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高杉圭「彼女の母は僕の言いなり」

高杉圭「彼女の母は僕の言いなり」
(フランス書院文庫、2012年6月、表紙イラスト:二見敬之)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年8月17日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

彼女の母は僕の言いなり
高杉 圭
フランス書院
2014-06-24




【あらすじ】

憧れの春子と一度だけ口付けを交わし有頂天になった一樹だったが、娘の舞が好きなのを知った春子が身を退いてしまいショックを受ける。それでも春子が娘に嫉妬して部屋を覗き見しているのを見て、無理矢理にでも彼女を自分のモノにしようと試みる。そんな中春子の次女のゆきの秘密も握り、一樹の獣欲は暴走を始めるが…。


【登場人物】

佐山一樹(いっき)
来年受験を控える高校3年生。幼い頃から近所の深志家と親しくしていたが、バレンタインデーの日に春子に想いを告白したが断られ、同じ日に長女の舞の告白を受け入れて付き合い出した。20cmを超える巨根だが童貞。

深志春子
37歳。Gカップ。夫は3年前に病気で亡くしている。寂しさから一樹に甘えてしまい口付けや抱擁までは至ったものの、娘の舞が一樹が好きなのを知り、彼の告白を断わったが未練を感じている。

深志舞
春子の長女で一樹と同級生の幼なじみで、付き合い始めて3ヵ月になる。サイドポニーがトレードマークの処女。 妹のゆきよりやや乳房が小ぶりなのを気にしてはいる様子。

深志ゆき
舞と1つ違いの妹で一樹や姉と同じ高校に通う。密かに一樹に想いを寄せているが、姉と付き合い出してからは表向きは冷たい態度を取っている。ツインテールで母譲りの巨乳だが、新体操部に所属。処女。


【展開】

日付が変わる頃舞の部屋で一緒に勉強をしていた一樹は、一度は自分を手酷く振った春子がドアの隙間から様子を窺っているのに気付き、わざと舞にキスをすると更に口唇奉仕を要求する。そこへ春子が訪ねて来て事なきを得るものの、一樹は彼女の行動が不可解だと見抜いてしまう。そして翌日学校から下校する途中で深志家を訪ねると、一樹は春子が自分の気持ちを弄んだと糾弾し、キスや手扱きだけに留まらずに遂には口唇奉仕で射精してしまう。

覚悟を決めていた一樹は一度だけの放精で収まりが付くはずもなく、リビングのカウンターに身体を押し付けるとバックで犯し始めるが童貞なだけに呆気なく射精してしまう。それでも落ち着きを取り戻すと春子の腕を拘束し舞の部屋のベッドまで抱えていき、彼女がイエスというまで何度でも犯そうと決意を見せる。ベッドの上で二回、勉強机の椅子に掴まらせて立ちバックで一回と中出しを続けてもなお抵抗する春子に対し、一樹は切り札の舞の純潔を奪うと告げよく考えるように告げるのであった。

翌日の昼休みにゆきが一樹の教室を訪ねて来てジャージを借りていくが、ふと廊下へ出ると空き教室に向かうのを見て不審に思い後を付ける。そこでゆきはジャージの股間の汗の匂いを嗅ぎながらオナニーに夢中になっていたので、すかさずスマホの動画に収めると、放課後に新体操の練習を終えたタイミングを見計らって女子更衣室に乱入する。言葉では嫌がっているように見せて、元より好意を抱いている一樹に脅されたつもりを演じていたゆきは、口唇を犯され対面立位で純潔を奪われると、彼に優しい言葉を掛けられて微笑みを見せてしまう。

その翌日一樹は深志家へ帰宅すると裸エプロンにさせた春子の出迎えを受け、通販で購入していたエアマット一式を浴室に準備されているのを確認すると、ローションまみれになりながらパイズリフェラを強制する。迸りの半分も受け止めなかったのを見るや、お仕置きとばかりに春子を四つん這いにしてアナルを貫くが、そこへ雨で濡れて帰宅した舞と鉢合わせになる。
一樹が春子のことが好きだと聞いた舞は失いたくない一心から自ら処女を捧げると、彼は責任は取るからと告げて躊躇なく中出しする。更に春子とともにお掃除フェラをするように求められ、剛直を挟んで母とキスをしている内に再び射精を迎え白濁を美貌に浴びせられてしまう。

翌日ゆきは一樹に話があると告げると、例の空き教室で待つように言われるが、スマホを差し出すのを見るや条件反射のようにペニスを取り出して口唇奉仕を始めようとする。しかしそこに舞が現れ問い詰められると、彼への恋心を白状してしまう。一樹はここで春子への想いを吐露して二人に別れを告げようとするが、彼女たちから一歩も退くつもりはないと居直られると、それならばと姉妹にダブルフェラを要求し精を浴びせる。そしてバックでゆき、舞の順でアナル処女を奪うものの、春子が心配するからと失言したことに気付く間もなく姉妹に逆凌辱され、とことん精を搾り取られるのだった。

舞とともにマットプレイを求められてから一週間が経ち春子は一樹が姉妹に搾り取られているとは知らず、女体の疼きを慰めようとネット通販でバイブを購入しそれをリビングで使おうとするが、娘たちと一樹が帰宅して見付かってしまう。二人の防波堤になるなんて詭弁はもう使えずそれでも躊躇を見せる春子だったが、娘たちに身体を愛撫されるとようやく素直に欲望を認め、バックでぺニスを挿入されながらもアナルにはバイブを入れられて絶頂してしまう。
続けて一同は浴室へ移動するが、先に到着したゆきの口から舞と結婚すべきと告げられ、だけど自分たちを見捨てたらと凄まれると、一樹は苦笑いを浮かべざるを得なくなる。一樹は舞には大事な話があるからと告げ先にゆきと交わるが、春子はここぞとばかりに娘のアナルにバイブを挿入して激しい絶頂を与える。そしてやっと舞の番となるが結論は焦らなくて良いからと機先を制され、一樹は又も女たちに主導権を奪われる。まだまだやる気の春子やゆきを見て舞に助けを求めたものの、自業自得だと言われてしまい長い夜は終わりそうにない様子である。


