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梶怜紀「二段ベッドが揺れる【美姉妹蟻地獄】」

梶怜紀「二段ベッドが揺れる【美姉妹蟻地獄】」
(フランス書院文庫、2012年7月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

両親が仕事の関係で渡英することとなり、義姉の小雪や義妹の麻実と三人で暮らすことになった翔太は、ある日小雪に奴隷になって欲しいと迫り調教を交えた性交を繰り返すが、両親の元から帰国した麻実にも同じように服従を求めていくのであった。


【登場人物】

伊東翔太
21歳。地元にある国立大の工学部に通っている。幼い時に母親と小雪や麻実の父親が再婚して以来、義姉の小雪に想いを寄せているものの、元来の嗜虐的な性格もあって調教じみた愛し方しか出来ない。身長180cmほどでガタイが良く、男臭さを感じさせる。女性経験は豊富。

伊東小雪
23歳。東京の有名私大に通っていたが、この春から地元に戻り隣の市役所で働いている。義弟の翔太を溺愛し結ばれぬ仲だからと諦め上京して別の男と付き合ったものの、やはり忘れられずに帰郷を選んでいる。長い黒髪に淑やかな印象を与える美女。身長158cmで華奢な割に、Gカップでベストプロポーションの持ち主。

伊東麻実
19歳。小雪の実妹で、義兄の翔太にベッタリなブラコン妹。地元の私立大に入学したばかりで、夏休みを利用して渡英した両親の元へ遊びに行っている。170cm近い高身長で手足が長いモデル体型に、目鼻立ちがクッキリとした美女でFカップ。但し幼い頃から翔太だけを見ていたために、男性経験は全く無い。


【展開】

麻実が渡英して翔太と二人きりの生活を始めたある休日、小雪はいきなり翔太から奴隷になって欲しい、さもなくば家を出てひとり暮らしを始めると無理難題を押し付けられる。小雪は自室に逃げ込み二段ベッドの下段で伏せっていたが、家を出ていくと義弟のしょげた声を聞かされると態度を一変させ素直に奴隷になることを告げ、早速とばかりに巨根に口唇での奉仕を求められて迸りを飲み込む。
返礼とばかりに小雪は翔太に可愛がられるとベッドでは窮屈だからと隣の部屋に移動し、正常位で交わり中出しされると二度目はバックから対面座位と体位を変えて、フィニッシュは再び四つん這いにさせられ胤付けされる。夕飯の買い物や真っ裸になっての食事、そして二人きりの入浴から騎乗位での性交と翔太とラブラブ気分で小雪はその日一日奴隷プレイに興じるのであった。

翌朝まで二段ベッドの下段で翔太と交わり目を覚ました小雪は朝勃ちしている剛直に奉仕しようとするが、義弟から許可を得ずに自ら仕掛けるとは何だと叱られ罰を与えるべく和室に連れて行かれてしまう。床にブルーシートを敷き天井には滑車を付けられた異様な雰囲気のなかで、小雪は高手小手に縛られロープで吊るされベルトを鞭代わりにして十二回もお尻を打たれるが、痛みを感じながらも愉悦を得て対面座位で交わる。
小雪はお掃除フェラで剛直を清めるが義弟からいかにも男に慣れたやり方だと指摘され、言葉なぶりにされた挙げ句にお漏らしさせられて、今までの性体験を告白させられる。そしてリビングに移動し対面座位で繋がったまま小雪は二年前に翔太が受験のために上京した際に彼の男らしさに惹かれたこと、義弟のそばにいたいから内定を蹴って帰郷したことを打ち明けると、翔太の歪んだ性癖を受け入れようと中出しを求めるのだった。

姉弟が関係してから二週間後麻実が帰国する日の朝、小雪はいつものように口唇奉仕での飲精から高手小手に縛られての対面座位で交わると、仕上げとばかりに房鞭でお尻と乳房に打たれながらも激しく感じてしまう。そして身体を滑車を使って空中まで吊り上げられると、麻実の居る前では大胆なことは出来なくなるから今まで付き合ってくれてありがとうと翔太に言われ、今までにない快感に浸りながら精を受け止める。

帰国して三日後の朝麻実はキッチンで寝惚けた姿を翔太に見せて色気が無いなとからかわれつつ、際どい話ばかりを振られる内に抱いて欲しいと告白してしまうが、奴隷宣言をさせられて困惑しつつも真っ裸になると後ろ手に手錠を掛けられる。クンニされて潮を吹いただけでなく飾り毛を剃られてしまい、しまいには淫乱娘にはお仕置きだと十数回もお尻を打擲されて戸惑いながらも、翔太の部屋に移動して正常位で処女を捧げられて喜ぶのであった。翔太は浴室で義妹に泡姫奉仕の仕方を教わり対面立位で二度目の性交を終えると、高手小手に縛り上げ犬のように昼食を取らせた後で例の和室に連れて行く。小雪と同じようにしながら反応を窺う内に麻実もお漏らししてしまうが、縄を解いて立ちバックで攻め立て三度目の中出しを喰らわせる。

夕方までプレイが続いたのもあり翔太は帰宅した小雪に三人で外食しようと誘うが、姉妹にはノーパンでミニスカートを履くように命じると、わざと高台にあるレストランから遠いところに車を停めて階段を昇る時に悪戯をして楽しむ。そして帰宅すると入浴中の姉の目を盗んで麻実に口唇奉仕を求め、入れ違いに麻実が入浴すると小雪を部屋に連れて行き、二段ベッドの下段でボールギャグをくわえさせ拘束すると玩具責めにして部屋を立ち去る。
風呂から上がった麻実を見付けると翔太は義妹の部屋に連れて行き亀甲縛りにするものの、トイレに行かせている間に彼女がオナニーしたのに気付き、ベッドに四肢を拘束すると放置プレイの罰を与えると出ていってしまう。小雪の部屋に戻りすっかり義姉が気を遣っているのを見ると、翔太は乳房責めに遭わせた後で剛直を挿入し中出しするのであった。

翌朝寝坊寸前で義姉が慌てて出勤したのを見届けると翔太は麻実の様子を見に部屋を訪ね、尿意を訴える義妹に目の前で小用を足すように命じて羞恥を与える。小雪に比べると麻実はよりハードなプレイに順応するはずと見抜いた翔太は和室に連れて行くと房鞭でお尻を叩き、立ちバックで交わり中出しする。更にプレイ用のロウソクを取り出して乳房とお尻にロウを垂らすと、その美しさに夢中になりながらマングリ返しで交わり腰が抜けるほどの性悦を味わう。なおも健気にお掃除フェラを求める義妹を今度は騎乗位にすると、翔太は三度目の放精に向かい駆け上がっていく。

