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宗像倫「隣の部屋の新妻【無理強い】」

宗像倫「隣の部屋の新妻【無理強い】」
(フランス書院文庫、2016年12月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

妻に逃げられた祐一は姪の美緒が押し掛け同然にやって来て劣情を抱くが、そんな折りに隣人の芹奈夫妻の営みの声を聞いてしまう。管理人の公佳とともに芹奈の部屋を訪ねた後で祐一は忘れ物に気付き再びやって来ると、風呂上がりのラフな姿を見せられて押し倒してしまう。


【登場人物】

後藤祐一
30代?の会社員。公佳夫妻が管理するアパートの二階に一人で住んでいた。直前まで妻がいたが他に男を作り、出ていってしまっている。子供はいない。姪の美緒が押し掛け同然にやって来てしまい、戸惑いを覚えていたが…。

園田芹奈
26歳。祐一の隣りの部屋で元担任だった男性と二人で暮らしている。ショートボブにした黒髪とそこそこに熟れた身体付きが清楚さを引き立てている。男性経験は今の夫を含めて三人。

宮原公佳
30代?資産家の次男である亡き夫が生前分与を受け、自宅の敷地に二階建てのアパートを建てて管理人兼絵本作家として十分に豊かな生活を送っている。緩くウェーブされた栗色の髪型でラフな印象を与えるが夫は2年前に亡くなっており、男性経験は彼一人だけという状況。

小岩井美緒
18歳。祐一の一番上の姉の長女で大学進学を機に一人暮らしを始めたが、ストーカーにつけ回されているらしく祐一の元に身を寄せており、男性経験は三人で、中学二年の時には処女を失っている。


【展開】

ストーカーにつけ回されているらしく美緒が数日前から祐一の元に身を寄せていたが、ある日祐一が仕事から帰宅すると美緒が勝手に家財道具を購入しており、一部屋を占拠しかねない状況である。仕方なく隣室に近い部屋で寝泊まりすることになったが、園田夫妻が営みを始めており芹奈の喘ぎ声が聞こえて劣情を刺激される。
土曜日の朝祐一がアパートの前でスクーターを整備していると芹奈が興味深そうに話し掛けて来て、更に公佳も加わり話が盛り上がった末に、週末は夫が部活の引率で不在だからと園田家で飲み会をすることになる。飲み会を終えて部屋に戻った祐一はライターを忘れたことに気付き隣室を訪ねると、芹奈はさっきまで飲んでいた仲ということもあり風呂上がりのラフな格好で現れる。リビングで探し物をする彼女の無防備な姿勢に我慢の限界とばかりに祐一は押し倒すと、秘所を露わにしてクンニしたり指二本を挿入したりして敏感なスポットを刺激し、剛直を突っ込み中出しをしてしまう。

翌朝祐一がライターを忘れていった意図を図りかねつつも芹奈は昨夜の過ちを思い出していると、そこへ祐一が再び訪ねてくる。一度してしまったんだからと開き直りとも取れる言葉を吐き出すと祐一は芹奈を夫婦の寝室に引きずり込んで押し倒し、中年男らしく正常位から側位、更には背面騎乗位と目まぐるしく体位を変えて犯し抜く。それでも芹奈に次の日の昼に会う約束を取り付けたものの、祐一は彼女が帰宅した夫に告げ口するのではないかと不安な一夜を明かす。しかし彼女が何も話していないと知ると、今日は何でも言うことを聞くと約束させ、口唇奉仕から壁に手を付かせてバックで貫き大きな声を出させてしまう。

その頃後藤家の真下の仕事部屋にいた公佳は、平日の真っ昼間からしかも姪とセックスするなんて不謹慎だと祐一に憤りを覚え、その週末にお茶でもと彼を部屋に招く。祐一は公佳から淫らな行為を指摘されて観念するが、早合点して芹奈のことまで口走ってしまい、きょとんとする公佳を見て巻き込んでやるしかないと覚悟を決める。押し倒されて特に抵抗を見せぬため挿入しようとすると、意外にも頑ななに嫌がる素振りを見せたのでひとまずは口唇奉仕から始めさせ、更に親指で陰核責めを与えると公佳は絶頂してしまう。力が抜けたのを見てペニスを挿入すると、セカンドヴァージンらしくきつく締め付ける蜜洞に唸りながら中出しするのであった。

翌週の月曜日に公佳は祐一に請われるがままに芹奈を自室に呼び出し、騙されたと憤る彼女が祐一に犯されて尻を叩かれながらあっさりと絶頂したのを見て自分も抱いて欲しいという目で見つめる。射精していない祐一は公佳の求めに応じて避妊具を付けると、芹奈に見せ付けるように指ピストンで潮を吹かせてからバックで交わり膣奥深くまで挿入して果てる。次は芹奈の番だと生で敏感なスポットを突き立てて絶頂に導くと、フィニッシュは公佳の口内で射精してしまう。

その週の金曜日の晩祐一は二人を自室に招きダブルフェラをさせるが、そこへ外出していたはずの美緒と鉢合わせになり、流石に中断して二人を帰さざるを得なくなる。夜が更けて美緒の部屋を訪ねると、好きだったと告白され抱き合う形での正常位で交わり膣奥深くに精を注ぎ込む。翌朝祐一は初めからこうすべきだったと感慨に耽るが、そこへ公佳がマスターキーを使って部屋に入って来る。祐一と離れたくないとストレートな言葉をぶつけられて美緒も負けじと反論するが、祐一は二人に仲良くなって欲しいと告げるとベッドに並べて四つん這いにし、最初に公佳から交わる。彼女が絶頂したのを見届けると、今度は彼女の上に美緒を跨がらせてバックで貫き、美しい背中に精を吐き出すのであった。