【レビュー】


デビュー作品「年上三姉妹【癒し旅行】」のヒットを受けて早くも3ヵ月後の刊行となった本作は、元は作者が別名義にてWebにアップしていた作品をベースとしているようである。登場人物名はほぼ同じだがもっとシリアスな凌辱作品であったかと記憶しているが、そのサイト自体が現在は無いためにあくまでも参考程度に留めておきたい。

題名からすればあからさまなほどの「言いなり」系ではあるものの、元々主人公は母親の春子が好きだっただけにきっかけこそは凌辱という形にしておきつつも、二回目以降の春子の心情には主人公の巨根を覚えさせられてしまった身体の火照りに抵抗できなくて…という一面も見られる。主人公も精力に任せてはみたものの、心を手に入れるのにはこれで良いのかという自問自答は窺えるので、単に凌辱作品にありがちな自己中心的な少年とは違っている。

一方春子の二人の娘の舞とゆきはこちらも主人公ラブな面がはっきりとしており、それが後々に主人公が自業自得だと言われる所以にもなってはいる。ゆきが主人公を想って倒錯的なオナニーをしているのを覗き見なければ、あるいは黙ってやり過ごしていれば…である。彼女も舞も一筋縄ではいかない頑固な一面があり、春子を選びたいのにという主人公のヤレヤレな思いも文中から伝わって来る。各章約50頁に対して、終盤の母娘4Pの描写は90頁強もあり、やってもやっても貪欲に迫る母娘に「お疲れさん」とでも言いたくはなる。

あと気になる点としては出だしの春子が主人公にどこまで許したのか、何故主人公が弄んだとまで憤慨させるまでに至ったのかの描写はやや不足気味かもしれない。しかしきっかけは凌辱だけど、終盤では主導権を奪われる展開というのもこれは新鮮だなと感じた次第である。

tag : 高校生主人公 童貞 姉妹丼 母娘丼

高杉圭「熟女は最高! 隣の淫らなおばさまvs.ママ」

高杉圭「熟女は最高! 隣の淫らなおばさまvs.ママ」
(フランス書院文庫、2015年11月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

ある雨の日に帰宅したえり子は隣人の翔太が部屋の鍵を無くしたと知り自室に招くが、義母の沙和を想像するだけで勃起すると戸惑う様子に慰め方をレクチャーする。それは沙和に対する嫉妬から来るものだとは気付かずに…。

【登場人物】

本間翔太
第二次性徴を迎えたばかりでまだ自慰の仕方も知らず、いたいけな雰囲気を醸し出すサッカー少年。去年義母となったえり子に対して甘えたいのと共に、性的な衝動に駆られるのに戸惑いを見せている。

明野沙和
39歳。翔太の隣人で5つ年上の夫は仕事人間で、自分に興味を抱かない事に失望を抱いている。Dカップで均整が取れた身体付きで、年齢より若々しく見える。翔太に対しては実母を亡くして以来気にかけている。娘が1人いるが作中には登場しない。

本間えり子
34歳。昨年翔太の父親と結婚し義母となったが、夫婦仲は週末に機会を持つなど一応は良好な様子。夫も含めてこれまで付き合って来た男からは豊満な身体付きも相まって癒しを求められ、たまには自分も愛されたいと不満を抱いている。

【展開】

秋を迎えたある日雨に濡れて帰宅した沙和は翔太が鍵を持っていないと知り自室に招くが、ブリーフを突き上げんとするペニスが大人顔負けなのを見て興味を抱く。自慰の仕方を教えるもののやって欲しいという少年に従い射精に導くが、流石にそれ以上はと躊躇い夫に抱いて欲しいと我慢するのだった。

数日後の週末に夫婦で法事に出掛けるのでとえり子から翔太を預けられた沙和は大事な試合だからと少年が嘘を付いた事を見抜くが、それでも翔太が涙を浮かべながら求められると拒めずに手や口での奉仕で立て続けに射精させる。衰える事を知らない少年のペニスを見た沙和は衝動を抑えられずに、裸を見せる代償にと対面座位で童貞を奪う。
夕飯の片付けをしていた沙和は、翔太に後ろからアナルを悪戯されながら貫かれ膣内射精されると、その仕返しとばかりに浴室に連れて来ては性感帯を開発しようと全身を舐め回し、最後に尻穴を舐めながら射精に導く。更に夫婦の寝室に移動すると、パイズリ奉仕から騎乗位で繋がり、一晩中身体を重ねるのであった。

数日後翔太の部屋を掃除しようと中に入ったえり子はゴミ箱に性欲処理の痕跡が溜まっているのに気付くが、布団を干そうとしてマットに見慣れない女物のショーツを見付けてしまう。直後に帰宅した翔太に詰問したものの、愛息の泣き顔に刺激され衝動を抑えられずに沙和より気持ち良くしてあげると告げる。口唇奉仕や浴室での洗いっこをしている内に夫が仕事で帰宅しないと知ると、翔太から求められたという言い訳をしながらも本番を受け入れる。

寝室で繋がった後翔太から後ろでの交わりを求められたえり子は準備を終えるとダイニングのテーブルで四つん這いになるが、そこへ運悪く夫からの電話が入り翔太に貫かれたまま会話を続け、新たな愉悦を覚えてしまう。そして一段落すると沙和も悪いようにはしないと約束し、肉交を続けるのだった。

二週間後関係は露呈したと諦めていた沙和の部屋のチャイムが鳴らされ、玄関先に精液で汚された自分のとえり子の下着が入った袋を目にする。更に鉢植えの下に置かれた手紙を見て沙和は本間家を訪ねる。恥じらうことなく情交を続ける母子に挑発されるように加わった沙和は、翔太から望まれた通りえり子と絡み合い、後ろの処女を捧げると二人で少年の成長を見守ろうと誓うのであった。

