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巽飛呂彦「夢の同棲生活 兄嫁、姪、先生と…」

巽飛呂彦「夢の同棲生活 兄嫁、姪、先生と…」
(フランス書院文庫、2016年11月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。


作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

かつて同居していた兄嫁の響子の入浴を覗いた罰として騎乗位で犯され訳が分からぬままに童貞を失った裕樹だったが、4年の月日が経ち恩師の若菜との交際を反対され駆け落ち同然に響子や娘の千夏の元を訪ねるが…。


【登場人物】

奥田裕樹
20歳の大学生。それなりの資産家である奥田家の本妻の子ではないためか、色々と気を遣う環境に置かれていた様子。4年前に二回り年上の義兄を亡くしてからは、祖父と祖母という年齢差もある両親と暮らしていたが、若菜との交際を反対されて駆け落ち同然に響子の元へ身を寄せる。

響子
39歳。7年前に裕樹の兄と二度目の結婚をしたが、4年前に夫と死別してからは叔母夫婦を頼って海辺の街にやって来た。身長167cmと長身でスレンダーながらも、Eカップバストと柔尻が魅力的な美女。姉御肌でサバサバした性格もあって他の三人を終始リードしていく。

千夏
18歳。響子が最初に結婚した男性との間に産まれた娘で、4年前に奥田家を出てからは母親の親類が営む海の家を手伝いながらも、高校では水泳部に所属している。日焼け跡が魅力的なツインテール美少女だが、女らしくないのを気にしていて、裕樹にもなかなか素直になれずにいる。処女。

三田村若菜
27歳。裕樹が高校時代に通っていた高校に勤める女教師だが、クラス担任になって初めての年に彼の自然な振る舞いに救われた思いとなり、2年前に再会してからは自然と恋人関係へ発展していく。しかし裕樹の抱えるトラウマもあって、極めて清い関係に留まっていることに不満を抱いている。処女。


【展開】

両親に若菜との交際を反対され夏休みというのもあって、裕樹はSNSのコミュニティで親しくなった叔母の響子が営む海の家へやって来る。遅れて姪の千夏とも再会し若菜もいかにも家出といった体で合流すると、裕樹は暫くの間同居させて欲しいと頼み込む。姉御肌らしく響子は即決で二人を受け入れたまでは良いが、4年前に奥田家を出る前に風呂を覗いていた裕樹に対し、興味本位で童貞を奪ったことを思い出しオンナの部分が目覚め始めたのを否定出来ずにいた。

そしてある晩一同で飲みに来た際に付き合って2年が経つのにキスから先に進んでいないと切実な若菜の訴えを聞くと、響子は責任の一端は自分にあると感じて裕樹にこの後ファッションホテルに行き、彼女を抱くように命令する。何とかベッドインにこぎ着けたものの、セックスに尻込みする裕樹を見て若菜は積極的に振る舞い、自ら騎乗位でペニスを受け入れる。流石の裕樹も処女にここまでさせては興奮しない訳がなく、正常位にさせるとキスをしながら濃厚な中出しをしてしまう。

突然とも思える響子からの提案の意図に気付いた若菜は裕樹に彼女も抱いて欲しいと伝えると、アパートの部屋に荷物を取りに行くタイミングが狙い時だと勇気付ける。叔母の部屋で後ろから抱き付いた裕樹は、若菜を絶頂へ導いた自信もあってか指で潮を吹くほどの快感を与えると、正常位で交わり中出しする。響子と再び仲良くなったものの若菜が黙っているはずもなく、ある晩彼女が夜這いを掛けたところを響子に見付かり修羅場となる。そこで裕樹は思わず、自分の言うことに絶対服従だと叫んでしまい…。翌朝裕樹は響子のアパートに若菜と三人でやって来ると、二人掛かりでの全身リップに身悶えつつも、騎乗位で交互に交わると初めは若菜、次は響子をイカせながら中出し情交に及ぶのだった。

しかし三人の関係に千夏が気付いてしまい、ある日の朝突然消息を断ってしまう。娘の気持ちをとっくに見抜いていた響子は、携帯のGPSを使って居場所を掴むと、若菜を連れて探しにいくと二人きりになる機会を与える。響子のアドバイス通り押し入れの奥で千夏を見付けるが、頑なな態度を見せられると、エッチに興味が無いなら我慢できるはずだと強気に迫る。瑞々しい乳房や飾り毛の少ない秘所を露わにされて千夏も感じないはずもなく、やっと素直になった彼女を正常位で抱くのであった。ある日裕樹はゴムボートに乗り彼女を沖へ誘うと、ひと気のない岩礁でイラマチオ同然に口腔を犯し、バックで秘穴を貫き彼女のM性を引き出していく。

こうして三人と緊密な関係となった裕樹は、以前から試してみたかったと彼女たちに際どい水着を着て海の家で接客して欲しいと頼み込む。中でも日焼けのコントラストが目立つ千夏には、眼帯ビキニという生地の少ないものを着させただけに客受けが良く、それが彼女の被虐性に火を付けたのもあってご褒美が欲しいとねだられる。そこでホテルのスイートを予約すると、わだかまりの残る千夏に対して母娘で仲直りのレズプレイをしなさいと命じる。若菜と共に相互絶頂を見届けると、全身リップやダブルパイズリで幸福に浸り、更に三人の秘穴に代わる代わる挿入していく。更に千夏と同じように若菜や響子の秘毛を剃り上げ、若菜、千夏、響子の順に中出しすると流石に裕樹も疲労困憊とばかりに倒れるが、三人から差し出された手を握り締め幸せを噛み締めるのであった。


【レビュー】

「夢の同棲生活」というシンプルな題名に加えて、あらすじの「かけおち」という要素から何かしら新しさを感じさせる…かと言うと、そこはやはり巽飛呂彦誘惑作品らしいいつものテイストである。20歳の大学生主人公が、恋人で高校時代の恩師と共に、兄嫁39歳とその娘の千夏(18歳)の元へかけおち同然にやって来る出だしは確かに新しさを感じさせはする。

但しヒロインの構成はやはりというか、巽飛呂彦作品を読んだことのある読者であれば、どこかで使われていたような…とすぐお分かりでなかろうか。ちょうど1年前に刊行された前作の「未亡人寮母・かおり」の人物年齢とほぼ一緒で、誘惑官能小説初心者向けという点からすれば、実にバランスの良い作品である。
【若菜】…おっとり天然系の巨乳美女教師(処女)
【響子】…海の家を営む姉御肌でモデル体型の若々しい熟女(未亡人)
【千夏】…日焼け跡の眩しい水泳部のツンデレ系美少女(処女)

本作でのポイントはヒロインの方から主人公を好きになってくれる「上げ膳据え膳」状態なのに加えて、過去に叔母によって童貞喪失を強いられたという点で、これが現在の恋人である先生には触れることさえ出来ずにいるという原因となっている。しかし叔母の主導により危機を乗り越えると叔母自身や密かに主人公を思っていた姪までも巻き込み、途中からは主人公が主導権を握って最後は四人全員で仲良く…というまとめ方はほぼお約束の範囲である。

その全員集合パートでは海の家を営む叔母だけに、年代の違う三人に水着を着せて一日限定の露出イベントまでやらせる主人公である。自信がなく性に奥手な彼が終盤ではここまで変化を遂げるのだが、三人の情交描写を見ると特に姪の千夏に対しては常に主従関係がはっきりしていることから、作者の描きたいのはここだったのかなと思われる。全体的には安定感が窺える作りであり、これで良いのかなと思わせる説得力を感じさせるので不思議である。

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巽飛呂彦「隷嬢の檻 三人の義妹」

巽飛呂彦「隷嬢の檻 三人の義妹」
(フランス書院文庫、2008年6月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年11月20日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

父親の再婚で美智代や娘たちと同居し始めた章一郎だが、元より彼を好きな3人の義妹たちと相次いで関係を持ってしまう。


【登場人物】

東屋章一郎
19歳。大学生。父親の再婚で美智代や娘たちと同居したが、女ばかりの環境で煩悩を抑えるのに必死になっている。

東屋千里
18歳。美智代の長女で生徒会長を務める。背が高くスレンダーで、ストレートロングの黒髪と白い身体。ある出来事をきっかけに章一郎に一目惚れしているが、年上の彼をお前呼ばわりし冷たい態度を取っている。処女。

