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2017年11月刊情報

◎フランス書院文庫11月刊情報

フランス書院公式ホームページの「これから出る本」コーナーにて、11月のラインナップが既に発表されていますが、暫く登録の無かったAmazonサイトにて、榊原澪央さんの新刊がやっと登録されました。

※フランス書院文庫ホームページにて11月刊の情報がアップされたので、作品タイトルからのリンク先はそちらの作品紹介ページとしています。(11/17更新済み)






鷹山倫太郎『尼僧とシスターと僕』

尼僧とシスターと僕 (フランス書院文庫)
鷹山 倫太郎
フランス書院
2017-11-25



「マリア様、淫らな私をお赦しください……」
腕で覆った豊麗な乳房、下腹で可憐に茂る黒叢。
清廉なシスター・十和子の沐浴を覗いた瞬間から、
壮太の理性を狂わせる「最高の禁忌」が幕開いた!
欲望を法衣に隠す尼僧・芳江、純潔修道女・十和子。
二人の聖女が僕にだけ見せてくれる淫猥な素顔!



今月のインパクトある表紙第1弾ですが、川島健太郎さんが手掛けていらっしゃいます。ド直球な尼僧とシスターな組み合わせですが、個人的には誘惑作品はヒロイン二人で競い合うくらいがちょうど良いのかなと考えています。(しかしみき26歳・女子大生がいるので、ヒロインは三人かな?)楽しみですね。






榊原澪央『高慢女上司【全裸勤務】』




「偉ぶる女ほど、すぐ濡れるってのは本当だな」
デスクに手をつき、開いた股間を覗かれる美咲。
顎でこき使い、パワハラを繰り返す女上司に、
男の面子を潰された部下が牙を剥いた!
オフィスで裸身を晒し、ピストンによがる33歳。
人妻課長、女社長、秘書……三匹の淫らな社畜!



『高慢』で始まる題名は鬼龍凱さんのデビューからの三作品に共通していましたが、他の作家さんに使われるということは?というのは余談ですけど、どこかコメディな路線も窺える榊原作品なだけにパワハラを受ける主人公にあまり悲壮感を感じさせないですけどね…。

【参考作品】









水沢亜生『混浴先生 塾講師と女教師と家庭教師』




「成績アップのご褒美はお風呂でね……」
バスタオルを胸に巻き、教え子を誘った優香里は、
優しく手を添えて自らの濡れた秘部をいじらせる。
脈打つ肉棒をしごく指先、喉奥まで咥える朱唇。
びっしょり汗をかいた後は寝室で肉交レッスン。
三人の「先生」から混浴で教わる大人の愛し方!



10月に続いて新人さんがデビューとなりますが、この作者さん「みずさわ・あき」と読むようです。女優さん?と思ったのは私だけでしょうか?丹野忍さんの描くヒロインは20代後半くらいを思わせます。こちらもヒロイン三人のようですね。






北都凛『専業主婦・美帆 夫の知らない奴隷生活』




「奥さん、簡単にイッたらお仕置きだぞ」
白昼の寝室、こぼれる乳房を荒々しく揉みしだかれ、
甘蜜あふれる肉穴を犯され、何度もイキ果てる26歳。 
寿退職をして幸せな新婚生活を送っていた美帆は、
新居を斡旋した不動産屋に弱みを握られ、性奴隷に!
浴室で、リビングで続く、夫の知らない調教の日々!



フランス書院文庫Xでは過去作品の加筆修正版を出していましたが、黒本としては『新妻と誘拐犯【密室の48日間】』以来9年8ヵ月振りの新作でしょうか?(リアルドリーム文庫の作品で同じ26歳の美帆というヒロインが登場するのが若干引っ掛かりますが…。)DSKさんのブログ記事によりますと、織田nonさんによるイラストではとのことですが、確かに絵心のない私が見ても同じ方が描いたと分かるくらい特徴的であります。
因みに来月フランス書院文庫Xを刊行なさる御前零士さんが帯にて、本作の推奨コメントを寄せています。

【11/11追記】いつの間にかリアルドリーム文庫での北都凛さんのこちらの作品の電子書籍での取り扱いは、ほとんどのサイトにて終了となっていました。恐らく本作の底本がこちらで、改題した上で約50ページほどの加筆と並行し全体的な修正を行ったのではないかと思われます。美帆の他にあやの34歳・人妻とダブルヒロインとなっているようです。

新妻【贖罪】 私は牝になる (リアルドリーム文庫 24)
北都凛
キルタイムコミュニケーション
2009-09-30








宗像倫『夢の女看護師寮』

夢の女看護師寮 (フランス書院文庫)
宗像 倫
フランス書院
2017-11-25



看護師寮――白衣の天使が本性を露わにする最高の楽園!
妖艶ナース・しのぶが教えてくれた秘密の初体験。
新人ナース・唯の瑞々しい奔放な美肉を味わって、
昂ぶりきった獣性は憧れつづけたナース・佳奈へ。
寮内に充満する牝フェロモンが慎司を牡へと変えていく。
すべての女を独占するまで「侵犯」は終わらない!



約1年振りの新作は「侵犯」と言いながらも完全に誘惑作品のようですし、「しのぶが教えてくれた秘密の初体験」からすると「童貞」の主人公ではないかと思われますね。今までとは違って凌辱作品ではありません。(しつこいようですが)表紙イラストは渡邉康明さんによるものでほぼ間違いないでしょう。

こちらは久し振りに渡邉康明さんがご担当なさった黒本作品です。










鷹羽真『友達の美しいママ【僕専用(おかず)】』




「一度だけ、潤一くんの思い通りにさせてあげる」
恥ずかしそうに下着を脱ぎ豊麗な裸体を晒す綾子。
四つん這いにされ貫かれれば唇からは恍惚の吐息が……
潤一の獣欲に煽られ与えてしまった38歳の完熟肉。
スマホ撮影、テレフォンセックス、コスプレ姦淫。
一線を超えた危険な関係はエスカレートしていき……



あらすじと272というコンパクトなページ数から推測するまでもなく、単独ヒロイン作品ですね。後述しますが12月には美少女文庫でも新刊が発売となります。






DSKさんのブログでは、11月の気になる官能作品を多数取り上げています。
2017年11月発売予定の官能書籍から気になる作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!▼フランス書院文庫 2017/11/25 発売友達の美しいママ-僕専用(著:鷹羽真)→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「一度だけ、潤一くんの思い通りにさせてあげる」恥ずかしそうに下着を脱ぎ豊麗な裸体を晒す綾子。四つん這いにされ貫かれれば唇からは恍惚の吐息が……潤一の獣欲に煽られ与えてしまった38歳の完熟肉。スマ...
2017年11月の気になる官能書籍








◎美少女文庫11月刊情報


ほんじょう山羊/笹森トモエ(原作・イラスト)『サキュバステードライフ 現代淫魔との同棲事情』




「ああ、すっごい! 射精されながら、奥をズンズンされるの……凄くいいわ!」
「さ、櫻待さん! 櫻待さんっ!!」
求められるがまま膣奥を抉りながら、同級生の名前を呼ぶ。
「来てっ! あああ……来てっ」
トロンッと冬子の表情が蕩けて、瞬間、射精が始まった。
サキュバスの末裔と称するセーラー服の同級生の中に多量の精液を撃ち放
つ。流しこむ。注ぎこむ。
「ああ、射精てる! あっは……幸せ」
精を幸せそうな表情で受け止めながら、冬子も絶頂に至ってくれた。
(櫻待さん、綺麗だ……)
本能のままに喘いでいる表情に、思わず見惚れる。美しい姿だった。



美少女文庫×同人サークルによるノベライズもすっかり定着化した感がしますが、今回はサークル「NANIMOSHINAI(なにもしない)」の代表作品からです。この題名は『SUCCUBUS STAYED LIFE』が正しいようですが、韻を踏まえてではないかと思われます。目次ではヒロインは櫻待さんの他に二人ヒロインがいるようです。






みかど鉄狼/米白粕(イラスト)『元勇者はロ リ エルフ村をハーレムにデキました!』




ニコラ「この、ろ り こ ん ろ り こ ん ろ り こ ん!ほら、あたしたちのちっちゃな××に××を突っこみたいんでしょ、なにが元勇者よ!」
ベリィ「はわわっ! おち×××がパンパンじゃないですか! このままじゃ、恩人のカイトさんが爆発してしまいます!」
レモン「レモンともせっくすして? レモンだけ、仲間はずれなんて嫌だもん」
社畜から魔王を倒す勇者へ転生して三百年、ず~~~っとつらい戦いと修業を続けてきた。
勇者を引退して、三人と出会って、やっとこのロ リ エルフ村で、理想のスローライフが実現できたのだ。
もう、ロ リ エルフたちとのハーレムで幸せになってもいいんじゃないか?
ベッドの上で広がる、ロ リ エルフ三人の純粋無垢な挑発ヌード!



みかど鉄狼名義での美少女文庫第二弾は、転生した元勇者と幼いエルフたちとのスローライフを題材にしたファンタジー要素満載の作品です。「デキました!」なだけにオチも何となく分かるような気はします。

※諸事情により一部ワードに改変を加えていますので、ご理解のほどお願いします。






わかつきひかる/三上ミカ『金色狼な妹と新婚スローライフ』

金色狼な妹と新婚スローライフ (美少女文庫)
わかつき ひかる
フランス書院
2017-11-20



帰ろう、妹が待つ山奥のツリーハウスへ。
両親の跡を継いで、村を守る勇者になったリヒト。
冒険の旅にも出ない村の勇者を続けてきたのは、妹を守るため……。
狼の獣人、拾い子、だとバレて村を追い出された妹のグリッタと始めた山奥暮らし。
「私のせいで……ごめんなさい」
君は謝るけれど俺は今の生活が好きなんだ。
「えへへ。幸せ。私、もう死んでもいい」
血がつながらないからこそ結ばれた初体験。
「ダメ、お兄ちゃん、私、イキそう!」
露天温泉でお湯を掛け合いながら混浴H。
「欲しいの、私、精液が欲しいの!」
 発情したグリッタのもふもふ金色毛皮を撫でながらの種付け後背位H。
やっとわかった……君を泣かせないことが俺の勇者としての役割だったんだ。



10月に刊行された『処刑姫リーゼロッテ』から2ヵ月連続での刊行となりますが、本作は元勇者のスローライフという何処かで聞いたような(以下略)、確か前にも出したような(以下略)…。

ご関係者の苦労のほどが窺えます…。

『処刑姫リーゼロッテ』は凌辱風味なのに対し、こちらはほっこりとしたわかつきひかる作品の定番路線のようですが、わかつきさんは昨年こんな作品を出していました。

わかつきひかる/八坂ミナト(イラスト)『エルフ嫁と新婚スローライフ』

エルフ嫁と新婚スローライフ
わかつき ひかる
フランス書院
2016-12-23



イラストご担当の三上ミカさんは今年の1月に刊行された作品では、サークル「アクアドロップ」での原作もなさっていました。

みかづき紅月/三上ミカ(原作・イラスト)『おやすみせっくす 僕のために眠る妹』


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小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」

小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」
(フランス書院文庫、2015年2月、表紙イラスト:醍醐芳晴)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年11月15日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

僕の新生活 おばさまと二人の美娘と
小日向 諒
フランス書院
2015-08-25




【あらすじ】

高校に通う薫は両親の海外赴任に伴い、母親の友人である沙苗が管理するマンションで独り暮らしを始める事になった。母娘が自分に好意を抱く理由が自らの中性的な容姿にあると知りつつも、次第に獣欲を隠し切れなくなり沙苗と関係を持ってしまう。