数日後翔太は帰宅した小雪を待ちかねて全裸に縄化粧すると和室に連れて行き、彼女の部屋から移動させた二段ベッドを見せる。下段は何故かカーテンで覆われているが、小雪は上段に上がると四つん這いにさせられてバックで剛直を貫かれてアクメに達する。その時シーツを剥がされアクリル板で透けた板から下段で拘束されている麻実と対面させられ、一瞬にて性悦が覚めるとともに妹も奴隷になったのだと察知する。
翔太の前で姉妹は自分だけと求めるがそれが奴隷として相応しくないと責められ、言われるままに鞭で打擲されただけでなく、剛直を交互に貫かれて絶頂を迎えてしまう。ひとり達していない翔太は入浴と食事を済ませると、フェラチオゲームと称してイラマチオ同然に二人の口腔を犯し、それでも射精させられないから罰を与えると告げ二人に浣腸のお仕置きをして辱しめに遭わせてしまう。
後始末をしてもらいやっと姉妹のわだかまりも消えたようで、翔太は後ろ手に拘束した麻実を二段ベッドの下段に小雪を、上段に麻実を移動させると、姉に見えるように激しく腰を遣って義妹を絶頂に導く。気絶した麻実が目を覚ますと、今度は下段で小雪が口唇奉仕をしながらロウソク責めに遭わされるが、爪先に垂らされただけで激しくアクメしてしまう。既に六回も射精していた翔太は小雪を屈曲位にすると、余裕たっぷりで麻実に見せ付けるように性交へ及ぶのであった。


【レビュー】

「ああっ、いいっ……翔太君の奥まで届いてるっ」 後ろ手に縛られながら自ら腰をくねらせる23歳。
対面座位で義姉を悠々ともてあそぶ悪魔の義弟。 禍々しい男根が妹の純潔を狙っているとも知らず、
小雪の美唇からは啜り泣きの声がもれはじめ……美姉妹を最後に待つのは「二段ベッド」調教!

(公式あらすじより引用)



「美姉妹蟻地獄」から想起される印象に従い鞭やロウソク、浣腸といった調教色はあるものの、小雪と麻実の美人姉妹が義理の肉親である翔太をご主人様と敬い、当の本人も恋愛感情を抱いているので実際は「イチャラブ」という方がダイレクトに伝わることだろう。文中にも姉妹が翔太から与えられる仕打ちに対して何処かで期待しているのが窺えるし、互いに納得の上での「プレイ」だから、「そうだね、ご馳走さま」な感想となってくる。

(元ネタはこちら?でしょうか)




勿論作者の意図するところでの展開なんだろうと思うけれども、序盤での小雪の義弟に対する呼び方が「翔太君」だったり「翔太」だったりと揺らぎが散見されるのが気になった次第である。「イチャラブ調教」を目指したのならここは拘って欲しいところで、まぁまだ小雪がマゾ色に染まっていないのかなとも受け取れるものの、あまりにも揺らぎが多いのでここは指摘せざるを得ないであろう。

公式ホームページでも本作に「凌辱」タグが付いていないし、凌辱ではないと言われれば納得だけれども、作者に王道の誘惑テイストで本作を書かせたらどういう流れになったのかはちょっと気になる。二段ベッドの設定が生きるのは終盤だけで、誘惑テイストなら上に妹が寝ていて、下から聞こえる姉の嬌声に悶々としてしまうという展開も使えただろうなと思う(川島健太郎氏らしいポップな表紙イラストの通りであろう)。






作者はほぼ半年~一年に一作品ペースで刊行を続けており、2016年10月に約1年ぶりとなる新刊が出ます。




「はしたない茉莉子に淫らな罰を与えてください」夫の事業が失敗し、義弟の奴隷メイドにされた兄嫁。
裸エプロン、強制オナニー、性欲処理セックス……性格の歪んだ暴君に女体を好きなときに弄ばれ、
敏感な柔肌を紅潮させ、何度もイキまくる25歳。ついにはご主人様に進んで奉仕をするまでに……

(公式あらすじより)



公式ホームページでは本日内容が公開になりましたが、義母35歳と妹18歳も登場します(昨今実妹は避けられるので、義妹、つまり義母の連れ子でしょうか?)。管理人もちょっと気になる作品です。

tag : 大学生主人公 姉弟相姦 兄妹相姦 処女

田沼淳一「淫獣の囁き 女子高生、年下の上司、そして美人課長を…」

田沼淳一「淫獣の囁き 女子高生、年下の上司、そして美人課長を…」
(フランス書院文庫、2012年1月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

しがない会社員の高明は数日前から喉の不調を感じていたが、ある月曜の朝に礼子課長に瓜二つの美少女・里海に体が触れた拍子に囁くように謝罪すると、彼女は身体を震わせてあからさまな反応を見せる。自分に備わった能力を使えば生意気な小娘主任の響子や憧れの礼子も堕とせると、高明は実行を決意するのだった。

【登場人物】

清水高明
30歳。アパレルメーカーに勤める営業担当の独身男性。数日前から喉の調子が悪く、病院に行こうかと思っていた矢先、囁いただけで女性を手懐ける能力を得てしまう。付き合っている女性はいないが、人並み以上の性豪の持ち主。礼子に思慕を寄せる。

樋野響子
26歳。高明の直属の上司に当たり、創業者一族というのもあり七光りで威張り散らすところもあるが、成績優秀で若くして主任の職に就いている。来週末には一流企業に勤めるスポーツマン風の男と結婚式を挙げる予定。従姉に当たる礼子に崇拝に近いほどの憧れを抱く。Dカップ。

倉科礼子
38歳。高明や響子の上司にあたる営業課長。学生時代に今の勤め先の創業者の孫とは知らずに恋愛結婚し入社したが、5年前に夫を亡くしている。籍こそ抜いたが夫への貞操は強い。二十代前半に見えるほどの若々しさと可憐な様子の美女。Fカップ。

長沢里海
18歳。お嬢様学校に通う手足のすらっとした美少女で礼子の娘。容姿は母と瓜二つで高明は当初素性を知らずに性奴へ堕としている。Eカップの処女。

【展開】

月曜の朝に喉の調子が悪くマスクを付けて電車に乗ろうとした高明は、度々見掛けていた礼子に瓜二つの美少女を見付けて偶然を装い隣の場所へ近付き立ち上る香りを楽しんでいたが、体が触れてすみませんと囁くように謝ると少女が身体を震わせているのに気付く。高明はどうやら自分が囁きに反応して発情し出したことに気付くと周囲の目も憚らずにキスを交わし、身体に触れて散々蹂躙しながら連続絶頂を与え、美少女の名前を聞き出し放課後にデートの約束を取り付けてから解放する。

高明は里海を送り届けた為に遅刻し響子の叱責を受ける羽目になるが、この生意気な小娘に罰を与えてやろうと会議室で話があると誘い込むと、わざと彼女の耳元で囁くようにコーヒーを勧める。彼女の可愛らしい反応にあと十回はイカせると宣言すると、彼女のプライドをズタズタにしながらまるで暗示に掛けるかのように敏感な部位を責め抜くと、正常位で交わり奴隷になると誓わせるのだった。

その日の午後響子に性的な関心を抱くテイラーの御曹司の元に同行した高明は頃合いを見て中座すると、ヘッドセットを付けた上司に携帯を使って肉奉仕をするように命令する。嫌な男への奉仕に心は激しく抵抗するも身体は思うようにならない響子は御曹司にイラマチオされ、更には会社を出ると高明にバックで犯された上に浣腸プレイまで強いられる。更に高明は里海とのデートが終わるまで響子に会社へ残るように命じるが、美少女の処女を味わってから戻ると響子が婚約者と楽しそうに電話で話しているのを見るや犯してしまうだけに留まらず、部下たちを呼んで輪姦させて罰を与える。

