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楠木悠「彼女の母は美熟女」

楠木悠「彼女の母は美熟女」
(フランス書院文庫、2013年10月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年12月18日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

彼女の母は美熟女
楠木 悠
フランス書院
2014-09-02




【あらすじ】

大学時代の同級生の美貴と付き合っている圭吾は、一方でグラビアアイドルだった菜々美に密かな想いを抱いていたが、上司の香澄にも関心を持ち一夜限りの関係を結んでしまう。


【登場人物】

竹内圭吾
24歳。IT関連企業に勤める営業マン。同じ大学出身の美貴と交際して4年になる。高校生の時に父親が持っていた雑誌のグラビアを務めたナナに惹かれ個人サイトを立ち上げており、美貴と付き合うようになってから彼女の正体を知る。

桑島菜々美
45歳。美貴の母親。かつては「島田ナナ」の名で3年くらいグラビアアイドルをしていた。現在はセレブ向けのランジェリーショップを営んでいる。圭吾と美貴の仲が進展する事を願いつつ、圭吾に対しある願望を抱いている。Gカップの巨乳。

桑島美貴
24歳。外資系化粧品企業に勤め、現在は大手デパートの販売員として派遣されている。身長163cmでスタイルが良く、母親譲りの巨乳でEカップ。彼女は圭吾との結婚を望んでいるが、肝心の圭吾は香澄に惹かれてしまう。

佐伯香澄
29歳。圭吾が所属する営業二課のグループ長で、来春には課長への昇格が内定している。平均的な身長にやや慎ましやかなバストだが、まろやかなヒップラインが圭吾の好みに合っているらしい。男性との付き合いはここ5年無いが、性体験は豊富な様子。


【展開】

圭吾は二週間振りに美貴と逢い、レースクイーン風のコスプレで着衣のまま交わり連続絶頂へ導いたものの、結婚を意識する彼女との温度差を否めずにいた。香澄への想いが頭をよぎり別れを切り出そうか迷い出すが、長年恋焦がれていた「島田ナナ」こと菜々美とも逢えなくなると思うと、結論を出せずにいた。

そんなある日香澄より大阪の企業へのプレゼンに同伴して欲しいと頼まれるが、一度ホテルに戻って化粧直ししてきた上司を見て脈ありだと感触を掴む。店を三軒はしごして香澄の部屋に雪崩れ込むと久しく男との交合が無かったようで、香澄からシャワーなんて良いからと即尺を仕掛けられると、圭吾も匂いフェチをどれだけ晒し出して良いか迷いつつ、嵌め心地の良い蜜壺に連続して交わる。翌朝酔いが覚めたのか香澄から一度きりと言われたものの、圭吾はそうはさせぬとばかりに唇を奪い、香澄を再び連続絶頂へ導いてしまう。

その頃圭吾は「ナナ」のファンサイトを見たという人物より、彼女がAV紛いの作品に出演していた動画を渡す見返りに、現在の菜々美の胸の谷間やパンチラの画像を寄越して欲しいと求められる。そこで出張から戻った翌日曜に菜々美の店を訪ねると何と彼女はタイトミニのスカートを履いており、しかも店の在庫整理を手伝ってと頼まれ、盗撮するのに絶好の機会を得られる。こうして自宅に戻り画像を確かめると菜々美は直にパンストを履いており、はみ出した肉ヒダまで露わになっていて思わずオナニーしてしまう。
モロ画像で相手は納得するかと思いきや更に厚かましいことに下着姿の画像もと要求されるが、そこで圭吾は前回すっぽかしてしまった美貴とのデートの約束の時に自宅に来ないかと誘われ、隠しカメラを仕込むチャンスと喜ぶ。美貴の自宅を訪ねると菜々美は泊まりで外出しているため、美貴にバレないよう何度も絶頂させて熟睡したのを確認すると菜々美の部屋に侵入し隠しカメラを仕込む。翌晩に遠隔操作ソフトを起動させると、帰宅した菜々美は部屋で補正下着を脱ぎ、乳房まで露わにしたのを見て興奮し、録画しながら圭吾はオナニーしてしまう。

ところがその週の金曜に娘のことで話があると菜々美に呼び出され桑島家を訪ねると、隠しカメラの存在が発覚し菜々美から叱られてしまう。「ナナ」の秘蔵動画の件で仕方なく盗撮したこと、本当に好きなのは菜々美だと自白すると彼女の態度が氷解して納得してもらえたものの、それでも娘と付き合いなさいと断られて改めて別の日に話をしようと追い出される。

翌日土曜に圭吾は資料作成の手伝いをして欲しいと香澄に頼まれオフィスにやって来るが、実は仕事は口実で会議室で口唇奉仕を迫られた感覚が忘れられないと、叱られて逆ギレした部下が上司を凌辱するプレイがしたいと提案される。セックスが終わると今度は部屋に来てと誘われ、圭吾は香澄の持っている下着の中からガードルを選び、これを着たままでしたいとリクエストする。更にアナルセックスまで体験し翌朝まで嵌め続けていたが、そこで香澄から自らの昇進に併せて大阪へ付いて来てと話を受けるが、やはり菜々美のことが気になり即答出来ぬまま帰ってしまう。

翌週圭吾は美貴に電話で別れたいと告げるが、その週末に菜々美のランジェリーショップへ呼び出される。自分のために別れ話になったのならばと菜々美は盗撮させた経緯は全て自分が仕掛けたこと、そのなかで「過ち」を期待してことを打ち明け、以前から圭吾の視線が気になっていたと話す。念願が叶って菜々美を抱くことが出来た圭吾は初めは口に、更に正常位や騎乗位などと空撃ちするまで嵌め続け、菜々美にもう一度美貴との仲を取り持って欲しいと頼む。香澄との一件も結論を急ぐ必要はない、今が最高の「モテ期」なんだから楽しもうと圭吾は考えを切り替えるのであった。


【レビュー】

2013年10月発売の本作が楠木悠名義の最新刊であり、「彼女の母」という題材は昨今のフランス書院文庫の脱近親相姦路線に沿った形での刊行ということなのかもしれない。メインヒロインは彼女の母・菜々美で45歳という年齢よりは、元グラビアアイドルという方に妙味を感じさせる設定である。菜々美の面影を感じさせるということから美貴と付き合い始めたのが先ではあるが、憧れの人に似た女性を選ぶのも必然の流れと言えるのかもしれない。

そんな母娘に加えて上司である香澄にも好意を抱く主人公ではあるが、読んでいて気になるのは「香澄≧菜々美>美貴」の順であるはずなのに、その時々の情交によって流されてしまったのが少々残念ではある。ただ官能小説の主人公に品行方正さを求める必要もないのだから、これはこれでありではないかとは思う。






「艶夜(つや) 四人の未亡人」の紹介記事でも挙げましたが、恐らくは楠木悠名義は櫻木充氏の使い分けではないかと個人的には感じています。当時は楠木悠作品はよく読んでいて、櫻木充作品はフェティッシュなのがちょっと…と忌避していたのもあります。ここ1年で櫻木充作品に触れてから改めて楠木悠作品を読み直すと、高い確率でその線が濃厚かもしれないと思いますが…。

本作のようにヒロインの年齢を40代に上げていくのは昨今のフランス書院文庫の傾向からすると、大いにありえるとは思います。ヒロインの年齢を若めにしたいのなら主人公の年齢も下げていかないと「禁忌感」は出しにくいし、それだと「おねショタ」ばかりにもなる。主人公が10代前半でヒロインが40代とすれば、下手すると「祖母と孫」の世代差にもなりますね。流石にこれはバクチではないかとは思えますが…。

母娘づくし【女系家族】
巽 飛呂彦
フランス書院
2016-03-04


「母娘づくし【女系家族】」

主人公(18歳?)と関係するのは、義母と義妹と祖母(55歳)というチャレンジングな作品でした。祖母の口調は「わらわは~じゃ」と時代かかっていますが、官能場面では素が出てくるので、普段から意識した口調だと分かります。


と話が脱線しましたが、個人的には来年以降に復活するとしたら楠木悠名義ではないかと感じています。高校生主人公による調教めいた情交はそろそろ食傷気味でありますし、青年によるロマンス系の展開も悪くないのではないかと思いますが、果たしてどうでしょうか。

tag : 社会人主人公

楠木悠「艶夜(つや) 四人の未亡人」

楠木悠「艶夜(つや) 四人の未亡人」
(フランス書院文庫、2010年2月、表紙イラスト:左静怡)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

恋人にフラれ失業した成司は、格安の条件で彩乃が管理するアパートへ入居する。彼女に一目惚れし相手も満更でもない様子だが、そんな折に住人である三人の未亡人に誘われて成司は次々に関係を持ってしまう…。

