美奈代の幼なじみの桜子に誘われエッチした凉太は、大学の先輩の柚葉や恋人の瑞希とも関係してしまい、次第にコスプレエッチの深みに嵌まっていく。


【登場人物】

守本凉太
20歳。F芸術大学写真科に所属する細身の青年。写真科でトップクラスの腕前で、他の科より依頼を受けてしばしば撮影を行っている。それが縁で瑞希と知り合い恋人として付き合い始めた。巨乳フェチで柚葉の手解きで童貞を失ってからセックスの経験はそれなりにあり、女性たちから感嘆されるほどの巨根。

仙堂美奈代
38歳。瑞希の母親で娘を産んでから間もなく夫を病で失っている。資産家の実父の仕事を手伝っているせいもあって生活に余裕があり、控え目ながらも人懐っこいところもある熟女。衣装の裁縫が得意で瑞希に内緒でイベント会場で桜子に付き合わされアニメのコスプレをしていたが、ある日凉太に見付かってしまう。Hカップ。

新田桜子
美奈代の友人。極度のマザコンの夫と形だけの夫婦関係で浮気も完全に公認となっていて、コスプレでは常に奔放的でGカップの熟れた身体を惜し気もなく披露している。本業は通訳業で来日した外国人タレントとの仕事をこなす。衣装を作ってもらっている美奈代と度々イベントに参加していたが凉太に見付かり、瑞希には口外しないことを条件に肉体関係を迫ってくる。

遠野柚葉
22歳前後?写真科の四回生で凉太の高校時代からの先輩。クールビューティと呼ぶのに相応しいサバサバした性格で、凉太の筆下ろしをしてあげて以来身体だけの関係を1年ほど続けている。世界中の街並みを撮影出来るからと趣味と実益を叶えるため、航空会社のキャビンアテンダントの内定を得ている。Fカップの巨乳。

仙堂瑞希
19歳。美奈代のひとり娘で凉太と同じ大学の舞踏科に所属しており、体育会系の快活で勝ち気な性格でショートカットの似合うスレンダーな美女。Eカップ。凉太が撮影に訪れていたことに共感を持ち、彼女の方からアプローチして付き合い始めた。但し彼とはキスすら交わしていないが、性体験自体はある様子。


【展開】

コスプレーヤー好きの友人に連れられてイベント会場へやって来た凉太は、カメラを構えると勘が冴える持ち主のため被写体である女の子たちが自分を撮ってと言わんばかりに欲情するのが手に取るように分かり、次第に人物を撮影することに嵌まっていく。
そこへ友人が二人組のコスプレーヤーが来ているからと撮影を頼まれるが、凉太は千という女性が美奈代だと気付き熟れた身体の魅力に惹かれ撮影が疎かになっていると、友人が早く撮れと凉太の名を呼んだことで美奈代に気取られ逃げられてしまう。そこへサクラこと桜子が話があると凉太をホテルの地下駐車場へと連れ出し、彼がバニー衣装に興味津々なのを見ると悩殺ショットを収めさせ自らの車に導く。美奈代が露出癖の気があり娘には知られたくないようだと口止めを求め身体で報酬を与えようとするが、凉太のヘソ上まで到達するほどの硬く反り返った剛直を見ると激しく濡れてしまい、四つん這いで貫かれ中出しを求めてしまう。

数日後凉太はイベントで撮った写真を部室で編集していると柚葉が現れ、コスプレに興味があるのねと納得したようで、次の日に自分の部屋へ来るように告げられる。部屋を訪ねると柚葉から航空会社の内定をもらったと聞かされ、元々セフレのような扱いを受けていただけにそろそろ関係を清算する時期かと覚悟するが、何故か彼女はキャビンアテンダントの制服に着替え始める。普段とは違う装いに欲情した凉太はいつものようにセックスの時だけは優位に立ち、衣装を身に付けたままの先輩を貫くと対面座位に変えて中出しするのであった。

