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庵乃音人「美熟女の休日 義母と叔母・柔肌くらべ」

庵乃音人「美熟女の休日 義母と叔母・柔肌くらべ」
(フランス書院文庫、2013年11月、表紙イラスト:野中昇)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2018年2月22日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

由理子の実家の別荘で二人きりの晩に彼女の入浴を見た耕太は、彼女の胸を触る内に欲情してしまい、更に遅れて別荘へやって来た叔母の静佳からも意味深げに誘惑される。


【登場人物】

志倉耕太
高校2年生の17歳。身長170cmほどで少年の出で立ちを残した中性的な容姿。父親は2年間の海外赴任の為数日前から不在。5年前に義母となった由理子に男としての欲情を抱くようになった。童貞。

志倉由理子
39歳。耕太の義母。卵形の小顔に、背中まで届くストレートの黒髪で、日本人形を思わせる清楚な美貌の豊満な身体付きの女性。Gカップ。

田上静佳
35歳。由理子の実妹。姉と対照的に勝ち気で女王様を思わせる容貌にブラウンの明るいウェーブかがった髪のグラマラスな女性。夫の浮気に悩まされている。Hカップ。


【展開】

夏休みを迎え親族の別荘で過ごすことになった耕太だったが、叔母の静佳夫婦が一日遅れてやって来ることとなった。その晩別荘のリビングで携帯ゲームに興じていたものの電波の入りが悪いと庭に出ると、ちょうど入浴中だった由理子の悩ましい声に導かれ、木柵越しに露天風呂を覗き込む。ダイナミックな裸体を晒し腋毛を処理していた義母に興奮し、思わず携帯で盗撮しながら性欲処理を行い精を放ったものの、その後も寝室でオナニーを繰り返したせいかそのまま寝入ってしまう。
翌朝由理子が悪戯心で耕太を驚かせようと寝室に入るが、床下に落ちていたスマホを拾い上げ画面を見てうっかり動画を開いてしまい、ほどなくして目覚めた耕太も義母の態度のぎこちなさに気付く。そこで由理子は今までの接し方が間違っていたと詫び本当の母のように甘えさせてあげると提案するが、耕太がセックスを望んでいると知るとそれは出来ないと拒むものの、結局勢いに押され豊乳で勃起を挟み込み射精へ導くことを選んでしまう。もちろん耕太がそれだけで満足出来るはずもなく由理子を押し倒すが、それを見計らったかのように静佳が訪ねて来て事なきを得る。

静佳は夫の浮気を知って前夜に大ゲンカとなり、むしゃくしゃした感情を抱えたまま別荘にやって来たが、母子を驚かせようと裏口から中を覗き込むとふしだらな行為の最中であった。さすがに姉が犯されそうになったのを見て呼び鈴を鳴らし今到着したかのように振る舞うも、可愛いと思っていた耕太も所詮ただの性欲まみれの雄でしかないと失望し、懲らしめるつもりで甥を連れ出し誘惑を仕掛ける。ところが耕太はペニスを滾らせているのにこんなことはいけないと拒もうとし、これまで男を従えて来ただけにプライドが傷付いたと静佳も負けじと誘惑を続け耕太の口から奉仕してと求めさせたものの、いざ口唇で受け止めると17歳の少年らしからぬ威容に圧倒され飲精までしてしまう。

翌日静佳は生真面目な由理子を翻意させようと別荘での出来事を見たと打ち明け、ぐずぐずしていると自分が耕太の童貞を奪うからと挑発する。それを聞かされた由理子は迷った挙句にその晩夏祭りへ耕太を誘い、その帰り道から外れた木立ちへ連れて行くと唇を奪った後、今夜だけと断った上で好きなようにして良いと告げる。初めてだからと正常位を選んだ耕太は交合の気持ち良さに長くは持たず、しかも由理子が危険日だと訴えたのを聞いてしまっては、「子作り」のためにするのでしょとアピールし中出しするのであった。

次の日よそよそしい由理子の態度を見た静佳は、前夜に自分が祭りに行かないと言ったことが功を奏したとほくそ笑むが、なおも頑なな姉を見て自分が耕太を奪ってやろうと決意を固める。由理子が散策に出掛けると静佳は庭のプールで泳いでいた耕太の前で大胆な水着を着て挑発し、耕太も我慢できずに叔母を押し倒すと大きな乳輪と繁茂した恥毛がいやらしいと告げ、四つん這いにさせて尻穴を弄りながら中出しする。
その晩二人の親密さに気付いた由理子は胸騒ぎがして寝付けず、ふと喘ぎ声を聞いたような気がして妹の部屋を訪ねると誰もいない。そこで階下の耕太の寝室を訪ねると大股を開いた静佳が今まさに耕太に恥毛を剃ってもらおうとしていたところで、興奮した耕太が彼女をがに股にして交わっているのをドアの隙間から覗き見てしまい、思わず一人遊びをせずにはいられなかった。

翌朝由理子は気分が良くないと二人に告げ別荘に残るが、前夜から燻っていた耕太への愛情と静佳への嫉妬の感情を抑え切れず、リビングのソファーで思わず耕太と呼びながら一人遊びを始めてしまう。ところがそこへ出掛けたはずの耕太が現れ続きを見せてとねだられ、もう想いを抑えることはないと決意し今までになく淫らな姿を見せ付ける。自ら騎乗位で交わり中出しされた後耕太のリクエストで顔面騎乗をしてあげるが、そこへしたり顔の静佳がやって来る。
いやらしいと言いながらも静佳はもう耕太に抱かれることは無いからと告げ、耕太に加勢して由理子を激しく乱れさせていく。そんな由理子を見て興奮気味の耕太が後ろでの交わりを所望していると気付き、経験者の静佳は初めてを捧げられるなんて…と由理子を説得し、後ろなら本番では無いからと交わりに参加する。続けて二人の後ろを貫き直腸に精を放った耕太は念願が叶い、自宅に帰っても由理子と毎日のように身体を重ねる生活を送る。しかし静佳は夫とやり直してみると姉に告げただけで一向に自分へは連絡しようとはせず、そんな叔母の気遣いに耕太は感謝しつつ今日も由理子と交わるのであった。


【レビュー】

他社レーベルを中心に実績を重ね黒本に進出して4作品目を迎えた庵乃音人さんの新刊で、本作を含め2ヵ月で3作品を出されるなどご活躍であるが、本作も「黒本の庵乃作品らしい」安定した出来だったと思う。

由理子は主人公の耕太の想い人で彼の父親と結婚して間もなく2人だけになるが、お互いに真面目な性格で別荘という非日常かつ静佳の後押しが無ければ、関係に至らなかったと思われる。静佳は夫の浮気を知り男性への不信感を持っていた中で、耕太が由理子に淫らな事を迫るのを目の当たりにし、耕太を誘惑してやろうとするが耕太は誘いに乗らず、それが彼女の負けん気に火を付けて徐々に彼におもねるようになっていく。彼女のそういうギャップに可愛らしさを感じるし、先に挙げたように真面目な2人のキューピッド役を買って出るなど「良い人」ぶりが窺えて、メインの由理子より存在感の高いヒロインであろう。

耕太と由理子が結ばれた後で静佳を交えて3Pになる部分も有るが、基本的には別々の官能シーンでそれぞれの性格の違いが出ていて良かったと思う。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2013/11/26 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「そんなに我慢しないで、私のなかに出していいのよ」「ママにはできないこと、たっぷり教えてあげる」旅先で初心な少年を虜にする39歳の義母と35歳の叔母。野外ファック、プールでの悪戯、極甘3P寝室。休日のママと叔母さんは、いつもと違って悩ましすぎる……。美熟女が競うように誘惑を仕掛ける避暑地ハーレム!★★★★☆ 生真面目な義母と義息の不器用...
美熟女の休日-義母と叔母・柔肌くらべ(著:庵乃音人、フランス書院文庫)








約1年振りに庵乃音人さんの新刊が黒本で刊行されます。






「私の××で大人の世界に導いてあげる、あんっ」
押し込まれた義弟の肉茎に湿った吐息を漏らす綾花。
背徳的な姦係であるほど深まりゆく、禁忌の快楽。
夜のバスルームで、リビングで、夫の遺影の前で、
心のなかに潜む淫性をさらけだしていく三匹の美獣。
24歳、29歳、35歳――兄嫁だらけの溺れ夜、開幕!




公式ホームページでも既に情報が更新されていますが、一つ気になるのは立ち読み(作品の一部抜粋)部分です。これは庵乃音人さんの作品ではなく、霜月航さんの作品ではないかと。私のTwitterでも呟きましたが、Webの更新は恐らく外部委託なのでしょうが、編集部での事後チェックくらいはしていただきたいものです。私のような作者さん買いの読者ならすぐ分かるものの、初見の人ならば「庵乃さんってこういう作風?」と思うかもしれません…。こうしたエラーで買うの止めたとなれば非常に勿体ないことではないでしょうか?早い修正を望みます。

⇒2/22に修正を確認しました。

tag : 高校生主人公 童貞 熟女限定

青橋由高「七人のおいしい人妻」

青橋由高「七人のおいしい人妻」
(フランス書院文庫、2014年8月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。
本作は短編集である事から、展開部分をあらすじに変えて紹介したいと思います。
2018年2月13日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

七人のおいしい人妻
青橋 由高
フランス書院
2015-04-30




【あらすじ】

第1話:テニスウェアの熟妻
(「人妻テニス温泉」より改題)

テニスコーチの今関健太は子供向けのテニス合宿で教え子の少年の母親・元山美穂と出逢う。美穂がかつて自分が憧れていたテニスプレイヤーと知った健太は、足を挫いた彼女の療養を口実に混浴する機会を得るが…。

第2話:双子妻3P体験
(「双子の人妻の色香」より改題)

パン屋を営む金成拓也は久し振りに同窓会で亜美と麻美の双子姉妹と再会する。悪戯好きな姉妹は昔から互いに扮して楽しんでいたが、何故か拓也だけにはいつも見破られてしまう。彼女たちはある晩に拓也を呼び出しその真相を聞き出すと、彼なりの拘りがあっていつも見破られていたと知り…。

第3話:息子の嫁に迫られて
(「息子の嫁」より改題)

結婚5年目を迎え義父の重文と同居生活中の古谷理絵は、結婚記念日にも関わらず仕事優先の夫へ当て付けるが如く酔った姿で重文を挑発する。不在がちな夫に隠れて情交を続けていたが、ある日理絵から衝撃の告白が…。

第4話:初夜~おさな妻の寝室
(「新妻美幸・愛憎の初夜」より改題)

美幸の実家に援助の手を差し伸べた恩田隆仁だったが、その見返りとして一回り以上年下の彼女を妻にしたいと要求する。別の恋人がいる美幸は隆仁との初夜に恋人を想いながら抱かれるが、隆仁との新婚生活を送る内に彼の優しさを知る事に。

第5話:新婚生活~淫らな蜜愛旅行(ハネムーン)
(第4話の後日談)

美幸の友人・紗月と3人で自宅で飲み交わした隆仁は学生時代の妻の水着写真を見せてもらうが、美幸は紗月に見惚れていたと拗ねてしまい柄にも無く恥ずかしい言葉を吐かせられ、おさな妻のご機嫌を取るのだった。
数日後隆仁の恩人の涌井の計らいで行けなかった新婚旅行へやって来た2人。恋人が居た美幸に実家の苦境に付け込むような婚姻を迫ったと悩んでいた隆仁は、美幸を愛している証明を見せると告げて後ろの処女を奪うのだった。

第6話:かわいすぎる人妻メイド
(第3話、第5話からのスピンオフ)

知人の重文や隆仁が相次いで若い恋人を手に入れてイキイキとしているのを見た涌井藤一郎は、2度失敗している結婚生活はもう嫌だが、リタイヤした家政婦の代わりを雇おうと考え、知人の紹介で愛人希望の人妻・黒木優香と会う。
優香にメイド服を着させ1ヵ月間の試用期間を経た藤一郎は自分は他人の女で無いと興奮しない最低の男だと自嘲気味に告白すると、優香も夫や子供がいるのにお金の為に他人に抱かれようとする女だと微笑んで切り返し、ここに愛人契約が成立するのだった。

第7話:パン屋で働く美人妻を…
(第1話の後日談)