その頃放り出された形になった芹奈は隣室から聞こえる情事の声を聞きながらオナニーしていたが、満たされないのを感じて日曜日に逢いたいと祐一に連絡を取る。勝負下着まで身に付けてやって来た若妻も捨てがたいと思いながらも、言われた通りにオナニーを披露したり仰け反り体位を受け入れた芹奈を貫くが、そこへ隣室より園田が帰宅する物音が聞こえて来る。悪戯心が沸いて壁越しに芹奈の喘ぎ声を聞かせてやろうと、祐一は激しく腰を遣い中出ししてしまう。

こうして美緒を最優先にしながらも芹奈や公佳と関係を続けていた祐一だったが、ある晩彼女と交わり外へ射精しようとすると、美緒は腰に脚を巻き付けてホールドさせて中出しさせてしまう。安全日だから大丈夫と聞かされて安堵するものの、祐一は今しばらくの間三人の愛人との関係を続けられればと願うのだった。


【レビュー】

「強引な和姦」路線でデビューした作者の最新刊は、隣室の若妻である芹奈が夫との営みの喘ぎ声を偶然にも耳にした主人公が無理やりに関係を迫るところから始まる。主人公は恐らくは30代と思われ、妻が他に男を作り家出されてしまっており、いわゆる黒本的な悪魔少年による凌辱作品とは一線を画する作りとなっている。とは言え主人公は独り暮らしという訳ではなく、姪に当たる美緒が押し掛け同然に住みつき始めており、彼女の無邪気さに惹かれている一面もある。

芹奈に取っては平凡な営みしかしない教員の夫とは違い、中年男らしいねちっこい責めに既に二度目から溺れてしまってはいるが、人妻という立場もあり素直に溺れてはいけないと自制している節も見られる。狭いアパートの一室で繰り返される肉交なだけに、階下に住む管理人で未亡人の公佳の知るところとなり、彼女もまた主人公の粘っこい愛撫に陥落するが、意外にも夫の三回忌を終えてからは積極的になるので若干の違和感も覚える。

主人公の本命は美緒であり二人の人妻との密会が見付かってから告白を受け、始めからこうしておけばと思っていた矢先にそうはさせじと始めに公佳、次に芹奈までがすがり寄って来る。ここまで来ればもはや凌辱作品の範疇にはなく、個人的には始めの段階からもう少し誘惑寄りにしても良かったのかなと思う。あと凝った展開はまさに大人向けの官能小説ではあるが、様々な体位に拘る主人公の情交場面は読むのにはやや散漫なようにも思われるので、もう少し纏めても良かったのではないだろうか。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2016/12/26 発売隣の部屋の新妻-無理強い著:宗像倫、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「仕方ないですよ、奥さんが刺激するんだから」隣室から聞こえる新婚夫婦の喘ぎが祐一を暴走させた!人妻が垣間見せた「隙」につけこみ忍びこんで、初々しい秘唇へ押しこまれた、力ずくの怒張。清楚な美貌に隠された新妻の、牝の本性が露わに……やめられない、終わらない――最高の隣人調教!(引用...
隣の部屋の新妻-無理強い(著:宗像倫、フランス書院文庫)







Amazonに投稿したレビューに補足しますと、主人公の祐一は別れた妻の嗜好に染まったかのように、ねちっこい責めを芹奈や公佳に仕掛けていきます。クリトリスだけでなく、指でGスポットを弄って潮を吹かせてしまう描写も頻繁に描かれています。

また三十路男らしくやや遅漏気味でもあり、ヒロインが堪らずに絶叫してしまうくらいしつこい印象がありますね。それとともに一度放出すると二度目はインターバルをおかないと出来ないというのも、歳を重ねた方ならお分かりかと思います。だから憧憬の現れとして何度もセックス出来る悪魔少年主人公ものが、フランス書院文庫の凌辱作品にはよく見られるのかなと思います。

これだけ現実的な主人公像の作品ももう少し他の作家さんから出ても良いかとは思いますが、いかがでしょうか?

tag : 社会人主人公

宗像倫「幼なじみの継母娘(ははこ)」

宗像倫「幼なじみの継母娘(ははこ)」
(フランス書院文庫、2014年10月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年12月15日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

幼なじみの継母娘
宗像 倫
フランス書院
2015-03-06




【あらすじ】

退職し故郷に帰って来た浩司は、幼馴染みの栞と出逢い既に結婚している上、継娘の千尋や茉莉が居るのを知る。数日後茉莉と再会するが何故か彼女は性行為に積極的で、継母の栞や姉の千尋とも関係を持たせようとする。


【登場人物】

菅原浩司
34歳。仕事を辞めたばかりで帰省したが実家に帰る訳にもいかずにアパートを借りて一人暮らしを始めたが、街中で幼馴染みの栞たちとバッタリ再会してしまう。現在は無職で独身。

藤堂栞
34歳。浩司とは小学時代からの幼馴染みで、大学時代の恩師である定年間近の夫と結婚し、男児をもうけている。黒髪のボブカットが似合い、肉感的な肢体の持ち主。

藤堂千尋
高校3年生。栞の夫の連れ子に当たるが、栞とは適度な距離を置きつつも上手くやっている。母親の血筋の影響から髪は明るい茶色だが、長く伸ばし清楚な印象を与える。男性との付き合いは無く、やや臆病になっている。