コスプレするといつもより激しかったと言われて凉太はそんな趣味は無いのにと憤っていたが、ある日書店で買い物をしていると偶然にも美奈代と出会いカフェに移動し、今のフェミニンな装いを撮りたいと口説き落とす。そして川の遊歩道の人目に付かない場所で撮影を始めると身体の線の出やすいポーズを取らせてカメラに収めていくが、美奈代が上気した挙げ句にバランスを崩したので抱き寄せ、凉太が唇を奪うと美奈代が我に返ったようで再び逃げられてしまう。
その三日後桜子に呼び出され仕事部屋にやって来た凉太は撮影だけかとがっかりするが、桜子の衣装は造花で乳房や秘所を覆っただけの際どいもので、欲情しながらもお預けを食らっていた。するとタイミングを見計らったように桜子に押し倒され拘束を受け、美奈代に何をしたのか白状させられてキスしただけだと答えると桜子が何やら企みを思い付いたらしく、パイズリ奉仕を早められ射精に導かれてしまう。

数日後出張中の桜子からの依頼で仙堂家を訪ねた凉太だが、何故か美奈代から外に顔見せ出来ないのでと入るよう言われて玄関を開けると、ゲームヒロインの格好に合わせたメイド服に革ブーツという非現実的な姿で迎えられる。桜子の指示通りメイド服の撮影を終えてデータを送ると、どうやら要求とは違ったらしく美奈代に完全戦闘モードになりなさいと返信が来てしまい、そこで彼女がメイド服を脱ぐと何と中はラバーのボンテージであった。撮影で次第に顔を赤らめながら喘ぐのを見て凉太は美奈代の性癖が本物と確信し、フロントチャックを開けて胸の膨らみの先端やヘソまで覗かせる姿を楽しんでいたが、そこへ瑞希が桜子から連絡を受けたと帰って来てしまう。
凉太はどうやら桜子に一杯食わされたと後悔するが、勝ち気の強い瑞希はお母さんに譲る気はないと宣言し、自分の部屋に凉太を連れて来ると上着を脱いで誘惑してくる。スレンダーながらも母親譲りの巨乳なだけにその起伏のある身体付きを見て楽しむと、処女じゃなくてと謝る瑞希を可愛いと思いながら交わり、対面座位にして剛直を打ち込み精液を膣奥に注ぎ込む。帰る間際に瑞希が凉太に抱かれたけど、お母さんはどうするのか任せると宣言したのを聞いて凉太は悩みを深めていく。

その二日後手料理を振る舞うからと再び柚葉に呼ばれた凉太は悩みを打ち明けると、他の女にデリケートな相談をするなんてと呆れられながらも、何か企みがあるようで裾から覗くタイツを思わせ振りに強調してくる。実は全身タイツを纏っていた柚葉のいやらしさに凉太は元気を取り戻し、Sっ気たっぷりに攻め立てるとタイツを破ってペニスを挿入して中出しし、情事を終えると自分の思うようにしたらと柚葉にアドバイスされる。

一向に連絡が来ないので凉太は美奈代にもう一度コスプレ姿を撮りたいとメールすると、意外にも彼女も応諾し日時と場所はこちらで決めると返信が来て喜び、当日イベント会場近くの公園に向かうとシンプルなメイド服姿を披露してくれる。やはり撮られている内に美奈代が上気していくのが分かり、休憩の時に抱き寄せてキスをすると流石にここではと拒まれるが、アニメヒロインの服装でと要求されて驚きを隠せない。どうやら桜子に許可を得ているらしく担当するタレントが予約したホテルのスイートルームにやって来ると、金髪碧眼に破れた純白のワンピース姿に変身した美奈代は、凉太の求めに応じてポーズを取ってくれる。その先はと問う青年にアニメのように凌辱して欲しいと美奈代が求め、すっかり悪役になりきった凉太に貫かれて絶頂してしまう。