【登場人物】

久世成司
28歳。東京23区の外れにある「広谷コーポ」の101号室の住人。3ヵ月前に恋人と破局し、しかも勤務先の会社が倒産した為に現在は無職となり、彩乃が管理するアパートへ引っ越したばかり。学生時代に水泳をしており、筋肉質でタフな青年。

広谷彩乃
36歳。「広谷コーポ」のオーナーで3Fに住んでおり、3年前に事故で夫を亡くしたものの子供はいない。癒し系の美貌と90cmFカップのグラマラスな肢体を持つおっとりとした性格の未亡人。自立支援を踏まえ、安い家賃で女性たちを住まわせている。

岡島沙紀
33歳。201号室の住人。170cm近い上背に人工的なまでの美しさを併せ持つ綺麗な看護師。未亡人らしいが、現在付き合っている男はいない。寂しさのあまり出会い系を通じて一度男と寝たものの、しつこく付き纏われ困っている様子との事だが…。

須田容子
38歳。202号室の住人で、エキゾチックで男形が似合いそうな美女。ひとり息子を亡き夫の実家に預けたまま一人で暮らしている。非常勤の体育教師で若い頃トライアスロンをしていた為か、アスリートのように引き締まった肢体の持ち主。

笹本智枝子
36歳。近所のディスカウントストアに勤めている103号室の住人。和装が似合いそうな古風な顔立ちとふっくらした肢体が魅力的な美女で、6年前に夫を喪っている。彩乃とは20年近い友達付き合い。

【展開】

成司が引っ越して来た週末の晩に歓迎会と称し、四人の熟女が部屋に押し掛けた揚げ句上半身裸にされ写真まで撮られるが、宴を終えてふと携帯の呼び出し音に気付き沙紀が忘れていったものと分かり部屋へ届けにいく羽目に。実はきっかけを作る為の芝居だと知り沙紀の求めに応じると、初めは口で、更に屈曲位で、最後はバックで肛穴を貫く。

四日後の木曜日に彩乃の部屋に向かおうとしていた成司は、容子に呼び止められ彼女の部屋へ向かうと、隣室の沙紀がひとり遊びに浸る喘ぎ声を聞かされる。つまり沙紀との関係は露呈していると容子に誘われるが、蒸れた汗の匂いが好きだというリクエストに応じ、先にフィットネスで汗をかいた後ラブホテルに向かう。互いに汗の匂いを嗅いで高まると成司は正常位から屈曲位で射精するが、先に果ててしまった容子を四つん這いにし叱咤激励するかのように尻を叩きながら二回戦に突入する。

翌日曜日に智枝子から部屋に来るように言われ夜に訪ねた成司は、遠回しに彩乃にアタックしてみたらと持ち掛けられる。しかし意図が掴めない成司が躊躇っていると、今度は切り札とばかりに二人の熟女との関係を彩乃にばらされたくなかったら口止め料代わりに自分を抱くように逆ギレ気味に求められる。結局こうなるのかと開き直った成司はボディスーツを着たままの智枝子を抱くが、彩乃の話は本人から頼まれたのだと聞かされる。
彩乃の本心を知った成司は二階の二人とも関係を終わらせねばと考えるが、タイミング悪く沙紀から連絡が入り部屋へ呼び出される。沙紀は容子を連れ込み三人で楽しもうと提案するが、成司は部屋に行く前に秘薬を飲んだ上でこれが最後だと決意し、二人同時の奉仕を受けたり逆に二人の前後の穴を犯し抜く。

狂乱の一夜を過ごしてから五日後自宅に戻った成司は部屋の電気が点かない事に気付き、智枝子と示し合わせたシナリオの通り彩乃の部屋に向かい歓待を受ける。成司が勧めたシャンパンの酔いもあって彩乃に誘われ、口唇奉仕を受けた後で寝室に移動する。舞台裏を明かそうとした彩乃の口をふさいで口付けを交わした後、成司は得意の屈曲位で立て続けに膣内に射精すると、更に後ろの穴も所望して日付が変わる頃まで繋がり合う。

1ヵ月後成司の再就職祝いとして熟女三人を招き、彩乃の部屋で祝賀会が開かれることとなった。そのパーティでは亡き夫が作らせた淫具を装着出来る下着を彩乃に履かせ、三人の前で焦らしプレイを行う手筈となっていた。しかし成司は加減が効かずに彩乃を失禁寸前まで追い込んで倒れさせてしまい、急遽三人を帰す事となる。
寝室に移動し彩乃が上になって交わっていると、そこへ三人がやって来る。成司の悪巧みで彩乃に更なる羞恥を与える筈が逆に怒りを買った上に、三人もお預けばかりだと抗議し、結局成司がお仕置きを受ける羽目になる。射精寸前の成司のペニスを奪って跨がり射精を受け止めた彩乃は、三人に本番は駄目だと釘を刺した上で、成司の舌や指を玩具のように使って良いと告げると、自らはアナルに挿入し乱れた夜を明かすのであった。

成司が101号室を去ってから三ヵ月後、早くも二人目の住人となった青年の引っ越しの挨拶を見守る成司は、女住人が増えて五人となったアパートでまた熟女たちの慰み者になるのかと同情する。一方でまだ交わった事のない二人も抱いてみたいと邪な考えに浸っていると、彩乃から浮気は許さないとばかりに叱られ苦笑いを浮かべるのであった。

【レビュー】

本命の彩乃とその他熟女未亡人たちとの扱いにはっきりと濃淡を付ける描写は、これまでの楠木悠作品と特別変わった点はない。前半は相次いで未亡人たちに誘惑を仕掛けられ、主人公も何だかんだ言いながらも据え膳食わぬは…とばかりに手を出している。未亡人たちにはそれぞれ事情があっての入居の筈だが、作中ではそこまで深く踏み込んだ記述はなく、その代わりに主人公に抱かれるまでの種明かしのような部分はしっかり書かれている。

後半の彩乃に関しては作中で身体の相性だけは良かった甲斐性の無い亡き夫に躾けられたという点は何度か出て来るし、友人である未亡人の一人に頼んで芝居掛かった誘惑を仕掛けてもいる。彼女だけを見れば今までの作品とは違い、他のヒロインとの乱交に頁を割き過ぎてもの足りないという事はなく、濃厚な情交描写である。

この頃になると補正下着云々の拘りや倒錯めいた情交描写は鳴りを潜めており、先述の通り明け透けなまでのヒロインたちの誘惑を見ると、全員未亡人設定でなくても問題ないのではなかろうか。一人位は訳あって夫と別居中のヒロインを出しても良かったのかもしれない。その位安直過ぎる印象が否めなかったのだが…。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2010/2/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>「君の逞しいオチン×ンは未亡人を虜にするのよ」青年の腰に騎乗(また)がり、目もとを染める彩乃。三十六歳の熟れきった体に女の悦びを甦らせた肉茎。(同じマンションの女同士で若い男を奪い合うなんて)恥ずべきこととは思っても、止まらない腰遣い。四人の床上手な「未亡妻」が狂い咲く深夜の寝室!★★★☆☆ 割...
艶夜(つや)-四人の未亡人(著:楠木悠、フランス書院文庫)

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tag : 社会人主人公 熟女限定

楠木悠「僕の楽園 隣りのおばさま・隣りの三姉妹」

楠木悠「僕の楽園 隣りのおばさま・隣りの三姉妹」
(フランス書院文庫、2008年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

隣人で恋人である澪とは真面目な青年でいようとした洋士だが、一向に手を出そうとしない事に不審を抱き彼女の母の和子や姉妹たちに誘われることになる。始めは互いにバレないように綱渡りしていたが三股が発覚し、更に肝心な澪との時には役立たずとなってしまうが…。

【登場人物】

安藤洋士
25歳。大手AV機器メーカーに勤めており、母を幼い頃に亡くして父が海外へ赴任した事から、自宅に戻り一人で住んでいる。遊び人の彼にしては隣人の澪とはプラトニックな恋愛関係を築こうとしているが、たまに大学時代の後輩が家に出入りしており、彼との関係を疑われる羽目に。

佐倉澪
24歳。洋士の恋人で玲瓏たる美貌と、愛らしさを兼ね備えた麗しい女性。三姉妹の中で最も魅力的な肢体を持ち、Gカップの胸と豊かなヒップを持つ。男性経験は全く無いものの、洋士に好いてもらおうと知識を蓄えており、オナニー好きの一面がある。

佐倉和子
47歳。5年前に娘3人と共に、安藤家の隣に家を新築して住み始めている。既に夫を亡くしており、駅前デパートの店員のアルバイトをしながらも、比較的生活は豊かな様子。比較的肉付きの良い麗婦人でFカップ。

佐倉明希子
26歳。和子の長女でまだ新米の内科医。駅前の診療所に勤めている。現在付き合っている男性はいないが、経験は豊富でマゾヒストの資質を秘めている。Eカップ。

