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宮園貴志「青い罪 継母と義姉妹と僕」

宮園貴志「青い罪 継母と義姉妹と僕」
(フランス書院文庫、2007年3月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年11月19日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

父親の再婚で自分と1つずつ上下の義姉と義妹、義母と同居生活が始まった翔太。寝室で義母の雅美のオナニーを覗き、脱衣所では彼女の下着を着て想いに耽る姿を義姉の香奈に見られ、倒錯的な扱いをされてしまう。


【登場人物】

江尻翔太
17歳。幼少の頃に産みの母を亡くしている。父親は雅美と再婚して間も無く地方へ出張の為、1ヵ月間不在にする事になった。雅美に倒錯した欲望を抱き、彼女の服を着てオナニーしている。童貞

江尻雅美
38歳。前年に亡くなった前夫が経営していた、広告代理店の取引先に勤める翔太の父親と再婚。ダークブラウンのウェーブ掛かった長い髪に、柔和で落ち着いた雰囲気を持った女性。翔太の欲望に気付き、受け入れようとする。

江尻香奈
18歳。高校3年生。雅美の前の夫との間に産まれた娘。切れ長で吊り上がった目付きで蠱惑的な魅力を持った少女。男性経験は割と豊富で、支配的な愛を好むが、翔太が気に入りあわよくば真央から奪い取ろうとする。

江尻真央
16歳。高校1年生。雅美の前の夫との間に産まれた香奈の妹。雅美に似てぱっちりした目にまだ幼い容貌にスレンダーな身体。翔太に対して露骨な程のアプローチを掛けて来るが、処女


【展開】

父親不在の生活が始まって間も無い翔太は雅美に興味を持ち、今晩もクローゼットに潜んで彼女のオナニー姿を覗き見る。いつもなら父の名を呼びながら戯れに浸る筈なのに、今日は色の違うバイブを使っていることに不審を抱くと、絶頂する間際に翔太くんと呼ばれ呆気に取られながら射精してしまう。そして翌朝ダイニングでうっとりと雅美を眺めていると、最初に真央、次に香奈から露骨なスキンシップを迫られ困惑するのであった。

その晩翔太はいつものように脱衣所で女三人の下着の品定めをした後に、雅美の下着や服を着てオナニーに浸っている所を香奈に見られてしまう。香奈は罰を与えるつもりで部屋に連れて来ると謝罪するだけで満足せず、義弟を四つん這いにさせて尻穴を弄った後に秘所を露わにして挑発する。翔太のクンニを受けてアクメに達すると目の前でオナニーをするように命じるが、彼の巨根を目の当たりにすると思わず口腔に含んでしまい、噎せ返るような匂いを感じながら射精に導く。真央に手出しさせないように今晩から自分のパンティを穿くように告げるが、穿き古したものが良いと嬉しそうな翔太の変態振りに呆れつつも、彼は自分のモノとほくそ笑むのであった。

香奈に隷属する生活を悦びつつも、本命の雅美に相談しようと翔太は二日後の晩に彼女の寝室を訪ねるが、ちょうど雅美は翔太を想いながらバイブを使っている最中だった。シーツの下にバイブを隠してから翔太と対面し、悩みを聞くと子供のように乳房を与えるが、身を捩らせている内に翔太に発見されてしまう。動かぬ証拠を突き付けられ雅美は一度は翔太の要求を撥ね付けるが、少年が素直に引き下がろうとしたのを見て怒りを覚え、自分が上位になりシックスナインから騎乗位での筆下ろしへ導いてしまう。

翌晩翔太は再び香奈の部屋を訪ねようとするが、真央に見付かり部屋に引きずり込まれ三日前の続きをしようと迫られる。既に香奈や雅美と何かあったと信じて疑わない真央だが、自分が一番の恋人だという妙な自信もあってか、フェチな翔太をリードしながら割れ目をクンニしてもらいアクメに達する。そして正常位での喪失儀式を終えたところで香奈が乱入するが、真央は一向に動じることはなく、翔太への脅迫材料も無くなったと知って忌々しそうに捨て台詞をはきながら部屋に立ち去る。

しかしこの後に雅美がやって来て、ことも無げに翔太とセックスしたとばらされた挙げ句、露骨なまでに真央と張り合おうとしているのを見て翔太は焦ってしまう。自分の意向などお構い無しにフリーセックスを告げた真央にも唖然としながらも、雅美の濃厚なアニリングスで悶絶しバックにさせて交わると、今度は真央のアナル処女も奪う羽目に。雅美も負けじと双頭バイブを持ち出して三番目の娘と言いながら翔太のアナルを貫いて射精させると、翔太もお返しとばかりに雅美を無理矢理犯して中出しする。
このままでは母に負けると悟った真央は、自分にしか出来ないことをと言いながら翔太の顔面を跨ぎ黄金聖水を飲ませるが、雅美もシックスナインになると自分のを飲ませるだけでなく翔太をお漏らしさせて飲んでしまう。今はママに敵わないと白旗を上げた真央は三人で身体を清めようと提案し、更に香奈の部屋に入り一緒に遊ばないかと誘うと、香奈はツンデレを装いつつも応じるのであった。

こうしてひと月が過ぎようとしていたある日、雅美は夫から仕事の都合で更にもう1ヵ月出張が延びそうだと聞かされてがっかりした振りをしながらも、電話を置くと睦み合っている子供たちに交じってエッチなことを始めてしまう…。


【レビュー】

デビュー作品同様に近親間での背徳性交と、使った下着の匂いフェチという倒錯的な要素とのバランスが取れており、古き時代のフランス書院文庫らしい作品である。こうした要素は多分に櫻木充作品からの影響だし、それでいて相姦な割には重苦しさを感じさせないのは、当時の巽飛呂彦作品から何かしら着想を得たのではないかと思われる。

フェチな主人公なだけに序盤から義姉の香奈のペット扱いを甘受しつつも、それを継母の雅美に割と早い段階で告げ口する辺りは意外にも計算高い少年のようにも感じられる。そしておませさんな義妹の真央は本来なら一番損なポジションなのに、彼の優しさもあって処女喪失もスムーズに済ませた上で、雅美に対抗しようとする健気さも窺える。