美奈代とのコスプレエッチから10日ほどか経ち、凉太はいつものように母娘にメールするが返答が全く無く不審を抱きながら大学を出ると、外車に乗った桜子が姿を表しタレントが予約している例のスイートルームに連れて来られる。そこで悪役のナース姿に着替えた桜子から衣装を渡された凉太は自分も悪役に扮することで何の作品かに気付くが、凌辱されるヒロイン姉妹の役は誰がと疑問を抱きながら寝室に向かうと、何と拘束されマスクをした美奈代・瑞希母娘が尻を突き出した格好で待っていた。
コスプレエッチが忘れられない母親と演技の勉強になるからという娘の要望らしく、凉太は悪の理事長になりきり指ピストンで潮吹き絶頂する母娘を桜子に撮影させると、巨根で美奈代を貫き正常位にして二度目の絶頂を与え気絶させてしまう。続いて瑞希を乱暴に犯してペニスを挿入し、フィニッシュは対面座位で中出しするが、目覚めた美奈代は自分には出していないと不満な様子。桜子が電話で場を外した隙にバスルームに移動し、湯が溜まるのももどかしくずぶ濡れになりながら立ちバックで二度目の中出しを決めて出て来たが、待ち受けていた瑞希は暫くはこのままで良いかもと淫らな関係を容認するようである。更に桜子から自分を抱かないの?と誘われ、凉太は一人に決めるまで相当絞り取られると嬉しい悲鳴を挙げるのであった。


【レビュー】

「コスプレ熟女」のタイトル通り本作では登場する四人のヒロイン全員が何らかのコスプレ要素を持つのだが、メインヒロインの未亡人の【美奈代】(38歳)は普段は貞淑そうに見えながらも実は露出癖があり、友人の【桜子】にイヤイヤ付き合わされている体を装いながらもコスプレイベントに参加していた。そこへある日娘の【瑞希】(19歳の女子大生)の彼氏である主人公がこちらも友人に無理やり付き合わされる形で偶然にも出くわし、カメラマンを目指す青年に正体がバレてしまうところから話が始まる。

逃げた美奈代の態度に不審を抱いた桜子が主人公との関係を知ると、かりそめの夫婦生活に不満を持っていたこともあり車の中で誘惑するが、この手の作品ではお約束の巨砲ぶりに感嘆しセフレにでもと企みを巡らせることとなる。主人公には【柚葉】という二つ上の先輩がおりカメラを志す者同士だが、残念ながら身体だけとはっきりと宣言されてしまっているセフレがいる。そんな中で瑞希から告白されて付き合い始めたがその母親である美奈代にも惹かれていき、前半は自慢の巨砲ぶりが桜子と柚葉の誘惑を招く一因となり二人の出番が多い。

桜子は美奈代にも快楽を与えようと企むが勝ち気な娘の瑞希を利用し、やや回りくどい形ながらも主人公と結ばせるが、最後は誰も退く気などなく主人公も優柔不断なので結末はハーレム型である。今回の題材であるコスプレ要素はあらすじ通りで、順に「バニーガール」、「CA」、「凌辱されるアニメヒロイン」といった具合である。特に美奈代(更には母娘)との場面では被写体とされることに欲情し、悪役になりきった主人公による責めに喘ぐところは見せ場の一つである。

但しここ最近の竹書房ラブロマン文庫の路線方針なのか、様々なタイプのヒロインを多く登場させることにより、メインヒロインが割を食う展開もよく見られる。柚葉の情交場面は大人しく見える主人公のSな一面を描いてはいるし、母娘に対しても主人公もコスプレして激しいエッチを楽しむが、個人的には官能面でもっと濃厚でも良いのかな?と感じた次第である。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2017/9/4 発売ふしだらコスプレ熟女著:美野晶、竹書房ラブロマン文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。→ 電子書籍の【ひかりTVブック】はコチラ。→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。→ eBookJapan はコチラ。大学生の凉太は、イベント会場で恋人の瑞希の母親・美奈代が大胆な衣装でコスプレしている姿を目撃してしまう。彼女は恥...
ふしだらコスプレ熟女(著:美野晶、竹書房ラブロマン文庫)

tag : 大学生主人公 人妻

美野晶「ふしだらマッサージ」

美野晶「ふしだらマッサージ」
(竹書房ラブロマン文庫、2017年5月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

独立して整骨院を開いた裕真だったが援助をしてくれた叔母の麗香より、自分が経営するエステチェーンの女子寮の管理人もして欲しいと色仕掛けで迫られるも、シングルマザーやギャル系、理系女子といずれもワケありな住人ばかりである。元は叔母をよがらせるために覚えた性感マッサージのテクニックを生かし、次々に彼女たちに癒しを与えていくのだが…。


