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2017年6月刊情報

【6/1更新】

●フランス書院文庫2017年6月刊情報

ベテランから新人まで、3年振りの刊行となる方など多彩な顔触れとなっています。






上原稜『夢の一夫多妻』

夢の一夫多妻 (フランス書院文庫)
上原 稜
フランス書院
2017-06-26



「お願いです、疼いてしょうがないんです……だから」
美乳をたわわに揺らし、和弥の硬直へまたがってくる真琴。
18歳、27歳、39歳――極上美女が僕の「妻」になるなんて。
おはようセックス、お風呂で女体奉仕、魅惑の裸エプロン。
三人の妻が代わる代わる、いたれりつくせりで大ハッスル!
性愛と淫夢に満ちあふれた最高の一夫多妻生活、開幕!



上原稜さんは2014年6月刊行の「癒しづくし 母とふたりの姉」以来、3年振りのフランス書院文庫での刊行となりますが、タイトル自体は(仮)が抜けただけです。今回随分とポップな表紙となっていますが、恐らく八月薫さんによるイラストではないかと思われます。

癒しづくし 母とふたりの姉
上原 稜
フランス書院
2015-03-20



美少女文庫での最新刊はこちらです。









小日向諒『てほどき初体験 女教師未亡人と隣りの未亡人』




「初めてだからって、恥ずかしがらなくていいのよ」
悠斗の耳元で優しくささやく隣家の未亡人・瑠美。
おっぱいの触り方、女陰の味わい方、荒腰の使い方……
濃厚レッスンを経て未亡人女教師・春奈との性交に挑む悠斗。
祝福してあげるべき立場の瑠美の心にはなぜか淫らな炎が……
二人の未亡人が競って仕掛ける甘美なてほどき三角姦係!



「体験学習 隣人母娘と年上ナース」から10ヵ月振りの刊行となりますが、小日向作品の倒錯した作品観が個人的に好きなので楽しみにしています。

最新刊はこちらです。

体験学習 隣人母娘と年上ナース
小日向 諒
フランス書院
2016-12-16








榊原澪央『帰国子女姉妹【全裸調教】』




「頼りなさそう。典型的な日本の男って感じね」
初対面から見下すような発言を繰りかえす美姉妹。
イケメン外国人と付き合い、島国根性を馬鹿にする。
高慢な20歳と18歳がネクラな青狼の標的に!
三穴に肉杭を穿たれ、奪われる理性とプライド。
気丈な顔は汗みどろに崩れ、淫性を暴かれる!



2017年注目の作家さんとして前作の帯に載せられていますが、最近は刊行ペースが上がって来ていますし、2017年は3冊目の刊行もありそうですね。






巽飛呂彦『メイド母娘vs.割烹着母娘』




「太くて硬い……私の指、火傷しちゃいそう」
美熟女の手のひらにぴったりとおさまる熱い肉茎。
みのりが男根をしごきだすと、ヌルヌルした滴が。
両隣の家は、洋のメイド母娘と和の割烹着母娘。
いつでもごっくん、ナマで中出し、お尻の穴まで……
知らず知らず競い合い、ご奉仕はエスカレートし……



題名から既にネタバレのようですが、母娘二組の誘惑合戦を繰り広げそうですね。こちらも(仮)が抜けてちょっと直しただけです…。両隣りの二組の母娘が競い合う作品を以前に拝読したなと思ったら、こちらがそうでした。

「隣人【二組の母娘】」




※今月中に再読レビューを更新したいと思います。






綺羅光『未亡人社長・瑛理子 座敷牢の美囚』




「……精子、呑ませてください。錦田さん」
屈辱の口上を述べ、肉袋の縫い目を舐め上げる舌。
怜悧な美貌を歪ませ、口技を使う相手は部下!
罠に堕ち、暗い檻の中で前後から貫かれる肢体。
股縄勤務、オフィス姦、奴隷島への『出張』……
31歳の美しき女社長がたどる牝娼婦への道!



長いキャリアをお持ちの綺羅光さんですが、刊行ペースが落ちることもなく第一人者として活躍なさっていますね。




不知火竜『義母と女教師と引きこもりの青狼』




(もう元の母子には戻れない、堕ちていくしかないのね)
義母の女膣へ狂ったように硬直を突き立てる純一。
空閨を冒される度に熟母の唇からは悦楽の嗚咽が……
引きこもった息子を不憫に思い女体を捧げる美枝子に、
元教え子の様子が気になる女教師・奈緒が訪ねてきて……
淫らな牙を研ぎ続けていた青狼は、寝室で覚醒する!



いかにもネタではないかと思ってしまうペンネームですが、果たして既存の作家さんの別名義なのか、それとも官能大賞の応募作からのデビューなのでしょうか?

因みに4月にデビューなさった千賀忠輔さんは、第14回から第16回まで3回続けて官能大賞の最終候補となられた方のようです。

千賀忠輔先生インタビュー(公式ホームページ)








●フランス書院文庫X2017年6月刊情報

結城彩雨『人妻・肛虐の運命』

人妻 肛虐の運命 (フランス書院文庫X)
結城 彩雨
フランス書院
2017-06-12



14年前にハードXノベルズで刊行されたこの作品がベースとなっているようですね。







杉村春也『【決定版】美姉妹・奴隷生活』




元々は1989年に上下刊で出された作品を1996年にハードXノベルズで刊行しています。恐らく本作をベースとしているのではないでしょうか?












DSKさんのブログでは、6月発売予定の「気になる」官能作品を取り上げています。
2017年6月発売予定の官能書籍から気になる作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!▼フランス書院文庫X 2017/6/12 発売【決定版】美姉妹奴隷生活(著:杉村春也)→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。父と夫を失い、巨額の負債を抱えた洋子と奈保子。債権者と交わした契約は「奴隷契約」そのものだった!妹だけは助けたい一心で恥辱の調教を受ける洋子。緊縛、浣腸、路上ストリップ、アナル輪姦……姉...
2017年6月の気になる官能書籍








●美少女文庫2017年6月刊情報

美少女文庫公式ホームページで情報が出ましたので5/25更新します。

これから出る本(公式ホームページ)


青橋由高/HIMA(イラスト)『僕には龍神(ドラゴン)なお姉ちゃんがいます』




(やっぱりこれがお姉ちゃんの逆鱗なんだ)
汗で濡れた姉の首に張りついた小さな鱗へそっとキスをしていく。
弱点を責められた龍子の反応は、驚くほどに激しかった。
「ひゃめっ、そこはらめえぇぇぇぇ!」
汗と涙と涎にまみれた姉のイキ顔を視姦しながら容赦なく逆鱗と膣道を責め続ける辰希。
対面座位というスタイルや姉との体格差もかまわず、秘口を突きまくった。抉り続けた。
「お姉ちゃん、弟にイカされまくっちゃう!もうらめぇ、お願い、一緒にイこ? お姉ちゃんのとろとろマ××にぴゅっぴゅしよ?」
こんな余裕のない龍子は、初めてだった。
狂おしげに弟の頭を掻き回しながら、最愛の姉ドラゴンは精を放つ辰希の腕の中で壮絶なアクメを極めてくれた。



青橋由高さんとHIMAさんのコンビ継続で今回は姉もののようですが、何故にドラゴン?というのはとりあえず突っ込まないでおきましょう。






天那コータ/てんまそ(イラスト)『灼炎のエリス 私、勇者やめて雌豚になります!』




なんで、灼炎のエリスとも称えられた私が、こんな契約書を読み上げなきゃいけないの!
「ふぇ、フェラ豚契約書! 私、エリス・ヴァイオレットは、キリュウ様のフェラ豚及び、チ××ザーメン処理係として、この身を……肉便器として譲渡することを誓います!
こ、これが無様にもあなた様のチ××に敗北した認定勇者のケツ穴と新品ま××です!
い、今から丸見えになるまで、ガバ開きに致しますので、必死こいて子宮守ってる処女膜をどうぞご確認ください!
な、なお!寛大なご厚意により……わ、私の……くそほどの役にも立たない処女は便器の例外とみなされます! あ、ありがとうございます!
代わりに、その他のすべてはキリュウ様のものです! フェラ豚として肉便器として、誠心誠意チ××の限り尽くしますっ!」



天那コータさんは恐らく『異世界コンシェルジュ』などを刊行なさっている天那光汰さんのことでしょうが、ご本人がTwitterをなさっているのでその内にアナウンスが出るかと思われます。









アナルカン/西E田(イラスト)『スケベで鬼畜な師匠と素直で従順で美少女な弟子』





美少女文庫公式ホームページでは箕崎准さんの作品に代わり、アナルカンさんの作品が発売になります。6/2に近刊情報が更新されてAmazonでも予約中となりました。






◎管理人の気になる官能作品


6月はさまざまなレーベルより管理人が気になる官能作品が多数刊行されます。購入した上でレビューする予定です。


・竹書房ラブロマン文庫

河里一伸『みだらに餌づけて』




貧乏学生で童貞の彰吾は、ひょんなことからアパートの美人大家で未亡人の静乃に自宅へと招かれ、夕飯をご馳走してもらうようになる。27歳の静乃がかもし出す色気に憧れる彰吾は、彼女の友人の人妻たちから誘惑され、その媚肉快楽に浸りながらも静、乃との距離を縮めてゆき…!? 淑やかで優しい巨乳妻の静乃、筆下ろししてくれたゴージャス美妻の蘭子、快楽を求める若妻の美幸。3人の美女の手料理と肉体ご奉仕を味わい尽くすお呼ばれハーレム長編!



最近は3作品連続で竹書房ラブロマン文庫から刊行なさっている作者ですが、これはまた主人公が「搾り取られる」淫らな作風になりそうで楽しみです。






・マドンナメイト文庫

イズミエゴタ『ハーレム学園吹奏楽部 美人姉妹の禁断レッスン』

同じブラスバンドに所属する二人の姉は学校中の憧れの的で……。



毎年この時期に刊行されるイズミエゴタさん(常盤準さん)名義の3作品目ですが、「二人の姉」だけにフォーカスしてくれないかな…。でもハーレムですから上級生と下級生が登場しそうですね。






・リアルドリーム文庫

早瀬真人『恥辱の別荘地 美しき牝奴隷たち』

劣等生の浩太は同学年の美少女と美人教師に恥辱の限りを尽くすべく、合宿名目で山奥の別荘に連れ込む。用意周到に行動するが……



「行動するが……」の先にはヒロインたちに逆襲される展開に期待です。

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

小日向諒「喪服の未亡人兄嫁【三十二歳】」

小日向諒「喪服の未亡人兄嫁【三十二歳】」
(フランス書院文庫、2014年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年6月25日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

喪服の未亡人兄嫁【三十二歳】
小日向 諒
フランス書院
2014-12-26




【あらすじ】

兄の一周忌法要を終えた晩に智也は同居する兄嫁の千紗のしどけない喪服姿に欲情し、酔いの勢いに任せて力ずく同然に関係を結んでしまう。翌朝何事も無かったかのように振る舞う千紗を見て、智也は謝罪するとともに長年の想いを告白するが、彼女は自分に性欲を抱いているだけで発散させれば解消するだろうからとセックスだけを受け入れると告げるのだが…。


【登場人物】

原田智也
19歳。地元の大学に通う1年生で成績優秀で顔立ちの良い青年。幼い頃に母親を亡くし、智也の兄が千紗と結婚した後で父親を失って以来兄夫婦に引き取られ、現在まで同居している。中学を卒業した春休みに玲奈と初体験を済ませて以来、人並み以上の逸物を駆使し豊富な性体験を積んでいる。