しかしながら本作では魅力的な義姉妹の存在を上回るのが、継母の雅美であろう。序盤からわざわざバイブにシールテープで夫と翔太の名前を貼り、それぞれで使い分けして倒錯したオナニーを始めてしまう。(因みに雅美は翔太の覗きにとっくに気付いていて、見せ付けるかのようにオナニーしていたのではと管理人は思います。)終盤では娘と張り合い、どんどん変態的なプレイに興じ、ママには敵わないとまで言わせる。翔太の父親と結婚したばかりなのでは?という突っ込みを思わず入れてしまうくらい、実に弾けていて笑えるお母さんである。

惜しむらくは300ページ弱という制限もあってか香奈の存在感は薄くなっていることで、やはり雅美には敵わないだろうけども主人公を弄ぶタイプなだけに、出番を増やして欲しかったなと思う次第である。


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2007/03/23 発売青い罪-継母と義姉妹と僕著:宮園貴志、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「オナニーがしたくなったら、私の部屋でしていいわ」「初めてだけど......私もお義兄ちゃんにご奉仕したい」セーラー服姿の義姉と義妹が、両隣...
青い罪-継母と義姉妹と僕(著:宮園貴志、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞 母子相姦 母娘丼 姉弟相姦 兄妹相姦 処女

宮園貴志「少年日記 お姉さんの生下着」

宮園貴志「少年日記 お姉さんの生下着」
(フランス書院文庫、2006年5月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

実姉に執着する光秀はある日隣人の素性を知り、歪んだ方法で近付こうとするが…。念願が叶った瞬間突如姿を消した彼女に失望した光秀の前に憧れの実姉がやって来て、3週間の密着同居生活が始まることに。

【登場人物】

明智光秀
19歳?地球物理学と地質学を専攻する大学2年生。親の悪戯心で歴史上の人物と同名で名付けられたのを嫌がっている。進学に伴い地方の街で独り暮らしを始めている。姉の理絵に強い思慕を寄せており、下着などを盗み出して収集している。童貞

小倉翔子
22歳?社会人になりたてで金融関係の会社でテレフォンアポインターの仕事をしており、2ヵ月前から光秀の隣りの部屋に住んでいる。婚約者が居たが浮気を知って関係を清算し退社した為、忽然と光秀の前から姿を消した形で転居している。

明智理絵
21歳?光秀の実姉。大学4年生でファミレスチェーン店で次期店長候補として内定を貰っている。たまたま光秀の住む街の店舗で研修がある為、半ば押し掛け同然に弟の部屋へやって来る。昔から光秀の悪戯に気付いていたが、敢えて黙認していた。


【展開】

講義を終えて帰宅した光秀はエレベーターに乗り合わせた際に隣人の翔子の顔を初めてじっくりと見る機会に恵まれ、身近にこんな美人がいたとはと気付いて興味を持ち、ベランダ越しに部屋へ侵入してしまう。偶然にもサッシの鍵は掛かっておらず、しかも分かりやすい場所には合鍵もあるのでスペアキーを作ると、しばしば彼女の部屋に入っては下着を盗んでしまう。ところが彼女の洗濯物の数からしてどうやらオナニー癖があると推察し、更に引き出しを物色するとバイブを見付けてしまい、今度はそれを使う場面を見たいと考える。

ある日光秀は翔子が飲むワインに睡眠薬を仕込むとベッド下の隙間に身を潜め、寝るまでの間の生活を窃視し続ける。ワインの酔いもあって灯りが消されると、想像した以上に淫らなオナニーショーが繰り広げられるが、アクメに達すると薬の効果もあって眠ってしまう。寝込みを犯すつもりは無かったが、剥き出しの秘所の匂いを嗅いだり指で確かめたりする内に、興奮を抑え切れなくなり寝顔を見ながらオナニーしてしまう。

数日後機をみて翔子の部屋に侵入しようと考えていた矢先、当の本人から新しく担当することになった業務でPCを使うので教えて欲しいと頼まれ、堂々と部屋に入るきっかけを得られる。その内に翔子から教えてもらったお礼だとファミレスでご馳走になるが、わずか2杯で酔ってしまい部屋まで送る羽目になる。これまで性的な誘惑の兆しもなかった翔子が急に淫らになり、後日童貞を卒業させてくれると約束した上で、その晩は口唇奉仕やアナル性感を与えられ二回も射精に導いてくれるのだった。

次の日曜日は光秀の誕生日で翔子とともに遊園地デートをした後でラブホテルに向かうと、浴室での顔面騎乗や黄金聖水を浴びせられたりと彼女は倒錯性を露わにするが、初体験を終えた光秀も前に覗き見たアナルオナニーに替えてペニスを挿入して興奮に浸っていく。しかし転た寝から目覚めると一転して翔子の態度は冷たくなり、更にその晩には無かったことにして欲しいとメールで返される。ならばリベンジしてやろうと光秀は決意するが、大学の研究で不在にしていた間に彼女は行く先を告げずに転居してしまう。

それから約10日後失意のどん底にいた光秀の元を姉の理絵が訪ねて来て、勤め先の研修先が近いからとこれから3週間厄介になると告げられる。あまりにも身勝手だと怒るものの悪い気はしない光秀は、彼女が入浴した後で下着の匂いを嗅いでオナニーを繰り返す内に傷が癒えていくのを実感する。同棲中の恋人のようにイチャイチャするものの、性的なものは一度の手扱きだけという状況を何とかせねばと光秀は対策を講じるのだが…。

理絵がいつも会社の研修ビデオを見るのを逆手に取りその中に無修正AVを混ぜておき、頃合いを見て遅く帰宅した光秀は見たいビデオがあると言い、姉弟相姦を取り扱った映像を見せて気分を出そうとする。あまりの馬鹿馬鹿しさに理絵も笑うしかないが、それでも研修が終わるまでならと関係を許してもらう。

