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久藤貴緒「クラスメイトの美母は未亡人奴隷」

久藤貴緒「クラスメイトの美母は未亡人奴隷」
(フランス書院文庫、2014年1月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年5月24日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

クラスメイトの美母は未亡人奴隷
久藤 貴緒
フランス書院
2014-12-12




【あらすじ】

娘のクラスメイトで亡き息子に似た誠と関係を持ち始めた沙織は、ある日悪漢たちの脅しに屈した真の頼みで彼らに抱かれてしまう。彼女の乱れる姿に興奮し、周りの人間との関係を断ち切らんとする真の要求は次第にエスカレートする。


【登場人物】

高坂誠
高校2年生。母親を亡くし父親は仕事で不在がちで、教室では誰とも馴染もうとせず浮いた存在。沙織が経営するガラス工芸店にバイトで働いており、三ヵ月前に彼女に関係を迫り頻繁にセックスするようになった。

紫村沙織
37歳。市内で名の知れたガラス工芸家で、販売店を営み生計を立てている。5年前に交通事故で夫と長男を失なっており、真に亡き長男の成長した姿を重ねてみるようになっていて性的な関係を拒めずにいる。

紫村榛香
高校2年生。沙織の娘で真とは同じクラスで委員長を務めているが、孤立する彼の持つ雰囲気に馴染めずにおり特に関心が無い様子だが、母の態度の変化に亡き弟に似ている真が関わっていることには気付いている。生徒会長の佐伯に想いを寄せているが処女のまま。

阿久津
高校3年生。典型的な不良少年で真を始め多数の人間に脅迫して万引きや金品を要求したり、性的暴行を重ねて来ている。素行の悪さが原因で停学処分を受けて大学の推薦を取り消され、底意地の悪さに更に拍車が掛かっている。

田宮小太郎
真や榛香の担任で社会科の教師。50歳近くでボサボサでフケだらけの髪に、ガリガリに痩せた体躯でニヤ付いた表情からは不気味な印象を与える。女生徒の着替えなどの盗撮が趣味だが、阿久津にその弱味を握られ悪事に参加させられる。

佐伯貴志
高校3年生の生徒会長。榛香と付き合い出して間もないが、彼女を大事にしようと考えている。ミリタリーオタクでスタンガンや催涙スプレーなどを多数集めている。榛香とは清い関係のままでいようとしたが、

笹野健太郎
39歳。亡き夫の親友で地元の交番で働く警察官。大柄で筋肉質の体格で融通が効かない真っ直ぐな性格。沙織に想いを寄せていたが、親友だった柴村に気を遣い結婚を前提にした付き合いを言い出せずにいる。榛香からは母親の再婚相手に相応しいと思われている。


【展開】

閉店後の店内で沙織は誠からセックスを求められ身体を許してしまうが、阿久津からイジメにあっていて金が要るから助けてと懇願され彼の待つ公園の管理事務所へ向かう。そして有無を言わさず阿久津に口唇奉仕を強いられ休むことなくバックで犯されてしまうが、誠は抵抗出来ずに阿久津に犯されて乱れる様を見て激しく興奮しズボンの中で触れられることもなく射精してしまう。

阿久津の凌辱が済んで誠から男だったら誰にでも気を遣る淫乱だと詰問され、違うなら証明してみせてと沙織は娘の担任教諭の田宮に抱かれるように命じられる。そして夜になり学校の面談室で田宮を誘った沙織は口唇奉仕で飲精すると、自ら跨がって騎乗位で交わりを求めるが、イヤホンマイクから聞こえる誠の指令を必死に守り田宮を先に射精させることに。それを校舎の窓から見守っていた誠もぺニスをチャックから引き出すと手で扱き射精するが、それと共に阿久津に制裁を与えるべく田宮の淫行をカメラにしっかりと納めるのであった。

その後沙織は田宮にホテルへ連れ込まれて情交を強いられ朝になって誠の部屋に逃げ帰ったものの、田宮に抱かれた回数を聞いて興奮したのか少年が怒りを露わにしながらも汚れた秘所の匂いを嗅いだり、顔面騎乗してと命令されたりと恥辱を味わせられて一層少年に溺れていくのを否定できない。そして田宮を脅して阿久津を退学に追い込むからもう大丈夫だと言われ、娘だけにはばらさないでと懇願する。

そんな沙織を試すかのように誠は笹野が予約してくれたリサイタルに同伴し、笹野と別れると夜の公園で沙織が付けていたかんざしを引き抜くとそれをアナルに挿し込んで歩くように命じる。亡き夫から貰った品を玩具にするという罪悪感と、人目に触れる恐怖心にすっかり沙織の心は高ぶってしまい誠への忠誠を誓う。次の標的は生徒会長の佐伯で、閉店間際にノーブラノーパンでいるように命じると、田宮の時のようにイヤホンマイクを使って佐伯を誘惑するように指示を出す。店の裏側で娘の彼氏に口唇奉仕し、あまつさえ対面座位で童貞を奪う沙織にはマイクから聞こえる誠の命令だけが絶対で媚薬となっていた。しかし誠の目的は榛香で母と恋人の裏切りを目の当たりにして呆然としているのを見るや部屋に連れていき、否応が無しに彼女の唇と処女を奪い今まで馬鹿にされてきたことへの復讐を果たそうとする。

翌晩誠は横浜のホテルで沙織と落ち合い部屋に入るとバックにして、手製のガラスのディルドウを膣穴に挿入しながら尻穴に指を挿入していく。アナルセックスを求めた沙織に対して誠ははしたない女にはお仕置きだと告げ、今度は笹野を誘惑するように命令すると激しいピストンで膣中出しする。そして笹野の勤務する交番へ向かう直前榛香に詰問されるが、榛香が誠により犯されたことも知らず、沙織は恋する女性そのものの態度を見せてしまう。今回も誠がイヤホンマイクで指示を出し交番の二階で笹野を誘惑すると、口唇奉仕から騎乗位でアナル処女を捧げる羽目になり、何て淫乱な牝豚だと叫ぶ夫の友人に別れを告げながら早く誠に慰めて欲しいと期待する。

その頃誠は交番の向かいの街灯に身を潜め二人のやり取りを聞いていたが、榛香が佐伯から貰ったスタンガンを使って気絶させられ彼女の部屋へと連れていかれる。四肢を拘束されたまま美少女に何度も寸止めを強いられた真は、榛香としたいと言わされ逆凌辱さながらに騎乗位で犯されるが、射精する刹那に沙織が帰宅し浅ましい姿を見られてしまう。しかし榛香の願いと反して沙織は服を脱ぎ四つん這いになって尻穴を晒し笹野に抱かれた痕跡を見せ付けると、綺麗にしてとアニリングスを求めた上に肛姦を始める。榛香が母親の乱れる姿を見て折れるかとみたが、彼女の方も負けじと沙織が好きとキスを求め、誠と競い合うかのように乱れたセックスを繰り返すのであった。