高明は里海が気に入り結婚を意識し始めたが、週末に彼女の母親に挨拶に伺う前に何とか礼子をモノにしようと、響子に肛門性交を要求し礼子と営業に同行させるように根回しをさせる。そして迎えた金曜日に顧客先に向かうバスの中で礼子の耳元で愛の告白を繰り返し、響子よりは強い抵抗を受けるものの快感を中断させて逆手に取ると、呆気ないほど牝イキを繰り返すようになる。下見する物件先で高明はマジックミラー越しに礼子を貫き牝奴隷宣言をさせ彼女をホテルに連れていって休ませると、その間に里海との放課後デートをしたり響子を連れて御曹司への肉奉仕を命じたりと忙しく一日を終える。

会社に戻った高明は礼子と響子とを面会させ奴隷同士で仲良くレズらせると、里海が外泊しているのを知って礼子の部屋で一泊する。礼子の話から里海の母親だと確信した高明は下着を着けずに会うように命じて一旦立ち去ると、数時間後には里海の恋人として現れ礼子に更なる羞恥を与える。目隠しをした里海と交わる姿を礼子に見せ付け母親としての矜持を試すと、彼女は最後の砦も崩されて高明の奴隷になることを誓う。そして一週間後響子の披露宴を終えると、礼子や里海の見守る前で危険日の新婦を犯しわざと見せ付けるように種付けする。仲良くなった奴隷同士は危険日も同じだからと、高明は他の二人も孕ませてやると意気込むのであった。

【レビュー】

「狂愛」と評されるような偏執的な愛情を圧倒的なまでの凌辱力で描く田沼淳一氏であるが、氏の著作の現状の黒本最新作は本作となる。本作以降に美少女文庫で2作品を刊行されているが、本作同様にチートな能力(キテレツな妹が開発したリモコンだったり、淫魔の力を借りたりと)を使う主人公ものである。






美少女文庫と言えば「美少女文庫 レビューブログ」でお馴染み、みきりっちさんによるレビュー記事です。

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こうした奇想天外なものは細かいことを気にし出すとあれこれとツッコミを入れてしまいたくなったり、作者も筆が乗っていたのか終盤ではヒロインの名前を取り違えていたりするが、まぁ細かいことは気にするなと言わんばかりに圧倒的でスピード感溢れる作品である。近年の自主的な規制に伴い女子高生の描写は控えめで、年下主任が最も多くというか多すぎるくらいで、未亡人課長のパートも少なかったのはやや残念でもある。




2015年12月にはフランス書院文庫Xでの復刻版




そして2016年7月にはアンソロジーに参加とそろそろ再始動かと伺わせていますが、果たしてどうでしょうか?


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tag : 社会人主人公 処女 母娘丼 女上司

有馬童子「今夜僕は継母と美姉を独占する」

有馬童子「今夜僕は継母と美姉を独占する」
(フランス書院文庫、2012年3月、表紙イラスト:本間公俊)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

今夜僕は継母と美姉を独占する
有馬 童子
フランス書院
2014-05-20



【あらすじ】

実姉の美沙都に性的好奇心を抱き、それなりの反応を見せる姉に焦らされ続けていた啓輔。父親との見合いで新しく継母となった綾子にも興味を抱くが、それを知った美沙都は自分が嫁ぐ前に抱いても良いと誘うのであった。更に家元の座に執着する叔母の奈津子にも誘われ…。

【登場人物】

村瀬啓輔
18歳の高校3年生。亡き母親が茶道の家元でその遺言を受け、父親は会社員で不在がちな上に興味を示さない為に成人したら後継者になる予定でいる。姉の美沙都に対して女性として意識する。童貞。

村瀬美沙都
26歳。服飾メーカーでデザイナーの仕事に就いている。高校時代水泳部に入っていただけに引き締まった肢体の割には、Eカップでアンダー75cmと肉付きが良い。奈津子の策略により、歳の離れた親戚筋の男との縁談が纏まりそうになっている。

村瀬綾子
32歳。啓輔たちの父親の後妻として嫁いできたばかりだが、跡目に全く興味のない村瀬自身が女中同然だと言うように、政略結婚の一面が強い。村瀬家の遠縁に当たり自らも茶道を教える立場で、和服の似合う淑やかな美女だが男性経験は少ない。Cカップのアンダー75cm。

村瀬奈津子
42歳。啓輔の父親の妹で肉体関係も持っていたらしい。元々は茶道の師範だったが、取っている弟子が男ばかりで自宅マンションに連れ込んでいるのを親戚筋から糾弾を受け、現在は鍼灸師として生計を立てている。家元の座に執着するあまり啓輔を誘惑し、対立する美沙都を結婚させて追い出そうとする。

【展開】

朝起きてベランダから美沙都の着替えを覗き見た啓輔はその日早く下校すると、先に帰宅した姉から自らデザインしたビキニブリーフの試着をして欲しいと頼まれ、ブリーフの膨らみに触れるなど彼女の意味深げな振る舞いに挑発され乳首に触らせてとせがむも、お見合い結婚をする予定だと聞かされ消沈してしまう。
そして数日後綾子との顔合わせを済ませた啓輔は、内輪での披露宴で姉に命じられ綾子の着付けを手伝い裸体の美しさに惹かれる。綾子が村瀬家に入ったある日、啓輔は彼女との仲を深めようと白昼に浴室に乗り込み一緒に湯船に入るが、綾子は勃起を見せ付けられ恥ずかしそうな顔をしながら洗ってくれるもののその先は拒まれる。

そして綾子が実家に一時帰宅した日、これまで彼女との接触を避けて来た美沙都と口論になった啓輔は綾子と共に入浴したと切り札を出すと、これまで思わせ振りな態度を見せていた姉からセックスまで許してあげると遠回しに告げられる。啓輔に乳房や秘所を見せられて口唇愛撫をするが、美沙都は姉としてのプライドを保とうと避妊具を付けてと命じ弟が挿入し呆気なく果てるのを見て、長持ちするからと二枚重ねにして二度目は騎乗位で受け入れるのであった。

姉との相姦を経て自信を付けた啓輔は数日後下校するなり綾子を風呂に誘い、身体を洗いっこするだけでなくパイズリ奉仕を求め美貌に迸りを浴びせ、次こそは本番だと約束させる。そして二日後白昼から綾子の一人遊びを見付けた啓輔は乳房にキスしては焦らした上で避妊具を付けて正常位で交わるが、継母がもう少しだからと貪欲に求めるのを見て共に絶頂に至る。しかしそこへ奈津子の来訪を受け、関係が発覚したのではと居留守を使うのだった。

ある日奈津子が自宅を再び訪ねたのを受け、啓輔は姉が言う「探りを入れる」の意味を理解しつつも、叔母に中国鍼の施術を教わり艶かしい反応に気付く。そして無事美沙都の見合いを終えると奈津子が家元の座に意欲を見せるのに対して継母や姉が無反応なのに啓輔は不審を抱くが、叔母から明日マンションにおいでと誘われ疑問は霧散する。
奈津子のマンションの茶室で鍼の施術のおさらいを終えて寝室に移動すると啓輔は彼女の乳房に甘えて生で初挿入し射精するものの、情事を終えるなり叔母がすかさず委任状の話を切り出したのを見て、自分が家元になる為に利用されたと気付く。プライドを傷付けられ反撃に出た啓輔は、ローションを使って奈津子の肛穴を解しペニスを挿入すると家元就任は認めるが、自分の言う通りに従ってもらうと命じ他の二人も支配しようと目論む。