原田千紗
32歳。7年前に智也の兄と結婚したが、夫は昨年に脳梗塞で死別した。実家は料亭を営む名家で、千紗も和風美人でおしとやかな性格で料理教室を開いている。智也が地元の大学に進学したのは自分のせいだと思い込み告白を受け入れられずにいる一方で、夫同様に性豪な義弟に抱かれる事を望んでいる。

小河原玲奈
25歳。千紗の実妹で姉と対照的にセミロングヘアで可愛らしい顔立ちとモデルのようなスラッとした美脚の女性。喜怒哀楽が激しく、実父から一時期勘当されたのを智也の兄の尽力で解決してくれた事が有り、恩に報おうと智也と千紗との間に入る。智也には庇護欲と共に処女を捧げる位愛情を抱いている。


【展開】

兄の一周忌法要を終えた後に智也は小河原家の縁者たちに飲まされ、同じく泥酔した千紗と共に玲奈に車でマンションまで送ってもらうと、寝室までおんぶして運ばざるを得なくなり何とか性欲の高ぶりを抑えようとしていた。眠りにつく前に一風呂浴びようと階下へ降りたところ千紗が喪服を着たまま廊下でうずくまっているのを見付けて介抱するが、酔っているのか兄嫁は抱っこして運んでと求めてきて寝室に向かったものの、ベッドの側まで来たところで押し倒す形となり衝動的にキスをしてしまう。喪服をはだけさせて巨乳を愛撫した後に秘所に指を忍ばせると異常なほどに濡らしているのが分かり、智也は剛直を剥き出しにすると躊躇なく兄嫁を貫き、サディスティックな言葉を吐きながら膣奥へ何度も子胤を注ぎ込むのであった。

翌日昼近くになって目覚めた智也は朝まで繰り返した凌辱を思い出し暗澹たる気持ちを抱きながらも、謝罪しなくてはと階下に降りて千紗に謝罪しようと決意するが、当の本人は酔っていてよく覚えていないらしく謝るきっかけを失ってしまう。ところが千紗がふと智也の着ていた服を洗濯に出してと口にしたことで昨夜の狼藉を隠そうとしているのに気付き、智也はここぞとばかりに長年抱いてきた愛情を告げたものの、千紗は全く聞く耳を持たずに性欲が溜まっているだけだからと自ら股間に手を差し伸べる始末である。ペニスを露わにさせられ手扱きで射精させられると、智也もお返しとばかりに千紗を押し倒し秘所を濡らしているなんてと辱しめを与えながらも、組み敷いてストッキングのシームを引き裂き正常位で中出しすると休むことなく二回戦に突入し分かってくれるまで抱くつもりだとセックスを繰り返す。

朝から晩まで千紗を抱きその度に兄嫁から同じ拒絶を返されていた智也は次第に彼女が何か隠しているのではと訝り、兄に懺悔を求めるように街を見下ろせる場所に立つ墓地にやって来ると、玲奈が洋装の喪服を身に纏い先に墓参しているのを見付ける。彼女の車に乗せてもらい学生だった時に亡き兄の尽力もあって実家の勘当を解かれたのだと経緯を聞かされて納得したが、逆に智也自身が一人で来たことを突っ込まれ、カマを掛けられて千紗との性的な関係を白状させられる羽目になる。三年前に筆下ろしをしてくれた時に交わした約束を果たしたら千紗の秘密を教えてあげると玲奈に言われ、智也は初めて性体験をしたラブホテルの部屋にやって来るが、いざ身体に触れると敏感な反応を見せたことに他の男に開発されたのだと嫉妬してシーム越しに秘所を愛撫して潮吹き絶頂へ導いてしまう。実は智也に処女を捧げてから一切男に抱かれていなかっただけに、玲奈に取っては成長した智也の巨根はかなりキツく、やっと秘穴の緊張が解けた時には智也の方が我慢できず暴発してしまう。消沈する義弟を見て玲奈は自分にできることがあればと慰め、互いに呼び捨てにしながら恋人同士のように二度目の交合で絶頂へ上りつめていく。

その頃千紗は毎日与えられる快感に身を委ねつつも、精神的には智也に愛される資格などないと責め続けていた。というのは夫を亡くし心を病んでいた時に玲奈や智也に迷惑を掛けた挙げ句、智也と離れたくないがばかりに遠方に第一志望の受験に落ちてくれればと願い、その結果として智也の進路選択に大きな影響を与えたからだと思い込んでいたからである。料理教室を終えて千紗が帰宅すると玲奈が待ち受けており、智也がこのままセックス漬けの自堕落な生活を送るなら私が引き取ると言われ、しかも童貞処女を捧げた関係だと知らされて目の前で立ち素股のように智也を射精に導くところを見せ付けられる。せめて智也が出ていく前に真実を告げようとした時、彼の口から自分が選んだ進路だからと聞かされると、千紗は抑えていた感情を露わにしてリビングに横たわり智也を受け入れる。それを見届けた玲奈は祝福しなくてはいけないのに涙が止まらず、姉からは今度は私が助けてあげる番だからと、智也からは恋人になって欲しいと告げられると姉と二人妻として胤付け性交を求めるのであった。


【レビュー】

題名の通りメインヒロインが主人公の兄嫁である千紗(32歳)であり、対抗するヒロインが彼女の実の妹(主人公に取っては義理の姉)の玲奈(25歳)である。小日向諒作品では情交場面でヒロインの服や下着を全て脱がせるという描写は探してみないと分からないくらい頻度が少なく、本作でもグラマラスな千紗や美脚な玲奈に対して用いられていて興味深い。章立てが四章+終章という組み合わせで、第一章と第二章は千紗、第三章は玲奈、第四章は大団円という流れだが、姉妹で主人公を取り合いとはならずに穏やかなまとめ方である。

本作では前年に亡くなった主人公の兄の存在がクローズアップされており、主人公からすれば全能の兄で千紗には最愛の人であるのだが、玲奈に取っては学生時代に勘当状態にあったのを修復してくれた大恩人である。この恩に報いようと玲奈は主人公の筆下ろしをしながらも良き義姉でいようとその後は距離を保ち、姉との不適切な関係を知っても現実的な解決法を導き出そうと一芝居打って出るだけの健気さがあって、最後にこういうヒロインが報われる終わり方にはほっとするもの。千紗は妹とは別の意味で良き義姉であろうとして結局妹や主人公に助けられるのだが、無理しなくて良いんだよ、甘えて良いんだよというところが今の時代のハーレムに必要な要素なのかもしれない。一昔なら姉妹がいがみ合って別離を選んだり、それ以上に悲惨な結末が訪れるのが官能小説でいうところの「背徳」の決着の付け方であったのだから…。


DSKさんのブログで取り上げられている本作の紹介記事です。
2014/2/26 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。喪服の襟もとから覗くうなじ、色香を放つ白いふともも。僕を妖しく惑わせつづける千紗は美しすぎる兄嫁。兄の一周忌の夜、酔いのまわった千紗を抱きしめた時に垣間見えた女の貌が、封印していた智也の牡欲を甦らせた!もっと義姉さんを味わいたい、あの身体を貪りたい!許されないと知りつつ二人は獣に――最高の禁愛生活!★★★★★ 背徳のジレンマに憂い揺...
喪服の未亡人兄嫁-三十二歳(著:小日向諒、フランス書院文庫)


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tag : 大学生主人公 姉妹丼 未亡人

葉月奏太「誘惑ショッピングモール」

葉月奏太「誘惑ショッピングモール」
(竹書房文庫、2017年5月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

地方から上京した大学生の幸太は彼女が欲しいと一念発起し、出逢いを求めてショッピングモールのたこ焼き屋でバイトを始めたばかり。早くも向かいのアパレルショップの店員である麻衣に一目惚れするが、そんな青年に性的な興味を抱いた熟妻の苑美に誘われ、未亡人の景子に求められ、若妻の姫香とまで関係を持ってしまう。そして麻衣に告白する機会が訪れたのだが…。


【登場人物】

吉成幸太
20歳の大学2年生で進学を機に東京都西部の比較的大きな街で暮らしているが、引っ越しのアルバイトで女性との出逢いを果たせずにこの夏休みからはショッピングモールのフードコートにあるたこ焼き屋で働き始めている。年上のお姉さんに憧れ筆下ろしをしてもらうのが夢だが、今のところその機会はなさそうである。童貞。

木谷麻衣
26歳でモール内のアパレルショップで売り子として働く綺麗なお姉さん。セミロングの黒髪にスラッとした体型で一見清楚そうに見えるのだが、独身生活を謳歌したいと敢えて恋人を作らずにセックスフレンドと倒錯的なエッチを求めている。幸太が一目惚れしてしまうが、勿論そんな一面は知る由もなく…。

杉下姫香
23歳の若妻でドーナツショップで働く溌剌とした明るい女性。童顔に巨乳というアンバランスさもあるが、気さくで幸太にも親しげに話し掛けて来るので異性というよりは歳の近い友人という関係である。夫は長距離トラックの運転手で不在がちなのもあり、苑美たちと組んで若いアルバイトの男の子と遊ぶことがある様子。

垣内苑美
30歳で寝具売り場を担当する肉感的な肢体をした人妻。幸太と入れ替わりで辞めていったバイトの先輩によると、若いアルバイトを相手に筆下ろしをしてくれる「童貞キラー」であり、事実仕事で不在なことが多い夫に隠れて浮気を楽しんでいるようである。

小岩井景子
34歳でショッピングモールで働く未亡人。商社勤めの夫を5年前に亡くし保険金で裕福な生活を送るが、もて余した時間(と熟れた身体)を満たすために働いているらしい。苑美を通じて幸太をつまみ食いしようと自宅へ誘い、大人の関係を楽しむことになる。


【展開】

バイトを終えた幸太は姫香に誘われて大衆居酒屋でご馳走になるが、そこで苑美がいたことに甘い期待を抱きながらも童貞だと白状させられて恥ずかしさのあまりに自棄酒で酔っぱらってしまう。姫香と別れて苑美に介抱を受けたらしく幸太が気付いた時には、ラブホテルの一室で屹立した一物を咥えられていて、あっという間に騎乗位で童貞喪失を果たしてしまう。流石にこれはおかしいと幸太が苑美に訪ねると、姫香に協力してもらってこういうことを楽しんでいるとあっさりと告げられ、しかもモールの中にはそんな女性も少なくないと聞かされては唖然とするしかない。そしてある人に会って欲しいと頼まれ、断ることも出来なくなっていた。

苑美と結ばれた翌日惣菜売り場で景子に声を掛けられた幸太は今度自宅に招いて食事を作ってあげるからと誘われるが、こんな綺麗な人からなんてと社交辞令と思い込みその場を引き上げる。そしてバイトの休日に苑美から予定を空けていてと言われて夕方を迎え、喫茶店で会って欲しい人がいるからと連絡を受けて向かうと、何とその相手が景子で以前話があったように自宅で夕飯をご馳走になることに。しかも今夜だけ亡き夫の代わりになってと頼まれては断れるはずもなく、浴室で背中を流してくれた上に手扱きで射精に導かれる。そして寝室に移動し正常位で交わろうとするも、まだ二回目ということもあってなかなか思うようにいかないながらも目的を果たして満足に浸るのだった。

しかしそれから一週間が経っても苑美や景子から誘われることはなく、これが大人の関係なんだと幸太はがっかりする。そんな中ある日の夕方に惣菜売り場に向かう途中で麻衣を見掛けて後ろ姿だけでも目に焼き付けたいと後を追うと、何と見知らぬ男性客が彼女に近付いていて身体を撫で回しているのを目撃するが、何とか勇気を振り絞り男を振り払うことに成功するものの彼女がろくに抵抗を見せないことには疑問を抱かざるを得なかった。数日後バックヤードで休憩していた幸太は姫香に話し掛けられ、未亡人を武器に景子も男漁りをしていると聞かされた上に、姫香自身も一度幸太の巨根を味わいたいと誘ってくる。即尺してきた姫香に驚きながらも臨戦態勢にあった幸太は対面立位で交わり、人目につくスリルを味わいながらも中出ししてしまう。

