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弓月誠「喪服の女に僕は耽溺れる」

弓月誠「喪服の女に僕は耽溺れる」
(フランス書院文庫、2016年10月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

父を亡くしたばかりの秀人は義母の杏子と一夜限りの関係を持つが、一緒に暮らす代わりに男女の関係は二度と持てないとあくまでも義母として振る舞われてしまう。そんななかで高校時代の恩師の香苗や叔母の真理、取引先の令夫人のフランチェスカと関係を持ち、本当に好きな杏子にもう一度アタックするのだが…。


【登場人物】

吉岡秀人
20代前半?社会人になりたての青年で、5年前に父を亡くし現在は義母の杏子と二人暮らし。父が亡くなって間もなく杏子と一度限りの関係を結ぶが、彼女への告白は受け入れられずにいた。

吉岡杏子
30代後半?秀人の父の後妻として嫁いでから十数年になる。亡き夫が連帯保証人となり債務を抱えていたと知り、籍を抜いて一人で借金を返済しようと惜別のつもりで関係を持つが、夫の遺産と自宅を売却したことで問題は解決し今は秀人と二人で暮らしている。

斉藤香苗
20代後半?秀人の高校時代の恩師で憧れを抱いていたが、実は3年前に夫を亡くしている。墓参りに来た際に偶然にも秀人と再会し、女として見てくれたのを嬉しく思い一度きりの関係を結ぶ。

葉山真理
33歳。杏子の実妹で秀人の叔母に当たる。6年前に夫を亡くして以来一人で暮らしていたが、七回忌法要の折に秀人を泊めたことから一度きりの関係を持つ。

秋月・フランチェスカ
30代?秀人の勤める会社の大口取引先で、海外からの輸入代行の仕事をしている。イタリアの貴族のロレンツォ家出身で日本人の夫と結婚し日本に住んでいたが、寡婦となった時の家のしきたりに縛られて、外出ひとつままならずストレスを抱えていた。

【展開】

父の葬儀が執り行われたその晩、喪服姿の杏子に劣情を抱いた秀人は自分の部屋でオナニーし始めるが、そこに当の義母が枕元に現れて驚きを隠せない。自らぺニスを握り射精に導く杏子に愕然とするが、父の借金を返済するために籍を抜くと聞かされて反対するものの、現金なことに勃起したままなのを指摘され性欲に勝てずに杏子と一夜限りの関係を結んでしまう。口唇奉仕やシックスナインで連続で射精しても萎えない秀人は正常位で童貞を失い、一晩中義母の膣奥に精を注ぎ込むのだった。

父の借金問題が解決し秀人は杏子と二人で暮らし始めたものの、あの一夜のことなど無かったかのように振る舞われそれでも杏子への想いは一層強まっていく。5年が経ち月命日で墓参りに寺に同伴すると喪服姿の香苗と再会し、杏子を先に帰してから声を掛ける。香苗に夫がいたと知って秀人は不用意なことを聞いてしまったと反省するが、当の香苗は自分を女として見てくれたのが嬉しかったらしく、勃起に気付くと人気のない墓場で手コキに及ぶ。更に集会場に誘いシックスナインで二度目の射精に導くと、もはや挿入は必然ではなかったものの、騎乗位で自ら交わりを求めてしまう。そして別れ際の香苗は少しだけ明るい表情を浮かべるのであった。

ある週末に亡き夫の七回忌法要を前にして真理に呼び出され、力仕事を手伝い法要にも参列した秀人はその晩泊まることになるが、仏間よりうめき声が聞こえて中を覗くと真理が喪服姿でオナニーしているのを目撃する。物音を立てて気付かれた秀人は真理に誘われるままオナニーの見せ合いからシックスナインへ発展し、叔母に杏子を重ね合わせながらパイズリ奉仕を受けた後に体位を頻繁に変えながら情交に及ぶ。杏子への気持ちを知った真理は頑張りなさいと励まし、自分も秀人に旦那を投影しながら抱かれていたのよと告白するのだった。

ある日秀人は会社の先輩に連れられてロレンツォ家に後任の挨拶へやって来るが、屋敷の中で迷ってしまい物音のする部屋に入ると、何と着替え中のフランチェスカ夫人と出くわしてしまう。家のしきたりに反して赤の透けた下着を穿いていた彼女は口止めと引き換えに、完全勃起した秀人のぺニスに触れて口唇で精を受け止める。そして数日後商品を引き取りにやって来た秀人は寝室へ通されると、シャワーを浴びて下着姿のフランチェスカに欲情するが、抱くのなら跡取りになる覚悟は宜しくてと問われ、彼女の求める後ろでの交わりに至る。日が暮れるまで情交を繰り返した秀人は、しきたりなんてもうどうでも良いと夫人に告げられて、膣内での性交に至るのであった。

ある日杏子は秀人から告白されるが、あくまでも母子でいたいと受け入れず口喧嘩の末に家出されてしまい、そんな中でフランチェスカの来訪を受ける。夫人から素直になったらと告げられしかも淫具を渡された杏子は彼女も秀人が好きなんだと気付き、秀人を受け入れようと連絡して部屋に呼び戻すと、もらった淫具を秘所に挿入した恥ずかしい姿を晒す。リビングでのシックスナイン立て続けに精を放った秀人は、寝室に移動すると何回も義母の膣内へ精液を注ぎ、心の中で自分が抱いた三人の未亡人に感謝するのだった。


【レビュー】

現在のフランス書院文庫の誘惑作風の第一人者である作者も30作品目を迎えたが、その本作もここ最近の流れを汲んだ濃厚で独自の描写を使いつつ、作者の得意とする素直になり切れない熟女ヒロインと、性欲旺盛な主人公との何とももどかしい愛情物語が描かれている。

本作の主人公である秀人とメインヒロインである義母の杏子との情交自体は第一章からと意外にも早いが、とある事情で杏子が秀人に別れを告げる覚悟を決めたからで、問題は解決するものの母子二人での生活となってからは終盤まで官能面での出番が無い。これは杏子が秀人の母親たらんと意地になるからでもあり、夫を亡くした未亡人としてはまさに当然の反応ではあろうが、主人公も手をこまねいているだけではなくアプローチはしていたと思われる。

そんなある日秀人は高校時代の恩師の香苗と再会し彼女と話をすると、彼に男を感じたのか一度きりの関係に及ぶ。更には夫の七回忌を迎えた叔母(杏子の実妹)の真理や、取引先のフランチェスカ夫人とも相次いで関係を結んでいく。彼女たちに共通するのは「喪服を着た未亡人」というところで、香苗とは寺の集会場で、真理とは仏間で、夫人とは邸宅の寝室でとバリエーション豊富である。但し喪服を着た彼女たちとの情交パターンは押し並べて似ており、夫人だけは違う穴での初めてとは言え、流石に四人となると「またか」の思いが否めないのが残念である。

終盤はフランチェスカ夫人の来訪を受け、素直になったらというアドバイスを受けた杏子が秀人を受け入れるが、ここでは喪服は登場しないのでやや肩透かしの印象もある。弓月誠作品に共通する要素として「最後は一人だけを選ぶ」のは本作も全く同じではあるが、ヒロインの年齢を始めとしてあまり深くない設定が却って仇となってしまったようで、次々に交わっては去っていくという展開にあまり深みを感じられないのが勿体ないように思える。例えば恩師はなくしてヒロイン三人とし、義母と叔母vs.夫人の構図で主人公を奪い合う展開などでも良かったのかなと感じたのだが…。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2016/10/26 発売喪服の女に僕は耽溺れる著:弓月誠、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「ごめんなさい、ふしだらにもほどがあるわね」喪服姿で息子の脈打つ熱棒を優しくしごきあげる杏子。手筒をほどこす義母の吐息は、やがて欲情の嗚咽に……喪服の下に隠していた美牝の素顔は淫らすぎた!高校の恩師、妖艶すぎる美熟叔母、ブロンド美女……忘れられない秘密を僕に教えてくれた四人の未亡...
喪服の女に僕は耽溺れる(著:弓月誠、フランス書院文庫)

tag : 社会人主人公 母子相姦 熟女限定

弓月誠「甘い生活 最高の義母と最高の義姉妹」

弓月誠「甘い生活 最高の義母と最高の義姉妹」
(フランス書院文庫、2006年9月、表紙イラスト:左静怡)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