啓輔は次の標的を綾子に定め姉の隙を見ては受験勉強に集中したいからと難題を言い、後ろの穴で交わりたいと迫りあと少しというところで美沙都の帰宅により中断せざるを得ず、姉から口でならと誘われても継母との痕跡を見せる訳にもいかず喧嘩別れしてしまう。そんな翌日啓輔の部屋で綾子の菊門を愛撫して蹂躙した後で、これまで避けていた生での交合を行って中出しし、いけないことをしたと動揺する継母の表情を見て楽しむのだった。

新婚旅行を終えた美沙都が夫を連れて村瀬家を訪ねたその晩、啓輔は隙を見て自分の部屋に来るように命じられる。旅行中に夫の性癖を知った美沙都は夫が覗いている中で自分を抱いて欲しいと告げ、激しい相互愛撫から正常位で交わり避妊具無しで中出しする。啓輔が立ち去った後部屋の外で息を潜めていた夫に気付いた美沙都は部屋に招くと、夫は形だけの叱責を終えるなり獣のごとく激しく彼女を求めるのだった。

数日後啓輔は美沙都の言う「愛の劇場の主役として羽ばたきたい」の意味を彼なりに理解すると、村瀬家所有の祭儀所へ姉を呼び出して情愛を交わしつつ、彼女の背中を愛したいからと抱っこする姿勢で拘束する。そこへ綾子が現れて服を脱ぎ美沙都の秘貝と合わせて腰を遣い激しく愛し始めるが、啓輔の望みが母娘で仲良くして欲しいということだと知り、美沙都は綾子を受け入れる。仰向けになった啓輔に跨がり果ててしまった美沙都を押し退ける綾子の乱れた姿を見て、啓輔は彼女の情の深さを改めて思い知ることになる。

【レビュー】

「僕が親父の代わりに母さんを慰めてあげるよ」32歳の孤閨は、母性愛に飢えた義息の手で破られた。
留守中の夫に詫びながら、寝室で豊潤な身体を晒す綾子。受験に集中させるために一線を越え、息子にひれ伏した淫夜。
その前に、美姉が征服されていたとも知らず……。狂った姦絆で結ばれた三匹の淫獣が誕生する相姦劇場!

(フランス書院公式ホームページより引用)



誘惑か凌辱かの二者択一ならば形式的には「凌辱作品」となる本作だが、実姉に関しては征服といった趣は全く無い。寧ろ誘惑作品の範疇である。そして本作では題名にもあらすじにも出て来ない叔母の存在が、物語に一捻りを加えていると言えるかもしれない。茶道の家元の座に執着しつつ他の身内の反対に一度は屈し、本家に当たる主人公一家に巧みに近付き主人公を情交で誘う女性である。その企みに気付き反撃に出たところはもしかすると凌辱かもしれないが、かなりソフトなので違う気がする。

本作のもう一人のメインである継母は跡取りである主人公に立場上は逆らいづらいところだが、政略結婚の一貫とはいえ母親たらんと羞じらいながらも抵抗し、なかなか本番に至らないところに妙味があるのかもしれない。実姉とは継母の存在がなければなかなか辿り着くことが出来ない為、読み手としては焦らされた感じもする。作者は本作でデビューとのことだが、恐らくは性に関する造詣が深い方なのではと推察する。女体の性感帯などちょっとした蘊蓄話が盛り込まれているのだが、序盤からこのペースだと間延びしたかなという感じもしなくもないのが気になるところである。

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砂原純「ルームシェア【危険な共同生活】」

砂原純「ルームシェア【危険な共同生活】」
(フランス書院文庫、2012年3月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年2月22日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

ルームシェア【危険な共同生活】
砂原 純
フランス書院
2014-06-17



【あらすじ】

会社の倒産で失業した晴人が、義姉の由希子が他の女性とルームシェアしているマンションに同居させてもらうが、ルームメイトでストーカーに悩む未亡人の弥生や、幼なじみでナースのエリカと立て続けに深い関係になる。

【登場人物】

中村晴人
25歳。晴人が6歳の時に父と由希子の母が再婚し義理の姉弟の関係となったが、勤めていた会社が倒産した為、由希子の部屋に居候する事になった。目下再就職先を探している。

中村由希子
26歳。高校の国語教師で晴人の義姉。清楚で愛らしくスレンダーな容姿の女性。Cカップ。幼い頃は晴人やエリカと3人でお医者さんごっこをした程の仲良し。エリカや弥生とルームシェアしている。男性関係は全く無いため処女。

林エリカ
27歳。由希子と晴人の幼馴染みで小児科の看護師。由希子や弥生とルームシェア仲間。世話焼きで甘えるような語尾を伸ばした口調が特徴。水泳部出身で背が高く小麦色の肌でモデル体型だが、本人は大女だとコンプレックスに感じている。処女。

三原弥生
30代の未亡人。丁寧な口調で上品さを醸し出しているが、性には奔放で悪戯が過ぎる面も。 小柄だがグラマラスでFカップの美女。由希子やエリカとルームシェアをしているがストーカーに付きまとわれているらしく、用心棒として晴人の同居に賛成した。

【展開】

由希子たちの部屋に居候を始めた翌朝、晴人はトイレの前で罠に掛かり弥生にトイレに連れ込まれてしまう。手にしていた下着と朝勃ちしたペニスが動かぬ証拠だと変態呼ばわりされて証拠写真まで撮られてしまい、更に出掛けたと思っていた義姉に具合が悪いのと声を掛けられ、晴人は弥生にされるがまま手コキや口唇奉仕を受け射精する。更にパイズリフェラから弥生の顔面へ二度目の精を浴びせてしまい、罪悪感を抱くのだった。

由希子の代わりに共用区間や浴室の清掃を済ませ一風呂浴びようとしていた晴人だが、そこへ夜勤から帰宅したエリカがやって来てしまう。女らしくなった彼女の肢体に欲情したのを隠そうとするものの、執拗なまでのスキンシップの果てに口唇奉仕で射精する。お返しにとエリカの秘所を指で弄っていると、彼女の口から直接感じたいと告げられ騎乗位で繋がるが、頑なに処女であることを隠そうとする意地らしさに惹かれながら共に絶頂を迎える。

翌日の晩に晴人は週一の収支報告の場で由希子の目の前にも関わらず、両隣りに座った弥生とエリカの露骨過ぎる密着に辟易しながらも二人の秘所に指を向けて絶頂へ導く。テレビ映画を観ようと明かりを落とした部屋で、義姉に見られるかもしれないという緊張感の中で弥生の口唇奉仕で晴人は射精するが、再び勃起に触れられ自棄気味に手コキを強要させる。頃合いを見計らって部屋を去ったことから由希子が握っていたと知って驚くが、当の由希子も義弟の強引さに当惑し二人に毒牙を向けさせまいと処女の身体を差し出し対面座位で結ばれる。