藤堂茉莉
高校2年生。栞の夫の連れ子。陽に焼けた健康美と人懐っこい性格が特徴の美少女。吹奏楽部に所属。栞とは早くから打ち解けている。姉ほどではないが茶色かかった髪色にショートカットで快活な印象を与える。中学3年の時にロストヴァージンしてから、男性経験は今の彼氏を含めて3人目。ファザコンの気があり浩司にも甘えて来る。


【展開】

15年振りに栞母娘と再会した浩司は自分との境遇の差に引け目を感じそそくさと別れるが、数日後本屋で茉莉と出会い自宅まで車で送ることになる。そこで好奇心旺盛な茉莉の積極的な態度に脈ありと見てデートスポットの高台に連れて行くと、軽自動車の車中で濃厚なキスを交わし相互愛撫した後で、避妊具を付けて正常位で行為に及ぶ。その途中で栞から連絡が入り肝を冷やすものの、茉莉はあっけらかんと継母の大事な人を奪うつもりだったと誘惑の意図を明かすと、浩司は大人の余裕たっぷりにスローな腰遣いで絶頂へ導くのであった。

茉莉を抱いた三日後栞から同窓会の打ち合わせをしたいからと自宅に招かれるが、トイレを借りてリビングに戻る際に息子を寝かし付けようと添い寝している栞に触発され、後ろから抱き付く形で犯してしまう。更に数日後栞が自分の誘いを断らずに現れたのに気を良くして自室に招くと、中学の時から好きだったと告白を受けて正常位で交わり中出しまでするが、当の栞から人妻であることに拘りを持ちこれで最後にしてと懇願される。

それでも栞との密会は続き藤堂家の浴室で栞をバックから対面立位、更には駅弁スタイルにして辱しめを与えるが、そんな性交を下校した千尋に見られてしまう。栞は千尋に事情を説明するとともに浩司との連絡を断つが、それに困った浩司は茉莉に電話しラブホテルで密会する。継母との関係をあっさりと看破されたものの、茉莉もMっ気が強いようで求められるままに後ろ手に縛って目隠しして四つん這いで犯すと、本気で泣き出すほどの絶頂に陥ってしまう。

茉莉から何なら千尋も巻き添えにすればとアドバイスを受け、夏休みも目前に迫ったある日浩司は茉莉の部屋でバックで交わっていた。隣室にいる千尋が声に耐えかねてドアから中を覗いていることを承知で茉莉をイカせると、千尋に声を掛けて部屋に引きずり込む。初めは筋書き通りに千尋を犯すつもりだったのが、姉が処女だと知った茉莉も反対に回ったため、剛直を扱かせることで納得する。千尋は妹にレクチャーを受けながらもグロテスクなぺニスを口に含み、茉莉が浩司の指ピストンで絶頂するのを見ながら自らも快感を貪るが、口内に白濁を吐き出されて呆然としながらも飲精してしまう。

夏休みに入りどうにか千尋を説得した茉莉は、夏祭りを口実に浩司に引き合わせると彼氏に誘われたからと二人きりにする。処女を捧げるつもりの千尋は浩司の自室を見たいと告げるが、浩司は気が変わらない内にことを急ぎ、木陰で対面立位にして交わろうとする。人がやって来て行為を中断せざるを得ずに部屋にやって来ると、茉莉にしたように全身を愛撫して快感を引き出し正常位にして交わるが、千尋の締め付けの強さに剛直を引き抜く間もなく膣奥へ射精する。

千尋の理解を得られた浩司はある日茉莉がいない日を狙って藤堂家を訪ねるが、二人の継娘ともども彼に抱かれていたと聞かされて栞はショックを受けてリビングに逃げ込む。夏休みが終わるまでという浩司の言葉に流され、千尋の見守る前で指ピストンによる絶頂を迎えた栞は、騎乗位を求められて先に達してしまう。浩司は次は千尋を呼び寄せると立ちバックにさせ、栞に見せ付けるように腰を遣うとフィニッシュは口腔に精を注ぎ込むのであった。

8月に入り外出して不在がちだった茉莉が家にいる時に浩司は栞との母娘3Pに興じ、彼氏がいるのにエッチは浩司の方が良いとあっけらかんと告げる茉莉に苦笑いを浮かべながらも、栞には素股をして欲しいと求める。素股が騎乗位になると茉莉には顔面騎乗をさせ、早く交わりたいのなら継母をイカせてごらんと唆していると、そこへ千尋が予備校から帰宅する。栞、茉莉と立て続けに剛直で絶頂に導くと、千尋の腕を拘束しまだ未熟な膣内に指ピストンを始めて快感を教え込んでいく。千尋に挿入したが既に焦らされ続けていただけに浩司も長くは持たずに、フィニッシュは茉莉の口内に白濁を吐き出し飲精してもらう。

当初の約束通り夏休みが終わる前に母娘たちと逢うのを止めた浩司は、再就職先を見付けて忙しく働いていたが、11月も半ばを迎えたある日栞の連絡を受け車を走らせて初めて茉莉と行為をした高台の駐車場へやって来る。継娘たちの近況を聞いた浩司は来春進学を迎える千尋との仲も復活すると確信しながらも、言い訳がましく密会を求める栞が戻ってきたことに喜び、一回口唇奉仕で射精してから彼女を抱こうと決意を固めるのであった。