【登場人物】

如月薫
斎美市立高校2年生の16歳。父親の海外転勤で母親も付き添って行った為、沙苗の管理するマンションで独り暮らしを始めて間もない。身長は165㎝を越える程度で華奢な体格な上に、一見すると少女と見紛うような愛らしい容貌のために、女子に間違えられることもしばしば。生徒会の会計を務める真面目な少年だが、中学の時に告白された少女二人と性体験を果たしているが、持ち前の精力旺盛で巨根なのが裏目に出て上手くいかずそれ以来彼女はいない。

久瀬沙苗
38歳。薫の母親の旧友で薫より頭一つ背が低くほんわかした雰囲気を持つ女性。巨乳。大地主である久瀬家に嫁いだものの、10年前に夫と死別し女手一つで娘2人を育てて来た。性的には渇望しているが、社会的立場もあり他に男を作る訳にいかず悶々とする日々を送る。見た目が非常に若く20代後半を思わせる。

久瀬菜央美
今春大学に入学したばかりの19歳。地元で名門とされるお嬢様学校の慶徳女子学院出身。可愛いものに目がなく同性を含め性交渉もあったが、薫に対しても同じように愛玩し、ある事件をきっかけに倒錯した趣味を剥き出しにする。170㎝近い長身だが母親と同様に巨乳で、そのスタイルの良さに嫌みのないほどの自信を持ち、モデルのバイトをしている。

久瀬結花
高校3年生の17歳。薫が通う高校で生徒会長に就き、幼馴染みである副会長の東堂龍成(建設会社の御曹司)と表面上は恋人関係だと公言するが…。薫に対してはほのかに恋心を抱くも、彼が龍成に片想いしているのでは誤解し素直に口に出せずにいる。(龍成は同姓愛者だが女子に告白されて辟易し、その隠れ蓑として結花に頼んで偽装してもらっている。)Cカップで母姉にコンプレックスを抱く処女。


【展開】

沙苗の管理するマンションに引っ越して来た翌朝、久瀬家の前で結花を待っていた薫は当主の沙苗の可憐さに目を奪われていると、そこへ菜央美が車を唸らせて近付いて来て少年を抱き寄せ愛玩し始める。時間ではと沙苗に促され菜央美が慌ただしく立ち去るとそこへ結花がやって来て、姉に何かされなかったかと訝しげな表情を浮かべながら問われるが、結花に畏敬の念を抱く薫はひたすら彼女の挙動に見とれるだけである。結花は新しい通学路を教える為に薫を学校まで連れていってくれることになったのだが、その途中で龍成とバッタリ出会し何故制服姿で二人でいるんだと問われる。そんな結花と龍成のカップルはお似合いで、薫は相手が相手だけに敵わないと思うしかない。

梅雨も明けたある日薫は沙苗に自炊のために料理を教えて欲しいと請うと、ならば慣れた場所が良いだろうと如月家にやって来るが、教えてもらったお礼は何と沙苗から葛餅を食べさせてもらうことだった。薫が頬張る姿を可愛いと愛玩する余りに沙苗が身体が密着させ過ぎている事に気付いてもらえず、いつしか彼女に欲情を覚え股間をたぎらせるが、ふとした事から勃起に気付かれてしまう。沙苗は自分が慰めてあげると手淫を施し射精に導くが、その偉容に圧倒され自らの性的渇望を満たそうと言葉巧みに薫を誘うものの、彼の手慣れた様子に戸惑いつつ休まずに情交を繰り返す少年に溺れていくのだった。

ある初夏の日に薫は庭仕事の手伝いを終え一汗流そうと久瀬家の浴室に入ると、菜央美が入っているのを失念し裸を見てしまい、その罰として自室で女装するように命じられる。菜央美が待つ間に薫は女ものの下着の窮屈さに巨根を締め付けられ危うい快感を覚え始めオナニーしそうになるが、そこへ部屋に入って来た菜央美から意地悪く言葉なぶりにされながら背後から密着されてしまう。菜央美は不釣り合いな屹立を目にするとまるで新しい玩具でも手に入れたかのように目を輝かせ、鏡に映った女装美少年にぶっかけてしまえと囁き手コキで射精に導くと、今度は自分を犯して欲しいと積極的に騎乗位で受け入れる。元々奉仕することに慣れていない菜央美は一旦休息を取るが、薫にストッキング越しの足指を咥えられると快感を感じてしまい、後は性欲の塊である女装美少年にされるがまま連続絶頂へ導かれてしまう。

勘の鋭い菜央美は薫にカマを掛け沙苗との関係を自白させると母娘での三角関係を受け入れ、ある日留守なのを良い事に久瀬家で情交に及んでいたがたまたま早く帰宅した結花に目撃されてしまう。結花が薫を好きなことを知っているだけに、もう母娘と逢わないで欲しいと無理難題を言っているのを聞いて、菜央美は部屋に乱入し頬を張り素直になりなさいと諭す。姉が立ち去ると結花は事情を打ち明け龍成とはただの幼なじみでしかなく、寧ろ薫が想いを寄せているのではと問うと勘違いだと気付き、両想いだったと知って処女を奪ってと薫に求める。二人とは話をして別れを告げるからという薫に対して、結花は母や姉の気持ちは分かっているから自分もその中に入れてと告げるが、経験者である薫にリードされ倒錯した願望を白状させられる。生徒会長でお嬢様らしくない被虐願望を抱く結花の性癖を見抜いた薫は、やっと想い人と交合出来たことに歓喜し処女相手だからという労りを見せながらも、エス性を露わにし中出しするのであった。

こうして結花と公然と付き合う事が出来るようになった薫だが、沙苗や菜央美の気持ちを考えると関係を清算する訳にはいかず母娘3人の関係を続けていたが、ある日菜央美にバッチリメイクされ女装させられて久瀬家のリビングで母娘3人と交わる。菜央美によって開花させられた倒錯性に目覚めつつも、母娘の中で最も嬉しそうに女装美少年に接するのは結花であった。裸エプロンの沙苗や高校時代のブレザーを着用する母姉が薫を愛していると、一足遅れて帰宅した結花もペニス剥き出しで女装した彼を見ると制服姿のままで我を忘れたかのように撮影に没頭し始める。
四人での乱交は初めてではないものの、沙苗は娘二人にじっくり見られての性交は初めてで、倒錯した状況下において孕ませ願望を口にしてしまう。沙苗に中出しした後で薫に抱かれた菜央美もまた同じことを口にする中、かねてから母や姉を差し置いて薫と付き合う事に悩んでいた結花から恋人関係を解消したいと告げられるが、同時に母娘3人を公平に愛して欲しいからという真意を聞かされる。そんな結花にお仕置きしながら薫は現役女子高生を孕ませるという欲望には抗えず、彼女にも濃い胤汁を注ぎ込むのであった。


【レビュー】

昨年からフランス書院文庫でやけに多くなった主人公の「新生活」や「独り暮らし」という舞台設定に沿った作者の新刊の裏のテーマは、「男の娘を愛でる母娘たちとの倒錯的な情交」であろう。

38歳の母親の友人・沙苗は当然のように母性の象徴であるのだが、それを上回るほどの可憐さを併せ持ち、小柄なのに巨乳というアンバランスさもあって全般的には可愛らしい面が浮き彫りとなっている。見掛けに反して巨根で性体験もある主人公も熟れた女性との初の生での情交に可愛らしく喘ぎつつも、二回目からは大人ぶった余裕を見せたりとインモラルな雰囲気を醸し出している。

そこに長女の菜央美が参戦し、主人公に対しストレートに「男の娘にさせたい」という歪んだ性癖を剥き出しにして女装させてしまう。ここで主人公が女性もののパンティやストッキングを履かされていく内にゾクゾクするような背徳感を味わうのだが、これを彼の目線で描き切っているのが興味深いところである。その後の互いに着衣したままの情交はいつもの小日向諒作品のお約束だが、個人的には菜央美にもう一段階踏み込んだタチとしての主人公への「責め」が見せられるとなお良かったのかなと思うのだが、欲張り過ぎなのかもしれない。

主人公の想い人である1つ上の先輩の結花に関しては、とある事情から幼馴染みの御曹司と付き合っているが、密かに想いを寄せる主人公も彼に「片想い」だと勘違いして回り道している点が多少蛇足な描写にも思えなくもない。それでも品行方正な少女が主人公に対して母姉とはまた違った屈折した願望を抱いているのは非常に分かりやすく、終盤では2人より弾けた面を見せていて良かったと思う。

全般的に小日向諒作品特有の登場人物同士のドロドロした嫉妬の応酬を控え目にした作風は読んでいて心地好く、それでいて濃密な情交描写にも拍車を掛けられており、本作の趣向が個人的な好みにマッチしていたので大満足である。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。

2015/2/23 発売僕の新生活-おばさまと二人の美娘と著:小日向諒、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(すごい、薫君の××、信じられないくらい気持ち良い)未亡人の空閨にみっちりと埋められていく張り詰めた亀頭。突き込まれ引き抜かれるごとに38歳の躯は悦楽の頂点へ。女子大生の菜央美には甘美で危険な「お仕置き」を命じられ、生徒会長の結花からは獣の体位での処女喪失をお願いさ...
僕の新生活-おばさまと二人の美娘と(著:小日向諒、フランス書院文庫)

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小日向諒「母娘休暇 てほどきは義母と美姉妹から」

小日向諒「母娘休暇 てほどきは義母と美姉妹から」
(フランス書院文庫、2017年10月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

鈴笠家の養子として育てられて来た康太郎だったが、男として成長するにつれて美しい義母・弥生や美姉妹の摩耶と花蓮に対して性欲を抱くことに自己嫌悪を感じ、大学進学を機に一人暮らしを始める。鈴笠家の女たちも康太郎を苦しめてしまったのは承知しており、まずは弥生が親しい関係になると、康太郎が帰省する度に摩耶や花蓮もそれぞれに愛情を見せていく。


【登場人物】

鈴笠康太郎
19歳の大学生で、幼い頃に両親を亡くし鈴笠家に養子として引き取られている。身長170㎝くらいで大人しく優しい性格の青年だが、第二次性徴を迎えた頃から弥生などに性欲を覚え始めたことを強く諌め、大学進学を機に隣県にある大学へ通うために実家を出ることにした。女性経験はないが平均男子を凌駕するほどの巨根の持ち主。

鈴笠弥生
38歳。康太郎たちの義母に当たるが、亡き夫の恭平との実の子は花蓮だけである。小柄で女らしい丸みを帯びた身体付きに伸ばした黒髪が実年齢よりも若々しく見せており、癒し系なボイスを請われて地元FM局のラジオパーソナリティとして活躍している。Gカップの豊満な身体と、恭平に仕込まれた性戯もあって康太郎が関係に溺れていくが…。

鈴笠摩耶
26歳のOLで恭平と前の妻との間に産まれた子で花蓮の腹違いの姉である。170㎝近い長身にFカップというモデル並みの恵まれたスタイルに、セミショートにした黒髪がその聡明さを引き立てている。いかにも自信に満ちたように見えるが恋愛には奥手で、康太郎に惹かれているために全く男性経験がない。

鈴笠花蓮
19歳と康太郎と同い年だが数日ほど産まれが早いため実質的には彼女が姉である。高校時代には水泳部のエースだったので中性的な容姿だったが、大学進学を控え女らしくしたことで弥生の実娘らしく可憐な美女に変貌している。母姉たちに似ずCカップと控えめなのが気掛かりで、ずっと好きだった康太郎には素直になれず八つ当たりすることも。処女。