ある日弥生は晴人を誘って由希子やエリカの本心を聞き出そうと思い付き、彼の部屋で服を脱ぎ全身タイツ姿で挑発する。示し合わせた通り弥生の部屋のクローゼットに隠れていた二人は駅弁スタイルで繋がったまま部屋にやって来た晴人と弥生の情交を覗き見る。姉弟相姦なんてと躊躇う由希子はエリカに説得され部屋に出て来て三人で奪い合いになるが、仲良くシェアしようと提案しそれぞれ晴人から中出しされる。二度目の情交に満足した由希子をよそに、弥生やエリカは二回戦を申し出てハーレムはまだまだ続きそうである。

【レビュー】

帯には「神瀬知巳氏が大推薦」という宣伝文句が有り活躍が期待された新人であったが、2016年現在では本作のみの刊行に終わっている。ルームシェアという題材は、本作の前後にも山口陽氏や巽飛呂彦氏など複数の作家の手により用いられているが、本作では更に官能面に特化した作風に仕上がっている。

その点を考慮してもハニートラップを仕掛ける未亡人の積極さは山口氏の得意とするヒロインと共通ところではあるが、幼馴染みはともかく義姉までも処女に設定したせいか元から主人公ラブな一面はあるにせよ、展開に唐突過ぎるきらいがしなくもない。端的に申し上げるなら、先輩作家の美味しい部分を繋ぎ合わせて仕上げた印象を受ける。従ってデビューしたのは良いが、その先で行き詰まってしまったのではないかと推測する次第である。

中盤では積極的過ぎる未亡人にやり返す描写はあるものの、基本的には彼女の手のひらで転がされてしまったような印象の主人公だが、こうしたフランス書院文庫の「甘えん坊系」の作風はこの年を境に「荒ぶる主人公」路線へと違った展開を見せていくのは興味深いところである。

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tag : 社会人主人公

星野ぴあす「金曜日の相姦 未亡人ママ・禁姉・美妹」

星野ぴあす「金曜日の相姦 未亡人ママ・禁姉・美妹」
(フランス書院文庫、2012年10月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年9月14日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

息子の郁也の匂いを好ましく感じる母・美和子は娘姉妹が不在の週末に禁断の相姦を結んでしまうが、郁也を想う気持ちでは母に負けないと愛里と舞華姉妹は、母が不在の次の週末に行動に打って出る。

【登場人物】

瀧村郁也
17歳。高校2年生。華やかな印象の母や姉妹と比べ、地味で成績も中くらい。童貞。

瀧村美和子
43歳。郁也の実母。若い頃はモデルをしていたが結婚を機に引退、夫とブティックを興すも結婚6年目で死別。以降は女手ひとつで3人の子供を育てて来た。年相応に熟れた肉体だが日頃のトレーニングの成果も有り、娘たちと姉妹に見られるような若々しい美貌の持ち主。郁也から兄に似た好ましい匂いを発しているのに戸惑いを感じている。

瀧村愛里
22歳。郁也の実姉で現役大学生。舞華と共にモデルの仕事をしている。語尾が伸びるおっとり癒し系の性格だが、いざとなると弟と妹が戦慄を抱くほど雰囲気が豹変する一面も。母親より豊麗なバストの持ち主。勿論郁也が一番好きだがバイセクシャルの気も。

瀧村舞華
16歳。郁也の実妹で同じ学校に通う高校1年生。思春期を迎え普段は兄と思わないような辛辣な言動を見せる一方で、実はお兄ちゃん娘で素直になれないだけ。母姉に比べるとスレンダーだが、十分魅力的な肢体の持ち主。半年前に業界関係者に抱かれ処女を失っている。

【展開】

娘たちが仕事で不在になるのを良い事にいやらしい素振りで郁也を挑発しキスする美和子だが、息子がそれだけでブリーフの中に射精したのを知り後始末だと口唇奉仕と騎乗位で三度目の射精に導く。寝室に舞台を移すと、逆に郁也の愛撫を受けた後で正常位で交わる。
翌朝も口移しで朝食を食べさせてもらっただけで勃起した愛息の為にパイズリ射精に導いた美和子は、汚れた服を脱いで裸エプロンになり洗い物を片付けていると、背後から郁也に抱き付かれて悪戯され四つん這いになり受け入れる。
一方自分たちが不在の間に美和子と郁也の仲が親密になっているのに気付いた愛里と舞華姉妹は、月曜日の夜にシャワーを浴びていると見せ掛けて動向を伺い、郁也がキッチンで母親のアナルで交わっているのを鬼の形相で睨み付けるのだった。

翌金曜日の晩に母親が急遽泊まりで仕事に向かったのに乗じ、姉妹はリビングで即席のファッションショーを開き際どい服装で郁也にアピールすると、更に愛里は辛辣な口調の舞華を懲らしめようとレズ紛いの行為で睦み合う。堪らずに部屋に逃げ出した郁也は丁度美和子から電話が入りテレフォンセックスをしていたが、その後で姉妹が部屋に乗り込む。
愛里に母親との親密な関係を詰られた郁也は舞華の蹴りを受けてベッドに倒れ込むが、愛里の一言で舞華は再び女同士で愛し合う。それを見ながら勃起を擦り立てる郁也の頃合いを見計らい、愛里は舞華と共にダブルフェラで射精に導くと、母親が帰るまでの24時間に渡って郁也の精を搾り取り続けると宣告する。
姉妹に爪先で愛撫されながら母親とのいきさつを告白させられた郁也は舞華にぺニスを強く踏まれて射精するが、姉の命令で舞華を激しく貫きデレに転じさせた後で愛里とバックで交わり主導権を奪うと、母親が帰宅するまで情交を繰り返すのだった。

美和子は土曜日に仕事を終えて郁也に連絡すると、子供たちが関係を隠そうともせずに情交に浸っていると知り慌てて帰宅する。彼女は過去に実兄と関係を持っており、近親の匂いに触発される自分の特異体質が子供たちに遺伝しているのだと打ち明けるものの、自分も仲間に加わると開き直り娘たちに見せ付けるようにスーツ姿のまま郁也に抱かれる。
本番は週末だけと休戦協定を結んだ母娘たちにより月曜から射精を禁じられた郁也は、土曜日に帰宅するなり舞華や愛里、美和子の3人が競うようにセーラー服に着替えて誘惑し、再び快感の余り幼児退行した舞華を絶頂へ導く。続いて姉と母でダブルパイズリ、更には姉妹のアナル処女を奪うが、まだ物足りぬと浴室に押し掛け第2ラウンドが始まるのだった。

【レビュー】

漫画家としてデビューし作家に転向してからも作品を重ねている作者はどちらかと言えば調教要素の強い凌辱作品を多く出しているが、本作では近年珍しくなった100%実同士の相姦誘惑作品である。特に実ものの相姦は凌辱作品ではあまり珍しくはないが、近年の諸事情?もあってか誘惑作品では避ける傾向にあり、作者の豊富な経験を踏まえてこそのトライアルと言えるのかもしれない。

ベタ甘母の美和子、腹黒天然系姉の愛里、ツンデレお兄ちゃん娘の舞華とヒロインの人物設定は割とありがちだが、作中で触れているように同族だから忌避する筈の「匂い」を頻繁に用いて独特の雰囲気を出しているし、先述したようにやたら熟女推しの面が強いフランス書院文庫の中では姉妹に対する描写の分量もたっぷり有って好印象だったと思う。