父親の再婚で美しい義母の由紀や義姉妹の真奈美、理沙と同居する事になった京介だったが、新たに家族となった3人との毎日は彼にとって実に悩ましい誘惑に満ちていた。理沙に手解きを受け、由紀とは一度きりの関係を持つが、京介にとっての一番の想い人である真奈美とも遂に結ばれる。


【登場人物】

原口京介
17歳。父親が1ヵ月前に由紀と再婚したばかり。初めて会った時から、真奈美に一目惚れしている。童貞。

原口由紀
30代後半?真奈美と理沙は前夫との間の娘。(離婚なのか死別かは不明)京介の父親と再婚したが、海外出張の為夫は不在。年相応な豊満な肉体で100cmを超えるバストを持つ一方で20代後半を思わせる若々しさも有る。

原口真奈美
20歳の女子大生。母や妹を凌ぐ豊満なバストの持ち主。京介の想い人で真奈美も満更では無いのだが、同居して日が浅いせいか素直に言い出すまでには至らない。酒が入ると気になる相手には積極的にエッチになる困った癖が有るらしい。3人の中では最も豊満なバストの持ち主。

原口理沙
18歳の女子高生。幼さの残る美少女だが、90cmを超えるバストを持つ。京介とはさほど年齢差は無いが姉貴然としており、小悪魔的な態度で接している。


【展開】

三人との同居生活を始めてひと月経ったある日の朝、寝坊してキャミソールとパンティというあられもない姿でダイニングに現れた真奈美の姿に、京介は勃起するのを抑えられない。慌ただしく彼女がいなくなると、隣りに座っていた理沙から手扱きしてあげると誘われ、京介は抵抗出来ずに快感に身を委ねてしまう。

その晩受験勉強をしていて寝落ちし目が覚めた京介は階下のリビングにやって来ると、理沙が座っていた場所にネックレスが落ちているのを見付け部屋に届けに向かう。部屋に招かれた京介は寝る時はいつも裸なのと理沙に挑発され、目の前でオナニーしても良いと許可される。絶頂に達する直前にいきなり口唇奉仕で射精させられると、更に理沙から前立腺を弄られたりパイズリ奉仕されたりと散々刺激を与えられ、二度目の射精で彼女の美貌に大量の精を浴びせてしまう。

真奈美と理沙のいないある晩寝苦しさのあまり上半身を脱いだ由紀は、結婚して早々に夫がいない状況で欲求不満に陥り、京介を思い浮かべながらオナニーを始めてしまう。そこへトイレに向かった帰りに、ドアの隙間から義母の痴態を見た京介は自らも欲望を発散するが、覗きが発覚し部屋に招かれる。恥ずかしい姿を披露してと由紀に命じられて手扱きを始めると露わになった秘所を見ながら射精すると、由紀はそれだけではもの足りない様子で暗がりのなかで秘所を舐めてと懇願する。更には指ピストンまで求められて京介が思わず手扱きを始めると、由紀に押し倒されて騎乗位で童貞を卒業するのであった。

数日後由紀が理沙を連れて日帰りで帰省していた日の晩、京介は始めて泥酔した真奈美の淫らな姿に勃起するのを抑え切れない。義姉を部屋に連れていくが服を脱ぎ始め、しまいにはパンティを脱がせてとまで要求する状況に、秘所を拭き清めた京介も我慢の限界とばかりにクンニを始める。屈曲位にして連続絶頂に導くと、今度は真奈美がパイズリフェラで射精させ、いよいよ結合という時に由紀と理沙が帰宅してお預けになる。そして翌朝真奈美が書き置きを残して、家出してしまう。

真奈美がいなくなりすっかり元気が無くなった京介を慰めようと、理沙はいつものように露出過多な服装で挑発しては、真奈美とあの晩に何があったかを聞き出すとひとまずは義弟を癒してあげようと考える。膝まずいてのパイズリフェラで一度精を抜いて顔面に飛沫を浴びると、シックスナインから騎乗位で跨がり膣奥深くで二度目の放精を受け止める。理沙は京介が好きなのは変わらないけれど、彼の気持ちを尊重しようと姉と会う約束をする。

こうして理沙と喫茶店で会って話をした真奈美は、やや挑発的な妹の言動に対してもなかなか帰る踏ん切りが付かなかったが、京介から向けられる憧憬の表情を思い浮かべると会って告白しようと決意する。帰宅すると照れ隠しにあの晩の続きをしたいからと誘い、真奈美は一度目は口で、二度目は正常位で受け止めると、休む間もなく馬乗りパイズリで三度目の絶頂に達した義弟を優しく抱き締めるのであった。


【レビュー】

元々は公式ホームページのWeb連載で真奈美とのエッチシーンを終えたところまでで終了し、以降は出版に向けて加筆修正されて出来たのが本作である。本命に一途な主人公の憧れは女子大生の真奈美で、まだ両親の再婚から日が浅いこともあってか、義姉と義弟という繋がりよりは年頃の男女の距離感から来るぎこちなさというのが適切かもしれない。

天然で無防備に魅力を振り撒き、しかも酔うと無意識にエッチになる真奈美の本質が現れるのは中盤であり、そこまでに主人公は義母の由紀に筆下ろしされ、もう一人の義姉の理沙とは際どいところまで進んでいる。性的な誘惑があればフラフラと惹かれていくのはまぁ仕方のないところで、理沙も主人公に露骨なまでの好意を表していたのでここは納得だが、由紀は流石に父と再婚したばかりの義母である。一人寝の寂しさに一夜限りの関係になるのはやむを得ないが、だったら単純に姉妹丼でも良かったのかもとは思う。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2006/8/23 発売甘い生活-最高の義母と最高の義姉妹著:弓月誠、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。柔肌も露わなキャミソール姿を見せつけられるリビング。食事の準備をする張りつめた美臀が豊麗すぎるキッチン。熟れた身体を慰める艶め...
甘い生活-最高の義母と最高の義姉妹(著:弓月誠、フランス書院文庫)








本作は弓月誠作品の代表作の一つとされており、多分にプロジェクトとして進められていたPCゲーム化も要因の一つとして挙げられそうです。




弓月誠作品と言えば、「単一ヒロインエンド、3Pは行わない」など色々と古式ゆかしい誘惑作品の型にはまっている印象ですが、ゲームのなかではハーレムエンドやコスチュームプレイなど、いかにもなオプションも付いていましたね。





今年でデビュー12年目を迎え、30作品目となる新作が10月に刊行となります。




デビューした2004年と2010年を除き、ほぼ年2~3作品刊行のペースで作品を増やしていった結果、30作品目に到達しています。同じ2004年デビューの御堂乱さんが34作品ですし傍目から見れば順風満帆なのかなとは思いますが、いかにマンネリにならぬように腐心なさってきたかは滲ませないようにしていたのだろうなと思われます。