佐倉飛鳥
21歳。和子の三女で大学生。ショートボブにした活発な性格だが、男性経験は一度だけでオナニー狂かつ露出狂の気が強い。洋士に対してはブラコン気味の行為を寄せている上に、後輩との関係をボーイズラブのように見立てて妄想を膨らませている。Cカップ。

【展開】

澪の恋人である洋士があまりに紳士過ぎるという話を聞いた和子は彼を自宅に招き飛鳥と共に色で仕掛けるが、洋士が全く動じず家に戻るのを見てやはり女性には興味が無いのではと不審を抱く。その日の夕方に再び真偽を確かめようと和子は洋士の家を訪ねると、明希子から借りた際どい衣装で挑発する。なおも紳士に振る舞う洋士にキレた和子は服を脱ぎボディスーツ姿で自分を抱くように迫ると、流石に洋士は我慢の限界だと禁欲を強いられていた性欲を発散させる。

翌日洋士は澪とデートに出掛けたものの奇しくも和子が着ていた服と同じだと知って動揺し、次の日の朝に高熱を出してしまう。洋士は明希子の勤める診療所で解熱の点滴を受けベッドで眠ってしまうが、目を覚ますと明希子の激しいオナニーの声を聞いてしまう。結局和子の時のように明希子からも迫られ、その理由が同性愛者だと勘違いされていると知り、洋士は彼女に求められるまま後ろの穴を犯す。
その晩明希子から洋士と関係を持ったことは伏せられたものの巨根だったと告げられ、澪は見たことのないペニスを想像しながら、部屋の外で姉二人の話を盗み聞きしていた飛鳥も玩具を使いながら共にオナニーする。一方すっかり熱が下がった洋士は和子の訪問を受け、流しに立つ姿に触発されて和室に連れ込むと、疑似母子プレイで盛り上がり夜遅くまで情交に浸るのであった。

翌週末再び澪とのデートを終えホテルに向かった洋士は準備万端の処女穴を指で解しながら絶頂へ導くが肝心な時に萎えてしまい、澪の精一杯の奉仕で膨張し始めても役立たずになり気まずい想いをさせる。そして翌土曜日に自宅にいた洋士はポストに入っていた怪しいDVDに興味を持ち再生すると、制服姿の女性の激しいひとり遊びを目にして思わず反応してしまう愚息に舌打ちをしていると、そこへタイミング良く飛鳥から電話が入り佐倉家に呼ばれる。
画像を送り付けたのは自分だと悪びれる様子もない飛鳥を一蹴したものの、女の涙にたじろいだ洋士は彼女の寝室へ向かうと正常位で交わり屈曲位にして子宮口まで到達した後で限界を迎え制服に向け精を放つ。そこへ診療を終えて帰宅した明希子が現れ、泥棒猫呼ばわりして飛鳥と言い争いを始める。洋士は単に嫉妬に駆られているだけと見抜くと明希子を押し倒し、両手足を拘束した屈曲位でアナルを貫き、更には飛鳥と重ね餅の状態にさせた後で彼女の後ろの処女を奪うのであった。

数日後洋士は明希子から貰ったED治療薬を試しに1錠服用すると、隣家の庭にいた和子の肢体を見ただけでたちまち勃起させ彼女を家に連れ込み口内に射精した後で二回戦に突入しようとする。そこへ飛鳥の乱入を受け修羅場を迎えるも何とか説得した洋士は、萎える事の逸物を駆使して和子と飛鳥による母娘丼プレイを所望し、二人の前後の穴に精を注ぐ。
その夜洋士に抱かれる決意を固めた澪は、和子の誕生会の夜に彼を挑発しその気にさせて欲しいと明希子に頼み込み、盗み聞きしていた飛鳥が現れ乗り気になのを見て澪は不安を抱きつつ三日後を迎える。澪は残業で遅くなると不在にしながらも庭に潜み、洋士が母親も加わっての誘惑合戦に巻き込まれるのを見ていて頃合いと見計らい、自宅に戻ると躊躇することなく彼を部屋に連れていく。
姉から貰った媚薬を塗り込みすっかり発情しきっている澪の秘所を見た洋士もまた治療薬を仕込まれ高まっており、プロポーズを済ませると正常位で繋がり三擦り半で膣内に射精する。それでも萎える事なく立て続けに射精した洋士は澪が泡を吹いて失神しているのを見て微笑み、尽きる事がない性欲を満たそうと腰を遣うのであった。

【レビュー】

タイトルの付け方を見ると「母親vs.三姉妹」の様相を呈しているように思われるが、実際は「恋人vs.恋人の母親&その姉妹」という流れである。前作でも述べたように割と頁数を多く使える時期だっただけに、四人のヒロイン全員に満遍なく濃厚な情交場面が描かれているのが特徴である。

女たらしの主人公が美麗な隣人の次女に対し本性を見せまいと紳士に振る舞うのに対し、彼女の方は未経験ながらもそれなりに肉欲を持っていて焦らされている。また彼女の母親や姉妹も主人公に興味を抱いているだけに、度々彼の家にやって来る後輩の存在を絡めて女に興味が無いなら自分達の身体で…というアイディアは、なかなか凝っていて良かったと思う。

きっかけとなる母親が47歳という点からボディラインが気になるからと敢えて着衣のまま情交に及ぶという流れや、いかにも肉食な内科医の姉が実はマゾヒストだったというのは楠木悠作品らしいと思うのだが、妹属性を持つ三女で倒錯感満載となる辺りでは詰め込み感が否めなかった。間に本命の次女と合体寸前で…というシーンを挟んだのもあるかもしれない。健気に彼女に応えてあげられない主人公に、ちょっとがっかりした感がある。

終盤にようやく彼女と結ばれるが、その前に長女と三女の姉妹丼、母親と三女の母娘丼が前に入っておりここで満足してしまうせいか、やや消化不足の感もしなくはない。個人的には次女との情交場面が見たかったが、見方を変えれば他の三人とはやりたいだけやって、しかも次女と結ばれても関係を解消せずに済むのだからまさにハーレムであり、楠木悠作品らしい纏め方だと言えるかもしれない。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2008/9/22 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。(隣りのおばさんがこんなにエッチだったなんて…)自ら騎乗(またが)り、肉茎を濡れた花芯に導く和子。密着するマウントポジションで卑猥にくねるヒップ。普段は楚々とした熟夫人が隠していた淫らな正体。大人の関係をいたずらな三姉妹が嗅ぎつけたとき、ジェラシーが渦巻き、母娘の女体が乱...
僕の楽園-隣りのおばさま・隣りの三姉妹(著:楠木悠、フランス書院文庫)

tag : 社会人主人公 母娘丼 姉妹丼 処女

楠木悠「人・妻・教・室 僕は四度、誘われる」

楠木悠「人・妻・教・室 僕は四度誘われる」
(フランス書院文庫、2008年1月、表紙イラスト:小玉秀章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

パソコン教室を営む栄一は大家の琴乃に想いを抱きつつも叶わぬものと教え子の美江子や優梨子と関係を持っていたが、ある事件をきっかけに琴乃と付き合うことに。そして他の熟女たちと関係を清算しようとした矢先に、第四の誘惑者が現れる。

【登場人物】

川本栄一
28歳。IT企業を退職し、現在はプログラム開発をしながらパソコン教室を開いている。教室の家主である琴乃に惹かれつつも、出張ホスト紛いに美江子や優梨子らと関係を結ぶ日々を送る。一回り下の従弟と同居中。

桜田琴乃
34歳。東京郊外の閑静な住宅街にある3階建ての邸宅に一人で住んでいる。3年前に学習塾を営む夫を事故で亡くし未練を残しながらも、次第に栄一に惹かれていく。夫との性生活は充実していたようで、かつては教壇に立つ身ながら教え子たちの目の前で淫らな姿を晒したいと歪んだ願望を抱き、夜な夜な夢遊病者のように夫の教室に出入りしては淫らな一人遊びに興じている。

谷口美江子
36歳。5年前に地元の名士で不動産業を営む二回り年上の男性と結婚し、不自由ない生活を送っている。夫の会社のセキュリティ関連の相談に乗ってもらっていた栄一と知り合い、パソコン教室を薦めた仲でもあるが、実際は性的な欲求不満の解消目的である。ややきつめの顔立ちながらもグラマラスで栄一好みの熟女。夫の連れ子とギクシャクした関係に悩んでいる。

小野優梨子
31歳。やや細身で癒し系のようなおっとりとした顔立ちの女性で、現在は夫が単身赴任中という事もあり、パソコン教室に通い栄一にモーションを掛ける。性的には被虐的な一面を持ち、栄一に後ろでの交わりやその先のプレイを望んでいるが、結婚生活を破綻させようとまでは考えていない。

村谷祥子
29歳。優梨子の斜め前が祥子の実家で夫と数ヵ月前から別居中の様子。背が高くスタイルの良い美女だが、栄一自身は鼻持ちならないタイプと敬遠している。優梨子の紹介で初心者クラスのパソコン教室に通っているが、ふとした事から栄一の甥と知り合い興味を抱くように。