プレイとしては美和子と愛里のWパイズリや舞華の脚コキなど愛欲にまみれた前戯の割合が若干多いのかなと感じたものの、「匂い」描写の多用による相乗効果が得られており、ともすれば重くなりがちな流れを良い意味でライトに転じさせていると感じた。次作の機会が有れば是非楽しみにしたいところである。

【参考記事】

DSKさんによる本作の紹介記事です。
金曜日の相姦: 未亡人ママ・禁姉・美妹 (フランス書院文庫)(2012/10/23)星野 ぴあす商品詳細を見る★★★★★  「匂い」を効果的に用いた王道誘惑作品, 2013/2/6少なくとも「黒本」では『熟臀母交換-親友の母と継母』で母子交姦を取り扱ったのを除けば凌辱作品が多かった印象の作者にとって初めて本格的な誘惑作品と思われる。妖艶な熟女の母に未亡人の属性を加味し、これに年上お姉さん的な余裕と落ち着きのある姉と、いわゆるツンデ...
金曜日の相姦-未亡人ママ・禁姉・美妹(著:星野ぴあす、フランス書院文庫)

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安藤仁「熟女 溺れ、溺れて…」

安藤仁「熟女 溺れ、溺れて…」(フランス書院文庫、2012年2月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

大学受験に失敗した龍彦はある日義母の佳奈子から童貞かどうか尋ねられ、挑発的な態度で情交を迫られて初体験を果たす。しかし叔母の志摩や奈津子からも誘われる中で、龍彦は誑し込まれたのではと疑問を抱く事に。

【登場人物】

倉田龍彦
19歳。この春の大学受験に失敗し、予備校に通っている。義母の佳奈子や義姉と同居し始めてから2人を女性として意識し始めており、勉強に手を付けられずにいる。父親は画家で放浪の旅に出ていて不在がち。童貞

倉田佳奈子
39歳。1年前に龍彦の父親と再婚した。亡くなった前夫の連れ子に当たる娘が居る。龍彦が受験に失敗したのは自分のせいではないかと気に掛けていた。
和服の似合う淑やかな雰囲気を醸し出す熟女だが、放浪がちの夫とはセックス出来ず、居ても玩具で弄ばれ欲求不満に陥っている。

片桐志摩
38歳。龍彦の叔母で巣鴨に在住し、5年前に病気で夫を失っている。エキゾチックな顔立ちに、スレンダーながらも大きな乳房と熟れたヒップをした若々しく魅力的な女性。Fカップ。

一色奈津子
36歳。龍彦の叔母で国分寺在住。夫は勤めていた商社を辞め、現在はNPO法人の仕事で2年近くスリランカへ長期出張している。小柄ながらも豊満な体型で女性らしい丸みを帯びている。

【展開】

春休みで勉強に手を付けられずにいる龍彦は、ある日父親が散歩に出ている合間をみて部屋を訪れた佳奈子から、実母の法事の際に2人の叔母と共に龍彦が童貞かどうかを話していたと挑発的な態度で迫られ戸惑うが、彼女に押し切られて童貞を喪失する。

3日後龍彦は和装の佳奈子と一緒に外出するが、着崩れを直したいとホテルのツインで休憩する事になるが、ローターを差し出した彼女から父親と同じように後ろの穴に挿れて欲しいとせがまれ、四つん這いになった彼女と交わるのだった。

予備校の帰りに巣鴨の志摩の元を訪ね佳奈子から託された品物を渡した龍彦は勉強に手が付かないと彼女に悩みを相談する内に童貞だと断定され、佳奈子とは経験済みなのを隠して志摩の秘所を見せて貰った後対面座位で繋がる。

数日後体調を崩し寝込んでいた佳奈子の頼みで身体を清拭する事になった龍彦だが、それで済む筈も無く松葉崩しで交わり予備校に向かう。
授業を終えて義姉の美雨からデートに誘われた龍彦は一緒にホテルへ向かうも寸前で怖くなり自宅へ逃げ帰るが、待ち構えていた佳奈子に誘われると嫌な現実から逃れるように正常位で繋がり、激しい腰使いで始めて膣内射精を果たす。

心身の病で療養するため佳奈子が帰郷し、義姉と2人きりで顔を合わせづらくなった龍彦は志摩の誘いのメールを見て3日振りに外出し巣鴨に向かうと、義母の居ない寂しさを志摩にぶつけるが如く立位から駅弁スタイルで繋がる。

国分寺へ向かう電車の中で奈津子を見掛けた龍彦は、自宅に招かれるなり明け透けに欲求不満だとほのめかす叔母に触発され強姦まがいに迫るが、途中で怖じ気付いてしまうものの奈津子の誕生日だからと押し切られ結合を果たすのだった。

奈津子や後から誕生パーティーに合流した志摩とも再び関係した龍彦だが3人に上手く誑し込まれたのではと疑念を抱き、数日後帰宅した佳奈子に疑問するもののとぼけられてしまい、自分が叔母たちの誘いに乗らなければと決意する。

翌週佳奈子の誘いで温泉旅行へ出掛けた龍彦は旅館で早速一戦交えた後でうたた寝していると、志摩と奈津子が現れ2人がかりで情交を迫られる。乱交に参加せず様子を見守る佳奈子の意地らしい態度を見た龍彦は、改めて義母への想いを強めるのだった。

【レビュー】

廣済堂文庫からコンスタントに「花びら」シリーズなどを出版している人気作家のフランス書院文庫でのデビュー作品
レーベル毎に読者層も異なる中で、フランス書院文庫では少年主人公による誘惑作品が主流という事からか、恐らく何かしら参考にした作品を模したのかもしれない。
元々社会人主人公と熟女という路線で描いていた作者に取っては勝手が違うせいも有るだろうけど、全体的にぎこちない展開でどうしても取っ付きにくい印象が拭えない。

大学受験に失敗した主人公の龍彦に自信を付けさせようと、義母の佳奈子が叔母の志摩と奈津子と組んで性のレッスンをしていくという設定は魅力的なのだが、肝心の龍彦が引っ込み思案なのである。
まだやりたい盛りの年齢の割には今どきの草食系なのかもしれないが、折角熟女たちが段取りを整えているのに、妙に分別臭く猜疑心が強過ぎるのは流石に官能小説の主人公としては疑問符が付いてしまう。

確かに熟女3人とも誘惑するきっかけは唐突過ぎる所も否めないし、近親者だから最初は躊躇するのは無理からぬ話だが、情交に及ぶ度に「これは良くない」では不自然だし、これを熟女に対しての焦らしのテクニックとも考えにくい。

ヒロインたちの誘うシチュエーションは主にショタコン気味の愛情の注ぎ方で決して悪くは無いが、主人公の反応でかなり損しており勿体無いと思う。

【参考作品】

同じ作者の2作品目だが、基本的な流れは変わっていない。果たして今年3作品を出すかどうかは気になるが、本来得意とする青年主人公の作品で見てみたい。

安藤仁「美熟女旅行」

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吉見晶「強奪中 姦禁マンション」

吉見晶「強奪中 姦禁マンション」(フランス書院文庫、2012年7月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

従妹の桜子と咲希に密かな想いを寄せていた行人は保護者としての迷いも抱きつつ、20歳になった桜子の告白を受け入れて処女を奪う。しかしその関係は咲希にもバレてしまい…。