数日が経ち光秀が理絵の勤める店に迎えに行くのが習慣となるが、ある日理絵はトイレに行きたそうにモジモジし始め、部屋に着いた時にはもう遅く慌てて浴室に向かうと失禁する姉をよそに興奮を抑え切れない。やっと倒錯したお願いができると光秀は姉の聖水を顔面に浴びると、更にはお尻の穴を舐めて解してあげてアナルに挿入させてもらう。

こうして短い同棲生活も終わりを告げると光秀は再び翔子のことを思い出すが、そこへ当の本人からメールが届く。誕生日デートで冷たくしたことや突然引っ越ししたことを詫びる内容だったが、これから部屋を訪ねるからと電話で声を聞くと、現金なものでこれまでの悪癖を止めてリアルの女性と付き合おうと決意を固めるのだった。


【レビュー】

第5回(2005年募集分)フランス書院文庫官能大賞の編集長特別賞を受賞した本作で宮園貴志さんはデビューしており、当時の編集長のコメントが背面の帯に記載されている。その全文を引用したい。

「フランス書院文庫官能大賞へ送られてきた1,000通余の応募作品。あまりの異色作のため、受賞には至らなかったが、その面白さに編集部が騒然となったのが本作。のぞき趣味のある少年が、隣のOLと同居する美姉に抱く倒錯した欲望。投稿時とほぼ同じ内容で、読者のみなさんにお届けしたいと思う―フランス書院文庫編集長」



確かに出だしから第3章までの主人公の翔子に対する行動は下着泥棒に不法侵入、睡眠薬を使ったりとあまり褒められたものではないのだが、官能小説では下着を持ち出してのオナニーや覗き、眠らせての行為なんて割とよくある訳で…。(こうした行為を推奨する訳では無いので、念のため申し添えさせていただきたい。)

作者の書かんとする「倒錯」は何も主人公の下着趣味や聖水を浴びてみたり、後ろの穴への執着したりとそれだけを指してはいないと思われる。情交における翔子の倒錯した豹変ぶりや、何だかんだいってブラコンで甘い理絵の寛容も含まれているのではなかろうか。作品を重ねていく内に、こうした倒錯性はプレイの一貫として扱われるようになるが、ここはやはりデビュー作品なだけに作者の思いが最も強く出ているのではないかと思う。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2006/5/23 発売少年日記-お姉さんの生下着著:宮園貴志、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。色っぽい顔、濡れ光る朱唇、むっちりした脚線…隣りに住む、きれいなOLのお姉さんに招かれて初めて踏み入れた部屋で、少年は胸を高鳴らせた。(憧れつづけた翔子...
少年日記-お姉さんの生下着(著:宮園貴志、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞 姉弟相姦

宮園貴志「相姦マンション【ふとももハーレム】」

宮園貴志「相姦マンション【ふとももハーレム】」(フランス書院文庫、2010年12月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

実姉に対する憧れを抱きつつ、双子の実妹たちにまとわり付かれる生活に嫌気が差し独り暮らしを始めた智彦。しかし妹たちがそれを許す筈もなく、半ば押し掛けでワンルームの彼の部屋へ引っ越して来る。更に妹たちの出奔を知った姉も嫉妬心から弟を尋ねるが…。

【登場人物】

小森智彦
17歳。高校2年生。童貞。姉の涼子に対し畏敬のような憧れを抱きつつ、下着に悪戯している。一方で
理沙や亜美の双子妹たちにまとわり付かれ、安寧を求めて両親の許可を得て独り暮らしを始めた。かなりの下戸で妹たちにそれを利用される事も。

小森涼子
21歳。智彦たちの実姉。智彦の一途な想いを知りつつふんぎりが付かず、妹たちに先を越されたと知り彼の部屋を尋ねるが…。

小森理沙
16歳。智彦の妹で亜美とは双子に当たる。処女。兄と同じ学校に通い、チアリーディング部に所属している。亜美より巨乳で鍛えられた美脚の持ち主。

小森亜美
16歳。智彦の妹で理沙とは双子に当たる。処女。兄や理沙と同じ学校で図書委員を務める。感情表現が乏しく、理沙よりバストが小さいのを気にしており、密かにバストアップブラを着用している。

【展開】

独り暮らしを始めてほっとする智彦ですが、そこに双子の妹2人が半ば押し掛け同然にやって来て3人暮らしを余儀無くされます。
早速初日の晩に智彦を誘惑しフェラチオに成功した理沙は、翌日登校時に嫉妬する亜美から電車内で兄への痴漢プレイを見せ付けられ邪魔が入るも、放課後に急遽部活が中止になったのを利用して兄を誘いチアコス姿で処女を捧げます。
翌日自習中の兄を図書室に呼び出し、蔵書の整理を口実にスカートの奥を見せ付け誘惑する亜美は、次の日に理沙が部活で帰りが遅いのを知り、兄と自宅で何度も体位を変えて交わります。
妹たちの行動に疑問を感じ智彦の部屋を訪れた涼子はそこに漂う匂いで彼等が関係していると知り、理沙のチアコスを着て布団を頭から被って太股が丸出しの状態で妹に扮して帰宅した弟の真意を聞き出します。
本当は姉とセックスしたいという智彦の本音を引き出した涼子は正体を明かし彼のしたいようにアナルまで捧げますが、直後に帰宅した妹たちは姉を邪魔者扱いし近くの銭湯で汗を流すように促します。
涼子の不在の間にアルコール入りのジュースを飲まされ昏倒した智彦が目を覚ますと両手を姉と交わった罰だと両手を縛られたまま2人のアナルを舐めさせられ、亜美が先にアナルを許した姉に嫉妬しつつも後ろで交わるとそこへ涼子が帰宅します。
亜美の肛姦を見て一旦は戸惑う涼子ですが、妹たちに言われるままに剃毛した秘所を見せながら智彦と一緒に暮らしたいと告白し、妹たちに加勢し3人で智彦の精を搾り取ります。