【展開】

優梨子との先約がありながらも教室の終わりに美江子に誘われた栄一は慌ただしく彼女を抱くと、優梨子と待ち合わせしているホテルへ向かう。彼女が後ろの穴に悪戯されたという過去の話を切り出し予め準備まで整えて来たと知って望み通り肛交に及ぶものの、次はエネマプレイをと所望され栄一はかなりの変態だと感嘆するのであった。

翌週の月曜日に栄一は琴乃からパソコンの不具合を見て欲しいと頼まれ邸宅に向かい、彼女と良い雰囲気になりキスや抱擁の最中に突然琴乃から拒まれてしまいやり切れない思いを抱く。そんなある日美江子から密会写真を送り付けられたと相談を受け栄一は義息の盗撮の証拠を突き止めると、美江子の反応を見て関係を清算する潮時だと考える。
そこへ優梨子より連絡が入り自宅へ向かうと尊大な態度の祥子に不倫関係が発覚したと知り、彼女から口止めとして優梨子と共に抱くよう求められる。栄一は優梨子とのプレイに使おうと忘れ物を届けさせに甥を呼び付けていたが、祥子が好色な反応を示してひとまず帰ったのを見ると、用意した全身ゴムづくめの衣装を着させて後ろで交わるのだった。

翌日授業を終えた栄一は琴乃の部屋を訪ね鍵を返すがつれない反応にがっかりして帰宅するが、直後に彼女がやって来て自分の回りで降りかかる怪現象について打ち明けられ2日後に真相を確かめたいと桜田邸に泊まりたいと約束する。かつて琴乃の夫が使っていた教室に張り込んでいた栄一は、日付けも変わる頃に琴乃が取り憑かれた様子でやって来ると授業を進めながら、教え子に見せ付けるかのようにいやらしい行為をして絶頂に至る姿を目撃するのであった。

翌朝琴乃に真相を明かし両想いとなり激しい肉交を済ませた栄一は熟女たちとの関係を清算すべく、土曜日に美江子の自宅を訪ねる。義息が家にいてベランダから覗いているのを知りながらわざと肉交を見せ付けた栄一は、彼女の携帯電話で義息に連絡し後は任せたとばかりに邸宅を去る。通話状態にした美江子の電話から二人が愛し合う声を聞いた栄一は電話を切ると、次は優梨子と祥子を纏めて清算する番だと決意する。
翌日栄一は優梨子に別れを切り出そうと自宅を訪ねるが、同席していた祥子から3Pで良いからと執拗に迫られ勝手に帰っていくのを唖然として見届ける。表面上は友達付き合いはしているが祥子には一矢報いたいからと優梨子の提案に乗った栄一は、別れる前に試してみたかったエネマプレイで彼女に立て続けに快感を与え失神絶頂へ導くのだった。

数日後の夜ホテルの部屋に着いた栄一は、まずは祥子と激しいプレイで騎乗位のまま絶頂に導き、優梨子はその間にシャワーを浴びる振りをして物陰から肉交をビデオに収め、万が一の時は栄一の甥に見せるつもりで切り札を手に入れる。更に彼女は鬱憤を晴らそうとペニバンを装着し祥子の後ろに挿入すると、栄一と示し合わせて腰を遣い二穴責めで失神させる。秘薬の効果もあり萎える事のない栄一は今度は優梨子の後ろの穴で交わるが、意識を取り戻した祥子も参戦して乱れた一夜を明かす。

熟女たちとの関係の清算を終えた栄一は誰も顔見知りのいない別の町に引っ越そうと琴乃に提案すると、自宅を引き払う前に亡き夫の願望を叶えるべく淫辱にまみれた授業がしたいと申し出を受け了承する。引っ越しの段取りも済ませたある日小学生たちを前にパソコンの授業を始めたものの、琴乃は全身に取り付けられた淫具で身をよじらせてしまう。次第に淫らな雰囲気が教室に漂う中で、栄一は彼女や子供たちの異変に気付くが、いつしか自分の意識も遠のいていき…。気が付くと琴乃と二人きりの中で再び肉交を求められた栄一はずっとそばにいて欲しいと告白し行為の続きを始めるのだった。

【レビュー】

作者のキャリアの中で最もページ数の多い作品であるが、この時期はどの作品もゆうに300ページを超えるボリュームなので本作だけが突出している訳ではない。ただ読んでみると個人的には350ページを超えると、途中で一段落したい気分になって来るので、最近は消費増税云々の影響もあるだろうが、300ページ程度が妥当な範囲なのかもしれない。

楠木悠作品はタフネスな20代主人公が熟女たちと次々に関係を持ち、一時期はあちらこちらと手を出すものの、最後は本命の女性と一緒になろうと決意するがしかし…という流れがお約束とされている。前作「人妻ロマンス 汗蜜のフィットクラブ」から約2年振りの刊行となったもののこの路線は変わっておらず、相変わらずの抜かずの連戦とややハードな主人公の攻めが特徴的である。

始めからセレブ夫人の美江子とは肉体関係にあり補整下着を来たままの激しい交わりを見せるものの、彼女の主題は義息に慕われているのに気付き、自分も決して悪い気はせずに主人公の導きによって相姦に発展していく点である。元から主人公とは火遊びの範囲でもあった事からそれほど関係に拘る様子が無いだけに、逆に情交場面は激しく淫猥さが出ていたと思う。

夫には自らの性癖を言い出せず主人公には始めからアブノーマル全開の優梨子はほぼ後ろの穴がメインで、全身ゴムづくめの衣装を着たりしまいにはエネマプレイまで易々と受け入れてしまう倒錯した性描写がメインである。(流石にエネマプレイの具体的な部分に触れられると個人的には退いてしまうが、本作の描写の範囲なら個人的にはギリギリ受け入れられるので、本格的なものは期待なさらない方が良いかもしれない…。)

三人目に現れるのが主人公の目線で述べると、鼻持ちならないタイプの30歳間近の祥子である。自己顕示欲が強くてワガママな性格であり、自ら不倫を申し出ているが相手の浮気も口にしかねず、やむなく応じた3Pの為の登場とも言えるだろう。本命とサブの魅力の濃淡をはっきりと表すのが楠木悠作品の特徴の一つでもある。

最後にメイン格である琴乃は表面的には淑やかなタイプだが亡き夫にかなり仕込まれたのか、他の3人に負けず劣らずの個性的な熟女である。夫の亡霊が見えたり、居ない筈の教室に人の痕跡がと騒いだ割には、実は自分自身が夫への未練が絶ち切れないが為に夢うつつの中で起こったことと分かる。最後には夫の願望を叶えようと淫辱にまみれた授業を行うが、いつしか妖しげな雰囲気に巻き込まれ…というのは作者の既刊である「叔母と三人の熟夫人 いたずらな午後」の終盤で用いられた手法でもあり、本作は作者の持てる総合力を駆使した作品だなと感じた次第である。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2008/1/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。「自分から誘うなんてはしたない女とお思いになる?」34歳の熟夫人は頬を染め、腰から薄布を下ろしていく。洋なしのような乳房、ピンクの乳輪、濃密に茂った翳り。寝室に漂う、年上の女のしっとりとした柔らかい色気。青年教師を巡って、熟妻たちが競い合う淫らな挑発。美江子、優梨子、祥子、...
人・妻・教・室-僕は四度、誘われる(著:楠木悠、フランス書院文庫)

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楠木悠「人妻ロマンス 汗蜜のフィットクラブ」

楠木悠「人妻ロマンス 汗蜜のフィットクラブ」
(フランス書院文庫、2006年4月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

大阪で人妻上司の美那子に想いを寄せていた研一は実家を継ぐべく東京に戻って来るが、高校時代に筆下ろしをしてくれた先輩の香奈との不倫関係が始まる。彼女は本気になってはいけないと別の熟女を宛がうものの、そこに美那子が東京に単身赴任でやって来て両想いだと知ると、反撃に打って出る。

【登場人物】

柴崎研一
27歳。1年前までは大手スポーツ用品メーカーの大阪支店に勤めていたが、父の急死により都内に戻り実家のスポーツ用品会社を受け継いでいる。競泳の経験者で母校にも度々顔を出していたが、かつての上司だった美那子と香奈との間で板挟みとなる。20cmの巨砲を持つ精力絶倫の青年。

田辺香奈
33歳。研一の母校の先輩でかつては地方の高校に赴任し、夫との結婚を機に教職を辞して都内に戻り水泳部コーチに就いていたが、折りしの成績不振によりインストラクターに転身。ボーイッシュな容姿で元選手にしてはスレンダーな割に肉感的な魅力を併せ持つ。研一との再会をきっかけに、焼けぼっくいに火が付き不倫関係へ。