【登場人物】

高垣裕真
27歳。鍼灸師の資格を取って独立し、叔母の麗香が経営するエステチェーンの女子寮の一階を整骨院として格安で貸してもらっているが、その代償として寮の管理人も任されてしまう。高校を出てすぐに麗香に筆下ろしされてセックスパートナー扱いされているが、負けじと性感マッサージのテクニックを学び彼女をメロメロにさせるほど。高校時代にラグビーの経験はありガタイは良く巨根だが喧嘩は弱いらしく、優しい性格の青年。

高垣麗香
36歳。裕真の母親の義理の妹(叔母)で独身。エステサロンや美容室を経営するやり手の女社長で、裕真が独立するのに当たって資金や不動産を貸与するなど尽力している。カールさせたブラウンの髪型で華やかな雰囲気を与え、Hカップバストのグラマラスな身体付き。裕真の住む部屋の隣の202号室に仮眠するための部屋を持っている。

岬可南子
32歳。301号室の住人で麗香が経営するエステサロンの施術を担当している。結婚していたが元夫がDVを働き、親族に説得され娘を連れて姿を潜めて生活を送っている。黒髪で清楚な上に何処か幸薄い印象を与えるが、Fカップの魅力的な肢体の持ち主。

石田姫乃
21歳。302号室の住人で可南子と同じくエステティシャンに就いている。茶色めのカールの掛かった髪型にギャル系メイクを施し、見た目の可愛らしさに正比例したアニメ声が似合う女性。他人に奉仕することに喜びを見いだしデリヘルのバイトをしていたのが周囲に発覚し、寮を追い出される形となった。スレンダーな割にはFカップとスタイルが良い。

幸野真美
20代?で401号室の住人。麗香の会社の本社研究部門で美容商品の開発を担当。中学の時から膨らみ始めたIカップ目当てで男性からの好奇の目に晒されセクハラ紛いの扱いを受けたせいか、すっかり男性恐怖症に陥っている。その反面で空手の元日本チャンピオンという異色の経歴の持ち主でもある。


【展開】

裕真は自らの居城を築いたと悦に入っていたところ叔母の麗香がご祝儀を手にやって来て、患者第一号だと性感マッサージをするように求めて来る。これから本社の会議がある割には悠長で快楽に貪欲な叔母に呆れながらも、裕真は自慢の施術で四つん這いにした麗香の巨乳を刺激すると指ピストンで潮を吹くほどの快感を与える。そして正常位に組み換えると長大な逸物で奥の奥まで刺激を与えて中出しするが、情事を終えるとこのマンションは会社の女子寮で管理人をして欲しいと迫られ、格安な条件には裏があるのだと渋々応じることに。

そんなある日裕真は娘を連れた可南子と挨拶し疲れている様子が気掛かりでいたものの、夜遅く食事を終えて街を歩いていると体調を崩してうずくまっている彼女を保護し医院に連れて来る。娘は実家に預けていると聞いて安心して診察し元夫からDVに遭わされ離婚したと聞かされるが、裕真なら夫のことを忘れさせてくれるはずと麗香から聞いたとすがられ、性感マッサージを施すことになる。快楽だけを求め可南子のことを考えない元夫の稚拙さに呆れながらも、裕真が上書きするように熟れた身体に快感を刻み付け、対面座位にして交わり中出しする。

数日後302号室に姫乃が越して来て挨拶にわざわざ蕎麦を持って来たり、家庭的な一面を見せたりと見掛けとは違うと感心するが、いきなり股間に触れてきて口や胸でしてあげるのは得意だと迫られて困惑する。またも麗香に唆されたのだと裕真は思い込み、いきなり?と戸惑う姫乃の乳房をじっくりと責め立てて快感を与えると、四つん這いにして激しく腰を遣い射精する。しかし情事を終えると姫乃といまいち会話が噛み合わないことに気付いて話を聞くと、単に腰が痛いときに診て欲しいだけだったと分かり先走って関係を持ったことで余計なものを抱え込んだなと思い、顔を引きつらせて答えるしかなかった。