【レビュー】

ここ暫く四姉妹ものが続いていた作者の新刊は、隣人妻と義母との二人による少年主人公を愛でるショタコン作風となっている。隣人妻による精通、包茎ペニスの皮剥きなど「いかにも」な作品に仕上がっており、これまでとは明らかに違う流れとなっていて興味深い。

少年にしては大人びた一物と無尽蔵とも言える精力の持ち主で、エッチを覚えていくと次第にエロオヤジみたいな言動で可愛い気が無くなったりするが、本作では随所に嬉し恥ずかしな態度を見せている。そうした可愛らしさが二人の愛情を誘うものと言えるのかもしれないが、年齢からするとずる賢さも垣間見せていたりとそのバランスは難しいものの、本作のキャラクター付けは良かったのではないだろうか。

教えてあげるという姿勢から主人公に翻弄される隣人妻、彼女への嫉妬心からなし崩しにされる義母との心理描写の対比も良く、構成はシンプルながらも一つ一つの情交場面はかなり淫猥なものとなっている。

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高杉圭「年上三姉妹【癒し旅行】」

高杉圭「年上三姉妹【癒し旅行】」
(フランス書院文庫、2012年1月、表紙イラスト:二見敬之)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2015年11月9日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

隣家の三姉妹から温泉旅行の誘いを受けた伸治。しかしこの旅行は伸治を好きでいる次女の彩の想いを成就させ、夫を亡くした長女の柚里を慰めるべく三女の真凛が企てたものだった。

【登場人物】

持永伸治
高校3年生の18歳。隣家の姫野三姉妹の誘いで温泉旅行へやって来た。柚里に強い想いを抱いているが口に出せずにいる。童貞。

姫野柚里(ゆずり)
32歳。夫を昨年亡くし世界的デザイナーの母親と妹2人で暮らす。艶やかな髪に豊満な乳房と年相応の色っぽさを醸し出している。Gカップ。密かに伸治に対してショタコンめいた愛情を抱いていたが、年齢差を考えて引っ込み思案になっている。

姫野彩
21歳の女子大生。流麗なポニーテールにスレンダーな肢体と魅力的な女性。伸治より年上でも互いに呼び捨てに出来るほど気心の知れた関係だが、本人は今回の旅行をきっかけに一歩前に踏み出したいと思っている。Bカップの処女。

姫野真凛(まりん)
18歳で伸治より2ヵ月早生まれ。ツインテールに年不相応なFカップの巨乳で、脱毛の施術を受けていたりとアンバランスな魅力の持ち主。幼い時に伸治に助けてもらって以来、お兄ちゃん扱いし口癖になっている。今回の旅行プランを練り、母親に資金を出させている。16歳の時に付き合っていた男性と初体験を済ませている。

【展開】

冬休みを迎えて間もなく伸治は三姉妹に誘われ、山口県の温泉地を巡る旅に出ることになった。彩はこの旅行で伸治に想いを伝えようと積極的に振る舞うものの、恥ずかしさのあまり言い出せずにいた。その晩真凛に騙されて伸治が女湯に入って来てしまい、直後に来た他の女性客から身を隠そうと岩陰に逃げ込む。裸体を合わせる内に衝動を抑えられなくなった彩が告白し、そのまま岩に身体を預ける形で結ばれる。

翌朝早くホテルの土産物を見ていた伸治の元に真凛が現れ、カマを掛けられ彩との関係を自白する。そこで真凛は外は大雪で足留めを食らったのを好機と捉え、夕方に姉たちをエステルームへ行かせると伸治を部屋に呼び寄せ、今回の旅行の目的を打ち明ける。柚里を慰める資格があるか試すと告げた真凛だが、伸治の思わぬ偉容に翻弄されて疑似兄妹プレイで快感を得る。翌日柚里が運転する車の後部座席に伸治を呼び付けた真凛は、彩に宣戦布告するかのように彼を誘惑し二人で射精に導くのであった。

次の宿泊先に着いたその晩柚里は混浴の露天風呂に入っていると伸治がやって来るが、自分の裸体を見て勃起しているのに気付き、豊乳で挟み込み口唇で射精させる。更に妹たちが気を利かせて部屋を空けたのを知り伸治を誘惑するが、休まずに体位を変えて攻め立てられ失神してしまう。気が付くと既に妹たちが戻って来ており柚里は部屋の露天風呂で女子会さながらに酒宴を開くと、自分も伸治が好きだと打ち明け妹たちに負けないと宣戦布告する。

翌日二日酔いでダウンしている妹たちをよそに助手席に座った柚里は、運転中の伸治を誘惑して射精に導き先手を打つ。一方彩は旅館に付くと下着を着けずに浴衣に着替えて誘惑しようとするが、真凛が目ざとくそれに気付いて入浴する前に遊技場に寄って卓球をしようと提案する。柚里と彩が白熱したラリーの応酬を繰り返すのを見て真凛は出し抜けに伸治に悪戯するが、姉たちもそれに負けじと参戦して結局セックス三昧で時間を使ってしまう。

露天風呂の貸し切り時間があと1時間という中で、まずは真凛が後ろの処女を捧げると姉たちを挑発しながら挿入を求める。続いて彩、柚里のアナルにも中出しした伸治は、結局三人の内の一人を決めることなく全員を幸せにすると宣言し、旅の最終日に更に他の温泉地にも行こうと旅の続きを提案するのであった。

【レビュー】

本作でフランス書院文庫のデビューを果たしたとは言え、作者はそれ以前から自分のブログで著作を発表しており、「新人」といっても実にソツがなく淀みのない流れになっている。「三姉妹もの」は誘惑官能小説ではお馴染みの設定だが、本作では終始旅行先で繰り広げられているのが特徴である。「旅の恥はかき捨て」とはよく言ったもので、主人公一行は人目に付きそうなところでも平然と乱れた行為をしていて、その辺は実に淫猥で良かったと思う。