奥寺美那子
34歳。研一が前に勤めていたスポーツ用品メーカーの営業課長で、大阪から東京に戻って来た。現在は夫と性格の不一致により別居中。自分にアプローチし続けた研一に気持ちが傾きつつある。

林里江子
32歳。2ヵ月前に香奈の勤めるクラブの水泳会員となった。ショートボブにしたスタイル抜群で品の良さを感じさせる美女。香奈に頼んで研一との逢瀬をセッティングしてもらう。亡くなった夫の趣味なのか少々被虐的な趣向の持ち主。

宮原幸恵
33歳。2年前に夫と離婚し、現在は小学生の娘と2人で暮らし所帯染みた雰囲気を漂わせており、親友の里江子と百合の関係にある。

【展開】

母校のコーチを務めていた香奈に競泳水着を着させて情事を重ねていた研一は、彼女が職を失うと聞いて取引先のフィットネスクラブを紹介する。ある日香奈と食事に出掛けようとしてドタキャンとなり、本番の代わりに口でと女子更衣室に連れ込まれ奉仕を受けるが、そこへかねてから話題にしていた里江子が現れる。彼女から誘われた研一は香奈と釣るんでいるのではと薄々は感じつつも、シティホテルのスイートルームに連れていく。イラマチオ同然の被虐的な行為を望む里江子ならばと研一はアナルセックスを要求する。

里江子から幸恵の話を聞かされ3Pへの興味を研一は前日に美那子が店を訪れていたと聞いて連絡を取り逢う約束を取り付けるが、ブッキングしてしまった約束を変えざるを得なくなる。そこへ店に幸恵が客の振りをして顔を見に来たと知り、これから里江子も交え3人でと話を付け日程を変更する。週末の日中ではスイートが空く筈もなく狭い部屋で乱交に及ぶ研一だが、情交を終えると里江子と幸恵が更に別の友人を紹介しようと話すのをみて美那子との再会の方が気になると内心では冷めた気持ちに至るのであった。

翌水曜の晩に美那子と再会したものの、タイミング悪く香奈と遭遇しどうにか誤魔化した研一。美那子が自分を追って転勤して来たと聞き、別れる前に遊んであげるという約束を果たして欲しいと遠回しな告白をすると、ホテルのセミスイートへやって来る。自慢のテクニックで美那子の可愛らしい一面を覗き見た研一は彼女の離婚成立まで時間が掛かると知り、その間に香奈や他の女性たちとの関係を清算しようと考える。

一方美那子の存在を知った香奈はこれまで付かず離れずの態度を取り続けていた事を反省し今すぐ結論は出す必要はないからと後ろの処女を捧げるが、それでも研一が美那子を選ぼうとするのをみて彼女にも自分たちの関係を知ってもらった上でフェアな戦いに持ち込もうと画策する。里江子を使って研一を夜のフィットネスクラブに呼び出すと、自分たちをここで抱かないと美那子に全てを暴露すると告げるが、研一はそれも罠だと知りつつもED薬を飲み香奈や里江子、幸恵たちを次々に抱くのであった。

【レビュー】

誘惑作品だけに限らず官能小説で多用されるハーレムエンドや複数プレイではあるが、時には男の都合ではなく女の企みによって成立する時もあるだろうし、大人同士の情交描写を中心に描く作者ならではの駆け引きも交えた官能ロマンス作品と言えるだろう。

大阪で人妻上司に想いを寄せていたが実家を継ぐべく東京に戻って来た主人公は、高校時代に筆下ろしをしてくれた先輩との不倫関係が始まる。彼女は本気になってはいけないと別の熟女を宛がうものの、そこに上司が東京に単身赴任でやって来て主人公を奪われそうになり、先輩が逆襲に出るまでが大まかな流れである。

情交描写は濃密で特に未亡人の被虐性を引き出すまでの流れは淫猥だったが、途中でもう一人増えて来る辺りからは欲張りな展開になっており、先輩との情交描写もやはり密度の高いものである。終盤に彼女が逆襲に打って出るのに当たっては、更に人妻を二人増やして「4P+α」にまで拡げている分、人妻上司との描写は割りを食う形になったのは残念と言えるのかもしれない。正直なところ四人目以降は不要で、「先輩+未亡人vs.上司」の構図で良かったのではと思われる。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2006/4/24 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>美乳にはりつく薄布、33歳の柔肌から滴る水滴。完熟ボディに食いこむ競泳水着が今日も青年を惑わせる。更衣室フェラに、生乳マッサージ、更に裏穴挿入まで!人妻インストラクター・香奈との蜜戯に溺れる研一に、憧れていた元上司・美那子との淫らな再会が……。本当に抱きたい女は誰?誘惑に満ちたトライアングル。★...
人妻ロマンス-汗蜜のフィットネスクラブ(著:楠木悠、フランス書院文庫)

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楠木悠「最高の隣人妻」

楠木悠「最高の隣人妻」
(フランス書院文庫、2004年12月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

アパートの向かいにある邸宅に住む祐子に好意を抱いている涼一は、ある日ママさんバレーのコーチをしている折りに祐子の義妹に当たる寛子に誘惑される。更に彼女の妹である真純にも誘われるが、自分たちを好きにする代わりに祐子を誘惑し、離婚に追い込んで欲しいと頼まれる。利害は一致するものの、訳ありな要求に涼一は悪企みを思い付く。

【登場人物】

谷口涼一
26歳。中堅食品メーカーに勤めており、かつては日本代表候補に挙げられたほどの実力を持ったバレーボールの元選手。祐子の勧めでママさんバレーのコーチに就いている。祐子に想いを寄せてはいるが、世話になっている手前口に出しては告白していない。190cm近いガタイの良い体躯とそれに見合った20cm超の巨根の持ち主。独身。

石崎祐子
33歳。涼一の住むアパートの大家。母子家庭で苦労して来たが、母親が大地主である石崎家当主の愛人で自分にもよくしてくれたと恩義を感じ、長男に見初められて結婚したものの夫婦生活は破綻している。涼一の好意に気付いてはいるが、先の短い義父の看病をしたいとの想いが強い。

北島寛子
36歳。祐子の夫の実妹に当たり、バレークラブ随一の巨乳の持ち主で身長は160cm位でややクールな顔立ちの熟女。夫と子供がいる。いち早く涼一が祐子に好意を抱いていると見抜き、わざと不倫関係にして追い出そうという計算高い一面も持っている。

石崎真純
30歳。寛子や祐子の夫の妹に当たり、一応頭数としてバレークラブに所属してはいるが、婚約者に付いて米国で暮らしていた。結婚に合わせて帰国したものの、父親の遺産の半分が祐子に渡ると知り姉と組んで涼一を唆して彼女と結ばせようと企む。

南桂子
20代後半でボブカットにし170cm超と上背の高い、メガネを掛けると教育ママ風の風貌の美女。大学を卒業して間もなく結婚して男児をもうけたが、数年前に夫の浮気が発覚してから自分も開き直ったかのように男漁りに走っている。

笠井美知恵
寛子と祐子の間くらいの年齢でおかっぱ頭にし、貞淑そうな雰囲気を漂わせる人妻。見掛けによらず出会い系に嵌まり男性との噂が絶えないらしい。

【展開】

クラブの練習中に足を挫いたという寛子を車で医院へ連れて行く途中で自宅に誘われた涼一は脈ありだと求めに応じると、久し振りの交合の気持ち良さに任せて彼女と立て続けに三回も行為に及ぶ。その後祐子との仲を取り持つからというその態度に対して疑問を抱きつつも、涼一は他の人妻たちとの関係の進展を願う。

数日後家賃を納めにアパートの向かいの石崎家を訊ねた涼一は祐子が夫と上手くいっていないと知り、ストレートに告白して撃沈するが、帰った後で彼を想いながらオナニーしているとは知る由もなかった。そんな中バレーの練習後寛子を誘ったものの、何故か真純に弱味を握られたからと代わりに相手になって欲しいと頼まれ、郊外のラブホテルで前だけでなく後ろの穴でも交わるのだった。

真純の話で石崎が祐子と離婚の口実に自分を利用しようと知った涼一だが、故郷の父親が倒れたと聞き残された時間で彼女を口説こうと決意し土曜日の晩遅く隣家を訪ねるものの、義父を看取りたいからと返される。翌日寛子と一戦交えた涼一は遺言状の存在を聞かされ再び祐子を説得すると、離婚を前提に涼一の告白を受け入れるが情交はまだ待って欲しいと求められる。

計算高い石崎兄妹たちに一泡吹かせようと祐子と練ったシナリオ通りに離婚届の署名をわざと遅らせつつ、涼一は寛子と真純姉妹を一緒に抱く機会を得る。水曜日のバレーの練習でわざと祐子とのイチャイチャ振りを見せ付けると、姉妹を連れてラブホテルに向かい玩具も駆使してご主人様と呼ばせてプレイに興じる。それでも物足りぬと今度は自分に興味を抱く桂子や美知恵にもアプローチを掛け、同じ日の昼夜で別々に抱くのだった。