数日後仕事帰りに田宮に声を掛けられた沙織は、阿久津により公園の管理事務所に拘束されている娘を目の当たりにする。誠の計略により退学処分を受けた阿久津は母娘を逆恨みし、拘束した榛香には誠から贈られたガラスのディルドウを使って辱しめを与えると、予想した通り沙織が代わりになると言い田宮にアナルを犯されながら阿久津にイラマチオ同然に犯される。その姿を誠にメールで送り付けたが、なかなかやって来る気配がない。やっと現れた誠は凌辱される沙織に目配せを送ると、スタンガンを使おうとして阿久津と田宮に見付かってしまう。万事休す…と思われた瞬間、佐伯が催涙スプレーとスタンガンを持って現れ大立ち回りの末に二人を気絶させると、自らは榛香を連れて誠には沙織を任せて人目に付かない裏山へ逃げそれぞれの想い人と情交に及ぶのだった。

佐伯の配慮で事件そのものは明るみに出ずに悪漢たちを逮捕させることに成功したが、数日後事件の捜査に関わっていた笹野が沙織の店にやって来る。笹野のプロポーズに対して沙織は…。


【レビュー】

「この新人はタダモノではない」と銘打たれた久藤貴緒さんのデビュー作品であり、公式ホームページで確認出来るあらすじや目次を見る限り個人的にはもう少し「竿」の人数が少ないものかなと思ったのだが、実際は主人公を入れて5人となっていて多い印象である。男女関わらず登場人物が多いと情交場面をオムニバス形式で繋いだだけの方向性になりそうだが、デビュー作にしてはよく纏まっていてテンポ良く読めたと思う。

素行の悪い不良に脅され目の前で沙織を犯されるのを見て劣情を感じると共に、自らも支配者になって彼女に淫らな要求を突き付ける満足感と、一方で彼女も主人公に命令される悦びに更に堕ちていく様はそれなりに良かった。榛香はどちらかというとオマケ要素が強く、事前に母娘丼的な展開を期待していた自分としてはやや物足りない内容だったが、やはり沙織の調教もの(絶対服従)という題材ならばそこは致し方無い所かもしれない。

終盤に母娘は悪漢2人に拉致されるが、主人公たちが逆襲に出るのは早過ぎると思う位意外に呆気ない幕切れで、榛香はディルドウ責め止まりで悪漢たちに貫かれるでもなく沙織も序盤に比べれば凌辱とまでは至らないので軟着陸路線と感じた。悪漢たちの設定がいかにも昔の黒本を彷彿させるだけに、主人公が救出に来るも捕らえられ犯される母娘を見て不本意にも触れる事なく射精するという展開を頭の中で描いていたので少し肩透かしの感じもしたが、これは管理人の勝手な妄想に過ぎないところである。

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南野佑人「僕だけの年上ヘルパー」

南野佑人「僕だけの年上ヘルパー」
(フランス書院文庫、2014年10月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年1月2日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

雨の降る中で不注意により奈央の運転する車と衝突し怪我を負って入院した智志は、彼の境遇に同情した奈央の母親でヘルパーの史恵に個人的に介護を受ける事になるが、熟女の魅力的な女体に触れて男の反応を見せてしまい…。


【登場人物】

岩城智志
高校2年生。母親を3歳の時に病で亡くし、男手一つで育てられた。現在父親はロンドンへ赴任している為一人暮らし。童貞。

柄原史恵
38歳。介護福祉士の資格を持つケアマネージャー。10年前に夫が病死して以来、生計を立てる為男性との付き合いを断っていた。怪我を負った智志の境遇に同情し、仕事の合間を見て個人的に介護をする。丸みを帯びた瓜実顔に柔和な瞳、肉厚な唇と母性を湛えた優しさを感じさせ、奈央より豊かなバストの持ち主。

柄原奈央
18歳。史恵の娘で母親に触発され、介護福祉士を目指して専門学校に通っている。免許を取って間も無く車道に飛び出した智志と衝突し怪我を負わせてしまい、引け目に感じつつも初心な彼に興味を抱く。Fカップでスタイルの良い快活な女性。男性経験有り。

滝川留美子
33歳。結婚10年目の保育士で、岩城家の隣人。夫との仲は良好だが、多忙の為夜の営みはご無沙汰で子供は居ない。智志が事故に遭った時は妹の結婚式でハワイへ行っており、柄原家に引き取られたと知るが…。バストは母娘よりは控え目な美乳の持ち主。


【展開】

奈央の運転する車と接触事故を起こし、手指に怪我を負ってしまった智志は彼女の母親の史恵の手配で病院の個室に入院する。彼女が見舞いに来たタイミングでたまたま尿意を覚えてしまい介添えをしてもらうが、身体を拭かれている内に勃起してしまい、優しく手で扱いてもらい乳房に甘えながら射精に導いてくれるのだった。

事故が起こってから六日が経ち史恵は退院した智志を自宅まで送ってあげるが、松葉杖無しで生活出来ない状態なのを気の毒に思い入浴を手伝い、自分の裸を想像して股間を膨らませる少年を可愛いと思い始める。本番まで体験したいと訴える智志に対して真剣に考えるからと返答し、まずパイズリで次は口で精を受け止めてあげる。

帰宅した母親の翳りを浮かべた表情に、智志と何かあったのではと訝った奈央は翌日岩城家を訪ねて事情を聞くと自分に協力して欲しいと頼み、金曜の晩に智志を自宅に招きわざとベタベタしたり一緒に入浴させたりと目の前で母親を焚き付ける。そして娘が友人と会うからと外出したのを見計らい、史恵は自ら智志に泊まっていくように引き留め寝室に招くと、女上位のシックスナインで口唇奉仕して迸りを受け止める。そして自ら騎乗位になって跨がると、呆気なく果ててしまった智志を鼓舞するかのように二度目を求め、絶頂へ突き進むのであった。

翌週の火曜日奈央は智志のリハビリを受け持つと提案しマッサージ室に連れていくと、無事母親と結ばれたと聞いて喜びつつも自分も少年に興味を抱いているのに気付き、口唇奉仕で精を受け止める。高校の時に付き合った彼氏よりも逞しい一物を口に含みすっかり発情してしまっただけに、奈央は後に使う人もいるからと離れの女子トイレの個室に智志を押し込むと、対面座位で交わりぺニスを受け入れてしまう。

翌晩仕事で遅くなり帰宅した留美子は隣家の和室で情交する智志と史恵の姿を覗き見てしまい、翌晩に食事を作ってあげると告げ岩城家を訪れる。最初は示談を有利に進める為と勘違いした留美子だが、史恵は母親みたいだと言う智志の言葉に触発され、今夜限りと言いつつも美乳を揉ませながら手で射精に導く。そして浴室へ押し掛け力強くたぎらせている若竿を目にして欲情し、バックで秘所を舐めさせてあげると、一夜だけの肉交に溺れてしまう。

翌週の月曜日に39歳になった史恵を祝う為再び柄原家を訪ねた智志だが、娘の積極的な態度に乗せられた史恵から川の字で一緒に寝ようと提案され、狸寝入りする奈央の隣で相互愛撫から正常位で交わり立て続けに膣内射精する。翌朝ひと足先に出勤した母親を見届けた奈央は昨夜は随分見せ付けてくれたものだと怒った振りをしながらも、ダイニングで後背立位になって挑発し少年を受け入れるのだった。