三人の女性とは一度きりのままの幸太は、姫香から麻衣には付き合っている男性はいないと聞かされて告白しようと行動に出るが、呆気なく玉砕して自己嫌悪に陥りその場を動けない。しかし姫香たちに声を掛けられ半ば強引に苑美の家に連れ込まれると、こんな美女たちに慰めてもらえるなんて幸せ者だと言われて気を取り直し、女性たちに全身をくまなく愛撫されたり顔面騎乗されて秘所を味わったりする。そして姫香、景子と相次いで騎乗位で中出しさせられた後、ゆっくりと楽しみたいからと告げる苑美のしたたかさに感心しながらも連続射精を迫られるのであった。

三人に慰められたとはいえ幸太に取って毎日のように向かいのショップにいる麻衣と顔を合わせるのは辛く、バイト先を変えようと決意を固めるが、その矢先に苑美がたこ焼き屋にやって来て今晩景子の家に来て欲しいと告げられる。そこで何と麻衣と対面させられて驚く間もなく、苑美の口から自分たちと同類だと聞かされ、更に麻衣からはあの時助けてくれたのは単にプレイだったと告げられてショックを受ける幸太である。まさか麻衣もなんてと嘆く間も与えられずに楽しみだわと告げられ、しかも苑美の挑発に乗ってレズプレイを始めるが、麻衣の方が一枚上手で苑美をイカせると今度は幸太ににじり寄ってくる。シックスナインで高まった後バックで挿入するが長く持ちそうにないと思った瞬間、麻衣が上になってあげると告げて主導権を奪われると一度の放精で満足出来る訳もなく、幸太は暫くはここで働こうと決意を改めて快楽に溺れてしまう。


【レビュー】

ドラマチックな展開からサスペンスまで幅の広い作風を持つ作者だが本作では『誘惑ショッピングモール』というストレートな題名から連想させる通り、ど直球でコメディ要素を内包する誘惑路線となっており大学進学で上京した主人公【幸太】(20歳)はチェリーな青年で、女性との出逢いを求めて引っ越し屋からたこ焼き屋のバイトに移ったばかりである。様々なショップが並ぶモールだけに若い男子へ興味を持つヒロインたちも少なくはなく、その中で主人公は向かいのアパレル店で働く【麻衣】(26)に憧れを抱く一方で、ドーナツ店で働く若妻や「童貞キラー」と噂される寝具担当の熟妻や時計店で働く未亡人から誘惑される美味しい展開も待ち受けている。

「童貞キラー」の熟妻【苑美】(30歳)の手解きを受けた主人公は、未亡人【景子】(34歳)に頼まれて一夜の夫となり、その話を苑美に聞かされて興味を抱いた若妻【姫香】(23歳)と相次いで性的な関係を持ってしまう。夫のいる二人のヒロインとすれば欲求不満を解消させるための遊び相手という趣があり、おっとり天然な景子ですら実は…という一面を持っていて、彼女が欲しいと願う主人公としてはちょっと可哀想な扱いだが中盤で麻衣へアプローチする機会が訪れる。そこで撃沈されるのもお約束の内で、それでもヒロイン三人から癒しを与えられ麻衣も加わって…と思わぬどんでん返しを迎えるのである。麻衣自身も清楚そうに見えて実はかなりの性癖の持ち主であり、それを知らない主人公が彼女の「危機」を目の当たりにして動くに動けぬという描写もある。

全体的に主人公がそうガツガツした肉食タイプではなく、ヒロインたちの母性本能をくすぐりそうなちょっとおバカっぽい設定なのが読む側としては好感を抱くところであり、上げ膳据え膳な展開もいかにも現代的ではある。個人的には童貞キラーの苑美と溌剌とした姫香がせっかくの人妻設定なのだから不倫に陥る背徳感がもっとあっても良かったかなとは思うけれど、全般的にカラッとした仕上がりを目指していたようなのでこれはこれで良いのかもしれない。

tag : 大学生主人公 童貞

巽飛呂彦「隣人【二組の母娘】」

巽飛呂彦「隣人【二組の母娘】」
(フランス書院文庫、2011年1月、表紙イラスト:山本重也)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年6月18日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

幼馴染みの遥やクラスメイトの香菜と賑やかな毎日を過ごす侑斗は、香菜の自宅に泊まった晩に彼女たちの母親同士のレズプレイを目撃し、2人と関係を持ってしまう。かねてから娘たちの想いに気付いていた母親たちは、侑斗と結ばれるように手筈を整えるが…。


【登場人物】

神山侑斗
17歳で高校2年生。母親は侑斗を産んで間もなく亡くなっており、父親が仕事で不在がちの為、近所に住む御崎家に預けられる事が多かった。童貞

御崎遥
侑斗と同い年で幼なじみの少女。成績優秀で女子剣道部主将も務めており、ポニーテールの似合う快活なCカップの処女。侑斗に想いを寄せる香菜とくっ付けようとあれこれ口うるさい所がある。

御崎知夏
36歳。遥の母親で侑斗の乳母代わりの女性。夫は遥が産んで間もなく家に寄り付かずに離婚した。美菜子とは中学・高校と同級生だった。現在は個人トレーダーで生計を立てている。男勝りの性格と容姿でスレンダーながらもFカップと魅力的な肢体。

渡瀬香菜
侑斗や遥と同い年のクラスメイト。引っ込み思案で大人しくイジメの対象になりかけた所を2人に助けて貰っている。母親の美菜子同様、年齢にしてはEカップと巨乳。処女。

渡瀬美菜子
36歳。香菜の母親。知夏とは高校の時からの友人でレズカップルの関係にあった。夫は香菜が産まれて間もなく亡くなっている。おっとりとしてやや間延びした口調で話すが、海外の医学技術の専門書の翻訳をこなす才媛。Hカップ。


【展開】

放課後に遥や香菜と共に渡瀬家に向かった侑斗たちは美菜子や知夏の提案で泊まる事になり、その晩トイレへ行こうとすると浴室から母2人の艶かしい声が聞こえてきて、レズシーンを想像しながらオナニーして射精してしまう。ところがタイミング悪く知夏や美菜子に覗きを知られたものの、端から二人は悪いようにするつもりはないようで少年の勃起に興味を剥き出しにして口唇奉仕で射精に導くと、知夏から美菜子の順に跨がり逆凌辱さながらに童貞を奪ってしまう。

思わぬ初体験もあって侑斗は次の日にエッチなことばかりを考えてしまい、いつものように口うるさい遥や香菜のオドオドした様子に苛立ちを見せて二人を置いて帰宅すると、美菜子に相談していた香菜に待ち伏せされ渡瀬家へ連れていかれてしまう。昨夜の母たちの情事を覗き見てしまった香菜は自分も早く大人になりたいと告白し、美菜子のレクチャーを受けながら口唇奉仕で射精させると正常位で破瓜を迎えるのだった。

続けて美菜子とも騎乗位で交わった侑斗は次の日学校で遥の小言を軽くいなしたが、当の遥は香菜母娘が侑斗を連れ出すのを見ていただけに仲間外れにされたようだと腹を立て機嫌を悪くしてしまう。そんな娘の言動を見た知夏は美菜子に連絡し、既に香菜が経験済みだと確認すると侑斗に電話して力ずくで良いから娘を抱いて欲しいと頼む。彼女としては勿論彼がそんなことができない優しい男だと承知しての依頼だったが、ある放課後に侑斗が剣道場で遥を押し倒してセックスしたのを見届けると、渡瀬母娘も揃って現れて大人になった娘を祝福する。しかし遥は香菜とは違い母たちも侑斗としていたとは知らなかっただけに、知夏が侑斗と交わっているのを見て不潔だと罵倒し家を飛び出してしまう。

遥の身を案じていた侑斗は翌日に彼女が香菜の元に身を寄せていたと知って安心したものの、授業を終えると香菜の部屋で三人でエッチすると聞いて戸惑いを隠せるはずもない。どうやら娘たちが母たちに対抗しようとしているようだと知り、侑斗は遥に口唇奉仕の仕方を教えると香菜も加わってのダブルパイズリフェラで射精し、遥にクンニしてイカせると休むことなく二人を抱いて白濁を膣奥へ注ぎ込むのであった。数日後遥が知夏の元に帰ったもののギクシャクとするのは否めないと、侑斗は母娘でレズプレイをして仲直りするように命令する。次第に知夏が主導しての淫らなプレイに我慢できなくなった侑斗も参加し、母娘と次々に交わって中出ししてしまう。

一方香菜は以前美菜子から全員がライバルだと聞かされ、抜け駆けするつもりである日の放課後に図書委員の仕事を手伝ってと侑斗を誘う。図書室の書架に紛れての口唇奉仕から立ちバックでの交わりを済ませた香菜だったが隠し事はやはり良くないと決意し、それならばと母たちに頼みホテルの一室で四人揃って侑斗としようとセッティングしてもらう。四人によるオッパイを使った奉仕の末に乳房に挟まれて盛大に射精した侑斗は、二組の母娘の抱いて味比べをした末に美菜子や知夏の膣内へ白濁を注ぎ込み、更に休むことなく香菜とも交わって中出しする。ひとり置いてきぼりにされたと腹を立てる遥を軽くいなすと、正常位で抱き締め最後にしたかったんだと優しく囁き、意識を取り戻した香菜たちの見守る前でフィニッシュを決めるのだった。


【レビュー】

2011年の時点では既に美少女文庫でも執筆を始めていた作者だったが、この年は美少女文庫4冊に対してフランス書院文庫は本作を含めて3冊とかなりのハイペースな刊行となっている。ヒロイン四人体制の作品を多数刊行し続けていた時の集大成とも言えるのだが、「隣人」と言いながらも実は神山母娘や渡瀬母娘はいずれも主人公のご近所さんという関係である。亡くなった母親を通じてその友人だったという知夏と美菜子の二人は実はレズカップルでもあり、男勝りなタイプの前者がタチでおっとり型の後者がネコの関係なのは容易に察しのつくところだが、美菜子の方がどちらかと言えば要所を押さえている力関係である。

美菜子・香菜母娘の家に泊まることになった主人公は母たちの睦み合いを覗いたのをきっかけにして初体験を済ませるが、娘たちが主人公に寄せる好意に早くから気付いていたと思われるし、香菜・遥の娘たちも母たちの行動を知って比較的早い内から全員が主人公と関係を持つスピーディーな展開となっている。本作では母娘、母同士、娘同士の三つの二組での複数プレイが楽しめるようになっていて、これは美少女文庫での執筆経験も踏まえての見せる流れを意識したのではないかと思われる。

娘たちが母たちに対抗しようと主人公に奉仕する場面が中盤に組み込まれており、実は作者が書きたかったのはここではないかと思われる場面でもある。次の知夏・遥母娘の仲直りのレズプレイも思った以上にページが割かれていて、「牝奴隷」的な凌辱作風だとヒロイン同士が睦みあった末に主人公によるお仕置きが始まるのだがここは誘惑作品であり、この辺りから主人公がヒロインたちに翻弄され始めているようにも思われる。

始めに「集大成」と述べたように巽飛呂彦作品としての華やかなハーレム作風の総仕上げが本作の立ち位置であり、本作以降も決して刊行ペースは落ちてはいないものの相次ぐ発売続きもあってか、どこか衰えを隠せなくなってきたと感じられたのは後になってからの個人的な感想であるがいかがであろう。