大学2年生になった元山翼はいつものように双子姉妹の店員を目当てにパン屋へ向かうが二人は居らず、代わりに働いていた大久保紗月に一目惚れすると約束を取り付け週末に彼女のアルバイトの手伝いでドライブに出掛ける事に。
夫から不義を匂わせるメールを見て表情が曇ったのを翼に気付かれた紗月は気まずさを紛らわせようと近くのホテルへ連れ込むと、彼が20歳を過ぎても童貞だと知って手取り足取り教えるつもりが彼にペースを奪われてしまい若い獣欲に身を委ねるのだった。


【レビュー】

各話完結の短編集となっているが作品毎に共通の世界観を持たせている辺りは「美少女メイドから異能ヒロインまで」幅広く美少女文庫で描かれている作者らしく、作中から感じられるのは表面的にはドロドロの愛憎劇に見えても結末はハッピーエンドという点で、これは作者なりに拘った創作観なのではと感じられる。

因みに全7話中、先の4話は綜合図書の「特選小説」誌に掲載された作品に加筆改題したもので残りの3話は書き下ろしであるが、元はバラバラで有った筈の先行4話を互いに結び付ける役割を担っており、なるほどと唸らされる作品もある。

青橋氏に限らず短編を寄稿なさっている作家も数多くいるので、たまには特定の題材で複数の作家が競合する短編集(アンソロジー)というのを久し振りにフランス書院文庫で見てみたいと思うが、いかがであろうか。


DSKさんのブログにて、本作をご紹介されています。
2014/8/25 発売七人のおいしい人妻著:青橋由高、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。テニスウェアが似合う熟妻に温泉宿で個人レッスンを……同窓会で再会した双子妻にダブルで「美肉告白」され……豊満ボディを密着させる息子の嫁の誘惑に乗ってしまい……仕草も女陰も初々しい、可愛いおさな妻との新婚生活で……三十路のむっちり人妻メイドにエッチなご奉仕を施され……年も職業も女体の味も違...
七人のおいしい人妻(著:青橋由高、フランス書院文庫)








青橋氏に限らず短編を寄稿なさっている作家も数多くいるので、たまには特定の題材で複数の作家が競合する短編集(アンソロジー)というのを久し振りにフランス書院文庫で見てみたいと思うが、いかがであろうか。



拙ブログにてこう書いたのを編集サイドで拝見なさったのか、偶々なだけなのか分かりませんが、2016年になり複数の作家さんが集まった形で「短編集(アンソロジー)」として刊行されています。

アンソロジー「異常な世界 あなたの知らない官能小説」





誘惑路線からは弓月誠さん、凌辱路線からは御堂乱さん、美少女文庫枠(?)からは青橋由高さんと巽飛呂彦さん、新人枠から香坂燈也さん、そして久しく黒本では機会の無かった秋月耕太さんと田沼淳一さんの7名による「異常な世界」を題材とした官能アンソロジーです。秋月さんと田沼さんは復活への呼び水となるかと期待したのですが、2018年現在では相変わらずのようではあります…。

話を青橋由高さんの作品に戻しますと、2018年現在でもフランス書院文庫の弟レーベルである美少女文庫の看板作家のお一人に違いはなく、昨年刊行された3作品が掲示板内(上位5位内)に食い込んでいることからも根強い人気が窺えます。「非実在」に拘らざるを得ない美少女文庫の中では異能ヒロインとは言え比較的現実に近い路線を描いており、エルフ双子であろうと姉ドラゴンであろうと妖精メイドであろうと青橋作品らしい創作観が支持されていることの裏付けだと思います。

2018年2月には、「おいしい特別休暇 女教師、シングルマザー、女子大生と」以来約2年振りとなる誘惑長編作品が刊行されます。





「いいのよ、私の膣中にたっぷりそそいで」
艶めかしい汗にまみれた瑞々しい美乳を弾ませながら
肉棒を秘唇で咥えこみ淫らにくゆらす人妻の腰使い。
家族の目を盗み、温泉で興じる子づくりセックス。
未亡人女将の弥生(34)、娘姉妹の麻沙美(25)と桃華(19)が、
日替わりで白濁をおねだりする、魅惑の温泉宿!



女将と娘姉妹の年齢関係からするとヒロインは実母娘ではなく義母と義娘姉妹となりそうですが、主人公の年齢が最近の黒本でよく見掛ける青年ではなく、より少年だと甘々ショタコン路線を感じさせて良いのかな…と思います。(実際は20歳前後の青年になるのかな?)楽しみにしたいですね。

tag : 短編集

香坂燈也「お泊まり先生 女教師、そして隣人姉妹も」

香坂燈也「お泊まり先生 女教師、そして隣人姉妹も」
(フランス書院文庫、2018年1月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

就職して帰郷した弘明はある日高校時代の担任である英理子の来訪を受ける。一度は失敗した告白を受け入れてくれることとなり手ほどきまでしてくれるが、弘明が好きなのは宮里家の隣人姉妹も同じで、積極的なまでに迫られてしまう。


【登場人物】

真田弘明
間もなく成人を迎える19歳のスポーツ用品会社の営業マン。高校時代はサッカー部のストライカーだったが怪我で断念せざるを得なくなり、英理子の勧めで現在の会社に就職した。新年早々に本社から郷里の支社に転勤となり、家業を継ぐために帰郷した両親と入れ替わる形で一人で暮らしている。英理子のことが好きで一度は告白したが、大人になったらと断られてしまう。女性経験はない。

榊英理子
28歳。弘明の元担任で現在も彼の母校に勤めている。弘明のことは前から気に掛けていたが、卒業したばかりではと断っている。但し口約束ではなく弘明が帰郷したのを知って自ら告白することに。Fカップの巨乳美女で男性経験はそれなりだが、独占欲は強く弘明に対してSっ気を見せることも。

宮里千穂
24歳の人妻で隣家に住んでいた幼馴染み。現在は住まいを別に構えているが夫が出張しがちで、ちょくちょく実家に帰っている様子。弘明の母校で事務員として働いているが、生真面目な夫への当て付けのように際どい服装をすることが多い。弘明のことは異性として気になっていたが、若菜も好きだと知って気持ちを抑えていた。昔から弘明や若菜を子分のように扱う女王様気質でDカップの美女。

宮里若菜
19歳の大学1年生で千穂の実妹。現在は大学の演劇部に所属しているが小柄の為主役を張れず、脚本や演出などを勉強し始めている。高校では弘明の1年後輩で、想いを寄せていたが告白できずにいた。スレンダーでAカップと慎ましやかな身体付きだが、時に千穂ですら降参するほどエキセントリックな性格も見せている。男性経験はない。


【展開】

両親が家業を継ぐために帰郷し入れ替わるように実家に戻った弘明はある晩テレビを観ていると、そこへ英理子が突然やって来る。卒業の時に一度は告白して失敗し「私の方から追い掛けるから」という言葉をその場しのぎの口約束くらいにしか考えていなかったが、何と英理子はその約束を果たすためにやって来たと聞いて弘明は喜ぶものの、口付けを交わしながらペニスが密着しただけで果ててしまう。恥じる弘明に英理子はお泊まりしたいと告げ、夜は長いのだからと促して浴室に向かうと、弘明にむしゃぶり付かれて正常位で交わるのであった。翌朝英理子は裸ワイシャツの格好で朝食を作ってくれて、弘明は幸せを満喫する。

弘明はある朝隣人の千穂に声を掛けられ、どうせ母校に行くなら乗せていってあげると車に乗るよう促されると、千穂が英理子と仲が良いと聞いて関係がバレるのではと身構える。校内を歩き回っていると若菜に呼び止められてしまい、何故か体育倉庫に連れていかれる。衝動のままに若菜に押し倒され一方的な口唇奉仕を受けると弘明も呆気なく果てるが、若菜は白濁を飲むのには抵抗があるらしく立ち去ってしまう。そこへ入れ違うようにやって来た英理子を若菜だと勘違いしたことから、英理子の嫉妬を招くことになり目隠しされ手を縛られて逆凌辱のように犯されていく。そして戻ってきた若菜もまともに二人の情交を見ることになり、覗きに気付かれて恥ずかしさのあまりそそくさと立ち去るしかなかった。

土曜日の朝早く千穂の来訪を受け押し付けがましく掃除してあげると提案されるが、寝室のベッドから立ち上る香水の匂いが英理子のものだと分かり、Sっ気たっぷりにねちねちと弘明を詰問する。ストッキング越しの美脚で乳首や睾丸まで踏み潰すようにいじめ、お尻の穴や前立腺まで攻め立てる千穂に屈服しそうになるものの、弘明も性交の最中に激しく腰を遣い千穂を絶頂へ導く。しかし危険日なのに避妊具は弘明のお尻責めで最後の一つを使い切っていた。更に自分が後ろを弄られて妖しい快感を得たこともあり千穂にアナルセックスを提案し、次第に高ぶりながらも腸内へ白濁を注ぎ込んでしまう。

弘明の誕生日まであと1日となった日曜の朝に今度は若菜の来訪を受けると、英理子との仲を割くつもりはないから一度だけ想い出が欲しいと迫られる。処女の若菜はそれなりにオナニーの経験だけは豊富らしく意外にもあっさりと交わられたが、奥まではやはりキツいようで一度ペニスを抜いて仕切り直そうとする。ところがそこへ若菜の行動を見ていた千穂が現れ、姉妹で罵り合いの喧嘩となるが、何故か姉妹揃ってノーパンで来たことに苦笑いする他にない。千穂には顔面騎乗され若菜には騎乗位で跨がられ、責め苦を味わっていた弘明だったが…。

英理子は翌日の弘明の誕生日まで待てずに真田家を訪ねるが、そこでは千穂と若菜姉妹が弘明を犯しているのを目の当たりにし、犯される弘明を見て妖しい感情に捕らわれるのを否めない。姉妹は英理子と弘明の気持ちは分かっているから今日一日だけ夢を見させて欲しいと願うが、英理子は同じ者を好きになった同士だからとみんなで乱れた一夜を過ごそうと提案する。浴室で「マーキング」し騎乗位で射精させる女教師の淫らさに当てられ、千穂はオナニーしていた若菜を手伝うかのように、アナルをいつの間にか開発していたようである。再び寝室に舞台を移すと千穂は弘明の前立腺を弄りながら若菜には英理子にも同じように開発してあげてと命じ、アナルセックスへの準備を済ませると二人の性交を見守る。絶頂した英理子は千穂を見るや今度は私がと呟き、淫らな一夜はまだ幕が上がったばかりだと気付くことになる。


【レビュー】

現在のフランス書院文庫の誘惑作風では最も勢いのある作者による新刊はストレートなまでの題名と、川島健太郎氏の手掛ける「裸ワイシャツ」のイラストに沿った内容で倒錯にも満ちた作品である。

メインヒロインは表紙画をイメージした通りの元担任の【英理子】(28歳の独身)であり、卒業の時に一度は主人公から告白されたものの、成人してから自分が求愛することに拘り断っている。主人公はプロ選手を目指していたが断念せざるを得なくなり、就職先を英理子に紹介され立ち直った経緯がある。理想の男に育てるという夢なのかもしれないが、ひとまず童貞の主人公の「初めての女」になるという目標を叶えることになる。(裸ワイシャツは作中にも登場する)

英理子と結ばれた主人公ではあるが、彼に好意を抱いていたのは彼女だけではなく、隣人姉妹の【千穂】(24歳の人妻)と【若菜】(19歳の生娘)もまた同じ感情を持っていた。直情的とも言える若菜から再会するなり関係を求められ未遂に終わるが、英理子に関係が発覚してしまう。嫉妬に駆られ新たな一面が発露したのか彼女が主人公を攻め立てる描写も見られるし、逆襲される場面もある。香坂作品の特徴である「サド性とマゾ性の表裏一体」が発揮される場面だと言えるだろう。

千穂は妹の想いを知るだけに主人公へはかつての子分扱いに留めようとするが、英理子との関係を知ると女王様気質を見せて主人公を攻め立てるものの、二人の関係を破綻させようとまでは考えず「割り切った」情交に留めようとする。若菜は英理子との情交を見て想い出にしようと純潔を捧げるが、お隣さんである以上千穂に見付かるのも当然であり、姉妹でお仕置きという倒錯した展開に発展してしまう。そこに英理子も…というのもスムーズな流れで、淫らな一夜は始まったばかりというところで話は終わるのである。

「サド性とマゾ性の表裏一体」はヒロインだけに留まらず、主人公も受けに回ったりやり返したりという展開が本作では繰り返されている。個人的には持ち前の巨根とタフネスで一方的なまでにヒロインを溺れさせるよりは、こうした流れの方が好ましいと考えており今後にも期待していきたい書き手の一人である。

tag : 社会人主人公 童貞 女教師 姉妹丼 処女

小鳥遊葵「全国熟女めぐり」

小鳥遊葵「全国熟女めぐり」
(フランス書院文庫、2017年1月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

