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尾張弘樹「むちむちヨガ教室 巨乳インストラクターの個人レッスン」

尾張弘樹「むちむちヨガ教室 巨乳インストラクターの個人レッスン」
(マドンナメイト文庫、2018年5月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

大学時代からの亡き友人の妻でヨガ教室を経営している里穂に対し雅人は仄かな恋心を抱いているが、友人に気兼ねしてか一向に関係の進展を図れずにいた。そんなある日ヨガ教室の常連の文香に誘われ関係を結ぶが、里穂やヨガインストラクターの美咲とも親しい仲になり…。


【登場人物】

佐藤雅人
29歳。地元の資産家の次男でマンションを複数建てており、賃料収入だけで同年代のサラリーマンの年収の3倍近くを得ている。里穂とともにヨガ教室の共同経営者としても名を連ねており、大学時代からの付き合いである。独身で里穂に仄かな恋心を抱いてはいるが、真面目な性格からか亡き親友の卓也に気兼ねしており想いを封じている。

吉津里穂
29歳。大学の時に雅人や夫の卓也と知り合い、卒業してからはヨガ教室を開いているが、半年前に卓也を亡くしてからは精彩を欠き生徒も減って経営も思わしくない。巨乳で魅力的なボディラインだが、男っぽくざっくばらんな性格もあってか、雅人のことは親友扱いにしている。

安達美咲
26歳。里穂の教室で働くヨガインストラクター兼事務担当の社員で、小柄でボブカットにしているせいかティーンのような印象を与えるが、今年の2月に結婚したばかりの新妻である。実は見合い結婚で夫は同姓愛者と知り、女として興味を持ってくれず離婚を考え始めている。

檀野文香
31歳。里穂の教室に通う生徒…は表向きの顔で、実は資産家の娘で美容室やレストランを複数経営する企業の代表。かつて自らヨガ教室を開いていたが失敗し、評判の里穂のレッスンがいかなるものか探りを入れていたらしい。結婚歴がありひとり息子がいるが、子どもの出来ない妹夫婦の養子として出しており、現在は一人で暮らしていて恋人はいない。バイクに跨がり秘所をパイパンにしているなど色々と謎多き熟女。


【展開】

自分が始めて建てた物件ということもあり検針を終えた雅人は階下にある里穂のヨガ教室を訪ねると、美咲や文香とセクハラぎりぎりの際どいやり取りを交わすが、その日の夕方に里穂から電話が入り部屋にある実印を契約で使うから持って来てと頼まれる。管理人と店子という関係を破れないと雅人は拒もうとしたが、結局里穂の部屋に入り印鑑を探そうとタンスの引き出しを探ると、うっかりパンティが入っているところを見てしまう。経血の付いた下着を見て改めて里穂が女だと意識し始めたものの、やはり友人の妻なのだと理性で抑え込もうとする。

数日後雅人が役所に提出する書類を忘れていたことに気付き、車検に愛車を出していて電車では間に合いそうにもなく、居合わせた文香からバイクに乗せてあげると甘える羽目になる。ずぶ濡れになりながら何とか時間に間に合い、その後で彼女の自宅に招かれ濡れた身体をシャワーで流すと、雅人がヨガの心得があると知ってかネコのポーズで腰を牽引して欲しいと誘われる。バイクに乗っていた時から欲情を覚えていただけに、雅人は彼女の意図するところを見抜き、執拗なまでの口唇奉仕の果てに騎乗位で繋がる。フィニッシュは四つん這いにして中出しするが、ことある毎に雅人のぺニスに「可愛い」と連呼し何か言いたそうに含み笑いを浮かべるのを見て、余計に文香をミステリアスな女だと見てしまう。

翌週里穂とドライブデートに出掛けた雅人は、里穂の希望もあり景勝地に立つ廃灯台の最上階にやって来るが、ここは亡き友人と三人で今後の人生指針の約束を交わした場所である。里穂はその後夫と何度も灯台を訪ねたことがあるらしく、思い出の場所だからこそ再出発のつもりで雅人にエッチな誘いを掛けてくる。ひと気は無いとは言えぺニスを剥き出しにされ口唇奉仕を受けると、雅人も秘所を舐めたいと里穂のパンティを脱がし、更には立ちバックにして交わってしまう。そしてラブホテルの浴室で一緒に汗を流し愛してると告白したものの、どうやら里穂の決意は固いようでこのままの関係でいたいと返され、それでも自らアナルセックスを求めて来る大胆さはある様子。しかし行為を終えた里穂から相手に夫がいたとしても結婚したい?と問われ、さっきの里穂の返答と違うとますます困惑する雅人であった。

それから雅人は自分がヨガ教室に出資すれば当面の危機は免れる、でも一時しのぎにしかならないと分かっているだけに悩みを深めていると、ある日教室で一人でヨガに励む美咲を見付ける。自分もレオタード姿で動画を上げているのに…と不満を言いながらも、里穂から着用を禁じられた格好で練習する美咲はセクシーで、夫と上手くいかず離婚を考えていると告げられる。誘いに気付いた雅人は階上にある自分の部屋に招くと、浴室で口唇奉仕を受け美咲のリクエスト通り精液を飲ませようとするが、口で果てたことの無い雅人はシックスナインに加えて聖水を浴びたいと要求してやっと射精する。寝室に舞台を移し身体を重ね合わせると、やはり美咲は再婚相手に自分を意識しているらしく、お互いに名前を呼び捨てにしながらラブラブエッチを楽しむ。

雅人は里穂や美咲のために出資の意志を固めたが、その話を本人に切り出す前に文香から連絡が入り逢いたいと告げられる。外国の高級セダンで迎えに来たのを見て相変わらず謎の多い女だと感じたものの、里穂がヨガ教室を畳むと聞いたがどう思う?と話を切り出され、雅人は出資して不動産業と両立させると返答する。文香はその返事に納得したようで自ら経営するレストランに招き共に食事を済ませると、階上にある事務所に雅人を連れていく。ひとしきり文香の素性と目的が明かされたところで、躊躇う雅人を文香は部屋のベッドでしましょうと誘うと、ストッキングを破りパンティはハサミで切って着衣のままでしてと交わりを持つ。
行為を終えて間髪入れずに文香は里穂や美咲を部屋に招くが、誰が見ても情交に及んだばかりなのは明白で、呆れた様子の里穂と固い表情の美咲に冷たい視線を浴びることとなる。しかし全てお見通しだと言わんばかりの文香は、これから親睦を深めましょうと二人を誘い、里穂はすぐに応じたものの美咲は今にも帰りそうである。それでも文香と里穂が二人でペニスに奉仕を始めると対抗心に火がついたようで、美咲はこの間もっとお尻を可愛がってあげると言われたからと、アナルセックスをして欲しいと要求する。里穂は経験豊富な文香からその経験は無いのと告げられるが、経験者なだけに優越感のこもった口調で返すと、美咲が性交を済ませた後で今度は私がと雅人に跨がるのであった。


【レビュー】

マドンナメイト文庫より本作でデビューした新人作家…ということだが、「むちむちヨガ教室」という題名から抱くレッスン中の淫らな誘いを期待してみると少々肩透かしに遭うのかもしれず、ヨガ教室を舞台にした未亡人(友人の妻)と新妻の二人のインストラクターと離婚歴のある熟女の生徒との人間模様を描いた官能作品と言える。官能要素としては十分にありマドンナメイト文庫なだけに、黄金聖水を浴びたり後ろでの交わったりするなど倒錯した場面も描かれてはいるものの、人間模様を描いた部分に加点要素が大きいかなというのが個人的な意見である。

資産家の次男でお坊ちゃん気質の29歳の主人公は、大学時代からの友人やその妻【里穂】(29歳)と共同経営者としてヨガ教室を開いているが、友人が亡くなり精彩を欠き経営は思わしくない状況である。里穂に恋心を抱いてはいるが友人の妻という立場や経営者としての複雑な事情から一向に関係の進展を図れずにいたが、常連生徒の【文香】(31歳)から誘われ男女の仲に陥ると、更にはインストラクターの【美咲】(26歳)とも親しい関係になる。その間には里穂との一度きりの性交に及ぶのだが、話が大きく動くのはラスト70ページからである。

一人暮らしで離婚歴がありしかも離れて暮らす息子がいるという文香はミステリアスで、しかもさほど歳の離れていない主人公を「かわいい」とまで言ってのけるくらい包容力の強い女性。新婚生活がままならず主人公と結び付けるために美咲にショック療法をやってのけるのだが、同時に距離が近すぎて主人公とは「友人」という関係から踏み込めずにいた里穂まで巻き込むのである。読み終えてみれば全てが文香の掌の上で転がされていたようにも感じるのだが、ハーレム的な終わり方も悪くはないはずで、このまとめ方が新人さんらしくない巧みさを思わせる。

※レビューの一部はFC2ブログにて、NGワードに引っ掛かるので改変しています。

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tag : 社会人主人公 デビュー作品

真島雄二「三人の美人妻 弄ばれた童貞ペット」

真島雄二「三人の美人妻 弄ばれた童貞ペット」
(マドンナメイト文庫、2018年4月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

高校に通う雅彦はある日の朝色気抜群の美女・玲子を見付け、満員電車の混雑に乗じてヒップにタッチした途端、彼女と両脇にいた二人の女性に取り押さえられ観念する。しかし警察には付き出す様子でもなく、蠱惑的な笑みを浮かべながら少年の身体をまさぐり始める。


【登場人物】

下村雅彦
高校2年生。セックスに興味のある年頃で、朝の満員電車に乗った時に偶然前に立っていた玲子のお尻にタッチしてしまい、現場を取り押さえられてしまうのだが…。童貞だが美女たちから固くて大きいと称賛されるくらい立派な一物の持ち主。

玲子
29歳。ランジェリーショップを経営しており、常連客の理沙や奈津美を誘い若い男子を狙っていた。夫はいるようだが子どもはおらず、姑に早く子作りするように求められている。ショートカットにした美女で年齢よりは若々しく見える。推定Fカップ。

水原理沙
23歳。玲子の店の常連客の一人で一緒にボーイハントに加わり楽しんでいる。雅彦の自宅からそう遠くないところに自宅を構え、夫と暮らしているようだが子どもはいない。セミロングに伸ばした可愛らしい顔立ちの美女で、推定Gカップのバストを自慢にしている様子。

奈津美
年齢は玲子よりは年上のようで、彼女の店の常連客の一人。デザイナーとして活躍しているらしいが、玲子と同じく正体は明かされていない。夫はいるようだが子どもはいないのは他の二人と同じで、玲子に誘われ痴女さながらの行為を楽しんでいる。テニスが趣味で二人よりはバストは小さめだが、それでも推定D~Eカップくらい。


【展開】

高校に通う雅彦はある日の朝色気抜群のショートカットの美女を見付け、満員電車の混雑に乗じてヒップに触れた途端、彼女と両脇にいた二人の女性に取り押さえられ観念する。しかし彼女たちは警察へ付き出す様子でもなく、次の駅での客の乗降に伴い逃げ場を塞ぐように扉付近に雅彦を連れていき三方から囲んでしまう。女たちはシャツ越しに雅彦の乳首をまさぐったり、スラックス越しに尻の合わせ目を弄ったりと役割分担して射精に導きその次の駅で雅彦を降ろす。そして雅彦のカバンから生徒手帳を取り出すと、これは預かっておくと告げて立ち去るのであった。