裕真は立て続けに二人と性交へと至ったことに麗香の意図があると見抜き、ある日自分の部屋の隣室である202号室に彼女がやって来たのを待ち伏せし部屋で話し合いを始める。裕真はきちんとした付き合いをして早く結婚したいと告げると、のらりくらりとかわしていた麗香は態度を一変させ、自分を捨てるつもりかと切り返し十代のときのように責めまくると宣言し押し倒されてしまう。アナル舐めやパイズリで快感を引き出し馬乗りでのし掛かった割には切なげな表情を浮かべる叔母を見て裕真が突き放せるはずもなく、精を搾り取られるのであった。

ある日真美が両手に荷物を持って帰宅したのを見て裕真は親切のつもりで手を貸そうとするが突き飛ばされ、細腕の割には何処にそんな力があるのだと彼女の素性に疑問を抱く。そんななか可南子から夕飯の誘いを受け娘と遊んであげた後に、元夫が娘に付きまとっていると聞かされ力になってあげたいと決意する。身体の張りを診たいと可南子に申し出て施術を行うと、うっとりとした表情で続きを求めてはダメですかと誘われて乳房や秘所を愛撫してとろけさせると、お返しとばかりに馬乗りでのし掛かられて交わるうちに愛情が沸き上がり愛の告白をしながら中出しする。

月に一度の全店休業日に裕真は住人たちと協力してマンションの清掃をしていると、そこへ可南子の夫が金属バットを持って乱入し、彼女を庇おうとした裕真の背中に向けて振り下ろされる。次は頭を狙われると覚悟した瞬間に真美が現れ、男のバットを奪うと素早く顎を蹴り上げて失神させ、ガムテープを使って手際よく拘束してしまう。連絡を受けた麗香が現れた頃に意識を取り戻した男はなおも可南子を罵倒するが、彼女はすかさず裕真と比べて男として器もナニも小さいと言い返しプライドをズタズタにする。この発言がきっかけで姫乃が裕真に抱かれたことを口にすると、可南子が態度を豹変させてしまい気まずい雰囲気になる。
その晩殴られた背中をアイシングしようと医院で四苦八苦する裕真の前に真美が現れ介抱してもらうが、爆乳が原因でこれまで周囲から手酷い扱いを受けて来たことを明かし、麗香に乳房を可愛がられる体験をしたいなら裕真を頼りなさいと勧められたからと求められる。乳房へのコンプレックスを取り除こうと温感オイルを使い、時間を掛けて小振りな乳首を中心に責めて呆気ないほどに絶頂へ導くと、抱いて欲しいと誘われ処女には巨根は辛かろうと配慮しながらも激しく腰を遣い中出しする。痛みを堪えていた真美を労おうと身体を離した際に物音がしたので医院の入り口を見ると、そこへ可南子が夕食の誘いで訪ねに来たところであった…。

可南子への言い訳も出来ず悩んでいた裕真だが、そこへ麗香から日曜に花見をするから会社に来なさいとメールを受け取り、気分転換のつもりで誘いに応じる。会社ビルの中庭で花見をするのに際どい格好をした麗香を見て単にエッチしたいだけかと思っていると、寮の三人に一日裕真を自由に出来る代わりに大胆な格好で来るようにと誘ったからと告げられる。姫乃はともかく貞淑な可南子や男性恐怖症の真美までがノーパンで来たと知って裕真は興奮するが、麗香が三人に裕真との結婚話を振ると全員その気は無い様子で、結局麗香も加わってシェアされるという現実を突き付けられ気落ちする。真美が勝者だと決まると他の女性たちが服を脱ぎ捨て真美を押さえ付けて挿入を促すと、裕真は二人に敏感なところを愛撫されてよがる彼女を激しいピストンで絶頂に導く。普段は貞淑な可南子すら場の雰囲気に飲まれたか裕真を押し倒して騎乗位で股がり、麗香と姫乃は指ピストンを求めて来たので、裕真は遮二無二腰と指を使って同時に達する。このまま全員に搾り取られるのはヤバいと逃げ出そうとするが、麗香と姫乃に捕まり二回戦を求められて嬉しい悲鳴をあげるのであった。