週末を迎え智志の快気祝いに3人で温泉旅館にやって来るが、リハビリの一環で入った温泉プールで奈央があからさまに智志に身体を密着させて誘惑し母親に宣戦布告すると、植え込みの陰に移動して暴発寸前の剛直を2人で口唇奉仕し射精に導く。その晩第2ラウンドとばかりに部屋のウッドデッキにある個室風呂にて後背位で史恵と、騎乗位で奈央と立て続けに交わった智志はリハビリが終わっても関係は続くのだと母娘に諭され、いつになく積極的な2人に負けないように頑張るからと宣言する。


【レビュー】

フランス書院文庫から2014年8人目となる新出作家のデビュー作品であり、個々に魅力的な要素を持つ母娘や隣人妻との間で王道といえる誘惑的な情交が繰り広げられている。事故の加害者側の母娘と被害者側の主人公との関係性は方向を間違えると主人公の言いなりで鬼畜な展開になりがちだが、本作では爽やかなやり取りに終始しており、年上女性に甘えさせてもらうクラシカルな誘惑作品に仕上がっている。

一点指摘するならば隣人妻の留美子の扱いで、彼女は主人公と史恵との情交を覗き見て一夜だけと決心し甘えさせてあげるのだが、その先が全く無いという点からすると丸ごと奈央との姉のような情交描写に置き換えても良かったのかなとは思われる。淀みの無い展開や構成からすると果たして新人?と疑問に感じる点も無きにしもあらずなのだがここでは一旦置いておくとして、昨今誘惑作品と言えども主人公が悪ぶってみたり、前より後ろに興味を抱いてみたりと意外性に訴える作品も少なくない。敢えて王道に訴えてきたこの名義での刊行が戦略的なものであったとするなら、やはり今度は…と期待したいものである。


DSKさんと愛好家Sさんのブログでも本作を取り上げていらっしゃいます。

2014/10/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「智志くん、今だけは甘えていいんだからね」スプーンを出す史恵の胸もとには悩ましい谷間が!怪我をした少年を介助する38歳の美熟女ヘルパー。白い肌、むっちりした二の腕、くびれた腰……食事の世話、入浴の補助、あげくに「初体験」まで!?密室で続く二人きりの甘く危険な淫らすぎる介護!(引用元:Amazon)★★★★★ 誘惑路線の本道を過不足なく綴る安...
僕だけの年上ヘルパー(著:南野佑人、フランス書院文庫)

4038『僕だけの年上ヘルパー』南野佑人、フランス書院/フランス書院文庫、2014/10 発売●あらすじ若い女性が運転する自動車との接触事故で全治三週間の怪我をした少年が、事故を起こした女性の母親と看病される中で性的な関係になっていき、リハビリに付き添ってくれた事故当事者の女性とも深い仲になっていく。●登場人物【岩城智志】奈央より二歳年下。童貞。高校二年。一人暮らしをしている素直な少年。実母は智志が三歳の時に病...
4038『僕だけの年上ヘルパー』








DSKさんや愛好家Sさんが記事でご指摘なさっているように、南野佑人さんは新出作家であって新人ではないと見ています。本作において細かく曜日を区切ったり、情交場面での視点の切り替えは独特なものを感じさせますので。この名前で次の作品の刊行が無いのは単なるピンポイントだったのか他の理由なのかはよく分かりませんが、元のペンネームまたは別の名前でも構いませんので今年こそは復活があればと願いたいものです。

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梶怜紀「調教旅行【義母と叔母と姉】」

梶怜紀「調教旅行【義母と叔母と姉】」
(フランス書院文庫、2014年8月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

父親の一周忌を前に叔母の悠里に筆下ろしされた忍は継母の裕美子に関係を迫り親しい仲となるが旅行中に互いに関係を隠せる筈も無く、更に同行した実姉の亜里沙とも情交に至り3人を自分の女にしてしまう。

【登場人物】

原藤忍
18歳。童顔で小柄なせいか年上の女性の受けが良く、本人も裕美子が一番とはいえ熟女趣味な所がある。巨根で旺盛な性欲の持ち主で、学業は優秀なものの欲望のままに行動し子供じみた一面も。一周忌法要を兼ねて3人の美女と共に父親の郷里である南洋の島を訪ねる。

原藤裕美子
33歳。3年前に勤務先の日本法人の社長を務めていた忍の父親と結婚したが、昨年事故死した。彼の秘書に就く前は何人かの男性と付き合いをしていたらしい。Gカップのグラマラスな肢体。

原藤悠里
33歳。忍の父親の一番下の妹で、彼を猫可愛がりし先月筆下ろしに導いたばかり。大手の海外航空会社のキャビンアテンダントでチーフパーサー。Fカップのクールビューティで男性経験もそれなりにある様子。

原藤亜里沙
20歳の大学生。忍の実姉で弟とは対照的に大人びて見える。頭の良い忍に感心しつつ、他の2人の美女と同じく可愛いと思っている。身長165cm、スリーサイズ86-58-85のEカップ。男性経験は無い。

【展開】

1ヵ月前に誕生日を迎えた忍を筆下ろしに導いた悠里は仕事の関係でなかなか逢えず専らチャットで淫猥な内容のやり取りをしていたが、ある日彼の求めに応じてフライト中にローターを使ったオナニー動画を送り、逢いたいと媚びるのだった。

夏休み前のある日夫の郷里での法要が近付きダイニングで物思いに耽る裕美子に対し、忍は突然継母の額にキスをして驚かせる。すかさず欲求不満なのではと切り出す義理の息子に戸惑いを見せる裕美子だが、あれこれ屁理屈を並べられ対面座位で関係を結ぶと更に寝室に移動して休みなく交わりを求められる。

こうして毎日3回膣内射精を受け入れるようになった裕美子は夫の郷里の島へ向かう途中車内でノーパンになると、後部座席で悠里や亜里沙の目を盗んで忍の悪戯に応じ更に空港のトイレで口唇奉仕を申し出て精を飲み下す。
一方悠里も忍の悪戯に付き合わされフライトの最中に後輩の目の前でリモコンローターで散々焦らされると、島に着き裕美子たちが法要の打ち合わせに出掛けた折りに忍のペニスを求めるが、甥の言動から裕美子とも経験済みだと知り軽い嫉妬を覚えつつ彼に奉仕したいと想いを強める。

翌日事前に父親の郷里のしきたりを調べていた忍は古式に従い山に登り塔婆を祠に納めたいと3人に告げ、特に女体は穢れているからと言葉巧みに彼女たちの身体を塩で擦り込み冷水で清めさせる。特に成長した弟の勃起を見て触る羽目になった亜里沙は、いつしか嫌悪感が弱くなった事に気付かずにいた。
お清めが女体愛撫の効果をもたらし高ぶっていた3人は祠に着くと情交を奉納する必要があるという忍の口車に乗せられ、結局裕美子が悠里や亜里沙の見守る中で抱かれる事に。情交を終えた忍はなお意地悪く膣出しされた裕美子の秘所を改めるように2人に命じ、彼女は触れられただけで我慢出来なくなりオナニーを披露してしまう。