射精させられて屈辱を味わうとともに甘美な思いをしたと雅彦は次の日にコンビニで立ち読みしていると、例の美女たちのうちの二人に声を掛けられ有無を言わさずに車へ連れ込まれてしまう。どうやら美女の方が玲子で若い方が理沙という名前らしくビジネスホテルに向かうと、部屋に入るなり雅彦に全裸になるよう命じ、勃起しているペニスを見て元気そうと称賛しキスをしながら手扱きで射精させる。一度の放精で雅彦が収まる訳もなく、二人は裸になり女体を披露すると今度は理沙が自慢のGカップバストでパイズリを行い、口唇奉仕も加わっての攻撃で二度目の射精に導く。雅彦の意思とは関係なく玲子は私たちの玩具だと告げると騎乗位で雅彦に跨がり、更に理沙にも強制され雅彦が射精しても彼女が絶頂を迎えるまで犯され続ける。

苦痛を伴う扱いを受けても現金なもので雅彦は彼女たちに会いたいと思いを募らせ、偶然にもホテルの部屋から出る時に理沙の持ち物から住所を知っていただけに、彼女の自宅を突き止め呼び鈴を鳴らしてしまう。出てきた理沙はあからさまに迷惑そうな顔を浮かべるが、近所の目もあるからとリビングへ招き話を始める。玲子や奈津美の正体こそ明かさなかったものの、用が済んだら追い返すつもりでいた理沙だったが、雅彦の懇願に負けて乳房を露わにして鑑賞させる。雅彦もただ見るだけで済む訳がなく、言葉巧みに理沙に迫りソファーで四つん這いになった彼女を犯し中出ししてしまう。

雅彦の欲望は奈津美に向かい彼女が出入りするテニスコートで張り込んでいると声を掛けられ、夕闇の女子更衣室へ連れていかれる。どうやら理沙から話を聞いていたらしく生意気な子にはお仕置きが必要だと告げられ、雅彦は渋々裸になるとロッカーに背中を押し付けられながらのキス責めに遭い、手で射精させられてしまう。更にベンチに寝かされて顔面騎乗での奉仕を要求されるが、どうやら奈津美は濡れやすい体質を気にしているようで、雅彦は指を挿れてみたいと懇願しピストンで潮を吹かせるほどの快感を与える。そして対面立位にさせると、強気なはずの奈津美が羞じらうさまを見ながら中に発射する。

二人とセックスしたものの玲子の居所は分からずじまいたったが、ある日雅彦が下校しようとすると玲子が待ち伏せしていて、彼女が経営するランジェリーショップへと連れて来られる。私が筆下ろししたのに好き放題やってと憤っているようで、玲子は雅彦の手をストッキングで縛ると四つん這いにさせて尻穴を弄り恥じらいを与える。しかしされてばかりもなんだろうと雅彦を許しクンニを要求すると、思った以上に上達していることに感心しながら正常位で繋がるのであった。

玲子からもう奈津美や理沙とは逢わないでと告げられたにも関わらず雅彦は二人と関係を重ねていくが、ある日の放課後玲子が迎えに来てランジェリーショップの階上にある部屋に連れて来られる。玲子さえ堕とせば自分の好きに出来ると思い、雅彦は自分のモノになって欲しいと挑戦状を叩き付け、玲子も挑発に乗せられて少年の指ピストンで気を遣るほどの絶頂を迎える。その最中に姑からの電話に応対する玲子の弱い部分を見た雅彦は、正常位で激しく腰を振り大人の男として認めてくれたと達成感に浸る。

こうして三人と日替わりで逢瀬を繰り返していた雅彦だったが、ある晩玲子の自宅に招かれ自分に奉仕するように要求したものの、そこへ奈津美と理沙が現れ三人別々に行動していたことは始めから仕組まれていたことだと告げられる。やはり大人の女性と対等に付き合おうとしたのは早すぎたようで、雅彦は彼女たちのペットとして弄ばれつつも、一人前と認めてもらうよう努力しようと決意する。


【レビュー】

高校に通う少年が朝の満員電車に乗り合わせてたまたま前に立っていた美人に惹かれ、身体を密着させているうちに思わずヒップに手を伸ばした瞬間に、本人だけでなく両隣りにいた二人の美女に身柄を確保されてしまう。しかも電車のなかで三人から悪戯されるという異常な状況で達してしまい、生徒手帳を抜き取られ身元を知られては抗うことなど出来ず、美人妻たちの都合の良いペットとして扱われていく。これが本作の概要だが主人公はペットと呼ばれるほど酷い扱いを受けるでもなく、「弄ばれる」とは言いつつも彼が主導権を取る形での情交場面もかなり見られるため、人妻たちに可愛がられるごく普通のハーレム官能作品である。

三人のリーダー格の【玲子】は29歳の人妻でランジェリーショップを経営しているが、なかなか子どもができずに姑から催促されている描写もある。夫との仲は決して悪くはないがちょっとした気分転換のつもりで、常連客の【奈津美】(玲子より年上に見えるデザイナー)と新妻の【理沙】(23歳)を誘い、満員電車に乗っては痴女よろしく獲物を狙っていたようである。玲子は主人公に辱しめを与えてから次の機会では理沙を連れてビジネスホテルの一室で交わるが、正体がバレないように振る舞っていた人妻たちのうち理沙の正体が露呈する。ここからが本作の主題であわよくば三股を掛けられればと少年が主従逆転を狙い、それぞれにアプローチを掛けていく。

理沙の自宅を突き止め抗う彼女をモノにすると、前回の逢瀬の時には不在だった奈津美を狙い、描いていたシナリオが崩れたと苛立つ玲子に呼び出されてしまう。奈津美と玲子は主人公をペット扱いにしようとするので主人公が「される」印象が強いのだが、情交を繰り返すうちに立場が入れ替わり思い通りになったとほくそ笑むものの、現実はそう甘くはない…。結局は年上女たちの掌の上で踊らされていただけだと知るのだが、彼女たちに可愛がられるのもそう悪くはないはず。物語は少年の視点での描写のみで、ヒロインたちが何を考えているのかはあくまでも地の文での記述に留まっている。設定上は三人とも人妻だが「らしい」のは理沙だけで、他の二人は根がエス気質なのもあってらしさに欠けるのがやや物足りない点である。

tag : 高校生主人公 童貞

辻堂めぐる「処女の甘い匂い 僕のハーレム黄金時代」

辻堂めぐる「処女の甘い匂い 僕のハーレム黄金時代」
(マドンナメイト文庫、2018年4月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)






【あらすじ】

冴えない中年童貞の祐輔はリストラに遭い、しかも同窓会でクラスメイトとの境遇の違いに失望し、衝動的に橋から身を投げようとして怖じ気付き思い留まろうとする。しかし運の悪いことに足を滑らせ川へ転落していくなかで、中学時代に粗相をしたあの時から人生をやり直したいと念じると、まるでラノベのように転生に成功し少女たちにモテモテの生活を送るのだが…。


【登場人物】

小嶋祐輔
40歳くらいの独身中年。中学の時に教室で粗相をして以来イジメに遭って卑屈な性格になり、受験に失敗したり職を何度も変えたりと冴えない人生を余儀なくされた。女性経験はない。同窓会で中学時代のクラスメイトと再会するが、彼らとの境遇の違いにショックを受け衝動的に橋から身を投げようとして気を取り直すものの、誤って足を滑らせ転落してしまう。

※祐輔が中学時代に時間遡行している世界が主な舞台となるため、純子を除いたクラスメイトたちは祐輔と同じ中学2年生の設定となります。(純子も含め全員処女)

平岡芽衣子
祐輔と同じ軟式テニス部に所属し、席も隣同士でいつも優しく気配りしてくれていた。品行方正を絵に書いたような真面目な振る舞いだが誰にでも好かれており、そこそこ胸も発達している。現在世界では同級生である病院の御曹司と結婚している。

清水愛希(あき)
陸上部所属でポニーテールの似合う日焼けした肌に童顔の美少女。現在世界では不良に暴行を受け中学2年の夏休みを境に一旦陸上から離れるが、高校に入ってからは再び陸上に打ち込み、駅伝大会の代表に選ばれるほどになる。結婚して一児の母となり、しのぶの子どもと同い年ということもあり親しくしている。

冴木しのぶ
祐輔の隣の家に住む幼馴染みで当時から165cm近い長身で、新体操部に所属しながらも胸もよく発達している顔立ちのくっきりした美少女。現在世界では大学の時に引っ越しして以来祐輔とは疎遠になっているが、結婚して一児の母となっている。

香月夏恋
水泳部に所属するハーフの美少女。本来は金髪碧眼だが小学時代にイジメに遭って転校して以来、髪を染めて黒のコンタクトをしている。その時に守ってくれた祐輔に想いを寄せていたが、再会して自分の容姿が変わってしまったのもあり、正体に気付いてくれずツンケンとした態度を取っている。現在世界では中学2年の夏休みに上京してアイドルデビューするも人気にならずに引退し、アパレル会社の社長として手腕を発揮する。

美原純子
祐輔たちの学校に二週間教育実習生としてやって来た教師の卵。際立った容姿にEカップの巨乳で何かと男たちから性的欲望の対象にされることにうんざりし、母娘二人の恵まれない境遇も相まって控えめに振る舞う癖がついている。現在世界では教頭になってはいるが、相変わらず独身のまま。


【展開】

会社をリストラされた祐輔は中学時代の同窓会に参加するが、クラスメイトたちの幸せそうな境遇に引け目を感じ咄嗟に嘘をつくものの、すぐにバレて嘲笑を浴びるだけだった。芽衣子の顔を見たら命を絶とうと同窓会の帰りに川に掛かる橋の欄干に足を掛けたが、やはり怖いと断念したところで足を滑らせ転落していくなか、あの中学時代の失敗さえなければ…と強く後悔する。
そして目覚めると祐輔は中学時代の教室で授業を受けていて、猛烈な腹痛に耐え切れずに粗相した記憶が甦り、教師の制止を振り切りトイレに駆け込み事なきを得た。どうせ夢なんだからと前向きに過ごそうと決心したものの、何故か中学に通う少年の身体なのに一物だけは大人のままであり、性欲を持て余す毎日である。そこで早朝ジョギングを始め愛希と仲良くなるが、ある日不良に絡まれ恐怖のあまりに愛希がお漏らししたのを見て、祐輔は馬鹿力を発揮し打ちのめしてしまう。これが好意をもたらしたのか愛希から放課後に陸上部の部室で手でしてあげると誘われるが、祐輔はどうせならとブルマ姿の愛希のお尻を触り、バックで素股同然にして愛希のお漏らしに合わせて射精する。

中間テストで祐輔は学年二位にジャンプアップして流石にしのぶから不自然だと言わんばかりに怪しまれるが、勉強を教えてと部屋を訪ねて来るといきなり部屋を覗いていたでしょと問われて困惑する。祐輔はしのぶが疚しいことをしていたかと聞き返し彼女がオナニーしていると知ると、恥ずかしいことではないから見せ合いっこしようと提案する。しのぶの手扱きで溜まっていた精を吐き出すと、白濁で汚れた身体を綺麗にさせてと土下座して求めペッティングで軽い絶頂を与えると、夜中に再び窓越しにやって来た彼女に顔面騎乗してもらって潮を吹かせるほどイカせるのであった。