【レビュー】

「強引な和姦」という誘惑作品と凌辱作品の中間という路線を貫いて来た作者の3作品目だが、本作では誘惑作品寄りに舵を切ったように感じる。主人公に取っては幼馴染みの栞が勿論本命扱いなのだが、母娘ハーレムのきっかけとなった茉莉が父親を奪った栞に対して複雑な感情を抱いており、ファザコン気味な嗜好から似た雰囲気を持つ主人公に対して親和性を感じている為に入り組んだ展開になっている。

栞と情交を結びあられも無い反応を見せて満足するも身体と心は流石に一体では無く主人公は対応に苦慮するのだが、もう一人の継娘の千尋を糸口として「全員攻略」を果たし、栞も結局は嫉妬もあってか主人公を受け入れてしまう。そこから母娘丼のハーレムで締めない所がこの作者らしい所と言えそうだが、主人公が無事再就職を果たした上で栞との関係が復活しそうな流れは個人的には女性目線で書くのが得意なのか、或いは女流作家なのかもしれないと思われる。






2015年の「てほどき先生 予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…」以来、ちょうど1年振りに宗像倫氏の新作が刊行となります。




「仕方ないですよ、奥さんが刺激するんだから」
隣室から聞こえる新婚夫婦の喘ぎが祐一を暴走させた!
人妻が垣間見せた「隙」につけこみ忍びこんで、
初々しい秘唇へ押しこまれた、力ずくの怒張。
清楚な美貌に隠された新妻の、牝の本性が露わに……
やめられない、終わらない――最高の隣人調教!




若干入り組んだ作風がお得意なのかな?と思われ、前作でもその複雑さが女心そのものかもしれませんが、男性読者が多いだけにストレートな誘惑作品としてくれた方が良かったのかなとは思います。本作はあらすじの時点ではあからさまな凌辱となりますが、【無理強い】なだけにデビュー当初の強引な和姦路線に近いのかもしれません。

tag : 社会人主人公 母娘丼 姉妹丼 処女

宗像倫「てほどき先生 予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…」

宗像倫「てほどき先生 予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…」
(フランス書院文庫、2015年12月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

浪人して伯父が管理するマンションに引っ越して半年ほど経った隆志は、ある晩に隣人の彩乃からロックを外して欲しいと頼まれ、自宅に招かれると筆下ろしされる。更に予備校のクラスメイトや従姉、憧れの女講師とも関係を結んだものの、その関係が発覚してしまう。

【登場人物】

飯島隆志
19歳。現在浪人中の身で、母方の伯父が管理するマンションで独り暮らしを始めた。講師の詩織に一度は告白したが、あえなく撃沈されている。

上山彩乃
33歳。隆志の隣の住人で翻訳を生業としている。仕事を巡り夫と別れ、3年前から今のマンションに住んでいる。陽菜と同じくらいの巨乳。

江藤夏実
19歳。隆志と同じ予備校に通う、ポニーテールの似合う清楚な雰囲気を醸し出す美女。お嬢様学校出身で、第一志望の大学を目指している。男性経験はあるが、実は詩織に対しても憧れに近い感情を抱いている。バストはやや控え目。

及川陽菜
22歳。隆志の従姉で父親が大家というのもあり、隆志の隣で角の部屋に住んでいる。大学4年生で夏実が通っていたお嬢様学校の先輩だが、直接の面識はない。Eカップでスレンダーな美女。

有村詩織
28歳。生物担当の講師。僅かにウェーブの掛かった黒髪で理知的な容貌を持つ美女。男性経験は三人で五回とあまり経験は多くない。

【展開】

ある晩に彩乃が部屋の鍵を忘れたとオートロックの解除を頼まれるが、隆志は鍵が無くてどう部屋を開けるのかが気になって部屋の外へ出ると、単に鍵を掛けずに外に出たと知りお礼に彩乃の部屋へ招かれる。勃起しているのがバレて、彩乃にリードされるままに避妊具を着け挿入したものの呆気なく果ててしまうが、翌晩も忘れられないと部屋を訪ねるとひとしきり口唇愛撫や抽送が出来て満足する。

2日後隆志は夏実と会うと自習室が満員だから図書館へ行こうと誘われるが、その積極さに脈ありと見てラブホテルに連れていく。即尺であえなく射精しお返しにと秘所を舐めようとすると、洗っていないと激しい抵抗を受け避妊具を着けさせられ騎乗位で繋がる。本格的に彼氏彼女が出来るまでセフレになると言われ、隆志は正常位でフィニッシュし彼女もアクメを迎えたのを確認する。

ある日の夜隆志の部屋越しに情交の声を聞いた陽菜は独り遊びに浸った後、退室する女の姿を確認しようとスコープを覗くが彩乃だと知り、数日前にマンションで出会った夏実と二股を掛けている事に気付く。翌日陽菜は隆志を部屋に呼ぶと二股だと詰るが、付き合ってと開き直られ押し倒される。その場は逃げるように立ち去った隆志だが、翌日陽菜の部屋を訪ね謝罪する。そして彼女の曖昧な反応を見て押し切れると判断して押し倒し、避妊具を着け替えながら立て続けに交わるのであった。

ある日隆志は夏実と予備校の女子トイレで行為に及んでいると詩織に見付かるが、数日後夏実を通じて連絡を取り部屋を訪ねると一度だけの約束で生で交わり、膣外に射精する。ここが押し時と判断した夏実は隆志と共に詩織を家に呼ぶと、付き合ってもいないのに関係を持っているのは詩織も同じだからと屁理屈を付け隆志をシェアしようと提案し、四つん這いでの指挿入や騎乗位での交合を彼女に体験させる。