DSKさんによる本作のレビュー紹介記事です。

2011/1/24 発売隣人-二組の母娘著:巽飛呂彦、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「あの娘より、もっとエッチなことをしてあげる」豊乳を背中にあて、股間へ手を這わせる同級生の母親。耳元にかかる吐息、ゆるゆると上下にさする指先。熟女の唇に吸われ、含まれ、舐められる午後の寝室。知夏おばさんは気づいている。僕が娘の遥だけでなく、他の美母娘とも秘密の関係を結んでいること...
隣人-二組の母娘(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)



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tag : 高校生主人公 童貞 母娘丼

河里一伸「みだらに餌づけて」

河里一伸「みだらに餌づけて」
(竹書房ラブロマン文庫、2017年6月、表紙イラスト:東克美)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

貧乏な生活を送る学生の彰吾は、ある出来事をきっかけにアパートの美女管理人で未亡人の静乃と知り合い頻繁に夕食に招かれるようになる。静乃の幸せそうな顔を見た隣りに住む社長夫人の静乃は彰吾の筆下ろしを企み、筋向かいの若妻美幸も大胆に迫ってきて…、更に静乃も彰吾に恋心を抱くようになり結ばれるが…。


【登場人物】

名瀬彰吾
19歳の大学1年生。教職を目指して大学へ進学したものの、父親がリストラされた関係で窮屈な生活を送らざるを得ず、元々卓球をしていたために人並み外れた大食漢でいつも食に困っている。静乃の手助けをしたことから夕食にお呼ばれされることになり、いつしか恋愛感情に発展していく。童貞。

畠元静乃
27歳。父の実家である「メゾンながさき」の管理人で、昨年末に夫を亡くしている。結婚して1年ほどだがそれなりに夫婦生活はあった様子。長い黒髪の似合う貞淑な印象の美女で、それなりに肉付きが良く、彰吾を悩ませる一因でもある。和食の料理が得意で、近所に住む蘭子や美幸と仲良し。

冴木蘭子
32歳。「メゾンながさき」の隣家に住む社長夫人だが、金持ちの割に気さくで面倒見が良く、静乃が姉代わりとして頼っている。母親が中華料理店を営んでおり、やや脱色した長い髪と華やかな顔立ちとは裏腹に、料理の手際が非常に良い。静乃よりバストやヒップの張り出しが良く淫靡な印象を与えるが、男漁りなどはしていない。

渡辺美幸
25歳。「メゾンながさき」の筋向かいにある住宅に引っ越して来たばかりの若妻で、幼なじみの夫は地方へ単身赴任中。黒髪ショートが似合いフランクな口調で親しみやすいが、料理の腕はあまり良くなく教室に通ってはいるものの、あまり上達している様子に見えない。


【展開】

ある晩バイトを終えた彰吾は火災報知器が誤作動を起こし困っている静乃のために彼女の部屋に入り警報を止めたが、現金なことに腹の虫が鳴ってしまい夕飯をご馳走させてもらう。お人好しの静乃は賄いがないバイト休みの日はご飯を作って待っていると約束し彰吾が度々部屋を訪ねるようになったが、数日後その様子を見た美幸から話を聞いた蘭子は静乃に対して彼をどう思っているのか問い質す。そんな静乃のために一肌脱ごうと蘭子は彰吾たちを自宅に招いて中華料理を振る舞うと、彼だけ残るように告げて二人きりの状況で単刀直入に質問し静乃が好きなのを聞くなり、自らが主導して勃起を露わにして口唇や乳谷で奉仕して射精へと導く。女体に不馴れな彰吾に乳房や秘所の愛し方をレクチャーし、いざ本番となるも上手くいかずに騎乗位で交わると青年の精を膣奥で受け止めてしまう。

蘭子に筆下ろしされたとは知らない静乃は彰吾の落ち着きのなさに不安を抱き始めるが、そんなある日彰吾のバイト先の店長の都合で直帰せざるを得なくなり夕食をどうしようかと悩んでいると、そこへ美幸が通りかがりならば料理教室で教わったことを復習したいから食べに来てと誘われる。料理自体は何とか腹に収められるレベルで口直しにコーヒーを持ってきてもらうが、美幸が目の前でカップごと倒してしまい彰吾の股間が汚れてしまう。男性の生理を知ってか知らぬかタオルで拭かれて刺激を与えられると勃起を隠せなくなり、責任を取ってあげるからと美幸に言われて口唇奉仕され意外なほどの巧みさに呆気なく果てる。美幸に誘われ浴室へ移り愛撫を始めると口戯とは逆にウブな反応を見せたのを喜ぶと、初めは正常位で交わり何度も絶頂するのを見届けた後にバックに体位を変えて抽送を繰り返し中出ししてしまう。

相次いで二人の人妻と性的な関係に陥った彰吾はなお一層静乃にご馳走になる度に押し倒したい衝動に駆られて自己嫌悪に陥るが、そんなある日静乃の部屋を訪ねると母親から見合いの話を持ち掛けられたと聞かされ思わず好きだと告白し、静乃もそれを待っていたかのように喜び寝室へ舞台を移す。シックスナインで相互絶頂を迎えた後に彰吾にリードされての久し振りのセックスだが、静乃は付き合っている女性はいないのに何故こんなに上手いのかと彼の過去の女性経験に嫉妬を覚えながらも、めくるめく快感に溺れていくのだった。

数日後20歳を迎えた彰吾は静乃の手作りケーキやご馳走を堪能すると、ケーキのホイップを使って女体盛りさながらにデコレーションしてエッチすると、このまま二人で毎日を過ごせたらと願う。しかしある日美幸の料理特訓の成果を見て欲しいと蘭子に誘われて冴木家を訪ねると、料理を味わいながら以前に美幸の家を訪ねたことをうっかり口にし静乃に睨まれて肝を冷やすが、今度は蘭子が服をあげるからと静乃を連れて二階の部屋に上がったのを見るや美幸に迫られてしまう。頃合いを見計らって彼女に連れられて蘭子の寝室を訪ねると、どうやら二人は示し合わせていたらしく、静乃だけに彰吾を独り占めさせないと告げられてしまう。二人の挑発に静乃も自分だけのものだと反論し奉仕に加わるとトリプルフェラで射精へと導き、我先にと彰吾に跨がり中出しを受け止める。続いて美幸や蘭子にも搾り取られた彰吾は、夏休みに入っても一向に譲り合う気のない三人の美女たちに頭を抱えながらも、毎日をセックス三昧に費やすのだった。


【レビュー】

竹書房ラブロマン文庫進出第3弾である本作もこれまで作者が得意としてきた誘惑官能ハーレム路線を踏襲しており、貧乏な大学生の主人公がアパートの管理人の【静乃】(27歳)をメインに、隣家の豪邸で暮らす熟妻の【蘭子】(32歳)や筋向かいに住む若妻の【美幸】(25歳)の三人と次々に関係しハーレムを築くまでを描いている。

・貞淑な未亡人・静乃
実家が所有するアパートの管理人になる直前に夫を喪った彼女は、苦学生である主人公の状況を知り頻繁に夕食を食べさせてあげるが、その食べっぷりを見て亡き夫を重ねるようになる。彼女の作る和食主体の手料理にすっかり骨抜きにされた主人公は、題名にもあるようにまさに「餌づけられた」状態でいつしか恋愛感情に発展していくが、官能描写の順番は後である。

・気さくな熟妻・蘭子
静乃が主人公を部屋に招いていると知り彼女の次の人生の幸せのために手解きをしてあげようと一計を案じたのが蘭子で、会社社長の妻という割には母親が中華料理店を営んでいるせいもあってか気さくな性格だが、夫婦間は冷えきっていてあわよくば主人公を摘まみ食いしようとするのも否めないところ。

・ボーイッシュな若妻・美幸
幼なじみと結婚して早々に夫が単身赴任となり、将来子どもが産まれた際には手料理を振る舞いたいと料理を学ぶ健気な一面もあるが、見た目と言動が男っぽいところがあり他の二人に比べても色気はあまり無い(河里作品ではよく見られる第三のヒロインのポジション)。惚れた弱みがある静乃や常に主導権を握る蘭子とは違い、主人公が少しだけ強気に出られるところでもある。

蘭子で初体験を済ませた主人公は美幸の家に招かれハニートラップに掛かって関係すると、静乃のお見合いの話を聞いて自分から告白して恋仲となるが、未亡人の管理人と店子という関係は「あの人気作品」と似ているもののそこまでのハプニングはなく至って穏やかな流れである。嫉妬深い面はあるものの静乃は主人公によって性的に「餌づけ」されてしまっており、独り占めは許さじとばかりに蘭子や美幸も混ざってのハーレムを受け入れるしかなくなるのは官能作品ならではのお約束である。その流れにぎこちないところを感じさせないのは流石ベテランなのだが、三作品続けての似た作風を見ると「肉料理が得意なのは分かったので、他の料理も味わいたい」というところもある。以前はMC(マインドコントロール)を主題とした凌色風味な作品を出していた時期もあるので、次こそは何か新味を見せて欲しいかなと思う。

tag : 大学生主人公 童貞

鷹羽真「かわいい奴隷三姉妹【言いなり】」

鷹羽真「かわいい奴隷三姉妹【言いなり】」
(フランス書院文庫、2017年5月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

資産運用で財をなした良介はかつて仕えていた二階堂家の没落を知って屋敷を買い戻し令嬢三姉妹を表面上はメイドとして雇い保護したが、お嬢様としてのプライドが先行する蘭が心を開いてくれないことに悩みながらも、幼なじみの琴葉から過剰なスキンシップを受けたりつぼみからは兄のように慕われていく。そして…。


【登場人物】

荒木良介
二階堂家で数年前まで執事だった祖父とともに使用人として仕えており、高校を出て半年ほどで祖父から継いだ遺産を大きく膨らませることに成功した。その一方で彼と反比例するように没落した二階堂家の屋敷を買い戻し、三姉妹を形の上ではメイドとして保護しているが、本人としては対等に仲良く暮らしたいと願っている。

二階堂蘭
二階堂家の長女で背中まで伸ばした黒髪と、モデルのようにスリムながらも肉のつくべきところにはついているメリハリのある体型の美女。20代と思われるが年下でかつて使用人だった良介と立場が逆転したことを受け入れられず、父親を憎みつつ良介には氷のような頑なな態度を崩そうとはしない。男性経験はない。

二階堂琴葉
二階堂家の次女で良介と同い年の美少女。腰まで伸ばしたウェーブ掛かった茶髪に、蘭よりも肉付きが良くふくよかな胸乳の持ち主で、幼なじみの良介が手を差しのべてくれたことに素直に感謝している。父親がメイドたちと淫らな関係を築いていたのを覗き見て、自分も良介に奉仕しなくてはと過剰なスキンシップを取りたがるように。男性経験はない。

二階堂つぼみ
二階堂家の三女だが身体付きは成熟に乏しく、病弱で部屋にこもりきりの為に他人との会話の経験も少なく精神的にも年齢より幼くみえる。ブロンドで巻き髪なのもあって西洋人形そのもので、本人がゴシックな服装を好んでいるのもあって一層美しさに磨きが掛かっている。良介のことを兄のように慕っていて姉たちの隙をみては甘える傾向にある。処女。


【展開】

二階堂家の主人となった良介は毎朝のように起こしにやって来る琴葉のスキンシップが次第に過激になっていくのを感じていたが、ある朝身体を密着させながら唇にキスをされた上に朝勃ちしていた股間の膨らみを見られて奉仕してあげると迫られてしまう。流石に直にペニスに触るのは躊躇ったのか手袋越しだったものの、溢れてきた先走りのヌメリもあって快感を掘り起こされた上に濃厚なベロチュウを仕掛けられ、良介もどうせ夢なんだからと琴葉の胸を揉み尖った先端を執拗に愛撫する。射精を実感してこれが現実と気付いた時には既に遅く、琴葉の髪や背中に大量の白濁を浴びせた上に、しかも起きるのが遅いと部屋にやって来た蘭に見られてお叱りを受けてしまう。