【展開】

大学に進学して以来初めて康太郎が帰郷することになり、玄関先で待ち切れぬとばかりに弥生に抱き付かれるが、熟れた身体に密着されて沸き上がる性欲を抑えようと試みる。そこへ摩耶が風呂上がりのラフな格好で現れ更にムラムラし始めたところに花蓮が現れ、康太郎を指差して帰りが遅くなるのなら何故連絡しないの?と一喝されるが摩耶に上手くあしらわれ、実は康太郎を待っていたのは花蓮だと告白する羽目になり赤面しながら部屋にこもってしまう。この騒がしさで性欲が一掃されたと康太郎は安堵し、いつものような家族団らんを楽しむことに。

実家に帰って数日後友人たちとタイミングが合わず暇を持て余していた康太郎は、ちょうど弥生がパーソナリティを務める放送の時間だとラジオの音声に耳を傾けるが、いつの間にか昼寝してしまい目覚めると仕事着のままの弥生に膝枕されているのに気付く。しかし甘い体臭と下から見上げるとボリューム満点の巨乳の誘惑に抗うことなど出来ず、ショートパンツを押し上げるほど勃起したのを弥生に見付かり、泣きたくなるほどの羞恥を感じずにはいられない。
しかし弥生は怒るどころか男子の生理は分かっていると微笑み、手扱きで抜いてあげると提案すると、乳房も露わにしてまるで授乳するかのようにして康太郎に甘えさせながら射精へ導く。精臭に惹かれた弥生は康太郎がまだ臨戦体勢にあると知るとパイズリフェラで飲精し、更にストッキングのシームを破かせパンティの股布をずらして騎乗位で童貞を奪う。繋がっただけで余裕のなかった二人は呆気なくフィニッシュするが、康太郎はまだまだだと体位を入れ替え、遮二無二腰を遣い二度目の中出しを果たすのであった。

冬休みを迎えた康太郎は斎美駅に着くと事前に連絡があった通り摩耶と待ち合わせしたが、何故かシティホテルに連れて行かれ部屋に入るなり、ベッドに押し倒され馬乗りにされて困惑を隠せない。どうやら摩耶は弥生との関係を把握しており裏付けも済ませていたようで、康太郎の言い分に嘘がないと知ると責任ある者同士だからと肉体関係自体は許してくれるのだが、リビングでことに及んだのは罰を受けてもらうと告げられる。すっかり萎えたペニスを見られただけで済まされず、パンストの爪先で陰部に刺激を与え屹立したのを確かめると、摩耶はストッキング着用のままストリングショーツだけ脱ぎ去る。ショーツを顔面に乗せられた康太郎としてはたまったものではなく、脚扱きによりストッキングの足指に白濁を吐き出してしまう。
摩耶はその勢いのままに騎乗位で処女喪失しようとしたが、経験がない故に痛みに耐えられずに康太郎に未通だと見抜かれてしまい、膝に抱き抱えられ労るかのように露わにされた乳房を揉まれる。更に生地越しに陰核を責められてアクメに達すると背面座位で初体験を迎え、まるでオナホを使うように上下運動を強いられて中出しされてしまう。二度目の放精で満足していない康太郎は摩耶の疲労を気にして身体をベッドに横たわらせると、まだ萎えない逸物を挿入してピストンで牝啼きさせた末に胤付けするのであった。

弥生とともに康太郎のセフレになった摩耶は、義弟が家を出るきっかけになったのはどうやら花蓮が女らしくなったことに原因があると知り、ならばと春休みに康太郎が帰省した折に関係を暴露しショック療法に打って出る。花蓮は常識はずれだと怒るが摩耶にやり込められ、自室で壁越しに聞こえて来た嬌声に煽られオナニーをしていると、摩耶が康太郎を連れて部屋にやって来てしまう。きっかけさえ作ればという摩耶の計画は成功し、二時間だけ外出するからと気を利かせていなくなると、花蓮は純潔を奪って欲しいと康太郎に委ねることに。意外にも自分の偉容を見ても花蓮が怯える様子もなく、破瓜もスムーズに済んだことで康太郎はこれまで両想いだとは気付かなかったと慰めるように正常位で交わり絶頂を迎えていく。

そして二年後の春。康太郎と花蓮が大学4年生を迎えようとしたある日四人でラブホテルにやって来ると、すっかり巨根に誑し込まれた女たちが口唇奉仕で射精させた後に康太郎が摩耶を犯し、花蓮は康太郎のペニスを型どったディルドを装着して弥生と交わる。根が男っぽい花蓮はすっかり仕切り上手になり、疑似男根で母や姉を貫くのも好きな様子だが、実は一番最初に孕ませるのは摩耶という取り決めがあり他の二人は避妊薬を飲んでいた。
危険日での中出しセックスを終えると次は花蓮に犯されてすっかり受け入れ態勢の整った弥生と交わるが、どうやら義母も受精願望があるらしく、次からは薬なしだと弥生に中出しを決める。流石に花蓮に迫られても三発目はすぐ出来ないとインターバルを取り、暫くして部屋に付いているプールで花蓮が競泳水着で泳いでいるのを見付けると、康太郎は水中で激しく貫き美しい背中に白濁を浴びせたが、これが花蓮の怒りを買い自己本意の射精は許さぬとエアマットへ押し倒される。馬乗りで逆凌辱の如く強制射精させられた康太郎が謝罪すると素直になった花蓮から受精願望はあるけど、他に性欲発散させる相手がいなくなるからと告げられ、その健気さに感動し再び精液を注ぎ込むのであった。


【レビュー】

やや小難しい単語と少々大仰な言い回しが特徴である小日向諒作品も大台の10を越え、11作品目となり非常に喜ばしい限りである。小日向作品のお約束である着衣のままで、かつパンストを着用させたフェティシズム全開の情交が主人公の義母と義姉妹の三人三様な形で描写されているのは、本作も同じである。

(余談であるがフランス書院文庫ではデビュー3作品目と10作品目が一つの壁のようで、3作品目はデビューから伸び悩んでの壁で、10作品目というのは年2~3冊ペースの刊行で大体3~5年目で転機を迎えるからと推察する)

主人公【康太郎】(19歳)は両親を小学時代に亡くしヒロイン一家に引き取られた経緯があり、義母と義姉妹と思っていた彼女たちに女としての性欲を抱き始めたことを戒め、大学進学を機に隣県に移り住んでいる。夏休み、冬休み、春休みを利用して帰郷する度に、ヒロインの歳の順に肉体関係へと陥っていく。小日向作品の登場人物の特徴としてお互いに思慮深いところがあり、得てして相手を気遣うあまりに気持ちのズレが生じ、情交に至るところで秘めていた想いが発露して…という展開が多いのである。

・夏休み・義母【弥生】(38歳)
主人公を引き取った亡き義父の後妻で、年齢の割には天然でほんわかとしているが、包容力のある可愛らしい熟女である。性的にはその天然さと打って変わって技巧に長けており、身内に発情してと自省する主人公を上手くリードし手解きをしてあげるが、終盤には主従逆転し主人公が弥生を攻め立てる描写も見られる。

・冬休み・義長姉【摩耶】(26歳)
先妻との娘ということから弥生との血の繋がりは無いが聡明でスタイルが良く、主人公が初めて性の対象と見たのが彼女であり当の本人も悪からず思っていたところに弥生との行為を知り、理詰めで問い主人公が自白せざるを得ない状況に追い込みながらも実は…というのが摩耶のポイントである。摩耶が主人公を問い詰める際に、パンストを最大限に活かした倒錯的な性行為も含まれている。

・春休み・義次姉【花蓮】(19歳)
摩耶の腹違いの妹(母は弥生)で主人公とは10日ほど早く誕生しているので一応は姉だが、互いに呼び捨てにし合うほどの仲である。体育会系で弥生に似ない体格と男勝りな性格にコンプレックスを抱き、好意を抱いていた義弟の為に女らしく変身するが、これが裏目に出て彼が家を離れるきっかけとなるから皮肉なものかもしれない。先の二人との性行為を知って常識はずれだと罵倒してはみたものの、摩耶に論破されお膳立てをしてもらうことに。

一人一章という形で展開された物語は第四章で母娘ハーレムとなり主人公がヒロインたちを従える展開…と思いきや、ちょっと違うのがこの作者の持つ倒錯性である。とは言えそもそも戸籍上の関係で血の繋がりは無いという主人公と母娘たちなので、終章ではヒロイン皆が同じことを望むのは官能ファンタジーらしいところだと言えようか。






小日向諒作品の特徴としてやや小難しい単語と少々大仰な言い回しを毎回のように取り上げていますが、これがどういうことかを以前Twitterにて小日向さんから問われたことがあります。こうですとなかなか的確な返答はしずらいのですが、実際に作品から引用した方が分かりやすいかと思います。

本書87ページより引用(康太郎が弥生のパイズリフェラで二度目の射精をする場面)

 二度目の射精とは思えないほどの濃精が鈴口を割り、口蓋に勢い良く浴びせかけられる。口の粘膜を灼き焦がすような灼熱を孕んだ胤汁が、ぽたぽたと舌に落ちた。
(止まらない……何度も何度も、こんなに濃い精液が……)
 一度だけでなく、火山が噴煙を巻き上げるが如く巨大な卑柱は何度となく牡の欲望を吐き出す。その都度口蓋に浴びせかけられた白い粘汁がいくつもの層となり、無数の滴りが湯気を立てて零れた。



端的に言うならば「二度目とは思えないほど大量で濃厚な精液を口内へ射精した」ということなのですが、これを複数の単語で言い換えるというのが「大仰な言い回し」ということだと伝われば良いかと思います。実際に本作での小日向諒作品での情交回数は、第一章~第三章まで一回ずつで、第四章だけ弥生や摩耶とは一回ずつ、花蓮だけ三回とこれを加えても少ない方になります。但し一回に掛ける濃厚さでは言うまでもなく、これが小日向諒作品らしいと思う次第です。

さて小日向諒作品でお馴染みの作品間リンクですが、私が読んで分かったのは主人公・鈴笠康太郎の同級生が「二十八歳の義姉【初夜】」の主人公・折原駿一で、後輩が「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」に登場する東堂建設の御曹司・東堂龍成ということです。

小日向諒作品では舞台となる斎美市にてほぼ同世界、同時間ということから、登場する人物の年齢が同じであれば同級生であり、年齢差によって先輩同士、後輩同士という関係でも繋がります。19歳の主人公は康太郎だけではないし、同い年の花蓮も市内の大学に通っているということは、顔見知りかどうかはさておき他の作品のヒロインと何処かで接しているとも考えられます。本筋は官能小説ですが、こうしたリンクを意識しながら読むと別の楽しみも見付かるかもしれません。

「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」に付いては、近日中にレビュー再編集によりアップし直します。

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なぎさ薫「したがり先生 人妻家庭教師と女教師ママ」

なぎさ薫「したがり先生 人妻家庭教師と女教師ママ」
(フランス書院文庫、2017年10月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

高校受験を控えた雄太は家庭教師のかおりに欲情を抱き、雨で濡れて服を着替えていた時に脱ぎ捨てた下着を見付け悪戯したことが発覚し、叱られるのを覚悟で想いを打ち明ける。人妻であるかおりはおいそれと承諾は出来ないものの、勉強に集中してもらえるならと甘美な奉仕をしてくれた。次第にレッスンは際どいものとなるが、ある日かおりが夫の不貞を知り雄太の父に身を委ねたところを見られてしまい…。


【登場人物】

篠田雄太
高校受験を間近に控え、変声期も終わって間もない年頃の少年。母親は2年前に雄太の家庭教師だった男と一線を越えたのを夫に知られ、離婚して出ていった。雄太はその事情は知らず当初かおりに対しても頑なに心を閉ざしていたが、母性に惹かれたのもあって現在は打ち解けている。童貞。