東屋美玖
17歳。千里は姉で雪乃は妹に当たる。グラビアアイドルばりのナイスボディで、栗色のレイヤーカットのロングヘア。章一郎に対しては人目を憚らず、ベタベタした態度を取っている。Fカップの処女。

東屋雪乃
16歳。千里と美玖の妹。おどおどして自分を卑下しがちな性格。肩より上に掛かるショートヘアに体型は発展途上だが、バストは早くもCカップと千里を抜きつつ有る。処女。

東屋美智代
36歳。章一郎の父と再婚したが、間も無く病死。幼少の章一郎の家庭教師をしており、現在は大学で事務員を務めている。前の夫の間に3人の娘が居る。Hカップ。


【展開】

朝から女四人に囲まれて騒々しい東屋家だが、章一郎の目下の悩みは積極的な美玖に誘われ、生真面目な千里には汚らわしいと毛嫌いされていることである。ある日の朝自転車の後部に乗った美玖から恋人宣言されてしまい、数日後には大学の講内まで押し掛けてくる。更にその帰りに公園で唐突に私はまだ処女なのと告げられ、思わず章一郎もエッチなことを期待して勃起するが、美玖はファスナーを下げてぺニスを取り出して口唇奉仕を始めてしまう。章一郎も負けじとパンティ越しに秘所へ触れて快感を与えるが、一足先に口内に精を放つのであった。

一週間後のある晩、入浴中の章一郎の元に千里が入ってきてしまい、自分のミスであるにも関わらずヒステリックに罵倒されてしまう。ひとまず家族会義を終えて寝室に戻ると、何と美玖が全裸でベッドに入っていることに気付くが、今日こそは処女を奪って欲しいと迫られる。秘所をクンニして潮を吹かせるほどの快感を与えると、美玖自らが騎乗位で跨がり破瓜の痛みをこらえながら抽送し、フィニッシュは膣内で受け止めてしまう。しかしその様子を千里がドアを細く開け、覗いていたとは気付く由も無かった。

数日後授業の忘れ物を届けてと美玖に頼まれて女子校にやって来た章一郎は、突如現れた千里から有無を言わさずに理科準備室へ連れていかれる。美玖や雪乃の為にもひと月後には出ていって欲しいと言われるが、その間の性欲処理は自分がしてあげると告げられ、しかし章一郎もその気になれず放課後のファッションホテルに舞台を移す。シャワーを浴びている間に千里が眠ってしまい章一郎も隣で寝るが、目覚めると彼女が朝勃ちしたぺニスを触ったり口に含んだりしていて驚く間もなく、何と馬乗りになって挿入してしまう。一連の行動を見られていたと知って千里は逃げ腰になるが、章一郎は突然の行動の理由が美玖への対抗心だと知り、正常位に入れ換えるとコンプレックスにしていた小振りなバストを可愛いと誉めながら中出しする。

「性欲処理」も三度目を迎えたある日の放課後、生徒会室で千里を立ちバックにして中出しすると、そこへ美玖が合鍵を使って侵入し姉妹で喧嘩になる。更に雪乃までがやって来て、おどおどしながらもお姉さんたちだけなんてずるい、私も抱いて欲しいとハッキリとした意志を見せて、千里の提案で放課後にファッションホテルにやって来る。互いのことなら喧嘩になるのに雪乃のことでは共同戦線を張る二人を不思議に思いながらも、章一郎は雪乃を破瓜に導きピストンしていると、堪らないとばかりに美玖が千里に絡み付き百合プレイを始める。章一郎は二人が和解してホッとするも、雪乃の後は私と競い合うのを見て全員を抱くのはハードだなと溜め息をつく。

こうして三姉妹揃って競争相手になったのも束の間、ある日生徒会を終えて帰宅した千里は、章一郎が自分の部屋で妹二人から奉仕されているのを見て思わず射精管理は自分がすると口に出してしまう。それが章一郎が怒って部屋を出ようとするが、美玖と雪乃に押し倒されると、千里は三人で好き放題に彼を犯し始める。章一郎も黙って見ていた訳ではなく、顔面騎乗の美玖や馬乗りで繋がっていた雪乃をイカせると、逃げようとした千里を押し倒し四つん這いにしてアナルを犯してしまう。千里が泣きながらお嫁にいけないと呟くのを見て、章一郎はやっと子供の時に千里をお嫁さんにするという約束を思い出すのであった。

その日以来章一郎の言う通りに三姉妹は従うようになり、今日は三人にバニースーツを着させると、美玖がパイズリフェラをしながら千里と雪乃がレズり合うのを見て楽しむ。そして美玖に挿入すると彼女は呆気なく果ててしまい、次は千里が下で雪乃が上になって重ね餅状態の割れ目や二人の膣内へと順に挿入する。そして次は千里のアナルを貫きアクメに導くと、最後は雪乃の後ろの処女を奪い腸内に射精してしまう。ところがそこへ美智代が帰宅すると、娘たちの言い分を聞いて受け入れる姿勢を見せるが、実は自分も…と章一郎への想いを打ち明ける。

美智代の口から父が余命幾ばくも無いのに結婚を望んだのは、章一郎自身を託されたからではないかと聞かされ、彼も一旦心を整理したいと数日間友人宅へ泊まる。いかにも親父らしい悪戯だと納得して帰宅すると、妹三人の出迎えを受けながらも花嫁姿の美智代と対面する。この衣装も亡き父が用意したものと聞かされて章一郎は苦笑いしつつも、三姉妹が気を利かせて立ち去り二人きりとなったリビングで愛を交わし合う。Hカップを使ったパイズリフェラ、立ちバックでの肛門性交を経て全裸での中出し交合を済ませると、いつの間にかメイドコスに着替えた三姉妹が待ち切れないとばかりに立っていて、彼女たちと過ごすこれからの生活に章一郎の期待は高まるのだった。


【レビュー】

「見て。私、こんなに淫らなこともできるのよ」逞しい肉茎を捧げ持ち、深々と呑み込む制服姿。
落ちくぼむ頬、上目遣いのフェラ、顎を伝う粘液。家族に隠れてつづく相姦儀式は、兄を狼に変え、
幼い仮面に隠されていた妹の淫性を暴いていく……16歳、17歳、18歳……連鎖する義妹狩りの夜!

(公式あらすじより)



フランス書院文庫で度々見られる題名やあらすじと内容とのミスマッチは間違いなく意図してやっているものと思われるが、本作でも「隷嬢」や「義妹狩り」なんていう要素は全く無く、お兄ちゃん大好きな妹三人とその母親の四人から愛情を捧げられる「いつもの」巽飛呂彦作品である。作者はこれまでに凌辱作品のエースであったことから現在もその需要はあるだろうし、まして当時はまだ誘惑と凌辱を行ったり来たりの時期である。編集サイドの意向であろうが、紛らわしいことをすると裏目に出ることもあるかもしれない。




実は管理人もこの仕掛けに騙されて(苦笑)、DSKさんのレビューを拝見するまでは完全に凌辱作品と思っていて、発売してから5年経って書店で購入した次第です。

何故もっとDSKさんのレビューを拝見しなかったのか、凌辱作品と思い込むと興味を持たなくなるし、興味が無いとわざわざ検索するのもね?っていう訳でした(苦笑)

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2008/6/23 発売隷嬢の檻-三人の義妹著:巽飛呂彦、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「見て。私、こんなに淫らなこともできるのよ」逞しい肉茎を捧げ持ち、深々と呑み込む制服姿。落ちくぼむ頬、上目遣いのフェラ、顎を伝う粘液。家族...
隷嬢の檻-三人の義妹(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)






本作品でもいつもの巽飛呂彦ワールドが展開されており、主人公の三人の妹は年子です。それだけなら美少女文庫な訳ですけど、やはりというか36歳のお母さん(継母)も登場し、夫の了承も得ていたという驚きの展開です。セカンドヴァージン云々も書かれてはいますが、お母さんの登場はちょっと遅かったのかも…。


2016年はフランス書院文庫での刊行は無いかなと思われたなかで、11月に1年振りの新刊が刊行されます。




母娘丼といえばやはり川島健太郎さんな訳で、作者の作品でも他に2作品をご担当されていますね。

クラスメイトの美母娘
巽 飛呂彦
フランス書院
2014-07-29




tag : 大学生主人公 童貞 姉妹丼 母娘丼 母子相姦 兄妹相姦

巽飛呂彦「彼女の母・彼女の妹 僕の危ない関係」

巽飛呂彦「彼女の母・彼女の妹 僕の危ない関係」
(フランス書院文庫、2008年3月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