今年の刊行はこれで終わりとなるでしょうが、来年も刊行が続くように願いたいと思います。

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弓月誠「〈年上の隣人〉僕に最高の秘密を教えてくれた女」

弓月誠「〈年上の隣人〉僕に最高の秘密を教えてくれた女(ひと)」
(フランス書院文庫、2006年4月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年9月18日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

隣人の朝香に片想いしている達也だが、バイト先の店長の奈緒と関係してしまう。二人のデートの帰りを見掛けた朝香は嫉妬している自分の気持ちに気付き、達也を誘惑することに。


【登場人物】

高岡達也
17歳の高校2年生。朝香の隣家に住んでいる。性的好奇心が強く朝香に片想いを抱いているが言い出せず、亜沙美に相談する時は朝香を夢想している。実は朝香も達也本人が相談してきているとは当初は気付いていない。童貞。

相沢朝香
達也の隣家に住む31歳。夫と結婚して10年になるが、海外出張の為1人暮らし。肩口までの髪にやや派手目な顔立ちに対し、ハスキー声の落ち着いた女性。寂しさを紛らわせる為、テレホンカウンセラーを始めたのをきっかけに、達也の悩みを知る。カウンセラーとしては沢田亜沙美と名乗っている。

小野寺奈緒
33歳。達也のバイト先の海外チェーンのカフェの店長で、3年前に夫を事故で亡くしている。目鼻立ちのはっきりした活発なお姉さん系の女性。米国本社への研修の話があるが迷っており、あからさまに奈緒の身体に魅とれている達也に興味を持ち積極的に誘惑する。


【展開】

達也の楽しみはカウンセラーの亜沙美と電話で話すことで、今日も帰宅するなり彼女と話し憧れの朝香と姿を重ねてオナニーする始末。とはいえ実物の朝香を目にすると想いを口に出せずにいた。そんなある日バイトの忙しさも一息ついた頃に朝香に頼まれて倉庫に移動するが、脚立に乗った彼女を支えきれずに巨乳に顔面を押し付けられながら受け止める。勃起に気付いた朝香から好きになるのに理由なんていらないと告白され、憧れのおっぱいを見せてもらい乳肉に顔を埋めながら手扱きで射精へ導かれる。

そして数日後閉店まで手伝った達也は朝香とお互いに肩揉みをして労うが、乳谷を見せて誘惑する彼女に唇を奪われ更にブリーフを脱がせられ露わになったペニスに手扱きしてくれただけでなく、舌先で尿道口を刺激されてあえなく射精する。一度の放精で萎えることのない達也の逞しさを見て、朝香は跪いて乳間にペニスを挟み込んで奉仕し再び射精させるのだった。

数日後亜沙美と電話で悩み相談をしていた達也は調子に乗るあまりに、エロいことを言わせてみたいという衝動に駆られて付き合っている女性とエッチなことをしたと話すが、亜沙美の怒りを買ってしまう。ひと月が経って何とか彼女の赦しを得られて安心すると、週末に朝香にドライブに誘われ海に出掛け、車内で露骨なまでに誘惑されて遂に念願の童貞喪失を果たす。夜遅くまで何度も身体を重ねた末に帰宅するものの、そこに朝香も外出から帰って来たらしく鉢合わせしてしまい気まずい雰囲気に。

隣人の少年に女がいるという重苦しい気持ちを抱えたまま朝香は亜沙美として達也少年の電話相談に乗ってあげるが、話を聞く内に彼が隣人と同じ人物だと気付き悩みを深めていく。そんなある日気怠さを感じた朝香は夕立ちを知らせに来た達也に気付かず、無防備な姿を晒したままリビングで眠りこけてしまう。
その姿に挑発された達也は乳谷を見ようと息を荒らげながら、朝香の身体に近付きオナニーを始まる始末。違和感に気付いた朝香も流石に狸寝入りしていられなくなり目を開けると、自分が気持ち良くしてあげると告げて、オナニーの見せ合いや口唇奉仕で立て続けに精を搾り取るのであった。

一方朝香と鉢合わせになった時の達也の表情を見た奈緒は身を退くべきだと悟り、週末に彼を初めて部屋に招くと本社研修の話を切り出す。別離を意味していると言外に匂わせると、最後の逢瀬だからと玉舐めやアヌスにまで舌を伸ばして限界まで焦らし口唇奉仕で精を受け止めると、最後は正常位で交わり一緒に絶頂に達してしまう。
そして達也は亜沙美に朝香や奈緒との経緯を電話で話すと、さも自信たっぷりにバラの花束を用意して朝香に告白なさいとアドバイスされ、半信半疑ながらも朝香の家を訪ねる。電話を使って亜沙美の正体を明かした朝香は一途な告白を受け入れ寝室に招くと、乳房に甘える達也のペニスを仰向けで導き乳谷に挟んで射精へ導く。そして年上の矜持を見せ挿入をねだると、正常位で交わり中出しを受け入れるのであった。


【レビュー】

本命と対抗の年上ヒロインとの恋愛感情に悩む少年主人公が登場する弓月誠氏の誘惑作品だが、本作で五作品目となるだけにこの頃から「」を使って擬音を多様した愛撫の文章表現を多様するようになる。いかにいやらしく表現するかは作家によって違うもので、その工夫には感心する次第である。

本作でメイン格となる朝香は「亜沙美」としてテレホンカウンセラーの仕事をしているが、主人公本人とは気付かず同じ名前の少年の悩みを聞いてあげる内にその姿を重ねていく。一方の主人公も隣人の朝香と「亜沙美」を重ねるが、十代の少年なだけに性的対象にしてしまい、しまいには恥ずかしいことを言わせてみたいと考える始末である。そんなデリカシーの無さそうな主人公に、何故朝香が惹かれていくのかの背景は必要だったかなと思う。

一方対抗格のヒロインが主人公のバイト先の店長の奈緒で、奔放そうに見えて実は未亡人である。こちらも朝香と負けず劣らずの巨乳で乳戯の描写もあり、弓月誠作品としてのお約束とも言えるのだが、主人公との年の差や本人の気持ちを汲んで自ら身を退く覚悟を見せる優しさもある。例外に漏れず対抗ヒロインの方が良かったのにと思う弓月誠作品らしいところで、仕方がないのかもしれない。


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2006/4/24 発売年上の隣人-僕に最高の秘密を教えてくれた女〈ひと〉著:弓月誠、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「フェラとは違うやり方で気持ちよくしてあげるわ」想像を超えた豊麗な美乳で硬直を癒してくれる未亡人。「信じて……エッチな私を見せるのは...
年上の隣人-僕に最高の秘密を教えてくれた女〈ひと〉(著:弓月誠、フランス書院文庫)

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弓月誠「家庭教師・美咲【年上個人授業】」

弓月誠「家庭教師・美咲【年上個人授業】」
(フランス書院文庫、2005年12月、表紙イラスト:新井田孝)

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【あらすじ】

大学受験を控えた卓也は、家庭教師の美咲から婚約者の存在と来春に結婚する事を聞かされてショックを受けるが、卓也の想いを知った美咲は卒業するまでの期間限定の恋人になる事を告げる。

【登場人物】

盛本美咲
26歳。卓也の家庭教師だが本業はピアノ講師で、イタリアの音大に3年間留学していた経験もある。来春に婚約者と結婚を控えているが、卓也の想いを真摯に受け止め期間限定の恋人に。やや冷たさを感じさせるような美貌と肩まで伸ばしたサラサラの髪型が知的な印象を与える。バスト90cmを越える巨乳。