全国熟女めぐり (フランス書院文庫)
小鳥遊 葵
フランス書院
2018-01-25




【あらすじ】

長期赴任中の夫より1週間米国へ来るよう呼び付けられたと、義母の美奈子から話を聞かされた龍一は大学の夏休み中ということもあり、中学時代の恩師である紫音と兄嫁の卯月の元を訪ねることに決める。北上する新幹線の中で未亡人の優樹菜にハントされた龍一は一夜を共にすると、恩師や兄嫁とも濃厚な情交に及ぶも本命は美奈子だけで、離日前に交わらせてくれるという約束を信じ楽しみにするが…。


【登場人物】

柳瀬龍一
19歳の法学部に通う大学生で柳瀬家の次男。兄は2年前に交通事故に遭い急逝。総合商社に勤める父親は現在アメリカに赴任しており、義母の美奈子と二人で暮らしているが母子で上手くいっている様子。中学卒業の際に担任だった紫音と初体験を済ませており、若い娘とも関係したが熟女好きとなっている。スポーツをしていて逞しい身体付きの爽やかな青年で巨根。

柳瀬美奈子
39歳。妻子ある柳瀬と不倫関係にあり一悶着あった末に後妻となっているが、義理の長男の嫁に当たる卯月ともいさかいがあったようで、長男夫妻は転勤を口実に富山で暮らしている。龍一の好色な目に気付いているが、夫ある身だと貞淑であろうとする。肉付きの良いが若々しいプロポーションの持ち主。

蓮池優樹菜
36歳。龍一が新幹線の車内で声を掛けられた未亡人。三陸の海に面した街に暮らし、マグロ漁師だった亡き夫が建ててくれた家に一人で住んでいる。出逢いを求めて上京したが上手く行かず、帰りの新幹線の車中で龍一に声を掛け、お持ち帰りすることに。

紫音
34歳。龍一の中学時代の担任教師で、彼に目を掛けていて卒業の想い出にと一度きりの関係を持っている。その後結婚を機に秋田県の田沢湖近くの街で暮らしているが、夫を亡くし未亡人となった現在も教師の仕事を続けている様子。

卯月
32歳。龍一の兄嫁で姉さん女房である。2年前に事故で夫を失ってからも富山に住み続けており、やって来た龍一にお礼がしたいと自ら情交を求めるが、何やら隠していることがある様子。姑の美奈子と夫が親密すぎることを訝り、喧嘩になって離れて暮らしている。


【展開】

米国に長期赴任中の夫から呼び付けられ美奈子はある夏の日の1週間だけ渡米することになったが、誰もいない自宅にいても退屈なだけだからと龍一から秋田の恩師と富山に住む卯月の元を訪ねると聞かされ不安を抱く。入浴するという龍一の背中を流してあげると伝え遅れて脱衣所に向かうと、龍一は自分の下着を手に取りはっきりと分かるほどにぺニスを滾らせていた。背中だけでなく前も洗ってあげると言った美奈子は龍一から求愛されたものの、流石に身を委ねる訳にもいかず手扱きから口唇奉仕で射精に導いていく。

翌日美奈子を見送った後新幹線のグリーン車に乗った龍一は、一列後ろの席だという優樹菜から空いているなら隣へ良いかと声を掛けられ、ムチムチの太ももや張り出した巨乳を見て性的な欲望を何とか抑えていた。次第に熟女との会話は妖しいものとなり意気投合して一ノ関駅で途中下車し、気仙沼にある彼女の自宅まで車を走らせると、夕飯を済ませた後にマッサージを頼まれる。上京した経緯を聞かされ龍一は亡き夫の代償行為に少しは腹が立ったものの、誘われるがままに秘所をクンニし正常位で交わり中出しするのであった。

翌朝まで荒淫を続けていた龍一は気仙沼を発つと列車に乗り田沢湖畔までやって来て、未亡人となったと聞いていただけに望みを賭け紫音の携帯に逢いたいとメールを入れると、何と折り返し着信が入り迎えに来てくれて自宅に招かれることに。童貞喪失の想い出をもう一度と龍一が迫ると、紫音から熟女好きの癖を作ったのは自分だから責任を持って卒業させてあげると返されるが、浴室で洗いっこするつもりがバックで交わり中出ししてしまう。そして寝室に舞台を移すとシックスナインでねっとりと愛し合った末に正常位で交わり朝まで何度も繋がりを繰り返す。

次の日卯月に連絡し富山駅まで迎えに来てもらいマンションの部屋に到着すると、何と卯月の方から二年前の「お礼」がしたいからと情交を求められる。兄夫妻が富山に引っ越す前に龍一は一度だけ卯月に迫ったものの、激しく抵抗された末に唇を奪うのが精一杯だったのだが、「お礼」の意味を図りかねつつも卯月の奉仕に身を委ねる。一度の交合だけで収まらず浴室で汗を流すつもりが二度目の情交に及んだ龍一は、当初一泊だけの予定を連泊に切り替え、美奈子が帰国する当日まで交わりを繰り返すのであった。

そして川崎の自宅に戻った龍一は片付けを済ませると東京駅まで美奈子を迎えに行き、とんぼ返りで再び自宅に帰って来たものの、美奈子の口から毎朝のように父親からセックスを求められてと聞かされる。返す言葉で龍一も女体研鑽の旅の武勇伝を披露したが、卯月とも寝たと聞かされ美奈子の態度は一変してしまう。龍一は義母が誘惑を仕掛けている見抜きわざと嫉妬させるようなことを吐いたのだが、美奈子はならば自分が快感を上書きしてあげると挑発に乗せられてしまう。二度の中出し性交の果てにもう美奈子だけだと龍一は告白するが、彼女はきっと卯月から連絡があるはずだからと告げて浴室へ向かう。

その直後龍一のスマホに卯月から連絡が入り何とすぐそこまで来ていると聞かされ部屋にあげるが、入浴を終えた美奈子はその来訪を知っていたかのような態度を見せ争いを始めてしまう。いたたまれなくなった龍一は自室のベッドに横になり必ずどちらかは来るはずだと期待しながらも居眠りを始めたが、甘美な感触に目を覚ますと義母と兄嫁が二人揃って龍一の勃起に触れていた。どうやら休戦することで話は付いたらしく龍一は熟女の切り替えの早さと情の深さに戦きながらも、いつか三陸の海で交わった四人を並べてしてみたいと夢想しながら、目の前の二人の膣奥に中出しするのであった。


【レビュー】

30歳を切るヒロインは一人もおらずまさに熟女揃いの本作はこれまで作者が得意としてきた「離島のしきたり」路線からは離れ、大学生の主人公が想い人である義母が不在の間に地方に住むゆかりのある女性の元を訪ね情交に溺れていくという流れである。ただこれまでにも小鳥遊葵作品では都会から離れて女性たちと情を交わすものの、やはり自分は都会の人間だと側にいるヒロイン(本作では義母)の元に戻っていく展開はあったので、得意なパターンに忠実な流れには違いない。

メインヒロインは義母の【美奈子】(39歳)で米国に赴任している夫(主人公の実父)に求められ、1週間ほど日本を離れざるを得なくなるのだが、夏休み中の主人公は義母のいないのは寂しいからと恩師と兄嫁の元を訪ねようと計画する。旅立ちの前夜にいつになく積極的な美奈子から奉仕してくれて、帰国してからの情交の約束を伴うのだが、そこには伏線があって単に美奈子が淫らな訳ではないことが分かるようになっている。

女体巡りには付き物と言えるのが偶然知り合ったいわゆる「行きずり」の関係で、そこを担うのが三陸に住む未亡人の【優樹菜】(36歳)だが、夫を失って間もない彼女は都会での出会いを期待するも叶わずに帰りの車中で主人公に声を掛ける。彼女と意気投合し自宅に連れて来てもらうが、単に一夜限りの関係に留めようとは考えず再会を約束させるのは若者らしいところである。

次に主人公は田沢湖近くに住む恩師【紫音】(34歳)を訪ねるが未亡人になったとは聞いていたものの、再会すると彼女の方から熟女好きの教え子の性癖を「卒業」させたいと再び関係を持つことになる。その女教師を翻意させ本気にさせてしまうまでのプロセスは小鳥遊作品の強みであり、結局は紫音も主人公との再会を期待するまでに心が変わっていく。

最後に兄嫁【卯月】(32歳)が住む富山へ向かうが、長男でありながら何故実家を出て離れて暮らしているのか、単に嫁姑の仲が悪いだけではないどろどろとしたものがあるのは後に判明する。ここでは卯月が主人公に「お礼」がしたいと自ら情交を求める展開だが、彼女のある決意を翻すほどのタフな主人公の肉欲に溺れていくのである。

乱れた連夜の果てに美奈子の帰国に合わせて実家に戻ったものの、女体研鑽の旅だと見抜いていた彼女は嫉妬のあまりに夫に連日のように抱かれたと嘘をつき、それが主人公の嫉妬をも招いていく。美奈子を「ママ」と呼び母子相姦を強調し関係を継続させたい義理の息子に対し、あくまでも夫が戻るまでの男女の関係に留めたいと考える美奈子だったが、そこへ思わぬ来訪者が現れる。美奈子と来訪者が罵り合うのを見たくないと部屋に逃げるものの、女性同士で話が付いたようで思わぬ成り行きに主人公は歓喜するが、作者が度々用いる「熟女を本気にさせると恐い」ところでもある。

ヒロイン単位で見れば決意を引っくり返させるほどの情交描写は長けているのだが、それぞれの人物での場面がさほどの違いがなく、果たして四人登場させる必要があったかどうか少しの疑問が残ったところである。あと文中において数点の齟齬が見られたのだが、話の重要な部分とまではいかないまでも、読み返して確認を要する位の行き違いではあったのかなと思われる。






「熟女を本気にさせると恐い」と、ヒロインたちの情の深さを描くことに定評があるのが小鳥遊葵作品の特徴だと言えます。本作では一夜限りのつもりであった優樹菜や紫音をメロメロにし再会を約束させますが、卯月に至っては主人公と別れたその日に実家へ押し掛けてくるまでの執着を見せます。義母の美奈子も良き妻でいようとするも、久し振りの夫との交わりに満足できず帰国したら主人公を嫉妬させ夫が戻るまでの男女の関係を受け入れようとしますが、まさか卯月と関係に及んでいたとは想像していなかったようで淫らになり龍一に溺れていきます。

そうしたヒロインたちの乱れっぷりが小鳥遊葵作品らしいのですが、ヒロインが四人いながらも男女のシックスナインから性交というのがパターン化しており、展開の起伏が割と似てしまっているようにも感じます。それがレビューであげた「四人登場させる必要があったかどうか」に繋がります。あと「齟齬が見られた」というのは龍一が卯月の部屋を訪ねた時で、彼女が美奈子の帰国はいつ?と聞いて「明日」と答えていたはずなのに、次章では数日滞在し美奈子の帰国当日の朝までいたとなる点です。日程からすれば3日目の夕方より卯月の元にいた筈なので、「明日」にしなければ良かったのかもしれません。

tag : 大学生主人公 熟女限定

七海優「夢の子作り生活 彼女の母、彼女の姉、新任女教師と…」

七海優「夢の子作り生活 彼女の母、彼女の姉、新任女教師と…」
(フランス書院文庫、2018年1月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

自炊生活の末に貧血で倒れた航輝は担任教師の弥生から親身にしてもらい一日おきに彼女の部屋で暮らすことになったが、恋人の母で引受人でもある雅子からも同じ提案を受け日替わりで両方の家を行き来する生活を始める。衣食住に満たされた年頃の航輝には女性との同居生活は刺激的で、それに気付いた弥生と雅子から性の施しを受けてしまい…。


【登場人物】

北原航輝
高校3年生の18歳。両親は交通事故に遭って亡くなっているが、唯一の身寄りである伯父は学業に就くくらいなら働けと大学進学に全く理解を示さず、アパートでの一人暮らしを余儀なくされる。バイトを掛け持ちし食費を抑えていたこともあり痩せ型で、ある日体育の授業中に倒れてしまう。自慰を覚えて間もなく両親を失ったために性的欲望を抱くことに罪悪感を持っている。童貞。