その晩別荘に戻った亜里沙は弟の勃起を思い浮かべながらひとり遊びに浸っていると、鍵の掛からない部屋に忍が乱入し我慢出来ないなら抱いてあげると告げられ、元より好意を抱いているだけに抵抗はそこそこに弟を受け入れるとあまりの逞しさに説明出来ない充足感を得るのだった。
一方忍の来訪を待ちわびていた悠里も忍を思いながらオナニーしていると彼がニヤつきながら現れ、亜里沙の処女血の付いた勃起を清めるように命じられると口唇奉仕から騎乗位で跨がり一晩中快楽を求め続ける。

翌日プライベートビーチで3人に際どい水着を着せた忍はまずマイクロビキニを着けた亜里沙を連れ出すが、波でブラが流されたのを見て自分もパンツを脱いで勃起を見せ付けると岩陰で口唇奉仕させ対面座位で交わる。更に様子を見に来たGストリングス姿の悠里も交えて、亜里沙に奉仕の仕方を教え込む。
そんな中うたた寝して目を覚ました裕美子は、3人が全裸で岩陰から戻るのを不審に思う間もなく日焼け止めを塗ってあげると全身をローションまみれにされながら愛撫され、更に後ろ向きの騎乗位で2人と乳首を擦り合わせながらアクメを迎える。
別荘に戻った忍は3人に服従の証だと首輪を授け全員の陰毛を剃り落とすと、女体を並べて四つん這いにさせてバックで代わる代わる貫くと亜里沙の膣内に射精し、残る2人にダブルパイズリをするように求める。更に亜里沙も加わり女体でかごめかごめのように囲まれた忍は幸せを感じ、悠里に一緒に住むように命じるのだった。

【レビュー】

2011年デビュー、2015年8月現在で既に9冊刊行されている中堅クラスに属する作者による8冊目が本作で、作品タイトルやあらすじから受ける「調教」の個人的なイメージと作中での展開とを比較すると、やはりと言うべきなのか「愛のある調教」だが「凌辱というには生ぬるい」という印象である。

作中ではヒロイン3人共に主人公に対する想いは「小柄で可愛らしい」事からややショタコンめいた愛情であり、それと相矛盾するかの如く主人公のいかつい巨根にあっさりとメロメロにされてしまっている感じである。きっかけは継母と実姉に対しては荒ぶる一面も見せる主人公だが、とかく叩いたり自由を奪ったり嫌がる場所を攻めたりという事はしない優しい男子なのも一因と思われる。

作者の他作品の書評を見ると、極力アナル描写を避ける傾向にあり、これもあってか本作もひたすら作中では口と膣内を交互に…という展開で、本作では父親への供養で祠で継母を犯す描写がメインテーマ、後は実姉の破瓜を経てビーチでの乱交へ雪崩れ込んでいく流れである。
こうしてみると作者の作風は「凌辱」というジャンル分けはされているがラブラブ調教もので、例えるなら「アナル描写が無い森一太朗作品」の趣と言えようか。近年のフランス書院文庫の凌辱作品は個人的には甘めであり、もしかすると趣向に合致した作品も有るかもしれない。食わず嫌いはせずに色々と読んでみても良いかなと感じた次第である。

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喜多川亮「溺れ熟女 妻の母・妻の従妹・義母の友人」

喜多川亮「溺れ熟女 妻の母・妻の従妹・義母の友人」(フランス書院文庫、2014年11月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

義父の地方赴任に伴い妻の実家で義母の志乃と同居を余儀無くされた昭雄だが、それに反発して外で遊びがちな娘をよそに志乃と関係を持ってしまう。更に妻の従妹の陽子や義母の友人の七海とも結ばれた昭雄は志乃に不貞が発覚し…。

【登場人物】

藤林昭雄
26歳。中堅の事務機器販売会社に勤めている。2年前に6歳年下の亜矢子と結婚した。義父が地方赴任するのに当たり、志乃の面倒を見て欲しいと同居するように頼まれ転居して来たばかりだが、彼女に秘かな想いを抱いている為これ幸いと喜んでいる。

朝川志乃
38歳。亜矢子の母親で、自らも当時担任だった男性と若くして結婚している。昭雄と娘の結婚には当初から好意的だった。たおやかな和風美人で、Gカップのバストに熟れた美臀とグラマラスで魅力的な女性。娘の奔放さに呆れているが実は…。

新藤陽子
30歳。亜矢子の従弟に当たる4つ下の夫と結婚しており、夫婦仲は良好。外見は楚々とした婦人然としているが、性的には奔放で結婚する前は乱交を経験した事もある様子。

黒澤七海
38歳。志乃の同級生でかつては担任だった彼女の夫と取り合いになったり、乱交に及んだ事も有った。キャリアウーマン然として自信満々そうに見せていて、現在も独身を貫いている。

【展開】

引っ越して間も無く荷物を片付けずに外出した妻の荷物を片付けようと昭雄は志乃に手伝って貰うが、踏み台から転落した彼女を受け止めた際に互いの秘所が触れ合いむらむらとする内に志乃から誘われ騎乗位で関係を持つに至る。

2人きりになると誘う様子を見せながらも撥ね付ける志乃に苛立ちを募らせる昭雄はある日義祖父の法事の場で陽子と出会う。無邪気な妻が従弟と親しげに話している様子に触発された2人は松の気の陰で対面立位で激しく交わり合う。
奔放な妻がカラオケに出掛けたのを見送った昭雄は志乃と共にタクシーで帰宅する中で鬱憤を晴らそうと喪服の中に手を忍ばせて女体を愛撫した後、帰宅するなり志乃と駅弁スタイルで繋がったまま義父の部屋に入り背徳感を得ながら絶頂に導くのだった。

ある週末志乃と朝から交わろうと朝勃ちしたまま階下に降りて来た昭雄は七海が遊びに来ている事にがっかりするが、志乃と淫猥な会話をしたり、トイレでオナニーしているのを覗かせたりする彼女に違和感を抱く。
帰宅した妻が機嫌を悪そうにして八つ当たりするのを見かねた志乃から七海を送るついでにドライブでもして来たらと唆され、昭雄は駅に向かう途中で七海からホテルに誘われるとやはりと感じつつも関係に至るのだった。

年末年始を義父の一時帰省で情交の機会が無く悶々とする志乃と昭雄だが、亜矢子が外泊したある日志乃から七海との不貞を質され、当て付けに娘のベッドでの情交を提案されると、昭雄は自棄気味になりながらも亜矢子のバイブを使って絶頂に導く。
昭雄は情交を始めて間も無く陽子からの電話が入り志乃に不貞が発覚するが、一層淫らになった志乃は陽子とテレフォンセックスをするように要求しながら交わると、わざと彼女に聞こえるように喘ぐのだった。

翌朝会社を休んだ昭雄は志乃のわがままに付き合わされ呼び付けた七海との3P合戦を余儀無くされるが、七海から志乃が義父を交えて3Pに興じた過去を聞かされ、遅れて合流した陽子からも志乃に誘われたと知ると義母の淫らな本性には敵わぬと悟る。
年上2人に後ろの穴は未経験だと告白した陽子に志乃からアナルセックスをするよう唆された昭雄は、半ば自棄になりつつも流れに身を委ねるのだった。