宮沢卓也
大学受験を控えた17歳の高校3年生。高校受験の時から3年間家庭教師を務めた美咲に対し、ほのかな恋心を抱いて来た。童貞。

【展開】

ある夏の日の授業でいつものように甘ったれた態度で接する卓也に対し、美咲は奮い立たせるつもりで来年はもう家庭教師は出来ないと来春に結婚する予定だと告げる。自分の不用意な一言で卓也に押し倒された美咲は教え子の気持ちを汲み取り、若勃起に唾液を垂らして甘い手コキで射精させると、二回目は口唇奉仕を仕掛けて顔面に精を浴びてしまう。

翌週美咲は卓也に家庭教師を休むとは告げられずに自分の部屋で悩んでいると、少年が自転車をこいで汗だくで訪ねて来たのを見るや、来春までの半年間卓也と真摯に向かい合おうと決意を固める。キャミソールを脱いで巨乳を露わにすると卓也の好きなように甘えさせ、自分はお返しとばかりに手で勃起を扱ぎ立て、更に馬乗りになってパンティの股布をずらして秘所を見せてあげる。彼の必死な愛撫に感じ始めると、向きを変えてシックスナインになり迸りを口で受けるのであった。

秋を迎えて週一だった授業を増やした甲斐もあって、卓也の成績は志望校を十分に狙える範囲までに達したが、美咲は仕事と家庭教師と結婚準備の疲れもあって居眠りをしていた間に唇を奪われる。そして日頃頑張っているご褒美として全裸になると、口唇奉仕だけでなく乳谷に勃起を挟み込み、舌先で尿道口を弄って激しい射精に導いてあげる。

卓也の愛撫のテクニックは瞬く間に上達し冬を告げる頃には四つん這いにされて指ピストンと淫核舐めで絶頂を迎えるようになるが、美咲は教え子が性戯に溺れるあまりに勉強時間が減っていることに不安を感じ始めていた。案の定卓也の模試結果が悪かったのを見て美咲は原因を聞くと、セックスがしたいんだとストレートに返されてしまい、単に彼を弄んでいただけではと反省する。そして卓也が期末試験でクラストップ3に入ると、約束した通りクリスマスイブの夜に自分の部屋へ招き、寝室で絡み合い正常位で筆下ろしに導いてあげる。

翌春卓也が無事志望校に合格したのを見届けると、美咲は挙式の三日前に両親が不在の彼の家を訪ねると、流石にこの時期にと躊躇する卓也を促して二回目にして最後の交わりに臨む。婚約指輪を外すのも忘れて浴室でパイズリ奉仕、お掃除フェラでの二度目と立て続けに射精させると、そして三度目は自ら騎乗位で跨がり一夜限りの関係に溺れていくのであった。

【レビュー】

序盤で美咲は既に来春に結婚し卓也の進学に伴い別れる事を前提として、季節のイベントに絡めた期間限定の恋人関係を綴ったシンプルな展開の誘惑作品である。
誘惑でも凌辱でもありがちな展開として婚約者のいるヒロインが主人公との交わりに愉悦を感じ、社会的(対外的)には伴侶との関係を維持しながらも主人公が一番となることはあるが、本作ではそうはならない。まさに「甘美系誘惑小説の頂点へ」の帯のキャッチフレーズの通り、一対一の主人公とヒロインとの真摯な関係が描かれている。

その為かヒロインの心理描写において婚約者との大きさや技巧の比較は一切無いし、主人公も彼女にそんな意地悪なことは聞いては来ないので、婚約者に隠れて情交に及ぶ背徳感には欠けるもののそれを越えた次元で愛情物語としては十分だと思う。まだ弓月誠作品お得意の「」付きの擬音表現は控え目な時期でもあり、古さを感じさせない作品と言って良いだろう。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2005/12/23 発売家庭教師・美咲-年上個人授業著:弓月誠、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「受験までだからね、こんなことしてあげられるの」 憧れ続けた90センチを超える美乳に甘え溺れた夏の夜。 授業中、27歳の秘蜜の果実をむさぼりつくした秋の日。 ...
家庭教師・美咲-年上個人授業(著:弓月誠、フランス書院文庫)

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弓月誠「年上三姉妹 素敵な隣人たち」

弓月誠「年上三姉妹 素敵な隣人たち」
(フランス書院文庫、2005年5月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年7月3日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

隣人の相沢家の三姉妹とプールへ泳ぎに来た亮は、彼女たちの魅力的な肢体に心を奪われる。数日後美沙子を庇って事故に遭い怪我をするが、看護婦の麻美、大学院生の圭子、未亡人の美沙子との甘美な入院生活が始まる。

【登場人物】

向井亮
17歳。相沢家の隣に住む高校2年生。物心が付いた頃から美沙子に憧れを抱いていた。

相沢美紗子
34歳。未亡人。相沢家の長女で結婚してもそのまま相沢家に住んでいる。駅前で生花店を営み、年相応にむっちりとした身体をしている。巨乳。

相沢麻美
27歳。看護婦で相沢家の次女。学生時代には水泳で大会に出場したほどで、ボーイッシュですらっとした身体の持ち主。美沙子や圭子の想いを知りつつ、亮に性体験をさせようと誘惑する。巨乳。

相沢圭子
22歳。大学院生で相沢家の三女。銀縁メガネをしてきつい印象を受けるが、抜群のプロポーションの持ち主。家庭教師をしたのをきっかけに密かに亮の事を想っている。巨乳。

【展開】

圭子と亮をくっ付けさせようと麻美は美紗子も連れて四人でホテルのプールへとやって来るが、当の圭子は服も脱がずに読書をしていて素っ気なく、美紗子は恥ずかしさのあまり水着になろうとはしない。麻美が美紗子と口喧嘩の後に立ち去るのを見届けて亮もプールへ入ろうとすると、美紗子が準備体操くらいしなさいと上着を脱ぎ始める。美紗子の熟れた身体を見せ付けられ勃起しプールに逃げた亮をからかうように、麻美は後を追って水中で彼の身体に密着させ、水着を脱がし手コキから素股で射精に導くのだった。

数日後街中で亮と会った美紗子は自分の水着姿を見た時の彼の熱い眼差しを思い出し、逃げるように赤信号で道路を渡ろうとするが、亮が咄嗟に庇い車とぶつかり右足を骨折して入院する羽目に。亮が目を覚ますとナース服姿の麻美が現れて今だけは私を見てと誘われ、初キスから全身を愛撫されて尖った乳首で尿道口を責められると射精してしまう。そしてその日の夜遅く騎乗位で童貞を奪われ、一晩中付き合ってくれた彼女の母性に気付く。

翌日性交の疲れもあって居眠りしていた亮の元に、メガネを外しておめかしした圭子がやって来て汗ばんだ身体を清拭してもらうことに。緊張の面持ちでパンツの中まで綺麗にしようとする彼女に圧倒され、口唇奉仕まで受けると口内に射精してしまう。更にその日の夕方に美紗子が訪ねて来ると、再び勃起してしまい恥ずかしそうにする亮に気付き、こうなったのは自分のせいだからとフェラチオで射精に導くのだった。

その翌日退院した亮を出迎えた美紗子は彼を夕食に誘うと、目を楽しませてあげようとわざとノーブラでゆったりとしたワンピースを着て、乳谷を見せたり揺らしたりしてみせる。亮に迫られてリビングへ移動し馬乗りになって乳房を露わにすると、延々と乳首舐めを続けられて達してしまうが、返礼とばかりに美紗子は巨乳でペニスを挟みパイズリで射精させる。ところがその瞬間を帰宅した圭子に見られていたと気付く由もなかった。