愛希やしのぶとはペッティング止まりで祐輔は早くセックスがしたいと苛立つが、ある日水泳の授業で熱中症になり教育実習生としてやって来た純子に介抱してもらう機会を得る。初心な振りをして性の悩み事を打ち明ける祐輔に対し、これまで男性に消極的な性格に嫌気が差していた純子も自分が変わるきっかけになればと思い同意してくれて、放課後に女性の身体の仕組みをレクチャーしながら正常位で教え子を受け入れてしまう。しかし祐輔とは一度きりのつもりでいただけに、そのまま実習期間が過ぎ純子は旅立っていく。

上京しての修学旅行で祐輔は夏恋から冷たい態度を取られて首を傾げつつ、その晩優等生の提案で女湯を覗き見しようと提案されたものの、大人の女を知った祐輔は気が乗らないと反対する。しかし仲間が捕まり祐輔が首謀者だと冤罪を着せられ、夏恋たちの部屋に連れ込まれ尋問を受けるが、肝心のしのぶは素知らぬ顔で脱がせて恥ずかしい思いをしてもらおうと焚き付ける始末。こうして祐輔は夏恋や愛希、しのぶの三人に勃起を鑑賞され、射精させた人がご褒美を与えるという謎のルールになり、競い合うように少女たちの口唇奉仕を受けた末に夏恋の口内へ射精してしまう。
修学旅行から戻ったある日の放課後、夏恋は祐輔を視聴覚室へ連れて来ると、本当に私のことを覚えていない?と問い、コンタクトを外して裸になってしまう。金髪のヘアに碧眼でやっと祐輔は思い出したようで、小学時代に助けてあげたハーフ美少女が夏恋だと理解し、二学期からアイドルになるために上京するからと告白を受ける。グループには恋愛禁止の掟があり思い出作りのために抱いて欲しいと求められ、祐輔は念願の中学少女との性交に感極まりながらも処女を卒業させるのであった。

台風が接近中のある晩祐輔は「過去の体験」から川が氾濫し校舎が浸水したことを思い出し、暴風雨のなか芽衣子が可愛がっていた飼育小屋のウサギを助けようと後先顧みずに学校へ向かう。芽衣子も小屋の鍵を持ってやって来てケージに入れて連れ帰ろうとしたが、想定よりも早く川が氾濫し校舎へ避難したものの、本来なら犠牲になるはずのウサギを助けたために、その代償とばかりに芽衣子の命を狙うかのように超常現象が相次いで発生する。祐輔は過去を変えた罰を受ける覚悟を決め、芽衣子の純潔を奪うことで何とか災厄を振り払おうとするが、彼女と交えた後に救助ヘリに乗ったレスキュー隊に救出されるものの…。


【レビュー】

本作でデビューとなった作者の辻堂めぐる氏だが、マドンナメイト文庫でもそれほど大々的に「新人として」宣伝されている訳ではない。また実際に作品を読んでいくと文章自体こなれている印象であることから、全くの新人な訳でなく既存の作家の別名義という気がする。

作品自体は冴えない人生を余儀なくされた40歳近い主人公が、同窓会で再会したかつての仲間たちの境遇と比べられて悲観し橋から身を投げようとするも、踏み留まろうとして誤って転落し辿り付いた先が中学時代というタイムスリップを題材としたものである。近年では「転生もの」と言い換えた方が分かりやすいかもしれないが、舞台は主人公が転落人生を歩むきっかけとなる直前で、けれども内面的には中年で一物は少年らしからぬ大人のモノという点がいかにも官能作品らしい。童貞ながらも中年らしくネットリと味見していくのもまた官能面でほどよいスパイスとなっている。

攻略対象はクラスメイトの4人と教育実習生の合計5人(全員が生娘)で一応はメインヒロインと呼べる少女はいるが、それぞれに見せ場を持たせているせいか本命と言うまでのインパクトは無いように感じる。クラスメイトたちは優しく気にかけてくれるメインヒロイン(軟式テニス部)、隣人幼馴染み(新体操部)、陸上部の美少女、主人公に片想いのハーフ美少女(水泳部)で、一応は「ハーレム」と謳われているものの一人ずつ順に摘まみ食いという方が正しいのかもしれない。ヒロインの年齢が年齢だけに本番に至らない少女もいるし、少女たちがいずれもスポーツ部所属なのでコスプレめいたプレイもある。官能描写はあっさり目だが中身は中年男と少女という倒錯した状況は楽しめるし、ストーリー自体もしっかりしているので、ライトな転生官能小説を読みたいという方にオススメである。






比較的無難な作風で収まるフランス書院文庫に比べ、マドンナメイト文庫は美少女系の作品やフェチな要素に特化している印象を受けますが、ワンポイント(一作品で終わる)の作家さんも意外に多いような気がします。多様化という言葉が流行りになっていますが、まさにマドンナメイト文庫がその言葉にあてはまるように思います。

本作の主人公は心は中年ですが性の体験自体はなく、主なヒロインたちもみな処女というところから少年と少女の情交なのですが、時代遡行というエッセンスがその背徳性を薄める効果に繋がってもいます。「登場人物はすべて18歳以上です」という売り文句がありますが、その辺りに配慮した作りと言えるでしょうね。

tag : 中学生主人公 童貞 処女 デビュー作品 女教師

綾野馨「ハーレム下宿 美熟女と美少女と僕」

綾野馨「ハーレム下宿 美熟女と美少女と僕」
(マドンナメイト文庫、2018年2月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

父の友人である南部家で暫く同居生活を始めることになった圭太だが、憧れの先輩である穂乃花からヌードデッサンのモデルを頼まれ童貞処女同士で裸を見せ合うことになる。しかし穂乃花の母親である美紀子にそれが見付かり、娘の純潔を守るためという口実で毎日手で射精させてくれると約束してくれたが、美紀子の妹である彩音にバレてしまい…。


【登場人物】

天海圭太
高校1年生。半導体製造の会社に勤める父親は母親を伴い米国へ長期赴任中のため、父の友人である南部家に下宿させてもらっている。図書委員で憧れの先輩である穂乃花との同居に喜ぶものの、女性経験が無いためにどうアプローチしたら良いか迷っている。

南部美紀子
38歳。夫はエンジニアで3ヵ月間中東へ出張中。三姉妹の長女で実家は資産家ということもあり、比較的裕福な生活を送っている。ふくよかで豊満なバストの持ち主で熟れた性欲を持て余してはいるものの、男性経験自体さほどなく圭太の若い性欲に当てられて次第に溺れていってしまう。

南部穂乃花
高校3年生の18歳。美術部に所属し校内でもトップクラスの人気を誇る美少女。プロポーションが良く早くもFカップと母親に似た女らしさだが、男子生徒からの羨望に性的な穢らわしさを感じ臆病になっている。当初圭太の同居に反発していたのもあったが、可愛い弟分として見ることで気持ちに折り合いを付けている。性的な関心は人並みにあり圭太にならと思っている。

小林彩音
28歳。美紀子の末妹で性格の不一致から1年前に離婚。現在は親族が経営する会社に勤めている。美紀子に比べると奔放な性格で勘の鋭いところがあり、分かりやすい圭太たちの言動から肉体関係を見抜き自らも享楽的に楽しむ一面もある。但し離婚して以来男性と付き合ったことはなく、若くフレッシュな圭太に抱かれのめり込むようになっていく。


【展開】

南部母娘と展覧会に出掛けたその日の晩、穂乃花に呼ばれアトリエ代わりに使っている部屋に向かった圭太は、ヌードデッサンのモデルになって欲しいと頼まれ困惑を隠せない。しかも勃起ペニスを見せる代わりに自分も裸になるからと穂乃花のグラマラスなヌードを見せられ、射精しそうになるのを何とか堪えていたが、そこへドア越しに美紀子から早く寝るように促されその場を何とか取り繕うも、翌日学校から帰宅すると美紀子から何があったのか問い質される。美紀子は何があったのか承知の上で聞いていると分かり圭太は観念するが、意外にも穂乃花と間違いが起こさないように手でしてあげると言われ、その勢いで毎日してくれるよう約束させ射精してしまう。

金曜日の晩彩音が泊まりに訪ねて来て話をする内に、圭太と翌日部屋に来ることを約束させたのを見て美紀子は穏やかな気分ではいられず、彩音が電話をするために部屋に籠った隙を見て脱衣所に圭太を誘う。穂乃花はデッサンに集中しているし、彩音もすぐには部屋から出て来ないはず、圭太の関心を向けさせたいと美紀子はパイズリ奉仕で射精させ白濁を浴びてしまう。
しかし彩音は姉の淫らな一面を覗き見てしまい圭太を誘うことを決意すると、次の日に少年が訪ねて来るとカマを掛けて美紀子との関係を白状させ、まだ見たことがないという秘所を露わにしてシックスナインに及ぶ。そして正常位で童貞を奪うと呆気なく果てた圭太がまだ硬いのを知り、二回目へと誘うのであった。

その日の晩娘の穂乃花ですら圭太の様子がおかしいと勘繰るのを見て、美紀子は夜遅く圭太を部屋に呼ぶとことの一部始終を聞き出し彩音に連絡する。奔放なのは分かっていれどまさかセックスまでするなんてと激怒するが、その感情が嫉妬から来るものと気付いた美紀子は自分が代わりになればと決意する。そして月曜日に圭太が帰宅すると、部活で帰りの遅い穂乃花の居ぬ間に自分を抱いてみない?と提案すると寝室へ移り、禁欲していた若勃起を手で射精させる。そしてシックスナインの果てに彩音と正常位でしたならばと自ら四つん這いになり、圭太を受け入れるとフィニッシュは正常位に戻り中出しされる。

その週の木曜日朝の通学途中の列車で穂乃花は圭太が身を挺して卑劣な男から庇ってくれて喜ぶが、圭太の勃起が服越しに密着しているのを知り複雑な想いに駆られるも、その日は母が彩音と共に外泊する予定であった。ならばと圭太をヌードデッサンのモデルに誘うが、タイミング悪く落雷で停電に見舞われ圭太にすがりつくと、圭太の性欲を煽ったようで乳房を揉みながら押し倒されてしまう。我に返り圭太の人柄を分かっているだけに穂乃花は抱いて欲しいと促すと、寝室に移り初めてを捧げると美紀子に知られぬよう汚れたシーツを洗うから圭太の部屋で一緒に寝ようと一夜を明かす。

数日後穂乃花は彩音の車で帰りを送ってもらうが、あなたの態度を見れば結ばれたことに気付かぬはずがないと指摘され、生真面目な圭太ならばもう美紀子に見抜かれているはずだと告げられ不安を抱く。次の日に彩音が指摘した通り圭太が美紀子から同じことを問われこれで穂乃花の純潔を守るためという口実を失ったものの、関係は続けてくれると知り穂乃花が帰宅する前の慌ただしい時間に二度の中出し性交を果たす。
そんなある日の放課後図書委員の仕事をしていた圭太は穂乃花の来訪を受け二階の書架を案内するが、大胆にも彼女の方から迫って来てお口だけならと誘われる。穂乃花が危惧していた通り美紀子に関係を知られていただけでなく、既に二人がセックスを繰り返していたと聞いて穂乃花は母親のことを怒るつもりもなく、自分にも振り向いて欲しいと口唇奉仕の末に白濁を飲み下すのであった。