【レビュー】

2014年にフランス書院文庫からデビューした作家はこれで9人目となる。
「だから熟女はすばらしい」という帯のキャッチコピーの通り、30代の熟女たちが26歳の主人公に関心を持ち、やや暴走気味に誘惑する様は少々コメディめいた雰囲気である。

本命の志乃は序盤ではお淑やかな雰囲気を見せつつも、主人公と些細なきっかけで秘所に触れてしまうと、途端に服の上から主人公の乳首を弄って挑発したり、騎乗位で連続膣出しを求めたりとかなりいやらしい雰囲気を出している。
ただ終盤に掛けては母親や人妻としての恥じらいが次第に失われ、七海や陽子とのあけすけ過ぎる会話を繰り広げる位の豹変っぷりの早さには、主人公が終始困惑するのと同様にちょっと付いていけない感じもした。

陽子は夫と従姉に当たる主人公の妻との親密さに当て付けるが如く、法事を抜け出して木陰で関係を持ったり、電話で疑似性交に至ったりとこちらも官能要素はバッチリだがきっかけとしては短絡的で、楚々とさせるのならもう少し練り込んだ設定が欲しい。

七海は3人の中では独身者なだけに慎みが無いのは当然かもしれないが、あけすけな会話も含め志乃に終始主導権を奪われっ放しで影が薄かったような気がする。一人位は味付けの違うヒロインでも良かったかもしれない。

主人公の妻(20歳)があまりに言動が幼くワガママな設定にしたのはともかく、外出してばかりで主人公と母親の情交に疑問を抱いたり、焼き餅を焼くような描写が全く無いので、主人公を既婚者にする必要性が弱くなっている。
物語をスムーズに進めるのには若妻は居るだけの存在でも良いが、逆に都合が良さ過ぎる舞台設定には少々もの足りなさも否めない。但し最初に書いたように暴走気味の熟女たちの言動には面白さを感じたので、後は恥じらいや慎みとのバランスが取れればと思う。

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久藤貴緒「上流四姉妹【姦の旋律】」

久藤貴緒「上流四姉妹【姦の旋律】」(フランス書院文庫、2014年10月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

やや没落しつつも上流家庭にいる仁井崎家でホームパーティーが開かれたその日、次女の麗奈は三女の真智子が婚約者の和樹から言葉責めにあいながら口唇奉仕している姿を目撃する。しかしそれは残忍な和樹の仕掛けた罠だった。

【登場人物】

滝山和樹
25歳。真智子の婚約者で、響子の亡き夫の部下に当たる。かつて父親が仁井崎家の運転手だった時の少年時代に頻繁に出入りしていたが、和樹が響子の下着を盗んで自慰していたのを麗奈に見付かり、責任を負わされ父親が馘になった経緯が有った。

仁井崎響子
32歳。ヴァイオリン教室を開く。7年前に大恋愛の末に夫と結婚したが、昨年自動車事故で亡くしている。6年前に両親も事故で亡くしてからは家長として姉妹を育てる為ヴァイオリンの道を諦め、実家で暮らすようになった。

岸本麗奈
28歳。現役のチェロ奏者で、夫はヴァオリニストで欧州で演奏会の為不在にしている。和樹の本性にいち早く気付き警戒していたが、彼に犯されてしまう。人妻らしく熟れた肢体でウェーブの掛かった髪型の美女で、真智子や風香より巨乳。

仁井崎真智子
26歳。高校の音楽教師でピアノを得意としている。義兄の部下だった和樹に一目惚れし残忍な本性を知るも、肉の悦びに抗えずに彼の企みに協力的になる。スレンダーな身体に眼鏡を掛けた理知的な美人。

仁井崎風香
18歳。里見音楽大学に入学したばかり。フルート奏者で演奏の技術を磨く為に家族には内緒でクラブで演奏を披露している。真智子よりは巨乳。男性との交際が無く色っぽい演奏が出来ないと悩みを持つ。黒いロングヘアで清楚な印象を与える。処女

【展開】

仁井崎家でホームパーティーが開かれた日、麗奈はある一室から喘ぎ声が聞こえた為中を覗くと、そこには和樹に口唇奉仕する真智子の姿を認める。そして勝ち誇った表情を浮かべる和樹と視線が合い、何処となく薄気味の悪さを抱く。

数日後岸本家に和樹の来訪を受けた麗奈は開き直りニヤ付いた青年の表情に苛立ちを感じ平手を張るが、態度を一変させた和樹に手首を拘束され、自分の顔を覚えているかと問い質されながら立て続けに膣奥に射精される。

ある晩クラブでフルートを演奏していた風香は客の中に和樹の姿を認めると彼の誘いに乗り個室で食事を採るが、上手く演奏出来ないと相談すると急に馴れ馴れしい態度になった和樹を拒み切れずにパンティを脱がされてしまう。
夜風に当たりながら公園を歩かされた風香は人影の無い所で和樹に抱き寄せられ対面立位で処女を奪われてしまうが、少なからず好意を抱いていただけに姉に対する申し訳無さとない交ぜの感情に浸る。

数日後風香は仁井崎家を訪問した和樹にピアノの陰に隠れて口唇奉仕させられた後自室に移動するが、そこへ全裸の真智子がやって来る。
風香を巻き込んだ事を謝罪しつつも言いなりになった真智子は、風香の目の前で後ろの処女を捧げるのだった。

夫の一周忌で婚家から冷遇され気疲れしホテルで休んでいた響子だが、そこへ風香が訪ねて来て和樹に犯されたと涙ながらに訴える。
和樹の部屋を訪ねると全く悪びれる様子の無い態度に辟易するが、響子は交換条件として自分の身体を捧げる事になる。
自らの生い立ちを話す和樹に対しあの時の下着泥棒の少年だとおぼろ気に気付く響子だが、更に夫の事故死に和樹と自分が関わっていると知らされ愕然としながら快感を味わされる。

麗奈の演奏会の晩、和樹はまだ媚薬の影響下でしか乱れない彼女を堕とす為演奏会を利用して秘唇に薬を塗らせて恥辱を与えた後ホテルへ連れ込み、真智子も加勢して調教しアナルで交わり屈服させる。
そして心は堕ち切っておらず妹たちから身を守る為に交わる響子も完堕ちさせるべく、和樹は仁井崎家のヴァイオリン教室で風香に一芝居打たせて豹変した奉仕ぶりを見せ付けると、響子は予想通り自分が代わりになるからと和樹を受け入れる。
和樹の激しい腰遣いに翻弄されながらも手押し車のように繋がったままリビングに連れて来られた響子は、全裸で待ち受ける麗奈と真智子を見て全員が和樹の牝奴隷になったのだと悟る。
相次いで風香、麗奈に中出しする和樹に放置されたままの真智子は他の3人に勝る魅力を持たない自分の役目は終わったのだと早合点し静かにリビングから去ろうとするが…。