こうして日替わりで四人との関係を続けていた隆志だが、隠し通せる筈もなく彩乃を通じて陽菜に関係が発覚する。二人と話し合った夏実はある日隆志の部屋を訪ねると、シェアする人数が二人から四人に増えただけだと戯れていた詩織を説得し、彼女の見守る前で四つん這いになった三人が並び先ずは夏実が隆志を受け入れる。そこで詩織から自分が一番回数が少ないから譲って欲しいとせがまれ、隆志は避妊具を付けずに生で挿入し中出しする。まだ残り三人がいて、隆志の夜は長くなりそうである。

【レビュー】

「強引な和姦」というやや凌辱要素もはらんだ誘惑路線の作品を刊行して来た作者だが、本作は純粋な誘惑路線で題名からして分かる通りチェリーな浪人生が経験者であるヒロインたちから性の手解きを順に受けてテクニシャンに成長していく流れである。

始めに本番を経験してから次第に女性の愛し方を教わる流れが隣人から従姉までの流れだが、この間クラスメイトが元々主人公に興味を抱いていた事から頻繁に関わる場面が多い。初めは口での愛撫を拒み、付けるものは付けて欲しいというスタンスだったが、次第に積極的に変わっていく。
主人公のお隣さんに当たる二人の出番はそれぞれ1章ずつ使っており、翻訳家とはあっさりとセフレのような関係となるが、従姉は一応近親者だけに初めは力ずくの印象が強いもののいつしか週一の関係を受け入れていてこちらもあっさりした印象である。
主人公の本命である予備校講師に対しては、一転して主人公とクラスメイトの二人で快楽を与えながらレクチャーしていくという流れとなっており、数少ない性経験の持ち主だけに恥じらいながらも教えに従うさまは可愛らしいと言える。

終盤では全員集合と相成るわけだがクラスメイトの言葉を借りるなら、「主人公のことがそれなりに好きで、でも独り占めしたいほどでもない」という三人と次第に主人公に惚れつつある講師との立場の違いもあって、単なるハーレムにしないのがこの作者らしいスタンスである。

一つ指摘すると主人公を相手にするヒロインが一人二人と増えていくと、次第に入り組んだ展開になるのは止むを得ないのだが、従姉とも関係を結ぶようになると時系列としてやや分かりづらいところもあったので、もう少しシンプルに纏めても良かったのかもしれない。クラスメイトが女講師にレズビアン的な感情を抱く部分は、話を少々複雑にしてしまった感もしなくもない。
これまでの作品でもそうだったが、主人公はがつがつしすぎずヒロインたちも肉食的すぎない微妙な繊細さもあってか、読み解いていくと複雑な流れの中にいやらしさを感じさせる部分も沢山見られる。表面的なエロスを求める層には些か物足りない印象を与えるかもしれないが、ひょっとしたら作者は女流の方かなと思う次第である。

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宗像倫「隣罠(わな) 成宮家の三姉妹と狼」

宗像倫「隣罠(わな) 成宮家の三姉妹と狼」
(フランス書院文庫、2013年12月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年12月10日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

隣家の三姉妹にかねてから興味を抱いていた太一は、妻の長期不在もあり展示会の写真を撮りたいと言葉巧みに近付き、それぞれと結ばれる。一方三姉妹もそれぞれの事情で彼と割り切った関係を受け入れるが…。

【登場人物】

大谷太一
32歳。成宮家の隣人で妻と美里が友人の為、割と親しくしている。4歳年下の妻は仕事で1年間海外出張中。しがないサラリーマンだが、写真を撮るのが趣味で言葉巧みに三姉妹に言い寄り、関係を持とうとする。

成宮美里
28歳。地元の富豪の一族の分家で生まれ育ち、実家は地元で有名なホテルを経営する男性を婿に迎えている。太一の妻と友人で趣味と実業を兼ねて絵を描いている。愛らしい顔立ちに人妻らしい落ち着きを伴った魅力的な女性。Cカップ。

成宮理穂
19歳。大学に通い、付き合っている彼氏が居るらしいが他の男性にも興味が有り、積極的に太一にモーションを掛けて来る。他の2人とは異なった清楚な印象の女性。Cカップ。

成宮歩実
17歳。陸上部に所属する高校2年生。三姉妹の父を幼くして亡くした為かファザコン気味で太一を「おじさん」と呼び、父親のように慕っている。数週間前から足を痛めている。処女

【展開】

展覧会に出展する為と言葉巧みに三姉妹を撮影する機会を得た太一は理穂の部屋を訪れるが、彼女は彼がアダルトビデオを借りたのを見たと言い手で性欲処理をしてあげると提案され、要求をエスカレートさせ彼女にフェラチオさせた所で口内射精する。
次に歩実のユニフォーム姿を撮りたいとドライブに連れ出した太一は公園に到着するも途中で通り雨に降られプランを変更し、車内で彼女に愛撫しながらペニスをしごかせ、クリトリス絶頂を与えると共に全身に精を浴びせる。

撮影の為太一の自宅を訪れた美里だったが妹2人の様子がおかしいと不審を抱き問い質すと、逆に太一からまだ本番には至っていないがいずれは手を出すかもと開き直られて、セックスに応じざるを得なくなる。後背位で貫かれ快感の余り失禁するまでに至るものの意外に嫌ではないことに気付き、立場を考えると複雑な心境に陥いるのであった。