この旅行を企画したのは三女の真凛であり、序盤で三姉妹の母親がスポンサーになっていると示されており、ひょっとしたらこの結末を予測した親公認のものかなと考えたがいかがであろう。官能小説としてはその部分は不要と編集段階で判断したのか、はっきりと示されてはいないのだが…。
本作では主人公一行を追うように「先生+双子姉妹+その母親」の四人組が登場するが、デビュー作品らしい詰め込み感というか正直彼らの物語にも興味を抱かせる結果になったのは皮肉なもので、記述が無くても物語は成立したのだから少々余計だった気がする。

主人公の本命である長女の柚里は未亡人だが、夫婦生活はあまり上手くいっていなかったようで、亡き夫は主人公よりやや下の扱いとなっている。念願叶ってからの彼女は真凛と同じく積極的に振る舞うようになり、その弾けっぷりはなかなかのものである。そして真凛はいわゆる小悪魔系ヒロインであり、姉たちのキューピッド役であるのだが、場面によっては少し弁えては…という面も窺えた。個人的には次女の彩の位置付けが好みなので、もう少し活躍させてあげられればなと思った次第である。

DSKさんのブログでも本作を取り上げています。
年上三姉妹【癒し旅行】 (フランス書院文庫)(2012/01/23)高杉 圭商品詳細を見る★★★★☆ 三姉妹の旺盛な肉欲が花開く破廉恥道中, 2012/10/30いわゆる誘惑系と呼ばれる官能小説では大体において自室内が舞台になりがちだが、本作では全てが旅行先というところに妙味がある。もっと言ってしまえば、結末に至るもまだ旅の途中である。幾つか転々とする温泉旅館が舞台なので、王道の露天風呂はもちろん、お土産コーナーでの戯れや遊技場...
年上三姉妹-癒し旅行(著:高杉圭、フランス書院文庫)

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tag : 高校生主人公 童貞 処女 姉妹丼 デビュー作品

高杉圭「四姉妹風呂【ひとりじめ】」

高杉圭「四姉妹風呂【ひとりじめ】」
(フランス書院文庫、2015年6月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

内容紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

幼馴染みの四姉妹の父親が抱えた借金の代償として、老舗旅館の経営を任される事になった亮太。想い人である長女の綾乃に対し、妹たちには手を出さない代わりにソープ嬢にさせる為の訓練だと嘘をつき関係を続けるが、結局他の3人にも露呈してしまう。

【登場人物】

藤堂亮太
18歳。父親は風俗店グループの代表を務めており、倉木家が借金を申し込んだ代償として老舗旅館の経営を任される。倉木四姉妹とは幼馴染みで、彼女たちを守ろうと秘密を抱える事に。帝王教育の一環か、トップソープ嬢の美雪の手解きを受けている。

倉木彩乃
24歳。四姉妹の長女で両親が藤堂家から借金を申し込んだ直後に事故死し、借金返済の為ソープ嬢にならざるを得なくなる。2つ年上の恋人がいたが、事情を打ち明ける事が出来ず喧嘩別れしている。墨色の長い髪の美女。亮太の想い人。

倉木絵理
四姉妹の次女で国立大学に通う2年生。黒髪のボブカットに大きな黒縁メガネを掛け、地味な印象を与える。四姉妹の中では一番スタイルが良く、押しに弱いタイプの為、亮太に性癖を看破され言葉責めに遭わされる。処女

倉木ひかる
18歳。亮太と同じ学校に通い、互いに生徒会長と副会長の間柄。亮太に恋心を抱いていたが、素直になれずにいた。姉たちの行動に不審を抱き、自らもソープ嬢を志願する。姉2人よりバストは控え目だが美脚の持ち主。ツインテールで処女

倉木梢
発育が遅く言動もたどたどしい事から実年齢よりも少し幼く見えるローティーンの少女。亮太に対し兄のように甘え、欲望に忠実な故に突拍子な行動に出る事も。ポニーテールで愛らしい処女

【展開】

亮太は旅館に赴任してから間もなく、綾乃の最終試験と称し離れのスイートルームの浴室にてソープ嬢としての奉仕を求める。口唇奉仕や相互愛撫で1度ずつ精を放つが、綾乃に何か隠していると見抜かれ手早く本番を終えるのだった。

綾乃の追試として3日間中出しを繰り返す亮太だが、その翌晩絵理の伝言で姉がおんなの事情で休ませて欲しいと知るが、風俗に関する資料を携えた絵理から姉の代わりになると告げられ、亮太は戸惑いつつも口唇奉仕を受け入れ射精する。
その最中に彼女にマゾの気質があると見抜くと、和室に移動し灯りを消した薄暗い中で絵理の裸体を撮影したり言葉責めに遭わせたりと被虐心を引き出した末に処女を奪うのだった。

数日後亮太は休暇を終えて復帰した綾乃も加え、特別プログラムと称し絵理と2人で口唇奉仕や全身愛撫を要求して満足を得るが、一方で嘘をつき続ける事に罪悪感を抱きながらも、旅館の建て替え工事を変更させようと奔走する。

ある日下校中にひかると待ち合わせしていた亮太は、何故か父親が経営する風俗店に連れていかれる。ソープ嬢の美雪と仲が良い事に驚きながらも彼女のレクチャーを受けながら奉仕を覚えたいという訴えを受け入れる。
美雪の口唇奉仕から本番に至ったところで抑え切れなくなったひかるは、彼女にレクチャーを受けながら同じように口で精を受け止めた後、正常位で交わり処女を卒業する。