【レビュー】

今年1月にデビューした作者の2作品目で、やや没落しつつ有るも未だ上流階級と言える名家の令嬢四姉妹を籠絡していく典型的な凌辱作品。
個人的には主人公である和樹の人間性を見るに付け非常に利己的で、過去のいきさつ云々を見て大方予測通りとは言えリベンジといった趣が強く、従って感情移入の余地は殆ど無かったように思えた。
デビュー作品である前作では、メインのクラスメイトの母親が悪漢たちに犯されて自分も支配者となる喜びと母娘丼を意図した流れが整理しきれていなかったのが却って新人らしさを窺わせたが、本作では四姉妹調教とスマートに纏められている。

主人公から見ればラスボスが長姉の響子で中学生の時に下着を盗んで自慰したほどだが、そんな彼が彼女の夫の勤務先を調べて部下になり、言葉巧みに自殺紛いの事故に追いやる狡猾さ、残忍さはやはりリベンジなのかなと思う。
次女の麗奈に付いては当初から主人公に猜疑心を抱いており、その反発から堕ちそうで堕ちないもどかしさを感じさせるし、途中からは逆に骨抜きにしようという強かさを見せるが直ぐに主人公に打ち砕かれてしまうのは実に勿体無かった。
凌辱作品で恐らく気を使う部分だろうが、前半は真意が見えない中での不気味さと後半で次第に増長していく中でのバランスの取り方としては、幾分主人公が喋り過ぎなのが気になったし、媚薬を多用するのも含め根回しが良過ぎるのが逆に感情移入しずらい要因の一つである。

四女の風香は主人公に対して悪からず思っている節が有り、三女で主人公の婚約者である真智子はやや依存気味な面が姉二人とは異なる点で、微妙なキャラクターの違いを上手く描き分け出来ておりなかなか良かったとは思う。

誘惑作品同様、凌辱作品でも次第に世代交代が近いのかもと思わせる新人の活躍が目に付くのが2014年最大の収穫なのかなというのが私個人の意見である。

tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女 女教師 未亡人 人妻

綺羅光「美姉弟・艶獄」

綺羅光「美姉弟・艶獄」(フランス書院文庫、2014年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

悠樹はDV夫から長姉の智葉を庇おうと暴力を受け、翌朝智葉の懐抱を受ける内に欲情し関係を求め禁断の肉交に溺れていく。そんな中毛嫌いする次姉の淳菜が帰国すると智葉から聞かされて関係を結んだ挙げ句に3Pに及ぶも、数日後久野に脅され…。

【登場人物】

倉島悠樹
25歳。身長178㎝で痩せ型の体格の青年。大学を2年で中退し3年近くホストを務めたが性に合わず、ショットバーのバーテンダーとして働いて1年近くになる。のんびり屋でマイペースな青年。父親からは勘当同然で、産みの母親ともそりが合わない。

久野智葉
33歳。悠樹と腹違いの姉で身長157、8cmくらい。清楚な雰囲気で女らしく人を優しく包み込む性格で、ストレートの黒髪をややサイドパーツ気味に分けて首の下で切り揃えた、やや丸顔で愛らしい顔立ちのグラマラスな美女。
5年前にライターである久野徹也と結婚したが、彼が自らの才能の無さから逃げようと酒に溺れるようになり、暴力を受けるようになったと悠樹は信じていたが…。

安斎淳菜
27歳。悠樹と同じ母親である次姉で身長164、5cmくらい。聡明でスポーツ万能で気が強くプライドの高い、センターパーツの黒髪は背中にかかる長さのストレートロングで知的でエキゾチックな顔立ちのスレンダーな美女。
研究者である夫に付き添い渡米したが、研究発表会に合わせ帰国した。悠樹の記憶の中では母親同様に利己的で、姉としての親しみを持てずにいたが…。

【展開】

智葉から助けて欲しいとの連絡を受け彼女の暴力夫と決闘になった悠樹だが、思い掛けず打ちのめされ全身を痛めつけられてしまう。これでは仕事にならぬと悠樹は勤務先に電話すると、好きなだけ休めと言われ半ばクビ同然となる。

翌朝あらかじめ渡しておいた合鍵を使い、智葉が介護の為に悠樹の部屋を訪れる。肋骨を始め全身に痛みがあるのに無理をする弟をベッドに寝かせるが、傷をなぞる内に何かしてあげたいという気持ちに駆られる内に勃起に気付く。
我慢しないでと言いつつも人妻としての貞操観念に囚われ手を出せない智葉に対し、悠樹はキスを求めた後に口唇奉仕して欲しいと要求する。アナルにまで奉仕する彼女のテクニックに翻弄された悠樹は口内に射精すると、騎乗位で交合を果たすのだった。

夫の単身赴任で別居を始めた智葉と密会を重ねるようになった悠樹はある日次姉の淳菜と会って欲しいと頼まれ困惑しつつも再会するが、予想通り散々な対面で翌朝うなされて目覚めると前日出掛けに着衣のまま交わった智葉との情交を思い出す。
そこへ智葉から連絡が入り、真剣な口調でもう1度淳菜と会って欲しいと言う。智葉のマンションの部屋で再会した淳菜から真実を聞いた悠樹は、自分が記憶操作されいつの間にか彼女を嫌悪するようになったのだと理解する。
智葉の前で淳菜と濃密なキスをした悠樹は、彼女とかつて興じたプレイを思い出す。その内に姿を消した智葉をよそに悠樹はプライドの高い淳菜を牝豚のように扱い、手首を縛って倒錯的なプレイに浸り立て続けに彼女の膣奥に精を放つのだった。
そこへ妹弟の激しい情交を目の当たりにした智葉が加勢し3Pの様相を呈して来る中で、バイトに遅刻しそうな悠樹に対し逃げるのは許さぬとばかりに姉妹は男の性感帯を愛撫してやる気を出させると、尻を突き出し交互に弟の剛直に貫かれるのだった。

―以下追加部分―

数日後悠樹は暫く連絡が取れなくなった智葉を不審に思いつつ、久し振りに彼女の部屋で椅子に手首を拘束されたまま射精に導かれるが、そこへ久野が登場し腹を殴られる。
便利屋の五木田に頼んで盗聴器を仕掛け姉弟の秘密を握ったのを元に智葉を脅迫し、魔道館で調教したと言う。加勢した五木田と共に夫から好き放題に犯される智葉の喘ぎ声を聞きながら、足枷をされ隣室の床に転がされた悠樹は絶頂してしまう。

別居生活を解消した智葉は相姦関係を実家の両親に知らせるという久野の脅しに屈し、帰国して穏やかな生活を始めたばかりの淳菜を自宅に呼び出すと、久野に抱かれるように懇願する。
気が強く反抗的な淳菜は久野と五木田から暴力的な調教を続けられ、性奴に堕ちた姉と弟の姿を見る内に次第に理性が崩壊していき、久野の指示で姉弟はカメラの前で相姦劇を繰り広げるのだった。

【レビュー】

2010年に竹書房で執筆を始めた「絹田青児」名義の処女作「姉さんにあまい口づけを」を大幅に加筆、新たに章を加えて再構成し、改題した作品である。(写真は本作の奥付部分)



絹田氏名義の第9章までが本作の第6章までに相当し加筆修正され、第7章「大好きな姉が目の前で」と第8章「強制相姦の紅い掟」が綺羅氏のオリジナルで当然ながら凌辱色が強い展開に変化していく。