【登場人物】

森永行人
40過ぎの独身男性。戸籍上は従妹に当たる桜子と咲希姉妹を女子校に通わせる為に叔父から預り育てて来た。

森永桜子
20歳になったばかりの大学生。2年前に行人に1度告白するも、20歳になっても好きでいてくれたらと断られる。体の良い断り文句と気付かずに再び猛アタックを掛けるが…。
167㎝の長身とトップ92㎝Fカップの魅力的な肢体で一見クールビューティに見えつつも、愛らしく優しい性格。処女は当然行人に捧げるつもりでいる。

森永咲希
お嬢様学校に通う高校1年生。桜子に比べればまだ未成熟な体付きでCカップ。姉とは対照的に髪を短く切り活発な印象を与えるが、男性経験は無し。

【展開】

健気な桜子を受け入れる決心をした行人だが、焦らしてやろうと返事を夜まで先延ばしにする。
咲希が寝静まったのを見計らい告白を受け入れてくれたものの、かと言って何も手出ししない行人に肩透かしを食らった桜子は浴室へやって来る。
ただ背中を流すだけの筈が行人の勃起をしごく事になり、乳房を剥き出しにされて手首と共に縛られると桜子は想像と違う展開に戸惑いつつも、乳首を愛撫されただけで絶頂に導かれ、その後に口唇奉仕で精を飲まされる。
自分の部屋に舞台を移した行人は桜子を縛ったまま瑞々しい乳房や処女穴を散々ねぶって何度も絶頂に至らせ、まんぐり返しで処女を奪うも何とか膣外へ射精した後に、後始末とばかりに再び秘唇をクンニして失神に導くのだった。

数日後の晩に行人の部屋から艶かしい喘ぎ声を聞いた咲希はベランダ越しに部屋を覗き、行人と桜子の激しい情交を目の当たりにしながら自らもオナニーで絶頂するとアタックしようと決意し、翌朝彼の出勤に合わせて電車に乗りわざと体を密着させる。
咲希からのシグナルを受け取った行人だが手を出す訳にも行かず、桜子に代わりに性欲処理をして貰おうと脱衣所に向かう。
そこで繋がったまま桜子の部屋に移動すると、咲希に聞かせようと部屋の壁際に密着して後背位で交合し続ける。
仕掛けが効きすぎた為か咲希は部屋に乗り込み逆上するだけに留まらず、衝動的にベランダから身を投げようとして止められ意識を失う。
意識を取り戻した咲希に罰として尻をぶつ事を思い付いた行人だが、彼女は思いの外激しい反応を見せて絶頂に達してしまう。
処女を失うのには決して早過ぎないと健気な態度を見せる咲希に触発された行人は中年男のねちっこい愛撫で何度か絶頂に導くと、
正常位で処女穴を貫くも思うように動く訳にも行かず素股で射精寸前まで腰を使い、桜子の名をわざと出して精を飲ませ満足するのだった。

ある日桜子の外出に合わせ行人は咲希にお仕置きの打擲を加えるが、そこに桜子が帰宅し鉢合わせになる。
一応は咲希との関係を理解しつつも激昂する桜子だが、着飾って合コンに行ったのがバレてしまい咲希同様にお仕置きされてしまう。
縛られて感じた上に剃毛された桜子にうっとりとした咲希は自分にも同じようにして欲しいと行人に求めると、姉にのし掛かられて敏感な箇所を触れ合わせながら3人で愛し合うのだった。

【レビュー】

本作でデビューした作者だが元から凌辱作品との触れ込みは無いものの、タイトル全般は凌辱作品と思わせる。
近年増えて来た「ハイブリット誘惑作品」の一種で、きっかけは凌辱っぽいが結局はヒロインとラブラブになる流れは流行りかもしれない。
舞台設定は小日向諒「姪姉妹【寵愛】」とよく似ており、保護者として2人の生娘を育てて来た主人公が多少は悩みつつも長女、次女と相次いで関係していく流れである。

確かにそのタイトル通り主人公が2人に向ける愛情の向け方は「躾ける」などの言動を見るからに甘々な雰囲気は感じられないものの、
あくまでも2人を大事にしようと調教に手心を加えているのは分かる為、決して凌辱作品とは言えないだろう。

成熟したメリハリボディの桜子の方が描写の割合からするとメイン格で、じっくりと豊かなバストや桃のような秘所を弄られて何度も絶頂に導かれるまでの描写は良かったが、「~しないでくださいーっ」を繰り返す語尾の連続性は単調で気に掛かる。

一方の咲希は中盤で突然現れたかのように主人公への想いを吐露するに至るのだが桜子にすら2年待って処女を奪ったのだから、序盤に何かきっかけになるエピソードが有った方がスンナリ上手く行ったのかもしれない。
一応情交を覗き見てというのは分かるのだが、折角のロリータヒロインならもう少し工夫が欲しかったように感じるし、口調は姉とあまり変わらない為、終盤の3Pが分かりにくいのもやや残念である。

東雲理人「今夜のママは甘すぎる」

東雲理人「今夜のママは甘すぎる」(フランス書院文庫、2012年11月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

広海の骨折が癒えたのに世話を焼く娘の真綾に対抗するかのように入浴の手伝いをする母親の由美子。次第に母や姉の誘惑はエスカレートしていく中で、叔母の陽菜子も参戦する。

【登場人物】

柏崎広海
16歳。高校1年生。産みの母を直ぐに亡くし、3年前に父親もガンで亡くしている。義母の由美子に強い想いを抱いている。

柏崎由美子
37歳。真綾の父親で有る前夫と死別し、産まれて間も無い広海の乳母代わりをする内に、彼の父親と仲良くなり再婚した。真綾と姉妹に間違われるほどの若々しさを持った女性。バスト93cmのHカップ。

柏崎真綾
18歳。由美子の亡くなった最初の夫との間に産まれた娘。学校では下級生まで知れ渡るほど人気のある美少女。母親譲りのメリハリのあるボディーで、バスト88cmのGカップ。処女。

柏崎陽菜子
32歳。由美子の実妹で広海や真綾の叔母に当たり、姉弟が通う高校で教師をしている。2年前に結婚したが、翌年に交通事故に遭い亡くなっている。

【展開】

骨折の怪我が癒えたにも関わらず、入浴の世話をしたがる由美子に勧められるまま体を洗われる広海。1ヵ月禁欲を強いられた男根は1度の放出で満足出来ずに、由美子の口や膣内へ立て続けに射精します。

翌日の夕方に真綾が水着姿で入浴の手伝いと称して広海を誘惑し相互愛撫から口で精を受け止めたのを知った由美子は、彼にコンドームを贈って負けじと誘惑しますが結局は中出しを許します。

それを知った真綾も母親の不在の折りに母親の負担を減らす為自分も女にしてと誘惑して処女を捧げ、翌日慌てて帰宅した由美子もそれとなく姉弟の関係に気付きつつ広海に抱かれて満足します。

翌日真綾を連れて実家に戻った由美子の代わりに世話にやって来た陽菜子も酔った勢いで広海を誘惑し結ばれますが、底無しの彼の性欲に当てられて夢中になります。

突然陽菜子を同居させたいと提案した広海に不審を抱きつつ歓迎会を行ったその晩に由美子は彼にせがまれて浴室でキスをしながら手コキしますが、他の2人に発覚し4Pに雪崩れ込みその場で由美子からある事実を打ち明けられます。