橘雅子
39歳。亡き夫が経営していたイタリアンレストランを引き継ぎ、色々と苦労を重ねながらも2店舗目を出店させるくらいまでに成長させている。その反面男に騙されそうになった経験も少なくなく、夫を失って以来貞淑なままであるが、90cmを超える豊かなバストやヒップの熟れた肢体を持て余している。

小坂弥生
22歳。今年から航輝のクラスを受け持つことになった新人教師。家庭があまり裕福とは言えず実弟が大学進学を断念せざるを得なくなり、それ以来仲違いしたままなのを悔やんでいる。航輝の境遇に同情し代償行為のつもりで関係を結んだが、次第に離れがたい気持ちになっていく。初体験は済ませているが良い思い出とは言えず、現在は付き合っている男性はいない。

橘千里
19歳の大学1年生で母の手助けになればと経済学を専攻しているが、モデル系の美女ということもあってチヤホヤされてきた為か自分の無力さに気付き、それでも素直になれず表面的にはプライドの高い女性を演じている。遊び慣れているように見えて、実は男性経験はない。美優の彼氏である航輝に興味を抱いている。

橘美優
18歳の高校3年生。愛らしい丸顔に長い黒髪の似合う美少女。航輝とは中学の時からの同級生でこれまでも昼食のお弁当を作ってあげるなど恋人同然の仲だが、未だにキスすら交わしていないものの性的な興味がない訳ではなく、単に奥手なだけと言える。


【展開】

二食抜きで朝のバイトを済ませた航輝は美優の見ていた前で体育の授業中に貧血を起こして倒れ保健室に運ばれるが、自炊生活に失敗したと伯父に知られたら退学せざるを得ないだけに、やって来た弥生に強がりを見せようとする。立つだけでフラフラな教え子の頑なな態度を見て弥生は自分の弁当を口移しで食べさせてあげるが、それが航輝の性欲を刺激したのかあからさまなまでの股間の盛り上がりを見て、禁欲を強いていたことに同情し手扱きの末に白濁を口内で受け止める。

保護者の代わりにと保健室にやって来た雅子は二人に漂う妖しさに疑いを持つものの、航輝をひとまずアパートに送り届けると自炊生活の境遇に納得し、晩御飯と泊まりだけでもうちに来ないかと提案する。航輝は火木土は弥生の部屋でと先に約束していた手前、ならば月水金の一日おきでお願いしますと頼み橘家でご馳走になるが、食欲が満たされると雅子の肉感的な身体に又しても反応してしまう。生真面目な航輝に気まずい想いをさせ出ていかれてはまずいと考え、雅子は女経営者なら不測に備えて当然だと受け入れ口唇奉仕までするものの、久し振りの剛直を見て精臭を嗅ぐと妖しい期待を抱き始める。雅子は自分のレストランで働くことを航輝に提案し勤めていたバイト先に話を付けると、翌朝早く最後の新聞配達に出掛ける航輝を呼び止め、手扱きをするとお返しのように秘所へ指をくぐらせられてアクメに達してしまう。

昼休みに校舎の屋上で美優と弁当を食べていた航輝はいきなりキスをされて驚くが、雅子や弥生との行為に罪悪感を抱いており、初キスではないと彼女に見抜かれ喧嘩別れする。それでも放課後に弥生の部屋に向かい夕飯を食べ終わると、壁の薄い隣室から性行為に伴う喘ぎ声が聞こえて来る。弥生と共に壁越しに聞き耳を立てていたが、航輝は弥生の尻の付き出した姿にセックスを想像し勃起してしまう。そこで弥生は扱くだけのつもりでぺニスに手を伸ばすが、意外なことに航輝も応じるように割れ目に指を向け膣内を蹂躙され、言われるがままに秘所を見せるので収まらず正常位を受け入れる。少年の性欲は一度の放精では留まらず、立ちバックにされて二回目の白濁を注がれると離れがたい想いに駆られていく。

翌日橘家にやって来た航輝を見て雅子は半同居生活を止めたいと言い出すのではと悟り、少年が勃起して来たのを見ると言われるがままにバックで射精を受け入れるが、そこへ千里が大学から帰宅し何とか繕いながらも二度目の中出しに絶頂を迎える。その晩航輝は美優が帰宅したと思い部屋を訪ねると謝罪のつもりで雅子との関係を自白するが、そこは千里の部屋で彼女は母親のしていたことに匂いでとっくに気付いていたと返される。千里に求められ航輝は奉仕に身を委ねると意外にも処女だと知って慎重に挿入したものの、痛がる様子を見てつい「みんなすぐに慣れる」と口走り、千里が雅子だけではないのではと疑問を抱いたことに気付かぬまま中出ししてしまう。

次の日航輝は弥生に対しても申し訳ないと思い同居の解消を申し出ようとするが、先に弥生の方が教え子の靴が新調されていてしかも無いはずのスマホを持っていて疑いを抱く。雅子からの呼び出しをスルーした航輝は観念し、彼女との一部始終を白状した後に弥生と交わるのであった。そして明くる日弥生は航輝を連れて橘家を訪ねて雅美を責め自分が引き取ると誇るが、そこに千里が現れ弥生もそんなことを言えないのではないかと問い返す。何と弥生の隣人は千里の友人で話を聞かされ、壁越しに昨日の情交を聞かれていたのである。独り占めしようとしていた自分を恥じた弥生は雅子とどっちが良いか迫り奉仕合戦が始まるが、そこへ美優が現れると航輝は責任を取って出ていくと告げる。しかし美優は自分の見ている前で雅子たちが恥ずかしい想いをしてくれれば許すからと返し、純潔を捧げるのは改めて二人きりでと告げると自らも奉仕に加わるのであった。


【レビュー】

『夢の子作り生活』という直球的な題名の気鋭の作家による最新作は、自炊生活の末に倒れてしまった高校3年生の少年が恋人の母親の家と担任教師の部屋を日替わりで行き来し、お世話になるという甘々成分満載の誘惑作品だと言える。かねてから神瀬知巳作品のフォロワーという趣が伺えたのだが、本作では明確なまでにそのオマージュとも言えるほどによく似た作風であろう。

メインヒロインは恋人の母親の【雅子】(39歳)でレストランを経営する未亡人だが、食費を切り詰め痩せ細った主人公を見て晩御飯だけでもと半同居生活を提案する。娘二人のいる未亡人が夫から引き継いだレストランを軌道に乗せる過程で男に騙されそうになるなど苦労があったようで、とは言え熟れた女体を持て余し少年の性と向き合った時に肉欲には抗えずという描写が主である。

対抗的なポジションは担任教師の【弥生】(22歳)で仲違いした弟と主人公を重ねていく内に、代償行為だったはずの施しがいつしか恋愛感情に変わっていくまでのプロセスを描いている。性的な手ほどきは弥生が先で雅子には経験を元にややSになる一面も見られるが、互いの家を行き来する秘密を守り続けるのには限界があり、しかも恋人には姉である【千里】(19歳)もいる。千里は第三のヒロインという位置付けで、妹だけでなく母までも少年が好きなことを承知の上で自分もという流れである。

雅子と弥生とを比べるのに指や舌など使うねっとりとした濃厚な描写であり、官能作品としては申し分のない出来と言える。前作が早い段階で本番を迎えたのもあってか、二人との初体験までは意外なほど遅めで段階を踏まえ、作者はじっくりと描こうと試みているのが伺える。千里や恋人である千里の妹はほんのおまけ程度で、終盤にみんなでと雪崩れ込む味付けのようなものかもしれない。ヒロインとの情交において他の人物とニアミスする描写も相変わらずで、やや設定に凝りすぎたところをよりブラッシュアップしていけばより分かりやすくなるだろうと思う。

tag : 高校生主人公 童貞 母娘丼 処女

鏡龍樹「雪国の未亡人女教師 乱れる、溺れる、堕ちる」

鏡龍樹「雪国の未亡人女教師 乱れる、溺れる、堕ちる」
(フランス書院文庫、2017年12月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

交通事故で兄を亡くした裕弥は憔悴し切っている兄嫁の果穂の力になってあげたいと願うが、担任教師のあゆみの手解きを受けて自分が先に立ち直りつつあるのを感じていく。二人のただならぬ様子に学年主任の紗栄子が勘づき誘われるように関係を持つが、奥深さを秘めた彼女の願望は少年を中心として四人で愛していくことであった。あゆみの後押しもあり漸く果穂と結ばれた裕弥もまた三人の女教師に溺れていく。


【登場人物】

真城裕弥
高校に通う少年。雪の降る朝に兄が交通事故に遭って亡くなったばかりで、想いを寄せる果穂の為に何とか力になってあげたいと願っている。両親はバイヤーで欧州に拠点を置き、自宅には不在がちである。顔立ちの整った少年だが女性経験は無い。

鹿島あゆみ
35歳。裕弥のクラス担任で頼りになり優しく人気のある教師。3年前に夫を病で亡くしている。現在は1LDKのマンションで一人で暮らしており、恋人はいない様子。亡くなった夫に似ていることから、普段から親身になって裕弥に接してきたのだが…。

倉田紗栄子
42歳。裕弥の学年主任で英語を担当している。あゆみと同じく夫を病で亡くしているが現在は吹っ切れた様子で、カールの掛かった髪を伸ばしグラマラスな身体付きから妖艶な雰囲気を漂わせており、あゆみと共に校内の男子の人気を二分するほどの人気。

真城果穂
28歳。裕弥の兄と9ヵ月前に結婚したばかりで、義父母が買ったマンションの部屋に裕弥とともに暮らしている。女子中で音楽を教えており、可憐で儚げな雰囲気に惹かれ裕弥は一目惚れ同然に想いを寄せている。


【展開】

お通夜の会場に現れたあゆみに声を掛けられた裕弥は、果穂の要望もあってか今夜はあゆみの部屋に泊まることになった。同じように夫を失った未亡人だからなのか、親身になってくれるあゆみの優しさに甘え入浴していたが、ふとした時に兄を亡くした悲しみで涙を流していた。そこへあゆみが姿を見せ泣きたいときは我慢しなくて良いからと慰められ、背中を流してあげると誘われる。あゆみの柔らかい身体が背中に密着しているのを感じてペニスはすっかり硬くなってしまうが、彼女はそれも承知とばかりにカリを完全露出させ甘い手扱きで射精に導いてくれる。自分を素直に晒し出してと言われあゆみの秘所に指を向けると、彼女も濡れていたが我慢を重ねればもっと気持ちよくなるからと告げられる。寝室に移動するとベッドに横たわったあゆみが秘所を露わにし指と舌で愛してと告げ、愛液が白く濁り濡れたのが分かったところで正常位で交わるのであった。

翌日告別式に参列した紗栄子は裕弥が果穂に向ける憧憬の眼差しやあゆみとのただならぬ様子を見て誘惑しようと決意し、忌引きが過ぎて裕弥が登校した日の放課後に相談室に呼び出すと学年主任という立場から根掘り葉掘り聞き出す。そして単刀直入に果穂のことが好きなのねと問うと、怯えた少年の表情にゾクゾクしながら秘所を露わにし、綺麗にしてと口唇愛撫を求める。いかにも経験者だというテクニックを見て相手を教えてくれたらエッチさせてあげると誘い、相手があゆみだと知って納得すると、スカートをたくし上げてバックで抱くように求める。果穂を抱いているつもりでして良いと告げ、彼女になり切っていると次第にその倒錯した性交に溺れていってしまう。

果穂に嘘を付き勉強を教えてもらう名目で今日も裕弥はあゆみの部屋を訪ねるが、紗栄子から三人で楽しみたいからと提案され、あゆみを騙すようで悪いと思いながら睦み始める。そこへ紗栄子がやって来てどちらが裕弥の二番目に相応しいか勝負しようとあゆみに告げると、担任教師も負けじと裕弥に奉仕し始めるが、先に裕弥と交わっていると紗栄子が教え子の尻穴に指を挿し込み激しく乱れさせながらあゆみとともに絶頂に導いてしまう。裕弥がどっちが気持ちいいかなんて選べないと呟くと、紗栄子は我が意を得たとばかりに今度は自分を抱くように求めるが、そこへあゆみも学年主任の秘所に指を伸ばし三人で同時絶頂を迎えるのであった。