序盤では暴力夫に対し身を挺して守り怪我をした主人公と異母姉の智葉が近親相姦の罪を意識し葛藤しつつも、次第に深い関係に陥っていく模様をスマートに描き、
中盤では主人公と実姉の淳菜との恩讐に焦点が当てられ智葉との近親相姦が発覚したのをきっかけに、
封じられていた主人公の過去の記憶が蘇りプライドの高い淳菜との倒錯した情交に溺れていき、そこから智葉も交えた3Pへ発展する。
主人公の記憶が封じられる経緯はややファンタジーめいたものも有ってこれは読み手によっては好みが分かれるかもしれないが…。

終盤2章はまさに「綺羅光」の世界観に染め替えており、悪漢たちの逆転勝利とその後を描いている。誘惑官能小説が好きな私としては専門外である為、この部分の感想に付いては差し控えたいと思う。
ハッピーエンドだった作品のアナザーエンドとして、作り手ならば逆に汚してみたいと思うのも自然な流れなのかもしれない。

本作で「絹田青児」氏は綺羅光氏の別名義と明かしたのだが、今後は果たしてこの名義で誘惑色の強い作品を刊行し続けるのであろうか。
もしご本人にその意向があれば嬉しい限りだしそれならば「綺羅光」作品とは切り離して考えたいが、綺羅氏が絹田名義の他の作品にも手を加える可能性も有るだろうし、今後の動向に注意を払いたい。

【トラックバック】

愛好家Sさんのブログ「官能小説★綺羅光作品テイスト」においても、本作をご紹介なさっています。

4027『美姉弟・艶獄』

【参考作品】

絹田青児「姉さんにあまい口づけを」

tag : 凌辱作品 社会人主人公 姉弟相姦(実) 姉妹丼

卑影紫「故郷の未亡人兄嫁【帰省中の楽園】」

卑影紫「故郷の未亡人兄嫁【帰省中の楽園】」(フランス書院文庫、2014年7月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

夏休みに一時帰郷し憧れを抱いていた百合香と再会した祐二は、自分の不在の折りにひとり遊びに浸っていた彼女の淫らな一面を知り関係を迫るが拒絶される。数日後再び彼女の乱れる様を見た祐二は、衝動的に彼女の自由を奪い調教を始める。

【登場人物】

高山祐二
22歳。就職活動中の大学四年生。両親を事故で失ない、10歳離れた兄に養ってもらっていたが、百合香への恋心を封印しようと進学を機に上京した。今回は彼女の強い要望で帰郷している。童貞。

高山百合香
29歳。社会人になったばかりの祐二の兄と学生の時に結婚したが、2年前に死別し現在も籍を抜かずにいる。生真面目な夫の影響から正常位のセックスしか知らず、年齢以上にウブさを感じさせる一方で熟した肉体の反応に戸惑いを感じている。

【展開】

久々に再会した百合香に女を感じた祐二は脱衣所から彼女の下着を持ち出してオナニーするが、翌日百合香は掃除中に精液で汚された下着を見付ける。
思わず自らを慰める兄嫁の姿を偶然目撃した祐二は強引にセックスを迫るが拒絶され、手や口でペニスへ奉仕されながら彼女の濡れた秘所を弄り絶頂に導くのだった。

自らの暴挙を反省した祐二は優しい百合香に許しを得られ元の姉弟関係に戻ろうと努力するが、百合香は再び彼が外出した折りに偶然彼のパンツから放たれる洗濯前の下着の匂いを嗅いで欲情し寝室でオナニーしてしまう。
そこへ財布を忘れた祐二が目撃して覗きが発覚しそうになり、本能的に百合香に目隠しをして緊縛しまう。濡れた秘所を見た祐二は理性を失ない女体を念入りに愛撫しバイブで連続絶頂に導くと、精力の続く限り何度も貫き口中に精を注ぎ続けるのだった。

翌週強姦魔が祐二ではと疑う百合香の元に手紙が届き正体を見極めようと要求通り目隠しをして待ち受けるが、それを見た祐二は強姦魔の要求に応じるのだと激昂し衝動の駆られ膣やアナルを道具で攻めて絶頂に導いた後精力に任せ何度も犯してしまう。

2週間で8回も百合香を犯した祐二は彼女の乱れた反応は自分が犯人だと知ってのものと確信し、自分が家に居る日を狙い犯行予告の手紙を送り付ける。祐二にアリバイが有ると知った百合香は、現場を見られまいと適当に用事を言い付け外出させる。
百合香は縄で拘束され玄関まで首輪を付けて連れて行かれ、いつものように激しく調教された後で目隠しを外されて祐二と対面し、最初に自分を拒んだのに赤の他人には平気で感じる女と罵られ浣腸の仕置きをされ貫かれながら身体中に精を浴びせられる。

全てが終わったとうな垂れて謝罪し出て行こうとする祐二に対し百合香は姉として逃げる事は許さぬと引き留め、始めに彼を拒絶しなければと思い直し1日だけ彼の好きなようにして良いと告げる。
翌日祐二の「奴隷妻」となった百合香はお目覚めフェラから浴室での風俗プレイ、裸エプロンで緊縛したまま排泄させたりと羞恥を与えられ夜間にベランダで交わるが、どうしても膣出しは嫌だとアナルセックスを許してしまう。

9月を迎えても「奴隷妻」の約束を1日ずつ引き延ばしにして祐二を求めていた百合香だが、彼の帰京の前日に提案されるがままに公然でのキスや玩具を付けて歩かされたりと最大の羞恥を与えられる。
ラブホテルに入った2人は始めにアナルで交わると次は百合香が主導する形で騎乗位で繋がるが、どうしても膣出ししたいという祐二の願いを聞き入れ、百合香は始めて自分が夢見ていた夫婦生活が叶ったと喜び一晩中抱かれるのだった。

【レビュー】

アダルト向けのゲーム脚本家の作者が昨秋に同じフランス書院の美少女文庫でデビューし、その流れから今回フランス書院文庫への進出に繋がったが、美少女文庫での作品に関してはみきりっちさんの「美少女文庫 レビューブログ」より参照頂きたい。

美少女文庫 妹の美羽が全部シテあげる! レビュー

美少女文庫 白銀のお嬢様と支配の聖衣 レビュー

主人公は上京中の大学生で就職先が決まらずにモヤモヤしている中で憧れの兄嫁・百合香から帰郷するように誘われたというのがきっかけだが、兄嫁に恋心を抱くまいとする主人公と純粋に弟として面倒を見たいという彼女とのすれ違いが話の要と言える。

生真面目な亡き夫にもの足りず女を持て余している中で義弟に男を感じ慰めていた虚を付かれ、主人公に緊縛調教を受ける中で更なる責めを望んでしまい、主人公を受け入れてからは時に主導して交わったりする百合香の行動にはいやらしさを感じられた。
ただあまりに強姦魔の言いなりになり過ぎていて百合香なりに策は講じてはみてはいるが 、例えばビデオを仕掛けるとか何かしら主人公にやり返すのでも良かったかもしれず、そこは流れが単調に思える要因の一つである。