角田かおり
32歳の人妻。かつて引きこもりだった元教え子に頼まれ、自身の経験を踏まえ彼の上司の息子である雄太の家庭教師に就くことに。ぶ厚いメガネを掛けて真面目そうに見えるが、実は88㎝のFカップと豊乳でグラマラスな体型。見合い結婚で製薬会社に勤めていた角田と結婚し童貞処女同士で結ばれたが、無職になってから彼のDVを許容していたものの不貞を知り離婚を決意する。

篠田(大野)菜穂子
36歳。雄太が小学6年生の時の担任で、篠田と密かに付き合っていたらしくこの度再婚することになった。運動神経は鈍いと自覚しており、悪戯好きな生徒たちをきつく叱らずに自分に隙があるからと優しく包容するタイプ。かおり同様に豊乳でグラマラスな体型の美女。男性経験は平均並みにある様子。


【展開】

雄太の家庭教師を引き受けてからひと月が経ったある日豪雨に遭ったかおりは、雄太のパジャマを借りて浴室で着替えるが、濡れた下着が気持ち悪いからと脱衣所に脱ぎ捨てたのを雄太が見付け悪戯されてしまう。かおりは置き場所が変わっていると気付いたものの、雄太が母親と離れたいきさつを知るだけにソフトに扱おうとするが、下着なしでパジャマを着たことで少年を欲情させてしまったことを知る。大人顔負けの若勃起に圧倒され先端に顔を近付けると、獣臭に惹かれ口唇奉仕をしながら自らも秘所へ指を伸ばし、白濁を飲み下しながらアクメしてしまう。

この奉仕をきっかけに雄太の成績は瞬く間に上がり、かおりはその度に「ご褒美」と称して手や口での奉仕や、更には自ら裸になって少年に色々な部位の匂いを嗅がれるようになる。しかし人妻である以上一線は越えられないというもどかしさもあり、繰り返される夫からの仕打ちを知って幸せかと問う雄太に対し、身体の全てを教えてあげると彼の指を秘所へ向けさせエクスタシーを感じるのであった。

かおりは夫との結婚記念日に二人でディナーを楽しみ自宅に戻ったところ、何と浮気相手の女から情事の写真を送り付けられて全てが瓦解していくのを感じ、すがる気持ちで篠田家を訪ねるがあいにく雄太はいない。篠田に相談に乗ってもらう内に二人は刹那的な情交へ至るが、その時いないはずの雄太が帰宅しその場面を見られてしまう…。翌日雄太の行方を探していたかおりは彼の部屋で姿を見付けたものの、どうやら実母の元を訪ねたらしく、その裏切りも知りすっかり憔悴しきった様子である。雄太を癒すためにと身を投げ出す覚悟を決めたかおりは女を愛する公式があるとレクチャーし、正常位で抱かれた後で少年が眠ったのを見るや、もう家庭教師を務める資格などないと書き置きを残しそっと姿を消してしまう。

かおりがいなくなってから雄太は無気力な日々を送っていたが、ある日父から再婚相手だと菜穂子を紹介されたものの、父の身勝手さに好きにすればと怒り精一杯の抵抗を見せる。菜穂子が同居を始めたその週末に父が泊まりのゴルフでいないのを良いことに、雄太は彼女が出ていくよう悪戯を仕掛けるが、転んだ弾みで脚に痣を作るほどだとは思いもよらずやり過ぎたと反省し素直に謝罪する。しかし膝の内側の痣を見て欲情し接近すると、タイミング悪く掛かってきた父との電話のやり取りに嫉妬し、ろくに抵抗出来ないことを良いことに欲情を覚えながら秘所への愛撫を激しくしアクメへ達させる。もっとと言わんばかりの菜穂子の眼差しを感じた雄太は、身体を清めると口実を作り浴室に連れていくと、立ちバックにさせて交わり中出ししてしまう。

寝室に舞台を移し二度目の交合を求められた菜穂子は雄太に抱かれるが、その晩一緒にベッドで眠りに就いていると、雄太が「かおり先生」と呼びながら嬉しそうな寝顔を浮かべているのを知り激しい嫉妬に駆られる。雄太のペニスを愛撫しパイズリしながら完全勃起させ、馬乗りになって愉悦に浸っていると目覚めた雄太に甘えられながら本当の母子になったと喜びを感じる。そしてこの日から夫の目を盗むかのように菜穂子は雄太との蜜交を繰り返しその背徳に溺れていくが、それでも雄太に取ってはパズルの1ピースが欠けたままで、かおりとの再会を夢見ながら猛勉強に励むのであった。

その甲斐あって翌春に第一志望校に合格した雄太はかおりの居場所を突き止め彼女の新居を訪ねるが、彼女は再会を喜びつつも再婚予定の相手がいるとは口に出せずにいた。それでも雄太にしたかったことと称して口唇奉仕の末にごっくんしてみせると、菜穂子との性交で腕を上げた雄太に翻弄されながら立て続けにセックスに溺れていく。更に雄太はアナルにも興味があるらしく、思い出作りに後ろの処女も捧げる覚悟を見せるも、雄太はせめて高校進学までの間だけでもと甘えて来てなし崩しに関係に及んでしまう。

雄太はほぼ毎日のようにかおりの元を訪れてはセックスを繰り返し、ある晴れた日にはピンクローターを装着させ悶えるかおりに更に羞恥を与えては楽しんでいたが、その一方で菜穂子に全く関心が及ばずにいたために不審を招くこととなる。ある日尾行してきた菜穂子にかおりとの密会を見られてしまった雄太はなす術もなく彼女に押し倒され、逆凌辱の如く跨がられるとそれに対抗するかのようにかおりに顔面騎乗されては、元々自分が招いたこととは言えどちら一人だけなんて選べないと泣いて訴えるしかなかった。
そんな少年の泣き顔で我に返った二人は雄太がまるでカスガイのようだと笑い合い、それに応えるように少年は菜穂子を駅弁スタイルで抱えつつ絶頂させ、休む間もなくかおりをマングリ返しにして深く繋がり始める。犯されるかおりの裸体が美しいと違う方面での性愛に目覚めた菜穂子は、雄太とともに責めに加わりかおりが絶頂を迎えるまで愛撫の手を緩めなかった。なおも菜穂子はかおりと女同士で愛し始めると連続射精でへばっていた筈の雄太がニヤニヤしながら見ているのを知り、恥ずかしさを隠すようにお仕置きだと少年を四つん這いにさせて前立腺を弄り、ドライオーガズムで悶えさせるのであった。


【レビュー】

ここ最近のフランス書院文庫官能大賞は応募作品が増加しているようで、出版ベースに乗せられる作品は世に出るのも早いのだが、本作は新人賞作品(柊悠哉氏・著)から遅れて3ヵ月後の出版に至っている。特別賞を受賞した本作は編集部の講評として帯に書かれている通り、「ヒロイン、特に家庭教師のかおりさんにヤラれた!」という家庭教師の【かおり】で、彼女に比肩するほどの存在感があったもう一人が小学時代の担任の【菜穂子】である。因みに主人公は高校受験を控えた年齢であることから、ヒロインたちにショタコンめいた愛情も混ざっていると察していただければと思う。

フランス書院文庫を愛好してきた読者が書き手に回り、これまでに描いてきた妄想を形にするのに当たって苦労があったことが窺えるが、読者自身が主人公となり魅力的なヒロインをこうしたい(あるいはこうされたい)という点が明確になっており、読み終えて非常に満足のいく作品だった。個人的な推察ではあるが、読んでいてこの場面はあの作家さん、別のところはこの作家さんの影響を受けたのかな?と思わせるところがあって興味深い。

・家庭教師のかおり(32歳の人妻)

高校受験を控えた主人公であったが、過去に母親が離婚して出ていったという経緯があり、かおりに対しては当初なかなか懐かないところがあった。本作では既に彼女に母性を感じていると同時に、性的な欲望を抱く段階まで話が進んでいるのだが、性的感情を発露されたかおりとしては人妻という立場もありおいそれと許す訳にはいかない。成績が上がったらご褒美…の繰り返しで「愛し方の公式」を教えていくのは家庭教師もののお約束だが、そのステップアップが頂点を迎える前にかおりにも主人公に取ってもある一大事が起こることになり、ドラマチックな展開の末に二人は身体を重ねるのだが…。

・元担任の菜穂子(36歳の義母)

かおりによる手ほどきを受けたものの、心に深い傷を負った主人公の前に父の再婚相手として現れたのが菜穂子である。やや唐突な登場ではあるが小学時代のエピソードも交えながら、主人公は菜穂子に心を許し性的な欲望を抱くようになる。ここでかおりから教わった「公式」が活かされるのだが、テクニシャン過ぎる気もしなくはないものの菜穂子をモノにすることに成功する。菜穂子も再婚相手がいながらもその息子と関係を重ねていく背徳性があるのだが、その根底には主人公に対する母性から来るものと言えるのだが、眠る主人公が呼んだかおりの名前を聞いてしまい…。

受験を終えて進路が決まった主人公はかおりの居場所を突き止め関係を復活させるが、菜穂子が黙っているはずもなく二人の先生が少年を巡って対峙することとなり、こちらも意外なほどに対決姿勢が描かれている。しかしやはり現代の誘惑作品なだけあって終盤は望む形に収斂されていくが、二股を掛けた主人公にはちょっとしたお仕置きも待っており、先生たちに弄ばれ喘ぐ辺りはまだまだ少年なのだとお灸を据えられる。この場面が個人的なお気に入りである。






第18回フランス書院文庫官能大賞の新人賞を取った柊悠哉さんに続いてのデビューとなったなぎさ薫さんですが、インタビュー記事(公式ホームページ)を拝見した限りでは、ある程度人生経験を踏まえた作家さんのように感じます。受け答えもしっかりとなさっていますし、官能小説の愛読者だと窺わせるような印象を受けました。新人さんらしく官能場面の数こそ多く読んでいて慌ただしいのもありますが、今後に期待したいところです。

tag : デビュー作品 童貞 中学生主人公 近親相姦(義)

2017年10月刊情報

◎フランス書院文庫10月刊情報

フランス書院公式ホームページの「これから出る本」コーナーにて、10月のラインナップが既に発表されています。






山口陽『本当は淫らな艶熟女 幼なじみの母、美尻社員、兄嫁』




娘の目を盗みリビングで性悦をむさぼる幼なじみの母。
お酒のせいにして牝の本性を露わにする美尻OL。
大胆衣装で豊満ボディを惜しみなく晒して誘う兄嫁。
貞淑な美貌に秘めた満たされない欲望を年下の男にぶつけ、
久々に味わう愉悦に我を忘れ腰を蠢かす36歳、37歳、39歳。
綺麗で可愛くて最高に淫ら――生唾もののおいしい熟女!




前作『お尽くしします 大正純潔娘と僕』から1年8ヵ月振りとなる新刊です。「艶熟女」というタイトルより「特選小説」誌にて掲載されていた短編を再構成したものかと思っていましたが、どうやら新作のようですね。






多久間太『嫁調教 息子の嫁、隣の嫁』




「やめて、お義父さんっ、イキすぎて、私、怖い」
息子の嫁として接するには魅力的すぎる知世。
二人きりの昼下がり、正昭が抱く劣情が暴発した! 
強制マッサージ、浴室調教、Gスポットいじり……
瑞々しい21歳の女体は、老練な性技で幾度も絶頂へ。
暴走する性衝動は隣人の美しい若嫁・梨沙子にまで!