幼馴染みのみずきと初体験を急ぐあまり、彼女に突き飛ばされた智史。部屋の外では彼女の母の七菜子や妹の侑香が聞き耳を立てており、それを知った2人も何故か露骨に智史を誘惑するように。


【登場人物】

石蕗智史(つわぶきさとし)
17歳。高校2年生。幼なじみのみずきと相思相愛の仲で頻繁に前園家に出入りしている。

前園みずき
17歳。品行方正を絵に描いたような真面目な少女で、学級委員長を務める。幼馴染みということもあり、智史に口やかましく世話を焼きたがる。80cmCカップの処女

前園七菜子
35歳。みずきの母親。医者だった夫を事故で亡くし、現在は医学書の翻訳の仕事に就いている。95cmのHカップと年相応のグラマラスな肢体だが、外見や口調は女子大生を思わせるほど若々しい。

前園侑香
15歳。みずきの実妹で水泳部のエース。色白で外国人を思わせる彫りの深い顔立ちに、年齢の割に実ったバスト85cmのEカップ。小悪魔な性格で姉に構わず積極的に智史にモーションを掛けている。処女


【展開】

みずきとの初体験を急ぐあまり部屋のドアまで突き飛ばされた智史だったが、みずきの部屋の外では七菜子と侑香が聞き耳を立てていることを知ると、恥ずかしくなり家に逃げ帰る。その翌日の放課後侑香に誘われてカラオケボックスに向かうと終始押されっぱなしで口唇奉仕まで受け、更にソファーに横たわった彼女の処女穴に挿入しようとするが、智史も童貞なだけに失敗し中空に精を放ってしまう。

それから三日間侑香から逃げるように下校していたが、街中で七菜子に見付かり居酒屋で悩み相談をする羽目になり、その流れでラブホテルに連れ込まれる。七菜子に手慣れていると失言したのも気付かぬまま口唇奉仕で射精すると、馬乗りになられて童貞喪失し中出しするのであった。

しかし七菜子と毎日のように交わすセックスレッスンも、ある日彼女の口から終わりを告げられて呆然とするなか、翌日の昼休みにみずきと口喧嘩しサボろうと校舎を飛び出す。自転車置き場にやって来たところで侑香が後を追って来て身体を密着させながら誘惑され、人目も憚らず口唇奉仕で射精させられると、侑香に付いて水泳部の部室にやって来て壁に手を付かせてバックで交わってしまう。

ある日侑香に誘われて前園家にやって来た智史は、みずきのいる前でコタツの中で侑香にちょっかいを出され反撃してアクメに導くが、みずきが妹を連れていったにも関わらず今度は七菜子に悪戯を仕掛けて来る。侑香の処女を奪ったのはお見通しとばかりに七菜子が口唇奉仕で射精させると、間一髪で何とかみずきには隠し通せて肝を冷やすのであった。

数日後生徒会が無いからとみずきと一緒に下校した智史は、突如積極的になった彼女に戸惑いつつも次の日に彼女の部屋でセックスすることになるが、やっと破瓜に導き中出しした時にいないはずの侑香が自宅に戻って来て鉢合わせになる。互いに泥棒猫呼ばわりして口喧嘩に発展し智史がオロオロする中で、七菜子が帰宅しひとまず仕切り直そうと提案しその場を収めてしまう。

こうして七菜子の旗振りで母娘とともにスパリゾートにやって来た智史は、まずは侑香とウォータースライダーで、次はみずきとジャグジープールで交わり、更に七菜子からはマッサージ室に誘われて一日に三度の射精を経験する。そして夜になるとベッドを繋ぎ合わせて乱交に雪崩れ込むが、相変わらず取り合いになる母娘に智史は自分の言うことを聞くよう男らしいところを見せ、三人で舐め合いっこさせてからすっかり仲良くなったことに一安心し次々に交わるのであった。


【レビュー】

前作「悪魔の取引 若妻奴隷市場」とは打って変わっての巽誘惑作品の王道展開の母娘丼であり、本作品以降は基本的な作風に変わりがない。よく言えば定番、悪く言うとマンネリとなるのだが、この頃の巽飛呂彦作品にはとにかく勢いがあったように感じられる。当時は編集サイドの「自主規制」がそれほどでもなく、年齢の若いヒロインや母子・兄妹といった近親相姦にも踏み込んで描けていたからではないかと思われる。今の時代は熟女ばかり義理同士の相姦とワンパターン化しており、元々情交描写にそれほど引き出しの多くない作者だけに、近年は似たり寄ったりになっているのではないか。これはあくまでも個人的な見方ではあるが…。

「彼女の」、「妻の」という作品では大概当事者は不遇の扱いを受けるもので本作品でも例外なく、みずきの出番は妹の侑香に比べるとやや少なめ。やはりと言うか目立つのは侑香と母親の七菜子であり、二人ともバストは大きくスタイルの良い娘と肉感的な母で対比されている。みずきは二人と比べて平均的な扱いであり、キャラクターとして品行方正なので仕方のない話ではあるが…。やはりここは弾けた母親の七菜子に軍配を上げるべきかもしれない。

tag : 高校生主人公 童貞 母娘丼 姉妹丼 処女

巽飛呂彦「悪魔の取引 若妻奴隷市場」

巽飛呂彦「悪魔の取引 若妻奴隷市場」
(フランス書院文庫、2007年1月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

新鋭の芸能事務所の代表である瑞希は、ある日連帯保証人となっていた債務履行を迫られ、老舗の亀田や解雇した元部下の曽谷から辱しめを受ける。事務所のタレントたちも債権回収目的に彼らに凌辱されていくなか、瑞希自身も亀田に犯されてしまうのだが…。


【登場人物】

青山瑞希
29歳。芸能事務所「ヴィーナス・プロモーション」の若き代表で、エンジニアの夫は現在ドバイへ海外出張中。子供はいない。かつてはバスト95cm超えのFカップのグラビアアイドルとして活躍していたが、6年前に引退して結婚し2年前に前の所属事務所のバックアップを受けて事務所を設立。波に乗った矢先に事務所の連帯保証人となってしまい…。

渡貫由紀子
17歳。瑞希が才能を見出だして両親を説得し、上京してからは一緒に住まわせている。大人びた振る舞いと持ち前の真面目さから学業を両立させている。80cmCカップと発育途上の身体。男性経験はない。

海老名友里
21歳。現役女子大生で事務所の稼ぎ頭の一人。「エビちゃん」の愛称で人気のカリスマモデルで、最近は女優業にも進出しTVドラマの準主役級の活躍を見せている。栗色のセミロングの髪型に身長168cmと長身で、85cmCカップとスタイルの良い身体付き。

紗菜
20歳。現役女子大生で友里に続いて人気を得ているグラビアアイドル。身長167cmと長身で、90cmEカップ(公称で実際はそれ以上?)とグラマラスで、その身体を使ってカメラマンと淫らな関係に陥っている。またマネージャーの男に対しては使用人以下の扱いをし、傲慢に振る舞っていたが…。


亀田百蔵
50代?芸能界のショービジネスを仕切る亀田芸能社の代表。アイドル時代から瑞希に執着し、最近頭角を現して来た彼女の会社を潰してやろうと凌辱の限りを尽くすが…。背中全体に刺青を入れ、ペニスには真珠を埋め込んだ初老で肉付きの良い男。

曽谷
1ヵ月前までヴィーナスの営業部長だった男。亀田に引き抜かれ、現在は彼の元で働いている。小柄でネズミ男のような下卑た風貌。由紀子に異常に拘りセクハラ紛いのことを繰り返したのが解雇の原因。


【展開】

ある日の晩瑞希は突然連帯保証をしていた元事務所の債務履行を迫られ、亀田や曽谷が男たちを連れて事務所に押し掛けられてしまう。しかも由紀子の純潔を奪うという非道な脅しに瑞希が身代わりとなると告げ、彼らの前でストリップショーのように裸体を披露するだけでなく、淫裂まで晒す羽目になる。しかも曽谷に指挿入されただけでなく、クンニリングスまでされお漏らししてしまった瑞希は、亀田からまだオプションの行使は始まったばかりだと聞かされ絶望に陥る。