期末試験が終わり夏休みを迎えたある日圭太は小林家が所有する別荘へ四人でやって来るが、デッサンのために穂乃花が一人外出するのを見送ってから入浴していると、そこへ彩音が乱入して来て勃起しつつある肉棒に手を出してくる。圭太の感じる声を聞き付けたのか美紀子もやって来てしまい、彩音は姉を挑発する言葉を並べ立て二人で少年を愛撫することに。手扱きで二人の美貌に精を浴びせると、圭太は美紀子からはクンニを求められ、彩音も競うように指を秘穴へと導くが、先に美紀子が絶頂すると彩音へ挿入する。ほどなくして美紀子が復活すると二人の膣奥へそれぞれ中出しするものの、昼間から三発も出しては流石の十代も疲労困憊してしまう。夕食に精が付くからとニンニクを食べさせられた圭太の部屋を夜遅く、今度は穂乃花が訪ねて来て私にもとセックスを求められると、熟女とは違うキツい膣穴に快感を得て又も中出ししてしまう。すると寝室のドアが開けられ、ヤる気満々の彩音と複雑な表情の美紀子が近付いて来る。圭太たちの淫らな夜はまだ始まったばかりである…。


【レビュー】

両親が仕事で日本を離れざるを得なくなり、父親同士が知り合いという関係もあって【美紀子】(38歳)と【穂乃花】(18歳)の母娘が住む家で厄介になることとなった高校1年生の少年が主人公である。美母娘と同居生活を送る内に両方と親しい仲となっていく様は、まさに本作の題名通り「ハーレムな下宿生活」であり、この作者の目指すシンプルでオーソドックスな誘惑官能小説に相応しい題材である。

高校の憧れの先輩である穂乃花と同居生活を送る主人公はある日デッサンのモデルを頼まれるが、何とヌードになって欲しいというもので、彼女としては性的な興味はあれど特に下心があってのことではない。それでも母親の美紀子としては年頃の男女が裸で一緒にいることを知って穏やかでいられる筈もなく、代償行為として主人公の性欲発散を申し出たものの、若い性欲に当てられて行為がエスカレートしていく。そんなある日妹の【彩音】(28歳)がお泊まりすることになり、美紀子は見付かるかもしれないと危惧しつつも肉体の疼きに抗えず、性奉仕を行い関係が露呈してしまう。

美紀子とは違い奔放な性格の彩音は姉の淫らな一面を伺い知ることとなり主人公に興味を抱き筆下ろしをするが、察しの良いのは美紀子も同じでならばと関係に陥っていく。娘の穂乃花もやはりそんな二人に感化されて…という展開になり、秘密が秘密で無くなっていく段階からそれぞれのヒロインが主人公を誘惑し、行き着く末が終盤のハーレムに繋がっていく。熟女たちに散々精を搾り取られたのに、夜には美少女にまで求められ羨ましい限りだが、流石にお疲れな様子なのは同情するところでもある。

導入部分より丁寧な描写を心掛けているためもあり、関係が次々と露呈してもヒロインたちがことを荒立てるでもなく、あっさりと許容してしまうところはオーソドックスな誘惑官能小説らしい。情交場面も終盤で美紀子・彩音姉妹が競い合いオンナの浅ましさを披露するなど、実にいやらしい部分も多数見られる。ただここで申し上げたいのは「マドンナメイト文庫」らしい歪んだ倒錯性や波乱に富んだ展開は皆無であり、誘惑ものとしての安全印は付くものの、ちょっと食い足りない…と思うのは少々欲張りな意見であろうか。ヒロインたちの生々しさや主人公の獣欲をもっと引き出しても良いのかなとは思う。

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九龍真琴「義母は僕の愛人」

九龍真琴「義母は僕の愛人」
(マドンナメイト文庫、2017年11月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

仕事人間の父から後妻として聖子を紹介され知也はその淫らで熟れた美しさに溺れていくが、彼女が勤め先の上司と不倫関係にあると聞いて尾行し真実と知って呆然とするなかで交通事故に遭ってしまう。ナースの綾乃に筆下ろししてもらいセックスの甘美さを知った知也は不倫のことは口外しない代わりに聖子と肉体関係に陥るが、義妹となったさなえも彼に興味津々なようで…。


【登場人物】

長谷川知也
この春に大学を卒業したばかりの会社員。就職活動に苦戦していた中で、義母の聖子がかつて営業部長として働いていた都内の一流食品会社に口利きしてもらい就職する。聖子に並々ならぬ性欲を抱いていたが、彼女の不倫の真偽を確かめようと尾行していた際に交通事故に遭い入院を余儀無くされる。童貞。

長谷川聖子
38歳。旧姓・木下で都内の一流食品会社の営業部長として采配を振るっていた。長谷川と知り合い専業主婦となったが、当時から専務と不倫関係にあり清算出来ぬまま密会し続けている。知也の劣情を知り次第に淫らな本性を露わにし始める。Fカップの熟れた身体付き。

長谷川さなえ
17歳の高校2年生。聖子と前夫との間に産まれ、この歳にして既に母親譲りの豊満なバストの美少女。典型的なお兄ちゃん娘で、母の下着でオナニーする知也の弱味を握ると、自分好みの兄像へ仕立て上げようとするが…。処女。

吉村綾乃
知也が入院していた病院で働くナースで、真面目で清楚に見えつつも彼に興味津々で積極的にセックスを求めていく。


【展開】

義母となった聖子が入浴する度に脱ぎたての下着の濡れ染みを見付けては、劣情を吐き出していた知也だったが、ある晩オナニーしていたところをさなえに見られ恥ずかしい思いをしつつも就職のため一人暮らしを始める。勤め先ではOLたちが以前勤めていた聖子が専務と不倫関係にあると噂しており、ある日そのOLの一人から専務が社長の呼び出しを受けたと聞かされ、専務に直接尋ねるのも憚れ外出した彼の後を追う。そして向かったシティホテルで聖子と共に階上へ向かったのを確認すると、知也は噂が本当だったと知り呆然としながら道路を渡ってしまい、向かって来た車に跳ねられてしまう。

入院していた知也は外傷性の一時的な失明の恐れがあるらしく、それでも甲斐甲斐しくお世話してくれた綾乃に性的な興味を抱き始めると、綾乃も満更でもないようで清拭の際に勃起を見付けては口唇奉仕で射精させてくれる。更にその夜遅くに再び病室にやって来て、シックスナインの果てに騎乗位で初体験までさせてくれたものの、聖子に憧れを抱いていた知也だけに流されての情交に罪悪感を抱き連戦を拒んでしまう。退院間近となったある日夕立にあった聖子が下着が透けるほどずぶ濡れだと気付き、知也は身体を拭いてあげると告げると、聖子は羞じらいながらも不埒な悪戯に応じてくれた。どうやら不倫関係は本当のようだが、知也はこれ幸いとばかりに関係を迫り、口唇奉仕を楽しむのであった。

父が出張中というのもあってか聖子から暫く実家で暮らしてはと提案を受けた知也は、早速退院したその晩に聖子に背中を流してもらうが、勃起が気になってしょうがないのを見抜きバスタオルをほどき熟れた乳房を揉みながら合体してしまう。求められれば拒めない聖子の淫性を知った知也は、次の日にもさなえのいるキッチンで性交に及ぶが、さなえはそれを知ってか知らずか兄へのお仕置きとして小用するところを見せてとねだって来る。翌夕に聖子が外出で不在と知っていただけにさなえもセックスが知りたいと知也に迫るが、初体験こそしてくれても中出しは避けられたことにがっかりしつつ背中に白濁を浴びせられる。

さなえとまで関係したことに知也は罪悪感を募らせるが、復帰まであと数日となったある日聖子から買い物に付き合って欲しいと誘われる。平日にも関わらず混み合う店内に聖子は知ってか知らずか知也を挑発する行為を繰り返し、挙げ句の果てには地下駐車場に停めた自分の車の中で抱いてと迫る始末である。そんな義母の真意を疑っていると、ある日当の聖子から専務とはもう逢っていないから口外しないでとねだられ、知也は専務の性癖を噂に聞いていただけに縛られて抱かれたのだろうと返す。そして初めて聖子の部屋でサディスティックに交わっていると、何といないはずのさなえが現れたものの、同じ淫らな血を引くだけに競い合うように知也を求めるのであった。

アパートを引き払い再び実家で暮らすことになった知也は、一軒家でも建てて広い場所に移ろうと提案した父の気遣いに後ろめたい気持ちを抱きつつ、聖子やさなえとの3Pを繰り返していた。そんなある夜バスで帰宅する途中、突然綾乃から声を掛けられこれから夜勤なのと告げられる。連絡先を交わすと綾乃からナース姿の写真を送り付けられ、知也はやれやれと思いながらも巡ってきた思わぬ幸せに喜びを噛み締める。


【レビュー】

2016年3月に『団地妻 昼下がりの恥辱』でデビューした新鋭の作家による二作目は、端的に言えばマドンナメイト文庫の誘惑作品らしいと言うのか「義母」をメインに置きながらも、目次を見ればお分かりのように「看護師(ナース)」と「義妹」も登場するハーレム作品である。約250ページのフォーマットに第1章では本番無し、第2章~第4章では1人1章で見せ場を作りつつ、第5章では義母と義妹が対峙するというのは手堅いのだが、不慣れな作家さんに型を嵌めたようで物足りない印象であった。(余談ではあるが本作は数回の発売延期の末に刊行されており、書き手のご苦労のほどが窺えるというと言い過ぎであろうか…?)

大手企業の元営業部長でやり手と言われた【聖子】(38歳)は、仕事人間で家庭を顧みない父親の後妻として迎えられるが、主人公に取ってこの義母は当初から性的な対象で文中でも彼女の下着の匂いに惹かれてひとり遊びをする描写がある。就職活動で苦戦していた彼は聖子の口利きもあってこの会社に勤めるのだが、ある人物と義母が不倫関係にあると知って尾行していたところを車に轢かれ入院を余儀なくされる。聖子が性的な衝動に駆られていやらしいことを求めるヒロインというスパイス程度と思えば良いのかもしれないが、実はこの不倫は事実と分かるも物語としては未消化のままである。

主人公が入院中にナースの【綾乃】(20代後半?)に興味を持たれ筆下ろしまでしてくれて、官能面でおっと思わせるいやらしさもあるものの、彼女はあくまでも第三のヒロイン扱いである。そして順番は逆になるものの第二のヒロインが聖子の実娘である【さなえ】(17歳)で、典型的なお兄ちゃん大好き娘だがその兄の変態的な弱味を握り、実家で療養生活をする主人公に積極的に迫って関係を結んでしまう。その一方で主人公は義妹が部屋にいる状況でのキッチンや、デパートの地下駐車場でカーセックスと次第に倒錯した情交を繰り返す。それは淫らな聖子の毒に冒されていくからだが、実家の狭い空間で何度も交わっていけばさなえに露呈するのは当然であり、そんな娘も懐柔し血の為せるものなのか母娘で主人公の精を搾り取っていく…。

部分的にはいやらしさを感じさせる描写も見受けられたが、一つの官能小説としては未完成の部分の方が目に付いたのが些か残念である。肝心な場面での誤字脱字が見られたのも同様で、果たしてこの作家さんに合った作風なのか?ちょっと疑問が拭えないものがあった。