デビューより悪魔少年、暴行集団と作品毎に趣向を変えている作者の新刊は、最近のフランス書院文庫では珍しく息子の嫁を題材としています。ヒロインの年齢が21歳と若く設定しているので、主人公である舅もそれなり初老と呼ばれるくらいの年齢かと思われます。






小日向諒『母娘休暇 てほどきは義母と美姉妹から』




弥生(38)の女膣で最高のてほどきを施された夏休み。
摩耶(26)のFカップで危険な悦びに目覚めた冬休み。
花蓮(19)の健気で清楚な魅力に溺れきった春休み。
休暇で帰省するたび僕を若牡に変貌させる美母娘。
「おっぱい見たい?」「××したい?」「何度でもして」
未亡人vs.OLvs.女子大生――甘い休日、開幕!



前作『てほどき初体験 女教師未亡人と隣りの未亡人』より4ヵ月と早いスパンでの刊行に少々驚きましたが、本作もこれまで通り斎美市を舞台に繰り広げられる誘惑作品だと思います。楽しみにしています。






上条麗南『都合のいい身体 妻の母、妻の妹は言いなり奴隷 』




「娘の代わりに私の体を自由に使ってください……」
湿ったショーツを涼子は自らずらし、濡れた秘部を晒す。
欲情の潤みを舌でねぶられ、頬を赤面させる39歳。
悪魔婿に籠絡された義母は、絶対服従の性奴隷に!
寝室で緊縛セックス、浴室でアナル姦、リビングで母娘責め。
いつしか自分から「挿入れて」とねだりはじめ……



前作『徹底服従 彼女の母、彼女の姉、義母』が約2年振りとなる刊行でしたが、本作は10ヵ月のスパンでの新作です。こちらは妻の母親と妹を題材としていますね。






なぎさ薫『したがり先生 人妻家庭教師と女教師ママ』




「今日は先生、雄太くんのために何も穿いてないの……」
捲ったスカートからのぞく白い太もも、豊かな尻……
勉強に身が入らない息子のため、親が雇った家庭教師。
やって来たのは、見目麗しくセクシーな32歳の人妻。
フェラ、手コキ、クンニ……与えられる成績アップのご褒美。
エッチな妄想が次々に叶ってゆく二人だけの密室授業!



ヒロイン設定が極めてよく似ていることから、本作は第19回フランス書院文庫官能大賞の特別賞受賞作品ではないかと思われます。そして某人気アニメの登場人物と読み方が一緒のペンネームであることから、これまでの法則に倣って既存作家さんの変名の可能性が高いのかな?と見ていますが…。そうでないにせよ非常に楽しみな作品です。






夢野乱月『甘美なる隷従』

甘美なる隷従 (フランス書院文庫)
夢野 乱月
フランス書院
2017-10-25



「君の身体に私の女である証しを刻みこんでやろう」
蕩けた真奈美の花芯を抉り抜いてくる硬い男根。
肌に食い込む緊縛、二穴責め、隷従の口上……
まだ本当の悦びを知らない25歳の肉体は、
快楽と苦痛に蝕まれ、性を開発されていくが……
調教される女の心と肉体を描く夢野乱月の新境地!



作者の夢野さんも前々作から前作までのスパンが長い割りに、前作から本作までは早い間隔で新刊となっています。夢野さんは毎作品ボリュームたっぷりな印象ですが、本作も432ページとかなり多めです。






◎フランス書院文庫X10月刊情報


御前零士『孕み妻【優実香と果奈】』




人妻の危険日を狙う 漆黒の野獣たち!

(ああ、裂けちゃうっ……あのひとより大きい)
屈強な黒人男性に組み敷かれる日本人妻。
野獣のような腰遣い、吹きかかる荒い息……
眠る夫のそばで抉り込まれる黒光りする巨根。
28歳と25歳、種付け調教される清楚妻たち!



御前零士さんはリアルドリーム文庫にて沢山の著作を手掛けてきていますが、本作もそのレーベルで出された作品の加筆修正版として発売されるようです。Amazonのレビューを拝見すると元の作品との整合性に?な意見を見掛けます。単なる継ぎ足しでない仕上がりでならば良いのではと思います。

【元の作品】









藤崎玲『美獣姉妹【完全版】』




女教師と教育実習生 ダブル牝奴隷

学園中の男から羨望の視線を浴びるマドンナ姉妹が、
教え子の奴隷にされているとは!
姉妹浣腸、アナル姦、校内奉仕……
熟臀を掲げ、責めを乞う姉に妹ができる慰めは、
美尻を並べ、恥辱を分け合うことだけだった……


※ 本作はハードXノベルズで刊行された『美獣姉妹 女教師と教育実習生』を大幅に改稿し再編集した作品です

(フランス書院公式ホームページより引用)




2005年3月にハードXノベルズにて刊行された作品を、現在のテイストに合わせた形で加筆修正なさったものと思われます。

【元の作品】









DSKさんのブログでは、10月刊行予定の「気になる」官能書籍をピックアップされた記事が紹介されています。
2017年10月発売予定の官能書籍から気になる作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!▼フランス書院文庫X※右側は底本の表紙。 2017/10/12 発売美獣姉妹【完全版】(著:藤崎玲)→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。学園中の男から羨望の視線を浴びるマドンナ姉妹が、教え子の奴隷にされているとは!姉妹浣腸、アナル姦、校内奉仕……熟尻を掲げ、責めを乞う姉に妹ができる慰めは、美尻を並べ、恥辱を分け...
2017年10月の気になる官能書籍

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

山口陽「本当は淫らな艶熟女 幼なじみの母、美尻社員、兄嫁」

山口陽「本当は淫らな艶熟女 幼なじみの母、美尻社員、兄嫁」
(フランス書院文庫、2017年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

娘の目を盗みリビングで性悦をむさぼる幼なじみの母。
お酒のせいにして牝の本性を露わにする美尻OL。
大胆衣装で豊満ボディを惜しみなく晒して誘う兄嫁。
貞淑な美貌に秘めた満たされない欲望を年下の男にぶつけ、
久々に味わう愉悦に我を忘れ腰を蠢かす36歳、37歳、39歳。
綺麗で可愛くて最高に淫ら――生唾もののおいしい熟女!

(公式ホームページのあらすじより引用)

※本作は中編三話を収めた作品ですのでレビューのみとし、登場人物及び展開の紹介は割愛いたします。


【レビュー】

前作『お尽くしします 大正純潔娘と僕』以来1年7ヵ月振りとなるフランス書院文庫での新作は、30代熟女ヒロインと20代大学生との一対一での組み合わせで、一話約100ページ程度の中編を三話集めたものである。同文庫の弟分に当たる美少女文庫(紛らわしいが対象読者層でみたものだから弟分である)でも活躍する作者の山口陽氏なだけに、今回は先輩作家である青橋由高氏の作品『六人のおいしい艶熟女』と似せた題名にしていることから、同じ路線での売り方を模索しているのかなと推察する。山口氏も『特選小説』誌に複数の短編を寄稿されているが、本作での三編はいずれもオリジナルと思われるものの、作品同士にリンク性は全くない独立した話である。

・未亡人・【奈々枝(39歳)】×娘の家庭教師

ヒロイン奈々枝は夫を亡くしており、長らく隣人の息子として成長を見守ってきた大学4年生の青年が娘の家庭教師という立場で頻繁に自宅へ招き入れるが、娘の態度から察するに彼に想いを寄せている様子である。そんなある日青年から告白された奈々枝は肉体関係を結び、押し流されるように情交を重ねていくが、肉欲に溺れていくなかでも娘に対して申し訳ないという悔恨は持ち続けていたのだが…。

・独身美尻OL【香菜(36歳)】×一人旅の大学生

友人たちと毎年のように温泉宿に泊まるのが恒例となっていたが、今年は皆家庭の事情があるらしく独身の香菜だけがやって来ていた。顔馴染みの女将にからかわれながらも一人旅が趣味だという青年と引き合わされ、香菜の部屋で二人きりで酒を交わしていくが、絡み上戸の彼女は次第に際どい話題へと持っていき露骨なまでに青年へ迫っていく…。

・兄嫁【天音(37歳)】×義弟

結婚生活自体は問題ないものの夫婦には子どもがおらず、身体を合わせたのもいつのことだったかと思う天音は、ある晩義弟に一度だけ許した情事を思い出しひとり遊びに耽っていた。そこへ義弟が夫を連れて自宅へとやって来る。成人のお祝いにと兄弟で飲みに行ったものの、夫が先に酔い潰れてしまったらしい。情事に後ろめたさを感じていたのは義弟も同じだったようで、それでも天音は口実を作り自宅に招き入れたものの、寝室で眠る夫がいながらも彼に迫られてしまう。

三作とも女としてまだまだ諦めたくない30代のヒロインたちと、体力・精力ともに充実している20代の青年大学生との取り合わせで、未亡人・独身・人妻(兄嫁)というヒロイン構成も実に手堅い造りである。作り手の意図したところか肉食的な青年に押し切られて情交へ及び、眠っていた女の部分が開花して淫らになり、ヒロインの方が積極的になるという展開はいずれにも共通する。欲を言えばヒロインの心情を表すのに地の文での記述に依存しているところがあり、いかにも説明文を読んでいるように思わせるので、熟女であればそれなりの艶っぽさ、慎ましやかさが台詞から窺えるとより良くなるように思う。

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桜井真琴「人妻たちに、お仕置きを」

桜井真琴「人妻たちに、お仕置きを」
(二見文庫、2017年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

悪い連中に騙され自殺した父の債務を支払うために自らの命を断つ決意を固めた歩だが、せめて死ぬ前に関わった連中の女たちに復讐してからだと人妻たちを別荘に監禁し凌辱してしまう。しかし妻や娘が行方不明になっているにも関わらず、連中が騒ぎ立てる様子がない。その理由を知った歩や人妻たちは、彼らに一泡吹かせようと一計を案じることに。


【登場人物】

石井歩
24歳。父親は会社経営者だったが人格者とは言えず、顧問弁護士の立花と金融業を営む秋川、愛人だった麗香の三人に金を騙し取られた末に自殺している。馬鹿正直な性格の歩は相続を放棄せず、せめて三人に復讐を果たしてから死んで保険金で借金を返済しようと考えている。女性経験はあるらしい。

立花真理子
42歳。歩の幼馴染みの母親で、石井の顧問弁護士だった立花の妻である。高校に通っていた時から歩が女性と意識してきており、夫の立花に復讐を果たす為に誘拐され凌辱を受けてしまうが…。若々しく張りのあるFカップバストの熟れた身体付き。家柄は下町で裕福とは言えず、絶えず立花の一族には卑下され続けられている。

長谷川理沙
27歳。旧姓・秋川。愛知県で金融業を営む父親がおり、石井の死に絡んでいる人物の一人である。かつて教員だった理沙が教員実習に訪れたのが歩の通う高校で、僅か二週間とは言え面談に来たこともあり真理子の顔も知っている。夫は典型的なDV男だが、これまでその手の男としか付き合っていなかった理沙は全く違和感を覚えていなかった。

佐々木麗香
32歳。旧姓・二宮。千葉県で工務店を営む佐々木の後妻として籍を入れたが、明らかな財産狙いの結婚である。かつて銀行員時代に石井の愛人だったが、立花に借金苦の弱味に付け込まれ悪事の片棒を担がされる。歩とは当時から顔見知りで、再会してからも終始自分がリードしようとする態度を崩さない。