【レビュー】

高校2年生の主人公に1つ下の双子の妹2人、4つ上の姉、近親者ならではと言えるうるさ過ぎる会話のやり取りは、恐らく美少女文庫へ既に進出していた巽飛呂彦さんの作風を強く意識したものだと思われます。
現に美少女文庫で本作をそのまま出しても違和感は無く美麗なイラスト付きで読んでみたかった気もするし、実現していたなら違う方向性も有ったかもしれませんね…。

直情的な言動と巨乳でスタイルの良い理沙と感情を表に出さず大人しい亜美との対比的な性格は良く出来ているなと思いますが、先に述べたように兄の迷惑も考えない妹たちにただ煩さと愛情の押し付けによる重さしか感じず馴染めませんでした。

姉の涼子はどうしても出遅れ感が有り、だからこそのチアコスで主人公の本音を引き出そうとしたりしてなかなか笑える要素は有りますが、初めて結ばれた達成感の余韻も無く姉の身体を味わい尽くすかの如くアナルに移るのは良くなかったです。
この「何が何でも」アナル描写を入れなければいけないのは本作に限らず黒本ではすっかりお馴染みですが却って没個性化にしか思えず、どれを読んでも無難に終わってしまいがちですね…。

最後は妹たちに「巻き込まれる」形で涼子も参戦しますが、終始一貫した主人公の「待ち」の姿勢も金太郎飴のような紋切り型の作風に見せている一因に思えますが…。
各章1人ずつの展開は、本作で言えば始めに主人公と交わった理沙の場合は次の出番が終章まで無く、そろそろ他のヒロインに絡めるなど見せ方を見直す必要を感じたのですが…。

宮園貴志「ふともも四重奏【義母・姉・妹・叔母】」

宮園貴志「ふともも四重奏【義母・姉・妹・叔母】」(フランス書院文庫、2010年5月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

亡き父が遺した温泉旅館の跡継ぎとして学業の傍ら接客の手伝いを始めた直樹。そんな彼に男を感じた義母や実姉、更に2人に負けじと実妹も誘惑する。加えて甥に亡くなった兄の姿を重ねる叔母まで参戦する事となる。

【登場人物】

桐野直樹
17歳。高校2年生。幼い頃に実母を亡くし、旅館の大将だった父親は鞠子と3年前に再婚したが、昨年交通事故で亡くしている。家業の温泉旅館を手伝う為、野球部を辞めている。童貞。

桐野鞠子
36歳。直樹たちの義理の母親で温泉旅館を切り盛りしており、家業を手伝うようになった直樹を頼もしく思っている。仕事柄和服でいる事が多い。

桐野綾香
23歳。直樹の実姉で父が亡くなってからは民間企業を辞め、鞠子に付いて旅館を手伝う。短大を出て民間企業に勤めている間に複数の男性と付き合っていたが、性的な経験は無い。処女。

桐野芽衣
16歳。高校1年生。直樹の実妹でツインテールの髪型に、私服はゴスロリチックな現代っ子。ある日おかっぱ頭にして自分も旅館を手伝うと言い出し、兄に付いてアルバイトを始める。処女。

小林夏代
29歳。直樹たちの父親と歳の離れた妹。結婚を機に実家を離れたが、高校生の時に叱られた彼女を慰めようとした兄と弾みで逸物を口で奉仕するなどややブラコン気味で、現在は忘れ形見の直樹に対する想いを強めている様子。
現在は行政書士の職に就いて実家の経営アドバイスや行政手続きの手伝いをしており、その報酬に離れの部屋に毎年泊まるのが恒例になっている。

【展開】

鞠子に家族の洗濯物を取り込むよう申し付けられた直樹は乾燥機に彼女の下着が有るのに面喰らいますが、そこへやって来た彼女は女性の下着を扱う機会が増えるから下着をあげるとさりげなく誘惑し、口で精を受け止めた後出したくなったら何時でも言って欲しいと告げます。

その晩に鞠子と初体験に至った直樹は翌日彼女の命で離れの宿の掃除をしますが、そこに現れた綾香は彼と共に入浴した後で処女を捧げようとするも、恥ずかしさの余り普段の接客時の丁寧語で話しながら奉仕します。

2人との親密過ぎる様子に決心した芽衣は髪を切り着物姿で兄に迫りますが直樹は一旦躊躇しつつ夜中のロビーでペッティングに至り、見回りに来た綾香に見付かりそうになると芽衣の部屋で結ばれます。

ある日夏代が恒例のお泊まりにやって来るのに伴い彼女の専属になるのを知り喜ぶ直樹ですが、その前に鞠子や綾香に1度ずつ搾り取られます。

そして旅館にやって来た夏代は3人が肉親で有る直樹にただならぬ眼差しを送っている事に気付き、いつの間にか自分も彼に亡き兄の姿を重ねているのを知って、彼の求めるままに屋外で排尿したり、自室でローション風呂にしてご奉仕します。

互いに直樹と結ばれたのを知った4人は直人を旅館の女湯や夏代の部屋の浴室に連れ込み、激しく乱れた一夜を過ごす事になります。

【レビュー】

本作は主人公に強い想いを抱いている義母、実姉、実妹、叔母と主人公がサブタイトルの順番通り結ばれるというベタな展開で、ここ数作に見られるようにエロ重視のラブコメディ志向路線を打ち出しています。

脈絡も無く離れの倉庫にスケベ椅子が有ったり、ローションを用意していたりとあまり深く考えずに読んだ方が良さそうですが、近作では近親者故の倒錯的なプレイが減っており、単に下着に対する拘りにしても黄金水描写にしても後で付け書き足したような無理が有るように見えます。

それに加えて割と分別を持っている主人公に一方的に想いを寄せる4人と各章1人ずつ、終章は全員だと同じ据え膳ばかりで単に短編の繋ぎ合わせになるし、例えば芽衣に関しては綾香の手解きを受けながらとか、夏代ならば母娘4Pを知り自分も引き摺り込まれるなど展開面で何か工夫が欲しかったです。

宮園貴志「兄嫁同居日記【真知子と美沙の浴室レッスン】」

宮園貴志「兄嫁同居日記【真知子と美沙の浴室レッスン】」(フランス書院文庫、2009年10月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