翌日亮太は梢に誘われレジャー施設にやって来るが、無意識にジャグジーで刺激を与えて秘所をまさぐる少女に罰を与えようと他人に見られる危険も孕みながらも、指でクリトリス絶頂へ導いてしまう。
亮太は泣きじゃくる梢を落ち着かせようと茂みの影に連れていくと、正気を取り戻した彼女は意味をよく理解せずにソープランドを口にする。姉たちと同じようにしてもらいたいと健気な様子に、見知らぬ少女に見られながら交わるのだった。

数日後亮太は父親と対峙し、旅館の建て替えをソープ施設からレジャー施設に変更したいと交渉するが、ひかるを通じて計画は筒抜けとなっており流石に四姉妹にすがられては堪らぬと父の許しを得られて旅館に戻る。
綾乃から全員を幸せにしなければ許さないと睨まれた亮太は、梢やひかるに跨がられ、既に準備を終えていた絵理や綾乃とはアナルで交わり射精するのだった。

【レビュー】

近作は非熟女誘惑路線の旗手として人気を得ている作者の約1年振りの新作である。これで近作4作品の内3作品が四姉妹作品というのは若干物足りない気もしなくは無いのだが、非熟女ものというのを利用した「お風呂もの」にしたのは興味深い。

元々四姉妹の長女に想いを寄せていた主人公だけに、父親の計画に乗じて自分のモノにしようとするが、頭は良くても何処かで抜けた所があるのか、結局他の3人の妹たちにバレてしまうのはこの手の作風ではお約束と言えようか。

官能小説というフォーマットにライトノベルのような軽いテイストを盛り込もうという試みは上手くいっているし、相変わらずの官能描写の濃厚さは流石だと思われる。
主人公が主導する長女や次女の単体プレイや姉妹による奉仕は休む間もなく続けられており、主人公のタフネス振りやその場の思い付きでやらせてしまう若さの裏返しであろう。

ただその休みの無い官能描写という点がともすればトゥーマッチな印象も否めず、ページ数の関係からかヒロインたちの心情の掘り下げが若干浅くなったように思えたので、もう少し物語性にウェイトを置いた方が良かったのかもしれない。

【参考作品】

借金の代償として主人公が旅館の経営に携わる、ソーププレイをヒロインに仕込んでいくという作品は、以前にも有りましたね。

本城山羊「母娘風呂【初体験づくし】」(フランス書院文庫、2014年9月、表紙イラスト:池田正輝)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】隼人の幼馴染みの凛子の母親・志津香は旅館の借金を立て替えて欲しいと隼人の父親に懇願するが、その見返りとしてソープ旅館とする事と、志津香もソープ嬢として働かせる為隼人を教育係として受け入れるよう求められるが…。【登場人物】黒井隼人高校2年生。父親は風俗企業・黒井グループの...
本城山羊「母娘風呂【初体験づくし】」

tag : 高校生主人公 姉妹丼 処女

高杉圭「高宮家の令嬢四姉妹【あやまち】」

高杉圭「高宮家(となり)の令嬢四姉妹【あやまち】」(フランス書院文庫、2014年7月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

隣家ながらも暫く交流の途切れていた高宮家の三女の詩歩に下着を拾ったのを見咎められた瑛大。何故か自分に有利でエッチな要求をする彼女に疑問を抱きつつも、次第に彼女の被虐性に気付き責めをエスカレートさせて行く。

【登場人物】

上橋瑛大(えいた)
高校2年生。使用人やお抱え運転手が居る資産家の高宮家の隣家に両親と共に暮らしている。小学生の時までは頻繁に詩歩たちと遊んでいたが、彼女の進学を機に疎遠になった。童貞。

高宮詩歩
高校2年生。高宮家の三女。中学に上がってから私立の女子校に通うようになった。学校内では憧れのお嬢様然としているが隠れマゾの気が有り、恋心を抱く瑛大を利用して自らの欲望を満たそうとする。ツインテールで巨乳。処女。

高宮真菜
21歳。高宮家の次女。大学生で軽い言動から一見遊んでいるように見えるが、男性経験は一人だけ。成長した瑛大が密かに詩歩と付き合っているのを知って彼を手玉に取ろうとするが、やり返されて自分から惚れ込んでしまう。

高宮かのん
中学2年生?詩歩より3歳年下の四女で、未成熟な身体とはアンバランスに姉妹の中でも最も性に関する知識を持っている。
表情の変化に乏しい事から当初瑛大や姉たちも翻弄されてしまう。ネット知識も豊富で姉たちの言動を盗撮したりと危ない面も。処女。

高宮静香
25歳。四姉妹の長女で著名なヴァイオリニスト。天然でマイペースな所が有り、美貌とスタイルの良さに反してこれまでに男性との関係を持った事は無いままに妙齢となってしまった。

【展開】

高宮家に回覧板を届けにやって来た瑛大は庭先に静香のパンティが落ちているのを見て思わず手を伸ばし匂いを嗅ごうとした所を詩歩に見咎められ、彼女の目の前で勃起を見せて欲しいと頼まれ手で射精に導かれる。

翌朝詩歩の頼みで後輩たちの目の前で電車内で痴漢し絶頂に導いた瑛大はその場を取り繕おうと途中下車し、激しく濡れた彼女に反応してトイレの中でイラマチオさせ口内に射精する。
翌日高宮家に招かれた瑛大は詩歩よりSM雑誌に載せたいからと部屋で拘束セックスを求められ立て続けに2度交わった後、
更に彼女の被虐願望を満たそうと姉妹の居るリビングの前からトイレへ移動しもう一戦交わるが、素直にならない詩歩の態度に苛立つ事に。

真菜と共に静香のコンサートを観に来た瑛大は人目を気にせずにペニスを弄る真菜に翻弄され控室に移動し騎乗位で交わるが、
静香や詩歩に嫉妬したからと理由を聞かされドアの向こうで不審がる静香をよそに調子に乗り後背位で真菜の膣中に射精する。

翌晩旺盛な性欲に寝室で苦悩する瑛大。そこへ鍵をこじ開けて入って来たかのんに夜這いを掛けられ困惑するが、彼女の本心を知り要求通りアナル処女を奪うと部屋に乱入した詩歩も加えて彼女の膣内に精を放つのだった。