DSKさんのブログにて、本作をご紹介されています。
2017/11/13 発売義母は僕の愛人著:九龍真琴、マドンナメイト文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。美しい義母に隠された淫らな顔を知ってしまった僕は……父親の再婚相手である聖子に初めて会ったとき、知也はその美貌と豊満な肉体に目を奪われた。それから悶々とした日々を送り、下着を漁ることもあった。ある日、義母の不倫の噂を聞きつけショックを受けるもそれを確かめるべく尾行したところ……。(引...
義母は僕の愛人(著:九龍真琴、マドンナメイト文庫)

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早瀬真人「ハーレム教室 僕らの童貞喪失日記」

早瀬真人「ハーレム教室 僕らの童貞喪失日記」
(マドンナメイト文庫、2017年9月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

小中高一貫教育の朋麗学園に通う有平は夏休み明けに仲間たち4人と童貞喪失の自慢話をすることになり、1人だけ童貞な有平は憧れの英語教師の祐里子に告白しようとするが、ひょんなことから女子更衣室に忍び込んでしまい彼女に見付かってしまう。ところが祐里子は一応叱る振りをしながらも、教え子に蠱惑的な視線を向けエッチな命令を…。

【展開】

※各章主人公とヒロインが異なる短編形式の為、人物紹介は割愛します。

肉感的な美人英語教師・祐里子
高校2年生の木暮有平は仲良し5人組の中で唯一童貞で、友人たちの手前勢いに任せて夏休み中には脱童貞を目指すと宣言する。英語教師でテニス部顧問の山口祐里子に告白しようとするが、テニス部の練習を終えて臆病になってしまいトイレで用を足すと、職員用女子更衣室の看板を目にして私物でも手に入れようと侵入する。祐里子の持ち物の中にショーツの替えを見付け持ち帰ろうとすると、当の本人が戻って来てしまいしらばっくれようとしたものの嘘をつくなと頬を張られ、彼女の目の前で穿いてみせる羽目に。祐里子の手や口で立て続けに精を搾り取られたものの有平の興奮は収まらず、押し倒され騎乗位で童貞を奪われる。しかも祐里子はこれからはオナニー禁止だと髪のリボンを解くと、自分のものと言わんばかりに少年のペニスの根元を縛ってしまう。

マイクロビキニの清純少女・萌
中学3年だった夏のある日水泳部の練習を終えた佐久本哲也は部活の後輩の峰岸萌から告白を受け倉庫で待ち合わせたが、かねてから萌があるジュニアアイドルに似ているなと疑念を抱いていた。相思相愛だと知った哲也は萌にアイドルと同じデザインのマイクロビキニの水着を着てもらうが、その姿を目にして理性のタガが外れ手扱きさせて射精すると、彼女の濡れ染みを見付けて四つん這いに押し倒してペニスを挿入してしまう。流石に射精の寸前でペニスを抜いて中出しは回避したが、萌の背中を見るとアイドルと同じ位置にアザがあり…。

大人っぽい美貌の従姉・紗貴
小学6年生だった塚原潤一郎は町内会の旅行で両親が不在となった為、4年先輩で従姉の栗原紗貴の元に一晩預けられることになり、紗貴の両親もいないので2人きりで過ごすことに。紗貴の手料理を食べてから潤一郎が入浴していると、何と紗貴が女らしくなった身体を隠そうとせずに入って来てしまい、まだ精通すら迎えていない少年は訳が分からないままペニスを固くする。紗貴の手解きで皮を剥いてもらい不安を覚えながらも初めての射精の快感に溺れるが、寝室に戻ってもまだ萎えないペニスに戸惑っていると、紗貴が現れて秘所を見せてもらってから騎乗位で跨がられる。

成熟フェロモンのセレブ妻・名津実
高校1年生になった山口興毅はサッカー部の顧問から初等部の練習のコーチを頼まれクサっていたが、6年生の男児の母でPTA会長である八代名津実と中年顧問教師との密会を目にしてしまう。名津実の自宅に招かれた興毅は密会を見た口止めの代償にお金ではなく童貞を卒業させてとねだると、名津実から何度でも出来るでしょととりあえず手扱きで射精させられ、騎乗位で跨がられて初体験を果たす。連続射精させられて興毅は疲れた様子だが、熟女はまだ満ち足りていないようで続きを求められてしまう。

幼馴染みのレオタード少女・亜美
中学に上がった鳥山蒼太は隣人で幼馴染みの磯山亜美に密かに想いを寄せていたが、付き合っている水泳部の先輩がいるらしく女として成熟しつつあるのを眩しげに見ていた。そんなある晩彼女が入浴すると窓越しに聞こえて部屋に侵入しオナニーして射精するが、そこへ亜美が部屋に戻って来て見付かり母に告げ口されたくなければオナニーを見せなさいと命令される。その行為を見た亜美はナマ足を股間へ差し向け足扱きで射精させると、奉仕しなさいと告げて秘所を露わにするが、我慢出来ないと言われ蒼太にペニスを挿入されてしまう。しかし亜美は行為を終えると恋人にでもなったつもりと激怒し、奴隷なら出来るわよねと蒼太の顔面へマウントして…。

エピローグ
新学期が始まり、山口家で童貞喪失の話を披露し合う少年たち。四人は童貞喪失したものの今も続いているのは興毅だけで、哲也や潤一郎は相手と連絡が付かなくなり、蒼太は恋人ではなく都合の良い奴隷扱いらしい。一同がしんみりしたところで今日の主役は有平だと話を振られるが、相手が祐里子先生だと言える訳がなく卒業出来なかったと誤魔化そうとする。少なくとも興毅のいる前では…。でも有平は弟たちにお茶を出しに部屋に現れた先生を見て、今晩予定しているデートでセックスさせてもらえると甘い期待を込めるのであった。


【レビュー】

『僕らの童貞喪失日記』という題名の通り、高校に通う5人の少年が夏休み明けにそれぞれの童貞喪失話を告白しようということとなり、彼らがそれぞれ回顧する形で倒錯に満ちた初体験が描かれている。同一の世界観だが個々の話はそれほど強い関連性はないのでいわば短編集といった趣で、様々な年代のヒロインたちから少年たちが誘われる構図は一緒であるため、若干淡々とした流れになってしまうのは致し方ないのかもしれない。

少年誘惑ロマンスから回春ものまで幅広く手掛ける作者らしく、官能面での仕上がりは極めて良く倒錯的で、主人公の大半はM気質というのもあってその手の作風が好きな読者にお勧めしたい。






レビューで挙げたように作者の早瀬真人さんは幅広く様々な年代の人物が登場する官能作品を手掛けていらっしゃいますが、管理人はこの手の童貞喪失ものは好みです。本作がマドンナメイトというのもあって主人公が初等部時代の話というのもありますし、仮性包茎を剥いてもらうというのも良いと思います。ヒロインもジュニアアイドルという年代の美少女や、子持ちの熟女まで割と範囲が広いですね。この辺は自主規制が強く働くフランス書院文庫にはあまり見られない傾向と言えますが、かといって黒本も同じことをしてもちょっと違うのかもしれませんね。

早瀬真人さんの二つ前のリアルドリーム文庫の作品も主人公がM受けなタイプなのですが、この趣向はヒロインの年齢が若いというのに比べると更に抵抗を持つ読者さんもいるのかもしれません。そういう隙間を狙う作品もあってこその官能作品だと思いますので、今後も追っていきたい作家さんの一人ですね。

女子大生家庭教師 魅惑のご褒美レッスン (リアルドリーム文庫)
早瀬真人
キルタイムコミュニケーション
2016-11-01

tag : 高校生主人公 中学生主人公 童貞 4人以上ヒロイン

綾野馨「兄嫁の秘蜜」

綾野馨「兄嫁の秘蜜」
(マドンナメイト文庫、2017年8月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

義弟の智樹とともに休日にショッピングへ出掛けた菜奈は、夫が別の女性とホテルに入っていくのを目撃するが、ショックを受けつつも智樹を誘い禁断の関係を結んでしまう。素直な性格の智樹に惹かれていき関係を繰り返すが、リカーショップを営んでいる由起子にホテルから出たところを見られていたようで、うっかり智樹が真相を話したことから彼女を巻き込んだ関係へ発展していく。


【登場人物】

松下智樹
21歳の大学3年生。進学を機に上京し、兄夫婦の住むところからほど近いワンルームマンションに一人で暮らしている。女性と付き合ったことがなく童貞。

松下菜奈
27歳。同じ会社に勤めている智樹の兄と3年前に結婚し、現在は専業主婦。義弟である智樹に近親としての好意を抱いていたが、夫の浮気現場を見たのを契機に智樹と肉体的な関係を結んでしまう。目鼻立ちの整った卵形で若々しい容貌で、スレンダーながらもFカップと魅力的な身体付き。

小田由起子
38歳。智樹の住む街で一回り年上の夫とリカーショップを営んでおり、夫婦仲は悪くないが子供はいない。黒髪のショートボブに肉感的な身体付き。Eカップ。智樹と菜奈がラブホテルから出てきたところを目撃し、それを追及したところ智樹がボロを出してしまい、口止めを口実に肉体関係に陥る。


【展開】

大学生の智樹は一カ月後に控えた兄嫁夫婦の宿泊旅行のために菜奈に頼まれて日曜日にショッピングに付き合うが、そこで兄が見知らぬ女性とホテル街に向かうところを目撃する。菜奈も以前から浮気の疑いを抱いていたようでショックを受けた様子だが、聞かれたくない話をしたいからとホテルの部屋を取ろうと誘われる。甘い期待を抱いた智樹が先にシャワーを浴びていると、何と菜奈が入ってきて剛直をシャボンまみれにして手で洗ってもらい、しかも射精にまで導いてくれて有頂天になる。意外とエッチなタイプなのかと戸惑いながらも、智樹は兄嫁の秘所を舐めて快感を引き出すと騎乗位で童貞を奪われ呆気なく果てるが、まだまだだと体位を入れ替えて正常位で二回戦に挑むのであった。

兄嫁との情事から二日が経ち大学のゼミを終えた智樹は自宅帰り途中にリカーショップに立ち寄るが、レジに由起子が立っているのを見て動揺を隠せない。実は菜奈とラブホテルから出たところを由起子に見られており、追及して来なければと身構えていると案の定彼女とお楽しみだったのと聞かれ、思わず相手が兄嫁だと口走ってしまう。憔悴した様子の智樹を慰めながら菜奈との顛末を聞いた由起子は、久しく夫との交わりがなく熟れた身体を持て余しているのを自覚し、口止めの代償だと称して抱いて欲しいと迫る。店のバーカウンターの内側で由起子に即尺してもらった智樹は早くもイキそうになり、由起子も奉仕しただけで十分に濡れていることを自覚したようで、カウンターに手を付いた人妻の肢体のいやらしさに興奮しながら立ちバックで交わってしまう。

翌土曜日に菜奈は料理のお裾分けで智樹の部屋を訪ねると、由起子に関係が露呈しただけでなく性交に及んだと聞かされ、思わず込み上げてきた嫉妬の感情で義弟を意識し始めているのだと気付く。そして自分のことを真剣に考えてくれる智樹にご褒美をあげようと決意し、抱かれる前に一緒に風呂に入ろうと誘うと、狭い浴室での口唇奉仕で初めてザーメンを飲み、立っての交わりから体位を変えての対面座位で中出しを受け止める。そしてベッドに移ると由起子の店でパートで働くのはどうと義弟から提案を受け、新しい生活に期待するのとともにタフな智樹の欲情を受け入れ二度目の行為に及ぶのであった。