主人公を想い倒錯的なオナニーをする長男の嫁の真知子。一方彼女の下着を穿いて自慰に浸る正樹は、次男の嫁の美沙に見付かり関係を結んでしまう。

【登場人物】

東野正樹
17歳。銭湯を営む一家の三男として産まれ、現在は真知子の手伝いをしながら一緒に住んでおり、両親は療養の為、田舎暮らしをしている。

東野真知子
38歳。亡くなった長男の嫁で、本来跡を継ぐ筈の次男が興味を示さない為、再婚の勧めを断り銭湯を切り盛りしている。167cmのEカップと年相応に熟れた体付き。正樹の視線を意識しながら浴衣を来たまま自慰に浸るのが癖になっている。

松浦美沙
29歳。東野家の次男である夫は証券会社に勤めている。美沙自身は教員免許を持つが職場の煩わしさに嫌気が差し、現在は進学塾の講師を務める。東野家の近所に住み、夫が出張で不在の折りには頻繁に泊まりに来ている。155cmと小柄で痩身な割りに、バストやヒップには程良く肉が付いている。

沢村仁美
23歳。正樹のクラスの副担任で数学担当の新人教師。まだ経験が浅い為か生徒からの人気に反してお堅い印象が先行している。165cmの身長に見合ったプロポーションの良い体付き。処女。

【展開】

ある日買った浴衣の見立てをして欲しいとの真知子の頼みで彼女のパンティラインに触れて興奮した正樹は彼女と濃厚なキスを交わしますが、先に理性を取り戻した真知子の機転でその先はお預けになります。
翌日彼女がオナニーに用いる電マを発見した正樹は洗濯機から持ち出した彼女のパンティを穿いたまま自慰に浸るようになりますが、ある日予定より早く来訪した美沙に目撃されるも上手く慰められつつ関係を持ち、彼女と毎晩交わるようになります。
夫の帰宅で家に戻った美沙と入れ替わるように、自宅の風呂の故障で銭湯を訪れた仁美を見掛けて驚く正樹ですが、彼が発見するのを見越したかのように忘れ物をした彼女に脈ありと見て、真知子が不在の日に補習を口実に仁美を自宅に誘います。
誘いに乗った仁美も満更では無かった為躊躇う事無く休業日の女湯で混浴し処女を捧げますが、その現場を見た美沙から帰りに相談を持ち掛けられます。
翌日それを知らずに登校し仁美が休みと知りがっかりした正樹が帰宅すると、何故か部屋の前にイチゴ柄の下着が落ちているのを発見します。下着から真知子の匂いを感じ取った彼はそれを身に付け、直後に彼女から仁美の存在を問い詰められるも許しを得た正樹は久しぶりに真知子と交わります。
その後彼の部屋を訪ねて来た美沙に女湯に連れて行かれると、モジモジした様子の仁美と再会します。美沙の提案で3人で正樹を共有する事で話が纏まり、痴毛を剃ってアナルを拡張する為学校を休んだと言う彼女に感動した正樹は、代わる代わる3人を抱く事になります。

【レビュー】

本作では作者お得意の倒錯描写を盛り込んでおり、出だしで真知子が主人公を想いながらオナニーしますが、何故か下着を穿いて浴衣を着たまま「おもらし」までして快感を得ています。
また主人公もヒロインのパンティを穿く癖が有りますが、真知子の倒錯オナニー癖と同様に作中で理由に触れられる事も無く流されています。
確かに作者お得意の描写なのは分かりますが、本作で宮園作品に初めて触れた読者には一体何を意味するのか理解しがたいのではと思います。

真知子も美沙もどうやら主人公に始めから何かしらの想いを抱いていますが、それが具体的に語られるでもなくアッサリと関係に至ってますし、仁美に付いても一応主人公が積極的とは言え彼女の方が一方的に惚れてしまっている感が否めません。

同時期に他の作家の誘惑作品でもややコミカルで軽いノリの作品が見られるのである意味編集方針と言えるし本作ばかり責めるべきではありませんが、もう少し丁寧な流れでも良かったのかなと思います。
読み終わって単にエロかっただけでなく、個人的には何か印象に残る作品ならと感じなくもありません。

宮園貴志「三人熟女」

宮園貴志「三人熟女」(フランス書院文庫、2009年5月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

父親の海外赴任に伴い義母の百合子の元に引き取られた敏明は、同居する叔母の彩音から誘惑されつつも、百合子と結ばれる。計画通り母子が結ばれたのを喜ぶ彩音も彼に抱かれるが、そこへ敏明の産みの母で有る静香がやって来る。

【登場人物】

森下敏明
17歳。高校2年生。産みの母・静香は敏明が小学5年生の時に離婚しており、父親は2年前に百合子と再婚したが辞令により海外赴任している。童貞。

森下百合子
36歳。2年前に敏明の父親と再婚したがビジネスを始めるのに当たり、夫婦間の溝が決定的になった為敏明を引き取ろうと考える。
妹の彩音と共に婦人向けの性玩具や下着の製造や通信販売の会社・ビスキュイを設立し、名目上の代表に就いている。結婚歴が1度有るも離婚したが、実は高校生の時に彩音との戯れで玩具により処女を失っている。

河野彩音
34歳。百合子の実妹でビスキュイの実質的な経営者。姉と同様に結婚歴が有るが、彼女と同じ時期に離婚した。積極的な性格で敏明を頻繁に誘惑するが、実は姉想いでかつて彼女の処女を奪ったのを後悔し、彼の童貞は姉によって卒業させようという優しい一面も持っている。

樋口静香
38歳。敏明の産みの母で6年前に仕事を理由に敏明の父親と離婚した。現在は上場企業の秘書室長を務めているが、出世と共に会長の情婦になるという悪い慣例が有る事を知り退社しようと考えている。その前に敏明の居所を掴み、一言謝罪しようと百合子の自宅を訪れる。