ある日静香から浴室の電球の交換を頼まれその流れから彼女と一緒に入浴する事になるが、不意に勃起した瑛大の反応と匂いに発情した彼女に処女を捧げられ、更に浴室に入って来た真菜も加え姉妹で奉仕合戦へ雪崩れ込む。

瑛大の両親が不在となったある晩に偶然高宮家が停電した事から瑛大宅へ押し掛けた四姉妹は、かのんが最初に誘惑を仕掛けると瑛大は相次いで真菜や静香のアナル処女を奪う。
お預けを食らった詩歩は発情しながらも瑛大が好きだと告白し激しい情交を終えると彼もそれに応えてキスをするが、他の3人は1度では不満だと求めて来て4人相手かと苦笑するのだった。

【レビュー】

デビュー3年目の気鋭の作者の7作品目で、若い年代層のヒロインと繰り広げる甘々な作風は読者の趣向によってはっきりと好みが別れる所。
個人的には良くも悪くも、「美少女文庫で出せるのでは」というのがここ数作の作風に対しての感想で有る。
美少女文庫ではイラストによるビジュアル面での補完も充分出来るし(逆にイメージの固定化による齟齬も出るが)、近年は黒本以上に尖った作風を受け入れる素地が有るのではと思う。
個人的な意見で恐縮だがこの作品の作風は美少女文庫でも「えすかれ」の部類に入るし、これだけ尖っていると読むのに若干躊躇いが生じるかもしれないが…。

本作では三女の詩歩が本命で、出歯亀的な流れから次女の真菜や四女のかのん、更に長女の静香も久々に逢った筈の主人公を見てほぼ無条件に惚れてしまう。
確かにお隣さんだし上の三人は年齢的に主人公と接する機会が多かったろうが、四女はあまり接点が見出だせない。まして感情の起伏に乏しいヒロインだからこそ、何か動機付けが無いと感情移入しづらい。

この流れは基本的に5作目の「いとこの四姉妹が泊まりにきた一週間」とコンセプトはよく似ているが、本作では彼女たちに被虐の悦びの属性が有るのが最大の違いだと言える。
それでも個人的には以前の作品と似ているという印象が否めないのは、終盤のアナルセックス描写が妊娠を避ける為とは言え延々と続く点に受け入れ難いというのが有るかもしれず、着地点としては別の工夫が欲しかった気がする。

情交描写は既にデビュー作品の時から高水準にあると理解しているし、官能小説ならばもう少ししっとりとした情感も有れば良いのではと蛇足ながらも申し上げたい。

高杉圭「おさな妻」

高杉圭「おさな妻」(フランス書院文庫、2014年2月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

高校時代の担任教師の京子の娘で教え子のすみれと結婚した亮輔は結婚の事実をひた隠しにするが、約束を破って密かに関係を結んでいたのを京子に知られ、娘の為と言いながら関係を持ってしまう。

【登場人物】

平岡亮輔
24歳。英語担当で陸上部顧問の高校教師。すみれとの関係を秘密にし、彼女が高校生で有る内はセックスを禁止だと京子から申し付けられているが、既に肉体関係を済ませている。すみれとの結婚を認める代わりに、京子の自宅に同居させられている。

二階堂すみれ
18歳。亮輔の妻で現役の高校生で教え子。黒髪のツインテールの童顔で可愛らしい印象を与える一方で、小柄な身体に不釣り合いな程豊かな乳房とお尻を持つ少女。夫が顧問を務める陸上部に所属している。京子からは在学中のセックスは禁じられているが、代わりに週2回ほど口で奉仕している。

二階堂京子
38歳。亮輔が高校生の時の担任で、現在は同じ3年生を受け持つ先輩教師。すみれの母親だが、父親で有る夫を8年前に亡くしている。漆黒のセミロングの髪形のクール美人でお堅いイメージを与える一方、密かに亮輔に好意を抱いている。

熊田花帆
16歳。すみれの後輩で陸上部に所属している。家同士の風習により彼女が16歳になったのを機に、醤油会社のひとり息子で亮輔の後輩に当たる男性と入籍しているが、数ヶ月間セックスを求められずに自分が下手なせいだと悩んでいる。

【展開】

京子に隠れてすみれにフェラチオしてもらっている亮輔は、ある晩に京子が泥酔したのを良い事にすみれから浴室で奉仕されアナルで交わります。
ある日亮輔は自宅に招いた花帆にエッチな奉仕の仕方を教える事になりすみれと花帆から2人がかりで口で奉仕されて精を放った後、すみれとアナルセックスをしそれに触発された花帆ともアナルでする羽目になります。

ある休日に陸上大会の帰りに部室ですみれから求められた亮輔は後ろで交わった後、校内を巡回していた京子に見付かりそうになり肝を冷やします。
ところがそれに気付いていた京子は娘が外泊し亮輔と2人きりになったのを機に泥酔した振りをして、教頭から女らしくないとからかわれたが自分に女を感じるのなら抱いて欲しいと誘惑し、亮輔もずっと憧れだったと返し関係を結びます。

数日後花帆から呼び出された亮輔は自分を慕う後輩である彼女の夫から子供が出来にくい体質の自分に代わって跡継ぎを孕ませて欲しいと頼まれ、ホテルで花帆の膣内に精を注ぎます。
人づてに亮輔が他の女とホテルから出て来たのを知った京子は、すみれとのセックスを禁じたから浮気に走ったのだと早合点し娘の代わりになるからと亮輔とセックスしますが、帰宅したすみれに見られ関係がばれてしまいます。

家を飛び出し職員室に逃げ込んだすみれは、後を追って来た京子に亮輔とのセックスを解禁すれば許すと条件を出し、京子と一緒に来た亮輔は彼女の目の前で交わりますが、ひょんな事から花帆との密会が発覚し母娘から平手打ちされます。