亀田や曽谷は友里の撮影現場に乗り込むとオプションの行使だと告げてカメラアシスタントの男たちに凌辱させ、更に由紀子が通う学校に元追っかけの男たちを忍び込ませ純潔を奪ってしまう。それに気付く間もなく、別のタレントにも魔の手が忍び寄っていると連絡を受けた瑞希は電車を使って現場に向かおうとするが、そこにゲスな笑いを浮かべた曽谷がボディーガードを連れて現れる。衆人環視の車内で乳房と秘所を露わにされ、バイブを挿入されて絶頂すると再び失禁してしまうのだった。

マネージャーが企画したファンとの海外での交流会に不満をぶつける紗菜は、お気に入りのカメラマンとカーセックスを楽しんでいたがマネージャーが仕込んだ睡眠薬で眠らされ、全裸で四肢を拘束された状態で目を覚ます。曽谷を通じて亀田の手先になり、二次元にしか興味がないというマネージャーに玩具で翻弄された紗菜は、部屋に侵入したオタクたちに凌辱されてしまう。

曽谷に露出調教されフラフラの体で帰宅した瑞希は、何故か亀田や曽谷がペニスを使った凌辱を仕掛けて来ないのは逸物に自信が無いだけかと思い、しかし心のどこかでは物足りなさを覚えて寝室でオナニーする。そこへ亀田や曽谷が由紀子を連れて部屋に侵入し、恥ずかしい姿をバッチリ見られてしまう。由紀子の純潔も彼らに蹂躙されたと知った瑞希は愕然としつつも、始めに曽谷、次に亀田に口唇奉仕をさせられて想像以上の巨根におののく。拘束されたまま四つん這いで亀田の真珠付きのペニスで貫かれた瑞希、曽谷によって四度目の凌辱を受けた由紀子は、あられもない声をあげて競い合うように快楽地獄へ堕ちていく。

業界の掟破りで目障りなヴィーナスを破滅させる為に亀田が曽谷を使って陥れた罠であったが、ヴィーナスのタレントたちだけでなく瑞希にもアダルトな仕事をさせたことによりことごとくヒットする。そして1年後離婚した瑞希は亀田の逸物に、亀田も瑞希の身体に溺れすっかり肉体関係を楽しんでいた。そこへ売れっ子女優となった由紀子が曽谷を従えて帰宅すると、女王様然として彼に性的な奉仕を命ずる。由紀子の変貌ぶりに瑞希だけでなく亀田すら驚くが、二人の性交に刺激を受けて四つん這いで交わるとフィニッシュは後ろの穴で行う。騎乗位で交わった由紀子もやや遅れて絶頂に達し、瑞希に意味深な笑みを浮かべるのであった。


【レビュー】

曽谷気障りでうるさいわ(苦笑)と思うくらい、一人では小心で何も出来ない凌辱者の振る舞いが気に触った作品である。ボスの亀田は最後の瑞希との交合までは一切手を出さず、全体の八割方は曽谷が自ら瑞希に辱しめを与えるか、間接的に他の男たちを使ってタレントたちを汚していくかという描写に終始している。こうした曽谷のゲスな振る舞いは至って王道な凌辱作品らしいといえばそうだが、言い回しがややくどい印象である。

巽飛呂彦作品らしく元ネタがうっすらと透けて見えるところもあるが、「その設定で描く」時点で満足してしまったところもあり、ヒロインの数と竿の数が多い割にはワンパターン化も否めずダラけてしまったのは残念な気がする。






かつては凌辱作品のエースだった作者が誘惑作品に転向し、それが軌道に乗って来たこのタイミングでの凌辱作品というのも何だか首を傾げるところでもありますね。


誘惑と凌辱がミックスされ、作風転換に繋がっていく作品(2002年9月刊行)
「先生と僕 初体験授業中」





前作(2006年3月刊行)
「隣りの若奥様と熟奥様 人妻バレー教室」





次作(2007年6月刊行)
「寝室の罪人 未亡人ママと義姉妹」





本作以降も何度か凌辱作品にトライしており、R文庫で刊行されたこの作品は評判が高かったようです。




※フランス書院のR文庫より刊行。現在まで電子書籍化はされていない。


デビュー20周年の2013年7月にも凌辱作品を刊行しています。
「魔獄弓道場 引き裂かれた胴衣 」

魔獄弓道場 引き裂かれた胴衣
巽 飛呂彦
フランス書院
2014-08-19




本作を読了しましたが、作者ご自身が気に入った「(他の作品の)設定」で官能作品を書いていくことで満足し、書き終わる頃には飽きてしまっているのではないか。管理人の勝手な思い過ごしなら良いのですが、非常に気になります。別にヒロインの設定が『○これ』や『デ○マス』であっても良いのですが、イラストとの相乗効果が見込まれる美少女文庫の方がより選択肢が増えるのでは?と思うのです。
ヒロインを自分の理想通りに動かして、官能(エロ)描写はいつもので良いかっていうお約束感が近作で度々見られているような…。編集サイドから「いつもので!」と指示されているのかもしれませんが、10年前の勢いが失われているのはちょっと気掛かりでもあります。

そんななか11月に黒本では1年振りとなる新刊が刊行となります。どんな作風になるのか、またいつもの…という気もしなくはないですが(苦笑)楽しみではあります。

巽飛呂彦『僕の同棲生活(仮)』

tag : 社会人主人公 処女

巽飛呂彦「僕と年上三姉妹 甘い同居生活」

巽飛呂彦「僕と年上三姉妹 甘い同居生活」
(フランス書院文庫、2007年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

父親の再婚で隣の幼馴染み三姉妹と義理の姉弟関係となった広海。同居から2年経ったある日、次姉の真琴に誘われ童貞を卒業し、長姉のあずさや末姉の伊織とも相次いで結ばれる。


【登場人物】

真藤広海
16歳。高校1年生。母親が他界し父親と2人暮らしだったが、2年前に父親が隣人だった三姉妹の母親と結婚した為、彼女たちが義理の姉になった。背が低く小さいときには伊織と真逆に少女のように見られており、それがコンプレックスにもなっている。童貞

真藤真琴
20歳。読者モデルも務める大学生で、170cmの長身にスタイル抜群なCカップの美女。男勝りな性格で広海のことを実の弟のように感じ、好意を抱いている。遊び慣れているように見えるが、男性経験は広海を含めて2人。

真藤あずさ
24歳。OL。おっとりした性格でバスト91cmのFカップ。過去にストーカーに付きまとわれた事から男性恐怖症に陥った時期もあったが、広海が好きだと分かって他の男に興味を抱かないことに気付く。処女

美浦伊織
16歳。広海と同級生だが数ヵ月早く生まれた為かお姉さんぶっており、照れ隠しから広海にきつく当たることも。校内では母の旧姓を名乗っている。水泳部のエースの割には筋肉質でなく、未成熟でスレンダーな体付きのAカップ。成績優秀でクラス委員長も務めている。処女


【展開】

父親の海外転勤に義母が付いていくことになり、三姉妹に囲まれる生活を余儀なくされた広海は、ある日自分の洗濯物だけでも洗おうと脱衣所にやって来る。姉たちの下着の華やかさに目を奪われ臭いまで堪能した広海は、誰も帰ってこないだろうとオナニーを始めるが、休講になり早く帰宅していた真琴に見付かってしまう。叱られた挙げ句に家を追い出されると覚悟し真琴の部屋に連れて来られるが、義姉は男の子の生理現象だからと受け止めてくれただけでなく、唇を奪われながら手扱きで射精させてもらうのだった。

一週間後広海は下校途中で真琴に誘われバイクに跨がってファッションホテルにやって来ると、これから起こることは夢の中のことだと言い聞かせるかのような雰囲気の真琴と初体験を迎える。少しだけ大人になった気がしてつい伊織に余裕をかました態度を見せてしまい、それがクラスメイトの疑惑を招くことになるとは気付く訳もなく、真琴と頻繁に身体を重ねていく。意外にも初心な真琴の一面を知って、更に深みにはまってしまう。

二週間後広海は真琴から男性不信に陥って彼氏ができないある人物と逢って欲しいと頼まれシティホテルへ来ると、部屋にいたのは何と長女のあずさだった。真琴に一杯食わされたと苦笑いするものの、広海はあずさのことを考えたら逃げるわけにもいかないとセックスしたいと求め了承を得る。真琴に教えてもらったように女体を蕩けさせるほどに愛撫をするが、肝心の逸物は萎えて焦るものの、あずさから口唇奉仕を受けると復活し破瓜へ導くのだった。