【レビュー】

「誘惑第4世代」と名付けられた新世代の誘惑作家の一人である東雲理人さんの4作品目です。新人作家が4作品目を出すというのは、以前に取り上げたように重版という「実績」を出した結果で有り、ラインナップに加わるのは良かったと思います。

4作品目と言えど従前の作風とそれほど変わりは無く、高校生の主人公が義母と義姉(先輩)と叔母(先生)と次々に結ばれる甘い展開です。
主人公はほぼ受け身で女性陣が常に積極的である以上近親相姦に至る禁忌感はあまり無いように感じますし、一応事前にコンドームを用意したりしていますが結局場に流されていて取って付けた感が否めません。
極端な事を申しあげるなら、全員近親者の必要は無いでしょうという事です。但しこれは本作に限らず、他の黒本の作品にも共通する話ですが…。

ヒロインそれぞれは魅力的な面を持っているのに、彼女たちの仕掛けと主人公の受けの姿勢を3回繰り返すと流石に3人目は余計だし、或いは3人を生かすなら1人位は主人公が攻略して関係を結ばせた方がメリハリが付いたかもしれません。
文中では真綾が原因で広海が利き手を骨折したようですが、その辺のエピソードを盛り込んでも良さそうだし、やたらに世話を焼く真綾に対抗して由美子も…の流れの方が分かりやすいです。
あとは会話文主体の作風はいかにも現代的ですが、ヒロインが増えると誰が話しているのか判りずらい、会話が噛み合わないとなると読み進めていく上では悪い印象ばかりが残ってしまい残念に思います。

2012年以降次世代を担う作家さんの不振が目立つようになり、誘惑作品全体の勢いも落ちてきている感じがします。2014年は是非とも東雲さんのように生え抜きの作家さんの発奮に期待したい所です。

葵泰比呂「働くお姉さん・隣りのお姉さん」

葵泰比呂「働くお姉さん・隣りのお姉さん」(フランス書院文庫、2012年7月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

父親の再婚で茜音と義理の姉弟になった明義。茜音は隣家のお姉さんの静華の様子を見るなり、静華に告白するように言い自らの身体を差し出すが…。

【登場人物】

安田明義
高校3年生。幼い時に母と死別し、父親と2人暮らし。静華の事を「静姉」と呼び、実の姉のように慕っている。人並みにゴツい体格。

安田茜音
22歳。イタリアンレストランで働く社会人1年生。母親が明義の父親と再婚し、明義と義理の姉弟になった。大きい胸がコンプレックスで男性が苦手。

萩原静華
18歳。明義の隣家に住み、大学で陸上部に所属している。陸上をしている事も有ってすらっとした容姿だが、バストは人並みよりは大きめ。明義の事を弟として見ているが、恋人としても意識し始めている。処女。

【展開】

第1章は静華の想いに気付いた茜音が明義に静華へ告白するよう手や口を使い勇気付けます。第2章で静華に告白して失敗した明義に対し、茜音が自らの身体を捧げます。
第3章と第4章は静華への告白に成功し処女を貰った明義は彼女の自宅でエッチしますが、一方で茜音との関係も続きます。
第5章では海水浴に出掛けた茜音と静華は交代で明義とデートし、エッチします。第6章ではその晩泊まったホテルで始めて3Pになります。

【レビュー】

本作は黒本の2作目、総計3作目ですが、2人の姉ものというコンセプトは分かりますが、
出だしから流れを理解するのが難しく必然的にとっ散らかった印象しか残りませんでした…。

特に第2章までは茜音の心理描写が殆ど無いので、どうして彼女が明義に身体を触って欲しいのか、
何故彼に抱かれても良いと思ったのか理由が分からずあまりに突拍子も無い展開に思えます。
ここがはっきりしないと単に茜音が性に積極的な女性だからとなってしまいそうだからです。

静華は幼なじみのお姉さんというポジションで、個人的に好きな設定です。彼女をメインと捉えれば茜音の行動も多少分かるような気もします。
初めて茜音が2人と逢った時から一目で分かる位、ラブオーラが出ていたのでしょうね…。

本作は個人的な趣向とずれてしまいどうしても厳しい評価になってしまいましたが、お姉さんに特化した作風という事で次作に期待しています。

有馬童子「美しき共犯者 ママと先生」

有馬童子「美しき共犯者【ママと先生】」(フランス書院文庫、2012年12月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

息子の真也を溺愛する慶子は、誕生日に童貞喪失の手解きをする事に。一方で彼を気に入った女教師の由梨は、もっと過激な性授業を真也に施す。

【登場人物】

真也
年齢不詳の高校生。カトリック系の寄宿舎の有る学校に通っており、週末に憧れの母と夜を共にするのを楽しみにしている。

慶子
37歳。真也の母で弁護士を務める。キャリアウーマン然とした凛々しさの一方で、真也に対しては基本的に甘い母親。公私ともに親しくしているパートナーがいる。Dカップ。

今井由梨
28歳。真也の通う学校の体育教師でトライアスロンの有力選手。外見は冷たい雰囲気を漂わせているが、真也が母子家庭である事を知り優しく接して来る未亡人。
敬虔なクリスチャンだが、一方では露出狂でMのたしなみを持つなど性に発展的な面が有る。

【展開】

第1章と第2章では母の下着を持ち込んでオナニーしている現場を由梨に見られ、告げ口されると焦った真也は慶子と関係を持とうとしますが挿入未遂に。
第3章では母子の誕生日の晩に決心した慶子が真也の童貞喪失の手解きをするが、第4章で家出して由梨の自宅に押し掛けた真也は彼女の弱味を握りセックスへ。
第5章では更に調教しようと企む真也に対し、由梨は逆調教して主導権を奪い、第6章で婚約を解消し息子と交わり懺悔する慶子を受け入れ3人で愛する事に。
第7章では由梨の導きで慶子からアナル処女を捧げられ、真也はセックスの自由さを知る事に。

【レビュー】

これまで凌辱作品寄りだった有馬童子さんの3作品目で、誘惑作品へのアプローチという触れ込みに惹かれて読んでみた次第です。

前半は性的にませた魔少年の主人公の真也が慶子に甘えながらも自分のモノにする展開で、
婚約者の存在も有って頑なな彼女が母性に負けて女の顔を見せる部分は良かったです。

後半は変わった性癖だと噂される由梨の弱味を握った筈の真也が逆に彼女にリードされます。
由梨の性癖からすれば、単に付け焼き刃の知識の少年では太刀打ち出来る筈が有りませんね。

こうした味わいの違う2つの流れを纏めるのに3人で互いに仲良くなるという展開には驚きを感じましたが、作風としては悪くないと思います。
作品全体に漂う宗教的な要素は高貴さを感じさせる反面、やや取っ付きにくい印象も感じさせます。作者さんの趣向を交えてストレートな誘惑作品にならないように心掛けたのだとは思いますが…。

【トラックバック】

本作に付いては既にDSKさんがレビューされております。流石と唸らされます…。

DSKの官能レビュー整理箱 美しき共犯者-ママと先生(著:有馬童子、フランス書院文庫)

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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