翌日圭子は姉たちに負けないと決意し亮を自分の部屋に招くと、ケーキをこぼしたと服を脱ぐ口実にして黒下着姿を披露する。緊張を隠し切れない圭子に応えてあげようと亮は秘所を舐めて快感を与えると、お返しに馬乗りになってと言われてパイズリフェラで射精する。そして圭子を破瓜に導いてあげるものの、これが一番好きな人だったらと美紗子の乱れた美貌を想像し更に罪悪感を深めてしまう。

数日後仕事中の美紗子を昼食に誘った麻美は、姉がフェラチオまで進んでいたのを聞いて自分が教材となり女を教えてあげて良かったと安堵し、次の日にただの夏風邪なのに嘘をつき姉が倒れたと亮に告げて看病させることに。亮の来訪に戸惑いながらも素直になろうと美紗子は決意を固めると、シックスナインで二度も絶頂に至った後で、怪我をしているからと気遣い騎乗位で交わる。想い人同士で結ばれて、二人は幸せに浸るのであった。

【レビュー】

弓月誠作品と言えば「誰か一人を選ぶ」終わらせ方が定型化しているのだが、初の三人ヒロインものである本作も長女の美紗子が本命であり、それでも性欲には勝てずに誘惑されてしまう主人公は高校生と王道路線のど真ん中を突いた仕上がりとなっている。

始めに主人公と結ばれるのは次女の麻美であり、ボーイッシュな外見とさっぱりした性格に相反して、姉の美紗子や妹の圭子を思って自らは彼にのめり過ぎることもなくキューピッド役に徹している。次は三女の圭子で男性経験が無く、それでいて頭の良いところがある為に、回り道をしながらも結ばれていく。しかし主人公は彼女の誘惑を嬉しく思いながらも、本命の美紗子にしか向いていない。本作のなかでは最も不憫でならないタイプが圭子である。

メイン格である美紗子は成長途上の主人公を男として意識し始めて恥じらったり、流石に本番はと躊躇ったりと複雑な心境を覗かせる。お人好しの次女、健気な三女に比べると母性の面では勝っても、何故に主人公がのめり込むのかがいまいち釈然としないことが弓月誠作品では見られている。ヒロインに余計なバイアスを掛けずに公平に見せる配慮もあるだろうが、時にはえこひいきも必要かなと感じた次第である。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2005/5/23 発売年上三姉妹-素敵な隣人たち著:弓月誠、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「教えて?あなたの気持ちいいところ……」「フェラって最高でしょ?出していいのよ……」「来て。入れて。私をもっと好きなだけ味わって……」女子大生と看護婦と未亡人――...
年上三姉妹-素敵な隣人たち(著:弓月誠、フランス書院文庫)

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弓月誠「独身四姉妹と居候」

弓月誠「独身四姉妹と居候」
(フランス書院文庫、2016年4月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

大学を出て海外へ赴任となり、6年振りに帰国した真一は実家の叔父夫妻を訪ねるが、美しい小和田家の四姉妹が住んでいて夫妻が引越したのを知る。行く当ても無く、取り敢えず小和田家に厄介になることにしたものの、青年に取っては女ばかりの環境は苦行にも等しく…。

【登場人物】

秋山真一
28歳の会社員。幼い頃に両親を亡くし、叔父夫妻に育てられて社会人になったが、早々に海外へ赴任となった。久し振りに帰国となり実家に戻って来るが、小和田姉妹が半年前に買い上げていたのを聞いて夫妻が転居したと知る。

小和田靖子
38歳。小和田家の長女で8年前に夫を亡くして以来、新たな出会いも無いままでいる。人妻ならではの艶やかさを持つ一方で、思い込みが激しく可愛らしさも垣間見せる。真一も靖子も互いに一目惚れしてしまうが、性格の似た者同士で素直になれない。巨乳。

小和田未佳子
35歳。小和田家の次女。証券会社に勤めるトレーダーで、秋山家の邸宅を買うほどの資産があるらしい。離婚歴があり男性経験も豊富で、魅力的な肢体を持つ熟女。昔から姉の心を読むのが得意で、相思相愛なのに関係が進まない真一を焚き付ける。

小和田歩美
33歳。小和田家の三女で姉二人に負けず劣らずの美女で姉妹一番の巨乳だが、常に劣等感を抱き卑屈になっている一面も。図書館の司書として働く地味なタイプで、当初は真一に対して警戒していた。

小和田麻紀
30歳。小和田家の四女で大学院で研究に勤しんでいる。スレンダーな身体付きで人並み以上に美人だが積極性に欠け、男性との出会いが無いままに三十路を迎えてしまっている。

【展開】

帰国した真一は新たな住みかが見付かるまでと、居候扱いで四姉妹の為に色々と家事を手伝うが、女ばかりの環境に性的欲求が溜まって来てしまう。ある日曜日の朝に洗面所で自分の洗濯物を洗っていると、未佳子に誘われて手コキで精を放出させてもらい、更には対面立位で交わってしまう。流石に中出しを避けたものの情事の余韻に浸っていると、入れ替わるように靖子が現れて欲求不満なら自分を求めなさいと口唇奉仕で三度目の射精に追い込まれる。

五月に入り真一は靖子にも未佳子にも声を掛けづらくしていたが、ある日歩美が部屋を訪ねて来て部屋の模様替えを頼まれる。用事は済んだと思いきや歩美から自分を抱いて欲しいと求められ、真一は靖子への愛を貫きたいと思いながらも誘惑に負けて正常位で交わり中出しする。そして毎晩のように家中至るところで歩美と交わるようになってひと月が経ち、ある週末に趣向を変えて図書館の資料室で歩美を抱くが、その様子を麻紀に見られてしまう。

数日後真一は麻紀に初体験の相手にと指名され、更に靖子も見守る中で抱こうとするが、麻紀が怖じ気付いてしまって靖子に手本を見せてもらうことに。正常位でペニスを導き喘ぐ靖子とハプニングとは言え交わる機会に触れて、真一は早くも射精に追い込まれて剛直を抜いて彼女の裸体に迸りを浴びせる。そしていよいよ麻紀の未通の膣内に挿入し、リクエスト通りに中出しするのだった。

こうして靖子を除く三人と交わりまくる日々を送り引越のことなど考えてもいない真一だったが、ある時に愛用のパソコンのブックマークに不動産屋の物件があるのを靖子に見られてしまう。勘違いだと説明する間もない内に彼女に積極的に迫られ、口唇奉仕や膣内射精をしたものの、誤解だと知った靖子は自分のことを棚に上げて一方的に激怒し口もきいてくれなくなる。

靖子の態度の急変に自分も真一のことが好きな未佳子は僅かな望みを掛けて姉を挑発し、歩美や麻紀と三人で真一の部屋に押し掛ける。真一は姉妹たちに誰か一人を選んでと迫られて交わらざるを得なくなり、それぞれの膣内に射精するが、向かいの部屋で堪えていた靖子が我慢の限界だと真一の部屋に乗り込む。やっと素直になった姉を見て未佳子は身を退く時だと妹たちを連れて出ていき、真一は初めて靖子を呼び捨てにして告白するのだった。

【レビュー】

短編を除いて28作品となる作者に取っては初めての「ママの友達が綺麗な理由」以来となる四人ヒロインの作品で、長女で未亡人の【綾子】38歳、次女でバツイチの【未佳子】35歳、三女で図書館司書の【歩美】33歳、四女で未通の大学院生の【麻紀】30歳というラインナップである。

それに対する主人公【真一】は28歳だからヒロインとともにそれなりの年齢にはなるのだが、近作の作者のスタンスから見るに付けラブコメ路線を継続しており、物語としての深みはあまり無いと言えるだろう。そして居候テイストの主人公の設定は最近の黒本の流行りの一つで、あとはひたすらやりまくりかつ淫語連発の描写が続く。