由起子の店で菜奈が働き始めてから数週間が経ったある日曜日、菜奈と智樹を店に招いた由起子は二人が逢い引きする場として、主人のいない日なら自分の家でどうかと提案する。自分も仲間に加えることを条件に二人の了承を得られると、早速とばかりにエッチなことをしようと告げ、智樹のペニスを露わにして奉仕する。そしてパイズリの経験のない菜奈のためにレクチャーすると、菜奈に替わった途端に著しい反応を見せた智樹を挑発するかのようにカウンターに座り、青年の絶頂に合わせて指の蹂躙によって絶頂を迎える。店のなかに漂う精臭に煽られて由起子は四つん這いになり、舌戯でアクメを迎えた菜奈にも一緒に交わるように求め交互に智樹を受け入れると、フィニッシュは危険日だからと言う菜奈のために二人が膝立ちになり飛沫を浴びてしまう。

次の日に兄に呼び出された智樹は仕事で旅行に行けなくなったからお前が代わりに同行しろと一方的に言われ、あまりの身勝手さに声を荒らげるも菜奈の取りなしもあって一緒に旅行にいくことに。夫の言動にすっかり醒めてしまった菜奈は彼が入浴している間にキッチンで義弟を誘惑し、口でならしてあげるからと告げて精液を飲んでしまう。旅行初日の晩を迎え宿の部屋で菜奈は智樹のために買ったという際どいランジェリーを身に纏うと、エッチなお姉さんのように大胆に振る舞ってから騎乗位で乱れ何度も絶頂を迎える。翌朝目覚めた菜奈は智樹が部屋のベランダにある露天風呂にいるのを知って裸のまま声を掛けると、今後の話をしていただけで智樹が勃起しているのを見て、昨日あれだけ交わったのにと苦笑しながらも立ちバックで誘い繋がるのだった。


【レビュー】

2017年2月にデビューした新人作家の二作目は題名やあらすじが示す通り、兄嫁の【菜奈】(27歳)に想いを寄せる大学生の主人公が兄の浮気現場を見たことから彼女と禁断の関係を結んでしまい、いけないとは分かっていつつも兄の身勝手さに怒りを覚えるなかで情交を繰り返していく話がメインである。義弟とともに夫の浮気を見て疑いが現実のものへと変化した菜奈の心変わりは案外早く、自ら彼を誘い交わりへと発展していくのだが、この延長上からもう一人のヒロインが登場する。

二人が初めて関係を結んだ後にホテルから出てきたところをリカーショップを営む人妻の【由起子】(38歳)に見られてしまい、関係を問われた主人公はうっかり相手が兄嫁だと口を滑らせてしまうのである。元々どれほど主人公に興味があったのかは分かりにくいところもあるが、由起子は口止めの報酬として彼を誘い青年のタフさに感服し更に興味を深めていく。いずれも人妻で経験は伴侶のみという貞淑さなのだが、やはり年長者らしく由起子が菜奈をパートとして雇い気心が知れていくうちに淫らな提案を…というのが本作の山場であろう。

メイン格は菜奈であるが由起子の視点で見ると、生真面目な主人公と夫の浮気を知っても経済的に依存せざるを得ない菜奈の二十代の若い二人を見て、もっと気楽に生きなさいと提案しているようにも窺える。勿論由起子自身も楽しみたいという気持ちは少なからずあるようだが、奔放というほどでもなくちょっと羽目を外してみたら意外な方向に…といったところかもしれない。レーベルは違うが牧村僚氏の作品でよく出てくる「ランジェリーショップのママさん」的なポジションとでも言うのだろうか、作品全体の雰囲気もどことなく懐かしい印象を受けた次第である。兄嫁はきっかけの部分からも分かるように主人公を誘うし、人妻としての苦悩というよりは義姉としての溺愛ぶりに重きを置いた設定のようで、いっそのこと実姉にしても良かったのかな?と思う。


DSKさんのブログにて本作をご紹介なさっています。

2017/8/14 発売兄嫁の秘蜜著:綾野馨、マドンナメイト文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。憧れだったお義姉さんの秘唇は、いつのまにかぬかるんでいて……童貞の智樹は兄嫁の菜奈に淡い恋心を抱いていた。あるとき、菜奈のショッピングに付き合っているとき、兄が見知らぬ女性とラブホテルに入っていくのを目撃した。それをきっかけに菜奈の気持ちが揺れ動き、智樹と禁断の関係を結ぶことになるが……。...
兄嫁の秘蜜(著:綾野馨、マドンナメイト文庫)


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イズミエゴタ「ハーレム学園吹奏楽部 美人姉妹の禁断レッスン」

イズミエゴタ「ハーレム学園吹奏楽部 美人姉妹の禁断レッスン」
(竹書房文庫、2017年6月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

「ブラバンの神姉妹」と呼ばれる美少女二人を姉に持つ慎太は高校入試を控えたある日、長姉の美咲の洗濯済み下着を見付けてオナニーしていると、当の本人に見付かり見られながらのオナニーを強制される。更に次姉の陽菜も彼の性態に興味があるらしく、過激なペッティングを繰り返していき、遂には脱・童貞まで果たすのだが…。


【登場人物】

江口慎太
高校1年生。慎太の母親と美咲・陽菜姉妹の父親が再婚したことにより、義理の姉弟となって10年近くになる。漠然と進路を決めていたようで、姉たちと同じ高校に進学しただけでなく、吹奏楽部に所属するようになった。性に興味のある年頃で身近な姉に関心を示す。トランペット担当。

江口美咲
高校3年生。妹の陽菜とともに「ブラバンの神姉妹」として人気があり、部長兼クラリネットを担当している。長い髪を学校ではツインテールにすることも多く、清楚で大人しい性格。慎太は「お姉ちゃん」と呼び、美咲は「慎ちゃん」と呼んでいる。性的好奇心はほどほどある様子だが男性経験の有無は不明。

江口陽菜
高校2年生。姉の美咲とともに吹奏楽部で人気があり、ショートカットで快活な性格の持ち主である。トロンボーンを担当し、秋になると姉の後を引き継いで部長に就くことに。美咲同様に慎太に性的興味を抱くが、彼が姉と並行して関係を持っていたことには気付かずにいた。男性経験はありそう。

漆原小梢
高校1年生。ショートボブに切り揃えた髪型で清純そのものの美少女。江口姉妹の評判を聞き付けて吹奏楽部に入部したが、中学時代よりトランペットで活躍しており早くも1年生にしてレギュラーの座に就いている。男子部員の少ない部内で慎太の教育係として熱心に教えていたが…。


【展開】

姉たちの通う高校への受験を控えて慎太は友人から下着を持ち出して欲しいと頼まれたことを思い出し、家族がいない時を狙って乾燥機に入っていた美咲のショーツを取り出すと、自分の下半身に通してオナニーを初めてしまう。帰宅した美咲にショーツを返してと言われて奪われるが男子の性処理には興味があるようで、オナニーを続けてと言われてその生々しさに思わずペタン座りをした姉の見る前で達する。
そして受験前夜に慎太は姉妹を目の前にしてコタツの中で美咲の秘所に足を伸ばすと相手もその気のようで悪戯を楽しむが、実は陽菜と間違えていたのだと知りどういうつもりかと問い詰められるも、彼女も興味津々なようでキスをしながら手扱きをしたくれただけで留まらない。秘穴に指二本挿入させてアクメに達するとフェラチオで精液を飲んでくれたのでなく、更に翌晩には部屋を訪ねて来て同じことをすると、合格していたならもっとスゴいことをと約束してくれるのであった。

数日が経ち高校に合格した慎太はその夜陽菜の部屋に呼ばれ女性上位のシックスナインを堪能すると、陽菜が我慢できないと言わんばかりにずり下がって背面騎乗位になり童貞を奪われてしまう。そして三日後の中学校の卒業式には何と美咲が訪ねて来て何か欲しいものはあると問われ、慎太は今穿いてるショーツが欲しいと言い、姉もリクエストに応えて高校のセーラー服に着替えてきてくれる。調子に乗った慎太はパンチラを拝ませるだけに留まらず、後ろから抱き付き唇を奪いながらペニスを剥き出しにして素股のように柔肉の間に挟ませ精を迸らせる。
慎太は美咲が決して嫌がっていないと更なる戯れを期待していると、入学式を終えた週末に彼女に誘われて近くの神社の境内へやって来るが、どうやら吹奏楽部に入って欲しいらしくその代償にエッチなことを許してくれる。小さいときの思い出話の末に美咲が小用を足す瞬間を目の当たりにすると、求めに応じて秘所だけでなくすぼまりまでにも舌を這わせてしまう。それでも入部を渋っていたが、クラスで一目惚れ同然の小梢に誘われるように吹奏楽部へ引き込まれるのであった…。

学園生活が始まって吹奏楽部に入った慎太はクラスメイトの小梢が教官となって毎日のようにタンキングの遣い方を教わるが、その親密さが姉たちを刺激したようである日の昼休みには陽菜に誘われて図書室の書架に紛れて立ちバックでの性交を求められてしまう。一方で美咲からは屋上での朝練の途中で抜け出すように迫られて踊り場で乳首を弄られ、お返しとばかりに膣穴へピストンしながらすぼまりを舐めながら絶頂へ導いてしまう。その晩にまだショーツを渡していなかったからと美咲に蠱惑的に微笑まれ、またまた倒錯したオナニーを披露する羽目になる。

夏休みを迎え吹奏楽部は全国大会への進出を決めると、たまには骨休めも必要だと美咲が遊園地のプールへ遊びにいくことを提案し、プールの中で陽菜の秘穴を指ピストンしながら美咲に勃起を弄られてしまう。そんな余韻も残る次の日、両親と美咲が不在なのを良いことに陽菜に誘われて部屋の中で交わると、階下の居間に降りてきて姉にのし掛かれて連続射精に導かれる。相変わらず美咲は気分屋で八月の花火大会の夜に隣にいる小梢のヒップを触りなさいと唆し、自らは慎太の勃起を弄り射精させる。
次の日の練習の合間に慎太は小梢から声を掛けられ教室に向かうと、チカンみたいなことをされてビックリして頬を張ってごめんなさいと謝られ、積極的に秘所を見せてくれただけでなく抱いてと求められて交わってしまう。夏休みが終わり二学期が始まり慎太は小梢から一緒に帰ろうと誘われ彼女の自宅を訪ねるが、花火大会の一件で美咲から慎太はスケベだと吹聴されて疑問を抱きながらも、再び小梢に誘われて大量の白濁を膣内に吐き出す。そして翌日曜日の朝に美咲から声を掛けられ、まるで小梢との性交を知っているかのように問われるが、姉が嫉妬しているのが丸分かりでセックスを求められバックで抱いてしまうのであった。