【展開】

百合子の自宅にやって来た敏明は、奔放的な彩音に困惑しつつも仕事の参考にと彼女にペニスを手コキされます。妹の性格を熟知している百合子は敏明をサウナルームへ誘い、負けじと口で射精させます。
彩音の誘惑はエスカレートし、彼の中指を膣内に抜き挿しさせたのを知った百合子は自分が節制していてもいずれ童貞を奪われると悟り、敏明と結ばれます。計画通り2人が結ばれたのを喜ぶ彩音も翌日玄関先で敏明に貫かれますが、そこへ静香から来訪の連絡が入ります。
久々に静香と再会し素っ気ない態度を取る敏明は百合子と彩音の取り成しも有って甘えるようになり、翌朝には辞去しようと考えていた静香は屋敷内の淫靡な雰囲気に呑まれ母子相姦に至ります。
翌朝登校する敏明を見送った静香は百合子から同居する事とビスキュイで働く事を提案されて了承し、何も知らずに帰宅した敏明は百合子と彩音から裏穴処女を捧げられ、それを見た静香も次の機会に息子へアナルを捧げる事を口にします。

【レビュー】

タイトルの通り30代の熟女ヒロインが3人登場する本作ではこれまでのような会話主体の若いヒロイン同士の賑やかさを抑えつつも、随所に笑わせる要素がふんだんに盛り込まれています。
序盤でまだ見掛けていない敏明を夢想し「天狗の鼻」でオナニーする彩音、妹を意識し負けじと「乗馬型」のオナニーグッズで自慰に浸る百合子に、中盤では彩音から渡された敏明の中指を型どったグッズを使い高まる静香と突っ込む部分が多いです。

こうしたコミカルな要素を含みつつも百合子と彩音が互いを意識して誘惑合戦を繰り広げたりする当たりは一昔前の相姦ものを思い起こさせる部分が有って良かったです。
ただ百合子と本番に至るまでに180ページ近く費やしており、相次いで彩音、屋敷にやって来た静香と結ばれるまでは逆に拙速過ぎるように思いますし、正直静香は登場させなくても良かったのではという蛇足感も否めませんね。

宮園貴志「四人の姉と僕 危険な生下着」

宮園貴志「四人の姉と僕 危険な生下着」(フランス書院文庫、2008年10月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

長姉の真奈美と関係を持った雄太は、想いを寄せる三姉の優美とも結ばれ相思相愛になった。しかし2人との関係を知った次姉の凜花とも関係に至り、更に彼女から好意を持っていると知らされた双子の四姉の紗希とも相次いで結ばれる。

【登場人物】

中浦雄太
18歳。医学部を目指す高校3年生。父親がコンビニ店舗の経営をしており、母と共に自宅には不在がち。歳の離れた2人より年齢の近い優美に想いを抱いている。童貞。

真奈美
32歳。胸元まで伸ばした緩いウェーブの掛かった黒髪に、167cmと背が高く年相応に熟れた体付きで巨乳。エリート社員の夫は不在がち。現在は実家のそばに住んでいる。

牧村凜花
28歳。夫と共に実家の近くで開業医を務め、強めの眼差しに薄い唇と見た目は悪女めいているが、性格の優しさから小児科医として人気を博している。雄太と離れて暮らすようになり、彼の魅力に気付きペットのように可愛がる。

中浦優美
21歳。両親の勧めで医大に通っていたが、バレエを志し中退した。胸近くまで伸ばしたブラウンの髪に笑顔が可愛らしい女性で、165cmの身長にEカップの巨乳。雄太に対し甘えたそぶりを見せる事も多い。処女。

中浦紗希
18歳。雄太と双子の姉。姉たちと同様に卵形で整った顔にショートヘアだが、小柄で胸は慎ましやかでAカップ。雄太に対し想いを寄せているが、お姉さんぶるのと照れ隠しからキツく接する事が多い。処女。

【展開】

届け物で真奈美の家に伺いなりゆきで1泊する事になった雄太は、何故か彼女のパンティを穿かされた上に一緒に近親相姦ものの作品を見る羽目になり、互いに電マで愛撫する内に高まった彼はその流れで童貞を失います。
頻繁に真奈美の家に行き来するようになって3週間後辞書を借りに来た雄太はボディスーツ姿でバレエの練習をする優美と出会し、真奈美との関係を疑う彼女は雄太をさりげなく誘惑して結ばれ、盛り上がった2人は浴室で互いに剃毛し合います。
翌晩凜花に医院へ呼び出された雄太は真奈美と優美との関係を問われ、突然彼の処女を奪うと告げ双頭ペニスでアナルを貫かれますが、先に高まった彼女から主導権を取り返すと逆に彼女とアナルで交わります。
凜花から紗希も自分の事を好きだと聞かされ意識し始めた雄太は先に帰って来た紗希と浴室で鉢合わせになり、弟が洗濯物の下着を覗く事に賭けた彼女は自分を抱いて欲しいと書いた手紙を残し、それに応じた雄太は初めて彼女をお姉さんと呼びながら処女を貰います。
他の3人にかまけている間、待ちぼうけだった真奈美から久々に呼び出された雄太は飲尿したばかりの所で訪れた優美と出会し、凜花から預かったというアナルグッズで2人と交わっている最中に更に凜花と紗希が乱入し、4人の姉に相次いで求愛された彼は代わる代わる彼女たちと交わります。

【レビュー】

本作では宮園作品お得意の倒錯的な描写が復活し、主人公は凜花とはペニバン受けで逆アナル、紗希や真奈美へは飲尿させてもらうように頼んでいます。こうした描写は読む人によって好みが分かれるかもしれませんが、作者の独自性の表れに違いないと思います。

真奈美や凜花は主人公との年齢差も有り成長してからの彼に興味を持ち関係に至りますが、真奈美は典型的な誘惑パターン、凜花は倒錯的なアプローチで迫っています。但し2人とも人妻にしては背徳感は殆ど無かったので併せてしまっても良かったのではと思います。

4人の姉の中ではあからさまに好意を寄せる優美は比較的関係を結びやすい立場ですが、甘えさせる部分では真奈美と重複する分互いに剃毛する場面以外にはあまり目に付くシーンは無かったです。