【展開】

歩は真理子が夫の立花が出勤したのを見送りに出たタイミングを計り声を掛けると、父の所有していた別荘の地下室へ連れ去り監禁してしまう。真理子を拘束し憧れだったFカップの乳房を執拗に愛撫し、力ずくで挿入すると中出ししてしまうが、妊娠してしまうことに気付いたのか指で白濁を掻き出そうとする。嫌がる真理子から自分で綺麗にすると告げられ、歩はそれならばオナニーしてみせてと浴室に連れていき、絶頂に達したのを見るや対面座位にして交わり再び中出しする。

次に理沙を標的にした歩は宅配業者を装い、スタンガンを使って抵抗を抑えダンボール箱に押し込めると別荘に運び真理子と対面させる。僅か2週間の教育実習だったにも拘わらず、理沙は歩や真理子を覚えていたようで、それでも必死に抵抗を見せたことで鎖で手を縛られ吊し上げられた体勢にさせられる。歩は理沙の秘所に媚薬を塗り込み、自らバイブを挿入してと言わせると、真理子の目の前で立ちバックにして凌辱してしまう。行為を終えて身体を横たわらせた理沙は資産家の父がいるはずの歩が何故自分たちを監禁したのか、真理子の夫がかつて石井の顧問弁護士だったことを聞いても疑問は氷解することなく、疲れに身を委ね眠ってしまう。

その晩歩は立花家に向かい真理子の凌辱写真をポストに投函したが、あまりに静かな様子に疑問を抱き屋敷の庭に侵入すると、立花が父親と話をしているのが聞こえスマホで録音を始める。何と父子は真理子が家出したものと思い込み、しかも立花は浮気をしていて真理子を面白味のない女だと吐き捨てる始末で、複雑な思いを抱きながら麗香の誘拐計画を実行するため千葉に向かう。再会した麗香は相変わらず歩を小馬鹿にした様子でわざわざ防犯カメラの電源まで落としてしまい、ストレートにメチャクチャにしてやりたいと歩が告げたところで彼が本気なんだと気付くが時既に遅しで、吊るされた姿勢でアナルを犯された後に別荘に連れて来られる。
麗香は二人の女が立花の妻と秋川の娘と知って歩の復讐の意図に気付き、更に彼が録音した立花たちの会話や仕掛けて来たカメラでの映像で秋川たちのやくざ紛いな裏の顔を知って、三人が憔悴した様子なのを見るや彼らに相応しい復讐をしてやろうと決意する。秋川が脱税して金庫に隠している現金を持ち出し、四人で海外に高飛びしようと提案するが、勿論お金の殆どは自分がせしめるつもりでいた…。

三人の人妻たちを誘拐して悪い連中に復讐しようとした歩は彼女たちが思った以上に大事に扱われていないと知り、企みを実行に移す前に汚した真理子を浴室に連れていく。生真面目な歩は何と息子にだけは凌辱することを相談していたようで、承諾した息子に呆れつつも最早立花家に思い残すことはない。浴室で泡姫のように青年の身体に奉仕し、騎乗位で中出しを受け入れてしまう。歩は理沙や麗香にも同じように身体を洗う口実でエッチなことをしたが、この期に及んで理沙が離婚するなんてと躊躇を見せたため、その言動を見た麗香はDV夫に依存する女だから徹底的に汚してやりなさいと歩をけしかける。常識に絡め取られていた理沙は二人の人妻の前でアナルセックスをしてしまうと、やっと吹っ切れたようで離婚して家を出ることに応じるのであった。

その晩名古屋に向かった歩と理沙は派手な立ち回りを演じた末にまんまと秋川の金庫から億に渡る金を持ち出すと、翌日東京に戻り麗香の知り合いのいる銀行に向かい現金を預ける。しかし三人で銀行を出たところで秋川の手下たちに捕まりSUVに押し込まれるが、事前にこうなることを察知し別行動にさせていた真理子が警察に通報していたので職質の隙を見て逃げ出し事なきを得る。追っ手は成田まで迫るが幸いファーストクラスを予約していた一行に触れることなど出来ない。
こうして離陸するまでの待ち時間に上客用の待合室のトイレで麗香と鉢合わせた歩は情熱的に迫られ慌ただしくエッチを果たすが、何と麗香は一つやり残したことがあると言い送金する口座を開設するには銀行の店舗に自分が向かわないといけないのだと深刻な表情を浮かべる。秋川一味に捕まるかもしれないと覚悟の上での情交だったのだと歩は知り、二人の人妻たちとともに麗香の姿が見えなくなるまで手を振り続けるのであった。


【レビュー】

作者の桜井真琴氏は官能小説からTL系の作品まで幅広く手掛けており、二見文庫(官能シリーズ)での刊行は本作が二作品目である。「官能エンターテインメント」と帯に記載されているように、幅広いジャンルを書いてきた経験がものを言うところで、官能小説としても普通のサスペンス小説としてもバランスの取れた作品である。本作の概要は作品あらすじが全てを物語っており、知っていて読むのも良しだし、知らない方がより楽しめるのかなと思う。そのくらい公式のあらすじが本作の趣旨にマッチした書き方なのだとも言えるのだが…、端的に申し上げるならばほぼネタバレである。

会社を経営していた主人公の父親は悪い連中に騙された挙げ句に借金を残して他界しており、その債務を支払うために自らの命と引き換えに関係者たちに復讐を果たすべく、三人の人妻を別荘に監禁して凌辱してしまう。しかし彼女たちが行方をくらましたにも関わらず、一向に連中に動きが見られない。何故か…。というのが公式あらすじに沿った形での本作の概要である。まずは主人公の【歩】はあらすじに従うと悪い男になるのだが実は几帳面な優男で、様々な理由で人妻たちに熱い想いを抱いていたこともあって、きっかけこそ凌辱だがことの真相が明らかになるに連れて人妻たちも心を許すようになる。

人妻たちは友人の母親【真理子】、教育実習生だった【理沙】、父の愛人だった【麗香】の三人で、真理子の夫と理沙の父そして麗香自身が父を騙した悪い連中である。真理子や理沙は当然のことながら主人公に逆恨みされる理由は知らずに犯されてしまうが、ここまでが官能小説で言えば凌辱のパートとなる。しかし麗香には同じ手法が通じる訳ではなく、ズル賢い性格もあって彼女がシナリオを描く形で話がライトな方向へと転換していく。「エンターテインメント」なのだから結末も決して暗いはずもなく、爽快な読後感を得られることは間違いない。そして「官能」と付くからには性交描写も濃厚で、エロもストーリーも読みたいという読者にお勧めである。


愛好家Sさん、DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
さ4-2『人妻たちに、お仕置きを』桜井真琴、二見書房/二見文庫、2017/09 発売●あらすじ友人の母を監禁して凌辱し、そればかりか高校時代の教育実習生だった人妻教師や父の元愛人だった人妻も同じ目に遭わせる青年。気の弱かった彼がなぜ犯行に及んだのか、そして、人妻たちが襲われた理由とは…。●登場人物【石井歩】24歳。おとなしくて気弱な優しい青年。【立花真理子(まりこ)】42歳。身長は十七歳当時の歩より頭ひとつ分くらい...
さ4-2『人妻たちに、お仕置きを』

2017/9/26 発売人妻たちに、お仕置きを著:桜井真琴、二見文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「今夜は帰れないよ、奥さん……」悪い女たちを集め、淫らな「復讐」をする男──期待の俊英による書下し官能エンターテインメント!父親がある男たちに嵌められた歩は、借金を背負うことになってしまう。ならば、事件の関係者の女たちとセックスしてから死のう、と考えた彼は、友人の母親をまず監禁して辱め...
人妻たちに、お仕置きを(著:桜井真琴、二見文庫)

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絹田青児「秘蜜夫人 天上の雪肌」

絹田青児「秘蜜夫人 天上の雪肌」
(竹書房ラブロマン文庫、2011年12月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。
※2017年10月11日一部記事を追加、修正しています。

作品紹介(公式ホームページ)




※電子書籍での販売は無く、在庫限りとなっています。






【フランス書院eブックス版】
(2017年5月、表紙イラスト:新井田孝)

作品紹介(公式ホームページ)


秘蜜夫人 天上の雪肌 (フランス書院eブックス)
絹田 青児(綺羅光)
フランス書院
2017-09-21




【あらすじ】

サバティカル休暇中で一人旅をしていた聖彦は旅先で失恋した直後次の町へ向かい、そこで美人妻の遥香に魅了され夢のような一夜を過ごす。しかし彼女の良からぬ噂や不可解な出来事に翻弄され、彼女のことは忘れようと町を出た折に自分を振った郁実から連絡が入る。

【登場人物】

隈田聖彦
27歳。女性向け合弁アパレルメーカー商品企画部の社員で、現在サバティカル休暇中で方々を旅している。婦人服の企画とデザインが専門で、職業柄風景画を描くのが得意。髪を伸ばし平均的な顔立ちの気の弱い男。一年半前に二つ年上の看護師の恋人と別れた。

篠宮遥香
33歳。身長167cm。DカップかEカップはある。B88W61H86。ブティックのオーナーで、町会議員で不動産業を営む夫がいるが子供はいない。優雅で聡明で喜怒哀楽が豊かな、ストレートロングの黒髪が似合う凜とした都会的な風貌と、手足のすらりとしたスレンダーな絶世の美女。

高崎郁実
30歳。身長160cmちょっとでお嬢様っぽい愛らしい顔立ちに、適度に肉付きがあって伸びやかな肢体の美女。上品で美しさと態度に隙がなく独特の雰囲気があり、セミロングのさらさらの髪をレイヤードにして前髪を垂らしている。郷里の二階堂町でカフェのオーナーを務めている。


【展開】

二階堂町に暫くいた聖彦は郁実に惚れて求愛したものの、色好い返事がもらえずに傷心のあまりに町を出てしまう。特に行き先も決めていなかったものの、途中で立ち寄った食堂がピンクなサービスをするところだと知ってショックを受けるが、店を出ると自分を見てニヤニヤしていた客の男に沖山町まで送ってくれと厚かましく頼まれる。町に着いて男が遥香に声を掛けたために挨拶をするが、取り敢えず彼女に興味を持ちホテルに泊まることにする。

遥香の店が会社の取引先で一度挨拶はしておくように指示されて聖彦はブティックを訪ねると、彼女は聖彦の描く絵に興味を持ち一度モデルになりたいと連絡先を教えてくれる。その四日後に遥香から連絡があり待ち合わせのレストランに向かうが、連絡も無くキャンセルされる。更に翌日店の売り子を通じてアポイントが取れたものの、あっさりとすっぽかされてしまう。深夜に非通知の電話が入り、遥香に似た女がSMチックに責められ喘ぐ声を聞かされて、聖彦はそれをオカズに劣情を発散させてしまう。

翌日沖山町を出るつもりでいた聖彦の元に、夜遅くなってから遥香が突然訪ねて来ると、約束を反故にした罰を受けねばと上着を脱いでブラジャーだけの姿で謝罪される。ふくよかなバストに挑発された聖彦はキスや口唇奉仕、膨らみへのタッチと要求をエスカレートさせるが、彼女の被虐性に気付き全裸にすると正常位で交わり、更にはバックにして立て続けに絶頂を与えるのだった。

その翌晩デッサンをしていた聖彦の元にブティックの売り子が現れ、遥香の本性は淫乱だから深みに嵌まらない方が良いと忠告され、バーを営む男に真相を聞いてみたらと勧められる。バーにやって来ると予想した以上に彼女の男好き振りを聞かされ、更に店にいた男性客の顔を見て彼の言う調教師が先日遥香らしき女性と一緒にいたのを思い出す。