今度はあずさとだけ頻繁に密会を重ねていく広海だったが、真琴から誘われなくなったり伊織から避けられたりされてもその原因には気付かない。そんなある日あずさから真琴の本心を聞かされて納得するが、伊織のことは遠回しにいずれ分かることだからとはぐらかされる。
そしてインターハイを二日後に控え所用で夕方まで残った広海は伊織に声を掛けようと屋外プールへやって来るが、当の本人からは覇気のない返事ばかりでその内に倒れてしまい保健室におぶって連れていく。ひとまず姉たちにメール連絡した後で高熱にうなされる伊織を介抱しようと水着を脱がせると、思い掛けず綺麗な裸体に目を奪われる。ところが伊織が目覚めると初めは甘えてきたのに、意識がハッキリしてきたのか突然広海を罵倒し始め、駆け付けた姉たちにも大嫌いだと告げてしまう。

インターハイは棄権せざるを得ず失意に陥った伊織は熱が下がってもまる二週間部屋に引きこもり、そこであずさは既に自分たちの関係には気付いているはずだからと夜中に伊織が部屋を抜け出すころを見計らい、睦み合う姿を見せてショック療法を与えようと提案する。入浴を済ませた伊織はあずさと広海が絡み合うのを見て思わず秘所に指を這わせていると、真琴に現場を確保され服を脱がされて広海に処女を奪われてしまう。中出しされても表面上はツンツンしたままで抵抗をみせるものの、伊織はやっと吹っ切れた様子で復学する。

放課後に保健室の合鍵を使って広海にセックスを迫る伊織は、姉たちに負けないと同じ回数だけ抱くように求めるようになるが、ある休日にあずさの提案でシティホテルに連れて来られると未成熟な身体を見せるのは嫌だと拒んでしまう。するとあずさと真琴は無毛になった姿を披露し妹のコンプレックスを拭うと、あとは広海に選んでもらおうと告げる。年の順に一回ずつ中出しをした広海は、三人揃ってベッドに四つん這いになったのを見ると初めに伊織を抱き、夢のようだと歓喜するのだった。


【レビュー】

巽飛呂彦作品の黄金パターンである幼馴染みと義理の肉親要素を混ぜた本作は、良くも悪くも前作に似ており実は本作以降の作品でもよく見られる流れである。

主人公自身が内気で大人しめな性格というのもあって、幼馴染み三姉妹との同居生活に戸惑いを見せつつも本質はやはり男である。彼女たちの身体に興味を抱き、洗濯物の匂いに興奮していたところを次姉の真琴に知られてしまうのがきっかけとなる。彼女自身もまた姉のあずさも妹の伊織も実は主人公に対して単なる弟としては見ていないのは同じ立場だけに理解し、エッチなお姉さん役を振る舞いながら二人とも関係を結ばせる役割である。

主人公と8つ離れた長姉のあずさはおっとり天然型で、ストーカーに付きまとわれて傷付いた過去を持つけれども、主人公を想うと他の男なんて興味ない。それを真琴に見抜かれて純潔を捧げると、あとはいちばん年長らしい熟れた身体で誘惑を繰り返すのである。そして末姉の伊織は典型的なツンデレヒロインで、巽飛呂彦作品では「おっとりお母さんとツンデレ娘」としてよく使われるようになるタイプである。姉たちにコンプレックスを抱き、主人公も彼女たちに興味を持つだけになかなか素直に話は進まないものの、彼女のターンに入るとツンデレらしい変化を見せている。全体的に読みやすく、明るく楽しい官能作品と言えるだろう。



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2007/9/25 発売僕と年上三姉妹-甘い同居生活著:巽飛呂彦、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「ビクビクしないで、寝室へ入ってきなさい」ドア越しの挑発が、少年に一線を越えさせた。家族の目を盗んで次姉と溺れる「射精儀式」。秘密を知られた長姉、末姉...
僕と年上三姉妹-甘い同居生活(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)


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巽飛呂彦「魔獄弓道場 引き裂かれた胴衣 」

巽飛呂彦「魔獄弓道場 引き裂かれた胴衣」
(フランス書院文庫、2013年7月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年9月3日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

魔獄弓道場 引き裂かれた胴衣
巽 飛呂彦
フランス書院
2014-08-19




【あらすじ】

生活苦の為弓道場を売り払う事に決めた未亡人の志乃は不動産業を営む啓児に貞操を奪われ、一方娘の聖來も啓児の甥の夏彦に狙われ処女を奪われる。

【登場人物】

高槻大(まさる)
高等部の2年生。幼馴染みの聖來や志乃に想いを寄せている。童貞。オナニーシーンのみ。

吉岡志乃
36歳。聖來の母。生活苦の為先祖から受け継いでいる弓道場を閉鎖し売却する事に決めた。10年前に教師だった夫と死別。外に出て働いた事が無く、世間知らず。Fカップ。

吉岡聖來(せいら)
高等部の2年生。志乃の娘。テニス部に所属しており、密かに大に想いを寄せている。Cカップの処女。

江藤夏彦
大や聖來の同級生で、テニス部に所属する大の親友。サラサラの髪に甘いマスクで、表面上は大とつるむ悪友で特定の女性と付き合っている様子は無い。父は不動産会社の社長で邸宅に住んでおり、メイド兼父の愛人を宛がわれている為女には事欠かない。父のお下がりでなく魅力的な聖來を堕とそうと、色々と彼女に屈辱的な調教を仕掛ける事に。

藤原啓児
夏彦の父方の弟(叔父)で不動産業を営む。普段は派手な色の服に金の装飾物を付けるなど、あまりマトモとは思えない男。偶々兄から紹介された物件が志乃のものと知ると、自慢のシリコン入りの長大な逸物を駆使して彼女を堕とそうとする。


【概略】

始めは大の視線で志乃と聖來への想いが描かれるものの舞台は暗転し、聖來は夏彦とのデートの最中に、志乃は啓児との契約の後で薬を盛られ無理矢理貞操を奪われてしまう。

大に関係をバラすと脅された聖來は夏彦に学校の中で露出調教させられ、志乃は資金援助をエサに啓児に弓道場で何度も調教されてしまう。夏彦と啓児は元々ゲーム感覚でどちらが先に堕とすかを競っていたが、弓道場で母娘を対面させ仕上げとばかりに代わる代わる二人を犯し抜いて完堕ちさせてしまう。

大は母娘の異変に気付いて何とかしようと思うものの、その都度夏彦が差し向けた人間に邪魔をされてしまう。その内に登校しても全く目を合わさない聖來の様子に不審に感じ、久々に吉岡家を訪れると二人の凌辱男に犯されているというよりは、情を寄せているようにしか見えない母娘を目にし敗北感を抱くのだった。

【レビュー】

巽飛呂彦氏の黒本48作品目でかつデビュー20周年に刊行された作品で、誘惑作品にシフトしてからはR文庫にて『女侠客傳・お京無惨』を刊行して以来の本格的な凌辱作風である。タイトルから想像すると胴衣を着る母の志乃がメイン格かと思われるが、実際は聖來が夏彦に調教される部分が主軸になっており、志乃と啓児の部分はおまけと言った方が良いかもしれない。

聖來は大に対して幼馴染み以上の感情を持っており夏彦に処女を奪われても気持ちがすぐ彼になびく訳ではないし、女の扱いに慣れすぎている夏彦もそうした彼女の反応を見て楽しんでいるように見える。彼による責めは典型的な調教パターンで、一度関係したのをきっかけに学園内でローターを使わせたり、授業中に外で露出させたりと作者の過去の作品でも見られたシーンである。

志乃の凌辱場面は啓児の自慢の逸物に頼る部分が多く、情操を奪われて夫や娘に詫びる部分があまり感じられなかったが、2人の男に命じられて母娘がレズ絶頂するシーンはやはり巽飛呂彦作品らしいところであろう。聖來に想いを寄せる大は聖來との折角のデートを夏彦の差し金で邪魔され、気付くと母娘とも奪われてしまっている。個人的にはその要素は馴染めず、二竿にするなら寧ろ志乃が好きな大と聖來を堕としたい夏彦の2人で攻略する流れの方がまだ良かったかもしれない。

最初に述べたようにデビュー20周年の作品とはいえ、シンプルな作りの帯からしても分かるように作者自身は記念のつもりではないようだし、これからも書きたい作品を書いていくという決意なのではないかと思われる。(2016年現在)美少女文庫では「異世界転生」を題材にしたり、「脅迫調教」を思わせる作品を出したり精力的な反面で、黒本では刊行ペースが落ちてきているのがやや心配ではあるが…。

tag : 母娘丼

巽飛呂彦「寝室の罪人 未亡人ママと義姉妹」

巽飛呂彦「寝室の罪人 未亡人ママと義姉妹」
(フランス書院文庫、2007年6月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年7月16日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