メインは長女の靖子であるが、官能面での出番は序盤の未佳子からの誘惑の後、中盤での麻紀の初体験の場面で絡みはあるが、本格的な出番は第五章と第六章となる。主人公から恋愛観情をぶつけられそれを受け入れようとするが、途中で(本人の)勘違いから関係をこじらせてしまい、妹たちのアシストを受けてやっと結ばれる次第である。こうした場合に長女より妹たちの方が魅力的なケースもあるが、残念ながら本作では次女たちの方が大人で、個人的には長女のこじらせ具合が気に掛かった。

本作では四女が未通なのだが三女は男嫌いとまではいかないが縁が無く、奔放な次女との対比で似たタイプは二人も要らなかったような気がするし、実は一番割を食ったのが次女自身であるのかもしれない。バツイチで仕事のできる彼女と、未亡人の長女は元人妻同士である。展開の見せ方と長女の描き方でいま一つなものがあったので、星を三つとしたいと思う。

※弓月誠作品で四人ヒロインは一度題材に使われていましたので、訂正いたします。


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弓月誠「年上願望【女教師と叔母】」

弓月誠「年上願望【女教師と叔母】」
(フランス書院文庫、2005年1月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年4月5日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

英語教師の綾乃に憧れを抱いていた俊之だが、その一方で授業に集中出来ず成績が下がっていた。責任を感じた綾乃は保健室で俊之を誘惑する。一方帰国した京香は4年ぶりに再会した甥の反応を見て可愛いと思い、俊之を誘惑する。

【登場人物】

氷室俊之
16歳。高校2年生。担当教師になった綾乃に一目惚れしてしまう。一方で授業に集中出来ずに成績が落ちて、教師の間で話題になっている。両親と妹の4人暮らし。女性経験はない。

伊東綾乃
33歳。俊之の通う高校の英語担当教師。結婚しているが、子供は居ない。小振りな顔立ちに大きな瞳が愛らしく、年齢よりかなり若く見える。

京香
39歳。俊之の母親の妹(叔母)。フランスの航空会社でフライトアテンダントを勤め、パリに在住している。3年前に結婚したが子供は居らず、甥の俊之に対して歳の離れた弟のように特別な感情を抱いている。休暇を利用し一時帰国した。

【展開】

試験中に綾乃の身体に見とれていて鼻血を出した俊之は保健室に連れていかれ介抱を受けるが、彼女がふと気を許した隙にヒップや太ももを触ってしまう。教え子のそんな態度に悪い気はしない綾乃は求められるままに四つん這いとなりお尻を披露するものの、調子に乗った俊之はパンティ越しに秘所の匂いを嗅ぎながらオナニーするが、堪らなくなった綾乃は顔面にお尻を乗せながら彼の勃起をしごき射精に導くのだった。

数日後教師たちの間で俊之が授業中全く集中していないと話題になり、責任を感じた綾乃は放課後に教務室で彼の個人指導を行うことに決める。しかしマンツーマンになると却って俊之が自分の胸や脚に気を取られペニスをたぎらせているのを知って、綾乃は手でしごくだけでなく口唇奉仕で一度精を抜いてから勉強に取り掛かり、中間試験で良い成績を取ったらご褒美をあげると約束する。

そして試験を終えて好成績をあげた俊之は、金曜日の夕方に綾乃の住むマンションの部屋に招かれる。大胆なキャミソール姿で現れた綾乃に夢中になり折角のご馳走もロクに食べられずにいたが、口移しで食べさせてもらうとそのまま濃厚なキスを交わし寝室に移動する。綾乃の全身を愛撫し軽い絶頂へ導くと、正常位で繋がり童貞を卒業するのだった。

綾乃と三度も交わった俊之は疲れもあって土曜日は自宅で惰眠を貪っていると、休暇を利用して京香が訪ねて来る。俊之が年頃の男と知ってか知らずか彼女から就寝前に部屋でマッサージを求められ、俯せになり熟れた肢体に触れる内に勃起し、彼女が眠っている姿を見ながらオナニーしてしまう。そこで目覚めた京香は成長を認めるように口唇奉仕やシックスナインに至るが、続きは明日だとお預けにする。

翌朝両親が外出するのを確かめると俊之は京香の部屋を訪ね、ネグリジェ姿の叔母とイチャイチャした後で浴室へ移動する。自慢の巨乳を使ったパイズリで俊之を射精させた後で再び寝室に戻った京香は正常位で繋がるが、付き合っているのが綾乃だと知り彼女にしてあげたらきっと悦ぶはずだからと後ろの穴へ導く。しかし京香はペニスを受け入れたものの、肛内への射精初体験は綾乃にしなさいと諭し、迸りを背中に受けるのだった。

翌朝俊之は京香を見送る為遅刻したので綾乃の授業には出ず、放課後に図書室で待ち合わせする。ひと気が少ないとはいえ、大胆にも椅子の下に潜り口唇奉仕で精液を飲んだ綾乃に翻弄される俊之だが、マンションへ移動すると四つん這いにした彼女を叔母に教わったテクニックで絶頂へ導く。綾乃は俊之がアナルに興味を持っていると聞いて恥じらうが、彼に主導権を握られるのも悪くはないと思いながら後ろの処女を捧げる。こうして綾乃の部屋に毎日のように入り浸るようになった俊之は、ある日京香からのエアメールを受け取り、翌月末にまた来日するから綾乃と共に楽しもうとしたためられているのを見て、三人でのプレイを心待ちにするのであった。

【レビュー】

年齢よりも若々しく見える二人の熟女は、片方が主人公の教師という立場で、他方は主人公の叔母である。女教師は自分に熱い視線を注ぐ主人公に初めから好意を抱き、二人きりの状況で早くも身体に触れることを許してしまう。彼女は夫もいる教師という立場からすると、主人公との何らかの理由付けが欲しかったかなという気がする。弓月誠作品のヒロインは心の中であれこれと逡巡しては結局は許してしまうところがあるが、その経緯が笑えるくらいの時もある。彼女もそのタイプと言えるだろう。

一方の叔母はたった二日間の滞在であり、その中でひたすら女性の愛し方を伝授するという面では心の優しい叔母に違いはない。ただセックスを終えていきなり後ろの穴という流れは、童貞を卒業したらあとはアナルというある種の予定調和に乗せる為の振りかもしれないが、ちょっと唐突な気がする。前半で女教師に使った分を後半では駆け足で過ぎてしまい、慌ただしい印象を受けたように感じる。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2005/1/21 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>あせらないで、オッパイはやさしく触るの…… アソコは舌を使って、ゆっくりと味わいなさい…… 驚いた? 女のなかって、温かいんだから…… 男の子でしょ、もっと強く突いてもいいのよ…… 綾乃と京香――二人の熟女が少年に教えた女の真実。 すべての願望が現実になる年上プライベートレッスン。★★★☆☆ 魅力的なヒロイン...
年上願望-女教師と叔母(著:弓月誠、フランス書院文庫)

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弓月誠「年上初体験【未亡人と僕】」

弓月誠「年上初体験【未亡人と僕】」
(フランス書院文庫、2004年7月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年4月4日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

隣人の未亡人・美枝子に憧れを抱いていた慎介。一方で学校では英語教師の裕美にも魅力を感じていた。放課後の図書室で裕美に個人授業をしてもらったのがきっかけで急速に距離が縮まり、それを知った美枝子も負けじと慎介を誘惑する。

【登場人物】

市川慎介
17歳。坊主頭が似合う高校2年生。単身赴任の父が急病の為、母もイギリスへ向かい不在。美枝子に料理を教わるなどお世話になっており、彼女の豊満な身体に熱い想いを抱いている。その一方で裕美も気になり迷いを抱く。童貞。