再び遥香と連絡が付かなくなった聖彦は町を出て車を走らせていると、久し振りに郁実からメールが入りもう一度チャンスが欲しいと連絡が入り二階堂町に戻るが、驚かせようと郁実の店に入った途端に遥香がいて逆にびっくりする羽目に。叔父の見舞いでやって来たと店を立ち去った遥香も二階堂町出身だったのを思い出すが、郁実から勧められた酒を飲む内に眠ってしまう。そして目を覚ますと何故か全裸で縛られており、郁実から過去に恋人からDV被害を受けていたと聞かされて、自信が無いから縛ったままでと頼まれて情交に及ぶのであった。

翌朝聖彦が起きるとベッドの下のフロアから遥香と郁実が睦み合う声が聞こえ、見に行くと卍型で愛しているのを目にする。二人がレズビアンだと知って思わぬ形での3Pとなった聖彦は、遥香と繋がりながら郁実が遥香の淫核を弄り快楽を共有する。その日の深夜、二人の過去や篠宮から受けた仕打ちを遥香から聞いた聖彦は疑問が氷解したのを感じ、泣きそうになりながらも二人を大事にしようと決心する。

その二日後のカフェの定休日に前夜に種付け牛のように搾り取られた聖彦は、お返しとばかりに二人にコスプレを要求し、店でエロいことを命じて並べてバックから交互に貫いて楽しむ。しかし地方の町で見知らぬ流れ者や出戻りの遥香が郁実の店を出入りしていると瞬く間に評判となり、サバティカル休暇なのに居着く訳にもいかぬと聖彦は町を出ることに。弁護士と会うからと遥香が不在なのを残念がるが、彼女が荷物を持って現れ思わぬサプライズに歓喜する。明日には合流するからと取り敢えずは郁実を残し、聖彦はこれからの旅路が華やかになると期待するのだった。


【レビュー】

休暇中の青年が旅先で好きになった女性にフラレて、別の町で知り合った遥香のミステリアスな部分に触れて興味を持ちのめり込んだ主人公だったが、彼女の悪い評判を聞いて再び傷心し町を出た際に一度は振られた郁実とやり直す機会を得られるがそこで遥香と再会して三人で…というのが主な流れである。

聡明そうなのに約束を反故にしたり、優雅な人妻そうに見えて奉仕が上手で被虐性を持つ遥香の「秘蜜」がまさに本作の肝であり、嫉妬深い夫によって仕込まれたエロさだと判明する。その彼女にはレズビアン癖があり、その相手が主人公を一度は振った郁実ということだが、彼女にもやはり「秘蜜」が存在し男を怖がる理由が存在する。二人に対してご主人様になったり、逆に搾り取られたりという主人公の扱いも面白さを感じた次第である。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2011/12/5 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。サラリーマンの隈田聖彦は、思いがけず得た長期間の休暇で国内を一人旅している青年。その間に恋人を見つけようといきまいたものの、ほれ込んだカフェの美人オーナーの郁実にはフられしまい、休暇は半分を過ぎてしまった。そんな中、傷心の聖彦はとある町で不思議な人妻に心を奪われる。遥香という名のその女は、ある時は淫ら...
秘蜜夫人-天上の雪肌(著:絹田青児、竹書房ラブロマン文庫)

綺羅光作品と言えば、ブログ「官能小説★綺羅光テイスト」でお馴染みの愛好家Sさんの紹介記事です。
き4『秘蜜夫人 -天上の雪肌-』絹田青児、竹書房/竹書房ラブロマン文庫、2011/12 発売●あらすじサバティカル休暇中に一人旅をしている男が、旅先で失恋した直後に美人妻と出会い魅了され、夢のような一夜を過ごすも、彼女の良からぬ噂や不可解な出来事に翻弄される。そんな折に自分を振った美女から連絡が…。●登場人物【隈田聖彦】27歳。アパレルメーカー『クンデュラ』商品企画部の社員。婦人服の企画とデザインが専門。平均...
き4-3『秘蜜夫人 -天上の雪肌-』







絹田青児名義は綺羅光氏の別名義であることは、既に知られている話です。5作品ある絹田青児作品の3作目に当たる本作で、これまでのような綺羅光としてのリメイクを断念なさったのか詳細は不明ながらも、フランス書院eブックスとして電子書籍限定での配信が始まっています。(Kindleは2017年9月中旬より)


【絹田青児版】







【綺羅光版】

美姉弟・艶獄 (フランス書院文庫)
綺羅 光
フランス書院
2014-09-25



三人の美熟妻【艶愛】
綺羅 光
フランス書院
2016-04-22



絹田青児名義の残り2作品に付いては、また折りを見て紹介したいと思います。

tag : 社会人主人公

西門京「若淫母」

西門京「若淫母」
(フランス書院文庫、1995年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)


若淫母 (フランス書院文庫)
西門 京
フランス書院
2012-08-17




【あらすじ】

再婚したのを機に実の息子の克己との関係を絶つようにしていた緋紗子は、ある晩克己の夜這いを受けて敏感な箇所を責められて再び抱かれてしまう。恥辱を与える実の息子とは違いウブな反応を見せる夫の連れ子である明良に興味を抱いた緋紗子は童貞を奪うと、克己をも上手く翻弄し二人の若牡に抱かれ精を搾り取っていくが、しかしある日克己に明良との関係を知られ罰を与えられることに。


【登場人物】

清水緋紗子
35歳。半年前に輸入雑貨などを扱う忠司と再婚して一緒に暮らしているが、仕事人間で性に淡白な為に欲求不満を募らせている。

清水克己
15歳の高校1年生で緋紗子の実の息子である。清水と再婚するまで緋紗子と肉体関係を持っていたが、関係を絶たれてしまってからはひたすら我慢を続けている。明良と同じ高校を志願したが落ちてしまい、滑り止めと言われていた私立校に通うが、心は荒み始めている。

清水明良
15歳で緋紗子の再婚相手である忠司の実の息子。才気あって体つきの良い克己とは違い、大人しく小柄で女性とは緊張して上手く話せないらしい。従って女性経験など無いままに緋紗子にウブなことを見抜かれる。


【展開】

清水との再婚によって母・緋紗子との肉体関係が絶たれた克己は、義父が海外出張中のある晩に母の寝室を訪ねるとネグリジェ越しに浮かぶ熟れた乳房を揉んでその柔らかさを確かめる。その内に異変に気付いた緋紗子が目を覚ましいつまでもこんな関係は許されないと諭されるが、母の弱いところをすっかり見抜いている克己だけに甘えながらじっくりと愛撫していき、秘所を露わにさせると剛直で貫き焦らした末に中出ししてしまう。

翌朝リビングで明良の目を盗みながら克己がちょっかいを出すが、流石に明良が不審を抱いた為に中断せざるを得なくなり一旦は学校へ向かう。それでも授業を途中で抜けて家に帰ると中途半端に放り出された緋紗子にしたかったのだろうと言葉で恥辱を与えつつも、午後から学校へ戻る約束で口唇奉仕を要求する。緋紗子も大人顔負けの一物を持ちながらも、感じ出すと少年そのものの反応を見せる克己を可愛いと思いながら白濁を飲み下すが、立ち上がった瞬間にテーブルに突き飛ばされてしまう。スカートを捲り上げられバックで犯された緋紗子は、息子のテクニックに翻弄され迸りを膣奥に受け止める。

そこへ明良が今日は半休だからと帰宅してしまい、流石の克己も学校から忘れ物を取りに戻っただけと取り繕うしかなく、午後になり緋紗子は自室で勉強中の明良の為におやつを持って二階に上がる。前から明良がよそよそしいことに気を掛けていた緋紗子が問うと、どうやら女性への免疫が無いようでそれでもズボンを押し上げる固くなったペニスの存在に気付いてしまう。克己に犯されたばかりなのに明良とまでという葛藤もありながらもブリーフまで脱がせると、剥け切った若竿を見て手や口を使って射精に導かずにはいられなくなる。それでも明良に二度目を求められると我に返り、緋紗子はそそくさと逃げ出してしまう。

それでも緋紗子は明良を傷付けずに離れさせる為と言い訳しその晩遅くに寝室を訪ねると、既に眠りについていて可愛いと思いながらもパンツを脱がし半勃ちしたペニスを咥えて大きくさせると、馬乗りになって繋がり明良が目覚めるのを待つ。混乱しながらも母子でこんなこといけないと明良が抵抗する間もなく射精に導いてしまうが、明良に納得してもらうために緋紗子は秘所を見せてレクチャーし、陰核を捏ねながら息子の指に触れられてアクメする。明良の一物が復活するのを見ると今度は正常位で誘い、幼い腰遣いに順応していくのであった。

翌日明良がキッチンで甘えてくるのを緋紗子はいなしながらも学校へ送り出すが、克己が一向に学校へ行く気配を見せない。明良との性交で吹っ切れた緋紗子はこれまで一貫して拒み続けていた態度を軟化させ、寧ろ克己がたじろぐくらいに積極的になり、ストリップのように下着を脱いでいくとシックスナインで貪りあった末に絶頂を迎える。克己が学校へ行くのを見届けると緋紗子は事態を上手く収束出来ると安堵し、それとともにフレッシュな若牡たちをコントロールし、二人に部活に入るように勧め鉢合わせにならぬよう腐心する。

そんな二人の息子たちの射精管理をする日々もひと月が過ぎたある日、克己に抱かれたばかりの緋紗子は夫からの電話で間もなく帰国するからと告げられて、我が子にこれからは同じようなことは出来なくなると自制するように求める。ワガママな克己がそれで納得する筈がなく、苛立ちを募らせながらも次の日に帰宅すると、浴室から明良と睦み合う母の声を聞いて騙されたと気付き復讐を決意する。父の帰国を一日前としたある日克己は最後だからと緋紗子の寝室で手を縛ってエッチしたいと迫り自由を奪うと、明良を呼び付けて今まで騙して来た罰を与えてやろうと宣言する。用意した巨大なバイブレーターで母に辱しめを与えた克己を見て明良はやり過ぎではと訝るが、いざ乱れた姿を見ると自分に出来ることはと考えた末にすぼまりを悪戯しようと思い、指による膣との二穴責めでアクメさせてしまう。

翌晩帰宅した父がビールを飲んだだけで緋紗子を抱くこともせずにイビキをかいて寝てしまったと知って、息子たちは呆れた顔をしながらも克己の部屋に緋紗子を呼び付ける。二人の玩具にされるのを受け入れた緋紗子は克己とシックスナインをしながら明良にはすぼまりを舐められて性悦に浸ると、体位を入れ換えて騎乗位で克己に跨がる。そこに明良がローションを使ってアヌスを悪戯し、遂には剛直を裏穴へ挿入して来る。本当に入っちまったと驚く克己を見ながらも、明良にも犯された緋紗子は自分が望んでいたのはこれだと気付き淫らに腰を振り続けるのであった。


【レビュー】

西門京氏がデビューして6作品目となる本作では再婚したのを機に実の息子との相姦を絶ち、それも一因として荒んでしまった息子が再び荒ぶることに苦悩しつつ、ヒロインの緋紗子は再婚相手の連れ子を誘惑するという背徳と倒錯に満ちた作風である。この「背徳と倒錯」はフランス書院文庫たる所以であり、近年ではやや薄れゆく要素になりつつある。

実の息子・克己とは本作が始まった時点で既に肉体関係にあり、幾ら再婚したからといっていきなり絶てるものではない、そんな少年らしい論理が窺えるようである。その経緯は詳しく触れられてはいないが、母子二人の苦しい生活で息子に迫られて身体を開き、レクチャーしていく間に息子に与えられる愉悦に浸るようになったのかもしれない。とにかく序盤二章は克己が一方的に恥辱を与える展開で、緋紗子も自分の弱点を知られているからこその悩みというのもあるであろう。