妹の一件もあって蘭は良介の行動を逐次監視するようになり、夜になって彼の部屋の隣にある小部屋の扉から中を窺うと、琴葉の誘惑を断ったのを見て誤解していたみたいだと安堵する。ところが良介がペニスを露わにして自分の名前を口にしながら性処理するのを見てしまい、しかも次の日にはつぼみまでもが「にいさま」と呼んで甘える素振りを見せたことに危惧し、その晩に自分が防波堤になるつもりで良介の部屋を訪ね自分を使って性欲を吐き出しなさいと申し出る。ベッドに腰掛けた良介の勃起と相対するように正座していた蘭だが、唇に先端が触れたのをきっかけに口唇奉仕へ発展し、更にイラマチオ同然に口腔を犯され精を注ぎ込まれてしまう。

姉から良介の部屋を訪ねることを禁じられた琴葉はある朝彼の部屋が施錠されていて隣の小部屋から中を窺うと、何と蘭が寝そべった良介の股の間に入り性奉仕をしているのを目の当たりにし、しかも毎日朝晩の二回の奉仕をしていて決して嫌がる様子を見せないのを知り告白しようと決意する。数日後の晩に自分の部屋に来て欲しいと良介に手紙を渡すと、ゴシックなメイド服を身にまとい蘭には話をするから自分も奉仕させて欲しいと打ち明け、巨乳を使ったパイズリで射精へと導く。これで終わりだと良介が思ったのも束の間、スカートをたくし上げちゃんと最後までしてと求められては我慢などできるはずもなく、正常位で処女を奪うと一度の中出しで満足出来ずに二回戦へと突入する。

翌朝琴葉も伴って蘭に謝罪したものの当然のことながら一層距離をおいた接し方をされて良介は寂しさを感じるが、琴葉は無邪気なまでにスキンシップをはかろうとして誘惑を繰り返し、ある日白昼のリビングでセックスしていたところをつぼみに見られてしまう。今まで性的なことは知らぬままでいたつぼみは部屋に逃げ帰るとオナニーの真似事をして身体に走る快感をおぼろげながらに理解すると、ところ構わず繰り返す二人のイチャ付きを覗き見てはひとり遊びに興じていく。そんなある日つぼみが体調を崩したので良介がお見舞いにいくが、パジャマではなくゴシックワンピースに身を包んでいた彼女から告白され、敏感な乳首や未成熟な陰核を愛撫して絶頂へと導く。健気にも騎乗位を望むつぼみに応え一気に剛直を穿つが大して動くことも出来ずに中出ししてしまい、二度目は正常位に変えて交わると次第に淫らになる美少女の乱れっぷりを見ながら果てるのであった。

その晩に快復した妹の身体を洗ってあげていた琴葉はごめんなさいと告げられ妹が良介に抱かれたことを素直に祝福してあげると、翌朝ご奉仕の仕方をレッスンするつもりで寝起きで滾った良介のペニスをつぼみが舌で舐めてあげながら、琴葉は巨乳を彼の顔に押し当てて射精へと導く。一方蘭は琴葉だけでなくつぼみの変化に気付いて苛立ちを募らせるが、ある日友人たちとパーティーに出掛けたものの、堕ちた令嬢だと同情されることに耐えきれずに屋敷へ逃げ帰ってしまう。酔った勢いで良介の部屋を訪ね私を抱きなさいと命じるが、すげなく断られ更にプライドを傷付けられそのまま眠りにつく。
翌朝珍しく良介がご主人様としての特権をふるい蘭を高原にある乗馬クラブへ連れて来ると、ここを貸し切りにしたから赤い燕尾服に着替えさせ好きなだけ楽しんでくださいと告げる。落ち込んでいた蘭も馬に乗って次第に傷が癒されたのかお嬢様らしい振る舞いを取り戻すと、良介に後ろに乗せると素直に感謝の言葉を告げるが、密着した身体に股間の膨らみを感じると破廉恥だと言いながらもその先を期待せずにはいられない。良介もその意を汲んでエッチなことがしたいと命じると、馬から降りて茂みの奥にある大木に手を付かせ蘭のお尻の匂いを堪能する。キスマークをつけるほどに愛すると十分に潤った秘所に後ろから突き立てて破瓜に導き中出しすると、妹たちのために身を退くと言わんとするのを阻止するかのように対面立位で抽送させ休みなく精を注ぎ込むと、漸く蘭の口から本音を聞き出すことに成功する。

蘭も良介に抱かれたと知って琴葉とつぼみは嬉しそうな表情を浮かべ、三人で愛することに躊躇する蘭を説得し今まで通りの同居生活を続けることになる。そして1ヵ月後屋敷を出ても十分に生活をできるだけの給金を与えた良介だったが、三姉妹の誰からも求められずに出ていってしまうのかとしょげ返っていると、ある晩に彼女たちから離れにあるホールへの招待状が届いていた。ホールに着くと赤いカクテルドレスの蘭、ピンクのプリンセスドレスの琴葉、純白のゴシックドレスに身を包んだつぼみの出迎えを受ける。ただ側にいさせてもらうだけで良いと三姉妹の告白を受けた良介はパーティーを楽しむと寝室に移動するが、下着姿になった彼女たちの淫靡さに何処か圧倒されながらも奉仕を受けると、お返しとばかりに三人と交わり公平に白濁を注ぎ込んでいく。良介はまだまだとばかりに剛直を扱くと、彼女たちはうっとりとした表情を浮かべ期待の眼差しを向けるのであった。


【レビュー】

「奴隷三姉妹」、「言いなり」という題名から受ける印象とは裏腹に本作は元使用人だった主人公が財をなした一方で没落してしまった主の屋敷や三姉妹を引き取り、同居生活を送るなかでそれぞれが恋愛感情の濃淡に違いはあれども憎からず想っていた彼に惹かれていくという点で正統な誘惑官能ハーレム路線である。

三姉妹の長女【蘭】が主人公に取っての一番の想い人ではあるものの、当の本人としては長女であることと元は使用人だったはずの主人公との立場の逆転を受け入れられずにおり、素直に感謝の言葉を出せずにいる。次女の【琴葉】は主人公と同い年で感情を表に出しやすく、助けてくれたお礼を奉仕という形で見せてくれるので、官能場面では最初に山場がやって来る。妹の過激なスキンシップを見て蘭が不安を抱き、だったら自分が防波堤になって…という展開から奉仕を始めるが、プライドの高さもあり主人公に強いられてという場面を自分の中で設定し満足している節も窺える。

姉が奉仕を独り占めしていると琴葉が知りならばと純潔を捧げたものの、今度は三女の【つぼみ】がそれを覗き見てしまい健気ながらもやはり初めてを与えてしまう。モデル体型の蘭や豊満な琴葉とは違って、華奢で西洋人形のような美しさのつぼみはお約束通りの可憐な設定であり、感情の浮き沈みに乏しい少女が快感に溺れていくのは見どころであろう。そしてラスボスという蘭も自分の立場を痛感させられる出来事を経て主人公に抱かれる覚悟を見せるが、妹たちのためにと身を退こうとするのを主人公が攻め立てて屈服させていくところが「言いなり」と言えるのかもしれない。終盤は勿論三姉妹によるハーレムである。

鷹羽真作品と言えば手袋付きのコスチューム、エッチになると普段とはまるで違う乱れっぷりなどが挙げられるが、本作では令嬢三姉妹なだけに全員が処女ヒロインである。従ってあまり激しい反応にする訳にもいかず、控えめにしたのは官能小説ということからすれば正解だと思う。作者の主戦場である美少女文庫とも相通じる設定なだけに、表紙もいつものフランス書院文庫ではなくて、趣向を変えてみたら良かったのかもしれないと感じた次第である。


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天崎僚介「新しい淫同居人【義母と女教師】」

天崎僚介「新しい淫同居人【義母と女教師】」
(フランス書院文庫、2017年5月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

涼は父の海外出張に伴い交際相手である友梨佳と1週間と同居生活をして欲しいと頼まれるが、女性の裸に興味を持つ年頃なだけに彼女の入浴姿を覗き見てしまう。それを知った友梨佳はこれではいけないと手での慰めを提案するが、実は彼女自身男性経験が無く処女であることに重さを感じていて、きっかけを作りたいと願い申し出たのであった。


【登場人物】

諏訪涼
17歳の高校3年生で私立の学校に通い、成績は優秀で細身で大人しい少年。母を亡くしてからは部品メーカーに勤める父と二人で暮らしていたが、突然自分が出張している間に交際相手の友梨佳と暫く同居をして欲しいと頼まれる。女性経験はない。

安斎友梨佳
26歳で通訳の仕事に就いており、涼の父親とは仕事を通じて知り合い、彼女の方から交際を申し出たらしい。身長165cmでスリーサイズは85-58-87というのが涼の見立てである。真面目な性格ということもあり、あまりして来なかった料理を学ぶ姿勢を見てもその一途さが伝わって来る。男性関係については奥手で、未だに処女のままなことに重さを感じていた。

井波塔子
35歳で涼の担任教師だが夫の浮気が原因で、夫婦生活の危機を迎えており子供はいない。身長160cm弱でスリーサイズは90-62-88というのが涼の見立てである。気さくな性格でかつての教え子であった友梨佳が涼と同居すると知って家庭訪問に至り、後に夫婦喧嘩の際に身を寄せることに。


【展開】

父の頼みで友梨佳の元を訪ねた涼だったが、てっきりおばさんだと思っていただけに自分とそれほど歳が離れておらず、しかも美人だと知って興味を抱き同居を始めたその日に入浴姿を覗いてしまう。翌晩も友梨佳の入浴を見計らって浴室へ向かうが、彼女がシャンプーの買い置きを取ろうとしたのと鉢合わせになり、ぶつかった弾みで全裸姿を見て興奮したまま部屋に逃げ込むが、暫くして彼女がやって来てこれから一緒に暮らすのにこんなことではいけないと諭してオナニーの手伝いをしてあげると告げられる。しかしペニスを扱くその指はどこかぎこちなく、射精させそうになってどうして良いか分からずにいると、大量のスペルマを放出させ涼の顔にまで浴びせてしまう。

涼から友梨佳の話を聞いた塔子は仕事を終えると友梨佳の部屋を訪ね、料理に不馴れな教え子のために手料理を振る舞うが、夫が浮気していて無断外泊を繰り返すことへの当て付けのつもりで敢えて連絡せずに一泊することに。友梨佳から借りたパジャマはサイズが小さくムチムチの身体を強調してしまい、それが涼の劣情を刺激して部屋に招かざるを得なくなる。流石にエッチさせてという願いは撥ね付けたものの、大人の女には淫らになりたい時があると呟きペッティングくらいなら許そうと考えて口唇奉仕をするが、欲情に負けて正常位で求めハンカチで口を覆いながら声を抑えて中出しを受け入れるのであった。

塔子と初体験を済ませてから二日が経ち、友梨佳とも毎晩のように精を放出させてもらっていたが、今日は浴室で身体を洗ってくれた上にペニスを咥えてくれた。そこへ塔子が夫と喧嘩したから泊めて欲しいと訪ねてきてこれ以上の発展は無いとがっかりするが、その晩寝静まってから夜這い同然に塔子の部屋を訪ねると、初めこそ抵抗を見せたものの意外にあっさりと応じてくれる。シックスナインで互いの秘所を舐め合い、アヌスにまで指で悪戯した後にバックにして交わってしまう。