父親の再婚であかり、七菜美、由那の3人と同居する事になった孝之は、自宅の寝室や学校で相次いで彼女たちと関係を深めていくが、そんな三股の関係も露呈してしまい…。

【登場人物】

葉山孝之
17歳の高校2年生。幼いころに母親を亡くし、父親は隣家に住むあかりと再婚して間も無い半年前に小型飛行機の墜落事故で亡くなった。葉山家に籍は入れていたとは言え、あかりの養子として引き取られた。童貞

葉山あかり
37歳。七菜美や由那の実母で孝之の義母に当たり、3人が通う高校の英語教師。由那を産んで間も無く元夫とは離婚している。年齢を感じさせない若々しい外見とおっとりした性格で、バスト95cmのHカップとグラマラスな女性。

葉山七菜美
18歳。あかりの長女で高校3年生。剣道部の主将を務めた程の腕前で、成績優秀で男女から人気の有る凛々しい少女。身長167cmと長身で腰まである黒髪に華奢な身体付きだが、バストはCカップと意外に実っている。処女。

葉山由那
16歳。あかりの次女で高校1年生。バドミントン部に所属する。小柄でツインテールのコケティッシュな少女。Bカップ。孝之の事を兄のように慕っている。処女。

【展開】

ある日の昼休みに校舎裏で時間を潰していた孝之は、七菜美がラグビー部の後輩たちから主将と付き合うように迫られているのを見て動けずにいた。七菜美は容赦なく彼らを竹刀で打ちのめすと好きな人がいるからと呟き立ち去るが、それを聞いた孝之は思い人が誰なのか嫉妬に駆られ、不良たちの面子を潰した義姉に危害が及ばぬかと不安を抱く。
孝之は帰宅し部屋で七菜美のことを考えていると、由那が入って来て保健体育の授業で習ったばかりの知識を披露し、オナニーする代わりにと口唇奉仕をしてあげるとぺニスをくわえてしまう。ゴックンまでしてみせた義妹に対し返礼とばかりにシックスナインで失禁させるほどの快感を与え、孝之は顔を洗おうと浴室に向かうと風呂から出たばかりの七菜美に抱き付かれてしまう。

翌日姉妹の積極さに睡眠不足のまま体育の授業を終えた孝之は倒れてしまい、保健室で目を覚ますと寝惚けていたせいであかりを由那と取り違えて抱き付いてしまう。離れがたい想いからキスを交わし秘所をクンニさせてもらうと、更には正常位で交わり童貞を卒業する。次の日から孝之はあかりと合間を見ては校内やホテルなどで関係を深めていくが、露骨なまでの二人の変化に姉妹が気付くのは時間の問題であった。

ある晩由那が部屋を訪ねて来て穢らわしいと母親を悪く言った瞬間孝之は頬を叩くが、ヒステリックに喚く義妹と揉み合う内に押し倒されて口唇奉仕を受けると、健気にも騎乗位で純潔を捧げようとするのを見て受け入れざるを得なくなる。
そして翌日孝之はあかりや七菜美に発覚することを恐れ昼休みに校舎裏で一人で考えていると、七菜美がラグビー部の主将たちに囲まれ犯される寸前なのを見ながらも動けずにいたが、わざとボヤを起こして追い払う。孝之は姿を隠した義姉を武道場のロッカーで見付けると、自分は清い身体のままだからと調べて欲しいと告白され、普段は厳しい態度で振る舞う七菜美の本音を知る。そして正常位で処女を奪うものの今度は義姉との性交にのめり込み、数日後胴着姿で四つん這いにしてアナル処女まで求めてしまう。

七菜美と交わったその日に孝之は由那に買い物へ付き合わされランジェリーショップの更衣室で交わるが、更にその晩には全員に夜這いを掛けられて鉢合わせとなり三股が明るみとなる。数日後あかりの仕切り直しでシティホテルの部屋に皆が集まるが、孝之は自分が家を出ていかざるを得ないと告げて姉妹を納得させる。そして三人に口唇奉仕させて射精し、七菜美と両脇にあかりと由那を並べてバックで交互に貫くと、最後は義姉の膣内に精を注ぐのだった。

【レビュー】

「今夜はママがたっぷり女の身体を教えてあげる」ナイトウェアからFカップの乳房をのぞかせる継母。
深夜、家族に隠れて続けるママと僕の「就寝儀式」。秘密に気づいた小悪魔な妹と優等生の姉まで夜這いに……
容姿も、舌づかいも、肉層の締めつけも違う義母娘。相姦の迷宮を彷徨う僕らは”寝室の罪人”になった。
(公式あらすじより)



父親の再婚で義理の母親や姉妹となった隣人たちと相次いで結ばれるも、戸籍上の背徳感や禁忌をあまり感じさせないライトなテイストの誘惑作品が巽飛呂彦氏の特徴であり、本作でのあかりのように娘たちの母親でそれなりに社会的な立場にいるのに、少女のように可愛らしい反応を見せる熟女を書くことが多くなる。

娘たちはいわゆるツンデレであったり、母親以上に天然で甘えがちだったりとこちらも魅力的であるが、その後の黒本誘惑作品をリードする巽作品なだけに、次第に熟女にウェイトがおかれるようになっていく。(皆がそうなると逆を行くようになり、異端児扱いされるのも必然なのかもしれないが…。)

ようやく誘惑作風としての形が固まっていく中で、再び凌辱作品に転じたのが前作である。




本作以降は一部の例外を除き、現在まで誘惑作品を書くことが多くなった巽飛呂彦氏のヒロイン像の一つとしてFカップ女性が挙げられる。本作のあらすじでは継母であるあかりはFカップと触れられているが、実際はHカップである。




魔獄弓道場 引き裂かれた胴衣
巽 飛呂彦
フランス書院
2014-08-19



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寝室の罪人-未亡人ママと義姉妹(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

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巽飛呂彦「先生と僕 初体験授業中」

巽飛呂彦「先生と僕 初体験授業中」
(フランス書院文庫、2002年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

英語教師の舞子に見初められた高校1年生の了は彼女の主導する形で童貞を卒業するが、まるでペットのような扱いに反抗したくなり、彼女が最も嫌がる中出しをして嫌われてしまう。そんなある日保健医の瀬璃香が不良たちに手酷い扱いを受けているのを知り、衝動的に助けたいと立ち向かうが…。

【登場人物】

松本了
16歳の高校1年生。英語教師の舞子に興味を抱いていたが、彼女に呼び出されて好みのペットにされてしまう童貞少年。


丹沢舞子
23歳で女子大を出たばかりで、英語を担当することになった新米教師。CMで最近人気になっている女優に似た、スレンダーながらも抜群のスタイルで、サラサラとしたセミロングの髪型の美女。バスト83cmのCカップ。実家はそれなりに金持ちで、自分の少年愛趣味を満たす為に教員になったらしい。

高山瀬璃香
27歳で了の通う私立校に赴任したばかりの保健医。バスト90cm近いFカップで、170cm近い長躯のグラマラスな肢体の持ち主。過去に凌辱を受けて処女を失い10年近く経って傷が癒えたと思っていたが、赴任早々に不良たちに目を付けられ、合気道の心得もあって反撃した為に逆恨みされてしまう。

【展開】

放課後に舞子に呼ばれ教員用の個室にやって来た了は、突然彼女に好みのタイプだと告げられてキスされる。服を脱いでぺニスを見せてと言われて羞恥するなかで白ブリーフを下ろし目を瞑っていると、いきなり暖かい口腔内に含まれただけで勃起し暴発させてしまう。そして射精の瞬間に了が目を開けていたことに腹を立てたのか、舞子の態度は一変し頬を叩かれ退出を命じられてしまう。

三日経った放課後に了は教員室を訪ねて舞子に謝ると許しを得られ、次の日に彼女の部屋に招かれると秘密を共有しようと大胆にもアナル舐めまでしてくれるが、手コキでひとまず射精に導かれてしまう。まるで小馬鹿にしたかのような笑い方に違和感を覚えるが、了はヤりたいとの一心で懇願し避妊具を付けさせられ正常位で初体験を終える。