主人公と双子の姉である紗希に付いては、主人公が普段使わない「姉さん」を多用している点も含めて個人的には却っていけない事をしているような雰囲気を感じさせられて良かったと思います。

最後に4人の姉全員となりますが、主人公が押され気味で姉たちが求めるさまは良くも悪くも賑やかですが、もう少し整理して纏められれば官能成分も増したかなと思います。

宮園貴志「ダブルインモラル 叔母の寝室・義妹の部屋」

宮園貴志「ダブルインモラル 叔母の寝室・義妹の部屋」(フランス書院文庫、2008年4月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

成績不振を憂う両親の計らいで、思慕を寄せている叔母の美穂子の元で平日暮らす事になった俊之。一方週末に実家へ戻ると、義妹の瑞希から積極的にスキンシップを仕掛けられる。再び美穂子の家に戻ると、異変を感じた彼女から更に大胆に迫られて関係を持ってしまう。

【登場人物】

小林俊之
17歳。進学校に通う高校2年生。産みの母は幼い頃に事故死し、母の面影を持つ美穂子に強い思慕を寄せている。
父は半年前に瑞希の母で有る女性と再婚したが、その後俊之が成績不振に陥り、再婚による環境の変化が原因だと動揺した両親の計らいで平日は美穂子の元で暮らす事に。童貞。

安藤美穂子
38歳。俊之の実母と4つ離れた妹で、国内外で著名な絵本作家。12年前に夫を亡くしてから男性経験は無い。昨年まで仕事で海外で暮らしていた。巨乳。

小林瑞希
16歳。カトリック系の学校に通う高校1年生。俊之の父の再婚相手の連れ子。シャープで整った卵形の顔に、小柄で細身の割にはEカップと不釣り合いな程実っている。初めて俊之と逢った時から一目惚れし、両親の目を盗み積極的に仕掛けて来る。処女。

【展開】

美穂子の家へやって来た俊之は彼女が箪笥に忘れていった下着を見付け、更に脱ぎ立てのパンティを浴室で見付けると興奮の余り自慰に至ります。豊満な彼女の体をマッサージする機会を得た彼は、股間を膨らませながらも手を出せずにいました。
週末に実家に戻った彼を待ち受けた瑞希から散々積極的に迫られ我慢出来なくなり、俊之は夜中に隣で添い寝する彼女の局部に触れてしまいますが一線を超えるのは踏み留まります。
戻って来た俊之に対し瑞希と何か有ったと疑い、積極的に誘惑を仕掛けた美穂子は久し振りの絶頂を味わうと、味をしめた俊之は毎日あの手この手で関係を持つようになります。
週末に再び瑞希から誘惑され義理とは言え兄妹だからと諭そうとする俊之は涙を見せて美穂子との関係をなじる彼女に負けてしまい抱いてしまいますが、美穂子にすぐさまバレてしまいます。
一旦は突き放した美穂子は結局自分が浮気相手でも構わないと妥協し、突如海外赴任が決まった両親の頼みで瑞希も引き取る事になり2人で俊之を愛する事で仲直りします。

【レビュー】

本作では宮園作品お得意の主人公へのアナル弄りや飲尿描写を殆ど排除しており、ストレートに叔母と義妹の誘惑合戦となっています。

美穂子は俊之が幼少の頃から気に掛けていて、例えば乳児の時に乳首を吸おうしたなどのエピソードが有り、俊之に抱かれてからは週末の寂しさからローターを購入してオナニーしたりと結構高まっている節が窺えます。

一方の瑞希は若干ベタベタ過ぎな感じもしますが義兄に対する想いの強さから、両親の海外赴任に伴い2人で疑似新婚生活が送れると暴走気味に盛り上がる辺りは可愛らしさを感じました。

全般的に俊之は割と草食系で2人のヒロインに押され放しの雰囲気で、彼女たちも高まり過ぎな感もしなくはないですが、しっかりとした誘惑作品の形を取っていて良かったと思います。

宮園貴志「僕たちの秘密 彼女の母、彼女の姉」

宮園貴志「僕たちの秘密 彼女の母、彼女の姉」(フランス書院文庫、2007年10月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

夏休みを迎え彼女である亜弥と一緒に勉強する機会を得た和真は、彼女より豊かな胸を持つ彼女の母や姉から誘惑され関係を結んでしまう。それを知った亜弥は逆襲に出るが…。

【登場人物】

真鍋和真
16歳。3ヵ月前に亜弥の母親である由美子から娘との付き合いを公認されている。両親と一緒に住んでいる。夏休み中に彼女とエッチしようと必死になる余り、却ってギクシャクした仲になってしまう。

小峰亜弥
16歳。由美子の次女で和真と同じ進学校に通う、生真面目で成績優秀、母や姉と似て豊かなバストを持ち小柄でプロポーション抜群な少女。母の言い付けを守り清い関係のままだが、翌月に控えた和真の誕生日に純潔を捧げようと考えている。

小峰由美子
38歳。亜弥や理恵の母親。亜弥が産まれて間も無く建築士の夫を失ったが、独学で資格を取り現在はインテリアデザイナーの仕事を行っている。160cm位の身長でスレンダーな割には豊満なバストの持ち主。
夫を早くに亡くし苦労した事から2人の娘の男関係に口うるさくなっているが、大人しい和真の事は気に入った様子。

小峰理恵
19歳。亜弥の実姉で由美子の長女。地元の大学で医学部に通う才媛だが、男性関係はやや派手な面が有る一方で妹思いの優しい面も。以前に看護教習中の彼女から手術の為局部を見られた為、和真は苦手意識を持っている。