【レビュー】

竹書房ラブロマン文庫で活躍中の作者の既刊に『たかぶりマッサージ』や『まさぐりマッサージ』という作品があるが、本作はその続編という訳でないが青年主人公がヒロインたちに性感マッサージを施して癒しを与え、その報酬として彼女たちと深い関係に陥っていくという基本的な流れは変わらない。日替わり定食のような安定的な作りを心掛けているためか本作においても、物語的にはこれといった大きなうねりがある訳でもないし、情交描写においても愛撫から合体というごくシンプルなものである。誘惑官能作品としてはまたとないお手本的な作風で、根強い人気の理由が窺えるように思える。

本作では整骨院を構えることになったマッサージ師の青年【裕真】(27歳)だが、その独立に当たり叔母の【麗香】(36歳)の援助を受けている身であり、彼女が社員を務めるエステチェーンの女性寮の管理人も任されることになる。叔母と甥とはいえかねてより男女の仲でもあったが、どちらかと言えば従属的な立場にあった主人公だけに早く良い女性を見付けたいと考えている。(性感マッサージを覚えたのも叔母に搾り取られるだけではと進んで学んだものである。)新しくて綺麗な女子寮がもう一つあるのにやや古いこの寮にいる3人の女性従業員はワケありで、エステティシャンでDV夫と離婚したシングルマザーの【可南子】(32歳)とイマドキなギャル系の【姫乃】(21歳)、もう1人は巨乳過ぎて男嫌いになった研究開発担当の【真美】(20代?)である。

始めに別れた夫の影に怯える可南子を、次は奉仕することに喜びを見いだした余りにデリヘル嬢の副業がバレて転居を余儀なくされた姫乃を性感マッサージで骨抜きにして癒しを与えたが、元々複数の女性と関係することに抵抗があった主人公なだけに麗香が一枚噛んでいることに気付く。彼女もまた主人公と交わることで精神的な癒しとなっていたために、結婚願望の強い主人公をハーレム状態に置くことで自分もつまみ食いできる状況を望んでいる節が見られる。次第に可南子に惹かれていく主人公の元に彼女の前の夫が襲撃するものの、意外な経歴の持ち主の真美によって救われただけでなく男嫌いを治して欲しいと迫られ、更に可南子も暫くはその気は無いようで結婚とはほど遠い結末へと繋がっていく。

各章1ヒロインずつ攻略という紋切り型で情交場面もあらすじにあるほどハードな訳でもないのだが、体育会出身でも肉食系ではない主人公でヒロインたちに搾り取られることを甘受しているだけに、これはこれで及第点の仕上がりだと思われる。


DSKさんのブログにて、本作をご紹介されています。
2017/5/8 発売ふしだらマッサージ著:美野晶、竹書房ラブロマン文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。→ 電子書籍の【ひかりTVブック】はコチラ。→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。青年のもとには、快楽を求めて美貌の女たちが訪れる-。若手マッサージ師の裕真は独自の性感マッサージで女性をトロけさせ、リフレッシュさせる技術...
ふしだらマッサージ(著:美野晶、竹書房ラブロマン文庫)


tag : 社会人主人公

河里一伸「わが家はハーレム」

河里一伸「わが家はハーレム」
(竹書房ラブロマン文庫、2017年2月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

平凡な大学生の尚人は再婚したばかりの父の再婚により、図らずも義母と義姉妹の三人に囲まれた、女だらけの生活を始めることになってしまう。直後に父が亡くなり淫乱体質の義母・百合恵に筆下ろしされ、大学では若くして助教となった義姉の美奈子、そしてがさつで自分をからかう義妹の泉希とも相次いで関係を結んでいくが…。経験を重ねた尚人は遂に想いを寄せていた麻由へ告白し、恋人として結ばれたものの母娘たちが簡単に引き下がる訳もなく…。


【登場人物】

遠山尚人
19歳の大学2年生。通っている桜忠大学の商学部教授で経営学者として知られている父親がかつて教え子だった美奈子の母親・百合恵と再婚、しかも僅か2週間で父親が事故で急逝したため、女3人と同居する羽目に。大学に入学式で倒れた真由を介抱してあげてから片想いが続いており、同じ講義を取るが進展なし。尚人本人の実力で合格したが、縁故と言われることに些か嫌気が差している。童貞。