石橋美枝子
38歳。慎介の隣に住んでおり、料理学校の講師。夫を5年前に失い、ひとり娘は大学へ進学し京都に住んでいる。何かと熱い視線で自分を見つめる慎介に悪い気はしていないが、あと一歩が踏み出せずにいる。豊満なバストが特徴。

滝山裕美
三年前に大学を卒業した20代の女教師で、慎介が通う学校で英語を教えている。独身。アメリカ暮らしが長く、放課後に図書室を頻繁に訪れる慎介を気に掛けるように。美枝子ほどは巨乳ではないが、スラッとしたスタイルで全校で人気が有る。

【展開】

裕美を目当てに毎日図書室に居残る慎介は彼女から労いの言葉を掛けられるが、開襟したブラウスの隙間から乳房を覗き見ていたのを見咎められる。それでも手淫奉仕で立て続けに射精に導かれる幸運を得られる。そんなこともあり美枝子に料理を教えてもらう約束の時間に遅れるが、裕美に付けられたキスマークを美恵子が気にして手元が疎かになり、コーヒーをズボンにぶちまけられる。タオル越しに勃起に触れられただけで呆気なく射精した慎介は家に逃げ帰り、美枝子もその晩に彼を想いながらオナニーしてしまう。

その三日後裕美が図書室に来ないのを心配する慎介の元に美枝子から電話があり、あの晩のことは気にしないでと料理教室の誘いを受けて承諾し雨の中を帰宅しようとする。そこへ裕美が愛車に乗って現れ自宅まで送る途中、彼女のマンションの部屋に寄る。ノーブラの大胆な女教師の痴態に誘われ、美枝子との約束を反故にした慎介は口唇奉仕で射精し帰宅するが、その姿を美枝子に目撃される。

帰宅した慎介はすぐさま美枝子に連絡し家を訪ねるが、彼女に裕美との関係が知られたと気付く由もなく、マイクロミニで襟ぐりが深く胸の谷間が見え隠れするような大胆な服装に悩殺される。料理を教えながら過剰なスキンシップを取る美枝子に挑発され慎介は裸が見たいと甘え、寝室のベッドに横たわった彼女の服を脱がす。そして巨乳に挟まれながらイキたいと馬乗りになりながらスカートを脱がせると、紐パンに包まれた秘所を見て興奮し思う存分精を放つのだった。

その翌日スーパーで慎介が美枝子と一緒にいたのを認めた裕美は、負けたくないとの想いで攻勢を掛けようと週明けの放課後に進路相談室に呼び出す。美枝子と自分とどっちが良いのと誘惑し、口唇奉仕で射精させた裕美は更にオナニーショーで挑発すると、スカートと下着を脱いで慎介が欲しいと誘う。こうして童貞を卒業したものの、帰宅すると隣の美枝子が何も告げずに留守にしているのを知り、慎介は学校を休んでしまう。

五日後裕美は慎介を心配して自宅を訪ねるが、美枝子の名を呼びながらオナニーしているのを耳にしてショックを受ける。教え子の気持ちが隣人にあると悟った裕美は慎介の前立腺を刺激しながら口唇奉仕したり、四つん這いになって挿入を求めたりして精一杯淫らに演じ、別離を決意する。

年の差もあって慎介への気持ちを整理しようと帰省していた美枝子だったが、せめて今の間だけでもと決意し自宅に戻ると慎介を受け入れる。互いに激しい口唇愛撫で絶頂に至ると、美枝子は慎介に抱かれ幸せを実感するのだった。

【レビュー】

シンプルな構成で古き良き時代の誘惑作品の見本と言えるであろう。帯には当時の誘惑系のベテランである牧村僚氏と西門京氏の推奨文があり、今思えば正統な後継者としてのバトンタッチでもあったのかなと思う。デビュー作から全ての作品を追ってきた者としては、もうデビューから12年も経つのだと実感するところである。

年上女性から次々に誘惑されフラフラしてしまう優柔不断な主人公と、何故こんな主人公にと思わずにはいられない魅力的なヒロイン。現在の売れ筋なら迷わずヒロインたちの競演でハーレムとなる所だが、それに対する作者なりのアンチテーゼか、以降の弓月誠作品の大半において「最終的に1人」となっている。そして何故か別れを告げるヒロインの方が、メイン格よりも魅力的に感じてしまう。現在に比べると「」を使った擬音語が少ない文体だが、まさに誘惑系の王道たらんとする姿勢は当時から伺えるだろう。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2004/7/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>知ってるのよ。隣りから私のお尻と胸ばかり見てたこと。38歳の未亡人が好きだなんて笑われるわよ、慎介君。私の身体、魅力的?本当は若い子としたかったでしょ?おばさんでもいいのなら、優しく気持ちよく教えてあげる。好きなだけ見て触って。嗅いでも舐めても何でもしていい。夢じゃないわ。勇気を出して。たっ...
年上初体験-僕と未亡人(著:弓月誠、フランス書院文庫)

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弓月誠「熟妻女教師・三十九歳」

弓月誠「熟妻(マダム)女教師・三十九歳」
(フランス書院文庫、2016年1月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

いじめに遭って引きこもり生活を送っていた勇人の前に、母親の元同僚の智子が個人教師として現れる。裸を見せたら勉強するという勇人の無理難題をあっさりと受け入れた智子に甘えるようになったが、当の智子も勇人への想いを抑え切れなくなり…。

【登場人物】

中嶋勇人(ゆうと)
高校二年生。(第一章スタート時)一年生の時にいじめに遭って以来登校拒否を続けていたが…。共働きの両親と三人暮らしで現在は引きこもり中。童貞。

向井智子(さとこ)
39歳。勇人の母親が教職に就いていた頃の友人で、勇人の家庭教師を務める事になった。十数年前に結婚を機に退職し家庭に入っている。巨乳で母性溢れる優しさと、肩までの黒髪に色白で整ったクールな美貌の持ち主。

小谷美雪
27歳。勇人の一年生の時の担任教師で親身に接していたが、逆にいじめを悪化させる原因となり心を痛めている。学校一の美人で英語を担当し、学生時代に水泳で鍛えた経験から水泳部の顧問も務めていた。三年前に結婚している模様。

【展開】

怠惰な生活を送っていた勇人は、突然現れた智子から一方的に勉強を教えると言われて動揺するも、ハプニングで破れたスカートから覗くパンティ越しの熟尻に興味を抱く。数日後初授業で勇人は智子の裸を見せてくれたら勉強すると無理難題を突き付けると、彼女が恥じらいつつも下着姿になったのを見てブリーフを脱ごうとする。智子は聳え立つ若竿に圧倒されつつも手で扱き、迸りを顔面で受け止める。

勉強のご褒美にと智子は1ヵ月間愛戯を続けていたが、次第に勇人の初めての女性になりたいという気持ちが沸き上がっているのに気付き、その日は散々焦らした末に遂に教え子の口からセックスを知りたいと言わせることに成功する。しかしタイミング悪く家庭訪問に訪れた美雪と初対面に及んだ智子は、勇人を自分のものにしたいという思いから正常位で誘い、初体験へ導くのであった。

初体験から10日ほど過ぎて三年への進級を間近に控えた頃、智子は勇人に精神的にもう大丈夫だからと復学を勧めるが、勇人から復学を拒まれた上美雪から英語の授業を提案されていると聞かされ不安を抱きつつ了承する。そして2日後市民プールで初授業が行われるが、勇人は極小水着で現れた美雪から繰り返し身体を密着され誘惑されていると気付き、向かい合って水の中で繋がり膣内へ射精する。