追い詰められた亮輔から呼び出され二階堂家を訪れた花帆は、これからは自分の居る所でセックスするなら許すとすみれに言われ、娘の命令で巻き添えとなった京子を含めた3人で交互に亮輔へ奉仕する事になります。

【レビュー】

幼な妻作品はこれまでに他の作家の作品でも刊行されていますが、本作では主人公と妻のすみれは母親の京子から在学中のセックスを禁じられる前に既に婚前交渉を済ませているのが大きな違いです。

〈参考作品〉

巽飛呂彦「【密会】妻の母、妻の姉と」

河里一伸「奥様は18歳」

高杉圭作品ではこれまでも主人公に代わって主導権を握る小悪魔系のサブヒロインが必ずと言って良いほど登場しますが、本作ではメインであるすみれがその立場です。
初めの内は健気な雰囲気も感じられた一方、唐突にアナルセックスを求めるのは少々違和感を感じましたが、終盤に至って母の京子や花帆を巻き込み、正妻としての寛大さを見せる当たりはなかなか良かったと思います。

京子は他の作者での「妻の母」作品で頻繁に見られるような方向性を感じさせつつ、主人公への想いと回りから堅く見られる事へのコンプレックスを上手く絡めていて、最後は娘に諭されて仲間に加わってしまうような可愛らしさが有ります。

花帆はすみれの後輩でいわば「妹」のような立場ですが、既に人妻でセックスレスに悩む部分が描かれています。
展開の補足として、主人公の後輩でもある彼女の夫は主人公に孕ませて欲しいと依頼した後ホテルに向かった後で立ち去っており流石に「二竿」で無いものの、この設定に対しては蛇足感を感じずにはいられませんでした。

高杉圭「いとこの四姉妹が泊まりにきた一週間」

高杉圭「いとこの四姉妹が泊まりにきた一週間」(フランス書院文庫、2013年11月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

自宅のリフォームに伴い、従姉妹の立花四姉妹が智紀の自宅で一週間同居を始める事になった。次々と4人と関係した智紀に対し、長女の千尋からある課題を出されるが…。

【登場人物】

楠本智紀
高校2年生。立花四姉妹とは幼馴染みで従姉妹に当たる。何故か四姉妹との同居に合わせて両家の両親が旅行に出掛けてしまい、5人で暮らす事になった。

立花千尋
25歳。四姉妹の長女。法律事務所に勤め、ロングストレートの黒髪にクールな顔立ちでグラマラスな肢体を持った女性。

立花栞
20歳。四姉妹の次女。フランス文学を学ぶ女子大生。ウェーブの掛かった黒髪に知的で柔和な顔立ちに、茶色のセルフレームを掛け、四人の中では最も豊かなバストを持つ女性。処女。

立花美穂
智紀と同い年の高校2年生。四姉妹の三女。付き合っている彼氏はいるものの処女。ショートヘアで巨乳。

立花芽衣
つい最近までランドセルを背負っていた中学1年生。普段は腰まで有るストレートヘアをツインテールにしている。年の割にバストはしっかりと実っている。処女。

【展開】

千尋は自らのバスタオル姿に反応した智紀を見て初めてを奪いたいと思い、浴室に侵入すると彼を誘惑し騎乗位で童貞を奪います。
翌日智紀の不自然な落ち着きに違和感を感じた美穂は経験豊富な振りをして彼を誘いますが、嘘を見抜かれ風呂場で嗚咽する彼女に智紀は告白し処女をもらいます。
次の日栞と一緒に図書館に向かった智紀は彼女の妄想を綴った官能小説を見て興奮し、地下書庫の棚に隠れて対面立位から駅弁スタイルで交わります。
芽衣から一緒に入浴しエッチな事をせがまれた智紀は素股でその場をやり過ごすも、執拗に奉仕する彼女に理性のタガが外れ、後背位で交わってしまいます。
翌日大雨で自宅の2階が雨漏りし、リビングで川の字に並んで眠る事になった5人。
ちょっかいを出す千尋と美穂に業を煮やした智紀は、芽衣にアナル舐めされ射精したのを思い出し、浴室で2人にアナルセックスを試します。
翌日リフォームを終えた立花家の浴室で栞と芽衣のアナルも奪い千尋と美穂を呼び寄せた智紀は、四姉妹全員と付き合う事を宣言します。
千尋から全員を満足させるように課題を出された智紀は若い順にアナルを貫き、最後に千尋にプロポーズしながら中出ししますが、4人は一度だけで満足出来ず主導権を奪われます。

【レビュー】

ここまで読まれた方ならお分かりと思いますが、芽衣の年齢の若さや後半はアナル中心と本作はかなり挑戦的な作風です。

千尋のシーンは「お姉さんが教えてあげる」の典型的なパターンで良かったのですが、
美穂や栞の所では童貞喪失間もないのに、突然智紀の人格が変わったかのように根拠も無く強気になるのは違和感を感じました。

芽衣のシーンは高杉作品お馴染みの小悪魔系ヒロインの場面ですが流石に本作では幼すぎるし、背徳感より寧ろ罪悪感すら感じてしまいました。

最後に千尋から全員を満足させるようにと課題を出され、一応智紀なりに各ヒロインを想って妊娠を避ける為のアナルセックスなんだという事ですが、この辺も好みによるかもしれません。

高杉圭「世界でいちばん甘い休日 兄嫁、叔母、姪と…」

高杉圭「世界でいちばん甘い休日 兄嫁、叔母、姪と…」(フランス書院文庫、2013年5月)

【あらすじ】

実家に帰省した青年颯太は、周囲で良からぬ噂が飛び交う叔母の祥子が気になり自宅を訪れるが、ふとした事から関係を結んでしまう。純粋に颯太が好きな姪の葵や祥子を毛嫌いする兄嫁の悠希も加わり、最高の夏休みは過ぎていく。