翌日友梨佳から話があるからとメールをもらい涼は駆け足で部屋に戻ると、何と塔子との関係がバレていてしかもベランダから室内を覗き見していたと告げられる。更に自らは処女で是非涼に喪失儀式の手伝って欲しい、但しそんな関係は同居生活の内だけと約束出来ればとお願いされて承諾せざるを得なくなる。一緒にシャワーを浴びながら綺麗な身体を洗ってあげるといちいち見せるうぶな反応を確かめながら、出来る範囲で良いからとディープスロートをさせるが、やはり塔子には及ぶはずもなく先に友梨佳の部屋に向かう。そして彼女が現れると改めてキスすら初体験だと聞かされて涼は最新の注意を払いながら、ある程度濡れてきたところで正常位で交わり無事破瓜へ導くのだった。

その晩に帰宅した塔子より旦那と酒を交わしながら話し合った結果もう一度やり直そうということになり、彼の望みを受け入れて来春で教師を辞める予定だと聞かされる。そうなると今までのようにセックスを続ける訳にはいかないと覚悟し深夜に塔子の部屋に来ると、翌朝まで時間はあるからと告げられ最後の情交に及ぶ。ディープキスからのシックスナインを経て、正常位から対面座位、そして騎乗位と目まぐるしく体位を変えながらも塔子は今までにない喘ぎ声を挙げてしまう。ベランダからきっと友梨佳が覗いているはず、そう思った涼は敏感なアヌスに悪戯すると止めてと拒絶されるが、かつて夫にそこでの交わりを求められ変態だと言ったことが浮気の原因だと塔子は呟き涼に初めてを捧げると告げて交わりに及ぶ。

翌朝三人でファミレスに向かい遅い朝食を取っていると、友梨佳が嬉しそうに次の日の晩に涼の父親が帰国するからと報告し、涼も頭では分かっていても美女二人との関係が呆気なく終わることに残念そうな表情を浮かべる。それでも塔子を見送ると今日が最後だから裸を見たいとねだると友梨佳は夜になったらと返事をするが、その晩にセクシーなランジェリーを身に付けて寝室に現れる。何故メガネを掛けているのと指摘すると魅力的なストリップの仕方をスマホで検索していたと返され、真面目な友梨佳らしいと納得しながらセックスは気持ち良いものだと教え込むつもりでキスを始める。塔子との昨夜の交わりを見て同じようになりたいと言われたものの、やはり処女を喪ったばかりの友梨佳にはすぼまりに触れられたり、指ピストンで達したりすることにはハードルが高いようである。それでもシックスナインをしたいと言わせただけでも十分だと納得し、塔子と同じように体位を変えながらしようかと提案する。正常位はまだしも対面座位は流石に無理な様子で、バックに変えてペニスを叩き付けると次第に声が大きくなり射精に合わせるように身体を突っ張らせたのを見て、自分が初めて友梨佳をイカせた男なんだと満足する。

そして翌春に卒業式を迎えると、久し振りに塔子と三人で友梨佳の部屋でホームパーティーを開くことになった。退職する塔子は穏やかな笑みを浮かべ、父の求愛を受けた友梨佳も嬉しそうである。涼は夫婦となる二人を応援したいと敢えて離れた大学を受験し合格したが、友梨佳や塔子との思い出を大切にしながらも早く自分に相応しい彼女を見付けるんだと新生活に期待し意気込むのであった。


【レビュー】

誘惑的な流れの官能作品では比較的ハーレムエンドを迎える趣向が強いのだが、この作者の場合は主人公とヒロインたちとの関係性を強調しながらも至って現実的な方向へと持っていくことに拘りを持っているようにも感じられ、他の作品との差別化が図られている。本作では父親と二人で暮らす主人公が義理の母親になるかもしれない友梨佳(26歳)と1週間のお試し同居を体験していくなかで、人妻教師の塔子(35歳)が主人公の同居生活を知り自らの複雑な事情も相まって一時の関係を持ち、そして三者三様の結論を得る流れとなっている。

真面目で一途な性格の友梨佳は性の体験そのものが無くまだ少年である主人公の青い獣欲を目の当たりにし、手や口や更に身体を使って…というステップアップにて少しずつ快楽を知っていく。主人公もまた性の体験自体が無くややもすれば厚かましいところもあるが根は大人しいだけに、真面目な友梨佳を思いやってかエッチの進展はもどかしく、そこで人妻女教師の塔子の登場となるのである。彼女自身は浮気が原因で喧嘩して友梨佳の家に押し掛けるが、主人公に迫られて教師としての分別を保ちつつも夫も浮気したのだからと一時の関係に溺れ、友梨佳もまた二人の関係を知ってベランダから覗き見してしまう。そこからやっとの情交となるが先に触れたように「義理の母子になる予定」の二人であり、結論もこの設定から逸脱しないために何処か予定調和な印象も拭えないのである。

設定は至ってシンプルで情交場面も穏やかなもので、それでいて主人公の視点で描いたヒロインの女体描写はねちっこくじわじわと感じさせるものがある。性交の手数の多さやヒロインの華やかさというのが官能作品での多数である現状からすると、本作ではややあっさりとしていて多少の拍子抜けを感じさせるが、個人的には懐かしくて安心するという感想の方が強い。ただまだ六作品目である状況を踏まえればこれでいくという決め打ちはまだ早いような気もするので、次は多少の羽目を外してハーレム的なまとめ方でも良いのではないかと思う。


愛好家Sさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
4225『新しい淫同居人【義母と女教師】』天崎僚介、フランス書院/フランス書院文庫、2017/05 発売●あらすじ急な出張で父が一週間ほど留守にする間、父の交際相手だという若くて美しい女性の家で面倒をみてもらう事になった少年。心配して様子を見に来た憧れの女教師もなりゆきで泊まる事になり、淫らな体験をする事になる。●登場人物【諏訪涼】年齢は友梨佳と九つ離れている。童貞。S学園の生徒。大学受験を控えている。人見知り...
4225『新しい淫同居人【義母と女教師】』

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美原春人「教えてあげます 押しかけ兄嫁&美母娘」

美原春人「教えてあげます 押しかけ兄嫁&美母娘」
(フランス書院文庫、2017年5月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

実家に住む兄嫁の祥子に憧れを抱く達郎だったが、未亡人となった義母の弥恵や血の繋がりのない義妹の茉歩にも女性として意識し始めてしまい、罪悪感を抱き大学進学を機に一人暮らしを始めた。しかし女三人たちは達郎に愛情を抱いていていなくなって不調になり、それを見かねて祥子が達郎の部屋を訪ねることに。


【登場人物】

小八木達郎
18か19歳くらいで大学進学を機に自宅から2時間程度離れた大学の男子寮で一人暮らしを始めたばかりで、高校時代にバスケットで鍛えた身体を生かし引っ越しのアルバイトにも精を出している。実家で暮らす義母や兄嫁、義妹に女を感じ始めたことに罪悪感を抱き、敢えて離れて暮らすことを選んだが…。

小八木祥子
28歳。達郎の兄の妻だが当の夫はアメリカに長期出張中でしかも恋人がおり、形式的に籍を入れているだけに過ぎないようである。身寄りがほとんど無く勉強と仕事に明け暮れてきた人生に疑問を感じ、お見合いを通じて夫とは友人として付き合うように。夫の事情を受け入れたが達郎を見て単なる義弟以上の感情を抱くようになり、進学を機に告白する気でいたが…。90cmを超える巨乳でOLらしくきちっとしたスーツ姿が似合う才媛。

小八木茉歩
達郎より5~6つほど離れた歳の中学に通う義妹だが、亡き父が親友夫妻の死に伴い茉歩を引き取り娘としたので血の繋がりは無い。水泳部で活躍しているせいか手足が長くて日に焼けた肌が瑞々しく女として成長途上だが、典型的なお兄ちゃん娘で甘え上手な為か抱き付いて来られて達郎が罪悪感を抱くほどである。もちろん達郎以外を恋愛対象にしていないので処女。

小八木弥恵
36歳。達郎の亡き母親の遠縁に当たる女性で、茉歩を引き取り面倒を見ていた達郎を見て側に居たいと思い小八木を説得して戸籍上の妻として結婚している。100cmを超える豊満なバストに比べてウエストは細く、茶色に染めた長い髪が似合い乙女な雰囲気が漂わせる。


【展開】

一人暮らしを始めて何かと慌ただしいなかで6月を迎えたある日、バイト帰りの達郎は自室の灯りが点いているのを不審に思いながらも部屋に入ると、何と祥子が訪ねて来ていて片付けをしてくれていたせいか芳しい汗の香りを漂わせていて欲情を覚えてしまう。実家にいた時から蠱惑的な態度をちらつかせていただけに祥子に翻弄されるが、彼女は意に介するようでもなく今晩は泊まっていくとまで言われ、達郎は女性と同じベッドに寝るのはと躊躇してしまう。ここで祥子が今までに抱いていた愛情を打ち明け、慣れないながらも口唇奉仕を始めると、達郎もお返しとばかりに秘所を口で愛してあげて絶頂へ導いてしまう。何でもしても良いと言われれば正常位での放出で満足出来るはずもなく、達郎は祥子に騎乗位になってとねだり巨乳が揺れる様を見ながら二度目の射精を迎える。

放心状態にあった達郎をよそに祥子がお掃除フェラをしてあげると早くも三度目の臨戦状態となり交わるが、達郎は情事を終えて兄とはどうなっているの?と彼女に尋ねると実は形だけの籍を入れていただけに過ぎないことを知る。これまで見せていた蠱惑的な態度は自分を好きでいてくれたからと喜びながらもそれでも兄への憤りを見せる達郎を見て、祥子は好きにして良いからと告げると次の日も食事を挟みながらも夕方までひたすらセックスを繰り返し、これからちょくちょく訪ねることを約束して帰るのであった。

翌週の金曜日の夕方に祥子から部屋に寄るからと連絡を受けていた達郎はスマホで祥子のスーツ姿を撮りたいと頼み、ブラウスの谷間から覗く乳谷やパンチラを撮影するが、それだけで兄嫁が高ぶるのを見て我慢できなくなり着衣のまま体位を変えながら何度も交わってしまう。翌朝達郎は玄関のチャイムが鳴って起こされ茉歩の来訪を受けるが、祥子が関係を隠そうともしないことに焦りながらも義妹の作ったお弁当を食べると疲れが残っていたのか再び眠りにつく。しかし下半身の違和感を覚えて起きると、何と茉歩がお目覚めフェラをし始めていてしかも競泳水着に着替えていたので混乱を隠せない。

義妹の全力の告白にキスをしてのし掛かられ為すがままの達郎だったが、破瓜の痛みを堪える健気さを見て気遣いながらも中出しをすると、いつの間にかリビングの入り口に祥子が立っていておめでとうと祝福されてしまう。水着を脱がせて秘所が傷付いていないかチェックしていた祥子だったが、可愛いと口付けを始めると達郎にも手伝ってと声を掛けると、何を勘違いしたのか四つん這いになっていた祥子をバックで貫き三者三様に快感に達する。流石に何かおかしいと達郎が祥子に問い質すと、達郎が出ていってから自分たちだけでなく義母までも不調になったと返され、次の週末に一度帰省しなさいと約束させられてしまう。

7月に入ったばかりで一時帰省した達郎を迎えたのは、ウェディングドレスを思わせるかのような白く華やかなワンピース姿の弥恵だったが、話があるからとイマイチ踏ん切りが付かないのを見て祥子が今晩寝室を訪ねてあげなさいと段取りを付ける。そして夕食を終えて義母の寝室を訪ねると三指をついてお嫁さんにしてくださいと言われて困惑するが、父とは元々そういう経緯で結婚したと聞かされて彼女の願いを承諾し、イラマチオ同然に口腔を犯して飲精させる。ベッドに弥恵を横たわらせ口唇で愛撫して半刻ほど快感責めに遭わせると正常位で交わり白濁を注ぎ込み、休むことなく膣奥を突き上げて失神させるほどの絶頂へ導き、弥恵も達しただけでは済まそうとはせずに今度は騎乗位で跨がり三度目の射精を受け入れるのであった。