ある休日舞子に買い物に付き合わされた了はホテルのプールで泳ごうと誘われるが、競泳用のビキニを穿かせるために陰毛を全て剃られてしまう。更にはひと気の無いプールとはいえ水着を脱がされ恥をかかされるが、彼女の気紛れに付き合ったご褒美に生での挿入を許される。初めは騎乗位、そして四つん這いにして交わるものの、やはり中出しは許されずにぺニスを引き抜くと、背中から髪まで派手に精をしぶかせるのだった。

ある時了は自分を好きになった理由が分からないと舞子に尋ねると、彼女は幼い時から可愛かった故に穢れた大人に不愉快な思いをさせられたと明かし、それが彼女の嗜虐心に火を付けたのか了を後ろ手に縛り靴べらで背中を叩き始める。それでも了が涙を浮かべたのを見るや避妊具を付けて騎乗位で跨がり、上達しつつある少年の突き上げに軽いアクメを覚える。

その頃了の通う私立校に赴任した瀬璃香は男子ばかりの高校ということに不安を感じ、現に教え子たちが仮病を使って保健室に殺到するのを見てウンザリし始める。そんなある日川沿いの道を帰宅する際に不良三人組に絡まれ、思わず合気道で彼らを打ちのめしてしまう。これが不良たちの逆恨みを買い、翌日保健室で催涙スプレーを浴びせられて怯んだ隙に、凌辱を受けて代わる代わる犯されてしまう。

一方了は相変わらず舞子に可愛いと扱われシックスナインで後ろの穴までも互いに舐め合っていたが、次第に男として彼女を支配したいとの思いを抑え切れなくなり行為を中断すると後背位で貫き、避妊してという彼女の懇願の声に耳を傾けることなく中出ししてしまう。彼女の態度の豹変を見てすぐさま謝罪したものの、一旦閉ざされた彼女の心は二度と開くことは無かった。

そんなある日不良たちの言いなりなった瀬璃香は彼らに緊縛されて廊下や校庭を露出散歩させられていたが、英語の授業を受けていた了がその様子を見て何とかしたいと衝動的に教室を飛び出し保健室に向かう。警察に通報されたくなければ瀬璃香を解放するように説得するものの、一筋縄ではいかない不良のリーダーは止めて欲しければ面子を立てろと開き直る。そこで自分をペットにして捨てた英語教師の姿が脳裏に浮かび…。

【レビュー】

くどいようではあるが1990年代には凌辱作品を主に書いていた巽飛呂彦氏が2000年を迎えると、序盤は誘惑作品的なアプローチで展開したものの、中盤からは舞台が暗転し結局はあまり救いようの無い結末に向かっていく。主人公の一人称的な文体もあってか、少しずつ英語教師の素性は明らかにはなってはいくものの、単に少年愛なだけに見せてしまったのは勿体無い気がする。

中盤から登場する保健医はかつての「黒い巽作品」らしく、縄での緊縛や露出調教の場面があるものの、前後の脈絡の無いままなので唐突過ぎる印象は拭い切れない。主人公が英語教師にされた意趣返しとは言え、元は自分のしたこと(中出し)が原因な訳で何だかなという気がする。因みに作中での保健医との絡みは無く、二人の女教師同士直接対面する場面も無いので、果たしてこうした流れは必要であったのか?という疑問が残った。

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巽飛呂彦「隣りの若奥様と熟奥様 人妻バレー教室」

巽飛呂彦「隣りの若奥様と熟奥様 人妻バレー教室」
(フランス書院文庫、2006年3月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

上司の命令で奥様バレーのコーチを務めることになった四郎。一方的に部長夫人の美和や課長夫人の乃梨子に関係を迫られ、更に想い人のゆかりも参戦する事になる。

【登場人物】

遠山四郎
24歳。社会人2年目で営業3課に所属し、会社の社宅に住んでいる。中学の時にバレーボールの経験が有る事から、上州支社の奥様バレーのコーチを任される。身長165cmと平均よりは背が低く、中肉中背で女性経験無し。四郎という名前だが、誤って出生届を出しただけで長男。

徳永ゆかり
30歳。総務課に勤める。結婚していた男がDVだと知り離婚し、5歳の娘と2人で暮らしている。男性経験は彼ひとりで回数も数える程度。162cmの身長で高校生の時にバレーボールを経験。バスト88cmのEカップ。

狩野美和
40歳。人事部長夫人だが子供は居ない。女王様気質に栗色の縦ロールのロングヘアで、フィットネスに余念が無く歳を感じさせない若々しい肢体。バスト98cmのHカップ。浮気者で外泊の多い夫とはセックスレスが続いており、乃梨子から若い男を次々とあてがってもらい、ストレスを発散している。

志水乃梨子
28歳。営業3課課長夫人で子供は居ない。ボブショートでメガネを掛け冷たい印象を与える上に、170cmの長身でスレンダーな女性。バスト84cmの美乳。隙あらば美和に取って変わろうとしており、彼女にあてがった若い男を誘惑し女王様のように振る舞っては失敗している。

佐藤慶子:30歳。係長夫人。
林睦美:27歳。主任夫人。
田中いずみ:33歳。係長夫人。
美和に反旗を翻した乃梨子がバレー要員として集めた3人衆。いずれも夫とはセックスレスがち。

【展開】

営業部長の命令で社宅に住む奥様たちのバレー部のコーチにさせられた四郎は、乃梨子の夫である課長の頼みで美和の部屋を訪ねると、フィットネスを終えてシャワーを浴びているらしくリビングで待つ羽目に。そして美和が現れるとあからさまな誘惑を受けるが、四郎は逃げようとして彼女を押し倒し、その様子を乃梨子に撮影されてしまう。ぺニスを晒すように命じられ品評されながら触れられただけで呆気なく射精すると、ソファーに横たわり騎乗位で童貞を奪われる。

乃梨子は美和が四郎のぺニスに陶酔するさまを携帯のカメラに収めると部屋を立ち去り、口ほどにもないと呟き今度は自分が四郎に抱いてもらおうと決意を固める。こうして四郎は翌朝彼女に軟禁される形でセックスを迫られ、快感をコントロールしようとする彼女を絶頂へ導くが、そこへ美和が合鍵を使って侵入し二人が喧嘩を始めてしまう。四郎に夢中になり始めた二人はバレー部に参加こそするものの、完全に反目し合うことに。

バレー部は美和と乃梨子、彼女に従う上司夫人の3人、そしてゆかりの六人で始めるが、数日後美和がわがままを言って練習途中で帰ってしまう。ゆかりからコーチなら少しくらいは厳しくしても良いのではとアドバイスを受け、翌日四郎は美和にラブホテルに誘われると、誠心誠意尽くした上で攻勢に転じ、アナルセックスで絶頂へ導き彼女を服従させるのであった。

次の日練習に復帰した美和の態度の軟化に気付いた乃梨子も四郎を同じラブホテルへ誘うと、前回は彼の主導でイカされたお返しに後ろ手に革手錠で拘束し、四つん這いにしてバラ鞭を振るう。更にアナルにバイブを挿入させられそうになると反撃に転じ正常位で交わり、絶頂へ導かれた乃梨子はこれまで見せなかった可愛らしい笑みを浮かべ美和との和解を約束する。

その翌日乃梨子まで従わせた四郎に興味を抱いたゆかりも、練習が終わると着替える間も惜しんで彼を追い掛ける。二人と同じようにしてとリクエストを受け、四郎は三たび同じラブホテルでゆかりを抱くこととなるが、娘がいる元人妻の割に性的な経験が少ないことに感動し、自分好みにしようと口唇奉仕の仕方を教え正常位で交わる。

更に次の日には乃梨子派の人妻3人衆にも迫られた四郎は三日に渡り一人ずつ抱いて手懐けると、その翌日からは鬼コーチに変貌し6人を猛特訓する。体育館内での下着ランニングはいつしか全裸になり、遂には秘毛を綺麗サッパリ剃り上げてしまうと、四郎は全員との連帯感が深まるのを感じながら手応えを掴む。そして大会二日前の最終練習を終えると、四郎はゆかりを覗く五人に迫られて役割分担させて奉仕するように命じる。そして次の日にはゆかりの来訪を受けると、まるで恋人同士であるかのように一日中交わりを重ねていく。

こうして迎えた大会当日順調に決勝まで勝ち進んだゆかりたちは、四郎の指示で全員がノーパンノーブラで本番に臨み、汗で透けた彼女たちの肢体に観客たちは騒然となる。自分の妻がこんなに魅力的と再認識した美和の夫たちは、その夜各自の部屋で祝杯をあげるかのように妻を抱く。その頃四郎はゆかりと二人で愛を交わすのであった。