【登場人物】

今岡颯太
大学生に成り立て?夏休みを利用して実家へ帰省した。童貞。小学生の時に1度悠希に手コキして貰った想い出が有る一方で叔母の祥子に密かに想いを寄せている。

今岡悠希
34歳。颯太の兄・栄治の妻。実家が和菓子屋の為和服姿の事が多い。栄治が祥子を押し倒した瞬間を目撃して祥子が誘ったと勘違いし、彼女を誰とでも寝る女だと毛嫌いしている。

芹沢祥子
39歳。颯太の叔母。ウェーブの掛かった栗色のロングヘアーに若々しい容貌。還暦に近い地主と結婚も翌年死別。栄治との一件から入れ替わりに違う男性を連れているとの悪い噂を立てられている。

今岡葵
女子高生。栄治と悠希の娘で颯太の姪。年の割に豊かなバストの持ち主。叔父の颯太に密かに想いを寄せており、持ち前の行動力で颯太を誘惑する。処女。

【展開】

第1章では帰省した颯太が祥子の元を訪れ、ヌードデッサンを引き受けて勃起した逸物を見た祥子と結ばれます。第2章では祥子や葵と3人でバーベキューへ出掛け、颯太に気がある様子の葵に嫉妬した祥子は颯太を誘惑し、森の中や自宅で何度も精を絞り取ります。
第3章では悠希に祥子との密会が発覚し倉の中や娘の居るダイニング、深夜は寝室で何度も精を絞り取りますが最後は葵に見られ、第4章では夏祭りの夜に処女を捧げた葵との現場を祥子に見付かります。
第5章では翌日祥子に呼び出されて葵と3P、第6章ではお仕置きと称して悠希は泥酔して眠り込む夫の寝室に颯太を引っ張り込み誘惑するが、乱入した葵に身体の自由を奪われセックスを見せ付けられます。第7章では祥子と悠希が仲直りし、葵と3人で颯太にご奉仕します。

【レビュー】

近2作は凌辱ハーレム路線でしたが、本作では誘惑路線に戻しています。どちら付かずの作風は先入観も有ってか、いずれの路線の読者からも非常に選びにくい感も有るのでこれで良いと思います。

物語の根底に有るのは6年前に祥子の夫が亡くなり、弾みで悠希の夫が祥子を押し倒した現場を悠希が目撃し祥子に憎悪を抱いた事です。気位の高い悠希は祥子が大事にしている義弟の颯太を性に目覚めさせる行動に打って出ます。

そんな大人の女性同士の嫉妬に効果的に絡むのが姪の葵で有り、祥子とは望んで3Pになる一方で母親の悠希は縛り付けて2人のセックスを見せ付けたりと積極的です。4作品目ともなると年下の小悪魔系ヒロインが活躍するパターンもお約束になってきましたね。

主人公の颯太はやや早漏気味で精力でカバーしていますが、どことなくヒロイン3人に絞り取られている気もします。これもお約束の内でしょうか。部分的にご都合主義を思わせる部分も有りますが、全体的によく纏まっており濃厚すぎる官能シーンも秀逸です。

高杉圭「脅迫動画 女教師【仕組まれた罠】」

高杉圭「脅迫動画 女教師【仕組まれた罠】」(フランス書院文庫、2013年2月)

【あらすじ】
ある日香織は何者からかの脅迫動画を受け視聴覚室でレイプされ、更に脅迫魔の言われるままに教え子の翔を誘惑してしまうが…。実はその教え子が犯人で、更に翔はクラスメイトやその妹にも狙いを定める。

【登場人物】

笹久保翔
受験を控える高校3年生。成績優秀だが、母親を亡くし、安定的な収入が無い父親と二人暮らし。香織に想いを寄せている。童貞。

山ノ上香織
36歳。風紀担当の英語教師。160cm位の身長に愛らしい容貌で人目を惹く巨乳。夫は10年前に亡くしていて現在は独身。

藍原菜月
高校3年生。翔のクラスメイトでクラス委員長。厳格な父親の影響で成績を維持する為カンニングを行う一面も。艶やかなロングヘアーで高校生にしては規格外の巨乳。処女。

藍原遥
菜月と2つ違いの妹。密かに翔に想いを寄せている。ボブカットで明朗快活な性格。水泳部に所属し姉ほどでないが豊かなバストの持ち主。処女。

【展開】

第1章から第3章では自らの排泄動画を元に放課後視聴覚室に呼び出された香織は何者かレイプされてしまい、それをネタに脅迫犯は香織にバイブを付けたまま授業をさせたり、欲情した翔を誘惑するよう要求をエスカレートさせます。脅迫犯である彼はその事実を隠したまま香織のアナル処女も奪い、彼女が自分のものになったと満足します。
第4章で翔はクラスメイトの菜月を狙い元々彼が好きだった彼女も即堕ちしますが、第5章で妹の遥が乱入し2人の様子に一旦は動揺しつつ、彼女の負けん気に火を付けたのか翔を誘惑し処女を捧げます。
すっかり遥に主導権を奪われた第6章では翔が学校のプールでヒロイン3人に絞り取られ、第7章では大学へ進学した翔が香織と同棲しつつ藍原姉妹との関係も続けています。

【レビュー】

本作は高杉圭さんの前作「彼女の母は僕の言いなり」と舞台背景は異なるものの、大まかな流れは変わり有りません。前半では香織を徹底的に凌辱しますが、後半では置き去りにされ最年少の小悪魔系ヒロインに主導権を奪われ最後にハーレムを形成させられます。

前作と変わり無いというのは長短ともに言える事でいくら香織に頬を張られたのがきっかけとはいえ、翔が盗撮動画で脅迫し凌辱する流れは序盤の2章ではやや駆け足過ぎるのかもしれません。藍原姉妹のどちらかは明らかに不要と思われますし、もう少し章を割いて香織が堕ちる所を丁寧に書ければと思います。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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