裕弥はある晩に自室でピアノを弾いている果穂を訪ね想いの丈を打ち明けるが、劣情の証を見られてしまい抱かれることは出来ないけどと言われながらも口唇奉仕で射精に導いてくれた。数日後そのことをあゆみに話すと考えがあるからと家庭訪問を提案され真城家へ迎えると、果穂がお茶の用意をしている間にわざと裕弥の部屋でイチャイチャし始める。案の定果穂がドアの外で聞き耳を立てているのが分かったようで、あゆみは果穂を呼ぶと裕弥の気持ちに応えてあげてと懇願し去っていく。果穂は裕弥があゆみに誘惑されているのを見てモヤモヤするのはと自分の気持ちに気付き、まだ踏ん切りは付かないようで姉さんと呼んで欲しいと告げると裕弥に身を委ねていく。

果穂と結ばれて二週間後裕弥と果穂は兄の四十九日法要を終え身内での食事会を済ませると、先に真城家に戻っていた紗栄子とあゆみが手料理を作って待ってくれていた。紗栄子の口から四人で愛したいと提案され果穂だけは困惑したものの多数決で押し切られ、年上の女教師たちの見守るなか寝室のベッドで抱かれることに。紗栄子は後ろの穴で感じる裕弥を見せてあげたいらしく、義弟の喘ぐ声に感じながらより硬くなった若竿に蹂躙されて同時絶頂を迎えてしまう。紗栄子は火照った果穂の身体を愛撫しながら、裕弥があゆみを立ちバックにして中出しするのを見届けた後、休む間など与えぬと再び裕弥の前立腺を刺激しアナルセックスをさせてあげる。果穂とあゆみも絡みながら紗栄子の直腸へ白濁を注ぎ込むと、裕弥はまた果穂としたいと求め四度目の中出しをするが、紗栄子とあゆみから求められ嬉しい悲鳴をあげるのだった。


【レビュー】

フランス書院文庫の誘惑作風で最長のキャリアを持つベテラン作家の復帰後第二作目は、交通事故で兄を亡くした主人公が未亡人になったばかりの兄嫁【果穂】(28歳)に出会った当初から好意を抱き、二人の未亡人教師の手ほどきを受けながら願いを叶え全員と愛し合う関係を築くまでの官能作品である。鏡龍樹作品ではほぼ一貫して主人公の視点での描写となっており、果穂も含む三人の女教師たちの心情が窺い知れないところもあるが、まだ成長途上の主人公を可愛がりやや倒錯的なプレイも見られ「鏡作品らしい」作品に仕上がっている。

主人公の兄は果穂の夫でもあるが当の果穂は夫を失った悲しみに浸っており、同じように肉親を亡くした主人公の思いにまで気が回ってはいない。そんな二人の様子を察した担任教師の【あゆみ】が教え子である主人公を自分の部屋に連れていき、敢えて性的な誘惑を仕掛けて初体験までさせてしまうが、彼女が単に優しいだけではなく亡き夫に似ているという点でも惹かれていたからである。

二人の親密さから何かあると察し主人公を誘うのは学年主任の【紗栄子】で果穂に対する思慕も鋭く見抜くのだが、母性のあゆみとは違いこちらはミステリアスなタイプで終始彼を翻弄していく。果穂に見立てて自分を抱いてみなさいと告げ、あゆみをも巻き込んで果穂をモノにするように提案までしてしまう奔放さは、未亡人としての悲しみを既に乗り越えた先輩でもあるからと言えるのだろう。

中盤で義弟とあゆみの親密さを見せ付けられた果穂は主人公に対する好意がどこから来るのかに気付き、関係を繰り返すことで次第に淫らになっていくのだが、紗栄子の考えていたのは「四人で愛し合う」ことである。終盤に1vs.3の構図で代わる代わる主人公の精を搾り取るのは勿論のことだが、女性同士でも愛し合うことも教え込んでいき、その倒錯した淫らさはさすがだと言える。主人公は高校に通う少年ではあるが官能作品にありがちな「大人を凌駕する」ような表現は使わず、まだ成長途上でフレッシュだというところに力点を置いている。完全に剥けていない一物を剥いたり、後ろの快感を教え込んだりするのもその倒錯性に一役買っており、現代的な要素も含めつつも鏡作品らしい出来となっていて嬉しい限りである。


DSKさんのブログにて、本作をご紹介されています。
2017/12/26 発売雪国の未亡人女教師-乱れる、溺れる、堕ちる著:鏡龍樹、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。→ eBookJapanはコチラ。「お願い、私の身体をあなたの肌で温めて」教え子の肉茎に腰を揺らし吐息を漏らすあゆみ。真夜中の寝室、喪服のままで、身体を寄せ合い、獣のように、性悦を貪り狂う二人は知らない。果穂と紗...
雪国の未亡人女教師-乱れる、溺れる、堕ちる(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞 近親相姦(義)

天崎僚介「夜這い未亡人【てほどき寝室】」

天崎僚介「夜這い未亡人【てほどき寝室】」
(フランス書院文庫、2017年12月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

秋の大型連休を利用し義母の由紀と共に父の郷里にやって来た悠斗だが、折り合いの悪い由紀と叔母の恭子の仲を心配していた矢先に、秋祭りでグラマラスな恭子に夜這いしたいという村の若い衆の発言を聞いて夜中に彼女の部屋を訪ねてしまう。恭子は自分の仕掛けに嵌まったと喜び童貞を奪うが、その情交を由紀に覗き見られているとは気付かず…。


【登場人物】

香坂悠斗
16歳の高校1年生。1年前に父と10歳年上の兄を交通事故で同時に亡くし、現在は都内で義母の由紀と二人で暮らしている。身長は168㎝で成長途上にあり性に盛んな年頃だが、まだ女性経験は無い。

香坂恭子
38歳で悠斗の叔母に当たる。3年前に夫を亡くして以来香坂家で義父母と共に暮らし、不動産管理や婦人会など積極的に振る舞っている。悠斗を引き取り財産を譲るつもりでいるが、由紀と意見が対立しよそよそしい関係が続いている。茶色いショートボブの髪型にセクシーな顔立ち、Gカップの肉感的な身体付きで村の若い衆から興味を持たれているが、新たな恋人を作るつもりは無い様子。

香坂由紀
33歳。4年前に職場の上司だった悠斗の父と再婚したが昨年夫が亡くなり、彼の意思を尊重すべく悠斗を進学校へ合格させている。結婚する時に恭子から猛反対され、更に悠斗の件でも一悶着あっただけに彼女とはしっくりといっていない。長い黒髪に色白の美人タイプで豊乳の持ち主。

香坂恵理那
26歳。高校3年生の時に悠斗の兄・陽介と知り合い、1年前に結婚したばかりである。現在は女子校で数学を教える教師となっており、帰郷した悠斗の家庭教師をお願いされるが、兄にそっくりに成長した悠斗を見て倒錯した欲情を抱くことに。肩まで伸ばしたカールの掛かった髪型に整いすぎた美貌が冷たい印象を与えるが、笑うとエクボができる愛らしさを悠斗は感じている。


【展開】

父と兄が亡くなり1年が過ぎ法要のために実家のある田舎町に由紀と一緒に訪れた悠斗は、農作業を手伝ってから汗を流そうと浴室にいると、そこへモンペ姿の恭子が現れお風呂に入らせてと告げられる。叔母の肉感的な身体を見て悠斗の一物はすっかり硬くなってしまうが、更に祭りに参加するからサラシを巻いて欲しいと頼まれ、まるで悠斗を誘うかの状況で興奮してしまう。ところがそこへ由紀が着替えを持ってやって来て、入れ替わりに恭子が去ると義母の差すような視線に困惑しながらも、浴衣の着付けを手伝ってもらう。
夏祭りで神輿を先導する恭子が熟れた身体を見せ付けているかのようで、若い衆が放った「夜這い」という言葉に悠斗は反応し、その晩遅く恭子の部屋に入ると酔った様子で無防備な寝姿を目の当たりにする。寝た振りをしていた恭子は悠斗の来訪にこれまでの誘惑が効を奏したとほくそ笑み、身体を触られて今目覚めたように演じながらも、悠斗の口からしたいと聞かされて手扱きをして射精に導く。暗がりの中で自らの秘所を触らせて倒錯した悦びを感じながら、騎乗位で悠斗の童貞を奪うのであった。

翌日朝から由紀は夫たちの法要の準備に追われるが、昨晩悠斗が寝室を出てから暫く経っても戻って来ないのを知って行方を探すと、恭子の部屋から聞こえる睦み合う声で悠斗がセックスしているのを知る。結局襖を開けて咎めることも出来ずにフィニッシュするまで聞き届けた後、よく眠れずにいたせいもあって由紀はミスを連発してしまうが、夕方に恭子が悠斗のいる浴室に向かったのを見て決意を固め夜遅く悠斗の部屋を訪ねる。恭子とのことは口に出さずに「お互いをよく知り合うため」だとはぐらかしながらも、裸にさせると既に大人顔負けの勃起にキスをし、由紀も股を開いて秘所を露わにして指の悪戯を求める。そして悠斗がしたいならと言いながらも正常位で交わり、中出しを拒まずに受け入れてしまう。

法要にやって来た恵理那は半年振りに会った悠斗の成長振りに亡き夫・陽介の高校時代を重ね、恭子から頼まれた家庭教師の間に家人たちが居ないタイミングを狙い身体にタッチするなど誘惑を仕掛けていたが、当の悠斗から我慢できないと迫られ離れにある蔵に連れて行かれる。恵理那は陽介に抱かれているつもりで義弟と接しその倒錯したプレイに溺れていくが、交合の果てに陽介と口走ってしまったことには気付かなかった。

悠斗は兄嫁がセックスに応じた理由に納得したものの、その日の晩に由紀が訪ねて来ると積極的に求めたが、由紀が随分性格が変わったものねと訝ったために電気を消して交わることに。丁度その頃恵理那ももう一度抱いてもらおうと部屋を訪ねて来てしまい由紀と鉢合わせになってしまうが、お互いに悠斗との経緯を話していく内に納得し、流れに身を任せようと三人でのプレイに発展する。お尻を付き出す格好で並んだ義母と兄嫁の秘所を指や舌で蹂躙し、更にはペニスを交互に挿入していくが、貪欲なまでに求める女たちに悠斗だけで対応し切れずに恵理那を貫きながら由紀も協力して彼女の身体を愛撫し一緒に果てていく。

次の日恵理那が帰る直前に再び蔵の中での性交を求めた悠斗だったが、その日は家にいた恭子が蔵に向かう二人の姿を見付け、尾行した末に交合の一部始終を見届けていたとは気付かない。覗き見していた恭子は恵理那の口から元の兄嫁と義弟の関係に戻ろうと提案し、悠斗も合意したのを見てほっとするが、由紀とのこともと聞いて愕然とする。そして蔵を出ようとする恵理那をやり過ごすと一人になった悠斗の前に現れ、由紀との関係を白状させるとまだ後ろでの性交は無いと聞き、四つん這いになりアナルセックスまで許してしまう。

その日の晩悠斗の祖父母が部屋に入ったのを見届けると、恭子はここぞとばかりに由紀の不適切な関係を責め自分が悠斗を引き取ると告げるが、祖母が様子を見にやって来る足音を聞いて一旦話を終える。悠斗は入浴しながらどうするか悩んでいたが、恭子と由紀がやって来て先を争うようにして挑発を仕掛けているのを見ると、もうヤケクソとばかりに強引に二人の手を取り自分の部屋に連れて来る。悠斗の豹変振りに驚いたのか二人の秘所に指を向けるとあまり濡れていなかったが、これまでに恭子に教わったように優しく指を出し入れしていくと、敏感なスポットを見付けたようで恭子が激しく乱れて絶頂してしまう。次は由紀の番だと同じように刺激すると何と潮吹きまでする始末で、悠斗は自分のやりたいようにすると告げて交互に二人を抱き、フィニッシュは義母の膣奥で大量に中出しするのであった。


【レビュー】

フランス書院文庫の誘惑作風の作家として着実に地位を固めつつある天崎僚介氏であるが、その作風は現実的な設定にほど近く幾らかのフィクション性を交えつつも、道から外れた時のヒロインたちのいやらしさを描き出している。本作では交通事故で父親と兄を亡くした主人公が法要に参列するために義母の【由紀】(33歳)と共に帰郷し、叔母の【恭子】(38歳)や兄嫁の【恵理那】(26歳)との貴重な性の体験を積み上げていくいう王道と言うべき展開である。