お盆を迎え理穂や歩実は美里に同行せず、帰省を断り自宅に残る。理穂は積極的に太一にアプローチを掛けラブホテルに誘い再び口唇奉仕するが、興味本位で素股に応じるとそのまま騎乗位で挿入され中出しを受け入れてしまう。
一方歩実は自宅で制服姿で撮影に応じるが再びキスやクンニリングスで快感に導かれ、帰宅した理穂と鉢合わせになる。咎めるどころか積極的に太一に跨がる姉に触発された歩実は大き過ぎる生ぺニスに痛みを覚えつつ、抜くに抜けず膣内へ射精される。

数日後歩実の歩様がおかしいと違和感を覚えた美里は自宅に太一を招き、関係を持ったと知ると妹たちの身代わりになると期間限定の関係を切り出さざるを得なくなり、寝室で再び太一と交わりを持つと背面騎乗位で一度アクメを迎えた後で二度目は手首を縛り上げられたまま屈曲位になって射精を受け入れてしまう。
8月も終わりに近付いたある土曜日に歩実にせがまれて太一は急遽三姉妹で一泊二日の旅行を企画し理穂から彼女たちの部屋の鍵を受け取ると、その晩に夜這い同然にまずは理穂と交わる。絶頂を迎えた彼女に続き聞き耳を立てていた歩実の秘所を舐め回し嬌声を上げさせると、美里がそれに気付かぬ筈もなく目覚めたのを良い事に目の前で末妹を貫く。しかし未だに彼女が挿入に痛がるのを見て太一は美里に手を伸ばし激しく腰を遣うが、歩実は複雑な面持ちで見守るのだった。

こうして妻が帰国するまでと割り切った関係を楽しんでいた太一は年末も近付いたある日、自宅のリビングで歩実と対面座位で交わり初めての膣内絶頂を迎えさせて満足していたが、そこへ部屋のドアを開ける音がして…。

【レビュー】

2014年2月デビューの作者の2作品目となるが、それぞれの事情で隣人である三姉妹に対して好意を持つ主人公は表面上は色々と悪ぶってはいるものの、30歳代の既婚者らしくある時は優しく見せたり、或いは激しく責めたりと変幻自在な点がいわゆる「強引な和姦」路線の肝となるのかもしれない。

人妻で立場のある美里はともかく、理穂や歩実はそれぞれ主人公を慕っているせいもあり端から無理矢理な展開になりずらいし、美里に至っても友人の夫で有る主人公に対して概ね好意的で、確かに始めは妹たちをネタに脅されたとは言え、夫に無い逞しさを感じて被虐性を開発されるのを許している為やはりこれは和姦に近いと思うのだが…。

しかしデビュー作の時から読んでいて気になったのはヒロインの反応が終始「いやっ」「ダメっ」ばかりで、折角年齢や背景の違うヒロインが3人居るのだから少し表現を変えた方が違う味わいを感じられたのではという事である。そこはまだ2作品目だからとも言えるのだが、あまりダメダメと言われるのも味気無いので、もう少し工夫は欲しかった。

主人公にしても3人それぞれに対し願望が抱くのは分かるもののいまいちパンチが乏しく見えてしまうのは、歳のせいなのか無駄に持続性があってヒロインが絶頂を迎えるのが早いのかなと感じさせる。これが「強引」だけど和姦だという曖昧さが招いているのかなと思われるのだが、作者はひょっとすると女性の方ではないだろうか。読んでいて色々とそう感じる描写が少し気になった次第である。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2013/12/24 発売隣罠(わな)-成宮家の三姉妹と狼著:宗像倫、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 総合電子書籍ストアBookLive!はコチラ。(あの高嶺の花だった隣りの三姉妹を…狂わせてやる!)若妻らしい濃厚なフェロモンをふりまく美里。女子大生の瑞々しさがあふれんばかりの理穂。交際経験もない清楚な制服姿が愛らしい歩実。超絶フェラ、強制騎乗位、ア...
隣罠(わな)-成宮家の三姉妹と狼(著:宗像倫、フランス書院文庫)

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tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女

宗像倫「息子の担任女教師に耽弱(おぼ)れて」

宗像倫「息子の担任女教師に耽弱(おぼ)れて」
(フランス書院文庫、2015年3月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

息子の担任教師に亡くなった妻の面影を見出だし想いを抱く裕太だが、それを見た隣人の女子高生の郁美から性処理を手伝ってあげると言われ困惑する。少女からその気があるならアプローチしてみたらと言われた裕太は由佳に告白すると、付き合いは出来ないと返答されつつも意外な申し出を受ける。

【登場人物】

大庭裕太
33歳。フリーのWebデザイナー兼プログラマー。2年前に乗っていたバイクで事故に遭い妻を失っている。小学2年生のひとり息子がいる。

本多由佳
28歳。裕太の息子の担任教師で小学2年生のクラスを担当。ショートカットの黒髪の似合う理知的な女性だが、男性付き合いは少なく処女のまま。性的な知識があまり無く、裕太の求める事を従順に受け入れがちな面がある。

相沢郁美
大学受験を控えた高校3年生。大庭家の隣に住む美少女で裕太に惹かれてはいるが、付き合っている彼氏はおりセックスも経験済み。小学6年生の時に赴任したばかりの由佳が副担任だった事もあり、彼女に興味を抱く裕太に急接近する。