調教ものらしく緊縛してバイブによる責めやアナル中心の愛撫、更には浣腸と一回毎に前戯の割合が大きいのに対してペニスによる本番描写が少な目で、例えば「失神するまで犯し続けた」と数行で纏めたのは些か勿体無い気がする。
余談では有るが浣腸による責めは凌辱作品で見られるが、「その結果」まで描かかれると個人的には「モノ」の処置はどうしたのかが気になってしまい、その章の終盤は萎えてしまったのであまり自分には合わないなと感じた。

有馬童子「世界で一番身近な禁忌 妻の妹・妻の友人」

有馬童子「世界で一番身近な禁忌 妻の妹・妻の友人」(フランス書院文庫、2014年1月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

妻の晴美と夜の生活が上手くいっていない孝治は、同居する妻の妹の麻耶から露骨な誘惑を受け関係を結ぶ。一方妻の友人で勤め先のパート店員である初音からも温泉旅行に誘われ、一夜の交わりを結ぶ事となるが…。

【登場人物】

孝治(こうじ)
30歳。同級生の晴美と結婚した。婿養子。スーパーマーケットのフロア主任の仕事に就いており、職場でもそこそこモテている。晴美とはすれ違いの生活で体の相性が合わない為、セックスレス気味。

麻耶
26歳。晴美の実妹で実家で母親と姉夫妻と同居している。総合病院で整形外科のリハビリ担当の主任に就いている。トライアスロンと露出が趣味の理系才女だが、その割に90cmを超えるお椀型の巨乳の持ち主。晴美の導きで一時期初音との間に百合関係を築いていた事が有る。

渡辺初音
30歳。孝治の勤めるスーパーでパートとして働く女性で砲弾型の巨乳の持ち主。夫は仕事を口実に不在がちで、仕事柄頻繁に会う機会が多い晴美との不倫関係を疑い、その仕返しにと孝治を誘惑して来る。晴美とは中高生時代からのライバル意識を持っている。

晴美
30歳。孝治の妻で地元で有数の資産家に育ち、現在は不動産会社を経営している。麻耶と対照的で文学才女で慎ましやかな体付き。妹の患者だった孝治と知り合い結婚に漕ぎ着けたが、実は男性では感じない体質で麻耶や初音を百合趣味に引き込んだ張本人でも有る。

【展開】

寝違えて痛めた首の経過観察の為に麻耶から病院へ呼び出される孝治はジョギングに誘われますが、ウェア越しの彼女の肢体に興奮し休憩を求めます。マッサージを頼みつつ何処か挑発的な彼女は、孝治を岩盤浴場を連れて行きます。
そこで一戦交わり中出しした孝治は彼女を更に絶頂へ導き潮を吹かせようとアナルへ挿入しながらフィストファックに挑みますが、すんでの所で彼女の抵抗に合い目標は果たせなかったものの次の交わりを約束されます。

翌日かしましいパート店員に交じりくじ引きで一泊の箱根の温泉旅行を当てた初音は孝治に週末一緒に旅行へ行こうと誘い、当日温泉へ向かう車内から積極的な態度を見せる彼女に孝治は一時の火遊びだと割り切り誘いに応じます。

初音を焦らす為わざと旅館で女将と親密な態度を取ったり、部屋の露天風呂で露悪な言葉で責め立てて潮を吹かせた後、更に出て来た刺身料理を使い女体盛りにしたり膣内に挿入したりと妻に出来ないセックスを味わいます。
その後女将に勧められた店に向かった2人の元に浮気の現場を押さえたと突然屈強な男たちが店に踏み込み初音が縛り上げられてしまいますが、昭和の凌辱小説のパロディで客を楽しませる女将の演出だと知る事になります。

孝治の帰宅と入れ替わるように出張に出掛けた晴美が不在になった夜に誘って来た麻耶は、同居する母親に気付かれそうなスリルを味わいつつ先日のリベンジとばかりに激しく腰を遣う孝治により絶頂へ導かれ潮を吹きます。

職場で自分との旅行を吹聴する初音を口止めさせようと彼女の誘いで自宅を訪れた孝治は、初音から晴美との過去の想い出話を聞かされる内に突然セーラー服姿に着替えた彼女から高校時代の童貞処女に扮したイメージプレイを提案され、彼女に求められるまま中出しします。

慌てて自宅に帰ると憤慨した様子の麻耶から警告され孝治は初音を避けようとしますが、職場であからさまに旅行に誘う彼女に根負けし南房総のホテルに向かいます。
ホテルに着き風呂から上がり部屋に戻った彼は、手を縛ばれた初音と彼女の正体を見せると愉しげに告げる麻耶の姿を目にします。

麻耶は孝治の前で初音との濃厚なレズビアンの交わりを見せ付けた後2人がかりで孝治に股がり一方的に楽しみ罰を与えようとしますが、途中で彼に主導権を奪われ絶頂します。
情事が終わると麻耶は初音と孝治が関係に有るのを知った上で、自分と初音の夫が不倫しているという初音の誤解を解いて欲しいと晴美から頼まれた事と、自分の患者である孝治と姉が出逢うように仕掛けた事を打ち明けます。

孝治は愕然としますが晴美にも男を受け入れてもらいたいとの麻耶の頼みを受け入れ、数日後麻耶と初音の愛撫で高ぶった晴美を貫き初めて男根での潮吹き絶頂へ導いてやる事となります。

【レビュー】

前作から約1年ぶりの刊行となり誘惑路線にシフトし始めた有馬童子さんの4作品目となりますが、「女の射精」を題材にした本作では主人公が潮吹きに並々ならぬ拘りを持っています。
中学生の時の特殊な性体験を背景に女性器の何処から潮を吹くのか興味津々に指を使うシーンが多出しますが、若干の調教要素や凌辱風味を織り混ぜる辺りは「大人向けの」誘惑作品と呼ぶのに相応しいと思います。

前作の女教師と設定が被っているように感じたトライアスロンが趣味で理系才女の麻耶は作中で相応の性体験を経ているのが伺えますが、中盤で母親に気付かれるかもしれない状況下でのセックスは同居人らしい舞台設定で背徳感を味わえました。

小悪魔系の初音は主人公の勤務先で関係を吹聴し彼を操る計算高いヒロインですが、温泉旅行で主人公の言われるままに女体盛りされたり、プレイとは言え他の男に陰核を吊るされて気を遣ったりとM性が窺えて中々良かったと思います。
(約30頁近くも女体盛りプレイが続いたのは個人的にはツボでした。)

始めは妙に積極的なヒロインたちに幾ばくか支配的なセックスを求めていた主人公が中盤で2人に主導権を奪われ、困惑し浮気の発覚を免れようとする辺りはいかにも「妻の」作品らしいなと思いましたが、
麻耶と初音がかつて百合関係に有り妻の晴美もそうだったと一転させる終盤の展開は少々予想の斜め上をいくもので驚きと共に、濃厚な百合描写は好きなシチュエーションなだけに非常に楽しめました。

個人的には主人公が晴美に快楽を与える描写は男では感じない彼女が妹や友人が見守る中で2人に弄られながら、夫に貫かれて不本意にも絶頂に至る羞恥を頁を割いてねちっこく描いてくれると良かったのですが、流石に欲張り過ぎですよね…。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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