夫を亡くして久しい叔母の恭子は身内を亡くした主人公に対して引き取って育てたいという願望があり、同じ未亡人となった由紀に向かって新たな人生を送るべきだと迫るが、当の由紀は主人公を育てることで亡き夫に報いたいと返している。元々性格的な面でそりの合わない二人だけに、主人公を巡るいさかいが決定打ともなり、女同士の微妙な雰囲気の漂うなかでの帰郷である。本作の軸は恭子と由紀による嫉妬の応酬であり、まだ高校に進学したばかりの少年は叔母の手ほどきを受け、それを知った義母からもお互いをもっと知るためだと関係を求められていく。

本作での第3のヒロインが同じく未亡人となった兄嫁の恵理那であり、成長著しい時期の主人公を見て亡き夫とダブるものを見いだし、家庭教師のつもりでささやかな誘惑を仕掛けていく。本気になった少年に迫られて屋敷の蔵の中で関係を結ぶのだが、より歳の若いヒロインなだけに亡き夫に主人公を重ねた倒錯的な情交に終止符を打ち、第二の人生を送ろうと決意するのである。

田舎の風習として「夜這い」をメインテーマに盛り込んだ本作では、性的な魅力を振りまき主人公の来訪を待ち受ける恭子、彼女との情交を覗き見て自ら寝室を訪ねて身体を差し出す由紀の振る舞いは非常にいやらしいものがある。ヒロインの歳の順に関係を持ち一章ごとに一人と思わせながらも、互いの情交を覗き見られたり、予期せぬ鉢合わせとなる淫猥さも工夫を凝らしていてなかなかのものだと言えるだろう。叔母と義母の対立は母子が帰郷する前夜まで続くのだが、これまでの天崎作品とは少し違った方向付けに意外な印象を抱いたものの、官能作品としては望ましいのかもしれない。

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神瀬知巳「ママと妹が僕の部屋に入り浸り」

神瀬知巳「ママと妹が僕の部屋に入り浸り」
(フランス書院文庫、2017年12月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

家計を助けようと大学には進学せず社会人となった和晴は、この春から上京して一人暮らしを始めるが、実家に住む義母の香世子や寮暮らしをしている義妹のみゆきが頻繁に部屋を訪ねて来ることに疑問を抱いていた。そしてある晩に酔い潰れた香世子の無防備なまでの色気に当てられ犯そうとしたところに、みゆきがやって来て見付かってしまい、マザコン治療と称した兄妹での過剰なスキンシップを仕掛けられる日々を送ることになり…。


【登場人物】

柏木和晴
23歳。大学には進学せず食品加工会社に勤めており、この春より東京本社の営業に就き、ワンルームマンションの部屋で一人暮らし。父親は内装工事会社の代表だったが、香世子と結婚して2年後に経営難で失踪している。その父親が別の場所で新生活を送っていることを知り複雑な想いを抱く一方で、香世子に対して性的な興味を持っているためか未だに童貞である。

柏木香世子
38歳。都心から電車で約1時間近く離れた郊外に暮らし、内装工事会社の社長を務めている。前の夫との間にみゆきを産んでいるが和晴の父親と再婚し、彼が失踪してからは傾き掛けた会社を立て直している。若々しくカラーリングした長い髪に男好きしそうな美貌と豊満な身体付きで、仕事柄酒での付き合いも多く和晴が焼き餅を抱く一因にもなっている。

柏木みゆき
18歳。国立大の機械工学部に通う1年生で、実家を出て女子寮で暮らしているはず…だが、何かと理由を付けては母の香世子ともども和晴の部屋に泊まっている。母親には似ずにバストがBカップと慎ましいのを気にしているが、和晴を振り向かせようと実家で同居していた頃からモーションを掛けてきた。その一方で香世子に対する気持ちも理解しており、相姦に悩む和晴の後押しをしようと積極的に誘惑する。処女。


【展開】

寒くなってきたからとコタツを購入し一通りセットまで終えたところで、酔った香世子がまた和晴の部屋を訪ね泊まりたいと言い出す始末。話を聞けば業界の集まりでお酒を飲まされオヤジたちに口説かれそうだったらしく、嫉妬の感情に支配されていたところに、香世子がストッキングがキツいから脱がせてと言い始める。酔えば記憶が無くなる香世子なだけに衝動的に下着まで脱がせ、股の秘裂にまで舌を這わせていたところ、みゆきが合鍵を使い部屋に入ってきたので咄嗟にコタツに戻りその場を凌ぐことに。
結局翌日になっても禁欲を強いられモヤモヤとしていた和晴は入浴中に自慰をしようとするが、又も勝手にみゆきが上がり込みペニスを見られてしまう。入浴を終えた後もコタツに入りながらみゆきに際どい話を振られジャージ越しに勃起を触らせる羽目になるが、行為は次第にエスカレートしていき香世子が上がり込んで入浴している間に白濁を口内へ吐き出してしまう。その次の日には香世子が洗濯物のパンティを忘れたらしく罠だと分かっていながらもオナニーしていたところ、母のセーラー服を着たみゆきが現れ、衝動的にコタツのテーブルへ押し倒しクンニでイカせるとお返しにごっくんされてしまう。

マザコン治療と言いながらも和晴の願望を知ったみゆきはすっかりコスプレご奉仕に慣れ、香世子と三人で鍋物を食べようと部屋で待っている間に授業で使っている競泳水着に着替え、帰宅した和晴が驚くのを見て大成功だと喜び早速口唇奉仕を始める。義兄に喉奥まで挿れて良いと懇願しイラマチオの苦しさと性悦に浸りながら陰核を弄っていると、香世子から間もなく帰宅するからと電話が入り、慌ただしく済ませるつもりが筒先が口内から抜けて白濁を顔面へ浴びせられてしまう。これが顔射なのねとみゆきはまた一つ兄の願望を叶えてあげられたと喜ぶのであった。

兄妹のふしだらな関係も半月が経ちみゆきは和晴の部屋のトイレで用を足していると、襲っていいよという言葉を間に受けたようで義兄が帰宅するなりトイレへと乱入して来て、問答無用とばかりにクリ責めに遭ってイカされてしまう。工学部の女子は希少価値があるとうっかり口走ったことが却って和晴を刺激したようで、太ももにキスマークを付けられた上に後ろのすぼまりまで舌の洗礼を受けアニリングスの快感を教え込まれると、背面座位のようにして二人でコタツで密着し敏感な場所を責められて連続絶頂へ達する。今晩こそは義兄の口から愛してると言わせるつもりで潤んだ瞳で見つめると、和晴も期待に応えてキスを求めるが、そこへ又しても香世子が忘年会帰りに彼の部屋を訪ねて来る。

酔い潰れた香世子が壁際で寝息を立てているにも関わらず、ダブルベッドの隣では和晴とみゆきは行為を中断するつもりなどなく正常位で交わり童貞処女を失うと、今度は騎乗位で繋がり声を立てないように注意を払いながらも二度目の中出しセックスを果たす。途中で香世子がトイレに起きたものの完全に寝惚けているようで、再び眠りに就いたのを確認すると和晴はみゆきを寝バックにさせて奥深くまで挿入し、これから色々な体位を試そうねと甘い言葉を囁くのであった。

その週の金曜日兄妹が肉体関係になっていると全く知らない香世子は現場仕事を終えて和晴の部屋を訪ねるが、彼に連絡を取ろうとしても全く繋がらずみゆきも寮生の看護があるからと今夜は来ない様子である。シャワーを浴びてタンスを覗くと何故か自分の高校時代のセーラー服があり、つい出来心のつもりで着てみると思っていた以上に似合っていてはしゃぐが、仕事の疲れもありベッドでうたた寝を始めてしまう。その頃和晴は朝にみゆきから今日帰宅したら凌辱「ごっこ」をしようねと約束していたものの、携帯の充電切れで連絡が付かないことに気付き、みゆきの予定変更や香世子の来訪を知らぬまま、拘束グッズを買って帰宅する。
暗がりの中でセーラー服を来て眠る女性がみゆきだと思い込み、和晴は後ろ手に拘束し目隠しなどをした後で目覚めた彼女の抗う声に煽られるようにバックで犯してしまう。女蜜の絡み方や肉付きの違いでやっと相手が香世子と気付くが、みゆきの身体ですっかり女体の扱い方を習得していただけに、ここぞとばかりに香世子を連続絶頂へ追い込み快楽を認めさせ本願を成就させる。後になってみゆきが仕組んだことかと訝るものの、本当に偶然が重なっただけだと分かり、みゆきも和晴の気持ちを知るだけに反対するはずもなく三人で一緒に住もうと提案する。こうして結び付きを深めた和晴は雪の降り出したクリスマス・イブの晩、母娘から「二人を同時に好きにして良い」カードを貰い、二人を並べてバックで交互に貫き幸せを実感するのであった。


【レビュー】

始めにかなりのネタバレとなるが、本作は神瀬知巳氏の前作『熟女お手伝いさんと僕 ワンルームでふたりきり』と登場人物を同じくした後日談ではない。(これまでに後日談パターンは二度あるが、三度目はひとまず無いということと思われる)但し舞台となるワンルームは同じ部屋であり、前作を読んだ上で本作を読めばクスリとさせられる程度の味付けはなされているものの、知らなくても十分話として成立している。本作は冬が舞台なせいもあり表紙イラストの通り、コタツの中でのイチャイチャぶりがふんだんに用いられているのが特徴と言えるだろう。

本作の題名は『ママと妹が僕の部屋に入り浸り』で確かに趣旨は合っているが、フランス書院文庫作品お馴染みの「熟女推し」ではない。メインヒロインは主人公(23歳の会社員)の義妹・【みゆき】(18歳の女子大生)であり、彼女の実母(主人公からみて義母)である【香世子】(38歳の会社社長)はあくまでもサブヒロインで、一人暮らしを始めていた主人公の部屋に何故か香世子もみゆきも理由を付けては彼の部屋に入り浸りになる。義兄の気持ちを知った上でみゆきが香世子の代わりとしてプレイを重ねていくものの、主人公としてはみゆきも肉親であるから好意に気付きながらも決定打を放てず、本番なしのゆったりとした展開が何と全体の約7割まで描かれている。

()を用いた人物の心理描写はいつものことだが第一章は主人公視点で第二章と第三章はみゆき視点に徹し、第四章からは節ごとに切り替えられ第五章では彼女の企みで香世子も巻き込まれていくので、彼女も含めた三人の心中が描かれる流れである。この切り替えは前作から踏襲されたパターンで、だからこそ相思相愛となった母子との情交場面の濃度は極めて高く(但し駆け足気味)、これまでのみゆきの健気なまでの努力が報われたと言えるだろう。個人的にはみゆき推しなのでこれで良いと思うが、本番まで長いよ…という向きもあるかもしれないので、どうも評価の難しい作風である。








Amazonへのレビューの最終段落の部分は、DSKさんのレビューを参考にさせていただきました。ありがとうございました。()を使った心理描写は神瀬知巳作品の特徴で使われ方も過剰すぎないというバランスの良さを感じさせますが、章ごとに視点を統一していたというのは読了後に気付いたことで、本作を読む際に意識してみるとやはり章ごとの統一は踏襲されていました。

踏襲と言えば本作は『ワンルームでふたりきり』とは登場人物を同一とした後日談ではないとレビューで書きましたが、舞台となるワンルーム自体はこの作品と同じ部屋です。出だしで香世子が内装工事会社の社長であること、ワンルームなのにダブルベッドで主人公が前の住人から譲り受けたものとの記述でピンと来ましたが、読み進めていくと「香世子が不動産会社の会長(前作の戸田百合子)と知り合い」、「前にこの部屋の内装工事を行った」、「会長は前の家主(伊佐木涼一)と一緒に暮らしていた」ことからこの部屋自体は前作と同じというのが分かるかと思います。

さすがに後日談で登場人物が同一なのでは、結ばれた後のやりまくりな生活を書く以外に無さそうですし、新たなヒロインを足せば「主人公は甲斐性がない」って言われることは間違いありません…。従って舞台だけ同じだけど人物は変えよう、今度は積極的な義妹と鈍感な義母にしよう、そう考えられたのかなと思います。そして愛好家Sさんの記事でも触れられていたように、本作も1ページ15行とボリューム少なめです…。あともう少し頑張って欲しいところでもありますね。

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神瀬知巳「世界一甘い授業 未亡人女教師と新任女教師」

神瀬知巳「世界一甘い授業 未亡人女教師と新任女教師
(フランス書院文庫、2009年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年12月10日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

母親が浮気して出奔し父親も家庭を省みない環境に置かれた遼一はある日ひとみと深い仲になるが、母親の面影に似た怜子とも倒錯した関係に陥ってしまい、どちらかを選べない彼の為にひとみから3人で暮らす事を提案される。