【展開】

亜弥との仲が進展せず悩む和真に何か有ったら相談してと告げた由美子にムラムラし、彼は浴室にあった下着をオカズに自慰に浸りますが、その姿を理恵に目撃されます。
ある日亜弥宅から帰る際に送ってくれた理恵から自慰を見掛けたと突き付けられ、童貞処女のエッチでは痛がるだけで亜弥が可哀想だからとレッスンを口実にホテルに誘われ、初体験に至ります。
数日後理恵が不在の中半ば強引に和真を泊まらせる事に成功した亜弥は関係を結ぶ覚悟だったものの、泥酔して帰宅し彼の部屋に押し掛けた由美子に邪魔され、更に互いの名前を呼びながら交わる2人を見る羽目になります。
翌朝亜弥宅から叩き出された和真はそこで帰宅した理恵に相談にのってもらうも、亜弥の部屋と一つ壁を隔てた理恵の部屋に連れて行かれペニバンを装着した彼女に貫かれてしまいます。
当然姉との関係も知る事になった亜弥から翌日に呼び出され両頬を叩かれるも、彼女から涙ながらに抱いて欲しいと告白され無事結ばれます。そこへ偶々部屋を訪れた理恵にはアナルセックスを要求し、更に由美子にはバイブを挿入したまま自分たちのエッチを見させます。
母や姉に罰を与えるつもりが却って2人の性感に火を付ける結果となり、主導権を奪われた亜弥も加わって母娘3人から搾られる展開に和真はいつかは亜弥のアナルも貫こうと決意します。

【レビュー】

基本的には前作から近親相姦の要素を除いた展開で、和真がペニバンを装着した理恵に貫かれて快感に目覚めたり、亜弥のを飲尿したりと倒錯的な描写も健在です。良くも悪くも前作を踏襲した流れは、読んだ人に取っては既視感も否めないかもしれませんが…。

理恵は表面的には妹思いと言いつつも実は自分が楽しんだりする性格で和真に妖しい開発を仕掛けつつ、後半では亜弥に復讐されても逆襲するしたたかな面が有ります。

由美子は娘たちの男関係に口うるさく言いつつ、密かにバイブを和真に見立ててオナニーに浸る一面も有り、偶然それを見掛けショックを受けた和真の様子からその秘密を知った亜弥から後々復讐の材料に使われるという仕掛けは良かったです。

亜弥は本当は自分の誕生日が来る冬までのつもりが和真に押され彼の誕生日に純潔を捧げようと妥協し、密かにコンドームを用意するなど意地らしさが見えますが、母や姉に結局巻き返されるのは「彼女の○○」作品の宿命かもしれません。

宮園貴志「四姉妹と七日間」

宮園貴志「四姉妹と七日間」(フランス書院文庫、2011年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

実家のリフォームに伴い、従姉4人が慎吾の自宅に押し掛けて来た。従姉たちと次々関係した慎吾は自分の本命が誰かに気付く事になる。

【登場人物】

立石慎吾
17歳。高校2年生。1年前に母親を交通事故で亡くし、父親は仕事で不在がち。親戚一同が周知する程の強度のマザコン。童貞。
四姉妹は従姉に当たり、佐原家の自宅がリフォーム中の為、慎吾宅に押し掛ける事になった。

(佐原?)麻里
34歳。4年前に結婚したが昨年夫を亡くし、1歳になるひとり娘が居る。母性的で慎吾の母親に雰囲気がよく似ている。Jカップ。

(?)美香
28歳。優しい夫と喧嘩し実家に戻っていた。縁無しのメガネを掛け尖った顎に整ったショートヘアのクールビューティー。

佐原瑞穂
21歳。大学生。直情型で思った事を直ぐに言動にする為か、付き合った男からは幻滅されてフラれるという損な役割。
セミロングの髪型でゆったりした服装でいる事が多い。四姉妹の中で最もバストは小さいとの事だが、Gカップ。

佐原亜希
18歳。高校3年生。剣道部主将。真面目過ぎて杓子定規に行動を当てはめる嫌いが有る。慎吾と何かきっかけが有ればと願っているが、自分からは言い出せずにいる。隠れ巨乳で処女。

【展開】

娘に授乳する麻里の豊かな胸乳に見とれた慎吾は彼女に頼みおっぱいを吸わせてもらいますが、互いに我慢し切れず関係を持ちます。
翌日掃除を手伝ってくれた慎吾に一緒にシャワーを浴びようと誘った美香は、浮気をした夫に当て付けるが如く慎吾を挑発します。
姉2人が慎吾と関係を持った事に苛立ちを感じた瑞穂は彼女なりに慎吾を脅迫しますが、彼の反撃にあい快感を味わう事に。
慎吾が姉3人と関係を持った事に気付いた亜希は激しくなじりますが、自らの秘密を知られ素直になり処女を捧げます。
瑞穂の提案で慎吾にお礼をしようとそれぞれにコスプレした四姉妹は彼に奉仕し、慎吾から本命だと告げられた亜希はアナルを捧げる事を決意します。

【レビュー】

本作は宮園貴志さんの近刊で10作品目となり、今回取り上げたのは高杉圭さんの「いとこの四姉妹が泊まりにきた一週間」と対比する試みだったのですが、
共通するのは「実家のリフォームに伴い、従姉妹4人が主人公の家に押し掛ける」というぐらいです。

子持ちで未亡人の長女、夫と別居中の次女、軽さが目に付く大学生の三女、堅物で高校生の四女とヒロインの設定は良かったのですが、属性が違い過ぎて散漫な印象が否めません。
最後も三女らしい姦計で、色々プレイしてみたが纏まりが付かなくなっていて、読んでいて楽しいけれどエロいと思わせる部分が見い出しにくかったです。

誰か1人減らした上で途中で3Pにするとか、四女の為にお姉さんたちがレクチャーしてあげる等、何か1つ工夫が有るとまた違った楽しみ方も有ったかもしれません。

2006年に「少年日記 お姉さんの生下着」でデビューした宮園さんですが、本作を最後に新刊が途絶えてしまいました。
作者個人の事情が何かお有りなのでしょうが、下着フェチや主人公にA性感を教え込むなど独特な雰囲気をお持ちなだけに、新刊が出す機会が有れば是非読みたいと思います。

【トラックバック】

本作に関するDSKさんの記事はこちらです。

DSKの官能レビュー整理箱 四姉妹と七日間(著:宮園貴志、フランス書院文庫)
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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