遠山百合恵
美奈子や泉希の母親で、ボブカットにして若作りしているためにとても四十路には見えない美熟女。二人の娘の父親である前夫は七年前に亡くなった。尚人の父親・健太郎とは美奈子を介して知り合い再婚に至ったが、急死により二度目の未亡人に。見た目の清楚さとは反し巨乳で肉付きが良く、健太郎とは頻繁に情交を繰り返していたために亡くなってからは欲求不満になり、息子の尚人に誘いを掛けてくる。

谷口美奈子
27歳。尚人が通う大学で公共経済学を教えており、若くして助教に就いている才媛。妹の泉希と同じく旧姓を名乗っている。腰まであるストレートの黒髪を伸ばし、常にパンツスーツを着こなしたクールビューティーだが、家ではずぼらで尚人の視線も気にしない様子。百合恵に似て淫乱体質でアメリカに留学していた時には男漁りをしていたが、助教になってからは抑え込もうとしていて、母親と尚人との情事を目の当たりにして体質を開花させてしまう。

谷口泉希(みずき)
18歳で高校を卒業してファーストフード店で働くフリーター。真由と同じ女子高に通っていてテニス部の後輩に当たり、そこそこ良い成績を挙げてはいたが、卒業とともにテニスは趣味の程度に留めている。尚人に対して興味を抱いているが、がさつで素直になれないために憎まれ口を叩き、ことある度に童貞だとからかってはいるが本人も処女である。小麦色に焼けた瑞々しい身体付きでCカップ。

榎木田麻由
19歳。中高と女子高に通っており男子には興味があるが、男嫌いな自分を変えようと共学の大学へ進学、しかしその環境に馴染めずにいた時に尚人に助けてもらっている。その時から一目惚れしてはいるが、声を掛けられずに1年が過ぎてしまう。肩甲骨の辺りまで伸ばしたセミロングの髪型で、見た目通りの清楚なお嬢様。控えめなバストにコンプレックスを抱く。


【展開】

麻由に一目惚れしてから1年が過ぎてGWを迎えたある日、尚人は父親の健太郎から百合恵と再婚することを告げられ、しかも講義を教えている美奈子が義理の姉になったことでより窮屈な大学生活を送らねばならなくなる。そして二週間後交通事故に遭って父親が急逝したものの、元来女に免疫のない尚人に取っては一層気の重い同居生活となる。そんなある晩百合恵と二人きりで夕飯を取った尚人は暫くオナニーしていなかったなと部屋に籠って行為を始めようとするが、そこへ百合恵がやって来て慰めてあげるとばかりにキスを奪われる。口唇奉仕やパイズリ、騎乗位での筆下ろしと慌ただしく一方的なまでの体験に尚人も驚きを隠せないが、愛撫の練習をしてみる?と誘われて断れるはずもない。

翌晩から娘たちの目を盗んでは百合恵から誘われて情交を繰り返しテクニックが上達していった尚人だが、大学では相変わらず麻由に声を掛けることすら出来ずにいた。筆下ろしから二週間が経ったある日尚人は美奈子から声を掛けられ、講義が終わったら大学とは駅の反対側にある歓楽街の喫茶店で待っていると告げられる。まるで人目を避けるかのような待ち合わせで、有無を言わさずにラブホテルへ連れ込まれると、尚人は百合恵との関係を白状させられ…その直後にいきなり唇を奪われる。どうやら美奈子も母親と同じ淫乱体質で、とは言え亡き父と関係していなかったことに安堵すると、百合恵に教わった技巧を用いてシックスナインで相互絶頂する。そして正常位で美奈子の巨乳を揉みしだきながら中出しすると、二度目はバックにして交わるのであった。

こうして百合恵や美奈子と肉欲に溺れてはいくものの、肝心な麻由には会釈できただけで満足していたが、講義の最中に後ろの席の男子も彼女を狙っていると聞いて穏やかな気持ちではいられない。そんな複雑な感情を抱いたまま帰宅すると、泉希がノーブラでポッチが浮いているのを見て思わず注意するが、いつものように童貞だからと返されてキレてしまう。懲らしめのつもりでソファーに泉希を押し倒した尚人は、乳房や秘所を愛撫されてヨガる泉希がウブなことに気付き、一層興奮を覚えながら這って逃げようとする義妹の純潔を奪う。泉希はバカにしていた義兄の逆襲に怯えながらも、ペニスで貫かれて嫌だという感情が薄れていくことに戸惑いを隠せず、それでも中出しされて充足感に浸ると二度目は騎乗位での交わりを求めていく。