【登場人物】

真田遼一
17歳。高校2年生で陸上部に所属している。生徒会長も務めており努力家で優しい性格で、端整な容貌をした文武両道の優秀な少年。母は昨年浮気して家を出て行ったばかりで父親も関心を抱かず、心身のバランスを崩し学校を休みがちになった。童貞

朝岡ひとみ
30歳。遼一の通う高校の英語教師でクラス副担任。学内で優秀なクラス担任を担う怜子のサポート役でもある。水泳部の顧問も務めており、女らしく優雅で上品なグラマラスな女性。5年前に一度結婚したが、夫は間も無く病死した。それ以来男性経験は無い。

北見怜子
24歳。遼一の通う高校の数学教師で、2年生になった彼のクラス担任になった。女子テニス部の顧問を務めており、プロポーションが良くクールで高貴さを漂わせる雰囲気が遼一の母親に似ており、彼が関心を抱くようになる。恋愛経験は全くなくて不器用で処女のまま。

※第一章と第二章は遼一が高校1年生の時の話ですが、人物の年齢は第三章以降で統一しています。


【展開】

両親の離婚騒ぎで気落ちし欠席がちだった1年生の遼一は冬休みに美術室で補習をする為鍵を開けて貰おうとひとみを待ち続けていると、昼になって彼女は約束をうっかり忘れていたと謝罪し、慌てていたのか競泳水着にブラウスを羽織った姿でやって来る。カーテンを開けようとしてうっかり花瓶を倒しそうになりひとみが花瓶を支え助けを求めるが、尻を突き出した格好に欲情した遼一は、彼女に抱き付きながらぺニスを取り出し水着越しにお尻の谷間へ擦り付けながら射精してしまい、秘所を弄られたひとみも思わず気を遣ってしまい教え子のキスを受け入れてしまう。

その日の放課後ひとみは更衣室で水着に付着した精液の臭いを嗅ぎながら久々にオナニーしてしまい、教え子に余計な気遣いはさせまいと電話をして次の日も美術室での補習に立ち会うことを約束したものの、遼一が責任を取って退学すると口にしたのを聞いて背後から抱き付き股間の盛り上がりに触れる。仮性包茎ながらも彼女が目にした中では一番大きなぺニスに惹かれていくのを感じつつ手扱きしてあげると、そこへ校内の見回りで怜子がやって来てすかさず首に巻いていたスカーフを解き、股間を隠しながらも手淫を止めようとはしない。怜子が去り緊張から解放されたのか遼一がスカーフの中で盛大に射精したのを見ると、綺麗にしてあげると自ら勃起に顔を伏せて残汁を吐き出させ、再びぺニスがいきり立つのを知るとそのまま口唇奉仕で射精に導いてしまう。ひとみも我慢できず黒い下着のクロッチをずらし精液の付着したスカーフを秘唇に擦り付け、彼の見ている前で陰核を指で弾きながら達するのであった。

遼一が進級し生徒会長となり以前のように頻繁に逢えなくなったひとみは、ある日英語準備室に呼び出して窓際に立たせねちっこくアニリングスを施しパイズリフェラで迸りを受け止めると、色欲女のように振る舞いながらオナニーを披露してしまう。女教師という立場から恋心を露呈させる訳にもいかず、ひたすら遼一の性欲処理係を装うものの童貞を奪ってしまいたいという衝動に駆られ、わざと彼を煽る言葉を並べて挿入を促してしまう。中出しされて遼一の告白を引き出すと二度の射精でまだ萎えない少年との交合を求め、屈曲位で膣穴深く白濁を受け止める。

その頃女子テニス部の練習を終えた怜子は部員たちが遼一が女性と絡み合っていたのを校舎の窓から見えたという不穏な噂を聞いてしまい、生徒会室へ向かい教え子が机に伏せたまま眠っているのを見掛けて起こそうとするが、遼一が寝ぼけていたようで唇を奪われてしまう。優秀な生徒から女の匂いを漂わせているのに気付き、怜子は遼一を床に正座させるとネチネチと問い詰めるが、一向に相手の女の名前を割らないことに業を煮やし自らのテニスウェアが欲情させていることに気付かずに股間の盛り上がりを指摘する。言葉なぶりにしながらぺニスを露出させると手扱きで射精させ、濡れた秘所をクンニさせてその無様な姿を携帯のカメラで撮ると、恭順させたことを示すかのように毎日のように逢うことを強いてしまう。
遼一との爛れた関係も二週間が経ち球技大会が開かれた午後に怜子は図書館に教え子を呼び出し、全裸にして手を縛り椅子に座らせ彼が窓の外の光景に目を奪われているのに嫉妬して手で射精させると、お仕置きとばかりにチンぐり返しにしてアヌスを下でほじりながら二度目に導いていく。そんな怜子の態度に遼一は余裕の無さを感じるが、手を自由にされてせっかちなまでに騎乗位で繋がった彼女が実は処女だったことに驚きつつも、デレに転じた担任教師を可愛いと思いながら中出ししてしまう。

怜子にかまけてばかりの遼一は三週間後のある日の放課後にひとみから用があると準備室に呼び出され、白衣の下に球技大会で着ていた大胆なパンツ姿にタンクトップという姿を見せられる。女教師がノーパンノーブラでしかもパイパンにまでして自分に抱かれるのを期待していたと知り、遼一はサディスティックにひとみを押し倒しバック姦で中出しすると、彼女の求めに応じて後ろの処女も奪い腸内に白濁を注ぎ込む。遼一から怜子も好きになったと聞かされたひとみは、少年の母親に似た厳しさを怜子に見いだしていることに気付き、異常な関係なのかもと呟きつつも三人での仲を提案してみてはと告げるのであった。

日曜日を迎え怜子は遼一の父親を交えて三者面談をするつもりで自宅を訪ねたものの、とんだ肩透かしを食らったものの素直に帰る気にはならず彼の言葉を待っていると、まるで抱かれることを期待していたようだとわざわざタイトスーツで訪問した意図を見抜かれる。遼一は自信たっぷりに怜子をバックにして貫くと、まだ迷っている彼女に言い聞かせるように激しくピストンし、危険日だけど中に出してと告げられると絶頂へ導きながら気絶させてしまう。目覚めた怜子は遼一の書き置きを見て家庭教師のバイトをしていると初めて知り浴室に向かうと、暫くしてひとみがやって来てグラマラスな裸体を見せながら身体を抱き寄せられ腕を拘束されてしまう。女同士でと抗う怜子をよそにひとみは若い女教師の身体の感じるところをさんざん愛撫しては何度もアクメに導いていると、いつの間にか遼一が帰宅する時間になっておりすっかり無毛になった怜子の秘所に挿入を促す。なおも言葉だけはアンバランスな関係だと抵抗するものの、教師が生徒に恋するという罪を半分ずつ背負っていこうというひとみの言葉に納得しまたも中出しを受けると、今度はディルドーを使ったひとみと膣穴で繋がりながら遼一に後ろの処女も奪われて絶頂を迎えるのだった。


【レビュー】

神瀬知巳作品としては六作品目と最も脂の乗り切った時期であり、前後の作品ともに約400ページ前後に渡る分量となっている。(注:本作は17行であり、通常の16行換算では400ページを越えている)ねっとりじっくりと主人公をショタコン気味に愛していく未亡人と若手女教師との情交は、最後の1章を除けば高校の至るところで繰り広げられており、官能小説で必要な背徳感は十分に味わえるのではなかろうか。

メインヒロインで全体の約7割に渡る描写を占める未亡人女教師のひとみは、1年生の時の担任で2年生では副担任というポジションであり、まだ経験の浅い若手女教師の怜子を見守る位置にもいる。まだ10代の主人公に惹かれつつも年の差も意識せずにはいられず、セックスに至るまでの迷いも盛り込んでいるのだが、意外にも未亡人らしさは感じられずに主人公にアニリングスを施すのは突拍子な印象でもある。

主人公が2年生の時の担任となる怜子は浮気で出て行った彼の母親に性格的に似ているところもあり、教え子に対してサディスティックな態度で初めてを迫ってしまい、恋愛に不器用なためにどうしようか迷う描写もあってひとみとは一味違っている。主人公とひとみで出来上がっているところに割って入るポジションで賛否はあるだろうけども、対抗ヒロインとしての立ち位置としてはこれで良いと思われる。

主人公はひとみに対しても怜子に対してもアニリングスを受けて悶えたり甘えてみたりと当初は甘えん坊な一面が見えるが、中盤で怜子との経験を経てからは自信が付いたのかSっ気を見せるのはらしいというところではある。個人的には自信過剰なよりは甘えん坊の方が好ましいと感じるので、本作はかなりのお気に入りな方に入ると思う。


愛好家SさんとDSKさんのブログにて、本作を紹介なさっています。

1625『世界一甘い授業 未亡人女教師と新任女教師』神瀬知巳、フランス書院/フランス書院文庫、2009/02 発売●あらすじ家庭不和に悩んで欠席がちだった優秀な少年が、若くして未亡人になった女教師と深い仲になって生きる力を与えられた。そして、少年に恋人がいるのを知った担任の女教師は、自分の気持ちに気づく事になる。●登場人物【真田遼一】16歳。童貞。高校一年。陸上部所属。努力家で優しい性格で、端整な容貌をした、文武...
1625『世界一甘い授業 未亡人女教師と新任女教師』

2009/2/23 発売世界一甘い授業-未亡人女教師と新任女教師著:神瀬知巳、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「先生、今ね、とっても淫らな気分なの…」濡れたブラウスに透ける女教師の柔らかな乳房。太腿の付け根には漆黒の翳りを隠す極小...
世界一甘い授業-未亡人女教師と新任女教師(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)








2005年にデビューして以来常にフランス書院文庫での誘惑路線でのトップクラスに居続けている神瀬知巳さんですが、2017年は意外にも年三作品目と量産体制にあるようで、それでも初めは既刊の後日談かと思っていました。




「お母さんにバレないようにエッチしよっか」
コタツの中、和晴の股間に足を這わせる小悪魔。
一人暮らしの僕のアパートに押しかけてきた母娘。
狭い部屋での共同生活、視界に入る胸チラ……
兄妹の姦係に気づいた義母は叱ると思いきや、
「ママも我慢できないの」と欲情してきて……



和晴という主人公はこれまでの神瀬作品には登場したことがないので、恐らくは完全新作ではないかと思います。初期の作品では「書きたいだけねっとりじっくりと」という足し算の論理が働いていたものの、キャリアを経ていく内に「少ない分量でも読者の想像に委ね興奮させられるか」という作風に転じてきたように思われます。まぁたまには足し算の論理の作品も読みたい気もしなくはないですが、無理のない範囲で新刊を出していただければ嬉しい限りです。

神瀬作品に限りませんがショタコンめいた愛情を主人公に注ぐ作風とは言え、近年は徐々に主人公の年齢が上がってきているのは時代の要請だと言えるのかもしれません。「こうしたい(こうされたい)」と思う初体験もありですが、神瀬作品では主人公の後半のテクニシャン振りを描いてもおり、近年のフランス書院文庫の凌辱作風のチートな主人公に通じるものもあります。一冊で二度美味しい作りが神瀬作品のロングランヒットの秘訣なのかと思いますが、いかがでしょうか?