十月の全国大会を間近に控えてストレスが溜まっていたのか、慎太が放課後の練習を終えると美咲に声を掛けられ、準備室の片付けを手伝わされる。片付けもそこそこに美咲は小梢の覗きを知っていたのか彼女に見せ付けるように慎太を求めるが、小梢が自分もと口にしたのを聞くと手を拘束して開脚させると、慎太へはまるで凌辱するかのように激しくピストンなさいと命令する。そして義弟の腰に密着してシンクロさせるように、三者三様に快感に溺れていく。美咲だけでなく陽菜も欲求不満のようで大会前夜に止まった宿舎の空き部屋に誘うと、サドっ気を露わにした慎太に手を縛られてのセックスに嵌まってしまう。
大会で金賞を受賞した慎太たちは両親からご褒美として家族旅行に誘われ姉弟三人で同じ部屋に泊まると、我慢できないとばかりに美咲にアプローチされて眠る陽菜の側で性交を始めてしまう。陽菜に挑発的な視線を送った美咲は姉弟で交わるように唆すと、自らは陽菜の裏穴に指を指し向けて二穴責めでアクメに導き慎太には今度は私がと微笑むのであった。
そして吹奏楽部も三年生が引退して部長も美咲から陽菜にバトンタッチされたものの、暫く性的な関係のなかった慎太は中間試験の最中に小梢に誘われて彼女の自宅へ向かう。ダイニングテーブルで一緒に試験勉強をしようと言われて肩透かしを受けた気分に陥っていると、暫くして美咲もやって来て小梢の部屋で何かを始めるらしく二階へと上がっていく。準備室での3Pの時の展開を期待する慎太だが一向に呼ばれる気配がなく小梢の部屋に向かうと、何とペニバンを着けた小梢に姉が奉仕している姿を目の当たりにし、しかも慎太よりもこっちが良いと言われる始末。それでも何とかエッチに発展するが、美咲の心を取り戻すことは出来なかった…。


【レビュー】

マドンナメイト文庫にて「ハーレム学園もの」を主題に作品を出してきた作者の3作目は、高校に進学したばかりの主人公が吹奏楽部に所属し、「ブラバンの神姉妹」と呼ばれる2人の義姉とクラスメイトの3人のヒロインによって性的な興味の対象として誘惑されていく。女性にないものを付けていると一物を観察され、弄られてというのはこれまでの同シリーズと特に変わりはなく、ヒロインたちの心境を敢えて覗かせない描写もあってミステリアスな雰囲気も醸し出している。本作の舞台は前2作とは別の学園で主人公が進学する直前から既に官能描写は始まっており、吹奏楽部部長の長姉が引退する秋までの約半年間であるが、2人の義姉がメインであるだけに結末もある程度予想のつくものである。

吹奏楽部に入った主人公【慎太】は三年生の【美咲】や二年生の【陽菜】の二人の姉とは違って音楽的には素人同然であり、クラスメイトになった【小梢】の指導の元でトランペットを吹けるようになるところまで上達する。県大会レベルの高校だけに部長の美咲だけでなく、妹の陽菜もストレス発散のつもりなのか突然義弟である主人公を誘惑してくる。比較的早くに関係を持つ次姉とは違い、長姉はペッティング止まりで焦らし続けるが、当の主人公も血の繋がりは無いとは言え近親相姦を冒すことには幾ばくかの抵抗を持っている。県大会から全国大会までの夏から秋に掛けては花火大会など様々なイベントを挟みながら、美咲の悪戯心もあって小梢もその関係に引き摺り込まれるが、この辺りから全員ハーレムを期待すると思わぬしっぺ返しに遭うことに…。

前2作に比べてヒロイン3人と人数を減らしたことも相まって、総じて背徳に満ちた官能描写は濃厚だと思う。しかし姉弟相姦に何処かで罪悪感を抱き、姉たちからのアプローチにより常に受け身な主人公であるため、どうしてもその場面は似たり寄ったりな印象が否めない。そして禁忌を冒した罰はいつか受けざるを得ないものなのか、最終章で突然とも言える現実的な別れが訪れる展開なのはやや拙速に過ぎるし、マドンナメイトのレーベルカラーを反映させているとは言えあんまりな気もしなくない。ここは個人的な趣向とは異なるので、星を落とす要因となったのをご理解いただきたい。

tag : 高校生主人公 童貞 姉弟相姦

観月淳一郎「人妻シェアハウスは僕のハーレム」

観月淳一郎「人妻シェアハウスは僕のハーレム」
(マドンナメイト文庫、2017年4月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

高校に通う広実は自宅のリフォームで半年ほど引っ越しを余儀なくされ、シェアハウスでの同居を選択し大家の美帆と会うが、名前が災いして女子だと勘違いされていたことが分かる。渋る彼女に情で訴えて同居できることになったが、人妻三人に囲まれての生活は広実に取っては刺激的で…。


【登場人物】

川島広実
17歳の高校2年生。両親と3人で暮らしていたが、ボヤにより自宅をリフォームすることになり、建て替えの間に自ら望んで美帆が家主であるシェアハウスに半年間住むことに。名前から女性と間違えられることも多く、今回も会うまでは美帆たちに女性と思われてしまうが…。

井口亜希奈
27歳。気の強い夫と結婚したもののDV被害に遭って怪我を負い、病院で美帆と出会ってから彼女の家に身を寄せることになった。三人の中では最もグラマラスで巨乳だが、当初広実には興味が無さそうだったように見せながらも彼を誘惑して童貞をいただいてしまう。

深田小夜子
32歳。胸の辺りまで伸ばしたストレートの黒髪に銀縁のメガネを掛け、知的な印象を与える女性。夫の浮気により自宅を出て、翻訳の仕事で細々と生計を立てざるを得ず、美帆の家に身を寄せている。高校時代に付き合っていた恋人と広実がよく似ていて、亜希奈との情交を覗き見て嫉妬に駆られて誘惑してしまう。スレンダーな体格の割には不釣り合いなほどバストは豊かで、プロポーションは良い。

麻生美帆
28歳。結婚四年目の若妻で夫が海外赴任となったものの、趣味で始めたフラワーアレンジメントにはまり、夫との間にすきま風が吹いていたこともあり国内に残ることに。セミロングにした可愛らしい印象を与えるが、貞操観念が強めで広実を女性と勘違いしたことでシェア自体は認めたものの、夫との約束を違えてしまい罪悪感を抱いている。釣り鐘型の豊乳。


【展開】

広実はシェアハウスの家主である美帆に呼ばれ彼女の自宅を訪ねるが、これまでメールでのやり取りだったからか自分が女性だと勘違いされていたようで、男子禁制だからと早くも美帆が断ろうとしているのが明白。そこで広実は両親は当座の転居先でワンルームだし、学校から通うのも遠いから何とかここに置いて欲しいと頼むと、小夜子や亜希奈の取りなしもあって同居を認められる。

美女三人との同居を楽しみにしていたものの、揃って結婚指輪をしていたのを見て人妻だとがっかりしたが、広実は女の園での生活に慣れ洗濯済みの下着をオカズにオナニーしてしまう。
そんなある晩亜希奈と二人きりとなりテレビを観ていたが、ショートパンツから覗くお尻に痣があるのを見付けてしまい、亜希奈は夫の暴力を受けたと告白し上着を脱いで肩口から胸のところにも痣がと言って見せ付けるような素振りを見せる。勃起していたことを亜希奈に指摘され広実は部屋に逃げ込むが、性欲処理をしていたところに運悪く彼女がやって来てしまい、まるでこうなるのを分かっているかの素振りを見せながらセックスを教えてあげるからと告げられる。
舌を絡ませたディープキスの後で口唇奉仕からの飲精をした亜希奈は、今度は自分の番だと言ってたわわな乳房を揉ませたり、陰核を吸い立てながら秘所への指ピストンをさせたりと広実に教えていく。派手にアクメしたのを恥じらいながらも亜希奈は開脚して少年を受け入れると、これまでにないフレッシュな剛棒による蹂躙を受けながら絶頂へ達するが、広実の精力は二度の放出では物足りぬようで続けての性交に溺れていく。

その頃予定を早めて帰宅した小夜子は二人のまぐわいを覗き見てしまい、亡くなった初恋の少年に広実が似ていることを思いながら、化粧瓶をペニスに見立ててオナニーを始めてしまう。そんなある晩小夜子は広実の為に夕飯を作ろうとするが、蛇口からの水が跳ねて服を濡らしてしまい黒い下着にエプロンという大胆な格好に着替える。勿論小夜子が計算付くで仕掛けた罠だが、広実が欲情を抑えようと急いで食事を終えて部屋に戻ろうとしていたのを捕まえると勃起していることを指摘し、手でしてあげると提案する。
広実はあまりの展開に戸惑ったものの小夜子の初恋の人に似ているから何でもしてあげたいと理由を聞かされ、ならば手だけでなく口でもして欲しいと求め精液を飲んでと命令する。更に小夜子に裸エプロンになるよう下着を脱いでと告げると既に秘所はぐしょ濡れのようで、和式便器に跨がるように命じると顔面騎乗位でクンニして絶頂へ導くとまだ終わりじゃないからと正常位にして貫き、セカンドヴァージンさながらにきつい膣穴に精を放出するのであった。

広実が二人と情交に及んでから数日後自宅のあちこちに漂う淫靡な痕跡に美帆が気付かぬ訳もなく、広実を受け入れなければ良かったと悔やむ気持ちよりも二人に対する嫉妬の感情が先に出て来たことに気付く。夫のいる貞淑な人妻でいようとするがそんなある晩に広実と二人きりとなり、彼が入浴中に貧血を起こして倒れ足を痛めた振りをしているとは気付かすに寝室まで肩を貸してあげるが、不自然なほどギンギンに屹立している巨根から目を離せずにいた。こんなことはあり得ないと思いながらもなりゆきでペニスを扱き口唇奉仕で射精に導いてあげるとお返しにクンニと指ピストンにより潮吹きまでさせられ、二人の人妻に対する嫉妬の気持ちも交えながら、嘘をついた罰として自ら上になり騎乗位で迸りを受け止めてしまう。

広実は牽制し合う三人の人妻たちと毎晩のように性交を重ねていくが、ある晩にリビングでTVドラマを観た後にシェアハウスの決めごとにある「モラルに反することはしない」という一文を消そうと提案し了承を得られると寝室に向かう。皆でしたいと遠回しにメッセージを送り素っ裸になり布団に入り寝た振りをしていると、三人がスケスケのベビードールを纏い広実に奉仕を始める。
交代で一人がディープスロートし他の二人からは玉舐めで快楽を与えられると、フィニッシュは全員で先端を舐められながら射精に導かれ、先を争うように美帆の執拗なお掃除フェラで萎える暇も与えられない。亜希奈と小夜子が四つん這いになり誘う姿勢を見せ指ピストンで快感を与えると、美帆は嫉妬するかのようにペニスに軽く歯を立て自分もしてとばかりに尻を突き出し、広実はペニスを挿入しながら両手も駆使して三人を抱くことに。一度出しただけに広実は余裕な様子で交互に人妻たちの膣穴を貫き、こんなに幸せなことはないと喜びを噛み締めるのであった。


【レビュー】

「叔母と美魔女 背徳のヨガレッスン」でデビューした作者は続く「ふたご巨乳ナース 僕と義母と叔母と」でもヒロインを二人としてきたが、本作ではシェアハウスを舞台に名前が【ひろみ】(広実)であることから女子と勘違いされ、主人公を巡り三人のヒロインが取り合う設定となっている。ヒロインたちは題名の通り全員が人妻であり、夫の海外赴任に伴い新居をシェアハウスとした可憐な印象の大家の元に、夫のDV被害で家を出たグラマラスで奔放な美女、夫の浮気に悩み身を寄せた生真面目系の熟女の三人が本作のヒロインである。