翌朝達郎は弥恵のお目覚めフェラで起きたものの、そこに居合わせていた祥子とキスを交わしていると義母の嫉妬を感じながらも兄嫁の服を脱がせて愛撫し顔面騎乗して欲しいと頼み、弥恵には馬乗りで交わってとねだる。女同士で睦み合う中で弥恵の中に射精した達郎は起こしに来た茉歩に全てを見られてしまい、昼に祥子が出掛けると嫉妬を見せながら自分も構ってと迫ると、弥恵のとりなしで三人ですることとなり達郎は指で母娘の穴比べをすると、失神した茉歩をよそにリビングのソファーに弥恵を押し倒して交わりを始める。義母の膣奥に中出しすると茉歩も絡んで来て今度は母娘を重ね餅にして、交互にぺニスを出し入れし精を使い果たす。帰宅して三人の乱れた姿を目の当たりにした祥子は入浴中の達郎を訪ねるが、身体を洗ってあげるつもりが逆に洗われる羽目になり愛撫で達してしまうと、そこへ弥恵と茉歩もやって来る。弥恵から昨晩約束した後ろの処女を捧げたいと甘えられると、娘たちもその可愛らしさを見て譲らざるを得ずに喪失儀式を見守るのであった。


【レビュー】

第17回フランス書院文庫官能大賞の新人賞を受賞し『お世話します【未亡人母娘と僕】』でデビューした作者であるが、早くもその3ヵ月後に二作目が刊行となった背景には次の官能大賞の応募作品として既に準備を進めていたらしく、デビューが決まったこともあり早いスパンでの発売となった模様である。こうしたことから本作も『お世話します-』と同じように甘くてトロトロな世界観でヒロイン全員が主人公大好き!なのに対して、主人公も兄嫁や義母、義妹の三人に対して近親というだけでは説明がつかないような想いを抱いている。そんな両者なだけにきっかけを作りさえすればすぐに発火してしまうほどのベタベタな展開がめじろ押しなので、端的に申し上げるとデビュー作品が好きな諸兄にはお勧めだが、甘いだけなのは…という読者には受け入れられるだろうか?早い段階での決め打ちはどうなのか?作者や編集サイドはちょっとした賭けに打って出たのかなと思う次第である。

前置きが長くなったが本作は大学生となったばかりの主人公が実家を出て遠くで一人暮らしを始めたところから話が始まるが、その理由として実家で暮らす未亡人で義母や兄嫁、更に血の繋がりの無い義理の妹たちに欲情を抱くことに罪悪感があったためである。しかしその想いはヒロイン三人ともウェルカムな訳であり、兄嫁が主人公の部屋に押しかけて性の手解きをしてあげると、次は義妹がやって来て兄嫁も立ち会って男女での愛し方をレクチャーする。更に二人の説得に折れる形で週末に実家へ一時帰省すると、そこでは義母もお嫁さんにしてと甘える始末…という全般的にライトでコメディとも言える展開が本作の大まかな流れとなる。

全体の約4割に当たる第1章から第3章までが兄嫁とのいちゃラブな展開で、名前を呼び捨てにする凛々しいタイプの彼女が実は主人公に対して強いショタコンめいた愛情を抱いていたことが分かると、その落差を楽しめることであろう。義妹は第3章後半から第4章(約3割)でストレートなまでのお兄ちゃん娘で、弥恵は前作の千登世(親戚のお姉さん的存在)同様に年齢より遥かに可愛らしくやや面食らうほどに熟れた乙女である。舞台を実家に移しており義母まで受け入れれば後は全員でとなり、ヒロイン同士の嫉妬の応酬や近親で関係することへの背徳性を期待する向きならば本作は違うと思われる。順風満帆に作品を重ね結果を出しているのであれば、次に期待したいことはこういう引き出しもありますよとアピールをしていただきたいのだが、この路線が良いと支持する読者層も多いかもしれない。分かりやすい象徴性というのもまた大事なのだと思う。

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tag : 大学生主人公 童貞 母子相姦 母娘丼

鬼龍凱「高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北」

鬼龍凱「高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北」
(フランス書院文庫、2017年5月、表紙イラスト:赤尾真代)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

人気急上昇のバレリーナ・初音が何者かにより誘拐され、犯人の男の自宅で繰り返し凌辱を受ける日々を強いられる。犯人の竜也は初音の腹違いの兄だが妾の子という関係もあり、嫉妬深く利己的な当主夫人により人生を一変させられた過去があった。そんなある日初音のボディガードのあおいが竜也の自宅を突き止めるが、彼女も周到に準備された罠に掛かり…。


【登場人物】

久我竜也
初音より2、3歳年上の青年。母親を1年前に亡くして以来、ニート同然の生活を送っている。母は桐沢家の使用人で先代当主のお手付きにより竜也が産まれたが、ある事件を機に母子ともども放逐に遭い特に桐沢家当主夫人に対して復讐してやろうと初音を拉致監禁した。当主の経済的支援もあって生活自体は苦しくはなかったようだが、自宅の地下室に足しげく通い調教プレイを繰り返しているのを見てしまい影響を受けている。大柄で筋肉質、かつ人並み外れた巨根の持ち主で初音に復讐するために周到に準備を重ねてきた。

桐沢初音
19歳。桐沢家の先代当主と夫人との間に産まれ、持ち前の身体能力の高さによりバレエ界の新生プリマドンナとして人気上昇中の大学生。家の格式を重んじて愛情すら感じさせない母親に対して内心は反発し ながらも、製薬会社の御曹司と仕方なく婚約し性体験も何回かしているが、身勝手なフィアンセに対して終始冷淡な態度を取り続けている。バレエには不向きと言われるくらいの巨乳で、モデル並みにスタイルは良い。

森本あおい
29歳。女性向けのボディガード派遣会社を経営する森本と結婚し、2ヵ月前より初音の警護を担当するが、桐沢家当主夫人と初音との関係が微妙なことに早くも気付いている。かつて海外留学していた際に集団性的暴行を受けており、それがきっかけでボディガードになろうと決意したが、その生真面目で融通の効かないところを竜也に突かれてしまい…。


【展開】

キャンパスにやって来た初音は婚約者に唆されあおいの目を盗んで講義を抜け出すが、駐車場にやって来たところで竜也の襲撃に遭い拉致監禁されてしまう。竜也は自宅に連れ帰った初音を拘束して意識を取り戻したところで名前だけを告げるが初音が思い出せずにいると、衣服を剥ぎ取り豊かな肉房を愛撫してそれでも彼女が泣く様子も見せない気高いお嬢様だと実感し、巨根で膣奥まで貫きせっかちなほどにピストンを早め白濁を注ぎ込み失神させるほどの快感を与える。

その頃あおいは社長である夫とともに桐沢夫人に不始末を謝罪したが、娘の身より家の体面を案じるのを見て不快感を抱きながらも、何とか初音を救い出そうと夫には内緒で単独調査を始める。強そうに見えるあおいだがかつて海外留学した際に複数の男たちによって辱しめを受け、それ以来強くあろうとボディガードを志したが、冷たくされても初音に対してはクライアントと割り切れずに助け出すからと決意を固める。

一方翌朝目覚めた初音は尿意を覚え竜也に気分が悪いからと訴え、首輪とリードを付けさせられて浴室に連れていかれると、嘘を付いたお仕置きだと拘束されたまま浣腸液を注入されてしまう。次第に身体を襲う排泄感を堪えながらもイラマチオ奉仕するが、射精させる前に事切れて恥をかかされた上に、丹念に汚れを洗い流してくれた末にアナル処女を奪われる。そこへタイミング良く警官たちが竜也の家を訪ねるが、初音は全裸のままで助けを呼べるはずもなく、しかも竜也が自分に言い聞かせるように自らの名前を告げると、義理の兄ということを知って愕然とする。

竜也の正体を知った初音は母親から執拗に竜也とその母を悪く思うように刷り込まれ、階段から転落しそうになって助けてくれたのにも関わらず彼を悪者にしてしまった過去の事件のことを思い出す。渡された穴あきのレオタードを着てバレエの準備体操を披露させられ、竜也から濡れているだろうと指摘され再び巨根で蹂躙されて義兄妹で交わるおぞましさを感じ、お掃除フェラを求められ口でイカせれば中出しの回数は減るだろうと挑発に乗せられて飲精してしまう。彼らを放逐した母親の仕打ちに対する復讐のつもりと初音が問うと、竜也は憎しみもあるが今は初音の全てを手に入れたいと返し、邸宅の地下にある調教室へ案内し亡き桐沢が足しげく通い詰め母を調教していたのだと告げる。

調教室で竜也は初音を拘束し前後の穴を蹂躙し続けて精液を注ぎ込んだり、またある時は優しくキスを交わしたりと硬軟織り交ぜて牝奴隷として調教していくが、監禁してから10日を過ぎたある日あおいが竜也の住みかを突き止めてやって来る。虚を突かれ失神させられたあおいが調教室で目を覚ますと、初音が竜也に跨がり口では嫌と言いながらも快楽に溺れているのを目の当たりにする。竜也はあおいの説得によって初音がまた誇りを取り戻すのではないかと危惧し、全裸で磔にされ兄妹が交わるのを見ていたあおいの秘所が濡れていると揶揄すると、対面立位で犯して中出しするもののあおいがそう簡単には堕ちるはずもない。

竜也はあおいを四つん這いにしバックで凌辱するが、初音から彼女は金で雇っただけの存在だから解放して自分を犯せば良いと告げられ、ならば桐沢夫人が本当に初音を心配しているかどうか電話して確かめたら良いと賭けに打って出る。あおいが居場所を掴んだが凌辱されていると報告すると、想像した以上に利己的な言動を返す母親の本性を知って初音は竜也と暮らすことを選び、嬉しそうな表情を浮かべながら義兄のペニスに奉仕を始め、騎乗位で繋がると濃厚な口付けを交わしながら二度に渡る中出しを受け止める。ひとり蚊帳の外に置かれたあおいは必死に説得を続けるが、当の初音は堕とす手伝いをさせてと竜也に申し出ると女同士だからこそのねちっこい責めを仕掛け、秘所を舌で愛撫して喘がせると貝合わせの体位で淫裂を擦り合わせて同時絶頂を迎える。

あおいの調教が始まって数日後初音はペニスバンドを装着すると彼女を四つん這いにして犯し、竜也は彼女がバックだと著しい反応を見せたことを確かめるとイラマチオ同然に口腔を蹂躙し顔面に白濁を浴びせる。あおいが完堕ちしたのを見るや初音は三人で楽しむことを提案しその様子をビデオに撮り母親に送り付けると告げると、あおいと尻を並べてバックで交わったり身体を重ねて交互に巨根で貫かれたりと新たな人生に向けて羽ばたくのであった。


【レビュー】

『高慢-』で始まる作品を刊行する作者の三作目は前作『高慢女教師三姉妹【完全屈服】』が悪魔少年によるハーレム要素の強い展開だったのとは違い、義憤に駆られた主人公がヒロインたちを凌辱し身体だけでなく心までも堕としていく過程を描いたデビュー作の『高慢令嬢姉妹、堕ちる』を意識した作りとなっている。ヒロインは「高慢令嬢」の【初音】(19歳の女子大生でバレリーナ)と、彼女を護衛する「人妻ボディガード」の【あおい】(29歳の既婚者)の二人だけで極めてオーソドックスな設定だからこそ、一人一人に掛ける調教描写の濃厚さに繋がっているのだと思われる。