父の四十九日法要を終えた尚人は、ある週末の夕飯で久々に全員で食卓を囲むことになり、居心地の悪さを感じ何を食べたかすら気に留めずに自室に引き籠る。しかしそこへ母娘たちが来訪し、機先を制して百合恵から全員と交わるなんてやるじゃないとからかわれ、夕飯で精のつく食材ばかり食べたのを思い出す。問答無用とばかりに三人同時のフェラで美貌に精を浴びせると、泉希へは顔面騎乗のクンニで、他の二人には指を駆使して同時絶頂へ導く。そして母娘たちを四つん這いにして並べると交互にペニスを抜き差しし、最後は中央にいる泉希を責め立てながら両脇の二人には指ピストンで絶頂へ導き、ペニスを抜くと三人の背中に精を噴射してしまう。

数日後講義を終えた尚人は泉希に指定された喫茶店に向かうと、麻由が待っていてどうやら義妹がキューピッドになるつもりで気を利かせてくれたのだと気付く。やっと麻由と二人きりで話ができたと尚人が告白すると、彼女も自宅には今誰もいないのとそれなりの覚悟を決めてくれたのだと喜ぶ。そして麻由の部屋に来るとシックスナインにさせて相互絶頂すると正常位で処女を奪い、更に対面座位にさせて麻由が恥ずかしがるのを見ながら中出しする。勿論性欲の塊である尚人は一度で満足する訳もなく、二度目に雪崩れ込むのだが…。

こうしてバカップルと同級生から囃し立てられながらも尚人は麻由とデートを重ねるが、大してお金を持っていない学生の身分でしょっちゅうラブホテルに行けるはずもないし、しかも互いの家には家族が常にいる状況ではエッチができる訳でもなく悶々としていた。ある日曜のデートでも麻由とキス止まりで別れた尚人が自宅へ帰ると、母娘三人が裸エプロンになって待ち受けており、雪崩れ込むようにトリプルフェラを受ける。いつかは麻由のことを考えて母娘とは清算しなくてはいけないが、与えられる快感には抗しがたく尚人は流されるままに奉仕を受け入れてしまう。


【レビュー】

フランス書院文庫(黒本)や美少女文庫で活躍するベテランの竹書房ラブロマン文庫進出第二弾も、これまで作者が描いてきた王道の誘惑官能路線の延長上にある作品だと言える。本作は大学生で女馴れしていない童貞の尚人が、父の再婚で義母となった百合恵、彼女と亡き夫の娘・美奈子や泉希の三人といわば家庭内ハーレムと化した関係に雪崩れ込むド直球の流れである。割とライトな作りでどのヒロインとも三度は発射できる主人公のタフネス振りは、黒本よりは寧ろ美少女文庫寄りの作りを感じさせた。

母娘たちのなかでは百合恵と美奈子は淫乱体質でそれが遺伝しているようでもあるが、基本的には主人公が流されていく展開であるとは言え二人でそれほどの描写の違いはなく、特に美奈子は大学の助教なのだから、例えば学内での交わりがあっても良かっただろう。舞台設定の違いを生かし、第三者に気付かれそうだという倒錯性があればとは思う。そして義妹に当たる泉希は口調が男子そのもので普段から主人公を童貞だとバカにしていたことと、実は女子校通いで口で言うほど男に馴れてはいない点とのギャップを主人公に突かれて屈服させられる点がなかなか良かった。(但し女子らしくないスレた口調は、読んでいてかなり気になったところだが…。)

尚人には想いを寄せる同級生・麻由もいるが官能的な主題はあくまでも母娘たちであり、麻由に付いては恋人同士のイチャラブエッチが主体なので、わざわざ一章使っての描写でなくても良かったのかな?という気はする。こうして麻由と結ばれたが結末で母娘たちがそうはさせじと主人公に奉仕を始めるし、どっち付かずの終わり方にどうもすっきりしないものを覚えたからである。

tag : 大学生主人公 童貞 母娘丼 姉妹丼

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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