【展開】

街中で由佳と話をした後自宅に戻った裕太は待ち受けていた郁美から性処理を手伝ってあげると誘われ手コキや相互愛撫を受けるが、その積極的な様子に不審を抱き訊ねると、由佳と話す時の表情から裕太が想いを抱いていると見抜き、彼女と付き合ってみてはと勧められる。

電話で告白するも呆気なく撃沈された裕太だが、2日後の面談の時に由佳から1度きりならとデートしても構わないし処女を奪って欲しいという意外な申し出を受け、週末にリゾートホテルでウブな彼女の反応を楽しみながら破瓜儀式を終えるのだった。

翌日郁美から口唇奉仕を受けた裕太は由佳との進捗を聞かれ顛末を話すが、郁美は戸惑いながらも裕太から差し出されたローターを使って絶頂する所を見せて裕太に股がり、彼氏にすら許していない生での情交を立て続けに受け入れる。

セックスをするだけなら絶対断らないという郁美のアドバイスを受けた裕太は、あっさりと言いなりになる由佳の反応に意外だと感じつつ、水曜日の晩にはホテル、金曜日には真面目な由佳にズル休みさせて彼女の部屋で情交を重ねていく。

次の逢瀬の約束を待ちわびる由佳だが、裕太の息子から父が郁美と仲良くしていると聞かされ翌日の晩に逢う事を決意し、夜の公園の駐車場に停めた裕太の車の中で由佳は郁美との関係を問い詰める。
このままでは喧嘩別れになると危惧した裕太は車の中で由佳を押し倒し快楽を与えてその場を押し切ろうとするが、絶頂を迎えても彼女の頑なな態度は変わらなかった。

日曜日に郁美を連れて由佳の部屋を訪ねた裕太。かつての教え子に裕太と別れるように説得しようとする由佳に、郁美は自分も裕太が好きだが来春進学で上京し逢えなくなるからそれまで付き合わさせて欲しいと懇願され、申し出を受け入れる。
郁美と2人でローターや指で秘所を愛撫し由佳に立て続けに快感を与えた裕太は側面背位で繋がり郁美に見せ付けながら膣絶頂を与えると、取り残された郁美に騎乗位で跨がらせて少女の膣内に精を放つのだった。

翌月息子の為にバイクで温泉に連れていった裕太は示し合わせた通り、息子が寝静まったのを見計らい由佳と郁美を部屋に呼び3Pに興じる。直後に目を覚まし寝惚けた息子に見られたと思い驚いた裕太だが、それも刺激となり2回戦に突入するのだった。

【レビュー】

「強引な和姦」という作風がヒットし4冊目の刊行を迎えた作者の最新刊は、公式HPでは「凌辱」とされて帯にも「息子の先生をM調教」と付され過激な印象を与えるが、内容は凌辱としては穏やかだというよりは、苦味を内包した大人向けの官能作品。

前3作とは異なり息子がいて妻を失った男を主人公に据えており、亡くなってまだ2年と妻への想いも引き摺っている中で息子の担任教師の由佳に密かに関心を抱く所から物語は始まる。
由佳や郁美から受ける奉仕や、反対に成熟しきっていない女陰へ触れる際に、妻と比べて似ていたり異なっていて新鮮さを抱いたりと随所に主人公の心情が描かれ、三十路という事もあり単に獣欲だけに流されない点も好印象である。

一方恋人として付き合いは出来ないが処女は奪って欲しいという由佳の申し出は、隣人の女子高生・郁美から性処理を手伝ってもらうのと共に最初は唐突な感もしなくもないが、後述するヒロインたちの内面を読み進めていけば納得できる所である。

処女のまま30代を迎えたくないというのと主人公に好感を抱いている事から曖昧な態度を取る由佳だが、主人公に性感を開発されて初めは軽いタッチすら嫌がる程度だったのが次第に貫かれて激しく悶えたりと反応の変化が見られて興味深い。
郁美は引き立て役というのもあり要所では存在感を見せているが、由佳が処女な分流石に郁美までとはいかないのだろうか、逆に遊び慣れた少女という一面がクローズアップされ過ぎていたのが残念でもあるし、工夫の余地はあったかもしれない。

フランス書院文庫での凌辱作品はどちらかと言えば青い凌辱者が自らの獣欲に任せて連戦で貫き…といった趣が強いのだが、本作の主人公は30代なのでインターバルをおかないとといった細やかな描写が好感を与える作風である。

tag : 社会人主人公 処女

宗像倫「年下の兄嫁【強引な和姦】」

宗像倫「年下の兄嫁【強引な和姦】」
(フランス書院文庫、2013年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年3月7日レビュー再編集。
公式HPの紹介記事はコチラからどうぞ。

【あらすじ】

兄に紹介された美香を見初めた雅之は、力づくで兄嫁となった彼女をモノにする。更に雅之は彼女の妹の穂佳が密かに彼に想いを寄せている事に気付かずに毒牙を向けるが…。

【登場人物】

大谷雅之
27歳。5つ離れた兄・隆明に比べて成績の劣る地方の国立大に進学し、凡庸で頭が上がらないでいる。現在は大学のある地方都市の調査会社に勤務。隆明から婚約者の美香を紹介され、一目惚れする。

大谷美香
24歳。隆明の妻で同じ会社の地方支社で秘書として働いている。旧姓は久松。幼顔に相まった小柄な体格で無邪気な性格の為年齢より更に若々しく見える。結婚して間もないのに、孝明が仕事人間で休日も出勤しているのを不満に感じている。