・グラマラスで奔放な人妻【亜希奈】(27歳)
夫のDV被害に遭いもう男にはコリゴリだとシェアハウスにやって来たが、最初はタイプではなかった気弱な主人公に対して性的な興味を持ち、二人きりになったタイミングを逃さず誘惑し童貞喪失へ導く。愛し方を教えてあげるつもりが従順な主人公の拙いテクニックにより翻弄され、精力の強さもあって立て続けの情交に及んでしまう。

・堅物で生真面目な人妻【小夜子】(32歳)
翻訳の仕事をしていて見た目からも堅物な印象を与える小夜子だが年齢の割には男性経験が少なく、夫に対しても積極的になれずにそれが浮気の原因に繋がったのではないかと考えていた。亡くなったかつての恋人に似た容姿の主人公が亜希奈と情交に及ぶのをを覗き見てしまい、自分が抱かれることを夢想し一人遊びまでした彼女は二人きりになったタイミングでハプニングを装い、下着にエプロンという扇情的な格好になり誘惑する。

・可憐で清楚な人妻【美帆】(28歳)
結婚して4年目で夫婦の営みが減ってきているなか夫の海外赴任話が持ち上がるものの、趣味で始めたフラワーアレンジメントに没頭し国内に残ることを決めた美帆。自らの勘違いがきっかけで主人公をシェアハウスに住まわせたものの、他の二人の住人が彼を巡り静かに火花を散らしていることを知って自らの本心に気付く。そんなある日主人公の一芝居により、性的な関係に発展してしまう。


ヒロイン一人に付き一章を使っての展開は、第四章にて住人同士モラルなんて気にせずに今だけでも皆で楽しもうよとばかりに、主人公が三人に提案してのハーレムプレイに発展する。主人公の立派な一物と精力の虜になっていて静かに嫉妬の応酬を繰り返していただけに、主人公からの提案は三人にとってまさに渡りに船でありタイトルの通りの結末を迎えるのである。但し本作ではこのハーレムにはいつか終わりがやって来ることも示唆しており、三人とも人妻であることを捨ててまで少年に溺れる訳でも無いし、主人公もかりそめの一人暮らしなだけで親元に戻ることは最初から分かっていることである。そんな現実的な終わり方になるのも致し方ないところであろうか。

本作では亜希奈と小夜子からはシェアハウスにて二人きりの状況で誘惑され性的な流れに発展するが、最初はお口での奉仕で発射してからお返しの愛撫で絶頂しそして合体という展開は、いずれもほぼ同じというのが気になるところである。従って個人的には男を同居させてしまった美帆が夫への罪悪感もあって退いた態度を見せていたのが、主人公が仕掛けた形がきっかけとは言え自分がリードすることに拘り上に乗って交わり快楽に浸る描写が三人の中では一番良かったと思う。

しかし人妻ヒロインたちにはそれぞれに主人公に溺れていく理由はあるものの、結局は年の差ということや期間限定の同居という設定を守ろうとしてか、シンプルで王道の作りではあるがどうしても物足りなさが残ってしまった。マドンナメイト文庫自体が250~280ページ位というフォーマットであるが故、残りのページ数を気にしてか終盤に駆け足でのハーレム描写となる上に、時間経過に伴う互いの目を盗んでの情交というスリルも一文で終わってしまったのが残念である。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2017/4/11 発売人妻シェアハウスは僕のハーレム著:観月淳一郎、マドンナメイト文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。ひょんなことから人妻ばかりが暮らすシェアハウスで夢のような生活を送ることになった童貞の僕は……。実家の建て替えで仮住まいを強いられた高校生の啓太は、一人で学校近くにあるシェアハウスに住むことを決意した。ところが手違いで、そこは人妻しかいないことが判明。双方戸惑いつ...
人妻シェアハウスは僕のハーレム(著:観月淳一郎、マドンナメイト文庫)


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tag : 高校生主人公 童貞 熟女限定

綾野馨「美しい義母と兄嫁と……」

綾野馨「美しい義母と兄嫁と……」
(マドンナメイト文庫、2017年2月、表紙イラスト:妃耶八)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

童貞のまま美菜とお見合い結婚した啓介だったが、一方の美菜もセックスに良い思いをしていないようで、月イチの子作り性交に留めようと提案される。溜まる性欲は自分で処理していたものの、ある日二世代住宅に住む義母の紗枝から夕食に招かれ、入浴する際につい出来心から彼女のパンティを持ち出してしまい彼女に見付かるが…。


【登場人物】

広岡啓介
22歳の不動産仲介会社に勤める営業三課の社会人。4年前に父親を亡くしてから母親を安心させてあげたいと考え、美菜とお見合い結婚へ至った。5歳年上の実兄がいるため、広岡家に婿入りした。年相応に性欲は強いが女性経験がなく、初夜に童貞を失っている。

広岡美菜
22歳で啓介と同い年だが7月に誕生日を迎える。中堅商社に勤めるOLで、千年近くにも渡る公家の末裔に当たる瓜実顔の美人で、スレンダーながらもEカップなバストに小振りなヒップとスタイルが良い。男性経験はあるものの良い思い出にはならなかったようで、啓介の生理をよく理解しないまま月イチの子作りセックスに留めてしまっている。

広岡紗枝
43歳。美菜の実母で亡くなった夫の保険金もあって生活に不自由はしていないが、社会との繋がりを求めてレジ打ちのパートに出ている。美菜より遥かに豊かなバストと肉付きが良い割には括れがはっきりした若々しい身体付きを密かに自慢にしている。娘が男の生理に疎く啓介に同情するうちに、不謹慎な関係へと陥ってしまう。

後藤真理子
27歳。啓介の実兄・秀一の妻で大学時代からの付き合いが発展し結婚したものの、夫婦仲は倦怠期に入っていて一方的な情交に不満を抱いている。子供は欲しいが出来ないのもストレスの一因。新居を探すべく啓介の案内で物件巡りをするが、義弟の性欲の強さにあてられ情事を重ねていく。バストの大きさは美菜と紗枝の間くらいの巨乳。


【展開】

美菜とお見合い結婚をし広岡家に婿入りした啓介だったが、妻がセックス自体をあまり好きではないようで月イチの子作り目的でしたいと告げられ、優しい啓介は受け入れたものの性欲は自らの手でしなくてはならなかった。そんなある日妻が友人の婚約祝いにと旅行に出て不在になった晩に、紗枝から夕食をご馳走するからと誘われしかも一風呂浴びてはと勧められる。元より義母にも興味を抱いていただけに、啓介は洗濯物として出されていた紗枝のパンティを持ち出し、浴室で匂いを嗅ぎながらオナニーを始める。そこへバスタオルを忘れたと義母が現れたためにその行為を見られるが、一方の紗枝は数日前にセックスは月イチだけと娘に聞かされて啓介に同情し、手伝ってあげるからと筒先をパンティでくるみながら放出に導く。

そこへまるで咎めるかのように美菜から連絡が入り、一度では収まらない啓介は義母の巨乳に触れもっとと言わんばかりに催促する。本番は無しと告げて秘所を見せてあげたまでは良かったが、啓介の口唇愛撫に堪らなくなり一度きりの約束で紗枝が騎乗位で主導するものの、なし崩しに攻め立てられてはそれも叶わずに正常位にさせられて二度目の中出しを受けようと腰をくねらせてしまう。

数日後兄嫁の真理子から社宅を出て一軒家に暮らしたいと相談を受け、啓介は二件目の都心の物件へと案内するが、キッチンの下見の際に覗かせる乳谷やスカートの間に見とれていたことを真理子に指摘される。夫婦の営みがあまり無いと聞いた真理子も啓介に同情し、自らも満たされていないこともあって今日だけと告げたものの、思わぬ偉容とそぐわないほど初々しいピンクの亀頭を見て可愛いとさえ感じてしまう。美菜だけでない女性の存在を感じた真理子は口唇奉仕で焦らし紗枝ともできていることを聞き出すと、飲精した後でキッチンシンクに掴まりバックで交合を求めていく。

7月に入り啓介は美菜の誕生日にランジェリーをプレゼントしたいからと紗枝に付き添ってもらい、都内のショップを訪ねたものの義母が試着したランジェリーに触発されて試着室で慌ただしくパイズリ奉仕を受けた後で四つん這いにして交わる。そしてその日の夜に美菜が浴室を訪ねて来ると頻繁に応えてあげられなくてと謝罪を受けるが、啓介も義母や兄嫁との不貞に心を痛めながらも少しでもエッチになって欲しいとの期待をこめて騎乗位で素股になってとねだり、秘所が擦れ合う感覚に呻きながら精を迸らせてしまう。

その数日後所用で街を歩いていた紗枝は偶然にも啓介と真理子が連れ立って歩いているのを見付け後を追うと、まさかと思いながらもラブホテルに入っていくのを見てショックを受ける。そして娘が外出している週末に啓介と真理子を呼び付けてふしだらだと糾弾するが、真理子も紗枝との情交を知っているだけに負けじと反論する。紗枝はその言葉を反芻して腹を決めると娘の不始末だから自分が面倒を見るからと切り返すと、真理子が啓介のペニスを取り出して口唇奉仕を始め、今度は紗枝が奪い返してパイズリフェラで射精に導いてしまう。その浅ましいほどの淫らさに同じように性欲のドツボに嵌まってしまったのだと理解した真理子は争うのを止め、頻繁に出来る訳ではないからと優先権を主張し騎乗位で跨がる。顔面を跨いだ義母の秘所への愛撫もこなしながら兄嫁を絶頂へ導いた啓介は、お尻を突き出して真理子を介抱している紗枝に欲情し、三度目の射精へ向けてしゃにむに腰を遣うのであった。


【レビュー】

マドンナメイト文庫からデビューとなった本作は、不動産仲介会社に勤める主人公【啓介】(22歳)が同い年の妻【美菜】とお見合い結婚し、婿入りしたところから話が始まっている。女性に縁の無い主人公は初夜に童貞を失うが、肝心の妻も過去の男性経験であまり良い思いをしてはいないようで月イチの子作りのみという条件を切り出され、性欲旺盛な青年にはまさに酷とも言える状況である。そんな彼に変化をもたらしたのは二世帯住宅に同居する義母の【紗枝】(43歳)で、妻の居ない夜にハプニングがあり不適切な関係へと発展してしまう。更に兄嫁である【真理子】(28歳)と新居探しをしていて、夫婦仲の倦怠期にあったことや義弟である主人公への姉としての愛情も相まって情事に及んでいく。

妻への愛情の方が強いだけに、二人の年上女性に対しては愛情よりは性欲の方が勝ってしまい流されるままの主人公ではあるが、ある日義母が兄嫁との密会を知ったのをきっかけにちょっとした修羅場に陥る。しかしことの発端は気の利かない娘にあるから自分が代わりにという紗枝と、義姉としての感情を押し出す真理子は結局は主人公のタフネスさからは離れがたく妥協に至り、正妻がいながらも関係へは続いていく。ちょっと都合が良すぎるぞという主人公のモテ振りが、マドンナメイト文庫というレーベルカラーからすると至って王道な誘惑官能作品であり、安心できる展開である。

若干気になるのが登場人物の喘ぎ声で主人公は動物(おサルさん?)っぽいし、貞淑なお義母さんと勝ち気でクールなお義姉さんでは年代も性格も違うのだからもう少し使い分けができると、より官能小説らしい深みが出てくるのかもしれない。今後の方向性に期待したい新人さんである。

tag : 社会人主人公 童貞 デビュー作品

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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