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宗像倫「夢の女看護師寮」

宗像倫「夢の女看護師寮」
(フランス書院文庫、2017年11月、表紙イラスト:渡邉康明)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

夢の女看護師寮 (フランス書院文庫)
宗像 倫
フランス書院
2017-11-25




【あらすじ】

大学進学を機に新居に引っ越しし不注意で指を怪我した慎司だったが、従姉の佳奈が勤務先の病院まで付き添ってくれて同じナースのしのぶや唯と知り合う。そして1ヵ月後に指の固定が取れたお祝いの飲み会に誘われた帰りにしのぶの部屋に招かれ脱童貞を果たしたものの、その後はあしらわれてしまい何とか逢う機会を待っていた時に唯に誘われて…。


【登場人物】

高村慎司
19歳の大学生で佳奈の従弟に当たる。1年浪人して志望校に合格し、新居で引っ越し作業をしていた時に転倒して指を怪我してしまい、佳奈の勤める病院で手当てを受けたのがきっかけでしのぶや唯と知り合うことに。佳奈に仄かな好意を抱いていたが…。女性経験はない。

里崎佳奈
25歳。慎司が住む街の総合病院で看護師として働いており、既に婚約者がいて彼の海外赴任が終わったら結婚する予定。現在は病院の借り上げ社宅であるマンションに一人で暮らしており、隣人同士のしのぶや唯と度々女子会を開いているらしい。艶やかな黒髪にスレンダーながらも豊かなバストの持ち主。過去にナンパ男に無理やり犯された過去がある。

太田しのぶ
30歳。佳奈と同じ病院で働くナースで異動により職場は変わったものの、部屋が隣同士で元は先輩後輩という間柄もあり親しくしている。肩まで伸ばした栗色のウェーブ掛かった髪形でスタイルが良いが、過去に何人かの患者と付き合ったものの、本人の気の強い性格もあってか長続きせず現在も独身。

小久保唯
20歳。この春からインターンとして採用された看護学校の5年生。深い栗色のショートカットに小柄な体格で、愛らしい性格もあり誰にでも好かれそうなタイプ。見た目に反して男性経験はそこそこあるが、イマイチ恋愛にのめり込めずにいて現在はフリー。佳奈の隣人でしのぶとは反対側の部屋で暮らしている。


【展開】

引っ越しの手伝いで来てくれた佳奈の目の前で転倒して利き手の指を骨折した慎司は、彼女の付き添いで勤務先の総合病院で治療を受けたが、泊まりで介護してあげようかと提案され戸惑いつつ申し出を断る。そして話の途中で佳奈が借り上げ社宅で男子禁制の寮に住んでいることを聞き、更に彼女には婚約者がいて彼が帰国したら入籍するつもりだと知って少なからずショックを受けてしまう。

治療を始めた翌月やっとシーネ(添え木)が取れた慎司は佳奈の提案でしのぶや唯も招いて飲み会を開くが、マンションに着いたところでしのぶがコンビニに行きたいからと付き添うことになり、他の二人が自室に入った後で買い物を済ませて部屋に招かれる。しのぶと二人きりの状況で勃起したのを覚られてしまうが、手でならしてあげると誘われ呆気なく果ててしまったものの、まだガチガチなのねとお掃除フェラまでしてくれる。どうやら慎司の口からセックスさせてと言わせたかったらしく、しのぶは横たわった慎司に避妊具を着けさせてから交わるが、二年ぶりの交合で痛みを感じ挿入を解くと指ピストンと陰核弄りさせる。程よく濡れたことを確認すると正常位での慎司の突き上げに合わせて果ててしまったものの、恋愛に臆病なしのぶは慎司から一週間後に連絡が来ても逢えないと断ってしまう。

どうしてもしのぶに逢いたいと慎司は寮の前で張り込んでいると、そこへ帰宅した唯と会い咄嗟に佳奈と話をするためだと嘘をつくが、ならば帰ってくるまでウチにと誘われ彼女の部屋に招かれる。長話の末にトイレに入って用を済ませると、何と唯がトイレと浴室の仕切りの向こうで着替え始めており、それを見た慎司は衝動的に彼女に抱き付き押し倒してナマで挿入して果ててしまう。慎司に好意を抱いていた唯はその呆気なさに怒る気もせずシャワーを浴びると、リビングで待っていた慎司を見て彼女がいないなら付き合っちゃおうと提案し、避妊具は無いだろうと口唇奉仕でイカせようとする。暴発を免れた慎司はバッグからゴムを取り出して装着すると正常位で交わるが、後ろからしたいと告げて体位を変えつつも、唯が顔を見ながらしてと嫌がり始める。再び正常位で交わっていると隣室のドアの開閉音が聞こえたがどうにか言い繕い、声を出すまいと恥じらう唯とともにフィニッシュする。

二人が付き合い始めてから十日後唯の部屋で二度目の交合を済ませた慎司は帰宅しようと外に出ると、何としのぶとばったり顔を合わせてしまい部屋に入れてもらい恋人になったと釈明する。けれどしのぶも忘れられない。そんな押し問答の末にナマでしのぶに挿入して果てると翌朝まで居座り、出勤前の慌ただしい時にもしたいと求め指ピストンで絶頂させる。何だかんだ言いながらも避妊具を用意していたしのぶは前に果たせなかった騎乗位で慎司と繋がるが、疲れるからとバックで犯してもらいながらお尻を叩いてと求めてしまう。しかし慎司のタフネス振りに先に音を上げてしまい、しのぶは口でしてあげるとペニスからゴムを外し、濃厚な白濁を飲み干すのであった。

慎司がしのぶの部屋に泊まった数日後唯の初めての夜勤の日に彼女の部屋を訪ねた慎司は、夜になったらしのぶの部屋にでも行こうとふとベランダを見ると、隣室と繋がっていることに気付き部屋に入れないものかと思案する。幸い佳奈の部屋の窓はロックされておらず中に入ると、布団で眠る彼女がロングTシャツ一枚だと気付き、下着越しに秘所や乳房を触り始める。しかし佳奈が目覚めてしまうと姦るしかないと決意し、指ピストンで濡れていることを指摘した後に正常位で犯すが、興奮のあまりにあっさりと果ててしまう。精液を掻き出してあげると指ピストンを始めると、佳奈をイカせるつもりで指を早め潮吹きまでさせるが、彼氏の名前を口にしたのを聞いて闘争心に火が付きナマで挿入する。屈曲位にして膣内の天井を意識した突き上げに佳奈が絶叫するのも構わず中出しするが、愛してると言っても彼女の返事を聞くことは無かった。

その翌週佳奈とコンタクトが取れずにしのぶに連絡を取った慎司は部屋に招かれると、早急なまでに交合を求めつつも指ピストンでしのぶもヨガるのを見てテクニックが上がったのだと自信を持つ。ナマでの交合の果てに外で出すとしのぶから本当の用事はそれだけでないでしょうと問われ、佳奈に謝罪したいから手伝って欲しいと頼み、しのぶを使って佳奈の部屋のドアを開けさせる。しのぶの目の前で佳奈を押し倒した慎司は彼女の秘所を露わにしてクンニでイカせると、タオルで手を縛ってから従弟に犯される体なら良いだろうと告げて挿入する。二人を見守っていたしのぶは佳奈が本気で嫌がってはいないと見抜き、「佳奈が寮にいるうち」と期限を切り説得させ、見ていると自分もしたくなるからと部屋を立ち去る。唯がいながらも自らはセカンドラバーだと言い切る先輩ナースの言葉に免罪符を得られたのもあって、佳奈もやっと慎司を受け入れるのであった。

あとは唯を説得させるだけと考えた慎司はある日佳奈を連れて唯の部屋を訪ねると、単刀直入に佳奈やしのぶとの関係を告白する。佳奈に憧れを抱いていた唯は期間限定の関係でしのぶも二番目で承知していると聞かされれば納得せざるを得ず、更に目の前で慎司と佳奈が交わっているのを見せてとねだると、二人のシックスナインや騎乗位での交わりを目の当たりにする。オナニーして軽いアクメに達した唯に順番が回り慎司はナマなのを知りながらも交わると、背後で佳奈もオナニーでイッたのを見て唯を愛撫してと招き、二人が期間限定でのレズ関係になるのも認めて膣内へ射精する。

三人との奇妙な関係を順調に進めてきた慎司は20歳の誕生日の前夜に佳奈に招かれて部屋を訪ねると、三人お揃いでキャップまで被ったナース服姿で出迎えてくれる。スポーツで同じ指を痛めた慎司は入浴介助だとしのぶに浴室へ連れて行かれると、後を付いて来た唯に佳奈とレズり合い準備するように告げ、立ちバックでしのぶと交わって背中に精を浴びせてリビングに戻る。唯が佳奈を責め立てる姿に欲情すると佳奈にイラマチオさせ、しのぶも愛撫に加わったのを見てペニスを佳奈に挿入するが、先に彼女の方が女たちの二点責めに呆気なく絶頂してしまう。慎司が果てていないのを見て女たちが口唇奉仕を始めるが、初めての感覚に先端を咥えていた唯の口内に射精してしまい、まだしてもらってないと拗ねる唯を含め三人をバックにするとそれぞれの膣内を交互に抜き差しし誕生日を迎える。

九月に入りやっと指の怪我も完治した慎司は病室の奥の並びにあるトイレの個室で夜勤明けの佳奈に口唇奉仕してもらうが、流石にここで本番はダメと窘められる。今夜は慎司の快復祝いと佳奈の退寮祝いを行うからと告げられ、慎司は退寮の意味するところを知るだけに聞いていない振りをするが、佳奈の口からこれからもちょくちょく「寮にいる」からと関係の継続を約束してくれたのである。嬉しさのあまり慎司は佳奈の口内に射精するが、この従姉は帰ってから夜まで眠りたいけど昔みたいに一緒に寝る?と誘いを掛けるのであった。


【レビュー】

大学進学を機に新居に引っ越ししたものの、不注意で指を怪我した主人公は、手伝いに来てくれた従姉のナースである【佳奈】(25歳)に付き添われて治療を受けたが、その時に知り合った【しのぶ】(30歳)や【唯】(20歳)と親しくなっていくまでが本作の前半部分である。三人は男子禁制の女子寮で暮らしており、佳奈からみて他の二人とは両隣の住人という関係だが、従姉とは言え仄かな好意を抱いていた主人公は佳奈に知られまいと「侵入」を繰り返していく。
やがてそんな関係も佳奈の知るところとなり主人公はここぞとばかりに「強引な和姦」によって引きずり込むと、他のヒロインたちを巻き込んで彼女が快感に溺れていく姿を披露し、それぞれとの関係を認めさせて「つかの間の」ハーレム形成に繋げていくのが後半である。(「強引な和姦」路線はこの作者がデビューしてから一貫して描いている流れである)

主人公を誘って脱童貞に導いたものの過去の経験から恋愛に踏み込むのを躊躇するしのぶ、恋人関係になれたものの佳奈にも憧れを抱く唯、婚約者がいながらも主人公に強引に迫られて背徳の喜びを感じる佳奈とヒロインそれぞれの設定は凝っている。とは言え現実的に考えると主人公と唯の年齢が最も近く、「つかの間の」ハーレムという判断になるのも佳奈には婚約者かいるし、しのぶも年の差を考えて愛人的なポジションを望むからである。ナースという立場もあって情交場面の過半で避妊具を着けてと求められるし、だからこそナマで交わる倒錯も描かれるのだが、甘いようで苦味も…という作者の持ち味もあってイマイチ振り切れないところが感じられたのは致し方ないのかもしれない。






「強引な和姦」という作風でデビューなさった宗像倫さんの久し振りの新作ですが、本作のあらすじでも「聖域への侵犯は終わらない」と書いていることから、あくまでも甘いだけの誘惑作品ではないよと予告なさっている訳ですね。近年ではそうした甘々誘惑自体を謳う作品は一時期に比べると減って来ていますが、本作を誘惑?凌辱?で二分しようとすると非常に難しいものです。しのぶは自らアプローチを掛けてきたのだから誘惑ですが、唯と佳奈は嫌がっているのに主人公が犯した形であるけれど、二人とも主人公への好意自体は元々あったのだから凌辱とは言い切れない。だから「強引な和姦である」、そんなところでしょうか。

昨今フランス書院文庫の誘惑路線では初めは嫌がるヒロインもいながらも、主人公からの懇願に負けて身体を許してしまい、射精しても萎えない逞しい一物に惹かれていく…という展開はお約束になっています。逆に凌辱作品も然りで人妻、未亡人、女教師と肩書きこそ違えど、初めは立場もあって拒まざるを得ないが、いざ抱かれるとその次の二度目からは受け入れてしまう。乱れている場面を盗撮されて、或いは淫らになる薬を使われて(実は使っていない)という免罪符があるからなのかもしれません。そうした傾向が更に進んでいくと、最早誘惑・凌辱に分類する必要は何だろうと考えてしまいます。でも売り手(書き手)としては分かりやすいアイコンがあってこそなのかもしれず、せめて題名からして判別できるようにしていただければ良いのかなと思います。

宗像倫さんの作品の場合そうしたヒロインの言い訳と本音を巧みに書き上げていらっしゃいますが、ちょっと回りくどいのかな?と思われるところも見られます。佳奈は凌辱された過去があるといった要素は、無くても良いのかなと思うところです。好意を抱いていた従弟に抱かれて初めてセックスの良さを感じたというなら分かりますけれど、そういう訳でも無さそうだからです。もっとストレートな表現でも官能小説として成り立つ訳で、変に難しく捻る必要も無いのかなとこれはあくまでも私の勝手な意見ではありますけどね。

tag : 大学生主人公 童貞

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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