祐子から離婚届を手に入れた涼一は姉妹に渡す前に桂子と美知恵を含めた多人数プレイを要求し、翌土曜日に小学校の体育館を貸し切りバレーの練習さながらに淫具を秘所に仕込みながら人妻たちをよがらせ思うがままにするが、焦らされ続けた熟女たちの反撃に遭い精力が尽きるまで逆に犯され続けてしまう。

数日後祐子の義父を見舞った涼一は病に倒れた父親と姿を重ねるが、祐子を頼むと告げられ決意を固める。離婚が成立して相続権を手放し義父が亡くなって石崎家を出た祐子を仮の住まいに呼び寄せると、涼一は結婚を前提に実家に付いて来て欲しいと告白する。祐子はすぐに返事は出来なかったが、義父がかつて母親が亡くなる前に荒々しく情交に及ぶのを覗き見ていた光景を思い出し、涼一に同じように乱暴に扱って欲しいと求めるのだった。

【レビュー】

本作でも熟女たちの装いに拘りつつ、倒錯系ロマンス作家としてSっ気の強い主人公と被虐性が見られるヒロインたちによる濃厚な情交描写は相変わらずである。メインヒロインは隣人妻で大家さん、主人公の想い人だが、他の熟女たちとの情交の合間に少しずつ主人公との仲が進展していくように描かれている。彼女の生い立ちを振り返る内に実母が義父の愛人だったことが明かされ、それが彼の息子の妻になってからの彼女の振る舞いにも繋がってくる。終盤まで彼女との情交は焦らしに焦らされているのは、それが理由である。

官能面では隣人妻の夫の妹二人が補っているが、主人公を誘惑して義理の姉と不倫させて離婚に追い込もうと試みるし、姉は人妻で子供がおり、妹も婚約者の為に海外に付いて行く位なのにそっちのけで誘惑に荷担したりと金欲と性欲に従順すぎてあまり人妻や婚約中の設定の必要は感じなかったが、奔放であるが故の淫らさは感じられた。姉妹に加えて他の若妻たちも加えた多人数プレイは男の夢と言われればその通りかもしれないが、終盤で描かれた隣人妻が義父が実母にしたように乱暴に扱って欲しいとのくだりと同様に些か蛇足な描写であり、どうせなら奔放な姉妹と自由になった隣人妻を加えた乱交でスッキリ纏めた方がこれまでの彼女との情交描写不足も補えて良かったかもしれない。

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楠木悠「叔母と三人の熟夫人 いたずらな午後」

楠木悠「叔母と三人の熟夫人」
(フランス書院文庫、2003年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

恋人がいながらも亡くなった叔母の清子の面影を探し結婚に踏み切れずにいた俊弘は、ある日清子の妹の涼子から宝飾店の上客の接客係のアルバイトをして欲しいと頼まれ、何故かその上客たちが自分を誘惑するのに違和感を抱きつつも関係を結んでいくのだった。

【登場人物】

萩原俊弘
27歳。広告代理店を辞めて現在は無職。2つ年下のモデルと結婚前提の付き合いをしてはいるが、イマイチ踏み出せずにいる。高校生の時に叔母の清子と初体験を果たしたが、直後に病で帰らぬ人となり今も似た女性を見てはアプローチしている。

吾妻涼子
33歳。宝飾デザイナーである俊弘の叔父の後妻で清子の実の妹でもあり、髪を伸ばしていたがショートにすると姉とよく似た美貌の女性。銀座で名の知れた宝飾店のオーナーで、得意客の芳美の依頼でやむ無く俊弘をアルバイトとして雇い、上客の接客係とする。

山村芳美
35歳。ほっそりした顔に切れ長の目、明るいブラウンに染めたセミロングの髪型の豪奢な印象を与える美女。夫は政界にも影響を及ぼす程の財界の有名人だが用心深く、浮気を防ぐ為芳美に金を持たせずにいたので涼子を通じて若い男を紹介して欲しいと依頼する。

坂尾和代
31歳。夫はIT関連企業のオーナーで、財界活動を通じて芳美と親しくなり宝飾店の上客の一人。細面で銀縁メガネを掛けた神経質そうな美女だが、その反動もあってか被虐願望があり俊弘に痴漢しなさいと命じる。

塚本美弥子
35歳。芳美の同級生で同じ地区に住んでいたが、夫を亡くし悲嘆にくれていたのを彼女が知り、俊弘を紹介する。実はかなりの被虐願望の持ち主で乱暴に扱われるのを望んでいる。外見は生前の清子を思わせるものがあり俊弘も一度は興味を抱くが、内面は全く違うと失望する。

【展開】

恋人に清子の形見の補整下着を履かせて激しいセックスを済ませたばかりの俊弘に連絡した涼子は自宅に来させると、芳美と男娼紛いの事をしてとは言い出せず用心棒として接客のアルバイトをして欲しいと頼む。ショートボブにした涼子に清子の面影を見た俊弘は引き受けるのだった。

数日後芳美に引き合わされた俊弘は彼女の自宅に送り届けた後、イブニングドレス姿の彼女に宝石を試着させる。芳美がそれとなく誘惑していると気付いた俊弘は望み通り口腔を犯した後で、正常位から騎乗位と体位を変え失神するほどに攻め立てる。

ある日和代が店に来訪し居丈高に芳美と同じようにしなさいと俊弘を担当にさせるが、神経質そうにあれこれと難癖を付けられ辟易し始めていた俊弘は電車に乗るなり和代から痴漢しなさいと言われ耳を疑う。周囲に気付かれるほど車内で激しくヨガった和代を途中の駅で降ろすと駅前のホテルに雪崩れ込むが、輪姦されたと俊弘が嘘をつくと更に濡れた瞳で虐めて欲しいと求めアナル処女を奪い乱暴な腰遣いで絶頂に導く。

数日後芳美の紹介で来店した美弥子に清子の面影を感じた俊弘は自宅に送ると申し出るが、彼女はラブホテルしか無いような場所に車を止めさせて自分の願いを叶えて欲しいと求められる。ホテルに入り俊弘は乱暴にして欲しいと言われ尻を叩くが、想像した以上の求めに次第に荒々しいプレイをして美弥子を失神させるのだった。

ある秋の日に和代とも関係を結んでいると知った芳美は、前には激しく嫌悪感を見せていた筈と彼女の抜け駆けを知り仕返ししようと俊弘を使って和代に玩具と貞操帯を付けさせデパートに来させると、偶然を装って芳美が通り掛かり関係を始めて知ったとばかりに口撃する。芳美宅に舞台を移した俊弘は彼女と和代をかしづかせて前後の穴を犯し3Pに興じた後、示し合わせた通り美弥子の来訪を受ける。2人の熟女に乱暴されヨガる美弥子の反応を見た俊弘は狂乱に身を任せ3人を代わる代わる犯すが、事を終えると興が覚めてしまいそろそろ関係を清算せねばと考える。

甥の恋人が店を訪ねステディな存在がいると知った涼子はある日俊弘を呼び出し、全ては店の利益の為に自分が仕掛けた事、かつて姉の夫を奪おうと姉に隠れて誘惑した事、今の俊弘の行動を見て姉への一途な気持ちを知り償いたいから抱いて欲しいと関係を求める。寝室に導かれた俊弘は部屋の調度品や涼子の着装が清子の形見の品だと知り、感傷に浸りながら彼女と情交に至る。週末を迎え全てを清算し恋人との結婚を決意した俊弘は、思い出の再現に付き合ってくれる事になった涼子と共にかつて清子と一緒にやって来たホテルを訪れると、プールで泳いだ後部屋に行こうとした所で意識が朦朧となり夢の中で清子との「その後」を描いたシナリオ通り彼女を抱くが…。目が覚めると全裸の涼子とベッドを共にしていたが情交の痕跡は何処にも見当たらず、果たして夢か現実だったのか分からないままだが、涼子も清子から伝言を聞いたと知って前を向いて生きていこうと決意する。

【レビュー】

本作はシティ派倒錯系ロマンス作家としての立ち位置を固めた作品で、3作品目にして2003年の売り上げ第1位を挙げた事でも知られている。

亡くなった叔母に対する拘りから恋人がいるのにイマイチ踏み切れない主人公だが、その割には女性遍歴は豊富と見えてテクニックには自信を持つ点は楠木悠作品に共通するものであるし、恋人も熟女3人も叔母の妹も(やはり叔母なのだが)Sっ気が強い主人公に翻弄されてしまい、特にお堅い熟女と未亡人熟女はややイキ過ぎとも言える位の被虐性を見せる。展開では触れていないが最後に恋人の母親に主人公が挨拶をしに行った折に、自分も宝飾店をよく訪れていて名前は聞いていた…と種明かしされ新たなロマンスが芽生えてはいるので、主人公は何かと女難の相があるのかもしれない。