美雪のレッスンの成果もあって次第に持続力が増して来た勇人に複雑な想いを抱く智子と教え子の為に精一杯大胆に振る舞う美雪の二人は、勇人が三年に進級し秋を迎える頃には顔を合わせていなくても不思議な連帯感を持つようになる。その一方では二人とも大学受験が終わったら関係に区切りを付けねばならないと理解しているが故、勇人とは今を楽しもうとますます淫らになっていくのであった。

そして受験を前日に控えた雪の日に美雪との逢瀬を済ませた勇人は、いくら待っても智子が来ないのを不審に思い彼女の自宅へ向かうと、風邪で寝込んでいるのを見付け一晩中看病する。翌朝試験会場に向かうまでの慌ただしい時間で、智子を抱き勇気付けられた勇人はめでたく第一志望に合格する。

新学期を迎え智子と美雪にお礼を言おうと自宅に呼び寄せた勇人は、最後の想い出に全員でしたいと提案する。マダムたちから常に同時にと求められた勇人は白濁を二人に浴びせ、はたまた彼女たちも潮を吹かせて明け方まで乱れた情交を繰り返す。入学式を迎えた翌朝勇人は、別れも告げずに立ち去った二人にいつか成長した姿を見せるのだと決意を固めるのだった。

【レビュー】

いじめに遭って引きこもりとなった主人公の為に、母親の同僚だった39歳の元教師と主人公の元担任だった現役教師27歳の二人の熟妻(マダム)ヒロインが2年近くにも渡り甘々な個人授業を繰り広げている。前者は熟妻だけに母性溢れる優しさと巨乳を活かした部屋の中での甘い描写が多く、後者は水泳で鍛えた身体を駆使してプールやヨガエクササイズでの情交と溌剌とした印象を与えており、終盤で総括するかのように三人で区切りを付けるというのは「いつも通り」の流れである。

弓月作品では既に王道の二人ヒロインの誘惑作風であるのだが、ここ数作の流れと同じく官能面での描写は熟妻との関係が始まった第二章以降終盤までフルスロットルに入りっ放しの状態であり、物語らしい部分は極めて少ない。従ってヒロイン二人とも人妻である必要性も感じられないのは否めない部分である。夫がいるのに教え子となんて…という背徳感はあまり無いが、重すぎずカラッとした読後感を得られるという点はこの作者らしいと言えそうだ。

一時期は何でもハーレムエンドに偏重し、今またかつての背徳・倒錯路線に回帰し始めているというフランス書院文庫の作品群の変化の中で、デビューして12年目の作者は自らの作風を堅持しており、精力的な活動を続けているので今後にも期待したい。

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弓月誠「憧れの未亡人叔母 浴衣姿がまぶしすぎて」

弓月誠「憧れの未亡人叔母 浴衣姿がまぶしすぎて」
(フランス書院文庫、2005年8月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

本作はフランス書院文庫アンソロジー「僕の隣人 黒い下着と美臀」に収録された短編です。

僕の隣人【黒い下着と美臀】 (フランス書院文庫)
結城 彩雨、櫻木 充、麻実 克人、弓月 誠、冬野 蛍、北都 凛、赤星 優一郎
フランス書院
2012-08-17



【登場人物】

里中光一
高校2年生。父親と母親と三人で暮らしているが、父親の海外転勤により響子と離れ難く苛立ちを募らせている。女性経験はない。

野々村響子
35歳。母方の妹で五年前に夫を事故で亡くした。夫の墓参りの後で姉の家に寄るのが恒例で、光一は何かと理由を付けて一緒にいようとする。小柄で豊かなバストとヒップは不釣り合いなほど張り出した魅力的な身体付き。元教師。

【展開】

離日まで十日足らずとなったある日響子の来訪を喜ぶ光一は、引っ越しの準備があるので二人で夜祭りに出掛けることになった。はしゃぐ余り無防備になった響子の脇の下を見せられ光一は勃起してしまうが、盆踊りに加わった彼女の下駄の鼻緒が折れて足を挫いてしまい、自宅まで川沿いの道をおぶって帰りながら密着した女体の柔らかさを味わうのだった。

自宅に帰り両親が急用で外出したという置き手紙を見た光一は、すっかり汗だくだからと響子の勧めでシャワーを浴びていると、後から恥ずかしそうに彼女が浴室にやって来る。全身を洗ってくれた上に四つん這いにさせて尻穴を舐められ、更に光一の身体の下に潜り込み熱心に口唇奉仕されると堪らずに射精してしまう。

次は自分の番とばかりに四つん這いで秘所を舐めてと響子に求められ、光一は返礼とばかりに後ろの穴まで舐めてあげると、そのまま恥ずかしがる彼女をバックで貫き思う存分動いた後で膣内に射精する。そして数日後離日する飛行機の中で光一は響子からもらったキーホルダーを見ながらあの一夜を思い出し、いつかまた再会する日を楽しみにするのであった。

【レビュー】

オーディオブックで官能小説を聞いてみたら…とふと思い立ったのは、相互リンク中のDSKさんの下記の記事を読んだからです。

巷ではオーディオブックが改めて注目を浴び、AmazonではAudible(オーディブル)なるサービスが始まったようで……。要するに、昔はカセットテープだったり、あるいは朗読CD、もしくはCDブックなどと呼ばれたりしていたのが音声ファイルをダウンロード販売する形に進化した訳ですナ。「黒本」公式サイトにある『朗読』の1冊まるごとバージョンってことですナww「Audible(オーディブル)」は、Amazonの関連会社であるAudible...
特集:官能小説にオーディオブックのダウンロードは浸透するか?



という訳でAmazonプライム会員なら3ヵ月お試し無料という言葉に釣られて、Audibleのアプリ(Android版)を ダウンロードしました。

Audible for Android
Audible, Inc.
2011-03-22



アプリのダウンロード後PC版のAmazonサイトで作品を選ぶと、ダウンロード準備に入ります。今回チョイスしたのはこちらの作品です。


憧れの未亡人叔母
弓月 誠
MONAD
2014-05-23



1ファイル辺りは約200MB程度で、聞き終わるのには1時間くらいでしょうか。今回は再生速度を試しながら1.50倍が適切かなと感じました。これが英会話リスニングならもっと早くしても良いと思いますが、流石に官能小説では間もあったものではありませんよね。因みに昔のカセットテープのようなロボットボイスやデスボイスになったら面白いなと色々と試しましたが、今の音声ファイルはそんな風にはなりません。(0.50倍から3.00倍までの範囲で何段階か変えられます)

Audibleで聞いてみた感想ですが…。

【良かった点】
・朗読する女性声優さんの声の質が低めで色っぽかった
・主人公の声も同じ方が演じているので、少年の場合は一層インモラルさが増して良い(←誘惑官能小説ではここが大事です!)
・擬音(主に口でする時の音ですね)をしっかり熱演されていた
・伏せ字(アレです)はどうやら声優さんが発音しているのをピー音を掛けているので違和感があまりない

【残念な点】
・肝心な所に入る前に終わってしまう
・女性の声優さんが演じるので大人の主人公が出る作品には向かない

弓月誠さんの時には本があったので読みながら聞いてみましたが、そろそろこの場面が来る…という時に、男性の声で終了を告げられます。官能小説の本来の目的に沿うのなら、まさに「お預け」状態で切ないと思います。文庫換算で約40頁分を1時間近く聞いて、これは無いかなと。

今回は残念ながらコンテンツとしては不足がちですが、フランス書院文庫以外のレーベルならある程度は揃っているようなので、試してみてはいかがでしょうか。

tag : 高校生主人公 童貞

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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