新進気鋭のバレリーナである初音は没落しつつある名家の出身で人気も上がっているが、表現の面ではまだまだだという背景に現当主である母親による強い干渉の元で育てられた経緯もあり性格の裏表が著しいことが窺える。「高慢令嬢」そのものの彼女は過去にある事件で主人公とその母の人生を一変させることをしてしまい、いわば逆恨みという状況で主人公にさらわれ恥辱を味わうこととなる。主人公の素性を知ってからはその背徳性に次第に心も蝕まれていくのだが、そこへあおいが居場所を見付け助け出そうとする説得に戸惑いながらも、自分の母親が名家の威厳を守ろうとする利己的な本性を見せたのを知り家を捨てあおいを含めた新たな人生を構築するまでが大まかな流れである。

題名を見た限りだと「人妻ボディガードの敗北」であることからあおいが打ちのめされる流れが主だと想起させるのだが、実際のところは初音が主人公の正体を知る前とその後での心境の変化を描いた場面が過半を占めており、あおい自身は主人公に仕込まれる部分もあるものの実際の「ご主人様」は初音である。従ってあおいの場合は凌辱作品ではお馴染みのヒロイン同士の絡みが主であり、彼女が抱える過去の暗い体験を描写した前半部の方がより凌辱「らしい」と言えるのかもしれない。あおいが登場してからの後半部の初音は既に主人公を慕うようになり彼と連携しての調教では暴虐要素は無く、更にはあおいが人妻である必要性をほとんど感じさせないこともあって、それならば彼女をもっと堅物な人間(例えば未経験)に設定していればよりらしい作品になったのかもしれない。あおいの人妻設定を除けばねちっこくて愛を感じさせる調教描写や、背徳性を感じさせる設定は個人的な好みなので高評価としたい。

愛好家Sさんによる本作のブログ紹介記事です。

4226『高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北』鬼龍凱、フランス書院/フランス書院文庫、2017/05 発売●あらすじプロのバレエ・ダンサーとして活動している高慢令嬢が誘拐され、正体不明の男に監禁調教されてしまう。警察にも知らせず内々に令嬢を探し出す事になり、人妻ボディガードが単独で居所を探し出して乗り込むが…。●登場人物【久我竜也】初音より二、三歳年上。長身で格闘家のような逞しい筋肉の青年。【桐沢初音(はつ...
4226『高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北』

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久藤貴緒「クラスメイトの美母は未亡人奴隷」

久藤貴緒「クラスメイトの美母は未亡人奴隷」
(フランス書院文庫、2014年1月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年5月24日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

クラスメイトの美母は未亡人奴隷
久藤 貴緒
フランス書院
2014-12-12




【あらすじ】

娘のクラスメイトで亡き息子に似た誠と関係を持ち始めた沙織は、ある日悪漢たちの脅しに屈した真の頼みで彼らに抱かれてしまう。彼女の乱れる姿に興奮し、周りの人間との関係を断ち切らんとする真の要求は次第にエスカレートする。


【登場人物】

高坂誠
高校2年生。母親を亡くし父親は仕事で不在がちで、教室では誰とも馴染もうとせず浮いた存在。沙織が経営するガラス工芸店にバイトで働いており、三ヵ月前に彼女に関係を迫り頻繁にセックスするようになった。

紫村沙織
37歳。市内で名の知れたガラス工芸家で、販売店を営み生計を立てている。5年前に交通事故で夫と長男を失なっており、真に亡き長男の成長した姿を重ねてみるようになっていて性的な関係を拒めずにいる。

紫村榛香
高校2年生。沙織の娘で真とは同じクラスで委員長を務めているが、孤立する彼の持つ雰囲気に馴染めずにおり特に関心が無い様子だが、母の態度の変化に亡き弟に似ている真が関わっていることには気付いている。生徒会長の佐伯に想いを寄せているが処女のまま。

阿久津
高校3年生。典型的な不良少年で真を始め多数の人間に脅迫して万引きや金品を要求したり、性的暴行を重ねて来ている。素行の悪さが原因で停学処分を受けて大学の推薦を取り消され、底意地の悪さに更に拍車が掛かっている。

田宮小太郎
真や榛香の担任で社会科の教師。50歳近くでボサボサでフケだらけの髪に、ガリガリに痩せた体躯でニヤ付いた表情からは不気味な印象を与える。女生徒の着替えなどの盗撮が趣味だが、阿久津にその弱味を握られ悪事に参加させられる。

佐伯貴志
高校3年生の生徒会長。榛香と付き合い出して間もないが、彼女を大事にしようと考えている。ミリタリーオタクでスタンガンや催涙スプレーなどを多数集めている。榛香とは清い関係のままでいようとしたが、

笹野健太郎
39歳。亡き夫の親友で地元の交番で働く警察官。大柄で筋肉質の体格で融通が効かない真っ直ぐな性格。沙織に想いを寄せていたが、親友だった柴村に気を遣い結婚を前提にした付き合いを言い出せずにいる。榛香からは母親の再婚相手に相応しいと思われている。


【展開】

閉店後の店内で沙織は誠からセックスを求められ身体を許してしまうが、阿久津からイジメにあっていて金が要るから助けてと懇願され彼の待つ公園の管理事務所へ向かう。そして有無を言わさず阿久津に口唇奉仕を強いられ休むことなくバックで犯されてしまうが、誠は抵抗出来ずに阿久津に犯されて乱れる様を見て激しく興奮しズボンの中で触れられることもなく射精してしまう。

阿久津の凌辱が済んで誠から男だったら誰にでも気を遣る淫乱だと詰問され、違うなら証明してみせてと沙織は娘の担任教諭の田宮に抱かれるように命じられる。そして夜になり学校の面談室で田宮を誘った沙織は口唇奉仕で飲精すると、自ら跨がって騎乗位で交わりを求めるが、イヤホンマイクから聞こえる誠の指令を必死に守り田宮を先に射精させることに。それを校舎の窓から見守っていた誠もぺニスをチャックから引き出すと手で扱き射精するが、それと共に阿久津に制裁を与えるべく田宮の淫行をカメラにしっかりと納めるのであった。

その後沙織は田宮にホテルへ連れ込まれて情交を強いられ朝になって誠の部屋に逃げ帰ったものの、田宮に抱かれた回数を聞いて興奮したのか少年が怒りを露わにしながらも汚れた秘所の匂いを嗅いだり、顔面騎乗してと命令されたりと恥辱を味わせられて一層少年に溺れていくのを否定できない。そして田宮を脅して阿久津を退学に追い込むからもう大丈夫だと言われ、娘だけにはばらさないでと懇願する。

そんな沙織を試すかのように誠は笹野が予約してくれたリサイタルに同伴し、笹野と別れると夜の公園で沙織が付けていたかんざしを引き抜くとそれをアナルに挿し込んで歩くように命じる。亡き夫から貰った品を玩具にするという罪悪感と、人目に触れる恐怖心にすっかり沙織の心は高ぶってしまい誠への忠誠を誓う。次の標的は生徒会長の佐伯で、閉店間際にノーブラノーパンでいるように命じると、田宮の時のようにイヤホンマイクを使って佐伯を誘惑するように指示を出す。店の裏側で娘の彼氏に口唇奉仕し、あまつさえ対面座位で童貞を奪う沙織にはマイクから聞こえる誠の命令だけが絶対で媚薬となっていた。しかし誠の目的は榛香で母と恋人の裏切りを目の当たりにして呆然としているのを見るや部屋に連れていき、否応が無しに彼女の唇と処女を奪い今まで馬鹿にされてきたことへの復讐を果たそうとする。

翌晩誠は横浜のホテルで沙織と落ち合い部屋に入るとバックにして、手製のガラスのディルドウを膣穴に挿入しながら尻穴に指を挿入していく。アナルセックスを求めた沙織に対して誠ははしたない女にはお仕置きだと告げ、今度は笹野を誘惑するように命令すると激しいピストンで膣中出しする。そして笹野の勤務する交番へ向かう直前榛香に詰問されるが、榛香が誠により犯されたことも知らず、沙織は恋する女性そのものの態度を見せてしまう。今回も誠がイヤホンマイクで指示を出し交番の二階で笹野を誘惑すると、口唇奉仕から騎乗位でアナル処女を捧げる羽目になり、何て淫乱な牝豚だと叫ぶ夫の友人に別れを告げながら早く誠に慰めて欲しいと期待する。

その頃誠は交番の向かいの街灯に身を潜め二人のやり取りを聞いていたが、榛香が佐伯から貰ったスタンガンを使って気絶させられ彼女の部屋へと連れていかれる。四肢を拘束されたまま美少女に何度も寸止めを強いられた真は、榛香としたいと言わされ逆凌辱さながらに騎乗位で犯されるが、射精する刹那に沙織が帰宅し浅ましい姿を見られてしまう。しかし榛香の願いと反して沙織は服を脱ぎ四つん這いになって尻穴を晒し笹野に抱かれた痕跡を見せ付けると、綺麗にしてとアニリングスを求めた上に肛姦を始める。榛香が母親の乱れる姿を見て折れるかとみたが、彼女の方も負けじと沙織が好きとキスを求め、誠と競い合うかのように乱れたセックスを繰り返すのであった。

数日後仕事帰りに田宮に声を掛けられた沙織は、阿久津により公園の管理事務所に拘束されている娘を目の当たりにする。誠の計略により退学処分を受けた阿久津は母娘を逆恨みし、拘束した榛香には誠から贈られたガラスのディルドウを使って辱しめを与えると、予想した通り沙織が代わりになると言い田宮にアナルを犯されながら阿久津にイラマチオ同然に犯される。その姿を誠にメールで送り付けたが、なかなかやって来る気配がない。やっと現れた誠は凌辱される沙織に目配せを送ると、スタンガンを使おうとして阿久津と田宮に見付かってしまう。万事休す…と思われた瞬間、佐伯が催涙スプレーとスタンガンを持って現れ大立ち回りの末に二人を気絶させると、自らは榛香を連れて誠には沙織を任せて人目に付かない裏山へ逃げそれぞれの想い人と情交に及ぶのだった。

佐伯の配慮で事件そのものは明るみに出ずに悪漢たちを逮捕させることに成功したが、数日後事件の捜査に関わっていた笹野が沙織の店にやって来る。笹野のプロポーズに対して沙織は…。


【レビュー】

「この新人はタダモノではない」と銘打たれた久藤貴緒さんのデビュー作品であり、公式ホームページで確認出来るあらすじや目次を見る限り個人的にはもう少し「竿」の人数が少ないものかなと思ったのだが、実際は主人公を入れて5人となっていて多い印象である。男女関わらず登場人物が多いと情交場面をオムニバス形式で繋いだだけの方向性になりそうだが、デビュー作にしてはよく纏まっていてテンポ良く読めたと思う。

素行の悪い不良に脅され目の前で沙織を犯されるのを見て劣情を感じると共に、自らも支配者になって彼女に淫らな要求を突き付ける満足感と、一方で彼女も主人公に命令される悦びに更に堕ちていく様はそれなりに良かった。榛香はどちらかというとオマケ要素が強く、事前に母娘丼的な展開を期待していた自分としてはやや物足りない内容だったが、やはり沙織の調教もの(絶対服従)という題材ならばそこは致し方無い所かもしれない。

終盤に母娘は悪漢2人に拉致されるが、主人公たちが逆襲に出るのは早過ぎると思う位意外に呆気ない幕切れで、榛香はディルドウ責め止まりで悪漢たちに貫かれるでもなく沙織も序盤に比べれば凌辱とまでは至らないので軟着陸路線と感じた。悪漢たちの設定がいかにも昔の黒本を彷彿させるだけに、主人公が救出に来るも捕らえられ犯される母娘を見て不本意にも触れる事なく射精するという展開を頭の中で描いていたので少し肩透かしの感じもしたが、これは管理人の勝手な妄想に過ぎないところである。

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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