ところが緋紗子は夫の連れ子である明良に対しては自ら主導権を握り、一転して誘惑的なアプローチで童貞を奪う始末である。その開き直りが克己にもプラスの方向へ働くと知り、若い二人をコントロールし日替わりで抱かれる生活になるように管理するくらいである。しかしながら同じ家に暮らす以上は何処かで見付かるリスクもあるし、緋紗子は夫の居る身である。その現実に直面して克己は母に支配されてなるものかと復讐を決意し、これは同じ状況だとしても明良だったらあまり変わらないのかもしれないが、話を動かしやすい克己が見付けたからこそかもしれない。

しかし緋紗子の貪欲ぶりの方が若い少年たちの短絡的な行動力を上回っているとは気付かせないのが、ある意味では皮肉でもあって納得できる結末に繋がっていくのかもしれない。決して息子たちが競い合うのではなく、母をシェアして性欲を満たすことを選ぶからである。だからこそ緋紗子も言いなりになった振りをしながらも、フレッシュな少年たちが飽きることなく求めて来て内心では喜ぶので、フランス書院文庫らしい背徳と倒錯に満ちた作品だと言えるだろう。


DSKさんのブログにて本作をご紹介なさっています。
1995/10/23 発売若淫母著:西門京、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ 電子書籍の【ひかりTVブック】はコチラ。→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「今度はお母さんのアソコ、舐めてくれる?」明良に全裸を見せつけながらたっぷりフェラチオを施し、潤んで欲情した目で恥ずかしげに哀願する緋紗子。ああ、私はいつから淫らな母にな...
若淫母(著:西門京、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞 母子相姦

相馬哲生「新妻狩り、隣人妻狩り、エリート妻狩り」

相馬哲生「新妻狩り、隣人妻狩り、エリート妻狩り」
(フランス書院文庫、2017年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

大学2年生の慎司はミスキャンパスの未玖に恋心を抱いていたが、友人から心理学講師の御子柴の裏ゼミを紹介され、教わったナンパ術を駆使して弁当店でパートしているみゆきを口説きベッドインする。続いてセレブ妻の優月とも楽しんだが、他のゼミ生はとっくに本命ゲットしていたと知り、遂に未玖と結ばれる。しかし真面目な慎司はゲーム感覚でナンパすることに疑問を抱き始め、卒業試験としてエリート官僚を夫に持つ講師の櫻子を標的にするが…。


【登場人物】

大守慎司
20歳。聖欧大学に通う2年生。何処にでもいる平凡な大学生だが女性経験はなく、友人に誘われて御子柴が主宰する裏ゼミに参加してナンパのテクニックを教わり実践に移していく。

小嶋みゆき
32歳。慎司がよく通う弁当店でパートをしている。システムエンジニアの夫と1年前に結婚したばかりで、家計の足しになればとパートを始めたらしい。若々しくて人懐っこい性格で、一見すると20代後半くらいに見える。

高森優月
30歳。大手企業で受付の仕事をしていたが、ベンチャー企業を経営する夫に口説き落とされ結婚、現在はひとり娘がいる。夫婦仲は良好だが現状に何処か物足りない様子で…。

真田未玖
22歳。聖欧大学のミスキャンパスに選ばれた美女で、自分が中心というわがままな所も窺えるが他の男たちと違い、慎司が自分に強い興味を抱かないことに対して意地になり交際を申し込んでくる。

橋本櫻子
34歳。聖欧大学でフランス語を教える非常勤講師。夫は外務省に務めるエリート官僚で忙しく、櫻子自身彼以外の男性経験はないために、愛情なのか単に人柄に尊敬しているのか分からなくなっている。校内ではミスパーフェクトと呼ばれ、ナンパ男たちを完膚なきまでに理詰めで叩きのめしている。

御子柴和馬
40~50代?の聖欧大学で心理学を教える非常勤講師。モテないと自認する学生たちを募り、心理学を応用した女性の口説き方をレクチャーしている。会話そのものをゲーム感覚で楽しんでいる節があり、性交自体はその延長上と考えているようで特に悪い人物ではなく、単に教え子たちを思ってのことらしい。また校内の女性たちに決して手を付けないことも自らのルールとしているようである。


【展開】

ミスキャンパスの会場で慎司は友人に思わず一度で良いからああいった美女としてみたいとぼやくと、待ってましたとばかりに友人は御子柴の名刺を取り出し、ナンパの裏ゼミが開かれるバーの場所を教えてくれる。非モテだと告白するみたいでと慎司は躊躇うが結局は付き合うことになり店に向かうと、参加している学生は本当に普通の学生っぽく、暫くして御子柴が遅れて到着しゼミが始まる。一同が彼の巧みな話術と人柄に引き込まれる中、御子柴は初見だからと断った上で論より証拠だと女性バーテンダーを15分以内に口説いてみせると豪語し、案の定携帯番号をゲットしてくる。学生たちは御子柴のゼミの受講を決め、与えられた課題をクリアすべく行動に移す。

慎司は身近にいる女性として弁当店でパートしているみゆきをターゲットに選び、近くで交通事故があったみたいと話のきっかけを作り、支払いの時に万札を千円札にすり替えるマジックを見せて興味を惹かせる。連絡先を教えてもらい頻繁に電話で話すようになると、最初のデートでは動物園に連れて行き、二回目はイタリアンレストランでランチを取った後にラブホテルへ向かう。ここまでは御子柴のアドバイス通りだが童貞の慎司はセックスの経験が無いことを悟られぬよう、敢えてみゆきに強気な態度を崩さずに気持ちよくしてあげると言葉巧みに迫っていく。シックスナインの後に正常位で交わりみゆきが中出しを認める返事を受けると、膣奥深くに白濁を注ぎ込みまだしたいと抽送を再開する。

御子柴の二度目のゼミで事の首尾を報告した慎司は自分が抜きん出ていると確信していたが、型に嵌まっているような違和感を拭えず疑問を口にすると、では次は高ランクの女性を口説いてみたらと新たな課題を与えられる。慎司が目を着けたのは近くの公園に娘を連れてよく出入りしている優月で、娘が興味を惹くようにシャボン玉を大きく膨らませる研究をしていると話し、さりげなく名前と連絡先を聞き出す。翌日公園で娘の見ていない隙に優月の唇を奪い次のデートの約束を取り付けると、ランチを済ませてからラブホテルへと連れ込むことに成功する。みゆきと同じように優月も火遊びくらいならと考えているようで、慎司はわざと彼女の夫を引き合いに出しながら口唇奉仕させ、シックスナインで高めた後に正常位で交わるが調子に乗って中出ししてしまう。

三度目のゼミではゼミ生全員が顔を揃えたが、御子柴から人妻に中出しするのはルール違反だと諭され、しかも他のゼミ生たちは既に目標の女をゲットしていると聞かされ焦りを覚える。未玖を落とす自信があるのならやってみなさいとアドバイスを受け、慎司は早速彼女たちのグループに家庭教師を探していると声を掛けるが、わざと未玖だけには興味がないような素振りを見せる。彼女が食らい付いたところでフォローの言葉を掛けてあげたり、からかったりと押し引きを繰り返したところで焼き肉デートへ誘い、その帰りにとっておきのワインがあるからと自室へ誘うことに成功する。気の強い性格の割にウブな反応を見せた未玖にも相互奉仕へ持ち込み、避妊具を装着しての性交で彼女を絶頂へ導くが、慎司は彼女を満足させねばと思いつつも空しさを感じずにはいられなかった。

御子柴の四度目のゼミで慎司はナンパ術がゲーム感覚で何かズルしているようだと疑念を抱き、そう感じたならばもう卒業して良いレベルに達したから、卒業試験は自分が最も苦手とする女を口説きなさいと課題を出される。慎司は感覚的に苦手な櫻子がナンパ男を叩きのめしているのを知っていただけに、ありったけの理論武装を整えてからフランス文学に付いて教えて欲しいと声を掛ける。案の定櫻子に好意的に迎えられて彼女と度々話すようになるが、ある日彼女が「夫を愛しているかは分からないけど尊敬はしている」と欲情のサインを口にしたのを逃さず、ならば自分で試してみますかと誘うと応諾してくれた。ラブホテルすら行ったことのない櫻子の反応を見てまずは岩盤浴を勧め、リラックスしたところで入浴衣を脱がせるように仕向けていき、クンニやフェラチオすら知らない櫻子に教え込む。櫻子から入れてと言わせて正常位で抱き今度は彼女を上にして騎乗位で絶頂へ導くと、慎司は正常位に戻し中出しの情動に駆られるが、寸前でぺニスを抜き白い下腹に発射する。

数日後御子柴と二人きりで会った慎司は、櫻子からたまに逢いたいとその気にさせて旦那さんに悪いかもと顛末を報告するが、御子柴は櫻子は大人なんだから都合が悪くなれば自分から身を退く筈だと返す。櫻子まで落とすなんてもう自分には教えることなどないと誉められるが、慎司は御子柴の領域に近付きたいからもっと教えて欲しいと頼み、次からは講師として裏ゼミに参加することを応諾するのであった。


【レビュー】

『力ずく』の題名でお馴染みの作者の最新刊はタイトルこそ「(人妻)狩り」で公式のジャンル付けも「凌辱」扱いなのだが、実際のところはモテない大学生の主人公が心理学の講師からナンパ術を教えてもらい、近所に住む人妻たちを誘い身体の関係を結んでいく流れなので明らかなジャンル違いである。凌辱作品にありがちな「イヤっ、ダメっ」というヒロインの叫びなどある筈もなく、新妻、セレブ妻、エリートの妻とミスキャンパスの女子大生の四人が主人公に興味を抱き、羞恥の言葉に恥じらいを感じながらも情交に及ぶので明らかに誘惑作品と言えよう。

相馬作品の前作『隣りの席の女【無理やり姦係】』とほぼ同様に各章に登場するヒロインたちは互いに面識はなく、終盤まで1章1ヒロインの体裁である。主人公は講師の教えに従い、新妻(みゆき・32歳)、夫がベンチャー企業の社長であるセレブ妻(優月・30歳)と与えられた課題に沿った人妻をナンパの対象として落としたが、その真面目さが災いして他のゼミ生たちはとっくに本命をゲットしてしまっていたのである。

出し抜かれた形の主人公はここで本命のミスキャンパスである未玖(22歳)を攻略するが、ここでも真面目な性格が出てしまい、ゲーム感覚でナンパを楽しむことに疑問を抱き始める。卒業試験として高嶺の華であるエリート妻(櫻子・非常勤講師の34歳)を標的に定めた主人公だが、意外なほどに性的な知識のない彼女に教え込んでいきながらも、最後は彼女の方がのめり込む結末が描かれている。

題材として面白いところに着眼したなと感じる一方で、残念なのはあまりヒロインの設定に作り込んだところがなく、しかも情交場面では「言葉で恥じらいを与えながらも」口唇奉仕→相互奉仕→性交というパターンが繰り返されているのが気になった。未玖を除いた三人の人妻をメインテーマにするのは分かるのだが、あらすじの「美しい人妻たちを、口説いて、奪って、堕として、手なずけ、操り、調教し、ベッドで服従を誓わせる!」に期待するとかなりの肩透かしを食らうかもしれない。現状の何処かで人妻たちはもの足りなさを感じていて、主人公の甘い言葉に魅せられて「火遊びくらいなら」と抱かれるからである。新妻なら抵抗が強いだろうから強気に、エリート妻ならプライドが高いので主人公が奉仕に徹するなど、もっとメリハリを付けた方が良かったのかもしれない。

tag : 大学生主人公 童貞 人妻 不倫

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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