主人公の手解きをした叔母・清子は作中で重要な役割を果たしており、終盤で叔母の妹・涼子と主人公が思い出を辿る旅に出た際やや幻想めいた関わり方をするのである。甥との許されぬ相姦関係と妹と夫を奪い合う状況に終止符を打とうとして先に病に倒れてしまったが故、情念として形に現れたのかもという展開は官能小説の枠に留まらないよく練られたものだと思う。


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叔母と三人の熟夫人-いたずらな午後(著:楠木悠、フランス書院文庫)

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楠木悠「三人の未亡人」

楠木悠「三人の未亡人」
(フランス書院文庫、2003年4月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

職場の上司である有美に想いを寄せる隆義は、以前から身体だけの関係だと割り切っていた叔母の智子の紹介で知り合った彼女の隣人の希美子ともセックスフレンドの関係に。しかし希美子は有美とも知り合いで、隆義との関係を知った有美からデートに誘われるが…。

【登場人物】

谷原隆義
26歳。中堅商社の営業三課に勤めるサラリーマンだが、着々と成績を上げ来春にはプロジェクトチームへの栄転が取り沙汰されている。大学進学を機に上京し、現在は智子の家の近くのマンションに住んでいる。熟女好きの青年。

白金智子
37歳。隆義の母方の叔母で3年ほど前に夫を飛行機事故で亡くし、現在は1人で暮らしている。夫の死後に良くしてくれたイタリア在住の日本人男性と結婚を前提に付き合っており、いずれは日本を離れる予定。Fカップ。

樋口希美子
31歳。智子の隣人で亡き夫との間に息子が1人いる。夫の財産分与を巡り前妻や子供たちと揉めているが、現在は手中に収めている。元モデルで細面にソバージュ掛かった髪型の美人。智子が趣味で始めたランジェリーショップを譲受する予定。

河本有美
34歳。隆義の勤める会社の課長で、全体的には女狐を思わせる理知的で鋭い容貌に、銀縁眼鏡を掛けている。数年前に夫を亡くして以来男性との付き合いは無いが、隆義に目を掛け異動になる前にきっかけを作りたいと願っている。Fカップ。

【展開】

隆義はある週末に智子を訪ね隣人の希美子がオペラグラスで覗いているとも知らずに、智子と激しい情交に及ぶ。その後来訪した希美子から今度テニスを教えて欲しいと誘われるが、当の隆義は有美が気になりその場は素っ気ない返事をする。

月曜の夕方に隆義を呼び付けた有美はデートに誘えず仕事の相談に乗って欲しいと彼に誤魔化されてしまうが、彼女はそんな隆義の態度に微笑ましさを感じつつ帰宅時に痴漢されて発情し部屋に帰ると彼を思いながらオナニーする。
一方智子からランジェリーショップの荷物の片付けを手伝って欲しいと頼まれた隆義だが、そこに際どい格好の希美子が待っており、仕組まれたものと知ると少々荒ぶった態度で彼女を貫く。
そして智子が様子を見に来たと気付くと情交に誘い絶頂に導くが、前から欲しいと思っていたアナルに続けて挿入すると、希美子も同じように裏穴を求め3Pに興じるのだった。

その週末に希美子と一緒に出掛けた有美はディナーの場でセックスフレンドがいると隆義の写真を見せられて衝撃を受けるが、彼女から聞いた彼の好みそうなガードルを購入して身に付け、週明けの仕事の帰りに隆義を食事に誘う。
見計らったように気分が悪いから部屋を取って欲しいという有美の態度から全てを察した隆義だが、キスを交わしても逸物は反応せずに脱兎の如く逃げ出してしまう。元々希美子と逢う約束だった隆義は怒りをぶつけるかの如く、彼女を手荒に貫き失神させるのだった。

ある日希美子と共に別荘地でテニスを楽しんでいた隆義は青姦を求め通行人の視線もスパイスにしながら激しい情交に及ぶが、突然彼女から次の土曜に知り合いの「ユウ」という女性との3Pがしたいと約束させられてしまう。
約束の土曜日に希美子宅を訪ねた隆義は「ユウ」が覗いているのに気付き見せ付けるように希美子を抱いた後、レザーマスクをした「ユウ」と対面する。希美子を交えて激しい3Pに興じた隆義はそろそろ良い頃合いだとマスクを外す。
「ユウ」が有美だと知り一旦は驚く隆義だが、場を察して希美子が居なくなったのを見てまだ有美は抱いていないと告白し、続きがしたいとアナルセックスに興じるのだった。

数日後智子と希美子に呼び出された有美は隆義から突然の別離を告げられたと納得のいかない様子で懸命に謝罪し涙を流すが、慌てた2人から隆義が愛情を確かめようと出来レースの4Pを仕組もうとしたと打ち明けられやり返そうと決意する。
一方そうとは知らない隆義は智子と希美子の手により手枷を嵌められ、手加減して有美まで持たせる筈が容赦なく手や裏穴で立て続けに射精に導かれて肝心な時には役立たずになり、勝負に負けたと有美はホテルの部屋から立ち去ってしまう。
あくる朝目覚めた隆義は自分が罰を受けたと気付き改めて有美に告白するが、智子や希美子から伸ばしていた脇毛を剃って欲しいとせがまれ、魅力的な2人との別れに感慨を抱くのだった。

【レビュー】

「最先端熟女系倒錯すぎるロマンス」と銘打たれた作者の2作品目だが、既に作者の得意とする「熟女・倒錯ロマンス・補正下着フェチ」の三点セットが作中で用いられている。
情交は大人同士の遊びの一環としての立ち位置ながらも、やや荒ぶった性格の主人公には本命ヒロインがいて、彼女に対してはウブさが出てしまい…という展開は本作以降もお約束となっている。

初めは叔母の智子に想いを寄せていた主人公だが彼女とは結ばれぬ間柄でもあり、本命の上司である有美と成就するまでにも希美子との倒錯プレイも有り、全体的にコメディタッチの流れである。
昨今のフランス書院文庫では押し並べて高校生位の青少年がある者は母性の象徴として、別の者は気高く汚す対象として30代の「熟女」との情交を求める作品が多くなって来ており、たまには楠木悠作品のような大人のラブコメディも有っても良いのではと思うが、いかがであろうか。

DSKさんによる本作の紹介記事はこちらです。
2003/4/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>飢えて、疼いて、たまらないの!…… 青年を見つめる熟女の瞳は蜜戯への期待で潤んでいた! 麗しの叔母・智子と、挑発的な美貌の隣人・希美子。 完熟の肉体を持て余す二人の未亡人を次々と味わい、 憧れの未亡人課長・有美への叶わぬ想いを紛らすが……。 肉欲と切ない真実が交錯する大人たちのロマンスの行方。★★★☆☆...
三人の未亡人(著:楠木悠、フランス書院文庫)

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楠木悠「家庭教師と二人の熟妻」

楠木悠「家庭教師と二人の熟妻」
(フランス書院文庫、2002年6月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

家庭教師の修吾は新たな紹介先の母親がかつての恩師で思慕を寄せていた翔子だと知るが、何処か自分を誘う様子に脈ありとみてアプローチしベッドインを果たす。紹介先の複雑な家庭環境を知った修吾の前に、教え子の少年の実母が現れるが…。

【登場人物】

早崎修吾
26歳。大学を卒業したが就職先が見付からず、学生時代からの家庭教師を生業としている。両親は2年前に交通事故に遭って亡くなり、現在は親の遺産もあり比較的裕福な環境にある。中学時代にいじめにあった事で一度は不登校になったが、翔子の励ましもあって柔道の有段者となった。

榎田翔子
36歳。修吾の中学時代の恩師で、結婚を機に退職しているが1年と持たずに離婚。旧姓岸本。肩で切り揃えられた黒髪に右目の端に泣きボクロのある色香を湛えた女性。1年前に今の夫と再婚したが、健太の扱いに思い悩み、修吾に家庭教師を依頼する。

水谷加代子
30代。高校を出て間もなく健太を身籠った。色白で整った鼻筋にウェーブ掛かった髪型の美女。実父が借金の連帯保証人になり、債務が及ばぬよう榎田と一旦別れたが復縁を望み、健太を使って翔子の弱味を握って別れさせようと企て修吾に接近する。


榎田健太
16歳。高校1年生。先妻である加代子の連れ子に当たる。継母の翔子を女として意識してしまい、彼女の下着に悪戯している。人見知りが激しく引き籠りがちでフィギュアに興味を持つが、本来は勉強も出来て真面目な性格。童貞


【展開】

別の家庭教師先の母親からの紹介で翔子と再会した修吾はホテルのロビーからラウンジへ移動し、酒か入ったからか彼女が交わす際どい会話に脈ありと見て部屋を予約すると、翔子もあっさりと応じてベッドインするのであった。