【レビュー】

人妻バレー部という官能ラブコメ路線のど真ん中を突いた本作ではあるが、黒本ではあまり見られなかったジャンルと言えるだろう。流石に300ページ弱の尺で人妻6人なだけにメイン格の3人とその他で扱いに強弱をつけざるを得ないが、その中で40歳の人事部長夫人、28歳の課長夫人、30歳のシングルマザーが中心となっている。

童貞だった主人公が部長夫人にパワハラ紛いに犯されるもののセックスレス気味の彼女を夢中にさせると、その後課長夫人にも誘われて絶頂へ導くまでがいわゆる誘惑作品らしい展開であるのに対し、中盤では二人に反撃する流れはどちらかというと調教要素を内包し対比する作りとなっている。男性経験が少ないシングルマザーは、巽飛呂彦作品らしい可愛い年上ヒロイン像を踏襲しており、奉仕の仕方を教える描写は良かったと思う。

作品としてはここまででピークを迎えた感があり、大会二日前の6Pプレイや大会自体はおまけ的な扱いとして見た方が良いかもしれない。終盤にセックスレスの夫婦がそれぞれ営みを復活させ、主人公はシングルマザーと交わるという余韻を残した終わり方も妙味のある描写ではないかと思われる。気楽に楽しんで読める作風は、当時試験的に取り入れていた「フランス書院文庫~パラダイス~」にも繋がるものであろう。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2006/3/23 発売隣りの若奥様と熟奥様-人妻バレー教室著:巽飛呂彦、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「ほら、四郎さんの……もうこんなに大きくなって」 手の中で硬くなる肉棒を愛おしそうに眺めいじりつつ、 汗濡れた逞しい肉茎を、喉奥まで咥えこむ熟妻。...
隣りの若奥様と熟奥様-人妻バレー教室(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

tag : 社会人主人公 熟女限定

巽飛呂彦「隣りの果実 熟未亡人と娘姉妹」

巽飛呂彦「隣りの果実 熟未亡人と娘姉妹」
(フランス書院文庫、2005年11月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年7月2日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

隣室に住む佐久間家の母娘3人、とりわけ母のみどりに想いを寄せる勉だったが、香須美に誘われて筆下ろしを受け、更に彼女の手解きで彼女の妹の日菜佳やみどりとも関係を結ぶ事に。

【登場人物】

安達勉
16歳。高校1年生。佐久間家の隣人で両親と3人で暮らしている。初オナニーの時にみどりを思い浮かべて以来関心を寄せているが、その一方でクラスメイトの日菜佳から好かれているとは微塵も感じてはいない。童貞

佐久間香須美
20歳。大学生でグラビアアイドル「白石香須美」として売り出し中。ブラウンのストレートロングの髪にグラマラスな肢体を持った女性。友人と大学近くでルームシェアしていたが、仕事の都合で自宅に戻って来た。スリーサイズ86-58-85のメリハリボディ。

佐久間日菜佳
16歳。高校1年生で勉と幼馴染みのクラス委員。眼鏡を掛け髪を束ねた優等生タイプで、あからさまに勉に好意を持っているが素直になれずにいる。スリーサイズ80-56-80とまだ未発達な青い身体付きで処女

佐久間みどり
38歳。日菜佳と加須美の母親で15年前に夫を事故で失っている。かつては勤めに出ていたが、現在は翻訳の仕事だけで生計を立てられるほどに。清楚で少女のように若々しく、スリーサイズ90-60-88cmのFカップのグラマラスな熟女。

【展開】

悪友から香須美のグラビア雑誌の話を聞いて勉も帰りに書店に寄って購入するが、そこに日菜佳が現れ変態扱いされているところにみどりが香須美を連れてやって来る。香須美は自分に興味を持ってくれてありがとうと勉にお礼を言いながら、三人に漂う微妙な空気を察知し一計を案じることに。

翌日の放課後に香須美は学校のグラウンドに車で乗り付け、勉を連れてファッションホテルにやって来ると、好きなようにしてと誘惑する。しかし当の学は緊張の余りにペニスは萎えたままで、香須美が力付けにと口唇奉仕し始めると呆気なく口内に精を放出し、情けなくなりホテルから逃げ出してしまう。その翌日香須美の来訪を受けて部屋に招くと騎乗位で童貞を喪失し、それからというものの毎日のようにホテルで密会を続ける。

しかしそんな逢瀬も長くは続かず、ある日ホテルから車で出て来たところを日菜佳に待ち伏せされ、口汚く罵られてしまう。勉は本心が分からないと怒るものの、香須美から妹を悪く言わないでと一喝され、自分に考えがあるからと一任を求められる。そして迎えた週末にシティホテルのスイートルームに呼ばれると、ここで日菜佳を抱くように求められ、香須美の巧みな話術により彼女の見守る前で正常位で破瓜に導くのであった。

今度は日菜佳に夢中になり互いの部屋や校内で人目を忍んで性交を始めるが、ある日彼女の部屋で全裸になって交わっていたところをみどりに見られてしまいギクシャクする。又も香須美の提案で同じシティホテルの部屋に集まり、下戸のみどりを酔わせて本心を晒け出してもらおうと試みる。効果はてきめんで気を許したみどりと結ばれたものの、目を覚まして素面に戻ると彼女は犯した罪の深さに愕然とし、レストルームにこもって嗚咽してしまう。

対応に困った勉は香須美や日菜佳に相談すると、今度は勉から迫ってみてとアドバイスを受け、次の日に佐久間家を訪ねるとあっさりと許しを得られて安心する。しかし今度はみどりにだけ溺れるようになり、日菜佳が不満を見せていたにも関わらず、下校してからの慌ただしい時間に浴室で交わってしまう。そして互いに聖水を浴びてアナル性交を始めた瞬間、帰宅した日菜佳に見付かり修羅場に陥る。

再び勉は香須美に相談すると自分も構って欲しかったのよと返され、車内で口唇奉仕や背面騎乗位で交わるが、その翌日にシティホテルのスイートルームに全員が集合し仲直りの儀式を始める。独占欲の強い日菜佳がみどりと競い合っていると、香須美の鶴の一声により勉の命令通りに従うと約束させる。日菜佳、香須美、みどりの順に中出しをした勉は、全員幸せにすると心に誓うのだった。

【レビュー】

2000年代に入りデビュー以来の凌辱路線からの転換を図ろうと刊行ペースを落とし、時には別名義でのトライアルを続けていた作者の「自分の型」が定まったのは、ほぼこの作品からだと言って良いと思われる。但し本作の前に刊行された「二人の熟夫人 狂った寝室」までと本作以降での誘惑路線では明らかな違いが見られるので、何かしら参考にした作品があったのだろうと推察する。

この2005年という年はターニングポイントとなる年でもあり、同じ誘惑路線でもベテラン(第一世代)、中堅(第二世代)、新鋭(第三世代)に分かれて層の分厚くなる時期に繋がっていく。

編集部発(フランス書院文庫公式ホームページ)

第一世代:高竜也氏、牧村僚氏、西門京氏など
第二世代:鏡龍樹氏、巽飛呂彦氏、新堂麗太氏など
(ここまでが2005年当時の第一線組)
第三世代:弓月誠氏(2004年)、神瀬知巳氏(2005年)、秋月耕太氏(2006年)など


「巽イズム」(と勝手に名付けたが)の特徴である「可愛らしい母親とツンデレ娘による母娘丼」、「年齢の下限に攻め込む複数ヒロインもの」の原点らしく、母親みどりは貞淑で可憐、姉香須美は心優しい肉親系、妹日菜佳はツンデレとキャラクターの色分けが明確となっている。その後の作品では設定の華やかさ(奇抜さ)が目に付くこともあるが、本作はまだ原点でもある。基本に忠実な母娘丼と言える。後は視点が基本的に主人公目線で徹していて、一昔前の翻訳の誘惑路線を思い起こさせるものがあって特徴的ではなかろうか。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2005/11/23 発売隣りの果実-熟未亡人と娘姉妹著:巽飛呂彦、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「心配しないで、私が初めての先生になってあげる」挑発的な眼差しで股間に白い手を這わせ微笑む女子大生。「私も勉さんの×××をおしゃぶりしてさしあげたいの」熟れた女体に食いこむ下着を晒して誘う熟未亡人。騎...
隣りの果実-熟未亡人と娘姉妹(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞 母娘丼 姉妹丼 処女

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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