久松穂佳(ほのか)
18歳。清楚な雰囲気漂う美香の実妹で、ミッション系の高校に通い、翌春に義兄と同じ大学への進学が決まっている。腰まである黒髪をハーフアップにして纏めており、何処か快活さも見せる美少女。男性経験はない。

【レビュー】

隆明から美香を紹介され一目惚れした雅之は、2人が結婚して暫くしたある晩秋の休日にPCの不具合を見て欲しいと頼まれるが、兄嫁の無防備な様子に思わず女体に触れ激しい抵抗を受けてしまう。
二週間後再び美香を尋ねた雅之は遊びに来ていた穂香と親密になり駅まで送り届けるが、すぐさま引き返して中に入れてもらうなり美香をリビングの隣の和室に押し倒して交わり、流石に膣内射精は躊躇いつつ外に出してしまう。

翌週外で美香と待ち合わせていた雅之は兄が自宅にいると聞いて予定を変更し、穂香の名前を口にして言葉巧みに自分の部屋へ連れ込むと、正常位で繋がりながら散々言葉で美香の羞恥を誘い、先に絶頂したのを確かめて膣内に精を吐き出すのだった。

ある晩お決まりのように隆明に抱かれる美香は、荒々しい義弟と違ったソフトな愛撫に何処かもの足りなさを感じつつ、次の週末に夫婦の寝室で雅之と抱き合い体位を変えられながら絶頂に導かれるが、終いに美貌に射精されて思わず嗚咽してしまう。

一方穂香と逢い引きするようになった雅之は週末に彼女をドライブへ誘い、山頂の展望台で人気の少ない駐車場に車を停めて唇を奪うが流石にその先は抵抗され、約束を取り付けながら少女に奉仕させた挙げ句口内射精する。
翌週末両親が外出中の久松家を尋ねた雅之は穂香の部屋で処女を卒業させてあげるが、その不審な様子に気が付き穂香に尋ねると大学に合格したから良い思い出にしたいと別離を求められる。それでも経験を沢山積んでおいた方が良いと何とか説得に成功する。

新年を迎え久松家に一堂が会した際、穂香の指輪を見て雅之と付き合っていると知った美香の慌てた態度から、雅之が言う付き合っているが言えない人物が姉だと勘付く。
週末に再び久松家に呼び出された雅之は穂香の追及を言葉巧みに切り抜けつつ、リビングで彼女を立ちバックで貫いて絶頂に導き残り少ない日々を大切にしようと囁くのだった。

翌週末兄が自宅で仕事をしていると知った雅之は美香を呼び出し自室に連れ込み、穂香に告げ口した罰だとして手首を縛り後背位で貫く。すっかり雅之に抱かれるのを望むようになった美香は、彼の荒々しい仕打ちに悦びを感じてしまう。
更に二週間後、雅之は穂香を部屋に連れ込んで入浴させている間に美香を呼び出し、妹の目の前でアナルセックスやスパンキングに及び、マゾに開花した姉の姿を見せ穂香に関係を認めさせてしまう。

数週間後兄の寝室で美香と穂香からリップ奉仕を受け愉悦に浸る雅之は交互に姉妹を貫くが、その頃出張を切り上げわざと連絡もせずに帰宅した隆明が寝室の外から情交を覗き見ていたのだった…。

数年後東京の関連企業に出向となった雅之は本命がいる穂香との関係を続けながらも、美香に娘が産まれたと知り兄夫婦の部屋を訪ねる。幸せそうな美香だが、夫が煙草を買いに中座した隙に口でならと誘われ、兄に仕込まれた口戯に喜ぶのだった。

【レビュー】

「強引な和姦」という作風は相馬哲生氏の「力ずく」と何処か重なる点もあるものの、作品数を重ねていく内に独自の作風として認知されるまでに至っている。

そんな作者のデビュー作品だが、やはりデビュー作品らしく展開やヒロインの美香や穂香の言動に何処かぎこちないものを感じさせる。
特に情交描写の過半を占める美香の反応は「いやっ」、「ダメっ」が交互に繰り返されており、ボリュームのある中でこればかりなのは流石にもう少し工夫の余地が有ったのかなと思う。
もう一人のヒロインである穂香に付いても清楚で知的な割りには、蓮っ葉な面が強く出て来たりと人物設定にちょっとしたブレが見られ、大学進学を前に期間限定でという考え方も説得力に欠けたので、丁寧な説明を要したのかもしれない。

終盤において兄の隆明が3Pプレイを覗き見て興奮を味わう描写もあり、イマドキの「寝盗られ」風味を見せつつもズコズコと引っ込めてしまったのには些か残念で中途半端に思える。
取り立てて優れた所が無い主人公なんだからここぞとばかりに活躍させるも良し、逆に隆明が部屋に乗り込み美香との和姦を見せ付けて、「快楽は与えられても、心は奪えない」と主人公に敗北感を与えるのもまた有りだったかなと。
後は早々と主人公と兄の血液型が違うと述べてしまったのも余計で、産まれた姪が主人公の子かもしれないと思わせ振りにしておくと更に奥深さも増したかもしれない。

色々と注文を付けてばかりになってしまったが、この辺のぎこちなさも作品を重ねる毎に解消されて来るのだろうし、誘惑にも凌辱にも転じられるハイブリッドな作風も現代らしく今後に期待したい。

tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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