2週間後榎田家にやって来た修吾は慌ただしく翔子の口唇奉仕で一発放った後、健太と趣味の話で意気投合しまずは掴みはOKだと喜ぶが、夕食をご馳走になる前に翔子と地下のプレイルームで激しい情交に及ぶ所を健太に知られてしまう。

数日後久々に翔子の夫が海外出張で不在と知り一戦交えようと意気込む修吾だが、翔子から健太に情事を知られているかもと言われ外で逢う事に。生徒用のブルマーを履かされた翔子は、ラブホテルの造りの凝った部屋でイメージプレイに浸かる内に修吾の精を受け止めたいと膣出しを求めるのだった。

数日後健太から加代子に逢って欲しいと頼まれた修吾は彼女の企みに乗る代わりに、加代子自身が欲しいと要求する。どこか上品ぶった彼女を本気でよがらせてやろうと意気込んだ修吾は、彼女にイラマチオやアナルセックスを求め隷属させる。

梅雨明けを迎えたある日、やって来た修吾に専属の家庭教師になって欲しいとねだる翔子に対し、修吾は健太に情交を見せ付けてやろうと提案する。
始めはクローゼットに隠れていた健太に見せるだけの筈が、修吾の悪乗りで四肢を縛られ抵抗出来ない中で健太とも背徳の情交を結ばされてしまう。
汁まみれになり失神した翔子は漸く修吾の意図に気付き、榎田と別れて新たな生活を始めようと決意を固めるのであった。

数日後加代子とホテルで密会した修吾は彼女の本性を晒け出させようと剃毛してピチピチのハイレグレオタードを履かせ、媚薬だと偽って薬を飲ませるとプールへ連れ出し男性客の目に晒し恥辱を与える。
そこへ示し合わせた通り翔子がやって来ると、修吾は互いの正体を明かさぬまま3Pプレイに興じさせ、ダブルフェラから女同士の相互愛撫、終いには重ね餅状態で前後の穴を貫き乱れた一夜を明かす。

そして修吾との新生活を始めた翔子は健太の家庭教師に向かう前に用事が有るからと早く家を出た夫を訝りつつも、すかさずインターホンが鳴り健太がやって来たのを知りこれからの展開に期待しつつ少年を部屋に招くのだった。

【レビュー】

2002年2月にアンソロジー作品でお披露目となった作者が早くも6月に長編デビューを果たしている。本作では「シティ派熟女系倒錯作家」との触れ込みで、当時の第一人者である牧村僚氏の推奨文も帯に記載されている。

2000年代前半のフランス書院文庫はまだ今のように誘惑と凌辱という二極化とまでは進んでおらず、圧倒的な凌辱作品の数に対し、誘惑作品は高竜也氏や牧村氏に代表される相姦ものか、櫻木充氏や鏡龍樹氏が得意とする倒錯もの、いずれにも属さない西門京氏という時期であった。

そんな中でデビューした作者の作風はまさに都会的で大人の誘惑模様と多少の調教要素とのバランスで成り立っており、キャリアの早い時期に年間売り上げナンバーワンにのし上がって行く事となるが、
今作においては前半の榎田家の複雑な家庭環境と早い段階から結ばれる主人公と恩師である翔子との弾けっぷり、後半で登場する実母の加代子への調教描写が既に完成の域に達していて良かったと思う。
そこに息子の健太が主人公に唆され、翔子と関係に及ぶのはともかく、主人公と輪姦するのは若干個人的には抵抗を感じる部分でもあるが…。

その後も年1作品程度のペースで出版を続ける作者で有るが、2014年は残念ながら新刊の発売は無かった。
以前にも1年以上のインターバルをおいていた時期も有った事から、昨年が偶々その時期だったのか、或いは心機一転を果たし今年は新たなスタートを切るのか、動向が気になる所である。

【トラックバック】

DSKさんのブログで本作に付いて紹介されている記事はこちらです。

家庭教師と二人の熟妻(著:楠木悠、フランス書院文庫)

tag : 2002年黒本 社会人主人公 母子相姦 童貞 デビュー作品

楠木悠「僕だけの未亡人【宝物】」

楠木悠「僕だけの未亡人【宝物】」(フランス書院文庫、2011年7月、表紙イラスト:長野剛)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

兄嫁の綾奈と相思相愛ながらもなかなか仲が進展しない洋輔は恩人の遥香から誘われ一夜の関係を楽しむが、その裏にはある企みが有ると気付かずに料理教室の生徒にも手を出してしまう。

【登場人物】

篠崎洋輔
28歳。勤務先のホテルが倒産し行き場を無くした為綾奈に頼み同居させてもらい、彼女や遥香の計らいでマダム向けの料理教室を開く事に。料理人を志し兄宅に同居して以来綾奈に強い想いを抱いており、彼女のアプローチにも薄々気付いてはいるが…。

篠崎綾奈
33歳。3年前に洋輔の兄でもある夫を事故で失い食べるのに困る訳では無いが、生活にハリを持たせる為にパートを始めたばかり。着痩せするタイプでEカップのグラマラスな体付き。夫の趣味でSMチックな趣向に目覚めており、義弟の洋輔の同居を認めたのもある目的が…。

宮前遥香
37歳。市内で不動産会社を営む男性の後妻として入って来たが、一回り上の夫との間には子供が居ない。夫同士の仕事の関係から綾奈と親しく、働き口の無い洋輔の世話をしてあげたが、時々出張料理を頼みつつもちゃっかり摘まみ食いしている。

三原瑠美
26歳。洋輔の料理教室にひとり息子と共に通っているが夫とは離婚し、実家で両親と共に暮らしている。いわゆるヤンママタイプで茶髪に派手なメイクだが、洋輔が高校時代に憧れていた先輩に似ているらしく関心を抱いている。170cmと背が高く、スレンダーな体付き。

杉山梨乃
瑠美の友人で洋輔の料理教室の生徒。銀縁メガネを掛けた神経質そうな教育ママタイプで、ややぽっちゃり型の体格。瑠美などのヤンママたちを束ねるボス的な存在で浮気癖が有り、1度は夫に発覚した事で男遊びを自粛していたが…。

【展開】

綾奈は洋輔とのきっかけを作ろうと、泥酔して帰宅したり、裸同然の姿で眠り起こされるのを待ったりしますが失敗し、更に洋輔をデートを誘うも急な仕事が入ったと断られてしまいますが、彼の部屋でオナニーの痕跡を見付け自分への想いを感じて自慰に浸ります。

遥香の来訪を受けた綾奈は思い切って洋輔との仲を進展させたいから心境を探って欲しいと相談しますが、逆に遥香はこれ幸いとばかりに出張料理の機会に洋輔を誘い情事を楽しんだ後、綾奈がその気だと仄めかします。

綾奈からキスをされ関係が前進したと喜ぶ洋輔は、ある水曜日に息子の誕生日会で料理を作って欲しいと瑠美に頼まれキッチンで誘惑され応じるものの、梨乃に目撃されて言いふらすと騒ぎ出し綾奈に秘密が発覚するのを恐れた為1度抱いて欲しいとの口約束をせざるを得なくなります。

その一方で綾奈から料理教室のアシスタントを引き受けると返事を受け結ばれた洋輔は遥香に状況報告すると共に、瑠美や梨乃を上手く宥めるように頼むと、流石に彼女から見返りを求められます。
遥香の求めでレイプまがいに激しく抱いた後、帰宅するなり綾奈の被虐性を開発しようと獣欲のまま前後の穴を犯し尽くした洋輔は初めて自分だけを見てくれたかのように満足します。

次の日曜日に遥香の手筈通りに梨乃の要求を突っぱねた洋輔に対し、意外な事にアナルでして欲しいとおもねる態度に負けホテルで交わるも遥香の罠と知らされ、彼女に同行して来た瑠美も加えた3人を次々に抱く羽目に陥ります。

【レビュー】

タイトル通り未亡人で兄嫁の綾奈がメインに違いないのですが大人向け官能ロマンらしい作風で、据え膳食わぬはと言わんばかりに絶倫の主人公が遥香を始めとした人妻たちと次々に交わる事になります。

序盤で主人公と綾奈が互いに強く惹かれ合っているのに、それぞれの深慮からなかなか前に進まないけど性欲はしっかり発散している場面はなかなか良かったし、遥香をしっかり攻め立てる描写もいやらしさを感じます。

ところが中盤で瑠美や梨乃が出て来ると、流石に彼女たちのしたたかさが妙に鼻に付くようで正直登場させる必要が有ったのか疑問を感じましたし、最後に取って付けた感の4Pも読みたいのは綾奈メインかなと思いますね。

作者の近作はサブヒロインの扱いがはっきりしている一方で、主人公もヒロインたちもあまりに割り切り過ぎていて逆に背徳感が感じられない気もします。やはりメインを巻き込まないととは思いますが、どうでしょうか。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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